JP2004011589A - アキシャルピストンポンプ又はモータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケーシングに回転自在に支持された主軸がシリンダブロックに固定され、該主軸の回転と共にシリンダブロック及びピストンが回転し、スリッパが斜板の面上を回転し、ピストンがシリンダブロックのボア内を往復動するように構成されたアキシャルピストンポンプ又はモータにおいて、ピストン2が金属製コア部分2−1とその外周上に形成された樹脂層2−2から構成され、該金属製コア部分2−1の外周部に該ピストン2の軸方向に複数の凹部2−1cと凸部2−1dを形成し、その上に樹脂をモールドして樹脂層2−2を形成した。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はアキシャルピストンポンプ又はモータに関し、水を含む、油(40℃で0.5P(0.05Pa−S)の粘度を有する)より低粘度液体を作動流体とするのに好適で、且つピストン部に特徴を有するアキシャルピストンポンプ又はモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1は従来のこの種のアキシャルピストンポンプ又はモータの構成例を示す図である。同図において、1はケーシング、2はピストン、3はシリンダブロック、4は斜板、5はポートプレート、6は主軸である。主軸6は軸受7によりケーシング1に回転自在に支持され、該主軸6とシリンダブロック3はスプライン8により連結されている。また、シリンダブロック3にはその回転軸を中心に円周上にピストンボア3aが設けられ、該複数のピストンボア3aのそれぞれの内部にピストン2が摺動自在に挿入されている。更に、該ピストン2の一端にはピストンボール(球面部)9が設けられ、該ピストンボール9は、スリッパ10に回動自在に結合している。
【0003】
主軸6が回転すると、シリンダブロック3とピストン2とが同時に回転し、該ピストン2の回転により、その端部のピストンボール9と回動自在に結合されたスリッパ10がケーシング1に固定された斜板4の面を摺動しながら回転する。このスリッパ10の摺動回転により、該スリッパ10は斜板4の高さに従って変動するためにピストン2はピストンボア3a内を往復動する。
【0004】
アキシャルピストンポンプとして動作する場合は下記のようになる。主軸6を回転させると、シリンダブロック3とスリッパ10が同時に回転し、スリッパ10が斜板4の上面をその下端から上端まで摺動する間にピストン2は図面右向きに移動し、作動流体はケーシング1の吸込口1a及びポートプレート5のポート5a(ポンプの場合は低圧ポート)を通り、ピストンボア3a内に吸い込まれる。そして、スリッパ10が斜板4の上面をその上端から下端まで摺動する間にピストン2は図面左向きに移動し、ピストンボア3a内の作動流体は昇圧し、該作動流体はポートプレート5のポート5b(ポンプの場合は高圧ポート)を通り、ケーシング1の吐出口1bから吐き出される。つまりアキシャルピストンポンプでは、ピストン2の往復運動による容積変化を利用して作動流体の吸い込みと吐き出しを行う。なお、11はシリンダブロックベアリング、12は軸シールである。
【0005】
また、アキシャルピストンモータとして動作する場合は下記のようになる。ケーシング1の吸込口1aから供給される高圧の作動流体がポートプレート5のポート5a(モータの場合は高圧ポート)を通り、シリンダブロック3のピストンボア3a内に流入し、ピストン2をその圧力により図面右向きに移動させる。そしてスリッパ10が斜板4の上面をその下端から上端まで摺動する。該スリッパ10の摺動によりシリンダブロック3が回転し、該シリンダブロック3にスプライン8により連結された主軸6が回転することになる。また、スリッパ10が斜板4の上面をその上端から下端まで摺動するとピストン2は図面左方向に移動し、作動流体はポートプレート5のポート5b(モータの場合は低圧ポート)を通り、ケーシング1の吐出口1bから吐き出される。
【0006】
図2は上記アキシャルピストンポンプ又はモータのピストンの構成例を示す図で、図2(a)は正面図、図2(b)は側一部断面図である。本ピストンは水を含む、油(40℃で0.5P(0.05Pa−S)の粘度を有する)より低粘度液体を作動流体とするアキシャルピストンポンプ又はモータのピストンを示す。本ピストン2は金属製コア部分2−1とその上の樹脂層2−2から構成されていて、金属製コア部分2−1に一つの凹部2−1a、及びステップ2−1bが設けてあり、この凹部2−1a及びステップ2−1bを含めて金属製コア部分2−1に樹脂層2−2を射出成形によってモールドして形成している。これにより、樹脂層2−2は金属製コア部分2−1に対して脱落しないように固定されており、この樹脂層2−2とシリンダブロック3のピストンボア3aとの間で往復運動するようになっている。
【0007】
上記構成のピストン2において、ピストンボール9に回動自在に結合しているスリッパ10の滑り相手である斜板4は傾斜しているため、ピストン2はシリンダブロック3内で、図3に示すように、傾いて樹脂層2−2の肩部と端部に力F1と力F2を受けている。ピストン2が吐出行程に入ると(図3で右側に移動)、樹脂層には図中の矢印Fで示すような力(斜板4の面に直角方向の力)が加わることになる。ここでピストン2の金属製コア部分2−1と樹脂層2−2が接着されているわけではないので、吐出圧力が非常に高くなった場合、金属製コア部分2−1の凹部2−1a或いはステップ部2−1bの樹脂層2−2に大きな集中応力が加わり、条件によっては樹脂層2−2に亀裂や破損が発生するという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、アキシャルピストンポンプ又はモータのピストンの金属製コア部分の外周上に形成された樹脂層の一部に大きな集中応力が加わり該樹脂層に亀裂や破損が発生することのないピストンを有するアキシャルピストンポンプ又はモータを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、内端面に斜板が配置されたケーシング内に、シリンダブロック、シリンダブロック内を往復動するピストン、該ピストンの端部に回動自在に支持されたスリッパ等を収容し、ケーシングに回転自在に支持された主軸がシリンダブロックに連結され、該主軸の回転と共にシリンダブロック及びピストンが回転し、スリッパが斜板の面上を回転し、ピストンがシリンダブロックのボア内を往復動するように構成されたアキシャルピストンポンプ又はモータにおいて、ピストンが金属製コア部分とその外周上に形成された樹脂層から構成され、該金属製コア部分の外周部に該ピストンの軸方向に複数の凹凸部を形成し、その上に樹脂をモールドして樹脂層を形成したことを特徴とする。
【0010】
上記のように金属製コア部分の外周部に該ピストンの軸方向に複数の凹凸部を形成し、その上に樹脂をモールドして樹脂層を形成したことにより、樹脂は弾力性をもっているので、樹脂層に力が加わると、複数の凸部に力が分散され、局部的な応力集中を防止できる。従って樹脂層に亀裂や破損が発生することはない。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアキシャルピストンポンプ又はモータにおいて、凹凸部は波状又は矩形状又は台形状又はその組み合わせからなることを特徴とする。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のアキシャルピストンポンプ又はモータにおいて、ピストンの金属製コア部分の円周方向にも凹凸部を形成したことを特徴とする。
【0013】
上記のようにピストンの金属製コア部分の円周方向にも凹凸部を形成したことにより、局部的な応力集中を防止すると共に、樹脂層の回り止め機能も奏する。
【0014】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアキシャルピストンポンプ又はモータにおいて、ピストンの樹脂層は熱可塑性樹脂、又は熱可塑性樹脂に強化用繊維、或いは更に固体潤滑剤を含んだものを射出成形して形成したことを特徴とする。
【0015】
上記のように樹脂層をピストンの金属製コア部分の外周部に熱可塑性樹脂を射出成形して形成するので、金属製コア部分に密着して樹脂層を容易に形成できる。熱可塑性樹脂に強化用繊維を含めた場合、樹脂層の強度が強化され高強度の樹脂層となる。また、固体潤滑剤を含めた場合、更に良好な耐摩擦摩耗特性が得られる。
【0016】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のアキシャルピストンポンプ又はモータにおいて、熱可塑性樹脂はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアセタール(POM)、ポリアミド(PA)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルイミド(PEI)のいずれかであり、強化用繊維はガラス繊維、カーボン繊維のいずれかであり、更に固体潤滑剤はグラファイト、ポリテトラフルオロエチレンのいずれかであることを特徴とする。
【0017】
上記のようにピストンの金属製コア部分の外周表面に形成する樹脂層の樹脂材をポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアセタール(POM)、ポリアミド(PA)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルイミド(PEI)のいずれかとすることにより、これらの熱可塑性樹脂は優れた耐摩擦摩耗性を有するから、ピストンは良好な耐摩擦摩耗特性を有するものとなる。また、強化用繊維としてガラス繊維、カーボン繊維を含めた場合、これらの繊維は優れた強化性を有するからピストンの樹脂層は高強度のものとなる。また、更に固体潤滑剤としてグラファイト、ポリテトラフルオロエチレンを含めた場合、更に耐摩擦摩耗性が改善される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図4は本発明に係るアキシャルピストンポンプ又はモータのピストンの構成例を示す図で、図4(a)は正面図、図4(b)は側断面図である。なお、本発明に係るアキシャルピストンポンプ又はモータの基本構成は、図1に示すアキシャルピストンポンプ又はモータと同一であるのでその説明は省略する。
【0019】
図4に示すように、ピストン2は金属製コア部分2−1の外表面に該ピストン2の軸方向に複数の断面が正弦波状の凹部2−1cと凸部2−1dからなる波状の凹凸部を形成し、その上に樹脂層2−2を射出成形によりモールドして形成している。樹脂は弾力性をもっているので、樹脂層2−2に力が加わるとこの力は複数の凸部2−1cに分散され、局部的な応力集中を防止できる。従って、樹脂層2−2に亀裂や破損が発生することを防止できる。
【0020】
図5は本発明に係るアキシャルピストンポンプ又はモータのピストンの他の構成例を示す図で、図5(a)は正面図、図5(b)は側断面図である。図5に示すように、ピストン2は金属製コア部分2−1の外周部に該ピストン2の軸方向に複数の断面が矩形状の凹部2−1eと凸部2−1fからなる凹凸部を形成し、その上に樹脂層2−2を射出成形によりモールドして形成している。ここでも図4のピストン2と同様、樹脂は弾力性をもっているので、樹脂層2−2に力が加わるとこの力は複数の凸部2−1fに分散され、局部的な応力集中を防止できる。従って、樹脂層2−2に亀裂や破損が発生することを防止できる。
【0021】
図6は本発明に係るアキシャルピストンポンプ又はモータのピストンの他の構成例を示す図で、図6(a)は正面図、図6(b)は側断面図である。図6に示すように、ピストン2は金属製コア部分2−1の外周部に該ピストン2の軸方向に複数の断面が台形状の凹部2−1gと凸部2−1hからなる凹凸部を形成し、その上に樹脂層2−2を射出成形によりモールドして形成している。ここでも図4及び図5のピストン2と同様、樹脂は弾力性をもっているので、樹脂層2−2に力が加わるとこの力は複数の凸部2−1hに分散され、局部的な応力集中を防止できる。従って、樹脂層2−2に亀裂や破損が発生することを防止できる。なお、応力集中を起こすのを防止するために凹凸部に鋭角はなるべく設けないようにする必要がある。
【0022】
図7は本発明に係るアキシャルピストンポンプ又はモータのピストンの他の構成例を示す図で、図7(a)は正面図、図7(b)は側断面図、図7(c)は背面図、図7(d)は側断面図((b)とは異なる位置の側断面)である。図7に示すように、ピストン2は金属製コア部分2−1の外表面に該ピストン2の軸方向に複数の断面が正弦波状の凹部2−1cと凸部2−1dからなる波状の凹凸部を形成し、更に図7(c)、(d)に示すように該凸部2−1dの周方向に凹部2−1mを設け、そこに樹脂層2−2を射出成形によりモールドして形成している。
【0023】
ここでも図4、図5及び図6のピストン2と同様、樹脂は弾力性をもっているので、樹脂層2−2に力が加わるとこの力は凹部2−1cと凹部2−1c間の複数の凸部2−1dに分散され、局部的な応力集中を防止できる。従って、樹脂層2−2に亀裂や破損が発生することを防止できる。またここでは、金属製コア部分2−1の外表面の周方向に複数の凹部2−1mを形成することにより、周方向にも凹凸部を形成し回り止め機能をもたせている。
【0024】
図8は本発明に係るアキシャルピストンポンプ又はモータのピストンの他の構成例を示す図で、図8(a)は正面図、図8(b)は側断面図、図8(c)は背面図である。図8に示すように、ピストン2は金属製コア部分2−1の外表面に周方向に分割された断面円弧状の凹部2−1iを軸方向に所定の間隔で設け、そこに樹脂層2−2を射出成形によりモールドして形成している。このようにしても、樹脂層2−2に力が加わるとこの力は凹部2−1iと凹部2−1iの間の複数の凸部2−1jに分散され、局部的な応力集中を防止できる。また、分割された円弧状の凹部2−1iとすることにより、回り止め機能も有する。
【0025】
図9は本発明に係るアキシャルピストンポンプ又はモータのピストンの他の構成例を示す図で、図9(a)は正面図、図9(b)は側断面図である。図9に示すように、ピストン2は金属製コア部分2−1の外表面に断面円弧状の1本の螺旋状溝2−1kを設け、そこに樹脂層2−2を射出成形によりモールドして形成している。このようにしても樹脂層2−2に力が加わるとこの力は分散され局部的な応力集中を防止できる。また、螺旋状溝2−1kとすることにより、回り止め機能も有する。
【0026】
ピストン2の樹脂層2−2に使用される樹脂は高強度と良好な摩擦摩耗特性をもつ必要があり、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアセタール(POM)、ポリアミド(PA)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルイミド(PEI)等の熱可塑性樹脂で、場合によっては強化用ガラス繊維、カーボン繊維、或いはさらに固体潤滑材としてのグラファイト、ポリテトラフルオロエチレン等を含み、且つ射出成形が可能であるものを用いる。
【0027】
また、本発明に係るアキシャルピストンポンプ又はモータは、その作動流体に、例えば水を含む、油(40℃で0.5P(0.05Pa−S)の粘度を有する)より低粘度の液体を用いる場合に有効である。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように各請求項に記載の発明によれば、下記のように優れた効果が得られる。
【0029】
ピストンの金属製コア部分の外周部に該ピストンの軸方向に複数の凹凸部を形成し、その上に樹脂をモールドして樹脂層を形成したことにより、この複数の凸部で樹脂層に加わる力が分散され、局部的な応力集中を防止できることから、水のような極めて低粘度の液体を作動流体とする場合で、作動流体の圧力が高く、或いは斜板の傾斜角度が大きいという条件のもとでも、樹脂層に亀裂や破損が発生することのない信頼性の高いピストンを有するアキシャルピストンポンプ又はモータを提供できる。
【0030】
また、請求項3に記載の発明によれば、ピストンの金属製コア部分の円周方向にも凹凸部を形成したことにより、更に樹脂層の回り止め機能を有し、更に信頼性の高いピストンを有するアキシャルピストンポンプ又はモータを提供できる。
【0031】
また、請求項4及び5に記載の発明によれば、樹脂層をピストンの金属製コア部分の外周部に熱可塑性樹脂を射出成形して形成するので、金属製コア部分に密着して樹脂層を容易に形成でき、また熱可塑性樹脂に強化用繊維を含めた場合は樹脂層の強度が強化され、また更に固体潤滑剤を含めた場合は更に良好な耐摩擦摩耗特性が得られるピストンを有するアキシャルピストンポンプ又はモータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のアキシャルピストンポンプ又はモータの構成例を示す図である。
【図2】従来のアキシャルピストンポンプ又はモータのピストンの構成例を示す図で、図2(a)は正面図、図2(b)は側一部断面図である。
【図3】アキシャルピストンポンプ又はモータのピストンの動作を説明するための図である。
【図4】本発明に係るアキシャルピストンポンプ又はモータのピストンの構成例を示す図で、図4(a)は正面図、図4(b)は側断面図である。
【図5】本発明に係るアキシャルピストンポンプ又はモータのピストンの他の構成例を示す図で、図5(a)は正面図、図5(b)は側断面図である。
【図6】本発明に係るアキシャルピストンポンプ又はモータのピストンの他の構成例を示す図で、図6(a)は正面図、図6(b)は側断面図である。
【図7】本発明に係るアキシャルピストンポンプ又はモータのピストンの他の構成例を示す図で、図7(a)は正面図、図7(b)は側断面図、図7(c)は背面図、図7(d)は側断面図である。
【図8】本発明に係るアキシャルピストンポンプ又はモータのピストンの他の構成例を示す図で、図8(a)は正面図、図8(b)は側断面図、図8(c)は背面図である。
【図9】本発明に係るアキシャルピストンポンプ又はモータのピストンの他の構成例を示す図で、図9(a)は正面図、図9(b)は側断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 ピストン
2−1 金属製コア部分
2−1c 正弦波状の凹部
2−1d 正弦波状の凸部
2−1e 矩形状の凹部
2−1f 矩形状の凸部
2−1g 台形状の凹部
2−1h 台形状の凸部
2−1i 円弧状の凹部
2−1j 凸部
2−1k 螺旋状溝
2−1m 凹部
2−2 樹脂層
3 シリンダブロック
4 斜板
5 ポートプレート
6 主軸
7 軸受
8 スプライン
9 ピストンボール
10 スリッパ
11 シリンダブロックベアリング
12 軸シール
Claims (5)
- 内端面に斜板が配置されたケーシング内に、シリンダブロック、シリンダブロック内を往復動するピストン、該ピストンの端部に回動自在に支持されたスリッパ等を収容し、前記ケーシングに回転自在に支持された主軸が前記シリンダブロックに連結され、該主軸の回転と共に前記シリンダブロック及びピストンが回転し、前記スリッパが前記斜板の面上を回転し、前記ピストンが前記シリンダブロックのボア内を往復動するように構成されたアキシャルピストンポンプ又はモータにおいて、
前記ピストンが金属製コア部分とその外周上に形成された樹脂層から構成され、該金属製コア部分の外周部に該ピストンの軸方向に複数の凹凸部を形成し、その上に樹脂をモールドして前記樹脂層を形成したことを特徴とするアキシャルピストンポンプ又はモータ。 - 請求項1に記載のアキシャルピストンポンプ又はモータにおいて、
前記凹凸部は波状又は矩形状又は台形状又はその組み合わせからなることを特徴とするアキシャルピストンポンプ又はモータ。 - 請求項1又は2に記載のアキシャルピストンポンプ又はモータにおいて、
前記ピストンの金属製コア部分の円周方向にも凹凸部を形成したことを特徴とするアキシャルピストンポンプ又はモータ。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアキシャルピストンポンプ又はモータにおいて、
前記ピストンの樹脂層は熱可塑性樹脂、又は熱可塑性樹脂に強化用繊維、或いは更に固体潤滑剤を含んだものを射出成形して形成したことを特徴とするアキシャルピストンポンプ又はモータ。 - 請求項4に記載のアキシャルピストンポンプ又はモータにおいて、
前記熱可塑性樹脂はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアセタール(POM)、ポリアミド(PA)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルイミド(PEI)のいずれかであり、前記強化用繊維はガラス繊維、カーボン繊維のいずれかであり、更に固体潤滑剤はグラファイト、ポリテトラフルオロエチレンのいずれかであることを特徴とするアキシャルピストンポンプ又はモータ。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009138734A (ja) * | 2007-12-04 | 2009-06-25 | Kingtec Korea Co Ltd | 圧縮機用中空ピストンの製造方法、及びそれによって製造された中空ピストン |
KR100924719B1 (ko) * | 2007-12-10 | 2009-11-04 | 윤상억 | 압축기용 피스톤 및 그 제조방법 |
CN111550397A (zh) * | 2020-06-15 | 2020-08-18 | 浙江爱力浦科技股份有限公司 | 一种具有自定位功能的计量泵氧化陶瓷柱塞 |
-
2002
- 2002-06-10 JP JP2002168985A patent/JP2004011589A/ja active Pending
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Legal Events
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