JP2003531880A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 下記の反応スキーム：
【化１】

に従って、ハロゲン化ベンゼン化合物をアシル化し（第１段階）、アシル化した化合物を、オルト位置で更に置換されていないハロゲン化フェノール化合物によりエーテル化し（第２段階）、エーテル化した化合物を酸化し（第３段階）、そして酸化した化合物を第４段階で加水分解することによる、式（１）：
【化２】

（ここで、
Ｒ₁及びＲ₂は、互いに独立して、Ｆ、Ｃｌ又はＢｒであり；
Ｒ₃びＲ₄は、互いに独立して、水素又はＣ₁−Ｃ₄アルキルであり；
ｍは、１〜３であり；そして
ｎは、１又は２である）
で示される２′位及び６′位で置換されていないハロゲン化ヒドロキシジフェニル化合物の調製方法であって、第２段階の反応を、Ｋ₂ＣＯ₃及び任意の所望の銅触媒（ここでＫ₂ＣＯ₃は、使用される式（６）のフェノール化合物に基づき、０．５〜３モルの濃度で使用される）の存在下で実施することを含む方法。
【請求項２】 アシル化反応（第１段階）を、ルイス酸の存在下で実施する、請求項１記載の方法。
【請求項３】 塩基（Ｋ₂ＣＯ₃）を、使用されるフェノール化合物に基づき、０．８〜２モルの濃度で使用する、請求項１又は２に記載の方法。
【請求項４】 酸化（第３反応段階）を、過カルボン酸の存在下で実施する、請求項１〜３のいずれか１項記載の方法。
【請求項５】 酸化（第３反応段階）を、過酸化水素／硫酸／酢酸の混合物の存在下で実施する、請求項１〜３のいずれか１項記載の方法。
【請求項６】 Ｒ₁及びＲ₂がＣｌである式（１）の化合物の調製に関する、請求項１〜５のいずれか１項記載の方法。
【請求項７】 式（９）：
【化３】

で示される化合物の調製に関する、請求項１〜６のいずれか１項記載の方法。
【請求項８】 式（１０）：
【化４】

で示される化合物の調製に関する、請求項１〜６のいずれか１項記載の方法。