JP2004005615A - 患者医療データの管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】すべての検査を患者のデータファイルに記入し重複検査を回避する。
【解決手段】患者によりもしくは患者が管理する許可コードによりアクセスが許可されるセンタもしくはローカルの患者ファイルを含む患者医療データを管理する方法において、患者データは調査データおよび医師の所見を伴うすべての先行検査を含み、医師による新規検査の前に装置への患者のチェックインが行われ、このチェックインは初期推定診断ならびに検査プランの呈示のもとに行われ、比較装置、特にエキスパートシステムを通じてこれらの検査の許可が、関連する先行検査が一定の期間内に行われていない場合にのみ与えられ、新規検査に要する費用の清算がこの検査および検査結果を患者ファイルへ資料化した場合にのみ可能となるようにする。
【選択図】図1
【解決手段】患者によりもしくは患者が管理する許可コードによりアクセスが許可されるセンタもしくはローカルの患者ファイルを含む患者医療データを管理する方法において、患者データは調査データおよび医師の所見を伴うすべての先行検査を含み、医師による新規検査の前に装置への患者のチェックインが行われ、このチェックインは初期推定診断ならびに検査プランの呈示のもとに行われ、比較装置、特にエキスパートシステムを通じてこれらの検査の許可が、関連する先行検査が一定の期間内に行われていない場合にのみ与えられ、新規検査に要する費用の清算がこの検査および検査結果を患者ファイルへ資料化した場合にのみ可能となるようにする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、患者によりもしくは患者が管理する許可コードによりアクセスが許可されるセンタもしくはローカルの患者ファイルを含む患者医療データを管理する方法に関する。その場合患者データはすべての調査データおよび医師の所見を含み、医師による新規検査の前に患者のチェックインが行われる。
【0002】
【従来の技術】
現在、先行の所見結果をそのつどの治療担当医が入手できないため多数の患者が同一の病状について何回も検査を受けることがある。しかし特に放射線検査を必要とする診断では、不必要な放射線負荷を回避するために多数回の検査を回避しなければならない。たとえば小児もしくは妊婦など特定の事例では、X線検査後に次回の検査まで一定の猶予期間が必要な場合がある。
【0003】
医師を選択する際に患者側に大きな自由がある現在の医療体制における別の問題は、いわゆる医師を渡り歩くことである。患者は短期間の間に同一の科の複数の医師に掛かり、これらの医師により同様の検査が何回も行われることになる。
【0004】
既に(例えば、特許文献1参照)、医師が患者の管理する許可コードを通じて、病院などの別の医師のところで行われた種々の先行検査が記憶されているセンタもしくはローカルの患者ファイルへアクセスできるような患者医療データ管理システムが提案されている。このシステムは新しい医師にそれ以前の検査結果へのアクセスを可能にするが、第1にこれらの患者ファイルが完全なものであるか、すなわち実際にすべての先行検査が記入されているか否かが保証されておらず、第2にこのシステムは不必要な重複検査、特にX線検査装置や核スピントモグラフなど高価な装置による二重検査を依然として阻止できない。経験によれば、多くの医師は患者の新規検査の際には先行検査の結果にアクセスするよりもむしろ独自の撮像を作成することを望んでいる。
【0005】
【特許文献1】
独国特許出願公開第19901438号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、冒頭に挙げた種類の医療データ管理システムを、第1にすべての検査が患者ファイルに資料化されていることが保証され、第2に不必要な重複検査が回避されるように改良することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、この課題は、患者のチェックインが初期推定診断および検査プランの呈示のもとで行われ、比較装置、特にエキスパートシステムを通じてこれらの検査の許可が、関連する先行検査が一定の期間内に行われていない場合にのみ与えられ、新規検査に要する費用の清算がこの検査および検査結果を患者ファイルへ資料化した場合にのみ可能となるようにすることにより解決される。
【0008】
本発明による患者医療データ管理システムにより、まず第一に実際にすべての先行検査が患者ファイルに含まれることが保証される。すなわち、検査する医師もしくは病院は、検査結果が患者ファイルに資料化された場合に限ってこれらの検査費用の清算を健康保険組合もしくは患者自身に対して行うことができるからである。これによって医師たちは患者ファイルを相応に完全なものとすることを余儀なくされる。すべての先行検査が記入されている患者ファイルのデータがこのように保証されたものであれば、エキスパートシステムを通じて、計画されているその後の検査の際に同様の先行検査が新規検査の前の一定期間内にすでに行われているか否かが確実に確認できるので、この事例では新規検査がエキスパートシステムを通じて阻止されることになる。この場合阻止されるとは、医師がこの阻止を無視して検査を実施した場合はこの検査に要する費用を清算できないことを意味する。さらに医師は、エキスパートシステムの指示に反して短期の猶予期間内に患者に著しく負荷のかかる2回目の検査を行った場合は、処罰されることもある。
【0009】
この場合不正操作の可能性は、検査およびその結果が患者ファイルに資料化されている場合にのみ医師もしくは病院における医療検査費用の清算が行われることによりほぼ完全に除外される。さらに本発明の別の実施態様によれば、エキスパートシステムの比較結果ならびにアクセスの許可又は不許可が自動的に患者ファイルに記入されるようになっている。
【0010】
本発明による患者医療データ管理システムは、たとえばインターネットにおける多数のサーバへローカルに分配されている患者ファイルだけでなく、特に患者側のモバイルに記憶されている患者ファイルにも適しており、その場合患者ファイルはたとえば書込み可能なCD−ROMもしくはDVD−ROMなど携帯可能なデジタル記憶媒体上に記憶可能である。
【0011】
患者ファイルへのアクセスは、よく知られているように保険ICカードおよび/もしくは指紋照合センサおよび/もしくは虹彩測定センサおよび/もしくはパスワードなどにより安全策を施されている。
【0012】
検査の前に患者はチェックインする。その場合患者は100%の再現性で同定される。次に、初期推定診断および新規検査プランの入力後に、同一の疾患ないし同一の推定診断に対し既に関連検査が行われていたか否か、しかも疾患や推定診断によって様々に異なる猶予期間内にこの検査が行われたか否かがチェックされる。このような検査が行われていれば、新規検査に対する費用請求権が得られなくなる。同時に実際に治療を担当する医師は先行検査へのアクセスが可能となる。これは、患者のモバイルデータ記憶装置への読み出し権もしくは同じ病院内のデータバンクあるいはモデムもしくはインターネットを通じて到達可能なデータバンクへの読み出し権に基づく。この読み出し権は患者の同定により獲得される。この場合現在技術的にはたとえばアップル社製の5Gバイトを有する携帯式電子装置が使用できる。その他の媒体としては、すでに記憶されているデータに繰り返し新規のデータセットを追加することができるいわゆるマルチセッション式の既述のCD−ROMもしくはDVD−ROMが挙げられる。
【0013】
先行検査の質もしくは検査に伴う医師の所見に疑問がある場合は、その理由を呈示すれば費用清算に対する留保的な一時的許可が与えられる。新規検査ないしこれに伴う医師の所見により先行検査の質に欠陥があったことが明らかになった場合は、費用請求権を有する後続検査の正規の許可が与えられる。この場合先行検査の費用清算が取り消されるか、あるいは質に欠陥がある先行検査を行った医師もしくは病院が相応に負担、たとえば新規検査の費用を負担させられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の利点、特徴および詳細を以下本発明による患者医療データ管理システムのフローチャートを示している図面に基づき説明する。
【0015】
医師もしくは病院における患者のチェックインの際に(ステップ1)、適正なアクセスコードによる患者の同定が行われ(ステップ2)、その同定により医師によって立てられた推定診断ならびに検査プラン(ステップ3)が患者ファイルに入力される(ステップ4)。その場合比較装置、特にエキスパートシステムにおいて検査プランと患者ファイル内のデータの比較が行われる(ステップ5)。エキスパートシステムの側で疾患によって変動しうる猶予期間内に同様の検査が行われていたか否かに応じて新規検査の許可が与えられ(ステップ6)、それに続いて検査結果の資料化が行われる(ステップ7)。この資料化は患者ファイルに記入され(ステップ4)、その後医師に対する検査費用の清算の許可が与えられる(ステップ8)。
【0016】
本発明による患者医療データ管理方法は、どのような種類および方法で患者ファイルが管理されているかどうか、すなわち患者ファイルがカードもしくは患者の側のその他の記憶装置に管理されているかどうか、また、患者ファイルがセンタもしくはローカルのデータバンク内にもしくはインターネットに分配されて収納されているかどうかに関係なく、患者ファイルがいかなる場合にも完全であることを保証する。というのはそうでない場合には医師もしくは病院が検査費用の清算をすることができないからである。また、不必要な重複検査も費用清算の停止により確実に阻止される。医師は、現在わかっていながらしばしば実施される不必要な検査の費用を請求できないことを予め知っていれば、もはや重複して検査を行わなくなることは確実である。これらの不必要な重複検査を回避することにより、たとえば患者の放射線負荷もしくは煩雑な検査方式によるその他の患者負担が軽減されるだけでなく、各種保健機関の諸費用も軽減される。同時に質のチェックがより簡単に可能となるので、医療検査の質も向上する。従って全体として費用軽減、検査の質の向上および健康管理の改善が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による患者医療データ管理システムのフローチャート。
【発明の属する技術分野】
本発明は、患者によりもしくは患者が管理する許可コードによりアクセスが許可されるセンタもしくはローカルの患者ファイルを含む患者医療データを管理する方法に関する。その場合患者データはすべての調査データおよび医師の所見を含み、医師による新規検査の前に患者のチェックインが行われる。
【0002】
【従来の技術】
現在、先行の所見結果をそのつどの治療担当医が入手できないため多数の患者が同一の病状について何回も検査を受けることがある。しかし特に放射線検査を必要とする診断では、不必要な放射線負荷を回避するために多数回の検査を回避しなければならない。たとえば小児もしくは妊婦など特定の事例では、X線検査後に次回の検査まで一定の猶予期間が必要な場合がある。
【0003】
医師を選択する際に患者側に大きな自由がある現在の医療体制における別の問題は、いわゆる医師を渡り歩くことである。患者は短期間の間に同一の科の複数の医師に掛かり、これらの医師により同様の検査が何回も行われることになる。
【0004】
既に(例えば、特許文献1参照)、医師が患者の管理する許可コードを通じて、病院などの別の医師のところで行われた種々の先行検査が記憶されているセンタもしくはローカルの患者ファイルへアクセスできるような患者医療データ管理システムが提案されている。このシステムは新しい医師にそれ以前の検査結果へのアクセスを可能にするが、第1にこれらの患者ファイルが完全なものであるか、すなわち実際にすべての先行検査が記入されているか否かが保証されておらず、第2にこのシステムは不必要な重複検査、特にX線検査装置や核スピントモグラフなど高価な装置による二重検査を依然として阻止できない。経験によれば、多くの医師は患者の新規検査の際には先行検査の結果にアクセスするよりもむしろ独自の撮像を作成することを望んでいる。
【0005】
【特許文献1】
独国特許出願公開第19901438号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、冒頭に挙げた種類の医療データ管理システムを、第1にすべての検査が患者ファイルに資料化されていることが保証され、第2に不必要な重複検査が回避されるように改良することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、この課題は、患者のチェックインが初期推定診断および検査プランの呈示のもとで行われ、比較装置、特にエキスパートシステムを通じてこれらの検査の許可が、関連する先行検査が一定の期間内に行われていない場合にのみ与えられ、新規検査に要する費用の清算がこの検査および検査結果を患者ファイルへ資料化した場合にのみ可能となるようにすることにより解決される。
【0008】
本発明による患者医療データ管理システムにより、まず第一に実際にすべての先行検査が患者ファイルに含まれることが保証される。すなわち、検査する医師もしくは病院は、検査結果が患者ファイルに資料化された場合に限ってこれらの検査費用の清算を健康保険組合もしくは患者自身に対して行うことができるからである。これによって医師たちは患者ファイルを相応に完全なものとすることを余儀なくされる。すべての先行検査が記入されている患者ファイルのデータがこのように保証されたものであれば、エキスパートシステムを通じて、計画されているその後の検査の際に同様の先行検査が新規検査の前の一定期間内にすでに行われているか否かが確実に確認できるので、この事例では新規検査がエキスパートシステムを通じて阻止されることになる。この場合阻止されるとは、医師がこの阻止を無視して検査を実施した場合はこの検査に要する費用を清算できないことを意味する。さらに医師は、エキスパートシステムの指示に反して短期の猶予期間内に患者に著しく負荷のかかる2回目の検査を行った場合は、処罰されることもある。
【0009】
この場合不正操作の可能性は、検査およびその結果が患者ファイルに資料化されている場合にのみ医師もしくは病院における医療検査費用の清算が行われることによりほぼ完全に除外される。さらに本発明の別の実施態様によれば、エキスパートシステムの比較結果ならびにアクセスの許可又は不許可が自動的に患者ファイルに記入されるようになっている。
【0010】
本発明による患者医療データ管理システムは、たとえばインターネットにおける多数のサーバへローカルに分配されている患者ファイルだけでなく、特に患者側のモバイルに記憶されている患者ファイルにも適しており、その場合患者ファイルはたとえば書込み可能なCD−ROMもしくはDVD−ROMなど携帯可能なデジタル記憶媒体上に記憶可能である。
【0011】
患者ファイルへのアクセスは、よく知られているように保険ICカードおよび/もしくは指紋照合センサおよび/もしくは虹彩測定センサおよび/もしくはパスワードなどにより安全策を施されている。
【0012】
検査の前に患者はチェックインする。その場合患者は100%の再現性で同定される。次に、初期推定診断および新規検査プランの入力後に、同一の疾患ないし同一の推定診断に対し既に関連検査が行われていたか否か、しかも疾患や推定診断によって様々に異なる猶予期間内にこの検査が行われたか否かがチェックされる。このような検査が行われていれば、新規検査に対する費用請求権が得られなくなる。同時に実際に治療を担当する医師は先行検査へのアクセスが可能となる。これは、患者のモバイルデータ記憶装置への読み出し権もしくは同じ病院内のデータバンクあるいはモデムもしくはインターネットを通じて到達可能なデータバンクへの読み出し権に基づく。この読み出し権は患者の同定により獲得される。この場合現在技術的にはたとえばアップル社製の5Gバイトを有する携帯式電子装置が使用できる。その他の媒体としては、すでに記憶されているデータに繰り返し新規のデータセットを追加することができるいわゆるマルチセッション式の既述のCD−ROMもしくはDVD−ROMが挙げられる。
【0013】
先行検査の質もしくは検査に伴う医師の所見に疑問がある場合は、その理由を呈示すれば費用清算に対する留保的な一時的許可が与えられる。新規検査ないしこれに伴う医師の所見により先行検査の質に欠陥があったことが明らかになった場合は、費用請求権を有する後続検査の正規の許可が与えられる。この場合先行検査の費用清算が取り消されるか、あるいは質に欠陥がある先行検査を行った医師もしくは病院が相応に負担、たとえば新規検査の費用を負担させられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の利点、特徴および詳細を以下本発明による患者医療データ管理システムのフローチャートを示している図面に基づき説明する。
【0015】
医師もしくは病院における患者のチェックインの際に(ステップ1)、適正なアクセスコードによる患者の同定が行われ(ステップ2)、その同定により医師によって立てられた推定診断ならびに検査プラン(ステップ3)が患者ファイルに入力される(ステップ4)。その場合比較装置、特にエキスパートシステムにおいて検査プランと患者ファイル内のデータの比較が行われる(ステップ5)。エキスパートシステムの側で疾患によって変動しうる猶予期間内に同様の検査が行われていたか否かに応じて新規検査の許可が与えられ(ステップ6)、それに続いて検査結果の資料化が行われる(ステップ7)。この資料化は患者ファイルに記入され(ステップ4)、その後医師に対する検査費用の清算の許可が与えられる(ステップ8)。
【0016】
本発明による患者医療データ管理方法は、どのような種類および方法で患者ファイルが管理されているかどうか、すなわち患者ファイルがカードもしくは患者の側のその他の記憶装置に管理されているかどうか、また、患者ファイルがセンタもしくはローカルのデータバンク内にもしくはインターネットに分配されて収納されているかどうかに関係なく、患者ファイルがいかなる場合にも完全であることを保証する。というのはそうでない場合には医師もしくは病院が検査費用の清算をすることができないからである。また、不必要な重複検査も費用清算の停止により確実に阻止される。医師は、現在わかっていながらしばしば実施される不必要な検査の費用を請求できないことを予め知っていれば、もはや重複して検査を行わなくなることは確実である。これらの不必要な重複検査を回避することにより、たとえば患者の放射線負荷もしくは煩雑な検査方式によるその他の患者負担が軽減されるだけでなく、各種保健機関の諸費用も軽減される。同時に質のチェックがより簡単に可能となるので、医療検査の質も向上する。従って全体として費用軽減、検査の質の向上および健康管理の改善が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による患者医療データ管理システムのフローチャート。
Claims (6)
- 患者によりもしくは患者が管理する許可コードによりアクセスが許可されるセンタもしくはローカルの患者ファイルを含む患者医療データを管理する方法において、患者データは調査データおよび医師の所見を伴うすべての先行検査を含み、医師による新規検査の前に患者のチェックインが行われ、このチェックインは初期推定診断ならびに検査プランの呈示のもとに行われ、比較装置、特にエキスパートシステムを通じてこれらの検査の許可が、関連する先行検査が一定の期間内に行われていない場合にのみ与えられ、新規検査に要する費用の清算がこの検査および検査結果を患者ファイルへ資料化した場合にのみ可能となることを特徴とする患者医療データの管理方法。
- 患者ファイルが患者側のモバイル機器に記憶されていることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 患者ファイルが携帯可能なデジタル記憶媒体に記憶されていることを特徴とする請求項2記載の方法。
- 患者ファイルが書込み可能なCD−ROMもしくはDVD−ROMに記憶されていることを特徴とする請求項2又は3記載の方法。
- エキスパートシステムの比較結果ならびに許可又は不許可が自動的に患者ファイルに記入されることを特徴とする請求項1乃至4の1つに記載の方法。
- 患者ファイルへのアクセスが保険ICカードおよび/もしくは指紋照合センサおよび/もしくは虹彩測定センサおよび/もしくはパスワードを通じて安全策を施されていることを特徴とする請求項1乃至5の1つに記載の方法。
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