JP2004003414A - エネルギー回収システム及びその運転方法 - Google Patents

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佐藤 幸一
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柳澤 清司
Hide Watabe
渡部 秀
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国井 寛
Yukihisa Fujita
藤田 幸央
Akio Shima
島 昭夫
Yuji Tanaka
田中 雄司
Shinichi Takahashi
高橋 伸一
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Abstract

【課題】揚水ポンプを有する蓄熱式空調システムにおける未使用エネルギーを効果的に回収するシステムを提供する。
【解決手段】蓄熱式空調システムにおいて、熱を製造する一次側は蓄熱槽16と、熱源機4を備え、夜間電力等の安価な商用電源18を利用して、冷水又は温水を製造する。揚水ポンプ1を駆動する電動機2と電源19との間に系統連携装置20を設け、これと電動機2とはケーブル21を介して接続する。更に、前記インバータの出力はケーブル14aを介して前記電動機2と接続する。尚、系統連携装置20は、水車が運転していない時は商用電源19から電動機2に電力を供給する方向に作用し、水車運転時時は、揚水ポンプ1の負荷状態によって、発電機13の発電した電力で足りない場合は、商用電源の電力と合わせた電力で賄う方向に作用する。発電電力が余った場合には、インバータから系統連携装置を介して商用電源へ帰還する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ビルの空調負荷などの用済み後水を用いた水車発電によりエネルギー回収するエネルギー回収システム及びその運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ビルの空調システムとして、安価な深夜電力を利用して熱源機を運転し、製造した熱を蓄熱槽に貯めておき、空調負荷が発生する昼間に貯めていた熱を汲み出して負荷である空調機に送って空調する蓄熱式空調システムが広く採用されている。
【0003】
図12は従来例の開ループの蓄熱式空調システム構成図である。一次側システムSにおいて、1は蓄熱槽16の水を汲み上げて送水管4aを介して熱源機4に送水する揚水ポンプ、2は両軸形電動機であり一端を前記揚水ポンプと軸継手を介して直結され、これを駆動する。他端は水車12にクラッチ12bを介して連結されている。また、同水車は、熱源機から吐出した水の位置エネルギーを余すことなく回収できる部位に設ける。18,19は電源、5は前記熱源機が製造する熱量を調整する二方弁、6aは前述した熱源機と水車とを結ぶ送水管、6は同送水管に備わる膨張タンクでありサイホンを破壊して送水の落差が(送水が持つ位置エネルギー)水車にかかるようにしている。また、膨張タンクの代わりに真空破壊弁を設けることもある。12cは送水が水車を出た後蓄熱槽に戻すための送水管である。即ち、揚水ポンプ1によって熱源機4に送水された揚水は、この熱源機によって熱を加えられた後、水車12に送水される。水車12は、揚水の位置エネルギーで運転して動力を発生し、前述した両軸形電動機2に伝達する。両軸形電動機の負荷は、揚水ポンプの負荷よりこの分だけ軽くなる。この後、水車を出た揚水は、蓄熱槽へ戻る。
【0004】
二次側システムSは、空調装置の負荷等であって、蓄熱槽16の水を送水管7aを介してポンプ7によりエアハン(air handling unit)8やファンコイル9に送る。エアハン8は熱量を調整する調整弁8aを有し、ファンコイル9も同様の調整弁9aを有する。放熱された水は、送水管7bを通って蓄熱槽16へ戻される。
【0005】
図13は従来例のポンプと水車の運転特性図を示したものである。縦軸に、ポンプの場合は全揚程、水車の場合は有効落差、両方共通に動力を横軸に水量を示す。曲線AはポンプQ、H性能カーブを、曲線Cは水車を運転しない場合の軸動力曲線である。図9に示す送水系統に揚水ポンプのみを運転し、水量Q0を送水するには全揚程H0を必要とし、この時の運転点は曲線A上のO4点である。この時消費する動力は、ポンプ軸動力で示すL1であり運転点は曲線C上のO1点である。又、曲線Bは水車の有効落差(水車前後の圧力ヘッド差)を示し、水量Q0を流した時、水車前後に圧力差ヘッド(有効落差)H1を発生し、この位置エネルギーを吸収し次に示す動力を発生することを意味する。
【0006】
曲線Dは揚水ポンプと水車を運転した時の動力カーブであり、この時消費する動力は、ポンプ軸動力で示すL2であり運転点は曲線D上のO2点である。即ち、水量Q0の時、水車の発生する動力はL3である。
この場合大体、動力回収率(L3/L1)は20〜30%ぐらいである。
このようにして従来の装置では、熱源機通過後の揚水の位置エネルギーを有効に活用している。
【0007】
これの公知例として特開昭50−128801号公報(動力回収ポンプ装置)、特開昭50−49701号公報(動力回収ポンプ装置)等がある。しかし、この従来技術においては、電動機と水車を直結するのにクラッチが用いられており、これの伝達効率の改善が課題となっている。さらにこの場合、水車が回収したエネルギーは動力であり、ビル内の他の負荷へは構造上使用できないという問題があった。又、ダムや水田など水路に水車を用いて発電する水車発電の公知例として特開平5−10245号公報(外輪駆動式水車発電機)がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の目的はビルの未使用エネルギーを水車発電により回収して、再利用することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は基本的手段として、ビルの下部に設置される蓄熱槽と、ビルの上部に設置され商用電源からの電力により該蓄熱槽から送水された水に熱を加えて冷水又は温水を製造する熱源機と、前記蓄熱槽の水を汲み上げて、吸込管を介して熱源機に送水する一次冷温水ポンプと、この一次冷温水ポンプの吐出口とこの熱源機との間に設けた送水管と、この熱源機の吐出口から蓄熱槽に戻す送水管と、この送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、この送水管の最下部にあって、熱源機から吐出した水の位置エネルギーを回収する水車と、この水車の発生するトルクによって回転駆動され電力を発生する発電機と、該発電機の出力端に接続されて、該発電機が発電した電力を所望な電圧、周波数に変換するインバータと、前記電動機と商用電源との間に、該電源から電動機側へあるいは前記インバータから商用電源側へ系統を切替える系統連携装置と、該系統連携装置と電動機との間の電路と前記インバータの出力端子間を接続するケーブルとを設けたものである。
【0010】
<運転時>
1) 運転する前は、水車入口弁、出口弁、及び水車バイパス弁を閉じておく。先ず、熱源機電源及び一次冷温水ポンプ駆動電動機電源を投入する。
2) 次に、熱源機側より一次冷温水ポンプへ運転要求信号を発信する。
3) 一次冷温水ポンプは、熱源機側からの運転要求信号発信を受信して運転し、蓄熱槽から水を汲み上げ負荷側へ送水する。同時に運転アンサー信号を熱源機へ発信する。
4) 熱源機は運転アンサー信号を受信後、送水圧が確保できるのに十分な一定時間経過で運転する。
5) 熱源機運転後一定時間で水車出入口弁を開く。これに伴って、水車は運転する。次第に水車の回転が上がり発電機は運転する。
6) 発電電力を、インバータを介して負荷の例えば一次冷温水ポンプ駆動電動機等へ供給する。別の実施例に商用電源に系統連携装置を接続し、これと負荷との間の電路にインバータの出力を接続しているがある。この場合、発電した電力で賄えないと商用電源からも供給し、負荷が小さい状態の時に発電した電力が余った場合は、前期系統連携装置を介して電源へ帰還するように作用する。
7) 膨張タンク又は真空破壊弁は送水配管の上部にあって、大気開放部を有しあるいは同等の機能を有し、送水管の水の膨張を防止し、管内空気の排出、あるいは外気を、取り入れ真空を破壊して水車へ送水が落ちていくのを助ける。
別の実施例において、水車近くに設けている圧力センサは、ここの圧力を検出し、ここの水圧が規定値以上になった際に、水車近くに設けている自動弁を開く。
【0011】
<停止時>
8) 熱源機運転後一定時間で水車出口弁閉、水車停止。発電機停止。
9) 発電電力供給停止、インバータ停止、一次冷温水ポンプ駆動電動機へ電力供給を停止。
10) 源熱機側より、停止要求信号を一次冷温水ポンプ側へ、停止要求信号発信。
11) 停止要求信号受信、一次冷温水ポンプ駆動電動機停止、停止アンサー信号を熱源機へ返信。
12) 一次冷温水ポンプ駆動電動機電源断、熱源機電源断。
【0012】
また、本発明では、空調負荷群に送水する二次側システムの揚水ポンプをインバータで駆動し、空調負荷群で用済みになった後、送水の位置エネルギーで水車を運転し、水車の発生するトルクで発電機を運転して、発電した電力を、回生コンバータを介して直流電力に変換し、その正側直流出力P、負側直流出力Nを前記揚水ポンプ用インバータの直流端子P,Nに出力するようにしたことを特徴とするビルにおける未使用エネルギー回収システムとしたものである。
【0013】
本発明は、このように構成し、次のように作用させる。
1)運転する前は、水車入口弁、出口弁、及び水車バイパス弁を閉じておく。先ず、二次側システムの揚水ポンプ駆動用インバータを運転し、揚水ポンプを運転して、空調負荷である空調機に送水する。インバータはポンプ吐出し側に設けられた圧力センサの検出信号を取り込んで、例えば末端圧力一定制御運転を行う。
2)水車は、各空調機を通過した送水の流入によって運転を始める。発電機は水車の発生するトルクによって運転し発電する。
3)発電機側のインバータは、発電機の発生した電力(交流)を直流電力に変換し、他のインバータに直流電力を、ケーブルを介して供給する。
【0014】
また、本発明では、ビルに設けられるシステム、設備に限定されるものではなく、熱源機から得られる水を貯える蓄熱槽と該蓄熱槽からの水を冷水又は温水にする熱源機と、前記蓄熱槽の水を該熱源機に送水するポンプと、該ポンプを駆動する電動機と、前記熱源機から送水された水によって回転する水車と、該水車によって駆動され電力を発生する発電機と、該発電機の出力端に接続されるインバータと、前記電動機と商用電源との間に設けられる系統連携装置であって、該商用電源と前記電動機とを接続する系統と、前記インバータと前記商用電源とを接続する系統とを切替える系統連携装置と、該系統連携装置と前記電動機との間の電路と前記インバータの出力端子とを接続する接続線とを設けるものとする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図1〜図11により説明する。
図1は、本発明第1の実施例の構成図を示す。同図は、従来例で示した図9に対して、両軸形電動機を一般的な電動機(非両軸形電動機)に代えて揚水ポンプと水車を分離し、この水車には発電機を取り付けて(又は一体型も含む)該発電機の出力端にインバータを接続する。揚水ポンプ1を駆動する電動機2と電源19との間に系統連携装置20を設け、これと電動機2とはケーブル21を介して接続する。更に、前記インバータの出力はケーブル14aを介して前記電動機2と接続する。尚、系統連携装置20は、水車が運転していない時は商用電源19から電動機2に電力を供給する方向に作用し、水車運転時時は、揚水ポンプ1の負荷状態によって、発電機13の発電した電力で足りない場合は、商用電源の電力と合わせた電力で賄う方向に作用する。発電電力が余った場合には、インバータから系統連携装置を介して商用電源へ帰還する。図12と同じ記号で示す機器あるいは装置は同じものであるから説明を省く。
【0016】
図2は、本発明の第1の実施例のポンプと水車の運転特性図を示したものである。図13と同じ符号で示すものは同じ意味を示すので説明を省く。本発明の第1の実施例の場合、揚水ポンプ水量Q0の時の軸動力L1を賄うのに、水車−発電機−インバータで発電した電力L3と、商用電源の動力L2とで賄うようにしたものである。換言すると水車発電で足りない分を商用電源で系統連携装置を介して、供給するようにしたものである。又、当然、二方弁5が絞られて揚水ポンプの負荷が小さくなった場合には、電動機の駆動電力が水車の発生動力より小さくなる場合もある。この場合、電力がインバータから系統連携装置を介して電源側へ帰還される。以上の本実施例の場合大体、動力回収率(L3/L1)は40〜60%ぐらいとなり、従来の回収率より向上する。
【0017】
第2の実施例を図3により説明する。本実施例は、第1実施例に対して、発電機負荷を一次冷温水ポンプ駆動電動機から熱源機に代えたものである。図3において、520は系統連携装置であり、商用電源18と熱源機4の電源端子の間に取り付ける。これの電路521に前記インバータ14の出力はケーブル14aを接続する。即ち、系統連携装置20は、水車が運転していない時は商用電源18から熱源機4に電力を供給する方向に作用し、水車運転時時は、熱源機4の負荷状態によって、発電機13の発電した電力で足りない場合は、商用電源の電力と合わせた電力で賄う方向に作用する。発電電力が余った場合には、インバータ14から系統連携装置を介して商用電源へ帰還する。
【0018】
第3の実施例を図4により説明する。本実施例は水車の発電電力を建物内の照明など種種の負荷群へ供給するようにしたものである。同図において、30は建物内の照明など種種の負荷群を、29は電源系統切り替え手段を示す。同電源系統切り替え手段29をc−a側に切り替えれば負荷群は商用電源に接続され、c−b側に切り替えれば負荷群は、発電機側に接続される。即ち、水車運転時時は、負荷群30の負荷状態によって、発電機13の発電した電力で足りる場合は、同電源系統切り替え手段29をc−b側に切り替えて発電機電力を供給し、発電した電力で足りない場合は、同電源系統切り替え手段29をc−a側に切り替えて、商用電源の電力を供給するようにする。
【0019】
第4の実施例を図5により説明する。本実施例は、第3の実施例を更に改良したもので、負荷群の負荷が大きく、発電機13の発電した電力で足りない場合に、発電機電源と商用電源とを加えて供給し賄うようにしたものである。同図は、図6に対して負荷群30には、発電機13からも商用電源28からも供給できるようにし、前記発電機13にインバータ14を接続し、商用電源28と負荷群30との間に、系統連携装置720を接続し、これと負荷群30の電源端子とを接続する電路にインバータ出力とを接続するケーブル14aを結線したものである。
このように構成し、発電した電力で足りない場合は、これと商用電源とで電力を供給するようにしたものである。
【0020】
第5の実施例を図6により説明する。本実施例は、水車12の前後に設けた仕切弁26,27にバイパスしてバイパス管29a及びバイパス弁29を設け、更には前記した水車の入口側に圧力計31a、圧力センサ31を、水車の出口側に圧力計30a、圧力センサ30を設けたものである。こうして、水車12、発電機13及びこれに関連した機器を保守する際には、仕切弁26,27を閉めて仕切弁29を開いて、熱源機を通過した送水を、送水管6a、バイパス管29a、仕切弁29の順に蓄熱槽へ戻すようにする。このようにすると、水車12、発電機13及びこれに関連した機器保守時にも熱源機の運転が可能である。
【0021】
第6の実施例を図7により説明する。本実施例は、図示していないが熱源機、一次冷温水ポンプ駆動電動機、発電機、インバータ、負荷機器の制御装置の操作及び制御の手順を規定し、相互に連携を取って運転するようにしたものである。図7は、これらの操作及び制御手順を示すフローチャートである。即ち、運転時は同図の1ステップで水車入口弁を開き、出口弁を閉めて、水車バイパス弁を閉じる。2ステップでは熱源機の電源を投入し、3ステップで一次冷温水ポンプ駆動電動機の電源を投入する。4ステップでは熱源機側より一次冷温水ポンプに対して運転要求信号を発信する。5ステップでは、一次冷温水ポンプが運転要求信号を受信して、一次冷温水ポンプ駆動電動機が運転する。この後、運転アンサー信号を熱源機へ発信する。6ステップでは、熱源機が一次冷温水ポンプ駆動電動機運転アンサー信号受信後、一定時間経過で熱源機を運転させる。7ステップでは、熱源機が運転後一定時間で水車出口弁を開く。これにより水車が運転され、発電機も運転する。8ステップでは、発電電力を、インバータを介して一次冷温水ポンプ駆動電動機へ供給する。次に、停止時は9ステップで水車出口弁を閉じ、水車を停止する。これにより発電機が停止する。
【0022】
10ステップでは発電電力の供給を停止し、インバータを停止する。そして、一次冷温水ポンプ駆動電動機へ電力供給を停止する。10ステップでは、熱源機側より一次冷温水ポンプ側へ停止要求信号発信し、熱源機は停止する。11ステップでは、一次冷温水ポンプ駆動電動機が停止要求信号受信し、一次冷温水ポンプ駆動電動機は停止する。12ステップでは、一次冷温水ポンプ駆動電動機は停止アンサー信号を熱源機へ返信する。加えて、一次冷温水ポンプ駆動電動機の電源断し、熱源機電源を断にする。尚、本実施例では、発電機の負荷を、一次冷温水ポンプ駆動電動機を例として説明しているが、この負荷を熱源機としても良く、建物内照明等他の負荷としても良い。このように操作及び制御手順を規定すれば各機器を誤りなく所定の性能,機能を果たすよう良好に連携運転ができる。
【0023】
第7の実施例を図8により説明する。本実施例は第6の実施例を更に改良し、自動連携運転するようにしたものである。従って、図6における仕切弁26、27、29を自動弁としている。又、図示していないが熱源機、一次冷温水ポンプ駆動電動機、発電機、インバータ、負荷機器の制御装置の操作及び制御の手順を規定し、相互に自動的に連携を取って運転するようにしたものである。
【0024】
図8は、これらの操作及び制御手順を示すフローチャートである。自動運転、自動操作ができるよう運転時は、図7に対して、水車入口圧力が規定圧力以上に到達したら水車出入口弁を開くステップ7を追加し、水車12、発電機13及びこれに関連した機器を自動運転するようにしている。更に停止時は同じく、図7に対してステップ9を追加し、水車出入口弁を閉じて水車12、発電機13及びこれに関連した機器を自動停止するようにしたものである。これ以外の作動については、図7と同じであるから説明を省く。このようにすれば誤操作の恐れがなく、運転管理が更に容易となる。
【0025】
更なる改良の実施例として、運転時に水車出入口弁の開制御条件として、熱源機が運転していることと、同弁の入口圧力が規定圧力以上にあることとし、これが共に成立したら開制御するようにしている。このようにすれば操作が確実となり、全体システムが協調して作動するようになる。
【0026】
図9は、本発明の第8の実施例の構成図を示す。同図は、従来例で示したものに対して、空調負荷へ送水する二次側システムにおいて、両軸形電動機2を一般的な電動機131(非両軸形電動機)に代えて揚水ポンプ107と水車109を分離し、この水車109には発電機134を取り付けて(又は一体型も含む)、該発電機134の出力端にインバータ135(INV2)を接続する。該発電機134で発生した電力はパワートランジスタTrやフライホイールダイオードDなどの半導体素子を使用したインバータ135で直流電圧に変換され、コンデンサCで平滑される。例えば発電機134の発生電圧がAC200Vであれば、インバータ135のP,N間電圧(直流電圧)は280Vとなる。このインバータ135はPWM制御を使用したものなど、一般に良く知られているのでその詳細な説明は省略する。このインバータ135からの直流電圧出力の正側P、及び負側Nは、電動機131を駆動するインバータ136(INV1)の直流中間回路の正側P、負側Nに接続される。このインバータ136もPWM制御を使用したものなど、一般に良く知られているのでその詳細な説明は省略する。
【0027】
このように構成されたシステムでは、空調負荷が変動すると必然的に水車109に流入する水量が変動し、発電機134の発生電力も変動する。この場合、例えば前述したP,N間電圧を検出して、ここの電圧が280Vを下回るごとに、図示はしていないが、インバータ135における動作周波数を下げれば回生状態になり、P,N間電圧が上がる。
【0028】
揚水ポンプ107を駆動する電動機131はインバータ136によって駆動される。インバータ136を用いるのは、空調負荷が変動する場合、これに応じてポンプの回転数を絞れば省エネルギーとなるからである。更に、インバータ135の直流電圧端子P,Nと、前記インバータ136の直流電圧端子P,Nとをそれぞれケーブル138、139によって互いに接続する。このようにすれば、発電機134で発電した電力を直流で揚水ポン側インバータ136に供給できるので、交流に変換する必要もなく、系統連携装置も必要なく簡単で安価に構成が出来る。
【0029】
図10は前述した図9の電気系統図である。図9と同じ記号で示す機器あるいは装置は同じものであるから説明を省く。同図において、103は商用電源、132は電力量計、ELBは漏電遮断器である。使用初めは、水車109及び発電機134が運転していないので、インバータ135の直流電圧端子P,Nからの電力の供給はなく、揚水ポンプ107、電動機131は商用電源103からの供給のみでインバータ136の駆動により運転される。該揚水ポンプ107の運転により各空調負荷110に送水され、用済みとなってその送水が水車109に戻ってくると、水車109及び発電機134が運転してインバータ135から直流電力をケーブル138、139を介してインバータ136の直流電圧端子P,Nに供給する。
【0030】
図11は、本発明の実施例の揚水ポンプ107と水車109の運転特性図を示したもので、揚水ポンプ107はインバータ136によって末端圧力一定制御(配管抵抗を考慮し、配管の末端圧力が一定になるようにポンプの回転速度を制御するもので、配管抵抗カーブEにポンプ吐出圧がくるように制御される)行う場合について示してある。本発明の実施例の場合、揚水ポンプ107をインバータ136の最高周波数Nmaxで運転し、水量Qの時の軸動力L1を賄うのに、水車109−発電機134−インバータ135で発電した電力L3と、商用電源からの動力(電力)L2とで賄うようにしたものである。換言すると水車発電で足りない分を商用電源103から供給するようにしたものである。又、当然、空調負荷が小さくなり揚水ポンプ107の負荷が小さくなって水量Qとなった場合には、揚水ポンプ107はインバータ136が周波数Nで運転して曲線Fの性能を出し、軸動力は曲線Iとなり運転点はそれぞれO、O’となる。さらに水量がゼロになるとインバータ136は周波数Nで運転して揚水ポンプ107は曲線Gの性能を出し、軸動力は曲線Iとなり運転点はそれぞれO、O’となる。水車9が運転されないと軸動力の各点O、O、Oを結んだ曲線L上を運転する。水車109が運転されると、該水車9に水量Qが流れた時、前後に落差Hを発生する送水の位置エネルギーを受けてトルクを発生し、発電機134によって軸動力L3に対応する電力を発生する。以下同様に水量が変動した場合もこれに応じた電力を発生する。揚水ポンプ107と水車109、発電機134が同時に運転されると曲線L4となり、発電機134が発生した電力の分だけ商用電源103から供給する電力が減少する。また、同図のO点は水量Qより水車109が有効に作用し発電機134が発電するポイントを示している。
【0031】
以上の本実施例の場合、動力回収率(L3/L1)は約40〜60%程度となり、従来の回収率より向上する。以上の実施例では、発電機134の発生した電力をインバータ135で直流に変換し、ビル内の揚水ポンプ107を駆動するインバータ136のP、N端子に供給するようにしているが、インバータで駆動している負荷であればインバータ136に限らず、他の設備のどんなインバータにも供給することができる。また、インバータ135とインバータ136とのP,N端子間をケーブルで接続しているので、これが長くなると配線ロスが増す。両インバータを同一制御盤内に収納して纏めることもできる。このようにすればこれの改善が可能となる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば従来の水車を用いた未使用エネルギー回収装置よりは、更に回収効率が向上する効果が得られる。また、種種の負荷に対応できるので、例えばビルの未使用エネルギーを合理的に再利用することができる。
また、発電機で発生した電力をインバータを介して、直流電力で他のインバータに供給するので、交流に変換することもなく、系統連携装置も必要なく簡単で、安価にシステムを構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図。
【図2】本発明の第1の実施例のポンプと水車の運転特性図。
【図3】本発明の第2の実施例の構成図。
【図4】本発明の第3の実施例の構成図。
【図5】本発明の第4の実施例の構成図。
【図6】本発明の第5の実施例の構成図。
【図7】本発明の第6の実施例のフロー図。
【図8】本発明の第7の実施例のフロー図。
【図9】本発明の第8の実施例の構成図。
【図10】本発明の第8の実施例の電気系統図。
【図11】本発明の第8の実施例の特性図。
【図12】従来のシステム構成図。
【図13】従来のポンプと水車の運転特性図。
【符号の説明】
1 揚水ポンプ
2 電動機
4 熱源機
6 膨張タンク
12 水車
13 発電機
14 インバータ
16 蓄熱槽
18,19 商用電源
20 系統連携装置

Claims (20)

  1. 蓄熱槽と、
    商用電源からの電力により該蓄熱槽から送水された水に熱を加えて冷水又は温水を製造する熱源機と、
    前記蓄熱槽の水を汲み上げて、吸込管を介して熱源機に送水する一次冷温水ポンプと、
    該一次冷温水ポンプを駆動する電動機と、
    前記一次冷温水ポンプの吐出口と前記熱源機との間に設けた送水管と、
    前記熱源機の吐出口から蓄熱槽に戻す送水管と、
    前記送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、
    前記送水管の最下部にあって、熱源機から吐出した水の位置エネルギーを回収する水車と、
    前記水車の発生するトルクによって回転駆動され電力を発生する発電機と、
    を設けたことを特徴とするエネルギー回収システム。
  2. 請求項1に記載のエネルギー回収システムにおいて、
    該発電機の出力端に接続されて、該発電機が発電した電力を所望な電圧、周波数に変換するインバータと、
    前記電動機と商用電源との間に、該商用電源から電動機側へあるいは前記インバータから商用電源側へ系統を切替える系統連携装置と、
    該系統連携装置と電動機との間の電路と前記インバータの出力端子間を接続するケーブルと
    を設けたことを特徴とするエネルギー回収システム。
  3. 請求項1に記載のエネルギー回収システムにおいて、
    該発電機の出力端に接続されて、該発電機が発電した電力を所望な電圧、周波数に変換するインバータと、前記電動機と商用電源との間に、該商用電源から電動機側へあるいは前記インバータから商用電源側へ系統を切替える系統連携装置と、該系統連携装置と電動機との間の電路と前記インバータの出力端子間を接続するケーブルとを設け、前記水車の発生した電力と商用電源の電力とを合わせた電力で一次冷温水ポンプ駆動電動機を駆動することを特徴とするエネルギー回収システム。
  4. 請求項1に記載のエネルギー回収システムにおいて、
    該発電機の出力端に接続されて、該発電機が発電した電力を所望な電圧、周波数に変換するインバータと、
    該熱源機と商用電源との間に、該商用電源から熱源機側へあるいは前記インバータから商用電源側へ系統を切替える系統連携装置と、
    該系統連携装置と熱源機との間の電路と前記インバータの出力端子間を接続するケーブルと
    を設けたことを特徴とするエネルギー回収システム。
  5. 請求項1に記載のエネルギー回収システムにおいて、
    該発電機の出力端に接続されて、該発電機が発電した電力を所望な電圧、周波数に変換するインバータと、
    該熱源機と商用電源との間に、該商用電源から熱源機側へあるいは前記インバータから商用電源側へ系統を切替える系統連携装置と、
    該系統連携装置と熱源機との間の電路と前記インバータの出力端子間を接続するケーブルとを設け、
    前記水車の発生した電力と商用電源の電力とを合わせた電力で熱源機を駆動することを特徴とするエネルギー回収システムとしたことを特徴とするエネルギー回収システム。
  6. 請求項1に記載のエネルギー回収システムにおいて、
    該発電機が発電した電力を機械室の照明などの負荷へ供給するようにしたこと特徴とするエネルギー回収システム。
  7. 請求項1に記載のエネルギー回収システムにおいて、
    未発電時は商用電源から負荷側へ、発電時は発電機から負荷側へ切り替える系統を切り替える電力切り替え装置とを設け、
    該発電機が発電した電力を機械室の照明などの負荷へ供給するようにしたこと特徴とするエネルギー回収システム。
  8. 請求項1に記載のエネルギー回収システムにおいて、
    該発電機の出力端に接続した負荷が所望な発電した電力を電圧、周波数に変換するインバータと、
    前記負荷と商用電源との間に該商用電源から負荷側へ、あるいは前記インバータから商用電源側へ系統を切替える系統連携装置と、
    該系統連携装置と負荷との間の電路に、前記インバータの出力端子間を接続するケーブルと
    を設けたことを特徴とするエネルギー回収システム。
  9. 請求項1〜請求項8において、水車をバイパスしてバイパス管及びバイパス弁を設け、該水車出入口に圧力センサを設けたことを特徴とするエネルギー回収システム。
  10. 蓄熱槽と、
    商用電源からの電力により該蓄熱槽から送水された水に熱を加えて冷水又は温水を製造する熱源機と、
    該熱源機に電力を供給する商用電源と、
    前記蓄熱槽の水を汲み上げて、吸込管を介して熱源機に送水する一次冷温水ポンプと、
    該一次冷温水ポンプを駆動する電動機と、
    この一次冷温水ポンプの吐出口とこの熱源機との間に設けた送水管と、
    この熱源機の吐出口から蓄熱槽に戻す送水管と、
    この送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、
    この送水管の最下部にあって、熱源機から吐出した水の位置エネルギーを回収する水車と、
    この水車の発生するトルクによって回転駆動され電力を発生する発電機と、
    該発電機の出力端に接続したインバータと、
    該インバータによって負荷側が所望な発電した電力を電圧、周波数に変換して前記一次冷温水ポンプ駆動電動機へ供給するエネルギー回収システムにおいて、各機器が次の手順に従って、連携運転するエネルギー回収システムの運転方法。
    <運転時>
    1. 水車入口弁開、出口弁閉、水車バイパス弁閉。
    2. 熱源機電源投入。
    3. 一次冷温水ポンプ駆動電動機電源投入。
    4. 熱源機側より、一次冷温水ポンプ運転要求信号発信。
    5. 運転要求信号受信、一次冷温水ポンプ駆動電動機運転、運転アンサー信号を熱源機へ発信。
    6. 運転アンサー信号受信後、一定時間経過で熱源機運転。
    7. 熱源機運転後一定時間で水車出口弁開、水車運転。発電機運転。
    8. 発電電力を、インバータを介して一次冷温水ポンプ駆動電動機へ供給。
    <停止時>
    1. 水車出口弁閉、水車停止。発電機停止。
    2. 発電電力供給停止、インバータ停止、一次冷温水ポンプ駆動電動機へ電力供給を停止。
    3. 源熱機側より一次冷温水ポンプ側へ停止要求信号発信。熱源機停止。
    4. 停止要求信号受信、一次冷温水ポンプ駆動電動機停止、停止アンサー信号を熱源機へ返信。
    5. 一次冷温水ポンプ駆動電動機電源断、熱源機電源断。
  11. 蓄熱槽と、
    商用電源からの電力により該蓄熱槽から送水された水に熱を加えて冷水又は温水を製造する熱源機と、
    該熱源機に電力を供給する商用電源と、
    前記蓄熱槽の水を汲み上げて、吸込管を介して熱源機に送水する一次冷温水ポンプと、
    該一次冷温水ポンプを駆動する電動機と、
    この一次冷温水ポンプの吐出口とこの熱源機との間に設けた送水管と、
    この熱源機の吐出口から蓄熱槽に戻す送水管と、
    この送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、
    この送水管の最下部にあって、熱源機から吐出した水の位置エネルギーを回収する水車と、
    該水車にバイパスして設けた自動弁と、
    該水車の入口又は出口に設けた自動弁と、
    該水車出入口に設けた圧力センサと、
    該水車の発生するトルクによって回転駆動され電力を発生する発電機と、
    該発電機の出力端に接続したインバータと、
    該インバータによって負荷側が所望な発電した電力を電圧、周波数に変換して前記一次冷温水ポンプ駆動電動機へ供給するエネルギー回収システムにおいて、各機器が次の手順に従って自動的に連携運転するエネルギー回収システムの運転方法。
    <運転時>
    1. 水車バイパス弁閉。
    2. 熱源機電源投入。
    3. 一次冷温水ポンプ駆動電動機電源投入。
    4. 熱源機側より、一次冷温水ポンプ運転要求信号発信。
    5. 運転要求信号受信、一次冷温水ポンプ駆動電動機運転、運転アンサー信号を熱源機へ発信。
    6. 運転アンサー信号受信後、一定時間経過で熱源機運転。
    7. 水車入り口圧力が規定圧力に到達したら、同水車出入り口自動弁が開き、水車が運転する。これに伴って発電機が運転。
    8. 発電電力を、インバータを介して一次冷温水ポンプ駆動電動機へ供給。
    <停止時>
    9. 熱源機運転後一定時間で水車出入口自動弁閉、水車停止。発電機停止。
    10. 発電電力供給停止、インバータ停止、一次冷温水ポンプ駆動電動機へ電力供給を停止。
    11. 源熱機側より、停止要求信号を一次冷温水ポンプ側へ、停止要求信号発信。
    12. 停止要求信号受信、一次冷温水ポンプ駆動電動機停止、停止アンサー信号を熱源機へ返信。
    13. 一次冷温水ポンプ駆動電動機電源断、熱源機電源断。
  12. 請求項10において、熱源機が運転し、水車入口圧力センサが、水車入口圧力が規定圧力を検出したとき水車出入口自動弁を全開とする手順を備えるエネルギー回収システムの運転方法。
  13. 空調負荷群に送水する揚水ポンプをインバータで駆動し、空調負荷群用済み後送水の位置エネルギーで水車を運転し、水車の発生するトルクで発電機を運転し、発電した電力をインバータを介して直流電力を発生させることを特徴とするエネルギー回収システム。
  14. 請求項13に記載のエネルギー回収システムにおいて、
    該直流電力を前記インバータの直流電力として戻すようにしたことを特徴とするエネルギー回収システム。
  15. 請求項13に記載のエネルギー回収システムにおいて、
    該直流電力を前記インバータとは異なる他のインバータの直流電力として戻すようにしたことを特徴とするエネルギー回収システム。
  16. 蓄熱槽と、
    該蓄熱槽の水を汲み上げて空調負荷群に送水する二次側システムの揚水ポンプと、
    該揚水ポンプを駆動する第1インバータと、
    前記揚水ポンプの吐出口と前記空調負荷群との間に設けた第1送水管と、
    前記空調負荷群の吐出口から吐出された水を前記蓄熱槽に戻す第2送水管と、
    前記第2送水管の最上部に設けた膨張タンク又は真空破壊弁と、
    前記第2送水管の下部にあって、前記空調負荷群から吐出した水の位置エネルギーを回収できる部位に設けた水車と、
    前記水車の発生するトルクによって回転駆動され電力を発生する発電機と
    を備えたことを特徴とするエネルギー回収装置。
  17. 請求項16に記載のエネルギー回収装置において、
    該発電機の出力端に接続し直流電力を発生する第2インバータと、
    前記第1インバータと前記第2インバータの直流部を接続する手段を設け、
    前記第2インバータで発生した直流電力を前記第1インバータへ戻すように構成したことを特徴とするエネルギー回収装置。
  18. 請求項16に記載のエネルギー回収装置において、
    該発電機の出力端に接続し直流電力を発生する第2インバータと、
    前記第2インバータの直流部を前記第2のインバータとは異なる他のインバータに接続する手段を設け、
    前記第2インバータで発生した直流電力を前記第2のインバータとは異なるインバータへ戻すように構成したことを特徴とするエネルギー回収装置。
  19. 前記第1インバータ、及び前記第2インバータを制御盤に内蔵したことを特徴とする請求項16〜18に記載のエネルギー回収装置。
  20. 熱源機から得られる水を貯える蓄熱槽と
    該蓄熱槽からの水を冷水又は温水にする熱源機と、
    前記蓄熱槽の水を該熱源機に送水するポンプと、
    該ポンプを駆動する電動機と
    前記熱源機から送水された水によって回転する水車と、
    該水車によって駆動され電力を発生する発電機と、
    該発電機の出力端に接続されるインバータと、
    前記電動機と商用電源との間に設けられる系統連携装置であって、
    該商用電源と前記電動機とを接続する系統と、前記インバータと前記商用電源とを接続する系統とを切替える系統連携装置と、
    該系統連携装置と前記電動機との間の電路と前記インバータの出力端子とを接続する接続線と
    を設けたことを特徴とするエネルギー回収システム。
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