JP2004007151A - ルータとそれに接続されるddnsクライアント端末、及びddnsシステム - Google Patents

ルータとそれに接続されるddnsクライアント端末、及びddnsシステム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、動的にグローバルIPアドレスを割り当てられたときの通信負荷を低減し、DDNSサーバの処理の負荷を低減できるルータ、DDNSクライアント端末及びDDNSシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のルータは、グローバルIPアドレスが割り当てられたとき、格納されたグローバルIPアドレスと一致しているか否かを判断するルータアドレス管理手段と、不一致の場合にIPアドレス変化通知をDDNSクライアント端末に通知するアドレス変化通知部を備え、DDNSクライアント端末は、ルータから送信されたアドレス変化通知からグローバルIPアドレスを取り出すIPアドレス取得手段と、取り出したグローバルIPアドレスでIPアドレス変更通知を構成してDDNSサーバに通知するDDNS管理手段を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グローバルIPアドレスに変化があったことを検出するルータと、このルータに接続されたDDNS(Dynamic Domain Name System)クライアント端末、及びこれらから構成されたDDNSシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネットの普及には目を見張るものがあり、インターネット上のサーバに多種多様のWebページが登録され、インターネットの利用者は、さまざまな情報をより簡単にかつ迅速に入手することが可能となっている。
【0003】
例えばインターネット上のウェブサーバにアクセスするには、そのウェブサーバのグローバルIPアドレスを指定してアクセスする必要がある。しかしながら、このグローバルIPアドレスは利用者に理解しにくいため、一般にドメイン名が利用されている。ドメイン名は、DNSサーバがサーバ等の機器のホスト名(ドメイン名)とグローバルIPアドレスの関連付け(マッピング)することにより、管理されるものであり、一般にサーバ等の機器からDNSサーバにグローバルIPアドレスとホスト名とを通知することによりDNSサーバで登録及び管理される。
【0004】
ここで、このようにDNSサーバに登録されたサーバ装置にドメイン名を用いてアクセスする場合の動作について説明する。アクセスに使用する装置のブラウザ手段にドメイン名を入力すると、DNSサーバに対し、そのドメイン名に対応するグローバルIPアドレスの問い合わせが行われる。問い合わせを受けたDNSサーバは、対応するグローバルIPアドレスをアクセス元のブラウザ手段へ返送し、これを受信したブラウザ手段がこのグローバルIPアドレスを用いることによりサーバ装置との通信が可能となる。
【0005】
一方、グローバルIPアドレスは、ISP等により付与されるものであり、ISPのクライアントに固定的に割り当てられるものと動的に割り当てられるものが存在する。一般に、限られたグローバルIPアドレスをより多くのクライアントに割り当てるために、動的にグローバルIPアドレスを割り当てることが多い。このように動的にグローバルIPアドレスを割り当てる手段としてDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)がある。
【0006】
このDHCPの機能は、DHCPクライアントが、ネットワーク接続時や電源ON時にDHCPサーバにグローバルIPアドレスの割り当てを要求することにより、DHCPクライアントがDHCPサーバからグローバルIPアドレスの割り当てを受けるものである。また、このグローバルIPアドレスはDHCPサーバから一定期間を指定して割り当てられるものであり、DHCPクライアントから再度の割り当て要求がなければ、DHCPクライアントのグローバルIPアドレスの割り当ては消滅する。一般的にDHCPクライアントは、ネットワークに接続している限りDHCPサーバから通知されたグローバルIPアドレスの有効期間内に再度グローバルIPアドレスの割り当て要求を行うため、DHCPクライアントのグローバルIPアドレスが消滅することはないが、電源をOFFした場合やネットワークから接続を切断した場合には、一旦付与されたグローバルIPアドレスが消滅し、再度グローバルIPアドレスの割り当て要求を行う必要があり、この場合に前回取得したグローバルIPアドレスと異なるグローバルIPアドレスが割り当てられることがある。更に、DHCPサーバによっては再度の割り当て要求をしても必ずしも同一のグローバルIPアドレスの割り当てを行わない場合もある。従って、このようにグローバルIPアドレスが動的に変動するDHCPクライアントに対しては、固定的なDNSでは対応できない。
【0007】
そこで、近年DDNSを用いて動的に変動するグローバルIPアドレスとホスト名とを管理することが行われている。DDNSにおいては、クライアントから定期的にグローバルIPアドレスやドメイン名等を通知することにより、DDNSサーバにおいてその登録管理をするものである。これにより、従来のDNSとDHCPを使う場合に起こった割り当ての実態と登録内容との間の不一致を回避させている。
【0008】
とくにルータを介して接続されるDDNSクライアントの場合は、ルータの配下に置かれて管理されるため、ルータがグローバルIPアドレスを取得しても、DDNSクライアントはルータのグローバルIPアドレスを知ることができない。そこで、DDNSクライアントはIPアドレスの更新要求を定期的に行って、DDNSサーバにグローバルIPアドレスやドメイン名等の登録請求をしていた。
【0009】
しかし、グローバルIPアドレスが動的に変更されるといってもそれほど頻繁ではなく、グローバルIPアドレスがDDNSサーバに定期的に通知されても、多くは登録内容の書き換えに結びつくことは少なかった。従って更新通知の多くは変更を伴わない形式的な通知にすぎず、いわば内容のない通知で通信負荷の増大と、DDNSサーバ5の処理の負荷を増大させる結果を招いていた。そこで以下、従来のDDNSシステムの説明を行う。図6はDDNSシステムのIPパケット構成図、図7は従来のルータ接続した端末を有すDDNSシステムの構成図、図8は従来のDDNSにおけるIPアドレス更新時のタイムチャートである。図7において、1はインターネット、2’は端末、3’はインターネット1に接続されドメイン内の窓口となるウェブサーバやメールサーバ等のサーバ、4はサーバ3’のドメイン内で端末2等にグローバルIPアドレスを割り当てるDHCPサーバ、5は端末2’からのアクセスでアクセス先ドメイン名をグローバルIPアドレスに変換するDDNSサーバである。6a,6bは映像を撮影して送る撮像端末、7はルータ、7aはルータ7の管理テーブル、8はDNSサーバである。
【0010】
この従来のDDNSシステムにおいて、DDNSサーバに対するグローバルIPアドレス更新の流れについて以下説明する。図8において、ルータ7に対して時間tにDHCPサーバ4が「222.111」〜「222.555」の中からグローバルIPアドレス「222.222」を割り当てる。このとき、ルータ7に接続された撮像端末6a,6bはこれを知ることができない。このため従来撮像端末6a,6bは予め設定した更新時間に従って、定期的に更新通知をDDNSサーバ5に通知する。
【0011】
図8において、時間tに撮像端末6aが、図6に示すIPヘッダに、例えば送信元IPアドレスにローカルIPアドレス「camera1」、宛先IPアドレスにDDNSサーバーのグローバルIP「555.111」をセットしてルータ7にHTTPを用いて送信する。なお、このときHTTPのデータとして認証情報と撮像端末6aのポート番号がセットされる。ルータ7では、送信元IPアドレス「camera1」を自分のグローバルIPアドレス「222.222」、に交換してDDNSサーバ5に送信する。
【0012】
これを受信したDDNSサーバ5はこの更新通知を受信し、撮像端末6aのグローバルIPアドレス「222.222」とHTTPデータ域からポート番号「800」を取り出し、管理テーブル5a内に格納されているこれらのデータと比較して書き換えの必要がないことを知り、履歴情報は残して更新処理を終了する。
【0013】
同様に、時間tに撮像端末6bが、TCPヘッダのIPヘッダの送信元IPアドレスに、例えばローカルIPアドレス「camera2」、宛先IPアドレスにDDNSのグローバルIPアドレス「555.111」をまたHTTPのPOSTデータの引数に自分のHTTPポート番号「8000」をセットしてルータ7に送信する。ルータ7では、送信元IPアドレスを「camera2」を自分のグローバルIPアドレス「222.222」に交換しHTTPパケットをDDNSサーバ5に送信するこれを受信したDDNSサーバ5は、撮像端末6bのグローバルIPアドレス「222.222」とポート番号「8000」を取り出し、管理テーブル5a内に格納されているこれらのデータと比較して書き換えがないことを知り、履歴情報は残して更新処理を終了する。設定した時間tになると、撮像端末6aが時間tと同様の更新処理を行う。また、時間tには、撮像端末6aが時間tと同様の更新処理を行う。
【0014】
次いで時間tに、DHCPサーバ4がルータ7に対して「222.111」〜「222.555」の中からグローバルIPアドレス「222.111」を割り当てる。これにより、ルータ7のグローバルIPアドレスは「222.111」となり、ルータ7の管理テーブルには自身のグローバルIPアドレス「222.111」が登録される。
【0015】
時間t後の設定時間tがくると、撮像端末6aが、IPヘッダに、例えば送信元IPアドレスにローカルIPアドレス「camera1」、宛先IPアドレスにDDNSサーバーのグローバルIP「555.111」をセットしてルータ7にHTTPを用いて送信する。なお、このときHTTPのデータとして認証情報と撮像端末6aのポート番号がセットされる。ルータ7では、送信元IPアドレス「camera1」を自分のグローバルIPアドレス「222.222」、に交換してDDNSサーバ5に送信する。これを受信したDDNSサーバ5は、撮像端末6aのグローバルIPアドレス「222.111」とポート番号「800」を取り出し、管理テーブル5a内の撮像端末6aのグローバルIPアドレスを「222.222」から「222.111」に書き換える。
【0016】
同じく、時間tに撮像端末6bが、送信元IPアドレスにローカルIPアドレス「camera2」、宛先IPアドレスにDDNSサーバーのグローバルIPアドレス「555.111」、HTTPのPOSTメソッドの引数に自HTTPポート番号「8000」をセットしてルータ7に送信する。ルータ7では、送信元IPアドレス「camera2」を自分のグローバルIPアドレス「222.111」に交換し、DDNSサーバ5に送信する。これを受信したDDNSサーバ5は、撮像端末6bのグローバルIPアドレス「222.111」とポート番号「8000」を取り出し、管理テーブル5a内の撮像端末6bのグローバルIPアドレスを「222.222」から「222.111」に書き換える。
【0017】
この後、例えば時間t10と時間t11に、撮像端末6aと撮像端末6bのそれぞれから更新通知がDDNSサーバ5に送信されるまで、予め設定された時間通りに更新通知が送信される。この間、DDNSサーバ5の管理テーブル5aが書き換えられることはない。再び時間t12に、DHCPサーバ4がルータ7に対して「222.111」〜「222.555」の中からグローバルIPアドレス「222.444」を割り当てる。これにより、ルータ7のグローバルIPアドレスは「222.444」となり、ルータ7の管理テーブルには自身のグローバルIPアドレス「222.444」が登録され、t,t以降の手順が繰り返される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、図7に示すように従来のDDNSシステムにおいては、DDNSサーバ5に対して更新通知がt〜t、t〜t11に定期的に通知されても、このt、t、t〜t11に通知した更新通知は管理テーブル5aの登録内容を書き換える必要がないものであった。しかし、ルータ7が新しいグローバルIPアドレスを取得したとき、撮像端末6a,6bがこれを知ることができない以上、撮像端末6a,6bからの定期的な更新通知を行うのを止めることはできない。もしこれを止めると、DDNSサーバ5の管理テーブル5aのグローバルIPアドレスが更新されず、インターネット1を介して端末2’から例えば撮像端末6aにアクセスすることが不可能になる。
【0019】
すなわち、例えば時間tに定期的な更新通知が行われていないと、管理テーブル5aのグローバルIPアドレスは「222.111」に更新されず、「222.222」のままである。この状態で、時間tに端末2’から撮像端末6aのドメイン名でアクセスすると、先ずDNSサーバ8にグローバルIPアドレスの問い合わせを行う。問い合わせを受けたDNSサーバ8は、DDNSサーバ5に対し、端末2’からの問い合わせがあった撮像端末6aのグローバルIPアドレスを問い合わせる。DDNSサーバ5は、端末管理テーブル5aを参照して、ドメイン名からIPアドレス「222.222」を取り出す。しかし、撮像端末6aのグローバルIPアドレスは既に「222.111」に変更されており、端末2’がDDNSサーバ5の回答に基づいて「222.222」にアクセスしても、撮像端末6aにはアクセスできないことになる。
【0020】
これからも分かるように、撮像端末6a,6bからの定期的な更新通知を止めることはできない。そして、更新通知の大多数を占める書き換えを伴わない通知は、撮像端末6a,6bからDDNSサーバ5への通信負荷を増大させるし、この通知を受けたDDNSサーバ5が通知のたびごとに、グローバルIPアドレスを取り出し、管理テーブル5aを書き換える処理を行うため、DDNSサーバ5の負荷を増大させていた。
【0021】
そこで本発明は、動的にグローバルIPアドレスを割り当てられ、DDNSクライアント端末とDDNSサーバ間の通信負荷を低減し、DDNSサーバの処理の負荷を低減できるルータを提供することを目的とする。
【0022】
また本発明は、動的にグローバルIPアドレスを割り当てられるルータに接続されたとき、定期的に更新通知をDDNSサーバに通知することなく通信負荷を低減し、DDNSサーバの負荷を低減できるDDNSクライアント端末を提供することを目的とする。
【0023】
そして本発明は、動的にグローバルIPアドレスの割り当てが行われ、DDNSクライアント端末とDDNSサーバ間の通信負荷を低減し、DDNSサーバの処理の負荷を低減できるDDNSシステムを提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために本発明のルータは、自分のグローバルIPアドレスとDDNSクライアント端末のポート番号を格納した管理テーブルと、グローバルIPアドレスが割り当てられたとき、該グローバルIPアドレスと管理テーブルに格納されたグローバルIPアドレスが一致しているか否かを判断するルータアドレス管理手段と、ルータアドレス管理手段が不一致と判断した場合、IPアドレス変化通知をDDNSクライアント端末に通知するアドレス変化通知部を備え、動的割り当てによりグローバルIPアドレスに変化があったことを検出し、接続処理を行うDDNSクライアント端末に通知することを特徴とする。
【0025】
これにより、動的にグローバルIPアドレスを割り当てられ、DDNSクライアント端末とDDNSサーバ間の通信負荷を低減し、DDNSサーバの処理の負荷を低減できる。
【0026】
また、本発明のDDNSクライアント端末は、DDNSサーバのグローバルIPアドレスとポート番号を格納したDDNS管理テーブルと、ルータから送信されたアドレス変化通知からグローバルIPアドレスを取り出すIPアドレス取得手段と、取り出したグローバルIPアドレスでIPアドレス変更通知を構成してDDNSサーバに通知するDDNS管理手段を備えたことを特徴とする。
【0027】
これにより、動的にグローバルIPアドレスを割り当てられるルータに接続されたとき、定期的に更新通知をDDNSサーバに通知することなく通信負荷を低減し、DDNSサーバの負荷を低減できる。
【0028】
さらに本発明DDNSシステムは、インターネットに接続され動的にグローバルIPアドレスを割り当てるDHCPサーバと、インターネットに接続され動的に変動するグローバルIPアドレスを管理するDDNSサーバと、上述のルータと、上述のDDNSクライアント端末を備えたことを特徴とする。
【0029】
これにより、動的にグローバルIPアドレスの割り当てが行われ、DDNSクライアント端末とDDNSサーバ間の通信負荷を低減し、DDNSサーバの処理の負荷を低減できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、インターネットに接続されるとともに動的にグローバルIPアドレスが割り当てられ、配下にDDNSクライアント端末が接続されたルータであって、自分のグローバルIPアドレスとDDNSクライアント端末のポート番号を格納した管理テーブルと、グローバルIPアドレスが割り当てられたとき、該グローバルIPアドレスと管理テーブルに格納されたグローバルIPアドレスが一致しているか否かを判断するルータアドレス管理手段と、ルータアドレス管理手段が不一致と判断した場合、IPアドレス変化通知をDDNSクライアント端末に通知するアドレス変化通知部を備え、動的割り当てによりグローバルIPアドレスに変化があったことを検出し、接続処理を行うDDNSクライアント端末に通知することを特徴とするルータであり、動的にグローバルIPアドレスを割り当てられたとき、グローバルIPアドレスの変化を検出してDDNSクライアント端末に通知することができ、定期的に行われる更新通知をなくし、これによってネットワークの通信負荷を低減することができる。さらに、定期的に行われる更新通知をなくすことにより、DDNSサーバで行う処理の負荷を低減することができる。
【0031】
本発明の請求項2記載の発明は、IPアドレス変化通知には、DHCPサーバによって割り当てられたグローバルIPアドレスが格納されていることを特徴とする請求項1記載のルータであり、格納されたグローバルIPアドレスを取り出すことで、定期的に更新通知を通知する必要がなくなる。
【0032】
本発明の請求項3記載の発明は、IPアドレス変化通知がHTTPで作成され、HTTPヘッダに取り出し命令が書かれていることを特徴とする請求項2記載のルータであり、HTTPヘッダの取り出し命令でグローバルIPアドレスを取り出すため、CGI等でグローバルIPアドレスを取り出すことができる。
【0033】
本発明の請求項4記載の発明は、インターネットに接続されるとともに動的にグローバルIPアドレスが割り当てられるルータに接続されたDDNSクライアント端末であって、DDNSサーバのグローバルIPアドレスを格納したDDNS管理テーブルと、ルータから送信されたアドレス変化通知からグローバルIPアドレスを取り出すIPアドレス取得手段と、取り出したグローバルIPアドレスでIPアドレス変更通知を構成してDDNSサーバに通知するDDNS管理手段を備えたことを特徴とするDDNSクライアント端末であり、ルータから送信されたアドレス変化通知からIPアドレス取得手段がグローバルIPアドレスを取り出すことができ、グローバルIPアドレスを割り当てられたときだけIPアドレス変更通知をDDNSサーバに送信できる。これにより定期的に更新通知をDDNSサーバに通知することがないから、ネットワークの通信負荷を低減し、DDNSサーバの負荷を低減できる。
【0034】
本発明の請求項5記載の発明は、IPアドレス変化通知がHTTPで作成され、HTTPヘッダに収められた取り出し命令によってIPアドレス取得手段が起動されることを特徴とする請求項4記載のDDNSクライアント端末であり、HTTPヘッダの取り出し命令でグローバルIPアドレスを取り出すため、CGI等でIPアドレス取得手段を構成することができる。
【0035】
本発明の請求項6記載の発明は、インターネットに接続され動的にグローバルIPアドレスを割り当てるDHCPサーバと、インターネットに接続され動的に変動するグローバルIPアドレスを管理するDDNSサーバと、請求項1〜3のいずれかに記載のルータと、請求項4または5記載のDDNSクライアント端末を備えたことを特徴とするDDNSシステムであり、動的にグローバルIPアドレスの割り当てることができ、ネットワーク上の通信負荷を低減し、DDNSサーバが行う処理の負荷を低減できる。
【0036】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1におけるルータ、DDNSクライアント端末及びこれらとDDNSサーバ、DHCPサーバとからなるDDNSシステムについて説明する。図1は本発明の実施の形態1におけるDDNSシステムの構成図、図2(a)は本発明の実施の形態1におけるDDNSクライアント端末としての端末の構成図、図2(b)は本発明の実施の形態1におけるDDNSサーバの構成図、図2(c)は本発明の実施の形態1におけるDDNSクライアント端末としての撮像端末の構成図、図2(d)は本発明の実施の形態1におけるルータの構成図、図3(a)は本発明の実施の形態1におけるDDNSサーバの端末管理テーブル図、図3(b)は本発明の実施の形態1におけるルータの管理テーブル図、図3(c)は本発明の実施の形態1における撮像端末のDDNS管理テーブル図、図4は本発明の実施の形態1におけるDDNSサーバの更新処理フローチャートである。
【0037】
図1において、1はインターネット、2,2’は端末、3,3’はインターネット1に接続されドメイン内の窓口となるウェブサーバやメールサーバ等のサーバ、4はサーバ3のドメイン内で端末2等にグローバルIPアドレスを割り当てるDHCPサーバ、5は端末2,2’からのアクセスでアクセス先ドメイン名をグローバルIPアドレスに変換するDDNSサーバである。6a,6bは映像を撮影して送る撮像端末、7はルータ、74は後述する管理テーブル、8はDNSサーバである。また26’は端末2’のブラウザ手段である。
【0038】
そこで、以下、端末2,2’、DDNSサーバ5、撮像端末6a,6b、ルータ7の詳細な構成の説明を行う。先ず、端末2,2’の構成は図2(a)に示す通りであり、21は中央処理装置からなり制御プログラムをロードして各種制御機能を果たす端末2の制御部、22はDDNSのためのクライアント側処理を行うDDNS管理手段、23は制御部21を構成する中央処理装置の制御プログラム等を格納したメモリ、24はメモリ23に設けられた認証情報、ドメイン名、グローバルIPアドレス、ポート番号及び更新期間情報を格納したDDNS管理テーブル、25は通信のための入出力制御を行う入出力制御部、26はHTTPで通信しウェブページ等HTML文書を閲覧できるブラウザ手段である。DDNS管理手段22は、DDNS管理テーブル24に登録のあった認証情報、ドメイン名、グローバルIPアドレス、ポート番号を格納するとともに、DDNSサーバ5に対してIPアドレス変更通知を送るものである。
【0039】
またDDNSサーバ5の構成は図2(b)に示す通りであり、51は中央処理装置からなり制御プログラムをロードして各種制御機能を果たすDDNSサーバ5の制御部、52はDDNSのためのサーバ側処理を行う端末管理部、53は制御部51を構成する中央処理装置の制御プログラム等を格納したメモリ、54はメモリ53に設けられた認証情報、ドメイン名、グローバルIPアドレス及びポート番号を格納した端末管理テーブル、55は入出力通信制御を行う入出力制御部である。端末管理部52は、端末管理テーブル54に認証情報、ドメイン名、グローバルIPアドレス及びポート番号を格納し、DDNSクライアント端末からのIPアドレス変更通知があると、書き換え処理を行う。また、ドメイン名としてはサブドメイン名まで含めて(以下、ドメイン名だけのもの及びサブドメイン名まで含むもの両者あわせてドメイン名という)グローバルIPアドレスを管理する。
【0040】
さらに撮像端末6a,6bの構成は図2(c)に示す通りであり、61は中央処理装置からなり制御プログラムをロードして各種制御機能を果たす撮像端末6a,6bの制御部、62はDDNSのためのクライアント側処理を行うDDNS管理手段、63は制御部61を構成する中央処理装置の制御プログラム等を格納したメモリ、64はメモリ63に設けられた認証情報、ドメイン名、グローバルIPアドレス、ポート番号を格納したDDNS管理テーブル、65は通信のための入出力制御を行う入出力制御部、66はカメラを駆動して映像を撮るためアングルを変えたりフォーカスを変えたりするカメラ駆動部、67はウェブサーバ部である。また68は、DHCPサーバ4がルータ7に対してグローバルIPアドレスを新しく割り当てたとき、後述するルータ7のアドレス変化通知部76からのIPアドレス変化通知を受け取り、新しく割り当てられたグローバルIPアドレスを取り出すIPアドレス取得手段である。このIPアドレス取得手段68は、HTTPで送られたIPアドレス変化通知の中のHTTPヘッダに含まれた起動命令(本発明の取り出し命令)で起動されるCGI等で構成される。なお、インターネット1上での撮像端末6a,6bのグローバルIPアドレスは、ルータ7とともにすべて共通のグローバルIPアドレスとなる。撮像端末6a,6bは、インターネット1を介して他のユーザの装置等からのカメラ制御要求に従ってカメラ駆動部66を制御し、映像を撮ってデータをユーザの端末等に送るものであり、撮像端末6a,6bごとそれぞれ別のユーザが利用することができることが望まれる。従って、撮像端末6a,6bごとに外部からアクセスできるようにする必要がある。撮像端末6a,6bごとの外部からアクセスは、これらのグローバルIPアドレスに加えポート番号を指定することによりルータ7のポートフォワード機能若しくは静的IPマスカレード機能によって撮像端末6a,6bごとにアクセスが可能となる。
【0041】
そして、ルータ7の構成は図2(d)に示す通りであり、71はルータ全体を制御するルータの制御部、72はルータ7のグローバルIPアドレスに変更があったときアドレス管理を行うルータアドレス管理手段、73は制御部71を構成する制御プログラムを格納したメモリ、74はメモリ73に設けられた認証情報、ローカルIPアドレス、グローバルIPアドレス、ポート番号、更新履歴等を格納した管理テーブル、75は通信のための入出力制御を行う接続処理部、76はDHCPサーバ4から新しくグローバルIPアドレスを割り当てられたとき撮像端末6a,6bに通知するアドレス変化通知部である。
【0042】
続いて、以上説明したDDNSサーバ5に設けた端末管理テーブル54と端末管理部52について詳述する。図3(a)は端末管理テーブル54の内容を示しており、54は端末管理テーブル54に格納されアクセスがあったとき正規のアクセスであるか否かを認証する認証情報、54はドメイン名、54はドメインのグローバルIPアドレス、54は端末のポート番号である。
【0043】
この認証情報54としては、プライバシー保護を図りたい機器のMACアドレスを利用するのが安全でしかも簡単に行え好適である。MACアドレスはその製品固有の値であり、メーカーコード、製品番号からなっており、唯一の番号である。図3の場合、撮像端末6a,6b、端末2の各MACアドレス「11:22:33:44:55:66」「22:33:44:55:66:77」「22:33:44:55:66:77:88」を認証情報54として利用している。これらは送信時、HTTPのPOSTメソッドの引数に書き込まれて送信され、予め格納されている認証情報54と突き合わされて正規のアクセスであるか否かが判断される。なお、認証情報としては他の情報でも構わない。
【0044】
実施の形態1のドメイン名54はDDNSサーバ5によって自動的にまたはDDNSサーバ利用者の入力により登録されたドメイン名であり、サブドメインを含んだ「11.xx.ne.jp」等のドメイン名が撮像端末6a、6b、端末2ごとに各々関連付けられて格納されている。グローバルIPアドレス54は、DHCPサーバ4によって動的に割り当てられる。例えばルータ7とこれに接続された配下の撮像端末6a,6bのグローバルIPアドレス54は共通の「222.222」が動的に割り当てられる。なお、DHCPサーバ4は、例えば「222.111」〜「222.555」の中から1つを選んで要求のあった各機器にグローバルIPアドレス54を割り当てる。DDNSサーバ5のグローバルIPアドレスは「555.111」であり、端末2bのグローバルIPアドレスは「111.222」である。
【0045】
ポート番号54は、撮像端末6a,6bや端末2のプログラムに対してそれぞれ「800」「8000」「888」が割り当てられる。DDNSサーバ5、ルータ7には「1000」「1001」が割り当てられる。これらのポート番号は、異なるドメイン名に同一のグローバルIPアドレスを割り当てる場合においても、動的なグローバルIPアドレスの割り当てによる不具合の発生を防止するために使用される。すなわち、同一のグローバルIPアドレスを有する撮像端末6a,6b及びルータ7に対し、それぞれ異なるホスト名を割り当てた場合にでも、それぞれ異なるポート番号である場合に限りその割り当てを行うことができる。これによりグローバルIPアドレスとポート番号の組合せが同一である装置の重複登録を排除でき、インターネット上からグローバルIPアドレスとポート番号の組合せによりアクセスする限りにおいては、DDNSサーバ5には重複した登録が存在しないため、動的なグローバルIPアドレスの変化による予定しない端末アクセスを回避することが可能となる。
【0046】
インターネット上から撮像端末6a,6b等をアクセスする場合、このポート番号が、HTTPのPOSTメソッドの引数に書き込まれてインターネットとルータ7間で送受信され、外部から直接ルータ内7の対象機器を特定できる。
【0047】
例えば、撮像端末6aを直接特定して通信する場合には、ヘッダにルータ7のグローバルIPアドレス「222.222」及び撮像端末6aのポート番号「800」を書き込んだIPパケットをインターネット上に送信することにより、ルータ7がそのIPパケットを受信し、ルータ7のポートフォワード機能もしくは静的IPマスカレードの機能により宛先ポート番号「800」へのパケットはローカルIPアドレス「camera1」宛てにそのIPパケットが転送される。実施の形態1においてはポートフォワード機能が採用されている。
【0048】
次に、ルータ7の管理テーブル74とルータアドレス管理手段72について詳しく説明する。図3(b)において、74はルータ7のドメイン名、74は自分及び配下の撮像端末6a,6bのグローバルIPアドレス、74はローカルIPアドレス、74はポート番号、74は更新履歴が格納されている。この実施の形態1の場合、ドメイン名74として「xx.ne.jp」、グローバルIPアドレス74「222.222」、ローカルIPアドレス74「router」、ポート番号74「1001」、更新履歴74「2002.3.1/222.222*2002.4.1/222.444」が登録されている。なお、履歴は時間とIPアドレスの組み合わせで構成され「*」で次々と連結される。
【0049】
また、DDNSクライアント端末である撮像端末6a,6bのDDNS管理テーブル64とDDNS管理手段62について説明する。図3(c)に示すように、撮像端末6a,6bのDDNS管理テーブル64にはMACアドレス等の認証情報64、ドメイン名64、グローバルIPアドレス64、ローカルIPアドレス64、ポート番号64が格納されている。図示はしないが端末2のDDNS管理テーブル64でも同様である。
【0050】
ルータ7から撮像端末6a,6bにパケットを送るときには、宛先IPアドレスにローカルIPアドレス64「camera1」「camera2」、TCPヘッダの宛先ポート番号にポート番号「800」「8000」をセットして送信する。逆に撮像端末6a,6bからルータ7にパケットを送る場合は送信元IPアドレスが「camera1」「camera2」、HTTPのポートメソッドの引数にポート番号「800」「8000」がセットされて送信される。
【0051】
さて以下、本発明の実施の形態1におけるDDNSシステムの一連の処理、すなわちDHCPサーバ4がルータ7に対してグローバルIPアドレスを割り当てたときルータ7が行う処理と、DDNSクライアントである撮像端末6a,6b行う処理について説明する。図4は本発明の実施の形態1におけるDDNSシステムのフローチャートである。図4に示すように、DHCPサーバ4がルータ7に対してグローバルIPアドレスを通知してきたとき、ルータ7がこのグローバルIPアドレスを取得する(step1)。次いでルータアドレス管理手段72がこのグローバルIPアドレスと、管理テーブル74に格納されているグローバルIPアドレスとを比較し、新旧IPアドレスが一致するか否かを判断する(step2)。step2において、新旧グローバルIPアドレスが一致している場合、ルータアドレス管理手段72は更新履歴74に記録して処理は終了する。step2において、新旧グローバルIPアドレスが一致していない場合に、アドレス変化通知部76が撮像端末6a,6bにIPアドレス変化通知を通知する(step3)。
【0052】
撮像端末6a,6bではDDNS管理手段62がIPアドレス変化通知を受信する(step4)。このIPアドレス変化通知の中のHTTPヘッダには起動命令(本発明の取り出し命令)が含まれており、IPアドレス取得手段68がCGIによりIPアドレス変化通知中に記載された新グローバルIPアドレスを取り出す(step5)。DDNS管理手段62が、このグローバルIPアドレスを送信元IPアドレス、DDNSサーバ5のグローバルIPアドレスを宛先IPアドレスにセットするとともに、HTTPのポストメソッドの引数に自己HTTPポート番号(「800」若しくは「8000」)、宛先ポート番号にDDNSサーバ5のポート番号をセットしてIPアドレス変更要求をDDNSサーバ5に通知する(step6)。IPアドレス変更要求を受信すると、DDNSサーバ5は端末管理テーブル54の撮像端末6a,6bのグローバルIPアドレスを書き換えて処理を終了する。
【0053】
続いて以上説明したルータ7、DDNSクライアントである撮像端末6a,6b、DDNSサーバ5間で行われる処理を、タイムチャートに従い、具体的に事例で詳細に説明する。図5は本発明の実施の形態1におけるDHCPサーバ、ルータ、DDNSクライアント、DDNSサーバ間の処理のタイムチャートである。ルータ7に対してグローバルIPアドレス「222.222」が割り当てられているとき、DHCPサーバが「222.111」〜「222.555」の中から「222.111」を選んで、ルータ7にグローバルIPアドレス「222.111」を通知する。ルータ7は、このグローバルIPアドレスが管理テーブル54に格納されているグローバルIPアドレス「222.222」と比較する。ルータ7は、グローバルIPアドレスがDHCPサーバ4によって新規に発行されたことを知り、撮像端末6a,6bにIPアドレス変化通知を一斉に通知する。撮像端末6a,6bではIPアドレス取得手段68がIPアドレス変化通知中の新グローバルIPアドレス「222.111」を取り出し、宛先IPアドレスにDDNSサーバ5のグローバルIPアドレス「555.111」をセットするとともに、HTTPのポストメソッドの引数に自HTTPポート番号「800」または「8000」、宛先ポート番号にDDNSサーバ5のポート番号「1000」をセットし、さらに認証情報をHTTPのPOSTメソッドの引数として与え、IPアドレス変更要求をHTTPにてDDNSサーバ5に通知する。データ情報としては、例えば機器の種類やソフトウェアのバージョン情報等である。IPアドレス変更要求を受信すると、DDNSサーバ5は端末管理テーブル54の撮像端末6a,6bのグローバルIPアドレスを書き換え、それぞれ「222.111」を格納する。これ以降DDNSサーバ5は、撮像端末6a,6bに対するグローバルIPアドレスの問い合わせに対してそれぞれ「222.111」を回答することになる。
【0054】
従って、この状態で、例えば端末2’のブラウザ手段26’に、ドメイン名「11.xx.ne.jp」及びポート番号「800」を入力して撮像端末6a,6bにアクセスすると、ブラウザ手段26’は、入力されたドメイン名を予め登録されたDNSサーバ8にグローバルIPアドレスの問い合わせを行う。問い合わせを受けたDNSサーバ8は、DDNSサーバ5に対し、端末2’からの問い合わせがあったドメイン名のグローバルIPアドレスを問い合わせる。DDNSサーバ5は、送信されたIPパケットからドメイン名「11.xx.ne.jp」を取り出し、端末管理テーブル54を参照して、ドメイン名「11.xx.ne.jp」からIPアドレス「222.111」を取り出す。
【0055】
DDNSサーバ5はIPアドレス「222.111」の回答をDNSサーバ8に送信し、これを受けたDNSサーバ8は、この回答に基いて撮像端末6aのIPアドレス「222.111」を含む問い合わせに関しての回答のIPパケットを端末2’に送信する。
【0056】
端末2’のブラウザ手段26’は、DNSサーバ8を介しDDNSサーバ5から撮像端末6aのアドレス情報を受信すると、入力されたポート番号「800」と共に撮像端末6aのIPアドレス「222.111」にアクセスする。IPアドレス「222.111」のルータ7では、端末2’からのアクセスを受信すると、受信したポート指定(ポート番号「800」)に従ってポートフォワードし、撮像端末6aに転送する。ローカルIPアドレス「camera1」に変換し、転送するのでもよい。これにより、端末2’から撮像端末6aとの通信が可能となる。
【0057】
その後、再びDHCPサーバが「222.111」〜「222.555」の中から「222.444」を選びルータ7に通知すると、ルータ7は、この新グローバルIPアドレス「222.444」が管理テーブル54に格納されているグローバルIPアドレス「222.111」と比較する。両者が相違していることを確認した後、ルータ7は撮像端末6a,6bにIPアドレス変化通知を通知する。撮像端末6a,6bではIPアドレス取得手段68がIPアドレス変化通知中の新グローバルIPアドレス「222.444」を取り出し、IPアドレス変更要求をDDNSサーバ5に通知する。IPアドレス変更要求を受信すると、DDNSサーバ5は端末管理テーブル54の撮像端末6a,6bのグローバルIPアドレスを書き換える。これによってDDNSサーバ5は、撮像端末6a,6bのグローバルIPアドレスの問い合わせに対して「222.444」を回答することになる。
【0058】
このように実施の形態1のルータ7、撮像端末6a,6b及びこれらとDDNSサーバ5、DHCPサーバ4とからなるDDNSシステムは、動的にグローバルIPアドレスを割り当てられるルータに接続されたとき、ルータ7がグローバルIPアドレスの変化を検出して撮像端末6a,6bに通知し、撮像端末6a,6bがIPアドレス変更通知を構成してDDNSサーバに通知するから、DDNSサーバ5に定期的な更新通知を通知する必要がなくなる。また、DDNSクライアント端末である撮像端末6a,6b側でIPアドレス変更通知を送信するので、撮像端末6a,6b側でIPアドレス変更通知の必要性の判断を行うことができる。
【0059】
なお、本発明の実施の形態においては、グローバルIPアドレスとポート番号の組合せで更新登録を行うDDNSサーバに対する撮像端末6a,6bのIPアドレス変更通知について説明したが、ルータの配下にある撮像端末が一つである場合等においては、IPアドレス変更通知の際にポート番号を含めないようにすることもできる。
【0060】
【発明の効果】
本発明のDDNSサーバによれば、グローバルIPアドレスに変化があったことを検出して接続処理を行うDDNSクライアント端末に通知するから、動的にグローバルIPアドレスを割り当てられたとき、グローバルIPアドレスの変化を検出してDDNSクライアント端末に通知することができ、定期的に行われる更新通知をなくし、これによってネットワークの通信負荷を低減することができる。さらに、定期的に行われる更新通知をなくすことにより、DDNSサーバ出行う処理の負荷を低減することができる。
【0061】
また、IPアドレス変化通知にグローバルIPアドレスが格納されているため、格納されたグローバルIPアドレスを取り出すことで、定期的に更新通知を通知する必要がなくなる。HTTPヘッダに取り出し命令が書かれているから、HTTPヘッダの取り出し命令でグローバルIPアドレスを取り出すため、CGI等でグローバルIPアドレスを取り出すことができる。
【0062】
本発明のDDNSクライアント端末によれば、ルータから送信されたアドレス変化通知からグローバルIPアドレスを取り出し、取り出したグローバルIPアドレスでIPアドレス変更通知を構成してDDNSサーバに通知するから、ルータから送信されたアドレス変化通知からIPアドレス取得手段がグローバルIPアドレスを取り出すことができ、グローバルIPアドレスを割り当てられたときだけIPアドレス変更通知をDDNSサーバに送信できる。これにより定期的に更新通知をDDNSサーバに通知することないから、ネットワークの通信負荷を低減し、DDNSサーバの負荷を低減できる。
【0063】
また、HTTPヘッダに収められた取り出し命令によってIPアドレス取得手段が起動されるから、HTTPヘッダの取り出し命令でグローバルIPアドレスを取り出すため、CGI等でIPアドレス取得手段を構成することができる。
【0064】
本発明のDDNSシステムは、DHCPサーバと、DDNSサーバと、上述のルータと、上述のDDNSクライアント端末を備えたから、動的にグローバルIPアドレスの割り当てることができ、ネットワーク上の通信負荷を低減し、DDNSサーバが行う処理の負荷を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるDDNSシステムの構成図
【図2】(a)本発明の実施の形態1におけるDDNSクライアント端末としての端末の構成図
(b)本発明の実施の形態1におけるDDNSサーバの構成図
(c)本発明の実施の形態1におけるDDNSクライアント端末としての撮像端末の構成図
(d)本発明の実施の形態1におけるルータの構成図
【図3】(a)本発明の実施の形態1におけるDDNSサーバの端末管理テーブル図
(b)本発明の実施の形態1におけるルータの管理テーブル図
(c)本発明の実施の形態1における撮像端末のDDNS管理テーブル図
【図4】本発明の実施の形態1におけるDDNSシステムのフローチャート
【図5】本発明の実施の形態1におけるDHCPサーバ、ルータ、DDNSクライアント、DDNSサーバ間の処理のタイムチャート
【図6】DDNSシステムのIPパケット構成図
【図7】従来のルータ接続した端末を有すDDNSシステムの構成図
【図8】従来のDDNSにおけるIPアドレス更新時のタイムチャート
【符号の説明】
1 インターネット
2,2’,2a,2b 端末
3,3’ サーバ
4 DHCPサーバ
5 DDNSサーバ
5a,54 端末管理テーブル
6a,6b 撮像端末
7 ルータ
21,51,61,71 制御部
22,62 DDNS管理手段
23,53,63,73 メモリ
24,64 DDNS管理テーブル
25,55,65 入出力制御部
26 ブラウザ手段
52 端末管理部
54 認証情報
54 ドメイン名
54 グローバルIPアドレス
54 ポート番号
64 認証情報
64 ドメイン名
64 グローバルIPアドレス
64 ローカルIPアドレス
64 ポート番号
66 カメラ駆動部
67 ウェブサーバ部
68 IPアドレス取得手段
72 ルータアドレス管理手段
74 管理テーブル
74 ドメイン名
74 グローバルIPアドレス
74 ローカルIPアドレス
74 ポート番号
74 更新履歴
75 接続処理部
76 アドレス変化通知部

Claims (6)

  1. インターネットに接続されるとともに動的にグローバルIPアドレスが割り当てられ、配下にDDNSクライアント端末が接続されたルータであって、
    自分のグローバルIPアドレスとDDNSクライアント端末のポート番号を格納した管理テーブルと、
    グローバルIPアドレスが割り当てられたとき、該グローバルIPアドレスと前記管理テーブルに格納されたグローバルIPアドレスが一致しているか否かを判断するルータアドレス管理手段と、
    前記ルータアドレス管理手段が不一致と判断した場合、IPアドレス変化通知を前記DDNSクライアント端末に通知するアドレス変化通知部を備え、
    動的割り当てによりグローバルIPアドレスに変化があったことを検出し、接続処理を行うDDNSクライアント端末に通知することを特徴とするルータ。
  2. 前記IPアドレス変化通知には、DHCPサーバによって割り当てられたグローバルIPアドレスが格納されていることを特徴とする請求項1記載のルータ。
  3. 前記IPアドレス変化通知がHTTPで作成され、HTTPヘッダに取り出し命令が書かれていることを特徴とする請求項2記載のルータ。
  4. インターネットに接続されるとともに動的にグローバルIPアドレスが割り当てられるルータに接続されたDDNSクライアント端末であって、
    DDNSサーバのグローバルIPアドレスを格納したDDNS管理テーブルと、
    ルータから送信されたアドレス変化通知からグローバルIPアドレスを取り出すIPアドレス取得手段と、
    取り出したグローバルIPアドレスでIPアドレス変更通知を構成してDDNSサーバに通知するDDNS管理手段を備えたことを特徴とするDDNSクライアント端末。
  5. 前記IPアドレス変化通知がHTTPで作成され、HTTPヘッダに収められた取り出し命令によって前記IPアドレス取得手段が起動されることを特徴とする請求項4記載のDDNSクライアント端末。
  6. インターネットに接続され動的にグローバルIPアドレスを割り当てるDHCPサーバと、インターネットに接続され動的に変動するグローバルIPアドレスを管理するDDNSサーバと、請求項1〜3のいずれかに記載のルータと、請求項4または5記載のDDNSクライアント端末を備えたことを特徴とするDDNSシステム。
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