JP2004003687A - 二相流混合分配器 - Google Patents

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Yasushi Mori
康 森
Yuichi Kanamaki
金巻 裕一
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

【課題】コンパクト化を実現する二相流混合分配器を提供すること。
【解決手段】液体と気体との二相流混合流体を混合・分配する二相流混合分配器において、導入された流体を複数の出口管24に分配する分配容器22を備え、該分配容器22には複数の前記出口管24が高さ方向に異なる位置に接続され、さらに、前記分配容器22内の同じ高さの流体を前記各出口管24に案内する案内手段26が前記分配容器22内に設けられている。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本発明は、ボイラにおいて多数の管から流出する蒸気と水の混合流体を混合・分配する装置、冷媒の気液混合流体を取り扱う冷凍機や空調機における冷媒の混合・分配装置、あるいは、化学プロセスにおける種々の気液二相流体や濃度の異なる流体同士等を扱う熱交換器などに用いて好適な、流体を混合して分配する二相流混合分配器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、火炉蒸発管の途中に二相流混合分配器が設置されたボイラである。図において、2は蒸発管を示している。ボイラは多数の蒸発管2をならべて構成された壁で四周を囲んで火炉5を形成し、壁面に設置されたバーナ6に供給された燃料と空気が火炉5内に火炎7を形成して燃焼する。
多数の蒸発管2は、入口管寄せ1に接続されており、入口管寄せ1には外部から水が供給され、水は入口管寄せ1で多数の蒸発管2に分配されて、蒸発管2内を上昇しながら、火炎7から熱を受けて蒸発し、蒸気になって出口管寄せ3,4に集められる。出口管寄せ3,4に集められた蒸気は、図示していない経路を通って過熱器8に供給されて、温度がさらに上昇する。
燃焼ガスは図の矢印のように流れて、火炉5内上部に設置された過熱器8で蒸気を加熱して火炉5を出る。火炉5内の燃焼状態は、燃料の種類やボイラの負荷によって変化するので、ボイラのあらゆる運転状態で蒸発管2が受ける熱はすべての蒸発管2で一様というわけではなく、各蒸発管2の出口蒸気温度に差異を生じる。蒸気温度が異なると各蒸発管2の温度にも差異を生ずる。火炉壁は蒸発管2を接合して構成されているので、温度の高低により蒸発管2に熱伸び差を生じて、温度差が過大であると火炉壁が変形する恐れがある。
【0003】
そこで、蒸発管2の途中に、二相流混合分配器10を設置して、各蒸発管2の蒸気温度がある程度差異を生じた段階で一旦混合して温度を均一化し、均等に各蒸発管2へ分配する。
図4にこの二相流混合分配器10を示した。(a)は(b)のA−A断面図である。二相流混合分配器10は上流側で下方に位置する混合容器11と、下流側で上方に位置する分配容器12とを備えている。混合容器11には各蒸発管2から取り出される入口管13が横方向に多数つながれており、分配容器12には蒸発管2に戻される出口管14が横方向(図4(a)では紙面方向)に多数つながれている。混合容器11と分配容器12とはいくつかの連結管15によって連通状態となっている。
分配容器12の拡大を図5に示すと、各出口管14に気液界面が位置するように出口管14が分配容器12に設けられている。
この二相流混合分配器10によって、蒸発管2を流れる気液二相流体は混合容器11にて十分に混合された後分配容器12で各出口管14へ均等に分配されて蒸発管2に戻されるので、火炉壁に温度差による変形を生ずる恐れがない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の二相流混合分配器10においては、出口管14が水平に並んだ状態となるように分配容器12に溶接する必要がある。溶接には所定の溶接しろを要するため、各出口管14は所定間隔を隔てて取り付ける必要がある。例えば、寸法の一例として、分配容器12の径は250mm、出口管14の径が25または36mm、隣り合う出口管14の距離が25または36mmとなっている。
このため、分配容器12が横方向に大きくなり、二相流混合分配器のコンパクト化が困難であった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、コンパクト化を実現する二相流混合分配器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、液体と気体との二相流混合流体を混合・分配する二相流混合分配器において、導入された流体を複数の出口管に分配する分配容器を備え、該分配容器には複数の前記出口管が高さ方向に異なる位置に接続され、さらに、前記分配容器内に導入された流体の中から同じ高さの流体を前記各出口管のうち少なくとも一部に案内する案内手段が前記分配容器内に設けられていることを特徴とする。
【0007】
この発明においては、案内手段によって同じ高さの流体を各出口管に分配することができる。すなわち、分配容器に対し、出口管は必ずしも同じ高さに接続する必要はない。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、従来と同一の構成については同一の符号を用い、その説明を省略する。
図1は本発明の一実施形態として示した二相流混合分配器20である。なお、図1(b)は(a)のC−C断面図である。二相流混合分配器20は上流側で下方に位置する混合容器11(図4(a)11参照)と、下流側で上方に位置する分配容器22とを備えている。混合容器11には蒸発管2(図3参照)から取り出される入口管23が横方向に多数つながれており、分配容器22には蒸発管2に戻される出口管24が横方向に多数接続されている。混合容器11と分配容器22とはいくつかの連結管25によって連通状態となっている。
分配容器22の拡大を図2に示す。出口管24は上下二段に設けられ、分配容器22の長手方向に沿って、出口管24が上段と下段とに互い違いに設けられている。上段・下段に設けられた出口管24をそれぞれ符号24−1,24−2で示した。
下段の出口管24−2に対して、上段の出口管24−1と同じ高さレベルの流体が導入されるように、仕切板(案内手段)26が設けられている。仕切板26は、分配容器22との間に案内流路26aを形成する。案内流路26aは一端が出口管24−2に連続していると共に、他端(上端)は出口管24−1の開口と同じ高さに位置している。仕切板26の上縁26bはU字状に切り込まれ、出口管24−1と案内流路26aの内部に共に気液界面が位置するようになっている。
【0009】
この二相流混合分配器20によって、蒸発管2を流れる気液二相流体は混合容器11にて十分に混合された後分配容器22で各出口管24へ均等に分配されて蒸発管2に戻される。出口管24−1と24−2とは高さ方向に異なる位置にあるが、下段の出口管24−2には仕切板26によって気液界面の流体を案内することができるから、上段の出口管24−1と同様に均一に分配することができる。したがって、火炉壁に温度差による変形を生ずる恐れがなく、しかも、従来のように各出口管を水平方向に並べる必要がないから、分配容器12を長手方向に小さくることができ、二相流混合分配器のコンパクト化を実現することができる。
【0010】
なお、上記においては二相流混合分配器をボイラに適用した例で示したが、これに限定されないのは言うまでもない。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の二相流混合分配器においては、案内手段によって、同じ高さレベルの流体を異なる高さの出口管に分配することができる。したがって、二相流混合分配器のコンパクト化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態として示した二相流混合分配器であり、(a)は側断面図、(b)は(a)のC−C断面図である。
【図2】同二相流混合分配器の分配容器の一部を破断した斜視図である。
【図3】二相流混合分配器を用いたボイラの全体構成を示した概略図である。
【図4】従来の二相流混合分配器であり、(a)は(b)のA−A断面図である。
【図5】同従来の二相流混合分配器の分配容器であり、(a)は側断面図、(b)は(a)のB−B断面図である。
【符号の説明】
22 分配容器
24 出口管
26 仕切板(案内手段)

Claims (1)

  1. 液体と気体との二相流混合流体を混合・分配する二相流混合分配器において、
    導入された流体を複数の出口管に分配する分配容器を備え、該分配容器には複数の前記出口管が高さ方向に異なる位置に接続され、さらに、前記分配容器内に導入された流体の中から同じ高さの流体を前記各出口管のうち少なくとも一部に案内する案内手段が前記分配容器内に設けられていることを特徴とする二相流混合分配器。
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