JP2004008596A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】薄型の吸収シート1の側縁部1aの内側において列L1に沿って第1群の圧着部21と23を間隔を開けて形成する。さらに前記側縁部1aに沿って、圧着部で囲まれた非圧着の区画領域24を配列する。大腿部から側縁部1aに作用する変形力を、圧着部と非圧着部および区画領域において吸収、分散させることにより中央領域に大きな皺等が発生するのを防止できる。また側縁部1aに沿って小さな圧着部が間隔を開けて配列しているため、股間部に沿って容易に変形でき、身体に剛直感を与えることもない。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パンティライナーと称されるおりものや経血を吸収できる吸収シート、失禁患者用の尿吸収シート、さらには経血が少ない日に用いられる経血吸収ナプキンなどとして使用される吸収性物品に係り、特に下着に接着して使用するのに適した吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
薄型の吸収性物品としてパンティライナーと称されるおりものや経血を吸収できる吸収シートがある。この吸収シートは、下着のクロッチ部の内側に感圧接着層を介して接着固定して着用する。この従来の吸収シートは、液不透過性の裏面シートと、スパンレース不織布などで形成された表面シートとの間に、積層ティッシュペーパ、エアレイドパルプなどの薄型の吸収層が介在している構造が一般的である。
【0003】
この種の吸収シートは、薄型で、着用者が下着と同等の軟質感を感じることができるものが好まれているが、また、着用した状態での大腿部の動きにより縒れや変形が生じ難くして、受液側の表面が常に身体の排泄部に密着した状態を維持できることが必要である。
【0004】
しかし、この種のパンティライナーは、通常使用される生理用ナプキン等に比べて一日に交換する頻度は少なく、一枚のパンティライナーを長時間使用するのが一般的である。したがって使用時の大腿部の動きによってパンティーライナーに伝わる変形応力が長時間作用し続けることにより、縒れや変形が生じやすくなる。このような皺や変形が顕著になると、表面積が実質的に減少して液の吸収容量が低下し、また身体の排泄部との密着性が低下して、排泄液を確実に捕捉できない、などの問題が生じやすい。
【0005】
このような変形に着目したものとして、例えば特開2001−276126号公報には、表面シートと吸収体との間に弾性層が挟持されたパンティライナーが開示されている。また、このパンティライナーは、前記表面シートと吸収層および弾性層と裏面に位置する防漏シートとが、前記パンティーライナーの両側縁部よりも内側に形成された複数の圧縮部で圧縮固定されている。このパンティライナーは、前記弾性層の弾性力を利用して、着用状態に生じた縒れに弾性的な復元力を与えて、前記縒れが生じるのを防止し、これによりフィット性を向上させようとしているものである。
【0006】
しかし、前記のように弾性層を有するものであっても、体液を吸収した状態で両側方から繰り返して変形力が作用すると、その力が直接に中央領域まで伝搬されるため、パンティライナーの両側縁部から中央領域にかけて大きな皺や変形が生じるのを避けることが難しい。
【0007】
また、前記公報に記載のものは、パンティーライナーの両側縁部よりも内側に比較的面積の大きい圧縮部が広い間隔を開けて形成されているため、圧縮部と圧縮部との間から前記皺や変形が中央領域に伝搬されやすい。また個々の前記圧縮部が比較的大きい面積を有しているため、この圧縮部を剛直なものとすると、この圧縮部が女性の性器に当たって違和感を生じるおそれがあり、装着感触が劣るものとなりやすい。
【0008】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、全体の軟質感を妨げることなく、しかも大腿部からの圧力が中央領域に伝搬されにくくして、縒れや皺などの変形が生じ難くした吸収性物品を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明は、複数のシートが重ねられ、縦方向に延びる左右両側縁部、および前縁部及び後縁部を有して縦長に形成されている吸収性物品において、
吸収性物品を縦方向に二分する横方向中心線を横切って縦方向に延びる所定長の範囲には、前記両側縁部の内側に第1群の複数の圧着部が設けられており
前記第1群の複数の圧着部は、所定の間隔を開けて前記両側縁部の形状に倣って一列に配列しており、前記圧着部が成す列の両側には、複数の圧着部のその配列方向に沿って延びる非圧着領域がそれぞれ設けられていることを特徴とするものである。
【0010】
この吸収性物品が下着のクロッチ部の内面に接着されるなどして着用されると、大腿部からの圧力が両側縁部に作用する。前記両側縁部の内側には、両側縁部に倣って列を成す圧着部が間隔を開け且つその両側に非圧着領域を有するように配置されているため、列に沿う圧着部と圧着部との中間に位置する非圧着部および列の両側に延びる非圧着領域と、個々の圧着部との間の剛性差や厚みの差によって、圧着部と、前記非圧着部および非圧着領域との間に細かな変形が生じるが、前記圧力のエネルギーは、この細かな変形により吸収されるため、外部からの圧力が中央領域に大きな影響を与え難くなる。よって、中央領域に大きな皺や縒れなどの変形が生じるのを防止できる。
【0011】
前記のように、両側縁部に作用した圧力を両側縁部の内側の細かな変形で吸収するためには、前記列内で隣り合う圧着部の間隔が0.5〜5mmであり、前記圧着部の底面の面積が、0.25mm2以上で6mm2以下であることが好ましい。
【0012】
また前記面積の範囲内で、前記第1群の少なくとも一部では、底面の形状が円、長円、あるいは多角形の圧着部が、前記列に沿って一定のピッチで配列しているものが好ましい。ただし個々の圧着部は前記形状に限られず、星型、月型などの各種形状であってもよい。
【0013】
本発明では、前記両側縁部は凹曲線形状であり、前記第1群の圧着部が成す前記列も凹曲線形状であることが好ましい。
【0014】
この場合に、大腿部からの圧力は凹曲線形状の縁部に作用するが、圧着部が前記凹曲線に沿って配列しているため、前記大腿部からの圧力を凹曲線に沿って並ぶ個々の圧着部および圧着部間の非圧着部にて吸収できるようになる。
【0015】
さらに、前記第1群の圧着部よりも内側に、前記非圧着領域を挟んで第2群の複数の圧着部が設けられていることが好ましい。
【0016】
この構造では、列を成している第1群の圧着部を超えて中心方向へ変形力が作用したときに、第2群の圧着部によってこの変形の伝搬を阻止でき、中央領域での皺や縒れの発生をさらに防止しやすくなる。
【0017】
この第2群の圧着部の面積も、0.25mm2以上で6mm2以下であることが好ましい。
【0018】
第2の本発明は、複数のシートが重ねられ、縦方向に延びる左右両側縁部、および前縁部及び後縁部を有して縦長に形成されている吸収性物品において、
前記両側縁部の内側には、複数の圧着部で囲まれた所定面積の非圧着の区画領域が設けられており、吸収性物品を縦方向に二分する中心線を横切って縦方向に延びる所定長の範囲で、複数の前記区画領域が両側縁部に沿って並んでいることを特徴とするものである。
【0019】
この吸収性物品では、大腿部から両側縁部に圧力が作用したときに、個々の圧着部と、隣接する圧着部と圧着部との間に形成されている非圧着部との剛性の差による細かな変形により、応力が中央領域に伝搬するのを防止できるのみならず、複数の圧着部で囲まれた非圧着の区画領域では、限られた領域内で各シートが弾性変形可能な状態となっているため、この区画領域が外部からの圧力に対して緩衝機能を発揮し、中央領域の皺や縒れなどの変形が伝播しにくくなる。
【0020】
この場合に、前記両側縁部に沿って並ぶ複数の前記区画領域は、同じ形状で且つ同じ面積であることが好ましい。
【0021】
このように構成すると、個々の区画領域が均等な緩衝作用を発揮し、また外観のデザイン的にも良好なものとなる。
【0022】
この場合も、前記区画領域を囲む複数の圧着部の少なくとも一部は、底面の形状が円、長円、あるいは多角形であることが好ましく、また前記圧着部の底面の面積は、0.25mm2以上で6mm2以下であることが好ましい。
【0023】
また、一方の側縁部の内側に位置する圧着部と、他方の側縁部の内側に位置する圧着部とで挟まれた非圧着領域の横方向での距離の最小値が20以上であると、前記圧着部が女性の性器に剛直感を与え難くなる。また、前述した緩衝作用を考慮すると、おりもの吸収用のライナーとして使用される場合に、前記距離の最小値は、20〜35mmであることが好ましい。
【0024】
さらに、一方の側縁部の内側に位置する圧着部と、他方の側縁部の内側に位置する圧着部とで挟まれた非圧着領域において、最表面に現われるシートに、縦方向に延びる畝と溝が横方向に交互に配列されているものにおいて本発明は好適である。
【0025】
前記のように表面の少なくとも中央領域に畝溝の構造部を有していると、中央領域が軟質で、身体への当たりの刺激を少なくできる。しかし、このように中央領域が軟質なものであっても、両側縁部に作用する圧力が前記圧着部で吸収されやすいため、軟質な中央領域に大きな皺が縒れが発生するのを防止しやすい。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の1実施の形態として薄型の吸収性物品であるパンティーライナーと称されるおりものや経血を吸収する吸収シート1を表面側を手前に向けて示す平面図、図2は図1に示す吸収シートを縦方向に二分する横方向中心線Ox−Oxで切断してII矢視方向から見た断面図のうちの右半分を示す半断面図、図3は図2に示す半断面図のうちの圧着部の構造を示す拡大断面図、図4(A)(B)は側方固定部での圧着部の配列パターンを示す図1の部分拡大図である。
【0027】
以下の実施の形態で示す吸収シート1は、女性が下着のクロッチ部の内面に固着させて下着と一体化したものとして使用する薄型の吸収性物品であり、女性が排泄するおりものや生理開始時の経血などを吸収することを目的としているものである。また本発明の薄型の吸収性物品は、女性が下着のクロッチ部の内面に固着させて使用し尿失禁時の微少な尿を吸収するものとしても使用できる。
【0028】
図1に示されるこの吸収シート1の平面形状は縦長形状であり、縦方向に延びる右側縁部1aと左側縁部1bと、縦方向の両側に向けられる端部である前縁部1cおよび後縁部1dを有している。右側縁部1aと左側縁部1bは、凹曲線形状であり、吸収シート1を下着のクロッチ部の内側に接着したときに、前記右側縁部1aと左側縁部1bとが、下着の脚開口部の縁部に沿うようになる。また、前縁部1cと後縁部1dは、凸曲線形状である。
【0029】
前記吸収シート1の平面形状は、縦方向に延びる縦方向中心線Oy−Oyを介して左右対称形状であり、また吸収シート1を縦方向に二分する横方向中心線Ox−Oxを介して前後に対称形状である。しかし、この種の吸収シート1としては、前記横方向中心線Ox−Oxを挟んで前方部分と後方部分が非対称の形状のものも有り得る。この非対称形状の吸収シートであっても以下の構造を採用することが可能である。
【0030】
図2に示すように、前記吸収シート1の本体部2は、裏面シート3、前記裏面シート3の上に設置された中間シート4、および前記中間シート4の上に設置された表面シート5との積層体により構成されている。
【0031】
図2に示すように、前記本体部2の裏面すなわち前記裏面シート3の外表面には、下着に固着するための感圧接着剤層6が設けられている。この感圧接着剤層6は、幅方向(X方向)へ間隔を開け、縦方向(Y方向)へ直線的に帯状に延びるように平行に形成されている。そして、使用前は、前記感圧接着剤層6の外面が離型シート7で覆われている。
【0032】
前記裏面シート3、中間シート4、表面シート5および離型シート7は全て同じ平面形状である。製造過程では、裏面シート3、中間シート4、表面シート5および離型シート7が重ねられた状態でトリミングされ、図1に示すように、右側縁部1a、左側縁部1b、前縁部1cおよび後縁部1dを有する形状となる。
【0033】
この実施の形態では、縦方向の寸法Laの範囲で前記右側縁部1aと左側縁部1bが凹曲線形状であり、前記Laの範囲では、前記右側縁部1aの内側に右側方固定部10が形成されている。この右側方固定部10では、前記右側縁部1aの凹曲線に倣うようにして圧着部が配列している。同様に、前記Laの範囲で、前記左側縁部1bの内側に、前記左側縁部1bの凹曲線に倣うようにして圧着部が配列した左側方固定部11が形成されている。
【0034】
前記前縁部1cの内側には、前記前縁部1cの凸曲線形状に倣うようにして圧着部が配列した前方固定部12が設けられ、後縁部1dの内側には、前記後縁部1dの凸曲線形状に倣うようにして圧着部が配列した後方固定部13が設けられている。
【0035】
前記本体部2を形成している裏面シート3、中間シート4および表面シート5は、液の透過および吸収を妨げないように網状や櫛状またはスパイラル状などのパターンで塗布されたホットメルト型接着剤によって互いに接着固定されているとともに、前記右側方固定部10、左側方固定部11、前方固定部12および後方固定部13において、シートどうしが加熱され圧着されて固定されている。
【0036】
前記裏面シート3は、液不透過性で、例えば坪量が21〜25g/m2の範囲の薄いポリエチレンフィルムである。具体的には、無機フィラーを含有したポリエチレン樹脂を溶融押し出しし、さらに延伸させて前記無機フィラーを含むことにより多数の微小な通気孔が形成されたものである。あるいは、前記裏面シート3が、疎水性のスパンボンド不織布またはポイントボンド不織布、あるいはこれら不織布に通気性の樹脂フィルムがラミネートされたものであってもよい。
【0037】
中間シート4は、液吸収機能を有する例えばスパンレース不織布であり、親水性繊維として繊度が1.38dtexで繊維長が44mmのレーヨン繊維を55質量%、繊度が1.43dtexで繊維長が38mmのポリエステル繊維を30質量%、繊度が1.65dtexで繊維長が45mmのポリプロピレン繊維を15質量%含むものである。また目付けは30〜50g/m2である。
【0038】
前記表面シート5は、第1表面シート5aと第2表面シート2の2枚の透液性の不織布で形成されている。
【0039】
第1の表面シート5aと第2の表面シート5bは、共に繊度が1.98〜2.64dtexのポリプロプレン樹脂繊維で形成されたスパンボンド不織布であり、第1の表面シート5aは目付けが20〜25g/m2の範囲で、第2の表面シート5bは、目付けが目付けが20〜30g/m2の範囲で調整される。またこのスパンボンド不織布に多数の液透過孔を形成したものであってもよい。
【0040】
図1に示すように、前記第1の表面シート5aには、縦方向中心線Oy−Oyを中心とする所定幅Waの範囲で、縦方向に帯状に延びる畝溝成形領域15が設けられている。図2に示すように、前記畝溝成形領域15では、縦方向の全長に延びる畝部15aと同じく縦方向の全長に延びる溝部15bとが、横方向に一定のピッチで交互に繰り返すように形成されている。
【0041】
前記畝部15aの高さ、すなわち畝溝成形領域15での第1の表面シート5aの全体の高さ寸法から、第1の表面シート5aの厚みを引いた寸法は、0.3〜2mmの範囲であり、畝部15aのピッチと溝部15bのピッチは、1〜3mmの範囲である。また、畝溝成形領域15の幅寸法Waは、15〜35mmである。
【0042】
第1の表面シート5aにおいて、畝溝成形領域15が、中央部にて所定幅Waの範囲で且つ縦方向の全長に延びていることにより、女性の性器へ接触させたときの刺激を低減でき、着用感に優れたものとなる。
【0043】
第2の表面シート5bはその全面が畝溝成形領域16となっている。図2および図3に示すように、前記第2の表面シート5bの畝溝成形領域16においても、縦方向に延びる畝部16aと縦方向に延びる溝部16bとが、横方向に一定のピッチで交互に繰り返すように形成されている。前記第2の表面シート5bの畝溝成形領域16での畝部16aの高さ寸法の好ましい範囲、および畝部16aのピッチと溝部16bのピッチの好ましい範囲は、前記第1の表面シート5aの畝溝成形領域15aと同じである。
【0044】
このように第2の表面シート5bの全面に畝溝成形領域16を設けることにより、本体部2全体を薄型にし、中間シート4を密度の高い構造にした場合でも、表面側でのクッション性を高めることができる。また、第1の表面シート5aと第2の表面シート5bに畝溝成形領域15,16を設けたことにより、吸収シート1の中央領域を軟質にでき、この部分が下着のクロッチ部の変形に追従しやすくなる。よって、女性の性器への密着度を高め、また着用中に股間部に違和感を感じにくくなる。
【0045】
前記畝溝成形領域15と16の成形は、畝溝形状に応じた凹凸が形成された一対のロールを噛み合わせ、120℃程度に加熱したロール間に前記スパンボンド不織布を供給することにより行われる。この加熱および挟圧により、不織布に畝部と溝部とが賦形される。
【0046】
図4(A)(B)に拡大して示すように、前記右側方固定部10は、3種類の大きさの圧着部を配列させることにより形成されている。この圧着部は、平面形状が小径の円形の第1の圧着部21、直径が前記第1の圧着部21よりもやや大きい円形の第2の圧着部22、および平面が月形状の第3の圧着部23とを有している。
【0047】
この第1の圧着部21、第2の圧着部22および第3の圧着部23は熱エンボス加工により形成される。すなわち、裏面シート3の外面に、表面が平滑なロールが当てられ、第1の表面シート5a側から、前記各圧着部のパターンに応じた突起を有するエンボスロールが当てられ、本体部2が120℃以上に加熱された前記ロール間に挟圧されることにより前記熱エンボス加工が行われる。
【0048】
図2と図3には、前記第1の圧着部21の断面図が示されている。この断面図に示されるように、第1の圧着部21の底面21aは、前記熱エンボス加工により平坦化されている。また、裏面シート3、中間シート4および表面シート5のそれぞれが熱可塑性材料を含んでいるため、前記底面21aでは前記熱可塑性材料が溶融し、繊維の凹凸が現れない程度に平滑化され、底面21aの表面はほぼフィルム面と同等となっている。
【0049】
なお、前記のように底面21aが平滑なフィルム面となるためには、表面シート5に熱可塑性材料が含まれていることが好ましい。ただし、前記圧着部の底面21aを平滑なフィルム面とすることにこだわらなければ、表面シート5に熱可塑性材料が含まれていなくてもよい。例えばセルロース繊維などから成る熱圧着が不可能な表面シート5を用いる場合に、その下面をホットメルト型接着剤で下層に接着して熱エンボス加工を施すことによっても、剛性の高い前記圧着部を形成することができる。
【0050】
これは第2の圧着部22と第3の圧着部23においても同じであり、第2の圧着部22の底面22aも、円形で且つ表面が平滑化することが可能であり、第3の圧着部23の底面23aも、月形状で且つ表面が平滑なものとすることが可能である。
【0051】
図4(A)に示すように、前記右側方固定部10では、右側縁部1aの凹形状に倣う列L1に沿って、第1群の複数の圧着部が一列に配列している。この第1群の複数の圧着部では、第1の圧着部21と第3の圧着部23が規則的に配列している。前記第1群の圧着部が配列する列L1は、前記右側縁部1aと相似の凹曲線形状であり、その曲率半径は120〜300mmである。また、図3に示すように右側縁部1aから第1の圧着部21の底面21aの縁までの幅寸法、すなわち右側縁部1aから右側方固定部10までの間の非圧着領域の幅寸法Wbは1〜8mm程度である。
【0052】
この実施の形態での前記第1群の圧着部は、前記列L1に沿って、3個の第1の圧着部21と1個の第3の圧着部23が、列L1に沿って一定のピッチで間隔を開けて繰り返して一列に配列するパターンとなっている。
【0053】
また、右側方固定部10では、前記第1群の圧着部の列L1の内側に、第2群の圧着部が列L2に沿って配列している、この第2群の圧着部では、前記列L2に沿って前記第1の圧着部21と第2の圧着部22が規則的に配列している。この実施の形態での第2群の圧着部は、5個の第1の圧着部21と1個の第2の圧着部22とが列L2に沿って規則的に繰り返して配列することにより形成されている。また第2群の圧着部を構成する第2の圧着部22は、第1群の圧着部を構成する月形状の第3の圧着部23に隣接している。
【0054】
前記第2群の圧着部が配列している前記列L2は、第2の圧着部22と第2の圧着部22との間で縦方向中心線Oy−Oyに向く突曲線R1が縦方向に繰り返す形状であり、この突曲線R1上では、前記第1の圧着部21が一定のピッチで間隔を開けて配列している。
【0055】
そして、前記列L1に沿って配列している第1群の圧着部である前記第1の圧着部21および第3の圧着部23と、前記突曲線R1に沿って配列している第2群の圧着部である第1の圧着部21および第2の圧着部22とで囲まれた部分に区画領域24が形成されている。この区画領域24では、裏面シート3と、中間シート4と、第1の表面シート5aおよび第2の表面シート5bとが、エンボス加工により圧着されていない非圧着状態で存在している。ただし前述のように、前記区画領域24内では、前記裏面シート3と、中間シート4と、第1の表面シート5aおよび第2の表面シート5bのそれぞれが、網状や櫛状またはスパイラル状などのパターンで塗工されたホットメルト接着剤により接着されている。
【0056】
前記列L2では、前記突曲線R1が縦方向に繰り返して形成されているため、右側方固定部10では、同じ面積の複数の前記区画領域24が、前記側縁部1aに沿って繰り返して設けられている。また隣接する区画領域24間には第2の圧着部22および第3の圧着部23が位置しており、区間領域24と区画領域24は、間に圧着部を挟んで隣接して形成されている関係となっている。
【0057】
図3に示す第1の圧着部21、第2の圧着部22および第3の圧着部23のそれぞれの底部での横方向の幅寸法Wcは、前記畝部15aのピッチと同じかそれ以下であり、Wcは0.5〜2.5mmの範囲であることが好ましく、圧着部の底面の面積は0.25〜6mm2の範囲であることが好ましい。圧着部の横幅寸法が前記範囲で且つ面積が前記範囲内であり、且つ畝部15aのピッチ以下であると、圧着部の存在が肌に感じにくくなる。本発明では、第1の表面シート5aの全面に畝部15aと溝部15bが形成されるのを妨げないが、このような場合に圧着部の横幅寸法が前記範囲内であれば、圧着部の存在によって畝部15aが潰される確率が低くなり、圧着部の存在を肌で感じにくくなる。
【0058】
また列L1に沿う第1群の圧着部の間隔δ、および列L2に沿う第2群の圧着部の間隔δ、すなわち前記列L1に沿って隣接する圧着部間に位置する非圧着部10aの寸法δ、および列L2に沿って隣接する圧着部間に位置する非圧着部10bの寸法δは0.5〜5mm程度が好ましい。また、第1群の圧着部と第2群の圧着部との横方向の距離Wdは、最大の場所で3〜8mmが好ましく、前記区画領域24の面積は15〜50mm2の範囲が好ましい。この範囲であれば、区画領域24の弾性変形力により、両側縁部1a,1bに作用した力が中央部分に伝搬しにくくなる。
【0059】
ここで、さらに拡大した図4(B)を参照して列L1に沿って配列する第1群を成す複数の圧着部に着目すると、前述のように、圧着部はL1に沿って一列に配列されているとともに、列方向に隣接する圧着部間には幅寸法がδの非圧着部10aが存在している。そして、列L1に沿って並ぶ3個の第1の圧着部21の左右両側には、前記3個の第1の圧着部21の並び方向に沿って(i)および(ii)で示す方向に延びる非圧着領域が存在しており、個々の第1の圧着部21は横方向において非圧着領域内で独立して存在するものとなっている。
【0060】
同様に、第2群を成す複数の圧着部に着目すると、前述のように、圧着部は列L2の突曲線R1に沿って一列に配列されているとともに、列方向に隣接する圧着部間には幅寸法がδの非圧着部10bが存在している。そして、突曲線R1に沿って並ぶ5個の第1の圧着部21の左右両側には、前記5個の第1の圧着部21の並び方向に沿って(iii)および(iv)で示す方向に延びる非圧着領域が存在しており、第2群においても個々の第1の圧着部21は横方向において非圧着領域内で独立して存在するものとなっている。
【0061】
すなわち、この実施の形態では、第1群の複数の圧着部のうちのいずれか複数個の圧着部の両側に、その圧着部間に沿って延びる非圧着領域が形成されて、この非圧着領域内で独立して複数の圧着部群が独立して位置している。そして独立している圧着部群が、前記列L1に沿って複数箇所間欠して配列しているものとなる。これは前記列L2に沿う第2群の複数の圧着部においても同じである。
【0062】
なお、左側方固定部11での各圧着部の配列状態は、右側方固定部10での前記各圧着部の配列状態と左右対称である。図1に示すように、右側方固定部10での第2群の第1の圧着部21と、左側方固定部11での第2群の第1の圧着部21との間の間隔Weは、横方向中心線Ox−Oxの位置で最も狭くなっており、この最も狭い間隔Weは20〜35mmである。前記範囲未満であると、右側方固定部10と左側方固定部11のそれぞれの圧着部が陰唇などに当たりやすくなり着用感を損なうおそれがある。前記範囲を超えると、列L1に沿って配列している第1群の圧着部と、L2に沿って配列している第2群の圧着部との間隔が狭くなり、区画領域24の面積が狭くなりすぎて、区画領域24において十分な緩衝効果を得られなくなる。
【0063】
図1に示すように、前方固定部12では、吸収シート1の前縁部1cの突曲線に倣う列に沿って前記第1の圧着部21と第2の圧着部22が規則的に並んでいる。後方固定部13は、前記前方固定部12と対称であり、同様に第1の圧着部21と第2の圧着部22とが規則的に配列して形成されている。前方固定部12と後方固定部13に設けられた各圧着部の底面での好ましい幅寸法Wcならびに面積および、配列方向での好ましい間隔寸法δなどは、前記右側方固定部10および左側方固定部11と同じである。
【0064】
この吸収シート1を使用するときには、裏面側の離型シート7を剥がし、感圧接着剤層6を介して下着のクロッチ部の内側に接着固定して着用する。
【0065】
この吸収シート1は、両側縁部1aと1bが凹曲線形状であるため、下着のクロッチ部に装着したときに、両側縁部1a,1bの凹曲線が、下着の脚開口部の縁にほぼ一致するようになる。
【0066】
吸収性シート1が下着に装着された使用状態では、股間部の動きや大腿部による締め付け力によって、下着のクロッチ部が変形する。ただし、この吸収シート2は全体が薄型で、裏面シート3、中間シート4および表面シート5が軟質な材質で形成されているため、吸収シート1全体が下着のクロッチ部の変形に追従しやすくなっており、股間部に違和感を生じ難くなっている。特に第2の表面シート5bでは全面に畝溝成形領域16が設けられ、第1の表面シート5aでは中央部に帯状の畝溝成形領域15が形成されているため、吸収シート1の中央部分が軟質であり、この中央領域が下着の変形に追従しやすくなっている。また第1の表面シート5aの畝溝成形領域15が女性の性器に当たるため、女性の性器への接触がソフトである。
【0067】
ただし、吸収シート全体が軟質であると、大腿部から両側縁部1a,1bに作用する締め付け圧力により、最初に両側縁部1a,1bに変形力が作用し、この変形力が吸収シートの中央領域に伝搬しやすく、その結果、畝溝成形領域を有している軟質な中央領域に大きな縒れや皺が発生するおそれがある。
【0068】
しかし、この実施の形態の吸収シート1では、両側縁部1a,1bに倣う列L1に沿って、比較的小さい第1の圧着部21と第3の圧着部23が適度な間隔を開けて多数配列し、しかも図4(B)に示すようにL1に沿う複数個の第1の圧着部21が非圧着領域内で独立して位置している。従って大腿部からの締め付け力などにより下着のクロッチ部の縁部と共に前記両側縁部1a,1bに変形力が作用すると、前記列L1に沿って存在している圧着部21,23と、その間に位置する非圧着部10aとの間の剛性差ならびに厚み差により、さらには列L1に沿って並ぶ複数の圧着部21とその両側において(i)(ii)で示すように延びる非圧着領域との剛性差ならびに厚み差により、圧着部21,23と非圧着部10aおよび前記非圧着領域との間に細かな変形が生じ、これにより前記変形圧力を吸収しまた分散できるようになる。したがって、両側縁部1a,1bに作用した変形力が吸収シート1の中央領域まで直接に伝搬されにくくなって、側方から作用する力によって中央領域に大きな縒れや皺が発生するのを防止できる。
【0069】
前記のように、圧着部21,23と非圧着部10aとの剛性差ならびに厚み差、および列L1に沿って並ぶ複数の圧着部21とその両側で(i)(ii)で示すように延びる非圧着領域との剛性差ならびに厚み差で、側方からの変形力のエネルギーを分散させるためには、前記圧着部の底面での吸収シートの厚みと、非圧着部10aおよび前記非圧着領域での吸収シートの厚みの差が0.2mm以上であることが好ましい。またこの差の上限は特に規定されないが、薄型の吸収シートとするためには吸収シートの全体の厚みを3mm程度とすることが好ましいため、前記厚みの差の好ましい範囲は0.2〜3mmである。
【0070】
また前記吸収シート1の右側方固定部10および左側方固定部では、前記列L1に沿って配列する第1群の圧着部よりも内側において列L2に沿って配列する第2群の圧着部が間欠的に存在している。よって第1群の圧着部で分散しきれなかった変形応力が列L2に作用した場合に、第2群を構成する圧着部21,22と、この圧着部の間に位置する非圧着部10b、さらには列L2に沿う圧着部21の両側において(iii)(iv)で示すように延びる非圧着領域と、が前記と同様に変形エネルギーを分散させるように機能し、よって中央領域への変形力の伝搬を効果的に阻止できる。
【0071】
さらに、間欠的な圧着部で囲まれた区画領域24が、両側縁部1a,1bに沿って配列しているため、両側縁部1a,1bに作用した比較的大きな皺などの変形力は、前記区画領域24において吸収されて緩和される。
【0072】
すなわち、前記区画領域24は、所定の面積で互いに独立しており、その内部では裏面シート3、中間シート4および表面シート5が圧着されることなく重ねられた状態である。したがって両側縁部1a,1bに比較的大きな変形力が与えられたときに、個々の区画領域24内の限れらた範囲内で前記各シートが撓み、そして弾性復元力を発揮する。この限られた領域内での撓みおよび弾性復元力により、両側縁部1a,1bに作用した変形力が中央領域に伝搬するのを防止できる。
【0073】
また、列L1に沿って配列している第1群の圧着部、および列L2に沿って配列している第2群の圧着部は、それぞれ比較的小さく、しかも間隔を開けて配列しているものであり、好ましくは個々の圧着部の横幅寸法Wcが、畝部15aや畝部16aの配列ピッチよりも小さいものであるため、個々の圧着部が身体に剛直感を与えることがない。また小さな圧着部が側縁部1a,1bに沿って列をなして間欠的に配置され、しかもその両側には非圧着領域が位置して、前記列が非圧着領域内で独立して存在しているため、両側縁部1a,1b近辺では吸収シート1そのものの剛性がさほど高くなく、吸収シート1の両側縁部1a,1bが股間部に沿って湾曲変形するのを妨げるものではない。よって、身体の股間部では吸収シート1が剛直感を与えることがない。
【0074】
これは、仮に前記列L1に沿って直線的に延びる帯形状の圧着部、または直線状に延びる所定幅のローレットパターン形状の圧着部などが形成されているものと対比すると明らかである。前記直線形状の圧着部やローレットパターン形状の圧着部を有するものでは、両側縁部1a,1bが湾曲しにくく、そして身体に剛直感を与えるものとなるが、前記実施の形態の吸収シート1では、前記のように両側縁部1a,1bに作用する締め付け力のエネルギーを分散できる効果を有し、しかも身体に剛直感を与えないものとなる。
【0075】
また、この吸収シート1は、前縁部1cと後縁部1dの内側に、前方固定部12と後方固定部13が設けられ、それぞれにおいて第1の圧着部21と第2の圧着部22が一定のピッチで間隔を開けて形成されている。よって前縁部1cと後縁部1d付近においても吸収シート1が身体に剛直感を与えることがなく、しかも前縁部1cと後縁部1dに作用する下着の皺発生力やねじり力が前記と同様にして吸収され、分散されるようになる。
【0076】
以下、各圧着部の配列パターンの変形例を説明する。以下の変形例において、圧着部のパターン以外のシート積層構造、畝溝構造など、およびその他の種々の好ましい条件等が、前記図1に示した吸収シート1と同じである。
【0077】
図5に示す実施の形態の吸収シート1Aは、右側方固定部10と左側方固定部11での圧着部の大きさおよび配列パターンが、図1に示す吸収シート1と同じである。ただし図5では、前方固定部12と後方固定部13の圧着部が設けられていない。なお、第1の表面シート5aの畝溝成形領域15は、図5において設けられていてもよいし、または設けられていなくてもよい。
【0078】
図5に示す吸収シート1Aでは、前方固定部12と後方固定部13での圧着部が無くても、両側方固定部10と11での圧着部のパターンを形成することにより、吸収シート1の両側縁部1a,1bに作用する締め付け力を吸収し分散させることができるため、吸収シートの中央領域に大きな皺や縒れなどが生じるのを効果的に防止できる。
【0079】
図6に示す実施の形態の吸収シート1Bでは、右側方固定部110と左側方固定部111が、縦方向中心線Oy−Oyを挟んで左右対称形状である。左側方固定部111のみを説明すると、この固定部111では、間欠線形状の圧着部25が波状パターンで二列形成されており、それぞれの列の波状パターンが交叉して、前記間欠線形状の圧着部25で囲まれた非圧着の区画領域26が形成されている。複数の区画領域26は左側縁部1bに倣うように前記左側縁部1bに沿って配列しており、個々の区画領域26は面積が互いに同じとなっている。また隣り合う区画領域26と区画領域26は、圧着部25を挟んで隣接している。この実施の形態でも、区画領域26の面積の好ましい範囲などは、図1に示した区画領域24と同じである。
【0080】
さらに左側縁部1bに近い位置では、前記間欠線形状の圧着部25の交叉位置に2つのドット状の圧着部27が形成されている。したがって、前記間欠線形状の圧着部25と、前記ドット状の圧着部27を結ぶ線L3を設定すると、このL3上に位置する圧着部25と圧着部27が、図4に示した列L1に位置する圧着部と同様に第1群の圧着部を構成している。そして、L3に沿って配列している第1群の圧着部の内側に前記区画領域26を挟んで第2群の圧着部が配置された構造である。
【0081】
したがって、この吸収シート1Bにおいても、両側縁部1a,1bに作用する変形応力を吸収し分散することができ、中央領域において大きな皺や縒れが発生するのを防止できる。
【0082】
また、図6に示す吸収シート1Bでは、前縁部1cの内側に前方固定部112が、後縁部1dの内側に後方固定部113が形成されている。この固定部112と113は、前縁部1cと後縁部1dに倣う曲線に沿って、前記第1の圧着部21と第2の圧着部22とが間隔を開けて形成されたものであり、その変形力の吸収、分散機能は前記吸収シート1と同じである。
【0083】
図7に示す吸収シート1Cでは、右側方固定部210と左側方固定部211が、間欠線形状の波形状の圧着部28を有しており、この圧着部28で囲まれた部分が非圧着の区画領域29となっている。右側方固定部210と左側方固定部211では、共に同じ面積の区画領域29が両側縁部1a,1bに沿って複数配列している。
【0084】
また、前方固定部112と後方固定部213では、前縁部1cと後縁部1dの内側において、前縁部1cと後縁部1dに沿って直線形状の圧着部31,31が形成されている。
【0085】
この吸収シート1Cでも、前記と同様に両側縁部1a,1bに作用した変形力を、間欠的な圧着部28および区画領域29によって吸収分散でき、また両側縁部1a,1b近辺を比較的軟質なものにできる。
【0086】
図8に示す吸収シート1Dでは、右側縁部1aの内側に右側方固定部310が形成され、左側縁部1bの内側に左側方固定部311が形成されている。両側方固定部310,311では、両側縁部1a,1bの凹曲線に倣う列L4に沿って小径の圧着部35が間隔を開けて等ピッチで配置されて第1群の圧着部が形成されている。この第1群の圧着部は前記列L4に沿って一列に配列しており、この列に配列する第1の圧着部の両側には、前記列L4に沿って延びる非圧着領域が形成され、各圧着部35は非圧着領域内で独立して存在している。
【0087】
また、前記第1群の圧着部の内側には、同じく両側縁部1a,1bの凹曲線に倣う列L5に沿って小径の圧着部36が間隔を開けて等ピッチで配列しており、これにより第2群の圧着部が形成されている。この圧着部36も左右に非圧着領域が延びて、各圧着部36は非圧着領域内で独立して存在している。
【0088】
そして、前記第1群の圧着部と第2群の圧着部との間に、両群の圧着部を独立させるための非圧着領域37,37が、両側縁部1a,1bに沿って円弧状の帯状に延びて存在している。
【0089】
この吸収シート1Dにおいても、両側縁部1a,1bに作用する変形応力が、列L4に沿う第1群の圧着部を構成する個々の圧着部35の配列により吸収、分散され、さらにその内側の列L5に沿う第2群の圧着部を構成する個々の圧着部36によりさらに吸収、分散される。特に、この実施の形態では、第1群の個々の圧着部35の縦方向での配列周期と、第2群の個々の圧着部36の縦方向での配列周期が、互いに半周期ずれている。よって第1群の圧着部35と圧着部35との間に、第2群の圧着部36が位置する関係である。そのため、第1群の圧着部を超えて中央に向けて伝搬しようとする変形力を第2の圧着部によってさらに効果的に分散させることができる。
【0090】
また前方固定部12と後方固定部13の構造は、図1に示す実施の形態の吸収シート1と同じである。
【0091】
図9に示す吸収シート1Eは、右側縁部1aの内側に右側方固定部410が形成され、左側縁部1bの内側に左側方固定部411が設けられている。この右側方固定部410と左側方固定部411は、図1の右側方固定部10と左側方固定部11において第2群の圧着部を形成せず、列L1に沿う圧着部21と23で、一列に配列した第1群の圧着部のみ形成し、さらにその内側にて規則的に点在する複数の圧着部22を形成した構造である。よって区画領域は設けられていない。また、前方固定部と後方固定部が設けられていない。
【0092】
この吸収シート1Eでは、列L1に沿って形成された第1群の圧着部によって、前記の各実施の形態に示すように第2群の圧着部を有するものほどの変形応力の吸収ならびに分散効果が顕著ではないものの、両側縁部1a,1bに作用する変形応力を吸収し、分散できる点で効果を発揮することができるものとなっている。
【0093】
また、吸収シートの各層の構造も以下のような変形が可能である。
例えば、前記表面シート5が1層のみでしかも液の吸収能力を有しているものであってもよい。ただし、圧着部の底面を熱エンボス加工で平滑化してフィルム面状とするためには、前記表面シート5が熱可塑性繊維を含んでいることが必要である。例えば前記表面シート5は、スパンレース不織布であり、親水性繊維として繊度が1.38dtexで繊維長が44mmのレーヨン繊維を55質量%、繊度が1.43dtexで繊維長が38mmのポリエステル繊維を30質量%、繊度が1.65dtexで繊維長が45mmのポリプロピレン繊維を15質量%含むもので、目付けが38g/m2程度のものを使用できる。また、前記のように圧着部の底部をフィルム面状にすることにこだわらなければ、コットン、レーヨン、パルプなどのセルロース繊維を主体とした、またはセルロース繊維のみからなる表面シート5を用いることも可能である。
【0094】
この場合、中間シート4は、芯部がポリエステル、鞘部がポリエチレンの芯鞘型複合合成繊維を用いた、目付けが25g/m2程度のエアースルー不織布で形成される。この中間シート4は、液を吸収するためのものとしてよりも、むしろクッション層として機能し、肌への当接圧力を弱くするように機能する。
【0095】
また前記裏面シート3、中間シート4および表面シート5を、水解性の素材や、生分解性の素材で形成することもできる。これにより、使用後の吸収シートを水洗トイレットに廃棄できるようになる。
【0096】
この場合、前記裏面シート3を、レーヨン繊維、コットン繊維、生分解性樹脂繊維などの繊維長が1〜10mmのものを用い、PVA樹脂などの水溶性のバインダーを用いたスパンレース不織布または紙で形成できる。あるいは前記不織布や紙にPVA、加水分解可能なエステル系ウレタンなどをコーティングしたもの、またはポリ乳酸、ポリブチルサクシネート、ポリヒドロキシブチレートなどの生分解性樹脂のフィルムなどを使用できる。
【0097】
また中間シート4は、レーヨン繊維、コットン繊維、生分解樹脂繊維などで繊維長が1mm〜10mmのもので形成されたスパンレース不織布や紙、またはこれにポリビニルアルコール(PVA)樹脂などをバインダーとして加えたもの、あるいは少量のアクリル酸エステルやPVAなどの水溶可能な材料をバインダーとして用いてケミカルボンディングしたエアレイド不繊布を使用できる。
【0098】
また表面シート5も、前記の水解性のスパンレース不織布で構成できる。または前記水溶性の樹脂フィルムに多数の液透過孔を形成したものであってもよい。
【0099】
なお吸収シートの大きさは、縦方向中心線Oy−Oyでの長さが60〜140mm、横方向中心線Ox−Oxでの幅寸法は、45〜65mm程度である。
【0100】
【発明の効果】
以上のように本発明の吸収性物品では、全体の軟質性を損なうことなく、しかも大きな皺や縒れが中央領域において発生するのを防止でき、常に液を受ける表面の面積を広く確保でき、身体の排泄部への密着性の良好なものとなる。また全体が軟質であるため、両側縁部から身体に剛直感を与えることも少ない。そして、特に、おりもの吸収用シートなどの薄い吸収性物品に好適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸収性物品の第1の実施の形態である吸収シートを示す平面図、
【図2】図1のII−II線の半断面図、
【図3】図2の断面図の一部拡大図、
【図4】(A)は、側方固定部の圧着部の配列パターンを示す図1の部分平面図、(B)はさらにその一部の拡大平面図、
【図5】本発明の変形例を示す吸収シートの平面図、
【図6】本発明の変形例を示す吸収シートの平面図、
【図7】本発明の変形例を示す吸収シートの平面図、
【図8】本発明の変形例を示す吸収シートの平面図、
【図9】本発明の変形例を示す吸収シートの平面図、
【符号の説明】
1 吸収シート
1a 右側縁部
1b 左側縁部
1c 前縁部
1d 後縁部
2 本体
3 裏面シート
4 中間シート
5 表面シート
5a 第1の表面シート
5b 第2の表面シート
6 感圧接着剤層
7 離型シート
10 右側方固定部
11 左側方固定部
12 前方固定部
13 後方固定部
15,16 畝溝成形領域
15a,16a 畝部
15b,16b 溝部
21,22,23 圧着部
24 区画領域
25 圧着部
26 区画領域
28 圧着部
29 区画領域
Claims (12)
- 複数のシートが重ねられ、縦方向に延びる左右両側縁部、および前縁部及び後縁部を有して縦長に形成されている吸収性物品において、
吸収性物品を縦方向に二分する横方向中心線を横切って縦方向に延びる所定長の範囲には、前記両側縁部の内側に第1群の複数の圧着部が設けられており
前記第1群の複数の圧着部は、所定の間隔を開けて前記両側縁部の形状に倣って一列に配列しており、前記圧着部が成す列の両側には、複数の圧着部のその配列方向に沿って延びる非圧着領域がそれぞれ設けられていることを特徴とする吸収性物品。 - 前記列内で隣り合う圧着部の間隔が0.5〜5mmであり、前記圧着部の底面の面積が、0.25mm2以上で6mm2以下である請求項1記載の吸収性物品。
- 前記第1群の少なくとも一部では、底面の形状が円、長円、あるいは多角形の圧着部が、前記列に沿って一定のピッチで配列している請求項1または2記載の吸収性物品。
- 前記両側縁部は凹曲線形状であり、前記第1群の圧着部が成す前記列も凹曲線形状である請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品。
- 前記第1群の圧着部よりも内側に、前記被圧着領域を挟んで第2群の複数の圧着部が設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収性物品。
- 前記第2群の圧着部の面積は、0.25mm2以上で6mm2以下である請求項5記載の吸収性物品。
- 複数のシートが重ねられ、縦方向に延びる左右両側縁部、および前縁部及び後縁部を有して縦長に形成されている吸収性物品において、
前記両側縁部の内側には、複数の圧着部で囲まれた所定面積の非圧着の区画領域が設けられており、吸収性物品を縦方向に二分する中心線を横切って縦方向に延びる所定長の範囲で、複数の前記区画領域が前記両側縁部に沿って並んでいることを特徴とする吸収性物品。 - 前記両側縁部に沿って並ぶ複数の前記区画領域は、同じ形状で且つ同じ面積である請求項7記載の吸収性物品。
- 前記区画領域を囲む複数の圧着部の少なくとも一部は、底面の形状が円、長円、あるいは多角形である請求項7または8記載の吸収性物品。
- 前記圧着部の底面の面積は、0.25mm2以上で6mm2以下である請求項7ないし9のいずれかに記載の吸収性物品。
- 一方の側縁部の内側に位置する圧着部と、他方の側縁部の内側に位置する圧着部とで挟まれた非圧着領域の横方向での距離の最小値が20以上である請求項1ないし10のいずれかに記載の吸収性物品。
- 一方の側縁部の内側に位置する圧着部と、他方の側縁部の内側に位置する圧着部とで挟まれた非圧着領域において、最表面に現われるシートに、縦方向に延びる畝と溝が横方向に交互に配列されている請求項1ないし11のいずれかに記載の吸収性物品。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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