JP2000030374A - 光記録媒体およびその使用方法 - Google Patents

光記録媒体およびその使用方法

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JP2000030374A
JP2000030374A JP19545098A JP19545098A JP2000030374A JP 2000030374 A JP2000030374 A JP 2000030374A JP 19545098 A JP19545098 A JP 19545098A JP 19545098 A JP19545098 A JP 19545098A JP 2000030374 A JP2000030374 A JP 2000030374A
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JP
Japan
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area
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optical recording
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JP19545098A
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English (en)
Inventor
Shinji Tomioka
晋治 富岡
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウエアの違法複製等を有効に防止でき
る光記録媒体およびその使用方法を提供する。 【解決手段】 ユーザー領域以外の記録エリアに識別コ
ードを記録したことを特徴とする光記録媒体およびその
使用方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体および
その使用方法に関し、とくにソフトウエアの違法複製等
を有効に防止することのできる光記録媒体およびその使
用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータープログラム等アプリケー
ションソフトの提供に際して、パスワードやユーザー情
報等の識別コードを書換可能な光記録媒体のユーザー領
域に書き込み、プログラム中から識別コードを識別する
ことによって、違法複製の防止を行ったり、あるいは、
特定のユーザーにだけサービスを提供する等の処理が行
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、書換可
能な光記録媒体において、識別コードを書換可能なユー
ザー領域に記録したのでは、識別コードが破壊された
り、模倣されるおそれがある。識別コードが破壊される
とサービスを受けられなくなるし、模倣されると違法複
製を有効に防止できなくなる。
【0004】本発明の課題は、コンピュータープログラ
ム等のアプリケーションソフトを特定ユーザーに対して
のみ確実に提供でき、違法複製を有効に防止することの
できる光記録媒体およびその使用方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の光記録媒体は、ユーザー領域以外の記録エ
リアに識別コードを記録したことを特徴とするものから
なる。
【0006】上記ユーザー領域以外の記録エリアとして
は、コントロールトラック部、テスト領域を挙げること
ができる。
【0007】また、上記課題を解決するために、本発明
の光記録媒体の使用方法は、識別コードを必要とするア
プリケーションソフトが、光記録媒体のユーザー領域以
外の記録エリアに記録された識別コードを識別した後に
動作することを特徴とする方法からなる。
【0008】本発明の光記録媒体およびその使用方法に
おいては、光記録媒体の通常の使い方あるいはドライブ
装置では一般のユーザーがアクセス不可能な記録エリ
ア、すなわち、ユーザー領域以外の記録エリアに識別コ
ードを記録することにより、前述のような識別コードの
破壊、識別コードの書換等による不都合を確実に回避で
きる。具体的には、光記録媒体の記録エリアのコントロ
ールトラック部またはテスト領域に、予め識別コードを
記録しておく。
【0009】コントロールトラック部とは、通常光記録
媒体の最内周あるいは最外周に設けられ、その光記録媒
体に関する各種情報等が記録される領域である。通常
は、光記録媒体の製造時に記録され、書換は不可能であ
る。従って、誤って消去したり、後から不正な識別コー
ドを書き込むことはできない。
【0010】このコントロールトラック部は、具体的に
は、相変化型光記録媒体(PD)で言えば“Control zo
ne : Media manufacturer identification”、デジタル
・バーサタイル・ディスク(DVD)で言えば、“Cont
rol data zone : Disc manufacturing information”と
呼ばれる領域である。
【0011】また、テスト領域とは、光記録媒体をドラ
イブ装置に挿入した際に、ドライブ装置が自動的に試し
書きをして、その光記録媒体に適したレーザーパワーに
調整するための領域であるが、実際には、試し書きに利
用しない予備領域がある。この部分に識別コードを記録
するようにすると、光記録媒体の製造者は専用の装置を
用いて記録することができ、さらに後から書き換えるこ
ともできるが、一般ユーザーに用いられているドライブ
装置では、消去したり書き換えたりすることはできな
い。
【0012】したがって、たとえば、特定の識別コード
を認識することにより、初めて動作するソフトウエアを
作成し、該識別コードを光記録媒体にあらかじめ記録し
ておけば、自社製の光記録媒体でしか動作しないソフト
ウエアを作成することができる。このソフトウエアを上
記識別コードを記録した光記録媒体に保存して配布して
も、識別コードをユーザーが変更できないため、不正に
複製できない。また、自社製の光記録媒体のユーザーの
みに使用可能な特別なソフトウエアを無償配布しても、
前記識別コードを記録した自社製の光記録媒体でしか動
作しない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の光記録媒体およ
びその使用方法について図面を参照して説明する。図1
は、本発明の一実施態様に係る光記録媒体の領域を示し
ており、図1の光記録媒体はDVDからなっている。図
1において、1はDVDを示しており、本実施態様にお
いては、記録エリア4のコントロールトラック部2(セ
クターナンバー1)の領域に識別コードが記録されてい
る。該コントロールトラック部2は一般ユーザーはアク
セス不可能な領域になっている。また、3は提供情報を
記録等できるユーザー領域を示しており(セクターナン
バー2〜15)、該領域はデータの追記等が可能な書換
可能領域になっている。
【0014】また、DVD1はユーザー領域3以外の記
録エリア(本実施態様においてはコントロールトラック
部2)に記録された識別コードを識別した後に動作する
よう処理がなされている。
【0015】コントロールトラック部2に識別コードを
書き込むには、DVD1の基板を成形するスタンパーの
対応する部分に、識別コードのパターンを形成し、基板
成形時にスタンパーからパターンを転写することによ
り、容易に書き込むことができる。
【0016】本実施態様においては、識別コードは記録
エリア4のうちの一般ユーザーが書換不可能(アクセス
不可能)な領域であるコントロールトラック部2に記録
されているので、識別コードの破壊や偽造を防止するこ
とができ、違法複製を有効に防止することができる。ま
た、本実施態様のDVD1は、コントロールトラック部
2の識別コードを識別した場合にのみ作動するような処
理が施されているので、特定のユーザーに対してのみ確
実に情報を提供することができる。
【0017】たとえば、デジタル放送の録画用のDVD
に、上記手法を利用すれば、著作権を伴う情報を、その
DVDに記録されている識別コードを識別することによ
って初めて再生可能な情報として記録することができる
ので、該DVDに録画された状態においてのみ、該デジ
タル放送を自由に利用することができ、しかも、識別コ
ードをユーザーが変更できないため、不正に複製できな
いようにすることが可能になる。
【0018】なお、本発明において、光記録媒体として
はとくに限定されず、光を用いてデータを書き込むもの
または記録部位各部の光学的性質(光反射率、分光反射
率、反射光の光偏波状態など)の変化または差異に基づ
いてデータの読取りを行う光磁気記録媒体、相変化型光
記録媒体などの追記型または書換可能型の光記録媒体な
どが用いられる。
【0019】相変化型光記録媒体は、通常透明な基板上
に記録層を設けたものであり、記録層構成に、レーザ光
により結晶とアモルファスとの可逆変化が可能な特定の
金属が用いられている。基板上の層構成としては、たと
えば、透明な基板上に、少なくとも第1保護層/記録層
/第2保護層/反射層を有する層構成とすることができ
る。
【0020】相変化型光記録媒体の記録層には、たとえ
ば、Te−Ge−Sb−Pd合金、Te−Ge−Sb−
Pd−Nb合金、Nb−Ge−Sb−Te合金、Pt−
Ge−Sb−Te合金、Ni−Ge−Sb−Te合金、
Ge−Sb−Te合金、Co−Ge−Sb−Te合金、
In−Sb−Te合金、In−Se合金、およびこれら
を主成分とする合金が用いられる。とくにTe−Ge−
Sb−Pd合金、Te−Ge−Sb−Pd−Nb合金
が、記録消去再生を繰り返しても劣化が起こり難く、さ
らに熱安定性が優れているので好ましい。とくに望まし
い記録膜組成としては、たとえば次式で表される範囲に
あることが熱安定性と繰り返し安定性に優れている点か
ら好ましい。 Mz (Sbx Te(1-x) 1-y-z (Ge0.5 Te0.5
y 0.35≦x≦0.5 0.20≦y≦0.5 0 ≦z≦0.05 ここでMはパラジウム、ニオブ、白金、銀、金、コバル
トから選ばれる少なくとも一種の金属、Sbはアンチモ
ン、Teはテルル、Geはゲルマニウムを表す。また、
x、y、zおよび数字は各元素の原子の数(各元素のモ
ル数)を表す。とくにパラジウム、ニオブについては少
なくとも一種を含むことが好ましい。この場合zは0.
0005以上であることが好ましい。これら合金を、基
板上に設けられた第1保護層上に、たとえばスパッタリ
ングで膜付けし、記録層が形成される。
【0021】第1保護層および第2保護層は、記録層を
機械的に保護するとともに、基板や記録層が記録による
熱によって変形したり記録消去再生特性が劣化したりす
るのを防止したり、記録層に耐湿熱性や耐酸化性を持た
せる役割を果たす。このような保護層としてはZnS、
SiO2 、Ta2 5 、ITO、ZrC、TiC、Mg
2 などの無機膜やそれらの混合膜が使用できる。とく
にZnSとSiO2 およびZnSとMgF2 の混合膜は
耐湿熱性に優れており、さらに記録消去再生時の記録層
の劣化を抑制するので好ましい。
【0022】反射層としては、金属または、金属酸化
物、金属窒化物、金属炭化物などと金属との混合物、た
とえばZr、Cr、Ta、Mo、Si、Al、Au、P
d、Hfなどの金属やこれらの合金、これらとZr酸化
物、Si酸化物、Si窒化物、Al酸化物などを混合し
たものを使用できる。特にAl、Au、Taやそれらの
合金やAl、Hf、Pdの合金などは膜の形成が容易で
あり好ましい。
【0023】基板上に、第1保護層、記録層、第2保護
層、反射層を形成する方法としては、真空雰囲気中での
薄膜形成方法、たとえばスパッタリング法、真空蒸着
法、イオンプレーティング法などを用いることができ
る。特に組成、膜厚のコントロールが容易なことからス
パッタリング法が好ましい。
【0024】基板としては、基板側から記録再生を行う
ためにはレーザ光が良好に透過する材料を用いることが
好ましく、たとえばポリメチルメタアクリレート樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、エポキシ
樹脂などの有機高分子樹脂、それらの混合物、共重合体
物などやガラスなどを用いることができる。中でも、昨
今はポリカーボネート樹脂が主流となっている。
【0025】基板は、円盤体に成形されるものである。
成形方法は特に限定しないが、たとえば射出成形による
ことができ、金型内に、表面に所定のグルーブやピット
雄型が形成されたスタンパを装着し、スタンパからの転
写により、表面に所望のトラックが形成された基板を形
成できる。
【0026】基板の大きさは、光記録媒体ドライブ装置
からの要求規格に合わせる必要がある。たとえば、直径
90mmや120mmあるいは130mmの基板に成形
することなどが規定される。
【0027】このような基板上に、順に、少なくとも第
1保護層/記録層/第2保護層/反射層が積層される。
この反射層の上に、さらに有機樹脂保護層を設けてもよ
い。有機樹脂保護層としては、重合性モノマーおよびオ
リゴマーを主成分とする光硬化性樹脂組成物や、熱硬化
性樹脂組成物を用いることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光記録媒
体およびの使用方法によるときは、識別コードの破壊、
偽造を防止することができるので、ソフトウエア等を特
定ユーザーに対してのみ確実に提供することができると
ともに、違法複製を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVDの領域を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 DVD 2 コントロールトラック部 3 ユーザー領域 4 記録エリア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザー領域以外の記録エリアに識別コ
    ードを記録したことを特徴とする光記録媒体。
  2. 【請求項2】 ユーザー領域以外の記録エリアがコント
    ロールトラック部である請求項1記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 ユーザー領域以外の記録エリアがテスト
    領域である請求項1記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】 識別コードを必要とするアプリケーショ
    ンソフトが、光記録媒体のユーザー領域以外の記録エリ
    アに記録された識別コードを識別した後に動作すること
    を特徴とする光記録媒体の使用方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005332379A (ja) * 2004-04-23 2005-12-02 Konica Minolta Photo Imaging Inc バックアッププログラムが記録された記録媒体
KR100630035B1 (ko) * 1999-10-13 2006-09-28 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 정보기록 매체 및 이를 사용하여 정보를 기록 및 재생하는 방법 및 장치
KR100707807B1 (ko) * 1999-08-18 2007-04-13 소니 가부시끼 가이샤 데이터기록매체, 데이터기록장치, 데이터기록방법,데이터재생장치 및 데이터재생방법

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