JP2002341203A - 光ドロップケーブル - Google Patents

光ドロップケーブル

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JP2002341203A
JP2002341203A JP2001149815A JP2001149815A JP2002341203A JP 2002341203 A JP2002341203 A JP 2002341203A JP 2001149815 A JP2001149815 A JP 2001149815A JP 2001149815 A JP2001149815 A JP 2001149815A JP 2002341203 A JP2002341203 A JP 2002341203A
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JP
Japan
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cable
coating
optical
optical fiber
core
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Pending
Application number
JP2001149815A
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English (en)
Inventor
Akitsugu Ono
晃嗣 小野
Akira Nishikawa
亮 西川
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】下水道に布設された幹線光ケーブルより、各家
庭に光ファイバを引き込むのに適した光ドロップケーブ
ル。 【解決手段】光ファイバ心線を内部に収容したプラスチ
ックチューブからなるケーブルコアと、その周囲に形成
された被覆とからなり、被覆内部にケーブル長手方向に
沿って2本のテンションメンバを対角線上に設け、さら
に被覆内部にケーブル長手方向に沿って2本の引き裂き
紐を対角線上に設け、前記引き裂き紐を、前記テンショ
ンメンバの近傍に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、下水道に布設され
た幹線光ケーブルより、各家庭に光ファイバを引き込む
ための光ドロップケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイバを伝送媒体とする情報
通信のネットワークの構築が行われており、光ファイバ
は各家庭にも入ってきている。しかし、新たにネットワ
ークを構築しようとすると、光ファイバケーブルを地中
に埋設したり、また架設専用の電柱が必要になったりす
るなど、建設費が高額になる問題がある。そこで、各家
庭への連絡経路が確立している下水道配管網等の既設の
設備を利用し、その中に光ファイバケーブルを設置する
方法が考えられている。
【0003】下水道配管網から、各家庭に光ケーブルを
引き込むには、光ドロップケーブルが必要であるが、従
来、下水道配管から光ドロップケーブルとして各家庭に
引き込まれる適当なケーブルはなかった。
【0004】従来、光ドロップケーブルとしては、架空
光ケーブルのドロップポイントから各家庭までの光ファ
イバの引き落としに用いるケーブルがあり、例えば特開
2000−28877に示すように、光ファイバ心線を
中央部に配し、テンションメンバをその両側に配し、か
つ支持線と共に一体被覆した構造のものがあった。しか
しこれは屋外に布設されるために、風圧や温度変化に耐
えるよう、シース厚が厚く、テンションメンバも太いも
のが用いられ、また偏平構造になっていた。
【0005】本発明に係る光ファイバケーブルは、下水
道に布設された幹線光ケーブルより、各家庭に光ファイ
バを引き込む光ドロップケーブルであるため、管路の曲
がりやスペースの制約などがあり、曲げ性と細径化が重
要課題となっている。従って、上記したドロップケーブ
ルから支持線を除いただけではケーブル径が大きすぎ、
また偏平であるために、自由な方向に曲げることができ
ないという問題があり、そのままの構造では、光ドロッ
プケーブルとして使用することは不可能であった。
【0006】また光ドロップケーブルを各家庭に引き込
むには、ケーブル端部でテンションメンバを接続箱等に
固定する必要があるため、テンションメンバをケーブル
から分離しやすくする必要もあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、下水道に布
設された幹線光ケーブルより、各家庭に光ファイバを引
き込むのに適した、曲げやすく細径化が可能で、かつテ
ンションメンバをケーブルから分離しやすくした光ドロ
ップケーブルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ドロップ
ケーブルは、光ファイバ心線を内部に収容したプラスチ
ックチューブからなるケーブルコアと、その周囲に形成
された被覆とからなり、被覆内部にケーブル長手方向に
沿って2本のテンションメンバを対角線上に設け、さら
に被覆内部にケーブル長手方向に沿って2本の引裂き紐
を対角線上に設け、前記引き裂き紐を、前記テンション
メンバの近傍に配置する構成とした。
【0009】また、本発明に係る光ドロップケーブル
は、光ファイバ心線を内部に収容したプラスチックチュ
ーブからなるケーブルコアと、その周囲に形成された被
覆とからなり、被覆内部にケーブル長手方向に沿って2
本のテンションメンバを対角線上に設け、さらに被覆内
部にケーブル長手方向に沿って2本の引裂き紐を対角線
上に設け、ケーブル断面方向において、2本のテンショ
ンメンバを結ぶ線と2本の引裂き紐を結ぶ線とのなす角
度を45°以下とする構成とした。
【0010】
【作用】本発明に係る光ドロップケーブルは、プラスチ
ックチューブ内に光ファイバ心線を自由に動き得る状態
で入れただけであり、また管路内布設であるためテンシ
ョンメンバの径を小さくでき、ケーブルの細径化が可能
となる。さらに2本のテンションメンバを被覆内の対角
線上に設けたことで、光ファイバ心線に直接張力がかか
らず、かつ、曲げ性に優れたケーブルとなる。
【0011】また、被覆内部に長手方向に沿って2本の
引き裂き紐を対角線上に設けたことで、両引き裂き紐の
端部それぞれを手に持って引っ張ることで被覆を分割す
る際において、引っ張る方向が、180度相対向する方
向となるため、互いの引っ張り力が相乗しあって、少な
い力で効率よく被覆を分割することが可能となる。
【0012】さらに引き裂き紐を、テンションメンバの
近傍に配置したので、引き裂き紐を引っ張るだけで、ケ
ーブルコアと被覆とが分離されると共に、テンションメ
ンバを被覆から容易に取り出すことができる。
【0013】また、ケーブル断面方向において、2本の
テンションメンバを結ぶ線と2本の引き裂き紐を結ぶ線
とのなす角度を45°以下としたので、引き裂き紐を、
テンションメンバの方向に沿って引っ張るようにすれ
ば、ケーブルコアと被覆とが分離されると共に、テンシ
ョンメンバを被覆から容易に取り出すことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る光ドロップケ
ーブルの断面図を示す。同図において、1は光ドロップ
ケーブル、2は光ファイバ心線、3はプラスチックチュ
ーブ、4はケーブルコア、5はテンションメンバ、6は
引き裂き紐、7は被覆である。
【0015】光ファイバ心線2は、2心のテープ心線1
本からなっている。これは単心の光ファイバ心線あるい
は4心のテープ心線であってもよい。また、1本である
必要はなく、複数本あってもよい。
【0016】プラスチックチューブ3はPBT(ポリブ
チレンテレフタレート)からなり、その内部にはジェリ
ー状のコンパウンドが充填されており、光ファイバ心線
2は自由に動き得る状態で収納されていて、いわゆるル
ースチューブタイプとなっている。
【0017】テンションメンバ5,5は被覆7の対角線
上に設けられている。2本のテンションメンバ5,5
は、被覆7の対角線上に被覆7内に埋め込まれた状態に
設けてもよいし、またプラスチックチューブ3に接する
ように被覆7内に埋め込まれた状態に設けてもよい。テ
ンションメンバ5は、外径0.35mmの硬鋼線からな
り、2本が被覆7内に対角線上に設けられている。
【0018】引き裂き紐6,6は、アラミド繊維撚紐か
らなり、被覆7の対角線上に設けられ、テンションメン
バ5,5の近傍に配置されている。なお、近傍とは、位
置関係が近い状態を示すもので、接する場合も含むもの
とする。
【0019】被覆7はポリエチレンからなり、その厚み
は1.0mmであり、ケーブル外径は、約4mmであ
る。
【0020】なお、テンションメンバの径、被覆の厚さ
等は、光ドロップケーブルの布設される場所により要求
される強度と曲げ径から、適宜設計することができる。
【0021】図2は、本発明の光ドロップケーブル1
を、下水道配管網から各家庭に引き込むための布設状況
を示す説明図である。下水道本管10内部には、幹線光
ケーブル11が布設されており、幹線光ケーブル11
は、40心〜1000心のテープスロット型の光ファイ
バケーブルである。これが、マンホール12内部に設け
られた分岐箱13で光ドロップケーブル1に接続され、
各家庭へと引き込まれる。この時、光ドロップケーブル
1のテンションメンバ5,5は、分岐箱13内に固定さ
れる。そして、光ドロップケーブル1は、分岐箱13か
ら下水道本管10、取付管14、公共マス15、光ファ
イバ用配管16等を経て、各家庭へと引き込まれる。光
ドロップケーブル1は、公共マス15、光ファイバ用配
管16などの、曲がりのある管路やスペースの制約のあ
る場所をを通過する必要があり、曲げ性と細径化が要求
されると共に、テンションメンバ5の取り出し易さも要
求される。
【0022】本発明に係る光ドロップケーブルは、プラ
スチックチューブに光ファイバ心線を自由に動ける状態
で入れただけなので、ケーブルの細径化が可能となり、
テンションメンバを被覆内の対角線上に2本設けている
ので、光ファイバ心線に直接張力がかからずに、かつ、
曲げ性に優れており、またケーブル全体は円形であるた
め、自由な方向に曲げることができ、上記のような使用
方法にも十分耐用可能な構成となっている。
【0023】また、本発明に係る光ドロップケーブル
は、被覆内部に長手方向に沿って2本の引き裂き紐を対
角線上に設けたことで、両引き裂き紐の端部それぞれを
手に持って引っ張ることで被覆を分割する際において、
引っ張る方向が、180度相対向する方向となるため、
互いの引っ張り力が相乗しあって、少ない力で効率よく
被覆を分割することが可能となる。
【0024】さらに引き裂き紐を、テンションメンバの
近傍に配置しているので、引き裂き紐を引っ張るだけ
で、ケーブルコアと被覆とが分離されると共に、テンシ
ョンメンバを被覆から容易に取り出すことができる。
【0025】また、ケーブル断面方向において、2本の
テンションメンバを結ぶ線と2本の引裂き紐を結ぶ線と
のなす角度を45°以下としているので、引き裂き紐
を、テンションメンバの方向に沿って引っ張るようにす
れば、ケーブルコアと被覆とが分離されると共に、テン
ションメンバを被覆から容易に取り出すことができる。
【0026】なお、2本のテンションメンバを結ぶ線と
2本の引裂き紐を結ぶ線とのなす角度はできる限り小さ
いほうが、すなわち引き裂き紐を、テンションメンバの
近傍に配置するのが好ましいが、2本のテンションメン
バを結ぶ線と2本の引裂き紐を結ぶ線とのなす角度が4
5°以下であれば、引き裂き紐を、テンションメンバの
方向に沿って引っ張るようにすれば、ケーブルコアと被
覆とが分離されると共に、テンションメンバを被覆から
容易に取り出すことができので、引き裂き方によって
は、45°以下であれば、実用上充分な効果がある。
【0027】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る光ドロ
ップケーブルは、プラスチックチューブ内に光ファイバ
心線を自由に動き得る状態で入れただけであり、また管
路内布設であるためテンションメンバの径を小さくで
き、ケーブルの細径化が可能となる。さらに2本のテン
ションメンバを被覆内の対角線上設けたことで、光ファ
イバ心線に直接張力がかからずに、かつ、曲げ性に優れ
たケーブルとなる。またケーブル全体は円形であるた
め、自由な方向に曲げることができるなど、従来の光ド
ロップケーブルにはなかった顕著な効果を得ることがで
きる。
【0028】また、本発明に係る光ドロップケーブル
は、被覆内部に長手方向に沿って2本の引裂き紐を対角
線上に設けたことで、少ない力で効率よく被覆を分割す
ることが可能となる。さらに、引き裂き紐を、テンショ
ンメンバの近傍に配置しているので、引き裂き紐を引っ
張るだけで、ケーブルコアと被覆とが分離されると共
に、テンションメンバを被覆から容易に取り出すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ドロップケーブルの断面図であ
る。
【図2】光ドロップケーブルの布設状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 光ドロップケーブル 2 光ファイバ心線 3 プラスチックチューブ 4 ケーブルコア 5 テンションメンバ 6 引き裂き紐 7 被覆

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ心線を内部に収容したプラス
    チックチューブからなるケーブルコアと、その周囲に形
    成された被覆とからなり、被覆内部にケーブル長手方向
    に沿って2本のテンションメンバを対角線上に設け、さ
    らに被覆内部にケーブル長手方向に沿って2本の引き裂
    き紐を対角線上に設け、前記引き裂き紐を、前記テンシ
    ョンメンバの近傍に配置したことを特徴とする光ドロッ
    プケーブル。
  2. 【請求項2】 光ファイバ心線を内部に収容したプラス
    チックチューブからなるケーブルコアと、その周囲に形
    成された被覆とからなり、被覆内部にケーブル長手方向
    に沿って2本のテンションメンバを対角線上に設け、さ
    らに被覆内部にケーブル長手方向に沿って2本の引き裂
    き紐を対角線上に設け、ケーブル断面方向において、2
    本のテンションメンバを結ぶ線と2本の引き裂き紐を結
    ぶ線とのなす角度を45°以下としたことを特徴とする
    光ドロップケーブル。
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