JP2004007196A - 情報配信システムの帯域管理方法及びプログラム並びに記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は情報配信システムに必要とされる処理能力を減らすことが可能な情報配信システムの帯域管理方法及びプログラム並びに記録媒体を提供することを目的とする。
【解決手段】配信先,希望配信スケジュール,配信の優先度及びスケジュールの変更可否を含む各送信局からの配信要求に基づき各配信要求の内容を反映した情報で構成される配信計画を複数の送信局について作成し、作成した第1の配信計画と重なる時間帯に第2の配信計画が既に登録されていて残りの帯域に十分な空きがない場合には、前記第1の配信計画及び第2の配信計画に含まれている優先度の情報を比較し、第1の配信計画の優先度が第2の配信計画よりも高い場合には、第1の配信計画を優先的に登録して、第2の配信計画の配信スケジュールに修正を加え、登録されている配信計画の配信スケジュールと実時刻とに基づいて、該当する時刻に該当する送信局に対して配信計画に関する通知を送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】配信先,希望配信スケジュール,配信の優先度及びスケジュールの変更可否を含む各送信局からの配信要求に基づき各配信要求の内容を反映した情報で構成される配信計画を複数の送信局について作成し、作成した第1の配信計画と重なる時間帯に第2の配信計画が既に登録されていて残りの帯域に十分な空きがない場合には、前記第1の配信計画及び第2の配信計画に含まれている優先度の情報を比較し、第1の配信計画の優先度が第2の配信計画よりも高い場合には、第1の配信計画を優先的に登録して、第2の配信計画の配信スケジュールに修正を加え、登録されている配信計画の配信スケジュールと実時刻とに基づいて、該当する時刻に該当する送信局に対して配信計画に関する通知を送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報を配信する複数の送信局と、配信される情報を受信する複数の受信局とが所定の情報転送網を介して接続された情報配信システムを制御するために用いる情報配信システムの帯域管理方法及びプログラム並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、画像,音声,文章のような情報を含む様々なコンテンツを複数の送信局から複数の受信局に対して配信しようとする場合には、図8に示すような情報配信システムを用いることが想定される。
すなわち、複数の送信局及び複数の受信局のそれぞれが情報転送網を介して接続される。情報転送網としては、例えば衛星通信回線を用いた通信網が想定される。
【0003】
複数の送信局のそれぞれは、互いに独立してコンテンツの配信(送信)を行う。従って、複数の送信局が同一の受信局に対して同じタイミングでコンテンツの配信を行う場合もある。
複数の送信局から同一の受信局に対して重複するタイミングでコンテンツの配信を行う場合には、複数のコンテンツが同時に情報転送網を通過するので、情報転送網において大きな帯域が必要とされる。すなわち、情報転送網上のデータ転送速度やデータを中継する装置のデータ処理能力が大きいことが要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、図8に示すように3つの送信局(A),送信局(B),送信局(C)から同じ受信局(c)に対して同時にコンテンツを配信する可能性がある場合に、そのような配信を可能にするためには、最大帯域として、送信局(A)が配信するコンテンツに必要とされる帯域と、送信局(B)が配信するコンテンツに必要とされる帯域と、送信局(C)が配信するコンテンツに必要とされる帯域との総和に相当する帯域が情報転送網に要求される。
【0005】
しかしながら、このような最大帯域の処理能力を実現するためには、各送信局から各受信局までの全ての伝送路において、必要とされる帯域を満たす高価な通信設備を設けなければならない。
但し、実際に全ての送信局が同じ受信局に対して同時にコンテンツを配信する時間帯が全運用時間に占める割合は、非常に小さいのが一般的である。
【0006】
従って、最大帯域に合わせて情報配信システムの処理能力(利用可能な帯域)を決定すると、処理能力の無駄が生じる時間帯が大きくなる。
本発明は、情報配信システムに必要とされる処理能力を減らすことが可能な情報配信システムの帯域管理方法及びプログラム並びに記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1は、情報を配信する複数の送信局と、配信される情報を受信する複数の受信局とが所定の情報転送網を介して接続された情報配信システムを制御するための情報配信システムの帯域管理方法において、少なくとも配信先,希望配信スケジュール,配信の優先度及びスケジュールの変更可否に関する情報を含む各送信局からの配信要求に基づいて、各配信要求の内容を反映した情報で構成される配信計画を複数の送信局について作成し、作成した第1の配信計画と重なる時間帯に第2の配信計画が既に登録されていて残りの帯域に十分な空きがない場合には、前記第1の配信計画及び第2の配信計画に含まれている優先度の情報を比較し、第1の配信計画の優先度が第2の配信計画よりも高い場合には、第1の配信計画を優先的に登録して、第2の配信計画の配信スケジュールに修正を加え、登録されている配信計画の配信スケジュールと実時刻とに基づいて、該当する時刻に該当する送信局に対して配信計画に関する通知を送信することを特徴とする。
【0008】
請求項1においては、各送信局からの配信要求に基づいて作成される配信計画に従って複数の送信局の実際の情報配信を集中的に制御するので、複数の送信局の送信スケジュールが重なるのを抑制できる。これにより、システムに要求される帯域を減らすことができる。
また、複数の配信計画の時間帯が重なる場合には、優先度の大小関係に従って優先度の低い配信計画を修正するので、優先度に応じたスケジュールの自動調整が可能である。
【0009】
請求項2は、請求項1の情報配信システムの帯域管理方法において、前記第1の配信計画の優先度が第2の配信計画よりも低く、かつ前記第1の配信計画がスケジュール変更不可である場合には、前記第1の配信計画に対応する送信局に対して、配信要求拒否を通知することを特徴とする。
請求項2においては、各送信局からの配信要求においてスケジュール変更不可であることを明示することにより、希望する時間帯への自動割り当てが不可能な場合には配信要求拒否が送信局に通知されるので、送信局では希望する時間帯の変更などについて検討することができる。
【0010】
請求項3は、請求項1の情報配信システムの帯域管理方法において、各送信局からの配信要求に対して作成した配信計画を登録した場合には、前記配信要求を送出した送信局に対して前記配信計画に関する識別情報を通知することを特徴とする。
請求項3においては、配信要求を送信した送信局では、要求した配信計画の登録が完了したことを認識できる。
【0011】
請求項4は、請求項1の情報配信システムの帯域管理方法において、登録されている配信計画に対応する情報配信の終了に伴って、該当する送信局から終了通知を受け取った場合には、該当する配信計画の登録を抹消することを特徴とする。
【0012】
請求項4においては、各送信局における情報配信が終了した場合に、該当する配信計画の登録が抹消されるので、時間の経過に伴って登録された配信計画の数が増大するのを防止できる。
請求項5は、情報を配信する複数の送信局と、配信される情報を受信する複数の受信局とが所定の情報転送網を介して接続された情報配信システムを制御するためのコンピュータで実行可能なプログラムにおいて、少なくとも配信先,希望配信スケジュール,配信の優先度及びスケジュールの変更可否に関する情報を含む各送信局からの配信要求に基づいて、各配信要求の内容を反映した情報で構成される配信計画を複数の送信局について作成する手順と、作成した第1の配信計画と重なる時間帯に第2の配信計画が既に登録されていて残りの帯域に十分な空きがない場合には、前記第1の配信計画及び第2の配信計画に含まれている優先度の情報を比較し、第1の配信計画の優先度が第2の配信計画よりも高い場合には、第1の配信計画を優先的に登録して、第2の配信計画の配信スケジュールに修正を加える手順と、登録されている配信計画の配信スケジュールと実時刻とに基づいて、該当する時刻に該当する送信局に対して配信計画に関する通知を送信する手順とを設けたことを特徴とする。
【0013】
請求項5のプログラムを所定のコンピュータで実行することにより、請求項1の方法と同様の動作が実現する。
請求項6は、請求項5のプログラムにおいて、前記第1の配信計画の優先度が第2の配信計画よりも低く、かつ前記第1の配信計画がスケジュール変更不可である場合には、前記第1の配信計画に対応する送信局に対して配信要求拒否を通知する手順を更に設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項6のプログラムを所定のコンピュータで実行することにより、請求項2の方法と同様の動作が実現する。
請求項7は、請求項5のプログラムにおいて、各送信局からの配信要求に対して作成した配信計画を登録した場合には、前記配信要求を送出した送信局に対して前記配信計画に関する識別情報を通知する手順を更に設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項7のプログラムを所定のコンピュータで実行することにより、請求項3の方法と同様の動作が実現する。
請求項8は、請求項5のプログラムにおいて、登録されている配信計画に対応する情報配信の終了に伴って、該当する送信局から終了通知を受け取った場合には、該当する配信計画の登録を抹消する手順を更に設けたことを特徴とする。
【0016】
請求項8のプログラムを所定のコンピュータで実行することにより、請求項4の方法と同様の動作が実現する。
請求項9は、請求項5,請求項6,請求項7及び請求項8のいずれかに記載のプログラムを記録した記録媒体である。
請求項9の記録媒体に記録されているプログラムを所定のコンピュータで実行することにより、請求項1〜請求項4の方法と同様の動作が実現する。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の情報配信システムの帯域管理方法及びプログラム並びに記録媒体の1つの実施の形態について、図1〜図7を参照して説明する。この形態は全ての請求項に対応する。
図1は配信計画作成処理を示すフローチャートである。図2は情報配信システムの動作例を示すシーケンス図である。図3は本発明の情報配信システムの動作を示すブロック図である。図4は情報配信システムの構成例を示すブロック図である。図5は帯域の割り当て例を示すタイムチャートである。図6は配信計画の構成例を示す模式図である。図7は配信条件の具体例を示すブロック図である。
【0018】
本発明では、図3に示すように複数の送信局10(A),10(B),10(C),・・・と複数の受信局30(a),30(b),30(c),・・・とが情報転送網15を介して接続された情報配信システムを想定している。また、図3に示すように送信局10(A),10(B),10(C),・・・は回線管理局20と接続されている。回線管理局20には配信計画DB(データベース)21が接続されている。
【0019】
また、この形態では図4に示すように情報転送網15として衛星通信回線を利用する。情報転送網15として衛星通信回線上に確保された帯域16は、複数の送信局10(A),10(B),10(C),・・・で共用される。すなわち、各送信局10は衛星通信回線上の同一の帯域16を用いて受信局30に対するコンテンツなどの情報配信を行う。
【0020】
各送信局10と回線管理局20との間では、衛星通信回線上に確保された帯域17を用いて通信することができる。回線管理局20は、複数の送信局10で共用されている衛星通信回線上の帯域16を時間軸上で一元的に管理しつつ、各送信局10からの配信要求に応じて、管理対象である帯域16の時間軸上の割り当てを実施する。
【0021】
回線管理局20は、全ての送信局10の処理能力,全ての受信局30の処理能力及び状態,衛星回線の状況などを常時把握する。また、回線管理局20はコンテンツ配信対象となる受信局30をグループ毎に区分して、各グループに属する受信局30を管理する。各グループは1つ以上の受信局30で構成される。
回線管理局20が実行する配信計画作成処理の概要は図1に示すとおりであり、システム全体の動作例は図2に示すとおりである。なお、図1に示す処理は回線管理局20内のコンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ)が行う。図1に示す処理に相当するプログラムについては、所定の記録媒体(例えばCD−ROM)から読み込んでもよいし、オンラインで転送して読み込んでもよい。
【0022】
図1及び図2に示す各ステップの内容について、以下に説明する。
コンテンツの配信を行おうとする送信局10は、事前に配信に必要な帯域を予約する必要がある。従って、図2のステップS41では、送信局10(A)は回線管理局20に対して送信要求を送る。
【0023】
この送信要求には、配信計画として、配信対象受信局グループ,配信指定経路,配信開始希望日時,配信所要時間,優先度及び配信日時の変更可否の情報が含まれている。配信計画の具体例については図6に示されている。また、配信計画に含まれる配信条件の具体例は図7に示されている。
送信局10(A)が送出した送信要求は、回線管理局20で受け付けられる(図1のS11)。この場合、回線管理局20では受け付けた送信要求に基づいて、図1に示す処理を実行し配信計画の登録を行う。
【0024】
図1のステップS12では、回線管理局20は受け付けた送信要求から配信計画の情報を抽出する。次のステップS13では、配信計画DB21に既に登録されている配信計画を参照する。
ステップS14では、ステップS12で抽出した配信計画とステップS13で参照した既存の配信計画とを比較して、スケジュールの重複の有無を調べる。そして、ステップS12で抽出した配信計画と時間帯の重なる配信計画が配信計画DB21に既に登録されている場合にはステップS17に進み、時間帯の重なる配信計画がまだ登録されていない場合にはステップS15に進む。
【0025】
ステップS15ではステップS12で抽出した配信計画をそのまま新たな配信計画として配信計画DB21に登録する。登録した配信計画には、それぞれの配信計画を区別するための配信計画識別子を付与する。
ステップS16では、送信要求を送出した送信局10に対して、送信要求応答を通知する。この送信要求応答には、登録した配信計画に付与された配信計画識別子の情報が含まれている。
【0026】
一方、時間帯の重なる配信計画が既に登録されている場合には、ステップS17で、新規計画(S12で抽出した配信計画)と既存計画(時間帯の重複する登録された配信計画)との優先度を比較する。そして、新規計画の優先度が既存計画よりも高い場合にはステップS18に進み、低い場合にはステップS25に進む。
【0027】
ステップS18では重複する既存計画の情報を配信計画DB21から抽出し、次のステップS19でこの既存計画の登録を配信計画DB21上から抹消する。更に、次のステップS20で新規計画の情報を配信計画DB21に新たに登録する。
ステップS21では、送信要求を送出した送信局10に対して、送信要求応答を通知する。この送信要求応答には、登録した配信計画に付与された配信計画識別子の情報が含まれている。
【0028】
ステップS22では、ステップS19で登録を抹消した既存計画の内容を参照し、配信日時の変更可否を調べる。変更可の場合にはステップS23に進み変更不可の場合にはステップS24に進む。
一方、新規計画の優先度が重複する既存計画よりも低く、新規計画を登録できなかった場合には、ステップS25で新規計画の内容を参照し、配信日時の変更可否を調べる。変更可の場合にはステップS23に進み変更不可の場合にはステップS24に進む。
【0029】
ステップS23では、抹消された既存計画又は登録の必要な新規計画について配信時間の再設定を行う。すなわち、現在の配信計画における配信開始日時の前(例えば1時間前)又は後(例えば1時間後)に配信開始日時の内容を変更する。そしてステップS13に戻る。従って、配信開始日時の修正された配信計画について再び登録処理が試みられる。
【0030】
一方、抹消された既存計画又は登録の必要な新規計画における配信日時の変更可否が変更不可の場合には、ステップS24で該当する送信局10に対して送信要求拒否を通知する。該当する配信計画に既に配信計画識別子が付与されている場合には、送信要求拒否には該当する配信計画識別子を含める。
【0031】
図2に示す例では、送信局10(A)がステップS41で送信した送信要求に対して、回線管理局20ではステップS31で配信計画DB21上の既存の配信計画を参照し、重複する既存計画が存在しないか又は既存計画の優先度が低いので、新規計画をステップS32で配信計画DB21に登録する。そして、ステップS33で送信要求応答を通知する。
【0032】
一方、送信局10(B)がステップS42で送信した送信要求に対しては、ステップS34で時間帯の重複する既存計画が存在し、既存計画の優先度が高く、しかも新規計画の配信日時が変更不可であるため、この新規計画は登録されず、ステップS35で送信要求拒否が通知される。
また、回線管理局20においては配信計画DB21に登録されている各配信計画の内容を常時監視するとともに、各配信計画の配信開始日時を現在の日時と比較する。
【0033】
そして、配信開始日時になると、回線管理局20はステップS36で該当する配信計画の送信局10(A)に対して配信開始指示を通知する。この配信開始指示には該当する配信計画に付与された配信計画識別子が含まれている。
配信開始指示を通知された送信局10(A)においては、配信計画識別子から該当する配信計画の内容を把握できるので、ステップS43で該当する配信計画の内容に従ってコンテンツなどの情報配信を開始する。
【0034】
配信計画によって予定された情報配信が終了すると、送信局10(A)はステップS44で終了通知を回線管理局20に送信する。この終了通知には該当する配信計画の配信計画識別子が含まれている。送信局10(A)はこの後で待機状態になる。
回線管理局20では、送信局10からの終了通知を受信すると、ステップS37で終了通知の配信計画識別子に該当する配信計画を配信計画DB21から読み出して配信履歴に追加し、ステップS38で該当する配信計画を配信計画DB21から登録抹消する。
【0035】
この形態では、例えば図5に示すように各タイミングで1つの送信局だけに送信用の帯域を割り当てる場合を想定している。しかし、利用できる帯域が大きい場合には、同じタイミングで複数の送信局に帯域を割り当ててもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の送信局がコンテンツなどの情報を配信するスケジュールが分散するように管理局などにおいて配信計画を一括して管理できるので、帯域や処理能力の無駄をなくし情報配信システムに必要とされる帯域や処理能力を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】配信計画作成処理を示すフローチャートである。
【図2】情報配信システムの動作例を示すシーケンス図である。
【図3】本発明の情報配信システムの動作を示すブロック図である。
【図4】情報配信システムの構成例を示すブロック図である。
【図5】帯域の割り当て例を示すタイムチャートである。
【図6】配信計画の構成例を示す模式図である。
【図7】配信条件の具体例を示すブロック図である。
【図8】従来例の情報配信システムの動作を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 送信局
15 情報転送網
16,17 帯域
20 回線管理局
21 配信計画DB
30 受信局
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報を配信する複数の送信局と、配信される情報を受信する複数の受信局とが所定の情報転送網を介して接続された情報配信システムを制御するために用いる情報配信システムの帯域管理方法及びプログラム並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、画像,音声,文章のような情報を含む様々なコンテンツを複数の送信局から複数の受信局に対して配信しようとする場合には、図8に示すような情報配信システムを用いることが想定される。
すなわち、複数の送信局及び複数の受信局のそれぞれが情報転送網を介して接続される。情報転送網としては、例えば衛星通信回線を用いた通信網が想定される。
【0003】
複数の送信局のそれぞれは、互いに独立してコンテンツの配信(送信)を行う。従って、複数の送信局が同一の受信局に対して同じタイミングでコンテンツの配信を行う場合もある。
複数の送信局から同一の受信局に対して重複するタイミングでコンテンツの配信を行う場合には、複数のコンテンツが同時に情報転送網を通過するので、情報転送網において大きな帯域が必要とされる。すなわち、情報転送網上のデータ転送速度やデータを中継する装置のデータ処理能力が大きいことが要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、図8に示すように3つの送信局(A),送信局(B),送信局(C)から同じ受信局(c)に対して同時にコンテンツを配信する可能性がある場合に、そのような配信を可能にするためには、最大帯域として、送信局(A)が配信するコンテンツに必要とされる帯域と、送信局(B)が配信するコンテンツに必要とされる帯域と、送信局(C)が配信するコンテンツに必要とされる帯域との総和に相当する帯域が情報転送網に要求される。
【0005】
しかしながら、このような最大帯域の処理能力を実現するためには、各送信局から各受信局までの全ての伝送路において、必要とされる帯域を満たす高価な通信設備を設けなければならない。
但し、実際に全ての送信局が同じ受信局に対して同時にコンテンツを配信する時間帯が全運用時間に占める割合は、非常に小さいのが一般的である。
【0006】
従って、最大帯域に合わせて情報配信システムの処理能力(利用可能な帯域)を決定すると、処理能力の無駄が生じる時間帯が大きくなる。
本発明は、情報配信システムに必要とされる処理能力を減らすことが可能な情報配信システムの帯域管理方法及びプログラム並びに記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1は、情報を配信する複数の送信局と、配信される情報を受信する複数の受信局とが所定の情報転送網を介して接続された情報配信システムを制御するための情報配信システムの帯域管理方法において、少なくとも配信先,希望配信スケジュール,配信の優先度及びスケジュールの変更可否に関する情報を含む各送信局からの配信要求に基づいて、各配信要求の内容を反映した情報で構成される配信計画を複数の送信局について作成し、作成した第1の配信計画と重なる時間帯に第2の配信計画が既に登録されていて残りの帯域に十分な空きがない場合には、前記第1の配信計画及び第2の配信計画に含まれている優先度の情報を比較し、第1の配信計画の優先度が第2の配信計画よりも高い場合には、第1の配信計画を優先的に登録して、第2の配信計画の配信スケジュールに修正を加え、登録されている配信計画の配信スケジュールと実時刻とに基づいて、該当する時刻に該当する送信局に対して配信計画に関する通知を送信することを特徴とする。
【0008】
請求項1においては、各送信局からの配信要求に基づいて作成される配信計画に従って複数の送信局の実際の情報配信を集中的に制御するので、複数の送信局の送信スケジュールが重なるのを抑制できる。これにより、システムに要求される帯域を減らすことができる。
また、複数の配信計画の時間帯が重なる場合には、優先度の大小関係に従って優先度の低い配信計画を修正するので、優先度に応じたスケジュールの自動調整が可能である。
【0009】
請求項2は、請求項1の情報配信システムの帯域管理方法において、前記第1の配信計画の優先度が第2の配信計画よりも低く、かつ前記第1の配信計画がスケジュール変更不可である場合には、前記第1の配信計画に対応する送信局に対して、配信要求拒否を通知することを特徴とする。
請求項2においては、各送信局からの配信要求においてスケジュール変更不可であることを明示することにより、希望する時間帯への自動割り当てが不可能な場合には配信要求拒否が送信局に通知されるので、送信局では希望する時間帯の変更などについて検討することができる。
【0010】
請求項3は、請求項1の情報配信システムの帯域管理方法において、各送信局からの配信要求に対して作成した配信計画を登録した場合には、前記配信要求を送出した送信局に対して前記配信計画に関する識別情報を通知することを特徴とする。
請求項3においては、配信要求を送信した送信局では、要求した配信計画の登録が完了したことを認識できる。
【0011】
請求項4は、請求項1の情報配信システムの帯域管理方法において、登録されている配信計画に対応する情報配信の終了に伴って、該当する送信局から終了通知を受け取った場合には、該当する配信計画の登録を抹消することを特徴とする。
【0012】
請求項4においては、各送信局における情報配信が終了した場合に、該当する配信計画の登録が抹消されるので、時間の経過に伴って登録された配信計画の数が増大するのを防止できる。
請求項5は、情報を配信する複数の送信局と、配信される情報を受信する複数の受信局とが所定の情報転送網を介して接続された情報配信システムを制御するためのコンピュータで実行可能なプログラムにおいて、少なくとも配信先,希望配信スケジュール,配信の優先度及びスケジュールの変更可否に関する情報を含む各送信局からの配信要求に基づいて、各配信要求の内容を反映した情報で構成される配信計画を複数の送信局について作成する手順と、作成した第1の配信計画と重なる時間帯に第2の配信計画が既に登録されていて残りの帯域に十分な空きがない場合には、前記第1の配信計画及び第2の配信計画に含まれている優先度の情報を比較し、第1の配信計画の優先度が第2の配信計画よりも高い場合には、第1の配信計画を優先的に登録して、第2の配信計画の配信スケジュールに修正を加える手順と、登録されている配信計画の配信スケジュールと実時刻とに基づいて、該当する時刻に該当する送信局に対して配信計画に関する通知を送信する手順とを設けたことを特徴とする。
【0013】
請求項5のプログラムを所定のコンピュータで実行することにより、請求項1の方法と同様の動作が実現する。
請求項6は、請求項5のプログラムにおいて、前記第1の配信計画の優先度が第2の配信計画よりも低く、かつ前記第1の配信計画がスケジュール変更不可である場合には、前記第1の配信計画に対応する送信局に対して配信要求拒否を通知する手順を更に設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項6のプログラムを所定のコンピュータで実行することにより、請求項2の方法と同様の動作が実現する。
請求項7は、請求項5のプログラムにおいて、各送信局からの配信要求に対して作成した配信計画を登録した場合には、前記配信要求を送出した送信局に対して前記配信計画に関する識別情報を通知する手順を更に設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項7のプログラムを所定のコンピュータで実行することにより、請求項3の方法と同様の動作が実現する。
請求項8は、請求項5のプログラムにおいて、登録されている配信計画に対応する情報配信の終了に伴って、該当する送信局から終了通知を受け取った場合には、該当する配信計画の登録を抹消する手順を更に設けたことを特徴とする。
【0016】
請求項8のプログラムを所定のコンピュータで実行することにより、請求項4の方法と同様の動作が実現する。
請求項9は、請求項5,請求項6,請求項7及び請求項8のいずれかに記載のプログラムを記録した記録媒体である。
請求項9の記録媒体に記録されているプログラムを所定のコンピュータで実行することにより、請求項1〜請求項4の方法と同様の動作が実現する。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の情報配信システムの帯域管理方法及びプログラム並びに記録媒体の1つの実施の形態について、図1〜図7を参照して説明する。この形態は全ての請求項に対応する。
図1は配信計画作成処理を示すフローチャートである。図2は情報配信システムの動作例を示すシーケンス図である。図3は本発明の情報配信システムの動作を示すブロック図である。図4は情報配信システムの構成例を示すブロック図である。図5は帯域の割り当て例を示すタイムチャートである。図6は配信計画の構成例を示す模式図である。図7は配信条件の具体例を示すブロック図である。
【0018】
本発明では、図3に示すように複数の送信局10(A),10(B),10(C),・・・と複数の受信局30(a),30(b),30(c),・・・とが情報転送網15を介して接続された情報配信システムを想定している。また、図3に示すように送信局10(A),10(B),10(C),・・・は回線管理局20と接続されている。回線管理局20には配信計画DB(データベース)21が接続されている。
【0019】
また、この形態では図4に示すように情報転送網15として衛星通信回線を利用する。情報転送網15として衛星通信回線上に確保された帯域16は、複数の送信局10(A),10(B),10(C),・・・で共用される。すなわち、各送信局10は衛星通信回線上の同一の帯域16を用いて受信局30に対するコンテンツなどの情報配信を行う。
【0020】
各送信局10と回線管理局20との間では、衛星通信回線上に確保された帯域17を用いて通信することができる。回線管理局20は、複数の送信局10で共用されている衛星通信回線上の帯域16を時間軸上で一元的に管理しつつ、各送信局10からの配信要求に応じて、管理対象である帯域16の時間軸上の割り当てを実施する。
【0021】
回線管理局20は、全ての送信局10の処理能力,全ての受信局30の処理能力及び状態,衛星回線の状況などを常時把握する。また、回線管理局20はコンテンツ配信対象となる受信局30をグループ毎に区分して、各グループに属する受信局30を管理する。各グループは1つ以上の受信局30で構成される。
回線管理局20が実行する配信計画作成処理の概要は図1に示すとおりであり、システム全体の動作例は図2に示すとおりである。なお、図1に示す処理は回線管理局20内のコンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ)が行う。図1に示す処理に相当するプログラムについては、所定の記録媒体(例えばCD−ROM)から読み込んでもよいし、オンラインで転送して読み込んでもよい。
【0022】
図1及び図2に示す各ステップの内容について、以下に説明する。
コンテンツの配信を行おうとする送信局10は、事前に配信に必要な帯域を予約する必要がある。従って、図2のステップS41では、送信局10(A)は回線管理局20に対して送信要求を送る。
【0023】
この送信要求には、配信計画として、配信対象受信局グループ,配信指定経路,配信開始希望日時,配信所要時間,優先度及び配信日時の変更可否の情報が含まれている。配信計画の具体例については図6に示されている。また、配信計画に含まれる配信条件の具体例は図7に示されている。
送信局10(A)が送出した送信要求は、回線管理局20で受け付けられる(図1のS11)。この場合、回線管理局20では受け付けた送信要求に基づいて、図1に示す処理を実行し配信計画の登録を行う。
【0024】
図1のステップS12では、回線管理局20は受け付けた送信要求から配信計画の情報を抽出する。次のステップS13では、配信計画DB21に既に登録されている配信計画を参照する。
ステップS14では、ステップS12で抽出した配信計画とステップS13で参照した既存の配信計画とを比較して、スケジュールの重複の有無を調べる。そして、ステップS12で抽出した配信計画と時間帯の重なる配信計画が配信計画DB21に既に登録されている場合にはステップS17に進み、時間帯の重なる配信計画がまだ登録されていない場合にはステップS15に進む。
【0025】
ステップS15ではステップS12で抽出した配信計画をそのまま新たな配信計画として配信計画DB21に登録する。登録した配信計画には、それぞれの配信計画を区別するための配信計画識別子を付与する。
ステップS16では、送信要求を送出した送信局10に対して、送信要求応答を通知する。この送信要求応答には、登録した配信計画に付与された配信計画識別子の情報が含まれている。
【0026】
一方、時間帯の重なる配信計画が既に登録されている場合には、ステップS17で、新規計画(S12で抽出した配信計画)と既存計画(時間帯の重複する登録された配信計画)との優先度を比較する。そして、新規計画の優先度が既存計画よりも高い場合にはステップS18に進み、低い場合にはステップS25に進む。
【0027】
ステップS18では重複する既存計画の情報を配信計画DB21から抽出し、次のステップS19でこの既存計画の登録を配信計画DB21上から抹消する。更に、次のステップS20で新規計画の情報を配信計画DB21に新たに登録する。
ステップS21では、送信要求を送出した送信局10に対して、送信要求応答を通知する。この送信要求応答には、登録した配信計画に付与された配信計画識別子の情報が含まれている。
【0028】
ステップS22では、ステップS19で登録を抹消した既存計画の内容を参照し、配信日時の変更可否を調べる。変更可の場合にはステップS23に進み変更不可の場合にはステップS24に進む。
一方、新規計画の優先度が重複する既存計画よりも低く、新規計画を登録できなかった場合には、ステップS25で新規計画の内容を参照し、配信日時の変更可否を調べる。変更可の場合にはステップS23に進み変更不可の場合にはステップS24に進む。
【0029】
ステップS23では、抹消された既存計画又は登録の必要な新規計画について配信時間の再設定を行う。すなわち、現在の配信計画における配信開始日時の前(例えば1時間前)又は後(例えば1時間後)に配信開始日時の内容を変更する。そしてステップS13に戻る。従って、配信開始日時の修正された配信計画について再び登録処理が試みられる。
【0030】
一方、抹消された既存計画又は登録の必要な新規計画における配信日時の変更可否が変更不可の場合には、ステップS24で該当する送信局10に対して送信要求拒否を通知する。該当する配信計画に既に配信計画識別子が付与されている場合には、送信要求拒否には該当する配信計画識別子を含める。
【0031】
図2に示す例では、送信局10(A)がステップS41で送信した送信要求に対して、回線管理局20ではステップS31で配信計画DB21上の既存の配信計画を参照し、重複する既存計画が存在しないか又は既存計画の優先度が低いので、新規計画をステップS32で配信計画DB21に登録する。そして、ステップS33で送信要求応答を通知する。
【0032】
一方、送信局10(B)がステップS42で送信した送信要求に対しては、ステップS34で時間帯の重複する既存計画が存在し、既存計画の優先度が高く、しかも新規計画の配信日時が変更不可であるため、この新規計画は登録されず、ステップS35で送信要求拒否が通知される。
また、回線管理局20においては配信計画DB21に登録されている各配信計画の内容を常時監視するとともに、各配信計画の配信開始日時を現在の日時と比較する。
【0033】
そして、配信開始日時になると、回線管理局20はステップS36で該当する配信計画の送信局10(A)に対して配信開始指示を通知する。この配信開始指示には該当する配信計画に付与された配信計画識別子が含まれている。
配信開始指示を通知された送信局10(A)においては、配信計画識別子から該当する配信計画の内容を把握できるので、ステップS43で該当する配信計画の内容に従ってコンテンツなどの情報配信を開始する。
【0034】
配信計画によって予定された情報配信が終了すると、送信局10(A)はステップS44で終了通知を回線管理局20に送信する。この終了通知には該当する配信計画の配信計画識別子が含まれている。送信局10(A)はこの後で待機状態になる。
回線管理局20では、送信局10からの終了通知を受信すると、ステップS37で終了通知の配信計画識別子に該当する配信計画を配信計画DB21から読み出して配信履歴に追加し、ステップS38で該当する配信計画を配信計画DB21から登録抹消する。
【0035】
この形態では、例えば図5に示すように各タイミングで1つの送信局だけに送信用の帯域を割り当てる場合を想定している。しかし、利用できる帯域が大きい場合には、同じタイミングで複数の送信局に帯域を割り当ててもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の送信局がコンテンツなどの情報を配信するスケジュールが分散するように管理局などにおいて配信計画を一括して管理できるので、帯域や処理能力の無駄をなくし情報配信システムに必要とされる帯域や処理能力を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】配信計画作成処理を示すフローチャートである。
【図2】情報配信システムの動作例を示すシーケンス図である。
【図3】本発明の情報配信システムの動作を示すブロック図である。
【図4】情報配信システムの構成例を示すブロック図である。
【図5】帯域の割り当て例を示すタイムチャートである。
【図6】配信計画の構成例を示す模式図である。
【図7】配信条件の具体例を示すブロック図である。
【図8】従来例の情報配信システムの動作を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 送信局
15 情報転送網
16,17 帯域
20 回線管理局
21 配信計画DB
30 受信局
Claims (9)
- 情報を配信する複数の送信局と、配信される情報を受信する複数の受信局とが所定の情報転送網を介して接続された情報配信システムを制御するための情報配信システムの帯域管理方法において、
少なくとも配信先,希望配信スケジュール,配信の優先度及びスケジュールの変更可否に関する情報を含む各送信局からの配信要求に基づいて、各配信要求の内容を反映した情報で構成される配信計画を複数の送信局について作成し、
作成した第1の配信計画と重なる時間帯に第2の配信計画が既に登録されていて残りの帯域に十分な空きがない場合には、前記第1の配信計画及び第2の配信計画に含まれている優先度の情報を比較し、第1の配信計画の優先度が第2の配信計画よりも高い場合には、第1の配信計画を優先的に登録して、第2の配信計画の配信スケジュールに修正を加え、
登録されている配信計画の配信スケジュールと実時刻とに基づいて、該当する時刻に該当する送信局に対して配信計画に関する通知を送信する
ことを特徴とする情報配信システムの帯域管理方法。 - 請求項1の情報配信システムの帯域管理方法において、
前記第1の配信計画の優先度が第2の配信計画よりも低く、かつ前記第1の配信計画がスケジュール変更不可である場合には、前記第1の配信計画に対応する送信局に対して、配信要求拒否を通知する
ことを特徴とする情報配信システムの帯域管理方法。 - 請求項1の情報配信システムの帯域管理方法において、
各送信局からの配信要求に対して作成した配信計画を登録した場合には、前記配信要求を送出した送信局に対して前記配信計画に関する識別情報を通知する
ことを特徴とする情報配信システムの帯域管理方法。 - 請求項1の情報配信システムの帯域管理方法において、
登録されている配信計画に対応する情報配信の終了に伴って、該当する送信局から終了通知を受け取った場合には、該当する配信計画の登録を抹消する
ことを特徴とする情報配信システムの帯域管理方法。 - 情報を配信する複数の送信局と、配信される情報を受信する複数の受信局とが所定の情報転送網を介して接続された情報配信システムを制御するためのコンピュータで実行可能なプログラムにおいて、
少なくとも配信先,希望配信スケジュール,配信の優先度及びスケジュールの変更可否に関する情報を含む各送信局からの配信要求に基づいて、各配信要求の内容を反映した情報で構成される配信計画を複数の送信局について作成する手順と、
作成した第1の配信計画と重なる時間帯に第2の配信計画が既に登録されていて残りの帯域に十分な空きがない場合には、前記第1の配信計画及び第2の配信計画に含まれている優先度の情報を比較し、第1の配信計画の優先度が第2の配信計画よりも高い場合には、第1の配信計画を優先的に登録して、第2の配信計画の配信スケジュールに修正を加える手順と、
登録されている配信計画の配信スケジュールと実時刻とに基づいて、該当する時刻に該当する送信局に対して配信計画に関する通知を送信する手順と
を設けたことを特徴とするプログラム。 - 請求項5のプログラムにおいて、
前記第1の配信計画の優先度が第2の配信計画よりも低く、かつ前記第1の配信計画がスケジュール変更不可である場合には、前記第1の配信計画に対応する送信局に対して配信要求拒否を通知する手順
を更に設けたことを特徴とするプログラム。 - 請求項5のプログラムにおいて、
各送信局からの配信要求に対して作成した配信計画を登録した場合には、前記配信要求を送出した送信局に対して前記配信計画に関する識別情報を通知する手順
を更に設けたことを特徴とするプログラム。 - 請求項5のプログラムにおいて、
登録されている配信計画に対応する情報配信の終了に伴って、該当する送信局から終了通知を受け取った場合には、該当する配信計画の登録を抹消する手順
を更に設けたことを特徴とするプログラム。 - 請求項5,請求項6,請求項7及び請求項8のいずれかに記載のプログラムを記録した記録媒体。
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