JP2003534197A - 膨張可能な一方向クラッチ装置を備えたサーボモータ - Google Patents

膨張可能な一方向クラッチ装置を備えたサーボモータ

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JP2003534197A
JP2003534197A JP2001586106A JP2001586106A JP2003534197A JP 2003534197 A JP2003534197 A JP 2003534197A JP 2001586106 A JP2001586106 A JP 2001586106A JP 2001586106 A JP2001586106 A JP 2001586106A JP 2003534197 A JP2003534197 A JP 2003534197A
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バカルディト ファン シモン
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ボッシュ システマス デ フレナド ソシエダッド リミタダ
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    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
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    • B60T8/321Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration deceleration
    • B60T8/3255Systems in which the braking action is dependent on brake pedal data
    • B60T8/3275Systems with a braking assistant function, i.e. automatic full braking initiation in dependence of brake pedal velocity
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
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    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/24Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being gaseous
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    • B60T13/52Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、マスターシリンダ(36)のための駆動ロッド(28)を摺動可能に受容しこれを偏倚できる可動ピストン(22)を包含し、弾性的に戻され入力の関数としてピストン(22)内を摺動する制御ロッド(38)を含む型式であり、この制御ロッドの端部がプランジャ(46)に支持され、このプランジャがその前方端部に、駆動ロッド(28)の後方部分に設けた反動ディスク(32)を偏倚して駆動ロッド(28)の反力をプランジャ(46)と制御ロッド(38)に伝えることができるフィンガ(52)を有するブレーキサーボモータ(10)において、所定の速度で入力が加えられたときに、反動ディスク(32)、プランジャ(46)及び制御ロッド(38)とは無関係に、可動ピストン(22)に対して駆動ロッド(28)をロックすることができる一方向クラッチ装置(56)を包含することを特徴とするブレーキサーボモータを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、自動車の制動を補助するのに使用される空気圧サーボモータに関す
る。
【0002】 より詳細には、本発明は、剛性ケーシングを包含し、このケーシング内では横
隔壁が移動可能で、第1エンジン負圧下の前方室と、エンジン負圧と大気圧との
間で変化する第2圧力下の後方室とを気密態様で画成する型式であり;可動隔壁
と一体で液圧ブレーキマスターシリンダのための駆動ロッドの後方端部を偏倚す
ることができる可動ピストンを包含し、前記ロッドが、前方室内に装架された第
1リターンスプリングに抗して可動ピストンに対し摺動可能に配設される型式で
あり;第2リターンスプリングにより制御ロッドに加えられる戻し力に抗して前
方向に発揮された軸線方向入力の関数としてピストン内を選択的に移動する制御
ロッドを含む型式であり;制御ロッドが、中間駆動位置か、所定の高速度で入力
を加えることから生じる端部駆動位置かに向けて偏倚される型式であり;ピスト
ン内で制御ロッドの前方部分に配設されたプランジャと、プランジャの後方部分
に支持された環状弁座を少なくとも含む三方弁とを包含し、この三方弁が、特に
制御ロッドが休止位置にあるときには前方室を後方室に接続することにより、あ
るいは制御ロッドが駆動されたときには後方室を大気圧に徐々に接続することに
より、後方室内の第2圧力を変化させることができる型式であり;制御ロッドの
端部駆動位置において、プランジャのフィンガ形成前方端部分が、駆動ロッドの
後方端部と一体の反動ディスクに接触するよう偏倚して、駆動ロッドの反力をプ
ランジャ及び制御ロッドに伝える型式である、自動車の補助制動のための空気圧
サーボモータに関する。
【0003】 このような空気圧サーボモータの多数の例が、例えば文献US−A−3 47
0 697、FR−A−2 532 084及びFR−A−2 658 466に開
示されているように知られている。
【0004】 ブレーキの強い踏み込みを必要とする制動状況に遭遇したとき、多数の運転者
は急激にブレーキをかけるが、その後は、実際に被っている危険を過小評価し、
事故を回避するためには大きい制動力を維持しておくべきである時に制動力を幾
分釈放してしまうことが確証されている。
【0005】 事実、制御ロッドに最大制動力が加えられる全制動状況では、制御ロッドの駆
動はフィンガ形成プランジャを駆動させ、このことは、三方弁の最大開放を生じ
させ、従って、後方室は大気圧を受ることとなる。こうして、可動隔壁は前方に
移動し、プランジャの端部は、可動ピストンの後面と一体の反動ディスクに接触
する。
【0006】 従って、制御ロッドがその行程の終端に達するときに可動ピストンに加えられ
る力は、フィンガ形成プランジャにより前記可動ピストンに発揮される力と可動
隔壁の両側での圧力差とから起こる補助力から生じる。その上、運転者は、反動
ディスクを介して可動ピストンからプランジャに伝えられる制動反力を感じるこ
ととなる。
【0007】 制御ロッドの急速な移動を伴う全制動状況の場合では、前方及び後方室の圧力
差が実際にその最大値に達する以前に、プランジャが反動ディスクに触れて運転
者に最大制動作用の感覚を与えるかもしれず、このことは、たとえ最大制動力に
よって利益を得るために維持されるべきであっても、運転者が制動力を釈放する
ことを招き得る。
【0008】 前記困難に対処するため、プランジャに対して摺動可能に嵌装されたフィンガ
と、所定の速度で制動力が加えられたときに、プランジャの位置とは無関係に可
動ピストンに対してフィンガをロックすることにより駆動ロッドを間接的にロッ
クできる一方向クラッチ装置とを包含する空気圧サーボモータを提供することが
、周知の習慣である。
【0009】 このようなサーボモータは、特に文献WO−A−99/59 854に記載さ
れている。
【0010】 前記文献は、プランジャの前方端部に摺動可能に嵌合され、キーにより制御さ
れる戻り止によって可動ピストンに対してロックできるフィンガを包含し、キー
が、サーボモータのケーシングに支持される休止位置と、もはやサーボモータの
ケーシングには支持されないが、フィンガのフランジと協働して戻り止を駆動す
るロック位置との間で変位可能としたサーボモータを記載し図示している。
【0011】 前述した型式のサーボモータは、プランジャがスリーブにより反動ディスクと
接触状態にロックされ、その結果運転者が制動力を部分的に釈放したとしても可
動ピストンの後面に最大の力が維持されるようにすることで、前述の困難に対処
することを可能にしている。
【0012】 他の装置が当分野で知られているが、これらはすべて、一方向クラッチ装置の
ないサーボモータとは異なって、サーボモータを製造する際にスリーブとフィン
ガとを別個に機械加工することを必要とする不具合がある。このような設計は、
前記サーボモータの製造コストをかなり増加させることを意味する。
【0013】 その上、駆動ロッドのロックは、フィンガのロックにより、すなわち弾性材料
で作られた反動ディスクを介して間接的な方法だけで達成することができる。従
って、駆動ロッドの正確なロック位置は、ブレーキマスターシリンダにより駆動
ロッドに加えられる反力のため、反動ディスクの容積変化に因るものである。
【0014】 このような不具合に対処するため、本発明は、プランジャと一体のフィンガを
含む一方向クラッチ装置を包含し、可動ピストンに対する駆動ロッドのロックが
反動ディスクとは無関係に直接に達成されるようにした新規の設計のサーボモー
タを提供している。
【0015】 従って、所定の速度で入力が加えられたときに作動位置をとることができる一
方向クラッチ装置を包含しており、この作動位置では、クラッチ装置が可動ピス
トンに対して駆動ロッドを前方端軸線方向位置にロックし、この前方端軸線方向
位置では、反動ディスクとは無関係にまたプランジャの位置及び制御ロッドの位
置とは無関係に、反力が可動ピストンに伝えられることを特徴とする上記型式の
サーボモータを提供することが、本発明の目的である。
【0016】 本発明の他の特徴によると、 一方向クラッチ装置が、駆動ロッドをその前方端軸線方向位置にロックするよ
うに、可動ピストンと駆動ロッドの後方端部との間で作動位置に軸線方向に挿入
するための伸張可能な手段を包含する; プランジャが、ピストンの補完的な前方孔内に摺動可能に嵌合されるフィンガ
形成前方自由端部分を有する; ピストンに設けた前方孔が、駆動ロッドの後方端部と一体のカップに開口し、
前記カップがピストンの円筒形支持面に摺動可能に嵌装され、反動ディスクを受
容する; 駆動ロッドの後方つめが、カップの底部後面から軸線方向後方に延び、反動デ
ィスクを貫通し、且つプランジャに設けた軸線方向盲孔内に軸線方向間隙を存し
て収容されていて、入力が所定の高速度で発揮されるときには、プランジャが駆
動ロッドをその前方端位置に向けて直接に偏倚できるようにする; 一方向クラッチ装置の伸張可能な手段が、可動ピストンの円筒形支持面のまわ
りに一定の角度間隔で数個のボールを包含しており、このボールが、一方向クラ
ッチ装置の非作動位置に相当する可動ピストンの軸線から離れた半径方向位置と
、一方向クラッチ装置の作動位置に相当する可動ピストンの軸線に接近した半径
方向位置との間で移動できるように設けられ、この接近した半径方向位置では、
ボールがカップの後方端面と可動ピストンの前面との間に軸線方向に入り、駆動
ロッドを可動ピストンに対してその前方端軸線方向位置にロックすることができ
る; 駆動ロッドの後方つめが、プランジャに設けた盲孔の底部に対して所定の間隙
を存して嵌装されていて、入力が所定の速度で加えられるときには、プランジャ
がカップを前方向に所定の距離を押動し、ボールをカップの後方端面と可動ピス
トンの前面との間で可動ピストンの円筒形支持面に軸線方向に接触させる; カップの後方端面が、 ・一方向クラッチ装置の非作動位置においてボールのための支持面を提供する
こと、 ・一方向クラッチ装置の非作動位置においてボールを可動ピストンの円筒形支
持面と接触状態に案内すること、 のために斜面を呈する; 伸張可能な手段が、可動ピストンに設けた共軸の孔内で円筒形支持面のまわり
に摺動可能に嵌合された管状スリーブを包含しており、前記スリーブが後方に弾
性的に偏倚され、ボールと略直角をなす後方内側傾斜面を有していて、 ・一方向クラッチ装置の非作動位置において、ボールを、カップの傾斜面形成
後方端面と可動ピストンの前面に接触する支持ワッシャとに載置させながら、そ
れらの遠位の半径方向位置に維持すること、 ・一方向クラッチ装置の作動位置において、ボールをそれらの接近した半径方
向位置に向けて偏倚して、カップの傾斜面形成後方端面と支持ワッシャとの間で
可動ピストンの円筒形支持面に接触させること、 を意図する; 一方向クラッチ装置の伸張可能な手段が、可動ピストンの円筒形支持面のまわ
り及びカップのまわりに案内され弾性材料で作られた少なくとも1つのリングを
包含しており、前記リングが、一方向クラッチ装置の非作動位置に相当する膨脹
半径方向位置と、一方向クラッチ装置の作動位置に相当する圧縮半径方向位置と
の間で変形可能であり、この圧縮半径方向位置では、リングがカップを前進位置
にロックして、駆動ロッドを可動ピストンに対してその前方端軸線方向位置に置
くことができる; 駆動ロッドの後方つめが、プランジャに形成した盲孔の底部に対して所定の間
隙を存して嵌装されていて、入力が所定の高速度で加えられるときには、プラン
ジャがカップを前方向に所定の距離を押動し、その結果弾性リングにより即座に
占領される所定の空間が得られ、このリングが、管状スリーブの後方内側傾斜面
によって半径方向に圧縮するよう偏倚され、可動ピストンに設けた共軸の孔内に
可動ピストンの円筒形支持面のまわりで摺動可能に嵌装され且つ弾性的に戻され
る; 一方向クラッチ装置が、一方向クラッチ装置を解放するように入力が釈放され
たときに管状スリーブをその戻し手段に抗して前方に駆動する手段を包含する;
そして、 可動ピストンが、プランジャに摺動可能に取り付けられたキーを収容する実質
的に半径方向に指向した空所を含んでおり、このキーが、空所から突出する2つ
の対向するブランチを包含し、制御ロッドが休止位置にあるときにはケーシング
の対応する壁に対して当接して、その結果ブランチがスライドを前方に偏倚でき
、前記スライドが、スリーブの後方端縁に面して開口するよう可動ピストンに設
けた孔内に摺動可能に嵌合されていて、入力が釈放されたときに管状スリーブが
その戻し手段に抗して前方に駆動される。
【0017】 本発明の他の特徴及び利点は、添付図面を参照して行う非限定的な例の下記詳
細説明から明らかとなるであろう。
【0018】 下記説明において、同一の要素又は同様の機能を有する要素には同一の符号を
付してある。
【0019】 原則として、用語“前方”、“後方”、“上方”及び“下方”は、図において
左側、右側、上側又は下側に面する要素又は位置を指す。
【0020】 図1は、自動車の補助制動のための従来の空気圧サーボモータ10を示してい
る。
【0021】 周知の方法で、空気圧サーボモータ10は実質的に円筒形の剛性ケーシング1
2を包含しており、このケーシング内には、横方向隔壁14が移動可能に装架さ
れて、車両エンジンの負圧値に等しい値の第1圧力“P”下の前方室16と、
第2圧力“P”下の後方室18とを内部に画成する。前記第2圧力“P”は
、後述するように、エンジン負圧値“P”と大気圧“P”との間で変化し得
る。
【0022】 前方室16は、車両の真空源に接続された負圧パイプ20を介して、圧力“P ”、例えば車両エンジンの吸気マニホルド(図示しない)内の負圧を供給され
る。
【0023】 空気圧サーボモータ10は、可動隔壁14と一体の可動ピストン22を包含す
る。可動ピストン22の前面26は、カップ30を摺動可能に収容する円筒形支
持面27を有し、このカップの前面34は、車両の液圧ブレーキマスターシリン
ダ36の駆動ロッド28の後方端部と一体である。所謂“反動カップ”であるカ
ップ30は、その凹部に、すなわちその底部後面31と可動ピストンの前面26
との間に、後述するように弾性材料で作られた反動ディスク32を収容する。従
って、可動ピストン22は、ケーシング12と可動ピストン22の前面26に一
体の支持プレート33との間に配設されたリターンスプリング24に抗して、駆
動ロッド28を偏倚することができる。
【0024】 例えばその自由後方端部43に配設された連結スリーブ41を介して車両のブ
レーキペダルに接続される制御ロッド38は、制御ロッド38に前方向に加えら
れる軸線方向入力の関数として可動ピストン22内で選択的に移動し得る。駆動
力は、可動ピストン22と制御ロッド38との間に配設されたリターンスプリン
グ40によってロッド38に加えられる戻し力に抗して発揮される。
【0025】 制御ロッド38の前方端部42は、可動ピストン22内に摺動可能に装架され
た略円筒形のプランジャ46に設けた補完形状のハウジング44に収容されるト
グルとして形作られている。
【0026】 図2〜7に示されるように、プランジャ46の後方環状弁座48は、詳細には
制御ロッド38が休止位置にあるときには前方室16を後方室18に接続するこ
とにより、又は制御ロッド38が駆動されたときには後方室18に大気圧“P ”を徐々に流入させることにより、後方室18内の第2圧力“P”を変化させ
得る三方弁50に属する。
【0027】 三方弁50の作動モードは当業技術分野において知られているので、ここでは
さらには説明しない。
【0028】 周知の方法では、プランジャ46のフィンガ形成前方自由端部分52は、反動
カップ30の凹部に開口するよう可動ピストン22に設けた補完的な孔54内に
摺動可能に嵌合されている。
【0029】 従って、フィンガ52は、順次反動ディスク32を偏倚してこれを圧縮するよ
うにプランジャ46によって偏倚でき、その結果、可動ピストン22の反力はプ
ランジャ46に、そして結果として制御ロッド38の行程端駆動位置で制御ロッ
ド38に伝えられる。
【0030】 この情況のもとでは、減じた速度で制御ロッド38に伝えられる駆動力は、三
方弁50を開放させ、これは、後方室18が徐々に大気圧“P”を受ることを
意味する。従って、可動ピストン22とフィンガの両方が同じ速度で制御ロッド
38の行程端まで移動する。
【0031】 制御ロッド38がその行程端に達すると、フィンガ52は反動ディスク32に
接触し、これにより、このディスクは、可動ピストン22からプランジャ及び制
御ロッド38に反力を伝えることができる。
【0032】 駆動力が所定の速度で制御ロッド38に伝えられるとき、三方弁50の開放は
、可動ピストン22をプランジャ46と共に移動させるために後方室18内に大
気圧“P”が十分速く確立されることを許容することはない。この結果、可動
ピストン22が実際に最大補助力を駆動ロッド28に与える前にプランジャ46
のフィンガ52は反動ディスク32に接触し、このことは、自動車運転者が最大
制動力を意のままにしていると考えることを誘引し得るが、事実はそうではない
。従って、運転者は、最大制動力が今のところ駆動ロッド28に加えられていな
いにもかかわらず、発揮している制動力を釈放しようとし得る。
【0033】 従って、このような不具合に対処するために、本発明は、入力が所定の速度で
加えられたときに一方向クラッチ装置56が作動位置をとることができ、この位
置では、クラッチ装置が可動ピストン22に対して駆動ロッド28を前方端軸線
方向位置にロックし、この前方端軸線方向位置では、反動ディスク32とは無関
係にまたプランジャ46の位置及び制御ロッド38の位置とは無関係に、反力が
可動ピストン22に伝えられるようにした、新規の設計のサーボモータ10を提
供する。
【0034】 図2〜7に示されるように、一方向クラッチ装置56は、駆動ロッドをその前
方端軸線方向位置にロックするように、可動ピストン22と駆動ロッド28の後
方端部との間で作動位置に軸線方向に挿入するための伸張可能な手段を包含する
【0035】 この目的のため、伸張可能な手段を可動ピストン22と駆動ロッド28の後方
端部との間で軸線方向に動くのを可能にするために、駆動ロッド28の後方つめ
58がカップ30の底部後面31から軸線方向後方に延び、反動ディスク32を
貫通する。図2及び5に示されるサーボモータの休止位置では、後方つめ58は
、プランジャに設けた軸線方向盲孔60内に、軸線方向盲孔60の底部66に対
して軸線方向間隙“J”を存して収容されていて、入力が所定の高速度で発揮さ
れるときには、プランジャ46がつめ58の後方自由端部に当接しながら駆動ロ
ッド28をその前方端位置に向けて直接に偏倚できるようにする。
【0036】 事実、一般に、入力が所定の速度で加えられると、プランジャ46は、可動ピ
ストン22の速度よりも高い速度そして結果として駆動ロッド28よりも高い速
度で前方向に移動しようとする。従って、プランジャが所定の速度でその行程端
位置に達するとき、プランジャは間隙“J”よりも大きい距離を前方に移動し得
、プランジャがつめ58そしてカップ30を偏倚することを可能にするので、カ
ップは、一方向クラッチ装置56の介在を許す距離を可動ピストンに対して前方
に移動する。
【0037】 一方向クラッチ装置56の詳細な第1実施例を図2〜4を参照して説明する。
【0038】 本発明によるこの第1実施例では、一方向クラッチ装置56の伸張可能な手段
は、可動ピストン22の円筒形支持面27のまわりに一定の角度間隔で数個のボ
ール62を包含しており、このボールは、図2及び3に示されるように可動ピス
トン22の軸線Aから離れた半径方向位置(一方向クラッチ装置56の非作動位
置に相当)と、図4に示されるように可動ピストン22の軸線Aに接近した半径
方向位置(一方向クラッチ装置56の作動位置に相当)との間で移動できるよう
に設けられ、この接近した半径方向位置では、ボール62はカップ30の後方端
面64と可動ピストン22の前面26との間に軸線方向に入り、駆動ロッド28
を可動ピストン22に対してその前方端軸線方向位置にロックすることができる
【0039】 より詳細には、サーボモータ10をその休止位置で表す図2に示されるように
、駆動ロッド28の後方つめ58は、プランジャ46の盲孔60の底部66に対
して所定の間隙“J”を存して取り付けられている。
【0040】 制御ロッド38が減じた速度で駆動されるとき、すなわち図3に示されるよう
に通常の補助作動の場合では、ピストン22は、プランジャ46と実質的に同じ
速度で前方に移動し、従って、プランジャ46に設けた盲孔の底部66はつめ5
8に接触することはない。
【0041】 しかし、図4に示されるように、入力が所定の速度で加えられると、プランジ
ャ46は間隙“J”よりも大きい距離を動き、プランジャ46に設けた盲孔60
の底部66は、つめ58に接触してこれを前方向に押動し、前記つめ58は、次
に、カップ30を破線で示したその初期位置に対して所定の距離“D”を前方に
押動する。カップ30の前方移動は、ボール62がカップの後方端面64と可動
ピストン22の前面26との間で可動ピストン22の円筒形支持面27に接触す
ることを可能にする。
【0042】 この構成では、たとえ運転者が制御ロッド38に最大の力を発揮しなくても、
駆動ロッド28はボール62によりその前方端位置にロックされる。有益な方法
では、この構成は、駆動ロッド28への最大の力を確実に維持する。
【0043】 本発明の好適な実施例では、カップ30の後方端部は、その後方端面64を構
成する斜面を呈する。
【0044】 一方では、図2及び3に示されるように、傾斜した後方端面64は、一方向ク
ラッチ装置56の非作動位置においてボール62のための支持面を提供する。
【0045】 他方では、傾斜した後方端面64は、ボール62をそれらの半径方向移動の際
に案内する。
【0046】 事実、一方向クラッチ装置56がその非作動位置からその作動位置に、すなわ
ち図2及び3に示す形態から図4に示す形態に変化するとき、傾斜した後方端面
64は、ボール62を可動ピストンの円筒形支持面と接触状態に案内するために
傾斜面のように作用する。
【0047】 逆に、運転者が制御ロッド38に発揮した力を相当量釈放し、従って三方弁5
0を開放させて可動ピストン22及びカップ30の戻り移動を生じさせるとき、
一方向クラッチ装置56は、その作動位置からその非作動位置に、すなわち図4
の形態から図2の形態に変化する。傾斜した後方端面64は、可動ピストンの円
筒形支持面からボール62を離隔させるために傾斜面のように作用する。
【0048】 有益的には、ボール62を容易に案内するために、伸張可能な手段は、円筒形
支持面27に共軸の可動ピストン22に設けた孔70内で、円筒形支持面27の
まわりに摺動可能に嵌合された管状スリーブ68と、可動ピストン22の前面2
6に対して孔70の底部で配設された支持ワッシャ78とを包含する。
【0049】 管状スリーブ68は、支持プレート33の後面とスリーブの前面74との間に
収容されたリターンスプリング72によって後方へ弾性的に偏倚されて、一方向
クラッチ装置56の位置がどうあろうとも、ボール62と常時接触する。スリー
ブ68は、ボール62と略直角をなす後方内側傾斜面76を有する。
【0050】 図2及び3に示されるように、一方向クラッチ装置56の非作動位置では、ス
リーブ68はボール62をそれらの遠位の半径方向位置に維持すると同時に、ボ
ールをカップ30の傾斜面形成後方端面64と可動ピストン22の前面の支持ワ
ッシャ78に載置させる。
【0051】 一方向クラッチ装置56が図2及び3に示すその非作動位置から図4に示すそ
の作動位置に変化するとき、スリーブ68はその内側傾斜面76を介してボール
をそれらの接近した半径方向位置に向けて偏倚するので、ボールはカップ30の
傾斜面形成後方端面64と支持ワッシャ78との間で可動ピストンの円筒形支持
面27に接触する。それから、図4に示されるように、スリーブ68の内方孔8
0は、ボール62を可動ピストンの円筒形支持面27に接触保持する。
【0052】 孔80は可動ピストンの円筒形支持面27から半径方向の距離を離れて位置さ
れ、前記距離は実質的にボール62の直径に等しいことが明らかである。
【0053】 逆に、一方向クラッチ装置56がその作動位置からその非作動位置に変化する
とき、スリーブ68は、後述するように前方向に引込むことができ、従ってボー
ル62を可動ピストン22の軸線Aから半径方向に離れたそれらの位置に復帰さ
せることができる。
【0054】 一方向クラッチ装置56の第2実施例をより詳細に図5〜7を参照して説明す
る。
【0055】 この第2実施例では、一方向クラッチ装置56の伸張可能な手段は、可動ピス
トン22の円筒形支持面27のまわり及びカップ30のまわりに案内され弾性材
料で作られた少なくとも1つのリング82を包含しており、前記リングは、図5
及び6に示されるように一方向クラッチ装置56の非作動位置に相当する膨脹半
径方向位置と、図7に示されるように一方向クラッチ装置56の作動位置に相当
する圧縮半径方向位置との間で変形可能であり、この圧縮半径方向位置では、リ
ングはカップ30を前進位置にロックして、駆動ロッド28を可動ピストン22
に対してその前方端軸線方向位置に置くことができる。
【0056】 第1実施例と同様に、駆動ロッドの後方つめは、図7に示されるように入力が
所定の高速度で発揮されるときプランジャ46がカップ30を前方向に所定の距
離“D”を押動するような方法で、プランジャ46に設けた盲孔60の底部に対
して所定の間隙“J”を存して収容されている。カップ30の前方移動は、弾性
リング82により即座に占領されるために幾らかの空間を残す。
【0057】 事実、リング82は、第1実施例のものと実質的に同様な管状スリーブ68の
後方内側傾斜面76によって半径方向に圧縮方向に偏倚されるように設計されて
おり、後方傾斜面76は、円筒形支持面27に対してその半径方向に最接近した
部分がカップ30を軸線方向に偏倚するような方法で、円筒形支持面27に対し
てその半径方向に最遠位の部分でリング82の弾性材料を半径方向に圧縮するこ
とができる。
【0058】 特に、管状スリーブ68は、可動ピストン22に設けた共軸の孔70内に摺動
可能に嵌合され、このスリーブは、第1実施例を参照して説明したものと同様の
リターンスプリング72により、可動ピストン22の円筒形支持面27のまわり
で後方に弾性的に偏倚されている。
【0059】 リング82が圧縮されると、リングを構成する弾性材料は、リング82を圧縮
不可能な剛体のように働かせるに十分な高い圧力を受け、その結果、カップ30
そして駆動ロッド28の後方移動を禁止する。
【0060】 その上、本発明による両方の実施例では、一方向クラッチ装置56は、入力が
釈放されたとき、管状スリーブ68を前方向にそのリターンスプリング72に抗
して戻して、一方向クラッチ装置56を解放するように設計されている。
【0061】 この目的を鑑みて、可動ピストン22は、プランジャ46に摺動可能に取り付
けられたキー86を収容する実質的に半径方向に指向した空所84を含んでいる
。キー86は、空所84から突出する2つの対向するブランチ88,90を包含
する。スライド94が、スリーブ68の後方端縁98に面しまたブランチ88,
90の一方に面して開口する孔96内に、摺動可能に嵌合されている。
【0062】 図2〜4に示される第1実施例では、スライド94は孔96内に自由に収容さ
れている。図5〜7に示される第2実施例では、変形例として、スライド94の
前方端部は、スリーブ68の後方部分に一体的に配設されていてよい。
【0063】 制御ロッド38が休止位置にあるとき、その結果として可動ピストン22も休
止状態にあり、キー86の前方に配設されたプランジャ46のフランジ89は、
空所84の後方端縁により実際に占める位置の前方に位置されたケーシング12
の対応する壁92に対して、キー86そして対向するブランチ88,90を当接
させるように偏倚することができる。従って、キー86は空所の後方端縁に当接
することはない。
【0064】 両方の実施例では、スライド94は所定の長さを有しており、その結果、サー
ボモータ10が休止位置にあるとき、そして可動ピストン22が後方休止位置に
あるとき、スライド94はブランチ88,90の一方に当接する。従って、スリ
ーブ68は前方に僅かに押し戻されて、伸張可能な手段を完全に自由に運動でき
るようにする。
【0065】 中間の補助位置では、キーはケーシングの壁92には当接することはなく、キ
ーは可動ピストン22の前方移動のために壁96に再び接触するので、スライド
はブランチ88又はブランチ90にもはや接触することはなく、その結果、一度
カップがつめ58により押し戻されていると、スリーブ68は伸張可能な手段に
後方軸線方向力を発揮して、伸張可能な手段を可動ピストン22とカップ30と
の間に入ることができるようにする。
【0066】 逆に、補助力が解放されるとき、そして可動ピストン22とプランジャ46が
それらの後方休止位置に一緒に復帰するとき、キー86は、プランジャのフラン
ジ89によりケーシングの壁92に対して当接するように戻され、スライド94
はキー86のブランチ88,90の一方に接触して、前記スライドに前方軸線方
向力を発揮する。前記軸線方向力はそのリターンスプリング72に抗してスリー
ブ68に伝えられ、スリーブ68を前方に移動させて伸張可能な手段を解放する
【0067】 従って、有益な方法では、本発明は、たとえ運転者の行動がブレーキの妨害を
伴い得るものであっても、非常制動状況において最大制動力の利益を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 先行技術による補助制動のための空気圧サーボモータを示す軸線方向全体断面
図である。
【図2〜4】 本発明の第1実施例による補助制動のための空気圧サーボモータを、休止位置
、補助位置及びロック位置でそれぞれ示す軸線方向詳細断面図である。
【図5〜7】 本発明の第2実施例による補助制動のための空気圧サーボモータを、休止位置
、補助位置及びロック位置でそれぞれ示す軸線方向詳細断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剛性ケーシング(12)を包含し、このケーシング内では横隔壁(14)が移
    動可能で、第1エンジン負圧(P)下の前方室(16)と、エンジン負圧と大
    気圧(P)との間で変化する第2圧力(P)下の後方室(18)とを気密態
    様で画成する型式であり;可動隔壁(14)と一体で液圧ブレーキマスターシリ
    ンダ(36)のための駆動ロッド(28)の後方端部を偏倚することができる可
    動ピストン(22)を包含し、前記ロッドが、前方室(16)内に装架された第
    1リターンスプリング(24)に抗して可動ピストン(22)に対し摺動可能に
    配設される型式であり;第2リターンスプリング(40)により制御ロッド(3
    8)に加えられる戻し力に抗して前方向に発揮された軸線方向入力の関数として
    ピストン(22)内を選択的に移動する制御ロッド(38)を含む型式であり;
    制御ロッド(38)が、中間駆動位置か、所定の高速度で入力を加えることから
    生じる端部駆動位置かに向けて偏倚される型式であり;ピストン(22)内で制
    御ロッド(38)の前方部分に配設されたプランジャ(46)と、プランジャ(
    46)の後方部分に支持された環状弁座(48)を少なくとも含む三方弁(50
    )とを包含し、この三方弁が、特に制御ロッド(38)が休止位置にあるときに
    は前方室(16)を後方室(18)に接続することにより、あるいは制御ロッド
    (38)が駆動されたときには後方室(18)を大気圧(P)に徐々に接続す
    ることにより、後方室(18)内の第2圧力(P)を変化させることができる
    型式であり;制御ロッド(38)の端部駆動位置において、プランジャ(46)
    のフィンガ形成前方端部分(52)が、駆動ロッドの後方端部と一体の反動ディ
    スク(32)に接触するよう偏倚して、駆動ロッド(28)の反力をプランジャ
    (46)及び制御ロッド(38)に伝える型式である、自動車の補助制動のため
    の空気圧サーボモータ(10)において、 所定の速度で入力が加えられたときに作動位置をとることができる一方向クラ
    ッチ装置(56)を包含しており、この作動位置では、クラッチ装置が可動ピス
    トン(22)に対して駆動ロッド(28)を前方端軸線方向位置にロックし、こ
    の前方端軸線方向位置では、反動ディスク(32)とは無関係にまたプランジャ
    (46)の位置及び制御ロッド(38)の位置とは無関係に、反力が可動ピスト
    ン(22)に伝えられることを特徴とする空気圧サーボモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサーボモータ(10)において、一方向クラッチ装置(56)
    が、駆動ロッドをその前方端軸線方向位置にロックするように、可動ピストン(
    22)と駆動ロッド(28)の後方端部との間で作動位置に軸線方向に挿入する
    ための伸張可能な手段を包含することを特徴とするサーボモータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のサーボモータ(10)において、プランジャ(46)が
    、ピストン(22)の補完的な前方孔(54)内に摺動可能に嵌合されるフィン
    ガ形成前方自由端部分(52)を有することを特徴とするサーボモータ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のサーボモータ(10)において、ピストンに設けた前方孔(5
    4)が、駆動ロッド(28)の後方端部と一体のカップ(30)に開口し、この
    カップがピストンの円筒形支持面(27)に摺動可能に嵌装され、反動ディスク
    (32)を受容することを特徴とするサーボモータ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のサーボモータ(10)において、駆動ロッド(28)の後方つ
    め(58)が、カップ(30)の底部後面(31)から軸線方向後方に延び、反
    動ディスク(32)を貫通し、且つプランジャ(46)に設けた軸線方向盲孔(
    60)内に軸線方向間隙(J)を存して収容されていて、入力が所定の高速度で
    発揮されるときには、プランジャ(46)が駆動ロッド(28)をその前方端位
    置に向けて直接に偏倚できるようにすることを特徴とするサーボモータ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のサーボモータ(10)において、一方向クラッチ装置(56)
    の伸張可能な手段が、可動ピストン(22)の円筒形支持面(27)のまわりに
    一定の角度間隔で数個のボール(62)を包含しており、このボールが、一方向
    クラッチ装置(56)の非作動位置に相当する可動ピストン(22)の軸線(A
    )から離れた半径方向位置と、一方向クラッチ装置(56)の作動位置に相当す
    る可動ピストン(22)の軸線(A)に接近した半径方向位置との間で移動でき
    るように設けられ、この接近した半径方向位置では、ボールがカップ(30)の
    後方端面(64)と可動ピストン(22)の前面(26)との間に軸線方向に入
    り、駆動ロッド(28)を可動ピストン(22)に対してその前方端軸線方向位
    置にロックすることができることを特徴とするサーボモータ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のサーボモータ(10)において、駆動ロッド(28)の後方つ
    め(58)が、プランジャ(46)に設けた盲孔(60)の底部(66)に対し
    て所定の間隙(J)を存して嵌装されていて、入力が所定の速度で加えられると
    きには、プランジャ(46)がカップ(30)を前方向に所定の距離(D)を押
    動し、ボール(62)をカップ(30)の後方端面(64)と可動ピストン(2
    2)の前面(26)との間で可動ピストン(22)の円筒形支持面(27)に軸
    線方向に接触させることを特徴とするサーボモータ。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載のサーボモータ(10)において、カップ(30)の後方
    端面(64)が、 一方向クラッチ装置(56)の非作動位置においてボール(62)のための支
    持面を提供すること、 一方向クラッチ装置(56)の非作動位置においてボール(62)を可動ピス
    トン(22)の円筒形支持面(27)と接触状態に案内すること、 のために斜面を呈することを特徴とするサーボモータ。
  9. 【請求項9】 請求項8項記載のサーボモータ(10)において、伸張可能な手段が、可動ピ
    ストン(22)に設けた共軸の孔(70)内で円筒形支持面(27)のまわりに
    摺動可能に嵌合された管状スリーブ(68)を包含しており、前記スリーブが後
    方に弾性的に偏倚され、ボール(62)と略直角をなす後方内側傾斜面(76)
    を有していて、 一方向クラッチ装置(56)の非作動位置において、ボール(62)を、カッ
    プ(30)の傾斜面形成後方端面(64)と可動ピストン(22)の前面(26
    )に接触する支持ワッシャ(78)とに載置させながら、それらの遠位の半径方
    向位置に維持すること、 一方向クラッチ装置(56)の作動位置において、ボール(62)をそれらの
    接近した半径方向位置に向けて偏倚して、カップ(30)の傾斜面形成後方端面
    (64)と支持ワッシャ(78)との間で可動ピストン(22)の円筒形支持面
    (27)に接触させること、 を意図することを特徴とするサーボモータ。
  10. 【請求項10】 請求項2に関連する請求項5記載のサーボモータ(10)において、一方向ク
    ラッチ装置(56)の伸張可能な手段が、可動ピストン(22)の円筒形支持面
    (27)のまわり及びカップ(30)のまわりに案内され弾性材料で作られた少
    なくとも1つのリング(82)を包含しており、前記リングが、一方向クラッチ
    装置(56)の非作動位置に相当する膨脹半径方向位置と、一方向クラッチ装置
    (56)の作動位置に相当する圧縮半径方向位置との間で変形可能であり、この
    圧縮半径方向位置では、リングがカップ(30)を前進位置にロックして、駆動
    ロッド(28)を可動ピストン(22)に対してその前方端軸線方向位置に置く
    ことができることを特徴とするサーボモータ。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のサーボモータ(10)において、駆動ロッド(28)の後方
    つめ(58)が、プランジャ(46)に形成した盲孔(60)の底部(66)に
    対して所定の間隙(J)を存して嵌装されていて、入力が所定の高速度で加えら
    れるときには、プランジャ(46)がカップ(30)を前方向に所定の距離(D
    )を押動し、その結果弾性リング(82)により即座に占領される所定の空間が
    得られ、このリングが、管状スリーブ(68)の後方内側傾斜面(76)によっ
    て半径方向に圧縮するよう偏倚され、可動ピストン(22)に設けた共軸の孔(
    70)内に可動ピストン(22)の円筒形支持面(27)のまわりで摺動可能に
    嵌装され且つ弾性的に戻されることを特徴とするサーボモータ。
  12. 【請求項12】 請求項9又は11記載のサーボモータ(10)において、一方向クラッチ装置
    (56)が、一方向クラッチ装置(56)を解放するように入力が釈放されたと
    きに管状スリーブ(68)をその戻し手段(72)に抗して前方に駆動する手段
    を包含することを特徴とするサーボモータ。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のサーボモータ(10)において、可動ピストン(22)が、
    プランジャに摺動可能に取り付けられたキー(86)を収容する実質的に半径方
    向に指向した空所(84)を含んでおり、このキーが、空所(84)から突出す
    る2つの対向するブランチ(88,90)を包含し、制御ロッド(38)が休止
    位置にあるときにはケーシング(12)の対応する壁(92)に対して当接して
    、その結果ブランチ(88,90)がスライド(94)を前方に偏倚でき、前記
    スライドが、スリーブ(68)の後方端縁(98)に面して開口するよう可動ピ
    ストン(22)に設けた孔(96)内に摺動可能に嵌合されていて、入力が釈放
    されたときに管状スリーブ(68)がその戻し手段(72)に抗して前方に駆動
    されることを特徴とするサーボモータ。
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