JP2004000415A - フード式頭髪促進装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のフード式頭髪促進装置における蒸気による頭髪促進を行った後の自然乾燥にあっては、冷却に時間が掛かるため第2薬液を塗布するまでの時間が長くなるといった問題があった。
【解決手段】被施術者の頭部に被せ蒸気を供給することによりトリートメント等の促進を行うためのフードDの空間に蒸気を供給する蒸気発生機3と、蒸気発生機による促進後に冷却のための風を前記フード内に供給する送風機4とからなるフード式頭髪促進装置である。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフードに対して蒸気を供給して頭髪促進を行い、その後に送風を行って冷却させることにより頭髪処理の時間を短縮して全体の頭髪処理促進が短時間が行えるようにしたフード式頭髪促進装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来におけるフード式頭髪促進装置にあっては、トリートメント等を行う場合にはトリートメントの第1薬液を頭髪に塗布した後、フードを被施術者の頭部に被せた状態でフード内に蒸気を供給して頭髪の促進を図り、促進が終了したなら蒸気の供給を停止し、その後、フードを被ったまま自然冷却を行い、ある程度冷却してから第2薬液を塗布して前記したと同様な作業を行うものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記した従来例における蒸気による頭髪促進を行った後の自然冷却にあっては、冷却に時間が掛かるため第2薬液を塗布するまでの時間が長くなるといった問題があった。
【0004】
本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、フードに対して蒸気発生機からの蒸気と送風機からの送風を行えるようにしたので、蒸気による頭髪促進が終了した後に送風機からの送風によって冷却時間の短縮を図ることができ、これにより、頭髪処理促進の時間を短縮できて全体の作業時間を短縮することができるフード式頭髪促進装置を提供せんとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のフード式頭髪促進装置は前記した目的を達成せんとするもので、その請求項1の手段は、被施術者の頭部に被せ蒸気を供給することによりトリートメント等の促進を行うためのフードの空間に蒸気を供給する蒸気発生機と、蒸気発生機による促進後に冷却のための風を前記フード内に供給する送風機とから構成したものである。
【0006】
請求項2の手段は、請求項1の手段において、前記送風機からの風をフード内に導入するためのパイプに、送風機からの送風が行われていない状態では閉止し、送風が行われると風圧によって揺動しフード内に送風を行う蓋を取付けたものである。
【0007】
請求項3の手段は、請求項1の手段において、前記蒸気発生機から前記フード内に蒸気を発生するためのパイプと、前記送風機からの風を前記フード内に導入するためのパイプとを二股状に連結し、前記蒸気発生機からの蒸気がフード内に供給されている状態においては、前記送風機側のパイプ内が負圧状態となって蒸気が送風機側に侵入しないようにしたものである。
【0008】
請求項4の手段は、被施術者の頭部に被せ蒸気を供給することによりトリートメント等の促進を行うためのフードに、蒸気を供給する蒸気発生機と、蒸気発生機による促進後に冷却のための風を前記フード内に供給する送風機と、前記蒸気発生機および送風機よりの蒸気、風のフード吐出口に取付けられ蒸気および風をフード内に拡散するための分散板とから構成したものである。
【0009】
請求項5の手段は、請求項1および4において、前記フードの開口部に、該フードの内周面より滴下する水を受けるための水路を形成し、前記フードを開放した状態において最低位位置となる部分に穴を開口し、該穴に対してドレーンタンクを着脱自在に取付けたことを特徴とする。
【0010】
請求項6の手段は、被施術者の頭部に被せ蒸気を供給することによりトリートメント等の促進を行うためのフードが取付けられた柱状の本体に内蔵され、フードの空間に対して蒸気を供給する蒸気発生機と、前記フードの中心線上の後方に位置し、かつ、本体の上面に後傾した状態で形成された位置に少なくとも前記蒸気発生機の制御を行うための操作部とを具備したものである。
【0011】
請求項7の手段は、被施術者の頭部に被せ蒸気を供給することによりトリートメント等の促進を行うためのフードが取付けられた柱状の本体に内蔵され、フードの空間に対して蒸気を供給する蒸気発生機と、前記本体に着脱自在に取付けられる前記蒸気発生機に水を供給するための給水タンクとから構成され、該給水タンクは本体の後方斜め方向から装着が可能なようにしたものである。
【0012】
請求項8の手段は、被施術者の頭部に被せ蒸気を供給することによりトリートメント等の促進を行うためのフードが取付けられた柱状の本体に内蔵され、フードの空間に対して蒸気を供給する蒸気発生機と、前記本体に着脱自在に取付けられる前記蒸気発生機に水を供給するための給水タンクと、該給水タンクの底面から残水を排水するための排水バルブと、該排水バルブの下面に取り外し可能に前記本体に取付けられたドレーンカップとを具備したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るフード式頭髪促進装置の一実施の形態を図1と共に概略について説明する。
Aはキャスター付きの基台、Bは該基台1に固定された支柱、Cは該支柱Bに対して後述する上下動機構、水タンクおよび水タンク内の水を蒸気化する蒸気発生機、送風機、給水タンク内の水を排水した時に受けるドレーンカップ、後述するフードDに滞留した湯分を受けるドレーン受け等が内蔵され、また、蒸気発生機の駆動時間や送風機の駆動時間等を設定するための操作部が設けられた本体にして、全体がカバーによって覆われている。
【0014】
Dは前記本体Cの上部に上下方向に回動および固定可能に取付けられたフード、Eは前記本体Cの同じく上部に固定され、被施術者が椅子等に着座した状態で首の後ろ側に当接させ、前記フードDに対する被施術者の頭部位置決めを行うためのネック受けである。
【0015】
次に、本体Cの具体的構成を図2、図3と共に説明する。
先ず、上下動機構1の第1の実施の形態を図2と共に説明するに、11は前記フードDおよびネック受けEが取付けられる基板にして、12は前記基板11の裏面から垂下された軸杆12にして、該軸杆12の下端が前記支柱B内に挿入されたスプリング等の弾性部材13の上端に当接され、常時、基板11を上方に向かってバネ付勢している。
【0016】
また、前記基板11の裏面には前記支柱Bに対して摺動自在に上下動管14が取付けられている。15は前記基板11に対して回転自在に取付けられた回転軸にして、先端にはハンドル16が取付けられている。そして、前記回転軸15には前記上下動管14に対してフリーな断面がコの字状のブレーキ押え17がリンク18を介して取付けられている。従って、ブレーキ押え17はハンドル16を回転するとリンク18を介して上下動管14に対して上下動することとなる。
【0017】
前記ブレーキ押え17には下端部に上下動管14に向かって近接する形状の凸面17aが長手方向に沿って形成されている。19は前記上下動管14に対して直交する方向に対してのみ移動可能に取付けられたブレーキにして、支柱Bに摺接するブレーキパッド19aが取付けられ、また、ブレーキ押え17はブレーキ19を介して上下動管14に対して上下方向のみ移動可能に取付けられている。
【0018】
このように構成した上下動機構1にあっては、図2に示すようにハンドル16を水平にして上下動管14に取付けられているブレーキ19がブレーキ押え17の凸面1aによって支柱B側に移動た状態とすると、ブレーキパッド19aが支柱Bに圧接される。これにより、上下動管14は弾性部材13のバネ力に抗して支柱Bに対して固定状態となる。
【0019】
そして、基板11を上昇させるには、ハンドル16を回転して図2の状態から略90度回転すると、ブレーキ押え17が上下動管14に対して上昇するので、該ブレーキ押え17の凸面17aがブレーキ19から離脱して、ブレーキパッド19aと支柱Bとの圧接力は解除されて上下動管14は上下動方向がフリーな状態となる。
【0020】
この状態において、上下動管14は弾性部材13によって上方向にはバネ力が作用しているので、上下動管14を容易に上昇させることができ、また、下降させるには弾性部材13のバネ力に抗して押し下げることで下降させることができる。そして、所望の上昇位置あるいは下降位置においてハンドル16を元の位置に回転することで、前記した動作によってブレーキパッド19aが支柱Bに圧接されるので、その位置において支柱Bに対して固定することができる。
【0021】
次に、図3に示す他の上下動機構2について説明する。なお、前記した図2の実施の形態と同一符号は同一部材を示し説明は省略する。
この実施の形態にあっては、支柱Bに対して上下動管14をブレーキ19によって固定する手段として、ブレーキ押え17の凸面17aによってブレーキパッド19aを支柱Bに対して圧接するものである。
【0022】
これに対して第2の実施の形態のものは、ハンドル16の回動によってリンク18を介して上下動する上下動軸杆21に円錐状ブレーキ押え22を取付け、この円錐状ブレーキ押え22の大径部22aによってブレーキ19のブレーキパッド19aを支柱B側に圧接させ、小径部22bがブレーキ19に位置した時には前記圧接力を解除するようにしたものである。なお、23はブレーキ19を上下動管14に取付けるための取付具にして、この取付具23に上下動管21はガイドされている。
【0023】
次に、本体Cにおける蒸気発生機3を図1と共に説明する。
本体Cのケース内には、前記上下動管14に固定された蒸気発生手段3が取付けられており、該蒸気発生機3により発生した蒸気はフレキシブルパイプ31を介してフードD内に導出される。前記蒸気発生手段3の下部には斜め上方から抜き差し可能な給水タンク32が取付けられ、該給水タンク32はケース内に収納した状態でケースの一部となるように構成されている。また、給水タンク32の下部は、給水タンク受けに設置するとタンクの下面は開放状態となり、排水バルブ33を開放することにより給水タンク32内の水は排水されるように構成されている。
【0024】
そして、排水バルブ33の下面にはケースに対して着脱自在なドレーンカップ33が配置されおり、作業終了時等において給水タンク32内の水を排水バルブ33を開放してドレーンカップ34内に溜めて排水することが可能なように構成されている。
【0025】
また、本体Cのケース内にはモータとファンからなる送風機4が前記上下動管14に取付けられており、該送風機4からの冷風はフレキシブルパイプ41を介して前記蒸気発生機3よりの蒸気を送るためのフレキシブルパイプ41と上下方向に並列してフードD内に導出されている。
【0026】
さらに、本体Cのケース内にはフードDに供給され水となった蒸気を排出ための開口部の折り返しによって形成された水路71bよりの水を溜めるためのドレーンタンク5が配置されており、前記水路71bに連結されたパイプ51の先端にねじ込みによって着脱自在に取付けられている。
【0027】
また、本体Cのケースの上面には前記蒸気発生機3のオン・オフおよび発生時間、送風機4の駆動時および蒸気発生機3がオフ状態となってから送風機4への切り換えを自動的に制御するための制御回路を備えた操作部6が操作し易いように後傾するように形成されている。
【0028】
次に、フードDの構成を図4〜図7と共に説明する。
フードDは固定フード71と、該固定フード71の前方において軸支された開閉フード72から構成されており、固定フード71の基部71aは上下動可能な前記基板1に立設された一対の起立板73に対して回動自在で、かつ、水平状態(図4)と起立状態(図5)との2位置においてロック可能に軸支されている。
【0029】
また、固定フード71の開口部には折り返しされた水路71bが全周にわたって形成されており、最も高さが低い位置において前記パイプ51と連結される穴が開口されている。従って、水路71bに溜まった水蒸気から水滴となった水は前記穴からパイプ51を介してドレーンタンク5に溜まるようになっている。
【0030】
さらに、前記固定フード71の前記起立板73側に前記蒸気発生機3のフレキシブルパイプ31と送風機4のフレキシブルパイプ41の先端が開口して取付けられており、かつ、これらのフレキシブルパイプ31,41と対向する位置の固定フード71の内周面に拡散板71cが取付けられ、この拡散板71cによって蒸気および冷風は直接的に被施術者の後頭部に当たることなく全周から頭部に当たるようになっている。
【0031】
開閉フード72は断熱効果を得るために全体が二重構造に形成されており、前記固定フード71の先端側において軸72aによって開閉自在に軸支され、かつ、巻バネ72bによって開閉フード72が閉じる方向にバネ付勢されている。そして、開閉フード72は閉じた状態において固定フード71の基部側においてロック可能に形成されている。なお、ロック機構としてマグネットを固定フード71側に取付け、開閉フード72側に磁性体を取付けてもよく、あるいは公知のロック、アンロックが可能なロック機構でもよい。
【0032】
次に、ネック受けEの詳細を図4、図5と共に説明する。
このネック受けEは前記起立板73に基部側が固定されたアーム部81と、該アーム部81の先端に固定されたネック当接部82とより構成され、被施術者の後ろ側首にネック当接部82に当接させた状態において、フードDを頭部に被せるとフードDの略中央に被施術者の頭部が位置するようになる。なお、ネック当接部の形状は円柱状に形成し、かつ、弾性部材で構成することで、枕パッドとして利用できる。
【0033】
次に、前記した構成に基づいて被施術者の頭髪促進を行う場合について説明する。
先ず、フードDを上方に回動した状態においてトリートメント等の第1薬液を毛髪に塗布した被施術者を椅子に座らせる。次いで、ハンドル16を回動してブレーキ押え17あるいは円錐状ブレーキ押え21を下降させ、ブレーキ19のブレーキパッド19aを支柱Bから離して本体Cの高さ調整を行い、ネック受けEのネック当接部82が被施術者の後ろ側首に位置するように被施術者の頭部位置を調整する。そして、ハンドル16を元の位置に回動してブレーキパッド19aを支柱Bに対して圧接させて本体Cを支柱に対して固定する。
【0034】
この状態において、フードDを基板11に対して基部を回動させて被施術者の頭部に被せ、操作部6を操作して前記塗布した薬液に適した時間と、それに続く送風機の動作時間をセットする。これにより、蒸気発生機3から発生した水蒸気はフレキシブルパイプ31を介してフードD内に供給され、固定フード71内に取付けられた拡散板71cによってフードD内全体に噴霧されて頭髪に高温の湿りけを与え頭髪の促進が行われる。
【0035】
そして、前記セットした蒸気発生機3の動作が終了すると、続いて送風機4が動作して冷風がフレキシブルパイプ41を介してフードD内に供給され、前記したと同様に拡散板71cによってフードD内全体から冷風を頭髪に吹きつけて乾燥が行われる。
【0036】
このように第1薬液による頭髪促進が終了したなら、開閉フード72と固定フード71とのロックを解除して、開閉フード72を前方に向かって開放して被施術者の後部が後方に位置する施術者から見えるようにする。なお開閉フード72は一度開放されるとスプリング72bのバネ力によって開放状態が保持される。
【0037】
そして、施術者が後方より第2薬液を塗布した後、開閉フード72を閉めロックして再び操作部6によって水蒸気の発生時間および送風機4の冷風時間をセットして頭髪促進を行い、該頭髪促進が終了したならハンドル16を回動してブレーキパッド19aを支柱Bから離して本体Cを上昇させ、被施術者を椅子から退去させて全ての頭髪促進は終了する。
【0038】
なお、前記したフードDにおける固定フード71に対する開閉フード72は、固定フード71の前方において上下方向に開閉する場合を示したが、開閉フード72は左右方向に開閉するものであったり、開閉フード72を左右方向に2分割してそれぞれを左右方向にスライドさせて被施術者の頭部を後方から見えるようにしてもよい。
【0039】
前記した実施の形態において、頭髪の蒸気による促進後に送風機4からの送風によって乾燥を早めることが記載されているが、蒸気発生機3からフレキシブルパイプ31を介して蒸気がフードD内に供給されると、該蒸気が送風機4に接続されているフレキシブルパイプ41内に侵入して送風機4を錆びさせるという問題がある。
【0040】
そこで、このような問題を解決するものとして、図9〜図12に示す構造のものを採用した。なお、図8は蒸気発生機3の一例を示すもので、図1に示すように蒸気発生機3は給水タンク32の下部に配置され、該給水タンク32から水滴として蒸気発生機3の容器35内に供給される構造である。
【0041】
そして、容器35の裏面には超音波振動子35aとヒータ35bが取付けられているので、滴下されてくる水滴は容器35内に貯留されると共に超音波振動子35aによってミスト状態となり、また、ヒータ35bによって蒸気が発生し、これらのミストと蒸気はファン36によって送風管37を介して高圧状態でフレキシブルパイプ31内に送られフードDに供給される。従って、フレキシブルパイプ31の先端から排出される蒸気は高圧状態であることから、前記したように送風機4側のフレキシブルパイプ41内に侵入することとなる。
【0042】
図9、図10においては、フレキシブルパイプ41のフードD内に臨んでいる開口先端41aに上端において揺動自在に軸支され、閉じた状態で開口先端41aを閉塞する蓋42を取付けたものである。この蓋42は送風機4からの風圧によっては開口先端41aを開放するように揺動するように構成されている。
【0043】
従って、フードD内に水蒸気が供給されている状態においては、蓋42は自重および水蒸気のフードD内への供給圧とによって開口先端41aを閉塞状態となるので、水蒸気による送風機側の錆の発生を防止でき、また、水蒸気の発生が停止し送風機4よりの送風が行われると風圧によって上方に揺動して開口先端41aを開放するので、送風機4よりの送風によって頭髪の乾燥が行われる。
【0044】
図11、図12は他の実施の形態を示し、この実施の形態にあっては、蒸気発生機3に接続されているフレキシブルパイプ31と、送風機4に接続されているフレキシブルパイプ41とをフードDの外側において二股パイプ43の分離側に接続し、該二股パイプ43の共通側をフードDの入口側に取付けたものである。なお、図9、図10と同一符号は同一部分を示し説明は省略する。
【0045】
このような構成とすることで、蒸気発生機3から発生した水蒸気はフレキシブルパイプ31および二股パイプ43を介してフードD内に供給されるが、二股パイプ43内を通過する時に、その速度によってフレキシブルパイプ41内は負圧状態となり、すなわち、送風機4側から空気が水蒸気の流通側に引っ張られる状態となるので、送風機4側に水蒸気が侵入することがなく、従って、水蒸気による送風機側の錆の発生を防止できる。
【0046】
また、水蒸気の発生を停止して送風機4を駆動して送風を行い乾燥を行っている場合には、該送風機4からの風が前記したと同様な作用によって蒸気発生機3側に侵入することがないので、容器35内の温まっている湯を冷却することがなくなるものである。
【0047】
【発明の効果】
本発明は前記したように、フードに対して蒸気発生機よりの蒸気を供給して頭髪の促進を行った後の冷却時に、送風機よりの風を送るようにしたので、蒸気による頭髪促進後の冷却時間の短縮が図れるので、例えば、2液を用いて頭髪の促進を行う場合の1薬液から2薬液塗布までの時間が短縮され、従って、頭髪促進全体の時間が短縮され全体の作業時間を短縮することができる。
【0048】
また、前記蒸気および風のフード空間内への吐出部分に分散板を配置したことにより、頭髪全体に均一に蒸気および風を吹きつけることができ、従って、頭髪の促進を効率良く行うことができる。
【0049】
さらに、フードの内壁面に付着した水滴は、該フードの開口部に形成された水路を経てドレーンタンクに溜まるので、水滴が被施術者の衣服を汚したり床面を汚したりすることがなく、かつ、ドレーンタンクは着脱自在に形成されているので、水滴の処理を簡単に行うことができる。
【0050】
また、蒸気発生機のからの蒸気吐出時間等を設定するための操作部を、フードが取付けられた柱状の本体上面で、かつ、フードの背面側に後方に傾斜して配置したことにより、前記操作部による設定が施術者にとって簡単、かつ、操作し易いものである。
【0051】
さらに、蒸気発生機に水を供給するための給水タンクを本体の後方斜め方向から抜き差し自在に設置できるようにしたので、蒸気発生機への水の供給が簡単に行え、また、給水タンク内の水が不要となった場合には、排水バルブを開いて本体に対して着脱自在なドレーンカップに移すことができるので、施術者の手の開いた時にドレーンカップを本体から外してドレーンタンク内の水を処理することででき、従って、ドレーンカップ内の排水作業が容易、かつ、何時でも行えるものである。
【0052】
また、本発明にあっては、送風機側の出口側に蓋を取付け、あるいは、送風機側のパイプと蒸気発生機側のパイプとを二股パイプに連結したので、蒸気発生機よりの水蒸気が送風機側に入り込むことがなく、従って、送風機の錆や湿度による故障等を防止でき、さらに、二股パイプに接続した構造の場合には、送風機側からの風か蒸気発生機内に侵入することがないので、蒸気発生機内のお湯を冷却するのも防止できる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフード式頭髪促進装置の全体を示す側面図である。
【図2】同上における上下動機構の断面図である。
【図3】他の実施の形態の上下動機構の断面図である。
【図4】フードを被せる状態の斜視図である。
【図5】フードを立ち上げた状態の斜視図である。
【図6】フードにおける開閉フードを閉じた状態の斜視図である。
【図7】同上の開閉フードを開放した状態の斜視図である。
【図8】蒸気発生機の原理を示す説明図である。
【図9】水蒸気の送風機への侵入を防止する装置の第1の実施の形態を示す送風機が動作している状態の断面図である。
【図10】同上における蒸気発生機が動作している状態の断面図である。
【図11】水蒸気の送風機への侵入を防止する装置の第2の実施の形態を示す送風機が動作している状態の断面図である。
【図12】同上における蒸気発生機が動作している状態の断面図である。
【符号の説明】
A    基台
B    支柱
C    本体
D    フード
E    ネック受け
3    蒸気発生機
31   フレキシブルパイプ
32   給水タンク
33   排水バルブ
34   ドレーンカップ
4    送風機
41   フレキシブルパイプ
41a  開口先端
42   蓋
43   二股パイプ
5    ドレーンタンク
6    操作部
71   固定フード
71b  水路
71c  分散板

Claims (8)

  1. 被施術者の頭部に被せ蒸気を供給することによりトリートメント等の促進を行うためのフードの空間に蒸気を供給する蒸気発生機と、蒸気発生機による促進後に冷却のための風を前記フード内に供給する送風機とからなるフード式頭髪促進装置。
  2. 前記送風機からの風をフード内に導入するためのパイプに、送風機からの送風が行われていない状態では閉止し、送風が行われると風圧によって揺動しフード内に送風を行う蓋を取付けたことを特徴とする請求項1記載のフード式頭髪促進装置。
  3. 前記蒸気発生機から前記フード内に蒸気を発生するためのパイプと、前記送風機からの風を前記フード内に導入するためのパイプとを二股状に連結し、前記蒸気発生機からの蒸気がフード内に供給されている状態においては、前記送風機側のパイプ内が負圧状態となって蒸気が送風機側に侵入しないようにしたことを特徴とする請求項1記載のフード式頭髪促進装置。
  4. 被施術者の頭部に被せ蒸気を供給することによりトリートメント等の促進を行うためのフードに、蒸気を供給する蒸気発生機と、蒸気発生機による促進後に冷却のための風を前記フード内に供給する送風機と、前記蒸気発生機および送風機よりの蒸気、風のフード吐出口に取付けられ蒸気および風をフード内に拡散するための分散板とから構成したことを特徴とするフード式頭髪促進装置。
  5. 前記フードの開口部に、該フードの内周面より滴下する水を受けるための水路を形成し、前記フードを開放した状態において最低位位置となる部分に穴を開口し、該穴に対してドレーンタンクを着脱自在に取付けたことを特徴とする請求項1または2記載のフード式頭髪促進装置。
  6. 被施術者の頭部に被せ蒸気を供給することによりトリートメント等の促進を行うためのフードが取付けられた柱状の本体に内蔵され、フードの空間に対して蒸気を供給する蒸気発生機と、前記フードの中心線上の後方に位置し、かつ、本体の上面に後傾した状態で形成された位置に少なくとも前記蒸気発生機の制御を行うための操作部とを具備したことを特徴とするフード式頭髪促進装置。
  7. 被施術者の頭部に被せ蒸気を供給することによりトリートメント等の促進を行うためのフードが取付けられた柱状の本体に内蔵され、フードの空間に対して蒸気を供給する蒸気発生機と、前記本体に着脱自在に取付けられる前記蒸気発生機に水を供給するための給水タンクとから構成され、該給水タンクは本体の後方斜め方向から装着が可能なようにしたことを特徴とするフード式頭髪促進装置。
  8. 被施術者の頭部に被せ蒸気を供給することによりトリートメント等の促進を行うためのフードが取付けられた柱状の本体に内蔵され、フードの空間に対して蒸気を供給する蒸気発生機と、前記本体に着脱自在に取付けられる前記蒸気発生機に水を供給するための給水タンクと、該給水タンクの底面から残水を排水するための排水バルブと、該排水バルブの下面に取り外し可能に前記本体に取付けられたドレーンカップとを具備したことを特徴とするフード式頭髪促進装置。
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