JP2004013712A - 登録方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】各データ記録媒体を識別できる識別番号を利用することによって、登録作業の負担を軽減し、二重登録を防止する。
【解決手段】ソフトウェアが記録され、識別番号が記録されているCD−ROMがコンピュータへ挿入されると、登録プログラムが開始する。登録済みでない場合で、ユーザが直ぐに登録すると決定すると、S23において、識別番号がCD−ROMから読み取られ、識別番号がS24において、サーバに送信される。サーバでは、受信した識別番号が正規の番号か否か、並びに登録済みか否かが判定される。判定結果がユーザ側に送信される。ユーザは、正規の番号で、未登録の場合には、名前および住所を入力し、この情報がサーバに送信され、識別番号とユーザの名前および住所とが関連付けてサーバのデータベースに登録される。
【選択図】 図4
【解決手段】ソフトウェアが記録され、識別番号が記録されているCD−ROMがコンピュータへ挿入されると、登録プログラムが開始する。登録済みでない場合で、ユーザが直ぐに登録すると決定すると、S23において、識別番号がCD−ROMから読み取られ、識別番号がS24において、サーバに送信される。サーバでは、受信した識別番号が正規の番号か否か、並びに登録済みか否かが判定される。判定結果がユーザ側に送信される。ユーザは、正規の番号で、未登録の場合には、名前および住所を入力し、この情報がサーバに送信され、識別番号とユーザの名前および住所とが関連付けてサーバのデータベースに登録される。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば読み出し専用(ROM)タイプの光ディスクに記録されているゲームソフトウェア、アプリケーションソフトウェアを最初に使用する時になされる登録作業に対して適用される登録方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータのアプリケーションソフトウェアのプログラムがCD−ROMに記録されていることが多い。アプリケーションソフトウェアをユーザが最初に使用する際に、例えばソフトウェアプログラムをパーソナルコンピュータにインストールする際に、ユーザが登録作業を行って初めてそのアプリケーションが使用可能となるようにされている。登録作業の際に、アプリケーションソフトウェアに付随している登録用シート、プログラムが格納されたCD−ROMのケース等に表示されているディスクキーと呼ばれる番号の入力、ユーザの氏名等のユーザ情報の入力が要求されるのが普通であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、長い桁の番号を入力したり、ユーザの名前を入力する登録作業は、かなり面倒なものであった。
【0004】
したがって、この発明の目的は、ユーザ登録を簡単に行うことを可能とすると共に、二重登録を防止できる登録方法、プログラムおよび記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、データ記録媒体に格納されているソフトウェアに関する登録を行う登録方法において、登録プログラムを開始するステップと、ソフトウェアが格納されている複数のデータ記録媒体を識別するための識別情報を読み取るステップと、ユーザ情報を取得するステップと、取得したユーザ情報を読み取った識別情報と関連付けて蓄積媒体に記録するステップとからなる登録方法である。請求項7は、請求項1に記載の登録方法をコンピュータに実行させるプログラムである。請求項9は、請求項7に記載のプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体である。
【0006】
請求項4の発明は、データ記録媒体に格納されているソフトウェアに関する登録を行う登録方法において、登録プログラムを開始するステップと、ソフトウェアが格納されている複数のデータ記録媒体を識別するための識別情報を読み取るステップと、識別情報を管理するサーバに対して、読み取った識別情報が有効か否かを問い合わせるステップと、読み取った識別情報が有効な場合に、ユーザ情報を取得するステップと、取得したユーザ情報をサーバに送信するステップとからなり、サーバでは、取得したユーザ情報が読み取った識別情報と関連付けて記録される登録方法である。請求項8は、請求項2に記載の登録方法をコンピュータに実行させるプログラムである。請求項10は、請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体である。
【0007】
この発明では、ソフトウェアが記録されている各データ記録媒体を識別できる識別番号を記録されているので、識別番号を利用することによって、ディスクキーと呼ばれているような長い番号を入力することを不要とできるので、登録作業の負担を軽減できる。また、識別番号とユーザ情報とを関連付けて管理することによって、ユーザの二重登録を防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態について説明する。一実施形態では、アプリケーションソフトウェアが記録されている光ディスク例えばCD−ROMに対して、固有の識別番号が記録されている。識別番号は、個々のディスクを識別するための情報である。個々のディスクを識別できれば良いので、番号以外の記号、文字等を使用しても良い。また、識別番号によって、アプリケーションソフトウェアを記録した所定の枚数のCD−ROMが識別される。識別番号は、例えば既存のCDプレーヤまたはCD−ROMドライブによって読み取ることが可能なように記録される。最初に、一実施形態の理解を容易とするために、光ディスク例えばCDの構造について説明する。
【0009】
図1は、既存のCD−ROMの一部を拡大して示すものである。所定のトラックピッチTp(例えば1.6μm)のトラック上に、ピットと呼ばれる凹部と、ピットが形成されてないランドとが交互に形成されている。ピットおよびランドの長さは、3T〜11Tの範囲内とされている。Tは、最短の反転間隔である。CD−ROMには、下側からレーザ光が照射される。
【0010】
レーザ光が当たる下側から順に、厚さ1.2mmの透明ディスク基板1と、その上に被覆された反射膜2と、反射膜2に被覆された保護膜3とが順に積層された構造とされている。反射膜2は、高い反射率を持つものが使用される。CD−ROMは、読み出し専用ディスクであるが、後述するように、反射膜2が被覆された後に、反射膜2に対して高出力のレーザ光を使用して情報(識別番号)が記録される。
【0011】
このようなCD−ROMの製造工程の流れを図2を参照して説明する。ステップS1では、ガラス板に感光物質であるフォトレジストが塗布されたガラス原盤がスピンドルモータによって回転され、記録信号に応じてオン/オフされたレーザ光がフォトレジスト膜に照射され、マスタが作成される。フォトレジスト膜が現像処理され、ポジ形レジストの場合では、感光された箇所が溶け、凹凸パターンがフォトレジスト膜上に形成される。
【0012】
フォトレジスト原盤に対してメッキがなされる電鋳処理によって1枚のメタルマスタが作成される(ステップS2)。メタルマスタから複数枚のマザーが作成され(ステップS3)、さらに、このマザーから複数枚のスタンパが作成される(ステップS4)。スタンパを使用してディスク基板が作成される。ディスク基板の作成方法としては、圧縮成形、射出成形、光硬化法等が知られている。そして、ステップS6において、反射膜および保護膜が被着される。従来のディスク製造方法では、さらに、ラベル印刷を行うことでCD−ROMが製作されていた。
【0013】
一方、図2の例では、反射膜(ミラー部例えばランド)に対して高出力のレーザ光を照射して、さらに、情報を追加記録する工程S7が付加される。反射膜上のランドは、レーザ光が照射される熱処理(熱記録)によって原子が移動して膜構造や結晶性が変化し、そこの箇所の反射率が低下する。その結果、ランドであっても、レーザ光が照射された後では、戻りレーザ光が少なくなり、読取装置からは、ピットと同様に認識される。これを利用してピット長またはランド長を変化させ、情報を記録することができる。この場合、反射膜は、反射率がレーザ照射により変化する材料が使用される。反射率が低下するものに限らず、記録によって反射率が高くなる材料もある。
【0014】
具体的には、アルミニウムの合金膜Al100−xXxで反射膜が構成される。Xとしては、Ge,Ti,Ni,Si,Tb,Fe、Agのうちの少なくとも1種以上の元素が使用される。また、Al合金膜中の組成比xは、5<x<50〔原子%〕に選定される。
【0015】
また、反射膜をAg100−xXxのAg合金膜によって構成することもできる。その場合、Xとしては、Ge,Ti,Ni,Si,Tb,Fe、Alのうちの少なくとも1種以上の元素が使用される。また、Al合金膜中の組成比xは、5<x<50〔原子%〕に選定される。反射膜は、例えばマグネトロンスパッタリング法によって形成できる。
【0016】
一例として、AlGe合金による反射膜を50nmの膜厚で形成し、対物レンズを介して透明基板または保護膜側からレーザ光を照射した場合に、Geの組成比が20〔原子%〕の場合では、記録パワーが6〜7〔mW〕の場合に、反射率が6%程度低下し、Geの組成比が27.6〔原子%〕の場合では、記録パワーが5〜8〔mW〕の場合に、反射率が7〜8%程度低下する。このような反射率の変化が生じることによって、反射膜に対する追加記録が可能となる。
【0017】
図3は、識別番号の追加記録の方法をより具体的に説明するための図である。記録データとピットおよびランドの対応の仕方は、前のパターンとの関係でパターンAと、パターンBとがありうる。
【0018】
最初にパターンAについて説明する。シンボル間に3ビットの例えばマージビット(000)が挿入される。追加記録をする場合、8ビットのデータシンボルが例えば(0x47)とされる。0xは、16進表記を意味する。この8ビットをEFM(eight to fourteen modulation)変調した結果の14ビットのパターン(00100100100100)が図3に示されている。
【0019】
そして、二つのピットの間の斜線領域に対して追加記録用のレーザビームを照射する。その結果、斜線領域の反射率が低下し、記録後では、二つのピットが結合した一つのピットとして再生される。この場合の14ビットのパターンが(00100100000000)となる。これは、EFM復調した場合には、(0x07)の8ビットとして復調される。
【0020】
パターンBの場合では、マージビットが(001)となる。この場合も、パターンAと同様に、斜線領域にレーザビームを照射することによって、8ビットを(0x47)から(0x07)へと変化させることができる。
【0021】
上述したように、元々は、(0x47)であったデータシンボルを(0x07)へ書き換えることができる。この例以外にも追加記録できるデータの種類としては、多々存在する。例えば元々(0x40)であったデータシンボルを(0x00)へ変化させることができる。但し、追加記録は、元々記録されているデータのミラー部に対してレーザを照射することによって、ピット長またランド長を変えるものであるので、追加記録できるデータの種類が制限される。
【0022】
図3は、追加記録の一例であり、識別番号を記録する方法としては、予め決めている区間で、意図的にEFMエラーを生じさせ、EFMエラーの有無によって識別番号を追記する方法、エラー訂正符号によって訂正できないエラーを意図的に追記する方法等の種々の方法が可能である。
【0023】
この発明は、上述したように、アプリケーションプログラム、ゲーム等のソフトウェアが記録され、識別番号が記録されたCD−ROMが販売店を通じて販売され、ユーザの手にわたる。ユーザは、最初にアプリケーションを使用する際に登録することが必要とされている。例えばユーザが実際にCD−ROMをコンピュータ等の使用機器に挿入すると、自動的にプログラムが開始して自動登録の工程に入る。登録用のプログラムは、例えばインストールプログラムの一部に組み込まれている。インストールが一旦なされれば、CD−ROMを挿入しない限り、登録プログラムが立ち上がらない。但し、ゲームソフトウェアの場合では、CD−ROMを挿入した状態で、ゲームのアプリケーションが使用されることが多いので、この場合では、CD−ROMを挿入する度に登録プログラムが起動することになる。
【0024】
図4および図5は、ユーザのコンピュータにおいてなされる自動登録の処理を示し、図6は、識別番号を管理するサーバ(ソフトウェア会社)側の処理を示す。図4および図5は、一連の処理を示すフローチャートであるが、作図スペースの制約上、二つのフローチャートへ分割されている。ソフトウェアが記録され、識別番号が記録されているCD−ROMがコンピュータへ挿入されると、登録プログラムが開始する(ステップS11)。そして、ステップS12において、コンピュータ上にアプリケーション毎に登録されている登録フラグが読み取られる。登録フラグは、ユーザ登録が済んでいるか否かを示すものである。
【0025】
ステップS13では、登録フラグを参照して登録済みか否かが判定される。登録済みの場合では、ステップS14において、再登録するか否かが判定される。ユーザが再登録しないと決定した場合では、アプリケーションが開始する(ステップS15)。ステップS13で登録済みでないと判定されるか、またはステップS14において再登録すると判定された場合には、ステップS16において、直ぐに登録するか否かが判定される。
【0026】
直ぐに登録しないと決定された場合では、図5のステップS17に処理が移る。ステップS17では、初めてのそのCD−ROMの読み出しか否かが判定される。最初の読み出しと判定されると、ステップS18において、最初の読み出し日がコンピュータのハードディスク等の記憶部に登録される。そして、ステップS19において、アプリケーションが開始される。
【0027】
ステップS17において、最初の読み出しではないと判定されると、ステップS20において、コンピュータのハードディスクの所定の領域から最初の読み出し日の情報が読み出される。ステップS21において、最初の読み出し日から規定時間経過しているか否かが判定される。規定時間経過していると判定されると、アプリケーションが開始しないで、処理が停止する(ステップS22)。すなわち、ユーザ登録を行わない時間が予めそのアプリケーションの使用可能期間として設定されている時間を超えると、アプリケーションの使用ができなくなるようにされている。ステップS22において、停止する場合では、時間が経過しているので使用できない旨のメッセージが表示される。ステップS21において、規定時間を過ぎていないと判定されると、アプリケーションが開始される(ステップS19)。
【0028】
図4におけるステップS16において、直ぐに登録すると決定されると、ステップS23において、識別番号がCD−ROMから読み取られる。読み取った識別番号がステップS24において、サーバに送信される。サーバとユーザとの間の通信は、インターネットを介してなされ、既存のメールソフトウェアを使用してなされる。そして、ステップS25では、サーバからのデータが送信されてくるのを待つ。
【0029】
図6は、サーバの処理を示すもので、ステップS41において、識別番号を受信したか否かが判定される。識別番号を受信すると、ステップS42において、正規の番号か否かが判定される。この場合、ソフトウェアを記録したCD−ROMを製作する時に構築している管理用のデータベースDBが参照される。正規の番号でないと判定されると、正規でないことを示すデータを識別番号を送ってきたユーザに対して送信し(ステップS43)、処理を終了する。
【0030】
ステップS42において、送られてきた識別番号が正規の番号であると判定されると、ステップS44において、管理用データベースDBを参照して登録済みか否かが判定される。登録済みの場合には、ステップS45において、登録済みを示すデータを送信し、処理を終了する。
【0031】
ステップS44において、登録済みでないと判定されると、ステップS46において、未登録であることを示すデータがユーザに対して送信される。ステップS47において、ユーザからデータを受信したか否かが判定される。ユーザからユーザの名前および住所のデータを受信すると、名前および住所の情報が管理用データベースDBに対して登録される。管理用データベースDBでは、識別番号とユーザの名前および住所とが関連付けて蓄積されている。登録が完了すると、処理が終了する。
【0032】
図4のステップS25において、サーバからのデータを受信したと判定されると、図5のステップS26に処理が移る。ステップS26では、サーバから受信したデータに基づいて、識別番号が正規の番号か否かが決定される。正規の番号でないと決定されると、ステップS27において、正規の番号でない旨のメッセージが表示される。
【0033】
ステップS26において、正規の番号であると判定されると、ステップS28において、未登録か否かが受信データに基づいて判定される。登録済みの場合では、登録済みの場合のメニューが表示され、処理が終了する。ステップS28において、未登録と判定されると、ステップS30において、登録用のメニューが表示される。
【0034】
登録用のメニューにしたがって、ステップS31において、ユーザの名前および住所の入力が要求される。ユーザ情報として、これ以外に電子メールアドレス、性別、年令等の情報の入力を要求することも可能である。場合によっては、ユーザが使用するコンピュータ等のハードウエアに固有の機器情報をユーザ情報として使用しても良い。ハードウエア固有の機器情報は、自動的に読み取られるので、ユーザの入力作業が不要である。
【0035】
そして、ステップS32において、入力されたユーザの名前および住所の情報をサーバに対して送信される。前述したように、サーバは、ユーザから受信した名前および住所の情報を管理用データベースDBに登録する(ステップS48)。ユーザの名前および住所の登録が完了すると、アプリケーションが開始する(ステップS33)。この場合、そのアプリケーションに関する登録フラグは、ユーザ登録が済んでいることを示すものに変えられる。なお、ステップS32において、名前および住所の情報を送信した後に、サーバがユーザ登録が完了したことを示すメッセージをサーバから受信し、ユーザ登録が完了したことを示す表示を行うようにしても良い。
【0036】
図7は、この発明の他の実施形態を説明するフローチャートである。他の実施形態は、サーバとの通信を行わないで、ユーザ登録を行うものである。ソフトウェアが記録され、識別番号が記録されているCD−ROMがコンピュータへ挿入されると、登録プログラムが開始する(ステップS51)。そして、ステップS52において、コンピュータ上にアプリケーション毎に登録されている登録フラグが読み取られる。
【0037】
ステップS53では、登録フラグを参照して登録済みか否かが判定される。登録済みの場合では、ステップS54において、再登録するか否かが判定される。ユーザが再登録しないと決定した場合では、アプリケーションが開始する(ステップS55)。ステップS53で登録済みでないと判定されるか、またはステップS54において再登録すると判定された場合には、ステップS56において、直ぐに登録するか否かが判定される。
【0038】
直ぐに登録しないと決定された場合では、ステップS57で、初めての読み出しか否かが判定される。最初の読み出しと判定されると、ステップS58において、最初の読み出し日がコンピュータのハードディスク等の記憶部に登録される。そして、ステップS59において、アプリケーションが開始される。
【0039】
ステップS57において、最初の読み出しではないと判定されると、ステップS60において、最初の読み出し日の情報が読み出される。ステップS61において、最初の読み出し日から規定時間経過しているか否かが判定される。規定時間経過していると判定されると、アプリケーションが開始しないで、処理が停止する(ステップS62)。ステップS62において、時間が経過しているので使用できない旨のメッセージが表示される。ステップS61において、規定時間を過ぎていないと判定されると、アプリケーションが開始される(ステップS59)。
【0040】
ステップS56において、直ぐに登録すると決定されると、ステップS63において、識別番号がCD−ROMから読み取られる。ステップS64において、登録用のメニューが表示される。この場合、識別番号がある規則にしたがって生成されていることに基づいて、読み取られた識別番号が正規のものか否かを判定し、正規であると判定される場合にのみ、次の処理に移ることを可能としても良い。ステップS65では、登録用のメニューにしたがって、ユーザの名前および住所の入力が要求される。ユーザ情報として、これ以外に電子メールアドレス、性別、年令等の情報の入力を要求することも可能である。ここでは、ユーザの名前、住所等を入力するようにしているが、ユーザを特定できる情報であれば、他の情報でも構わない。例えばCPUの番号、ネットワークアドレス等の入力を顧客の許可を得ることによって、自動的に行うようにしても良い。
【0041】
ユーザが住所および名前を入力することによって、名前および住所のデータが取得される(ステップS66)。ステップS67では、取得された名前および住所のデータが読み取られた識別番号と関連付けてハードディスク等に保存される。そして、ステップS68において、アプリケーションが開始される。なお、ハードディスク等に保存された識別番号と名前および住所のデータと最初の読み出し日のデータは、書き換えられることを防止するために、ユーザがアクセスできない領域に記録されることが好ましい。
【0042】
この発明は、上述したこの発明の一実施形態に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば上述した説明では、コンピュータの例について述べられているが、ゲーム機器等の他の機器に対しても適用できる。また、この発明は、反射膜に対する追加記録に限らず、相変化膜、光磁気記録膜等に対して追加記録することによって、識別番号を記録することも可能である。また、この発明は、例えばDVDビデオ、DVD−ROMに対しても適用できる。さらに、この発明は、光ディスク媒体に限らず、半導体メモリ、メモリカード等のデータ記録媒体に対して適用することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、アプリケーション、ゲーム等のプログラムが記録されている各データ記録媒体を識別できる識別番号が記録されているので、識別番号を利用することによって、従来の登録作業においてディスクキーと呼ばれているような長い番号を入力することを不要とでき、登録作業の負担を軽減できる。また、識別番号とユーザ情報とを関連付けて管理することによって、ユーザの二重登録を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のCDの記録パターンとCDの構造を説明するための略線図である。
【図2】この発明の一実施形態におけるディスクの製造工程を説明するための略線図である。
【図3】この発明の一実施形態における追加記録の説明に用いる略線図である。
【図4】この発明の一実施形態において、ユーザ側でなされる処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】この発明の一実施形態において、ユーザ側でなされる処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】この発明の一実施形態において、サーバ側でなされる処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】この発明の他の実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
2・・・反射膜、S23・・・識別番号の読み取りステップ、S24・・・識別番号のサーバへの送信ステップ、S30・・・登録用メニューの表示ステップ、S31・・・名前および住所の入力のリクエストのステップ
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば読み出し専用(ROM)タイプの光ディスクに記録されているゲームソフトウェア、アプリケーションソフトウェアを最初に使用する時になされる登録作業に対して適用される登録方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータのアプリケーションソフトウェアのプログラムがCD−ROMに記録されていることが多い。アプリケーションソフトウェアをユーザが最初に使用する際に、例えばソフトウェアプログラムをパーソナルコンピュータにインストールする際に、ユーザが登録作業を行って初めてそのアプリケーションが使用可能となるようにされている。登録作業の際に、アプリケーションソフトウェアに付随している登録用シート、プログラムが格納されたCD−ROMのケース等に表示されているディスクキーと呼ばれる番号の入力、ユーザの氏名等のユーザ情報の入力が要求されるのが普通であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、長い桁の番号を入力したり、ユーザの名前を入力する登録作業は、かなり面倒なものであった。
【0004】
したがって、この発明の目的は、ユーザ登録を簡単に行うことを可能とすると共に、二重登録を防止できる登録方法、プログラムおよび記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、データ記録媒体に格納されているソフトウェアに関する登録を行う登録方法において、登録プログラムを開始するステップと、ソフトウェアが格納されている複数のデータ記録媒体を識別するための識別情報を読み取るステップと、ユーザ情報を取得するステップと、取得したユーザ情報を読み取った識別情報と関連付けて蓄積媒体に記録するステップとからなる登録方法である。請求項7は、請求項1に記載の登録方法をコンピュータに実行させるプログラムである。請求項9は、請求項7に記載のプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体である。
【0006】
請求項4の発明は、データ記録媒体に格納されているソフトウェアに関する登録を行う登録方法において、登録プログラムを開始するステップと、ソフトウェアが格納されている複数のデータ記録媒体を識別するための識別情報を読み取るステップと、識別情報を管理するサーバに対して、読み取った識別情報が有効か否かを問い合わせるステップと、読み取った識別情報が有効な場合に、ユーザ情報を取得するステップと、取得したユーザ情報をサーバに送信するステップとからなり、サーバでは、取得したユーザ情報が読み取った識別情報と関連付けて記録される登録方法である。請求項8は、請求項2に記載の登録方法をコンピュータに実行させるプログラムである。請求項10は、請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体である。
【0007】
この発明では、ソフトウェアが記録されている各データ記録媒体を識別できる識別番号を記録されているので、識別番号を利用することによって、ディスクキーと呼ばれているような長い番号を入力することを不要とできるので、登録作業の負担を軽減できる。また、識別番号とユーザ情報とを関連付けて管理することによって、ユーザの二重登録を防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態について説明する。一実施形態では、アプリケーションソフトウェアが記録されている光ディスク例えばCD−ROMに対して、固有の識別番号が記録されている。識別番号は、個々のディスクを識別するための情報である。個々のディスクを識別できれば良いので、番号以外の記号、文字等を使用しても良い。また、識別番号によって、アプリケーションソフトウェアを記録した所定の枚数のCD−ROMが識別される。識別番号は、例えば既存のCDプレーヤまたはCD−ROMドライブによって読み取ることが可能なように記録される。最初に、一実施形態の理解を容易とするために、光ディスク例えばCDの構造について説明する。
【0009】
図1は、既存のCD−ROMの一部を拡大して示すものである。所定のトラックピッチTp(例えば1.6μm)のトラック上に、ピットと呼ばれる凹部と、ピットが形成されてないランドとが交互に形成されている。ピットおよびランドの長さは、3T〜11Tの範囲内とされている。Tは、最短の反転間隔である。CD−ROMには、下側からレーザ光が照射される。
【0010】
レーザ光が当たる下側から順に、厚さ1.2mmの透明ディスク基板1と、その上に被覆された反射膜2と、反射膜2に被覆された保護膜3とが順に積層された構造とされている。反射膜2は、高い反射率を持つものが使用される。CD−ROMは、読み出し専用ディスクであるが、後述するように、反射膜2が被覆された後に、反射膜2に対して高出力のレーザ光を使用して情報(識別番号)が記録される。
【0011】
このようなCD−ROMの製造工程の流れを図2を参照して説明する。ステップS1では、ガラス板に感光物質であるフォトレジストが塗布されたガラス原盤がスピンドルモータによって回転され、記録信号に応じてオン/オフされたレーザ光がフォトレジスト膜に照射され、マスタが作成される。フォトレジスト膜が現像処理され、ポジ形レジストの場合では、感光された箇所が溶け、凹凸パターンがフォトレジスト膜上に形成される。
【0012】
フォトレジスト原盤に対してメッキがなされる電鋳処理によって1枚のメタルマスタが作成される(ステップS2)。メタルマスタから複数枚のマザーが作成され(ステップS3)、さらに、このマザーから複数枚のスタンパが作成される(ステップS4)。スタンパを使用してディスク基板が作成される。ディスク基板の作成方法としては、圧縮成形、射出成形、光硬化法等が知られている。そして、ステップS6において、反射膜および保護膜が被着される。従来のディスク製造方法では、さらに、ラベル印刷を行うことでCD−ROMが製作されていた。
【0013】
一方、図2の例では、反射膜(ミラー部例えばランド)に対して高出力のレーザ光を照射して、さらに、情報を追加記録する工程S7が付加される。反射膜上のランドは、レーザ光が照射される熱処理(熱記録)によって原子が移動して膜構造や結晶性が変化し、そこの箇所の反射率が低下する。その結果、ランドであっても、レーザ光が照射された後では、戻りレーザ光が少なくなり、読取装置からは、ピットと同様に認識される。これを利用してピット長またはランド長を変化させ、情報を記録することができる。この場合、反射膜は、反射率がレーザ照射により変化する材料が使用される。反射率が低下するものに限らず、記録によって反射率が高くなる材料もある。
【0014】
具体的には、アルミニウムの合金膜Al100−xXxで反射膜が構成される。Xとしては、Ge,Ti,Ni,Si,Tb,Fe、Agのうちの少なくとも1種以上の元素が使用される。また、Al合金膜中の組成比xは、5<x<50〔原子%〕に選定される。
【0015】
また、反射膜をAg100−xXxのAg合金膜によって構成することもできる。その場合、Xとしては、Ge,Ti,Ni,Si,Tb,Fe、Alのうちの少なくとも1種以上の元素が使用される。また、Al合金膜中の組成比xは、5<x<50〔原子%〕に選定される。反射膜は、例えばマグネトロンスパッタリング法によって形成できる。
【0016】
一例として、AlGe合金による反射膜を50nmの膜厚で形成し、対物レンズを介して透明基板または保護膜側からレーザ光を照射した場合に、Geの組成比が20〔原子%〕の場合では、記録パワーが6〜7〔mW〕の場合に、反射率が6%程度低下し、Geの組成比が27.6〔原子%〕の場合では、記録パワーが5〜8〔mW〕の場合に、反射率が7〜8%程度低下する。このような反射率の変化が生じることによって、反射膜に対する追加記録が可能となる。
【0017】
図3は、識別番号の追加記録の方法をより具体的に説明するための図である。記録データとピットおよびランドの対応の仕方は、前のパターンとの関係でパターンAと、パターンBとがありうる。
【0018】
最初にパターンAについて説明する。シンボル間に3ビットの例えばマージビット(000)が挿入される。追加記録をする場合、8ビットのデータシンボルが例えば(0x47)とされる。0xは、16進表記を意味する。この8ビットをEFM(eight to fourteen modulation)変調した結果の14ビットのパターン(00100100100100)が図3に示されている。
【0019】
そして、二つのピットの間の斜線領域に対して追加記録用のレーザビームを照射する。その結果、斜線領域の反射率が低下し、記録後では、二つのピットが結合した一つのピットとして再生される。この場合の14ビットのパターンが(00100100000000)となる。これは、EFM復調した場合には、(0x07)の8ビットとして復調される。
【0020】
パターンBの場合では、マージビットが(001)となる。この場合も、パターンAと同様に、斜線領域にレーザビームを照射することによって、8ビットを(0x47)から(0x07)へと変化させることができる。
【0021】
上述したように、元々は、(0x47)であったデータシンボルを(0x07)へ書き換えることができる。この例以外にも追加記録できるデータの種類としては、多々存在する。例えば元々(0x40)であったデータシンボルを(0x00)へ変化させることができる。但し、追加記録は、元々記録されているデータのミラー部に対してレーザを照射することによって、ピット長またランド長を変えるものであるので、追加記録できるデータの種類が制限される。
【0022】
図3は、追加記録の一例であり、識別番号を記録する方法としては、予め決めている区間で、意図的にEFMエラーを生じさせ、EFMエラーの有無によって識別番号を追記する方法、エラー訂正符号によって訂正できないエラーを意図的に追記する方法等の種々の方法が可能である。
【0023】
この発明は、上述したように、アプリケーションプログラム、ゲーム等のソフトウェアが記録され、識別番号が記録されたCD−ROMが販売店を通じて販売され、ユーザの手にわたる。ユーザは、最初にアプリケーションを使用する際に登録することが必要とされている。例えばユーザが実際にCD−ROMをコンピュータ等の使用機器に挿入すると、自動的にプログラムが開始して自動登録の工程に入る。登録用のプログラムは、例えばインストールプログラムの一部に組み込まれている。インストールが一旦なされれば、CD−ROMを挿入しない限り、登録プログラムが立ち上がらない。但し、ゲームソフトウェアの場合では、CD−ROMを挿入した状態で、ゲームのアプリケーションが使用されることが多いので、この場合では、CD−ROMを挿入する度に登録プログラムが起動することになる。
【0024】
図4および図5は、ユーザのコンピュータにおいてなされる自動登録の処理を示し、図6は、識別番号を管理するサーバ(ソフトウェア会社)側の処理を示す。図4および図5は、一連の処理を示すフローチャートであるが、作図スペースの制約上、二つのフローチャートへ分割されている。ソフトウェアが記録され、識別番号が記録されているCD−ROMがコンピュータへ挿入されると、登録プログラムが開始する(ステップS11)。そして、ステップS12において、コンピュータ上にアプリケーション毎に登録されている登録フラグが読み取られる。登録フラグは、ユーザ登録が済んでいるか否かを示すものである。
【0025】
ステップS13では、登録フラグを参照して登録済みか否かが判定される。登録済みの場合では、ステップS14において、再登録するか否かが判定される。ユーザが再登録しないと決定した場合では、アプリケーションが開始する(ステップS15)。ステップS13で登録済みでないと判定されるか、またはステップS14において再登録すると判定された場合には、ステップS16において、直ぐに登録するか否かが判定される。
【0026】
直ぐに登録しないと決定された場合では、図5のステップS17に処理が移る。ステップS17では、初めてのそのCD−ROMの読み出しか否かが判定される。最初の読み出しと判定されると、ステップS18において、最初の読み出し日がコンピュータのハードディスク等の記憶部に登録される。そして、ステップS19において、アプリケーションが開始される。
【0027】
ステップS17において、最初の読み出しではないと判定されると、ステップS20において、コンピュータのハードディスクの所定の領域から最初の読み出し日の情報が読み出される。ステップS21において、最初の読み出し日から規定時間経過しているか否かが判定される。規定時間経過していると判定されると、アプリケーションが開始しないで、処理が停止する(ステップS22)。すなわち、ユーザ登録を行わない時間が予めそのアプリケーションの使用可能期間として設定されている時間を超えると、アプリケーションの使用ができなくなるようにされている。ステップS22において、停止する場合では、時間が経過しているので使用できない旨のメッセージが表示される。ステップS21において、規定時間を過ぎていないと判定されると、アプリケーションが開始される(ステップS19)。
【0028】
図4におけるステップS16において、直ぐに登録すると決定されると、ステップS23において、識別番号がCD−ROMから読み取られる。読み取った識別番号がステップS24において、サーバに送信される。サーバとユーザとの間の通信は、インターネットを介してなされ、既存のメールソフトウェアを使用してなされる。そして、ステップS25では、サーバからのデータが送信されてくるのを待つ。
【0029】
図6は、サーバの処理を示すもので、ステップS41において、識別番号を受信したか否かが判定される。識別番号を受信すると、ステップS42において、正規の番号か否かが判定される。この場合、ソフトウェアを記録したCD−ROMを製作する時に構築している管理用のデータベースDBが参照される。正規の番号でないと判定されると、正規でないことを示すデータを識別番号を送ってきたユーザに対して送信し(ステップS43)、処理を終了する。
【0030】
ステップS42において、送られてきた識別番号が正規の番号であると判定されると、ステップS44において、管理用データベースDBを参照して登録済みか否かが判定される。登録済みの場合には、ステップS45において、登録済みを示すデータを送信し、処理を終了する。
【0031】
ステップS44において、登録済みでないと判定されると、ステップS46において、未登録であることを示すデータがユーザに対して送信される。ステップS47において、ユーザからデータを受信したか否かが判定される。ユーザからユーザの名前および住所のデータを受信すると、名前および住所の情報が管理用データベースDBに対して登録される。管理用データベースDBでは、識別番号とユーザの名前および住所とが関連付けて蓄積されている。登録が完了すると、処理が終了する。
【0032】
図4のステップS25において、サーバからのデータを受信したと判定されると、図5のステップS26に処理が移る。ステップS26では、サーバから受信したデータに基づいて、識別番号が正規の番号か否かが決定される。正規の番号でないと決定されると、ステップS27において、正規の番号でない旨のメッセージが表示される。
【0033】
ステップS26において、正規の番号であると判定されると、ステップS28において、未登録か否かが受信データに基づいて判定される。登録済みの場合では、登録済みの場合のメニューが表示され、処理が終了する。ステップS28において、未登録と判定されると、ステップS30において、登録用のメニューが表示される。
【0034】
登録用のメニューにしたがって、ステップS31において、ユーザの名前および住所の入力が要求される。ユーザ情報として、これ以外に電子メールアドレス、性別、年令等の情報の入力を要求することも可能である。場合によっては、ユーザが使用するコンピュータ等のハードウエアに固有の機器情報をユーザ情報として使用しても良い。ハードウエア固有の機器情報は、自動的に読み取られるので、ユーザの入力作業が不要である。
【0035】
そして、ステップS32において、入力されたユーザの名前および住所の情報をサーバに対して送信される。前述したように、サーバは、ユーザから受信した名前および住所の情報を管理用データベースDBに登録する(ステップS48)。ユーザの名前および住所の登録が完了すると、アプリケーションが開始する(ステップS33)。この場合、そのアプリケーションに関する登録フラグは、ユーザ登録が済んでいることを示すものに変えられる。なお、ステップS32において、名前および住所の情報を送信した後に、サーバがユーザ登録が完了したことを示すメッセージをサーバから受信し、ユーザ登録が完了したことを示す表示を行うようにしても良い。
【0036】
図7は、この発明の他の実施形態を説明するフローチャートである。他の実施形態は、サーバとの通信を行わないで、ユーザ登録を行うものである。ソフトウェアが記録され、識別番号が記録されているCD−ROMがコンピュータへ挿入されると、登録プログラムが開始する(ステップS51)。そして、ステップS52において、コンピュータ上にアプリケーション毎に登録されている登録フラグが読み取られる。
【0037】
ステップS53では、登録フラグを参照して登録済みか否かが判定される。登録済みの場合では、ステップS54において、再登録するか否かが判定される。ユーザが再登録しないと決定した場合では、アプリケーションが開始する(ステップS55)。ステップS53で登録済みでないと判定されるか、またはステップS54において再登録すると判定された場合には、ステップS56において、直ぐに登録するか否かが判定される。
【0038】
直ぐに登録しないと決定された場合では、ステップS57で、初めての読み出しか否かが判定される。最初の読み出しと判定されると、ステップS58において、最初の読み出し日がコンピュータのハードディスク等の記憶部に登録される。そして、ステップS59において、アプリケーションが開始される。
【0039】
ステップS57において、最初の読み出しではないと判定されると、ステップS60において、最初の読み出し日の情報が読み出される。ステップS61において、最初の読み出し日から規定時間経過しているか否かが判定される。規定時間経過していると判定されると、アプリケーションが開始しないで、処理が停止する(ステップS62)。ステップS62において、時間が経過しているので使用できない旨のメッセージが表示される。ステップS61において、規定時間を過ぎていないと判定されると、アプリケーションが開始される(ステップS59)。
【0040】
ステップS56において、直ぐに登録すると決定されると、ステップS63において、識別番号がCD−ROMから読み取られる。ステップS64において、登録用のメニューが表示される。この場合、識別番号がある規則にしたがって生成されていることに基づいて、読み取られた識別番号が正規のものか否かを判定し、正規であると判定される場合にのみ、次の処理に移ることを可能としても良い。ステップS65では、登録用のメニューにしたがって、ユーザの名前および住所の入力が要求される。ユーザ情報として、これ以外に電子メールアドレス、性別、年令等の情報の入力を要求することも可能である。ここでは、ユーザの名前、住所等を入力するようにしているが、ユーザを特定できる情報であれば、他の情報でも構わない。例えばCPUの番号、ネットワークアドレス等の入力を顧客の許可を得ることによって、自動的に行うようにしても良い。
【0041】
ユーザが住所および名前を入力することによって、名前および住所のデータが取得される(ステップS66)。ステップS67では、取得された名前および住所のデータが読み取られた識別番号と関連付けてハードディスク等に保存される。そして、ステップS68において、アプリケーションが開始される。なお、ハードディスク等に保存された識別番号と名前および住所のデータと最初の読み出し日のデータは、書き換えられることを防止するために、ユーザがアクセスできない領域に記録されることが好ましい。
【0042】
この発明は、上述したこの発明の一実施形態に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば上述した説明では、コンピュータの例について述べられているが、ゲーム機器等の他の機器に対しても適用できる。また、この発明は、反射膜に対する追加記録に限らず、相変化膜、光磁気記録膜等に対して追加記録することによって、識別番号を記録することも可能である。また、この発明は、例えばDVDビデオ、DVD−ROMに対しても適用できる。さらに、この発明は、光ディスク媒体に限らず、半導体メモリ、メモリカード等のデータ記録媒体に対して適用することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、アプリケーション、ゲーム等のプログラムが記録されている各データ記録媒体を識別できる識別番号が記録されているので、識別番号を利用することによって、従来の登録作業においてディスクキーと呼ばれているような長い番号を入力することを不要とでき、登録作業の負担を軽減できる。また、識別番号とユーザ情報とを関連付けて管理することによって、ユーザの二重登録を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のCDの記録パターンとCDの構造を説明するための略線図である。
【図2】この発明の一実施形態におけるディスクの製造工程を説明するための略線図である。
【図3】この発明の一実施形態における追加記録の説明に用いる略線図である。
【図4】この発明の一実施形態において、ユーザ側でなされる処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】この発明の一実施形態において、ユーザ側でなされる処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】この発明の一実施形態において、サーバ側でなされる処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】この発明の他の実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
2・・・反射膜、S23・・・識別番号の読み取りステップ、S24・・・識別番号のサーバへの送信ステップ、S30・・・登録用メニューの表示ステップ、S31・・・名前および住所の入力のリクエストのステップ
Claims (10)
- データ記録媒体に格納されているソフトウェアに関する登録を行う登録方法において、
登録プログラムを開始するステップと、
ソフトウェアが格納されている複数のデータ記録媒体を識別するための識別情報を読み取るステップと、
ユーザ情報を取得するステップと、
取得した上記ユーザ情報を上記読み取った識別情報と関連付けて蓄積媒体に記録するステップとからなる登録方法。 - 請求項1において、
上記データ記録媒体をコンピュータに接続したときに、上記登録プログラムが開始する登録方法。 - 請求項1において、
登録をするかしないかをユーザが選択可能とした登録方法。 - データ記録媒体に格納されているソフトウェアに関する登録を行う登録方法において、
登録プログラムを開始するステップと、
ソフトウェアが格納されている複数のデータ記録媒体を識別するための識別情報を読み取るステップと、
識別情報を管理するサーバに対して、読み取った識別情報が有効か否かを問い合わせるステップと、
読み取った識別情報が有効な場合に、ユーザ情報を取得するステップと、
取得したユーザ情報を上記サーバに送信するステップとからなり、
上記サーバでは、取得した上記ユーザ情報が上記読み取った識別情報と関連付けて記録される登録方法。 - 請求項4において、
上記データ記録媒体をコンピュータに接続したときに、上記登録プログラムが開始する登録方法。 - 請求項4において、
登録をするかしないかをユーザが選択可能とした登録方法。 - コンピュータにデータ記録媒体に格納されているソフトウェアに関する登録を行う登録方法を実行させるプログラムにおいて、
登録プログラムを開始するステップと、
ソフトウェアが格納されている複数のデータ記録媒体を識別するための識別情報を読み取るステップと、
ユーザ情報を取得するステップと、
取得した上記ユーザ情報を上記読み取った識別情報と関連付けて蓄積媒体に記録するステップとをコンピュータに実行させるプログラム。 - コンピュータにデータ記録媒体に格納されているソフトウェアに関する登録を行う登録方法を実行させるプログラムにおいて、
登録プログラムを開始するステップと、
ソフトウェアが格納されている複数のデータ記録媒体を識別するための識別情報を読み取るステップと、
識別情報を管理するサーバに対して、読み取った識別情報が有効か否かを問い合わせるステップと、
読み取った識別情報が有効な場合に、ユーザ情報を取得するステップと、
取得したユーザ情報を上記サーバに送信して、取得した上記ユーザ情報を上記サーバに上記読み取った識別情報と関連付けて記録するステップとをコンピュータに実行させるプログラム。 - コンピュータにデータ記録媒体に格納されているソフトウェアに関する登録を行う登録方法を実行させるプログラムであって、
登録プログラムを開始するステップと、
ソフトウェアが格納されている複数のデータ記録媒体を識別するための識別情報を読み取るステップと、
ユーザ情報を取得するステップと、
取得した上記ユーザ情報を上記読み取った識別情報と関連付けて蓄積媒体に記録するステップとをコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。 - コンピュータにデータ記録媒体に格納されているソフトウェアに関する登録を行う登録方法を実行させるプログラムであって、
登録プログラムを開始するステップと、
ソフトウェアが格納されている複数のデータ記録媒体を識別するための識別情報を読み取るステップと、
識別情報を管理するサーバに対して、読み取った識別情報が有効か否かを問い合わせるステップと、
読み取った識別情報が有効な場合に、ユーザ情報を取得するステップと、
取得したユーザ情報を上記サーバに送信して、取得した上記ユーザ情報を上記読み取った識別情報と関連付けて上記サーバに記録するステップとをコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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