JP2003536341A - バルク音響波装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ウントされたBAW共振器を有するフィルタに関する。また、本発明は斯様なフ
ィルタを有する通信装置(例えば、無線周波数受信機及び/又は送信機)にも関
する。
が要求される。将来においては、一層小さな通信装置が例えば腕時計及び衣服に
集積化されて利用可能になるであろうことが予測される。全ての斯様な製品は、
同じハンドセット内の送信機から及び/又は外部的に発生される不所望な信号か
らの何れの妨害からも受信信号を保護するために、0.5GHzないし10GH
zの範囲を略カバーする無線周波数(RF)フィルタを必要とする。これらフィ
ルタは、十分な信号対ノイズ比を達成するために低い通過帯域挿入損失(典型的
には<2dB)を有さねばならない。これを達成するため、フィルタの基本構成
ブロックである共振器は高いキュー(Q)を有さねばならない。これは、共振周
波数において共振器内にサイクル当たりに蓄積されるエネルギを、同一周波数に
おいて該共振器によりサイクル当たりで喪失されるエネルギにより除算したもの
として定義される。典型的には、500を越えるQ値が望ましく且つ達成可能で
ある。
散反射の両者を使用することができる。従来のバルク音響波及び表面音響波(S
AW)共振器は、これらの2つのオプションに依拠する共振器の例である。寸法
を最小に維持するために、離散反射が好まれる。何故なら、その場合には、空洞
の長さが、典型的には共振周波数で使用されるモードの波長の1/2のみとなる
からである。このように、BAW共振器は、100波長のオーダの空洞長が必要
とされるようなSAW共振器よりも潜在的に大幅に小さく、このような理由で好
ましい。
の大きな理由により電磁波を利用するものよりも好まれる。第1に、材質中を伝
搬する音響波の速度は電磁波の速度よりも典型的には4ないし5のオーダの倍率
で低く、従って如何なる所与の周波数に対しても大幅な寸法の低減が可能である
。第2に、同一の材質に対して、達成可能な機械的キューが、典型的には、達成
可能な電気的キューよりも大きい。
のうちの第1のものにおいては、薄膜が共振空洞を形成する。この方法は魅力的
ではない。何故なら、薄膜は脆弱であり、応力により生じる座屈を受けるからで
ある。第2のものにおいては、図1に示すように所謂SMR(固体的にマウント
された共振器)が使用される。このような装置においては、1以上の音響的にミ
ス整合された層2が基板4上にマウントされ、音響波を反射するように作用する
。上側及び下側電極6及び8が、基板4上に圧電層10により分離されて形成さ
れる。上記反射器層(又は複数の層)は固体基板上に堆積されているので、SM
Rの構造は強固である。
所要の変換は、電極61、62及び8が形成される2つの金属層の間に配置され
た圧電材料の層10により達成される。SMRは薄膜共振器よりも一層分散され
た反射を利用するが、共振器寸法は著しくは増加されない。何故なら、両方の場
合とも、厚さは主に基板により決まるからである。上側電極61及び62の各々
が、下に位置する圧電層及び下側電極と共に個々の共振器を規定する。これらの
2つの共振器は、これらの間の接合部における共通下側電極8により、実効的に
電気的に直列に接続される。共振器は1ポート装置である。図1に示す構成にお
いては、その2つの端子は電極61及び62により形成される。
かの形に電気的に接続することにより構成されている。ラダー構造のフィルタは
、2dB未満の通過帯域挿入損失及び非常に低レベルのスプリアス応答を持つ良
好な性能を示している。しかしながら、斯様な構成には多数の欠点がある。例え
ば、音響的共振から移動された周波数においては、各共振器はコンデンサとして
現れ、従って全体としてのフィルタの遮断帯域応答は本質的にコンデンサ回路網
のものとなる。これは、該遮断帯域を低減させるだけの追加の共振器を要する結
果となる。結果として、選択度を改善することなく、占有される面積及び通過帯
域における挿入損失が増加される。緩やかな遮断帯域応答に対してさえ、多数の
共振器が必要とされる(例えば、約45dBの遮断帯域に対して最小で9個の共
振器)。RF用途におけるフィルタの小型化に向かう動勢にとり、これは重大な
問題である。
により、異なる周波数に中心を合わせる必要がある。このことは、例えば、非常
に精密な厚さの追加の質量荷重(mass-loading)層がシャント共振器上に堆積さ
れるようにして、それらの反共振(最小アドミタンス)周波数を直列共振器の共
振(最小インピーダンス)周波数と同じまで減少させなければならないことを意
味する。
概念図である。C0は該共振器の静電容量であり、Cm及びLmは各々動的容量
及びインダクタンスであり、Rmは当該共振器の機械的損失を特徴付ける動的抵
抗である。共振周波数はf0=1/[2π√(CmLm)]により与えられ、無負
荷キュー(unloaded quality factor)はQu=(2πf0Lm)/Rmにより
与えられる。
例えば、国際特許出願公開第WO98/16957号は、薄膜バルク音響波共振器及びその
製造方法を開示しており、該文献の内容は参照することにより本明細書に組み込
まれるものとする。
された格子又はラダー構造に配置して最適なフィルタ特性を得るようにするのが
普通である。図1に示したもののような多数のフィルタを接続すると、各共振器
における静電容量C0の存在により設計上の柔軟性の固有の不足を生じる。結果
として、バターワース(Butterworth)又はチェビシェフ(Chebyshev)のような
標準の理想的フィルタ型式への接近を容易に達成することができない。ラダー構
造への共振器の電気的接続は、直列及びシャント共振器が異なる周波数に中心を
合わせる必要性を生じさせる。
、下に位置する圧電層部分及び前記下側電極と共に共振器エレメントを規定し、
前記上側電極は、前記上側電極の1つと前記下側電極との間に当該装置の共振周
波数で印加される信号が前記圧電層部分の間の音響的結合により他の共振器エレ
メントに結合されるように、横方向に離隔され、前記上側電極は2つの外側上側
電極と少なくとも1つの内側上側電極とが存在するように配置され、前記又は各
内側上側電極が前記下側電極と電気的に接続されていることを特徴とするような
バルク音響波装置が提供される。
供する。この音響的結合は、当該装置が一層小型となることを可能にすると共に
、一層柔軟性のあるフィルタの設計に繋がる。電極間の電気的接続は、内側の上
側電極(又は複数の電極)と下側電極との間に一定の電位を与えるようなもので
ある。この電位は好ましくは零であり、それらは好ましくはアースされる。この
アースは、入力及び出力上側電極間の寄生容量を低減することにより、当該装置
の入力と出力との間に電磁的遮蔽を提供する。
ものである。
な層構造を可能にすると共に、全ての共振器がシャントアームを形成し、直列ア
ームの等価物が隣接する共振器間の音響的結合により暗に設けられる故に、可能
となる。このように、当該装置における共振器の数を増加させて、既存の設計に
おけるように遮断帯域のレベルを減少させるのみというよりは、より高次のフィ
ルタを達成することができる。このように、シャント共振器が直列共振器の共振
周波数と同一の周波数に設定される反共振周波数(anti-resonance frequency)
を有するような、従来のラダー構造に頼ることのないフィルタ設計の実施を可能
にする。本発明は、製造の単純さを改善し、従って装置の製造コストを低減する
。
2.0μmとの間、より好ましくは0.7μmと1.3μmとの間とする。1μ
mのオーダの分離を有することは、隣接する上側電極及び関連する共振器の間の
音響的結合が達成されるのを確かなものとする。
略等しい厚さを有するように選定される。
記装置は2つの外側共振器と少なくとも1つの内側共振器とを有し、前記各共振
器は隣接する共振器又は複数の共振器に対して横方向に離隔され、前記各共振器
は上側電極と下側電極と介在された圧電層とを有し、前記方法が、 当該電極の場所内でのシングルモード振動をエネルギ捕獲するための最適な上
側電極幅を決定するステップと、 選択されたフィルタの型式に対する正規化されたローパス試作値を決定し、こ
れら値から前記外側共振器の負荷キューを決定するステップと、 前記外側共振器の負荷キューに応じて、当該フィルタの前記外側上側電極の所
要の面積を決定するステップと、 これらの面積及びシングルモードを捕獲する前記最適電極幅に応じて、前記外
側電極の各々の長さを計算するステップと、 前記正規化されたローパス試作値から、共振器間結合係数を決定し、次いで、
結合係数と共振器間間隔との間の先に決定された関係に応じて前記共振器間の間
隙の幅を決定するステップと、 を有しているような方法が提供される。
面で各々示している。薄膜層構造は本質的に図1aに示したものであり、以下図
4を参照して説明する。図示の構造は、コモンモード接続に適している。
一群の上側電極141ないし145を有している。上側電極141及び145は
当該装置の入力及び出力電極として機能し、電極142ないし144からは電気
的に分離されている。多数のアース接点20が設けられ、電極142ないし144 を接地点に接続する。接点20は、フリップチップ又はワイヤボンド接続の何
れかのための可能性のある位置を示している。金属の下側層32が設けられ、こ
の例では、該層は2つのビア22による電極142ないし144との接続により
アースされている。圧電層30が上記上側及び下側金属層を分離するように設け
られ、上側電極141と142との間で当該装置に印加される電気信号を音響的
振動に変換するように作用する。図3における配置は、当該フィルタの次数と同
じ数の共振器を有し、本例では5である。図1におけるのと同様に、1以上の音
響的に整合されていない層24が基板25上にマウントされ、圧電層30により
発生される音響波を反射するように作用する。
れ、これにより、圧電層30に音響波を発生する。以下に説明するように、該音
響波は音響的に整合されていない層24により反射され、当該装置の共振周波数
における波が電極142に音響的に結合される。このような過程が、上記信号が
出力端28を介して電極145から出力されるまで、連続する対の電極の間で繰
り返される。
異なる。図3及び4に示す共振器及びフィルタは、固有モードの振動、即ち共振
周波数が共振器の他の寸法というよりは該共振器の厚さ(即ち、圧電及び電極層
の合成された厚さ)により主として決まるような厚さモードを利用する。該フィ
ルタは、“エネルギ捕獲”なる思想に依拠する音響的に結合された共振器を使用
する。これは、音響的振動の共振器の電極領域(electroded region)への閉じ
こめであり、これは当該共振器の電極領域及び非電極領域(unelectroded regio
n)の異なる導波特性及び遮断周波数により生じる。関連する案内された波は、
非電極領域の遮断モードである必要があるから、蓄積されたエネルギは電極縁か
らの距離と共に急速に減衰する。電極の幅はどれだけ多くのモードがエネルギ捕
獲されるかを決定する一方、消失するエネルギの減衰及び隣接する共振器の間の
間隙の幅の空間率が、それらの結合度を決定する。隣接する共振器の縁の間の0
.5ないし2.0μmの範囲、好ましくは0.7ないし1.3μmの範囲の分離
が、満足な量の音響的結合を提供する。
s extensional mode)に依存し、該モードの場合、粒子運動は表面に対して垂直
である(少なくとも1D近似において)。この特定のモードの励起は、圧電材料
の堆積された薄膜の向きの結果である。前記圧電層として使用するのに推奨され
る材料は、ZnO、AIN、PZT及びPLZTのようなc軸ノーマル層を自然
に形成する如何なる材料でもよい。
さ伸びモード(TE)として現れるので、他のモードへの結合は考慮に入れられ
ない。提案された構造の場合、場の変化及び層の表面に対して平行及び垂直な方
向における粒子運動の成分を考える必要がある。各モード及び各領域に関し周波
数の関数としての波数(即ち、分散関係)を得るために、場の式を解かなければ
ならない。これらの解は、どの層構造及び層厚が所要の振動をサポートすること
ができるか、及びどれがエネルギ捕獲モードをサポートしそうであるかを示す。
電極と間隙幅との間の関係、及び共振器間結合も、上記分散関係から得られる。
厚さずれ(TS:thickness shear)モードの両者から結果として生じる。しか
しながら、提案された構造が最適に設計されない限り、許容することができない
スプリアス応答を引き起こすようなレベルで他のモードが励起され得る。
に示すもののような多数の回路を含んでいる。共振器間の音響的結合は、内側の
共振器(即ち、入力及び出力共振器を除く全て)が、それらの電気端子によって
は信号を伝送しないことを意味する。これは、これら端子が電気的に接続される
こと、例えば両者がアースに接続されることを可能にし、これは、これら共振器
の静電容量の効果を除去する。
振器間の相互インダクタンスMにより特徴付けることができる。相互インダクタ
Mj,j+1は、隣接する共振器の各対の動的インダクタンスLm,jとLm,j+1との間
に含まれる。静電容量は内側共振器の各々から除外されている。何故なら、この
特定の設計においては、これらの共振器の両電極は接地され、かくして、C0を
短絡除去し、これによりフィルタ設計の柔軟性を増加させているからである。Cp は入力及び出力用上側電極間の寄生容量であり、該容量は静電解析を用いて決
定することができる。C0(各端部共振器に関する)、Cm、Lm及びRm(全
共振器に関する)に関する大凡の値は、当該共振器の1D音響場モデルから得る
ことができる。
の次元は図3及び4における共振器の短辺(方向Xにおける)に平行な方向であ
る。これらの成分に関する大凡の値は、2つの接近離隔された共振器に関し回路
モデル及び2D場モデルにより予測される共振周波数を整合させることにより与
えられる。各間隙幅及び相互インダクタンス値も、以下に述べるフィルタ設計手
順において必要とされる結合係数に対応する。相互インダクタンス及び結合係数
のより大きな値は、より接近した共振器間の間隔に対応する。
の中心周波数f0における単独型共振器に適した層構造が決定され、1Dモデル
が正規化されたシングル共振器等価回路コンポーネント値(即ち、単位面積に関
する値)を決定するために使用されたと仮定する。この場合、図3及び4におけ
る配置のための可能性のあるフィルタ設計手順は次の通りである:
Dモデルを使用する。次に、当該フィルタの仕様から、バターワース又は適切な
3dB帯域幅、フィルタ次数及び通過帯域リップルを持つ何れかの他の所望な型
式のようなフィルタ型式が選択される。
公開されたルックアップテーブルから得られる。これらの値から、入力及び出力
共振器(即ち、当該フィルタの入力及び出力における共振器)の負荷キューQL 及び逆正規化されたシングル共振器等価回路コンポーネント値が算出される。逆
正規化された静電容量は、これらの2つの共振器の所要の面積を決定するために
使用される。
最適幅から、入力及び出力共振器の各々の長さが計算される。最初は、内側共振
器の幅及び長さは同じ値に設定することができる。次いで、前記の正規化された
ローパス試作値から、隣接する共振器間の結合の効率を定量化するために使用さ
れる共振器間結合係数を算出し且つ逆正規化する必要がある。次いで、結合係数
と共振器間間隔との間の先に決定された関係を使用して、共振器間の間隙の幅の
第1推定値及び等価回路モデルの相互インダクタンスを決定する。
定されたものに可能な限り近づくように最適化されると共に、不所望なモードと
の結合による応答が十分に抑圧されるのを保証することができる。
が得られる。第1に、如何なるフィルタの構造の場合でも、最終的な遮断帯域レ
ベルは入力と出力との間の電磁的(主に容量的)結合により悪化される。図3に
おけるように、入力及び出力を除く全ての電極を接地点に短絡するためにビア及
び他の接続を使用することにより、最大の遮蔽が得られる。第2に、前述した通
り、フィルタ設計の柔軟性を制限するような、内側共振器の望ましくない寄生静
止容量が、有効な動的コンポーネントを変更することなく効果的に除去される。
最後に、音響的に結合された共振器を使用する、本発明によるフィルタの製造は
、全共振器が同一の周波数に中心を合わせることができ、従って同一の層構造を
使用することができるので、電気的に結合された型式に関するものより簡単であ
ることに注意すべきである。
PZT−4を使用する)の応答が図6及び7に示されている。図3の配置におい
て最小化されるような、入力と出力との間の寄生容量による遮断帯域の可能性の
ある悪化が図6に示されている。1000なる共振器のQが仮定された。該グラ
フは、入力電極と出力電極との間の寄生結合容量Cpの異なる値(即ち、Cp=
0(下の曲線)、Cp=0.01C0(中間の曲線)、Cp=0.05C0(上
の曲線))を呈するフィルタの応答を示している。
ている。これは、テクノロジの能力内の値であるような、500なるQにより2
dBの挿入損失が可能であることを暗示している。当該フィルタの面積は、接続
用のパッドを除き、約50μm平方である。これは、如何なる既知のテクノロジ
及び設計手法を用いる比肩可能な性能のフィルタよりも大幅に小さい。斯様な寸
法のフィルタは、他のコンポーネントと共にシリコン(例えば)上に集積化する
ことができ、又は小さなMCM(多チップモジュール)の基板上にフリップチッ
プ実装することができる。該寸法は、複数モード複数帯域UMTS/GSMハン
ドセットにおけるフロントエンド選択度を得るために、例えば、一連のRFフィ
ルタを設計することを考える程、十分に小さい。図3は本発明の装置における共
振器の1つの特定の可能性のある構造を示しているが、他の例も可能である。例
えば、第1行及び第2行の共振器を差動モード端部の間に並列に配列させ、これ
ら2行における対応する共振器の各対が直列に接続されるようにすることも可能
である。種々の他の変形も当業者にとり明らかであろう。
ントされたBAW共振器の断面図を示す。
ントされたBAW共振器の平面図を示す。
性を、当該装置の入力端と出力端との間の寄生容量の3つの異なる値に関して示
す。
す。
Claims (13)
- 【請求項1】 バルク音響波装置において、 基板上に形成された1以上の音響反射器層と、 前記音響反射器層又は複数の反射器層上に形成された下側電極と、 前記下側電極上に形成された圧電層と、 前記圧電層上に形成された少なくとも3つの上側電極と、 を有し、前記上側電極の各々は前記下側電極と少なくとも部分的に重なり、且つ
、下に位置する圧電層部分及び前記下側電極と共に共振器エレメントを規定し、
前記上側電極は、前記上側電極の1つと前記下側電極との間に当該装置の共振周
波数で印加される信号が前記圧電層部分の間の音響的結合により他の共振器エレ
メントに結合されるように、横方向に離隔され、前記上側電極は2つの外側上側
電極と少なくとも1つの内側上側電極とが存在するように配置され、前記又は各
内側上側電極が前記下側電極と電気的に接続されていることを特徴とするバルク
音響波装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記各共振器が同一の共振
周波数に中心合わせされていることを特徴とする装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の装置において、前記又は各内
側上側電極及び前記下側電極が共通電位に接続されていることを特徴とする装置
。 - 【請求項4】 請求項3に記載の装置において、前記共通電位がアース電位
であることを特徴とする装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4の何れか一項に記載の装置において、前記
の横方向に隔離された上側電極の間の間隔が0.5μmと2.0μmとの間であ
ることを特徴とする装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし5の何れか一項に記載の装置において、前記
圧電層が、当該装置の前記共振周波数における音響波の半波長に等しい厚さを有
するように選定されていることを特徴とする装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6の何れか一項に記載の装置において、前記
圧電層がZnO、AIN、PZT及びPLZTを含む群から選択された材料から
形成されていることを特徴とする装置。 - 【請求項8】 請求項1ないし7の何れか一項に記載の装置において、10
0μm2と10,000μm2との間の面積を有することを特徴とする装置。 - 【請求項9】 請求項1ないし8の何れか一項に記載の装置において、前記
1以上の音響反射器層が多孔質酸化シリコンから形成されていることを特徴とす
る装置。 - 【請求項10】 請求項1ないし9の何れか一項に記載の装置を有する無線
周波数帯域通過フィルタ。 - 【請求項11】 請求項10に記載の帯域通過フィルタを有する無線周波数
受信機及び/又は送信機。 - 【請求項12】 バルク音響波装置を設計する方法において、前記装置は2
つの外側共振器と少なくとも1つの内側共振器とを有し、前記各共振器は隣接す
る共振器又は複数の共振器に対して横方向に離隔され、前記各共振器は上側電極
と下側電極と介在された圧電層とを有し、前記方法が、 当該電極の場所内のシングルモード振動をエネルギ捕獲するための最適な上側
電極幅を決定するステップと、 選択されたフィルタの型式に対する正規化されたローパス試作値を決定し、こ
れら値から前記外側共振器の負荷キューを決定するステップと、 前記外側共振器の負荷キューに応じて、当該フィルタの前記外側上側電極の所
要の面積を決定するステップと、 これらの面積及びシングルモードを捕獲する前記最適電極幅に応じて、前記外
側電極の各々の長さを計算するステップと、 前記正規化されたローパス試作値から、共振器間結合係数を決定し、次いで、
結合係数と共振器間間隔との間の先に決定された関係に応じて前記共振器間の間
隙の幅を決定するステップと、 を有していることを特徴とする方法。 - 【請求項13】 請求項12に記載の方法において、前記フィルタの完全な
2D場モデルを用いて、前記共振器及び間隙幅を当該フィルタの応答が最適化さ
れるように調整するステップを更に有していることを特徴とする方法。
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