JP2001265614A - 動的連携情報引継ぎ方法,連携処理システムおよびそのプログラム記録媒体 - Google Patents

動的連携情報引継ぎ方法,連携処理システムおよびそのプログラム記録媒体

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JP2001265614A
JP2001265614A JP2000081288A JP2000081288A JP2001265614A JP 2001265614 A JP2001265614 A JP 2001265614A JP 2000081288 A JP2000081288 A JP 2000081288A JP 2000081288 A JP2000081288 A JP 2000081288A JP 2001265614 A JP2001265614 A JP 2001265614A
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Shuichiro Yamamoto
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岳 内藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のビジネスプロセス間での情報連携処理
構築の効率化を行い,動的な組み合せによるプロセス内
やプロセス間での情報連携処理を行うことを可能にす
る。 【解決手段】 動的連携情報引継ぎ制御部15は,プロセ
スの開始時に連携情報管理部12に連携情報格納領域14の
作成を依頼し,作成した連携情報格納領域14の領域識別
子をプロセス制御部16に通知する。プロセス制御部16
は,プロセスの処理を実行するAP22aに領域識別子を
渡し,処理を開始させる。AP22aは,領域識別子を用
いて連携情報を連携情報格納領域14に格納する。プロセ
スの切り替えがあると,連携情報を引き継ぐAP22b
は,プロセス制御部16から通知された領域識別子を用い
て連携情報を取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,所定のビジネスプ
ロセス等に従って,ネットワークで接続された複数のサ
ーバにおける処理装置(AP)を組み合わせてフローを
生成し,そのフローに従って情報を授受しながら処理を
行う連携処理システムにおける動的連携情報引継ぎ方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の連携処理システムにおいて,連携
するプロセス間で情報を受け渡しするためには,連携す
るプロセス間であらかじめ情報の送り先と受け渡し方法
を取り決めて通信を行う必要があった。
【0003】また,例えば従来の連携処理システムにお
いて,連携するプロセス間で情報を受け渡しするために
は,連携するプロセス間であらかじめ取り決めて,共有
の情報格納領域へ情報を格納しなければならなかった。
【0004】さらに,従来の連携処理システムにおい
て,プロセス内の連携情報は,プロセス終了と同時に自
動的に削除されていた。
【0005】図8に,従来の連携処理システムの一例を
示す。図8の連携処理システムは,複数の処理装置74
a,74bによる業務システム(アプリケーションプロ
グラム75a,75b)を連携させて処理を進めていく
システムである。
【0006】このような連携処理システムは,例えばあ
るプロセスにおいてAPでエラーや障害が発生した場合
に,同じプロセスを再起動したり,違うプロセスに乗り
換えて代替処理を行うような場合に必要になる。また,
電子商取引(EC)のように,あるサイト内のプロセス
に留まらず,サイトにまたがってユーザが処理を行うよ
うな場合に,サイト間でのプロセスの連携が必要にな
る。
【0007】アプリケーションプログラム(以下,AP
と略す)75a,75b間では,処理の連携のための情
報の引継ぎが必要になる。連携情報管理部70は,これ
らAP75a,75bによるプロセス間の連携情報を管
理するものであって,AP75a,75bからの要求に
よって,連携情報格納装置71に連携情報格納領域72
を確保したり,削除したりする処理を実行する。
【0008】プロセス制御部73は,AP75a,75
bに対応したプロセスインスタンス76a,76bの生
成,削除を行い,所定のビジネスプロセスに従って,A
P75a,75bの起動を管理するものである。
【0009】プロセス制御部73が,所定のビジネスプ
ロセスに従ってプロセスインスタンス76aを生成し,
処理装置74a上でAP75aを起動した後の動作につ
いて説明する。このビジネスプロセスでは,AP75a
から処理装置74bのAP75bに処理を引き継ぐもの
とする。 (1)AP75aは,AP75bのへの連携情報の引継
ぎのために,連携情報管理部70に連携情報格納領域の
作成を要求する。 (2)連携情報管理部70は,連携情報格納装置71に
おける空き領域に,連携情報格納領域72を作成し,そ
の領域を一意に識別するための領域識別子(ID)を発
行する。 (3)AP75aは,連携情報管理部70から領域識別
子を得て,その領域識別子を用いて,連携情報格納装置
71の領域識別子に対応する連携情報格納領域72にA
P75bへの連携情報を格納する。 (4)その後,処理装置74bで動作するAP75b
に,プロセス間通信によって,連携情報格納領域72の
領域識別子を受け渡す。 (5)AP75bは,受け渡された領域識別子を用いて
連携情報格納装置71から連携情報を取得する。 (6)AP75bは,連携情報を取得したならば,領域
識別子を指定して連携情報格納領域削除命令を発行す
る。 (7)連携情報管理部70は,指定された領域識別子に
対応する連携情報格納領域72を削除する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の連携処理システ
ムでは,プロセスのAP間やプロセス間で情報の受け渡
しを行うには,あらかじめ互いの受け渡し方法を取り決
めたり,共有の情報格納領域を取り決めたりしなければ
ならなかったため,情報連携を行うAPの構築が複雑で
あった。また,従来の連携処理システムでは,プロセス
の処理とAP間で受け渡されるデータとが一体化してい
たため,動的に組み合わせた業務システム等による情報
連携処理を行うことができなかった。
【0011】そこで,本発明は,プロセスの処理とデー
タの管理とを分離し,その間における連携情報格納領域
識別子の受け渡しと情報連携処理を類型化することによ
り,複数のビジネスプロセス間での情報連携処理構築の
効率化を行い,動的な組み合せによるプロセス内やプロ
セス間での情報連携処理を行うことを可能にすることを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記課題を解
決するため,複数のサーバにおけるアプリケーションプ
ログラム(AP)を連携し,情報を授受しながらフロー
に従って処理を行うシステムにおいて,連携情報格納領
域識別子と情報連携処理を類型化することにより複数の
ビジネスプロセス間での情報引継ぎ処理構築の効率化を
可能とする。
【0013】そのため,連携情報格納領域を作成し,そ
の識別子をプロセス制御へ受け渡す動的連携情報引継ぎ
制御手段を持つ。また,連携情報格納領域識別子を発行
し,その識別子に対応する連携情報格納領域を管理する
連携情報管理手段を持つ。また,プロセスを管理し,プ
ロセスに対応する連携情報格納領域識別子をAPへ受け
渡すプロセス制御手段を持つ。APのプロセスの切り替
えでは,あるプロセスから別のプロセスへ処理を切り替
える場合に,前記連携情報格納領域識別子を受け渡すこ
とにより,連携情報格納領域に格納された情報を引き渡
す。
【0014】本発明の作用は,以下のとおりである。デ
ータの管理を連携情報管理手段内の連携情報格納領域に
よって行う。プロセスの制御を,プロセス制御手段によ
って行う。プロセス制御手段は,APに対応するプロセ
スインスタンスの作成を,連携情報格納領域の識別子を
キーとして行う。プロセスのAPから連携情報格納領域
への操作(連携情報の格納,取得)を,連携情報格納領
域識別子をキーとして行う。プロセス間での連携情報の
受け渡しを,連携情報格納領域識別子をキーとして行
う。また,連携情報格納領域の削除を,連携情報格納領
域識別子をキーとして行う。
【0015】従来,各APが連携情報格納領域の作成お
よび他のプロセスへのその領域識別子の受け渡しによる
連携情報の引継ぎを行っていたのに対し,本発明では,
APの外部で連携情報格納領域の作成を行い,プロセス
生成時にAPに対してその連携情報格納領域へのアクセ
スのキーとなる領域識別子を割り当て,プロセス間での
連携情報の受け渡しも,領域識別子をキーとして行う点
が従来技術と大きく異なる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明のシステム構成例,
図2はその動作例を示す図である。
【0017】連携プロセス制御装置10と各処理装置2
0a〜20cは,それぞれCPUやメモリを備えた装置
であり,ネットワーク30を介して接続される。連携プ
ロセス制御装置10は,連携情報格納領域識別子(I
D)を発行し,その識別子に対応する連携情報格納装置
13内の連携情報格納領域14を管理する連携情報管理
部12と,あるプロセスの開始時に,連携情報管理部1
2に依頼して連携情報格納領域14を作成し,その識別
子をプロセス制御部16へ受け渡す動的連携情報引継ぎ
制御部15と,プロセスを管理し,プロセスに対応する
連携情報格納領域識別子をAP22a〜22cへ受け渡
すプロセス制御部16とを持つ。
【0018】入出力装置11は,キーボードやディスプ
レイなどのオペレータ操作のための装置であり,通信制
御部17は,ネットワーク30を介した通信のためのイ
ンタフェースである。
【0019】連携情報管理部12,動的連携情報引継ぎ
制御部15,プロセス制御部16は,この例では1台の
連携プロセス制御装置10内に設けられているが,複数
の装置に分散して配置されていてもよい。
【0020】各処理装置20a〜20cでは,与えられ
た業務を遂行するためのAP22a〜22cが動作可能
になっている。もちろん,1台の処理装置で複数のAP
が動作してもよい。
【0021】プロセス制御部16は,図3に示すような
プロセス管理テーブル40によって,プロセスを管理す
る。プロセス管理テーブル40は,プロセスインスタン
スを識別するためのプロセスインスタンスID,プロセ
スインスタンスの作成日時,プロセス名,親プロセスの
プロセスインスタンスID,プロセスに割り当てた連携
情報格納領域14を識別する情報格納領域識別子(I
D),そのプロセスを処理するためのAP名とAP番号
との対応からなるAP列,現在作業中のAP名,現在作
業中のAP番号,イベントを待っている場合のイベント
名,受信したイベントのイベント列,最終イベントを受
け取った日時などの情報を保持する。
【0022】プロセスインスタンスは,プロセス内で作
業を行うAPの順番とAPの状態(作業前か後か)とい
った情報を管理するためのものであり,図3に示すよう
なプロセス管理テーブル40によって管理される。以
下,図2に従って,プロセスインスタンス41aに対応
するAP22aからプロセスインスタンス41bに対応
するAP22bへの処理の引継ぎの場合の動作について
説明する。
【0023】(1)動的連携情報引継ぎ制御部15は,
入出力装置11または他のプログラムからのプロセス開
始命令を受ける。
【0024】(2)動的連携情報引継ぎ制御部15は,
連携情報管理部12へ連携情報格納領域作成命令を出
し,連携情報管理部12は,連携情報格納装置13の空
き領域に連携情報格納領域14を作成して,連携情報格
納領域識別子を発行する。
【0025】(3)動的連携情報引継ぎ制御部15は,
プロセス制御部16へ連携情報格納領域識別子を受け渡
し,プロセス制御部16に対しプロセス開始命令を出
す。
【0026】(4)プロセス制御部16は,プロセス開
始命令に対してプロセスインスタンス41aを作成し,
プロセスの処理を実行するAP22aへ処理開始命令と
連携情報格納領域識別子を受け渡す。
【0027】(5)AP22aは,処理装置20a上で
動作し,所定のプロセスに沿った処理を行い,連携情報
格納領域識別子をキーとして,処理結果を連携情報格納
領域14へ格納する。
【0028】(6)処理を終了すると,AP22aが処
理終了命令をプロセス制御部16ヘ送り,プロセス制御
部16はプロセスを進める。以下同様にプロセスの処理
を実行する。
【0029】(7)次に,プロセス切り替えAPが,プ
ロセス制御部16にプロセス切り替え命令と連携情報格
納領域識別子を受け渡す。
【0030】(8)プロセス切り替え命令を受け取った
プロセス制御部16は,連携情報格納領域識別子に対応
するプロセスインスタンス41aを削除する。
【0031】(9)プロセス制御部16は,プロセス切
り替えのために,別のプロセスインスタンス41bを作
成する。
【0032】(10)プロセス制御部16は,プロセス
のAP22bへ処理開始命令と連携情報格納領域識別子
を受け渡す。
【0033】(11)AP22bは,連携情報格納領域
識別子をキーとして,連携情報格納領域14から情報を
取得し処理を行う。
【0034】(12)AP22bは,処理終了命令をプ
ロセス制御部16へ送り,プロセス制御部16はプロセ
スを進める。以下同様にプロセスの処理を実行する。
【0035】(13)最後のプロセスの処理が終了した
ならば,終了AP22bが,プロセス制御部16へ処理
終了命令を出す。
【0036】(14)プロセス制御部16は,プロセス
インスタンス41bを消去する。
【0037】(15)その後,プロセス制御部16は,
動的連携情報引継ぎ制御部15に連携情報格納領域識別
子を受け渡し,動的連携情報引継ぎ制御部15は連携情
報管理部12へ連携情報格納領域削除命令を出す。これ
によって,連携情報管理部12は連携情報格納領域14
を削除し,一連の処理が終了する。
【0038】図4(A)は,プロセス開始時における動
的連携情報引継ぎ制御部15の処理フローチャートであ
る。入出力装置11または他のプログラムなどからプロ
セス開始命令が発行されたならば,動的連携情報引継ぎ
制御部15はそれを受理する(ステップS1)。動的連
携情報引継ぎ制御部15は,プロセス開始命令を受理す
ると,連携情報管理部12に対し,連携情報格納領域1
4の作成命令を送信する(ステップS2)。次に,連携
情報管理部12から連携情報格納領域14の領域識別子
を受信し(ステップS3),それをパラメータとしてプ
ロセス制御部16にプロセス開始命令を送信する(ステ
ップS4)。
【0039】図4(B)は,プロセス終了時における動
的連携情報引継ぎ制御部15の処理フローチャートであ
る。動的連携情報引継ぎ制御部15は,不要となった連
携情報格納領域14を削除するための連携情報格納領域
14の領域識別子を受信すると(ステップS5),連携
情報管理部12に対してその領域識別子を指定して,連
携情報格納領域14の削除命令を送信する(ステップS
6)。
【0040】図5(A)は,連携情報格納領域14の作
成命令受信時における連携情報管理部12の処理フロー
チャートである。連携情報管理部12は,動的連携情報
引継ぎ制御部15から連携情報格納領域14の作成命令
を受信する(ステップS10)。作成命令を受信する
と,連携情報格納装置13から空き領域を確保し,連携
情報格納領域14を作成する(ステップS11)。連携
情報格納領域14のサイズは固定でも可変でもどちらで
もよい。可変のサイズである場合には,動的連携情報引
継ぎ制御部15から連携情報格納領域14の作成命令の
パラメータとしてサイズ情報を受け取る。次に,連携情
報格納領域14を識別するための領域識別子を作成する
(ステップS12)。領域識別子は,例えば英数字をラ
ンダムに発生させて割り当てるようにしてもよいし,シ
ーケンス番号を割り当ててもよいし,また格納アドレス
をもとに作成してもよい。他の領域識別子と区別するこ
とができる値を持つものであれば十分である。領域識別
子を作成したならば,作成要求元へその領域識別子を送
信し,処理を終了する(ステップS13)。
【0041】図5(B)は,連携情報格納領域14の削
除命令受信時における連携情報管理部12の処理フロー
チャートである。連携情報管理部12は,連携情報格納
領域14の削除命令を受信すると(ステップS14),
連携情報格納装置13内に削除命令で指定された領域識
別子(ID)が存在するかどうかをチェックする(ステ
ップS15)。存在する場合,その領域識別子の連携情
報格納領域14を削除し(ステップS16),削除要求
元へ正常完了ステータスを返信する(ステップS1
7)。その領域識別子が存在しない場合,「該当領域な
し」の旨のエラーステータスを削除要求元へ返信する
(ステップS18)。
【0042】図6(A)は,連携情報格納領域14への
連携情報格納命令受信時における連携情報管理部12の
処理フローチャートである。連携情報管理部12は,連
携情報格納命令を受信すると(ステップS20),格納
命令で指定された領域識別子(ID)が存在するかどう
かをチェックする(ステップS21)。存在する場合,
その領域識別子の連携情報格納領域14に指定された連
携情報を格納し(ステップS22),ステップS25へ
進む。その領域識別子が存在しない場合,従来インタフ
ェースによる格納命令であるので,新たに連携情報格納
領域14を作成し(ステップS23),その連携情報格
納領域14に連携情報を格納する(ステップS24)。
その後,ステップS25では,連携情報の格納処理が正
常に行われたかどうかをチェックし,正常に行われた場
合には,ステップS26へ進み,連携情報格納要求元へ
正常完了ステータスを返信する(ステップS26)。正
常に行われたなかった場合,ステップS27へ進み,エ
ラーステータスを連携情報格納要求元へ返信する(ステ
ップS27)。
【0043】図6(B)は,連携情報格納領域14から
の連携情報取得命令受信時における連携情報管理部12
の処理フローチャートである。連携情報管理部12は,
連携情報取得命令を受信すると(ステップS30),取
得命令で指定された領域識別子(ID)が存在するかど
うかをチェックする(ステップS31)。指定された領
域識別子が存在しない場合,エラーステータスを取得要
求元へ返信する(ステップS35)。存在する場合,そ
の領域識別子をもとに連携情報格納領域14から連携情
報を検索し(ステップS32),要求された取得情報が
検出できたならば(ステップS33),その検索した取
得情報を取得要求元へ返信する(ステップS34)。取
得情報を検出できなかった場合にはエラーステータスを
取得要求元へ返信する(ステップS35)。
【0044】図7(A)は,プロセス開始命令受信時の
プロセス制御部16の処理フローチャートである。プロ
セス制御部16は,プロセス開始命令を受信すると(ス
テップS40),そのプロセス開始命令で領域識別子が
指定されているかどうかをチェックする(ステップS4
1)。領域識別子が指定されていない場合,要求元へエ
ラーステータスを返信する(ステップS42)。
【0045】領域識別子が指定されていれば,その指定
された領域識別子を持つプロセスインスタンスが存在す
るかどうかを,プロセス管理テーブル40を参照して調
べる(ステップS43)。存在しない場合には,ステッ
プS45へ進み,プロセスインスタンスを作成する。指
定された領域識別子を持つプロセスインスタンスが存在
する場合には,そのプロセスインスタンスを削除し(ス
テップS44),その後に新しいプロセスインスタンス
を作成する(ステップS45)。作成したプロセスイン
スタンスに対応するAPに対して領域識別子をパラメー
タとして処理開始命令を送信する(ステップS46)。
【0046】図7(B)は,APからの処理終了命令受
信時のプロセス制御部16の処理フローチャートであ
る。プロセス制御部16は,APから処理終了命令を受
信すると(ステップS50),指定されたプロセスイン
スタンスが存在するかどうかを,プロセス管理テーブル
40を参照して調べる(ステップS51)。存在しない
場合には,要求元へエラーステータスを返信し,処理を
終了する(ステップS58)。指定されたプロセスイン
スタンスが存在する場合,プロセス管理テーブル40を
参照し,指定されたプロセスに次の処理が存在するかど
うかを調べる(ステップS52)。存在する場合,プロ
セス管理テーブル40における作業中AP名,作業中A
P番号などのプロセスステータスを変更し(ステップS
53),次の処理を行うAPに領域識別子をパラメータ
として処理開始命令を送信する(ステップS54)。指
定されたプロセスに次の処理が存在しない場合,そのプ
ロセスインスタンスを削除し(ステップS55),終了
ステータスを返信する(ステップS56)。その後,連
携情報管理部12に連携情報格納領域14の削除のため
の領域識別子を送信し(ステップS57),処理を終了
する。
【0047】なお,あるAPから他のAPへ処理を引き
継ぐためのプロセス切り替えAPは,連携情報格納領域
14の領域識別子を伴う処理開始命令を受信し,その領
域識別子を指定してプロセス切り替え命令を送信する。
【0048】図1に示す連携情報管理部12,動的連携
情報引継ぎ制御部15およびプロセス制御部16は,1
つのプログラムモジュールとして構築してもよく,それ
ぞれ別のプログラムモジュールとして構築してもよい。
独立のプログラムモジュールとしたほうが,柔軟性,拡
張性に優れている。これらは異なるハードウェア上で動
作させてもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明を用いることにより,次の効果が
得られる。 (1)プロセス制御部は,連携情報格納領域識別子をパ
ラメータとして管理し,受け渡すのみで情報の引継ぎが
可能である。 (2)連携情報管理部は,連携情報格納領域の作成・削
除処理と,領域識別子の発行および管理処理のみを行え
ばよく,プロセスの状態を感知しなくてよい。 (3)動的連携情報引継ぎ制御部は,連携情報格納領域
の領域識別子の受け渡しのみで,連携情報管理部とプロ
セス制御部とに対する制御が可能である。 (4)APは,登録するデータまたは取得するデータ名
と連携情報格納領域の領域識別子のみで連携情報を操作
することが可能である。 (5)プロセス引継ぎAPは,連携情報格納領域識別子
の受け渡しのみで,プロセス間での連携情報の引継ぎが
可能であり,データを引き継ぐプロセスを,動的に指定
することが可能である。 (6)また,プロセスのデータが引き継がれない場合に
は,自動的にデータを消去することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成例を示す図である。
【図2】本発明のシステムの動作例を示す図である。
【図3】プロセス管理テーブルの構成例を示す図であ
る。
【図4】動的連携情報引継ぎ制御部の処理フローチャー
トである。
【図5】連携情報管理部の処理フローチャートである。
【図6】連携情報管理部の処理フローチャートである。
【図7】プロセス制御部の処理フローチャートである。
【図8】従来の連携処理システムの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 連携プロセス制御装置 11 入出力装置 12 連携情報管理部 13 連携情報格納装置 14 連携情報格納領域 15 動的連携情報引継ぎ制御部 16 プロセス制御部 17 通信制御部 20a〜20c 処理装置 21a〜21c 通信制御部 22a〜22c アプリケーションプログラム(A
P) 30 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 岳 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 中山 隆二 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B045 AA03 AA05 BB03 BB12 BB18 BB28 BB32 BB47 GG01 5B098 AA10 GA01 GC19 GD03 GD14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセスを連携させ,所定のフロ
    ーに従って処理を進めるシステムにおける動的連携情報
    引継ぎ方法であって,第1のプロセスの開始時に連携情
    報格納領域を確保し,その領域を一意に識別する領域識
    別子を発行する過程と,第1のプロセスの処理を実行す
    るアプリケーションプログラムに前記領域識別子を渡し
    てプロセスの処理を開始させる過程と,前記第1のプロ
    セスの処理において前記領域識別子を用いて連携情報を
    前記連携情報格納領域に格納する過程と,プロセスの切
    り替え時に,引き継ぐべき連携情報が格納された前記連
    携情報格納領域の領域識別子を第2のプロセスの処理を
    実行するアプリケーションプログラムに渡して第2のプ
    ロセスの処理を開始させる過程と,前記第2のプロセス
    の処理において前記領域識別子を用いて前記連携情報格
    納領域に格納されている連携情報を取得する過程とを有
    することを特徴とする動的連携情報引継ぎ方法。
  2. 【請求項2】 複数のプロセスを連携させ,所定のフロ
    ーに従って処理を進める連携処理システムであって,連
    携情報格納領域を作成し,その連携情報格納領域を識別
    する領域識別子を発行するとともに,前記領域識別子に
    もとづいて連携情報格納領域への連携情報の格納,連携
    情報格納領域からの連携情報の取得および連携情報格納
    領域の削除を行う連携情報管理手段と,プロセスと前記
    領域識別子とを対応させて管理し,プロセスの処理の開
    始時にその処理を実行するアプリケーションプログラム
    に領域識別子を渡して処理を開始させるプロセス制御手
    段と,プロセスの開始時に前記連携情報管理部によって
    連携情報格納領域を作成し,その領域識別子を前記プロ
    セス制御手段へ受け渡す動的連携情報引継ぎ制御手段
    と,アプリケーションプログラムの処理において次の処
    理に引き渡す連携情報を前記領域識別子を用いて前記連
    携情報格納領域に格納する手段と,アプリケーションプ
    ログラムの処理において前の処理から引き継ぐ連携情報
    を前記領域識別子を用いて前記連携情報格納領域から取
    得し,連携情報を引き継ぐ手段とを備えることを特徴と
    する連携処理システム。
  3. 【請求項3】 複数のプロセスを連携させ,所定のフロ
    ーに従って処理を進めるシステムにおける動的連携情報
    引継ぎ方法をコンピュータによって実施するためのプロ
    グラムを記録した記録媒体であって,第1のプロセスの
    開始時に連携情報格納領域を確保し,その領域を一意に
    識別する領域識別子を発行する手順と,第1のプロセス
    の処理を実行するアプリケーションプログラムに前記領
    域識別子を渡してプロセスの処理を開始させる手順と,
    前記第1のプロセスの処理において前記領域識別子を用
    いて連携情報を前記連携情報格納領域に格納する手順
    と,プロセスの切り替え時に,引き継ぐべき連携情報が
    格納された前記連携情報格納領域の領域識別子を第2の
    プロセスの処理を実行するアプリケーションプログラム
    に渡して第2のプロセスの処理を開始させる手順と,前
    記第2のプロセスの処理において前記領域識別子を用い
    て前記連携情報格納領域に格納されている連携情報を取
    得する手順とを,コンピュータに実行させるためのプロ
    グラムを記録したことを特徴とする連携処理システム用
    のプログラム記録媒体。
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