JP2004007859A - 呼び線及びそれを用いた通信ケーブルとの接続方法 - Google Patents

呼び線及びそれを用いた通信ケーブルとの接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、地中管路内の本管及び本管に接続している複数の分岐管内に対して、通信ケーブルの入線経路となるガイド管内に挿通された呼び線において、通信ケーブルの敷設が必要になった時点で確実に通信ケーブルを入線し、又ガイド管が細径で、且つ屈曲している条件下においても入線が可能であり、万が一引っ掛かった場合でも逆戻り可能な呼び線及びそれを用いた通信ケーブルとの接続方法を提供することを目的とする。
【解決手段】地中管路内に敷設されるガイド管11に通信ケーブル16と入れ替えるために挿通されると共に、一端が前記ガイド管11外部に取り出され、他端に通信ケーブル16を接続し、前記一端を引張ることにより、ガイド管11内に通信ケーブル16を敷設することができる呼び線17であって、丸打組物で構成され、通信ケーブル16の外径と略同一であることを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水道管、通信、電力用管等の本管に複数の分岐管が分岐している地中管路内に敷設されるガイド管に挿通され、必要時に容易に通信ケーブルを入線可能にする呼び線及びそれを用いた通信ケーブルとの接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、高速・超高速通信のネットワークの構築が進められている中で、その媒体である通信ケーブルの敷設方法には、架空方式と地中埋設方式とがある。地中埋設方式での通信ケーブルの敷設は、架空方式での敷設と比べ、空間環境(地上風景の美観等)を守り、地震や台風などの災害に強いといった特性を有している。特に地中管路のうち下水道管は、本管に接続している分岐管(取付管)が既に各家庭へと導かれており、且つ管内上部は空きスペースとなっており、各家庭へ通信ケーブルを引込むFTTH(Fiber To The Home)計画の重要なインフラとして注目を浴びている。
【0003】
一方、通信ケーブルとして、これまで使用してきたメタルケーブルより格段に性能が優れている光ファイバーケーブルが注目されている。光ファイバーケーブルは、ガラス又はプラスチックの細い繊維からなり、光を情報のキャリアとして使用し、音、映像などの情報をデジタル(1、0の信号)化した信号を送る。光ファイバーケーブルはメタルケーブルと比べて、広帯域、低損失、電磁に対する免疫性、軽量、小型、安全性、機密保持に優れており、数十倍から数百倍以上の情報量を流すことができ、通信媒体として優れた特性を有している。
【0004】
この光ファイバーケーブルを用いたシステムであるFTTH計画では、各家を200から500軒位の小ブロックに分割してコントロールすることが考えられており、各ブロックでは公民館、派出所などの公共施設を通信基地とし、各家まで光ファイバーケーブルを敷設することが想定されている。
【0005】
下水道管を使用して各家に光ファイバーケーブルを敷設する場合には、光ファイバーケーブルは下水道本管から分岐管を通り、分岐管終端の分岐管桝(汚水桝、宅地内又は道路上にある)からは地中を掘るなどして各家へと導かれる。
【0006】
通信基地から地中管路本管内に24から200心程度の幹線、又は枝線ケーブル(通信ケーブル)を敷設し、地中管路本管同士を接続しているマンホール等において、接続分岐ボックスにより各家まで敷設するための2から4心程度(集合住宅はそれ以上)の引き込みケーブル(通信ケーブル)を分岐する。そして、マンホール等から引き込みケーブルを本管から分岐管を介して各家にまで敷設する方法が考えられ、全ての家に通信ケーブルを敷設する計画であるが、現実には空き家であったり、当面は敷設を望まない家も生じたりする。従って、各家によって敷設の時期がずれる事態が生じる。
【0007】
このような背景に鑑み、各家によって通信ケーブルの敷設時期をずらすことができるように、地中管路内に通信ケーブルを敷設する時に、予め通信ケーブルと入れ替えることができる呼び線を敷設し、入線が必要となった場合に、呼び線を通信ケーブルに入れ替える。
【0008】
この呼び線を通信ケーブルに入れ替え、通信ケーブルを敷設する際の接続部について、特開2000―292667号公報に開示されているものがある。このものは、通信ケーブルの先端部シースを除去し、テンションメンバを剥き出しにして、テンションメンバの先端に固定具を嵌合して固定し、固定具と通信ケーブルとの接続部のシースで生じる段差を通信ケーブルのシースに熱を加えてテーパー状に成形し、また、固定具の一部分にまでシースが被さるようにする。次に、テーパー状にされた通信ケーブルのシースの部分から固定具の先端根元までを通信ケーブルの直径より小さい径になるようにテープで巻く。このような構成でなる通信ケーブルの接続部を呼び線と繋ぎ、呼び線を引張り出すと呼び線を通信ケーブルに入れ替えることができる。
【0009】
しかしながら、このような接続部による呼び線と通信ケーブルの入れ替えでは、通信ケーブルに取り付けられる固定具は、屈曲不能であって、通信ケーブルの入線経路に曲管がある場合は、入線が困難となる。また、呼び線を通信ケーブルに入れ替える作業時に万が一固定具等が引っ掛かった場合においても、逆戻りは形状がテーパー状故に不可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前述のような問題点を考慮し、地中管路内の本管及び本管に接続している複数の分岐管内に対して、通信ケーブルの入線経路となるガイド管内に挿通された呼び線において、通信ケーブルの敷設が必要になった時点で確実に通信ケーブルを入線し、又ガイド管が細径で、且つ屈曲している条件下においても入線が可能であり、万が一引っ掛かった場合でも逆戻り可能な呼び線及びそれを用いた通信ケーブルとの接続方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための請求項1に記載の呼び線は、地中管路内に敷設されるガイド管に通信ケーブルと入れ替えるために挿通されると共に、一端が前記ガイド管外部に取り出され、他端に通信ケーブルを接続し、前記一端を引張ることにより、ガイド管内に通信ケーブルを敷設することができる呼び線であって、丸打組物で構成され、通信ケーブルの外径と略同一であることを特徴とするものである。
このような構成によると、ガイド管内に通信ケーブルを挿入することができ、組物であるために引張った時に通信ケーブルを締め付けて強固な接続が可能となる。更に、呼び線と通信ケーブルを入れ替える際に呼び線に加えられる張力を糸全体で受け持つことができ、組物組織の性質から柔軟性を有していることより、小径であっても強度は高く、通信ケーブルの入線時に屈曲し易い特徴がある。また、呼び線と通信ケーブルには、ほとんど段差がなく、正逆方向に移動させることもできることにより、呼び線を通信ケーブルに入れ替える時に万が一引っ掛かったとしても逆戻しが可能となり、再度呼び線を通信ケーブルに入れ替えることが容易に行える。
【0012】
請求項2に記載の呼び線は、請求項1において、前記丸打組物の内部に芯糸があることを特徴とするものである。
このような構成によると、芯糸部分を除去してできる空洞部に通信ケーブルを挿入することが可能となり、より強固な接続が可能となる。また、芯糸が残っている部分は、丸打組物に張力が働いても径は細くならず通信ケーブルとの同径を維持し、接続部を含めて段差が生じない。
【0013】
請求項3に記載の呼び線は、請求項1又は2において、前記丸打組物の皮糸が8本以上で組まれており、同方向に隣り合う糸の太さが倍以上であることを特徴とするものである。
このような構成によると、丸打組物の外形が凹凸状になり、呼び線を通信ケーブルに入れ替える際の引取り時に、呼び線の表面接触面積が低減され、ガイド管内との接触による摩擦抵抗が減少する。
【0014】
請求項4に記載の呼び線と通信ケーブルとの接続方法は、本管に分岐管が分岐している地中管路内に敷設されるガイド管に通信ケーブルと入れ替えるために挿通され、一端を分岐管端部まで引き出すと共に他端に通信ケーブルを接続し、前記分岐管端部から前記一端を引張ることにより、ガイド管内に通信ケーブルを通して分岐管内に敷設することができる呼び線と通信ケーブルとの接続方法であって、前記呼び線が丸打組物で構成され、通信ケーブルの外径と略同一であり、前記呼び線の先端部の皮糸を解き、解かれた皮糸の一部を除去した後、前記呼び線と前記通信ケーブルとを突合せて前記通信ケーブルの端部外面に残りの皮糸を巻き付けて結合してなるものである。
このような方法によると、通信ケーブルの端部外面に巻き付ける皮糸を少なくして通信ケーブルの外径をほとんど変化させずに、呼び線と通信ケーブルとを接続することができる。
【0015】
請求項5に記載の呼び線と通信ケーブルとの接続方法は、請求項4において、前記呼び線が内部に芯糸のある丸打組物で構成され、前記通信ケーブルの外径と略同一であり、前記呼び線の先端部の皮糸を解き、解かれた皮糸の一部を除去した後、更に内部の前記芯糸の一部を除去して空洞部を形成すると共に、前記通信ケーブルの端部の被覆された樹脂層を除去して前記芯糸の略外径とした突出部を形成し、前記空洞部に前記突出部を挿入してから前記通信ケーブルの端部外面樹脂層に皮糸を巻き付けて結合してなるものである。
このような方法によると、呼び線と通信ケーブルとの接続部を嵌合状態にすることにより、より強固に呼び線と通信ケーブルとを接続できる。
【0016】
請求項6に記載の呼び線と通信ケーブルとの接続方法は、請求項4又は5において、前記呼び線の丸打組物の皮糸が8本以上で組まれており、同方向に隣り合う糸の太さが倍以上で構成され、先端部が前記通信ケーブルの外径と略同一である皮糸を解き、解かれた皮糸のうちの太糸を除去し、細糸のみを通信ケーブルの端部外面に巻き付けて結合してなるものである。
このような方法によると、通信ケーブルの端部外面に巻き付ける皮糸が細線のみとなり、接続部の段差を最小とすることができ、よりスムーズに呼び線を通信ケーブルに入れ替えることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例を説明する。なお以下の説明において、地中管路は下水道管であるものとして説明するが、特に管路系や管種を限定するものではない。
【0018】
図1は、通信ケーブルを敷設するマンホール2,3間に設けられた地中管路1を示している。このマンホール2,3間に他のマンホールが設けられていてもよく、マンホールが通信基地であっても、本発明は同様に適用が可能である。図1において、マンホール2,3間には、a、b、・・jの各家庭に相当する複数の分岐管A、B、・・Jが設けられている。
【0019】
図2は、図1のI−I線断面図を示すものである。図2において、1は下水道管の本管であり、マンホール2と他のマンホール3との間に配管されている。そしてその本管1の上部側から、分岐管口6,7において分岐管4,5(図1におけるA〜Jのいずれかに相当)が分岐し、当該分岐管4,5は各家庭(図1におけるa、b、・・jに相当)毎の分岐管端部である分岐管桝8,9にまで接続されている。
【0020】
一般に本管1は道路に沿って深さ数mの位置に敷設されており、当該本管1の斜め側上部に分岐管口6,7が形成され、分岐管4,5は分岐管口6,7から分岐管桝8,9に接続されている。
【0021】
図1に示すように、本実施形態例における地中管路は、本管1からは分岐管A〜Jが図上方側にa、b、c、d、eが、図下方側にf、g、h、i、jに位置する各家庭に向かってそれぞれ計10本分岐している。そして、本実施形態例では、b、e、jに位置する3軒の家にのみ通信ケーブルの敷設を行い、他のa、c、d、f、g、h、iに位置する家には通信ケーブルを敷設しないものとして説明する。
【0022】
先ず、本管1内をTVカメラ等を使用して、マンホール2,3間の距離、マンホール2から本管1内の各分岐管4,5の分岐口6,7までの距離、分岐管4,5から分岐管桝8,9までの距離、分岐管桝8,9の深さ等を正確に測定する(図2参照)。以上のような調査を実施した後に、通信ケーブルを収納するガイド管を準備する。
【0023】
ここで本実施形態例においては、通信ケーブルを敷設しない家a、c、d、f、g、h、iに対しては、将来通信ケーブルを容易に敷設可能とするための呼び線17を、本管1の各分岐管口付近又は各分岐管桝にまで敷設しておく。
【0024】
本発明に用いられるガイド管の一例を図3に示す。ガイド管11は図3に示す形状が、特に本発明において好適である。ガイド管11はポリエチレン等の樹脂製が軽量かつ耐薬品性から好ましいが、その他の素材でも地中管路の種別によっては選定可能である。
【0025】
ガイド管11は、図3に示すように、外管12と、左右に延びる仕切り板13を有する内管14とで構成された二重構造のパイプとなっている。内管14内は、本管1を通る通信ケーブルの幹線、又は幹線用呼び線を通すための通路となる。内管14の外周の両側には、左右に延びる二枚の仕切り板13a、13b、13c、13dがついており、外管12と内管14との空間を上下に仕切っている。外管12は、複数の通信ケーブル又は呼び線を並列に配置できるように断面が略楕円形の中空管となっている。なお、ガイド管11を本管1の上部に設置するためのテンションメンバ15が、ガイド管11内に挿通されている。
【0026】
この仕切り板13a、13b、13c、13dに囲まれた6カ所の空間が通信ケーブル(引き込みケーブル)16、又は呼び線17を通すための通路となる。なお、通信ケーブル16と呼び線17とは略等しい太さのものを使用することが好ましい。これによって、呼び線17を通信ケーブル16に入れ替えたときに、通信ケーブル16の位置ずれが生じたりすることがなくなる。又、通信ケーブル16を引き込む際に無理な引き込み力が作用しないため、通信ケーブル16の断線等も防止することができる。
【0027】
通信ケーブル16は、内部にテンション材としてステンレス管を有しており、そのステンレス管の中に4心の光ファイバーが通されており、外面がポリエチレン樹脂で被覆された太さが5mm前後のケーブルが本実施形態例において、好適に使用できる。なお、通信ケーブル16には、4心型のもの以外に、2心型やその他の形式のものも使用可能である。
【0028】
呼び線17は、図4に示すように内部に芯糸33が挿通され、皮糸による丸打組物30で構成され、通信ケーブル16の外径と略等しい外径を有するものである。前述の丸打組物30の外側は、皮糸31と皮糸32とより構成されており、皮糸31には、ポリプロピレンでなるフィラメント760Tを2本引き揃えて撚りをかけ、その撚りをかけたものを6本引き揃えたもの4本を使用し、皮糸32には、ポリプロピレンでなるフィラメント760Tを2本引き揃え撚りをかけたもの4本を使用することで、同方向に隣り合う皮糸31と皮糸32の太さが倍以上異なるようにして丸打組物30へと組まれたものを本実施形態例で使用する。このように、皮糸31と皮糸32の太さが倍以上異なるものより構成された丸打組物30は、表面が凹凸状となり通信ケーブル16と入れ替える際の呼び線17の引き取り時に呼び線17の表面接触面積が低減され、ガイド管内との接触抵抗が減少する。また、呼び線17の丸打組物30は、呼び線17と通信ケーブル16を入れ替える際に呼び線17に加えられる張力を皮糸全体で受け持つことができる。
【0029】
また、丸打組物30を構成している皮糸は、8本以上で組まれ、好ましくは、8、12、16本で組まれるものである。皮糸が8本以下では、丸打組物として製造することができず、皮糸も1種類しか使用できないので、芯糸が挿通できず、表面を凹凸状とすることもできない等、本実施形態例の呼び線17の効果が薄れてしまう。また、18本以上では、呼び線17の上面の凹凸がなだらかになりすぎるので逆に接触抵抗が増大すると共に、製造スピードも遅くなって高価なものとなる。
【0030】
皮糸31と皮糸32との材質には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等があり、いずれでも使用することができる。また、芯糸33の材質にも同様のものを使用することができ、本実施形態例では、芯糸33にポリプロピレンでなるフィラメント3300Tを6本引き揃えたものを使用する。芯糸33が内部に挿通されている丸打組物30は、張力が働いても径が細くならず、通信ケーブル16との入れ替え作業時でも丸打組物30の径が細くなることがなく同径を維持することができる。また、ガイド管が細径で、且つ屈曲している条件下においても、組物組織の性質から柔軟性を有し、小径であっても強度は高く、屈曲し易い特徴を有しているので呼び線17と通信ケーブル16の入れ替えが可能となる。なお、芯糸33が内部にある丸打組物30に限定するものではなく、丸打組物30の内部に芯糸33がなくても使用することができる。
【0031】
ガイド管11の外管12と内管14の空間の仕切り板13とによって仕切られた通信ケーブル16、呼び線17の各通路の高さは、通信ケーブル16、呼び線17の外径の2倍より低くなっている。このような寸法を採用することにより、通信ケーブル16又は通信ケーブル16と略同径の呼び線17を、ガイド管11内に入線する際に隣接する通信ケーブル等を乗り越えて交差することが無く、ガイド管内部で絡み合って無理な張力が加わったり、許容曲げ半径を超えて通信ケーブル16が切断することがない。又、幅方向に通信ケーブル16を並列に複数入線できる構造により、本管1内に設置したときの高さを極力抑えることができるので、例えば、下水道管や雨水管などのように上部に空き空間がある場合には、その箇所に設置することにより、地中管路本来の機能を妨げない。
【0032】
又、図5に示すように、ガイド管11には、ガイド管11が本管1内に引き込まれた状態で、各分岐管口6,7に位置するところから1m程度の所に通信ケーブル16、呼び線17をガイド管11から外部に引き出す分岐孔18が設けられている。この分岐孔18は、ガイド管11の両側面に、ガイド管11の一端部を基点としてマンホール2から各分岐管口までの長さに相当する位置(前後に1m程度の範囲内)で開口している。分岐孔18は、地中管路内の調査結果を基に予め、工場等で形成されることが好ましい。分岐孔18の位置には、分岐管からの流体が分岐孔18内に流入するおそれがあるので、分岐孔18を覆う分岐具19をガイド管11に取付けることが好ましく、さらに分岐具19には分岐管4、5内に配置され、通信ケーブル16を保護する分岐用のガイド管20が取付けられている。
【0033】
分岐用ガイド管20の先端には呼び子と呼ばれる、分岐用ガイド管20を分岐管桝8、9まで引っ張り出すときに使用する部材21が脱着不能に取付けられている。これら呼び子21の形状は、フック状、リング状など種々の形状が採用可能である。また、図5に示すように呼び線17先端を直接引っ掛けたり、掴んだりすることが可能な形状22に加工しても構わない。
【0034】
以上のような構成で、本管1内及びガイド管11の敷設と同時に通信ケーブル16の敷設を希望するb、e、jの各家庭に通ずる分岐管B,E,Jには、呼び線17と通信ケーブル16を入れ替えて敷設すると共に、その他のa、c、d、f、g、h、iの通信ケーブル16の敷設を希望しない家庭には、呼び線17の敷設で止めておく。将来、これら、a、c、d、f、g、h、iの家庭のうち、通信ケーブル16の敷設を希望する家庭が現れたときには、各分岐管A,C,D,F,G,H,Iの分岐管口若しくは分岐管端部である分岐管桝まで敷設している呼び線17を通信ケーブル16に入れ替えることによって、通信ケーブル16を敷設することが可能である。
【0035】
通信ケーブル16に入れ替えるときは、マンホール2側に位置する通信ケーブル16の敷設を希望する家庭の分岐管に敷設されている呼び線17の一端に通信ケーブル16を接続する。通信ケーブル16と呼び線17との接続方法としては、通信ケーブル16のポリエチレンで被覆された外面を通信ケーブル16の一端部から60mmの位置までカッターナイフ等で剥き、通信ケーブル内のステンレス管を剥き出す。その剥き出されたステンレス管の先端部をヤスリ等で丸く仕上げる。このステンレス管の先端部を丸く仕上げる理由としては、呼び線17の丸打組物内にステンレス管の先端部を挿入した際、又は、挿入後の呼び線17を通信ケーブル16に入れ替える作業時に丸打組物30の皮糸とステンレス管の先端部が擦れて丸打組物30の皮糸が擦り切れる可能性がある。次に、ステンレス管の先端部の穴を接着剤等で塞ぎ、ステンレス管内に水などが浸入しないように防水処理をする。
【0036】
通信ケーブル16に入れ替えるマンホール2側の呼び線17の一端の汚れをきれいに拭き取り、また、濡れている場合には乾燥させる。この呼び線17の一端から50mmのところにビニールテープを巻いた後、ビニールテープの部分までの呼び線17の丸打組物30の皮糸32のみ4本を解き、ビニールテープの根元までの皮糸31の4本及び芯糸33をハサミ等でカットし、更に芯糸33のみを丸打組物30の先端より80mm抜き出してハサミ等でカットする。
【0037】
次に、前述の通信ケーブル16の先端部を丸めたステンレス管と、カットした芯糸33の先端部とを、突き合わせるようにして呼び線17の丸打組物内に一緒に押し込む。ステンレス管を30mm程度、丸打組物内へ押し込んだ後、残りのステンレス管30mmの外面に瞬間接着剤を塗布して、通信ケーブル16のステンレス管が見えなくなるまで丸打組物内に挿入し、通信ケーブル16と呼び線17を5分間乾燥させて接着する。このように、呼び線内部の芯糸33を除去してできる空洞部に通信ケーブル16のステンレス管を挿入することが可能となり、より強固な呼び線17と通信ケーブル16との接続が可能となり、更に、呼び線17の芯糸33が残っている部分は、呼び線17に張力が働いても丸打組物30の径は細くならず通信ケーブル16と同径を維持し、接続部を含めて段差を生じない。また、呼び線の内部に芯糸が挿通されていない丸打組物の場合であっても、丸打組物内へ通信ケーブルを挿入することができ、組物であるため呼び線を引張った時に通信ケーブルを締め付けて強固な接続が可能となる。
【0038】
通信ケーブル16と呼び線17を接着した後、呼び線17の丸打組物30と通信ケーブル16との境界部から通信ケーブル側に30mmの位置まで通信ケーブル16の樹脂層表面に瞬間接着剤を塗布して丸打組物30のカットしていない皮糸32の4本を巻き付け、5分間乾燥させて接着する。このように、通信ケーブル16の樹脂層表面に丸打組物30のカットしていない皮糸32の4本を巻き付けて接着することにより、通信ケーブル16の外径もほとんど変化させずに呼び線17と通信ケーブル16とを接続することができ、呼び線17と通信ケーブル16との接続部の段差を最小とすることができ、よりスムーズに呼び線17を通信ケーブル16に入れ替えることが可能となる。
【0039】
また、通信ケーブル16のステンレス管を呼び線17の丸打組物内に挿入することを限定するものではなく、呼び線17の皮糸を解き、解かれた皮糸を一部除去した後、呼び線17の丸打組物30と通信ケーブル16とを突合せた状態で残った皮糸を通信ケーブル16の端部外面に巻き付けて接着することもできる。このように、皮糸の一部を除去することによって通信ケーブル16の外径をほとんど変化させずに呼び線17と通信ケーブル16とを接続することもできる。
【0040】
マンホール2側の呼び線17の丸打組物30の一端より50mmの部分に巻き付けていたビニールテープを剥がし、呼び線17の丸打組物30と通信ケーブル16との境界部より丸打組物側に60mmの位置、すなわち、丸打組物内に挿入した通信ケーブル16のステンレス管の先端部に位置する丸打組物30の外周部に瞬間接着剤を塗り付け、5分間乾燥させる。この作業によって、丸打組物内から通信ケーブル16のステンレス管が外部に突き出さないように、丸打組物30の皮糸のフィラメント間を接着結合させる。なお、これまでに使用した瞬間接着剤は、接着時間が短いために作業上好ましいが、丸打組物30の皮糸のフィラメント間、丸打組物30の皮糸と通信ケーブル16のステンレス管、丸打組物30の皮糸と通信ケーブル16の樹脂層とが接着できるものであればどんな種類の接着剤であっても使用できる。
【0041】
また、図6には、呼び線と通信ケーブルとの接続状態を示す概略図を示しており、以上のような接続方法によって図6に示すような接続状態となり、通信ケーブル16の外径をほとんど変化させずに呼び線17と通信ケーブル16とを接続することができる。
【0042】
このような接続方法により、呼び線17と通信ケーブル16とが接続され、通信ケーブル16の敷設を希望する家庭の分岐管端部より呼び線17を引張り出すことにより、呼び線17を通信ケーブル16に入れ替え、通信ケーブル16を敷設することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、通信ケーブルの敷設が必要になった時点で、適宜、呼び線と通信ケーブルとを簡易に接続し通信ケーブルを敷設することが可能であり、ガイド管が細径で、且つ屈曲している条件下においても通信ケーブルの入線が可能である。また、呼び線を通信ケーブルに入れ替える際に万が一引っ掛かったとしても、逆戻しが可能で再度呼び線を通信ケーブルに入れ替えることが容易に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地中管路の配置の一例を模式的に示した図である。
【図2】図1におけるI−I線断面図を示す図である。
【図3】本発明に係る地中管路内への通信ケーブル敷設用ガイド管の一実施形態例の断面斜視図である。
【図4】本発明に係る呼び線の概略構成図である。
【図5】本発明に係る地中管路内への通信ケーブル敷設用ガイド管の構成を示す一実施形態例の斜視図である。
【図6】本発明に係る呼び線と通信ケーブルとの接続状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 本管
2 マンホール
3 マンホール
4,5 分岐管
6,7 分岐管口
8,9 分岐管桝
11 ガイド管
12 外管
13 仕切り板
14 内管
15 テンションメンバ
16 通信ケーブル
17 呼び線
18 分岐孔
19 分岐具
20 分岐用ガイド管
21 呼び子
30 丸打組物
31 皮糸(太糸)
32 皮糸(細糸)
33 芯糸

Claims (6)

  1. 地中管路内に敷設されるガイド管に通信ケーブルと入れ替えるために挿通されると共に、一端が前記ガイド管外部に取り出され、他端に通信ケーブルを接続し、前記一端を引張ることにより、ガイド管内に通信ケーブルを敷設することができる呼び線であって、丸打組物で構成され、通信ケーブルの外径と略同一であることを特徴とする呼び線。
  2. 前記丸打組物の内部に芯糸があることを特徴とする請求項1に記載の呼び線。
  3. 前記丸打組物の皮糸が8本以上で組まれており、同方向に隣り合う糸の太さが倍以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の呼び線。
  4. 本管に分岐管が分岐している地中管路内に敷設されるガイド管に通信ケーブルと入れ替えるために挿通され、一端を分岐管端部まで引き出すと共に他端に通信ケーブルを接続し、前記分岐管端部から前記一端を引張ることにより、ガイド管内に通信ケーブルを通して分岐管内に敷設することができる呼び線と通信ケーブルとの接続方法であって、前記呼び線が丸打組物で構成され、通信ケーブルの外径と略同一であり、前記呼び線の先端部の皮糸を解き、解かれた皮糸の一部を除去した後、前記呼び線と前記通信ケーブルとを突合せて前記通信ケーブルの端部外面に残りの皮糸を巻き付けて結合してなる呼び線と通信ケーブルとの接続方法。
  5. 前記呼び線が内部に芯糸のある丸打組物で構成され、前記通信ケーブルの外径と略同一であり、前記呼び線の先端部の皮糸を解き、解かれた皮糸の一部を除去した後、更に内部の前記芯糸の一部を除去して空洞部を形成すると共に、前記通信ケーブルの端部の被覆された樹脂層を除去して前記芯糸の略外径とした突出部を形成し、前記空洞部に前記突出部を挿入してから前記通信ケーブルの端部外面樹脂層に皮糸を巻き付けて結合してなる請求項4に記載の呼び線と通信ケーブルとの接続方法。
  6. 前記呼び線の丸打組物の皮糸が8本以上で組まれており、同方向に隣り合う糸の太さが倍以上で構成され、先端部が前記通信ケーブルの外径と略同一である皮糸を解き、解かれた皮糸のうちの太糸を除去し、細糸のみを通信ケーブルの端部外面に巻き付けて結合してなる請求項4又は5に記載の呼び線と通信ケーブルとの接続方法。
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