JP2004001730A - 自転車用チェーン伝動歯車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】歯車10は、複数の歯13の内の最初に噛合いが外れる少なくとも1つの歯13psの正面傾斜部50であって、正面側33と前側31との間に延びている正面傾斜部50と、前記複数の歯13の内の最後まで噛合っている少なくとも1つの歯13uaの背面傾斜部60であって、背面側34と後側32との間に延びている背面傾斜部60と、の内の少なくとも1つを備えることを特徴とする。2つの傾斜50、60の各々は、下方へのギアチェンジ、すなわち大きい直径の歯車10から小さい直径の歯車3へのチェーン2の移動を容易にするのに役立つ。
【選択図】 図2a
Description
【発明の概要】
本発明は自転車用のチェーン伝動歯車に関するものであり、“歯車”とは、フロント・ギアシフト・グループ(または変速装置)のクラウン歯車(またはギア)と、リヤ・ギアシフト・グループ(または単にギアシフト)のスプロケットのどちらをも意味する。以後、“ギアシフト”とは、特に指定しない限り、リヤ・ギアシフトとフロント・ギアシフトのどちらをも意味するものとする。
【0002】
公知のように、すべての自転車用ギアシフトは、フロントであれリヤであれ、一体となって回転するように取り付けられた、直径の異なる複数の歯車のグループで構成されており、チェーンが、得ようとする伝達比に従ってグループの歯車の1つと交互に噛合う。グループの各歯車は複数の歯を備え、これらの歯は互いに一定の距離またはピッチで間隔を空けて、歯車上で連続して並んでいる。各ピッチは同一グループの異なる歯車上で同一であり、チェーンのピッチに相当する。
【0003】
自転車では、運動伝達は常に、同一方向に生じる。すなわち(少なくともチェーンが動力を伝達する場合)チェーンは常に同一方向に動く。したがって、歯車は常に同一方向、すなわち歯の推進方向に回転する。このような回転方向では、各歯車は前側(回転方向に対して前方に向いている側)と、後側(回転方向に対して後方に向いている側)とを有する。フロント・ギアシフト・グループの歯車では、歯の前側は圧力側、すなわちチェーンに牽引力を与える側である。一方、リヤ・ギアシフト・グループの歯車では、圧力側は後側であり、チェーンによる牽引力が作用する側である。各歯はまた、円周方向への広がり、すなわち幅、径方向への広がり、すなわち高さ、および軸方向への広がり、すなわち厚さを有する。
【0004】
1つの歯車から隣接する歯車へのチェーンの移動(脱線)は、ギアチェンジとして知られている。ギアチェンジは一般に、チェーンが1つの歯車から脱線し、隣接する歯車に移動するまで、チェーンの長軸に対して横方向(すなわち、歯車の軸方向)にチェーンを移動させることにより得られる。このチェーンの移動動作は一般に、チェーンの運動方向から見て、歯車グループの直ぐ上流に取り付けられたチェーンガイド機構により得られる。フロント・ギアシフトおよびリヤ・ギアシフト用にさまざまなタイプのチェーンガイド機構が存在する。
【0005】
ギアチェンジが大きい直径の歯車から小さい直径の歯車への掛け換えである場合、“下方へのギアチェンジ”と言われ、逆に、小さい直径の歯車から大きい直径の歯車への掛け換えである場合、“上方へのギアチェンジ”と言われる。フロント・ギアシフトでは、下方へのギアチェンジは伝達比の減少を伴うが、リヤ・ギアシフトでは、下方へのギアチェンジは伝達比の増加を伴う。
【0006】
上方および下方へのギアチェンジは、いずれの場合も、ギアチェンジがチェーンの引っ張りを利用してなされ、またチェーンが(チェーンの長軸方向に対する)横方向に対して極めて限定された変形性しか持たないために、精密な動作である。この精密性は一般に、隣接する歯車間の直径の差が大きくなるフロント・ギアシフトにおいて高くなる。
【0007】
詳細には、チェーンは下方へのギアチェンジの間に、大きい歯車から噛合わせが外れ、小さい歯車方向に移動する必要がある。(チェーンの張力が掛け換えを助けるため)チェーンを小さい歯車に掛け換えることは一般に容易であるが、チェーンを大きい歯車との噛合わせから外すのは難しい。ずらされるチェーンの部分は引っ張られているため、大きい歯車からチェーンの噛合わせを外すには、横方向に大きな推力を与える必要がある。この力が不十分の場合、ギアチェンジすることはできない。
【0008】
また、フロント・ギアシフト・グループでは時には、ギアチェンジの間に、大きい歯車との噛合わせを外すことなく、チェーンが小さい歯車と噛合う状態が発生することがある。これは、大きい歯車の最後に噛合っていた歯と、小さい歯車の最初に噛合った歯との距離(ギアチェンジの間に、チェーンが移動するずれ方向における)が、ピッチの整数倍である場合に、偶然に発生することがある。これが発生する場合、ギアチェンジが単にできないのではなく、いわゆる“チェーン・エディ(chain eddy)”、つまりチェーンが2つの歯車上で絡み合い、ギアシフトが完全に阻止される。
【0009】
本発明の基本とする課題は、下方(より小さい歯車)へのギアチェンジを容易にすることである。
【0010】
この課題は、一体に回転する歯車のグループにおける小さい直径を有する歯車に連結される、自転車用のチェーン伝動歯車により解決される。この歯車は、歯車の回転方向に沿って歯車上で間隔を空けて、連続する複数の歯を備えている。各歯は厚み、幅および高さを有し、かつ前側、後側、正面側、背面側を有する。歯車(10)は、前記複数の歯の内の最初に噛合いが外れる少なくとも1つの歯上の正面傾斜部であって、正面側と前側との間に延びている正面傾斜部と、前記複数の歯の内の最後まで噛合っている少なくとも1つの歯上の背面傾斜部であって、背面側と後側との間に延びている背面傾斜部と、の内の少なくとも1つを備えていることを特徴とする。
【0011】
この傾斜部とは、通常の典型的な容積を有する歯と比べて欠落している歯の一部分を形成する表面を意味し、歯の隣接する両面に対して斜めに向けられている面である。この面は、それらの隣接する歯の両面上を延びており(正面傾斜部においては正面側および前側、背面傾斜部においては背面側および後側)、それにより、それら2つの隣接する表面間で理想的な移行面を構成している。このような表面は、歯となる材料の一部分を物理的に切り取ることにより得られるが、別の方法で実際的に得ることもできる。
【0012】
正面傾斜部があることにより、最初に噛合わせを外れる歯によって、歯車からチェーンの噛合わせを外すのが容易になる。なぜなら、ずれた位置のチェーンと歯との間の干渉が減少するからである。言い換えると、チェーン・リンクの外側が、小さい直径の別の歯車方向にずれた位置を正しく取るのに必要な空間を傾斜内に見出すからである。
【0013】
同様の効果は背面傾斜部によっても得られ、チェーンは最後まで噛合っている歯から直角に大きくずれることができる。したがって、チェーンと、最初に噛合いが外れる歯の正面側との間の干渉が減少する。
【0014】
好ましくは、正面傾斜部および/または背面傾斜部は、自転車チェーンの長軸にほぼ平行な表面を有する。この際、チェーンは、大きい直径の歯車の噛合わせから小さい直径の歯車の噛合わせに移動しているが、最後まで噛合っている歯上で歯車と噛合ったままであり、最初の噛合わせが外れた歯には噛合っていない。
【0015】
実際に、傾斜の存在が有利である場合、チェーンが大きい歯車から小さい歯車へ移動する際の方向と同一の方向に向いた傾斜が良好な結果を与える。なぜなら、下方へのギアチェンジを妨げる歯の部分が存在しないからである。
【0016】
前側および背面傾斜部は共に、これら傾斜が形成される歯の上にまで延びることができる。または、歯を超えて、円周方向および/または径方向へ延びることができる。この場合、径方向へは隣接する歯溝の底部またはこの歯溝を超えて延びることができる。円周方向へは隣接する歯溝の中心点またはこの中心点を超えて延びることができる。傾斜部が歯を超えて延びることは、特に正面傾斜部に有利であり、それによりチェーンを大幅に低く位置させることができる。歯を超えて延びることはまた、チェーン・リンクが径方向にピンの直径を超えて延びるため、背面傾斜部にも極めて有利である。
【0017】
前側および背面傾斜部は、異なる形状を有することができる。好ましい実施形態では、それら傾斜部は曲線形状を有し、それらの表面はほぼ円筒形である。この実施形態は構造を最大限簡単化するのに望ましい。別の実施形態では、それら傾斜部は接続点を持つ直線的に変化する形状を有し、それらの表面は、円筒形でなくほぼ平坦な周辺部(すなわち、歯車の周辺部に向かっている)と、接続内径部(すなわち、歯車の中心に向かっている中心側接続部)とを有する。この実施形態は傾斜部の機能を最大にするのに望ましい。
【0018】
前側および背面傾斜部は共に、幅、厚さおよび高さにおいて、それら傾斜が形成される歯上にまでほぼ延びることができる。
【0019】
好ましくは、幅は歯の幅の少なくとも半分に等しく、さらに好ましくは、歯の全体の幅に等しい。好ましくは、厚さは歯の厚さの70%以下であり、さらに好ましくは、歯の厚さの20〜40%に等しい。好ましくは、高さは歯の高さの少なくとも半分に等しく、さらに好ましくは、同様な歯車の歯に設けられるほぼ三角形の上部傾斜にまで達する。
【0020】
歯車は、最初に噛合いが外れる、正面傾斜部を持つ1つまたは複数の歯を有し、および/または最後に噛合う、背面傾斜部を持つ1つまたは複数の歯を有することができる。
【0021】
フロント・ギアシフトの歯車は、好ましくは、前側および/または背面傾斜部を持つ所定数の歯を有する。この場合、下方へのギアチェンジはそのような歯によりなされる。したがって、有利なことには、このような歯を歯車の円周に沿って配置することは、小さい直径の連結された歯車の幾何学的形状およびその角度的配置に関連する。詳細には、前述の特殊は歯の配置は、最初に示した幾何学的条件、すなわち、大きい歯車の最後に噛合っている歯と、小さい歯車の最初に噛合う歯との(ギアチェンジの間にチェーンが取るずれ方向における)距離がピッチの整数倍に等しいという幾何学的条件を避けるようになっている。
【0022】
さらに、好ましくは、歯車のすべての歯が、正面傾斜部または背面傾斜部を有する。または、さらに好ましくは、両方の傾斜を有する。これにより、両方の傾斜が、歯車の任意の角度位置における下方へのギアチェンジを容易にし、かつ歯車の製作を簡単化する。
【0023】
正面傾斜部を持つ複数の歯がより多く存在する場合には、好ましくは、正面傾斜部は互いに同一であり、また背面傾斜部を持つ複数の歯がより多く存在する場合も同様に、背面傾斜部は互いに同一であるのが望ましい。
【0024】
正面傾斜部を持つ歯と背面傾斜部を持つ歯の両方を有する場合、好ましくは、正面傾斜部は背面傾斜部と同一か、またはそれよりさらに延びている。正面傾斜部が背面傾斜部よりさらに延びている実施形態は、機能上の観点からは好ましい形態である。なぜなら、下方へのギアチェンジの間に、部品間の干渉を発生させないという要求条件をより正確に満たすからである。正面傾斜部が背面傾斜部と同一である実施形態は、歯車の構造が簡単になるため、製作上の観点からは好ましい形態である。
【0025】
本発明による他の特性および利点は、添付図面を参照して述べる、好ましい実施形態の以下の説明から明らかになるであろう。
【0026】
【好ましい実施形態の詳細な説明】
図では、本発明による歯車全体を10で示す。図の歯車10は、自転車のチェーン伝動のフロント・ギアシフトの歯車、すなわちクラウン歯車であるが、前述のように、本発明はまた、リヤ・ギアシフトのスプロケットにも関連する。
【0027】
歯車10に噛合うことを意図するチェーン2の部分は、図のいくつかにおいて示す。チェーン2は、所定のピッチで間隔を空け、かつリンクにより互いに連続して連結されたピン20と、チェーン軸Cに沿って交互に配置された外側リンク21および内側リンク22とにより構成される。公知のように、各リンク21または22は、これらリンクが連結されているピン20に対して自由に回転できるが、軸Cに対しては限定された範囲だけしか曲がらない。
【0028】
歯車10は、歯車10が図の矢印Rに示される方向に回転するときに動力を伝達するという点からは、正確な回転方向を有する。通常、歯車10は反対方向に回転できるが、動力は伝達しない。なぜなら、自転車の動力伝達は本質的に一方向だけに発生するからである。
【0029】
歯車10は、一体に回転する歯車のグループ内の小さい直径の歯車3と連結して使用される。特に、さらに小さい直径の別の歯車が存在する場合には、小さい直径の歯車3は従来の歯車または本発明による歯車であってよい。以後、説明の簡単化の目的で、歯車3は従来タイプであると考え、詳細には説明しないものとする。
【0030】
歯車10は、小さい直径の歯車3の方向に向けられている正面11と、正面11と反対の背面12とを有し、さらに、歯溝14によって分離され、かつ歯車10が協働するチェーン2のピッチと等しい所定のピッチで歯車10の周辺部に沿って連続して配置された複数の歯13とを有する。
【0031】
各歯13は歯車10の回転方向から見て前方に向いている前側31と、回転方向から見て後方に向いている後側32と、歯車10の正面11上の正面側33と、歯車10の背面12上の背面側34とを備える。前側31および後側32は、その上部が曲線状であり、互いに接続されて歯13の頂上部35を形成している。頂上部35の近くに、2つの正面側33および背面側34が、頂上部35に向かう傾斜36および37をそれぞれ備えることにより、歯13のいわゆる三角形傾斜を形成している。
【0032】
各歯溝14は、2つの隣接する歯13の前側31と後側32により形成される。この前側31および後側32は、その底部で曲線状になっており、互いの底部が接続されて歯溝14の底部を形成している。
【0033】
歯13の前側31と後側32との間の円周方向の距離は、歯の幅と定義する。この幅は歯13の底部から頂上部に向かって小さくなる。従来から、歯の幅は、歯車に噛合うチェーンの軸Cの位置に沿って測定された距離と考えられている。
【0034】
歯溝14の底部41と歯13の頂上部35との間の径方向の距離は、歯の高さと定義する。歯13の正面側33と背面側34との間の軸方向の距離は、歯の厚さと定義する。
【0035】
本発明によれば、歯10は、図2a〜2cに示すように、最初に噛合いの外れる少なくとも1つの歯13psの正面傾斜部50および最後まで噛合っている少なくとも1つの歯13uaの背面傾斜部60の内の少なくとも1つを含む。正面傾斜部50は歯13psの正面側33と前側31の間に延び、一方、背面傾斜部60は歯13uaの背面側34と後側32との間に延びている。“最初に噛合いを外れる”との用語は、歯13psが、下方へのギアチェンジの間にチェーン2から噛合いの外れる歯13のうちの最初の歯であるという事実を強調する。同様に、“最後まで噛合っている歯”との用語は、歯13uaが、下方へのギアチェンジの間にチェーン2に噛合って留まる歯13の最後の歯であるという事実を強調する。下方へのギアチェンジがどのようになされるかについては、以下に詳細に説明する。
【0036】
図示した好ましい例では、歯13のすべてが正面傾斜部50と背面傾斜部60の両方を備える。特定の状況における本発明の好ましい別の実施形態では、歯車10上には、次のものが存在する。
a)正面傾斜部50を持つ、最初に噛合いを外れる単一の歯13psと、
b)背面傾斜部60を持つ、最後まで噛合っている単一の歯13uaと、
c)正面傾斜部50を持つ、最初に噛合いを外れる単一の歯13psと、背面傾斜部60を持つ、最後まで噛合っている単一の歯13uaとであって、最後まで噛合っている歯13uaが、歯車10の回転方向において、最初に噛合いが外れる歯13psに対して先行している、つまり回転方向の直前の歯であり、
d)正面傾斜部50を持つ、最初に噛合いが外れる複数の歯13psと、
e)背面傾斜部60を持つ、最後まで噛合っている複数の歯13uaと、
f)最初に噛合いが外れる歯13psと最後まで噛合っている歯13uaとの複数のペアであって、各ペアが上述のc)に定義されているような歯13psと13uaとからなるペアと、が存在する。
【0037】
チェーン2が歯車10との噛合わせから小さい直径の歯車3との噛合わせに移動しているが、まだ最後まで噛合っている歯13ua上で歯車と噛合ったままであり、最初に噛合わせが外れた歯13psにはもはや噛合っていないとき、正面傾斜部50および背面傾斜部60は、チェーン2の長軸にほぼ平行な表面を有する。
【0038】
正面傾斜部50および背面傾斜部60は、これら傾斜が形成される歯13psまたは13ua上にまで延びるか、またはそれらの歯を超えて延びることができる。図示した好ましい例では、正面傾斜部50および背面傾斜部60は、径方向へは隣接する歯溝14の底部41を超えて延び、また円周方向へは隣接する歯溝14のほぼ中心点にまで延びることができる。
【0039】
正面傾斜部50および背面傾斜部60は、異なる形状を有することができる。図示した好ましい実施形態では、それら傾斜は曲線形状を有し、その表面はほぼ円筒形である。
【0040】
正面傾斜部50および背面傾斜部60は、幅、厚さおよび高さにおいて、それら傾斜が形成される歯上にまでほぼ延びることができる。好ましい例では、幅は歯13の幅の少なくとも半分にほぼ等しく、厚さは歯の厚さの20〜40%に等しく、高さは三角形の上部傾斜36、37にまで達する。
【0041】
図示した歯車10では、正面傾斜部50および背面傾斜部60はすべて、互いに同一である。すべての正面傾斜部50が互いに同一形状であること、およびすべての背面傾斜部60が互いに同一形状であることが、いかなる場合においても適切である。一方、正面傾斜部50が背面傾斜部60よりも大きいことが好ましい場合もある。
【0042】
動作においては、歯車10はチェーン2に噛合い、予定の回転方向に回転する。小さい直径の歯車3は一体となって回転し、したがって同一速度で、同一方向に回転する。
【0043】
下方へのギアチェンジを行うと、すなわち歯車10から歯車3にチェーン2の噛合わせを移動すると、チェーン2は(本質的に従来の手段であり、図示しない)ガイド手段によって横方向に、歯車3に向かって移動する。この移動は歯車10からチェーン2の噛合いを外すように作用し、チェーン2を歯車3に噛合わせる。ただし、噛合わせを外すことは前述のように容易ではない。傾斜50または60を持つ歯13の存在により、噛合わせを外すことが容易になる。
【0044】
実際に、特に図2bおよび5bに示されているように、背面傾斜部60により、チェーン2(最後に噛合わせが外れる歯13uaに噛合っている)が大きく曲がり、歯13uaがワイドリンク21の内面に衝突しない。次に、正面傾斜部50により、チェーン2の隣接するナローリンク22が最初に噛合いの外れる歯13psを干渉しない。言い換えると、傾斜50および/または60のうち少なくとも1つの存在により、歯車10からチェーン2の噛合わせを外すのを容易にする機械的状態が形成される。この状態は、前述のように、下方へのギアチェンジが発生する際、歯車10のすべての歯13(図示した例におけるような)において繰り返さるか、または歯車10上で正確な角度的位置で維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による歯車の正面図である。
【図2a】図1の歯車の一部の正面から見た斜視図である。
【図2b】図2aの歯車と同一部分の図であり、小さい直径の歯車の一部と、大きい直径の歯車から小さい直径の歯車に移動するステップにおけるチェーンの一部とを示す。
【図3a】図2bの歯車の正面図である。
【図3b】図2aの歯車の一部の正面図である。
【図3c】図3bのラインA―Aに沿った断面図である。
【図4a】図1の歯車の一部の背面から見た斜視図である。
【図4b】図4aの矢印Aの方向から見た細部の拡大図である。
【図4c】図4aの矢印Bの方向から見た細部の拡大図である。
【図4d】図4aの歯車と同一部分の斜視図であり、小さい直径の歯車の一部と、大きい直径の歯車から小さい直径の歯車に移動するステップにおけるチェーンの一部とを示す。
【図5a】図1の歯車の平面図である。
【図5b】図5aの歯車の平面図であり、小さい直径の歯車と、大きい直径の歯車から小さい直径の歯車に移動するステップにおけるチェーンの一部とを示す。
Claims (23)
- 一体に回転する歯車のグループ中の小さい直径の歯車(3)に連結される、自転車用のチェーン伝動の歯車(10)であって、
歯車(10)の回転(R)方向に沿って、歯溝(14)により間隔を空けられ、かつ歯車(10)上で連続する複数の歯(13)を備え、
各歯(13)は厚み、幅および高さを有し、かつ前側(31)、後側(32)、正面側(33)、背面側(34)を有する、歯車(10)において、
前記歯車(10)はさらに、
前記複数の歯(13)の内の最初に噛合いが外れる少なくとも1つの歯(13ps)の正面傾斜部(50)であって、正面側(33)と前側(31)との間に延びている正面傾斜部(50)と、
前記複数の歯(13)の内の最後まで噛合っている少なくとも1つの歯(13ua)の背面傾斜部(60)であって、背面側(34)と後側(32)との間に延びている背面傾斜部(60)と、の内の少なくとも1つを備えることを特徴とする歯車(10)。 - 請求項1において、正面傾斜部(50)および/または背面傾斜部(60)が、自転車チェーン(2)の長軸(C)にほぼ平行な表面を有しており、この際、チェーン(2)は、歯車(10)との噛合わせから小さい直径の歯車(3)との噛合わせに移動しており、最後まで噛合っている歯(13ua)上で歯車(10)と噛合ったままであるが、最初に噛合わせが外れた歯(13ps)とは噛合っていない歯車(10)。
- 請求項1または2のいずれかにおいて、正面傾斜部(50)および/または背面傾斜部(60)が、径方向において、歯(13)の前または後に位置する歯溝(14)の少なくとも底部(41)にまでそれぞれ延びている歯車(10)。
- 請求項1〜3のいずれかにおいて、正面傾斜部(50)および/または背面傾斜部(60)が、径方向において、歯(13)の前または後に位置する歯溝(14)の底部(41)を超えてそれぞれ延びている歯車(10)
- 請求項1〜4のいずれかにおいて、正面傾斜部(50)および/または背面傾斜部(60)が、円周方向において、歯(13)の前または後に位置する歯溝(14)の少なくとも中心点にまでそれぞれ延びている歯車(10)。
- 請求項1〜5のいずれかにおいて、正面傾斜部(50)および/または背面傾斜部(60)が、円周方向に、歯(13)の前または後に位置する歯溝(14)の幅のほぼ全体にまでそれぞれ延びている歯車(10)。
- 請求項1〜6のいずれかにおいて、正面傾斜部(50)および/または背面傾斜部(60)が曲線形状を有し、それらの表面がほぼ円筒形である歯車(10)。
- 請求項1〜6のいずれかにおいて、正面傾斜部(50)および/または背面傾斜部(60)が接続点を持つ直線形状を有し、それらの表面がほぼ平坦な周辺部および中心側接続部を有する歯車(10)。
- 請求項1〜8のいずれかにおいて、正面傾斜部(50)および/または背面傾斜部(60)が、歯(13ps、13ua)の正面側(33)および/または背面側(34)上で歯(13ps、13ua)の幅の少なくとも半分の幅をそれぞれ有している歯車(10)。
- 請求項1〜9のいずれかにおいて、正面傾斜部(50)および/または背面傾斜部(60)が、歯(13ps、13ua)の正面側(33)および/または背面側(34)上で歯(13ps、13ua)の幅と同一である幅をそれぞれ有している歯車(10)。
- 請求項1〜10のいずれかにおいて、正面傾斜部(50)および/または背面傾斜部(60)が、歯(13ps、13ua)の前側(31)および/または後側(32)上で歯(13ps、13ua)の厚さの70%以下の厚さをそれぞれ有している歯車(10)。
- 請求項1〜11のいずれかにおいて、正面傾斜部(50)および/または背面傾斜部(60)が、歯(13ps、13ua)の前側(31)および/または後側(32)上で歯(13ps、13ua)の厚さの20〜40%の厚さをそれぞれ有している歯車(10)。
- 請求項1〜12のいずれかにおいて、正面傾斜部(50)および/または背面傾斜部(60)が、径方向において、歯(13ps、13ua)上で歯(13ps、13ua)の高さの少なくとも半分の高さをそれぞれ有している歯車(10)。
- 請求項1〜13のいずれかにおいて、正面傾斜部(50)および/または背面傾斜部(60)が、径方向において、歯(13ps、13ua)の上部の三角形傾斜にまでそれぞれ延びている歯車(10)。
- 請求項1〜14のいずれかにおいて、正面傾斜部(50)を持つ複数の歯(13)および/または背面傾斜部(60)を持つ複数の歯(13)を備えている歯車(10)。
- 請求項1〜15のいずれかにおいて、正面傾斜部(50)を持つ、最初に噛合いの外れる歯(13ps)と、背面傾斜部(60)を持つ、最後まで噛合っている歯(13ua)とを備え、最後まで噛合っている歯(13ua)が、最初に噛合いの外れる歯(13ps)に対して回転方向で先行している歯車(10)。
- 請求項16において、最初に噛合いが外れる歯(13ps)と、最後まで噛合っている歯(13ua)とのペアを複数備えている歯車(10)。
- 請求項1〜17のいずれかにおいて、すべての歯(13)が正面傾斜部(50)および背面傾斜部(60)を備えている歯車(10)。
- 請求項1〜18のいずれかにおいて、正面傾斜部(50)が背面傾斜部(60)より長く延びている歯車(10)。
- 請求項1〜19のいずれかにおいて、正面傾斜部(50)が背面傾斜部(60)と同一である歯車(10)。
- 請求項1〜20のいずれかによる複数の歯車(10)を備えている、一体に回転する自転車用のチェーン伝動の歯車のグループ。
- 請求項21による歯車(10)のグループを備えている、自転車用のチェーン伝動のフロント・ギアシフト装置。
- 請求項21による歯車(10)のグループを備えている、自転車用のチェーン伝動のリヤ・ギアシフト装置。
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