JP2004012539A - 教材コンテンツ提供装置及びその方法、並びに教材コンテンツ提供プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】教材を提供するにあたり、メニュー等による検索、選択といった操作を省き教育効率の向上をはかる。
【解決手段】情報処理手段が、コード受信手段を介して教材に付与されるコードを受信し、識別子に対応する教材コンテンツを記録媒体から検索してコンテンツ出力手段を介し検索された教材コンテンツを提供する構成とした。また、コードは、例えば、RF−ID(Radio Frequency Identification)タグに記憶され、教材の任意の頁に埋め込まれることとする。
【選択図】 図2
【解決手段】情報処理手段が、コード受信手段を介して教材に付与されるコードを受信し、識別子に対応する教材コンテンツを記録媒体から検索してコンテンツ出力手段を介し検索された教材コンテンツを提供する構成とした。また、コードは、例えば、RF−ID(Radio Frequency Identification)タグに記憶され、教材の任意の頁に埋め込まれることとする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、教材コンテンツを再生できる環境にある出力装置に用いて好適な、教材コンテンツ提供装置及びその方法、並びに教材コンテンツ提供プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、教材データは、CD−ROM等記録媒体に一括してデータを格納するパッケージ形態で提供されることが多く、教師等、利用者がその教材データを利用する場合はメニュー操作により検索、あるいは選択するといった煩雑な手続きにより再生する仕組みになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の方法では、利用者が使用したい教材データを選び出すまでに時間がかかり、本来、教育効率を上げるために教材データを利用する行為が逆に効率を下げてしまう要因にもなっていた。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、教材データをコンテンツ単位で付されるコードを通じて提供する仕組みを構築することにより、教材をコンテンツ単位で扱い、メニュー等による検索、選択といった操作を省き教育効率の向上をはかった、教材コンテンツ提供装置及びその方法、並びに教材コンテンツ提供プログラムを提供することを目的とする。
また、提供される教材データを、例えば、プロジェクタを介して出力するときに、コンテンツの操作の仕方、あるいはその出力位置の指定を工夫することで、教育効果の向上をはかることは勿論のこと、操作性の向上をはかった、教材コンテンツ提供装置及びその方法、並びに教材コンテンツ提供プログラムを提供することも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために本発明は、教材に付与されるコードを受信するコード受信手段と、前記識別子に対応する教材コンテンツを記録媒体から検索する情報処理手段と、前記検索された教材コンテンツを提供するコンテンツ出力手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、情報処理手段が、コード受信手段を介して教材に付与されるコードを受信し、識別子に対応する教材コンテンツを記録媒体から検索してコンテンツ出力手段を介し検索された教材コンテンツを提供するため、メニュー形式による検索、選択のための手間が省け、教材利用時の煩雑さを軽減する他に、そのための時間が削減されるため教育効果の向上がはかれる。
【0006】
また、本発明において、前記教材コンテンツ出力手段から提供される教材コンテンツのスクリーン上での操作内容が定義され、前記教材の任意の頁に付されるコードを受信してそのコードに従う教材コンテンツの操作を実行する操作実行制御手段、を更に備えたことを特徴とする。
本発明によれば、操作実行制御手段が、教材コンテンツのスクリーン上での操作内容が定義されるコードを受信してそのコードに従う教材コンテンツの操作を実行することにより、例えば、教材コンテンツが動画の場合の再生開始、一時停止、あるいはスキップ等、教師が授業の内容に対応した操作をスムーズに行うことが出来、教育効果を向上させるのは勿論のこと、操作性が向上する。
【0007】
また、本発明において、前記コードは無線タグに記憶され、前記教材の任意の頁に埋め込まれること、を特徴とする。
本発明によれば、コードを例えば、RF−ID(Radio Frequency Identification)タグに記憶させることにより、プロジェクタやプリンタ等の出力手段との連携が非接触で実現でき、コンテンツ単位の識別子の提供が、例えば、カード形式での配布や、教員用教材書への印刷で行われるため、メニュー形式での検索、選択等の手間が省ける。
【0008】
また、本発明は、前記記録媒体は、ネットワークを介して接続されるサーバで管理され、前記出力手段は、前記情報処理手段で検索された前記教材コンテンツを前記ネットワーク経由でダウンロードして提供すること、を特徴とする。
本発明によれば、教材コンテンツをネットワーク経由でダウンロードする構成を取ることにより、教材コンテンツの一括更新、リアルタイムによる教材の提供等、新しい教材の利用形態を提供することが可能となる。
【0009】
また、本発明において、前記コンテンツ出力手段から提供される教材コンテンツのスクリーン上での出力指定位置を読み取る出力指定位置読み取り手段と、前記情報処理手段による制御の下で前記指定位置を含む前記スクリーン上の所定の領域に前記教材コンテンツを所定の大きさではめ込み提供する出力位置設定制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、出力位置設定制御手段が、出力指定位置読み取り手段を介しコンテンツ出力手段から提供される教材コンテンツのスクリーン上での出力指定位置を読み取り、前記情報処理手段による制御の下で指定位置を含むスクリーン上の所定の領域に教材コンテンツを所定の大きさではめ込み提供することにより、教師が、例えば、黒板等スクリーン上にチョークやペン等で手書きした位置に応じて補充教材となる教材コンテンツを投影することができ、画一的な教材コンテンツの他に、グラフや図等、教師が必要と思われる教材コンテンツをあらかじめディジタルデータとして作成しておくことにより、綺麗な投影像として場所を指定したうえで表示することができ、教育効果の一層の向上がはかれる。
【0010】
上記した課題を解決するために本発明は、教材コンテンツ提供装置に用いられる教材コンテンツ提供方法であって、教材に付与されるコードを受信し、前記識別子に対応する教材コンテンツを記録媒体から検索し、前記検索された教材コンテンツを提供すること、を特徴とする。
本発明によれば、メニュー形式による検索、選択のための手間が省け、教材利用時の煩雑さを軽減する他に、そのための時間が削減されるため教育効果の向上がはかれる。
【0011】
上記した課題を解決するために本発明は、教材コンテンツ提供装置に用いられる教材コンテンツ提供プログラムであって、教材に付与されるコードを受信するコード受信ステップと、前記識別子に対応する教材コンテンツを記録媒体から検索する情報処理ステップと、前記検索された教材コンテンツを提供するコンテンツ出力ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、上記した教材コンテンツ提供プログラムをコンピュータに実行させることにより、教材に付与されるコードを受信し、識別子に対応する教材コンテンツを記録媒体から検索し、そして、検索された教材コンテンツを提供することで、メニュー形式による検索、選択のための手間が省け、教材利用時の煩雑さを軽減する他に、そのための時間が削減されるため教育効果の向上がはかれる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の教材コンテンツ提供装置の利用形態を説明するために引用した図であり、出力手段としてプロジェクタを用いた例が示されている。
図1において、1は、教材コンテンツ記録媒体およびその再生手段となるCD−ROM再生機であり、2は、出力手段としてのプロジェクタ、3は、スクリーンである。4は、教師用教科書であり、教師用教科書4の任意の頁には、RF−ID(Radio Frequency Identification)タグ40がチップとして埋め込まれている。ここでは、RF−IDタグ40は、該当ページの補助教材としてCD−ROMに記録された教材コンテンツとの連携を非接触で行うために、教材に付されるコードを発生する手段として用いられる。従って、このコードを読み取る手段としてRF−ID読み取り機20が用いられる。
なお、教材コンテンツとして、教師用教科書の各頁に記載された内容を補充する教材が用意され、テキスト、グラフィック、画像(静止画、動画)等のいずれでもよい。
【0013】
RF−IDタグ40は、ICを組み込み、内部記憶と演算・通信機能を持つ無線タグである。記憶と演算機能を持つため、RF−IDタグ40は単純な無線タグとは一線を画し、データキャリアとも呼ばれる。従って、RF−IDタグチップ40もRF−ID読み取り機20もコントローラ部と送受信部(変復調制御回路)とアンテナにより構成される。電磁誘導式も電波通信方式も電磁波を媒体としている点は共通であるが、前者が磁界を利用するのに対し後者は電界を用いる点が異なる。
なお、本発明実施形態では、コードを発生する手段、あるいは受信する手段としてRF−IDタグ40、RF−ID読み取り機20を用いているが、バーコード及びバーコード読み取り機で代替しても良い。
【0014】
図2は、図1に示す出力装置としてのプロジェクタ2の内部構成を機能展開して示したブロック図である。
以下に示す各ブロックは、具体的には、CPUならびにメモリを含む周辺LSIで構成され、CPUがメモリに記録されたプログラムを読み出し実行することによりそのブロックが持つ機能を実現するものとする。
【0015】
プロジェクタ2は、コード受信部21と、情報処理部22と、教材コンテンツ取得部23と、教材コンテンツ出力部24と、操作実行制御部25と、出力指定位置読み取り部26と、出力位置設定制御部27で構成される。
コード受信部21は、教材に付与されるコードを受信する機能を持ち、情報処理部22は、コードに対応する教材コンテンツを記録媒体(CD−ROM再生機1)から検索する機能を持つ。また、教材コンテンツ取得部23は、記録媒体1あるいは図示せぬネットワークを介してサーバで管理される教材コンテンツを読み込み、情報処理部22へ提供する機能を持つ。教材コンテンツ出力部24は、情報処理部22により検索された教材コンテンツを教材コンテンツ取得部23を介して読み込み提供する機能を持つ。
【0016】
操作実行制御部25は、教材コンテンツ出力部24から提供される教材コンテンツのスクリーン3上での操作内容が定義され、教材の任意の頁に付されるコードを受信してそのコードに従う教材コンテンツの操作を実行する機能を持つ。
また、出力指定位置読み取り部26は、教材コンテンツ出力部24から提供される教材コンテンツのスクリーン3上での出力指定位置を読み取る機能を持ち、出力位置設定制御27は、記情報処理部22による制御の下で先の指定位置を含むスクリーン3上の所定の領域に教材コンテンツを所定の大きさではめ込み提供する機能を持つ。
【0017】
なお、本発明実施形態では、コードはRF−IDタグ40に記憶され、教師用教科書4の任意の頁に埋め込まれることとする。教材コンテンツの識別子構造は、ここでは文字列構造とし、URL(Uniform Resource Locater)が格納されるものとする。URL記述の定義は一般に利用される、http://サーバ名/フォルダ名/………/ファイル名、file///フォルダ名/………/ファイル名の表記方法を用いることとする。
また、プロジェクタ2は、この識別子(コード)を受信するコード受信手段としてRF−ID読み取り機20を備え、教材コンテンツの識別子は、RF−IDタグのトランスポンダ内に格納されるものとする。
【0018】
更に、記録媒体は、ネットワークを介して接続されるサーバで管理されることもあり、この場合、コンテンツ出力部24は、情報処理部22で検索された教材コンテンツを図示せぬネットワーク経由でダウンロードして提供することも可能である。
【0019】
図3は、本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートであり、具体的には、本発明の教材コンテンツ提供プログラムの処理手順を示す。
以下、図3に示すフローチャートを参照しながら図1、図2に示す本発明実施形態の動作について詳細に説明する。
【0020】
以下は、教師が教師用教本4を用いて、授業内容に応じた教材コンテンツに関しプロジェクタ2を介しスクリーン3に投影する場合を例示して説明する。
教材データ記録媒体としてCD−ROMで提供されたものを利用し、まずは、プロジェクタ2に接続されたCD−ROM再生機1にCD−ROMをセットする。なお、CD−ROM再生機1は独立のものであってもよいし、また、プロジェクタ2に内蔵されても構わない。教師は教師用教本4を用いて授業を行い、授業内容に応じた教材コンテンツを利用することができる。
【0021】
教材コンテンツの利用に際しては、教師用教本4に各教材コンテンツを示す識別子がRF−IDタグ40として埋め込まれているここととしてあるため、教師は、プロジェクタ2に接続されたRF−ID読み取り機20をその頁に埋め込まれているFF−IDタグ40に近づける。
このことを認識したプロジェクタ2は、コード受信部21を介してRF−IDタグ内に格納されている教材コンテンツを示す識別子であるURLデータを取得する(S31、S32)。ここで、取得したURL(例えば、File:///history/sec1/data1.html)は、情報処理部22に引き渡される(S33)。
【0022】
情報処理部22では、受信したURLに基づき、教材データ取得部23に対し目的とする教材コンテンツの読み出しを要求する(S34)。このことを受けて教材データ読み込み部23は、記録媒体(CD−ROM再生機1)を検索して目的とする教材コンテンツを探し出し、読み込みを開始する。
情報処理部22は、更に、コンテンツ出力部24に対して、読み込まれた教材コンテンツの出力依頼を発行し(S35)、コンテンツ出力部24が、教材コンテンツ読み込み部23で読み込まれたことを確認してその教材コンテンツを出力表示する(S36)。
なお、本発明実施形態では、出力手段としてプロジェクタを用いたが、プロジェクタに特に限定解釈されるものではなく、プリンタなど他の出力機器でも同様の効果が得られる。また、教材コンテンツはCD−ROM等記録媒体1に格納されているものを用いたが、図示せぬネットワーク経由で入手可能な最新の教材コンテンツを教材コンテンツ取得部23により読み込み、活用しても良い。
【0023】
一方、上記した出力表示に際し、出力位置指定の有無がチェックされる(S37)。すなわち、本発明の教材コンテンツ提供装置には、教材コンテンツをスクリーン3上の任意の位置に投影するための仕組みが備わっている。
ここでは、プロジェクタ2がカメラ等の撮像手段を備え、教師によってスクリーン3上の任意の位置に置かれたマーカを識別できるようになっているものとする。従って、出力指定位置読み取り部26は、例えば、図4に示すスクリーン3としてのホワイトボードのPSマークが付されたマーカの表示指定位置を認識し、また、その対角上に示されるPEマークの表示位置を認識することにより、ホワイトボード全体に投影した場合との比較結果に基づき投影画像の大きさを決定し、情報処理部22による制御の下で出力位置設定制御部27を介して先の指定位置を含むスクリーン3上の所定の領域に教材コンテンツを所定の大きさではめ込み提供するために教材コンテンツ出力部24に指示する(S38)。
【0024】
なお、マーカによる出力指定が無い場合は、スクリーン3全体もしくはスクリーン3内においてあらかじめ固定された領域に投影するものとする(S39)。
このことにより、図4に示されるように、教師がホワイトボード上にペン等により手書きした情報の位置に応じた補充教材としての教材コンテンツを投影できるようになる。従って、教師がグラフや図等補充教材としてあらかじめディジタルデータとして作成し、登録しておくことにより、綺麗な投影像として表示位置を指定したうえで投影が可能になる。
【0025】
また、本発明では、教材コンテンツが動画像の場合、動画像の再生開始、一時停止、終了といった投影後の操作もRF−IDタグ40により制御される。すなわち、教師用教本40に随所にRF−IDタグ40がうめこのれていることは上記した通りであるが、更に、表紙あるいは、裏表紙等には、上記した操作が定義されたRF−IDタグが埋め込まれている。そこで、教師が授業を行いながらその部分にID読み取り機20を近づけることにより、あるいはタッチすることにより、コード受信部21が読み取り(S40)、情報処理部22によるコントロールの下で操作実行制御部25が対応する操作(再生開始、一時停止等)を実行する(S41)。
【0026】
以上説明のように本発明は、RF−IDタグ等を用い、教材データをコンテンツ単位で付されるコード(識別子)を通じて提供する仕組みを構築することにより、教材をコンテンツ単位で扱い、メニュー等による検索、選択といった操作を省き教育効率の向上をはかったものである。また、提供される教材データを、例えば、プロジェクタを介して出力するときに、コンテンツの操作の仕方、あるいはその出力位置の指定を工夫することで、教育効果の向上をはかることは勿論のこと、操作性の向上をはかったものである。
なお、本発明の応用例として、教材を教師毎にカスタマイズして提供することが可能となる。これは、教材データを管理するサーバ側でユーザ(教師)を管理する仕組みと、教材を示すRF−IDタグに対応する教材コンテンツをウェブブラウザ等により変更することで実現が可能となる。このことにより、標準教材の不具合を教師自身が改善して授業に反映させることでより良い教材の利用環境を提供できる利点が生まれる。
【0027】
また、図2におけるコード受信部21、情報処理部22、教材コンテンツ取得部23、教材コンテンツ出力部24、操作実行制御部25、出力指定位置読み取り部26、出力設定位置制御部27のそれぞれが持つ機能を実現するためのプログラムを、それぞれコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムを、コンピュータに読み込ませ、当該コンピュータが上記プログラムを逐次読み出し実行することによって、本発明の教材コンテンツ提供装置が構築される。また、ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウアを含むものとする。
【0028】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0029】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0030】
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明のように本発明によれば、教材データの提供をコンテンツ単位に付されたコード、もしくは識別子を通じて提供する仕組みを構築することで、メニュー形式による検索、選択のための手間が省け、教材利用時の煩雑さを軽減する他に、そのための時間が削減されるため、教育効果の向上がはかれる。
また、教材をコンテンツ単位で簡単に取り扱え、ネットワークを利用することによってメンテナンスされた最新の教材が利用できるようになる他に、教材利用代金をコンテンツ単位で管理することができる。更に、入手した教材コンテンツの表示位置を任意に設定でき、更にその操作も含めて上記した識別子により実行でき、教育効果の向上と共に操作性の改善も可能である。
なお、RF−IDが持つ記憶、演算機能を利用して画一的なコンテンツのみならず、教材利用者毎にカスタマイズしたコンテンツ、あるいはリアルタイムな映像コンテンツを利用でき、教材利用に新鮮さを与えることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の教材コンテンツ提供装置の利用形態を説明するために引用した図である。
【図2】図1に示す出力装置としてのプロジェクタの内部構成を機能展開して示したブロック図である。
【図3】本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートである。
【図4】本発明実施形態の動作を説明するために引用した図であり、スクリーン表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…CD−ROM再生機、2…プロジェクタ、3…スクリーン、4…教師用教科書、20…RF−ID読み取り機、21…コード受信部、22…情報処理部、23…教材コンテンツ読み込み部、24…コンテンツ出力部、25…操作実行制御部、26…出力指定位置読み取り部、27…出力位置設定制御部、40…RF−ID(Radio Frequency Identification)タグ
【発明の属する技術分野】
本発明は、教材コンテンツを再生できる環境にある出力装置に用いて好適な、教材コンテンツ提供装置及びその方法、並びに教材コンテンツ提供プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、教材データは、CD−ROM等記録媒体に一括してデータを格納するパッケージ形態で提供されることが多く、教師等、利用者がその教材データを利用する場合はメニュー操作により検索、あるいは選択するといった煩雑な手続きにより再生する仕組みになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の方法では、利用者が使用したい教材データを選び出すまでに時間がかかり、本来、教育効率を上げるために教材データを利用する行為が逆に効率を下げてしまう要因にもなっていた。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、教材データをコンテンツ単位で付されるコードを通じて提供する仕組みを構築することにより、教材をコンテンツ単位で扱い、メニュー等による検索、選択といった操作を省き教育効率の向上をはかった、教材コンテンツ提供装置及びその方法、並びに教材コンテンツ提供プログラムを提供することを目的とする。
また、提供される教材データを、例えば、プロジェクタを介して出力するときに、コンテンツの操作の仕方、あるいはその出力位置の指定を工夫することで、教育効果の向上をはかることは勿論のこと、操作性の向上をはかった、教材コンテンツ提供装置及びその方法、並びに教材コンテンツ提供プログラムを提供することも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために本発明は、教材に付与されるコードを受信するコード受信手段と、前記識別子に対応する教材コンテンツを記録媒体から検索する情報処理手段と、前記検索された教材コンテンツを提供するコンテンツ出力手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、情報処理手段が、コード受信手段を介して教材に付与されるコードを受信し、識別子に対応する教材コンテンツを記録媒体から検索してコンテンツ出力手段を介し検索された教材コンテンツを提供するため、メニュー形式による検索、選択のための手間が省け、教材利用時の煩雑さを軽減する他に、そのための時間が削減されるため教育効果の向上がはかれる。
【0006】
また、本発明において、前記教材コンテンツ出力手段から提供される教材コンテンツのスクリーン上での操作内容が定義され、前記教材の任意の頁に付されるコードを受信してそのコードに従う教材コンテンツの操作を実行する操作実行制御手段、を更に備えたことを特徴とする。
本発明によれば、操作実行制御手段が、教材コンテンツのスクリーン上での操作内容が定義されるコードを受信してそのコードに従う教材コンテンツの操作を実行することにより、例えば、教材コンテンツが動画の場合の再生開始、一時停止、あるいはスキップ等、教師が授業の内容に対応した操作をスムーズに行うことが出来、教育効果を向上させるのは勿論のこと、操作性が向上する。
【0007】
また、本発明において、前記コードは無線タグに記憶され、前記教材の任意の頁に埋め込まれること、を特徴とする。
本発明によれば、コードを例えば、RF−ID(Radio Frequency Identification)タグに記憶させることにより、プロジェクタやプリンタ等の出力手段との連携が非接触で実現でき、コンテンツ単位の識別子の提供が、例えば、カード形式での配布や、教員用教材書への印刷で行われるため、メニュー形式での検索、選択等の手間が省ける。
【0008】
また、本発明は、前記記録媒体は、ネットワークを介して接続されるサーバで管理され、前記出力手段は、前記情報処理手段で検索された前記教材コンテンツを前記ネットワーク経由でダウンロードして提供すること、を特徴とする。
本発明によれば、教材コンテンツをネットワーク経由でダウンロードする構成を取ることにより、教材コンテンツの一括更新、リアルタイムによる教材の提供等、新しい教材の利用形態を提供することが可能となる。
【0009】
また、本発明において、前記コンテンツ出力手段から提供される教材コンテンツのスクリーン上での出力指定位置を読み取る出力指定位置読み取り手段と、前記情報処理手段による制御の下で前記指定位置を含む前記スクリーン上の所定の領域に前記教材コンテンツを所定の大きさではめ込み提供する出力位置設定制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、出力位置設定制御手段が、出力指定位置読み取り手段を介しコンテンツ出力手段から提供される教材コンテンツのスクリーン上での出力指定位置を読み取り、前記情報処理手段による制御の下で指定位置を含むスクリーン上の所定の領域に教材コンテンツを所定の大きさではめ込み提供することにより、教師が、例えば、黒板等スクリーン上にチョークやペン等で手書きした位置に応じて補充教材となる教材コンテンツを投影することができ、画一的な教材コンテンツの他に、グラフや図等、教師が必要と思われる教材コンテンツをあらかじめディジタルデータとして作成しておくことにより、綺麗な投影像として場所を指定したうえで表示することができ、教育効果の一層の向上がはかれる。
【0010】
上記した課題を解決するために本発明は、教材コンテンツ提供装置に用いられる教材コンテンツ提供方法であって、教材に付与されるコードを受信し、前記識別子に対応する教材コンテンツを記録媒体から検索し、前記検索された教材コンテンツを提供すること、を特徴とする。
本発明によれば、メニュー形式による検索、選択のための手間が省け、教材利用時の煩雑さを軽減する他に、そのための時間が削減されるため教育効果の向上がはかれる。
【0011】
上記した課題を解決するために本発明は、教材コンテンツ提供装置に用いられる教材コンテンツ提供プログラムであって、教材に付与されるコードを受信するコード受信ステップと、前記識別子に対応する教材コンテンツを記録媒体から検索する情報処理ステップと、前記検索された教材コンテンツを提供するコンテンツ出力ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、上記した教材コンテンツ提供プログラムをコンピュータに実行させることにより、教材に付与されるコードを受信し、識別子に対応する教材コンテンツを記録媒体から検索し、そして、検索された教材コンテンツを提供することで、メニュー形式による検索、選択のための手間が省け、教材利用時の煩雑さを軽減する他に、そのための時間が削減されるため教育効果の向上がはかれる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の教材コンテンツ提供装置の利用形態を説明するために引用した図であり、出力手段としてプロジェクタを用いた例が示されている。
図1において、1は、教材コンテンツ記録媒体およびその再生手段となるCD−ROM再生機であり、2は、出力手段としてのプロジェクタ、3は、スクリーンである。4は、教師用教科書であり、教師用教科書4の任意の頁には、RF−ID(Radio Frequency Identification)タグ40がチップとして埋め込まれている。ここでは、RF−IDタグ40は、該当ページの補助教材としてCD−ROMに記録された教材コンテンツとの連携を非接触で行うために、教材に付されるコードを発生する手段として用いられる。従って、このコードを読み取る手段としてRF−ID読み取り機20が用いられる。
なお、教材コンテンツとして、教師用教科書の各頁に記載された内容を補充する教材が用意され、テキスト、グラフィック、画像(静止画、動画)等のいずれでもよい。
【0013】
RF−IDタグ40は、ICを組み込み、内部記憶と演算・通信機能を持つ無線タグである。記憶と演算機能を持つため、RF−IDタグ40は単純な無線タグとは一線を画し、データキャリアとも呼ばれる。従って、RF−IDタグチップ40もRF−ID読み取り機20もコントローラ部と送受信部(変復調制御回路)とアンテナにより構成される。電磁誘導式も電波通信方式も電磁波を媒体としている点は共通であるが、前者が磁界を利用するのに対し後者は電界を用いる点が異なる。
なお、本発明実施形態では、コードを発生する手段、あるいは受信する手段としてRF−IDタグ40、RF−ID読み取り機20を用いているが、バーコード及びバーコード読み取り機で代替しても良い。
【0014】
図2は、図1に示す出力装置としてのプロジェクタ2の内部構成を機能展開して示したブロック図である。
以下に示す各ブロックは、具体的には、CPUならびにメモリを含む周辺LSIで構成され、CPUがメモリに記録されたプログラムを読み出し実行することによりそのブロックが持つ機能を実現するものとする。
【0015】
プロジェクタ2は、コード受信部21と、情報処理部22と、教材コンテンツ取得部23と、教材コンテンツ出力部24と、操作実行制御部25と、出力指定位置読み取り部26と、出力位置設定制御部27で構成される。
コード受信部21は、教材に付与されるコードを受信する機能を持ち、情報処理部22は、コードに対応する教材コンテンツを記録媒体(CD−ROM再生機1)から検索する機能を持つ。また、教材コンテンツ取得部23は、記録媒体1あるいは図示せぬネットワークを介してサーバで管理される教材コンテンツを読み込み、情報処理部22へ提供する機能を持つ。教材コンテンツ出力部24は、情報処理部22により検索された教材コンテンツを教材コンテンツ取得部23を介して読み込み提供する機能を持つ。
【0016】
操作実行制御部25は、教材コンテンツ出力部24から提供される教材コンテンツのスクリーン3上での操作内容が定義され、教材の任意の頁に付されるコードを受信してそのコードに従う教材コンテンツの操作を実行する機能を持つ。
また、出力指定位置読み取り部26は、教材コンテンツ出力部24から提供される教材コンテンツのスクリーン3上での出力指定位置を読み取る機能を持ち、出力位置設定制御27は、記情報処理部22による制御の下で先の指定位置を含むスクリーン3上の所定の領域に教材コンテンツを所定の大きさではめ込み提供する機能を持つ。
【0017】
なお、本発明実施形態では、コードはRF−IDタグ40に記憶され、教師用教科書4の任意の頁に埋め込まれることとする。教材コンテンツの識別子構造は、ここでは文字列構造とし、URL(Uniform Resource Locater)が格納されるものとする。URL記述の定義は一般に利用される、http://サーバ名/フォルダ名/………/ファイル名、file///フォルダ名/………/ファイル名の表記方法を用いることとする。
また、プロジェクタ2は、この識別子(コード)を受信するコード受信手段としてRF−ID読み取り機20を備え、教材コンテンツの識別子は、RF−IDタグのトランスポンダ内に格納されるものとする。
【0018】
更に、記録媒体は、ネットワークを介して接続されるサーバで管理されることもあり、この場合、コンテンツ出力部24は、情報処理部22で検索された教材コンテンツを図示せぬネットワーク経由でダウンロードして提供することも可能である。
【0019】
図3は、本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートであり、具体的には、本発明の教材コンテンツ提供プログラムの処理手順を示す。
以下、図3に示すフローチャートを参照しながら図1、図2に示す本発明実施形態の動作について詳細に説明する。
【0020】
以下は、教師が教師用教本4を用いて、授業内容に応じた教材コンテンツに関しプロジェクタ2を介しスクリーン3に投影する場合を例示して説明する。
教材データ記録媒体としてCD−ROMで提供されたものを利用し、まずは、プロジェクタ2に接続されたCD−ROM再生機1にCD−ROMをセットする。なお、CD−ROM再生機1は独立のものであってもよいし、また、プロジェクタ2に内蔵されても構わない。教師は教師用教本4を用いて授業を行い、授業内容に応じた教材コンテンツを利用することができる。
【0021】
教材コンテンツの利用に際しては、教師用教本4に各教材コンテンツを示す識別子がRF−IDタグ40として埋め込まれているここととしてあるため、教師は、プロジェクタ2に接続されたRF−ID読み取り機20をその頁に埋め込まれているFF−IDタグ40に近づける。
このことを認識したプロジェクタ2は、コード受信部21を介してRF−IDタグ内に格納されている教材コンテンツを示す識別子であるURLデータを取得する(S31、S32)。ここで、取得したURL(例えば、File:///history/sec1/data1.html)は、情報処理部22に引き渡される(S33)。
【0022】
情報処理部22では、受信したURLに基づき、教材データ取得部23に対し目的とする教材コンテンツの読み出しを要求する(S34)。このことを受けて教材データ読み込み部23は、記録媒体(CD−ROM再生機1)を検索して目的とする教材コンテンツを探し出し、読み込みを開始する。
情報処理部22は、更に、コンテンツ出力部24に対して、読み込まれた教材コンテンツの出力依頼を発行し(S35)、コンテンツ出力部24が、教材コンテンツ読み込み部23で読み込まれたことを確認してその教材コンテンツを出力表示する(S36)。
なお、本発明実施形態では、出力手段としてプロジェクタを用いたが、プロジェクタに特に限定解釈されるものではなく、プリンタなど他の出力機器でも同様の効果が得られる。また、教材コンテンツはCD−ROM等記録媒体1に格納されているものを用いたが、図示せぬネットワーク経由で入手可能な最新の教材コンテンツを教材コンテンツ取得部23により読み込み、活用しても良い。
【0023】
一方、上記した出力表示に際し、出力位置指定の有無がチェックされる(S37)。すなわち、本発明の教材コンテンツ提供装置には、教材コンテンツをスクリーン3上の任意の位置に投影するための仕組みが備わっている。
ここでは、プロジェクタ2がカメラ等の撮像手段を備え、教師によってスクリーン3上の任意の位置に置かれたマーカを識別できるようになっているものとする。従って、出力指定位置読み取り部26は、例えば、図4に示すスクリーン3としてのホワイトボードのPSマークが付されたマーカの表示指定位置を認識し、また、その対角上に示されるPEマークの表示位置を認識することにより、ホワイトボード全体に投影した場合との比較結果に基づき投影画像の大きさを決定し、情報処理部22による制御の下で出力位置設定制御部27を介して先の指定位置を含むスクリーン3上の所定の領域に教材コンテンツを所定の大きさではめ込み提供するために教材コンテンツ出力部24に指示する(S38)。
【0024】
なお、マーカによる出力指定が無い場合は、スクリーン3全体もしくはスクリーン3内においてあらかじめ固定された領域に投影するものとする(S39)。
このことにより、図4に示されるように、教師がホワイトボード上にペン等により手書きした情報の位置に応じた補充教材としての教材コンテンツを投影できるようになる。従って、教師がグラフや図等補充教材としてあらかじめディジタルデータとして作成し、登録しておくことにより、綺麗な投影像として表示位置を指定したうえで投影が可能になる。
【0025】
また、本発明では、教材コンテンツが動画像の場合、動画像の再生開始、一時停止、終了といった投影後の操作もRF−IDタグ40により制御される。すなわち、教師用教本40に随所にRF−IDタグ40がうめこのれていることは上記した通りであるが、更に、表紙あるいは、裏表紙等には、上記した操作が定義されたRF−IDタグが埋め込まれている。そこで、教師が授業を行いながらその部分にID読み取り機20を近づけることにより、あるいはタッチすることにより、コード受信部21が読み取り(S40)、情報処理部22によるコントロールの下で操作実行制御部25が対応する操作(再生開始、一時停止等)を実行する(S41)。
【0026】
以上説明のように本発明は、RF−IDタグ等を用い、教材データをコンテンツ単位で付されるコード(識別子)を通じて提供する仕組みを構築することにより、教材をコンテンツ単位で扱い、メニュー等による検索、選択といった操作を省き教育効率の向上をはかったものである。また、提供される教材データを、例えば、プロジェクタを介して出力するときに、コンテンツの操作の仕方、あるいはその出力位置の指定を工夫することで、教育効果の向上をはかることは勿論のこと、操作性の向上をはかったものである。
なお、本発明の応用例として、教材を教師毎にカスタマイズして提供することが可能となる。これは、教材データを管理するサーバ側でユーザ(教師)を管理する仕組みと、教材を示すRF−IDタグに対応する教材コンテンツをウェブブラウザ等により変更することで実現が可能となる。このことにより、標準教材の不具合を教師自身が改善して授業に反映させることでより良い教材の利用環境を提供できる利点が生まれる。
【0027】
また、図2におけるコード受信部21、情報処理部22、教材コンテンツ取得部23、教材コンテンツ出力部24、操作実行制御部25、出力指定位置読み取り部26、出力設定位置制御部27のそれぞれが持つ機能を実現するためのプログラムを、それぞれコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムを、コンピュータに読み込ませ、当該コンピュータが上記プログラムを逐次読み出し実行することによって、本発明の教材コンテンツ提供装置が構築される。また、ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウアを含むものとする。
【0028】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0029】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0030】
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明のように本発明によれば、教材データの提供をコンテンツ単位に付されたコード、もしくは識別子を通じて提供する仕組みを構築することで、メニュー形式による検索、選択のための手間が省け、教材利用時の煩雑さを軽減する他に、そのための時間が削減されるため、教育効果の向上がはかれる。
また、教材をコンテンツ単位で簡単に取り扱え、ネットワークを利用することによってメンテナンスされた最新の教材が利用できるようになる他に、教材利用代金をコンテンツ単位で管理することができる。更に、入手した教材コンテンツの表示位置を任意に設定でき、更にその操作も含めて上記した識別子により実行でき、教育効果の向上と共に操作性の改善も可能である。
なお、RF−IDが持つ記憶、演算機能を利用して画一的なコンテンツのみならず、教材利用者毎にカスタマイズしたコンテンツ、あるいはリアルタイムな映像コンテンツを利用でき、教材利用に新鮮さを与えることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の教材コンテンツ提供装置の利用形態を説明するために引用した図である。
【図2】図1に示す出力装置としてのプロジェクタの内部構成を機能展開して示したブロック図である。
【図3】本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートである。
【図4】本発明実施形態の動作を説明するために引用した図であり、スクリーン表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…CD−ROM再生機、2…プロジェクタ、3…スクリーン、4…教師用教科書、20…RF−ID読み取り機、21…コード受信部、22…情報処理部、23…教材コンテンツ読み込み部、24…コンテンツ出力部、25…操作実行制御部、26…出力指定位置読み取り部、27…出力位置設定制御部、40…RF−ID(Radio Frequency Identification)タグ
Claims (7)
- 教材に付与されるコードを受信するコード受信手段と、
前記コードに対応する教材コンテンツを記録媒体から検索する情報処理手段と、
前記検索された教材コンテンツを提供する教材コンテンツ出力手段と、
を備えたことを特徴とする教材コンテンツ提供装置。 - 前記教材コンテンツ出力手段から提供される教材コンテンツのスクリーン上での操作内容が定義され、前記教材の任意の頁に付されるコードを受信してそのコードに従う教材コンテンツの操作を実行する操作実行制御手段、
を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の教材コンテンツ提供装置。 - 前記コードはRF−IDタグに記憶され、前記教材の任意の頁に埋め込まれること、を特徴とする請求項1または2に記載の教材コンテンツ提供装置。
- 前記記録媒体は、ネットワークを介して接続されるサーバで管理され、前記教材コンテンツ出力手段は、前記情報処理手段で検索された前記教材コンテンツを前記ネットワーク経由でダウンロードして提供すること、を特徴とする請求項1に記載の教材コンテンツ提供装置。
- 前記コンテンツ出力手段から提供される教材コンテンツのスクリーン上での出力指定位置を読み取る出力指定位置読み取り手段と、
前記情報処理手段による制御の下で前記指定位置を含む前記スクリーン上の所定の領域に前記教材コンテンツを所定の大きさではめ込み提供する出力位置設定制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の教材コンテンツ提供装置。 - 教材コンテンツ提供装置に用いられる教材コンテンツ提供方法であって、
教材に付与されるコードを受信し、
前記識別子に対応する教材コンテンツを記録媒体から検索し、
前記検索された教材コンテンツを提供すること、
を特徴とする教材コンテンツ提供方法。 - 教材コンテンツ提供装置に用いられる教材コンテンツ提供プログラムであって、
教材に付与されるコードを受信するコード受信ステップと、
前記識別子に対応する教材コンテンツを記録媒体から検索する情報処理ステップと、
前記検索された教材コンテンツを提供する教材コンテンツ出力ステップと、
をコンピュータに実行させる教材コンテンツ提供プログラム。
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- 2002-06-03 JP JP2002161996A patent/JP2004012539A/ja not_active Withdrawn
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