JP2004000829A - 紙葉類処理装置、及び紙葉類処理方法 - Google Patents

紙葉類処理装置、及び紙葉類処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、各先端取り揃えベルトの無駄な駆動を抑えることができ、効率的な先端取り揃えベルトの駆動が可能となり、集積後の紙葉類の汚毀損防止、及び集積部周辺の騒音の低減を実現できる。
【解決手段】この発明は、各スタッカにそれぞれ独立駆動可能な先端取り揃えベルトを設け、各先端取り揃えベルトの駆動をタイマ値により制御するようにしたものである。
【選択図】  図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、封書やはがき等の紙葉類上に記載されている区分情報(郵便番号や宛名等)の読取り結果に基づいて紙葉類を区分する読取区分機等の紙葉類処理装置及び紙葉類処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、封書やはがき等の郵便物などの紙葉類は、集配場に集められる。この集配場に集められた紙葉類は、その紙葉類上に記載されている区分情報(郵便番号や宛名等)に基づいて区分される。このような紙葉類の区分作業の効率化を図るために、紙葉類上に記載されている区分情報の読取り結果に基づいて、紙葉類を区分する読取区分機等の紙葉類処理装置が実用化されている。
【0003】
紙葉類処理装置は、区分情報に対応づけられた複数の区分ポケット(スタッカ、集積部)を有する区分集積部を有している。紙葉類処理装置は、各紙葉類の区分情報に基づいて、各紙葉類を各スタッカに集積するようになっている。各スタッカには、紙葉類の先端を取り揃える先端取り揃えベルトが設けられている。このような先端取り揃えベルトにより、紙葉類は、先端が揃えられた状態でスタッカ内に集積されるようになっている。上記先端取り揃えベルトは、従来の紙葉類処理装置において、紙葉類の搬送路としての搬送ベルトを駆動させているローラから駆動力が伝えられるようになっている。従って、従来の紙葉類処理装置の先端取り揃えベルトは、それぞれが個別に制御されることなく、紙葉類処理装置全体の稼動及び停止動作に連動するようになっている。
【0004】
しかしながら、紙葉類の素材が様々である場合、安定して紙葉類を集積するための一定の摩擦率が得られないことがある。このような場合に、先端取り揃えベルトを駆動しつづけると、以下のような問題点がある。
(1)先端取り揃えベルトに摩擦率が高いベルトを常時駆動させると、紙葉類の先端は、揃いやすいが、紙葉類の接触面が破れたり、発熱してこげたりしやすくなる。このため、紙葉類を汚破損させやすくなり、紙葉類の安定した集積ができなくなる。
(2)先端取り揃えベルトに摩擦率が低いベルトを常時駆動させると、紙葉類の先端が揃いにくくなる。このため、ジャム(紙詰まり)や紙葉類の抜き取り作業がしにくくなってしまう。
(3)さらに、先端取り揃えベルトを常時駆動すると、騒音が大きくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、先端取り揃えベルトを常時駆動させると、紙葉類を効率よく安定して集積部に集積することが難しくなるという問題点を解決するもので、紙葉類を効率良く安定して集積部に集積することが可能な紙葉類処理装置及び紙葉類処理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の紙葉類処理装置は、複数の集積部を有するものにおいて、紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送される紙葉類の区分情報を判別する判別手段と、この判別手段による区分情報の判別結果に基づいて、当該紙葉類を集積すべき集積部へ分岐搬送する分岐手段と、上記集積部ごとに設けられ、上記分岐手段により集積部へ搬送された紙葉類の集積状態を調整する調整手段と、上記分岐手段により紙葉類を上記集積部に集積するごとに設定される上記調整手段の駆動時間を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている駆動時間に基づいて上記調整手段の駆動を制御する制御手段とを有する。
【0007】
この発明の紙葉類処理方法は、複数の集積部を有する紙葉類処理装置に用いられる方法において、紙葉類を搬送する搬送工程と、この搬送工程により搬送される紙葉類の区分情報を判別する判別工程と、この判別工程による区分情報の判別結果に基づいて、当該紙葉類を集積すべき集積部へ分岐搬送する分岐工程と、上記集積部ごとに設けられ、上記分岐工程により集積部へ搬送された紙葉類の集積状態を調整手段により調整する調整工程と、上記分岐工程により紙葉類を上記集積部に集積するごとに上記調整手段の駆動時間を記憶手段に記憶する設定工程と、この設定工程に記憶されている駆動時間に基づいて上記調整手段の駆動を制御する制御工程とを有する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の紙葉類処理システム1(以下、単にシステム1と称する)の正面図を示している。図2は、このシステム1の平面図を示している。また、システム1の構成を詳細に示すため、図3乃至図5には、図1に示したシステム1の各部の構成を部分的に拡大した正面図をそれぞれ示している。図6乃至図8には、図2に示したシステム1の各部の構成を部分的に拡大した平面図をそれぞれ示している。
【0009】
図1および図2に示すように、紙葉類処理システム1は、前処理ユニット2、搬送ユニット4、区分ユニット6を有し、各ユニット2、4、6を図中右から左へ一直線状に連結して構成されている。前処理ユニット2は、OVIS(OcrVideo CodingIntegrated System)と称され、搬送ユニット4は、LTC(Letter Transfer Conveyor)と称され、区分ユニット6は、LSM(Letter Sorting Machine)と称されている。
前処理ユニット(OVIS)2は、画像読取装置(OCR)、バーコードリーダ(BCR)により紙葉類の区分先を読取る読取ユニット、およびVCS(ビデオコーディングシステム)が接続されている区分機である。前処理ユニット2は、前処理ユニット2内の取出部から供給した紙葉類を、各読取ユニットからの区分情報をもとに、前処理ユニット2内の該当する区分口に集積する。
【0010】
区分ユニット(LSM)6は、バーコードリーダ(BCR)が接続されている区分機である。区分ユニット6は、区分ユニット6の取出部から供給した紙葉類を、各読取ユニットからの区分情報をもとに、区分ユニット6内の該当する区分口に集積させることができる。搬送ユニット(LTC)4は、前処理ユニット2の搬送部分からの紙葉類を区分ユニット6に送り込むためのコンベアである。この前処理ユニット2と区分ユニット6は、それぞれが独立した区分機であり、それぞれの区分機で自区分機の区分口に紙葉類を区分することが可能である。
【0011】
それと同時に、搬送ユニット4を介して前処理ユニット2、区分ユニット6の2つの区分機を接続して運用させることも可能である。
このように接続して運用する場合、前処理ユニット2にて供給された紙葉類は、前処理ユニット2の区分口および搬送ユニット4を介して区分ユニット6の区分口に区分することができる。このような場合、前処理ユニット2は上位区分機(上流区分機)であり、区分ユニット6は下位区分機(下流区分機)である。このような運用には、複数の区分機の機能を組み合わせて使用することができること、区分口をより多く使用することができることなどの利点が存在する。
【0012】
図6および図7には、前処理ユニット2をその略中央で2つに分割して示してある。前処理ユニット2は、供給部11、取出し部12、搬送路13、バーコードリーダ14、判別部15、遅延搬送路16、バーコードリーダ(BCR)18、および区分集積部19を有する。
上記供給部11は、処理対象となる複数枚の紙葉類を所定の取出し位置へ1枚ずつ供給する。上記取出し部12は、取出し位置へ供給された紙葉類を順次取出す。上記搬送路13は、取出された紙葉類を搬送する。上記バーコードリーダ14は、紙葉類の区分先に関する情報として紙葉類の表面に予め付与されているバーコードを読取る。上記判別部15は、バーコードを読み取れなかった紙葉類、即ち表面にバーコードが予め付与されていない紙葉類の表面を画像読取装置(OCR)を介して読取って当該紙葉類の区分先を判別する。
【0013】
上記遅延搬送路16は、判別部15による判別時間をかせぐため判別部15を通過した紙葉類を搬送すべく、引き延ばされている。上記印刷部(印字部)17は、判別部15における判別結果に基づいて区分先に関する情報をコード化したバーコードを当該紙葉類の表面に印刷する。上記バーコードリーダ(BCR)18は、印刷したバーコードを読み取る。上記区分集積部19は、複数の区分ポケット(スタッカ)(S1、S2、…、Sn)により構成される。上記区分集積部19は、区分先に関するバーコードが付与された紙葉類を判別部15における判別結果に従ってスタッカへ区分集積する。
【0014】
また、前処理ユニット2には、図示しないビデオコーディングシステム(VCS)が接続されている。VCSは、判別部15のOCRで区分先を読み取れなかった紙葉類の表面の画像をディスプレイ上で表示し、作業員が画像を見ながら区分先に関する情報を入力する。このVCSで入力された区分先に関するデータは、前処理ユニット2の判別部15へ送られ、印刷部17で当該紙葉類の表面にバーコードが印刷される。
【0015】
また、前処理ユニット2には、前処理ユニット2に対する作業員による各種操作入力を受付けるとともに作業員に対する各種操作案内を表示するオペレータパネル30が設けられている。
このオペレータパネル20は、図9に示すように、スタートボタン21、ストップボタン22、および表示部23などが設けられている。上記スタートボタン21は、該当するユニットの運転開始を指示がキーである。上記ストップボタン22は、当該ユニットによる運転停止を指示するキーである。上記表示部23は、タッチパネル内蔵のLCD等で構成され、当該ユニットの処理状況や各種操作ガイダンス等を表示する。
【0016】
上記表示部23では、前処理ユニット2の状態が表示されるとともに、区分ユニット6との接続状態を示す動作モードが表示されるようになっている。この動作モードは、単独、接続、結合の3つの状態からなり、単独の場合、前処理ユニット2だけでの動作状態を示し、接続の場合、区分ユニット6との接続状態を示し、結合の場合、前処理ユニット2と区分ユニット6での動作状態を示している。
【0017】
また、図5には、区分ユニット6を拡大した正面図を示してある。区分ユニット6は、供給部31、取出し部32、搬送路33、バーコードリーダ(BCR)34、複数の区分ポケット35、及び区分集積部36などを有する。
上記供給部31は、搬送ユニット4を介して前処理ユニット2から送り込まれた紙葉類を集積して、所定の取出し位置へ1枚ずつ供給する。上記取出し部32は、取出し位置へ供給された紙葉類を1枚ずつ取出す。上記搬送路33は、取出された紙葉類を搬送する。上記バーコードリーダ(BCR)34は、上述した前処理ユニット2にて紙葉類の表面に付与されたバーコードを読取る。上記区分集積部36は、バーコードリーダ34による読取結果に従って当該紙葉類を対応する区分ポケット35へ区分集積する。
【0018】
また、区分ユニット6には、オペレータパネル37が設けられている。上記オペレータパネル37は、区分ユニット6に対する作業員による各種操作入力を受付けるとともに作業員に対する各種操作案内を表示する。さらに、上記オペレータパネル37には、表示部38などが設けられている。上記表示部38は、当該ユニットの処理状況や各種操作ガイダンス等を表示するタッチパネル内蔵のLCD等で構成される。
搬送ユニット4は、前処理ユニット2と区分ユニット6とを連結したコンベアを有し、前処理ユニット2で処理された紙葉類を連続的に区分ユニット6へ送り込むものである。
【0019】
次に、上記のように構成されたシステム1による紙葉類の処理動作について説明する。
まず、各ユニット2、4、6の運転がスタートされ、システム1の運転が開始される。各ユニット2、4、6の運転開始順序は、区分ユニット6、搬送ユニット4、前処理ユニット2の順になっている。
【0020】
システム1の運転が開始されると、前処理ユニット2の供給部11に載置されている処理対象となる複数枚の紙葉類が取出し部12によって1枚ずつ取出され、搬送路13を介して搬送される。このようにして取出された紙葉類は、バーコードリーダ14を通過、ここで、紙葉類の区分先に応じて予め付与されているバーコードが読取られる。バーコードの付与されていない紙葉類は、判別部15のOCRによってその表面の画像が読取られ、当該紙葉類の区分先に関するデータが取得され、区分先が判別される。そして、印刷部17を介して、判別された区分先に関するバーコードが当該紙葉類の表面に印刷され、この印刷されたバーコードがバーコードリーダ18により読取られ(ベリファイリード)、この読取ったバーコードと印刷したバーコードが一致するか否かの確認がなされる。
【0021】
このようにして、バーコードが付与された紙葉類は、判別部15における区分情報の判別結果に基づいて、区分集積部19の対応する区分情報が設定されているスタッカへ区分集積されるものと、搬送ユニット4のコンベアを介して区分ユニット6の供給部31へ送り込まれるものとがある。
区分ユニット6の供給部31へ送り込まれた紙葉類は、取出し部32によって搬送路33上に1枚ずつ取出され、前処理ユニット2でその表面に付与されたバーコードがバーコードリーダ34によって読取られる。そして、読取ったバーコードに基づいて区分集積部36の複数のゲートが切り換えられ、判別した区分先の区分ポケット35へ当該紙葉類が区分集積される。
【0022】
次に、前処理ユニット2内の区分集積部19の構成について詳細に説明する。
図10は、区分集積部19内の各スタッカ(集積部、区分ポケット)(S1、S2、…、Sn)の構成例を示す図である。なお、各スタッカ(S1、S2、…、Sn)は、同様に構成されるが、以下の説明では図10に示すスタッカS2を例に説明する。図11に示すように、スタッカS2には、集積判定センサ41、分岐ゲート42、先端取り揃えベルト43、バックアッププレート44、プリフルスイッチ45、フルスイッチ46、満杯ランプ47、及びLCD48等が設けられている。
【0023】
上記集積判定センサ41は、搬送路上を搬送されてきた紙葉類Pを検知するセンサである。この集積判定センサ41により検知された紙葉類Pは、当該スタッカS2に集積するか否かが判定される。上記分岐ゲート42は、搬送路上を搬送されてきた紙葉類Pを集積する際に、紙葉類Pを搬送路上からスタッカ内へ搬送させるためのゲートである。
【0024】
上記先端取り揃えベルト43は、スタッカS2内に集積した紙葉類Pの先端を取り揃えるためのベルトである。各スタッカの先端取り揃えベルト43は、後述するベルト駆動モータによりそれぞれ独立して駆動制御される。上記バックアッププレート44は、紙葉類の集積量に応じて上下に可動し、紙葉類が倒れないように保持するためのプレートである。
【0025】
上記プリフルスイッチ45は、75%の量の紙葉類がスタッカS2内に集積されたか否かを検知するスイッチである。このプリフルスイッチ45は、スタッカS2内に集積された紙葉類がスタッカS2の集積許容量の75%に達した場合にオンする。上記フルスイッチ46は、満杯(100%)の量の紙葉類がスタッカS2内に集積されたか否かを検知するスイッチである。このフルスイッチ46は、スタッカS2内に集積された紙葉類がスタッカS2の集積許容量の満杯(100%)に達した場合にオンする。
【0026】
上記満杯ランプ47は、上記プリフルスイッチ45及びフルスイッチ46の検知結果に基づいて、スタッカS2内に集積された紙葉類の量を表示する表示ランプである。上記満杯ランプ47は、上記プリフルスイッチ45及びフルスイッチ46で検知されるスタッカ内に紙葉類の量に応じて異なる色を点灯する。上記LCD48は、当該スタッカS2に集積される紙葉類の内容(集積する区分情報)を表示する表示装置である。例えば、上記LCD48には、郵便番号や配達地域名などの区分情報が表示される。
【0027】
次に、紙葉類を集積する際のスタッカの基本的な動作について説明する。
なお、以下の説明では、図10を参照しつつ、搬送路上を搬送されている紙葉類PをスタッカS2に集積する場合の動作例について説明する。まず、搬送路上を搬送される紙葉類Pは、集積判定センサ41により検知される。集積判定センサ41が紙葉類Pを検知した際に、分岐ゲート42が駆動する。分岐ゲート42が駆動すると、搬送路上を搬送される紙葉類Pは、分岐ゲート42によりスタッカS2内へ搬送される。スタッカS2内へ搬送された紙葉類Pは、上記先端取り揃えベルト43により紙葉類Pの搬送方向に対する先端部分がスタッカS2内で取り揃えられる。さらに、バックアッププレート44は、紙葉類Pの集積量に応じて下方に移動し、次の紙葉類Pが受入可能な状態となる。
【0028】
また、バックアッププレート44が下方に移動してプリフルスイッチ45に接触すると、満杯ランプ47は、当該スタッカS2の集積許容量に対して75%以上の紙葉類が集積されていることを示す表示を点灯する。さらに、バックアッププレート44が下方に移動してフルスイッチ46に接触すると、満杯ランプ47は、当該スタッカS2に満杯の量の紙葉類が集積されていることを示す表示を点灯する。
【0029】
次に、上記のように構成されたシステム1全体の制御系について、図11に示すブロック図を参照して説明する。
図11に示すように、前処理ユニット2は、制御部51、搬送制御部52、区分制御部53、メモリ54、及びオペレータパネル20等を有している。上記制御部51は、時間を計時するタイマ51aを有している。上記制御部51は、前処理ユニット2全体を制御する。また、上記制御部51には、上記バーコードリーダ14、18及び上記判別部15が接続されている。上記制御部51には、上記上記バーコードリーダ14、18からのバーコードによる区分情報の読取り結果、或は上記判別部15からの区分情報の判別結果が供給されるようになっている。上記搬送制御部52は、前処理ユニット2内の搬送路における紙葉類の搬送を制御する。上記区分制御部53は、区分集積部19を制御する。上記メモリ54は、制御プログラムや制御情報等が記憶される。上記メモリ54には、後述する停止タイマテーブル54aを有している。
【0030】
また、上記区分制御部53には、各スタッカ(S1、S2、…、Sn)に設けられた各先端取り揃えベルト用のモータ56を駆動するモータ駆動機構55が接続されている。上記モータ駆動機構55及び先端取り揃えベルト用のモータ56は、各スタッカ(S1、S2、…、Sn)の先端取り揃えベルトごとに設けられている。従って、区分制御部53は、各スタッカ(S1、S2、…、Sn)の先端取り揃えベルトをそれぞれ制御するようになっている。また、区分制御部53には、各スタッカ(S1、S2、…、Sn)の分岐ゲートを各分岐ゲートに設けられたゲート駆動機構57により制御するようになっている。
【0031】
上記区分ユニット6は、制御部61、搬送制御部62、区分制御部63、メモリ64、及びオペレータパネル37等を有している。上記制御部61は、区分ユニット6全体を制御する。上記搬送制御部62は、区分ユニット6内の搬送路における紙葉類の搬送を制御する。上記区分制御部63は、区分集積部36内の紙葉類の搬送等を制御する。上記メモリ64は、制御プログラムや制御情報等が記憶される。
搬送ユニット4は、制御部71、及び駆動部72を有している。上記制御部71は、搬送ユニット4全体を制御する。上記駆動部72は、搬送路やコンベア等を駆動する。
【0032】
上記制御部51と制御部61と制御部71とは接続され、制御部51と制御部61とは選択されている区分指定情報のやり取りが行われる。これにより、制御部51は、整合性をチェックし、整合性が取れていない際に、その旨をオペレータパネル20の表示部などにより報知する。また、制御部61も、整合性をチェックし、整合性が取れていない際に、その旨をオペレータパネル37の表示部38などにより報知する。
上記前処理ユニット2と区分ユニット6では、それぞれオペレータパネル20、37により種々の設定ができるようになっている。
【0033】
次に、停止タイマテーブル54aについて説明する。
図12は、停止タイマテーブル54aの例を示す図である。図12に示すように、停止タイマテーブル54aには、各スタッカ(S1、S2、…、Sn)の先端取り揃えベルトを停止させるまでのタイマ値が記憶される。この停止タイマテーブル54aに記憶されるタイマ値は、先端取り揃えベルトを停止させるまでの時間を示している。この停止タイマテーブル54aには、スタッカに紙葉類を集積した時に所定時間(カウントダウンタイム)がタイマ値としてセットされる。上記タイマ値は、当該スタッカに紙葉類が集積されなければ、減算される。上記所定時間がタイマ値としてセットされてから所定時間内に当該スタッカへの紙葉類の集積が無ければ、このタイマ値が0となる。タイマ値が0になると、先端取り揃えベルトは、上記区分制御部53により駆動が停止される。
【0034】
次に、上記停止タイマテーブル54aのタイマ値の変化について説明する。
図13〜図15に示す場合を例に説明する。
まず、図13に示す例は、所定時間がセットされた後に、紙葉類の集積がない場合のタイマ値の変化を示している。すなわち、集積判定センサ41により検知された紙葉類をスタッカに集積する場合、当該スタッカへ紙葉類を搬送するための分岐ゲート42がオンする。分岐ゲート42がオンすると、搬送路上の紙葉類は、当該スタッカへ搬送される。この際、停止タイマテーブル54aには、当該スタッカに対応するタイマ値として所定時間がセットされる。なお、ここでは、タイマ値としてセットされる所定時間が10秒であるものとする。10秒のタイマ値がセットされると、当該スタッカの先端取り揃えベルト用のモータ56がオンされる。これにより、当該スタッカの先端取り揃えベルト43は、先端取り揃えベルト用のモータ56により駆動する。
【0035】
その後、当該スタッカに紙葉類が集積されてから紙葉類の集積がない場合、タイマ値は、制御部51内のタイマ51aが計時する時間に基づいて1秒ごと減算される。そして、当該スタッカに紙葉類が集積されてから10秒間、紙葉類の集積がない場合、当該スタッカに対応するタイマ値は、0となる。タイマ値が0になると、当該スタッカの先端取り揃えベルト用のモータ56がオフされる。この結果、先端取り揃えベルト43は、停止状態となる。
【0036】
まず、図14に示す例は、タイマ値としてセットされた所定時間が0になるまでに紙葉類が集積された場合のタイマ値の変化を示している。
すなわち、集積判定センサ41により検知された紙葉類をスタッカに集積する場合、当該スタッカへ紙葉類を搬送するための分岐ゲート42がオンする。分岐ゲート42がオンすると、搬送路上の紙葉類は、当該スタッカへ搬送される。この際、停止タイマテーブル54aには、当該スタッカに対応するタイマ値として所定時間がセットされる。なお、ここでは、タイマ値としてセットされる所定時間が10秒であるものとする。10秒のタイマ値がセットされると、当該スタッカの先端取り揃えベルト用のモータ56がオンされる。これにより、当該スタッカの先端取り揃えベルト43は、先端取り揃えベルト用のモータ56により駆動する。
【0037】
その後、当該スタッカに紙葉類が集積されてから紙葉類の集積がない状態では、タイマ値は、制御部51内のタイマ51aが計時する時間に基づいて1秒ごと減算される。
当該スタッカに対応するタイマ値が0になるまでに紙葉類が集積される場合、先端取り揃えベルト43を駆動させたまま、分岐ゲート42がオンする。この際、当該スタッカに対応するタイマ値には、再度、10秒がセット(再設定)される。さらに、タイマ値として10秒が再設定されてから、10秒間、当該スタッカに紙葉類の集積がない場合、当該スタッカに対応するタイマ値は、0となる。タイマ値が0になると、当該スタッカの先端取り揃えベルト用のモータ56がオフされ、先端取り揃えベルト43は、停止状態となる。
【0038】
まず、図15に示す例は、タイマ値が0になるまでにストップボタンがオンされた場合(あるいは、前処理ユニット内で緊急停止要求が発生した場合)のタイマ値の変化を示している。
すなわち、集積判定センサ41により検知された紙葉類をスタッカに集積する場合、当該スタッカへ紙葉類を搬送するための分岐ゲート42がオンする。分岐ゲート42がオンすると、搬送路上の紙葉類は、当該スタッカへ搬送される。この際、停止タイマテーブル54aには、当該スタッカに対応するタイマ値として所定時間がセットされる。なお、ここでは、タイマ値としてセットされる所定時間が10秒であるものとする。10秒のタイマ値がセットされると、当該スタッカの先端取り揃えベルト用のモータ56がオンされる。これにより、当該スタッカの先端取り揃えベルト43は、先端取り揃えベルト用のモータ56により駆動する。
【0039】
その後、当該スタッカに紙葉類が集積されてから紙葉類の集積がない状態では、タイマ値は、制御部51内のタイマ51aが計時する時間に基づいて1秒ごと減算される。
当該スタッカに対応するタイマ値が0になるまでに紙葉類が集積される場合、区分制御部53は、先端取り揃えベルト43を駆動させたまま、分岐ゲート42がオンする。この際、当該スタッカに対応するタイマ値には、再度、10秒がセット(再設定)される。これにより、タイマ値として10秒が再設定されてから10秒が経過するまでに係員により前処理ユニット2のストップボタン22がオンされた場合、当該スタッカに対応するタイマ値は、強制的に、0に設定(クリア)される。これにより、タイマ値がクリアされると、当該スタッカの先端取り揃えベルト用のモータ56がオフされ、先端取り揃えベルト43は、停止状態となる。
なお、図15に示す例では、係員によりストップボタン22が押下された場合の動作について説明したが、紙葉類のジャム(搬送異常)等により制御部51に緊急停止要求が送られてきた場合も同様に動作する。
【0040】
次に、上記のように構成される区分集積部19内の先端取り揃えベルト43の制御について説明する。
図16は、先端取り揃えベルトの駆動制御を説明するためのフローチャートである。
すなわち、前処理ユニット2の運転が開始されると(ステップS1、YES)、制御部51は、先端取り揃えベルトの駆動制御処理を開始する。このように、運転開始をチェックしてから先端取り揃えベルトの駆動制御処理を開始するのは、安全面を考慮したためである。先端取り揃えベルトの駆動制御処理を開始すると、制御部51は、停止タイマテーブル54aの各スタッカに対するタイマ値を全てクリアして先端取り揃えベルト43が停止状態となるように設定する(ステップS2)。この際、制御部51は、区分制御部53に先端取り揃えベルトの駆動制御処理の開始を指示する。ここで、停止タイマテーブル54aのタイマ値を全てクリアするのは、区分制御部53により制御される全ての先端取り揃えベルト用のモータ56を停止状態にするためである。上記制御部51からの先端取り揃えベルトの駆動制御処理の開始指示を受けると、区分制御部53は、各モータ駆動機構55により各スタッカの先端取り揃えベルト用のモータ56を停止状態とする(ステップS3)。
【0041】
実際に、紙葉類が供給部11に供給され、オペレータパネル20のスタートボタン21が押下されると、紙葉類は、前処理ユニット2の搬送路13上を搬送される。搬送路13上を搬送される紙葉類は、バーコードリーダ14或は判別部15により区分情報が判別される。判別された区分情報は、メモリ54に保持される。区分情報が判別された紙葉類は、区分情報に基づいて対応するスタッカへ搬送される。各スタッカでは、集積判定センサ41により搬送路13上を搬送される紙葉類を検知する。この集積判定センサ41により紙葉類を検知すると(ステップS4、YES)、区分制御部53は、検知した紙葉類の集積場所チェック(行先結果判定処理)を行う(ステップS5)。この集積場所チェックでは、上記集積判定センサ41にて検知した紙葉類を当該スタッカに集積するか否かを判定する。
【0042】
上記集積場所チェックにより紙葉類を当該スタッカに集積しないと判定した場合(ステップS6、NO)、区分制御部53は、分岐ゲート42をオフしたままする(ステップS7)。
また、上記集積場所チェックにより紙葉類を当該スタッカに集積すると判定した場合(ステップS6、YES)、区分制御部53は、ゲート駆動機構57により分岐ゲート42をオンするとともに(ステップS8)、モータ駆動機構55により先端取り揃えベルト用のモータ56を駆動する(ステップS9)。これにより、当該紙葉類は、スタッカ内へ搬送され、先端取り揃えベルト43により先端が揃った状態でスタッカ内に集積される。この際、制御部51は、停止タイマテーブル54aの当該スタッカに対応するタイマ値を所定時間(10秒)にセットする(ステップS10)。
【0043】
運転開始後、制御部51は、停止タイマテーブル54aの各タイマ値をチェックする(ステップS11)。タイマ値が0である場合(ステップS11、YES)、制御部51は、区分制御部53により当該スタッカの先端取り揃えベルト43の駆動を停止させる(ステップS12)。また、タイマ値が0でない場合(ステップS11、NO)、制御部51は、タイマ51aが計時している時間に基づいて、1秒経過ごとに各タイマ値を−1する(ステップS13)。
【0044】
また、前処理ユニットの運転中、制御部51は、常に、ストップボタン22の入力を監視している。ストップボタン22が押下されてない状態では、制御部51は、搬送制御部52等からの緊急停止要求の有無を監視している(ステップS15)。前処理ユニット2内の各部は、図示しない検知器等により前処理ユニット2内の異常動作などを監視している。前処理ユニット2内の各部は、前処理ユニット2内での異常動作を検出した場合に緊急停止要求を制御部51へ送るようになっている。例えば、搬送制御部52は、図示しない検知器等により前処理ユニット2内の搬送路上における紙葉類のジャム等を監視しており、紙葉類のジャム等が発生した場合に、緊急停止要求を制御部51へ送るようになっている。
【0045】
すなわち、制御部51は、ストップボタン22が押下されていない状態で、緊急停止要求を受けていない場合、上記ステップS1〜S15の処理を繰り返す。また、ストップボタン22が押下された場合(ステップS14、YES)、或は、緊急停止要求があった場合(ステップS15、YES)、制御部51は、タイマ値を強制的にクリアし(ステップS16)、区分制御部53により先端取り揃えベルト43を停止させる(ステップS17)。
【0046】
上記のように、各スタッカにそれぞれ独立駆動が可能な先端取り揃えベルトを設け、各先端取り揃えベルトの駆動をタイマ値により制御するようにしたものである。これにより、各先端取り揃えベルトの無駄な駆動を抑えることができ、効率的な先端取り揃えベルトの駆動が可能となり、集積後の紙葉類の汚毀損防止、及び集積部周辺の騒音の低減を実現できる。
【0047】
また、先端取り揃えベルトの駆動を制御するタイマ値は、対応するスタッカへの紙葉類の集積状況に応じて設定され、例えば、スタッカに紙葉類を集積した際に、所定時間がセットされてカウントダウンされ、タイマ値が0になった際に、先端取り揃えベルトの駆動を停止させるようにしたものである。これにより、スタッカへの紙葉類の集積状況に応じて効率的に先端取り揃えベルトを駆動制御でき、集積部への紙葉類の集積動作に影響を与えることなく、集積後の紙葉類の汚毀損防止、及び集積部周辺の騒音の低減を実現できる。
なお、上記例では、前処理ユニット内での各スタッカの先端取り揃えベルトの駆動制御について説明したが、区分ユニット内でも紙葉類を集積する各区分ポケットに先端取り揃えベルトを設ける場合には、上記動作例と同様な動作が可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、紙葉類を効率良く安定して集積部に集積することが可能な紙葉類処理装置及び紙葉類処理方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る紙葉類処理システムの概略構成を示す正面図。
【図2】紙葉類処理システムの平面図。
【図3】紙葉類処理システムに組込まれた前処理ユニットの右側部分を拡大して示す正面図。
【図4】紙葉類処理システムに組込まれた前処理ユニットの左側部分を拡大して示す正面図。
【図5】紙葉類処理システムに組込まれた区分ユニットを拡大して示す正面図。
【図6】紙葉類処理システムに組込まれた前処理ユニットの右側部分を拡大して示す平面図。
【図7】紙葉類処理システムに組込まれた前処理ユニットの左側部分を拡大して示す平面図。
【図8】紙葉類処理システムに組込まれた区分ユニットを拡大して示す平面図。
【図9】オペレータパネルを示す図。
【図10】各スタッカ周辺の構成例を示す図。
【図11】紙葉類処理システムの制御系統の構成を概略的に示すブロック図。
【図12】停止タイマテーブルの構成例を示す図。
【図13】停止タイマテーブルのタイマ値の変化例を説明するための図。
【図14】停止タイマテーブルのタイマ値の変化例を説明するための図。
【図15】停止タイマテーブルのタイマ値の変化例を説明するための図。
【図16】先端取り揃えベルトの駆動制御処理を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…紙葉類処理システム、2…前処理ユニット、4…搬送ユニット、6…区分ユニット、11…供給部、12…取出し部、13…搬送路、14、18…バーコードリーダ(判別手段)、15…判別部(判別手段)、16…遅延搬送路、19…区分集積部、41…集積判定センサ、42…分岐ゲート(分岐手段)、43…先端取り揃えベルト(調整手段)、44…バックアッププレート、45…プリフルスイッチ、46…フルスイッチ、47…満杯ランプ、48…LCD、20…オペレータパネル、21…スタートボタン、22…ストップボタン(指示手段)、23…表示部、51…制御部(判別手段、制御手段)、52…搬送制御部(搬送手段)、53…区分制御部、54…メモリ、51a…タイマ、54a…停止タイマテーブル(記憶手段)

Claims (12)

  1. 複数の集積部を有する紙葉類処理装置において、
    紙葉類を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段により搬送される紙葉類の区分情報を判別する判別手段と、
    この判別手段による区分情報の判別結果に基づいて、当該紙葉類を集積すべき集積部へ分岐搬送する分岐手段と、
    上記集積部ごとに設けられ、上記分岐手段により集積部へ搬送された紙葉類の集積状態を調整する調整手段と、
    上記分岐手段により紙葉類を上記集積部に集積するごとに設定される上記調整手段の駆動時間を記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶されている駆動時間に基づいて上記調整手段の駆動を制御する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 上記調整手段は、集積部内での紙葉類の先端を取り揃える機構であることを特徴とする上記請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 上記調整手段は、紙葉類との摩擦力により集積部内で紙葉類の先端を取り揃えるベルトであることを特徴とする上記請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  4. 上記記憶手段は、各集積部に集積するごとに設定される各集積部に対するタイマ値が記憶され、
    上記制御手段は、上記記憶手段に記憶されているタイマ値に基づいて所定時間が経過した際に、上記調整手段を停止することを特徴とする上記請求項4に記載の紙葉類処理装置。
  5. 上記記憶手段は、各集積部に紙葉類を集積するごとに設定される各集積部に対するタイマ値として、時間経過に従って減算される所定時間が記憶され、
    上記制御手段は、上記記憶手段に記憶されているタイマ値が0になるまで、上記調整手段を駆動させ、上記記憶手段に記憶されているタイマ値が0になった際に、上記調整手段の駆動を停止することを特徴とする上記請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  6. さらに、当該装置の動作停止が指示される指示手段を有し、
    上記制御手段は、上記指示手段により当該装置の動作停止が指示された際に、上記調整手段の駆動を停止し、上記記憶手段に記憶されるタイマ値を0に設定することを特徴とする上記請求項5に記載の紙葉類処理装置。
  7. 上記制御手段は、当該装置内での動作異常が発生した場合に上記調整手段の駆動を停止し、上記記憶手段に記憶されるタイマ値を0に設定することを特徴とすることを特徴とする上記請求項5に記載の紙葉類処理装置。
  8. 複数の集積部を有する紙葉類処理装置の紙葉類処理方法において、
    紙葉類を搬送する搬送工程と、
    この搬送工程により搬送される紙葉類の区分情報を判別する判別工程と、
    この判別工程による区分情報の判別結果に基づいて、当該紙葉類を集積すべき集積部へ分岐搬送する分岐工程と、
    上記集積部ごとに設けられ、上記分岐工程により集積部へ搬送された紙葉類の集積状態を調整手段により調整する調整工程と、
    上記分岐工程により紙葉類を上記集積部に集積するごとに上記調整手段の駆動時間を記憶手段に記憶する設定工程と、
    この設定工程に記憶されている駆動時間に基づいて上記調整手段の駆動を制御する制御工程と、
    を具備したことを特徴とする紙葉類処理方法。
  9. 上記設定工程は、各集積部に紙葉類を集積するごとに各集積部に対するタイマ値を設定し、
    上記制御工程は、上記記憶手段に記憶されているタイマ値に基づき、各集積部に紙葉類を集積してから所定時間が経過した際に、上記調整手段を停止することを特徴とする上記請求項8に記載の紙葉類処理方法。
  10. 上記設定工程は、各集積部に紙葉類を集積するごとに各集積部に対するタイマ値として時間経過に従って減算される所定時間を設定し、
    上記制御工程は、上記記憶手段に記憶されているタイマ値が0になるまで、上記調整手段を駆動させ、上記記憶手段に記憶されているタイマ値が0になった際に、上記調整手段の駆動を停止することを特徴とする上記請求項8に記載の紙葉類処理方法。
  11. 上記制御工程は、当該装置の動作停止が指示された際に、上記調整手段の駆動を停止し、上記記憶手段に記憶されるタイマ値を0にすることを特徴とする上記請求項10に記載の紙葉類処理方法。
  12. 上記制御工程は、当該装置内での動作異常が発生した場合に上記調整手段の駆動を停止し、上記記憶手段に記憶されるタイマ値を0にすることを特徴とすることを特徴とする上記請求項10に記載の紙葉類処理方法。
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