JP2004001833A - テーピング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品をキャリアテープに格納した後に部品をキャリアテープから再び取り出す作業を、低コストで効率的に行うことの可能な新規の手段を提供する。
【解決手段】テーピング装置100には、案内テーブル106の上流側上方に剥離ユニット140が取り付けられている。この剥離ユニット140には、案内テーブル106の上流端の近傍に配置された剥離ブレード141が設けられ、その上方には剥離されたカバーテープTTを案内するガイドローラ142,143が配置されている。また、カバーテープTTを巻き取るための巻取りリール144が設けられている。操作盤151に対して行われる操作者の操作に応じて、テーピング作業を行うための正常動作モードと、部品を回収するための逆動作モードのいずれかを選択して実行する。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はテーピング装置に係り、特に、キャリアテープ上に部品を配置し、その上からカバーテープを被覆することによって包装する装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子部品等を包装するための包装資材の一種として、エンボステープと呼ばれる合成樹脂製のキャリアテープを用いたものがある。このキャリアテープには、部品を収容するための収容凹部がテープの延長方向に配列されている。通常、電子部品は、キャリアテープの収容凹部に収容され、その後、キャリアテープにカバーテープを熱圧着することにより密封され、このキャリアテープをリールに巻き取った状態として出荷される。
【0003】
上記のように電子部品をキャリアテープに収容するための装置として、従来からテーピング装置が用いられている。このテーピング装置は、供給リールからキャリアテープを引き出し、電子部品を1つずつ収容凹部に供給するとともに、カバーテープをキャリアテープ上に供給して、熱圧着ヘッドによって封止して、回収リールに巻き取るといった一連の動作を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のテーピング装置を用いて電子部品をキャリアテープに収容した後に、キャリアテープリールに格納された電子部品の数が客先の要望よりも多すぎた場合などにおいて、一旦格納した電子部品を再び取り出さなければならない場合がある。このような場合には、従来、手作業でカバーテープを剥離し、1つ1つ電子部品を回収するといった作業が必要になり、作業が煩雑で人件費もかかるという問題点があった。
【0005】
また、上記の場合において、キャリアテープからカバーテープを剥離し、電子部品を回収するための専用の部品回収装置が用いられる場合もあるが、この場合に、当該専用の部品回収装置は上述のような場合しか用いることがないため、設備コストがかかる割には十分な作業の効率化及びコスト削減効果を得ることができないといった問題点がある。
【0006】
そこで本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、部品をキャリアテープに格納した後に部品をキャリアテープから再び取り出す作業を、低コストで効率的に行うことの可能な新規の手段を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のテーピング装置は、キャリアテープを架設し案内するテープ案内手段と、前記キャリアテープ上に部品を供給する部品供給手段と、前記キャリアテープ上の部品をカバーテープにより被覆する部品被覆手段とを有するテーピング装置であって、前記テープ案内手段によって案内された前記キャリアテープ上から前記カバーテープを剥離する剥離ユニットを有することを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、部品をキャリアテープに格納するためのテーピング装置に剥離ユニットを設けることによって、テーピング装置のテープ案内手段を用いてキャリアテープ(格納済みテープ)から部品を回収することが可能になる。したがって、専用の部品回収装置を別途設ける必要もなく、低コストで部品回収作業を行うことができる。また、テーピング装置のテープ案内手段を共用することができるため、オペレータによる取り扱い作業もその分容易になり、全体としても作業効率を向上させることができる。
【0009】
本発明において、前記剥離ユニットは、前記キャリアテープの案内経路上における前記部品供給手段による部品供給位置の手前において前記カバーテープを前記キャリアテープから剥離するように構成されることが好ましい。
【0010】
この発明によれば、部品供給手段による部品供給位置の手前でキャリアテープからカバーテープを剥離することが可能となるため、部品供給手段を逆動作させて部品をキャリアテープ上から回収することができる。この場合、キャリアテープの側部を上方から押える押え部材が設けられ、前記剥離ユニットは、前記押え部材の上流側端部の直前位置にて前記カバーテープを剥離するように構成されていることが望ましい。
【0011】
本発明において、前記部品供給手段を逆動作させて前記キャリアテープ上から部品を除材する部品除材モードを有することが好ましい。
【0012】
この発明によれば、部品除材モードによって部品供給手段を用いた部品の除材が可能となるため、簡単に部品の回収作業を行うことが可能になる。
【0013】
本発明において、前記部品供給手段により部品を前記キャリアテープに供給しながら前記カバーテープにより前記キャリアテープ上の部品を被覆する正常動作モードと、前記剥離ユニットを動作させるとともに、前記部品供給手段を逆動作させる逆動作モードとが選択的に実行可能に構成されていることが好ましい。
【0014】
この発明によれば、正常動作モードと逆動作モードとが選択的に実行可能に構成されていることにより、選択操作を行うだけで、キャリアテープへの部品の格納作業と、キャリアテープからの部品の回収作業とをきわめて簡単に実施できる。
【0015】
本発明において、前記剥離ユニットは、前記案内経路に対して所定角度で前記カバーテープを剥離する剥離ブレードを含み、剥離された前記カバーテープを所定経路に沿って案内するカバーテープ案内部と、該カバーテープ案内部を経た前記カバーテープを所定の巻取り力で巻取る巻取り手段とを有することが好ましい。
【0016】
この発明によれば、剥離ブレードによってカバーテープをキャリアテープから確実に剥離することができる。また、巻取り手段によってカバーテープを確実に巻取り、常にその所定の巻取り力に対応した張力により剥離を続けることが可能になる。さらに、所定の巻取り力により巻取ることによって、部品を1つずつ除材していくためにキャリアテープを間欠的にテープ案内手段によって送っても、支障なくカバーテープを巻き取ることが可能になる。
【0017】
なお、前記剥離ユニットは着脱自在に構成されていることが望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明に係るテーピング装置の実施形態について詳細に説明する。図1は本実施形態のテーピング装置100の全体構成を模式的に示す概略正面図、図2は本実施形態のテーピング装置100を模式的に示す概略平面図である。
【0019】
本実施形態のテーピング装置100には、供給リール軸101に装填された供給リール112から回収リール軸111に装填された回収リール113までキャリアテープCTを架設するとともに、所定の速度で送るテープ案内手段が設けられている。このテープ案内手段には、テンションローラ102、ガイドローラ103、搬送ローラ104、押えローラ105、案内テーブル106、搬送ローラ107、押えローラ108、ガイドローラ109、テンションローラ110等が含まれる。
【0020】
また、部品供給ヘッド121が直交座標型ロボット等で構成される移動機構122によって移動可能に構成されている。部品供給ヘッド121は、前後方向(図1の紙面と直交する方向或いは図2の上下方向)及び上下方向(図1の上下方向或いは図2の紙面と直交する方向)及び左右方向に移動可能に構成されている。部品供給ヘッド121の下方には、部品Pを搭載したトレイTRを搬送するための搬送コンベア123が配置され、トレイTRを部品供給ヘッド121の直下位置に給材するとともに当該直下位置から除材するように構成されている。また、搬送コンベア123と案内テーブル106との間には、上記部品供給ヘッド121によって保持された部品Pを下方から検査する検査カメラ125が配置されている。さらに、図2に示すように、案内テーブル106上の部品供給ヘッド121によるキャリアテープへの部品供給位置Aと、後述する熱圧着ヘッド134の直下に設定された部品被覆位置Bとの間の部品検査位置Cにおいて、案内テーブル106上のキャリアテープ収容凹部内の部品Pを上方から検査するための検査カメラ124が配置されている。
【0021】
さらに、案内テーブル106の下流側上方にはカバーテープ供給リール軸131が配置され、このカバーテープ供給リール軸131に装填されたカバーテープ供給リール132からカバーテープTTを引出し、上記案内テーブル106上まで案内する案内ローラ列133が設けられている。
【0022】
また、案内テーブル106上には熱圧着ヘッド134が配置されている。この熱圧着ヘッド134は、上記案内ローラ列133によりカバーテープTTが供給される案内テーブル106上の位置よりやや下流側において、キャリアテープCTに対してカバーテープTTを熱圧着するように構成されている。
【0023】
図2に示すように、案内テーブル106の手前側には、キャリアテープCTの案内方向に移動可能で、かつ、旋回可能に構成された移載アーム200が設けられている。また、この移載アーム200の傍らには、複数の部品Pを収容可能な部品収容ステージ201が設けられている。
【0024】
本実施形態のテーピング装置100は、制御装置150によって制御される。また、モニタ等を含む操作盤151には複数の操作スイッチが設けられ、これらの操作スイッチを操作することによって後述する適宜の動作状態を得ることができるようになっている。
【0025】
本実施形態においては、案内テーブル106の上流側上方に剥離ユニット140が取り付けられている。この剥離ユニット140は全体がテーピング装置100に対して着脱自在に取り付けられている。
【0026】
図5に示すように、剥離ユニット140には、案内テーブル106の上流端の近傍に配置された剥離ブレード141が設けられている。この剥離ブレード141の上方には剥離されたカバーテープTTを案内するガイドローラ142,143が配置されている。これらのガイドローラ142,143は、それぞれ回転自在に軸支されていることが好ましい。
【0027】
また、ガイドローラ142,143に案内されたカバーテープTTを巻き取るための巻取りリール144が設けられている。この巻取りリール144は、トルクリミッタとしての機能を有する公知のクラッチ145(トルク制御型クラッチ)を介して、ベルト146等によって駆動モータ147に接続されている。この巻取り機構は、所定の巻取り力よりも強いトルクを発生する駆動モータ147の回転でカバーテープTTを巻き取るように構成されているが、キャリアテープCTがテープ案内手段による案内経路上で停止してここから剥離されるカバーテープTTも停止した場合には、上記所定の巻取り力よりも強いトルクがクラッチ145に加わり、クラッチ145が空転することにより駆動モータ147の巻取りトルクが遮断されるため、それ以上のトルクがカバーテープTTに加わらないように構成されている。すなわち、本実施形態には、カバーテープTTを所定の(最大)巻取り力で巻き取る巻取り手段が構成されている。
【0028】
図7(a)は、上記テーピング装置100におけるキャリアテープCTからカバーテープTTを剥離する部分を拡大して示す拡大部分断面図、図7(b)は、(a)中のB−B断面を示す拡大部分断面図である。案内テーブル106にはキャリアテープCTに対応する案内溝106aが搬送方向に伸びるように設けられている。この案内溝106aの側方にはキャリアテープCTを上方から覆うように固定された押え部106cが設けられている。案内テーブル106と押え部106cとの間には、搬送されていくキャリアテープCTの側端が配置されるようになっている。
【0029】
上記剥離ユニット140の剥離ブレード141は、キャリアテープCTの搬送方向に伸びる第1板状部141Aと、この第1板状部141Aの上流側に屈折してやや斜め上方に伸びるように設けられた第2板状部141Bとを有する。すなわち、剥離ブレード141は断面くの字状に形成されている。
【0030】
上記のように構成されたテーピング装置100においては、図1及び図2に示すように、供給リール軸101にキャリアテープCTを巻回してなる供給リール112を装填し、回収リール軸111に空の回収リール113を装填し、供給リール112のキャリアテープCTを上記テープ案内手段の搬送経路に沿って架設し、回収リール113に取付ける。また、カバーテープTTを巻回してなるカバーテープリール132をカバーテープリール軸131に装填し、このリール132からカバーテープTTを引き出して案内ローラ列133を介して搬送ローラ107及び押えローラ108並びにその下流側のテープ案内手段の架設経路に沿ってキャリアテープCTとともに架設し、回収リール113に接続する。
【0031】
図6は、テーピング装置100の動作手順(制御装置150の制御手順)の概略を示す概略フローチャートである。この図6に示すように、電源を投入することによって制御装置150が稼動し、この状態で、操作者が操作盤151に設けられたモードスイッチ(Mスイッチ)を操作することにより、動作モードが設定される。その後、操作者がスタートスイッチ(Sスイッチ)を操作すると、上記動作モードの設定状態に応じて、例えばモードスイッチがM1であれば以下に説明する正常モード動作が開始され、モードスイッチがM2であれば後述する逆モード動作が開始される。
【0032】
まず、上記の正常モード動作について説明する。このモードにおいては、図1及び図2に矢印で示すように、上記テープ案内手段を稼動させることによってキャリアテープを送りながら、上記部品供給ヘッド121を動作させ、トレイTR上の部品Pを1つずつキャリアテープCTの収容凹部に供給していく。なお、本実施形態では、テープ案内手段によるキャリアテープCTの搬送は間欠送りとなっている。
【0033】
このとき、制御装置150は、最初に、部品供給ヘッド121はトレイTR上の部品Pを保持し、上記案内テーブル106上に向けて移動する。このとき、部品供給ヘッド121は上記検査カメラ125の直上位置で一旦停止する。ここで、検査カメラ125は下方から部品Pを撮影し、その良否が制御装置150によって判定される。ここで良品と判定されれば、部品供給ヘッド121はさらに移動して案内テーブル106上に到達する。
【0034】
案内テーブル106上に到達した部品供給ヘッド121は降下し、図2に示す部品供給位置Aにおいて案内テーブル106上のキャリアテープCTの収容凹部に部品Pを載置し、そこで部品Pを解放する。そして、再び上昇した後に後退して、再び元のトレイTR上にまで戻る。この後、部品供給ヘッド121は上記の動作を繰り返し行う。
【0035】
上記のようにしてキャリアテープCT上に部品Pが供給された後に、キャリアテープCTは案内テーブル106上を進み、図2に示す部品検査位置Cにおいて上記検査カメラ124によって部品Pが検査される。ここで、部品Pが正常であれば、そのまま搬送され、やがてカバーテープTTがキャリアテープCT上に供給された後に、熱圧着ヘッド134によってカバーテープTTは部品被覆位置BにおいてキャリアテープCTに熱圧着され、これによって部品PはキャリアテープCTとカバーテープTTによって密封される。このように部品Pが密封されたキャリアテープCT及びカバーテープTTで構成される格納済みテープは、最終的に回収リール113に巻き取られる。
【0036】
上記検査カメラ124による撮影画像に基づいて部品Pが不良であると判定された場合には、部品検査位置Cから部品Pが上記移載アーム200によって取り除かれ、当該部品Pは上記部品収容ステージ201に移載される。そして、部品供給ヘッド121によって新たな部品Pが上記部品供給位置Aに供給されると、その部品Pを移載アーム200が受け取り、不良品が取り除かれて空き状態となった部品検査位置CにあるキャリアテープCTの収容凹部へ供給する。この部品Pは再び上記検査カメラ124によって検査され、良品であればキャリアテープCTの間欠送りが行われる。不良品であれば、上記動作が繰り返される。また、その間に、移載アーム200により部品Pが受け取られることによって空き状態となった部品供給位置AのキャリアテープCTの収容凹部には、再び部品供給ヘッド121により新たな部品Pが供給される。
【0037】
上記の正常モード動作は、本実施形態のテーピング装置100の通常動作となるが、一旦部品Pが格納された格納済みテープから部品Pを回収する必要が生ずる場合がある。例えば、一旦巻き取った回収リールの長さが客先の要望よりも長くなってしまっている場合には、余剰の長さ部分をカットすればよいが、部品Pが高価な部品、例えば、ICチップ、LSIチップなどである場合には、部品Pを格納済みテープから回収しなければならない。また、一旦格納した部品PのキャリアテープCTが客先の仕様と異なる形状を有する場合には、全ての部品を回収する必要がある。
【0038】
これらの場合には、図3に示すように、回収する格納済みテープを巻回してなるものを供給リール112’として、供給リール軸101に装填し、この格納済みテープを引き出して上記テープ案内手段の架設経路に沿って架設させるとともに、その上に接着されてなるカバーテープTTを剥離させて上記剥離ユニット140に架設する。すなわち、剥離ブレード141、ガイドローラ142,143を経て巻取りリール144に接続する。そして、上記と同様の動作モードの設定でモードスイッチをM2とすることにより、スタートスイッチを押圧すると、制御装置150は逆モード動作を開始する。
【0039】
この逆モード動作においては、まず、図3に矢印で示すように、テープ案内手段は正常モード動作と同様に格納済みテープを搬送する。すなわち、本実施形態では間欠送りによってテープを回収リール113’に向けて送る。このとき、剥離ユニット140は、図7に示すように、カバーテープTTを所定の巻取り力で巻取りリール144にて巻き取るので、剥離ブレード141においてカバーテープTTがキャリアテープCT上から剥離され、その後、その剥離位置の直後においてキャリアテープCTは案内テーブル106上に配置される。すなわち、剥離ユニット140による剥離位置(剥離ブレード141によってカバーテープTTがキャリアテープCTから上方に引き剥がされる位置)は、押え部106cが設けられている範囲の直前位置となるように構成されている。案内テーブル106上では上記押え部106cによってキャリアテープCTが上方に引き上げられないように押えられているため、その剥離位置においてカバーテープTTが剥離される際にキャリアテープCTが持ち上がってしまうといったことが防止される。
【0040】
上記のようにしてカバーテープTTが剥離された後のキャリアテープCTでは、部品Pが露出した状態となっている。そして、この部品Pは、図4に矢印で示すように、上記部品供給ヘッド121によって1つずつ保持され、上記トレイTR上に移送される。このように、逆動作モードにおいては、部品供給ヘッド121を有する部品供給手段は、部品除材モードで動作する。ここで、部品供給ヘッド121で移送中に上記検査カメラ125によって撮影して部品Pの良否を判定してもよい。
【0041】
上記のように部品Pが除材されたキャリアテープCTは、上記テープ案内手段の架設経路に沿って送られ、最終的に回収リール113’に巻き取られる。
【0042】
本実施形態では、正常モード動作において、通常のテーピング装置と同様にキャリアテープCTに部品Pを格納してカバーテープTTを取り付けることにより、格納済みテープを製造することができる(正常モード動作)とともに、一旦製造された格納済みテープからカバーテープTTを剥離ユニット140により剥離しながら部品Pを回収することができる(逆モード動作)。このため、専用の部品回収装置を用意する必要がなくなり、装置の設置コスト、設置スペースを削減できるとともに、同一のテープ案内手段や部品供給手段を用いて格納済みテープから部品Pを回収できるため、オペレータも操作し易くなることから、生産性を大幅に向上させることができる。
【0043】
特に、本実施形態の場合には、テープ案内手段や部品供給手段を共通に用いて、通常のテーピング動作を行う正常動作モードと、剥離ユニットを用いる逆動作モードとを選択して実行できるように構成されているため、テーピング作業(部品格納作業)と部品回収作業のいずれも簡単かつ効率的に行うことが可能になる。
【0044】
尚、本発明のテーピング装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、正常モード動作と逆モード動作においてテープ案内手段と部品供給手段とを共用しているが、テープ案内手段の少なくとも一部に逆モード専用の案内経路を設けてもよく、また、部品供給手段とは少なくとも一部(例えば部品供給ヘッド)が別個に構成されてなる部品回収手段を設けても構わない。例えば部品回収ヘッドを別個に設けるなどである。
【0045】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、格納済みテープから部品を低コストで効率的に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテーピング装置の実施形態の構造及び正常モード時における動作態様を模式的に示す概略正面図である。
【図2】同実施形態の構造及び正常モード時における動作態様を模式的に示す概略平面図である。
【図3】同実施形態の構造及び正常モード時における動作態様を模式的に示す概略正面図である。
【図4】同実施形態の構造及び正常モード時における動作態様を模式的に示す概略平面図である。
【図5】同実施形態の剥離ユニットを拡大して示す拡大平面図である。
【図6】同実施形態の動作手順の概略を示す概略フローチャートである。
【図7】同実施形態の剥離部近傍を拡大して示す拡大断面図(a)及びこの(a)に示すB−B断面を示す拡大断面図(b)である。
【符号の説明】
100・・・テーピング装置、101・・・供給リール軸、102・・・テンションローラ、103・・・ガイドローラ、104・・・搬送ローラ、105・・・押えローラ、106・・・案内テーブル、107・・・搬送ローラ、108・・・押えローラ、109・・・ガイドローラ、110・・・テンションローラ、111・・・回収リール軸、112・・・供給リール、113・・・回収リール、121・・・部品供給ヘッド、122・・・移動機構、123・・・搬送コンベア、124,125・・・検査カメラ、131・・・カバーテープリール軸、132・・・カバーテープリール、133・・・案内ローラ列、134・・・熱圧着ヘッド、140・・・剥離ユニット、141・・・剥離ブレード、142,143・・・ガイドローラ、144・・・巻取りリール、145・・・クラッチ、146・・・ベルト、147・・・駆動モータ、150・・・制御装置、151・・・操作盤

Claims (5)

  1. キャリアテープを架設し案内するテープ案内手段と、前記キャリアテープ上に部品を供給する部品供給手段と、前記キャリアテープ上の部品をカバーテープにより被覆する部品被覆手段とを有するテーピング装置であって、
    前記テープ案内手段によって案内された前記キャリアテープ上から前記カバーテープを剥離する剥離ユニットを有することを特徴とするテーピング装置。
  2. 前記剥離ユニットは、前記キャリアテープの案内経路上における前記部品供給手段による部品供給位置の手前において前記カバーテープを前記キャリアテープから剥離するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のテーピング装置。
  3. 前記部品供給手段を逆動作させて前記キャリアテープ上から部品を除材する部品除材モードを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテーピング装置。
  4. 前記部品供給手段により部品を前記キャリアテープに供給しながら前記カバーテープにより前記キャリアテープ上の部品を被覆する正常動作モードと、前記剥離ユニットを動作させるとともに、前記部品供給手段を逆動作させる逆動作モードとが選択的に実行可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテーピング装置。
  5. 前記剥離ユニットは、前記案内経路に対して所定角度で前記カバーテープを剥離する剥離ブレードを含み、前記カバーテープを所定経路に沿って案内するカバーテープ案内部と、該カバーテープ案内部を経た前記カバーテープを所定の巻取り力で巻取る巻取り手段とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のテーピング装置。
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