JP2004000808A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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中谷 暢秀
Shofuku Takahashi
高橋 尚福
Yoshitaka Tsuchiya
土屋 良孝
Atsushi Kashiwagi
柏木 敦詞
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Abstract

【課題】 何らかの原因により電源の遮断状態が発生した場合、払出制御装置のRAMに記憶されているデータをバックアップし、電源遮断直前のデータによる払出制御状態を維持することができるパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】 メイン基板に配備されたメイン制御装置24と、払出基板に配備された払出制御装置34とにより、少なくともパチンコ球の払出制御が設定されるパチンコ遊技機において、電源の遮断状態が発生したことに対応して払出制御装置34のRAM43に記憶されているデータをバックアップする払出バックアップ手段45を設ける。
【選択図】   図3

Description

 本発明は、特に、払出データのバックアップ機能を有するパチンコ遊技機に関する。
 パチンコ遊技機において、パチンコ遊技の総括的な制御を行うメイン制御装置が記憶する遊技データをバックアップする技術が、例えば、特公平4−20635号として公知である(例えば、特許文献1)。
 このものは、遊技の進行によってメイン制御装置がRAMの記憶エリアに作成記憶するメイン制御データに関して、例えば、タイマ値、図柄表示器に表示するLEDデータ、フィーバフラグ、入賞データ等に関して、同じRAMのバックアップ用データ記憶領域にメイン制御データの複製を作成記憶し、メイン制御データがノイズ等の何らかの原因により壊れた場合、バックアップ用データ記憶領域に記憶された複製データに基づいて演算処理を行うようにして、遊技途中に遊技不能となることを防ぐようにしたものである。
 しかしながら、このものは、パチンコ遊技機に供給される電源が遮断状態となった場合には、前記RAMの作動電源も電源断となり、該RAMのパックアップ用データ記憶領域に記憶された複製データも消失してしまう。すなわち、このものは、パチンコ遊技機の電源遮断時のデータのバックアップ技術に関するものではない。
特公平4−20635号
 本発明の目的は、何らかの原因により電源の遮断状態が発生した場合、払出制御装置のRAMに記憶されているデータをバックアップし、電源遮断直前のデータによる払出制御状態を維持することができるパチンコ遊技機を提供することにある。
 請求項1に記載のパチンコ遊技機は、メイン基板に配備されたメイン制御装置と、払出基板に配備された払出制御装置とにより、少なくともパチンコ球の払出制御が設定されるものであって、上記課題を解決するために、電源の遮断状態が発生したことに対応して前記払出制御装置のRAMに記憶されているデータをバックアップする払出バックアップ手段を設けたことを特徴とする。
 請求項2に記載のパチンコ遊技機は、請求項1に記載のものにおいて、前記払出バックアップ手段が、バックアップ用コンデンサを含み、電源の遮断状態発生時に、該バックアップ用コンデンサに蓄えられた電荷を前記払出制御装置に供給することを特徴とするものである。
 請求項3に記載のパチンコ遊技機は、請求項1に記載のものにおいて、前記払出バックアップ手段が、電圧低下検出回路とデータの書込みが可能とされたROMとを有し、電源の遮断状態発生時に、前記電圧低下検出回路の検出信号に応じて前記RAMに記憶されているデータを前記ROMに書き込むデータ保持制御手段を備えていることを特徴とするものである。
 請求項4に記載のパチンコ遊技機は、請求項1に記載のものにおいて、前記払出バックアップ手段が、電源投入時、前記ROMにデータが記憶されている場合に、前記データを前記RAMに書き込むデータ復帰制御手段を備えていることを特徴とするものである。
 請求項1に記載の構成によれば、払出バックアップ手段が、電源の遮断状態が発生したことに対応して払出制御装置のRAMに記憶されているデータをバックアップするので、何らかの原因により電源の遮断状態が発生した場合であっても、電源遮断発生直前のデータによる払出制御状態を維持することができる。
 請求項2に記載の構成によれば、電源の遮断状態発生時に、バックアップ用コンデンサに蓄えられた電荷が払出制御装置に供給されるので、バックアップ用コンデンサから電荷が供給されている時間の間、払出制御装置の作動状態を維持することができ、電源の遮断状態発生時に、直ちに払出制御装置が作動停止することを回避することができる。
 請求項3に記載の構成によれば、電圧低下検出回路により電源の遮断状態発生を検出することができ、電圧低下検出回路の検出信号に応じてRAMに記憶されているデータを書込み可能なROMに書き込むので、電源の遮断状態が発生した場合であっても、電源遮断発生直前のデータによる払出制御状態を確実に前記ROMに保持することができる。
 請求項4に記載の構成によれば、電源の遮断状態発生後、払出制御装置に電源を再投入した場合に、書込み可能なROMに記憶されている全データを払出制御装置のRAMに読み込むので、払出制御装置の制御状態を電源遮断時のデータによる払出制御状態に確実に復帰させることができる。
 以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本実施形態のパチンコ遊技機に配備された遊技盤面の正面図である。図1に示すように、遊技盤面1の略中央には図柄表示ユニット2が配備され、図柄表示ユニット2の左方並びに右方となる遊技盤面1の左右の袖部にはそれぞれ左右ゲート3,4が設けられ、図柄表示ユニット2の下方中央には普通電動役物5が設けられ、遊技盤面1の下部には役物ユニット6が配設されている。
 図柄表示ユニット2の中央にはカラー液晶表示装置により構成された特別図柄表示装置7が組み付けられ、図柄表示ユニット2の上部左側にはセグメント形式の表示器からなる普通図柄表示装置8が配設されている。なお、普通電動役物5の入賞口が特別図柄表示装置7における特別図柄の図柄変動の開始に係る始動入賞口9に設定されている。また、左右ゲート3,4が普通図柄表示装置8における図柄変動の開始に係る始動ゲートに設定されている。
 図柄表示ユニット2の上部右側には、左右ゲート3,4へのパチンコ球の通過を最高4つ迄記憶して個数点灯表示する普通図柄用の記憶数表示LED10が配備され、図柄表示ユニット2の上部中央には、始動入賞口8へのパチンコ球の入賞を最高で4つまで記憶し、個数点灯表示する特別図柄用の記憶数表示LED11が配設されている。
 特別図柄表示装置7の表示画面構成は、画面上部に大当りはずれの判定を行うために判定図柄を変動表示した後、大当り図柄または大当り図柄以外のはずれ図柄を確定停止する特別図柄表示部、即ち、左図柄表示部12と、中図柄表示部14と右図柄表示部13とが設けられ、画面中間から下部に絵柄表示部15が設けられている。また、絵柄表示部15は、判定図柄としての特別図柄以外の絵柄が表示される領域であり、即ち、キャラクタ、吹き出し、背景が表示される表示領域である。
 役物ユニット6の中央には、開閉扉16により開成される大入賞口17や普通入賞口19,19等が集約して配備されている。大入賞口17の内部の一部には、特別入賞領域である特定領域18が設けられ、該特定領域18には特定領域18を開閉する特定領域扉(図示せず)が設けられている。
 なお、遊技盤面1には、普通入賞口20,20、アウト受入口21、風車22、ランプ付き風車23等が配設されているが、これらの要素は従来と同様の周知のものである。
 なお、図示しないが遊技盤裏面には、図1に示す始動入賞口8に対応して始動口入賞検出スイッチSW1が配備され、左右ゲート3,4にそれぞれ対応してゲート通過を検出するゲート用スイッチSW2,SW3がそれぞれ配備され、大入賞口17に対応して大入賞口入賞検出スイッチSW4が配備され、大入賞口17の内部の特定領域18への入賞を検出する特定領域通過検出スイッチSW5が配備され、普通電動役物5を作動させて始動入賞口8を拡開させるための普通電動役物ソレノイドSOL1、開閉扉16を回動して大入賞口17を開放させるための大入賞口ソレノイドSOL2、特定領域扉を開閉動作するための特定領域扉開放用ソレノイドSOL3が配備されている。
 図2は、実施形態のパチンコ遊技機に配備された制御部を示す要部ブロック図である。メイン制御装置24は、各種遊技状況に応じてパチンコ遊技に関する総括的な制御を行うもので、図示しない主制御基板に配備されている。メイン制御装置24は、実質的な制御処理を行うメインCPU25と、メインCPU25が行う各制御プログラムを格納したROM26と、随時データの読み出し並びに書き込みが可能なRAM27と、クロック・リセット回路28と、CPU25が外部装置とデータ通信を行うためのインタフェース29とにより構成されている。
 CPU25には、内部バス30を介してROM26、RAM27及びインタフェース29が接続されるほか、スイッチ入力回路31、ドライバ32、表示用ドライバ33が接続されている。スイッチ入力回路31には、始動口入賞検出スイッチSW1、ゲート用スイッチSW2,SW3、大入賞口入賞検出スイッチSW4及び特定領域通過検出スイッチSW5が接続され、各スイッチSW1〜SW5の状態が同時に入力されるよう構成されている。
 また、ドライバ31には普通電動役物ソレノイドSOL1、大入賞口ソレノイドSOL2及び特定領域扉開放用ソレノイドSOL3が接続され、メインCPU25からの制御出力によりこれらの駆動要素が独立的に駆動されるよう構成され、さらに、表示用ドライバ33には普通図柄表示器9が接続されており、メインCPU25からの制御出力により表示駆動されるよう構成されている。また、メインCPU25には、クロック・リセット回路28で生成されたリセット信号が所定周期毎に入力される。
 特別図柄表示装置7は、図柄表示用CPU(図示せず)及びメモリ等(図示せず)を備えるもので、インタフェース29を介してメインCPU25からの一方向で通信可能に接続されている。さらに、メイン制御装置24には払出制御装置34がインタフェース29を介してメインCPU25からの一方向で通信可能に接続されている。
 特別図柄表示装置7の図柄表示用CPUは、メイン制御装置24から送られたステータス情報に応じて、VDP(図示せず)に対して制御出力し、VDPが液晶表示画面上に当り外れを行わせる図柄の変動表示やキャラクタと呼称されている各種絵柄(例えば、人物や動物)を動画表示すると共に、背景や吹き出しを切換表示することで特別図柄表示装置7の表示制御を行う。
 図3は本実施形態のパチンコ遊技機に配備された払出制御系統の要部ブロック図である。払出制御装置34は、図示しない払出制御基板に配備されている。なお、払出制御基板は、パチンコ遊技機裏面側に設けられた払出制御部収納ボックスの内部に収容されている。払出制御装置34は、メイン制御装置24からの一方向通信可能に接続されており、メイン制御装置24から指令される賞球コマンドに従って少なくともパチンコ球の払出制御を行う。
 払出制御装置34は、制御処理実行手段としてのサブCPU41と、サブCPU41が行う各制御プログラム(賞品球払出処理、貸球払出処理、エラー処理やデータバックアップ処理等)を格納したROM42と、随時データの読み出し並びに書き込みが可能なRAM43と、メイン制御装置34と通信を行うための通信インタフェース(図示せず)とにより構成されている。
 払出制御装置34には、前述のメイン制御装置24が通信接続されている他、賞品球の排出を行う賞品球排出装置35と、貸球の排出を行う貸球排出装置36と、球貸し操作に応じて貸球要求信号を払出制御装置34に送るカードユニット37と、遊技盤面に向けてパチンコ球を弾発するための発射装置38と、エラー表示器44と、電圧低下検出回路を構成する電圧監視IC46と、逐次データの書込みが可能なROM47とが接続されている。
 賞品球排出装置35及び貸球排出装置36は、例えば、球受部が複数周設されたスプロケットにより構成された回転球受体と、正転及び逆転が可能なステッピングモータとを備え、該ステッピングモータにより回転球受体を回転し、回転球受体の球受部に受け入れたパチンコ球を回転球受体の回転により球送りして1球ずつ排出する公知ものである。
 また、払出制御装置34に接続されたカードユニット37は、プリペイドカードを挿入し、該プリペイドカードに記憶された金額から球貸操作に応じた金額を差し引くと共に、球貸操作に応じた金額に相当する貸球要求信号を払出制御装置34に出力するもので、1回の球貸操作につき、該プリペイドカードに記憶された金額から100円を差し引くと共に、貸球25個を1単位として貸球要求信号を払出制御装置34に出力する。
 払出制御装置34は、メイン制御装置24から送信される指令払出数を含む賞球コマンドに応じ、指令払出数に対応して賞品球排出装置35のステッピングモータを回転駆動し、賞品球排出装置35に対する賞品球の払出制御を行う。また、払出制御装置34は、カードユニット37から送られた貸球要求信号を受けると、指令貸球数25個に対応して貸球排出装置36のステッピングモータを回転駆動し、貸球排出装置36に対する貸球の払出制御を行う。
 本実施形態では、賞品球排出装置35に賞品球用排出路(前後2条、図示せず)と貸球排出装置に貸球用排出路(前後2条、図示せず)とを設け、賞品球用排出路に賞品球を排出する一方、貸球貸球用排出路に貸球を排出する構成としてある。また、賞品球と貸球とを区別して検出するために、賞品球用排出路の中途と貸球用排出路の中途とに賞品球検出センサ39及び貸球検出センサ40(図示せず、例えば、フォトセンサにより構成)をそれぞれ設けている。なお、賞品球用排出路と貸球用排出路とは、それぞれ前後2条で形成されているので、賞品球検出センサ39並びに貸球排出センサ40を前後2条のそれぞれに設けてある。
 そして、賞品球の排出時には賞品球用排出路に設けた賞品球検出センサ39の検出信号を、スイッチ入力回路31を介してメイン制御装置24及び払出制御装置34に入力し、例えば、所定時間毎に賞品球検出センサ39の検出信号の有無を監視し、賞品球検出センサ39の検出信号があれば計数し、指令した払出数に対して実質的に排出されたパチンコ球の排出数を監視する。
 賞品球検出センサ39の検出信号は、払出制御装置34にも入力され、払出制御装置34は賞品球検出センサ39の検出信号があれば計数し、指令した払出数に達すると、賞品球排出装置35を停止する。
 また、貸球の排出時には、貸球用排出路に設けた貸球検出センサ40の検出信号を払出制御装置34に入力し、貸球検出センサ40の検出信号の有無を監視し、貸球検出センサ40の検出信号があれば計数し、指令した貸球数に対して実質的に排出されたパチンコ球の排出数を監視する。
 その他、払出制御装置34は、メイン制御装置24から送信されるエラー制御コマンドとエラー制御解除コマンドとに応じて発射装置38の作動停止及び作動停止解除に関する制御と、賞品球排出装置39並びに貸球排出装置40の作動停止及び作動停止解除に関する制御を行うが、この説明に関しては発明の要旨に直接関係しないので、省略することにする。
 以上に説明した払出制御装置34には、電源の遮断状態が発生したことに対応して払出制御装置34のRAMに記憶されているデータをバックアップする払出バックアップ手段45が設けられている。また、払出バックアップ手段45は、バックアップ用電源を構成するバックアップ用コンデンサC1と、電圧低下検出回路を構成する電圧監視IC46と、前述の書込み可能なROM47とを含んで構成されている。
 払出制御装置34のRAM43のバックアップ用電源端子Vbは、ダイオードD1を通じて図示しない電源回路に接続され、払出制御装置34の接地端子GNDはグランド接地されており、前記電源回路により生成された直流電圧+5VがダイオードD1を介してバックアップ用電源端子Vbに供給される。バックアップ用電源端子Vb−グランド接地端子GND間にはバックアップ用コンデンサC1(例えば、電気二重層コンデンサ)が接続され、印加電圧+5VによりコンデンサC1に電荷が蓄えられる。
 また、払出制御装置34のINT端子は電圧監視IC46を通して前記電源回路に接続されている。電圧監視IC46には前記電源回路により生成された直流電圧+12Vが供給される。電圧監視IC46は、電源断による供給電圧+12Vの低下に応じて電圧降下信号を払出制御装置34のINT端子に与える。
 なお、書込み可能なROM47は、例えば、EEPROMにより構成する。
 また、払出制御装置42のROM42には、データバックアップ処理手段が格納され、該データバックアップ処理手段は、電源の遮断状態発生時に、電圧監視IC46の電圧降下信号に応じてRAM43に記憶されている全てのデータを書込み可能なROM47に書き込むデータ保持制御手段と、電源投入時、書込み可能なROM47にデータが記憶されている場合に、データをRAM43に書き込むデータ復帰制御手段により構成されている。
 なお、図3において、第1入賞検出スイッチ48は、例えば、図示しない遊技盤面の7個払出口(第1払出数)に設定された各入賞口に対して設けられた入賞検出スイッチを代表して示すものであり、第2入賞検出スイッチ49は、例えば、図示しない遊技盤面の15個払出口(第2払出数)に設定された各入賞口に対して設けられた入賞検出スイッチを代表して示すものであって、スイッチ入力回路31を介して各々の入賞口へのパチンコ球の入賞をメイン制御装置24が検出できるように構成されている。
 次に、払出制御装置34に設けられた払出バックアップ手段45によるRAM43のデータのバックアップについて説明する。前提として、図示していない電源回路が生成した直流電圧+12Vが電圧監視IC46に供給され、前記電源回路が生成した直流電圧+5Vがバックアップ用コンデンサC1及び払出制御装置34のVb端子に供給されているものとする。この場合は、電圧監視IC46の出力信号はなく、払出制御装置34のINT端子の入力はローレベルとなっている。また、バックアップ用コンデンサC1は、印加された直流電圧+5Vにより充電される。
 何らかの原因により電源の遮断状態が発生した場合、電源回路によって電圧監視IC46に与えられていた供給電圧が+12Vから0Vに向けて降下する。供給電圧の降下に応じて電圧監視IC46は、電圧降下信号を出力して払出制御装置34のINT端子に与える。
 電源の遮断状態の発生により、電源回路が生成した直流電圧+5Vも遮断されるが、直流電圧+5Vの遮断時にバックアップ用コンデンサC1が放電を開始し、バックアップ用コンデンサC1に蓄えられた電荷が払出制御装置34のVb端子に供給されてRAM43に記憶されている全データが維持されると共にサブCPU41の作動も維持される。なお、バックアップ用コンデンサC1の静電容量は、少なくとも直流電圧+5Vの遮断時から3秒間は、確実にVb端子にバックアップ電源電圧を供給し、RAM43及びサブCPU41に作動電源を供給するものである。
 払出制御装置34は、INT端子に電圧降下信号の入力があると割り込み発生となり、割込処理としてデータ保持処理を開始する。本発明は、直流電圧+5Vの遮断時からVb端子へのバックアップ電源電圧の供給がなくなるまでの時間の間、RAM43に記憶されている全データを書き込み可能なROM47に書き込むことにより、RAM43に記憶されている各制御データを保持するものである。
 図4は、サブCPU41が割り込み発生時に実行するデータ保持処理のフローチャートである。サブCPU41はデータ保持処理を開始すると、RAM43の所定領域に設定されているバックアップフラグをセットし(ステップS01)、データバックアップを行うことを記憶し、次いで、RAM43に記憶されている全データを書き込み可能なROM47に書き込む(ステップS02)。サブCPU41は、ROM47へのデータの書き込みを終了すると、データ保持処理を終了してメイン処理ルーチンに戻る。
 前述したようにデータ保持処理を行っている時間は、本実施形態では3秒程であり、サブCPU41がデータ保持処理を終了した後に、バックアップ用コンデンサC1の放電が終了し、バックアップ電源電圧の供給がなくなり、払出制御装置34の処理動作が停止する。
 次に、払出制御装置34に電源を再投入する場合のデータ復帰処理について説明する。図5はサブCPU41が電源投入時に実行するデータ復帰処理のフローチャートである。サブCPU41はデータ復帰処理を開始すると、まず、書込み可能なROM47の所定領域に設定されているバックアップフラグがセットされているか否かを判別する(ステップS10)。サブCPU41はバックアップフラグがセットされている場合には、書込み可能なROM47に記憶されている全データをRAM43に読み込み(ステップS11)、書込み可能なROM47のバックアップフラグをクリアし(ステップS12)、通常のメイン処理ルーチンに移行する一方、バックアップフラグがセットされていない場合には、初期化処理を行った後に通常のメイン処理ルーチンに移行する(ステップS13)。
 なお、メイン処理ルーチンにおいて、メイン制御装置24から送信された賞球個コマンド、エラー制御コマンド及びエラー制御解除コマンドの受信処理、受信した賞球コマンドに対応した賞品球の排出処理、受信したエラー制御コマンド及びエラー制御解除コマンドに対応したエラー制御及びエラー制御解除に関する処理、カードユニット37から送信された貸球要求信号の受信処理、受信した貸球要求信号に対応した貸球の排出処理等が行われる。
 また、上記のエラー制御に関する処理において、カードユニット37が払出制御装置34(パチンコ遊技機)に通信接続されていない場合、サブCPU41は、貸球排出装置36の作動停止と発射装置38の作動停止を行い、前述した払出制御部収納ボックスに配設されたエラー表示器44にエラーモード表示、例えば、「6」を表示する。
 このように、何らかの原因により電源の遮断状態が発生した場合、電源の遮断状態の発生を電源監視IC46により検出すると共に、バックアップ用コンデンサC1に蓄えられた電荷によって電源の遮断状態発生時から所定時間の間、払出制御装置34(サブCPU41及びRAM43)の作動電源を確保し、前記の所定時間内に電源監視IC46の検出信号(電圧降下信号)に応じて払出制御装置34のRAM43に記憶されている全データを書込み可能なROM47に書き込むことにより、RAM43に記憶されているデータをバックアップするので、電源遮断時のデータによる賞品球及び貸球の払出制御データをROM47に保持することができる。
 また、電源の遮断状態発生後、払出制御装置34に電源を再投入した場合には、書込み可能なROM47に記憶されている全データを払出制御装置34のRAM43に読み込むので、払出制御装置34の制御状態を電源遮断時のデータによる賞品球及び貸球の払出制御状態に確実に復帰させることができる。
 本実施形態において、払出制御基板とは別にバックアップ用基板を設け、該バックアップ基板に電圧監視IC46、バックアップ用コンデンサC1及び書き込み可能なROM47を配備する構成としてもよい。
 また、実施の形態における図3に示した払出制御系統において、以下に記した作用動作を行わせるように構成することもできる。各入賞口には入賞球検出スイッチ(第1入賞検出スイッチ及び第2入賞検出スイッチ)48,49が配設され、各入賞球検出信号はメイン制御装置24に入力される。メイン制御装置24が入賞球検出信号を受け、払出制御装置34に賞球個数を指令するデータビットの記録された賞球コマンドを送信する。賞球コマンドを払出制御装置34が受信すると、払出制御装置34は賞品球排出装置35に設けられた図示しない賞球モータを駆動する。賞球モータの駆動により排出された賞品球を賞品球検出センサ39が検出し、賞品球検出信号をメイン制御装置24と払出制御装置34とに入力する。メイン制御装置24と払出制御装置34とはそれぞれ賞品球検出信号に応じて賞品球数を計数する。
 払出制御装置34は、カードユニット37からの貸球要求信号を入力したことに対応して貸球排出装置36に設けられる図示しない貸球モータを駆動する。貸球モータの駆動により排出された貸球を貸球検出センサ40が検出し、この貸球検出信号はメイン制御装置24と共に払出制御装置34にも入力される。メイン制御装置24と払出制御装置34とはそれぞれ貸球検出信号に応じて貸球数を計数する。
 また、メイン制御装置24と払出制御装置34との通信異常が検出された場合、又はカードユニット37とパチンコ遊技機本体との電気的接続状態が未接続状態であることが検出された場合、又はパチンコ遊技機の前面下部に設けられた球を貯留する図示しない下皿部分における貯留状態が満タン状態となったことをメイン制御装置24に接続された満タン検出スイッチ(図示せず)が検出した場合には、メイン制御装置24から送信されたコマンド指令に基づく払出制御装置34からの停止指令信号により、パチンコ球を弾発発射するための発射装置38の発射モータが停止される。
 払出制御装置34に接続された図示しないリセットスイッチが作用動作されると、賞球の未検出計数異常状態及び貸球の未検出計数状態がリセットされ、メイン制御装置24と払出制御装置34との払出データが初期状態にクリアされる。
 また、実施形態の電源系統の概略を説明すると、当該パチンコ遊技機に投入される交流(AC)24V電気プラグからの交流電源は、図示しない電源基板に一旦入力され、直流(DC)に変換された後、払出制御装置34とメイン制御装置24と、その他音声制御基板とランプ制御基板と発射装置38とに少なくとも分配されている。
 メイン制御装置24では、電源基板よりDC34VとDC12Vなど複数種類の電源電圧が分配されている。メイン制御装置24と払出制御装置34とにはバックアップ用のDC5V程度の電源が印加される。枠用外部出力接続端子基板(図示せず)とフォト分配基板(賞品球検出センサ39と貸球検出センサ40とが配設される基板)とには、払出制御装置34より分配された電源が供給される。メイン制御装置24からは特別図柄表示装置7を有する図柄制御基板(図示せず)と入賞球検出スイッチ48、49からの検出信号を中継する入賞スイッチ中継基板と、遊技盤面1からの電気信号を外部に出力するための盤面用外部出力端子基板とに異なる電源電圧が分配供給されている。
 なお、遊技盤面1には、カードユニット37と当該パチンコ遊技機とが電気的に接続されていない場合に駆動表示されるカードユニット接続確認表示が、特別図柄表示装置7の絵柄表示部15においてVDPとキャラクタROMと液晶表示装置とにより表示されるようになっている。
本実施形態のパチンコ遊技機に配備された遊技盤面の正面図 本実施形態のパチンコ遊技機に配備された制御部を示す要部ブロック図 本実施形態のパチンコ遊技機に配備された払出制御系統の要部ブロック図 払出制御装置のCPUが割り込み発生時に実行するデータ保持処理のフローチャート 払出制御装置のCPUが電源投入時に実行するデータ復帰処理のフローチャート
符号の説明
 1 遊技盤面
 2 図柄表示ユニット
 3 ゲート
 4 ゲート
 5 普通電動役物
 6 役物ユニット
 7 特別図柄表示装置
 8 普通図柄表示装置
 9 始動入賞口
 10 記憶数表示LED
 11 記憶数表示LED
 12 左図柄表示部
 13 中図柄表示部
 14 右図柄表示部
 15 絵柄表示部
 16 開閉扉
 17 大入賞口
 18 特定領域
 19 普通入賞口
 20 普通入賞口
 21 アウト受入口
 22 風車
 23 ランプ付き風車
 24 メイン制御装置
 25 メインCPU
 26 ROM
 27 RAM
 28 クロック・リセット回路
 29 インタフェース
 30 内部バス
 31 スイッチ入力回路
 32 ドライバ
 33 表示用ドライバ
 34 払出制御装置
 35 賞品球排出装置
 36 貸球排出装置
 37 カードユニット
 38 発射装置
 39 賞品球検出センサ
 40 貸球検出センサ
 41 サブCPU
 42 ROM
 43 RAM
 44 エラー表示器
 45 払出バックアップ手段
 46 電圧監視IC
 47 書込み可能なROM
 48 第1入賞検出スイッチ
 49 第2入賞検出スイッチ

Claims (4)

  1.  メイン基板に配備されたメイン制御装置と、払出基板に配備された払出制御装置とにより、少なくともパチンコ球の払出制御が設定されるパチンコ遊技機において、電源の遮断状態が発生したことに対応して前記払出制御装置のRAMに記憶されているデータをバックアップする払出バックアップ手段を設けたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2.  前記払出バックアップ手段が、バックアップ用コンデンサを含み、電源の遮断状態発生時に、該バックアップ用コンデンサに蓄えられた電荷を前記払出制御装置に供給することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3.  前記払出バックアップ手段が、電圧低下検出回路とデータの書込みが可能とされたROMとを有し、電源の遮断状態発生時に、前記電圧低下検出回路の検出信号に応じて前記RAMに記憶されているデータを前記ROMに書き込むデータ保持制御手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  4.  前記払出バックアップ手段が、電源投入時、前記ROMにデータが記憶されている場合に、前記データを前記RAMに書き込むデータ復帰制御手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載のパチンコ遊技機。
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