JP2004003387A - 気化器 - Google Patents

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Atsushi Takano
高野 淳
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Abstract

【課題】簡単な構成にして安価で霧化性が良く、機関の始動・暖機・低温加速性を向上せしめる気化器を提供する
【解決手段】気化器の吸気通路2に低速燃料噴口10、高速燃料噴口11、低温燃料噴口13を有し、燃料室4から延びる通路19を燃料噴口に接続する。吸気通路2へ開口する燃料噴口13の奥端部に、ニードル24の基端部15を圧入する。燃料噴口13とニードル24の先端側小径部14との間に隙間17を設けて燃料通路とし、ニードル24の先端部18を吸気通路2の内部へ突出する。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内燃機関のための気化器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、気化器の燃料噴口は燃料通路を直接吸気通路へ開口するか、ノズルを介して吸気通路へ突出させるものであつた。しかし、燃料通路を直接吸気通路に開口した場合は燃料の霧化性が悪く、ノズルを突出した場合はノズルの形状、突出高さ(突出量)などによつて燃料の霧化性が異なるなどの問題があり、さらにはノズルの形状によつては加工性に問題があつた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は上述の問題に鑑み、簡単な構成にして安価で霧化性が良く、機関の始動・暖機・低温加速性を向上せしめる気化器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の構成は吸気通路に低速燃料噴口、高速燃料噴口、低温燃料噴口を有し、燃料室から延びる通路を前記燃料噴口に接続した気化器において、吸気通路へ開口する前記燃料噴口にニードルの基端部を圧入し、該燃料噴口とニードルの先端側小径部との間に隙間を設けて燃料通路とし、かつニードルの先端部を吸気通路の内部へ突出したことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明では気化器の吸気通路へ開口する通路孔ないし燃料噴口にニードルの基端部を圧入し、燃料噴口とニードルの先端側小径部との間に隙間を存して、ニードルの先端部を吸気通路へ突出し、燃料室から延びる燃料通路をニードルと燃料噴口との隙間へ接続する。通路孔ないし燃料噴口にニードルの基端部を圧入し、ニードルの先端部を通路孔ないし燃料噴口から吸気通路へ突出させた構成により、狭いスペースでも容易に通路形成が成り立ち、燃料噴口とニードルの加工や組立のバラツキを抑え、低温時の機関の低速運転を安定なものにし、また低温加速運転での加速応答性を向上させる。
【0006】
【実施例】
図1に示すように、本発明を可変ベンチユリ式気化器の場合について説明すると、可変ベンチユリ式気化器は気化器本体1を横貫する吸気通路2に直交して、気化器本体1の吸気通路2の上側に円筒形の弁案内筒38が形成され、弁案内筒38にカツプ型の可変ベンチユリ弁48が昇降可能に嵌挿される。可変ベンチユリ弁48の上端には上下1対の押え板39により、環状の膜33の内周縁が結合される。膜33の外周縁は気化器本体1の上端に皿形のカバー板32により挟持され、膜33の上側には負圧室35が、下側には大気室40がそれぞれ区画される。カバー板32と可変ベンチユリ弁48との間にばね34が介装される。大気室40は吸気通路2の入口へ連通される。
【0007】
可変ベンチユリ弁48の底部には可変ベンチユリ部3の吸気負圧を負圧室35へ導入する負圧導入通路49が設けられる。また、可変ベンチユリ弁48の底部には、支持体37により燃料調整針弁50の上端部が支持される。燃料調整針弁50は可変ベンチユリ弁48の下端部から吸気通路2つまり可変ベンチユリ部3を横切り、気化器本体1の下壁から吸気通路2へ突出する主燃料供給管58へ嵌挿される。主燃料供給管58の下端には燃料ジエツト57が結合され、かつ気化器本体1の下面に結合した燃料貯槽54の浮子室ないし燃料室4の底部へ突出される。
【0008】
主燃料供給管58の上半部は、吸気通路2へ開口する主燃料供給管58よりも大径の空気孔へ嵌挿され、吸気通路2からの空気が主燃料供給管58に設けた多数の径方向の通孔を経て主燃料供給管58の内部へ入り、燃料と空気が混合しつつ主燃料供給管58の上端、つまり高速燃料噴口11から吸気通路2へ供給されるように構成される。燃料室4の内部に軸5により支持された支持杆6が流入弁7の下端部と当接し、支持杆6の端部には浮き子8が設けられる。燃料室4の油面変動による浮き子8の変位に応じて流入弁7が変位し、燃料槽から延びる燃料通路9を開閉する。こうして燃料の流入量が制御され、規定油面が形成される。
【0009】
気化器本体1の下壁部には主燃料供給管58と同様の副燃料供給管55が並設される。副燃料供給管55の上端は燃料通路27を経て、低速燃料噴口10へ連通される。吸気通路2の可変ベンチユリ弁48よりも下流側部分に軸支持した蝶型絞り弁12の閉位置付近へ、低速燃料噴口10が開口される。これらの構成と作用は公知のものである。
【0010】
空気が可変ベンチユリ弁48の下側つまり可変ベンチユリ部3を通過する時の吸気負圧は、負圧導入通路49を経て負圧室35へ導入され、吸気負圧が強くなると可変ベンチユリ弁48がばね34の力に抗して吸い上げられ、可変ベンチユリ弁48の開度が増大する。すなわち、外部から蝶型絞り弁12の開度が操作されるのに対し、可変ベンチユリ弁48の開度は機関の負荷に応じて、つまり可変ベンチユリ弁48の下側の可変ベンチユリ部3の吸気負圧に応じて調整される。
【0011】
図2に示すように、本発明は燃料噴口から噴出される燃料の霧化特性を向上し、加工・組付性の良い燃料噴口を提供するとともに、低温特性の良い燃料噴口を提供するものである。図2,3に示すように、可変ベンチユリ弁48の下端に対向して配した低温燃料噴口13の吸気通路2への開口部に、ニードル24の基端部15を圧入固定し、低温燃料噴口13とニードル24の先端側小径部14との間に隙間17を設けて燃料通路とし、ニードル24の先端側小径部14を吸気通路2の内部へ突出せしめるとともに、ニードル24の先端部18を円錐状とする。
【0012】
図1に示すように、燃料室4の燃料は燃料通路19を経て低温燃料噴口13へ供給される。燃料通路19には規定温度以下で閉となり、それ以上の温度で開となる感温スイツチ20と、機関始動スイツチに連動して閉となるスイツチ21とを介して電源バツテリ59に接続する電磁開閉弁22が設けられる。したがつて、燃料通路19は規定温度以下の機関の始動操作時に燃料室4と低温燃料噴口13とを連通している。
【0013】
本発明ではニードル24の先端小径部14を吸気通路2の内部へ突出せしめたことから、規定温度以下の低温時の機関始動操作に基づいて吸気通路2に負圧が発生すると、低温燃料噴口13の燃料はニードル24の周壁面に沿つて吸気通路2まで吸引されて上昇し、吸気通路2に霧化噴出するものであり、ニードル24のない場合に比べて霧化特性に優れたものである。また、ニードル24の先端部18を円錐状とした場合は、棒状のものに比して霧化性が向上するものである。
【0014】
この実施例では、低温燃料噴口13にニードル24を設けた場合を例示しているが、必要に応じて高速燃料噴口、パワー燃料噴口など他の燃料噴口に適用し得ることは当然である。
【0015】
また、この実施例では浮き子式気化器で説明したが、ダイアフラムを使用した定圧燃料室を有する気化器においても同様に実施できるものである。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば上述のように、燃料噴口にニードルの基端部を圧入固定し、また燃料噴口とニードルの先端側小径部との間に隙間を設けて燃料通路としたので、その配置に要する場所は狭くてよく、また加工組付け性も良くて安価という利点を有する。
【0017】
また、ニードルの先端部を円錐状としたことから、棒状のものに比べて、さらに霧化性が向上する。
【0018】
低温時は燃料の気化性が悪く、機関の始動、暖機、暖機中の加速時など、特に燃料の霧化性の良さが要求されるので、低温燃料噴口に本発明のニードルを適用する時は最良の効果をもたらす。
【0019】
また、低温燃料噴口に本発明のニードルを適用し、かつ可変ベンチユリ部に対向して配した場合は、固定ベンチユリに比べて吸気の流速が速く、吸気通路の負圧が強くなるので、燃料の霧化性がさらに向上し、機関の始動、暖機、暖機中の加速性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気化器の側面断面図である。
【図2】同気化器の要部を拡大して示す側面断面図である。
【図3】同気化器の正面断面図である。
【符号の説明】
1:気化器本体 2:吸気通路 3:可変ベンチユリ部 4:燃料室 5:軸 6:支持杆 7:流入弁 9:燃料通路 10:低速燃料噴口 11:高速燃料噴口 12:蝶型絞り弁 13:低温燃料噴口 14:先端側小径部 15:基端部 17:隙間 18:先端部 19:燃料通路 20:感温スイツチ 21:スイツチ 22:電磁開閉弁 24:ニードル 27:燃料通路 32:カバー板 33:膜 34:ばね 35:負圧室 37:支持体 38:弁案内筒 39:押え板 40:大気室 48:可変ベンチユリ弁 49:負圧導入通路 50:燃料調整針弁 54:燃料貯槽 55:副燃料供給管 57:燃料ジエツト 58:主燃料供給管 59:電源バツテリ

Claims (4)

  1. 吸気通路に低速燃料噴口、高速燃料噴口、低温燃料噴口を有し、燃料室から延びる通路を前記燃料噴口に接続した気化器において、吸気通路へ開口する前記燃料噴口にニードルの基端部を圧入し、該燃料噴口とニードルの先端側小径部との間に隙間を設けて燃料通路とし、かつニードルの先端部を吸気通路の内部へ突出したことを特徴とする気化器。
  2. 前記ニードルの先端部を円錐状に先細りに形成した、請求項1に記載の気化器。
  3. 前記ニードルを前記低温燃料噴口に設けた、請求項1に記載の気化器。
  4. 前記低温燃料噴口を可変ベンチユリ部に対向して配した、請求項1に記載の気化器。
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