JP2004009636A - 電動射出成形機 - Google Patents

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JP2004009636A JP2002168482A JP2002168482A JP2004009636A JP 2004009636 A JP2004009636 A JP 2004009636A JP 2002168482 A JP2002168482 A JP 2002168482A JP 2002168482 A JP2002168482 A JP 2002168482A JP 2004009636 A JP2004009636 A JP 2004009636A
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JP2002168482A
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Takeji Iwasaki
岩崎 武治
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Japan Steel Works Ltd
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Japan Steel Works Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、射出ユニットの出力軸とサーボモータの出力軸に各々多段プーリを設け、ベルトのみの掛け変えによって変速又は変トルク比を自在に変えられるようにすることを目的とする。
【解決手段】本発明による電動射出成形機は、射出ユニット(2)の出力軸(2a)に設けられた被駆動多段プーリ(4)と、サーボモータ(3)の出力軸(3a)に設けられた駆動多段プーリ(5)と、各多段プーリ(4、5)間に設けられたベルト(6)とよりなり、このベルト(6)を掛け変えることにより任意の変速変トルクとする構成である。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動射出成形機に関し、特に、多段型の駆動多段プーリを用いるベルトを掛け変えることにより、1台の射出ユニットの変速による射出速度又は射出トルクの可変を容易に行うことができるようにするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラスチックの成形製品を生産する装置として、射出ユニットをサーボモータにより駆動する電動射出成形機が用いられている。従来の一般的な電動射出成形機の射出ユニットの駆動部は、図3から図5に示される通りでありる。
すなわち、図3において、符号1で示されるものは電動射出成形機であり、この電動射出成形機1の基台10上の射出ユニット2およびこの射出ユニット2の駆動用のサーボモータ3は各出力軸2a、3aが平行となるように配置されている。前記射出ユニット2の出力軸2aに設けられた被駆動プーリ4とサーボモータ3の出力軸3aに設けられた駆動プーリ5との間に掛け回されたベルト6とにより、射出ユニット2を駆動するように構成されている。
【0003】
前記電動射出成形機1は、前記サーボモータ3が駆動源となり、前記ベルト6を介して前記射出ユニット2の出力軸2aを回転駆動するように構成されている。従って、前記電動射出成形機1の前記射出ユニット2は、油圧式射出成形機のように射出速度を広範囲に変化させることが出来ないことにより、成形製品の特性に応じて前記被駆動プーリ4と前記駆動プーリ5との歯数比を設定し、予め前記射出ユニット2の出力軸2aの回転数すなわち射出速度を設定して組立てられて出荷されている。通常は、前記被駆動プーリ4の径を一定とし、前記駆動プーリ5の径を変更して前記射出ユニット2の出力軸2aの回転数を設定している。
【0004】
すなわち、厚肉製品を射出成形する電動射出成形機1では、図3に示すように径の小さい駆動プーリ5が組込まれ、低速回転すなわち低速射出速度、高射出トルクの電動射出成形機1に設定されている。薄肉製品を短時間で射出成形する電動射出成形機1では、図5に示すように径の大きい駆動プーリ5が組込まれ、高速回転すなわち高速射出速度、低射出トルクの電動射出成形機1に設定されている。また、前述のうちの中間的な肉厚の製品を射出成形する電動射出成形機1では、図4に示すように前述の中間径に相当する駆動プーリ5が組込まれ、中速回転すなわち中速射出速度、中射出トルクの電動射出成形機1に設定されている。尚、前記ベルト6は必要な長さのベルトを複数本用意している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電動射出成形機は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、従来の電動射出成形機ではサーボモータの出力軸に設けられた駆動プーリおよびベルトを交換しなければならない。しかし、既設の駆動プーリおよびベルトの分解撤去および適正な駆動プーリおよびベルトの組立作業は簡単なものではなく、所要工具を使用する熟練した作業と時間が必要であった。従って、各種のニーズに応じた射出成形に対応するためには、数種の変速比を有する電動射出成形機を在庫として用意しなければならず、メーカーにとっては経営上の大きい問題であった。
【0006】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、特に、射出ユニット及びサーボモータの出力軸のプーリを多段型としベルトの掛け変えのみによって1台の射出ユニットの変速比、トルク比を自在にするようにした電動射出成形機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による電動射出成形機は、それぞれの出力軸が平行となるように配置された射出ユニットおよび前記射出ユニット駆動用のサーボモータとをベルトで連結するようにした電動射出成形機において、前記射出ユニットの出力軸に設けられ多段型の被駆動多段プーリとを有し、前記サーボモータの出力軸に設けられ多段型の駆動多段プーリと、前記被駆動多段プーリおよび駆動多段プーリ間の前記ベルトを掛け変えることにより変速又は変トルクするようにした構成である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明による電動射出成形機の好適な実施の形態について説明する。尚、従来例と同一あるいは同等部分には同一符号を用いて説明する。
図1において、符号1で示されるものは、基台10上の電動射出成形機であり、この電動射出成形機1の射出ユニット2およびこの射出ユニット2駆動用のサーボモータ3は各出力軸2a、3aが平行となるように配置されている。
【0009】
前記射出ユニット2の出力軸2aには被駆動多段プーリ4(本形態では3段)が設けられている。この被駆動多段プーリ4は、図2に示されるように、出力軸2aの元部から先端方向へ径の異なる歯部が順次大径から小径になるように第1〜第3段4a〜4cで構成されている。
他方、前記サーボモータ3の出力軸3aには、駆動多段プーリ5(本形態では3段)が設けられている。この駆動多段プーリ5は、図2に示されるように、出力軸3aの元部から先端方向へ径の異なる歯部が順次小径から大径になるように第1〜第3段5a〜5cで構成されている。
【0010】
前記被駆動多段プーリ4および前記駆動多段プーリ5間において、任意の対応する第3段4c、5cにベルト6が掛け回されている。このベルト6、前記被駆動多段プーリ4および前記駆動多段プーリ5により、射出ユニット2駆動用の変速変トルク装置が構成されている。すなわち、前記電動射出成形機1は、前記サーボモータ3がこの変速変トルク装置を介して所定の変速変トルク比で前記射出ユニット2を回転駆動し、その射出速度又は射出トルクを可変とできるように構成されている。
【0011】
以上のように構成された電動射出成形機1の射出ユニット2駆動用の変速変トルク装置において、成形製品の特性に応じて、被駆動多段プーリ4および駆動多段プーリ5の各段4a〜4cと5a〜5cの組合せを選定し、ベルト6を掛け回す。すなわち、厚肉製品を射出成形する場合は、被駆動多段プーリ4の大径の第1段4aと駆動多段プーリ5の小径の第1段5aとにベルト6を掛け回し、射出ユニット2を低速回転、高トルク可能に設定する。また、薄肉製品を短時間で射出成形する場合は、先端側の歯部すなわち被駆動多段プーリ4の第3段4cと駆動多段プーリ5の第3段5cとにベルト6を掛け回し、射出ユニット2を高速回転、低トルク可能に設定する。また、前述の中間的な製品を射出成形する場合は、中間の第2段4b、5bにベルト6を掛け回し、射出ユニット2を中速、中トルク回転に設定する。
【0012】
以上のように、成形製品を変更する場合、製品の特性に応じてベルト6のみを掛け替えることにより、特性に適合する射出ユニット2の回転速度、トルクすなわち射出速度、射出トルクに変更する。尚、被駆動多段プーリ4および駆動多段プーリ5の対となる各段4a〜4cと5a〜5cは、所定長の一本のベルト6を共通して掛け回しが可能なように、それぞれの径が設定されている。
【0013】
前述の形態においては、被駆動多段プーリ4および駆動多段プーリ5として3段の多段プーリが用いられているが、3段に限定されるものではなく、必要に応じて2段あるいは4段以上でもよい。また、射出ユニット2の出力軸2aの被駆動多段プーリ4は、出力軸2aの元部から先端方向へ径の異なる歯部が順次大径から小径になるように構成され、サーボモータ3の出力軸3aの駆動多段プーリ4は、出力軸3aの元部から先端方向へ径の異なる歯部が順次小径から大径になるように構成されているが、各段4a〜4c、5a〜5cの径の変化を逆にしてもよい。
【0014】
【発明の効果】
この発明による電動射出成形機は以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、射出ユニットの出力軸に設けられた多段型の被駆動多段プーリと、サーボモータの出力軸に設けられた多段型の駆動多段プーリとベルトのみを掛け変えることによって変速、変トルクを容易に得ることができ従来のようにベルトを掛け変えるという熟練を必要としない簡単な短時間の作業により、射出速度、射出トルクの変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電動射出成形機を示す正面図である。
【図2】図1の要部の拡大平面図である。
【図3】従来の電動射出成形機の低速、高トルク駆動構成を示す正面図である。
【図4】図3の中速、中トルク駆動構成を示す正面図である。
【図5】図3の高速、低トルク駆動構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1  電動射出成形機
2  射出ユニット
3  サーボモータ
4  被駆動多段プーリ
5  駆動多段プーリ
6  ベルト

Claims (1)

  1. それぞれの出力軸が平行となるように配置された射出ユニット(2)および前記射出ユニット(2)駆動用のサーボモータ(3)とをベルト(6)で連結するようにした電動射出成形機において、前記射出ユニット(2)の出力軸(2a)に設けられ多段型の被駆動多段プーリ(4)と、前記サーボモータ(3)の出力軸(3a)に設けられ多段型の駆動多段プーリ(5)とを有し、前記被駆動多段プーリ(4)および駆動多段プーリ(5)間の前記ベルト(6)を掛け変えることにより射出速度又は射出トルクを可変とするように構成したことを特徴とする電動射出成形機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006326764A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Matsushita Electric Works Ltd 回転工具

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