JP2004015167A - 携帯型電話機 - Google Patents
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Abstract
【課題】通話相手側の通信状態の劣化により、回線が突然に切断されてしまうのを防止することができる携帯型電話機を提供する。
【解決手段】回線品質検出部4は、自機の回線品質の状態を示す回線品質情報を通話中常に送信部3を介して通話相手機に通知する。また、回線品質検出部4は、電界強度が所定の強度以下、かつ、ビットエラー率が所定のエラー率以上になったときに、自機の回線品質が劣化したと認識して回線品質情報のフラグをオンにする。
【選択図】 図1
【解決手段】回線品質検出部4は、自機の回線品質の状態を示す回線品質情報を通話中常に送信部3を介して通話相手機に通知する。また、回線品質検出部4は、電界強度が所定の強度以下、かつ、ビットエラー率が所定のエラー率以上になったときに、自機の回線品質が劣化したと認識して回線品質情報のフラグをオンにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯型電話機に関し、特に通信状態の劣化によって通話中に回線が切断される前に、通信状態の劣化を通知する携帯型電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯型電話機では、この携帯型電話機をカバーする基地局との間に確立された通信回線の回線品質(通信状態)の劣化によって通話中に回線が切断されることがある。そこで、従来は突然に回線が切断されるということがないように、回線品質の劣化を検出して、回線が切断される前に回線品質が劣化したことを警告音等により使用者に通知している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような携帯型電話機では、使用者本人は回線が切断される前に回線品質が劣化したことを知ることができるが、使用者の通話相手側では、使用者側の通信状態について知ることは不可能である。このため、使用者の通話相手側では、使用者側の回線品質の劣化により回線が突然に切断されてしまうという事態が起こり得る。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、通話相手側の通信状態の劣化により、回線が突然に切断されてしまうのを防止することができる携帯型電話機を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る携帯型電話機は、通話中に、基地局との間の通信状態が所定の状態より劣化したことを検出すると、自機の回線品質が劣化した旨を通話相手側の電話機に通知する回線品質検出部を備えた構成としている。このような構成によれば、自機の通信状態の劣化により回線が切断される前に、通話相手側の電話機に自機の通信状態が劣化したことを通知することができる。これによって、通話相手側の電話機では相手側(すなわち自機)の通信状態が劣化したことを回線が切断される前に検出することが可能になるので、通話相手側の電話機にとって回線が突然に切断されてしまうのを防止することができる。
【0005】
また、上記通信状態として、電界強度およびビットエラー率を検出するとともに、上記回線品質検出部は、通話中に、上記電界強度が所定の強度以下、かつ、上記ビットエラー率が所定のエラー率以上になると、自機の回線品質が劣化したと認識することが好ましい。この場合、自機の通信状態の劣化により回線が切断される前に、自機の通信状態の劣化を確実に検出することができる。
【0006】
また、上記回線品質検出部が、音声データを通話相手側の電話機に送信することにより自機の回線品質が劣化した旨を通知する構成としてもよい。この場合、音声データは通常の電話機で受信することができるので、通話相手側の電話機に特別な構成を備えることなく、自機の回線品質が劣化したことを通知することができる。
【0007】
また、上記回線品質検出部が、自機の回線品質の状態を示す回線品質情報を通話相手側の電話機に送信することにより自機の回線品質が劣化した旨を通知する構成としてもよい。この場合、通話相手側の電話機に回線品質情報を検出する構成を備えるだけで、自機の回線品質が劣化したことを通知することができる。
【0008】
さらに、上記回線品質検出部は、通話相手側の携帯型電話機より送信された上記回線品質情報に基づいて、通話相手側の携帯型電話機での回線品質の劣化を検出したとき、この旨を音声または表示により使用者に通知することが好ましい。この場合、通話相手側の通信状態の劣化により回線が切断される前に、通話相手側の通信状態が劣化したことを知ることができるので、回線が突然に切断されてしまうという事態を回避することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る携帯型電話機の一実施の形態の構成を示すブロック図であり、図2は通話中の動作の処理手順を示すフローチャートである。以下、この携帯型電話機について図面に基づいて説明する。
この携帯型電話機は、主に、図1に示すようにアンテナ1を介して所定周波数での受信を行う受信部2、アンテナ1を介して所定周波数での送信を行う送信部3、基地局との間の通信状態の劣化を検出する回線品質検出部4、および受送話を行うための音声入出力部5を備えている。
【0010】
受信部2は、アンテナ1から受信した電波から音声信号を取り出した後、音声入出力部5へ供給する。また、受信部2は、通信状態として電界強度およびビットエラー率を検出し、回線品質検出部4へ供給している。さらに、受信部2は、通話相手側の携帯型電話機(以下、通話相手機という)から送信された相手側回線品質情報を検出し、回線品質検出部4へ供給している。
【0011】
回線品質検出部4は、自機の回線品質の状態を示す回線品質情報を通話中常に送信部3を介して通話相手機に通知する。この回線品質情報とは、例えばフラグがオンとなっているか、またはオフとなっているかという情報であり、本実施の形態では、回線品質の劣化が検出されていない状態のときにフラグをオフとし、回線品質の劣化が検出された状態のときにフラグをオンとする。
【0012】
また、回線品質検出部4は、受信部2より供給された電界強度およびビットエラー率に基づいて基地局との間に確立された通信回線の回線品質(通信状態)の劣化を検出する。すなわち、回線品質検出部4は、電界強度が所定の強度以下、かつ、ビットエラー率が所定のエラー率以上になったときに、回線品質が劣化したと認識し、音声入出力部5により例えば警告音等の音声で使用者に対して通知する。同時に、回線品質検出部4は、自機の回線品質が劣化したとして回線品質情報のフラグをオンにする。
【0013】
さらに、回線品質検出部4は、通話相手機から送信された相手側回線品質情報のフラグがオンとなっていると、通話相手機の回線品質が劣化したと認識し、上記同様に音声入出力部5により警告音等の音声で使用者に対して通知する。この場合、例えば警告音の音色や音の間隔を変更することにより、自機の回線品質の劣化であるか、通話相手機の回線品質の劣化であるかを判別することができる。
【0014】
送信部3は、音声入出力部5より入力された音声信号を変調する等の処理を行ってアンテナ1より基地局へ送信する。また、送信部3は、受信部2が検出した電界強度およびビットエラー率を基地局へ送信しており、回線品質検出部4より通知された回線品質情報をこれらに付加するようにして通話相手機に送信する。なお、基地局では、携帯型電話機より送信された電界強度およびビットエラー率に基づいて他の基地局への切り替え動作等を制御している。
【0015】
次に、上記のように構成された携帯型電話機における通話中の動作について説明する。
まず、受信部2は、電界強度およびビットエラー率を検出し、回線品質検出部4へ供給する(図2、ステップS1)。回線品質検出部4は、受信部2から供給された電界強度が所定の強度以下、かつ、ビットエラー率が所定のエラー率以上であるか否かの判断を行う(ステップS2)。ここで、電界強度が所定の強度以下、かつ、上記ビットエラー率が所定のエラー率以上である場合、回線品質検出部4は回線品質が劣化したと認識し、音声入出力部5により警告音Aを出力して使用者に対して通知する。同時に、回線品質検出部4は、回線品質情報のフラグをオンする(ステップS3)。なお、この回線品質情報は、送信部3により通話中常に通話相手機に送信されているので、自機の回線品質が劣化したことが通話相手機に通知されることになる。
【0016】
一方、「電界強度が所定の強度以下、かつ、ビットエラー率が所定のエラー率以上」でない場合、回線品質検出部4は回線品質が劣化していないと認識し、現在自機の回線品質の劣化を通知するための警告音Aが音声入出力部5により出力されているか否かを判断する(ステップS4)。ここで、警告音Aが出力中であれば、回線品質検出部4は、音声入出力部5による警告音Aの出力を停止し、同時に回線品質情報のフラグをオフする(ステップS5)。警告音Aが出力中でなければ、特に動作は行わない。
【0017】
次に、回線品質検出部4は、通話相手機から送信された相手側回線品質情報のフラグがオンかオフかの判断を行う(ステップS6)。ここで、相手側回線品質情報のフラグがオンである場合、回線品質検出部4は通話相手機の回線品質が劣化したと認識し、音声入出力部5により警告音Bで使用者に対して通知する(ステップS7)。一方、相手側回線品質情報のフラグがオフである場合、回線品質検出部4は、現在通話相手機の回線品質の劣化を通知するための警告音Bが音声入出力部5により出力されているか否かを検出する(ステップS8)。ここで、警告音Bが出力中であれば、回線品質検出部4は、音声入出力部5によるこの警告音Bの出力を停止する(ステップS9)。
【0018】
以上のように、回線品質検出部4が自機の回線品質の劣化を検出して回線品質情報のフラグをオンにすることで、通話相手機に自機の回線品質が劣化したことを通知しているので、通話相手機では相手側(すなわち自機)の回線品質の劣化したことを回線が切断される前に検出することができる。よって、通話相手機では、相手側(すなわち自機)の回線品質の劣化により、回線が突然に切断されてしまうのを防止することができる。
【0019】
また、通話相手機から送信された相手側回線品質情報を検出しているので、通話相手機の回線品質の劣化により回線が切断される前に、通話相手機の回線品質が劣化したことを知ることができる。よって、通話相手機の回線品質の劣化により、回線が突然に切断されてしまうのを防止することができる。
【0020】
なお、本実施の形態では、回線品質検出部4は、自機の回線品質の状態を示す回線品質情報を通話中常に通話相手側の電話機に通知する構成としているが、これに限られるものではない。例えば、回線品質検出部4が、所定の音声データを通話相手側の電話機に送信することにより自機の回線品質が劣化したことを通知するように構成としてもよい。この場合、音声データは通常の電話機で受信することができるので、通話相手側の電話機が回線品質情報を検出する構成を備えていなくても、自機の回線品質が劣化したことを通知することができる。
【0021】
また、本実施の形態では、回線品質検出部4が自機または通話相手機の回線品質の劣化を検出した場合に、音声入出力部5により警告音等の音声で使用者に対して通知する構成としているが、これに限られるものではなく、例えば液晶表示装置(LCD)等の表示部にメッセージを表示するようにしても構わない。この場合、自機または通話相手機のどちらでの回線品質が劣化しているのかを容易に察知することが可能となる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る携帯型電話機によれば、自機の通信状態の劣化により回線が切断される前に、通話相手側の電話機に自機の通信状態が劣化したことを通知することができる。これによって、通話相手側の電話機では相手側(すなわち自機)の通信状態が劣化したことを回線が切断される前に検出することが可能になるので、通話相手側の電話機にとって回線が突然に切断されてしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯型電話機の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】上記携帯型電話機での通話中の動作の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 受信部
3 送信部
4 回線品質検出部
5 音声入出力部
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯型電話機に関し、特に通信状態の劣化によって通話中に回線が切断される前に、通信状態の劣化を通知する携帯型電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯型電話機では、この携帯型電話機をカバーする基地局との間に確立された通信回線の回線品質(通信状態)の劣化によって通話中に回線が切断されることがある。そこで、従来は突然に回線が切断されるということがないように、回線品質の劣化を検出して、回線が切断される前に回線品質が劣化したことを警告音等により使用者に通知している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような携帯型電話機では、使用者本人は回線が切断される前に回線品質が劣化したことを知ることができるが、使用者の通話相手側では、使用者側の通信状態について知ることは不可能である。このため、使用者の通話相手側では、使用者側の回線品質の劣化により回線が突然に切断されてしまうという事態が起こり得る。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、通話相手側の通信状態の劣化により、回線が突然に切断されてしまうのを防止することができる携帯型電話機を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る携帯型電話機は、通話中に、基地局との間の通信状態が所定の状態より劣化したことを検出すると、自機の回線品質が劣化した旨を通話相手側の電話機に通知する回線品質検出部を備えた構成としている。このような構成によれば、自機の通信状態の劣化により回線が切断される前に、通話相手側の電話機に自機の通信状態が劣化したことを通知することができる。これによって、通話相手側の電話機では相手側(すなわち自機)の通信状態が劣化したことを回線が切断される前に検出することが可能になるので、通話相手側の電話機にとって回線が突然に切断されてしまうのを防止することができる。
【0005】
また、上記通信状態として、電界強度およびビットエラー率を検出するとともに、上記回線品質検出部は、通話中に、上記電界強度が所定の強度以下、かつ、上記ビットエラー率が所定のエラー率以上になると、自機の回線品質が劣化したと認識することが好ましい。この場合、自機の通信状態の劣化により回線が切断される前に、自機の通信状態の劣化を確実に検出することができる。
【0006】
また、上記回線品質検出部が、音声データを通話相手側の電話機に送信することにより自機の回線品質が劣化した旨を通知する構成としてもよい。この場合、音声データは通常の電話機で受信することができるので、通話相手側の電話機に特別な構成を備えることなく、自機の回線品質が劣化したことを通知することができる。
【0007】
また、上記回線品質検出部が、自機の回線品質の状態を示す回線品質情報を通話相手側の電話機に送信することにより自機の回線品質が劣化した旨を通知する構成としてもよい。この場合、通話相手側の電話機に回線品質情報を検出する構成を備えるだけで、自機の回線品質が劣化したことを通知することができる。
【0008】
さらに、上記回線品質検出部は、通話相手側の携帯型電話機より送信された上記回線品質情報に基づいて、通話相手側の携帯型電話機での回線品質の劣化を検出したとき、この旨を音声または表示により使用者に通知することが好ましい。この場合、通話相手側の通信状態の劣化により回線が切断される前に、通話相手側の通信状態が劣化したことを知ることができるので、回線が突然に切断されてしまうという事態を回避することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る携帯型電話機の一実施の形態の構成を示すブロック図であり、図2は通話中の動作の処理手順を示すフローチャートである。以下、この携帯型電話機について図面に基づいて説明する。
この携帯型電話機は、主に、図1に示すようにアンテナ1を介して所定周波数での受信を行う受信部2、アンテナ1を介して所定周波数での送信を行う送信部3、基地局との間の通信状態の劣化を検出する回線品質検出部4、および受送話を行うための音声入出力部5を備えている。
【0010】
受信部2は、アンテナ1から受信した電波から音声信号を取り出した後、音声入出力部5へ供給する。また、受信部2は、通信状態として電界強度およびビットエラー率を検出し、回線品質検出部4へ供給している。さらに、受信部2は、通話相手側の携帯型電話機(以下、通話相手機という)から送信された相手側回線品質情報を検出し、回線品質検出部4へ供給している。
【0011】
回線品質検出部4は、自機の回線品質の状態を示す回線品質情報を通話中常に送信部3を介して通話相手機に通知する。この回線品質情報とは、例えばフラグがオンとなっているか、またはオフとなっているかという情報であり、本実施の形態では、回線品質の劣化が検出されていない状態のときにフラグをオフとし、回線品質の劣化が検出された状態のときにフラグをオンとする。
【0012】
また、回線品質検出部4は、受信部2より供給された電界強度およびビットエラー率に基づいて基地局との間に確立された通信回線の回線品質(通信状態)の劣化を検出する。すなわち、回線品質検出部4は、電界強度が所定の強度以下、かつ、ビットエラー率が所定のエラー率以上になったときに、回線品質が劣化したと認識し、音声入出力部5により例えば警告音等の音声で使用者に対して通知する。同時に、回線品質検出部4は、自機の回線品質が劣化したとして回線品質情報のフラグをオンにする。
【0013】
さらに、回線品質検出部4は、通話相手機から送信された相手側回線品質情報のフラグがオンとなっていると、通話相手機の回線品質が劣化したと認識し、上記同様に音声入出力部5により警告音等の音声で使用者に対して通知する。この場合、例えば警告音の音色や音の間隔を変更することにより、自機の回線品質の劣化であるか、通話相手機の回線品質の劣化であるかを判別することができる。
【0014】
送信部3は、音声入出力部5より入力された音声信号を変調する等の処理を行ってアンテナ1より基地局へ送信する。また、送信部3は、受信部2が検出した電界強度およびビットエラー率を基地局へ送信しており、回線品質検出部4より通知された回線品質情報をこれらに付加するようにして通話相手機に送信する。なお、基地局では、携帯型電話機より送信された電界強度およびビットエラー率に基づいて他の基地局への切り替え動作等を制御している。
【0015】
次に、上記のように構成された携帯型電話機における通話中の動作について説明する。
まず、受信部2は、電界強度およびビットエラー率を検出し、回線品質検出部4へ供給する(図2、ステップS1)。回線品質検出部4は、受信部2から供給された電界強度が所定の強度以下、かつ、ビットエラー率が所定のエラー率以上であるか否かの判断を行う(ステップS2)。ここで、電界強度が所定の強度以下、かつ、上記ビットエラー率が所定のエラー率以上である場合、回線品質検出部4は回線品質が劣化したと認識し、音声入出力部5により警告音Aを出力して使用者に対して通知する。同時に、回線品質検出部4は、回線品質情報のフラグをオンする(ステップS3)。なお、この回線品質情報は、送信部3により通話中常に通話相手機に送信されているので、自機の回線品質が劣化したことが通話相手機に通知されることになる。
【0016】
一方、「電界強度が所定の強度以下、かつ、ビットエラー率が所定のエラー率以上」でない場合、回線品質検出部4は回線品質が劣化していないと認識し、現在自機の回線品質の劣化を通知するための警告音Aが音声入出力部5により出力されているか否かを判断する(ステップS4)。ここで、警告音Aが出力中であれば、回線品質検出部4は、音声入出力部5による警告音Aの出力を停止し、同時に回線品質情報のフラグをオフする(ステップS5)。警告音Aが出力中でなければ、特に動作は行わない。
【0017】
次に、回線品質検出部4は、通話相手機から送信された相手側回線品質情報のフラグがオンかオフかの判断を行う(ステップS6)。ここで、相手側回線品質情報のフラグがオンである場合、回線品質検出部4は通話相手機の回線品質が劣化したと認識し、音声入出力部5により警告音Bで使用者に対して通知する(ステップS7)。一方、相手側回線品質情報のフラグがオフである場合、回線品質検出部4は、現在通話相手機の回線品質の劣化を通知するための警告音Bが音声入出力部5により出力されているか否かを検出する(ステップS8)。ここで、警告音Bが出力中であれば、回線品質検出部4は、音声入出力部5によるこの警告音Bの出力を停止する(ステップS9)。
【0018】
以上のように、回線品質検出部4が自機の回線品質の劣化を検出して回線品質情報のフラグをオンにすることで、通話相手機に自機の回線品質が劣化したことを通知しているので、通話相手機では相手側(すなわち自機)の回線品質の劣化したことを回線が切断される前に検出することができる。よって、通話相手機では、相手側(すなわち自機)の回線品質の劣化により、回線が突然に切断されてしまうのを防止することができる。
【0019】
また、通話相手機から送信された相手側回線品質情報を検出しているので、通話相手機の回線品質の劣化により回線が切断される前に、通話相手機の回線品質が劣化したことを知ることができる。よって、通話相手機の回線品質の劣化により、回線が突然に切断されてしまうのを防止することができる。
【0020】
なお、本実施の形態では、回線品質検出部4は、自機の回線品質の状態を示す回線品質情報を通話中常に通話相手側の電話機に通知する構成としているが、これに限られるものではない。例えば、回線品質検出部4が、所定の音声データを通話相手側の電話機に送信することにより自機の回線品質が劣化したことを通知するように構成としてもよい。この場合、音声データは通常の電話機で受信することができるので、通話相手側の電話機が回線品質情報を検出する構成を備えていなくても、自機の回線品質が劣化したことを通知することができる。
【0021】
また、本実施の形態では、回線品質検出部4が自機または通話相手機の回線品質の劣化を検出した場合に、音声入出力部5により警告音等の音声で使用者に対して通知する構成としているが、これに限られるものではなく、例えば液晶表示装置(LCD)等の表示部にメッセージを表示するようにしても構わない。この場合、自機または通話相手機のどちらでの回線品質が劣化しているのかを容易に察知することが可能となる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る携帯型電話機によれば、自機の通信状態の劣化により回線が切断される前に、通話相手側の電話機に自機の通信状態が劣化したことを通知することができる。これによって、通話相手側の電話機では相手側(すなわち自機)の通信状態が劣化したことを回線が切断される前に検出することが可能になるので、通話相手側の電話機にとって回線が突然に切断されてしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯型電話機の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】上記携帯型電話機での通話中の動作の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 受信部
3 送信部
4 回線品質検出部
5 音声入出力部
Claims (5)
- 基地局との間の通信状態を検出する携帯型電話機において、
通話中に、上記通信状態が所定の状態より劣化したことを検出すると、自機の回線品質が劣化した旨を通話相手側の電話機に通知する回線品質検出部を備えたことを特徴とする携帯型電話機。 - 上記通信状態として、電界強度およびビットエラー率を検出するとともに、
上記回線品質検出部は、通話中に、上記電界強度が所定の強度以下、かつ、上記ビットエラー率が所定のエラー率以上になると、自機の回線品質が劣化したと認識する請求項1に記載の携帯型電話機。 - 上記回線品質検出部は、所定の音声データを通話相手側の電話機に送信することにより自機の回線品質が劣化した旨を通知する請求項1または請求項2に記載の携帯型電話機。
- 上記回線品質検出部は、自機の回線品質の状態を示す回線品質情報を通話相手側の電話機に送信することにより自機の回線品質が劣化した旨を通知する請求項1または請求項2に記載の携帯型電話機。
- 上記回線品質検出部は、通話相手側の携帯型電話機より送信された上記回線品質情報に基づいて、通話相手側の携帯型電話機での回線品質の劣化を検出したとき、この旨を音声または表示により使用者に通知する請求項1〜請求項4のいずれかに記載の携帯型電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002162692A JP2004015167A (ja) | 2002-06-04 | 2002-06-04 | 携帯型電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002162692A JP2004015167A (ja) | 2002-06-04 | 2002-06-04 | 携帯型電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004015167A true JP2004015167A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=30431369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002162692A Pending JP2004015167A (ja) | 2002-06-04 | 2002-06-04 | 携帯型電話機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004015167A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006295881A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-10-26 | Fujitsu Ltd | 無線通信システム及び無線端末装置 |
JP2010199741A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Fujitsu Ltd | 携帯電話端末装置 |
-
2002
- 2002-06-04 JP JP2002162692A patent/JP2004015167A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006295881A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-10-26 | Fujitsu Ltd | 無線通信システム及び無線端末装置 |
JP2010199741A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Fujitsu Ltd | 携帯電話端末装置 |
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