JP2004007994A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽負荷時に消費電流の低減化が図れ、全体として電力の変換効率を向上するようにした電源装置の提供。
【解決手段】重負荷時には、DC/DCコンバータ1を動作させる。DC/DCコンバータ1は、自己消費電流が大きいが、電力の変換効率が高い。このため、重負荷時には、負荷電流が増加するので、電力変換の効率が高いDC/DCコンバータの使用が効果的であり、自己消費電流を無視できる。一方、軽負荷時には、シリーズレギュレータ2を動作させる。シリーズレギュレータ2は、自己消費電流が小さいが、電力の変換効率が低い。このため、軽負荷時には、シリーズレギュレータ2を使用しても、自己消費電流が小さいために、その電力変換の効率の低さを無視できる。従って、軽負荷時に自己消費電流を減少でき、軽負荷と重負荷の双方で使用するときに、全体的に電力の変換効率が向上する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軽負荷時において自己の消費電流の低減化を図って電力の無駄を省き、全体として電力の変換効率の向上を図るようにした電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電源装置としては、例えば、チャージポンプ方式のDC/DCコンバータやスイッチングレギュレータなどが知られている。
チャージポンプ方式のDC/DCコンバータは、コンデンサの充放電を利用して入力電圧を所定の出力電圧に変換するものである。
【0003】
スイッチングレギュレータは、入力電圧をスイッチングし、その入力電圧を所定の出力電圧に変換するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、チャージポンプ方式のDC/DCコンバータは、最大負荷時を想定して設計し動作させるようにしているので、負荷などの状態が変動しても、自己の消費電流が同じであった。このため、重負荷時には電力の無駄がないが、軽負荷時には能力が過剰となり電力の無駄があり、全体として電力の変換効率が低下するという不具合がある。
【0005】
一方、スイッチングレギュレータは、自己の消費電流が大きいが電力の変換効率が高いので、重負荷時にはその高い電力の変換効率が有効となるが、軽負荷時には自己の消費電流が大きなために、全体として電力の変換効率が低下するという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、上記の点に鑑み、軽負荷時における自己の消費電流の低減化を図るようにし、全体として電力の変換効率を向上するようにした電源装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決する手段】
本発明に係る電源装置は、駆動と停止とを切り替え制御する第1制御信号が入力され、第1の入力電圧を所定の出力電圧に変換するDC/DCコンバータと、駆動と停止とを切り替え制御する第2制御信号が入力され、第2の入力電圧を所定の出力電圧となるように出力電圧を連続的に制御するシリーズレギュレータとを備える電源装置であって、前記シリーズレギュレータは、前記第2の入力電圧が入力される入力端子と、出力電圧が出力される出力端子と、トランジスタと、誤差増幅器と、第1の抵抗と、第2の抵抗と、を含み、前記入力端子は前記トランジスタの一端に接続され、前記トランジスタの他端は前記出力端子に接続されるとともに前記第1の抵抗と、前記第2の抵抗とを介して第3の電圧の端子に接続され、前記誤差増幅器は、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との接続点電圧と、基準電圧と、イネーブル信号が入力され、前記誤差増幅器の出力は前記トランジスタのゲートに接続されることを特徴とする電源装置。
本発明に係る電源装置は、前記イネーブル信号と前記第2制御信号とが同一の信号であって、前記第2制御信号が駆動を示すレベルである場合、前記誤差増幅器は前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との接続点電圧と、基準電圧との比較に応じた出力を前記トランジスタのゲートに印加し、前記トランジスタのオン抵抗の制御を行い、所定の電圧を出力することを特徴とする。
本発明に係る電源装置は、前記第2の抵抗と前記第3の電圧の端子との間にスイッチ素子を有することを特徴とする。
本発明に係る電源装置のDC/DCコンバータは、チャージポンプ方式の降圧DC/DCコンバータであることを特徴とする。
本発明に係る電源装置のDC/DCコンバータは、スイッチングレギュレータであることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電源装置において、前記DC/DCコンバータと前記シリーズレギュレータとを、前記負荷の大小に応じて選択的に動作させてその動作側の出力電圧を取り出すための信号を外部から入力するようにし、そのための制御入力端子を備えるようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の電源装置において、前記負荷が大きな場合には前記DC/DCコンバータを動作させ、前記負荷が小さな場合には前記シリーズレギュレータを動作させるようになっていることを特徴とするものである。
このように、請求項1〜請求項3に係る各発明では、性質の異なるチャージポンプ方式のDC/DCコンバータとシリーズレギュレータとを組み合わせ、DC/DCコンバータとシリーズレギュレータとを、負荷の大小に応じて選択的に動作させてその動作側の出力電圧を取り出すようにした。
【0009】
具体的には、その負荷が重負荷時には、DC/DCコンバータを動作させるようにした。DC/DCコンバータは、自己の消費電流が大きいものの、入力電力に対する出力電力の変換効率が高い。このため、重負荷時には、負荷電流が増加するので、電力変換の効率が高いDC/DCコンバータの使用が効果的であり、自己の消費電流は負荷電流が大きなために無視することができる。
【0010】
一方、その負荷が軽負荷時には、シリーズレギュレータを動作させるようにした。シリーズレギュレータは、自己の消費電流が小さいものの、電力の変換効率が低い。このため、軽負荷時には、シリーズレギュレータを使用しても、自己の消費電流が小さいために、その電力変換の効率の低さを無視できる。
従って、軽負荷時には重負荷時に比べて自己の消費電流の低減化が図れるので、重負荷と軽負荷の双方で使用する場合に、全体として電力の変換効率の向上が図れる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、入力電圧をスイッチングし、前記入力電圧を所定の出力電圧に変換するスイッチングレギュレータと、前記入力電圧を入力するとともに、自己の出力電圧が所定電圧となるようにその出力電圧を連続的に制御するシリーズレギュレータとを備え、前記スイッチングレギュレータと前記シリーズレギュレータとを、負荷の大小に応じて選択的に動作させて動作側の出力電圧を取り出すようになっていることを特徴とするものである。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の電源装置において、前記スイッチングレギュレータと前記シリーズレギュレータとを、前記負荷の大小に応じて選択的に動作させて動作側の出力電圧を取り出すための信号を外部から入力するようにし、そのための制御入力端子を備えるようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載の電源装置において、前記負荷が大きな場合には前記スイッチングレギュレータを動作させ、前記負荷が小さな場合には前記シリーズレギュレータを動作させるようになっていることを特徴とするものである。
このように、請求項4〜請求項6に係る各発明では、性質の異なるスイッチングレギュレータとシリーズレギュレータとを組み合わせ、スイッチングレギュレータとシリーズレギュレータとを、負荷の大小に応じて選択的に動作させてその動作側の出力電圧を取り出すようにした。
【0014】
具体的には、その負荷が重負荷時には、スイッチングレギュレータを動作させるようにした。スイッチングレギュレータは、自己の消費電流が大きいものの、入力電力に対する出力電力の変換効率が高い。このため、重負荷時には、負荷電流が増加するので、電力変換の効率が高いスイッチングレギュレータの使用が効果的であり、自己の消費電流は負荷電流が大きなために無視できる。
【0015】
一方、その負荷が軽負荷時には、シリーズレギュレータを動作させるようにした。シリーズレギュレータは、自己の消費電流が小さいものの、電力の変換効率が低い。このため、軽負荷時には、シリーズレギュレータを使用しても、自己の消費電流が小さいために、その電力変換の効率の低さを無視できる。
従って、軽負荷時には重負荷時に比べて自己の消費電流の低減化が図れるので、重負荷と軽負荷の双方で使用する場合に、全体として電力の変換効率の向上が図れる。
【0016】
請求項7に記載の発明は、コンデンサの充放電を利用して入力電圧を所定の出力電圧に変換するチャージポンプ方式のDC/DCコンバータと、前記入力電圧を入力するとともに、自己の出力電圧が所定電圧となるようにその出力電圧を連続的に制御するシリーズレギュレータとを備え、DC/DCコンバータと前記シリーズレギュレータとを、予測または予定される負荷の変化に基づいて事前に生成される動作指令信号に従って選択的に動作させ、その動作側の出力電圧を取り出すようになっていることを特徴とするものである。
【0017】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の電源装置において、前記DC/DCコンバータと前記シリーズレギュレータの選択的な動作は、前記動作指令信号の他に、負荷の大小を検出することにより得られる負荷検出信号を使用して行うようになっていることを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、請求項7または請求項8に記載の電源装置において、前記負荷が大きな場合には前記DC/DCコンバータを動作させ、前記負荷が小さな場合には前記シリーズレギュレータを動作させるようになっていることを特徴とするものである。
【0018】
このように、請求項7〜請求項9に係る各発明によれば、請求項1〜請求項3係る発明と同様の作用および効果を実現できる。
また、請求項7〜請求項9に係る各発明では、DC/DCコンバータとシリーズレギュレータとを、予測または予定される負荷の変化に基づいて事前に生成される動作指令信号に従って選択的に動作させ、その動作側の出力電圧を取り出すようにした。このため、DC/DCコンバータとシリーズレギュレータを、負荷の変化に応じて適切に選択して動作させることができる。
【0019】
さらに、請求項8および請求項9に係る発明では、DC/DCコンバータとシリーズレギュレータの選択的な動作を、動作指令信号の他に、負荷の大小を検出することにより得られる負荷検出信号を使用して行うようにした。このため、動作指令信号だけを使用する場合に比べて、より確実で安定な動作をさせることができる。
【0020】
請求項10に記載の発明は、入力電圧をスイッチングし、前記入力電圧を所定の出力電圧に変換するスイッチングレギュレータと、前記入力電圧を入力するとともに、自己の出力電圧が所定電圧となるようにその出力電圧を連続的に制御するシリーズレギュレータとを備え、前記スイッチングレギュレータと前記シリーズレギュレータとを、予測または予定される負荷の変化に基づいて事前に生成される動作指令信号に従って選択的に動作させ、その動作側の出力電圧を取り出すようになっていることを特徴とするものである。
【0021】
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の電源装置において、前記スイッチングレギュレータと前記シリーズレギュレータの選択的な動作は、前記動作指令信号の他に、負荷の大小を検出することにより得られる負荷検出信号を使用して行うようになっていることを特徴とするものである。
請求項12に記載の発明は、請求項10または請求項11に記載の電源装置において、前記負荷が大きな場合には前記スイッチングレギュレータを動作させ、前記負荷が小さな場合には前記シリーズレギュレータを動作させるようになっていることを特徴とするものである。
【0022】
このように、請求項10〜請求項12に係る各発明によれば、請求項4〜請求項6係る発明と同様の作用および効果を実現できる。
また、請求項10〜請求項12に係る各発明では、スイッチングレギュレータとシリーズレギュレータとを、予測または予定される負荷の変化に基づいて事前に生成される動作指令信号に従って選択的に動作させ、その動作側の出力電圧を取り出すようにした。このため、スイッチングレギュレータとシリーズレギュレータを、負荷の変化に応じて適切に選択して動作させることができる。
【0023】
さらに、請求項11および請求項12に係る発明では、スイッチングレギュレータとシリーズレギュレータの選択的な動作を、動作指令信号の他に、負荷の大小を検出することにより得られる負荷検出信号を使用して行うようにした。このため、動作指令信号だけを使用する場合に比べて、より確実で安定な動作をさせることができる。
【0024】
請求項13に記載の発明は、コンデンサの充放電を利用して入力電圧を所定の出力電圧に変換するチャージポンプ方式のDC/DCコンバータと、前記入力電圧を入力するとともに、自己の出力電圧が所定電圧となるようにその出力電圧を連続的に制御するシリーズレギュレータとを備え、前記シリーズレギュレータを常時動作させるとともに、前記DC/DCコンバータを負荷の大小に応じて動作させるようになっていることを特徴とするものである。
【0025】
このように請求項13に係る発明では、性質の異なるDC/DCコンバータとシリーズレギュレータとを組み合わせ、例えば能力の小さなシリーズレギュレータを常時動作させるとともに、能力の大きなDC/DCコンバータを負荷の大小に応じて動作させるようにした。
このため、請求項13に係る発明によれば、軽負荷時に消費電流の低減化が図れ、全体として電力の変換効率を向上できる。
【0026】
請求項14に記載の発明は、入力電圧をスイッチングし、前記入力電圧を所定の出力電圧に変換するスイッチングレギュレータと、前記入力電圧を入力するとともに、自己の出力電圧が所定電圧となるようにその出力電圧を連続的に制御するシリーズレギュレータとを備え、前記シリーズレギュレータを常時動作させるとともに、前記スイッチングレギュレータを負荷の大小に応じて動作させるようになっていることを特徴とするものである。
【0027】
このように請求項14に係る発明では、性質の異なるスイッチングレギュレータとシリーズレギュレータとを組み合わせ、例えば能力の小さなシリーズレギュレータを常時動作させるとともに、能力の大きなスイッチングレギュレータを負荷の大小に応じて動作させるようにした。
このため、請求項14に係る発明によれば、軽負荷時に消費電流の低減化が図れ、全体として電力の変換効率を向上できる。
【0028】
請求項15に記載の発明は、コンデンサの充放電を利用して入力電圧を所定の出力電圧に変換するチャージポンプ方式のDC/DCコンバータと、前記入力電圧を入力するとともに、自己の出力電圧が所定電圧となるようにその出力電圧を連続的に制御するシリーズレギュレータとを備え、前記シリーズレギュレータを常時動作させるとともに、前記DC/DCコンバータの動作の制御を、予測または予定される負荷の変化に基づいて事前に生成される動作制御信号に従って行うようになっていることを特徴とするものである。
【0029】
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の電源装置において、前記DC/DCコンバータの動作の制御は、前記動作制御信号の他に、負荷の大小を検出することにより得られる負荷検出信号を使用して行うようになっていることを特徴とするものである。
このように、請求項15および請求項16に係る発明では、性質の異なるDC/DCコンバータとシリーズレギュレータとを組み合わせ、シリーズレギュレータを常時動作させるとともに、DC/DCコンバータの動作の制御を、予測または予定される負荷の変化に基づいて事前に生成される動作制御信号に従って行うようにした。このため、軽負荷時に消費電流の低減化が図れ、全体として電力の変換効率を向上できる上に、DC/DCコンバータを、負荷の変化に応じて適切に動作させることができる。
【0030】
また、請求項16に係る発明では、DC/DCコンバータの動作の制御を、動作制御信号の他に、負荷の大小を検出することにより得られる負荷検出信号を使用して行うようにした。このため、動作制御信号だけを使用する場合に比べて、より確実で安定な動作をさせることができる。
請求項17に記載の発明は、入力電圧をスイッチングし、前記入力電圧を所定の出力電圧に変換するスイッチングレギュレータと、前記入力電圧を入力するとともに、自己の出力電圧が所定電圧となるようにその出力電圧を連続的に制御するシリーズレギュレータとを備え、前記シリーズレギュレータを常時動作させるとともに、前記スイッチングレギュレータの動作の制御を、予測または予定される負荷の変化に基づいて事前に生成される動作制御信号に従って行うようになっていることを特徴とするものである。
【0031】
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の電源装置において、前記スイッチングレギュレータの動作の制御は、前記動作制御信号の他に、負荷の大小を検出することにより得られる負荷検出信号を使用して行うようになっていることを特徴とするものである。
このように、請求項17および請求項18に係る発明では、性質の異なるスイッチングレギュレータとシリーズレギュレータとを組み合わせ、シリーズレギュレータを常時動作させるとともに、スイッチングレギュレータの動作の制御を、予測または予定される負荷の変化に基づいて事前に生成される動作制御信号に従って行うようにした。このため、軽負荷時に消費電流の低減化が図れ、全体として電力の変換効率を向上できる上に、スイッチングレギュレータを、負荷の変化に応じて適切に動作させることができる。
【0032】
また、請求項18に係る発明では、スイッチングレギュレータの動作の制御を、動作制御信号の他に、負荷の大小を検出することにより得られる負荷検出信号を使用して行うようにした。このため、動作制御信号だけを使用する場合に比べて、より確実で安定な動作をさせることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電源装置の第1実施形態について、図1を参照しながら説明する。
この電源装置の第1実施形態は、図1に示すように、それぞれ性質の異なる、チャージポンプ式の降圧型DC/DCコンバータ1と、シリーズレギュレータ2とを備え、軽負荷判定信号S1に基づいて、降圧型DC/DCコンバータ1とシリーズレギュレータ2とを選択的に動作させ、その動作側の出力電圧を出力端子7から取り出すようになっている。
【0034】
降圧型DC/DCコンバータ1は、コンデンサの充放電を利用して入力端子4に入力される入力電圧Vinを所定の出力電圧Voutに変換するものであり、降圧型チャージポンプ回路11と、この降圧型チャージポンプ回路11を駆動する駆動回路12とから構成されている。
降圧型チャージポンプ回路11は、例えば図2に示すように、スイッチ用のMOSトランジスタQ1〜Q4およびコンデンサC1からなる第1チャージポンプ回路11Aと、スイッチ用のMOSトランジスタQ11〜Q14およびコンデンサC2からなる第2チャージポンプ回路12Aと、第1チャージポンプ回路11Aと第2チャージポンプ回路12Aとを接続自在なスイッチ用のMOSトランジスタQ5と、出力用のコンデンサC3と、から構成されている。
【0035】
さらに詳述すると、MOSトランジスタQ1は、そのソースが入力端子4に接続され、そのドレインがコンデンサC1を介してMOSトランジスタQ3のソースに接続されている。MOSトランジスタQ3のドレインは、出力端子7に接続されている。また、MOSトランジスタQ2は、そのソースがMOSトランジスタQ1のドレインに接続され、そのドレインが出力端子7に接続されている。さらに、MOSトランジスタQ4は、そのドレインがMOSトランジスタQ3のソースとMOSトランジスタQ5のソースにそれぞれ接続されるとともに、そのソースが接地されている。出力端子7と接地間には、コンデンサC3が接続されている。
【0036】
MOSトランジスタQ11は、そのソースが入力端子4に接続され、そのドレインがコンデンサC2を介してMOSトランジスタQ13のソースに接続されるとともに、MOSトランジスタQ5のドレインに接続されている。MOSトランジスタQ13のドレインは、出力端子7に接続されている。また、MOSトランジスタQ12は、そのソースがMOSトランジスタQ11のドレインに接続され、そのドレインが出力端子7に接続されている。さらに、MOSトランジスタQ14は、そのドレインがMOSトランジスタQ13のソースに接続されるとともに、そのソースが接地されている。
【0037】
MOSトランジスタQ1〜Q5、Q11〜14の各ゲートには、図1に示す駆動回路12から所定の駆動信号が入力され、この各駆動信号によりMOSトランジスタQ1〜Q5、Q11〜14はオンオフ制御されるようになっている。
駆動回路12は、設定モード端子5から入力される設定モード信号S2で設定されるモードに応じて、降圧型チャージポンプ回路11の各MOSトランジスタQ1〜Q5、Q11〜Q14を駆動する駆動信号を発振回路(図示せず)の発振信号に基づいて生成するものである。
【0038】
ここで、設定モード信号S1により設定できる設定モードは、降圧型チャージポンプ回路11を相補駆動または非相補駆動させること、および入力電圧の降圧倍率(例えば1/1倍、1/2倍、2/3倍など)である。
また、駆動回路12は、制御入力端子6から入力される軽負荷判定信号S2をインバータ3で反転した反転信号S3に基づき、その動作が停止またはその出力が禁止されるようになっている。
【0039】
シリーズレギュレータ2は、入力電圧Vinを入力するとともに、自己の出力電圧Voutが所定電圧となるようにその出力電圧Voutを連続的に制御するものであり、例えば図3に示すような構成からなる。
すなわち、このシリーズレギュレータ2は、入力端子4と出力端子7との間にMOSトランジスタQ21が接続されるとともに、出力端子7と接地間には、抵抗R1、抵抗R2、およびスイッチSW1が直列に接続されている。誤差増幅器21は、出力電圧Voutを抵抗R1、R2で分圧した分圧電圧を基準電圧と比較し、その比較に応じた出力電圧をMOSトランジスタQ21のゲートに印加し、MOSトランジスタQ21のオン抵抗の制御を行い、これにより所定の出力電圧が得られるようになっている。
【0040】
誤差増幅器21は、制御入力端子6に入力される軽負荷判定信号S1によりその出力電圧がオンオフ制御されるようになっている。また、スイッチSW1は、軽負荷判定信号S1によりその開閉が制御されるようになっている。
次に、このような構成からなる第1実施形態の動作について、図面を参照して説明する。
【0041】
この第1実施形態の負荷が重負荷の場合には、軽負荷判定信号S1が例えば「L」レベルとなる。このため、軽負荷判定信号S1は、そのままシリーズレギュレータ2の誤差増幅回路21とスイッチSW1にそれぞれ入力されるとともに、インバータ3で「H」レベルに反転されて降圧型DC/DCコンバータ1の駆動回路12に入力される。
【0042】
この結果、降圧型DC/DCコンバータ1側では、駆動回路12が動作状態または駆動信号の出力が可能な状態となる。従って、駆動回路12からは、設定モード信号S2で設定されているモードに応じた所定の各駆動信号が、MOSトランジスタQ1〜Q5、Q11〜Q14の対応するゲートに入力される。このため、降圧型チャージポンプ回路11は、その設定モードに応じた動作をし、所定の出力電圧Vout発生し、これが出力端子7に出力される。
【0043】
一方、シリーズレギュレータ2側では、誤差増幅器21の出力が禁止されるとともに、スイッチSW1は開いた状態になるので、シリースレギュレータ2は動作せず、出力電圧が発生しない。
次に、第1実施形態の負荷が軽負荷の場合には、軽負荷判定信号S1が例えば「H」レベルとなる。このため、軽負荷判定信号S1は、そのままシリーズレギュレータ2の誤差増幅器21とスイッチSW1にそれぞれ入力されるとともに、インバータ3で「L」レベルに反転されて降圧型DC/DCコンバータ1の駆動回路12に入力される。
【0044】
この結果、降圧型DC/DCコンバータ1側では、駆動回路12が動作の停止状態または駆動信号の出力が禁止される状態となる。従って、駆動回路12からは、各駆動信号が出力されないので、降圧型チャージポンプ回路11は動作を停止し、出力電圧が発生しない。
一方、シリーズレギュレータ2側では、誤差増幅器21の出力電圧が出力される状態になるとともに、スイッチSW1が閉じて状態になるので、シリースレギュレータ2は動作状態となり、その出力電圧が出力端子7に出力される。
【0045】
次に、降圧型チャージポンプ回路11が、設定モード信号S2で設定されるモードに応じて動作する場合の例について、図4、図5を参照して説明する。
まず、相補動作であって、降圧電圧が1/1倍のモードが設定された場合について、図4を参照して説明する。
この場合には、第1と第2のチャージポンプ回路11A、11Bは、第1の期間では図4(A)で示すような状態になり、第2の期間では図4(B)で示すような状態になり、この第1の期間と第2の期間の動作を交互に繰り返す。
【0046】
すなわち、第1の期間では、第1チャージポンプ回路11Aは、駆動回路12によりMOSトランジスタQ2、Q4のみがオンとなり、前回の第2の期間のコンデンサC1の充電電圧が出力電圧Voutとなる(図4(A)参照)。
また、同じ第1の期間では、第2チャージポンプ回路11Bは、駆動回路12によりMOSトランジスタQ11、Q14のみがオンとなり、入力電圧VinによりコンデンサC2が充電される(図4(A)参照)。
【0047】
これに対して、第2の期間では、第1チャージポンプ回路11Aは、駆動回路12によりMOSトランジスタQ1、Q4のみがオンとなり、入力電圧VinによりコンデンサC2が充電される(図4(B)参照)。
また、同じ第2の期間では、第2チャージポンプ回路11Bは、駆動回路12によりMOSトランジスタQ12、Q14のみがオンとなり、第1の期間のコンデンサC2の充電電圧が出力電圧Voutとなる(図4(B)参照)。
【0048】
次に、相補動作であって、降圧電圧が1/2倍のモードが設定された場合について、図5を参照して説明する。
この場合には、第1と第2のチャージポンプ回路11A、11Bは、第1の期間では図5(A)で示すような状態になり、第2の期間では図5(B)で示すような状態になり、この第1の期間と第2の期間の動作を交互に繰り返す。なお、ここでは、その詳細な説明は省略する。
【0049】
以上のように、この第1実施形態では、その負荷が重負荷時には、チャージポンプ式の降圧型DC/DCコンバータ1を動作するようにした。降圧型DC/DCコンバータ1は、自己の消費電流が例えば100μAというように大きいものの、入力電力に対する出力電力の変換効率(電力変換の効率)が例えば90%というように高い。このため、重負荷時には、負荷電流が増加するので、電力変換の効率が高い降圧型DC/DCコンバータ1の使用が効果的であり、自己の消費電流は負荷電流が大きなために無視することができる。
【0050】
一方、その負荷が軽負荷時には、シリーズレギュレータ2を動作するようにした。シリーズレギュレータ2は、自己の消費電流が例えば1μAというように小さいものの、電力の変換効率が例えば60%というように低い。このため、軽負荷時には、シリーズレギュレータ2を使用しても、自己の消費電流が小さいために、その電力変換の効率の低さを無視できる。
【0051】
従って、この第1実施形態によれば、軽負荷時には重負荷時に比べて自己の消費電流の低減化が図れるので、重負荷と軽負荷の双方で使用する場合に、全体として電力の変換効率の向上が図れる。このため、特に、電池で動作する電子機器を使用する場合であって、待機状態で動作するような場合には、電池の無駄な消費を防止でき、長時間にわたって電池を使用できる。
【0052】
ところで、上記の第1実施形態では、降圧型DC/DCコンバータ1とシリーズレギュレータ2とを選択的に動作させ、その動作側の出力電圧を取り出すようにしたので、その動作を切り換えるときに出力電圧の発生がない期間が生じるのを防止する必要があるので、この点の工夫について説明する。
まず、降圧型DC/DCコンバータ1の動作からシリーズレギュレータ2の動作に切り換わる場合について説明する。
【0053】
このときには、軽負荷判定信号S1が「L」レベルから「H」レベルに変化するので、これにより、直ちにシリーズレギュレータ2側の誤差増幅器21の出力電圧が出力される状態になるとともに、スイッチSW1が閉じるようにする。この結果、シリーズレギュレータ2は直ちに動作を開始する。
一方、軽負荷判定信号S1のその変化を適宜手段で検出し、これを検出するとタイマ(図示せず)が起動して所定時間を計数し、その計数の終了後に終了信号を生成するようにする。そして、この終了信号により、降圧型DC/DCコンバータ1側の駆動回路12が動作の停止状態または駆動信号の出力が禁止される状態となるようにする。これにより、降圧型DC/DCコンバータ1は、シリーズレギュレータ2の動作が安定になった後に、その動作を停止する。
【0054】
このような動作により、降圧型DC/DCコンバータ1の動作からシリーズレギュレータ2の動作に切り換わる際に、出力電圧の発生がない期間が生じるのを防止できる。
次に、逆に、シリーズレギュレータ2の動作から降圧型DC/DCコンバータ1の動作状態に切り換わる場合について説明する。
【0055】
このときには、軽負荷判定信号S1が「H」レベルから「L」レベルに変化し、これがインバータ3で変換されて降圧型DC/DCコンバータ1側の駆動回路12に入力するようにする。このため、駆動回路12は、直ちに動作状態または駆動信号の出力可能な状態に移行し、降圧型DC/DCコンバータ1は直ちに動作を開始する。
【0056】
一方、軽負荷判定信号S1のその変化を適宜手段で検出し、これを検出するとタイマが起動して所定時間を計数し、その計数の終了後に終了信号を生成するようにする。そして、この終了信号により、シリーズレギュレータ2側の誤差増幅器21の出力電圧が出力されない状態になるとともに、スイッチSW1が開くようにする。これにより、シリーズレギュレータ2は、降圧型DC/DCコンバータ1の動作が安定になった後に、その動作が停止する。
【0057】
このような動作により、シリーズレギュレータ2の動作から降圧型DC/DCコンバータ1の動作に切り換わる際に、出力電圧の発生がない期間が生じるのを防止できる。
次に、本発明の電源装置の第2実施形態について、図6を参照しながら説明する。
【0058】
この電源装置の第2実施形態は、図6に示すように、それぞれ性質の異なる、降圧型スイッチングレギュレータ8と、シリーズレギュレータ2とを備え、軽負荷判定信号S1に基づいて、降圧型スイッチングレギュレータ8とシリーズレギュレータ2とを選択的に動作させ、この動作側の出力電圧を出力端子3から取り出すようになっている。
【0059】
シリーズレギュレータ2は、図1および図3に示すシリーズレギュレータ2と同様のものである。
降圧型スイッチングレギュレータ8は、入力電圧をスイッチングし、入力電圧を所定の出力電圧に変換するものであり、たとえば図7に示すような構成からなる。
【0060】
すなわち、降圧型スイッチングレギュレータ8は、入力端子4と出力端子7との間にMOSトランジスタQ31とコイルL1が直列に接続されている。また、コイルL1の一端はダイオードD1を介して接地され、コイルL1の他端はコンデンサC4介して接地されている。
制御回路31は、出力電圧Voutの大きさに応じてパルスの周波数またはパルス幅が変化するスイッチング信号を生成し、このスイッチング信号によりMOSトランジスタQ31のオンオフ制御を行い、これにより所望の出力電圧が得られるようになっている。
【0061】
また、制御回路31は、制御入力端子6から入力される軽負荷判定信号S1をインバータ3で反転した反転信号S3に基づき、その動作が停止またはその出力が禁止されるようになっている。
次に、このような構成からなる第2実施形態における動作について、図面を参照して説明する。
【0062】
この第2実施形態の負荷が重負荷の場合には、軽負荷判定信号S1が例えば「L」レベルとなる。このため、軽負荷判定信号S2は、そのままシリーズレギュレータ2の誤差増幅器21とスイッチSW1にそれぞれ入力されるとともに、インバータ3で「H」レベルに反転されてその反転信号S3が、降圧型スイッチングレギュレータ8の制御回路31に入力される。
【0063】
この結果、降圧型スイッチングレギュレータ8側では、制御回路31が動作状態またはその出力が可能な状態となる。従って、降圧型スイッチングレギュレータ8は動作状態になり、所望の出力電圧が得られる。
一方、シリーズレギュレータ2側では、誤差増幅器21の出力電圧が出力されないとともに、スイッチSW1は開いた状態になるので、シリースレギュレータ2は出力電圧を発生しない。
【0064】
次に、第1実施形態の負荷が軽負荷の場合には、軽負荷判定信号S1が例えば「H」レベルとなる。このため、軽負荷判定信号S1は、そのままシリーズレギュレータ2の誤差増幅器21とスイッチSW1にそれぞれ入力されるとともに、インバータ3で「L」レベルに反転されてその反転信号S3が降圧型スイッチングレギュレータ8の制御回路31に入力される。
この結果、降圧型スイッチングレギュレータ8側では、制御回路31が動作の停止状態または駆動信号の出力が禁止される状態となる。従って、制御回路31からは、スイッチング信号が出力されないので、降圧型スイッチングレギュレータ8は動作を停止し、出力電圧が出力されない。
【0065】
一方、シリーズレギュレータ2側では、誤差増幅器21の出力電圧が出力される状態になるとともに、スイッチSW1が閉じた状態になるので、シリースレギュレータ2は動作状態となり、その出力電圧が出力端子7に出力される。
以上のように、この第2実施形態では、その負荷が重負荷時には、降圧型スイッチングレギュレータ8を動作させるようにした。降圧型スイッチングレギュレータ8は、自己の消費電流が例えば100μAというように大きいものの、入力電力に対する出力電力の変換効率(電力変換の効率)が例えば90%というように高い。このため、重負荷時には、負荷電流が増加するので、電力変換の効率が高い降圧型スイッチングレギュレータ8の使用が効果的であり、自己の消費電流は負荷電流が大きなために無視することができる。
【0066】
一方、その負荷が軽負荷時には、シリーズレギュレータ2を動作させるようにした。シリーズレギュレータ2は、自己の消費電流が例えば1μAというように小さいものの、電力の変換効率が例えば60%というように低い。このため、軽負荷時には、シリーズレギュレータ2を使用しても、自己の消費電流が小さいために、その電力変換の効率の低さを無視できる。
【0067】
従って、この第2実施形態によれば、軽負荷時には重負荷時に比べて自己の消費電流の低減化が図れるので、重負荷と軽負荷の双方で使用するときに、全体として電力の変換効率の向上が図れる。このため、特に、電池で動作する電子機器を使用する場合であって、待機状態で動作するような場合には、電池の無駄な消費を防止でき、長時間にわたって電池を使用できる。
【0068】
ところで、上記の第2実施形態では、降圧型スイッチングレギュレータ8とシリーズレギュレータ2を選択的に動作させ、この動作側の出力電圧を取り出すようにしたので、その動作を切り換えるときに出力電圧の発生がない期間が生じるのを防止する必要があるので、この点の工夫について説明する。
まず、降圧型スイッチングレギュレータ8の動作からシリーズレギュレータ2の動作に切り換わる場合について説明する。
【0069】
このときには、軽負荷判定信号S1が「L」レベルから「H」レベルに変化するので、これにより、直ちにシリーズレギュレータ2側の誤差増幅器21が出力状態になるとともに、スイッチSW1が閉じるようにする。これにより、シリーズレギュレータ2は直ちに動作を開始する。
一方、軽負荷判定信号S1のその変化を適宜手段で検出し、これを検出するとタイマが起動して所定時間を計数し、その計数の終了後に終了信号を生成するようにする。そして、この終了信号により、降圧型スイッチングレギュレータ8側の制御回路31が動作の停止状態または駆動信号の出力が禁止される状態となるようにする。これにより、降圧型スイッチングレギュレータ8は、シリーズレギュレータ2の動作が安定になった後に、その動作が停止する。
【0070】
このような動作により、降圧型スイッチングレギュレータ8の動作からシリーズレギュレータ2の動作に切り換わる際に、出力電圧の発生がない期間が生じるのを防止できる。
次に、逆に、シリーズレギュレータ2の動作から降圧型スイッチングレギュレータ8の動作に切り換わる場合について説明する。
【0071】
このときには、軽負荷判定信号S1が「H」レベルから「L」レベルに変化し、これがインバータ3で変換されて降圧型スイッチングレギュレータ8の制御回路31に入力される。これにより、制御回路31は、直ちに動作状態または駆動信号の出力可能な状態に移行するようにする。このため、降圧型スイッチングレギュレータ8は直ちに動作を開始する。
【0072】
一方、軽負荷判定信号S1のその変化を適宜手段で検出し、これを検出するとタイマが起動して所定時間を計数し、その計数の終了後に終了信号を生成するようにする。そして、この終了信号により、シリーズレギュレータ2側の誤差増幅器21の出力電圧が出力されない状態になるとともに、スイッチSW1が開くようにする。これにより、シリーズレギュレータ2は、降圧型スイッチングレギュレータ8の動作が安定になった後に、その動作が停止する。
【0073】
このような動作により、シリーズレギュレータ2の動作から降圧型スイッチングレギュレータ8の動作に切り換わる際に、出力電圧の発生がない期間が生じるのを防止できる。
次に、本発明の電源装置の第3実施形態について、図8を参照しながら説明する。
【0074】
この電源装置の第3実施形態は、図8に示すように、それぞれ性質の異なる、チャージポンプ式の降圧型DC/DCコンバータ1と、シリーズレギュレータ2とを備え、制御端子44に入力される動作指令信号S11と負荷検出回路42からの負荷検出信号S12に基づいて、降圧型DC/DCコンバータ1とシリーズレギュレータ2とを選択的に動作させ、その動作側の出力電圧を出力端子7から取り出すようになっている。
【0075】
また、この第3実施形態には、負荷(図示せず)が接続されるとともに、その負荷は、例えば、図示しないマイクロコンピュータ(プロセッサ)により所定のプログラムにより所定の制御がされるようになっている。このため、その負荷の制御に際しては、負荷の変化状態が事前にわかっているかまたは予測できるので、例えば上記のプログラム中に、予測または予定される負荷の変化状態に応じて降圧型DC/DCコンバータ1とシリーズレギュレータ2とを選択的に動作させる動作指令信号S11を生成するプログラムを含めるようにしている。
【0076】
そこで、この第3実施形態では、マイクロコンピュータが、負荷の制御中にその動作指令信号S11を生成し、この生成した動作指令信号S11がオア回路(オアゲート)41に入力されるようになっている。また、そのオア回路41には、上記の動作指令信号S11の他に、負荷検出回路42が負荷の大小を検出することにより出力する負荷検出信号S12が入力されるようになっている。さらに、オア回路41の出力信号は、降圧型DC/DCコンバータ1の駆動回路12に供給されるとともに、インバータ43を介してシリーズレギュレータ2に供給されるようになっている。
【0077】
従って、この第3実施形態は、予測または予定される負荷の変化に応じて事前に生成される動作指令信号S11と、負荷検出回路42からの負荷検出信号S12がオア回路41で論理和処理され、その処理結果に基づいてチャージポンプ式の降圧型DC/DCコンバータ1と、シリーズレギュレータ2とを選択的に動作するようになっている。
【0078】
なお、この第3実施形態の他の部分の構成は、図1〜図3に示す第1実施形態と実質的に同様であるので、同一の構成要素には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
次に、このような構成からなる第3実施形態の動作について、図8および図9を参照して説明する。
【0079】
この例では、第3実施形態(電源装置)の負荷が図示しないマイクロコンピュータにより制御され、その負荷の状態が、図9(A)に示すように変化する場合について説明する。この負荷の変化は予めわかっているので、これに対応する図9(B)に示すような動作指令信号S11が、マイクロコンピュータからオア回路41に入力されるものとする。
【0080】
ここで、動作指令信号S11は、図9(B)に示すように、重負荷動作を指令するときには「H」レベルで、軽負荷動作を指令するときには「L」レベルであるものとする。
いま、図9(B)に示すように、時刻t1において動作指令信号S11が「L」レベルから「H」レベルになると、オア回路41の出力が図9(D)に示すように「L」レベルから「H」レベルに変化し、インバータ43の出力が図9(E)に示すように「H」レベルから「L」レベルに変化する。
【0081】
このため、駆動回路12が動作して降圧型DC/DCコンバータ1が動作状態になる一方、シリーズレギュレータ2が停止状態に切り換わり、降圧型DC/DCコンバータ1の出力電圧が出力端子7から出力されるようになる。したがって、降圧型DC/DCコンバータ1は、動作が安定した状態で重負荷を待機することができる。
【0082】
その後、図9(A)に示すように、時刻t2おいて負荷が、軽負荷から重負荷に切り換わると、動作の安定した降圧型DC/DCコンバータ1により重負荷を駆動することができる。
図9(C)に示すように、時刻t3において、負荷検出回路42が検出する負荷検出信号S12が、「L」レベルから「H」レベルに変化するが、このとき、動作指令信号S11は「H」レベルである。このため、降圧型DC/DCコンバータ1とシリーズレギュレータ2は、その動作状態が変化しない。
【0083】
その後、図9(A)に示すように、時刻t4おいて負荷が、重負荷から軽重負荷に切り換わるが、このとき、動作指令信号S11は「H」レベルである。このため、降圧型DC/DCコンバータ1とシリーズレギュレータ2は、その動作状態が変化しない。
図9(B)に示すように、時刻t5において、動作指令信号S11が、「H」レベルから「L」レベルに変化すると、オア回路41の出力が図9(D)に示すように「H」レベルから「L」レベルに変化し、インバータ43の出力が図9(E)に示すように「L」レベルから「H」レベルに変化する。
【0084】
このため、駆動回路12の動作が停止して降圧型DC/DCコンバータ1が停止状態に切り換わる一方、シリーズレギュレータ2が動作状態に切り換わり、シリーズレギュレータ2の出力電圧が出力端子7に出力されるようになる。
なお、時刻t5では、負荷検出回路42が検出する負荷検出信号S12が、「H」レベルから「L」レベルに変化する。このため、時刻t5において、動作指令信号S11が正常でない場合であっても、負荷に応じた動作ができる。
【0085】
以後、このような動作を繰り返すことにより、負荷の状態に応じて降圧型DC/DCコンバータ1とシリーズレギュレータ2が選択的に動作する。
以上のように、この第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に、軽負荷時に消費電流の低減化が図れ、全体として電力の変換効率を向上できる。
また、この第3実施形態では、降圧型DC/DCコンバータ1とシリーズレギュレータ2とを、予測また予定される負荷の変化に応じて事前に生成される動作指令信号S11を使用して選択的に動作させ、その動作側の出力電圧を取り出すようにした。このため、降圧型DC/DCコンバータ1とシリーズレギュレータ2を、負荷の変化に応じて適切に選択して動作させることができる。
【0086】
さらに、第3実施形態では、降圧型DC/DCコンバータ1とシリーズレギュレータ2の選択的な動作の制御を、動作指令信号S11の他に、負荷検出信号S12を使用して行うようにした。このため、動作指令信号S11だけを使用する場合に比べて、より確実で安定な動作をさせることができる。
次に、本発明の電源装置の第4実施形態について、図10を参照しながら説明する。
【0087】
この電源装置の第4実施形態は、図10に示すように、それぞれ性質の異なる、降圧型スイッチングレギュレータ8と、シリーズレギュレータ2とを備え、制御端子44に入力される動作指令信号S11と負荷検出回路42が検出する負荷検出信号S12に基づいて、降圧型スイッチングレギュレータ8とシリーズレギュレータ2とを選択的に動作させ、その動作側の出力電圧を出力端子7から取り出すようにしたものである。
【0088】
また、この第4実施形態では、第3実施形態の場合と同様に、図示しないマイクロコンピュータが、負荷の制御中に上記と同様の動作指令信号S11を生成し、この生成した動作指令信号S11がオア回路41に入力されるようになっている。また、そのオア回路41には、上記の動作指令信号S11の他に、負荷検出回路42が負荷の大小を検出することにより出力する負荷検出信号S12が入力されるようになっている。さらに、オア回路41の出力信号は、降圧型スイッチングレギュレータ8にされるとともに、インバータ43を介してシリーズレギュレータ2に供給されるようになっている。
【0089】
従って、この第4実施形態は、予測または予定される負荷の変化に応じて事前に生成される動作指令信号S11と、負荷検出回路42からの負荷検出信号S12がオア回路41で論理和処理され、その処理結果に基づいて降圧型スイッチングレギュレータ8と、シリーズレギュレータ2とを選択的に動作するようになっている。
【0090】
なお、この第4実施形態の他の部分の構成は、図6および図7に示す第2実施形態と実質的に同様であるので、同一の構成要素には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
次に、このような構成からなる第4実施形態の動作について、図10および図11を参照して説明する。
【0091】
この例では、第4実施形態(電源装置)の負荷が図示しないマイクロコンピュータにより制御され、その負荷の状態が、図11(A)に示すように変化する場合について説明する。この負荷の変化は予めわかっているので、これに対応する図11(B)に示すような動作指令信号S11が、マイクロコンピュータからオア回路41に入力されるものとする。
【0092】
ここで、動作指令信号S11は、図11(B)に示すように、重負荷動作を指令するときには「H」レベルで、軽負荷動作を指令するときには「L」レベルであるものとする。
いま、図11(B)に示すように、時刻t1において動作指令信号S11が「L」レベルから「H」レベルになると、オア回路41の出力が図11(D)に示すように「L」レベルから「H」レベルに変化し、インバータ43の出力が図11(E)に示すように「H」レベルから「L」レベルに変化する。
【0093】
このため、降圧型スイッチングレギュレータ8が動作状態になる一方、シリーズレギュレータ2が停止状態に切り換わり、降圧型スイッチングレギュレータ8の出力電圧が出力端子7に出力されるようになる。したがって、降圧型スイッチングレギュレータ8は、動作が安定した状態で重負荷を待機できる。
その後、図11(A)に示すように、時刻t2おいて負荷が、軽負荷から重負荷に切り換わると、動作の安定した降圧型スイッチングレギュレータ8は重負荷を駆動することができる。
【0094】
図11(C)に示すように、時刻t3において、負荷検出回路42が検出する負荷検出信号S12が、「L」レベルから「H」レベルに変化するが、このとき、動作指令信号S11は「H」レベルである。このため、降圧型スイッチングレギュレータ8は、その動作状態が変化しない。
その後、図11(A)に示すように、時刻t4おいて負荷が重負荷から軽重負荷に切り換わるが、このとき、動作指令信号S11は「H」レベルである。このため、降圧型スイッチングレギュレータ8とシリーズレギュレータ2は、その動作状態が変化しない。
【0095】
図11(B)に示すように、時刻t5において、動作指令信号S11が、「H」レベルから「L」レベルに変化すると、オア回路41の出力が図9(D)に示すように「H」レベルから「L」レベルに変化し、インバータ43の出力が図11(E)に示すように「L」レベルから「H」レベルに変化する。
このため、降圧型スイッチングレギュレータ8が停止状態に切り換わる一方、シリーズレギュレータ2が動作状態に切り換わり、シリーズレギュレータ2の出力電圧が出力端子7から出力されるようになる。
【0096】
なお、時刻t5では、負荷検出回路42が検出する負荷検出信号S12が、「H」レベルから「L」レベルに変化する。このため、時刻t5において、動作指令信号S11が正常でない場合であっても、負荷に応じた動作ができる。
以後、このような動作を繰り返すことにより、負荷の状態に応じて降圧型スイッチングレギュレータ8とシリーズレギュレータ2が選択的に動作する。
【0097】
以上のように、この第4実施形態によれば、第2実施形態と同様に、軽負荷時に消費電流の低減化が図れ、全体として電力の変換効率を向上できる。
また、この第4実施形態では、降圧型スイッチングレギュレータ8とシリーズレギュレータ2とを、予測または予定される負荷の変化に応じて事前に生成される動作指令信号S11を使用して選択的に動作させ、その動作側の出力電圧を取り出すようにした。このため、降圧型スイッチングレギュレータ8とシリーズレギュレータ2を、負荷の変化に応じて適切に選択して動作できる。
【0098】
さらに、第4実施形態では、降圧型スイッチングレギュレータ8とシリーズレギュレータ2の選択的な動作の制御を、動作指令信号S11の他に、負荷検出信号S12を使用して行うようにした。このため、動作指令信号S11を使用するだけの場合に比べて、より確実で安定な動作をさせることができる。
次に、本発明の電源装置の第5実施形態について、図12を参照しながら説明する。
【0099】
この電源装置の第5実施形態は、図12に示すように、それぞれ性質の異なる、チャージポンプ式の降圧型DC/DCコンバータ1と、シリーズレギュレータ2Aとを備え、シリーズレギュレータ2Aを常時動作させるとともに、降圧型DC/DCコンバータ1を、制御端子に入力される負荷判定信号S21に従って動作させるようにしたものである。このため、負荷判定信号S21が、降圧型DC/DCコンバータ1の駆動回路12に供給されるようになっている。
【0100】
ここで、負荷判定信号S21は、負荷の大小に応じた信号であり、例えば負荷が大きな場合には「H」レベル、負荷が小さな場合には「L」レベルレベルである信号である。
降圧型DC/DCコンバータ1は、図1に示す降圧型DC/DCコンバータ1と同様に構成されている。シリーズレギュレータ2Aは、図3に示すシリーズレギュレータ2と実質的に同一である。ただし、図3のスイッチSW1が省略され、図3の誤差増幅器21に対する軽負荷判定信号S1の供給が省略されている点が異なる。
【0101】
また、シリーズレギュレータ2Aと降圧型DC/DCコンバータ1は、常時動作するシリーズレギュレータ2Aの出力電圧が、必要に応じて動作される降圧型DC/DCコンバータ1の出力電圧に比べてわずかに小さくなるように構成されている。例えば、降圧型DC/DCコンバータ1の出力電圧が3.0〔V〕の場合には、シリーズレギュレータ2Aの出力電圧が3.0〔V〕から数10〔mV〕程度小さくなるように構成されている。この理由については、後述の動作の中で説明する。
【0102】
次に、このような構成からなる第5実施形態の動作について、図3および図12を参照して説明する。
まず、負荷判定信号S21が、負荷が重負荷である旨を示す「H」レベルから、軽負荷である旨を示す「L」レベルに切り換わり、降圧型DC/DCコンバータ1の動作が停止し、シリーズレギュレータ2Aのみの動作に切り換わる場合について説明する。降圧型DC/DCコンバータ1は、例えば設定値である3.0Vを出力しているものとする。
【0103】
この場合には、シリーズレギュレータ2Aは常時動作しているので、図3に示す誤差増幅器21も動作している。シリーズレギュレータ2Aの出力の設定値は、3.0Vから数10mV小さくなるように設定されている。このため、図3に示した誤差増幅器21は、動作しているものの出力用のMOSトランジスタQ21をオフしたままで待機している。
【0104】
負荷判定信号S21が「H」レベルから「L」レベルに変わると、降圧型DC/DCコンバータ1は動作を停止し、出力電圧Voutがシリーズレギュレータ2Aの設定値まで低下すると、誤差増幅器21がMOSトランジスタQ21をオンしてシリーズレギュレータ2Aはその出力設定値を維持する。
このように、誤差増幅器21は常に動作をしているので、起動から安定するまでの時間が極めて短く、出力の落ち込みを防止できる。
【0105】
次に、負荷判定信号S21が、「L」レベルから「H」レベルに切り換わり、降圧型DC/DCコンバータ1の動作が開始される場合について説明する。
このように、降圧型DC/DCコンバータ1が起動すると、出力電圧Voutがシリーズレギュレータ2Aの設定値(3.0Vから数10mV小さくなるように設定した値)を越えるまでシリーズレギュレータ2Aは動作している。しかし、降圧型DC/DCコンバータ1がその出力を3Vまで上昇させる過程でその設定値を越えると、シリーズレギュレータ2Aは誤差増幅器21によって自動的にMOSトランジスタQ21をオフにすることができる。
【0106】
このように、降圧型DC/DCコンバータ1の起動から出力を安定化するまでの期間をシリーズレギュレータ2Aの動作で補うことで、出力の落ち込みを解消している。
以上のように、この第5実施形態によれば、第1実施形態と同様に、軽負荷時に消費電流の低減化が図れ、全体として電力の変換効率を向上できる。
【0107】
また、この第5実施形態によれば、降圧型DC/DCコンバータがその動作を開始または停止する際に、その出力の落ち込みを防止できる。
次に、本発明の電源装置の第6実施形態について、図13を参照しながら説明する。
この電源装置の第6実施形態は、図13に示すように、それぞれ性質の異なる、降圧型スイッチングレギュレータ8と、シリーズレギュレータ2Aとを備え、シリーズレギュレータ2Aを常時動作させるとともに、降圧型スイッチングレギュレータ8を、制御端子45に入力される負荷判定信号S21に従って動作させるようにしたものである。このため、第5実施形態と同様の負荷判定信号S21が、降圧型スイッチングレギュレータ8に供給されるようになっている。
【0108】
降圧型スイッチングレギュレータ8は、図7に示す降圧型スイッチングレギュレータ8と同様に構成されている。シリーズレギュレータ2Aは、第5実施形態形態のシリーズレギュレータ2Aと同様に構成される。
また、シリーズレギュレータ2Aと降圧型スイッチングレギュレータ8は、常時動作するシリーズレギュレータ2Aの出力電圧が、必要に応じて動作される降圧型スイッチングレギュレータ8の出力電圧に比べてわずかに小さくなるように構成されている。例えば、降圧型スイッチングレギュレータ8の出力電圧が3.0〔V〕の場合には、シリーズレギュレータ2Aの出力電圧が3.0〔V〕から数10〔mV〕程度小さくなるように構成されている。この理由については、後述の動作の中で説明する。
【0109】
次に、このような構成からなる第6実施形態の動作について、図3および図13を参照して説明する。
まず、負荷判定信号S21が、負荷が重負荷である旨を示す「H」レベルから、軽負荷である旨を示す「L」レベルに切り換わり、降圧型スイッチングレギュレータ8の動作が停止し、シリーズレギュレータ2Aのみの動作に切り換わる場合について説明する。降圧型スイッチングレギュレータ8は、例えば設定値である3.0Vを出力しているものとする。
【0110】
この場合には、シリーズレギュレータ2Aは常時動作しているので、図3に示す誤差増幅器21も動作している。シリーズレギュレータ2Aの出力の設定値は、3.0Vから数10mV小さくなるように設定されている。このため、図3に示した誤差増幅器21は、動作しているものの出力用のMOSトランジスタQ21をオフしたままで待機している。
【0111】
負荷判定信号S21が「H」レベルから「L」レベルに変わると、降圧型スイッチングレギュレータ8は動作を停止し、出力電圧Voutがシリーズレギュレータ2Aの設定値まで低下すると、誤差増幅器21はMOSトランジスタQ21オンしてシリーズレギュレータ2Aはその出力設定値を維持する。
このように、誤差増幅器21は常に動作をしているので、起動から安定するまでの時間が極めて短く、出力の落ち込みを防止できる。
【0112】
次に、負荷判定信号S21が、「L」レベルから「H」レベルに切り換わり、降圧型スイッチングレギュレータ8の動作が開始される場合について、以下に説明する。
このように、降圧型スイッチングレギュレータ8が起動すると、出力電圧Voutがシリーズレギュレータ2Aの設定値(3.0Vから数10mV小さくなるように設定した値)を越えるまでシリーズレギュレータ2Aは動作している。しかし、降圧型スイッチングレギュレータ8がその出力を3Vまで上昇させる過程でその設定値を越えると、シリーズレギュレータ2Aは誤差増幅器21によって自動的にMOSトランジスタQ21をオフにすることができる。
【0113】
このように、降圧型スイッチングレギュレータ8の起動から出力を安定化するまでの期間をシリーズレギュレータ2Aの動作で補うことで、出力の落ち込みを解消している。
以上のように、この第6実施形態によれば、第2実施形態と同様に、軽負荷時に消費電流の低減化が図れ、全体として電力の変換効率を向上できる。
【0114】
また、この第6実施形態によれば、降圧型スイッチングレギュレータがその動作を開始または停止する際に、その出力の落ち込みを防止できる。
次に、本発明の電源装置の第7実施形態について、図14を参照しながら説明する。
この電源装置の第7実施形態は、図14に示すように、それぞれ性質の異なる、チャージポンプ式の降圧型DC/DCコンバータ1と、シリーズレギュレータ2Aとを備え、シリーズレギュレータ2Aを常時動作させるとともに、降圧型DC/DCコンバータ1の動作の制御を、制御端子53に入力される動作制御信号S31と負荷検出回路52からの負荷判定信号S32に従って行うようにしたものである。
【0115】
降圧型DC/DCコンバータ1は、図1に示す降圧型DC/DCコンバータ1と同様に構成されている。また、シリーズレギュレータ2Aは、第5実施形態のシリーズレギュレータ2Aと同様に構成されている。さらに、シリーズレギュレータ2Aと降圧型DC/DCコンバータ1は、第5実施形態と同様に構成されている。
【0116】
また、この第7実施形態には、負荷(図示せず)が接続されるとともに、その負荷は、例えば、図示しないマイクロコンピュータ(プロセッサ)により所定のプログラムにより所定の制御がされるようになっている。このため、その負荷の制御に際しては、負荷の変化状態が事前にわかっているかまたは予測できるので、例えば上記のプログラム中に、予測または予定される負荷の変化状態に応じて降圧型DC/DCコンバータ1をオンオフ動作させる動作制御信号S31を生成するプログラムを含めるようにしている。
【0117】
そこで、この第7実施形態では、マイクロコンピュータが、負荷の制御中にその動作制御信号S31を生成し、この生成した動作制御信号S31がオア回路51に入力されるようになっている。また、そのオア回路51には、上記の動作制御信号S11の他に、負荷検出回路52が負荷の大小を検出することにより出力する負荷検出信号S32が入力されるようになっている。さらに、オア回路51の出力信号は、降圧型DC/DCコンバータ1の駆動回路12に供給されるようになっている。
【0118】
従って、この第7実施形態は、予測または予定される負荷の変化に応じて事前に生成される動作制御信号S31と、負荷検出回路52からの負荷検出信号S32がオア回路51で論理和処理され、その処理結果に基づいてチャージポンプ式の降圧型DC/DCコンバータ1を制御動作するようになっている。
次に、このような構成からなる第7実施形態の動作について、図14および図15を参照して説明する。
【0119】
この第7実施形態は、電源が投入された状態では、シリーズレギュレータ2Aは常時動作状態となる。一方、降圧型DC/DCコンバータ1は、動作制御信号S31と負荷検出信号S32に従ってその動作が制御されるので、以下にその動作について説明する。
この例では、第7実施形態(電源装置)の負荷が図示しないマイクロコンピュータにより制御され、その負荷の状態が、図15(A)に示すように変化する場合について説明する。この負荷の変化は予めわかっているので、これに対応して図15(B)に示すような動作制御信号S31が、マイクロコンピュータからオア回路51に入力されるものとする。
【0120】
ここで、動作制御信号S31は、図15(B)に示すように、重負荷動作を指令するときには「H」レベルで、軽負荷動作を指令するときには「L」レベルであるものとする。
いま、図15(B)に示すように、時刻t1において動作制御信号S31が「L」レベルから「H」レベルになると、オア回路51の出力が図15(D)に示すように「L」レベルから「H」レベルに変化する。
【0121】
このため、駆動回路12が動作して降圧型DC/DCコンバータ1が動作状態になる。したがって、降圧型DC/DCコンバータ1は、動作が安定した状態で重負荷を待機することができる。
その後、図15(A)に示すように、時刻t2おいて負荷が、軽負荷から重負荷に切り換わると、動作の安定した降圧型DC/DCコンバータ1は、その重負荷を駆動できる。
【0122】
図15(C)に示すように、時刻t3において、負荷検出回路52が検出する負荷検出信号S32が、「L」レベルから「H」レベルに変化するが、このとき、動作制御信号S31は「H」レベルである。このため、降圧型DC/DCコンバータ1は、その動作状態が変化しない。
その後、図15(A)に示すように、時刻t4おいて負荷が、重負荷から軽重負荷に切り換わるが、このとき、動作制御信号S31は「H」レベルである。このため、降圧型DC/DCコンバータ1は、その動作状態が変化しない。
【0123】
図15(B)に示すように、時刻t5において、動作制御信号S31が、「H」レベルから「L」レベルに変化すると、オア回路51の出力が図15(D)に示すように「H」レベルから「L」レベルに変化変化する。
このため、駆動回路12の動作が停止して降圧型DC/DCコンバータ1が停止状態に切り換わり、シリーズレギュレータ2Aの出力電圧が出力端子7に出力されるようになる。
【0124】
なお、時刻t5では、負荷検出回路52が検出する負荷検出信号S32が、「H」レベルから「L」レベルに変化する。このため、時刻t5において、動作制御信号S31が正常でない場合であっても、負荷に応じた動作ができる。
以後、このような動作を繰り返すことにより、負荷の状態に応じて降圧型DC/DCコンバータ1が動作したり、停止したりする。
【0125】
以上のように、この第7実施形態によれば、第1実施形態と同様に、軽負荷時に消費電流の低減化が図れ、全体として電力の変換効率を向上できる。
また、この第7実施形態では、降圧型DC/DCコンバータ1の動作の制御を、予測また予定される負荷の変化に応じて事前に生成される動作制御信号S31を使用して行うようにした。このため、降圧型DC/DCコンバータ1の制御動作を、負荷の変化に応じて適切に動作させることができる。
【0126】
さらに、第7実施形態では、降圧型DC/DCコンバータ1の制御動作を、動作制御信号S31の他に、負荷検出信号S32を使用して行うようにした。このため、動作制御信号S31だけを使用する場合に比べて、より確実で安定な動作をさせることができる。
次に、本発明の電源装置の第8実施形態について、図16を参照しながら説明する。
【0127】
この電源装置の第8実施形態は、図16に示すように、それぞれ性質の異なる、降圧型スイッチングレギュレータ8と、シリーズレギュレータ2Aとを備え、シリーズレギュレータ2Aを常時動作させるとともに、降圧型スイッチングレギュレータ8の動作の制御を、制御端子53に入力される動作制御信号S31と、負荷検出回路52からの負荷判定信号S32とに従って行うようにしたものである。
【0128】
降圧型スイッチングレギュレータ8は、図7に示す降圧型スイッチングレギュレータ8と同様に構成されている。また、シリーズレギュレータ2Aは、第5実施形態のシリーズレギュレータ2Aと同様に構成されている。さらに、シリーズレギュレータ2Aと降圧型スイッチングレギュレータ8は、第6実施形態と同様に構成されている。
【0129】
また、この第8実施形態では、第7実施形態の場合と同様に、マイクロコンピュータが、負荷の制御中に上記と同様の動作制御信号S31を生成し、この生成した動作制御信号S31がオア回路51に入力されるようになっている。また、そのオア回路51には、上記の動作制御信号S11の他に、負荷検出回路52が負荷の大小を検出することにより出力する負荷検出信号S32が入力されるようになっている。さらに、オア回路51の出力信号は、降圧型スイッチングレギュレータ8に供給されるようになっている。
【0130】
従って、この第8実施形態は、予測または予定される負荷の変化に応じて事前に生成される動作制御信号S31と、負荷検出回路52からの負荷検出信号S32がオア回路51で論理和処理され、その処理結果に基づいて降圧型スイッチングレギュレータ8の動作を制御するようになっている。
次に、このような構成からなる第8実施形態の動作について、図16および図17を参照して説明する。
【0131】
この第8実施形態は、電源が投入された状態では、シリーズレギュレータ2Aは常時動作状態となる。一方、降圧型スイッチングレギュレータ8は、動作制御信号S31と負荷検出信号S32に従ってその動作が制御されるので、以下にその動作について説明する。
この例では、第8実施形態(電源装置)の負荷が図示しないマイクロコンピュータにより制御され、その負荷の状態が、図17(A)に示すように変化する場合について説明する。この負荷の変化は予めわかっているので、これに対応して図17(B)に示すような動作制御信号S31が、マイクロコンピュータからオア回路51に入力されるものとする。
【0132】
ここで、動作制御信号S31は、図17(B)に示すように、重負荷動作を指令するときには「H」レベルで、軽負荷動作を指令するときには「L」レベルであるものとする。
いま、図17(B)に示すように、時刻t1において動作制御信号S31が「L」レベルから「H」レベルになると、オア回路51の出力が図17(D)に示すように「L」レベルから「H」レベルに変化する。
【0133】
このため、降圧型スイッチングレギュレータ8が動作状態になる。したがって、降圧型スイッチングレギュレータ8は、動作が安定した状態で重負荷を待機することができる。
その後、図17(A)に示すように、時刻t2おいて負荷が、軽負荷から重負荷に切り換わると、動作の安定した降圧型スイッチングレギュレータ8は、その重負荷を駆動できる。
【0134】
図17(C)に示すように、時刻t3において、負荷検出回路52が検出する負荷検出信号S32が、「L」レベルから「H」レベルに変化するが、このとき、動作制御信号S31は「H」レベルである。このため、降圧型スイッチングレギュレータ8は、その動作状態が変化しない。
その後、図17(A)に示すように、時刻t4おいて負荷が、重負荷から軽重負荷に切り換わるが、このとき、動作制御信号S31は「H」レベルである。このため、降圧型スイッチングレギュレータ8は、その動作状態が変化しない。
【0135】
図17(B)に示すように、時刻t5において、動作制御信号S31が、「H」レベルから「L」レベルに変化すると、オア回路51の出力が図17(D)に示すように「H」レベルから「L」レベルに変化変化する。このため、降圧型スイッチングレギュレータ8が停止状態に切り換わり、シリーズレギュレータ2Aの出力電圧が出力端子7に出力されるようになる。
【0136】
なお、時刻t5では、負荷検出回路52が検出する負荷検出信号S32が、「H」レベルから「L」レベルに変化する。このため、時刻t5において、動作制御信号S31が正常でない場合であっても、負荷に応じた動作ができる。
以後、このような動作を繰り返すことにより、負荷の状態に応じて降圧型スイッチングレギュレータ8が動作したり、停止したりする。
【0137】
以上のように、この第8実施形態によれば、第2実施形態と同様に、軽負荷時に消費電流の低減化が図れ、全体として電力の変換効率を向上できる。
また、この第8実施形態では、降圧型スイッチングレギュレータ8の制御動作を、予測また予定される負荷の変化に応じて事前に生成される動作制御信号S31を使用して行うようにした。このため、降圧型スイッチングレギュレータ8の制御動作を、負荷の変化に応じて適切に行うことができる。
【0138】
さらに、第8実施形態では、降圧型スイッチングレギュレータ8の制御動作を、動作制御信号S31の他に、負荷検出信号S32を使用して行うようにした。このため、動作制御信号S31だけを使用する場合に比べて、より確実で安定な動作をさせることができる。
【0139】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、軽負荷時に消費電流の低減化が図れ、全体として電力の変換効率が向上する電源装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源装置の第1実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】降圧型チャージポンプ回路の具体的な構成を示す回路図である。
【図3】シリーズレギュレータの具体的な構成を示す回路図である。
【図4】降圧型チャージポンプ回路の動作例を説明する説明図である。
【図5】降圧型チャージポンプ回路の他の動作例を説明する説明図である。
【図6】本発明の電源装置の第2実施形態の構成を示すブロック図である。
【図7】降圧型スイッチングレギュレータの具体的な構成を示す回路図である。
【図8】本発明の電源装置の第3実施形態の構成を示すブロック図である。
【図9】その第3実施形態の各部の波形図である。
【図10】本発明の電源装置の第4実施形態の構成を示すブロック図である。
【図11】その第4実施形態の各部の波形図である。
【図12】本発明の電源装置の第5実施形態の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の電源装置の第6実施形態の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の電源装置の第7実施形態の構成を示すブロック図である。
【図15】その第7実施形態の各部の波形図である。
【図16】本発明の電源装置の第8実施形態の構成を示すブロック図である。
【図17】その第8実施形態の各部の波形図である。
【符号の説明】
1 チャージポンプ方式の降圧型DC/DCコンバータ
2、2A シリーズレギュレータ
4 入力端子
6 制御入力端子
7 出力端子
8 降圧型スイッチングレギュレータ
11 降圧型チャージポンプ回路
12 駆動回路
21 誤差増幅器
31 制御回路
41、51 オア回路
42、52 負荷検出回路

Claims (5)

  1. 駆動と停止とを切り替え制御する第1制御信号が入力され、第1の入力電圧を所定の出力電圧に変換するDC/DCコンバータと、
    駆動と停止とを切り替え制御する第2制御信号が入力され、第2の入力電圧を所定の出力電圧となるように出力電圧を連続的に制御するシリーズレギュレータとを備える電源装置であって、
    前記シリーズレギュレータは、
    前記第2の入力電圧が入力される入力端子と、出力電圧が出力される出力端子と、トランジスタと、誤差増幅器と、第1の抵抗と、第2の抵抗と、を含み、
    前記入力端子は前記トランジスタの一端に接続され、
    前記トランジスタの他端は前記出力端子に接続されるとともに前記第1の抵抗と、前記第2の抵抗とを介して第3の電圧の端子に接続され、
    前記誤差増幅器は、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との接続点電圧と、基準電圧と、イネーブル信号が入力され、前記誤差増幅器の出力は前記トランジスタのゲートに接続されることを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1記載の電源装置であって、
    前記イネーブル信号と前記第2制御信号とが同一の信号であって、前記第2制御信号が駆動を示すレベルである場合、前記誤差増幅器は前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との接続点電圧と、基準電圧との比較に応じた出力を前記トランジスタのゲートに印加し、前記トランジスタのオン抵抗の制御を行い、所定の電圧を出力することを特徴とする電源装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の電源装置であって、
    前記第2の抵抗と前記第3の電圧の端子との間にスイッチ素子を有することを特徴とする電源装置。
  4. 請求項1乃至請求項3記載の電源装置であって、
    前記DC/DCコンバータは、チャージポンプ方式の降圧DC/DCコンバータであることを特徴とする電源装置。
  5. 請求項1乃至請求項3記載の電源装置であって、
    前記DC/DCコンバータは、スイッチングレギュレータであることを特徴とする電源装置。
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