JP2004011874A - アンカー部材 - Google Patents

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Takanosuke Katou
加藤 孝之介
Kosuke Mikasa
三笠 広介
Tomomitsu Hara
原 智光
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Abstract

【課題】スパナ等の工具を使用して滑らずに確実に回動操作させることを可能としたL字型アンカー部材を提供する。
【解決手段】金属丸棒材をL字型に屈曲し、屈曲された丸棒部分1,2のうち、回動操作する側の丸棒部分1の先端にネジ部3を設け、その直下に丸棒部分に塑性変形加工による扁平板部4を設けた構成とする。
【効果】前記扁平板部4をスパナ等の工具で挟持することで、アンカー部材を滑らずに確実に回動操作させることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート構造物に用いて好適なアンカー部材の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリート構造物等に用いられるアンカー部材として、図11に示すように、所要長さの金属丸棒材をL字型に屈曲し、屈曲された丸棒部分1,2のうち、一方の丸棒部分1の先端にネジ部3を形成したL字型アンカー部材が知られている。また、前記丸棒部分2を長くし、その中央部位に丸棒部分1を固定し、その先端にネジ部を形成したT字型アンカー部材も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記L字型アンカー部材の使用例として、例えば構造物中に丸棒部分2を入れ込ませたあと、丸棒部分1を把持して90度回動操作し、その回動操作によって丸棒部分2をアンカー作用の得られる角度部位に回動変位させる使い方がある。
【0004】
しかし、回動変位される丸棒部分2がおかれている周囲の状態によっては容易に回動操作させにくいことがある。このようなときは、スパナ等の工具で丸棒部分1を挟持して回動操作すればよいが、回動変位される丸棒部分2が大きな抵抗を受けるような状態では、スパナ等の工具を用いても滑りが生じ、容易に回動操作させることができない。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、スパナ等の工具を使って滑らずに確実に回動操作させることを可能としたアンカー部材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、金属丸棒材を用いてL字型またはT字型に形成するアンカー部材であって、回動操作する側の丸棒部分と回動変位される側の丸棒部分のうち、回動操作する側の丸棒部分の一部に塑性変形加工による扁平板部が形成されていることを要旨とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1において、扁平板部が形成された丸棒部分の先端にネジ部が形成されていることを要旨とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1〜2において、回動変位される側の丸棒部分の全体または一部が塑性変形加工による扁平板部とされていることを要旨とする。
【0009】
請求項4の発明は、金属丸棒材を細長い金属板材上に起立状に固定して成るT字型アンカー部材であって、回動操作する側の前記金属丸棒材の一部に塑性変形加工による扁平板部が形成されていることを要旨とする。
【0010】
請求項5の発明は、請求項4において、金属丸棒材の先端にネジ部が形成されていることを要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態としては、図1に示すように、金属丸棒材をL字型に屈曲してなるアンカー部材において、屈曲された丸棒部分1,2のうち、回動操作する側の丸棒部分1の先端にネジ部3を設け、その直下の丸棒部分に塑型変形加工による扁平板部4を設けた構成とする。
上記構成によれば、扁平板部4をスパナ等の工具が挟持することで、滑らずにアンカー部材を回動操作させることが可能となる。
【0012】
【実施例】
図1に、本発明の一実施例によるL字型のアンカー部材を示す。このアンカー部材は、金属丸棒材をL字型に屈曲し、屈曲された丸棒部分1,2のうち、回動操作する側の丸棒部分1の先端にネジ部3が設けられ、その直下の丸棒部分に塑型変形加工による扁平板部4が設けられている。
【0013】
図2〜図3に、上記構成のアンカー部材を低温液化ガス貯槽の周囲に施工される防液堤構築に使用した例を示している。
図2において、Aは砂層、Bはその上に敷き詰めたコンクリートセグメント層である。まず、前記セグメント層Bの突き合わせ目地部に前記アンカー部材をその丸棒部分2が砂層Aに埋まるところまで挿入し、そこでセグメントの上に突出している丸棒部分1の扁平板部4をスパナ等の工具(図示してない)で挟持し、ほぼ90度回動させる。この回動操作により、図3に示すように、アンカー部材の丸棒部分2は砂層Aのなかでセグメント層Bに下側面に係合し得る位置(アンカー位置)に回される。
【0014】
このあと、図3に示すように、セグメント層Bの上に突出する丸棒部分1の先端ネジ部3に鉄筋に代る座板部材5をナット6,7で固定し、そのあとコンクリートセグメント層B上に型枠を用いてコンクリートを流し込んでコンクリート層Cを形成する。
【0015】
前記防液堤の構築に使用する前記アンカー部材は、砂層の抵抗を受けるため、回動操作は困難なものとなるが、丸棒部分1に形成した扁平板部4をスパナ等の工具で強固に挟持できるので、丸棒部分2をアンカー角度位置まで滑らずに容易に回り込ませることが可能となる。
【0016】
図4〜図5に、本発明の他の実施例によるL字型アンカー部材を示す。このアンカー部材は、L字型に屈曲した丸棒部分1,2のうち、丸棒部分1の先端ネジ部を省き、挿入した座板部材5を扁平板部4で受け止め、そのうえに挿入した爪付きタイプのスプリングワッシャー8を座板部材の抜け止めとしている。このワッシャー8は座板部材を挟む2個所に入れて挟持してもよい。
【0017】
図6に、本発明の実施例によるT字型アンカー部材を示す。なお、図1〜図2と同一または類似する部材には同じ符号が付されている。
本実施例では、2本の金属丸棒材1,2をT字型となるように溶接により組み付け、丸棒材1の先端にネジ部3が設けられ、その下側に塑変形加工による扁平板部4が形成されている。
【0018】
図7に、前記T字型アンカー部材を、図2〜図3と同様に、防液堤の構築に使用した例を示している。
このT字型アンカー部材の使用では、回動操作時に受ける抵抗は大きくなるが、この場合でもL字型アンカー部材と同様にアンカー角度位置へ容易に回り込ませることができる。また、このT字型アンカー部材は2個所でアンカー機能が発揮されるので、強固なアンカー力が得られる。
【0019】
図8に、本発明の他の実施例によるL字型アンカー部材を示す。この実施例は、図1の回動変位される丸棒部分2の全部が塑性変形加工により扁平板部2aとされたものである。
このように、回動変位される丸棒部分を扁平板部とすることで、アンカー部材を回動操作する際、丸棒部分に較べて砂層で受ける抵抗が小さくなり、回動操作がより容易となる。
【0020】
図9に、本発明の他の実施例によるT字型アンカー部材を示す。この実施例は、図6の回動変位される丸棒材2の先端側の部分が塑性変形加工により扁平板部2aとされたものである。このアンカー部材でも回動操作の円滑化が図れる。
【0021】
図10に、本発明の他の実施例によるT字型アンカー部材を示す。この実施例は、図6の丸棒材2に代えて細長い金属板2bを用い、これに丸棒部分1を溶接等で起立状に固定して構成したものである。このアンカー部材は、丸棒部分を塑性変形加工して扁平板部とするものに較べ、厚さがより薄くて砂層が受ける抵抗をさらに小さくすることができる。
【0022】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、スパナ等の工具を使用して滑らずに確実に回動操作させることを可能としたアンカー部材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すL字型アンカー部材の斜視図である。
【図2】L字型アンカー部材を使用した防液堤構造の断面図である。
【図3】L字型アンカー部材をアンカー角度位置に回動させた状態の断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示すL字型アンカーボルト部材の正面図である。
【図5】爪付きスプリングワッシャーの斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すT字型アンカー部材の斜視図である。
【図7】T字型アンカー部材を使用した防液堤構造の断面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示すL字型アンカー部材の斜視図である。
【図9】本発明の他の実施例を示すT字型アンカー部材の斜視図である。
【図10】本発明の他の実施例を示すT字型アンカー部材の斜視図である。
【図11】従来のL字型アンカー部材の斜視図である。
【符号の説明】
1,2 L字型アンカー部材を構成する丸棒部分
2a 扁平板部
2b 金属板
3 ネジ部
4 扁平板部
A 砂層
B コンクリートセグメント層
C 流し込みセメントコンクリート層
5 座板部材
6,7 ナット
8 爪付きスプリングワッシャー

Claims (5)

  1. 金属丸棒材を用いてL字型またはT字型に形成するアンカー部材であって、回動操作する側の丸棒部分と回動変位される側の丸棒部分のうち、回動操作する側の丸棒部分の一部に塑性変形加工による扁平板部が形成されていることを特徴とするアンカー部材。
  2. 前記扁平板部が形成された丸棒部分の先端にネジ部が形成されている請求項1に記載のアンカー部材。
  3. 回動変位される側の丸棒部分の全体または一部が塑性変形加工による扁平板部とされている請求項1〜2のいずれかに記載のアンカー部材。
  4. 金属丸棒材を細長い金属板材上に起立状に固定して成るT字型アンカー部材であって、回動操作する側の前記金属丸棒材の一部に塑性変形加工による扁平板部が形成されていることを特徴とするアンカー部材。
  5. 前記金属丸棒材の先端にネジ部が形成されている請求項4に記載のアンカー部材。
JP2002170003A 2002-06-11 2002-06-11 アンカー部材 Pending JP2004011874A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006068447A (ja) * 2004-09-06 2006-03-16 Shinichi Nishimura パチンコ機用釘およびパチンコ機用釘調整具
DE102009044287A1 (de) * 2009-10-20 2011-04-21 Fischerwerke Gmbh & Co. Kg Schraube und Verfahren zu ihrer Herstellung
GB2503765A (en) * 2012-04-03 2014-01-08 Joseph Francis Goodfellow An elastic strap with a hook to keep a bin closed

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