JP2004003437A - エネルギー回収装置、及びエネルギー回収装置の運転方法 - Google Patents

エネルギー回収装置、及びエネルギー回収装置の運転方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は未使用エネルギーを水車発電により電力として回収して、再利用することにある。
【解決手段】ビルの下部に設置される蓄熱槽と、蓄熱槽の水を汲み上げて空調負荷群に送水する二次側システムの揚水ポンプと、揚水ポンプの吐出口と前記空調負荷群との間に設けた第1送水管と、空調負荷群の吐出口から吐出された水を蓄熱槽に戻す第2送水管と、第2送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、第2送水管の下部にあって、空調負荷群から吐出した水の位置エネルギーを回収できる部位に設けた水車と、水車の発生するトルクによって回転駆動され電力を発生する発電機と、発電機の出力端に接続し直流電力を発生するインバータと、該インバータからの直流電力を受けて交流電力に変換し二次側システムの揚水ポンプ駆動用電動機側へ供給する系統連携装置とを設けるように構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ビルの空調負荷などの用済み後、水の未利用エネルギーを水車発電等により回収する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ビルの空調システムとして、安価な深夜電力を利用して熱源機を運転し、製造した熱を蓄熱槽に貯めておき、空調負荷が発生する昼間に、貯めていた熱を汲み出して負荷である空調機に送って空調する蓄熱式空調システムが広く採用されている。
【0003】
図16は参考例の開ループの蓄熱式空調システム構成図である。
【0004】
図16における蓄熱式空調システムの一次側システムとしての構成を説明すると、1は蓄熱槽16の水を汲み上げて送水管17を介して熱源機4に送水する揚水ポンプ、2は該揚水ポンプ1を駆動する電動機、17は前記揚水ポンプ1と熱源機4とを接続する送水管、3は商用電源、5は前記熱源機4が製造する熱量を調整する二方弁、18は前記熱源機4から出た水を蓄熱槽16に戻す送水管、6は送水管18に備わる膨張タンクである。29はフート弁、25は仕切弁、27は逆止め弁である。
【0005】
図16における蓄熱式空調システムの二次側システムとしての構成を説明すると、7は蓄熱槽16の水(熱)を汲み上げて送水管19を介して空調負荷群10(例えばエアーハン(air handling unit)10aやファンコイル10b等の複数の空調機で構成されている)に送水する揚水ポンプ、8は該揚水ポンプ7を駆動する両軸形電動機であり一端を前記揚水ポンプ7と軸継手14を介して直結され、これを駆動する。他端は水車9とクラッチ13を介して接続している。また、同水車9は、空調機群10から吐出した水の位置エネルギーを回収できる部位に設ける。15は商用電源(前記商用電源3と同じであっても良い)、11は前記空調負荷群10の負荷量を調整する二方弁、20は前述した空調機群10で用済みとなった揚水を蓄熱槽16に戻す送水管、12は同送水管20に備わる膨張タンクであり、サイホンを破壊して送水の落差(送水が持つ位置エネルギー)が水車にかかるようにしている。また、膨張タンク12の代わりに真空破壊弁を設けることもある。24は、送水が水車9を出た後、蓄熱槽16に戻すための送水管である。22は水車9を通らずにバイパスさせる送水管である。これらの送水管には仕切弁21〜23を設ける。即ち、揚水ポンプ7によって空調機群10に送水された揚水は、用済みになった後、水車9に送水される。水車9は、揚水の位置エネルギーで運転して動力を発生し、前述した両軸形電動機8に伝達する。両軸形電動機8の負荷は、揚水ポンプ7の負荷よりこの分だけ軽くなる。この後、水車9を出た揚水は、蓄熱槽16へ戻る。26は仕切弁、28は逆止め弁、30はフート弁である。
【0006】
図17は参考例のポンプと水車の運転特性図を示したものである。図の縦軸上部のH(m)は、ポンプの場合には全揚程、水車の場合には有効落差を示し、図の縦軸下部のP(kW)は両方共通に動力を示している。また、横軸は水量Qを示している。曲線AはポンプのQ−H性能カーブであり、曲線Cは水車を運転しない場合の軸動力曲線である。図16に示す送水系統において、揚水ポンプ7のみを運転して水量Qを送水するには全揚程Hを必要とし、この時の運転点は曲線A上のO点になる。この時消費する動力は、ポンプ軸動力で示すL1であり、運転点は曲線C上のO点である。又、曲線Bは水車9の有効落差(水車前後の圧力ヘッド差)を示し、水量Qを流した時、水車9の前後に圧力差ヘッド(有効落差)Hを発生し、この位置エネルギーを吸収し次に示す動力Lを発生することを意味する。
【0007】
曲線Dは揚水ポンプ7と水車9を運転した時の動力カーブである。水量Qの時、水車9の発生する動力はLである。この場合、動力回収率(L3/L1)は約20〜30%程度である。そしてこの時の運転点は曲線D上のO点であり、消費する動力はL1に対しL3だけ軽減され、ポンプ軸動力で示すLとなる。この動力L2に対応するエネルギーは商用電源15から電力として供給される。
【0008】
また、水車に流入する水量が大水量化した場合は、以上で説明した装置を複数台並列に運転している。
【0009】
また、参考となる装置として、蓄熱式空調システムの一次側システムにおいても、熱源機通過後の揚水の位置エネルギー回収システムを同様に構成し、有効に活用している例もある。即ち、図16に示す揚水ポンプ1を駆動する電動機2を両軸にし、反ポンプ側に水車9を接続して、熱源機4から出た水を前記水車で受けて、この落差で水車を運転し、水車が発生したトルクを前記電動機2に伝達し、この電動機2の負荷(この場合、揚水ポンプ1)を軽減している。これの参考例として特許文献1(動力回収ポンプ装置)、特許文献2(動力回収ポンプ装置)等がある。また、ダムや水田など水路に水車を用いて発電する水車発電の参考例としては特許文献3(外輪駆動式水車発電機)がある。
【0010】
【特許文献1】
特開昭50−128801号公報
【特許文献2】
特開昭50−49701号公報
【特許文献3】
特開平5−10245号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この参考技術においては、電動機と水車を接続するのにクラッチが用いられており、これの伝達効率の改善が課題となっている。さらにこの場合、水車が回収したエネルギーは機械的な動力であり、ビル内の他の負荷へは構造上使用できないという問題があった。
【0012】
そこで本発明の目的は未使用エネルギーを水車発電により電力として回収して、再利用することにある。
【0013】
また、同装置は、建物の高さ(水車の落差)、建物内空調負荷(流量)によって一品ごとに設計、製造するのは不合理である。一般には汎用の同装置を数種類、予め用意しておき、建物あるいは負荷設備仕様に合わせて、複数台並列運転している。
【0014】
更に本発明の目的は、建物、ダム、河川などの設備仕様(水車仕様)に対して、汎用の水車発電装置を複数台、直列又は並列に設置して運転し、製造コストが安価な複数水車発電装置の直列運転、並列運転方式及びその制御装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、ビルの下部に設置される蓄熱槽と、該蓄熱槽の水を汲み上げて空調負荷群に送水する二次側システムの揚水ポンプと、前記揚水ポンプの吐出口と前記空調負荷群との間に設けた第1の送水管と、前記空調負荷群の吐出口から吐出された水を前記蓄熱槽に戻す第2の送水管と、前記第2の送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、前記第2の送水管の下部にあって、前記空調負荷群から吐出した水の位置エネルギーを回収できる部位に設けた水車と、前記水車の発生するトルクによって回転駆動され電力を発生する発電機と、該発電機の出力端に接続し直流電力を発生するインバータと、該インバータからの直流電力を受けて交流電力に変換し二次側システムの揚水ポンプ駆動用電動機側へ供給する系統連携装置とを設けるように構成する。
【0016】
本発明はこのように構成し、下記のように作用させる。
1)運転する前は、水車入口弁、出口弁、及び水車バイパス弁を閉じておく。先ず、二次側システム揚水ポンプ駆動用電動機の電源を投入する。
2)次に、空調負荷群より揚水ポンプへ運転要求信号を発信する。
3)揚水ポンプは、空調負荷群からの運転要求信号発信を受信して運転し、同時に運転アンサー信号を発電機へ発信する。
4)運転アンサー信号を受信後、一定時間で水車出入口弁を開く。これに伴って、水車及びインバータは運転する。次第に水車の回転が上がり発電機は運転する。
5)発電電力を、インバータを介して負荷の例えば揚水ポンプ駆動用電動機等へ供給する。
6)インバータは発電機の電力を取り込み直流電力に変換して系統連携装置(回生コンバータ装置)に送電する。該系統連携装置(回生コンバータ装置)は前記インバータから取り込んだ直流電力を交流に変換して電源側へ帰還する。
7)膨張タンク又は真空破壊弁は送水配管の上部にあって、大気開放部を有し、あるいは同等の機能を有し、送水管の水の膨張を防止し、管内空気の排出、あるいは外気を、取り入れ真空を破壊して水車へ送水が落ちていくのを助ける。別の実施例において、水車近くに設けている圧力センサは、ここの圧力を検出し、ここの水圧が規定値以上になった際に、水車近くに設けている自動弁を開く。
<停止時>
8)水車出口弁閉、水車停止、発電機停止、インバータ停止、系統連携装置停止。
9)発電電力供給停止、二次側システムの揚水ポンプ駆動用電動機等の負荷への電力供給を停止。
10)発電機側より、停止要求信号を二次側システムの揚水ポンプ側へ停止要求信号発信。
11)停止要求信号受信、二次側システムの揚水ポンプ駆動用電動機停止、停止アンサー信号を発電機へ返信。
【0017】
また、上記エネルギー回収装置に関し、複数の負荷を持つ電源系において、未使用のエネルギーを回収する発電機の出力にインバータを設け、該インバータと電源との間に系統連携装置を設けて前記発電機の発電電力を電源へ帰還し、各複数の負荷が前記発電機の発電電力を共通に利用できるよう運転する。または、そのような運転制御を行う制御装置を設ける。
【0018】
また、上記エネルギー回収装置に関し、複数の負荷を持つ電源系において、未使用のエネルギーを回収する発電機の出力に複数のインバータを設け、該複数のインバータと電源との間に共通に作用する系統連携装置を設けて前記発電機の発電電力を電源へ帰還し、各複数の負荷が前記発電機の発電電力を共通に利用できるよう運転する。または、そのような運転制御を行う制御装置を設ける。
【0019】
また、本発明は以下のように構成する。
【0020】
ビルの下部に設置される蓄熱槽と、該蓄熱槽の水を汲み上げて空調負荷群に送水する二次側システムの揚水ポンプと、前記揚水ポンプの吐出口と前記空調負荷群との間に設けた第1の送水管と、前記空調負荷群の吐出口から吐出された水を前記蓄熱槽に戻す第2の送水管と、前記第2送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、前記第2の送水管の下部にあって、前記空調負荷群から吐出した水の位置エネルギーを回収できる部位に設けた水車発電機と、該水車発電機の出力端に接続し直流電力を発生するインバータと、該インバータからの直流電力を受けて交流電力に変換し二次側システムの揚水ポンプ駆動用電動機側へ供給する系統連携装置とを設け、前記水車発電機は前記複数の水車発電装置を直列、または並列に設置、動作するように構成し、運転するようにする。
【0021】
上記構成において、前記複数の水車発電装置を直列、または並列に設ける場合には、以下のようにする。
【0022】
設備の水量をQ、落差をH、水車発電装置の水量Q、有効落差Hとした時、設備の落差Hを水車発電装置の有効落差Hで除して商を求め(この時の商をnとする)、余りがでた場合、余りの落差で発電が可能な場合はnをn+1とし、発電が不可能な場合はnをnとして、n台の水車発電装置を直列に設置して運転するようにする。
【0023】
あるいは、設備の水量をQ、落差をH、水車発電装置の水量Q、有効落差Hとした時、設備の水量Qを水車発電装置の水量Qで除して商を求め(この時の商をnとする)、余りがでた場合、余りの水量で発電が可能な場合はnをn+1とし、発電が不可能な場合はnをnとして、n台の水車発電装置を並列に設置して運転するようにする。
【0024】
本発明はこのように構成し、下記のように作用させる。
1)複数台直列または並列に設置された水車発電装置が運転されると、それぞれ使用点に基づいて電力を発電する。
2)それぞれの発電機側インバータは、発電機の発生した電力を直流電力に変換し、系統連携装置に直流電力を、ケーブルを介して帰還、または供給する。
3)系統連携装置はそれぞれのインバータから帰還、または供給された直流電力を電源側が許容する交流に変換して電源へ帰還する。
【0025】
また、上記複数の水車発電装置の制御にあたっては、該複数の水車発電装置毎にインバータを設け、該インバータの電源側に系統連携措置を設け、前記複数インバータのそれぞれの直流電圧端子P、Nと、前記系統連携措置の直流電圧端子P、Nとを共通に接続して発電時に電源へ帰還するように制御する。若しくは上述のような制御を行える制御装置を構成する。
【0026】
または、ビルの空調負荷群から吐出した水の位置エネルギーを回収できる部位に設けた複数の水車発電装置と、該複数の水車発電装置毎にインバータを設け、該インバータの電源側に系統連携措置を設け、前記複数のインバータのそれぞれの直流電圧端子P、Nと、前記系統連携措置の直流電圧端子P、Nとを共通に接続して発電時に電源へ帰還するように制御装置を構成する。
【0027】
また、前記複数のインバータと前記系統連携措置とを共通の制御盤内に収納するように制御装置を構成する。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を先ず図1〜図10により説明する。
【0029】
図1は、本発明第一の実施例の構成図を示す。同図は、参考例の図16で示したに蓄熱式空調システムの二次側システム対して、両軸形電動機8を一般的な電動機31(非両軸形電動機)に代えて揚水ポンプ7と水車9を分離し、この水車9には発電機34を取り付けて(又は一体型も含む)該発電機34の出力端にインバータ35を接続する。また、系統連携装置36(回生コンバタ装置)を設け、これらインバータ35、系統連携装置36と電動機31とはケーブル40、41を介して、揚水ポンプ7を駆動する電動機31と商用電源15(商用電源3と同じであっても良い)との間の点33に接続する。更に、前記インバータ35の正側直流端子P、負側直流端子Nと、系統連携装置36の正側直流端子P、負側直流端子Nとをケーブル38、39を介して接続する。前記発電機34によって発電された電力は前記インバータ35で直流に変換され、前記系統連携装置36で交流に変換されて商用電源15側に帰還される。32,37は電力量計である。
【0030】
二次側システムの揚水ポンプ駆動用電動機31は、水車9が運転していないときは商用電源15から電力を供給される。水車9を運転しているときに発電機34の発電した電力で足りない場合は、商用電源15の電力と合わせた電力とで賄う。発電電力が余った場合には、インバータ35のP,N端子を介し、更に系統連携装置36を介して商用電源15へ帰還する。
【0031】
なお、図16と同じ記号で示す機器あるいは装置は同じものであるから説明を省く。また、図1は二次側システムを示しており、一側システムは図示を省略してある。
【0032】
図2は、本発明の第1実施例のポンプと水車の運転特性図を示したものである。図17と同じ符号で示すものは同じ意味を示すので説明を省く。本発明の第1実施例の場合、揚水ポンプ7の水量Qの時の軸動力Lを賄うのに、水車9−発電機34−インバータ35−系統連携装置36を通して回生された発電電力Lと、商用電源からの電力Lとで賄うようにしたものである。又、当然、二方弁11が絞られて揚水ポンプ7の負荷が小さくなった場合には、電動機31の駆動電力が水車9の発生動力より小さくなる場合もある。この場合、水車9−発電機34−インバータ35−系統連携装置36−商用電源15の経路で、電力がインバータ35から系統連携装置36を介して商用電源15側へ帰還される。以上の本実施例の場合、動力回収率(L3/L1)は約40〜60%程度となり、従来のエネルギー回収率より向上する。
【0033】
第2の実施例を図3により説明する。図1、図16と同じ符号で示すものは同じ意味を示すので説明を省く。また、図3は二次側システムのみ示してあり一次側システムは図示を省略してある。本実施例は、第1実施例に対して、発電機からの電力回生先を揚水ポンプ駆動用電動機31から空調機群10に代えたものである。図3に示すように、インバータ35と系統連携装置36(回生コンバタ装置)を、空調機群10と商用電源42(商用電源3、15と同じであっても良い)との間にケーブル40、41により接続する。更に、前記インバータの直流端子P、Nと系統連携装置の直流端子P、N端子とをケーブル38、39を介して接続する。
【0034】
水車9が運転していないときは商用電源42から空調機群10に電力を供給する。水車9を運転しているときに、該空調機群10の負荷状態によって発電機34の発電した電力では足りない場合が生じたときは、商用電源42の電力と合わせた電力で賄う。発電機34で発生した発電電力が余った場合には、インバータ35のP,N端子から系統連携装置36を介して商用電源42へ帰還する。なお、43は電力量計である。
【0035】
第3の実施例を図4により説明する。図1、図3、図16と同じ符号で示すものは同じ意味を示すので説明を省く。また、図4は二次側システムのみ示してあり一次側システムは図示を省略してある。本実施例は水車9の発電電力を建物内の照明など種々の負荷群へ供給するようにしたものである。同図において、46は建物内の照明など種々の負荷群を示す。45は電源系統切替手段を示す。同電源系統切替手段45をc−aが接続されるように切り替えれば負荷群46は商用電源44(商用電源3、15、42と同じであっても良い)に接続され、c−bが接続されるように切り替えれば負荷群46は発電機9側に接続される。即ち、水車9の運転時は、負荷群46の負荷状態が発電機13の発電した電力で足りる場合は、同電源系統切替手段45をc−b側に接続して発電機電力を供給し、発電した電力で足りない場合は、同電源系統切替手段45をc−a側に切り替えて商用電源44の電力を供給するようにする。
【0036】
第4の実施例を図5により説明する。図1、図3、図4、16と同じ符号で示すものは同じ意味を示すので説明を省く。また、図5は二次側システムのみ示してあり一次側システムは図示を省略してある。本実施例は、第3の実施例を更に改良したもので、負荷群46の負荷が大きく、発電機34の発電した電力で足りない場合に、発電機34からの電力と商用電源47(商用電源3、15、42、44と同じであっても良い)からの電力とを加えて供給し賄うようにしたものである。同図は、図4に対して負荷群46には、発電機34からも商用電源47からも供給できるようにし、前記発電機34にインバータ35を接続し、該インバータ35の直流電力を取り込んで交流に変換して電源へ帰還する系統連携装置36を商用電源47と負荷群46との間に接続する。系統連携装置36とインバータ35とはそれぞれ直流端子P,Nを互いにケーブル38、39で結線したものである。このように構成し、発電機34で発電した電力で足りない場合は、これと商用電源47とで電力を供給するようにしたものである。
【0037】
第5の実施例を図6により説明する。同図は、蓄熱式空調システムの一次側システムに本発明を適用した例を示しており、送水管18の途中に水車9を設け、水車9の前後に仕切弁21,23を設け、更にこれらをバイパスしてバイパス管48及び仕切弁49を設けている。また、前記した水車9の入口側に圧力計50、圧力センサ51を、水車9の出口側に圧力計52、圧力センサ53を設けたものである。こうして、水車9、発電機34及びこれに関連した機器を保守する際には、仕切弁21,23を閉めて仕切弁49を開いて、熱源機4を通過した送水を、水車上側送水管18、バイパス管48、仕切弁49、水車下側送水管18の順に流して蓄熱槽16へ戻すようにする。このようにすると、水車9、発電機34及びこれに関連した機器保守時にも熱源機4の運転が可能である。これは同様に二次側システムにも応用することができて、この場合水車9、発電機34及びこれに関連した機器保守時にも空調機群10の運転が可能である。図7はこれらを簡略化して示したものである。圧力計、圧力センサ、インバータ、系統連携装置などは図示を省略してある。符号9,21,23,34,48,49に付された−1、−2は、それぞれ一次システム、二次システムに設けられていることを示している。
【0038】
図8は各機器接続の一例を示した電源系統図である。ELB1〜ELB7は漏電遮断器を示す。54−2〜54−6、55−2〜55−6はサーマル付マグネットコンタクタを示す。34−1は一次側システムの発電機、34−2は二次側システムの発電機、35−1は一次側システムのインバータ、35−2は二次側システムのインバータである。図8では、図7の実施例に対応して、発電機とインバータが2組備わっており、夫々のインバータのP,N端子を系統連携装置36のP,N端子に接続してある。なお、図1〜7、16と同じ符号で示すものは同じ意味を示すので説明を省く。
【0039】
第6の実施例を図9により説明する。本実施例は、図示していないが空調機群10、二次側システムの揚水ポンプ駆動用電動機31、発電機34、インバータ35、負荷機器それぞれの制御装置間の操作及び制御の手順を規定し、相互に連携を取って運転するようにしたものである。図9は、これらの操作及び制御手順を示すフローチャートである。即ち、運転時は同図のステップ1で、水車入口弁を開き、出口弁を閉めて、水車バイパス弁を閉じる。ステップ2では二次側システムの揚水ポンプ駆動用電動機31の電源を投入し、ステップ3では空調機器群10より二次側システムの揚水ポンプ7に対して運転要求信号を発信する。ステップ4では、二次側システムの揚水ポンプ7が運転要求信号を受信して、二次側システムの揚水ポンプ駆動電動機31が運転する。この後、運転アンサー信号を発電機34へ発信する。ステップ5では、運転アンサー信号受信後、一定時間経過で水車出口弁を開き、該水車は運転する。これによって発電機が運転され電力を発生する。ステップ6では、発電機34が発電した電力を各負荷へ供給する。次に、停止時はステップ7で水車出口弁を閉じ、水車9を停止する。これにより発電機34が停止する。ステップ8では発電電力の供給を停止し、インバータ35の運転を停止する。そして、各負荷への電力の供給を停止する。ステップ9では、発電機34側より揚水ポンプ7側へ停止要求信号発信し、揚水ポンプ7は停止する。そして、停止アンサー信号を発電機34側へ返信する。尚、本実施例では、発電機34の負荷を、二次側システムの揚水ポンプ駆動電動機31を例として説明しているが、この負荷を空調機群10でも熱源機4としても良く、建物内照明等他の負荷としても良い。このように操作及び制御手順を規定すれば各機器を誤りなく所定の性能,機能を果たすよう良好に連携運転ができる。なお、上記運転信号、運転アンサー信号、停止アンサー信号などは図示していないが、空調機群、揚水ポンプ、揚水ポンプ駆動用電動機、発電機などを制御する制御装置間でやり取りするものである。
【0040】
第7の実施例を図10により説明する。本実施例は第6の実施例を更に改良し、自動連携運転するようにしたものである。従って、図6における仕切弁21、23、49を自動弁としている。又、図示していないが熱源機4、一次側システムの揚水ポンプ駆動電動機2、発電機34−1、インバータ35−1、負荷機器それぞれの制御装置間の操作及び制御の手順を規定し、相互に自動的に連携を取って運転するようにしたものである。図10は、これらの操作及び制御手順を示すフローチャートである。自動運転、自動操作ができるよう運転時は、図9に対して、水車入口圧力が規定圧力以上に到達したら水車出入口弁を開くステップ5を追加し、水車9、発電機34及びこれに関連した機器を自動運転するようにしている。更に停止時は、ステップ9によって、水車入出口弁を閉じて水車9、発電機34及びこれに関連した機器を自動停止するようにしたものである。これ以外の作動については、図9と同じであるから説明を省く。このようにすれば誤操作の恐れがなく、運転管理が更に容易となる。
【0041】
更なる改良の実施例として、運転時に水車入出口弁の開制御条件として、熱源機が運転していることと、同弁の入口圧力が規定圧力以上にあることとし、これが共に成立したら開制御するようにしている。このようにすれば操作が確実となり、全体システムが協調して作動するようになる。
【0042】
次に、本発明の実施例を図11〜図15により説明する。
【0043】
図11は、本発明第8の実施例(直列運転)の構成図を示す。同図は、直列に何台の水車発電装置を設置すればよいか求め、どう設置するかを示すとともに、参考例の蓄熱式空調システムの一次システムにエネルギー回収システムを適用した図16に示す両軸形電動機に対応する電動機を、一般的な電動機202(非両軸形電動機)として揚水ポンプと水車を分離して設置している。設備仕様の水量はQ、落差はH、水車仕様は、水量Q、有効落差Hであるとする。即ち、設備の落差Hを有効落差Hで割るとn=2余りaである。これは、図11に表示しているとおりである。図13で詳細に説明するが、水車有効落差a(余りa)では発電機の発電量としては1台分に満たないので水車の設置台数は2台、これを直列に設置したものである。この水車209−1,209−2には、それぞれ発電機234−1,234−2を取り付けて(又は一体型も含む)該発電機234−1,234−2の出力端に、後述する図12に示すようにそれぞれインバータ235−1(INV1)、235−2(INV2)を取り付ける。これらのインバータの直流中間回路の直流出力であるP,N間端子を、これらより上位で、商用電源203(PW)との間の系統連携装置(回生コンバータ)236の直流回路部のP,N間端子に接続する。ここで言うP,Nとは直流電圧を言い、正側直流電圧がP、負側直流電圧をNとしている。該発電機234−1,234−2で発生した電力はインバータ235−1,235−2のフライホイルダイオウードDを介して回生電流として流れ、コンデンサCに溜まる。(例えば発電機の発生電圧がAC200Vであれば、インバータP,N間電圧(直流電圧)は280Vとなる。)また、水車209−1,209−2に流入する水量が変動し、発電機234−1,234−2の発生電力が変動した場合、例えば前述したP,N間電圧を検出して、ここの電圧が280Vを下回るごとに図示していないがPWM処理によりインバータ周波数を下げれば回生制動がかかり、P,N間電圧が上がる。
【0044】
更に、該インバータ235−1,235−2の直流電圧端子P,Nと、前記系統連携装置(回生コンバータ)236のP,N間端子とをそれぞれケーブル238、239(図12参照)によって互いに接続する。このようにすれば、発電した電力を直流で系統連携装置(回生コンバータ236のP,N間端子に送電し、ここを通じて商用電源203へ帰還する。
【0045】
図12は前述した図11の構成図に関連して制御装置を説明した回路図である。図16と同じ記号で示す機器あるいは装置は同じものであるから説明を省く。同図において、203(PW)は電源、232(WH1)は電力会社から買う電力量を計量する電力量計、243(WH2)は電力会社へ売る電力量を計量する電力量計である。ELB1〜ELB3は漏電遮断器である。255Nは熱源機用、255Pは揚水ポンプ用のそれぞれ電磁開閉器、254Nは熱源機用、254Pは揚水ポンプ用のそれぞれサーマルリレー、236は系統連携装置(回生コンバータ)であり、負荷側で発生した回生エネルギーを電源側が許容できる交流電力に調整して電源側に帰還するために用いる。235−1(INV1)はNo.1発電機側インバータ、235−2(INV2)はNo.2発電機側インバータ、234−1(G1)はNo.1発電機、234−2(G2)はNo.2発電機である。前記系統連携装置236の負荷側端子P,Nは、No.1及びNo.2発電機側インバータ235−1,235−2の上位に位置し、これらインバータ235−1,235−2の直流電圧端子P,Nと共通にPはP、NはNに接続する。即ち、No.1及びNo.2発電機で発電した電力をそれぞれのインバータで直流電力として処理し、系統連携装置236はこの直流電力を電源側が許容できる交流電力に変換して商用電源203側へ帰還するのである。
初めは、水車209−1,209−2及び発電機234−1,234−2が運転していないので、インバータ235−1,235−2直流電圧端子P,Nからの電力の供給はなく、揚水ポンプ201、電動機202あるいは熱源機204等の負荷群は商用電源203からの供給のみで運転される。該揚水ポンプ201の運転により熱源機204に送水され、用済みとなってその送水が水車209−1,209−2に戻ってくると、それぞれ水車209−1,209−2及び発電機234−1,234−2が運転してインバータ235−1,235−2から直流電力をケーブル238、239を介して系統連携装置236の直流電圧端子P,Nに供給する。該系統連携装置236は、これらの直流電力を規定の交流電力に変換して商用電源203側へ帰還する。そして、電力量計242(WH2)は電源へ帰還する電力量を計量する。
【0046】
図13は、本発明の第8実施例の揚水ポンプと水車の運転特性図を示したものである。図17と同じ符号で示すものは同じ意味を示すので説明を省く。同図において、揚水ポンプは水量Q、全揚程Hで運転している。水車の仕様は水量Q、有効落差はHでありこの特性を示すと曲線Fである。即ち、水車は水量Q、有効落差Hが与えられるとSの動力を発生する。この特性を示すと曲線Gとなる。この水車を2台直列運転すると、有効落差は2Hとなり、特性は曲線Eのとおりとなる。2台直列運転した時の発生動力は2Sであり、特性は曲線Iである。この場合、図示しているように設備の落差Hに対して,落差にaの余りが生じている。これを水車1台運転時有効落差特性F上に表示するとOa点で水量Qa点となる。この点では、水車は水量が少なく動力を発生しない。このことは、この例で示すように水車台数を2台にすればよいことを表している。
【0047】
図14は、本発明の第9実施例(並列運転)の構成図を示す。同図は、並列に何台の水車発電装置を設置すればよいか求め、どう設置するかを示すとともに、参考例の蓄熱式空調システムの一次システムにエネルギー回収システムを適用した図16に示す両軸形電動機に対応する電動機を、一般的な電動機202(非両軸形電動機)として揚水ポンプと水車を分離して設置している。設備仕様の水量はQ、落差はH、水車仕様は、水量Q、有効落差Hであるとする。即ち、設備の水量Qを水車仕様水量Qで割るとn=2余りbである。これは、図15に表示しているとおりである。図15で詳細に説明するが、水車仕様水量b(余りb)では、発電機は発電しないので水車の設置台数は2台、これを並列に設置したものである。
【0048】
図15は、本発明の第9実施例の揚水ポンプと水車の運転特性図を示したものである。図17と同じ符号で示すものは同じ意味を示すので説明を省く。同図において、揚水ポンプは水量Q、全揚程Hで運転している。水車の仕様は水量Q、有効落差はHでありこの特性(Q−H)を示すと曲線Fである。これを2台並列運転した時の合成特性は曲線Jである。即ち、水車は水量Q、有効落差Hが与えられるとSの動力を発生する。この特性を示すと曲線Gとなる。この水車を2台並列運転すると水量は2Q、有効落差はHとなる。この特性を、曲線Gを並行移動してQを始点に表すと曲線G‘となる。さらに曲線GとG’を合成しO点を始点に合成特性を示すと曲線Iのとおりとなる。これは、2台並列運転した時の発生動力は0点で2Sであることを表している。この場合、図示しているように設備の水量Qに対して,水量にbの余りが生じている。これを水車1台運転時有効落差特性F上に表示するとOb点で水量Qb点となる。この点では、水車は水量が少なく動力を発生しない。このことは、この例で示すように水車台数を2台にすればよいことを表している。
【0049】
以上の実施例では、複数の発電機の発生した電力をそれぞれ直流で系統連携装置に送りここで、交流の電力に変換して電源側へ帰還するので、その分だけ電力量が低減するばかりでなく、どんな負荷でもよく色々な負荷に応用できる。又、複数の水車発電装置を直列あるいは並列に設置してもこれらの制御装置は変更することなく共用できる。
【0050】
また、発電機側のインバータと系統連携装置との直流回路のP,N端子間をケーブルで接続しているので、これが長くなると配線ロスが増す。両者を同一制御盤内に収納してまとめることもできる。このようにすればこれの改善が可能となる。
【0051】
また、上記実施例の説明は蓄熱式空調システムの一次システムに適用した場合を説明したが、本発明は二次システムについても同様に適用することができる。
【0052】
また、以上のように本発明に基づく実施例によれば、種々の設備仕様に対して、予め汎用の水車発電装置を複数台標準化して用意しておき、直列又は並列に複数台設置することで対応できるので、設計工数がかからず製造コストが安価で短納期が可能となる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば従来の水車を用いた未使用エネルギー回収装置よりは、更に回収効率が向上する効果が得られる。また、種種の負荷に対応できるので、例えばビルの未使用エネルギーを再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例を示す図である。
【図2】本発明による第1実施例のポンプと水車の運転特性図を示す図であるを示す図である。
【図3】本発明による第2実施例を示す図である。
【図4】本発明による第3実施例を示す図である。
【図5】本発明による第4実施例を示す図である。
【図6】本発明による第5実施例を示す部分構成図である。
【図7】本発明による第5実施例の構成図である。
【図8】本発明による各機器の接続の一例を示した図である。
【図9】本発明による第6実施例の操作及び制御手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明による第7実施例の操作及び制御手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明による第8実施例を示す図である。
【図12】本発明による第8実施例の構成図に関連して制御装置を説明した回路図である。
【図13】本発明による第8実施例の運転特性図である。
【図14】本発明による第9実施例を示す図である。
【図15】本発明による第9実施例の運転特性図である。
【図16】参考例の蓄熱式空調システムを示す図である。
【図17】参考例の蓄熱式空調システムのポンプと水車の運転特性図を示す図である。
【符号の説明】
1…一次システムの揚水ポンプ
2…一次システムの揚水ポンプ駆動用電動機
3…商用電源
4…熱源機
5…二方弁
6…膨張タンク
7…二次システムの揚水ポンプ
8…二次システムの揚水ポンプ駆動用電動機
9…水車
10…空調負荷群
11…二方弁
12…膨張タンク
13…クラッチ
14…軸継手
15…商用電源
16…蓄熱槽
17…送水管
18…送水管
19…送水管
20…送水管
21…仕切弁
22…仕切弁
23…仕切弁
24…送水管
25…仕切弁
26…仕切弁
27…逆止め弁
28…逆止め弁
29…フート弁
30…フート弁
31…電動機
32…電力量計
33…接続点
34…発電機
35…インバータ
36…系統連携装置
38…ケーブル
39…ケーブル
40…ケーブル
41…ケーブル
42…商用電源
43…電力量計
44…商用電源
45…電源系統切替手段
46…負荷群
47…商用電源
48…バイパス管
49…仕切弁
50…圧力計
51…圧力センサ
52…圧力計
53…圧力センサ
54,55…サーマル付マグネットコンタクタ

Claims (40)

  1. 蓄熱槽と、
    前記蓄熱槽から空調負荷に送水する揚水ポンプと、
    前記揚水ポンプの吐出口と前記空調負荷との間に設けた第1の送水管と、
    前記空調負荷の吐出口から吐出された水を前記蓄熱槽に戻す第2の送水管と、
    前記第2の送水管に設けた水車と、
    前記水車によって電力を発生する発電機と
    を設けたことを特徴とするエネルギー回収装置。
  2. 請求項1記載のエネルギー回収装置において、
    前記発電機に接続し直流電力を発生するインバータと、
    前記インバータからの直流電力を受けて交流電力に変換し負荷へ供給する系統連携装置と
    を設けたことを特徴とするエネルギー回収装置。
  3. 請求項2記載のエネルギー回収装置において、
    前記インバータの直流端子P、Nと前記系統連携装置の直流端子P、Nとを接続したことを特徴とするエネルギー回収装置。
  4. 請求項1記載のエネルギー回収装置において、
    前記発電機に接続し直流電力を発生するインバータと、
    前記インバータからの直流電力を受けて交流電力に変換し前記揚水ポンプ駆動用電動機側へ供給する系統連携装置と
    を設けたことを特徴とするエネルギー回収装置。
  5. 請求項1記載のエネルギー回収装置において、
    前記負荷は空調負荷であることを特徴とするエネルギー回収装置。
  6. 前記負荷は建物内の照明負荷であることを特徴とする請求項3記載のエネルギー回収装置。
  7. 請求項2記載のエネルギー回収装置において、
    前記系統連携装置の電源側は商用電源側に接続し、前記インバータの電源側は前記負荷と商用電源側とをつなぐ電源側電路に接続したことを特徴とするエネルギー回収装置。
  8. 請求項1記載のエネルギー回収装置において、
    前記発電機が発電した電力を建物内の負荷へ供給するようにしたことを特徴とするビルにおけるエネルギー回収装置。
  9. 請求項1記載のエネルギー回収装置において、
    商用電源からの電力と前記発電機からの電力を選択して建物内の負荷へ供給する切替手段を設けたこと特徴とするエネルギー回収装置。
  10. 請求項1記載のエネルギー回収装置において、
    前記発電機の出力端に接続し直流電力を発生するインバータと、
    前記インバータからの直流電力を受けて交流電力に変換し負荷へ供給する系統連携装置と
    を設けたことを特徴とするエネルギー回収装置。
  11. 請求項1〜請求項10記載のエネルギー回収装置において、
    前記水車をバイパスするバイパス管と
    前記バイパス管の途中に弁とを設け、
    前記水車出入口に圧力センサを設けたことを特徴とするエネルギー回収装置。
  12. 請求項1のエネルギー回収装置において、
    前記第2の送水管に膨張タンク又は真空破壊弁を設けたこと
    を特徴とするエネルギー回収装置。
  13. 蓄熱槽と、
    前記蓄熱槽から空調負荷に送水する揚水ポンプと、
    前記揚水ポンプの吐出口と前記空調負荷との間に設けた第1の送水管と、
    前記空調負荷の吐出口から前記蓄熱槽に戻す第2の送水管と、
    前記第2の送水管に設けた水車と、
    前記水車によって電力を発生する発電機と、
    前記発電機が発電した電力を負荷へ供給するエネルギー回収装置において、次の手順に従って運転するエネルギー回収装置の運転方法。
    <運転時>
    1.水車バイパス弁閉。
    2.揚水ポンプ駆動電動機電源投入。
    3.発電機側より、揚水ポンプ運転要求信号発信。
    4.運転アンサー信号受信後、一定時間経過で揚水ポンプ運転運転。
    5.水車入口圧力が規定圧力に到達したら、同水車出入口自動弁が開き、水車が運転する。これに伴って発電機が運転。
    6.発電電力を、各負荷へ供給。
    <停止時>
    1.水車出入口自動弁閉、水車停止。発電機停止。
    2.発電電力供給停止、揚水ポンプ駆動電動機へ電力供給を停止。
    3.発電機側より、停止要求信号を揚水ポンプ側へ、停止要求信号発信。
    停止。
    4.要求信号受信、揚水ポンプ駆動電動機停止、停止アンサー信号を発電機へ返信。
  14. 前記発電機が運転し、前記水車の入口側に備わる圧力センサが前記水車の入口側圧力が規定圧力を検出したとき水車出入口自動弁を全開とするようにしたことを特徴とする請求項13記載のエネルギー回収システムの運転方法。
  15. 蓄熱槽と、
    前記蓄熱槽から空調負荷に送水する揚水ポンプと、
    前記揚水ポンプと前記空調負荷との間に設けた第1の送水管と、
    前記空調負荷の吐出口から吐出された水を前記蓄熱槽に戻す第2の送水管と、
    前記第2の送水管に設けた水車発電機と、
    前記水車発電機に接続し直流電力を発生するインバータと、
    前記インバータからの直流電力を受けて交流電力に変換し負荷へ供給する系統連携装置と
    を設け、
    前記水車発電機は前記複数の水車発電機を直列、または並列に設置することを特徴とするエネルギー回収装置。
  16. 請求項15記載のエネルギー回収装置において、
    設備の水量をQ、落差をH、水車発電装置の水量Q、有効落差Hとした時、設備の落差Hを水車発電装置の有効落差Hで除して商nを求め、この時余りがでた場合、余りの落差で発電が可能な場合はnをn+1とし、発電が不可能な場合はnをnとして、n台の水車発電装置を直列に設置することを特徴とするエネルギー回収装置。
  17. 請求項15記載のエネルギー回収装置において、
    設備の水量をQ、落差をH、水車発電装置の水量Q、有効落差Hとした時、設備の水量Qを水車発電装置の水量Qで除して商nを求め、この時余りがでた場合、余りの水量で発電が可能な場合はnをn+1とし、発電が不可能な場合はnをnとして、n台の水車発電装置を並列に設置することを特徴とするエネルギー回収装置。
  18. ビルの下部に設置される蓄熱槽と、該蓄熱槽の水を汲み上げて空調負荷群に送水する二次側システムの揚水ポンプと、前記揚水ポンプの吐出口と前記空調負荷群との間に設けた第1送水管と、前記空調負荷群の吐出口から吐出された水を前記蓄熱槽に戻す第2送水管と、前記第2送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、前記第2送水管の下部にあって、前記空調負荷群から吐出した水の位置エネルギーを回収できる部位に設けた水車と、前記水車の発生するトルクによって回転駆動され電力を発生する発電機と、該発電機の出力端に接続し直流電力を発生するインバータと、該インバータからの直流電力を受けて交流電力に変換し二次側システムの揚水ポンプ駆動用電動機側へ供給する系統連携装置とを設けたことを特徴とするエネルギー回収装置。
  19. 前記インバータの直流端子P、Nと前記系統連携装置の直流端子P、Nとをケーブルによって接続したことを特徴とする請求項18記載のエネルギー回収装置。
  20. ビルの下部に設置される蓄熱槽と、該蓄熱槽の水を汲み上げて空調負荷群に送水する二次側システムの揚水ポンプと、前記揚水ポンプの吐出口と前記空調負荷群との間に設けた第1送水管と、前記空調負荷群の吐出口から吐出された水を前記蓄熱槽に戻す第2送水管と、前記第2送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、前記第2送水管の下部にあって、前記空調負荷群から吐出した水の位置エネルギーを回収できる部位に設けた水車と、前記水車の発生するトルクによって回転駆動され電力を発生する発電機と、該発電機の出力端に接続し直流電力を発生するインバータと、該インバータからの直流電力を受けて交流電力に変換し負荷群へ供給する系統連携装置とを設けたことを特徴とするエネルギー回収装置。
  21. 前記インバータの直流端子P、Nと前記系統連携装置の直流端子P、Nとをケーブルによって接続したことを特徴とする請求項20記載のエネルギー回収装置。
  22. 前記負荷群は空調負荷群であることを特徴とする請求項20記載のエネルギー回収装置。
  23. 前記負荷群は建物内の照明負荷群であることを特徴とする請求項20記載のエネルギー回収装置。
  24. 前記系統連携装置の電源側は商用電源側に接続し、前記インバータの電源側は前記負荷群と商用電源側とをつなぐ電源側電路に接続したことを特徴とする請求項18〜請求項23記載のエネルギー回収装置。
  25. ビルの下部に設置される蓄熱槽と、該蓄熱槽の水を汲み上げて空調負荷群に送水する二次側システムの揚水ポンプと、前記揚水ポンプの吐出口と前記空調負荷群との間に設けた第1送水管と、前記空調負荷群の吐出口から吐出された水を前記蓄熱槽に戻す第2送水管と、前記第2送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、前記第2送水管の下部にあって、前記空調負荷群から吐出した水の位置エネルギーを回収できる部位に設けた水車と、前記水車の発生するトルクによって回転駆動され電力を発生する発電機と、該発電機が発電した電力を建物内の負荷群へ供給するようにしたことを特徴とするビルにおけるエネルギー回収装置。
  26. ビルの下部に設置される蓄熱槽と、該蓄熱槽の水を汲み上げて空調負荷群に送水する二次側システムの揚水ポンプと、前記揚水ポンプの吐出口と前記空調負荷群との間に設けた第1送水管と、前記空調負荷群の吐出口から吐出された水を前記蓄熱槽に戻す第2送水管と、前記第2送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、前記第2送水管の下部にあって、前記空調負荷群から吐出した水の位置エネルギーを回収できる部位に設けた水車と、前記水車の発生するトルクによって回転駆動され電力を発生する発電機と、商用電源からの電力と前記発電機からの電力を選択して建物内の負荷群へ供給する切替手段を設けたこと特徴とするビルにおけるエネルギー回収装置。
  27. ビルの下部に設置される蓄熱槽と、該蓄熱槽の水(熱)を汲み上げて、空調負荷群に送水する二次冷温水ポンプと、この二次冷温水ポンプの吐出口とこの空調負荷群との間に設けた送水管と、この空調負荷群の吐出口から蓄熱槽に戻す送水管と、この送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、この送水管の下部にあって、空調負荷群から吐出した水の位置エネルギーを回収できる部位に設けた水車と、この水車の発生するトルクによって回転駆動され電力を発生する発電機と、該発電機の出力端に接続し直流電力を発生するインバータと、該インバータからの直流電力を受けて交流電力に変換し負荷群へ供給する系統連携装置とを設けたことを特徴とするエネルギー回収装置。
  28. 前記水車をバイパスするバイパス管と該バイパス管の途中に弁を設け、前記水車出入口に圧力センサを設けたことを特徴とする請求項18〜請求項27記載のいずれかのエネルギー回収装置。
  29. ビルの下部に設置される蓄熱槽と、該蓄熱槽の水を汲み上げて、空調荷群に送水する二次側システムの揚水ポンプと、該揚水ポンプの吐出口と前記空調負荷群との間に設けた第1送水管と、前記空調負荷群の吐出口から前記蓄熱槽に戻す第2送水管と、前記第2送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、前記第2送水管の下部にあって前記空調負荷群から吐出した水の位置エネルギーを回収できる部位に設けた水車と、該水車の発生するトルクによって回転駆動され電力を発生する発電機と、該発電機が発電した電力を前記揚水ポンプ、前記空調負荷群及び機械室の照明などの負荷へ供給するようにしたこと特徴とするビルにおけるエネルギー回収装置において、各機器が次の手順に従って、連携運転するエネルギー回収装置の運転方法。
    <運転時>
    1.水車入口弁開、出口弁閉、水車バイパス弁閉。
    2.揚水ポンプ駆動用電動機電源投入。
    3.空調負荷側より、揚水ポンプ運転要求信号発信。
    4.運転要求信号受信、揚水ポンプ駆動電動機運転、運転アンサー信号を発電機側へ発信。
    5.運転アンサー信号受信後、一定時間経過で水車出口弁開、水車運転。発電機運転。
    6.発電電力を、各負荷へ供給。
    <停止時>
    1.水車出口弁閉、水車停止。発電機停止。
    2.発電電力供給停止、各負荷へ電力供給を停止。
    3.発電機側より揚水ポンプ側へ停止要求信号発信。同ポンプ停止。
  30. ビルの下部に設置される蓄熱槽と、該蓄熱槽の水を汲み上げて、空調負荷群に送水する二次側システムの揚水ポンプと、該揚水ポンプの吐出口と前記空調負荷群との間に設けた第1送水管と、前記空調負荷群の吐出口から前記蓄熱槽に戻す第2送水管と、前記第2送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、前記第2送水管の下部にあって前記空調負荷群から吐出した水の位置エネルギーを回収できる部位に設けた水車と、該水車の発生するトルクによって回転駆動され電力を発生する発電機と、該発電機が発電した電力を前記揚水ポンプ、前記空調負荷群及び機械室の照明などの負荷へ供給するようにしたこと特徴とするビルにおけるエネルギー回収装置において、各機器が次の手順に従って自動的に連携運転するエネルギー回収装置の運転方法。
    <運転時>
    1.水車バイパス弁閉。
    2.揚水ポンプ駆動電動機電源投入。
    3.発電機側より、揚水ポンプ運転要求信号発信。
    4.運転アンサー信号受信後、一定時間経過で揚水ポンプ運転運転。
    5.水車入口圧力が規定圧力に到達したら、同水車出入口自動弁が開き、水車が運転する。これに伴って発電機が運転。
    6.発電電力を、各負荷へ供給。
    <停止時>
    1.水車出入口自動弁閉、水車停止。発電機停止。
    2.発電電力供給停止、揚水ポンプ駆動電動機へ電力供給を停止。
    3.発電機側より、停止要求信号を揚水ポンプ側へ、停止要求信号発信。
    停止。
    4.要求信号受信、揚水ポンプ駆動電動機停止、停止アンサー信号を発電機へ返信。
  31. 前記発電機が運転し、前記水車の入口側に備わる圧力センサが前記水車の入口側圧力が規定圧力を検出したとき水車出入口自動弁を全開とするようにしたことと特徴とする請求項30記載のエネルギー回収装置の運転方法。
  32. 複数の負荷を持つ電源系において、未使用のエネルギーを回収する発電機の出力にインバータを設け、該インバータと電源との間に系統連携装置を設けて前記発電機の発電電力を電源へ帰還し、各複数の負荷が前記発電機の発電電力を共通に利用できるようにしたことを特徴とするエネルギー回収装置の運転制御装置。
  33. 複数の負荷を持つ電源系において、未使用のエネルギーを回収する発電機の出力に複数のインバータを設け、該複数のインバータと電源との間に共通に作用する系統連携装置を設けて前記発電機の発電電力を電源へ帰還し、各複数の負荷が前記発電機の発電電力を共通に利用できるようにしたことを特徴とするエネルギー回収装置の運転制御装置。
  34. ビルの下部に設置される蓄熱槽と、該蓄熱槽の水を汲み上げて空調負荷群に送水する二次側システムの揚水ポンプと、前記揚水ポンプの吐出口と前記空調負荷群との間に設けた第1送水管と、前記空調負荷群の吐出口から吐出された水を前記蓄熱槽に戻す第2送水管と、前記第2送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、前記第2送水管の下部にあって、前記空調負荷群から吐出した水の位置エネルギーを回収できる部位に設けた水車発電機と、該水車発電機の出力端に接続し直流電力を発生するインバータと、該インバータからの直流電力を受けて交流電力に変換し二次側システムの揚水ポンプ駆動用電動機側へ供給する系統連携装置とを設け、前記水車発電機は前記複数の水車発電装置を直列に設置したことを特徴とする複数水車発電装置の直列運転方法。
  35. 設備の水量をQ、落差をH、水車発電装置の水量Q、有効落差Hとした時、設備の落差Hを水車発電装置の有効落差Hで除して商nを求め、このとき余りがでた場合、余りの落差で発電が可能な場合はnをn+1とし、発電が不可能な場合はnをnとして、n台の水車発電装置を直列に設置して運転することを特徴とする請求項1記載の複数水車発電装置の直列運転方法。
  36. ビルの下部に設置される蓄熱槽と、該蓄熱槽の水を汲み上げて空調負荷群に送水する二次側システムの揚水ポンプと、前記揚水ポンプの吐出口と前記空調負荷群との間に設けた第1送水管と、前記空調負荷群の吐出口から吐出された水を前記蓄熱槽に戻す第2送水管と、前記第2送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、前記第2送水管の下部にあって、前記空調負荷群から吐出した水の位置エネルギーを回収できる部位に設けた水車発電機と、該水車発電機の出力端に接続し直流電力を発生するインバータと、該インバータからの直流電力を受けて交流電力に変換し二次側システムの揚水ポンプ駆動用電動機側へ供給する系統連携装置とを設け、前記水車発電機は前記複数の水車発電装置を並列に設置したことを特徴とする複数水車発電装置の直列運転方法。
  37. 設備の水量をQ、落差をH、水車発電装置の水量Q、有効落差Hとした時、設備の水量Qを水車発電装置の水量Qで除して商nを求め、このとき余りがでた場合、余りの水量で発電が可能な場合はnをn+1とし、発電が不可能な場合はnをnとして、n台の水車発電装置を並列に設置して運転することを特徴とする請求項36記載の複数水車発電装置の並列運転方法。
  38. ビルの下部に設置される蓄熱槽と、該蓄熱槽の水を汲み上げて空調負荷群に送水する二次側システムの揚水ポンプと、前記揚水ポンプの吐出口と前記空調負荷群との間に設けた第1送水管と、前記空調負荷群の吐出口から吐出された水を前記蓄熱槽に戻す第2送水管と、前記第2送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、前記第2送水管の下部にあって、前記空調負荷群から吐出した水の位置エネルギーを回収できる部位に設けた複数の水車発電装置と、該複数の水車発電装置毎にインバータを設け、該インバータの電源側に系統連携措置を設け、前記複数インバータのそれぞれの直流電圧端子P、Nと、前記系統連携措置の直流電圧端子P、Nとを共通に接続して発電時に電源へ帰還するようにしたことを特徴とする複数水車発電装置の制御装置。
  39. ビルの空調負荷群から吐出した水の位置エネルギーを回収できる部位に設けた複数の水車発電装置と、該複数の水車発電装置毎にインバータを設け、該インバータの電源側に系統連携措置を設け、前記複数のインバータのそれぞれの直流電圧端子P、Nと、前記系統連携措置の直流電圧端子P、Nとを共通に接続して発電時に電源へ帰還するようにしたことを特徴とする複数水車発電装置の制御装置。
  40. 前記複数のインバータと前記系統連携措置とを共通の制御盤内に収納したことを特徴とする請求項39記載の複数水車発電装置の制御装置。
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