JP2004005986A - 再生装置及び再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】再生装置及び再生方法において曲名等の文字表示を読み易くする。
【解決手段】1または複数単位の情報が記録されるデータ領域と、データ領域に記録された情報の記録位置とデータ領域に記録された情報に関する文字情報とが記録された管理領域とを備える記録媒体を再生する再生装置おいて、管理領域から再生された文字列に第1の文字種から他の文字種への変換を行なうための識別子を抽出し、識別子抽出手段にて識別子が抽出された場合には再生された文字列から識別子を削除した文字列を抽出して、識別子の指示の基づいて他の文字種の文字列に変換し、識別子を削除し、他の文字種に変換された文字列を表示する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えばディスクやテープ等の記録媒体に記録された楽曲等の音響データを再生することのできる再生装置及び再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
音楽等を再生することのできる再生装置として、音声信号をデジタル信号として記録する光磁気ディスク、或は磁気テープ等を記録媒体とした再生装置が知られている。
特に近年、光磁気ディスクとしては再生だけでなくユーザーが楽曲等の音声を録音することができるもの(いわゆるミニディスク)も知られており、このミニディスクの場合、そのディスクのタイトル(アルバム名)や予め記録されている楽曲やユーザーが録音した楽曲について曲名などを文字情報として記録しておくことができ、例えば再生時においては再生装置に設けられた表示部において、ディスクタイトルや曲名、アーティスト名等を表示することができるようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ミニディスクの場合を例にあげると、通常、文字情報としてディスクに記録しておくことができるのは図12に示すアスキーコード(ASCII−CODE)による文字列であり、つまり、アルファベット、数字及び所定の記号のみである。
【0004】
なお、もちろんカナや漢字等、アスキー以外の文字についてもコード化してディスクに記録していくことは可能ではあるが、この場合、記録装置/再生装置において、文字フォント、漢字辞書、変換処理等の膨大なソフトウエア及び、そのソフトウエアを動作させるために十分なハードウエアを余分に搭載しなければならず、記録装置/再生装置としてコストアップが発生し、場合によってはフォーマット変更も必要になるため、事実上高級機種においてのみしか実現の可能性は薄いといえる。
【0005】
そのため、一般にミニディスク記録/再生装置では文字情報についてはアスキーコードのみで対応しているわけであるが、例えば日本語の文字情報を表示させようとした場合、非常に読みずらくなることが多いという問題がある。例をあげれば、『かわのながれのように』という楽曲を録音した際にこの曲名のアスキーコードでディスクに記録しておく場合、ローマ字形式で『KAWANONAGARENOYOUNI』となるが、これを例えばその楽曲の再生時に表示させようとすると、このままローマ字形式で表示されることになるため、非常に読みずらく、曲名表示としての機能が十分に生かされないことになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような問題点にかんがみてなされたもので、ユーザーが曲名等の文字表示を読み易くすることを目的とする。
【0007】
このため再生装置として、1または複数単位の情報が記録されるデータ領域と、上記データ領域に記録された情報の記録位置と上記データ領域に記録された情報に関する文字情報とが記録された管理領域とを備える記録媒体を再生する再生装置において、上記管理領域から再生された文字列に第1の文字種から他の文字種への変換を行なうための識別子を抽出する識別子抽出手段と、上記識別子抽出手段にて識別子が抽出された場合には上記再生された文字列から上記識別子を削除した文字列を抽出する文字列抽出手段と、上記文字列抽出手段にて抽出された文字列を上記識別子の指示の基づいて他の文字種の文字列に変換する文字列変換手段と、上記文字列抽出手段にて上記識別子が削除されるとともに上記文字列変換手段にて他の文字種に変換された文字列を表示する表示手段とを備える。
【0008】
また、上記表示手段は、上記識別子抽出手段によって識別子が未抽出であった場合には、上記管理領域から再生された文字列を第1の文字種で表示する。
【0009】
再生方法として、1または複数単位の情報が記録されるデータ領域と、上記データ領域に記録された情報の記録位置と上記データ領域に記録された情報に関する文字情報とが記録された管理領域とを備える記録媒体を再生する再生方法において、上記管理領域から再生された文字列に第1の文字種から他の文字種への変換を行なうための識別子を抽出し、識別子が抽出された場合には上記再生された文字列から上記識別子を削除した文字列を抽出し、上記抽出された文字列を上記識別子の指示の基づいて他の文字種の文字列に変換し、上記識別子が削除されるとともに上記他の文字種に変換された文字列を表示する。
【0010】
また、上記管理領域から再生された文字列から上記識別子が未抽出であった場合には、上記上記管理領域から再生された文字列を第1の文字種で表示する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の再生装置及び再生方法の実施の態様を説明するが、まず図1、図2を用いて実施例となる記録再生装置の構成を説明し、続いて図3〜図7によりこの記録再生装置に対応する光磁気ディスクにTOC情報として書き込まれている管理データについて説明し、その後、図8〜図11により各種実施例の動作を説明する。
【0012】
この実施例は光磁気ディスク(ミニディスク)を記録媒体として用いた音響記録再生装置で、図1は記録再生装置の要部のブロック図、図2は外観を示す平面図である。
図1において1は例えば複数の楽曲(音声データ)が記録されている光磁気ディスク(又は光ディスク)を示し、スピンドルモータ2により回転駆動される。3は光磁気ディスク1に対して記録/再生時にレーザ光を照射する光学ヘッドであり、記録時には記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力をなし、また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力をなす。
【0013】
このため、光学ヘッド3はレーザ出力手段としてのレーザダイオードや、偏向ビームスプリッタや対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2軸機構4によってディスク半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能に保持されており、また、光学ヘッド3全体はスレッド機構5によりディスク半径方向に移動可能とされている。
【0014】
また、6は供給されたデータによって変調された磁界を光磁気ディスクに印加する磁気ヘッドを示し、光磁気ディスク1を挟んで光学ヘッド3と対向する位置に配置されている。
【0015】
再生動作によって、光学ヘッド3により光磁気ディスク1から検出された情報はRFアンプ7に供給される。RFアンプ7は供給された情報の演算処理により、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、絶対位置情報(光磁気ディスク1にプリグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記録されている絶対位置情報)、アドレス情報、サブコード情報、フォーカスモニタ信号等を抽出する。そして、抽出された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給される。また、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号はサーボ回路9に供給される。
さらにフォーカスモニタ信号は、例えばマイクロコンピュータによって構成されるシステムコントローラ11に供給される。
【0016】
サーボ回路9は供給されたトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号や、システムコントローラ11からのトラックジャンプ指令、シーク指令、回転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制御してフォーカス及びトラッキング制御をなし、またスピンドルモータ2を一定角速度(CAV)又は一定線速度(CLV)に制御する。
【0017】
再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8でEFM復調、CIRC等のデコード処理され、メモリコントローラ12によって一旦バッファRAM13に書き込まれる。なお、光学ヘッド3による光磁気ディスク1からのデータの読み取り及び光学ヘッド3からバッファRAM13までの再生データの転送は1.41Mbit/secで(間欠的に)行なわれる。
【0018】
バッファRAM13に書き込まれたデータは、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミングで読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給される。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再生信号処理を施され、D/A変換器15によってアナログ信号とされ、端子16から所定の増幅回路部へ供給されて再生出力される。例えばL,Rオーディオ信号として出力される。
【0019】
また、アドレスデコーダ10から出力される、プリグルーブ情報をデコードして得られた絶対位置情報、又はデータとして記録されたアドレス情報はエンコーダ/デコーダ部8を介してシステムコントローラ11に供給され、各種の制御動作に用いられる。
さらに、記録/再生動作のビットクロックを発生させるPLL回路のロック検出信号、及び再生データ(L,Rチャンネル)のフレーム同期信号の欠落状態のモニタ信号もシステムコントローラ11に供給される。
【0020】
光磁気ディスク1に対して記録動作が実行される際には、端子17に供給された記録信号(アナログオーディオ信号)は、A/D変換器18によってデジタルデータとされた後、エンコーダ/デコーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理を施される。エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮された記録データはメモリコントローラ12によって一旦バッファRAM13に書き込まれ、また所定タイミングで読み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ部8でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコード処理された後磁気ヘッド駆動回路15に供給される。
【0021】
磁気ヘッド駆動回路15はエンコード処理された記録データに応じて、磁気ヘッド6に磁気ヘッド駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク1に対して磁気ヘッド6によるN又はSの磁界印加を実行させる。また、このときシステムコントローラ11は光学ヘッド3に対して、記録レベルのレーザ光を出力するように制御信号を供給する。
【0022】
なお、上記再生動作は光磁気ディスク1について説明したが、データをCDと同様にピット形態で記録している光ディスクについても、いわゆるミニディスク再生装置としては再生が可能とされる。この場合、光学ヘッドは磁気カー効果ではなくCDプレーヤの場合と同様にピットの有無による反射光レベルの変化に応じて再生RF信号を取り出すものである。もちろん光ディスクに対しては磁界記録動作は実行されない。
【0023】
19はユーザー操作に供されるキーが設けられた操作入力部、20は例えば液晶ディスプレイによって構成される表示部を示す。
操作入力部19としては、図2のとおり機器筺体に表出するように録音キー51、再生キー52、一時停止キー53、停止キー54、AMSキー55、サーチキー56、曲名入力モードキー57、ディスク名入力モードキー58、日付入力モードキー59、テンキー61、表示モードキー62、エンターキー63等がユーザー操作に供されるように設けられている。
テンキー61の各数字キーにはそれぞれ3個又は2個アルファベット、或はスペースが対応され、文字入力の際に用いられる。
また、表示部20も筺体上部表面に配置されている。
【0024】
また、図1において21はカナ変換部、22は切換部を示している。後述するように光磁気ディスク1にはアスキーコードによる文字情報が記録されており、システムコントローラ11はこれを読み出して表示部20に表示させることができるが、カナ変換部21はシステムコントローラ11から表示部20に対して表示データとして出力する文字情報について、アルファベット(アスキーコード)によるローマ字形式の文字をカナに変換することができるように構成されており、また切換部22はアスキーコードによる文字情報をそのまま表示部に供給して表示させるか、或はカナ変換部21で変換されたカナによる文字情報を表示部に供給して表示させるかを選択して切り換える動作を行なう(なお、カナ変換部21及び切換部22を回路ブロックとして示しているが、実際にはこれらはシステムコントローラ11内のソフトウエア手段により構成される)。
【0025】
また、23は光磁気ディスク1におけるTOC情報を保持するRAM(以下、TOCメモリという)である。
この実施例の記録再生装置が対応するディスクとしては、予め楽曲等が記録されているプリマスタードタイプ(光ディスク)のものとユーザーが音楽データ等を記録することのできるデータ書き換え可能とされるもの(光磁気ディスク)、及び楽曲等を予め記録したROMエリアと録音可能な光磁気エリアを設けたハイブリッドタイプのものがあり、これらのディスクにはそのタイプに応じて、既に楽曲等のデータが記録されているエリアや未記録エリアを管理するデータ等がTOC情報として記録されている。
【0026】
そして、このような光磁気ディスク1が装填された時点或は記録又は再生動作の直前等において、システムコントローラ11はスピンドルモータ2及び光学ヘッド3を駆動させ、光磁気ディスク1の例えば最内周側に設定されているTOC領域のデータを抽出させる。そして、RFアンプ7、エンコーダ/デコーダ部8を介してメモリコントローラ12に供給されたTOC情報はTOCメモリ23に蓄えられ、以後その光磁気ディスク1に対する記録/再生動作の制御に用いられる。
【0027】
例えば或る楽曲の録音を行なおうとする際には、TOC情報の一部であるユーザーTOC(音声信号の録音、消去等に応じて書き換えられるTOC情報領域)からディスク上の未記録エリアを探し出し、ここに音声データを記録していくことができるようになされている。また、再生時には再生すべき楽曲が記録されているエリアをTOC情報から判別し、そのエリアにアクセスして再生動作を行なう。
【0028】
TOC情報としての構造を図3〜図6に示す。図3は主に予めディスクに記録された楽曲等(ROM情報)についてのTOC情報が記録されるデータ領域(以下、TOCセクター0という)、図4はディスクに予め記録された楽曲等の曲名、ディスクタイトル等の文字情報が記録されたデータ領域(以下、TOCセクター1という)、図5は主にユーザーが録音を行なった楽曲や新たに録音可能な未記録エリアについてのTOC情報が記録されているデータ領域(以下、U−TOCセクター0という)、図6はユーザーが録音を行なった楽曲についてユーザーが書き込んだ曲名、ディスクタイトル等の文字情報が記録されたデータ領域(以下、U−TOCセクター1という)を示している。
【0029】
図3〜図6の各データ領域は、それぞれ例えば4バイト×587 のデータ領域に構成され、TOCの領域であることを示すため先頭位置にオール0又はオール1の1バイトデータによって成る同期パターンを有するヘッダが設けられている。
【0030】
図3のTOCセクター0については、ヘッダに続いて所定アドレス位置に、ディスクタイプや録音レベル、記録されている最初の楽曲の曲番(First TNO)、最後の楽曲の曲番(Last TNO) 、リードアウトスタートアドレスRO 、パワーキャルエリアスタートアドレスPC 、U−TOC(図6のU−TOCセクター0のデータ領域)のスタートアドレスUST 、録音可能なエリアのスタートアドレスRST 等が記録され、さらに続いて、記録されている各楽曲等を後述する管理テーブル部におけるパーツテーブルに対応させるテーブルポインタ(P−TNO1 〜P−TNO255) を有する対応テーブル指示データ部が用意されている。
【0031】
そして対応テーブル指示データ部に続く領域には、対応テーブル指示データ部におけるテーブルポインタ(P−TNO1 〜P−TNO255) に対応して、(01)〜(FF)までの255個のパーツテーブルが設けられた管理テーブル部が用意される。それぞれのパーツテーブルには、或るセグメント(この場合、セグメントとはディスクのトラック上で物理的に連続してデータが記録されたトラック部分をいう)について起点となるスタートアドレス、終端となるエンドアドレス、及びそのセグメント(トラック)のモード情報が記録できるようになされている。
【0032】
各パーツテーブルにおけるトラックのモード情報とは、そのセグメントが例えばオーバーライト禁止やデータ複写禁止に設定されているか否かの情報や、オーディオ情報か否か、モノラル/ステレオの種別などが記録されている。
【0033】
管理テーブル部における(01)〜(FF)までの各パーツテーブルは、対応テーブル指示データ部のテーブルポインタ (P−TNO1〜P−TNO255) によって、そのセグメントの内容が示される。つまり、第1曲目の楽曲についてはテーブルポインタP−TNO1として或るパーツテーブル(例えば(01)。ただし実際にはテーブルポインタはTOCセクター0内のバイトポジションで或るパーツテーブルを示している)が記録されており、この場合パーツテーブル(01)のスタートアドレスは第1曲目の楽曲が記録位置のスタートアドレスとなり、同様にエンドアドレスは第1曲目の楽曲が記録された位置のエンドアドレスとなる。さらに、トラックモード情報はその第1曲目についての情報となる。
【0034】
同様に第2曲目についてはテーブルポインタP−TNO2に示されるパーツテーブル(例えば(02))に、その第2曲目の記録位置のスタートアドレス、エンドアドレス、及びトラックモード情報が記録されている。
以下同様にテーブルポインタはP−TNO255まで用意されているため、TOC上では第255曲目まで管理可能とされている。
そして、このようにTOCセクター0が形成されることにより、例えば再生時において、所定の楽曲をアクセスして再生させることができる。
【0035】
図4のTOCセクター1には、ディスク及びそのディスクに予め記録され、上記のようにTOCセクター0によって管理されている楽曲に対応して、文字情報を記録することができるようになされている。
【0036】
即ち、上記TOCセクター0におけるテーブルポインタ (P−TNO1〜P−TNO255) と同様に、文字テーブル指示データ部として記録された各楽曲(最大第255曲目まで)に対応するテーブルポインタ(P−TNA1〜P−TNA255)が用意され、さらにディスクネーム(タイトル)を記録するテーブル、及びテーブルポインタ(P−TNA1〜P−TNA255)によって指定されディスクネーム又はトラックネーム(曲名)を記録する(01)〜(FF)の255のパーツテーブルからなる文字テーブル部が用意されている。
【0037】
文字テーブル部の各パーツテーブルにはアルバムタイトルや、楽曲タイトルがアスキーコードによって記録される。そして、文字情報が記録されたパーツテーブルはテーブルポインタ(P−TNA1〜P−TNA255)によって指定されていることにより、どの曲に対応した文字情報であるかが判別される。例えばテーブルポインタP−TNA1によって指定されるパーツテーブルには第1曲目の曲名が記録されていることになる。
【0038】
次に図5に示すデータ領域、即ちU−TOCセクター0には、ヘッダに続いて所定アドレス位置に、マーカーコード、モデルコード、最初の楽曲の曲番(FirstTNO)、最後の楽曲の曲番(Last TNO)、セクター使用状況、ディスクシリアルナンバ、ディスクID等のデータが記録され、さらに、ユーザーが録音を行なって記録されている楽曲の領域や未記録領域等を後述する管理テーブル部に対応させることによって識別するため、対応テーブル指示データ部として各種のテーブルポインタ(P−DFA,P−EMPTY ,P−FRA ,P−TNO1〜P−TNO255) が記録される領域が用意されている。
【0039】
そして対応テーブル指示データ部のテーブルポインタ(P−DFA〜P−TNO255) に対応して、管理テーブル部として(01)〜(FF)までの255個のパーツテーブルが設けられ、それぞれのパーツテーブルには、上記図3のTOCセクター0と同様に或るセグメントについて起点となるスタートアドレス、終端となるエンドアドレス、そのセグメントのモード情報が記録されており、さらにこのU−TOCセクター0の場合、各パーツテーブルのセグメントが他のセグメントへ続いて連結される場合があるため、その連結されるセグメントのスタートアドレス及びエンドアドレスが記録されているパーツテーブルを示すリンク情報が記録できるようになされている。
【0040】
ミニディスクの場合、例えば1つの楽曲のデータ物理的に不連続に、即ち複数のセグメントにわたって記録されていてもセグメント間でアクセスしながら再生していくことにより再生動作に支障はないため、ユーザーが録音する楽曲等については、録音可能エリアの効率使用等の目的から、複数セグメントにわけて記録する場合もある。そのため、リンク情報が設けられ、例えば各パーツテーブルに与えられたナンバ(01)〜(FF)(実際にはU−TOCセクター0内のバイトポジションで示される)によって、連結すべきパーツテーブルを指定することによってパーツテーブルが連結できるようになされている。(なお、あらかじめ記録される楽曲等については通常セグメント分割されることがないため、前記図3のようにTOCセクター0においてリンク情報はすべて『(00)』とされている。)
【0041】
つまりU−TOCセクター0における管理テーブル部においては、1つのパーツテーブルは1つのセグメントを表現しており、例えば3つのセグメントが連結されて構成される楽曲についてはリンク情報によって連結される3つのパーツテーブルによって、そのセグメント位置の管理はなされる。
【0042】
U−TOCセクター0の管理テーブル部における(01)〜(FF)までの各パーツテーブルは、対応テーブル指示データ部におけるテーブルポインタ(P−DFA,P−EMPTY ,P−FRA ,P−TNO1〜P−TNO255) によって、以下のようにそのセグメントの内容が示される。
【0043】
テーブルポインタP−DFA は光磁気ディスク1上の欠陥領域に付いて示しており、傷などによる欠陥領域となるトラック部分(=セグメント)が示された1つのパーツテーブル又は複数のパーツテーブル内の先頭のパーツテーブルを指定している。つまり、欠陥セグメントが存在する場合はテーブルポインタP−DFA において(01)〜(FF)のいづれかが記録されており、それに相当するパーツテーブルには、欠陥セグメントがスタート及びエンドアドレスによって示されている。また、他にも欠陥セグメントが存在する場合は、そのパーツテーブルにおけるリンク情報として他のパーツテーブルが指定され、そのパーツテーブルにも欠陥セグメントが示されている。そして、さらに他の欠陥セグメントがない場合はリンク情報は例えば『(00)』とされ、以降リンクなしとされる。
【0044】
テーブルポインタP−EMPTY は管理テーブル部における1又は複数の未使用のパーツテーブルの先頭のパーツテーブルを示すものであり、未使用のパーツテーブルが存在する場合は、テーブルポインタP−EMPTY として、(01)〜(FF)のうちのいづれかが記録される。未使用のパーツテーブルが複数存在する場合は、テーブルポインタP−EMPTY によって指定されたパーツテーブルからリンク情報によって順次パーツテーブルが指定されていき、全ての未使用のパーツテーブルが管理テーブル部上で連結される。
【0045】
例えば全く楽曲等の音声データの記録がなされておらず欠陥もない光磁気ディスクであれば、パーツテーブルは全て使用されていないため、例えばテーブルポインタP−EMPTY によってパーツテーブル(01)が指定され、また、パーツテーブル(01)のリンク情報としてパーツテーブル(02)が指定され、パーツテーブル(02)のリンク情報としてパーツテーブル(03)が指定され、というようにパーツテーブル(FF)まで連結される。この場合パーツテーブル(FF)のリンク情報は以降連結なしを示す『(00)』とされる。
【0046】
テーブルポインタP−FRA は光磁気ディスク1上のデータの書込可能な未記録領域(消去領域を含む)について示しており、未記録領域となるトラック部分(=セグメント)が示された1又は複数のパーツテーブル内の先頭のパーツテーブルを指定している。つまり、未記録領域が存在する場合はテーブルポインタP−FRA において(01)〜(FF)のいづれかが記録されており、それに相当するパーツテーブルには、未記録領域であるセグメントがスタート及びエンドアドレスによって示されている。また、このようなセグメントが複数個有り、つまりパーツテーブルが複数個有る場合はリンク情報により、リンク情報が『(00)』となるパーツテーブルまで順次指定されている。
【0047】
図7にパーツテーブルにより、未記録領域となるセグメントの管理状態を模式的に示す。これはセグメント(03)(18)(1F)(2B)(E3)が未記録領域とされている時に、この状態が対応テーブル指示データP−FRA に引き続きパーツテーブル(03)(18)(1F)(2B)(E3)のリンクによって表現されている状態を示している。なお、上記した欠陥領域や、未使用パーツテーブルの管理形態もこれと同様となる。
【0048】
テーブルポインタP−TNO1〜P−TNO255は、光磁気ディスク1にユーザーが記録を行なった楽曲について示しており、例えばテーブルポインタP−TNO1では1曲目のデータが記録された1又は複数のセグメントのうちの時間的に先頭となるセグメントが示されたパーツテーブルを指定している。
【0049】
例えば1曲目とされた楽曲がディスク上でトラックが分断されずに(つまり1つのセグメントで)記録されている場合は、その1曲目の記録領域はテーブルポインタP−TNO1で示されるパーツテーブルにおけるスタート及びエンドアドレスとして記録されている。
【0050】
また、例えば2曲目とされた楽曲がディスク上で複数のセグメントに離散的に記録されている場合は、その楽曲の記録位置を示すため各セグメントが時間的な順序に従って指定される。つまり、テーブルポインタP−TNO2に指定されたパーツテーブルから、さらにリンク情報によって他のパーツテーブルが順次時間的な順序に従って指定されて、リンク情報が『(00)』となるパーツテーブルまで連結される(上記、図7と同様の形態)。このように例えば2曲目を構成するデータが記録された全セグメントが順次指定されて記録されていることにより、このU−TOCセクター0のデータを用いて、2曲目の再生時や、その2曲目の領域へのオーバライトを行なう際に、光学ヘッド3及び磁気ヘッド6をアクセスさせ離散的なセグメントから連続的な音楽情報を取り出したり、記録エリアを効率使用した記録が可能になる。
【0051】
図6のU−TOCセクター1の領域には、ユーザーが録音を行ない、U−TOCセクター0において管理された各楽曲に対応して、文字情報が記録できるようになされている。
【0052】
即ち、上記U−TOCセクター0におけるテーブルポインタ (P−TNO1〜P−TNO255) と同様に、文字テーブル指示データ部として記録された各楽曲(最大第255曲目まで)に対応するテーブルポインタ(P−TNA1〜P−TNA255)が用意され、さらにディスクネーム(タイトル)を記録するテーブル及びテーブルポインタ(P−TNA1〜P−TNA255)によって指定されディスクネーム又はトラックネーム(曲名)を記録する(01)〜(FF)の255のパーツテーブルからなる文字テーブル部が用意されている。
【0053】
文字テーブル部の各パーツテーブルにはアルバムタイトルや、楽曲タイトルがアスキーコードによって記録される。そして、文字情報が記録されたパーツテーブルはテーブルポインタ(P−TNA1〜P−TNA255)によって指定されていることにより、どの曲に対応した文字情報であるかが判別される。例えばテーブルポインタP−TNA1によって指定されるパーツテーブルには第1曲目の曲名が記録されていることになる。
【0054】
このようにユーザーが録音した楽曲等に対応して、その楽曲の曲名やディスク名(アルバムタイトル)等の文字情報を保持するU−TOCセクター1の領域が設けられているため、ユーザーが自分で録音した楽曲についても、その楽曲に対応させて曲名等を書き込むことができる。例えばユーザーが録音時等において操作部19のテンキー61等を操作してアルファベット文字情報を入力することにより、その文字情報は光磁気ディスク1のTOC領域に書き込まれる。
なお、ユーザーが入力した文字が1つのパーツテーブルのみでは記録できない長さであるときは、複数のパーツテーブルにわたって記録されていくことになり、この状態はリンク情報により管理される。
【0055】
なお、TOCセクター0、TOCセクター1についてはデータの書き換えは不要であるため、ROMデータとしてディスクに記録され、一方U−TOCセクター0、U−TOCセクター1についてはユーザーが録音、消去等の操作を行なう毎にデータを書き換える必要があるため光磁気データとしてディスクに記録されている。もちろんプリマスタードタイプ(光ディスク)ではU−TOCセクター0、U−TOCセクター1は設けられていない。
【0056】
このようなTOC情報が記録された光磁気ディスク1(又は光ディスク)に対する本実施例の記録再生装置は、TOCメモリ23に読み込んだTOC情報を用いてディスク上の記録領域の管理を行なって記録/再生動作を制御する。
【0057】
そして、特に、表示部20に対してはTOC情報として読み出された数字や文字による情報を表示することができるようになされている。
例えばディスク再生時においては、光磁気ディスク1がこの記録再生装置に装填された時点でTOC領域の情報が読み出され、管理データやROM化された文字情報とともに、ユーザーTOC領域に書き込まれた文字情報も読み出されてTOCメモリ23に取り込まれる。従ってシステムコントローラ11は例えば再生している楽曲に応じて、その楽曲名をTOCメモリ23から読み出し、これを表示部20において文字、数値等で表示させることができる。
【0058】
以下、このような構成の記録再生装置において実現される文字情報の表示方式として第1〜第4の実施例を図8〜図11により説明する(各実施例において以上説明してきた構成は同様である)。
【0059】
なお、文字情報の表示を表示部20において実行するのは、例えば再生動作中においてシステムコントローラ11が表示部を文字表示モードとして制御している場合に、再生している楽曲についてその楽曲が終るまで曲名を表示したり、楽曲の開始から所定時間のみ曲名を表示したり、或は特にユーザーが所定の操作を行なって再生関係なくにディスク名や収録曲名を表示させたりするなど各種の場合があるが、以下、それらの各種場合において、システムコントローラ11が表示部20に文字表示を実行させる際の処理として各実施例の動作を説明する。
【0060】
図8は第1の実施例の動作となるシステムコントローラ11の制御処理のフローチャートである。
再生時に再生している曲名等の文字表示を表示部20において実行する際には(F101)、システムコントローラ11はその文字情報をTOCメモリ23から読み出し(F102)、表示データとして表示部20に供給することになるが、ここで、まず現在表示が例えばユーザーによる表示モードキー62の操作によりカナ表示モードとされているか否かにより処理が異なる(F103)。
【0061】
カナ表示モードとされておらず、通常の表示モードであれば、読み込まれたアスキーコードに基づく表示データをそのまま表示部20に供給し、アルファベット等による文字表示を実行させる(F105)。図1においてブロック的に見れば、切換部22をA端子に接続して、カナ変換部21を介さずに表示データを表示部20に供給することになる。
【0062】
そして、例えば再生時であったらその楽曲が終了したり、或はユーザー操作や動作プログラムに基づいて表示が再生進行時間表示等の他の表示に切り換えられたりするなど、その文字表示を終了させるべき時点まで、アルファベット等による文字表示が行なわれる(F106)。
【0063】
一方、表示モードがカナ表示モードされていた場合は、表示すべき文字情報としてTOCメモリ23から取り込んだアスキーコードによる文字列が、カナ変換可能であるか否かを判別する(F104)。つまり、ローマ字形式の文字列であるかを判別し、ローマ字形式でなければ、ステップF105に進み、そのままアルファベット等による表示を実行させる。
【0064】
カナ変換可能な文字列であったら、これをカナによる表示データに変換して、表示部20に供給する。図1においてブロック的に見れば、切換部22をK端子に接続して、アスキーコードによる文字列をカナ変換部21においてカナによる表示データとして変換してから、その表示データを表示部20に供給することになる。そして、表示が終了されるまで(F108)カナにより文字を表示する。
【0065】
以上の処理により、文字情報は次の例のように表示されることになる。
例えば『STEP BY STEP』『KAZE NO KUNI』としてTOCに記憶されている文字情報を考えると、通常の表示モードではそのまま『STEP BY STEP』『KAZE NO KUNI』と表示される (F103→F105) 。そして、カナ表示モードとされている場合、前者は英語形態でカナ変換不能であるためそのまま『STEP BY STEP』と表示されるが(F104→F105) 、一方、後者はローマ字形態でカナ変換可能であるため『カゼ ノ クニ』とカナに変換されて表示されることになる。前者は英語であるためアルファベット表示のままが適しており、後者は日本語であるため、カナ表示とすることにより非常に読みやすくなる。
【0066】
なお、もちろんカタカナでなくひらがなであってもよい。例えば実際には『かぜ の くに』と表示したほうがカタカナより読みやすいとすれば、ひらがな変換するように構成すればよい。
【0067】
ところで、この実施例ではローマ字形態と間違われる英語文字列が存在し、さらに発音がローマ字読みでは異なってしまうものの場合、多少不都合が生ずる。例えば『EMOTION 』というような文字の場合、ローマ字形態と間違われることになり、さらにローマ字読みでは『エモチオン』となって、実際の発音に近い『エモーション』とは変換されない。従って、カナ表示モードとされている場合『エモチオン』と表示がなされ適切ではない。
【0068】
なお、このような場合、本実施例では表示中にモード切換を可能とし、通常モードに切り換えることによって『EMOTION 』と正しく表示されることになるが、このような場合により好適に対応しているのが以下第2〜第4の実施例となる。
【0069】
図9は第2の実施例の動作となるシステムコントローラ11の制御処理のフローチャートである。なお、このフローチャートにおいてステップF201〜F206の処理は前記図8のステップF101〜F106の処理と同様であるため説明を省略する。
【0070】
この実施例の場合、カナ表示モードとされているときであって、かつローマ字形態でカナ変換が可能な文字列であったときは、そのアスキーコードによる文字列をカナに変換して表示するものであるが (F204→F207) 、このようにカナ変換文字により表示している際に、ユーザーが表示切換操作(F209)を行なうことにより、アスキーコードによるアルファベット文字列の表示に切り換えられるようにする(F209→F210) 。またアルファベット文字の表示に切り換えられた際に、さらにユーザーが表示切換操作(F212)を行なうことにより、カナ文字列の表示に切り換えられるようにしている(F212→F207) 。
【0071】
つまり、表示終了(F208,F211) までの間は、ユーザーがトグル的なスイッチ操作により、アルファベット表示とカナ表示を切り換えることができるようにしている。これにより、ユーザーの判断でより適した表示が選択されて実行されることになる。
なお、表示切換の手段としては、表示モードキー62や他の操作キーを用いるようにするか、専用の表示切換キーを設けるようにすればよい。
【0072】
ところで、この実施例の変形例として、ステップF203を削除し、通常表示モードとカナ表示モードの区別を無くしてもよい。つまり、表示すべきアルファベット文字列がローマ字形態であれば、自動的にカナ表示とするようにし、あとはアルファベット表示に戻すかカナ表示とするかはユーザーの表示切換操作による選択に任せるようにするものである。
この場合表示モード切換としてのキー62は不要となりこれを表示切換キーとして用いればよい。
【0073】
図10は第3の実施例の動作となるシステムコントローラ11の制御処理のフローチャートである。なお、このフローチャートにおいてステップF301,F302,F303,F304,F305の処理は前記図8のステップF101,F102,F104,F105,F106の処理と同様であるため説明を省略する。つまり、通常表示モードとカナ表示モードの区別を無くし、表示すべきアルファベット文字列がローマ字形態であれば、自動的にカナ表示処理ルーチンに入るようにしている以外は同様の処理である(もちろんこの実施例において通常表示モードとカナ表示モードの判別による処理分岐を設けてもよい)。
【0074】
この実施例の場合、表示すべき文字列がローマ字形態でカナ変換が可能な文字列であったときは、そのアスキーコードによる文字列をカナに変換して表示するものであるが (F303→F306) 、このようにカナ表示処理ルーチンにおいては、カナ表示を開始してからタイムカウントを実行し、或る所定時間(例えば3秒〜10秒程度)を経過したか否かを判別している(F308)。所定時間経過するまではカナ表示を継続しているが、所定時間経過により、表示をアルファベット表示に切り換える (F308→F309) 。そして同様にアルファベット表示を開始してからタイムカウントを実行し、同じく或る所定時間を経過したか否かを判別する(F311)。そして、所定時間経過したら再びカナ表示に切り換える (F311→F306) 。
【0075】
つまり、カナ変換可能な文字情報については、その文字情報が表示終了(F307,F310) となるまでの間は、一定時間ごとにカナとアルファベットが交互に切り換わりながら表示されることになる。これにより、適切なカナ表示により読み易さが実現されるとともに、上記『エモチオン』のように不適切なカナ表示がなされた場合も、すぐに本来の『EMOTION 』が表示されるので曲名等の認識のうえで問題はなくなる。
【0076】
なお、この第3の実施例と上記第2の実施例を組み合わせて、当初カナとアルファベットを自動的に所定時間づつ交互に表示しているが、ユーザーの操作に応じて一方が固定して表示され、以降はユーザーの表示切換操作によりカナとアルファベットが交互にきりかえられるようにすることも考えられる。
【0077】
図11は第4の実施例の動作となるシステムコントローラ11の制御処理のフローチャートである。なお、このフローチャートにおいてステップF401,F402 の処理は前記図8のステップF101,F102 の処理と同様である。
【0078】
この実施例では、予めディスクのTOCセクター1、又はU−TOCセクター1に文字情報を記録する際に、表示をする場合にそのままアスキー文字で行なうか、或はカナ変換して表示を行なうかを識別するIDとなる特別な文字列を加えておくことに基づいて、カナ表示処理を行なうものである。
【0079】
例えばID文字列として、通常アルファベットでは使われないと思われる『JJJ』という文字列を設定する。そして、カナ表示させたい文字情報についてはこの『JJJ』というID文字列を付加して、(ディスク製造者が)TOCセクター1に、又は(ユーザーが録音の際などに)U−TOCセクター1に記録しておく。例えば『かわのながれのように』という文字を記録させたい場合、もちろんTOC記録はアスキーコードで実行されるため、『KAWANONAGARENOYOUNI』と入力するわけであるが、この際に『JJJKAWANONAGARENOYOUNI』と入力するようにする。
一方、『STEP BY STEP』のようにアルファベット表示でよいものは、通常どうり『STEP BY STEP』と入力する。
【0080】
このようにTOC上に記録されていれば、表示情報を取り込んだ際に、その文字列に『JJJ』が含まれているか否かを判断することにより、適正な表示が実行できる。
【0081】
即ち、表示の際にはステップF403で取り込んだ文字情報内にID文字列である『JJJ』が含まれているか否かを判断し、含まれていなければそのままアスキー文字として表示データを表示部20に供給し、表示させる(F404,F405) 。
【0082】
一方、『JJJ』が含まれていれば、その文字列において『JJJ』以降のアスキー文字列を抽出し、これをカナ変換して表示データとして表示部20に供給し、表示させる(F406,F407) 。例えば『JJJKAWANONAGARENOYOUNI』という表示情報が取り込まれたら、『JJJ』以降のアスキー文字列である『KAWANONAGARENOYOUNI』を『かわのながれのように』と変換して表示することになる。
【0083】
これにより表示文字の読み易さが向上されるとともに、不必要なカナ変換表示は解消されることになる。なお、ID文字列もディスクのTOC上では単なる文字列の一部として記録されているのみであるため、TOCフォーマトの変更等は不要である。
【0084】
なお、このようにID文字列によりカナ変換表示の実行を判断することに加えて、上記第1、第2、第3の実施例などの方式を適宜組み合わせ、表示モード判断、ローマ字形態か否かの判別を行なったり、カナ表示の際にユーザー操作により表示をアルファベットとカナで切り換えたり、一定時間ごとに切り換えられたりすることが考えられる。特に上記図11のフローチャートの処理ではID文字列の方式が適用されていないディスクについてはアスキー文字表示しか実行できないことになるため、実際には上記組み合わせ処理が必要となる。
【0085】
ところで、以上の実施例の説明においては、アスキー文字を第1の文字種、日本語のカナ(ひらがな又はカタカナ)を第2の文字種として説明してきたが、これは日本仕様のミニディスク再生装置として好適なものであり、仕様に応じて文字種は各種考えられることになる。例えば第2の文字種は第1の文字種(アスキー文字)に対して変換規則が一意的に定められ、変換可能であるものであれば実現可能であり、例えばハングル文字、アラビア文字、或は各種記号などとしてもよい。また、第1の文字種がアスキー文字以外の場合も本発明を採用できることはいうまでもない。
【0086】
さらに可能であれば第2の文字種として複数種類を設定し、各種必要に応じて変換できるように構成することも考えられる。例えばアスキー文字による文字情報を、表示の際にひらがな、カタカナ、ハングル文字のいづれかに変換して表示させる。何の文字種に変換するかは、上記実施例のように変換可能性、表示モード、ID文字列等により判別すればよい。例えば、ID文字列としてひらがな表示させたい場合は『HHH』、カタカナ表示させたい場合は『KKK』、ハングル文字で表示させたい場合は『NNN』などを設定しておけば正確に表示文字種を判別できる。
【0087】
なお、実施例では記録再生装置において本発明を採用した例をあげたが、再生専用装置であっても良い。また、光磁気ディスクに限らず、記録可能な又はROMタイプの光ディスクや磁気テープに対応した再生装置であっても本発明を採用できる。
また、楽曲を記録した記録媒体のみならず、各種データを記録した記録媒体に対応する再生装置にも応用できる。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の再生装置及び再生方法は、表示すべき第1の文字種による文字情報を、表示モード、変換可能性、ID文字列の有無等に応じて第2の文字種による文字列に変換されて表示されるようにしたため、言語及び使用文字種の差異により読みにくくなる表示を解消でき、ユーザーの文字表示の認識度を向上させることができるという効果がある。しかも、このために記録媒体の文字情報記録フォーマットの変更や、他の文字種を記録媒体に記録することによるソフト、ハード両面での負担増も不要であるとうい利点もあり、機器のコストアップにもつながらない。
さらに、第2の文字種を表示する際には、第1の文字種との間で切換表示や交互表示を行なうことで、より適正な表示状態を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の記録再生装置のブロック図である。
【図2】実施例の記録再生装置の平面図である。
【図3】実施例の記録再生装置に読み込まれるTOCセクター0のデータ構造の説明図である。
【図4】実施例の記録再生装置に読み込まれるTOCセクター1のデータ構造の説明図である。
【図5】実施例の記録再生装置に読み込まれるU−TOCセクター0のデータ構造の説明図である。
【図6】実施例の記録再生装置に読み込まれるU−TOCセクター1のデータ構造の説明図である。
【図7】実施例の記録再生装置に読み込まれるU−TOCセクター0のデータのリンク構造の説明図である。
【図8】第1の実施例の表示動作を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施例の表示動作を示すフローチャートである。
【図10】第3の実施例の表示動作を示すフローチャートである。
【図11】第4の実施例の表示動作を示すフローチャートである。
【図12】文字情報として記録されるアスキー文字の説明図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク
3 光学ヘッド
6 磁気ヘッド
8,14 エンコード/デコード部
11 システムコントローラ
12 メモリコントローラ
13 バッファRAM
19 操作入力部
20 表示部
21 カナ変換部
22 切換部
23 TOCメモリ

Claims (4)

  1. 1または複数単位の情報が記録されるデータ領域と、上記データ領域に記録された情報の記録位置と上記データ領域に記録された情報に関する文字情報とが記録された管理領域とを備える記録媒体を再生する再生装置において、
    上記管理領域から再生された文字列に第1の文字種から他の文字種への変換を行なうための識別子を抽出する識別子抽出手段と、
    上記識別子抽出手段にて識別子が抽出された場合には上記再生された文字列から上記識別子を削除した文字列を抽出する文字列抽出手段と、
    上記文字列抽出手段にて抽出された文字列を上記識別子の指示の基づいて他の文字種の文字列に変換する文字列変換手段と、
    上記文字列抽出手段にて上記識別子が削除されるとともに上記文字列変換手段にて他の文字種に変換された文字列を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする再生装置。
  2. 上記表示手段は、上記識別子抽出手段によって識別子が未抽出であった場合には、上記管理領域から再生された文字列を第1の文字種で表示する第1項記載の再生装置。
  3. 1または複数単位の情報が記録されるデータ領域と、上記データ領域に記録された情報の記録位置と上記データ領域に記録された情報に関する文字情報とが記録された管理領域とを備える記録媒体を再生する再生方法において、
    上記管理領域から再生された文字列に第1の文字種から他の文字種への変換を行なうための識別子を抽出し、
    識別子が抽出された場合には上記再生された文字列から上記識別子を削除した文字列を抽出し、
    上記抽出された文字列を上記識別子の指示の基づいて他の文字種の文字列に変換し、
    上記識別子が削除されるとともに上記他の文字種に変換された文字列を表示する
    ことを特徴とする再生方法。
  4. 上記管理領域から再生された文字列から上記識別子が未抽出であった場合には、上記上記管理領域から再生された文字列を第1の文字種で表示する第3項記載の再生方法。
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