JP2003531826A - 9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンiiiからの水溶性9−ジヒドロ−パクリタキセル誘導体の合成。 - Google Patents

9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンiiiからの水溶性9−ジヒドロ−パクリタキセル誘導体の合成。

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JP2003531826A JP2001560985A JP2001560985A JP2003531826A JP 2003531826 A JP2003531826 A JP 2003531826A JP 2001560985 A JP2001560985 A JP 2001560985A JP 2001560985 A JP2001560985 A JP 2001560985A JP 2003531826 A JP2003531826 A JP 2003531826A
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リュー,ジアン
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リュー,ジアン
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D305/00Heterocyclic compounds containing four-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atoms
    • C07D305/14Heterocyclic compounds containing four-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atoms condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Abstract

(57)【要約】 請求項1記載の式で示される化合物及びその製造方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明はパクリタキセル誘導体の半合成に関し、さらに詳細には、本発明は、
9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIIIを開始化合物として用いる、9
−ジヒドロタキサンの半合成に関する。
【0002】 (背景技術) パクリタキセル(タキソール)は、広範囲の癌に対する有効性を持つ周知の化
学療法剤である。卵巣癌および乳癌に対して臨床的に有効であることがわかって
おり、肝臓、腹膜、子宮頚、前立腺、大腸および食道などの他の種類の多くの癌
に対して有望な活性を示してきた。
【0003】 従来、タキソールはセイヨウイチイ(Pacific Taxus brev
ifolia)の樹皮からの抽出によって得られる。しかし、樹皮からタキソー
ルを単離することは、困難で、収率が低く、費用のかかる工程である。さらに、
イチイの不足が指摘されており、科学者は別の経路を探索している。
【0004】 パクリタキセルは卵巣癌および乳癌治療の有望な薬剤であるが、パクリタキセ
ルの低い水溶性は問題となりうる。潜在的に高い溶解性を持つ新たな誘導体を捜
し求める中で、注目を集めている分子の部位の1つは、C−9位置のケトン官能
基、もしくはタキサン核のC−10酢酸基の水酸基への変換である。
【0005】 水溶性を向上させようとする以前の試みも、生理学的条件下でパクリタキセル
に変換される水溶性プロドラッグ、または新規薬剤調合物の調製に依存している
【0006】 パクリタキセルの水溶性を向上させる別の方法は、水酸基の1つをアミノ基と
置換することである。つまり生じたアミンの塩は水溶性を向上させる。
【0007】 別の解決法を探すうちに、幅広いスペクトルを持つ新たなタキソール誘導体の
発見により、インビボ活性の上昇、水溶性および安定性の向上が報告されている
。報告された化合物のうち、9−ジヒドロタキサン族に属する化合物が大きな可
能性を示している。これまで、9−ジヒドロタキソールおよび9−ジヒドロタキ
ソテールを含む、その族の限られた構成要素のみの合成が成功している。優れた
薬理学的性質を持つ、多数の9−ジヒドロタキサン化合物を合成する能力は、貴
重な財産となる。
【0008】 (発明の開示) 本発明の1つの実施形態の一態様によって、9−ジヒドロタキサン化合物の改
良された合成方法が与えられる。
【0009】 本発明の1つの実施形態の別の態様によって、以下の式を持つ化合物が与えら
れる: (式中、RはAcまたはHであり;RはO−Si(C、NH
O−トシルまたはNH〜NHであり;RはC11またはフェニルであり
;RはOHまたはNHである。)
【0010】 本発明の1つの実施形態のさらに別の態様において、以下の式を持つ化合物が
与えられる: (式中、RはAcまたはHであり、RはO−Si(C)3、NH
O−トシルまたはNHCHCHNHである。)
【0011】 本発明の1つの実施形態のなお別の態様において、以下の式を持つ化合物が与
えられる: (式中、RはHであり、RはO−Si(C、O−トシル、NH またはNH〜NHである。)
【0012】 本発明の1つの実施形態のさらなる態様に関して、 (a)9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIIIのC−7水酸基を適切な
保護基によって保護するステップ; (b)C−13位置でステップ(a)の生成物を脱アセチル化するステップ;及
び (c)適切な側鎖をステップ(b)で得られた生成物のC−13位置に添加する
ステップ; を含む、9−ジヒドロタキサンの調製プロセスが与えられる。
【0013】 本発明に従って合成されたタキサン誘導体は、以下の化学構造を特徴とする: 7−アミノ−9−ジヒドロタキソールC、式中、 RはAcであり、RはNHであり、RはC11であり、RはOH
である。 7−アミノ−10−デアセチル−9−ジヒドロタキソールC、式中、 RはHであり、RはNHであり、RはC11であり、RはOHで
ある。 2’−アミノ−9−ジヒドロタキソール、式中、 RはAcであり、RはOHであり、RはCであり、RはNH
ある。 2’−アミノ−10−デアセチル−9−ジヒドロタキソール、式中、 RはHであり、RはOHであり、RはCであり、RはNHであ
る。 7−アミノ−9−ジヒドロタキソール、式中、 RはAcであり、RはNHであり、RはCであり、RはOHで
ある。 7−アミノ−10−デアセチル−9−ジヒドロタキソール、式中、 RはHであり、RはNHであり、RはCであり、RはOHであ
る。 7−アミノエチルアミノ−9−ジヒドロタキソール、式中、 RはAcであり、RはNH NHであり、RはCであり、R
OHである。 9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIIIは、上記の9−ジヒドロタキサ
ンの調製で開始物質として使用される。9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチ
ンIIIは、イチイ種、好ましくはカナダイチイより抽出可能である。
【0014】 概要において、幹および針葉などの植物物質を収集、粉砕し、メタノールで抽
出する。抽出は室温で24時間継続し、濾過する。抽出物は、蒸発により、元の
体積の約10%まで濃縮させ、濃縮物に等量の水を加える。水溶液をヘキサンで
数回抽出すると、水層および非水層が生じる。水層はクロロホルムまたはジクロ
ロメタンによって数回抽出する。クロロホルムまたはジクロロメタン抽出物は濃
縮して乾燥させ、残留物を、約10:1:0.5の比でクロロホルム、メタノー
ルおよびアセトンの混合物に溶解させ、乾燥したカラムクロマトグラフィーで分
画し、タキソールおよび9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIIIを含む
複数の画分を得る。画分を合わせ、メタノールで抽出する。メタノール抽出物は
濃縮して乾燥させ、残留物をメタノールに溶解させて、9−ジヒドロ−13−ア
セチルバッカチンIIIの結晶を析出させる。
【0015】 本発明のプロセスは、以下のスキーム1〜4(b)に示すように、 (a)9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIIIのC−7水酸基を適切な
保護基で保護するステップ; (b)C−13位置でステップ(a)の生成物を脱アセチル化するステップ;及
び、 (c)適切な側鎖をステップ(b)で得られた生成物又はC−13位置に添加す
るステップ、を含む。
【0016】 プロセスはさらに、ステップ(c)で得られた生成物の保護基を除去するステ
ップを含んでもよい。
【0017】 スキーム1に関して、7−アミノ−9−ジヒドロタキソールCは、適切な触媒
、好ましくはヨウ化テトラブチルアンモニウムなどの置換アミンおよびジクロロ
メタンなどの非極性溶媒の存在下で、保護基、たとえば塩化トシルなどのトシル
基をC−7位置で9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIIIに加えること
によって得ることができる。従来技術の方法と比較して、ヨウ化テトラブチルア
ンモニウム/ジクロロメタンの組合せによって、望ましい生成物の収率が向上す
ることがわかっている。反応時間の短縮、容易な生成物の精製、比較的少量の副
生成物の生成などの他の利点も注目された。有利なことに、上記の試薬は毒性が
より低く、このことは大規模生産には有益となりうる。混合物は反応が完了する
まで室温で撹拌し、その後、ジクロロメタンなどの非極性溶媒で抽出する。有機
相は真空中で濃縮して乾燥させ、クロマトグラフィー法、好ましくは通常のフラ
ッシュカラムクロマトグラフィーによって、97:3の比のジクロロメタンおよ
びメタノールなどの適切な溶媒系を用いて溶出させて精製し、中間体である7−
O−トシル−9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIIIを得る。
【0018】 7−O−トシル−9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIII中間体は、
アルキルリチウム、たとえばメチルリチウムを用いた反応によって、またはレッ
ドAlを用いて、C−13位置で脱アセチル化する。生じた混合物は、炭酸水素
ナトリウム又は塩化アンモニウムなどの緩衝液およびジクロロメタンなどの非極
性溶媒からなる溶媒系で分配する。有機層は濃縮して乾燥させ、粗生成物は、た
とえば、97:3の比のジクロロメタンおよびメタノールなどの溶媒系を用いて
、フラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、中間体である7−O−
トシル−9−ジヒドロバッカチンIIIを得る。
【0019】 7−O−トシル−9−ジヒドロバッカチンIII中間体は、強求核試薬、たと
えばリチウムヘキサメチルジシルアジドなどのアルキルシリルリチウムの存在下
で、2’−エトキシエチル−N−ヘキサノイル−(2R、3S)−3−フェニル
−イソスクリンでさらに処理される。混合物は、pH7のリン酸などの緩衝液お
よびジクロロメタンなどの非極性溶媒の混合物またはTHFなどの、適切な溶媒
によって失活させる。有機相は濃縮して乾燥させ、残留物は、たとえば、フラッ
シュカラムクロマトグラフィーによって、酢酸エチルおよびヘキサン(6:4)
などの溶媒混合物を用いて溶出させて精製し、2’−エトキシエチル−7−O−
トシル−9−ジヒドロタキソールC中間体を得る。中間体をアジ化ナトリウムで
処理し、次にPd/Cで処理して、中間体である2’−エトキシエチル−7−ア
ミノ−9−ジヒドロタキソールCを得る。
【0020】 2’−エトキシエチル−7−アミノ−9−ジヒドロタキソールC中間体をさら
に、1%塩酸によって、0℃にて、エタノールなどのアルコール中で処理し、生
成物7−アミノ−9−ジヒドロタキソールCを得る。
【0021】 同様に、スキーム2(a)に示すように、7−アミノ−10−デアセチル−9
−ジヒドロタキソールCは、水素化ナトリウムの代わりにナトリウムメトキシド
などの求核試薬を用いて得られ、13−アセチル−10−デアセチル−9−ジヒ
ドロ−7−O−トシルバッカチンIII中間体が生じる。ナトリウムメトキシド
/ジクロロメタンの組合せも、トリエチルアミン/ジクロロメタンの組合せの場
合と同様に、優れた結果を与えることがわかった。
【0022】 スキーム2(b)に関して、7−アミノ−10−デアセチル−9−ジヒドロタ
キソールCは、スキーム1で得られた中間体2’−エトキシエチル−7−アミノ
−9−ジヒドロタキソールCに、ナトリウムメトキシドなどの求核試薬および1
%塩酸を加えることによっても得られる。
【0023】 スキーム3に関して、2’−アミノ−9−ジヒドロタキソールは、CHCl 中のEtNおよび水素化ナトリウムなどの求核試薬などの溶媒混合物の存在
下で、保護基、好ましくはトリエチルシリルなどのシリル保護基を9−ジヒドロ
−13−アセチルバッカチンIIIのC−7位置に添加することによって得られ
る。混合物はpH7のリン酸などの緩衝液およびジクロロメタンなどの非極性溶
媒の混合物によって失活させる。有機層は真空中で濃縮して乾燥させ、残留物は
クロマトグラフィー法、好ましくはフラッシュカラムクロマトグラフィーによっ
て精製する。適切な溶出溶媒系、たとえばジクロロメタンおよびメタノール(9
6:4)を用いて、中間体13−アセチル−9−ジヒドロ−7−トリエチルシリ
ルバッカチンIIIを得る。
【0024】 スキーム4に示すのと同様の方法で、2’−アミノ−10−デアセチル−9−
ジヒドロタキソールが得られる。この場合、水素化ナトリウムの代わりに、ナト
リウムメトキシドを使用する。
【0025】 トリエチルシリル保護基の存在によって、ジヒドロタキソール類似体がさらに
安定することがわかった。
【0026】 本発明を説明するために、以下の実施例を参照する。 スキーム1 スキーム2(a) スキーム2(b) スキーム2(c) スキーム3 スキーム4(a) スキーム4(b)
【0027】 実施例1 7−O−トリエチルシリル−9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIII 1.0gの9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIIIを、20mLのジ
クロロメタン(CHCl)が入った100mLの丸底フラスコに入れた。5
mLのトリエチルアミン(EtN)、続いて、1.5モル当量の塩化トリエチ
ルシリル((CSiCl)を混合物に加え、混合物を室温にて5時間
、磁気的に撹拌した。反応の進捗に続いて、薄層クロマトグラフィー(TLC)
を行った。TLCによって反応の完了が表示されたら、混合物を、70mLの水
が入った500mLの分液漏斗に入れて、100mLのジクロロメタンで抽出し
た。有機相を真空により濃縮して乾燥させ、濃縮物は、ジクロロメタンおよびメ
タノール(97:3)の混合物で溶出させて、シリカゲル上で通常のフラッシュ
カラムクロマトグラフィーによって精製し、0.7gの白色結晶が得られ、これ
は7−O−トリエチルシリル−9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIII
と同定された。H−NMRデータは以下のとおりである。 H−NMR(200MHz、CDCl):8.06(d,Ar−H−2,
H−6),7.57(t,A−H−4),7.46(dd,Ar−H−3,H−
5),6.15(t,H−13),6.14(d,H−10),5.73(d,
H−2),5.34(d,H−9),4.92(d,H−5),4.55(dd
,H−7),4.30(d,H−20a),4.14(d,H−20b),3.
04(d,H−3),2.50(m,H−6),2.27(s,CHC=O)
,2.19(s,CHC=O),2.15(H−14a),2.11(s,C
C=O),2.00(H−14b),1.93(s,CH),1.80(
s,CH),1.69(s,CH),1.24(s,CH),0.99(
t,9H,3CH),0.74(q,6H,3CH)ppm
【0028】 実施例2 7−O−トリエチルシリル−9−ジヒドロバッカチンIII 実施例1による100mgの7−O−トリエチルシリル−9−ジヒドロ−13
−アセチルバッカチンIIIを、−44℃にて5mLのTHFが入った25mL
の丸底フラスコに入れ、5モル当量のメチルリチウム(CHLi)を滴下して
、7−O−トリエチルシリル−9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIII
のC−13位置でアセチル基を除去し、反応をTLCで監視した。脱アセチル化
が完了したら、混合物を、飽和炭酸水素ナトリウム(NaHCO)または塩化
アンモニウム(NHCl)緩衝液およびジクロロメタンの間で分配した。有機
層を濃縮して乾燥させ、粗生成物は、ジクロロメタンおよびメタノール(97:
3)の混合物で溶出させて、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィ
ーによって精製し、65mgの7−O−トリエチルシリル−9−ジヒドロバッカ
チンIIIを得た。
【0029】 実施例3 2’−アミノ−9−ジヒドロタキソール ステップ1 実施例2から得た100mgの7−O−トリエチルシリル−9−ジヒドロバッ
カチンIIIを−78℃にて、10mLのTHFおよび3モル当量のリチウムヘ
キサメチルジシルアジド(LiHMDS)の入った50mL丸底フラスコに入れ
た。3モル当量の2’−アミノ−3−ベンゾイルアミノ−(2R,3S)−3−
フェニル−プロピオン酸を加え、混合物を5〜10時間にわたって−20℃に加
温した。混合物は20mLの炭酸水素ナトリウムまたは塩化アンモニウムおよび
30mLのジクロロメタンによって失活させた。有機層を濃縮して乾燥させ、2
’−アミノ−7−O−トリエチルシリル−9−ジヒドロタキソールを得た。
【0030】 ステップ2 10mLのエタノール溶媒中の2’−アミノ−7−O−トリエチルシリル−9
−ジヒドロタキソールの濃縮物に5mlの1%塩酸を0℃にて加え、トリエチル
シリル(TES)保護基を除去した。生じた混合物は、酢酸エチル:ヘキサン(
6:4)で溶出させて、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーに
よって精製し、72mgの白色固体結晶が得られ、これは2’−アミノ−9−ジ
ヒドロタキソールと同定された。
【0031】 実施例4 13−アセチル−10−デアセチル−9−ジヒドロ−7−O−トリエチルシリル
バッカチンIII 1.0gの9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIIIを、20mLのジ
クロロメタンが入った100mLの丸底フラスコに入れた。2モル当量のナトリ
ウムメトキシド(NaOCH)、続いて、1.5モル当量の塩化トリエチルシ
リルを混合物に加え、混合物を室温にて2時間または3時間、磁気的に撹拌した
。反応の進捗に続いて、TLCを行った。TLCによって反応の完了が表示され
たら、混合物を、70mLの水が入った500mLの分液漏斗に入れて、100
mLのジクロロメタンで抽出した。有機相を真空により濃縮して乾燥させた。濃
縮物は、酢酸エチルおよびヘキサン(55:45)の混合物で溶出させて、シリ
カゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、750mgの
白色結晶が得られ、これは13−アセチル−10−デアセチル−9−ジヒドロ−
7−O−トリエチルシリルバッカチンIIIと同定された。
【0032】 実施例5 10−デアセチル−9−ジヒドロ−7−O−トリエチルシリルバッカチンIII 実施例4による100mgの13-アセチル−10−デアセチル−9−ジヒド
ロ−7−O−トリエチルシリルバッカチンIIIを、−20℃にて10mLのT
HFが入った25mLの丸底フラスコに入れた。3モル当量のレッド−Alを滴
下して、C−13位置のアセチル基を除去した。反応はTLCで監視した。脱ア
セチル化が完了したら、混合物を、pH7のリン酸およびジクロロメタンの混合
物間で分配した。有機層を濃縮して乾燥させ、粗生成物は、ジクロロメタンおよ
びメタノール(97:3)の混合物で溶出させて、シリカゲル上でフラッシュカ
ラムクロマトグラフィーによって精製し、63mgの10−デアセチル−9−ジ
ヒドロ−7−O−トリエチルシリルバッカチンIIIを得た。
【0033】 実施例6 2’−アミノ−10−デアセチル−9−ジヒドロタキソール 2’−アミノ−10−デアセチル−9−ジヒドロタキソールは、以下の2つの
方法で合成できる。 方法1 ステップ1 実施例5で得られた65mgの10−デアセチル−9−ジヒドロ−7−O−ト
リエチルシリルバッカチンIIIを室温にて、3mLのアセトン/ジメトキシプ
ロパン(2:1)の入った25mLの丸底フラスコに入れた。5mgのカンフル
スルホン酸(CSA)を加え、反応が完了するまで(TLCで監視)混合物を窒
素下で撹拌した。完了および精製後、生じた生成物を−78℃にて、5mLのT
HFおよび3モル当量のLiHMDSが入った25mLの丸底フラスコに入れた
。3モル当量の2−アミノ−3−ベンゾイルアミノ−(2R,3S)−3−ペニ
ルプロピオン酸を加え、混合物を5〜10時間にわたって−20℃に加温した。
混合物を20mLのpH7のリン酸緩衝液によって失活させ、40mLのジクロ
ロメタンで抽出した。有機層を蒸発させて乾燥させ、中間体2’−アミノ−9−
10−O−(プロパン−2,2−ジイル)−7−トリエチルシリル−9−ジヒド
ロタキソールを得た。
【0034】 ステップ2 7mLの1%塩酸を0℃にて、15mLのエタノールの存在下で、2’−アミ
ノ−9,10−O−(プロパン−2,2−ジイル)−7−O−トリエチルシリル
−9−ジヒドロタキソール濃縮物に加えて、アセトニドおよびTES保護基を除
去した。混合物は酢酸エチルおよびヘキサン(6:4)で溶出させて、シリカゲ
ル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、15mgの白色固
体結晶が得られ、これは2’−アミノ−10−デアセチル−9−ジヒドロタキソ
ールと同定された。
【0035】 方法2 実施例3、ステップ1で得られた100mgの生成物を0℃にて、20mLの
ジクロロメタンの入った50mLの丸底フラスコに入れた。3モル当量のナトリ
ウムメトキシドを加え、混合物は磁気的に撹拌した。反応はTLCで監視した。
TLCにより反応の完了が表示されたら、混合物を、水(30mL)およびジク
ロロメタン(50mL)の混合物間で分配した。有機層を濃縮して乾燥させ、残
留物は、エタノールに溶解して、実施例3、ステップ2と同様の方法で1%塩酸
で処理し、50mgの2’−アミノ−10−デアセチル−9−ジヒドロタキソー
ルを得た。
【0036】 実施例7 7−O−トシル−9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIII 1.0gの9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIIIを、454mgの
塩化p−トルエン−スルホニルおよび75mgのヨウ化テトラブチルアンモニウ
ムの入った100mLの丸底フラスコに入れた。混合物を25mLのジクロロメ
タンに溶解させ、室温で10分間撹拌した。5〜7mgの水素化ナトリウムを混
合物にゆっくり加え、次に室温で4時間撹拌し、次いで100mLの水を加えた
。混合物は70mLのジクロロメタンで抽出した。有機層を濃縮して乾燥させ、
残留物はシリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製した
。溶出は、約4:6の比の酢酸エチルおよびヘキサンの混合物を用いて行い、0
.9gの7−O−トシル−9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIIIを得
た。
【0037】 実施例8 7−O−トシル−9−ジヒドロバッカチンIII 実施例7で得られた100mgの生成物を、50mLの丸底フラスコ内で20
mLのテトラヒドロフランに溶解させた。次にフラスコを、−44℃に維持した
コンテナ内に置いた。溶液を撹拌し、0.4mLのメチルリチウムのヘキサン溶
液を5分間にわたって滴下して加えた。混合物は、温度を約0℃まで上昇させな
がら約30分間撹拌し、混合物を緩衝液とジクロロメタンの間で分配した。有機
層は蒸発させて乾燥させた。残留物は、97:3の比のジクロロメタンおよびメ
タノールを用いて、シリカゲル上で精製し、68mgの7−O−トシル−9−ジ
ヒドロバッカチンIIIを得た。
【0038】 実施例9 2’−エトキシエチル−7−O−トシル−9−ジヒドロタキソールC 50mgの7−O−トシル−9−ジヒドロバッカチンIIIを25mLの丸底
フラスコに入れ、5mLのテトラヒドロフランによって溶解させ、6モル当量の
(2R,3S)−N−ヘキサノイル−3−フェニルイソセリンおよび3モル当量
のリチウムヘキサメチルジシルアジド(LiHMDS)を加えた。
【0039】 混合物は−78℃にて約20分間撹拌し、次に6時間にわたって、あるいはT
LC分析で確認されるように反応が完了するまでの間、0℃まで加温する。反応
が完了したら、30mLのpH7緩衝液で混合物を失活させ、生成物をジクロロ
メタンで抽出し、乾燥させ、シリカゲルでの分取TLCによって精製し、37m
gの2’−エトキシエチル−7−O−トシル−9−ジヒドロタキソールCを得た
【0040】 実施例10 7−アミノ−9−ジヒドロタキソールC ステップ1:2’−エトキシエチル−7−アジド−9−ジヒドロタキソールC 実施例9で得られた30mgの生成物を5mLの無水DMFに溶解させ、その
溶液に6mgのアジ化ナトリウムを加えた。混合物は60℃にて5時間撹拌した
。反応が完了したら、混合物を水および塩化メチレン間で分配し、MgSO
よって乾燥させ、蒸発させた。生じた残留物は分取TLCによって精製し、18
.5mgの2’−エトキシエチル−7−アジド−9−ジヒドロタキソールCを得
た。
【0041】 ステップ2:2’−エトキシエチル−7−アミノ−9−ジヒドロタキソールC 50mgの2’−エトキシエチル−7−アジド−9−ジヒドロタキソールCを
メタノール(10mL)に溶解させ、その溶液に20mgのPd/C触媒を加え
た。混合物を水素雰囲気下で、10時間、または反応が完了するまで撹拌した。
触媒を濾過し、次に溶媒を真空中で蒸発させた。残留物はメタノール水溶液から
結晶化させ、2’−エトキシエチル−7−アミノ−9−ジヒドロタキソールCを
白色粉末として得た。
【0042】 ステップ3:7−アミノ−9−ジヒドロタキソールC ステップ2で得られた生成物は5mLのエタノールに溶解させ、過剰の1%塩
酸を加えた。混合物は約5時間室温に維持した。次に反応を20mLの水で失活
させ、水およびCHCl間で分配した。有機層は蒸発させて乾燥させた。生
じた残留物は分取TLCによって精製した。7−アミノ−9−ジヒドロタキソー
ルCは白色粉末として得られた。
【0043】 実施例11 7−アミノエチルアミノ−9−ジヒドロタキソール ステップ1: 300mgの7−トシル−9−ジヒドロバッカチンIIIおよび850mgの
(2R、3S)−N−ベンゾイル−O−(1−エトキシエチル)−3−フェニル
イソセリンをTHF(20mL)に溶解させた。100mgのNaHを0〜5℃
の間の温度で混合物に加え、次に室温にて5時間、TLCで監視して反応が完了
するまで撹拌した。生成した混合物は次にpH7の緩衝液で失活させ、50mL
のCHClで抽出し、有機層をNaHCOの飽和溶液および水で洗浄した
。次にCHCl溶液を真空下で濃縮して乾燥させ、残留物をフラッシュカラ
ムクロマトグラフィーで精製し、2’−エトキシエチル−7−トシル−9−ジヒ
ドロタキソールを白色粉末として得た。
【0044】 ステップ2: 100mgのステップ1の生成物、2’−エトキシエチル−7−トシル−9−
ジヒドロタキソールを25mLの丸底フラスコに入れ、室温にて10mLのエタ
ノールに溶解させた。エタノール溶液に10mLのエチレンジアミンを加えた。
混合物を60℃にて5時間撹拌し、次に室温にまで冷却した。過剰の1%塩酸を
加え、混合物を撹拌して、室温で3時間維持した。次に反応を水およびCH
で失活させた。有機層を蒸発させて乾燥させ、カラムクロマトグラフィーで
精製し、73.5mgの7−アミノエチルアミノ−9−ジヒドロタキソールを得
た。
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Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: [式中、Rが、 式: を有する基、 (式中、RおよびRは、水素、アルキル、アミノアルキルおよびアルカノ
    イルからなる群より独立に選択され、 Rは水素またはアルカノイルであり; Rは水素、アルキル、フェニル、置換フェニル、アルコキシ、置換アルコキシ
    である)]を有する化合物。
  2. 【請求項2】 式: [式中、Rが 式: を有する基、 (式中、Rは水素、アルカノイルまたは置換アルカノイルであり; Rは水素またはアミノアルカノイルであり; Rはフェニル、置換フェニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アルキル、置換
    アルキルからなる群より選択され; Rは水素、アルカノイル、アミノアルカノイルおよびアミノアルキルからなる
    群より選択される)]を有する化合物。
  3. 【請求項3】 式: (式中、RはAcまたはHであり; RはHまたはアルカノイルであり; RはO−メシル、O−トシル、アジド、アミノ、アルキルアミノ、ポリアミン
    および置換O−トシルからなる群より選択される)を有する化合物。
  4. 【請求項4】 (a)9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIIIのC
    −7水酸基を適切な保護基によって保護するステップ; (b)ステップ(a)の生成物をC−13位置で脱アセチル化するステップ; (c)適切な側鎖をステップ(b)で得られた生成物のC−13位置に添加する
    ステップ; からなる、9−ジヒドロタキサンを調製するプロセス。
  5. 【請求項5】 さらにステップ(c)で得られた生成物の保護基を除去する
    ステップをさらに含む請求項4に記載のプロセス。
  6. 【請求項6】 ステップ(a)が、トリエチルアミンおよびナトリウムメト
    キシドからなる群より選択される触媒の存在下で、トリエチルシリル保護基の添
    加によって実施される請求項4に記載のプロセス。
  7. 【請求項7】 (a)9−ジヒドロ−13−アセチルバッカチンIIIのC
    −7水酸基を適切なフェニルスルホニルまたは置換フェニルスルホニル保護基に
    よって保護するステップ;及び (b)適切な反応溶媒中でアミン、オリゴアミンまたはポリアミン官能基によっ
    て保護基を置換するステップ; からなる、7−アミン官能基化9−ジヒドロ−パクリタキセル誘導体を調製する
    プロセス。
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