JP2004005905A - 平面型プローブの形成方法および平面型プローブ - Google Patents

平面型プローブの形成方法および平面型プローブ Download PDF

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Abstract

【課題】複数の微小開口部の形状(角度、高さ、先端の開口)を任意に調整可能な平面型プローブの形成方法を実現し、高効率の近接場光を発生する平面型プローブを得ること。
【解決手段】複数の微小開口列を有し、当該微小開口の近傍に近接場光を発生させて光記録媒体に記録・再生を行なうための平面型のプローブを形成する平面型プローブの形成方法において、基板上に感光性樹脂膜を形成する工程(S11)と、少なくとも、リング形状パターンを有するフォトマスクと、拡散光成分を有する露光手段とを用い、基板上に円錐形感光性樹脂パターンの潜像を形成する工程(S12)と、円錐形感光性樹脂パターンの潜像を現像する工程(S13)と、円錐形感光性樹脂パターンをドライエッチングにより基板に転写する工程(S14)と、を含む。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDやDVDなどの光ディスクストレージ(光記録媒体)に情報を記録する際などに利用され、複数の微小開口の近傍に近接場光を発生させる平面型プローブの形成方法および平面型プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今の情報技術の普及により、様々な情報メディアを記録するための情報ストレージとして、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Video Disc)に代表される光記録媒体は、光記録の高密度化に加え、デジタル画像圧縮技術の進歩に伴い進展している。この高密度化には、記録ビットの微小化が必要であり、入射する光の短波長化およびレンズの高NA(開口率)化が図られている。しかし、光の屈折限界により、記録に関しては記録ビットを微小化することが困難になる。また、再生に関しては、微小化した記録ビットをクロストーク(外乱)なしで読むことができなくなる。そこで、このような、光の屈折限界による記録、再生の限界に対する解決策の1つとして、近接場光(Near Field Optics)を用いた光方式が提案されている。
【0003】
近接場とは、屈折率の異なる2つの媒体の一方から全反射条件以上で入射した光は、境界面にすべて反射されるが、一部境界面を越え非伝播の電場成分のみが染み出した領域として形成され、この非伝播の電場成分が染み出した領域(漏れ光)のことを意味する。また、このような領域は、近接場顕微鏡の光ファイバープローブのように、導入される光の波長よりも微細な開口を有する光ファイバーでも形成される。このような微小開口による近接場は、開口寸法とほぼ同じくらいしか横方向の広がりを持たず、開口から離れるにしたがって指数関数的に強度が減少し、開口と同程度以上に染み出すことがない。この近接場領域に、微小な散乱体を挿入することにより、近接場が散乱され伝播光の近接場光として変換される。このように、近接場光を用いれば、光の屈折限界を超えた解像度が得られるが、一般に伝播光に比べ近接場光は、非常に強度が弱いため、効果的に近接場光を発生させたり、検出する方法が模索されている。
【0004】
また、高速記録・再生方法も、高密度記録と同様に、その方法が検討されている。その一つとして、碁盤目状の複数の開口を有する平面プローブが提案されている。この平面プローブを用いることにより、走査速度は、(目標とする記録・再生の走査速度)/(開口数)で済むため、走査速度は低速でも、記録・再生は高速に行なうことが可能である。このように、高密度記録と高速記録・再生を行なう際は、平面プローブの近接場光を用いることが有効となる。
【0005】
このような平面型プローブの形成(製造)方法が、下記のごとく開示されている(たとえば特許文献1、特許文献2参照。)。特許文献1の特開2001−208672号公報では、SOI(SiliconOn Insulator)基板のシリコン結晶面を利用した異方性エッチングにより開口を形成している。また、特許文献2の特開2000−182264号公報では、電子ビームを用いて円形の感光性樹脂パターンを形成し、ドライエッチングにより円錐状プローブを形成している。この従来における平面型プローブの形成工程について図15を用いて説明する。
【0006】
図15において、符号10は窒化珪素膜、符号11はガラス基板、符号12は感光性樹脂パターン、符号13はプローブ、符号14は光反射膜、符号15は先端開口である。まず、図12(a)に示すように、ガラス基板11に窒化珪素膜10を成膜する。そして、同図の(b)に示すように、窒化珪素膜10が成膜されたガラス基板11に、化学増幅型レジストエキシマーステッパーを用いて円形のレジストパターン(感光性樹脂パターン)12を形成する。そして、(c)に示すように、円形のレジストパターン12をマスクとし、ドライエッチングで円錐状にエッチングを行なう。つぎに、(d)に示すように、レジストパターン12を残したまま、金属膜(光反射膜)14を成膜する。最後に、(e)に示すように、ウェットエッチングにより、レジストパターン12を除去することにより、先端開口15を有する平面型プローブを形成する。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−208672号公報
【特許文献2】
特開2000−182264号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記に示されるような従来の平面型プローブ、およびその製造方法にあっては、下記のような問題点があった。平面型プローブは、開口寸法のばらつきが大きな問題になる。すなわち、近接場光は、開口寸法とほぼ同じくらいしか伝播することができず(染み出すことができず)、強度は指数関数的に減少するため、平面型プローブを形成する各開口が大きくばらつくと、平面型プローブと一定間隔を置いた光記録媒体への近接場光強度が大きく異なり、記録・再生ができないところが生じる。
【0009】
また、特許文献1に開示されている技術にあっては、基板の酸化膜に形成されているシリコン膜厚のばらつきや写真製版時のレジストパターンのばらつきなど、上述したように、最も重要となる開口径寸法に関して多くのばらつきの要因が存在する。さらに、近接場光の発生効率に関係する開口の断面形状は、結晶の方位である四角錘状にしか形成することができない。さらに、特許文献2に開示されている技術にあっては、プローブの形状がドライエッチング能力に依存するため、角度の調整が困難であり、任意の形状のプローブを製造することができなかった。
【0010】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の微小開口部の形状(角度、高さ、先端の開口)を任意に調整可能な平面型プローブの形成方法を実現し、高効率の近接場光を発生する平面型プローブを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1にかかる平面型プローブの形成方法にあっては、複数の微小開口列を有し、当該微小開口の近傍に近接場光を発生させて光記録媒体に記録・再生を行なうための平面型のプローブを形成する平面型プローブの形成方法において、基板上に感光性樹脂膜を形成する第1の工程と、少なくとも、リング形状パターンを有するフォトマスクと、拡散光成分を有する露光手段とを用い、前記基板上に円錐形感光性樹脂パターンの潜像を形成する第2の工程と、前記円錐形感光性樹脂パターンの潜像を現像する第3の工程と、前記円錐形感光性樹脂パターンをドライエッチングにより前記基板に転写する第4の工程と、を含むものである。
【0012】
この発明によれば、基板上に感光性樹脂膜を形成し、リング形状パターンを有するフォトマスクと拡散光成分を有する露光手段とを用いて基板上に円錐形感光性樹脂パターンの潜像を形成し、さらにその潜像パターンを現像して円錐形感光性樹脂パターンを形成し、当該パターンをドライエッチングして基板に転写する際に、ドライエッチングの条件により、感光性樹脂と基板のエッチングレート比を変化させることにより、円錐形状の感光性樹脂パターンの底面の大きさ、角度を任意に調整することが可能になる。
【0013】
また、請求項2にかかる平面型プローブの形成方法にあっては、複数の微小開口列を有し、当該微小開口の近傍に近接場光を発生させて光記録媒体に記録・再生を行なうための平面型のプローブを形成する平面型プローブの形成方法において、基板上に感光性樹脂膜を形成する第1の工程と、少なくとも、リング形状パターンを有するフォトマスクと、前記リング形状パターンが解像限界以下となる露光手段とを用い、前記基板上に円錐形感光性樹脂パターンの潜像を形成する第2の工程と、前記円錐形感光性樹脂パターンの潜像を現像する第3の工程と、前記円錐形感光性樹脂パターンをドライエッチングにより前記基板に転写する第4の工程と、を含むものである。
【0014】
この発明によれば、基板上に感光性樹脂膜を形成し、リング形状パターンを有するフォトマスクとリング形状パターンが、解像限界以下となる露光手段とを用いて基板上に円錐形感光性樹脂パターンの潜像を形成し、さらにその潜像パターンを現像して円錐形感光性樹脂パターンを形成し、当該パターンをドライエッチングして基板に転写する際に、ドライエッチングの条件により、感光性樹脂と基板のエッチングレート比を変化させることにより、円錐形状の感光性樹脂パターンの底面の大きさ、角度を任意に調整することが可能になる。
【0015】
また、請求項3にかかる平面型プローブの形成方法にあっては、前記第4の工程において、エッチング処理を途中で停止し、先端部分に円錐形の感光性樹脂パターンの一部を残し、円錐台形状を形成するものである。
【0016】
この発明によれば、請求項1または2の第4の工程におけるドライエッチングにおいて、先端部分に円錐形の感光性樹脂パターンの一部を残した状態でエッチングを中止することにより、底面の大きさや角度の調整に加え、プローブ先端の大きさを任意に調整することが可能になる。
【0017】
また、請求項4にかかる平面型プローブの形成方法にあっては、前記基板と前記感光性樹脂膜との間に、前記第2の工程による露光により感光しない樹脂膜を設けるものである。
【0018】
この発明によれば、請求項1または3において、前基板と感光性樹脂膜との間に、第2の工程による露光により感光しない樹脂膜を設けることにより、ドライエッチングの条件によってプローブ根元にえぐれが発生することを防止することが可能になる。
【0019】
また、請求項5にかかる平面型プローブの形成方法にあっては、前記第4の工程のエッチングにおいて、前記円錐形感光性樹脂パターンと前記基板のエッチングの選択比を調整し、前記円錐形感光性樹脂パターンを拡大または縮小し前記基板に転写するものである。
【0020】
この発明によれば、請求項1〜4のいずれか一つにおいて、第4の工程のエッチングでは、円錐形感光性樹脂パターンと基板のエッチングの選択比を調整し、円錐形感光性樹脂パターンを拡大または縮小して基板に転写することにより、プローブの形状の調整範囲をより広げることが可能になる。
【0021】
また、請求項6にかかる平面型プローブの形成方法にあっては、さらに前記第4の工程の基板を母型として金型を製作し、当該金型を用いて樹脂成形によりプローブを形成する第5の工程と、を含むものである。
【0022】
この発明によれば、請求項1において、第4の工程までの工程で得られた基板を母型として金型を製作し、当該金型を用いて樹脂成形によりプローブを形成することにより、プローブを樹脂成形により製造することが可能になる。
【0023】
また、請求項7にかかる平面型プローブの形成方法にあっては、前記リング形状パターンは、中心の円と、当該円の外側に形成されたリング形状とを透光/遮光を交互に配したパターンからなるものである。
【0024】
この発明によれば、請求項1〜6のいずれか一つにおいて、中心の円と、当該円の外側に形成されたリング形状のパターンとからなるパターンを用いて露光処理を行なうことにより、円錐形状の感光性樹脂パターンを形成することが可能になる。
【0025】
また、請求項8にかかる平面型プローブの形成方法にあっては、前記基板は、透光性材料で構成されるものである。
【0026】
この発明によれば、請求項1〜7のいずれか一つにおいて、所定の波長の光を透過する透光成材料の基板を用いることにより、近接場光によるプローブを形成することができる。
【0027】
また、請求項9にかかる平面型プローブの形成方法にあっては、前記基板は、石英または光学ガラスよりなるものである。
【0028】
この発明によれば、請求項1〜5、7、8のいずれか一つにおいて、石英または光学ガラスの基板を用いることにより、屈折率、透過率に優れたプローブの形成が可能になる。
【0029】
また、請求項10にかかる平面型プローブの形成方法にあっては、前記基板は、プローブ材料と支持材料の複合構造を有するものである。
【0030】
この発明によれば、請求項1〜5、7のいずれか一つにおいて、プローブ材料と支持材料の複合構造を有する基板とすることにより、プローブ材料として、基板に成形できない、または成形が困難な材料、または透過率が低く薄くして用いることが必要な材料を用いることが可能になる。
【0031】
また、請求項11にかかる平面型プローブの形成方法にあっては、前記プローブ材料は、前記支持材料に対して屈折率を高くするものである。
【0032】
この発明によれば、請求項10において、プローブ材料を、支持材料に対して屈折率を高くすることにより、プローブ媒体中で、屈折率に応じて入射光に対する波長が短かくなり、微小近接場光を得ることが可能になる。
【0033】
また、請求項12にかかる平面型プローブの形成方法にあっては、前記プローブ材料は、当該請求項12に記載のいずれかによりなるものである。
【0034】
この発明によれば、請求項10または11において、プローブ材料として、基板に成形できない、あるいは成形が困難な材料、あるいは透過率が低く、薄くして用いることが必要な材料を用いることが可能になる。
【0035】
また、請求項13にかかる平面型プローブにあっては、複数の微小開口列を有し、当該微小開口の近傍に近接場光を発生させるための平面型プローブを、請求項1に記載の平面型プローブの形成方法にしたがって形成するものである。
【0036】
この発明によれば、平面型プローブを、請求項1に記載の平面型プローブの形成方法にしたがって形成することにより、任意の形状のプローブが形成可能になる。
【0037】
また、請求項14にかかる平面型プローブにあっては、複数の微小開口列を有し、当該微小開口の近傍に近接場光を発生させるための平面型プローブを、請求項2に記載の平面型プローブの形成方法にしたがって形成するものである。
【0038】
この発明によれば、平面型プローブを、請求項2に記載の平面型プローブの形成方法にしたがって形成することにより、任意の形状のプローブが形成可能になる。
【0039】
また、請求項15にかかる平面型プローブにあっては、少なくともプローブの斜面に遮光膜または光反射膜を形成するものである。
【0040】
この発明によれば、請求項13において、少なくともプローブの斜面に遮光膜または光反射膜を形成することにより、記録・再生時におけるレーザ出力を決定する上で重要な光利用効率を高めることが可能になる。
【0041】
また、請求項15にかかる平面型プローブにあっては、前記プローブが形成される基板の裏面に、光源からの光を前記プローブの根元に集光させる集光手段を一体的に設けたものである。
【0042】
この発明によれば、請求項14、15または16において、プローブが形成される基板の裏面に、光源からの光をプローブの根元に集光させる集光手段(レンズ機能)を一体的に設けることにより、従来におけるレンズが不要になると共に、光源との光軸合わせが容易になる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる平面型プローブの形成方法および平面型プローブの好適な実施の形態について添付図面を参照し、詳細に説明する。なお、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
【0044】
本発明は、角度、高さ、先端の開口を任意の形状に形成する平面型プローブの形成方法および平面型プローブを提供し、高効率の近接場光を発生させるプローブを製造するものである。以下、具体的に実施の形態1,2,3にわけて説明する。
【0045】
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1にかかる平面型プローブの形成方法の一連の製造工程について図1を用いて説明する。まず、基板上に感光性樹脂を塗布する(S11)。この場合の感光性樹脂は、市販のフォトレジストを用いる。続いて、リング状パターンを有するフォトマスクを用い、拡散光成分を有する露光手段により、上記感光性樹脂を露光し、円錐形パターンの潜像を形成する(S12)。
【0046】
さらに、上記潜像化された円錐形パターンを現像し、円錐形状の感光性樹脂パターンを形成する(S13)。続いて、上記感光性樹脂パターンが形成された基板に対し、エッチングがほぼ垂直方向のみに進行する異方性ドライエッチング(an−isotropic etching)を行ない、当該円錐形状の感光性樹脂パターンを基板に転写する(S14)。
【0047】
さらに、上述した図1のそれぞれの工程について説明する。上記S12における露光工程では、たとえば図2あるいは図3に示すリング状パターンのフォトマスクを用いる。図2に示すフォトマスクでは、石英ガラス100に、中央部分に黒丸のCr(クロム)パターン101、その隣接する部分を透明部分102とし、その外側をリング状のCr(クロム)パターン101が形成されている。他方、図3に示すフォトマスクでは、図2とは反対に、中央を透明部分102とし、その隣接するリング部分をCrパターン101とする。なお、図2および図3のフォトマスクでは1つのパターンで示しているが、複数のリングで構成したパターンであってもよい。
【0048】
ここで、このリング状パターンを有するフォトマスクを用いた露光状況を図4を参照して説明する。図において、符号110は感光性樹脂、符号120は基板、符号10aは拡散光、符号10bは平行光である。上記フォトマスクを用い、拡散光成分を有する露光手段により感光性樹脂110を露光すると、図4に示すように、拡散光10aが干渉を起こし、リング状パターンの下に円錐形の潜像が形成される。
【0049】
さらに、上記潜像に対して現像を行なう。この現像の状態を図5に示す。図4における円錐形の潜像パターンに対して現像処理を行なうと、現像後の感光性樹脂パターン130が基板120上に形成される。なお、符号110aは元の感光性樹脂の厚さである。
【0050】
なお、この実施の形態1で用いる拡散光成分を有する露光手段とは、用いる露光装置が拡散光を持つものであってもよいし、平行光のみの露光装置を用いる場合には光路中に拡散板などの拡散光成分を発生させる手段を挿入する構成であってもよい。
【0051】
このとき、形成される円錐形状の感光性樹脂パターンは、リング状パターンの形状、感光性樹脂の厚さ、露光手段、現像条件などを変化させることにより、その形状を調整することが可能である。
【0052】
続いて、上記現像後の感光性樹脂パターン130が形成された基板120に対し、異方性ドライエッチングを行なう。このときの、ドライエッチングは図6に示すように、現像後の感光性樹脂パターン130と基板120の双方に作用し、円錐形状の感光性樹脂パターンが基板120に転写される。すなわち、符号140で示されるように、レジスト形状を縦方向に転写した状態となる。このとき、ドライエッチングの条件により、感光性樹脂と基板のエッチングレート比を変化させることにより、円錐形状の感光性樹脂パターン形状を、縦方向(高さ方向)に拡大あるいは縮小させて転写することが可能となるので、プローブ形状を調整することができる。
【0053】
つぎに、上述した平面型プローブの具体的な形成例について説明する。なお、この形成例は、本発明者らによって上記平面型プローブの製造プロセスを確立する上で、様々な材料、形成条件などを組み合わせ、良好な平面型プローブが形成されることを検証したものである。
【0054】
(形成例1−1)
石英基板に、まず、プライマー(東京応化製、OAP)を塗布した後、感光性樹脂(東京応化製、OFPR800)を5μmの厚さに塗布する。続いて、図2に示したリング状パターン(中央の円0.6μmφ、スペース0.6μm、リング幅0.6μm)を用い、拡散光成分を有する密着型露光装置で露光を行なう。さらに、現像液(東京応化製、NMD−W)により現像処理を行ない、底辺2μm、高さ1.5μmの円錐形パターンを得る。
【0055】
続いて、CFを用いたECR(Electron Cyclotron Resonance)エッチング(感光性樹脂と石英基板のエッチング比、およそ1:1)を行なうことにより、底辺2μm、高さ1.5μmのプローブが得られることが確認できた。
【0056】
図7にエッチングにより形成された感光性樹脂パターン(プローブアレイ)130の例を示す。なお、符号121は保護膜、符号122は保護膜上レジストである。
【0057】
(形成例1−2)
ここでは、上記形成例1−1と同条件で同形状の円錐形状パターンを形成し、Cガスを用い、ECRエッチング(感光性樹脂と石英基板のエッチング比、およそ1:3)を行ない、底辺2μm、高さ4.5μmのプローブが得られることが確認できた。図8にレジスト除去後の形状を示す。ここでは基板120上に円錐台形プローブ140aが形成される。
【0058】
これにより、先端平面は基板の平面となり、平滑な面を得ることができる。また、複数のプローブアレイを形成した場合、高さを同一にすることができる。さらに、プローブ周辺に保護用壁を設ける場合、プローブ先端と保護用壁上面とを同一の高さとすることができる。
【0059】
(形成例1−3)
ここでは、上記形成例1−1と同条件で同形状の円錐形状パターンを形成し、Cガスを用い、ECRエッチング(感光性樹脂と石英基板のエッチング比、およそ1:3)を行ない、エッチングを樹脂パターンの一部が残った状態で終了することにより、底辺2μm、高さ2μm、先端平面1μmφのプローブが得られることが確認できた。
【0060】
(形成例1−4)
石英基板に、まず、プライマー(東京応化製、OAP)を塗布した後、感光性樹脂(東京応化製、OFPR800)を0.1μmの厚さに塗布し、150℃で30分ベークを行なう。その後、さらに感光性樹脂(東京応化製、OFPR800)を5μmの厚さに塗布し、90℃で30分ベークを行なう。なお、図9に150℃でベークしたレジスト膜150の状態を示す。
【0061】
続いて、図2に示したリング状パターン(中央の円0.6μmφ、スペース0.6μm、リング幅0.6μm)を用い、拡散光成分を有する密着型露光装置で露光を行なう。さらに、現像液(東京応化製、NMD−W)により現像処理を行ない、図9に示すような、底辺2μm、高さ1.5μmの円錐形パターンを得る。
【0062】
この形成方法によって得られた感光性樹脂パターンを有する基板を、形成例1−1および1−2の条件でECRエッチングを行ない、それぞれの形成例に示したプローブを得る。ところで、ドライエッチングの条件によってはプローブ根元にえぐれが発生することがある。このえぐれが発生すると、機械的な強度が低下してプローブが根元から折れることがある。これに対して本実施の形態におけるプローブを評価したところ、すべての素子においてプローブ根元のえぐりは観察されなかった。
【0063】
なお、上記露光では感光しない樹脂膜としては、円錐形の感光性樹脂パターンを形成するための樹脂を塗布した後、ハードベークして感光性を消失させたもの、あるいは感光性樹脂の感光成分を除去したものが適している。
【0064】
(形成例1−5)
本形成例を図10に示す。ガラス基板(支持基板)160にプローブ材料としてSiウエハ170を研磨し、5μmの厚さに形成する。この後、形成例1−1と同条件にて同形状の円錐形パターンをSiウエハ170上に形成する。続いて、SFガスを用いたECRエッチング(感光性樹脂とSiのエッチング比、およそ1:2)を行ない、ガラス基板(支持基板)160上に、プローブ材料のSi2μmが全面に覆われ、その上に底辺2μm、高さ3μmのSi突起(円錐台プローブ180)を有する平面型プローブが得られることを確認することができた。
【0065】
上記のプローブ形成方法において、プローブ材料として、基板に成形することができない、あるいは成形が困難な材料、あるいは透過率が低いために薄くして用いることが必要な材料を用いることが可能になり、屈折率、透過率、使用波長といった特性の選択性が向上する。具体的には、支持材料として石英または光学ガラスを用い、プローブ材料として、スパッタまたはCVD(chemicalvapor deposition:化学気相成長法)で形成したダイヤモンド膜、Si膜、Si膜、あるいは陽極接合したSi単結晶などを用いることが可能になる。
【0066】
さらに、プローブ材料として、単結晶Si、SiO、Ge、ガラス、結晶石英、C(ダイヤモンド)、アモルファスSi、マイクロクリスタル(微小結晶)Si、多結晶Si、SixNy(x、yは任意)、TiO、ZnO、TeO、Al、Y、LaS、LiGaO、BaTiO、SrTiO、PbTiO、KNNO、K(Ta、Nb)O(KTN)、LiTaO、LitTaO、Pb(Mg1/3Nb2/3)O、(Pb,La)(Zr,Ti)O、(Pb,La)(Hf,Ti)O、PbGeO、LiGeO、MgAl、CoFe、(Sr,Ba)Nb、LaTi、NdTi、BaTiSi12、PbGe11、BiGe12、BiSi12、YAl12、GdFe12、(Gd,Bi)Fe12、BaNaNbO15、Bi12GeOO、Bi12SiO、Ga12Al1433、LiF、NaF、KF、RbF、CsF、NaCl、KCl、RbCl、CsCl、AgCl、TlCl、CuCl、LiBr、NaBr、KBr、CsBr、AgBr、TlBr、LiI、NaI、KI、CsI、Tl(Br,I)、TI(Cl,Br)、MgF、CaF、SrF、CaF、PbF2、HgCI、FeF、CsPbCl、BaMgF、BaZnF、NaSbF、LiClO・3HO、CdHg(SCN)、ZnS、ZnSe、ZnTe、CdS、CdSe、CdTe、α‐HgS、PbS、PbSe、EuS、EuSe、GaSe、LiInS、AgGaS、AgGaS、AgGaSe、TiInS、TiInSe、TlGaSe、TlGaS、As、AsSe、AgAsS、AgSbS、CdGaS、CdCr、TlTa、TlTaSe、TlVS、TlAsS、TlPSe、GaP、GaAs、GaN、(Ga,Al)As、Ga(As,P)、(InGa)P、(InGa)As、(Ga,Al)Sb、Ga(AsSb)、(InGa)(AsP)、(GaAI)(AsSb)、ZnGeP、CaCO、NaNo、α‐HIO、α‐LiO、KIO、FeBO、FeBO、FeBO、KB・4HO、BeSO・2HO、CuSO・5HO、LiSO・HO、KHPO、KDPO、NHPO、KHAsO、KDAsO、CSHAsO、CsDAsO、KTiOPO、RbTiOPO、(K,Rb)TiOPO、PbMoO、β‐Gd(MoO、β‐Tb(MoO、PbMoO、BiWO、KMoOS・KCL、YVOCa(VO、Pb(GeO)(VO、CO(NH2)、Li(COOH)・HO、Sr(COOH)、(NHCHCOOH)SO、(NDCDCOOD)SO、(NHCHCOOH)BeF、(NH・HO、C、CNO、C(NO)、CNOBr、CNOCI、CNONH、C(NH)OH、C(COHCs、C(COHRb、CNOCHNH、CCH(NH、C12・HOKH(C)、C1OH11N、[CH・CF]nも使用可能である。
【0067】
(形成例1−6)
ここでは、上述した形成例1−1〜1−5によって形成した平面型プローブの表面に、スパッタ(sputtering)によってAl膜を2000Å形成した後、突起先端のAl膜をFIB(Focused Ion Beam:集束分子線)によって除去し、図11に示すような、先端開口191に遮光膜192つきの平面型プローブ190を形成する。なお、FIBは、ビーム径0.1μm、あるいはそれ以下の径に絞った極細のイオンビームである。
【0068】
したがって、この形成例1−6により、記録・再生時のレーザ出力を決定する上で重要な光利用効率を向上させた平面型プローブを得ることができる。なお、この形成例1−6では、Alを用いた例について述べたが、Au,Ag,Cu,Ti,Wなどの金属およびそれらの積層膜を用いることも可能である。
【0069】
[実施の形態2]
まず、本発明の実施の形態2にかかる平面型プローブの形成方法の一連の製造工程について図12を用いて説明する。まず、基板上に感光性樹脂を塗布する(S21)。この場合の感光性樹脂は、市販のフォトレジストを用いる。続いて、リング状パターンを有するフォトマスクを用い、リング状パターンが解像限界以下になる露光手段により、上記感光性樹脂を露光し、円錐形パターンの潜像を形成する(S22)。
【0070】
さらに、上記潜像化された円錐形パターンを現像し、円錐形状の感光性樹脂パターンを形成する(S23)。続いて、上記感光性樹脂パターンが形成された基板に対し、エッチングがほぼ垂直方向のみに進行する異方性ドライエッチング(an−isotropic etching)を行ない、当該円錐形状の感光性樹脂パターンを基板に転写する(S24)。
【0071】
さらに、上述した図12のそれぞれの工程について説明する。上記S22における露光工程では、実施の形態1と同様に、たとえば、図2あるいは図3に示すリング状パターンのフォトマスクを用いる。図2に示すフォトマスクでは、石英ガラス100に、中央部分に黒丸のCr(クロム)パターン101、その隣接する部分を透明部分102とし、その外側をリング状のCr(クロム)パターン101が形成されている。他方、図3に示すフォトマスクでは、図2とは反対に、中央を透明部分102とし、その隣接するリング部分をCrパターン101とする。なお、図2および図3のフォトマスクでは1つのパターンで示しているが、複数のリングで構成したパターンであってもよい。
【0072】
ここで、このリング状パターンを有するフォトマスクを用いた露光状況を図13を参照して説明する。図において、符号110は感光性樹脂、符号120は基板、符号30aは入射光、符号30bは回折光である。上記フォトマスクを用い、リング状パターンが解像限界以下となる露光手段により感光性樹脂110を露光すると、図13に示すように、パターンのエッジにより回折された回折光30bと入射光(平行光)310aとの光路差または拡散光成分により干渉を起こし、リング状パターンの下に円錐形の潜像が形成される。このとき、マスク寸法によっては中央部に露光の少ない部分が生じる。
【0073】
さらに、上記潜像に対して現像を行なう。この現像の状態を図5に示す。図13における円錐形の潜像パターンに対して現像処理を行なうと、現像後の感光性樹脂パターン130が基板120上に形成される。なお、符号110aは元の感光性樹脂の厚さである。
【0074】
なお、ここでは、解像限界以下となる露光手段(露光装置)を用いる。一般に露光装置の能力として解像限界が定められている。解像限界とは、該当露光装置を用いて形成可能な感光性樹脂パターンの最小線幅およびスペース幅として定義されている。この実施の形態2ではこの解像限界以下のパターンを積極的に用いている。
【0075】
このとき、形成される円錐形状の感光性樹脂パターンは、実施の形態1と同様に、リング状パターンの形状、感光性樹脂の厚さ、露光手段、現像条件などを変化させることにより、その形状を調整することが可能である。
【0076】
続いて、実施の形態1と同様に、上記現像後の感光性樹脂パターン130が形成された基板120に対し、異方性ドライエッチングを行なう。このときの、ドライエッチングは図6に示すように、現像後の感光性樹脂パターン130と基板120の双方に作用し、円錐形状の感光性樹脂パターンが基板120に転写される。すなわち、符号140で示されるように、レジスト形状を縦方向に転写した状態となる。このとき、ドライエッチングの条件により、感光性樹脂と基板のエッチングレート比を変化させることにより、円錐形状の感光性樹脂パターン形状を、縦方向(高さ方向)に拡大あるいは縮小させて転写することが可能となるので、プローブ形状を調整することができる。
【0077】
つぎに、上述した実施の形態2における平面型プローブの具体的な形成例について説明する。なお、この形成例は、本発明者らによって上記平面型プローブの製造プロセスを確立する上で、様々な材料、形成条件などを組み合わせ、良好な平面型プローブが形成されることを検証したものである。
【0078】
(形成例2−1)
石英基板に、まず、プライマー(東京応化製、OAP)を塗布した後、ポジタイプ感光性樹脂(東京応化製、OFPR800)を5μmの厚さに塗布する。続いて、図2に示したリング状パターン(中央の円0.6μmφ、スペース0.6μm、リング幅0.6μm)を用い、拡散光成分を有する密着型露光装置(解像限界3μmラインアンドスペース)で露光を行なう。さらに、現像液(東京応化製、NMD−W)により現像処理を行ない、図5に示した形状の、底辺2μm、高さ1.5μmの円錐形パターンを得る。
【0079】
続いて、図6に示すように、CFを用いたECR(Electron Cyclotron Resonance)エッチング(感光性樹脂と石英基板のエッチング比、およそ1:1)を行なうことにより、底辺2μm、高さ1.5μmのプローブが得られることが確認できた。
【0080】
(形成例2−2)
ここでは、上記形成例2−1と同条件で同形状の円錐形状パターンを形成し、Cガスを用い、ECRエッチング(感光性樹脂と石英基板のエッチング比、およそ1:3)を行ない、底辺2μm、高さ4.5μmのプローブが得られることが確認できた。
【0081】
(形成例2−3)
ここでは、上記形成例2−1と同条件で同形状の円錐形状パターンを形成し、Cガスを用い、ECRエッチング(感光性樹脂と石英基板のエッチング比、およそ1:3)を行ない、エッチングを樹脂パターンの一部が残った状態で終了することにより、底辺2μm、高さ2μm、先端平面1μmφのプローブが得られることが確認できた。
【0082】
(形成例2−4)
本形成例を図10に示す。ガラス基板(支持基板)160にプローブ材料としてSiウエハ170を陽極接合し、さらにSiウエハ170を研磨し、5μmの厚さに成形する。この後、形成例2−1と同条件にて同形状の円錐形パターンをSiウエハ170上に形成する。続いて、SFガスを用いたECRエッチング(感光性樹脂とSiのエッチング比、およそ1:2)を行ない、ガラス基板(支持基板)160上に、プローブ材料のSi2μmが全面に覆われ、その上に底辺2μm、高さ3μmのSi突起(円錐台プローブ180)を有する平面型プローブが得られることを確認することができた。
【0083】
(形成例2−5)
ガラス基板(支持基板)160に、Ta膜を5μmの厚さに成形する。この後、形成例2−1と同条件にて同形状の円錐形パターンをTa膜上に形成する。続いて、Cガスを用いたECRエッチング(感光性樹脂とTa膜のエッチング比、およそ1:2)を行なうことにより、ガラス基板(支持基板)160上に、プローブ材料のTa膜2μmが全面を覆い、その上に底辺2μm、高さ3μmのTa突起を有する平面型プローブが形成される。
【0084】
(形成例2−6)
ここでは、上述した形成例2−1〜2−5によって形成した平面型プローブの表面に、スパッタ(sputtering)によってAl膜を2000Å形成した後、突起先端のAl膜をFIB(Focused Ion Beam:集束分子線)によって除去し、図11に示すような、先端開口191に遮光膜192つきの平面型プローブ190を形成する。
【0085】
[実施の形態3]
つぎに、上述した平面型プローブによる集光手段および実使用時の構成などについて図14を参照し、説明する。図14(a)は通常のレンズによる集光、(b)はプローブに集光手段(レンズ機能)を設けた例を示すものである。
【0086】
図14(a)において、符号192は遮光膜、符号194は突起、符号196はレンズ、符号200は近接場光、符号201はCD、DVDなどのメディア、符号201aは記録パターンである。また、図14(b)の符号195は集光部である。
【0087】
図14(a)に示す通常の平面型プローブは、図示するように、実際に使用する場合、光源とレンズ196の光軸、プローブの光軸の3つを同軸上に合わせて組立て使用される。
【0088】
図14(b)に示す集光部195は、プローブの光軸と同軸上の突起104の根元に対応する基板裏側に形成される。すなわち、図14(a)のレンズ196と同一機能を有し、そのレンズ196の代わりに、図14(b)に示すように基板120に一体的にレンズ機能を形成するものである。
【0089】
集光部195の具体的な形成方法は以下のようにして行なわれる。まず、上述した実施の形態による平面型プローブ裏面に感光性樹脂を塗布し、フォトマスク(たとえば、特開2001−92147合公報に開示されているマスク)を用いて露光する。続いて、プローブ対応部分の裏側にレンズ形状の感光性樹脂潜像を形成した後に現像を行ないレンズ形状の感光性樹脂パターンを得る。さらにこの裏面よりRIE(reactive ion etcing:反応性イオンエッチング)による異方性ドライエッチングを行ない、レンズ形状の感光性パターンを基板120に転写することにより図14(b)に示すような突起194に対応した裏面に集光部195が形成される。なお、上記RIEは、化学的に活性なイオン種を電界に沿って加速し、基板に対して垂直に進むようにエッチングに方向性を持たせるものである。
【0090】
このように、図14(b)に示したようなプローブ構成とすることにより、図14(a)における集光用のレンズ196が不要になる。さらに通常の平面型プローブ(図14(a)参照)では光源−レンズ−プローブの3箇所の光軸合わせが必要になるのに対し、図14(b)の構造では、光源−集光部195の2箇所の光軸合わせで良くなるため、光軸合わせを含む組立を簡単に行なうことができる。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかる平面型プローブの形成方法(請求項1)によれば、基板上に感光性樹脂膜を形成し、リング形状パターンを有するフォトマスクと拡散光成分を有する露光手段とを用いて基板上に円錐形感光性樹脂パターンの潜像を形成し、さらにその潜像パターンを現像して円錐形感光性樹脂パターンを形成し、当該パターンをドライエッチングして基板に転写する際に、ドライエッチングの条件により、感光性樹脂と基板のエッチングレート比を変化させることにより、円錐形状の感光性樹脂パターンの底面の大きさ、角度を任意に調整することが可能になるため、高効率の近接場光を発生する平面型プローブを製造することができる。
【0092】
また、本発明にかかる平面型プローブの形成方法(請求項2)によれば、基板上に感光性樹脂膜を形成し、リング形状パターンを有するフォトマスクとリング形状パターンが、解像限界以下となる露光手段とを用いて基板上に円錐形感光性樹脂パターンの潜像を形成し、さらにその潜像パターンを現像して円錐形感光性樹脂パターンを形成し、当該パターンをドライエッチングして基板に転写する際に、ドライエッチングの条件により、感光性樹脂と基板のエッチングレート比を変化させることにより、円錐形状の感光性樹脂パターンの底面の大きさ、角度を任意に調整することが可能になるため、高効率の近接場光を発生する平面型プローブを製造することができる。
【0093】
また、本発明にかかる平面型プローブの形成方法(請求項3)によれば、請求項1または2の第4の工程におけるドライエッチングにおいて、先端部分に円錐形の感光性樹脂パターンの一部を残した状態でエッチングを中止することにより、底面の大きさや角度の調整に加え、プローブ先端の大きさを任意に調整することが可能になるため、高効率の近接場光を発生する平面型プローブを製造することができる。また、先端平面は基板の平面となり、平滑な面を得ることができ、さらに複数のプローブアレイを形成した場合、高さを同一とすることができる。また、プローブ周辺に保護用壁を設ける場合、プローブ先端と保護用壁上面を同一の高さとすることができる。
【0094】
また、本発明にかかる平面型プローブの形成方法(請求項4)によれば、請求項1または3において、前基板と感光性樹脂膜との間に、第2の工程による露光により感光しない樹脂膜を設けることにより、ドライエッチングの条件によってプローブ根元にえぐれが発生することを防止することができる。
【0095】
また、本発明にかかる平面型プローブの形成方法(請求項5)によれば、請求項1〜4のいずれか一つにおいて、第4の工程のエッチングでは、円錐形感光性樹脂パターンと基板のエッチングの選択比を調整し、円錐形感光性樹脂パターンを拡大または縮小して基板に転写するので、プローブの形状の調整範囲をさらに広げることができる。
【0096】
また、本発明にかかる平面型プローブの形成方法(請求項6)によれば、請求項1において、第4の工程までの工程で得られた基板を母型として金型を製作し、当該金型を用いて樹脂成形によりプローブを形成することにより、プローブを樹脂成形により製造することが可能になるので、安価でかつ大量に製造することができる。
【0097】
また、本発明にかかる平面型プローブの形成方法(請求項7)によれば、請求項1〜6のいずれか一つにおいて、中心の円と、当該円の外側に形成されたリング形状のパターンとからなるリング形状パターンを用いて露光処理を行なうので、円錐形状の感光性樹脂パターンを形成することができる。
【0098】
また、本発明にかかる平面型プローブの形成方法(請求項8)によれば、請求項1〜7のいずれか一つにおいて、所定の波長の光を透過する透光成材料の基板を用いるため、近接場光を利用した効果的な平面型プローブを形成することができる。
【0099】
また、本発明にかかる平面型プローブの形成方法(請求項9)によれば、請求項1〜5、7、8のいずれか一つにおいて、石英または光学ガラスの基板を用いるため、屈折率、透過率に優れた平面型プローブを製造することができる。
【0100】
また、本発明にかかる平面型プローブの形成方法(請求項10)によれば、請求項1〜5、7のいずれか一つにおいて、プローブ材料と支持材料の複合構造を有する基板とすることにより、プローブ材料として、基板に成形できない、または成形が困難な材料、または透過率が低く薄くして用いることが必要な材料を用いることが可能になるため、屈折率、透過率、使用波長の選択性(自由度)が広がる。
【0101】
また、本発明にかかる平面型プローブの形成方法(請求項11)によれば、請求項10において、プローブ材料を、支持材料に対して屈折率を高くするので、プローブ媒体中で、屈折率に応じ入射光に比して、波長が短かくなり、微小近接光を得ることができる。
【0102】
また、本発明にかかる平面型プローブの形成方法(請求項12)によれば、請求項10または11において、プローブ材料として、基板に成形できない、あるいは成形が困難な材料、あるいは透過率が低く、薄くして用いることが必要な材料を用いることが可能になるため、屈折率、透過率、使用波長とった特性の選択性が広くなる。
【0103】
また、本発明にかかる平面型プローブ(請求項13)によれば、平面型プローブを、請求項1に記載の平面型プローブの形成方法にしたがって形成することにより、任意の形状のプローブが形成可能になるので、記録・再生時のレーザ出力を決定する上で重要な光利用効率の高い、近接場光サイズが調整された平面型プローブが得られる。
【0104】
また、本発明にかかる平面型プローブ(請求項14)によれば、平面型プローブを、請求項2に記載の平面型プローブの形成方法にしたがって形成することにより、任意の形状のプローブが形成可能になるので、記録・再生時のレーザ出力を決定する上で重要な光利用効率の高い、近接場光サイズが調整された平面型プローブが得られる。
【0105】
また、本発明にかかる平面型プローブ(請求項15)によれば、請求項13において、少なくともプローブの斜面に遮光膜または光反射膜を形成するため、記録・再生時のレーザ出力を決定する上で重要な光利用効率を高めることができる。
【0106】
また、本発明にかかる平面型プローブ(請求項16)によれば、請求項14、15または16において、プローブが形成される基板の裏面に、光源からの光をプローブの根元に集光させる集光手段(レンズ機能)を一体的に設けることにより、従来におけるレンズが不要になると共に、別個のレンズを用いずに、プローブに集光手段(レンズ)を光軸が一致するように形成しているので、光源と集光手段とのと光軸合わせだけで済み、組立てが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる平面化プローブの形成方法における一連の製造工程を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施の形態にかかる露光工程に使用するフォトマスクの第1の構成例を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる露光工程に使用するフォトマスクの第2の構成例を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態1にかかる露光工程における露光状態を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる現像工程で形成される円錐形パターンを示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかるエッチング工程を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかるエッチング工程後のプローブアレイの形成状態を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかるレジスト除去後の状態(円錐台形プローブ)を示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態における形成例4に対応したレジストの形成状態を示す断面図である。
【図10】本発明の実施の形態における形成例5に対応したプローブの形成状態を示す断面図である。
【図11】本発明の実施の形態における形成例6に対応した遮光膜形成後のプローブの構造を示す断面図である。
【図12】本発明の実施の形態1にかかる平面化プローブの形成方法における一連の製造工程を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態2にかかる露光工程における露光状態を示す説明図である。
【図14】平面型プローブによる集光手段および実使用時の構成などを示す説明図であり、(a)は通常の平面型プローブの例、(b)は本発明による平面型プローブの例である。
【図15】従来における平面型プローブの製造工程を示す説明図である。
【符号の説明】
100 石英ガラス
101 Crパターン
102 透明部分
110 感光性樹脂
120 基板
130 感光性樹脂パターン
150 レジスト膜
160 ガラス基板(支持基板)
170 プローブ材料
140a,180 円錐台形プローブ
190 平面型プローブ
191 先端開口
192 遮光膜
194 突起
195 集光部

Claims (16)

  1. 複数の微小開口列を有し、当該微小開口の近傍に近接場光を発生させて光記録媒体に記録・再生を行なうための平面型のプローブを形成する平面型プローブの形成方法において、
    基板上に感光性樹脂膜を形成する第1の工程と、
    少なくとも、リング形状パターンを有するフォトマスクと、拡散光成分を有する露光手段とを用い、前記基板上に円錐形感光性樹脂パターンの潜像を形成する第2の工程と、
    前記円錐形感光性樹脂パターンの潜像を現像する第3の工程と、
    前記円錐形感光性樹脂パターンをドライエッチングにより前記基板に転写する第4の工程と、
    を含むことを特徴とする平面型プローブの形成方法。
  2. 複数の微小開口列を有し、当該微小開口の近傍に近接場光を発生させて光記録媒体に記録・再生を行なうための平面型のプローブを形成する平面型プローブの形成方法において、
    基板上に感光性樹脂膜を形成する第1の工程と、
    少なくとも、リング形状パターンを有するフォトマスクと、前記リング形状パターンが解像限界以下となる露光手段とを用い、前記基板上に円錐形感光性樹脂パターンの潜像を形成する第2の工程と、
    前記円錐形感光性樹脂パターンの潜像を現像する第3の工程と、
    前記円錐形感光性樹脂パターンをドライエッチングにより前記基板に転写する第4の工程と、
    を含むことを特徴とする平面型プローブの形成方法。
  3. 前記第4の工程において、エッチング処理を途中で停止し、先端部分に円錐形の感光性樹脂パターンの一部を残し、円錐台形状を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の平面型プローブの形成方法。
  4. 前記基板と前記感光性樹脂膜との間に、前記第2の工程による露光により感光しない樹脂膜を設けることを特徴とする請求項1または3に記載の平面型プローブの形成方法。
  5. 前記第4の工程のエッチングにおいて、前記円錐形感光性樹脂パターンと前記基板のエッチングの選択比を調整し、前記円錐形感光性樹脂パターンを拡大または縮小し前記基板に転写することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の平面型プローブの形成方法。
  6. さらに、前記第4の工程の基板を母型として金型を製作し、当該金型を用いて樹脂成形によりプローブを形成する第5の工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の平面型プローブの形成方法。
  7. 前記リング形状パターンは、中心の円と、当該円の外側に形成されたリング形状とを透光/遮光を交互に配したパターンからなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の平面型プローブの形成方法。
  8. 前記基板は、透光性材料で構成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の平面型プローブの形成方法。
  9. 前記基板は、石英または光学ガラスよりなることを特徴とする請求項1〜5、7、8のいずれか一つに記載の平面型プローブの形成方法。
  10. 前記基板は、プローブ材料と支持材料の複合構造を有することを特徴とする請求項1〜5、7のいずれか一つに記載の平面型プローブの形成方法。
  11. 前記プローブ材料は、前記支持材料に対して屈折率を高く設定されることを特徴とする請求項10に記載の平面型プローブの形成方法。
  12. 前記プローブ材料は、単結晶Si、SiO、Ge、ガラス、結晶石英、C(ダイヤモンド)、アモルファスSi、マイクロクリスタル(微小結晶)Si、多結晶Si、SixNy(x、yは任意)、TiO、ZnO、TeO、Al、Y、LaS、LiGaO、BaTiO、SrTiO、PbTiO、KNNO、K(Ta、Nb)O(KTN)、LiTaO、LitTaO、Pb(Mg1/3Nb2/3)O、(Pb,La)(Zr,Ti)O、(Pb,La)(Hf,Ti)O、PbGeO、LiGeO、MgAl、CoFe、(Sr,Ba)Nb、LaTi、NdTi、BaTiSi12、PbGe11、BiGe12、BiSi12、YAl12、GdFe12、(Gd,Bi)Fe12、BaNaNbO15、Bi12GeOO、Bi12SiO、Ga12Al1433、LiF、NaF、KF、RbF、CsF、NaCl、KCl、RbCl、CsCl、AgCl、TlCl、CuCl、LiBr、NaBr、KBr、CsBr、AgBr、TlBr、LiI、NaI、KI、CsI、Tl(Br,I)、TI(Cl,Br)、MgF、CaF、SrF、CaF、PbF2、HgCI、FeF、CsPbCl、BaMgF、BaZnF、NaSbF、LiClO・3HO、CdHg(SCN)、ZnS、ZnSe、ZnTe、CdS、CdSe、CdTe、α‐HgS、PbS、PbSe、EuS、EuSe、GaSe、LiInS、AgGaS、AgGaS、AgGaSe、TiInS、TiInSe、TlGaSe、TlGaS、As、AsSe、AgAsS、AgSbS、CdGaS、CdCr、TlTa、TlTaSe、TlVS、TlAsS、TlPSe、GaP、GaAs、GaN、(Ga,Al)As、Ga(As,P)、(InGa)P、(InGa)As、(Ga,Al)Sb、Ga(AsSb)、(InGa)(AsP)、(GaAI)(AsSb)、ZnGeP、CaCO、NaNo、α‐HIO、α‐LiO、KIO、FeBO、FeBO、FeBO、KB・4HO、BeSO・2HO、CuSO・5HO、LiSO・HO、KHPO、KDPO、NHPO、KHAsO、KDAsO、CSHAsO、CsDAsO、KTiOPO、RbTiOPO、(K,Rb)TiOPO、PbMoO、β‐Gd(MoO、β‐Tb(MoO、PbMoO、BiWO、KMoOS・KCL、YVOCa(VO、Pb(GeO)(VO、CO(NH2)、Li(COOH)・HO、Sr(COOH)、(NHCHCOOH)SO、(NDCDCOOD)SO、(NHCHCOOH)BeF、(NH・HO、C、CNO、C(NO)、CNOBr、CNOCI、CNONH、C(NH)OH、C(COHCs、C(COHRb、CNOCHNH、CCH(NH、C12・HOKH(C)、C1OH11N、[CH・CF]nのいずれかによりなることを特徴とする請求項10または11に記載の平面型プローブの形成方法。
  13. 複数の微小開口列を有し、当該微小開口の近傍に近接場光を発生させるための平面型プローブを、請求項1に記載の平面型プローブの形成方法にしたがって形成することを特徴とする平面型プローブ。
  14. 複数の微小開口列を有し、当該微小開口の近傍に近接場光を発生させるための平面型プローブを、請求項2に記載の平面型プローブの形成方法にしたがって形成することを特徴とする平面型プローブ。
  15. 少なくともプローブの斜面に遮光膜または光反射膜を形成することを特徴とする請求項13に記載の平面型プローブ。
  16. 前記プローブが形成される基板の裏面に、光源からの光を前記プローブの根元に集光させる集光手段を一体的に設けたことを特徴とする請求項14、15または16に記載の平面型プローブ。
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