JP2004011588A - 風力発電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が簡単でメンテナンスが楽な風力発電装置を提供すること。
【解決手段】環状のシリンダ(110)の内部に環状のピストン(120)が配設されピストンの上面にピストン取り付け板(130)を介してナセル(200)が取り付けられている。ナセル内の油圧供給ユニットからピストン室(120p)へ油圧作動油を供給しなければナセルの自重でピストンは降下しピストン下面(120a)とシリンダの底壁(111)の上面(111a)が当接、密着しナセルが回転しようとすると大きな摩擦力が発生しナセルは回転できない。油圧作動油を供給すればピストンが上昇しナセルは回転できる。油圧作動油はドレーン(114)から排出されるのでドレーンの高さまでしか上昇しない。
【選択図】 図1
【解決手段】環状のシリンダ(110)の内部に環状のピストン(120)が配設されピストンの上面にピストン取り付け板(130)を介してナセル(200)が取り付けられている。ナセル内の油圧供給ユニットからピストン室(120p)へ油圧作動油を供給しなければナセルの自重でピストンは降下しピストン下面(120a)とシリンダの底壁(111)の上面(111a)が当接、密着しナセルが回転しようとすると大きな摩擦力が発生しナセルは回転できない。油圧作動油を供給すればピストンが上昇しナセルは回転できる。油圧作動油はドレーン(114)から排出されるのでドレーンの高さまでしか上昇しない。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は風力発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
クリーンな発電装置として風力発電装置が急増している。風力発電装置には、翼を取り付ける風車軸が水平な水平軸風車を有する水平軸型風力発電装置と風車軸が垂直な垂直軸型風力発電装置とがあるが、水平軸型風力発電装置の場合は風向に合うように水平軸の向きを変えるとともに、風向きに合った状態を維持できるようにしなければならない。
そこで従来、水平軸型風力発電装置においては、従来は風車軸を支持する風車軸支持装置が取り付けられるナセルを軸受装置を介して支柱の上端部に取り付けられるナセル支持部材に取り付けナセルを回転可能にして風向に合わせることができるようにするとともに、ブレーキ装置を設けてナセルを固定している。そのため構造が複雑になり、軸受の給油等のメンテナンス工数が大きいという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は構造が簡単でメンテナンスが楽な風力発電装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、ナセルに固定された風車軸支持部材により回転可能に支持され略水平に延伸する風車軸に翼を取り付け風向に追従させながら翼に風を当てて風車軸を回転せしめる風力発電装置であって、
ナセルが、略鉛直に立設される支柱の上端に配設されたシリンダ内に配設され、ピストン浮上手段により、鉛直方向に伸びるシリンダ軸方向に移動可能なピストンの上端部に取り付けられていて、
ピストン浮上手段を作用させない時には、ピストンとピストンに取り付けられる部材の重さで、ピストンの一部がシリンダの一部と摩擦係合してピストンがシリンダ軸回りに回転することが不能にされ、
ピストン浮上手段を作用させた時には、ピストンの一部がシリンダの一部と摩擦係合が解除され、ピストンがシリンダ軸回りに回転することが可能とされる、風力発電装置が提供される。
【0005】
このように構成される風力発電装置では、ピストン浮上手段を作用させないことにより、ピストンとピストンに取り付けられる部材の重さで、ピストンの一部がシリンダの一部と摩擦係合しナセルの回転が可能にされ、ピストン浮上手段を作用させることによりピストンの一部とシリンダの一部と摩擦係合が解除され、ピストンをシリンダ軸回りに回転することが可能となる。
【0006】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明において、ピストン浮上手段が流体圧供給手段である、風力発電装置が提供される。
請求項3の発明によれば、請求項2の発明において、ピストンが所定高さ以上浮上しないように流体圧を逃がすドレーンを有する、風力発電装置が提供される。
【0007】
請求項4の発明によれば、請求項1の発明において、ピストン浮上手段が磁気の反発力を利用する磁気浮上手段である、風力発電装置が提供される。
【0008】
請求項5の発明によれば、請求項1の発明において、ピストンとシリンダの摩擦係合は、ピストンの先端面とシリンダの底面の間でおこなわれる、風力発電装置が提供される。
請求項6の発明によれば、請求項5の発明において、ピストンの先端面とシリンダの底面の一方が他方に向かって突出し、他方が一方に対して相補的に凹んでいる、風力発電装置が提供される。
【0009】
請求項7の発明によれば、請求項1の発明において、ピストンとシリンダの摩擦係合は、シリンダの上端に設けられたシリンダ上端部材とピストンの上端とナセルの間に取り付けられるピストン取り付け板の間でおこなわれる、風力発電装置が提供される。
【0010】
請求項8の発明によれば、請求項1の発明において、シリンダとピストンが環状に形成されている、風力発電装置が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
まず、図6を参照して本発明が適用される風力発電装置の全体の構造を説明する。翼201でうける風力によりハブ202、主軸203を介して、発電機204の回転子205を回転させ、発電される。場合によっては増速装置を回転子205と主軸の間に有する形式の風車もある。これら翼201、主軸203、発電機204はナセル200に収納もしくは支持されている。
そして、ナセル200の下部が本発明に係るナセル支持機構100を介して支柱300に取り付けられているのである。
【0012】
以下、図1、図2を参照して第1の実施の形態のナセル支持機構100を説明する。
支柱300の上部板310の上に環状のシリンダ110が取り付けられている。シリンダ110は底壁111と底壁111から上方に延伸する内周壁112および外周壁113を有し、上方が開放したコの字形状を有している。
【0013】
そして、シリンダ110の内部には環状のピストン120が配設されている。ピストン120は大径部121と大径部121の上方の小径部122を有し、大径部121の内周壁123と外周壁124がそれぞれ図示しないシール部材を介してはシリンダ110の内周壁112および外周壁113に摺接している。一方、ピストン120の小径部122の上面には円板状のピストン取り付け板130が取り付けられていて、ピストン取り付け板130にナセル200の下面が取り付けられている。
【0014】
ピストン120の内部には給油穴125が図2に示されるように円周方向において複数箇所(この場合は6箇所)穿設されていて、給油穴125は下側はピストン120の下面120aで開放されピストン120の下面120aとシリンダ110の底壁111の上面111aの間のピストン室120pに通じており、上側はピストン取り付け板130に形成された穴131を介してナセル200内の油圧配管213に接続され、油圧配管213は油圧制御弁214を介してもともと翼201の可変ピッチ制御のために設けられている油圧供給ユニット210(図6参照)に接続されている。
なお、油圧制御弁214は油圧供給ユニット210からピストン室120pへの油圧作動油の供給を可能にさせる供給ポジションと、ピストン室120pから油圧供給ユニット210への油圧作動油の還流を可能にさせる還流ポジションとを、切り換え可能な2ポジション弁である。
【0015】
以下、上記のように構成されたナセル支持機構100の使用方法および作動を説明する。
初めに、ナセル200を回転しないように固定する場合について説明する。
これは、油圧制御弁214を還流ポジションにすることにより実現できる。
ナセル200は内部に収容する機器、および、翼201を含めて、大きな自重を有している。例えば、300kWクラスのものでは20トン、1000kWクラスのものでは70トンに達する。したがって、油圧制御弁214を還流ポジションにしておくと、ピストン120はこのナセル200の自重でピストン室120p内の油圧作動由を油圧供給ユニット210に還流させながら降下する。
【0016】
ここで、ピストン120の高さHpは、シリンダ110の底壁111の上面111aから内周壁112および外周壁113の上端面までの高さHcよりも大きくされているので、降下したピストン120の下面120aはシリンダ110の底壁111の上面111aに当接、密着して停止する(一点鎖線で示す)。ナセル200が回転しようとしても上記の大きな自重により強大な摩擦力が作用するので回転できない。
【0017】
次に、ナセル200を回転できるようにする場合について説明する。
これは、油圧制御弁214を供給ポジションにし、油圧供給ユニット210からピストン室120pに油圧作動由を供給することにより実現できる。
油圧供給ユニット210からピストン室120pに油圧作動由を供給すると油圧によりピストン120は上昇せしめられ、ピストン120の下面120aはシリンダ110の底壁111の上面111aから離れ上記の摩擦力が作用しなくなり、ナセル200は回転することができる。
【0018】
ここで、シリンダ110の内周壁112にはドレーン穴114が設けられていてこのドレーン穴112aに達した油圧作動油はドレーン穴114を通ってシリンダ110の外部に排出され、ドレーン穴114よりも上方にはピストン120が上昇しないようにされている。したがって、シリンダ110の底壁111の上面111aからドレーン穴114までの高さがピストン120のストロークになる。
【0019】
なお、ドレーン穴114を通ってシリンダ110の外部に排出された油圧作動油はシリンダ内周壁112の外面に付設されたオイル受け115を介してオイル溜め320に導かれ、そこからオイルポンプ(図示せず)により配管230を介してナセル200内の油圧供給ユニット210に還流される。
ドレーン穴114およびオイル溜め320は図2に示されるように給油穴125と略等しい円周方向位置に複数箇所設けられている。
【0020】
第1の実施の形態は上記のように構成され、軸受等を有しない簡単な構成で、ナセル200を回転可能にするとともに、ブレーキを使用せずに停止せしめることができる。
ナセル200の回転はナセル200内に配設されている駆動モータ206(図6参照)で回転せしめられるギヤ207(図2、6参照)をシリンダ110の内周壁112の外面に設けたリングギヤ112g(図2、6参照)に係合させておこなわれる。そのために、ナセル200の底部、および、ピストン取り付け板130の中央部分は開口されている。なお、駆動モータ206、ギヤ207、リングギヤ112gは、その他の図では図が煩雑になるのを避けるために省略してある。
【0021】
次に第2の実施の形態について説明する。図3が第2の実施の形態の特徴を示す図であって、第1の実施の形態に対して、ピストン120の下面120aが中央が下方に突出した面とされ、これに対向するシリンダ110の底壁111の上面111aが相補的に中央が下方に凹んだ面とされている点が異なるが、その他は第1の実施の形態と同じである。
【0022】
第2の実施の形態は上記のようにすることにより、摩擦面積が拡大し、より大きな力でナセル200の回転を阻止することができる。
また、ピストン120が降下してその下面120aがシリンダ110の底壁111の上面111aに当接する際に位置ずれを起こしにくい。
なお、逆に、シリンダ110の底壁111の上面111aを中央が上方に突出した面とし、これに対向するピストン120の下面120aを相補的に中央が上方凹んだ面としても同じような効果を得ることができる。
【0023】
次に第3の実施の形態について説明する。図4が第3の実施の形態の特徴を示す図であって、第1の実施の形態に対して、シリンダ110の内周壁112と外周壁113の上端にそれぞれ環状の受け板116、117を付設し、受け板116、117のシリンダ110の底壁111の上面111aからの高さHcをピストン120の高さHpより大きくした点が第1の実施の形態と異なるが、その他は第1の実施の形態と同じである。
【0024】
このようにすることにより、ピストン120を降下せしめた時に、ピストン取り付け板130の下面130aが受け板116、117の上面116a,117aに当接、密着し、ナセル200が回転しようとする際に両者の間に摩擦力が発生する。すなわち、摩擦面が外部に露出していることになる。したがって、摩擦面のメンテナンスを容易におこなうことができる。
これに対し、第1の実施の形態ではピストン室120pないにゴミ等が侵入し、ピストン120の下面120aとシリンダ110の底壁111の上面111aが密着できなくなってもゴミを除去することが非常に難しい。
【0025】
以上、油圧作動油でピストン120を上下させる第1の実施の形態〜第3の実施の形態を説明したが、油圧の代りに空気圧を利用することもできる。空気圧を利用する場合は、ドレーンさせた空気を空気ポンプに還流させる必要はないので第1の実施の形態〜第3の実施の形態におけるオイル受け115、オイル溜め320に対応する部品は不要である。一方、ナセル200内には作動空気圧を発生させる空気圧供給ユニットは設けられていないので、空気圧供給ユニットを別途配設するか、あるいは、油圧供給ユニットを除去してピッチ角可変機構も空気圧で作動するようにしてもよい。
【0026】
次に第4の実施の形態について説明する。この第4の実施の形態は、磁力の反発力でピストン120を移動させるものである。
図5がこの第4の実施の形態の特徴を示す図であって、シリンダ110、ピストン120の形状は第1の実施の形態と同じにされているが、シリンダ110の底壁111内部に永久磁石116が配設され、ピストン120の内部にはソレノイド126が配設されている。ソレノイド126の図示しないコイル導線には、ナセル200内に配設されている電流供給装置220から電線240で電流が供給できるようにされている。
【0027】
電流供給装置220から電線240を介してソレノイド126に電流を供給して磁力を発生せしめ、この磁力とシリンダ110に配設された永久磁石の磁力で反発力を発生せしめ、ピストン120の下面120aをシリンダ110の上面110aから離反させることによりナセル200を回転させることができる。そしてソレノイド126への電流の供給を停止することにより、第1の実施の形態と同様に、ナセル200の自重でピストン120は下降して、ピストン120の下面120aがシリンダ110の上面110aと当接、密着してナセル200の回転が阻止される。第4の実施の形態は上記のように構成され、第1〜第3の実施の形態のような油圧あるいは空気圧の配管が不要であり、メンテナンスも簡単である。
【0028】
【発明の効果】
各請求項記載の発明は、ナセルに固定された風車軸支持部材により回転可能に支持され略水平に延伸する風車軸に翼を取り付け風向に追従させながら翼に風を当てて風車軸を回転せしめる風力発電装置であるが、ナセルが、略鉛直に立設される支柱の上端に配設されたシリンダ内に配設され、ピストン浮上手段により、鉛直方向に伸びるシリンダ軸方向に移動可能なピストンの上端部に取り付けられていて、ピストン浮上手段を作用させない時には、ピストンとピストンに取り付けられる部材の重さで、ピストンの一部がシリンダの一部と摩擦係合してピストンがシリンダ軸回りに回転することが不能にされ、ピストン浮上手段を作用させた時には、ピストンの一部がシリンダの一部と摩擦係合が解除され、ピストンがシリンダ軸回りに回転することが可能とされる。
したがって、ピストン浮上手段を作用させないことにより、ピストンとピストンに取り付けられる部材の重さで、ピストンの一部がシリンダの一部と摩擦係合しナセルの回転が可能にされ、ピストン浮上手段を作用させることによりピストンの一部とシリンダの一部と摩擦係合が解除され、ピストンをシリンダ軸回りに回転することが可能であり、軸受けを用いることなくナセルを回転でき、ブレーキを用いることなくナセルの回転を阻止することができる。
特に、請求項4の発明のように、ピストン浮上手段を磁気の反発力を利用する磁気浮上手段とすれば、流体の供給配管、制御バルブ等が不要である。
また、請求項7のように、ピストンとシリンダの摩擦係合を、シリンダの上端に設けられたシリンダ上端部材とピストンの上端とナセルの間に取り付けられるピストン取り付け板の間でおこなうようにすれば、摩擦係合面が外部に露出するのでメンテナンスが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の特徴を示す図である。
【図2】第1の実施の形態のピストンとシリンダを上から見た図である。
【図3】第2の実施の形態の特徴を示す図である。
【図4】第3の実施の形態の特徴を示す図である。
【図5】第4の実施の形態の特徴を示す図である。
【図6】風力発電装置の全体の構成を示す図である。
【符号の説明】
100…ナセル支持部材
110…シリンダ
111…底壁
111a…底壁の上面
112…内周壁
113…外周壁
114…ドレーン
115…油受け
116…永久磁石
120…ピストン
120a…ピストンの下面
125、131…給油穴
126…ソレノイド
130…ピストン取り付け板
200…ナセル
210…油圧供給ユニット
220…電流供給ユニット
300…支柱
【発明の属する技術分野】
本発明は風力発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
クリーンな発電装置として風力発電装置が急増している。風力発電装置には、翼を取り付ける風車軸が水平な水平軸風車を有する水平軸型風力発電装置と風車軸が垂直な垂直軸型風力発電装置とがあるが、水平軸型風力発電装置の場合は風向に合うように水平軸の向きを変えるとともに、風向きに合った状態を維持できるようにしなければならない。
そこで従来、水平軸型風力発電装置においては、従来は風車軸を支持する風車軸支持装置が取り付けられるナセルを軸受装置を介して支柱の上端部に取り付けられるナセル支持部材に取り付けナセルを回転可能にして風向に合わせることができるようにするとともに、ブレーキ装置を設けてナセルを固定している。そのため構造が複雑になり、軸受の給油等のメンテナンス工数が大きいという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は構造が簡単でメンテナンスが楽な風力発電装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、ナセルに固定された風車軸支持部材により回転可能に支持され略水平に延伸する風車軸に翼を取り付け風向に追従させながら翼に風を当てて風車軸を回転せしめる風力発電装置であって、
ナセルが、略鉛直に立設される支柱の上端に配設されたシリンダ内に配設され、ピストン浮上手段により、鉛直方向に伸びるシリンダ軸方向に移動可能なピストンの上端部に取り付けられていて、
ピストン浮上手段を作用させない時には、ピストンとピストンに取り付けられる部材の重さで、ピストンの一部がシリンダの一部と摩擦係合してピストンがシリンダ軸回りに回転することが不能にされ、
ピストン浮上手段を作用させた時には、ピストンの一部がシリンダの一部と摩擦係合が解除され、ピストンがシリンダ軸回りに回転することが可能とされる、風力発電装置が提供される。
【0005】
このように構成される風力発電装置では、ピストン浮上手段を作用させないことにより、ピストンとピストンに取り付けられる部材の重さで、ピストンの一部がシリンダの一部と摩擦係合しナセルの回転が可能にされ、ピストン浮上手段を作用させることによりピストンの一部とシリンダの一部と摩擦係合が解除され、ピストンをシリンダ軸回りに回転することが可能となる。
【0006】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明において、ピストン浮上手段が流体圧供給手段である、風力発電装置が提供される。
請求項3の発明によれば、請求項2の発明において、ピストンが所定高さ以上浮上しないように流体圧を逃がすドレーンを有する、風力発電装置が提供される。
【0007】
請求項4の発明によれば、請求項1の発明において、ピストン浮上手段が磁気の反発力を利用する磁気浮上手段である、風力発電装置が提供される。
【0008】
請求項5の発明によれば、請求項1の発明において、ピストンとシリンダの摩擦係合は、ピストンの先端面とシリンダの底面の間でおこなわれる、風力発電装置が提供される。
請求項6の発明によれば、請求項5の発明において、ピストンの先端面とシリンダの底面の一方が他方に向かって突出し、他方が一方に対して相補的に凹んでいる、風力発電装置が提供される。
【0009】
請求項7の発明によれば、請求項1の発明において、ピストンとシリンダの摩擦係合は、シリンダの上端に設けられたシリンダ上端部材とピストンの上端とナセルの間に取り付けられるピストン取り付け板の間でおこなわれる、風力発電装置が提供される。
【0010】
請求項8の発明によれば、請求項1の発明において、シリンダとピストンが環状に形成されている、風力発電装置が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
まず、図6を参照して本発明が適用される風力発電装置の全体の構造を説明する。翼201でうける風力によりハブ202、主軸203を介して、発電機204の回転子205を回転させ、発電される。場合によっては増速装置を回転子205と主軸の間に有する形式の風車もある。これら翼201、主軸203、発電機204はナセル200に収納もしくは支持されている。
そして、ナセル200の下部が本発明に係るナセル支持機構100を介して支柱300に取り付けられているのである。
【0012】
以下、図1、図2を参照して第1の実施の形態のナセル支持機構100を説明する。
支柱300の上部板310の上に環状のシリンダ110が取り付けられている。シリンダ110は底壁111と底壁111から上方に延伸する内周壁112および外周壁113を有し、上方が開放したコの字形状を有している。
【0013】
そして、シリンダ110の内部には環状のピストン120が配設されている。ピストン120は大径部121と大径部121の上方の小径部122を有し、大径部121の内周壁123と外周壁124がそれぞれ図示しないシール部材を介してはシリンダ110の内周壁112および外周壁113に摺接している。一方、ピストン120の小径部122の上面には円板状のピストン取り付け板130が取り付けられていて、ピストン取り付け板130にナセル200の下面が取り付けられている。
【0014】
ピストン120の内部には給油穴125が図2に示されるように円周方向において複数箇所(この場合は6箇所)穿設されていて、給油穴125は下側はピストン120の下面120aで開放されピストン120の下面120aとシリンダ110の底壁111の上面111aの間のピストン室120pに通じており、上側はピストン取り付け板130に形成された穴131を介してナセル200内の油圧配管213に接続され、油圧配管213は油圧制御弁214を介してもともと翼201の可変ピッチ制御のために設けられている油圧供給ユニット210(図6参照)に接続されている。
なお、油圧制御弁214は油圧供給ユニット210からピストン室120pへの油圧作動油の供給を可能にさせる供給ポジションと、ピストン室120pから油圧供給ユニット210への油圧作動油の還流を可能にさせる還流ポジションとを、切り換え可能な2ポジション弁である。
【0015】
以下、上記のように構成されたナセル支持機構100の使用方法および作動を説明する。
初めに、ナセル200を回転しないように固定する場合について説明する。
これは、油圧制御弁214を還流ポジションにすることにより実現できる。
ナセル200は内部に収容する機器、および、翼201を含めて、大きな自重を有している。例えば、300kWクラスのものでは20トン、1000kWクラスのものでは70トンに達する。したがって、油圧制御弁214を還流ポジションにしておくと、ピストン120はこのナセル200の自重でピストン室120p内の油圧作動由を油圧供給ユニット210に還流させながら降下する。
【0016】
ここで、ピストン120の高さHpは、シリンダ110の底壁111の上面111aから内周壁112および外周壁113の上端面までの高さHcよりも大きくされているので、降下したピストン120の下面120aはシリンダ110の底壁111の上面111aに当接、密着して停止する(一点鎖線で示す)。ナセル200が回転しようとしても上記の大きな自重により強大な摩擦力が作用するので回転できない。
【0017】
次に、ナセル200を回転できるようにする場合について説明する。
これは、油圧制御弁214を供給ポジションにし、油圧供給ユニット210からピストン室120pに油圧作動由を供給することにより実現できる。
油圧供給ユニット210からピストン室120pに油圧作動由を供給すると油圧によりピストン120は上昇せしめられ、ピストン120の下面120aはシリンダ110の底壁111の上面111aから離れ上記の摩擦力が作用しなくなり、ナセル200は回転することができる。
【0018】
ここで、シリンダ110の内周壁112にはドレーン穴114が設けられていてこのドレーン穴112aに達した油圧作動油はドレーン穴114を通ってシリンダ110の外部に排出され、ドレーン穴114よりも上方にはピストン120が上昇しないようにされている。したがって、シリンダ110の底壁111の上面111aからドレーン穴114までの高さがピストン120のストロークになる。
【0019】
なお、ドレーン穴114を通ってシリンダ110の外部に排出された油圧作動油はシリンダ内周壁112の外面に付設されたオイル受け115を介してオイル溜め320に導かれ、そこからオイルポンプ(図示せず)により配管230を介してナセル200内の油圧供給ユニット210に還流される。
ドレーン穴114およびオイル溜め320は図2に示されるように給油穴125と略等しい円周方向位置に複数箇所設けられている。
【0020】
第1の実施の形態は上記のように構成され、軸受等を有しない簡単な構成で、ナセル200を回転可能にするとともに、ブレーキを使用せずに停止せしめることができる。
ナセル200の回転はナセル200内に配設されている駆動モータ206(図6参照)で回転せしめられるギヤ207(図2、6参照)をシリンダ110の内周壁112の外面に設けたリングギヤ112g(図2、6参照)に係合させておこなわれる。そのために、ナセル200の底部、および、ピストン取り付け板130の中央部分は開口されている。なお、駆動モータ206、ギヤ207、リングギヤ112gは、その他の図では図が煩雑になるのを避けるために省略してある。
【0021】
次に第2の実施の形態について説明する。図3が第2の実施の形態の特徴を示す図であって、第1の実施の形態に対して、ピストン120の下面120aが中央が下方に突出した面とされ、これに対向するシリンダ110の底壁111の上面111aが相補的に中央が下方に凹んだ面とされている点が異なるが、その他は第1の実施の形態と同じである。
【0022】
第2の実施の形態は上記のようにすることにより、摩擦面積が拡大し、より大きな力でナセル200の回転を阻止することができる。
また、ピストン120が降下してその下面120aがシリンダ110の底壁111の上面111aに当接する際に位置ずれを起こしにくい。
なお、逆に、シリンダ110の底壁111の上面111aを中央が上方に突出した面とし、これに対向するピストン120の下面120aを相補的に中央が上方凹んだ面としても同じような効果を得ることができる。
【0023】
次に第3の実施の形態について説明する。図4が第3の実施の形態の特徴を示す図であって、第1の実施の形態に対して、シリンダ110の内周壁112と外周壁113の上端にそれぞれ環状の受け板116、117を付設し、受け板116、117のシリンダ110の底壁111の上面111aからの高さHcをピストン120の高さHpより大きくした点が第1の実施の形態と異なるが、その他は第1の実施の形態と同じである。
【0024】
このようにすることにより、ピストン120を降下せしめた時に、ピストン取り付け板130の下面130aが受け板116、117の上面116a,117aに当接、密着し、ナセル200が回転しようとする際に両者の間に摩擦力が発生する。すなわち、摩擦面が外部に露出していることになる。したがって、摩擦面のメンテナンスを容易におこなうことができる。
これに対し、第1の実施の形態ではピストン室120pないにゴミ等が侵入し、ピストン120の下面120aとシリンダ110の底壁111の上面111aが密着できなくなってもゴミを除去することが非常に難しい。
【0025】
以上、油圧作動油でピストン120を上下させる第1の実施の形態〜第3の実施の形態を説明したが、油圧の代りに空気圧を利用することもできる。空気圧を利用する場合は、ドレーンさせた空気を空気ポンプに還流させる必要はないので第1の実施の形態〜第3の実施の形態におけるオイル受け115、オイル溜め320に対応する部品は不要である。一方、ナセル200内には作動空気圧を発生させる空気圧供給ユニットは設けられていないので、空気圧供給ユニットを別途配設するか、あるいは、油圧供給ユニットを除去してピッチ角可変機構も空気圧で作動するようにしてもよい。
【0026】
次に第4の実施の形態について説明する。この第4の実施の形態は、磁力の反発力でピストン120を移動させるものである。
図5がこの第4の実施の形態の特徴を示す図であって、シリンダ110、ピストン120の形状は第1の実施の形態と同じにされているが、シリンダ110の底壁111内部に永久磁石116が配設され、ピストン120の内部にはソレノイド126が配設されている。ソレノイド126の図示しないコイル導線には、ナセル200内に配設されている電流供給装置220から電線240で電流が供給できるようにされている。
【0027】
電流供給装置220から電線240を介してソレノイド126に電流を供給して磁力を発生せしめ、この磁力とシリンダ110に配設された永久磁石の磁力で反発力を発生せしめ、ピストン120の下面120aをシリンダ110の上面110aから離反させることによりナセル200を回転させることができる。そしてソレノイド126への電流の供給を停止することにより、第1の実施の形態と同様に、ナセル200の自重でピストン120は下降して、ピストン120の下面120aがシリンダ110の上面110aと当接、密着してナセル200の回転が阻止される。第4の実施の形態は上記のように構成され、第1〜第3の実施の形態のような油圧あるいは空気圧の配管が不要であり、メンテナンスも簡単である。
【0028】
【発明の効果】
各請求項記載の発明は、ナセルに固定された風車軸支持部材により回転可能に支持され略水平に延伸する風車軸に翼を取り付け風向に追従させながら翼に風を当てて風車軸を回転せしめる風力発電装置であるが、ナセルが、略鉛直に立設される支柱の上端に配設されたシリンダ内に配設され、ピストン浮上手段により、鉛直方向に伸びるシリンダ軸方向に移動可能なピストンの上端部に取り付けられていて、ピストン浮上手段を作用させない時には、ピストンとピストンに取り付けられる部材の重さで、ピストンの一部がシリンダの一部と摩擦係合してピストンがシリンダ軸回りに回転することが不能にされ、ピストン浮上手段を作用させた時には、ピストンの一部がシリンダの一部と摩擦係合が解除され、ピストンがシリンダ軸回りに回転することが可能とされる。
したがって、ピストン浮上手段を作用させないことにより、ピストンとピストンに取り付けられる部材の重さで、ピストンの一部がシリンダの一部と摩擦係合しナセルの回転が可能にされ、ピストン浮上手段を作用させることによりピストンの一部とシリンダの一部と摩擦係合が解除され、ピストンをシリンダ軸回りに回転することが可能であり、軸受けを用いることなくナセルを回転でき、ブレーキを用いることなくナセルの回転を阻止することができる。
特に、請求項4の発明のように、ピストン浮上手段を磁気の反発力を利用する磁気浮上手段とすれば、流体の供給配管、制御バルブ等が不要である。
また、請求項7のように、ピストンとシリンダの摩擦係合を、シリンダの上端に設けられたシリンダ上端部材とピストンの上端とナセルの間に取り付けられるピストン取り付け板の間でおこなうようにすれば、摩擦係合面が外部に露出するのでメンテナンスが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の特徴を示す図である。
【図2】第1の実施の形態のピストンとシリンダを上から見た図である。
【図3】第2の実施の形態の特徴を示す図である。
【図4】第3の実施の形態の特徴を示す図である。
【図5】第4の実施の形態の特徴を示す図である。
【図6】風力発電装置の全体の構成を示す図である。
【符号の説明】
100…ナセル支持部材
110…シリンダ
111…底壁
111a…底壁の上面
112…内周壁
113…外周壁
114…ドレーン
115…油受け
116…永久磁石
120…ピストン
120a…ピストンの下面
125、131…給油穴
126…ソレノイド
130…ピストン取り付け板
200…ナセル
210…油圧供給ユニット
220…電流供給ユニット
300…支柱
Claims (8)
- ナセルに固定された風車軸支持部材により回転可能に支持され略水平に延伸する風車軸に翼を取り付け風向に追従させながら翼に風を当てて風車軸を回転せしめる風力発電装置であって、
ナセルが、略鉛直に立設される支柱の上端に配設されたシリンダ内に配設され、ピストン浮上手段により、鉛直方向に伸びるシリンダ軸方向に移動可能なピストンの上端部に取り付けられていて、
ピストン浮上手段を作用させない時には、ピストンとピストンに取り付けられる部材の重さで、ピストンの一部がシリンダの一部と摩擦係合してピストンがシリンダ軸回りに回転することが不能にされ、
ピストン浮上手段を作用させた時には、ピストンの一部がシリンダの一部と摩擦係合が解除され、ピストンがシリンダ軸回りに回転することが可能とされる、ことを特徴とする風力発電装置。 - ピストン浮上手段が流体圧供給手段である、ことを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
- ピストンが所定高さ以上浮上しないように流体圧を逃がすドレーンを有する、ことを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
- ピストン浮上手段が磁気の反発力を利用する磁気浮上手段である、ことを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
- ピストンとシリンダの摩擦係合は、ピストンの先端面とシリンダの底面の間でおこなわれる、ことを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
- ピストンの先端面とシリンダの底面の一方が他方に向かって突出し、他方が一方に対して相補的に凹んでいる、ことを特徴とする請求項6に記載の風力発電装置。
- ピストンとシリンダの摩擦係合は、シリンダの上端に設けられたシリンダ上端部材とピストンの上端とナセルの間に取り付けられるピストン取り付け板の間でおこなわれる、ことを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
- シリンダとピストンが環状に形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
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2002
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