JP2004010547A - 鉱物組成物、及びこれを含有させたシート基材、並びにこれを用いたシート状部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】ラジウム鉱石を主成分として、これに他の有用鉱物を混合させてシート状部材を形成することにより、居ながらにして手軽かつ効果的にラジウム鉱石などの有用鉱物の恩恵に浴することを目的とした鉱物組成物、及びこれを含有させたシート基材、並びにこれを用いたシート状部材を提供する。
【解決手段】長石、ゼオライト、トルマリン、の内から選ばれる1又は2以上の鉱物の粉末体に、ラジウム鉱石の粉末体を混合させて構成する。そして、これらの鉱物組成物を、紙、フェルト、樹脂、段ボール、若しくはゴム材に含有させ、又は混合させてシート状にしてシート基材を形成する。また、鉱物組成物の保持は、多数形成した小室内に鉱物組成物を充填するようにしてもよい。さらには、シート基材の表裏面の片面に、又は両面に通気層、及び(又は)防水層を形成してシート状部材とする。
【選択図】 図1
【解決手段】長石、ゼオライト、トルマリン、の内から選ばれる1又は2以上の鉱物の粉末体に、ラジウム鉱石の粉末体を混合させて構成する。そして、これらの鉱物組成物を、紙、フェルト、樹脂、段ボール、若しくはゴム材に含有させ、又は混合させてシート状にしてシート基材を形成する。また、鉱物組成物の保持は、多数形成した小室内に鉱物組成物を充填するようにしてもよい。さらには、シート基材の表裏面の片面に、又は両面に通気層、及び(又は)防水層を形成してシート状部材とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、ラジウム鉱石にその他の有用鉱物を用いて、人体に有益な効用を供する鉱物組成物、及びこれを含有させたシート基材、並びにこれを用いたシート状部材に関する。
【0002】
【発明の背景】
天然のラジウム鉱石は、ラジウム(Ra)を放出して、人体に対して健康回復増進や、病気に対する免疫力を高める効果を有すると言われている。かかるラジウム(Ra)は、α(アルファ)線・β(ベータ)線・γ(ガンマ)線を半永久(半減期1,600年と言われている)に放出する微量放射性物質であるが、法律で定める限度である放射能濃度74ベクレル/g(固体状の核原料にあっては、370ベクレル/g)以内であれば、人体へ悪影響を及ぼすことなく、かえって人体に有益な効果を及ぼすと言われている。
【0003】
すなわち、まだ学会で広く受け入れられているというわけではないが、「多量の放射線は人体に有害であるが、少量の放射線の場合は、放射線によりおこると考えられている反応とは全く別の刺激的な反応がおこる。」という微量放射線による「ホルミシス効果」が期待でき、その結果、生命活動を刺激・活性化して自然治癒力、新陳代謝を高めて病気を治し、若々しい体を保つと言われている。
【0004】
そして、ラジウムは別名をイオン石とも呼ばれ、分子の分解・イオン化(電離作用)し、分裂結合しやすい状態を作り出す。また、水・空気・土・生物をより自然に戻そうとする働きが他の鉱石よりも格段に優れている。
【0005】
【従来の技術】
上記のようにラジウム鉱石が人体に何らかの有益な作用を及ぼすことは広く知られているが、その利用は浴槽内にラジウム鉱石を配置して、いわゆるラジウム温泉(玉川温泉や増富温泉等で有名)としての利用形態がほとんどであった。また、室内を無水温室化してラジウム鉱石などを敷き詰めたいわゆる温熱ベッドを形成し、これに入浴者が横臥してラジウム鉱石の恩恵に浴すると言う利用形態もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の利用形態は、大規模な施設としての利用であり、その設備には効果を維持するための定期的な保守管理と多大な費用を要し、個人的に設備して簡単に利用できるものではなかった。せいぜいラジウム鉱石を含んだ成形体を自宅の浴槽内に配置してラジウム温泉風にする程度のものであって、その効果には疑問があった。また、特に、かかる施設の利用を切望する方々(例えば、高齢者や罹病者、等)ほど、身体が衰え又は不自由であるため、上記施設への移動自体が大きな負担となっていた。
【0007】
【目的】
そこで、本願発明は、上記課題に着目し為されたものであり、ラジウム鉱石を主成分として、これに他の有用鉱物を混合させてシート状部材を形成することにより、居ながらにして手軽かつ効果的にラジウム鉱石などの有用鉱物の恩恵に浴することを目的とした鉱物組成物、及びこれを含有させたシート基材、並びにこれを用いたシート状部材を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願発明は以下のように構成される。
すなわち、長石、ゼオライト、トルマリン、の内から選ばれる1又は2以上の鉱物の粉末体に、ラジウム鉱石の粉末体を混合させて構成したことを特徴とする。そして、これらの鉱物組成物を、紙、フェルト、樹脂、段ボール、若しくはゴム材に含有させ、又は混合させてシート状にしてシート基材を形成する。
【0009】
また、上記鉱物組成物の保持は、上記ように含有させるほか、多数形成した小室内に鉱物組成物を充填するようにしてもよい。
【0010】
さらには、上記シート基材の表裏面の片面に、又は両面に通気層、及び(又は)防水層を形成してシート状部材とし、各種の用途に供する。
【0011】
【発明の実施形態】
次に、本願発明にかかる鉱物組成物、及びこれを含有させたシート基材、並びにこれを用いたシート状部材の実施形態例について詳細に説明する。
【0012】
本願発明にかかる鉱物組成物は、ラジウム鉱石を主成分としており、粉砕して粉末体(「ラジウム粉末体」と略称。)に加工しておく。このラジウム粉末体の粒径は後述するシート基材の含有方法により区々に選択される。そして、これに長石、ゼオライト、トルマリン(電気石)のそれぞれの鉱石を粉末体(以下「長石粉末体」、「ゼオライト粉末体」、「トルマリン粉末体」と略称。)にして、上記ラジウム粉末体と適宜の割合で混合させる。この場合の各粉末体の粒径は、ラジウム粉末体と混合させた場合の分散効率を考慮して適宜に設定される。
【0013】
本願発明の実施例の鉱物組成物としては、次の割合で製造される。
例1)重量比でラジウム粉末体を5〜20%、トルマリン粉末体を10〜20%の範囲内で適宜に選択し、残りをゼオライト粉末体とする。
例2)重量比でラジウム粉末体を5〜20%、長石の粉末体を10〜20%の範囲内で適宜に選択し、残りをゼオライト粉末体とする。
例3)重量比でラジウム粉末体を5〜20%、トルマリン粉末体を10〜20%、長石の粉末体を10〜20%の範囲内で適宜に選択し、残りをゼオライト粉末体とする。
【0014】
上記実施例におけるラジウム粉末体の占める割合は、使用するラジウム鉱石の放射線量を測定し、上記した法定の放射能濃度限度(74ベクレル/g以下)を越えない範囲で設定する。
【0015】
次に、各鉱物の粉末体を上記構成の割合で混合させて成る鉱物組成物(以下「組成物粉末体」と略称。)を用いて、平面状又は平板状に構成したシート基材とこれを用いたシート状部材の実施例について、参考図面を用いて説明する。図1、2は本実施例のシート状部材を一部断面で表した斜視図である。
【0016】
図示符号1は、本実施例1のシート状部材を示し、該シート状部材1はシート基材2と、この両面にそれぞれ配置した通気層4と防水層5とから構成している。
【0017】
該シート基材2は、紙、に上記組成物粉末体3を含有させたものである。その製造は、例えば、紙の原料(パルプ材、コウゾ、ミツマタ、等の繊維材や薬品を溶解させた液体)に組成物粉末体3を混合させて手漉き、機械漉きなどにより行う。本実施例1では、シート基材2に紙を用いているが、これに限らず、シート状の樹脂材(例えば、スポンジシート、ポリチレンシート、ビニールシート、フィルム、発泡スチロールシート等の発泡樹脂シート)、又は段ボールのライナーや波形の中芯や波形の空間に含有させてもよい。さらに、ゴム材やフェルト(羊毛その他の獣毛を原料とし、湿気・熱および圧力を加えて縮絨し布状にしたもの。)に含有させてクッション性のあるシート基材2としてもよい。さらには、高吸水性のポリマー樹脂と混合させてシート基材2として用いる用途もある。
【0018】
このようにして製造されたシート基材2は、薄板状又は可撓性を有する薄膜状に形成され、その表裏面の片面及び(又は)両面には、不織布やメッシュ材などからなる通気層4や、通気・通水を阻止するプラスチックフィルムやラミネートシートやアルミ箔などからなる防水層5を形成してシート状部材1を形成している。本実施例1では、図1に示すように、図面において上面を通気層4、下面を放水層5に設定している。
【0019】
なお、表面に通水層を形成するか又は放水層を形成するかは、そのシート状部材1の用途によって、適宜に選択する。例えば、寝具のシーツとして用いる場合は、表裏の両面に通気層4を配置しても良く、また要介護者に用いるシーツであれば、失禁等を考慮して両面に防水層5を配置するようにしてもよい。これにより、上記した人体への効能を寝ながら享受することができる。
【0020】
また、この通水層4や防水層5の表面に種々の趣向の装飾を施して、包装紙や壁紙として、又は枕や椅子などのカバー材として使用する場合の商品性を高めることができる。これにより、包装対象物(例えば、生鮮食料品)の鮮度保持や品質保持の効果を期待できる。
【0021】
さらに、組成物粉末体3のシート基材2への含有を上記のように含有させる外、図2に示す本実施例2のシート状部材6においては、シート基材7の内部に多数の小室8、8、・・・を形成してその内部に組成物粉末体3を充填するようにしてもよい。この場合には、大量の組成物粉末体3をシート基材7に保持させることができる。
【0022】
また、この小室8に組成物粉末体3と共に高吸水性のポリマー樹脂を充填させた場合にはオムツや生理用品として使用することも可能である。これにより、組成物粉末体3が有する脱臭、防臭、殺菌、抗菌などの効果を享受することができる。
【0023】
また、上記各シート基材2、7に含有または充填させる組成物粉末体3には、上記各鉱物のほかに、活性炭、竹炭、または木炭の粉末体を混ぜ合わせれば、相乗的に脱臭、防臭、の効果を享受することができる。
【0024】
【効果】
本願発明は上記のように構成しているため、組成物粉末体のそれぞれの鉱物が有している作用効果、人体にあっては、血行促進、新陳代謝の活発化、免疫力強化、細胞の活性化、情緒安定化、鎮静効果、血液浄化、又は温熱効果、等の生理的機能向上の効果が相乗的に働かせることができる。
【0025】
また、物品にあっては、鮮度保持や品質保持、さらには殺菌、防臭、抗菌等の効果を相乗的に発揮させることができる。
【0026】
そして、シート状に構成することにより、用途範囲が広がり、居ながらにしてかつ簡易に人体の近傍に配置できる種々の商品として、広範な用途に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のシート状部材を一部断面で表した斜視図である。
【図2】本実施例のシート状部材を一部断面で表した斜視図である。
【符号の説明】
1 シート状部材(実施例1)
2 シート基材(実施例1)
3 組成物粉末体
4 通気層
5 防水層
6 シート状部材(実施例2)
7 シート基材(実施例2)
8 小室
【発明の属する技術分野】
本願発明は、ラジウム鉱石にその他の有用鉱物を用いて、人体に有益な効用を供する鉱物組成物、及びこれを含有させたシート基材、並びにこれを用いたシート状部材に関する。
【0002】
【発明の背景】
天然のラジウム鉱石は、ラジウム(Ra)を放出して、人体に対して健康回復増進や、病気に対する免疫力を高める効果を有すると言われている。かかるラジウム(Ra)は、α(アルファ)線・β(ベータ)線・γ(ガンマ)線を半永久(半減期1,600年と言われている)に放出する微量放射性物質であるが、法律で定める限度である放射能濃度74ベクレル/g(固体状の核原料にあっては、370ベクレル/g)以内であれば、人体へ悪影響を及ぼすことなく、かえって人体に有益な効果を及ぼすと言われている。
【0003】
すなわち、まだ学会で広く受け入れられているというわけではないが、「多量の放射線は人体に有害であるが、少量の放射線の場合は、放射線によりおこると考えられている反応とは全く別の刺激的な反応がおこる。」という微量放射線による「ホルミシス効果」が期待でき、その結果、生命活動を刺激・活性化して自然治癒力、新陳代謝を高めて病気を治し、若々しい体を保つと言われている。
【0004】
そして、ラジウムは別名をイオン石とも呼ばれ、分子の分解・イオン化(電離作用)し、分裂結合しやすい状態を作り出す。また、水・空気・土・生物をより自然に戻そうとする働きが他の鉱石よりも格段に優れている。
【0005】
【従来の技術】
上記のようにラジウム鉱石が人体に何らかの有益な作用を及ぼすことは広く知られているが、その利用は浴槽内にラジウム鉱石を配置して、いわゆるラジウム温泉(玉川温泉や増富温泉等で有名)としての利用形態がほとんどであった。また、室内を無水温室化してラジウム鉱石などを敷き詰めたいわゆる温熱ベッドを形成し、これに入浴者が横臥してラジウム鉱石の恩恵に浴すると言う利用形態もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の利用形態は、大規模な施設としての利用であり、その設備には効果を維持するための定期的な保守管理と多大な費用を要し、個人的に設備して簡単に利用できるものではなかった。せいぜいラジウム鉱石を含んだ成形体を自宅の浴槽内に配置してラジウム温泉風にする程度のものであって、その効果には疑問があった。また、特に、かかる施設の利用を切望する方々(例えば、高齢者や罹病者、等)ほど、身体が衰え又は不自由であるため、上記施設への移動自体が大きな負担となっていた。
【0007】
【目的】
そこで、本願発明は、上記課題に着目し為されたものであり、ラジウム鉱石を主成分として、これに他の有用鉱物を混合させてシート状部材を形成することにより、居ながらにして手軽かつ効果的にラジウム鉱石などの有用鉱物の恩恵に浴することを目的とした鉱物組成物、及びこれを含有させたシート基材、並びにこれを用いたシート状部材を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願発明は以下のように構成される。
すなわち、長石、ゼオライト、トルマリン、の内から選ばれる1又は2以上の鉱物の粉末体に、ラジウム鉱石の粉末体を混合させて構成したことを特徴とする。そして、これらの鉱物組成物を、紙、フェルト、樹脂、段ボール、若しくはゴム材に含有させ、又は混合させてシート状にしてシート基材を形成する。
【0009】
また、上記鉱物組成物の保持は、上記ように含有させるほか、多数形成した小室内に鉱物組成物を充填するようにしてもよい。
【0010】
さらには、上記シート基材の表裏面の片面に、又は両面に通気層、及び(又は)防水層を形成してシート状部材とし、各種の用途に供する。
【0011】
【発明の実施形態】
次に、本願発明にかかる鉱物組成物、及びこれを含有させたシート基材、並びにこれを用いたシート状部材の実施形態例について詳細に説明する。
【0012】
本願発明にかかる鉱物組成物は、ラジウム鉱石を主成分としており、粉砕して粉末体(「ラジウム粉末体」と略称。)に加工しておく。このラジウム粉末体の粒径は後述するシート基材の含有方法により区々に選択される。そして、これに長石、ゼオライト、トルマリン(電気石)のそれぞれの鉱石を粉末体(以下「長石粉末体」、「ゼオライト粉末体」、「トルマリン粉末体」と略称。)にして、上記ラジウム粉末体と適宜の割合で混合させる。この場合の各粉末体の粒径は、ラジウム粉末体と混合させた場合の分散効率を考慮して適宜に設定される。
【0013】
本願発明の実施例の鉱物組成物としては、次の割合で製造される。
例1)重量比でラジウム粉末体を5〜20%、トルマリン粉末体を10〜20%の範囲内で適宜に選択し、残りをゼオライト粉末体とする。
例2)重量比でラジウム粉末体を5〜20%、長石の粉末体を10〜20%の範囲内で適宜に選択し、残りをゼオライト粉末体とする。
例3)重量比でラジウム粉末体を5〜20%、トルマリン粉末体を10〜20%、長石の粉末体を10〜20%の範囲内で適宜に選択し、残りをゼオライト粉末体とする。
【0014】
上記実施例におけるラジウム粉末体の占める割合は、使用するラジウム鉱石の放射線量を測定し、上記した法定の放射能濃度限度(74ベクレル/g以下)を越えない範囲で設定する。
【0015】
次に、各鉱物の粉末体を上記構成の割合で混合させて成る鉱物組成物(以下「組成物粉末体」と略称。)を用いて、平面状又は平板状に構成したシート基材とこれを用いたシート状部材の実施例について、参考図面を用いて説明する。図1、2は本実施例のシート状部材を一部断面で表した斜視図である。
【0016】
図示符号1は、本実施例1のシート状部材を示し、該シート状部材1はシート基材2と、この両面にそれぞれ配置した通気層4と防水層5とから構成している。
【0017】
該シート基材2は、紙、に上記組成物粉末体3を含有させたものである。その製造は、例えば、紙の原料(パルプ材、コウゾ、ミツマタ、等の繊維材や薬品を溶解させた液体)に組成物粉末体3を混合させて手漉き、機械漉きなどにより行う。本実施例1では、シート基材2に紙を用いているが、これに限らず、シート状の樹脂材(例えば、スポンジシート、ポリチレンシート、ビニールシート、フィルム、発泡スチロールシート等の発泡樹脂シート)、又は段ボールのライナーや波形の中芯や波形の空間に含有させてもよい。さらに、ゴム材やフェルト(羊毛その他の獣毛を原料とし、湿気・熱および圧力を加えて縮絨し布状にしたもの。)に含有させてクッション性のあるシート基材2としてもよい。さらには、高吸水性のポリマー樹脂と混合させてシート基材2として用いる用途もある。
【0018】
このようにして製造されたシート基材2は、薄板状又は可撓性を有する薄膜状に形成され、その表裏面の片面及び(又は)両面には、不織布やメッシュ材などからなる通気層4や、通気・通水を阻止するプラスチックフィルムやラミネートシートやアルミ箔などからなる防水層5を形成してシート状部材1を形成している。本実施例1では、図1に示すように、図面において上面を通気層4、下面を放水層5に設定している。
【0019】
なお、表面に通水層を形成するか又は放水層を形成するかは、そのシート状部材1の用途によって、適宜に選択する。例えば、寝具のシーツとして用いる場合は、表裏の両面に通気層4を配置しても良く、また要介護者に用いるシーツであれば、失禁等を考慮して両面に防水層5を配置するようにしてもよい。これにより、上記した人体への効能を寝ながら享受することができる。
【0020】
また、この通水層4や防水層5の表面に種々の趣向の装飾を施して、包装紙や壁紙として、又は枕や椅子などのカバー材として使用する場合の商品性を高めることができる。これにより、包装対象物(例えば、生鮮食料品)の鮮度保持や品質保持の効果を期待できる。
【0021】
さらに、組成物粉末体3のシート基材2への含有を上記のように含有させる外、図2に示す本実施例2のシート状部材6においては、シート基材7の内部に多数の小室8、8、・・・を形成してその内部に組成物粉末体3を充填するようにしてもよい。この場合には、大量の組成物粉末体3をシート基材7に保持させることができる。
【0022】
また、この小室8に組成物粉末体3と共に高吸水性のポリマー樹脂を充填させた場合にはオムツや生理用品として使用することも可能である。これにより、組成物粉末体3が有する脱臭、防臭、殺菌、抗菌などの効果を享受することができる。
【0023】
また、上記各シート基材2、7に含有または充填させる組成物粉末体3には、上記各鉱物のほかに、活性炭、竹炭、または木炭の粉末体を混ぜ合わせれば、相乗的に脱臭、防臭、の効果を享受することができる。
【0024】
【効果】
本願発明は上記のように構成しているため、組成物粉末体のそれぞれの鉱物が有している作用効果、人体にあっては、血行促進、新陳代謝の活発化、免疫力強化、細胞の活性化、情緒安定化、鎮静効果、血液浄化、又は温熱効果、等の生理的機能向上の効果が相乗的に働かせることができる。
【0025】
また、物品にあっては、鮮度保持や品質保持、さらには殺菌、防臭、抗菌等の効果を相乗的に発揮させることができる。
【0026】
そして、シート状に構成することにより、用途範囲が広がり、居ながらにしてかつ簡易に人体の近傍に配置できる種々の商品として、広範な用途に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のシート状部材を一部断面で表した斜視図である。
【図2】本実施例のシート状部材を一部断面で表した斜視図である。
【符号の説明】
1 シート状部材(実施例1)
2 シート基材(実施例1)
3 組成物粉末体
4 通気層
5 防水層
6 シート状部材(実施例2)
7 シート基材(実施例2)
8 小室
Claims (4)
- 長石、ゼオライト、トルマリン、の内から選ばれる1又は2以上の鉱物の粉末体に、ラジウム鉱石の粉末体を混合させて構成したことを特徴とする鉱物組成物。
- 請求項1記載の鉱物組成物を、紙、フェルト、樹脂、段ボール、若しくはゴム材に含有させ、又は混合させてシート状に形成したことを特徴とするシート基材。
- 多数形成した小室内に、請求項1記載の鉱物組成物を充填して成ることを特徴とするシート基材。
- 請求項2、又は3記載のシート基材の表裏面の片面に、又は両面に通気層、及び(又は)防水層を形成して成ることを特徴とするシート状部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002167232A JP2004010547A (ja) | 2002-06-07 | 2002-06-07 | 鉱物組成物、及びこれを含有させたシート基材、並びにこれを用いたシート状部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002167232A JP2004010547A (ja) | 2002-06-07 | 2002-06-07 | 鉱物組成物、及びこれを含有させたシート基材、並びにこれを用いたシート状部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004010547A true JP2004010547A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=30434548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002167232A Pending JP2004010547A (ja) | 2002-06-07 | 2002-06-07 | 鉱物組成物、及びこれを含有させたシート基材、並びにこれを用いたシート状部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004010547A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101478315B1 (ko) * | 2013-07-15 | 2014-12-31 | (주)키노스가족 | 라듐 코팅시트의 제조방법 및 이를 이용한 라듐 코팅시트 |
JP6082834B1 (ja) * | 2016-05-30 | 2017-02-15 | 未来環境研究機構株式会社 | シート状のラドンガス発生源の製造方法 |
JP2018131717A (ja) * | 2017-02-17 | 2018-08-23 | クロステクノロジーラボ株式会社 | ガンマー線放射性カバードヤーン及びそれを用いた身装品 |
JP2021119218A (ja) * | 2016-02-17 | 2021-08-12 | クロステクノロジーラボ株式会社 | 加硫剤としてガンマー線放射パウダーを用いるゴム製品の製造方法 |
-
2002
- 2002-06-07 JP JP2002167232A patent/JP2004010547A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7288924B2 (ja) | 2016-02-17 | 2023-06-08 | クロステクノロジーラボ株式会社 | 加硫剤としてガンマー線放射パウダーを用いるゴム製品の製造方法 |
JP6082834B1 (ja) * | 2016-05-30 | 2017-02-15 | 未来環境研究機構株式会社 | シート状のラドンガス発生源の製造方法 |
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JP7190251B2 (ja) | 2017-02-17 | 2022-12-15 | クロステクノロジーラボ株式会社 | ガンマー線放射性カバードヤーン及びそれを用いた身装品 |
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