JP2003530977A - 婦人科癌に対しての低線量率近接照射療法のための複数構成部材からなる膣用シリンダシステム - Google Patents

婦人科癌に対しての低線量率近接照射療法のための複数構成部材からなる膣用シリンダシステム

Info

Publication number
JP2003530977A
JP2003530977A JP2001578043A JP2001578043A JP2003530977A JP 2003530977 A JP2003530977 A JP 2003530977A JP 2001578043 A JP2001578043 A JP 2001578043A JP 2001578043 A JP2001578043 A JP 2001578043A JP 2003530977 A JP2003530977 A JP 2003530977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vaginal cylinder
vaginal
cylinder structure
tandem
oval
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001578043A
Other languages
English (en)
Inventor
アーロン・ウォルフソン
ウー・シャオドン
Original Assignee
ザユニバーシティー オブ マイアミ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ザユニバーシティー オブ マイアミ filed Critical ザユニバーシティー オブ マイアミ
Publication of JP2003530977A publication Critical patent/JP2003530977A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/10X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy
    • A61N5/1001X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy using radiation sources introduced into or applied onto the body; brachytherapy
    • A61N5/1014Intracavitary radiation therapy
    • A61N5/1016Gynaecological radiation therapy

Abstract

(57)【要約】 本発明による複数構成部材からなる膣用シリンダシステム(100)は、1つまたは複数の放射線源(140)を収容し得るタンデム(110)と、各々が放射線源を収容し得るものとされた1つまたは複数の着脱可能な卵形カートリッジ(130)と、タンデムを内部に挿入することができるタンデム用スロット(112)および卵形カートリッジを収容するためのカートリッジ用中空スペース(122)を備えた膣用シリンダ構造(120)と、を具備している。非照射対象組織を遮蔽するために、膣用シリンダ構造の一部上に、放射シールドを着脱可能に設置することができる。婦人科癌を治療するに際しての、この複数構成部材からなる膣用シリンダシステムの使用方法も、開示している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本出願は、2000年4月24日付けにて出願された米国特許予備出願明細書
第60/199,139号の優先権を主張するものである。
【0002】 本発明は、婦人科癌の治療に関するものである。より詳細には、本発明は、患
者の膣および子宮頸管内へと挿入するための放射線源搬送デバイスに関するもの
である。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
米国においては、毎年約70,000人の婦人が、侵襲性の婦人特有悪性疾患
であると診断される。この種の腫瘍のうち、約3分の1が、治療の一部または全
体として、放射線を受領する。放射線療法によって治療される患者の大部分にお
いては、低線量率放射線源の体内への配置(近接照射療法)が行われ、これによ
り、長期的な意味でのこのような治療に起因する正常組織の合併症を最小化しつ
つ、癌の制御効果が最大化される。
【0004】 従来より、婦人科癌を患った婦人は、治療の一部または全体として、放射線治
療を受ける。放射線療法の要部は、患者の膣内へと外科的に配置される特殊アプ
リケータ内へと放射性材料を導入することである。約40年にわたって、子宮頸
管に癌を患った患者に対しての低線量率近接照射療法において使用される搬送シ
ステムは、膣内留置器(卵形器)と子宮内タンデムとを使用していた。このシス
テムのいくつかの欠点は、子宮頸管と膣の中央部から下部との双方を含んだ腫瘍
を治療するに際して治療時に十分な放射線量を供給できないことである。膣先端
部の病状を治療するためには、膣用卵形器は、膣従属組織内への経会陰的放射線
源の配置(壁内着床)の有無は別として、タンデムと膣用シリンダとの挿入によ
って置換されなければならない。初期的子宮頸管治療による個別埋設治療は、通
常、麻酔下で行われる必要があり、その後の近接照射療法継続時には、病院に入
院しなければならない。よって、2回目の放射線源埋設に基づいて、疾病率や死
亡率が増すというリスクがある。加えて、2度の入院によって治療費がかさんで
しまう。
【0005】 従来的なタンデムと卵形器とからなるアプリケータシステムに関する他の問題
点は、埋設手術時の卵形器の安定化を行う必要があることである。安定化は、通
常、放射線治療専門医がガーゼを膣内に詰めることによって行われ、これにより
、所定に配置された卵形器の位置ズレが防止される。埋設手術時の外科医のミス
により、あるいは、過去の外部ビーム照射に基づく膣尖の狭隘化により、膣用卵
形器は、子宮頸管に対して直接的に接触した状態で留まることができない。この
ため、照射が不均一となってしまい、腫瘍の持続や再発といったリスクが増大す
る。この場合にも、しばしば、近接照射療法を実行するに際して、卵形器に代え
て膣用シリンダが使用される。しかしながら、典型的な膣用シリンダは、子宮頸
管腫瘍における治療対象箇所に対して十分な照射量をもたらすことができない。
そのため、膣内損傷というリスクがかなり増大し、ひどい場合には、長期的な患
者救済の確率が小さくなってしまう。
【0006】 子宮内膜に癌を患っている患者に対しての手術後の放射線治療においては、膣
尖のところで腫瘍再発というリスクがある場合には従来的な膣用卵形器を使用し
、膣の下部のところで腫瘍再発というリスクがある場合には従来的なシリンダを
使用する。しかしながら、膣尖と膣の先端領域との双方において再発リスクがあ
る場合には、毒性を増大させることなく膣全体に対しての適切な放射線照射量を
得るために、2つの個別の治療が必要となってしまう。
【0007】 上述した問題点を解決するための試みがなされている。例えば米国特許明細書
第4,244,357号や米国特許明細書第5,947,891号には、子宮頸
管癌を患っている患者を治療するための典型的なデバイスおよび方法が開示され
ている。これら特許文献においては、放射線源を含有したタンデムが、膣内に挿
入され、2つの卵形半体シリンダが、タンデム周囲のスペーサとして使用される
。これら特許文献において開示されている2つの半体シリンダは、様々な相互連
結機構を使用することによって互いにロックされる。これら2つの特許文献にお
いて開示されているデバイスにおいては、タンデムは、単独での放射線源である
【0008】 米国特許明細書第4,554,909号においては、典型的な卵形半体シリン
ダが、単一の連続したシリンダ状構造によって、代替されている。このシリンダ
状構造は、デバイスの安定化のためにガーゼを膣内に詰める必要性を低減するこ
とができるとともに、放射線源を収容するためのキャビティを備えている。しか
しながら、この特許文献に開示されたデバイスにおいては、放射線源を収容する
ために設けられている複数のキャビティは、金属製であって、これら金属製キャ
ビティが、金属製導入チューブに対して連結されている。シリンダ内に金属構造
が存在していることにより、照射線量分布が不均一なものとなってしまう。加え
て、開示された構成では、直腸のシールドも膀胱のシールドももたらすことがで
きない。
【0009】 したがって、患者内の癌組織に対して低線量率近接照射療法を行い得るような
、改良された複数構成部材からなるアプリケータシステムが要望されている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
低線量率近接照射療法のための本発明による複数構成部材からなる膣用シリン
ダシステムは、婦人科悪性腫瘍を患った患者に対しての一様な照射を達成しつつ
上記各問題点を解決するに際して理想的である。低線量率近接照射療法を婦人に
対して適用する場合、従来技術による Fletcher-Suit-Delclosアプリケータシス
テムにおいては、1回の埋設では、タンデムと膣用シリンダと卵形部材とを組み
合わせることによって子宮膣部/膣尖と膣下部との双方に対して一様な照射を行
うことは、物理的に不可能であった。それは、典型的な卵形部材が、患者の膣外
にまで延在する中空スチール製ハンドルを有しているからであり、そのために、
標準的な膣用シリンダの挿入ができないからである。本発明による複数構成部材
からなる膣用シリンダシステムは、この欠点を克服するものであり、そのような
組合せ治療を可能とする。
【0011】 本発明の好ましい実施形態は、複数構成部材からなる膣用シリンダシステムで
あって、少なくとも1つの放射線源を収容し得るように構成されたタンデムと、
膣用シリンダ構造と、1つまたは複数の着脱可能な卵形カートリッジと、を具備
している。膣用シリンダ構造は、タンデムとスライド可能に係合するようにして
該タンデムを内部に挿入することができるタンデム用スロットと、1つまたは複
数のカートリッジ用中空スペースと、患者の組織に対して当接し得るように構成
された基端側拡径部と、を備えている。着脱可能な卵形カートリッジは、少なく
とも1つの放射線源を収容し得るように構成されているとともに、膣用シリンダ
構造のカートリッジ用中空スペース内に挿入され得るように構成されている。
【0012】 タンデム用スロットは、膣用シリンダ構造内において中心位置に配置すること
ができる。タンデムがタンデム用スロット内に挿入された後には、タンデムは、
例えば固定ネジといったような固定手段によって、膣用シリンダ構造に対して固
定的に係合することができる。
【0013】 着脱可能な卵形カートリッジは、放射線源を収容するための全体的に円筒形の
キャビティを備えることができる。これらキャビティは、卵形カートリッジの基
端部に配置することができる。キャビティは、着脱可能な卵形カートリッジの長
軸に対して垂直に延在することができる。
【0014】 膣用シリンダ構造のカートリッジ用中空スペースは、膣用シリンダ構造の長軸
に対して平行に延在しているとともに、膣用シリンダ構造の実質的にすべての長
さ部分にわたって延在することができ、一般的には、膣用シリンダ構造の先端面
内に形成された開口から、基端側拡径部の起点部分に形成された内壁までにわた
って、延在することができる。着脱可能な卵形カートリッジは、固定手段によっ
て、膣用シリンダ構造の内部に固定することができる。
【0015】 膣用シリンダ構造自体は、生体適合性プラスチックから成型することができ、
付加的には、透明な生体適合性プラスチックから成型することができる。一般に
、膣用シリンダ構造は、使い捨てタイプのものとして構成される。
【0016】 膣用シリンダ構造は、さらに、基端側拡径部の少なくとも一部上に延在するシ
ールドを備えることができる。この放射シールドは、例えば、基端側拡径部に対
して取り付け得る適合し得るように形成されたスチールプレートとすることがで
きる。
【0017】 本発明の他の好ましい実施形態は、基端側拡径部を備えた膣用シリンダ構造で
あって、膣用シリンダ構造の長さ全体にわたって延在するタンデム用スロットと
;少なくとも1つの放射線源を収容し得る1つまたは複数の着脱可能な卵形カー
トリッジと;各々が卵形カートリッジを収容し得るものとされた1つまたは複数
のカートリッジ用中空スペースと;付加的に設けられた放射シールドと;を具備
している。膣用シリンダ構造は、膣用シリンダ構造内において中心位置に配置さ
れたタンデム用スロットを備えることができる。1つまたは複数の着脱可能な卵
形カートリッジは、1つまたは複数の放射線源を含有することができる。放射線
源は、卵形カートリッジの基端部に配置することができる。膣用シリンダ構造は
、生体適合性プラスチックから成型することができ、付加的には、実質的に透明
な生体適合性プラスチックから成型することができる。
【0018】 婦人科癌を治療するための方法においては、1つまたは複数の放射線源を収容
しているタンデムを、タンデムが患者の体内の接触点から患者の膣外までにわた
って延在するようにして、患者の膣内に挿入し;膣用シリンダ構造を、タンデム
を膣用シリンダ構造のタンデム用スロット内に位置させつつ膣用シリンダ構造が
タンデムを取り囲むようにしてさらに膣用シリンダ構造の基端部が子宮頸部組織
に対して当接するようにして、膣内に挿入し;1つまたは複数の放射線源を収容
し得る1つまたは複数の卵形カートリッジを、膣用シリンダ構造内においてタン
デム用スロットと平行にかつタンデム用スロットに隣接して形成されたカートリ
ッジ用中空スペース内に挿入する。これにより、照射対象組織が照射され、婦人
科癌が治療される。膣用シリンダ構造は、非照射対象組織を照射から保護するた
めの放射シールドを備えることができる。シールドは、スチールタイプのシール
ドとすることができる。
【0019】 この方法においては、さらに、膣用シリンダ構造のカートリッジ用中空スペー
ス内への卵形カートリッジの挿入よりも先に、1つまたは複数の卵形カートリッ
ジの基端部内へと、1つまたは複数の放射線源を導入することができる。この方
法においては、1つまたは複数の放射線源を使用することによって、卵巣組織と
膣組織と子宮組織と子宮頸管組織とからなるグループの中から選択された少なく
とも1つの照射対象組織を照射することができる。本発明による複数構成部材か
らなる膣用シリンダシステムにおいては、特に、子宮頸管の悪性腫瘍と子宮内膜
の悪性腫瘍とを、治療することができる。好ましくは、1つまたは複数の放射線
源は、セシウム−137を備えている。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明は、添付図面によって例示されている。
【0021】 本発明による複数構成部材からなる膣用シリンダシステムは、少なくとも、シ
リンダ構造、1つまたは複数の着脱可能な卵形カートリッジ、および、タンデム
という構成部材から構成することができる。これら構成部材は、子宮頸管癌や子
宮内膜癌や膣内癌に対しての低線量率近接照射線量法を可能とし得るよう、個別
的態様でもってまたは同時的態様でもって、個別的にまたは組み合わせて使用す
ることができる。よって、膣用シリンダシステムおよびその構成部材は、婦人科
癌の低線量率近接照射療法のための任意の標準的な子宮内/子宮頸部/膣用タン
デムや子宮内/子宮頸部用タンデムや膣用タンデムと組み合わせた個別ユニット
として、使用することができる。
【0022】 図1A〜図1Cに示すように、全体的に符号(100)によって示されている
本発明による複数構成部材からなる膣用シリンダシステムは、タンデム(110
)と、半固体のシリンダ構造(120)と、1つまたは複数の着脱可能な卵形カ
ートリッジ(130)と、を備えている。膣用シリンダ構造(120)は、シリ
ンダ状構造であって、内部に、カートリッジ収容のための1つまたは複数の全体
的に卵形の中空スペース(122)を有している。カートリッジ用の各中空スペ
ース(122)は、膣用シリンダ構造(120)の長軸と平行に延在している。
これらカートリッジ用中空スペース(122)は、この実施形態においては、膣
用シリンダ構造(120)の実質部分(実質的にほぼすべての長さ部分)にわた
って延在している。カートリッジ用中空スペース(122)は、膣用シリンダ構
造(120)の先端面(128)内の卵形開口(126)を起点とし、基端側拡
径部(124)に向けて膣用シリンダ構造(120)が拡径しているところに形
成された内壁(129)を終点としている。
【0023】 この実施形態においては、膣用シリンダ構造(120)の内部には、膣用シリ
ンダ構造(120)の中心位置長軸から径方向にそれぞれオフセットされた2つ
のカートリッジ用中空スペース(122)が形成されている。卵形カートリッジ
(130)は、カートリッジ用中空スペース(122)内に挿入され得るように
して、形成されている。
【0024】 膣用シリンダ構造(120)は、さらに、内部に形成されたタンデム用スロッ
ト(112)を有している。このタンデム用スロット(112)は、膣用シリン
ダ構造(120)の全体にわたって、膣用シリンダ構造(120)の長軸に沿っ
て延在している。タンデム用スロット(112)は、膣用シリンダ構造(120
)の先端面(128)内の穴(113)を起点とし、膣用シリンダ構造(120
)の基端面(132)内の穴(131)を終点としている。タンデム用スロット
(112)は、図2Aおよび図2Bに示すように、複数構成部材からなる膣用シ
リンダシステム(100)が組み立てられたときには、タンデム(110)を収
容し得るように構成されている。好ましくは、タンデム用スロット(112)は
、膣用シリンダ構造(120)内において中心位置に位置決めされている(配置
されている)。
【0025】 タンデム(110)は、実質的に中空であり、図3Aおよび図3Bに示すよう
に、内部に複数の放射線源(140)を挿入することができる。放射線源(14
0)は、また、卵形カートリッジ(130)の基端部内に形成された複数のキャ
ビティ(134)内に収容することもできる。これらキャビティ(134)は、
全体的に円筒形であって、卵形カートリッジ(130)の内部において、膣用シ
リンダ構造(120)の長軸と垂直に延在している。キャビティ(134)は、
放射線源(140)を含有したチューブを保持し得るように構成されている。例
えば、キャビティ(134)内には、Cs−137チューブを導入することがで
きる。一般に、複数構成部材からなる膣用シリンダシステム(100)において
は、近接照射療法において適切であるような任意の放射線源を、使用することが
できる。
【0026】 組み立てられて適切に挿入されたときには、膣用シリンダ構造(120)の基
端側拡径部(124)は、子宮膣部/膣尖に当接するように構成されている。こ
れにより、放射線源(140)を含有したキャビティ(134)は、子宮膣部/
膣尖に対して隣接することとなる。膀胱や直腸に対しての照射量を低減するため
に、スチール製シールドを、膣用シリンダ構造(120)の基端側拡径部(12
4)の前面および背面の一部上に、配置することができる。このスチール製シー
ルドは、例えば、基端側拡径部(124)の一部をカバーし得るように形成され
たスチールシート材料とすることができる。スチール製シールドは、基端側拡径
部(124)に対して着脱可能に固定することができる。この場合の着脱可能な
固定は、例えば、スチールシート内の穴を貫通して、膣用シリンダ構造(120
)の基端側拡径部(124)内の対応ネジ穴内へと挿入されるネジによって行う
ことができる。
【0027】 卵形カートリッジ(130)が膣用シリンダ構造(120)内に挿入された後
には、卵形カートリッジ(130)は、タンデム(110)の先端部上にネジ止
めフランジを配置することによって、膣用シリンダ構造(120)の内部に固定
される。タンデム(110)自体は、膣用シリンダ構造(120)の厚さを径方
向に貫通して延在する固定ネジによって、膣用シリンダ構造(120)内に固定
される。固定ネジは、タンデム(110)の表面を接触押圧することによって、
タンデム(110)を所定位置に固定する。加えて、典型的には、タンデム(1
10)の基端部上にネジ止めフランジを挿入することによって、タンデムと膣用
シリンダ構造(120)とが固定される。
【0028】 膣用シリンダ構造(120)は、人体内における使用に適した任意の材料から
、なおかつ、放射線に対する露出にも適しているような任意の材料から、成形す
ることができる。ジビニルベンゼンによって架橋されたポリスチレンといったよ
うなプラスチックが、とりわけ軽量かつ安価であることにより、好ましい。加え
て、使用時に膣用シリンダ構造(120)とタンデム(110)との相対配置を
容易とし得るよう、透明プラスチック材料から膣用シリンダ構造(120)を成
形することが望ましい。プラスチック製膣用シリンダ構造(120)は、使い捨
てタイプのものとして構成することができ、使用後には、適切な態様で廃棄する
ことができる。タンデム(110)は、典型的には、ステンレススチールや他の
同様の生体適合性金属から形成される。
【0029】 膣用シリンダ構造(120)と付随する卵形カートリッジ(130)とは、様
々な患者の様々な物理的サイズの膣キャビティに適合し得るよう、様々な寸法で
形成することができる。膣用シリンダ構造(120)の好ましい寸法は、図4A
および図4Bに示すように、長さが約15cm、基端部における外径がおよそ3
.5〜4.5cm、先端部における外径がおよそ3〜4cm、である。
【0030】 以下の実施例によって、本発明をさらに例示する。
【0031】 [実施例] 好ましい実施形態においては、患者に対して通常の麻酔を投与した後に、タン
デム(110)を患者の子宮内に挿入した状態で、本発明による複数構成部材か
らなる膣用シリンダシステム(100)の使用が開始される。タンデム(110
)は、子宮の上部または基底部から患者の膣の外部までにわたって延在するよう
にして、配置される。その後、膣用シリンダ構造(120)が、タンデム(11
0)を膣用シリンダ構造(120)のタンデム用スロット(112)内へと位置
させるようにしつつ、膣内に挿入される。その後、膣用シリンダ構造(120)
を前進させ、最終的には、膣用シリンダ構造(120)の基端側拡径部(124
)が、子宮頸部に当接するものとされる。膣用シリンダ構造(120)が適切に
配置された後には、固定ネジを使用することによって、膣用シリンダ構造(12
0)がタンデム(110)に対して固定される。
【0032】 タンデム(110)と膣用シリンダ構造(120)とが適切に配置された後に
、卵形カートリッジ(130)のキャビティ(134)内に、放射線源(140
)が導入される。放射線源(140)は、また、タンデム(110)内への挿入
のために、プラスチック製移送チューブ内へと充填することができる。その後、
卵形カートリッジ(130)を、膣用シリンダ構造(120)のカートリッジ用
中空スペース(122)内へと挿入し、プラスチック製移送チューブを、タンデ
ム(110)内へと挿入する。最後に、ネジ止めフランジを、タンデム(110
)の露出端部上に配置し、卵形カートリッジ(130)を固定する。
【0033】 子宮頸部と膣全体との双方の治療が必要とされたときには、膣用シリンダ構造
(120)内に位置しているタンデム(110)の基端部に、活性放射線源に代
えて、不活性材料が導入される。これにより、卵形カートリッジ(130)が所
定に配置されたときの膣尖に対する過照射が防止される。膣用シリンダ構造(1
20)内に位置しているタンデム(110)の中央部および先端部に対しては、
セシウム−137を導入することができ、これにより、関連する膣領域を照射す
ることができる。使用時における放射線源の導入は、子宮内膜や子宮頸部や膣の
治療と任意に組み合わせて変更することができる。本発明による複数構成部材か
らなる膣用シリンダシステム(100)は、対象組織に対しての一様な照射分布
を保証するとともに、膣内へのガーゼ詰めを必要としない。このことは、従来の
卵形アプリケータの場合のガーゼ詰めによる安定化とは、全く対照的である。腫
瘍に対しての患者の解剖学的形態によりあるいは操作者のミスにより、ガーゼ詰
めは、放射線療法の効果を無効としかねない。
【0034】 挿入操作が完了すると、手術用縫糸を使用することによって、会陰を閉塞する
ようにして縫合する。これにより、所定の埋設持続時間にわたって複数構成部材
からなる膣用シリンダシステム(100)が所定位置に保持される。加えて、挿
入された複数構成部材からなる膣用シリンダシステム(100)の先端部に対し
て医療用接着テープを適用し、このテープを腿の付け根の皮膚に対して固定する
ことができる。これにより、アプリケータシステムをさらに安定化させることが
できる。
【0035】 複数構成部材からなる膣用シリンダシステム(100)の主要点は、格別に構
成された膣用シリンダ構造(120)と、これに関連する卵形カートリッジ(1
30)と、である。これらは、一度の同一の埋設操作時において、子宮頸部に対
して、基端側膣尖に対して、あるいは、双方に対して、また、膣のさらに先端領
域に対して、任意に組合せ可能な放射線治療を可能とする。よって、一般的麻酔
下における2度にわたっての近接照射療法に対する不快さや、病院への入院のつ
らさや、疾病率や死亡率が増すというリスクが、避けられる。この点において、
本発明は、格別のものであって、女性生殖管の癌に関して1度の入院でもって適
切な放射療法を行うことを可能とし、患者の損傷や死亡というリスクを低減する
ことができる。加えて、複数構成部材からなる膣用シリンダシステム(100)
は、子宮近辺の組織に対する間隙性低線量率近接照射療法において、使用するこ
ともできる。
【0036】 本発明のある種の実施形態を参照して本発明について上述したけれども、本発
明の精神および範囲を逸脱することなく、様々な変形や修正を加え得ることは、
当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1Aは、本発明による膣用シリンダを示す斜視図であり、図1
Bは、本発明によるタンデムを示す斜視図であり、図1Cは、本発明による一組
をなす複数の卵形カートリッジを示す斜視図である。
【図2】 図2Aは、膣用シリンダとタンデムと卵形カートリッジとからな
るアセンブリの一方の側面を示す斜視図であり、図2Bは、膣用シリンダとタン
デムと卵形カートリッジとからなるアセンブリの他方の側面を示す斜視図である
【図3】 図3Aは、タンデムと膣用シリンダとからなるアセンブリの一方
の側面を模式的に示す斜視図であって、放射性材料のために設けられた様々なキ
ャビティを示しており、図3Bは、タンデムと膣用シリンダとからなるアセンブ
リの他方の側面を模式的に示す斜視図であって、放射性材料のために設けられた
様々なキャビティを示している。
【図4】 図4Aは、タンデムと膣用シリンダとからなるアセンブリの一方
の側面を示す側面図であって、放射性材料のために設けられた様々なキャビティ
を示しており、図4Bは、タンデムと膣用シリンダとからなるアセンブリの他方
の側面を示す側面図であって、放射性材料のために設けられた様々なキャビティ
を示している。
【符号の説明】
100 複数構成部材からなる膣用シリンダシステム 110 タンデム 112 タンデム用スロット 120 膣用シリンダ構造 122 カートリッジ用中空スペース 124 基端側拡径部 126 卵形開口(開口) 128 先端面 129 内壁 130 着脱可能な卵形カートリッジ 134 キャビティ 140 放射線源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C082 AA05 AE05 4C167 AA74 BB12 BB26 BB43 CC25 DD04 HH30

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数構成部材からなる膣用シリンダシステムであって、 少なくとも1つの放射線源を収容し得るように構成されたタンデムと; 該タンデムとスライド可能に係合するようにして該タンデムを内部に挿入する
    ことができるタンデム用スロットと、1つまたは複数のカートリッジ用中空スペ
    ースと、患者の組織に対して当接し得るように構成された基端側拡径部と、を備
    えた膣用シリンダ構造と; 少なくとも1つの放射線源を収容し得るように構成されているとともに、前記
    膣用シリンダ構造の前記カートリッジ用中空スペース内に挿入され得るように構
    成されている、1つまたは複数の着脱可能な卵形カートリッジと; を具備することを特徴とする複数構成部材からなる膣用シリンダシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の複数構成部材からなる膣用シリンダシステム
    において、 前記1つまたは複数の着脱可能な卵形カートリッジが、放射線源を収容し得る
    ように構成された少なくとも1つのキャビティを備え、 好ましくは、該キャビティは、前記卵形カートリッジの基端部に配置されてい
    ることを特徴とする複数構成部材からなる膣用シリンダシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の複数構成部材からなる膣用シリンダ
    システムにおいて、 前記1つまたは複数の着脱可能な卵形カートリッジの前記少なくとも1つのキ
    ャビティが、円筒状であって、前記1つまたは複数の着脱可能な卵形カートリッ
    ジの長軸に対して垂直に延在していることを特徴とする複数構成部材からなる膣
    用シリンダシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の複数構成部材からなる
    膣用シリンダシステムにおいて、 前記カートリッジ用中空スペースが、前記膣用シリンダ構造の長軸に対して平
    行に延在しているとともに、前記膣用シリンダ構造の実質的にすべての長さ部分
    にわたって延在していることを特徴とする複数構成部材からなる膣用シリンダシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の複数構成部材からなる
    膣用シリンダシステムにおいて、 前記カートリッジ用中空スペースが、前記膣用シリンダ構造の先端面内に形成
    された開口から、前記基端側拡径部の起点部分に形成された内壁までにわたって
    、延在していることを特徴とする複数構成部材からなる膣用シリンダシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の複数構成部材からなる
    膣用シリンダシステムにおいて、 前記膣用シリンダ構造が、生体適合性プラスチックから成形され、好ましくは
    、実質的に透明な生体適合性プラスチックから成形されていることを特徴とする
    複数構成部材からなる膣用シリンダシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の複数構成部材からなる
    膣用シリンダシステムにおいて、 前記膣用シリンダ構造が、使い捨てタイプのものとされていることを特徴とす
    る複数構成部材からなる膣用シリンダシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の複数構成部材からなる
    膣用シリンダシステムにおいて、 前記膣用シリンダ構造が、さらに、前記基端側拡径部の少なくとも一部上に延
    在するシールドを備え、 好ましくは、前記シールドは、前記基端側拡径部に適合し得るように形成され
    たスチールシートとされていることを特徴とする複数構成部材からなる膣用シリ
    ンダシステム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の複数構成部材からなる
    膣用シリンダシステムにおいて、 前記タンデムが、好ましくは固定ネジといったような固定手段によって、前記
    膣用シリンダ構造に対して固定的に係合され得るものとされていることを特徴と
    する複数構成部材からなる膣用シリンダシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の複数構成部材からな
    る膣用シリンダシステムにおいて、 前記着脱可能な卵形カートリッジが、固定手段によって、前記膣用シリンダ構
    造の内部に固定され得るものとされていることを特徴とする複数構成部材からな
    る膣用シリンダシステム。
  11. 【請求項11】 基端側拡径部を備えた膣用シリンダ構造であって、 長さ全体にわたって延在し、好ましくは中心位置に配置された、タンデム用ス
    ロットと; 少なくとも1つの放射線源を収容し得る1つまたは複数の着脱可能な卵形カー
    トリッジと; 各々が卵形カートリッジを収容し得るものとされた1つまたは複数のカートリ
    ッジ用中空スペースと; 付加的に設けられた放射シールドと; を具備することを特徴とする膣用シリンダ構造。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の膣用シリンダ構造において、 前記1つまたは複数の着脱可能な卵形カートリッジが、1つまたは複数の放射
    線源を含有していることを特徴とする膣用シリンダ構造。
  13. 【請求項13】 請求項11または12記載の膣用シリンダ構造において、 前記1つまたは複数の放射線源が、前記卵形カートリッジの基端部に配置され
    ていることを特徴とする膣用シリンダ構造。
  14. 【請求項14】 請求項11〜13のいずれか1項に記載の膣用シリンダ構
    造において、 生体適合性プラスチックから成形され、好ましくは、実質的に透明な生体適合
    性プラスチックから成形されていることを特徴とする膣用シリンダ構造。
  15. 【請求項15】 請求項11〜14のいずれか1項に記載の膣用シリンダ構
    造において、 使い捨てタイプのものとされていることを特徴とする膣用シリンダ構造。
  16. 【請求項16】 複数構成部材からなる膣用シリンダシステムの使用であっ
    て、 1つまたは複数の放射線源を収容しているタンデムを、該タンデムが患者の体
    内の接触点から患者の膣外までにわたって延在するようにして、患者の膣内に挿
    入し; 膣用シリンダ構造を、前記タンデムを前記膣用シリンダ構造のタンデム用スロ
    ット内に位置させつつ前記膣用シリンダ構造が前記タンデムを取り囲むようにし
    てさらに前記膣用シリンダ構造の基端部が子宮頸部組織に対して当接するように
    して、膣内に挿入し; 1つまたは複数の放射線源を収容し得る1つまたは複数の卵形カートリッジを
    、前記膣用シリンダ構造内において前記タンデム用スロットと平行にかつ前記タ
    ンデム用スロットに隣接して形成されたカートリッジ用中空スペース内に挿入す
    る; ことを特徴とする使用。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の使用において、 前記膣用シリンダ構造に、非照射対象組織を照射から保護するための放射シー
    ルドを設け、 好ましくは、前記シールドを、スチールタイプのシールドとすることを特徴と
    する使用。
  18. 【請求項18】 請求項16または17記載の使用において、 前記膣用シリンダ構造の前記カートリッジ用中空スペース内への挿入よりも先
    に、前記1つまたは複数の卵形カートリッジの基端部内へと、1つまたは複数の
    放射線源を導入することを特徴とする使用。
  19. 【請求項19】 請求項16〜18のいずれか1項に記載の使用において、 1つまたは複数の放射線源が、卵巣組織と膣組織と子宮組織と子宮頸管組織と
    からなるグループの中から選択された少なくとも1つの照射対象組織を照射する
    ようにして、複数構成部材からなる膣用シリンダシステムを配置することを特徴
    とする使用。
JP2001578043A 2000-04-24 2001-04-24 婦人科癌に対しての低線量率近接照射療法のための複数構成部材からなる膣用シリンダシステム Pending JP2003530977A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US19913900P 2000-04-24 2000-04-24
US60/199,139 2000-04-24
PCT/US2001/040580 WO2001080951A1 (en) 2000-04-24 2001-04-24 Multicomponent vaginal cylinder system for low dose rate brachytherapy of gynecological cancers

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003530977A true JP2003530977A (ja) 2003-10-21

Family

ID=22736379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001578043A Pending JP2003530977A (ja) 2000-04-24 2001-04-24 婦人科癌に対しての低線量率近接照射療法のための複数構成部材からなる膣用シリンダシステム

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6641518B2 (ja)
EP (1) EP1276539B1 (ja)
JP (1) JP2003530977A (ja)
AT (1) ATE290908T1 (ja)
CA (1) CA2404403C (ja)
DE (1) DE60109437T2 (ja)
ES (1) ES2238438T3 (ja)
WO (1) WO2001080951A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016032595A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 国立大学法人群馬大学 放射線治療用腔内スペーサー

Families Citing this family (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1551509B1 (en) 2002-09-10 2008-10-29 Cianna Medical, Inc. Brachytherapy apparatus
US7338430B2 (en) * 2003-06-18 2008-03-04 Xoft, Inc. Gynecological brachytherapy applicator and system
US7662082B2 (en) 2004-11-05 2010-02-16 Theragenics Corporation Expandable brachytherapy device
EP1681077A1 (en) * 2005-01-12 2006-07-19 Acrostak Corp. A positioning device and a procedure for treating the walls of a resection cavity
WO2007053823A2 (en) * 2005-10-31 2007-05-10 Biolucent, Inc. Brachytherapy apparatus and methods of using same
US7862496B2 (en) 2005-11-10 2011-01-04 Cianna Medical, Inc. Brachytherapy apparatus and methods for using them
US7887476B2 (en) * 2005-11-10 2011-02-15 Cianna Medical, Inc. Helical brachytherapy apparatus and methods of using same
EP1841262B1 (en) * 2006-03-28 2011-07-20 Alcatel Lucent Decision mechanism for handover execution in a cellular radio communications system
CA2653617C (en) 2006-06-02 2016-08-30 Cianna Medical, Inc. Expandable brachytherapy apparatus
ATE514457T1 (de) 2006-10-08 2011-07-15 Cianna Medical Inc Expandierbares brachytherapiegerät
US8825137B2 (en) * 2007-03-09 2014-09-02 Xiaodong Wu Repositionable gynecological applicator for image-guided radiosurgery (IGRS) and image-guided radiation therapy (IGRT) for localized treatment of gynecological tumors
US7744521B2 (en) * 2007-05-21 2010-06-29 Xoft, Inc. Customized gynecological brachytherapy applicator and method
US20080306322A1 (en) * 2007-06-07 2008-12-11 Jervis James E Everting gynecological brachytherapy applicator
US8517907B2 (en) 2007-12-16 2013-08-27 Cianna Medical, Inc. Expandable brachytherapy apparatus and methods for using them
US8602959B1 (en) 2010-05-21 2013-12-10 Robert Park Methods and devices for delivery of radiation to the posterior portion of the eye
US9873001B2 (en) 2008-01-07 2018-01-23 Salutaris Medical Devices, Inc. Methods and devices for minimally-invasive delivery of radiation to the eye
US10022558B1 (en) 2008-01-07 2018-07-17 Salutaris Medical Devices, Inc. Methods and devices for minimally-invasive delivery of radiation to the eye
EA028562B1 (ru) 2008-01-07 2017-12-29 Сэльютерис Медикал Дивайсис, Инк. Устройство для миниинвазивной экстраокулярной доставки излучения в задний участок глаза
US8608632B1 (en) 2009-07-03 2013-12-17 Salutaris Medical Devices, Inc. Methods and devices for minimally-invasive extraocular delivery of radiation and/or pharmaceutics to the posterior portion of the eye
US9056201B1 (en) 2008-01-07 2015-06-16 Salutaris Medical Devices, Inc. Methods and devices for minimally-invasive delivery of radiation to the eye
US9333329B2 (en) * 2008-03-04 2016-05-10 Elan Ziv Vaginal carrier for the controlled release of substances
US20090227827A1 (en) * 2008-03-05 2009-09-10 Heike Hausen Vaginal applicator for brachytherapy treatment of vaginal and endometrial disease
US8636635B2 (en) 2008-08-18 2014-01-28 Cianna Medical, Inc. Brachytherapy apparatus, systems, and methods for using them
US8500618B2 (en) * 2008-09-11 2013-08-06 Radiadyne, Llc Dual gynecological balloon packing system
NL1035971C (en) * 2008-09-23 2010-03-24 Nucletron Bv Assembly for performing brachytherapy treatment of tumour tissue in an animal body.
USD691268S1 (en) 2009-01-07 2013-10-08 Salutaris Medical Devices, Inc. Fixed-shape cannula for posterior delivery of radiation to eye
USD691267S1 (en) 2009-01-07 2013-10-08 Salutaris Medical Devices, Inc. Fixed-shape cannula for posterior delivery of radiation to eye
USD691269S1 (en) 2009-01-07 2013-10-08 Salutaris Medical Devices, Inc. Fixed-shape cannula for posterior delivery of radiation to an eye
USD691270S1 (en) 2009-01-07 2013-10-08 Salutaris Medical Devices, Inc. Fixed-shape cannula for posterior delivery of radiation to an eye
US8663210B2 (en) 2009-05-13 2014-03-04 Novian Health, Inc. Methods and apparatus for performing interstitial laser therapy and interstitial brachytherapy
US8814775B2 (en) 2010-03-18 2014-08-26 Cianna Medical, Inc. Expandable brachytherapy apparatus and methods for using them
US9883919B2 (en) 2010-07-21 2018-02-06 Cianna Medical, Inc. Brachytherapy apparatus, systems, and methods for using them
US9067063B2 (en) 2010-11-03 2015-06-30 Cianna Medical, Inc. Expandable brachytherapy apparatus and methods for using them
NL2009699C2 (en) * 2012-10-25 2014-04-29 Nucletron Operations Bv A modular applicator for brachytherapy.
WO2017192501A1 (en) * 2016-05-02 2017-11-09 Goodwin & Wells LLC Melanin compositions and devices for protecting tissues from radiation damage
USD814638S1 (en) 2016-05-11 2018-04-03 Salutaris Medical Devices, Inc. Brachytherapy device
USD815285S1 (en) 2016-05-11 2018-04-10 Salutaris Medical Devices, Inc. Brachytherapy device
USD814637S1 (en) 2016-05-11 2018-04-03 Salutaris Medical Devices, Inc. Brachytherapy device
USD808528S1 (en) 2016-08-31 2018-01-23 Salutaris Medical Devices, Inc. Holder for a brachytherapy device
USD808529S1 (en) 2016-08-31 2018-01-23 Salutaris Medical Devices, Inc. Holder for a brachytherapy device
DE102019126127A1 (de) 2019-09-27 2021-04-01 Carl Zeiss Meditec Ag Applikator, Applikatorsystem und Verfahren zur Anwendung eines Applikators mit einem Strahlentherapiegerät
CN113018706B (zh) * 2021-03-22 2022-07-26 广州富瑞价值医疗健康产业有限公司 多通道阴道后装治疗装置的治疗针和治疗管的固定方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4554909A (en) * 1983-05-27 1985-11-26 Pino Y Torres Jose L Vaginal applicator

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2147769B1 (ja) 1971-04-27 1974-06-21 Commissariat Energie Atomique
US4244357A (en) 1979-01-05 1981-01-13 Morrison Richard A Method and apparatus for homogeneously irradiating the vaginal mucosa with a linear source uterovaginal applicator
US4554090A (en) 1984-03-09 1985-11-19 Jones L W Combination corrosion/scale inhibitor
US5295945A (en) * 1992-08-03 1994-03-22 Beth Israel Hospital Assoc. Inc. Garment and method for positioning and securing a radioactive implant internally within the female genital organs
DE4413490C1 (de) * 1994-04-19 1995-08-10 Univ Schiller Jena Zylinderförmiger Vaginalapplikator mit Absorberelementen
US5653683A (en) * 1995-02-28 1997-08-05 D'andrea; Mark A. Intracavitary catheter for use in therapeutic radiation procedures
US5947891A (en) 1997-04-25 1999-09-07 Morrison; Richard A. Method and apparatus for homogeneously irradiating the vaginal mucosa with a linear source uterovaginal applicator
US6162165A (en) * 1997-12-05 2000-12-19 Cook Incorporated Medical radiation treatment device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4554909A (en) * 1983-05-27 1985-11-26 Pino Y Torres Jose L Vaginal applicator

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016032595A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 国立大学法人群馬大学 放射線治療用腔内スペーサー

Also Published As

Publication number Publication date
WO2001080951A1 (en) 2001-11-01
EP1276539B1 (en) 2005-03-16
DE60109437D1 (de) 2005-04-21
DE60109437T2 (de) 2006-04-06
EP1276539A1 (en) 2003-01-22
ES2238438T3 (es) 2005-09-01
ATE290908T1 (de) 2005-04-15
CA2404403A1 (en) 2001-11-01
CA2404403C (en) 2010-06-08
US6641518B2 (en) 2003-11-04
US20020022758A1 (en) 2002-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003530977A (ja) 婦人科癌に対しての低線量率近接照射療法のための複数構成部材からなる膣用シリンダシステム
Martinez et al. A multiple-site perineal applicator (MUPIT) for treatment of prostatic, anorectal, and gynecologic malignancies
US20220347489A1 (en) Dosimetrically customizable brachytherapy carriers and methods thereof in the treatment of tumors
US5947891A (en) Method and apparatus for homogeneously irradiating the vaginal mucosa with a linear source uterovaginal applicator
EP2456520B1 (en) Systems for treating cancer using brachytherapy
US6390968B1 (en) Cervical applicator for high dose radiation brachytherapy
US8961383B2 (en) Intracavitary radiation system
CN102271760B (zh) 放射装置
US6148236A (en) Cancer treatment system employing supplemented thermal therapy
ES2613513T3 (es) Ensamblaje para realizar el tratamiento de braquiterapia de tejido tumoral en un cuerpo animal
JP2003518979A (ja) 前立腺組織の治療方法および装置
US11617503B2 (en) Systems and methods for treating cancer using brachytherapy
US10322298B2 (en) Devices and methods for treatment of cancers
AU2004291072B2 (en) Drug eluting brachytherapy methods and apparatus
EP2745875B1 (en) Systems for treating cancer using brachytherapy
Mayr et al. The use of laminarias for osmotic dilation of the cervix in gynecological brachytherapy applications
Choy et al. Vaginal template implant for cervical carcinoma with vaginal stenosis or inadvertent diagnosis after hysterectomy
CN214018951U (zh) 一种直肠腔内可调整多通道弧形后装施源器
CN217366922U (zh) 用于插植治疗的3d打印阴道施针装置
WO2021113359A1 (en) Multichannel vaginal cylinder system for high dose rate brachytherapy of gynecologic cancers
Sischy Intraoperative electron beam radiation therapy with particular reference to the treatment of rectal carcinomas—Primary and recurrent
Kumar et al. Applicator for use of cesium-137 miniaturized tube sources in the treatment of uterine cervix cancer
Vider et al. The flexible implant in treatment of rectal carcinomas
Muir Radio-Active Substances and Their Therapeutic Uses and Applications: Radium Treatment of Rectal Carcinoma

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110111