JP2004009214A - 硬質発泡樹脂の切断方法と切断装置 - Google Patents

硬質発泡樹脂の切断方法と切断装置 Download PDF

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Minoru Ishida
石田 稔
Yasuhiro Segi
世木 康裕
Jun Nishiyama
西山 潤
Takashi Nakahara
中原 隆
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Abstract

【課題】硬質発泡樹脂を走行させつつ、所定サイズに切断するに際して、硬化の遅い樹脂発泡体に対しても、クラック等を生じ難くして生産性良く硬質発泡樹脂を切断する方法と切断装置を提供する。
【解決手段】線状刃13を有する切断装置Aにより、硬質発泡樹脂Pを切断する硬質発泡樹脂の切断方法と切断装置。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は硬質発泡樹脂の切断方法と切断装置に関し、詳しくは、切断時に硬質発泡樹脂を損傷し難い硬質発泡樹脂の切断方法と切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂発泡体は、その優れた断熱性、軽量性、成形性などによって産業用、民生用として種々の用途に使用されている。このような樹脂発泡体、例えば、硬質発泡ポリウレタンは、単板あるいは連続体(その後所定サイズに切断)のいずれの方法によっても製造されるが、生産性の高い連続製造方法の場合、一般に、紙、合板、金属板などを表面材とし、この表面材間にミキシングヘッドからポリウレタン発泡原液を注入して、ダブルコンベアの間を通し圧締すると共にキュアリングして成形する。そして、硬質発泡ポリウレタン単板を得るには、連続製造ラインから供給される長尺状の硬質発泡ポリウレタン成形体を、切断装置を用いて適宜の長さに切断する。
【0003】
その場合、生産される硬質発泡ポリウレタンの厚みは種々であり、かなり厚手のものもあることから、安定して切断するには、長尺の硬質発泡ポリウレタンの長手方向とは直角の方向から、上下に配置した丸鋸2台を走行させて行うのが一般的である。
【0004】
具体的には、図2に示すように、上下2台の刃物台車1に夫々取り付けられた2台の丸鋸2を、硬質発泡ポリウレタンPの幅方向に幾分ずらすと共にラップ代Lを設けて、硬質発泡ポリウレタンPを長手方向に走行させながら、これと同期して、丸鋸2を硬質発泡ポリウレタンPの走行方向に合わせて走行させつつ硬質発泡ポリウレタンPの幅方向に横断・走行させて切断する。刃物台車1は、駆動源である電動モータM1により、横行レール3に沿ってチェーン4等を介して往復移動可能になっている。この場合、刃物台車1と横行レール3とは直動ガイド(図示略)により連結されている。又、図中、図番5はベース架台であり、図番6は走行台車を示し、図番M2は丸鋸2を回転駆動する電動モータである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上下2台の丸鋸2で硬質発泡ポリウレタンPの幅方向に切断する場合、硬質発泡ポリウレタンPの走行と丸鋸2とが同期して走行しているものの、わずかな走行のずれ、あるいは丸鋸の回転ブレ等に起因して、丸鋸2が硬質発泡ポリウレタンPに押されて、上下の丸鋸2が走行する分岐点に剪断応力が発生する場合がある。
【0006】
このような剪断応力が硬質発泡ポリウレタンPに作用すると、特にポリウレタン発泡原液に発泡剤として水を用いた場合、他の発泡剤を用いる場合に比べて硬化速度が幾分遅いため、走行してくる硬質発泡ポリウレタンPの中心部分においてクラックが発生したりする。
【0007】
そこで本発明の目的は、上記従来技術の有する問題点に鑑みて、硬質発泡樹脂を走行させつつ、所定サイズに切断するに際して、硬化の遅い樹脂発泡体、例えば水を発泡剤として用いた硬質発泡ポリウレタンに対しても、クラック等を生じ難くして生産性良く硬質発泡樹脂を切断する方法と切断装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は各請求項記載の発明により達成される。すなわち、本発明に係る硬質発泡樹脂の切断方法の特徴構成は、ループ状の線状刃を有する切断装置により、硬質発泡樹脂を切断することにある。
【0009】
この構成によれば、従来技術の切断方法と異なり、線状刃を用いて切断するので、被切断物である硬質発泡樹脂が切断断面積の大きく、その内部に強度的に弱い箇所が存在している場合、あるいは発泡圧が高い箇所が存在している場合であっても、更には硬質発泡樹脂が走行している場合であっても、被切断物と切断刃との接触面積が小さいため、切断刃による被切断物への作用力が小さく、従って、被切断物に対して剪断応力をほとんど作用させず、たとえ作用させたとしても極めて僅かに抑えて切断することできる。この場合、用いる線状刃の径は、大きいと摩擦抵抗が大きくなり、あまり小径の線状刃では耐久性に乏しく生産性が低下する。従って、線状刃の径は、1.20〜2.0mmφが好ましく、1.25〜1.5mmφであることがより好ましい。
【0010】
以上の結果、本発明によれば、硬質発泡樹脂を走行させつつ、所定サイズに切断するに際して、硬化の遅い樹脂発泡体に対しても、クラック等を生じ難くして生産性良く硬質発泡樹脂を切断する方法を提供することができた。
【0011】
前記硬質発泡樹脂が長尺状であり、その長手方向の走行に合わせて同期走行させつつ、前記切断装置により前記硬質発泡樹脂を切断することが好ましい。
【0012】
この構成によれば、一層生産性高く、硬質発泡樹脂を切断することができる。
【0013】
前記硬質発泡樹脂が、連続製造ラインにより供給される硬質ポリウレタン樹脂発泡体であることが好ましい。
【0014】
硬化速度の比較的遅い発泡剤の水を用いて、連続製造ラインにより順次供給される硬質ポリウレタン樹脂発泡体を効率よく切断でき、硬質ポリウレタン樹脂発泡体の単板を生産性高く得ることができる。
【0015】
又、本発明に係る硬質発泡樹脂の切断装置の特徴構成は、ループ状の線状刃を有していて、前記線状刃が硬質発泡樹脂の横断方向に走行可能になっていると共に、前記硬質発泡樹脂が長尺状であり、その長手方向の走行に合わせて同期走行可能になっていることにある。
【0016】
この構成によれば、硬質発泡樹脂を走行させつつ、所定サイズに切断するに際して、硬化の遅い樹脂発泡体、例えば水を発泡剤として用いた硬質発泡ポリウレタンに対しても、クラック等を生じ難くして生産性良く硬質発泡樹脂を切断する切断装置を提供することができた。
【0017】
前記線状刃の張力を調整する張力調整機構を備えることが好ましい。
【0018】
この構成によれば、ループ状の線状刃を回転させながら硬質発泡樹脂を切断中に、最適なテンションを維持しながら切断できるので、切断状態を良好にできて都合がよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態の硬質発泡樹脂切断装置を説明する概念図である。以下に本実施形態を、連続製造ラインにより供給される硬質ポリウレタン樹脂発泡体を所定サイズに切断する場合を例に挙げて詳細に説明する。尚、図2に示した従来技術の切断装置と実質的に同一の部材については、同一の番号を付してある。
【0020】
本実施形態の硬質発泡樹脂切断装置が、従来技術と基本的に相違する点は、切断装置として上下2台の丸鋸を使用する代わりに、線状刃を用いた線状ソーを用いたことにある。すなわち、この切断装置Aは、ベース架台5に支持された走行台車6の上下2箇所に、夫々取り付けられた大小一対のプーリ11,12に巻回されたループ状の線状刃13を備えている。大径プーリー11には、図示はしないが、同軸に電動モータが直結されている。
【0021】
又、プーリー11側には線状刃13の張力を調整可能なテンション用空圧シリンダー14が接続されており、切断作業中に線状刃13が作業中に弛まないように、線状刃13に対して所定範囲のテンションがかかるように、プーリー11を上方に向けて付勢する張力調整機構を有する。つまり、一端側にヒンジ機構15を備え、電動モータを載置しているモータ台16の他端側を空圧シリンダー14が押圧しており、この押圧力を調整することにより、モータ台16を所定の張力で上方に向けて付勢して、モータ台16に載置されている電動モータとこれに同軸の大径プーリー11を上向きに付勢し、線状刃13を所定のテンションになるように調整する。
【0022】
もっとも、切断作業中に線状刃13が弛むと、あるいはゆるみが感知された際に、空圧シリンダー14を作動させて線状刃13の張力を調整可能な張力調整機構を設けるようにしてもよい。この場合、一端側にヒンジ機構15を備え、電動モータを載置しているモータ台16の他端側を空圧シリンダー14が付勢しており、この付勢圧力を調整することによりモータ台16を上下させる。尚、張力調整機構の作動は、線状刃13による切断状態を目視しながら手動で空圧シリンダー14を作動させて調整してもよいし、張力センサ等を装着して自動的に線状刃13のたるみを検知し、その結果をフィードバックしつつ自動的に調整するようにしてもよい。
【0023】
そして、図示はしないが、連続製造ラインの上流側で、ミキシングヘッドから表裏を形成する表面材の間に注入されたポリウレタン原液がダブルコンベアの間を通過する間に硬化し、断面略矩形をした長尺状の硬質発泡ポリウレタンに成形される。このような長尺状の硬質発泡ポリウレタンは、ライン上を搬送されてくる途中で、所定長さの単板として上記切断装置により切断されることになる。この場合、硬質発泡ポリウレタンPは所定速度で搬送ラインを走行しており、その走行速度に同期して、同方向に切断装置Aを走行させながら、硬質発泡ポリウレタンPを横断して切断する。
【0024】
【実施例】
連続製造ラインにより供給される厚み250mm×幅1500mmの硬質ポリウレタン樹脂発泡体に対して、図1の切断装置を用いて切断した。この切断装置には、径1.5mmφの線状刃を使用してた。この線状刃は、ボイマー社のボイマーソー用のワイヤー(機種名:OFS CNC)である。硬質ポリウレタン樹脂発泡体は、1.0m/分で長手方向に走行しており、この走行速度と同期して、同方向に切断装置を走行させながら、硬質ポリウレタン樹脂発泡体の横断方向に6m/分の速度ど線状刃を移動させて切断した。切断した硬質ポリウレタン樹脂発泡体は、合計50回であったが、切断面ではクラックその他の欠陥は全く見だされなかった。
【0025】
〔別実施の形態〕
(1) 本発明を適用可能な被切断物である硬質発泡樹脂としては、硬質発泡ポリウレタンに限定されるものではなく、他の硬質発泡樹脂であってもよい。
【0026】
(2) 上記実市形態では、張力調整機構として空圧シリンダーを用いた例を示したが、もとより他の付勢手段を用いてもよい。例えば、水圧機構、油圧機構などを採用してもよく、更にはバネ手段を取り付ける等の機構を採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発泡樹脂切断方法を説明する概略断面図
【図2】従来技術の発泡樹脂切断方法を説明する概略断面図
【符号の説明】
13    線状刃
A     切断装置

Claims (5)

  1. ループ状の線状刃を有する切断装置により、硬質発泡樹脂を切断する硬質発泡樹脂の切断方法。
  2. 前記硬質発泡樹脂が長尺状であり、その長手方向の走行に合わせて同期走行させつつ、前記切断装置により前記硬質発泡樹脂を切断する請求項1の硬質発泡樹脂の切断方法。
  3. 前記硬質発泡樹脂が、連続製造ラインにより供給される硬質ポリウレタン樹脂発泡体である請求項1又は2の硬質発泡樹脂の切断方法。
  4. ループ状の線状刃を有する切断装置であって、前記線状刃が硬質発泡樹脂の横断方向に走行可能になっていると共に、前記硬質発泡樹脂が長尺状であり、その長手方向の走行に合わせて同期走行可能になっている硬質発泡樹脂の切断装置。
  5. 前記線状刃の張力を調整する張力調整機構を備える請求項4の硬質発泡樹脂の切断装置。
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CN102390162A (zh) * 2011-06-16 2012-03-28 青岛莱美特机械有限公司 切膜机

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