JP2004525034A - 固定ジャンプ及び可変ジャンプの二つの異なるジャンプを持つブースター - Google Patents

固定ジャンプ及び可変ジャンプの二つの異なるジャンプを持つブースター Download PDF

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Abstract

本発明は、プランジャー(56)の作動に応じてマスターシリンダ(28)の作動ロッド(34)を押圧する移動ピストン(22)を含む種類の空気式ブレーキブースター(10)に関する。プランジャーの前端はピストン(22)を通過し、第1フィーラー(62)を形成する。この第1フィーラーは、プランジャー(56)が端位置にある場合、ピストン(22)と作動ロッド(34)との間に挿入された反作用ディスク(44)に入り込み、マスターシリンダ(28)の反作用力をプランジャー(56)に伝達する。空気式ブレーキブースターは、第2フィーラー(68)を備えており、第2フィーラー(68)は、制御ロッド(46)を所定速度よりも早い速度で作動した場合にプランジャー(56)によって押され、ピストン(22)に関して変化する所定の軸線方向位置で一方向係合装置(70)によって動かないようにでき、次いで、第2フィーラー(68)は、ピストンによって駆動されて反作用ディスク(44)内に押圧され、それによって、第1フィーラー(52)が制動力を更に迅速に加える。
【選択図】図1

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のブレーキのマスターシリンダを作動するための空気式ブレーキブースターに関する。
【背景技術】
【0002】
本発明は、更に詳細には、自動車のブレーキマスターシリンダを作動するための空気式ブレーキブースターであって、
エンジン負圧である第1圧力が加わる前チャンバ及びエンジン負圧と大気圧との間で変化する第2圧力が加わる後チャンバを密封をなして画成する横隔壁が内部で移動できる剛性ケーシングを含む種類の、
マスターシリンダを作動するために前面がロッドに作用できる、移動隔壁に固定された移動ピストンを含む種類の、
戻しばね(50)によってロッドに及ぼされた戻し力に抗して前方に及ぼされた軸線方向入力の関数としてピストン内で選択的に移動する、ブースターを制御するためのロッドを含む種類の、
ピストン内で制御ロッドの前方に配置されたプランジャーであって、制御ロッドが休止位置にあり前チャンバと後チャンバが連通した位置と、制御ロッドが作動され後チャンバ内の第2圧力が増大し後チャンバを大気圧と連通させる位置との間で徐々に移動できる三方弁用の少なくとも一つの環状後座を後端に備えたプランジャーを含む種類の、及び
プランジャーの前端を形成する第1フィーラーであって、ピストンを通過し、制御ロッドが休止位置にあるとき、マスターシリンダを作動するためのロッドと移動ピストンの前面との間に挿入された反作用ディスクから第1の所定のジャンプ距離だけ遠ざかって配置され、制御ロッドを所定速度よりも低速で作動した場合にプランジャーによって第1ジャンプ距離をカバーでき、次いでプランジャー及び制御ロッドにマスターシリンダの反作用力を伝達するように反作用ディスクに入り込むことができる第1フィーラーを含む種類の、空気式ブレーキブースターに関する。
【0003】
この種の従来のブースターの多くの例が公知である。
このようなブースターでは、第1フィーラーを反作用ディスクから離間する距離は「ジャンプ距離」として周知であり、この距離は、車輛の運転者がマスターシリンダの反作用力を感じる前に第1フィーラーがカバーしなければならない理論的距離と対応する。
【0004】
実際には、第1フィーラーと反作用ディスクとの間には隙間があり、この距離は、第1フィーラーを反作用ディスクから離間する距離と対応するが、これは、反作用ディスクが最初に圧縮されておらず反作用ディスクと接触している場合、反作用ディスクが一杯に圧縮されるまで第1フィーラーが反作用ディスクを圧縮する距離と対応する。
【0005】
制御ロッドに最大制動力が及ぼされる極端な制動状態の場合、制御ロッドを作動することにより、第1フィーラーを含むプランジャーを移動し、これにより三方弁を大きく開放し、後チャンバを大気圧に置く。これにより、移動隔壁を前方に移動し、第1フィーラーを形成するプランジャーの端部が、移動ピストンの後面に固定されたエラストマー製の反作用ディスクに入り込み、これを圧縮する。
【0006】
かくして、制御ロッドの移動の終了時にマスターシリンダを作動するためにロッドに及ぼされた力は、移動壁の前後の圧力差により生じるブースト力、及びフィーラーを形成するプランジャーによって反作用ディスクに及ぼされた力の結果である。車輛の運転者は、更に、マスターシリンダからプランジャーに反作用ディスクを介して伝達された制動反作用力を感じる。
【0007】
現在では、良好な多くの運転者は、急制動状況に遭遇したとき、内包する危険を見くびって制動をいきなり行い、事故を避けるために制動力を維持することが重要である場合でも制動力を解放してしまうということがわかっている。
【0008】
その結果、制御ロッドの急速な移動に伴う極端な制動状況の場合、プランジャーが反作用ディスクと接触し、前後のチャンバに亘る圧力差がその最大値に達する前に最大の制動力が加わった感覚が運転者に伝達され、そのため、運転者は、最大制動力の恩恵を受けるために力を維持しなければならない場合でも力を解放してしまうのである。
【0009】
この欠点を緩和するため、第1フィーラーがプランジャーに関して摺動可能に取り付けられたブースターが提案された。第1フィーラーは反作用ディスクに入り込んだ後、ブースターの制御ロッドが所定速度で作動された場合、運転者が力を部分的に抜いても、マスターシリンダを作動するためにロッドに反作用ディスクを介して最大制動力が加わった状態を維持するように移動ピストンに関して係止される。
【0010】
この設計には、フィーラーをその移動の終了時に反作用ディスクに入り込ませるため、運転者に大きな力が加わり、作動力をマスターシリンダの反作用力に抗して及ぼさなければならないという欠点があった。
【0011】
これは緊急制動時、即ち、作動の持続時間をできるだけ短くする必要がある場合に制動力を急速に加える場合に特に顕著である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、第2フィーラーを追加した第1設計によるブースターを提案することによって上述の二つの設計の欠点を解決する。第2フィーラーは、急速な適用中、プランジャーによって押され、ピストンに関して軸線方向に係止され、次いでピストンによって反作用ディスクに押し込まれ、その結果、初期値よりも大きい可変の値の新たなジャンプ距離で制動力を急速に加えることができ、反作用ディスクによって伝達された減少した対抗力しか加わらず、そのため制動力を更に急速に加えることができる。
【課題を解決するための手段】
【0013】
この目的のため、本発明は、上文中に説明したブースターにおいて、
プランジャーに摺動可能に取り付けられたチューブ状のブッシュであって、
前記ブッシュは、ピストンを通過した前部分を有し、この前部分の端部には第2フィーラーが設けられ、
前記ブッシュは、制御ロッドを所定速度よりも高い速度で作動したとき、プランジャーによって押され、制御ロッドの作動速度に応じて変化できる所定の軸線方向位置にある一方向係合装置によって、ピストンに関して動かないようにでき、
次いで、前記ブッシュは、ピストンによって駆動され、第1ジャンプ距離よりも大きい第2の可変のジャンプ距離に沿って減少するマスターシリンダの対抗する反作用力に抗して第1フィーラーが制動力を迅速に加えることができるように、第2フィーラーを反作用ディスクに入り込ませる、前記チューブ状のブッシュを含む、ことを特徴とするブースターを提案する。
【0014】
本発明のこの他の特徴によれば、
ブッシュは、ピストンの相補的後ボアに摺動可能に取り付けられたチューブ状の後部分を含み、
一方向係合装置は、ピストンをその軸線に対して直角に通過するピストンの凹所に取り付けられたキーを含み、このキーのほぼ環状の部分が、ブッシュを隙間を伴って取り囲み、前記キーは、制御ロッドに及ぼされた入力が所定速度よりも高い速度である場合、移動ピストンによって駆動され、全体に横方向の軸線を中心として揺動し、ブッシュのチューブ状後部分の周囲と協働し、ブッシュを可変の軸線方向位置で動かないようにし、
ブッシュのチューブ状後部分は一定の直径を有し、その結果、キーのほぼ環状部分がブッシュを楔作用で動かないようにし、
キーはほぼL形状の下部分を含み、この下部分は、その環状部分から半径方向に延びており、ピストンの凹所の前面とキーの上部分の前面との間に挿入された戻しばねによって、ピストンのケーシングの衝合面に対して弾性的に戻され、
第2フィーラーは、外径がブッシュの後部分の外径よりも大きい、ブッシュと同軸の環状の前面を有し、
反作用ディスクは、カップ内にピストンと同軸に収容されており、カップは作動ロッドの後端に固定されており、カップのチューブ状の後部分は、ピストンの前面の同軸の環状溝に摺動可能に取り付けられており、
第2フィーラーは、ブッシュの前端と一体成形されており、
第2フィーラーは、ブッシュの円筒形前端に摺動可能に取り付けられた環状形体で製造され、ブッシュの肩部前面によって反作用ディスクに押し込むことができる。
【0015】
本発明のこの他の特徴及び利点は、以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。本発明を理解するため、添付図面を参照する。
以下の説明において、同じ又は同様の機能を持つ部品に同じ参照番号が付してある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
【実施例】
【0017】
便宜的に、「前」、「後」、「上」、及び「下」という用語は、夫々、図面の左、右、上、及び下に関する。
図1は、自動車用の空気式ブレーキブースター10の全体を示す。
【0018】
既知のように、空気圧ブースター10は、剛性のケーシング12を備えている。ケーシング12の内部には、横隔壁14がに移動可能に取り付けられている。横隔壁14は、前チャンバ16と後チャンバ18とを密封をなして画定している。前チャンバ16には、エンジンの負圧(換言すれば、低気圧)と等しい値の第1圧力「P1」が加わる。後チャンバ18には、第2圧力「P2」が加わる。第2圧力「P2」は、以下に説明するように、エンジンの負圧「P1」の値と大気圧「Pa」の値との間で変化できる。
【0019】
前チャンバ16には、負圧配管20によって圧力「P1」が供給される。負圧配管20は、例えば車輛のエンジンの入口マニホールド(図示せず)に連結されている。
空気圧ブースター10は、移動隔壁14に固定された移動ピストン22を含む。ケーシング12の内部で、戻しばね24によって、移動隔壁14は弾性で後方に戻される。戻しばね24は、ケーシング12と移動ピストン22の前面26とに当接されている。
【0020】
ブースター10は、液圧配管30及び32を介して車輛の制動回路に連結されたブレーキマスターシリンダ28に連結されている。
詳細には、移動ピストン22の前面26は、ピストン22と同軸のカップ36を介して、マスターシリンダ28の作動ロッド34に連結されている。カップ36は、作動ロッド34の後端38に固定されており、カップのチューブ状後部分40は、ピストン22の前面26に形成された同軸の環状溝42に摺動可能に取り付けられている。カップ36は、機能を以下に説明するエラストマー材料製の反作用ディスク44を収容している。
【0021】
ピストン22は制御ロッド46を含み、この制御ロッドは、例えば、その後自由端に配置された連結スリーブ48を介して車輛のブレーキペダル(図示せず)に連結されている。ロッド46は、制御ロッド46に及ぼされた軸線方向前方への入力の関数として移動ピストン22内で選択的に移動できる。作動力は、移動ピストン22と制御ロッド46との間に配置された戻しばね50によってロッド46に及ぼされる戻し力に抗して及ぼされる。ケーシング12の後端53に取り付けられており且つ制御ロッド46が通過するブーツ51によって、移動ピストン22の後端を塵埃及び異物からシールする。
【0022】
制御ロッド46の他方の自由前端はボール52の形状に形成されており、これは、移動ピストン22に摺動可能に取り付けられたほぼ円筒形のプランジャー56の相補的ハウジング54に収容される。
【0023】
プランジャー56の後端には、三方弁60の少なくとも一つの後環状座58が設けられている。この三方弁60は、制御ロッド46が休止状態にあり、前チャンバ16及び後チャンバ18が連通した位置と、制御ロッド46が作動され、後チャンバ19内の第2圧力「P2」が増大し、弁60が後チャンバ18を大気圧「Pa」と連通した状態に置く位置との間で徐々に移動できる。
【0024】
三方弁60の作動方法は当該技術分野で既知であり、これは以下の記載では詳細には説明しない。
ブースター10は、周知の方法で、プランジャー56の前端を形成する第1フィーラー62を含む。このフィーラーは、ピストン22を通過している。更に詳細には、第1フィーラー62は、カップ36内に配置された反作用ディスク44に面するピストン22の前面26内に開放している。
【0025】
図2に更に詳細に示すように、プランジャー56は、端部が第1フィーラー62を形成する前部分61、直径が前部分よりも大きい中間部分63、及び後端がバルブの座58を形成する後部分65を含む。
【0026】
制御ロッド46が図2に示す休止位置にあるとき、第1フィーラー62は、反作用ディスク44から第1の所定のジャンプ距離「d1」のところに配置される。制御ロッド46を所定速度よりも低い速度で作動させたとき、第1フィーラー62は、下文でわかるように、図3に示すように、反作用ディスク44がピストン22によりカップ36内で一杯に圧縮され、このディスク44が第1フィーラー62と接触し、マスターシリンダ28の反作用力を制御ロッド46に伝達するまで、ピストン22とともに第1ジャンプ距離「d1」に亘って移動する。
【0027】
本発明によれば、ブースター10は、プランジャー56に摺動するように取り付けられたチューブ状のブッシュ64を含む。このブッシュ64は、ピストン22を通過する前部分66を含む。その一端には第2フィーラー68が設けられている。この第2フィーラーは、制御ロッド46を所定速度よりも高い速度で作動したとき、プランジャー56によって押され、一方向係合装置70によって、制御ロッド46の作動速度で変化する所定の軸線方向位置でピストン22に関して動かないようにできる。その後、第2フィーラー68は、ピストンによって駆動され、図4に示すように反作用ディスク44に入り込み又は貫入し、第1フィーラー62により、急速な制動力をマスターシリンダ28の対抗する反作用力に対して加えることができ、これは、図5に示すように、第1ジャンプ距離「d1」よりも大きい第2の可変のジャンプ距離「d2」に沿って減少する。
【0028】
図1乃至図5に示す第1実施例によれば、第2フィーラー68は、ブッシュ64の前端67として形成されている。
図6に示す第2の変形例の形態によれば、第2フィーラーは、ブッシュ64の円筒形前端67に摺動可能に取り付けられた、ブッシュ64の肩前面69によって反作用ディスク44に押し込むことができる環体68の形態で製造される。
【0029】
本発明の両実施例において、ブッシュ64はピストン22に摺動可能に取り付けられており、好ましくは、プランジャー56と完全に同軸である。このため、ブッシュ64は、ピストン22の相補的後ボア74に摺動可能に取り付けられたチューブ状の後部分72を含む。
【0030】
この構成は本発明を限定するものではなく、第2フィーラー68は、この第2フィーラー68を支持するブッシュ64の前部分66がプランジャー56と同軸である場合にはプランジャー56と同軸でなくてもよい。
【0031】
有利には、第2フィーラー68の外側直径は、ブッシュの後部分72の直径よりも大きく、反作用ディスク44の直径と第1フィーラー62の直径との間である。
更に、ブッシュ64の後部分72は、プランジャー56の中間部分63の直径と対応する直径を持つボア76を含む。
【0032】
一方向係合装置70は、ピストン22の凹所80に取り付けられたキー78を含む。このキー78は、ピストン22をその軸線Aに対して直角に通過し、そのほぼ環状の中間部分82がブッシュ64を隙間を伴って取り囲んでいる。キー78は、環状部分82から半径方向に延びるほぼL形状の下部分84と、ほぼ半径方向に延びる上部分85とを含む。下部分84は、ブースター10のケーシング12の衝合面86(図1参照)に、キー78の戻しばね88によって弾性的に戻される。このばねは、ピストン22の凹所80の前面90と上部分85の前面92との間に挿入される。
【0033】
更に詳細には、L形状の下部分84の水平方向枝部96は、ブースター10のケーシング12の衝合面86と衝合するようになっている。
有利には、図1でわかるように、ケーシング12の衝合面86は、例えば、ブースター14の円筒形ケーシング内に収容されたリング98によって支持されている。
【0034】
図4に示すように、制御ロッド46に入力が所定速度よりも高い速度で及ぼされたとき、キー78は移動ピストン22で駆動され、横方向軸線を中心として揺動し、ブッシュ64の後チューブ状部分72の周囲と協働させ、前記ブッシュ64をピストン22に関して可変の軸線方向位置で動かないようにできる。
【0035】
このため、ブッシュ64の後チューブ状部分72は、キー78のほぼ環状の中間部分82により、ブッシュ64が楔作用で動かないようにするように、一定の直径を有する。
更に詳細には、中間部分82は、ブッシュ64の後部分72の直径よりも大きい直径を持つ空所となるように加工されているため、キー78の環状部分82とブッシュ64の後チューブ状部分72の周囲との間で生じる接触は、ほぼ点接触の態様での接触となる。
【0036】
図2に示す休止位置では、プランジャー56の中間部分63と後部分65とを画定する肩部前面102は、ブッシュ64の後部分72の肩面104との間に軸線方向隙間「J」を形成する。
【0037】
制動力をプランジャー56に迅速に加えるとき、肩部前面102が前方に移動し、隙間「J」を吸収し、肩面104に当たり、これによりブッシュ64を後方に図4に示すように押す。
【0038】
この形体により、有利には、ブッシュの非常に多くの軸線方向不動化位置を提供できる。これらの位置の各々は、キー78の揺動時にブッシュ64がキー78に関して押し戻される軸線方向位置で決まる。
【0039】
かくして、制御ロッド46の作動により制動力をプランジャー56に迅速に加えるとき、先ず最初にピストン22はプランジャー46よりも低速で前進する。これは、ブースターの前チャンバ14及び後チャンバ16の圧力の均衡の遅延のためである。その結果、制動力が急速に加えられる程、ブッシュ64がプランジャー46によって大きく押し戻され、キー78がケーシングの衝合面98上の休止位置に残ったままピストン22が前進し、キー78が揺動する。
【0040】
この形体では、ブースター10は図2乃至図5に示す様々な形体で作動できる。
制御ロッド46が図2に示す休止位置にあるとき、キー78の下部分84の水平方向枝部96は、ブースター10のケーシング12の衝合面86に当接し、キー78の上部分85は、凹所80の後面91に当接する。
【0041】
ブッシュ64の穴(図示せず)及びプランジャー56を通過する横方向ピン106は、ロッド46が休止位置にあるとき、キー78の環状中間部分82の前面に当接し、プランジャー56の休止位置を決定する。プランジャー56の第1フィーラー62は、反作用ディスク44とともに、第1ジャンプ距離「d1」を形成する。プランジャー56の肩部前面102は、ブッシュ64の後部分72の肩面104とともに隙間「J」を形成する。
【0042】
かくして、図3乃至図5に示すように、制御ロッド46の移動範囲に沿って入力を前方に加えたとき、キー78の下部分84は、衝合面86と当接した状態の休止位置から離れる。その結果、キー78は、全体に横方向に延びる軸線を中心として揺動し、反時計廻り方向でブッシュ64の周囲と協働する。
【0043】
入力が比較的ゆっくりと加えられる場合、即ち図3に示す通常の制動の場合には、ブースター10の前後のチャンバ内の圧力「P1」及び「P2」は、制御ロッド46の作動の効果によりプランジャー56が前進する速度とほぼ同じ速度で互いに均衡する。その結果、プランジャー46及びピストン22はほぼ同じ速度で前進する。ピストン22が前進すると同時に、キー78の下部分84は、衝合面86と当接した状態から離れ、これによりキー78は揺動し、このキー78の中間部分82をブッシュ64の前部分66の周囲に落とし、それを動かないようにする。動かないようにされた第2フィーラー68は、反作用ディスク44に嵌入することなくピストン22と協働する。ピストン22は反作用ディスク44を圧縮し、この反作用ディスク44が変形し、ブッシュ64内に形成されたキャビティをジャンプ距離「d1」だけ充填する。第1フィーラー62と接触でもはや反作用ディスク44を圧縮できないとき、この距離「d1」は、反作用ディスク44によって覆われる。
【0044】
これとは対照的に、入力が図4に示すように所定速度よりも高い速度で加えられる場合、即ち緊急制動を行う場合には、ブースター10の前後のチャンバ内の圧力「P1」及び「P2」は、制御ロッド46の作動の効果によるプランジャー56の前進速度よりも低い速度で均衡する。
【0045】
その結果、図4に示す制御ロッド46の作動の第1の開始段階により、ピストン22に関して前方に摺動するプランジャー56は、先ず最初に、ブッシュ64をその肩部前面102を介して、変化する所定の軸線方向位置まで押し戻し、二つのフィーラー62及び64を同時に前進させる。次いで、ピストン22が移動を開始し、キー78はブッシュ64の後部分72の周囲上に落下し、それを、キー78がブッシュ64の周囲に落下する前のプランジャー56の作動速度で決まるこの可変位置に係止する。
【0046】
この瞬間から、ピストン22に関する第2フィーラー68の可変の軸線方向位置が、キー78がブッシュ64上に楔係合することによって、安定的に決定されるということを指摘しなければならない。
【0047】
次に、図5に示す制御ロッドの作動の第2の中間段階において、ピストン22は、ブースターの後チャンバ18内の圧力の上昇の作用で移動する。その結果、ピストン22に関して係止したブッシュ64によって移動された第2フィーラー68は、反作用ディスク44内に深く入り込む。この際、第1フィーラー62は多かれ少なかれ動かないままである。その結果、第2フィーラー68は反作用ディスクを局所的に圧縮する。これには、第1フィーラー62のレベルのところで、反作用ディスク44を局所的に弛緩する又は押圧力を減らす効果がある。
【0048】
ジャンプ距離は、第1フィーラー62の休止位置と反作用ディスク44を圧縮するフィーラー62の位置とを離間する距離であることを特徴とするため、フィーラー62は、第2フィーラー68がピストン22に関して動かないようにされた軸線方向位置によって最初に決定された可変の第2ジャンプ距離「d2」をカバーできる。この距離は、上文中に言及したジャンプ距離「d1」よりも大きい。
【0049】
第2フィーラー68の位置、及び詳細には反作用ディスク44への入り込みは、キー78の揺動前にブッシュ64が押される距離で決まり、及び従って、制動力が制御ロッド46に加えられる速度で決まるということは理解されよう。
【0050】
制御ロッド46の作動の第3の最終段階によれば、第1フィーラー62は、従って、反作用ディスク44がもはや圧縮できないまで、距離「d2」に沿って反作用ディスク44を局所的に再圧縮できる。従って、この第3工程の終了時に、ブースターは、ピストン22がブースター10のケーシング12内で前進させてあることを除き、図4に示すのと同様の形体をとる。
【0051】
この場合、この第2距離「d2」は、第1フィーラー62を第2フィーラー68から離間する距離よりもかなり大きいが、第2フィーラー68と整合したときに第1フィーラー62で反作用ディスク44を圧縮でき、これは、全て、反作用ディスク44を形成するエラストマーの機械的特性で決まる。
【0052】
どのような場合であろうと、ブッシュ64が最初に押し戻される移動に従って変化する距離「d2」は、マスターシリンダからの対抗する反作用力の存在により第1フィーラー62によってカバーされる。この反作用力は、減少し、可変である。というのは、キー78によって係止された第2フィーラー68のところで、反作用ディスク44が、多少圧縮状態に保持されるからである。
【0053】
有利には、制動力を加えるのが迅速であればある程、第2フィーラー68がピストン22に関して押し戻され、ピストン22によって移動されたときに反作用ディスク44に更に深く入り込む。
【0054】
これには、反作用ディスク44を局所的に更に大きく圧縮する効果があり、その結果、第1フィーラー62が、マスターシリンダ28の対抗する反作用力に打ち勝つために運転者が供給する力が更に小さくなる。
【0055】
本発明の好ましい実施例では、ブッシュ64の肩部104を第2フィーラー68から離間する距離「l」を、プランジャー56の肩部102を第1フィーラー62から離間する距離「l」よりも小さく保持しなければならないということは理解されよう。その結果、作動ロッド46の移動の終了時に、即ちジャンプ距離「d2」をカバーした後、フィーラー62が実際に反作用ディスク44に入り込み、反作用力をマスターシリンダ28から車輛の運転者に伝達する。
【0056】
更に、制御ロッド46を完全に解放すると、ピストン22が後方に移動し、これによりキーの下部分84が、リング98の衝合面86に載止した状態に戻り、及び従って、ブッシュ64を係止状態から外し、図2に示すのと同様の形体にするということは理解されよう。
【0057】
従って、ブースター10は、二つの異なるジャンプ距離、即ち制動力を低速で加えるようになった固定された第1ジャンプ距離「d1」、及び制動力を高速で加えるようになった可変の第2ジャンプ距離「d2」を持つ事を特徴とする。
【0058】
従って、本発明は、有利には、急制動時に加えられるべき制動力の強さを変化させることができ、この急制動後に制動力を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】図1は、本発明に従って製造した空気式ブレーキブースター全体の軸線方向断面図である。
【図2】図2は、制御ロッドが休止位置にある図1のブースターの詳細な軸線方向断面図である。
【図3】図3は、制御ロッドに制動力をゆっくりと加える位置で示す、図1のブースターの詳細な軸線方向断面図である。
【図4】図4は、制御ロッドの作動の第1の開始段階で制御ロッドに制動力を高速で加える最中の、図1のブースターの詳細な軸線方向断面図である。
【図5】図5は、制御ロッドの作動の第2の中間段階で制御ロッドに制動力を高速で加える最中の、図1のブースターの詳細な軸線方向断面図である。
【図6】図6は、制御ロッドが休止位置にある、別の形体のブースターの詳細な軸線方向断面図である。
【符号の説明】
【0060】
10 空気圧ブースター
12 剛性ケーシング
14 横隔壁
16 前チャンバ
18 後チャンバ
20 負圧配管
22 移動ピストン
25 戻しばね
26 前面
28 ブレーキマスターシリンダ
30、32 液圧配管
34 作動ロッド
36 カップ
38 後端
40 チューブ状後部分
42 環状溝
44 反作用ディスク
46 制御ロッド
48 連結スリーブ
50 戻しばね
51 ブーツ
53 後端
54 相補的ハウジング
56 プランジャー
58 後環状座
60 三方弁
61 前部分
62 第1フィーラー
63 中間部分
64 チューブ状ブッシュ
66 前部分
68 第2フィーラー
70 一方向係合装置
P1 第1圧力
P2 第2圧力
Pa 大気圧
d1 第1ジャンプ距離
d2 第2ジャンプ距離

Claims (9)

  1. 自動車のブレーキマスターシリンダ(28)を作動するための空気式ブレーキブースター(10)であって、
    剛性のケーシング(12)を備え、前記ケーシング(12)内では、横隔壁(14)が移動できるように設けられており、前記横隔壁(14)は、エンジン負圧である第1圧力(P1)が加わる前チャンバ(16)と、前記エンジン負圧と大気圧(Pa)との間で変化する第2圧力(P2)が加わる後チャンバ(18)とを密封をなして画定しており、
    また、前記移動隔壁(14)に固定された移動ピストン(22)を備え、前記移動ピストン(22)の前面(26)が、マスターシリンダを作動するために、ロッド(34)に作用でき、
    また、ブースター(10)を制御するためのロッド(46)を備え、前記ロッド(46)は、戻しばね(50)によって前記ロッド(46)に及ぼされた戻し力に抗して前方に及ぼされた軸線方向入力の関数として、前記ピストン(22)内で選択的に移動し、
    また、前記ピストン(22)内で前記制御ロッド(46)の前方に配置されたプランジャー(56)を備え、
    前記プランジャー(56)は、前記制御ロッド(56)が休止位置にあり前記前チャンバ(16)と前記後チャンバ(18)が連通した位置と、前記制御ロッド(56)が作動され、前記後チャンバ(18)内の前記第2圧力(P2)が増大し、前記後チャンバ(18)を前記大気圧(Pa)と連通させる位置との間で徐々に移動できる三方弁(60)用の少なくとも一つの環状の後座(58)を後端に備えており、
    また、前記ピストン(22)を通過し、前記プランジャー(56)の第1端を形成する第1フィーラー(62)を備えており、前記第1フィーラー(62)は、前記制御ロッド(46)が前記休止位置にあるとき、前記マスターシリンダ(28)を作動するためのロッド(34)と前記移動ピストン(22)の前面(26)との間に挿入された反作用ディスク(44)から第1の所定のジャンプ距離(d1)遠ざかって配置されており、前記制御ロッド(46)を所定速度よりも低速で作動した場合に、前記プランジャー(56)によって前記第1ジャンプ距離(d1)をカバーでき、次いで前記プランジャー(56)及び前記制御ロッド(46)に前記マスターシリンダ(28)の反作用力を伝達するように、第1フィーラー(62)は前記反作用ディスク(44)に入り込むことができ、
    また、前記プランジャー(56)に摺動可能に取り付けられたチューブ状のブッシュ(64)を備え、前記ブッシュ(64)は、前記ピストン(22)を通過する前部分(66)を有し、この前部分の端部には第2フィーラー(68)が設けられており、
    前記制御ロッド(46)を所定速度よりも高い速度で作動したとき、前記ブッシュ(64)は、前記プランジャー(56)によって押され、前記制御ロッドの作動速度に応じて変化できる所定の軸線方向位置で一方向係合装置(70)によって前記ピストン(22)に関して動かないようにでき、
    次いで前記ピストンによって駆動され、それによって、前記第2フィーラー(68)が前記反作用ディスク(44)に入り込み、これにより、前記第1ジャンプ距離(d1)よりも大きい第2の可変のジャンプ距離(d2)に沿って減少する前記マスターシリンダ(28)の対抗する反作用力に抗して、前記第1フィーラー(62)が制動力を迅速に加えることができることを特徴とするブースター。
  2. 請求項1に記載のブースター(10)において、
    前記ブッシュ(64)は、前記ピストン(22)の相補的後ボア(74)に摺動可能に取り付けられたチューブ状の後部分(72)を含むことを特徴とするブースター。
  3. 請求項2に記載のブースター(10)において、
    前記一方向係合装置(70)は、前記ピストン(22)の凹所(80)に取り付けられたキー(78)を含み、前記ピストン(22)の凹所(80)は、前記ピストン(22)をその軸線(A)に対して直角に通過しており、
    前記キーのほぼ環状の部分(82)が、前記ブッシュ(64)を隙間を伴って取り囲んでおり、
    前記制御ロッド(46)に及ぼされた入力が所定速度よりも高い速度である場合、前記キーは、前記移動ピストン(22)によって駆動され、全体に横方向の軸線を中心として揺動して、前記ブッシュ(64)の前記チューブ状の後部分(72)の周囲と協働し、前記ブッシュ(64)を可変の軸線方向位置で動かないようにすることを特徴とするブースター。
  4. 請求項3に記載のブースター(10)において、
    前記ブッシュ(64)の前記チューブ状の後部分(72)は一定の直径を有し、その結果、前記キー(78)の前記ほぼ環状の部分(82)が、前記ブッシュ(64)を楔作用で動かないようにすることを特徴とするブースター。
  5. 請求項3又は4に記載のブースター(10)において、
    前記キー(78)はほぼL形状の下部分(84)を含み、前記下部分は、その環状部分(82)から半径方向に延びており、
    前記下部分は、前記ピストン(22)の前記凹所(80)の前面(90)と前記キー(78)の上部分(85)の前面(92)との間に挿入された戻しばね(88)によって、前記ブースター(10)の前記ケーシング(12)の衝合面(86)に対して弾性的に戻されることを特徴とするブースター。
  6. 請求項2乃至5のうちのいずれか一項に記載のブースター(10)において、
    前記第2フィーラー(68)は、前記ブッシュ(64)と同軸の環状の前面を備えており、
    前記環状の前面は、前記ブッシュ(64)の前記後部分(72)の外径よりも大きな外径を有することを特徴とするブースター。
  7. 請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載のブースター(10)において、
    前記反作用ディスク(44)は、前記ピストン(22)と同軸のカップ(36)内に収容されており、
    前記カップは、前記作動ロッド(34)の後端(38)に固定されており、前記カップのチューブ状後部分(40)は、前記ピストン(22)の前記前面(26)の同軸の環状溝(42)に摺動可能に取り付けられていることを特徴とするブースター。
  8. 請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載のブースター(10)において、
    前記第2フィーラー(68)は、前記ブッシュ(64)の前記前端(67)と一体的に形成されていることを特徴とするブースター。
  9. 請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載のブースター(10)において、
    前記第2フィーラー(68)は、前記ブッシュ(64)の前記円筒形前端(67)に摺動可能に取り付けられた環状の形体で製造され、前記ブッシュ(64)の肩部前面(69)によって前記反作用ディスクに押し込むことができることを特徴とするブースター。
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