JP2003529008A - 回転切削工具 - Google Patents

回転切削工具

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JP2003529008A
JP2003529008A JP2001570950A JP2001570950A JP2003529008A JP 2003529008 A JP2003529008 A JP 2003529008A JP 2001570950 A JP2001570950 A JP 2001570950A JP 2001570950 A JP2001570950 A JP 2001570950A JP 2003529008 A JP2003529008 A JP 2003529008A
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ランダル、 ダブリュ． オジャネン、
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    • E21C35/188—Mining picks; Holders therefor characterised by adaptations to use an extraction tool

Abstract

(57)【要約】 軸方向前端部（１４）と軸方向後端部（１６）を含む工具本体（１２）を有する、地層を衝打するための回転切削工具（１０）である。硬質インサート（３０）は軸方向前端部にあり、軸方向後端部付近にはリテーナ（２２）がシャンク部によって担持されている。硬質インサートは、軸方向前部に形成された、突端面を有し開始刃先角が約１１０度〜約１４０度の概ね円錐形の先端セクション（３２）、先端セクションの軸方向後部に連続する、（少なくとも一部が凸状である）移行セクション（３４）、凸状セクションの軸方向後部に連続する、半径方向外側に拡径された第１中間セクション（３６）、及び中間セクションの軸方向後部に形成されベースセクション（４４）を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸方向前端部に硬質インサートを有する回転切削工具、硬質インサ
ート、及び回転切削工具と工具ホルダとを含むアセンブリに関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、道路の平削り作業（ロードプレーニング）等では、地層（アスファルト
舗装やアスファルト・コンクリート等）を粉砕するために、回転切削工具が使用
されている。一般的に、切削工具はその軸方向前端部に硬質な（超硬（コバルト
）タングステンカーバイド等）インサートを有すると共に、チェーン、ホイール
、ドラム等の従動部材に取り付けられた工具ホルダによって回転可能に保持され
ている。従動部材の作用により、切削工具の硬質インサートが地層表面を衝打し
、地層を破砕もしくは粉砕する。ロードプレーニング以外の用途では、回転切削
工具は採炭、掘割探鉱、穿孔に使用されてきた。ロードプレーニング用の回転切
削工具を開示する文献としては、下記の特許文献１（Ｏｊａｎｅｎ）及び特許文
献２（Ｐｅｎｋｕｎａｓ他）等がある。
【０００３】 回転切削工具は過酷な動作環境で動作するため、回転切削工具全体のみならず
、硬質インサートに強い力がかかる。硬質インサートの破壊靭性が十分でない場
合には、これらの力により硬質インサートが破損することがある。このため、硬
質インサートは高い破壊靭性をもつよう設計されることが望ましい。
【０００４】 また、切削工具が工具ホルダ内で効果的に回転しなければ、上述の力により切
削工具が破損することがある。動作時に切削工具をより効果的に回転させるよう
設計された硬質インサートが望ましい。
【０００５】
【特許文献１】 米国特許第Ｂ１ ４４９７５２０号明細書
【特許文献２】 米国特許第４７２５０９９号明細書
【特許文献３】 米国特許第４２０１４２１号明細書
【特許文献４】 米国特許第４８６５３９２号明細書
【特許文献５】 米国特許第５２１９２０９号明細書
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様は、軸方向前端部に硬質インサートを有する回転切削工具であ
る。硬質インサートは、刃先角が約１１０度〜約１４０度の先端セクションを含
む。（少なくとも一部が凸状である）移行セクションが、先端セクションの軸方
向後部に連続して形成されている。半径方向外側に拡径された第１中間セクショ
ンが、凸状セクションの軸方向後部に形成されている。
【０００７】 本発明の別の態様は、刃先角が約１１０度〜約１４０度の先端セクションを含
む、硬質インサートである。（少なくとも一部が凸状である）移行セクションが
、先端セクションの軸方向後部に連続して形成されている。半径方向外側に拡径
された第１中間セクションが、凸状セクションの軸方向後部に形成されている。
【０００８】 本発明の更に別の態様は、軸方向前端部に硬質インサートを有する回転切削工
具を支持するための工具ホルダを含む、アセンブリである。硬質インサートは、
刃先角が約１１０度〜約１４０度の先端セクションを含む。移行セクションが、
先端セクションの軸方向後部に連続して形成されている。半径方向外側に拡径さ
れた第１中間セクションが、凸状セクションの軸方向後部に形成されている。回
転切削工具は、動作時に、先端セクション表面と地層表面との間の逃げ角が０度
以下となる向きで使用されるように構成されている。
【０００９】 本発明の更に別の態様は、軸方向前端部に硬質インサートを有する回転切削工
具である。硬質インサートは、刃先角が約１１０度〜約１４０度の先端セクショ
ンを含む。面取りセクションが、先端セクションの軸方向後部に連続して形成さ
れている。円筒形の中間セクションが、面取りセクションの軸方向後部に形成さ
れている。
【００１０】
【発明の実施の形態】
図面を参照すると、図１は、包括的に参照番号１０で表される回転切削工具の
一実施形態を示している。切削工具１０は、軸方向前端部１４及び軸方向後端部
１６を含む、長尺の工具本体１２を有する。工具本体１２は、軸方向前端部１４
にソケット１８を有し、また軸方向後端部１６に隣接する縮径シャンク２０を含
む。縮径シャンク２０は、弾性を有するリテーナ２２を担持する。この弾性を有
するリテーナ２２は、上記の特許文献３（Ｄｅｎ Ｂｅｎｓｅｎ他）に開示され
ているスリーブに類似した部材である。同特許文献を参照によって本願明細書中
に援用する。
【００１１】 硬質インサート３０は、（通常はろう付けにより）ソケット１８に固定されて
いる。一般的に、硬質インサート３０は、従来の粉末冶金技術で形成された単一
の一体構造品である。
【００１２】 図２に示されるように、硬質インサート３０の軸方向全長Ａは０．８８３イン
チ（２．２４ｃｍ）である。硬質インサート３０は、軸方向最前端から軸方向後
方に向けて、共軸となるように芯合わせされ、一体的に形成された一連のセクシ
ョンを有する。軸方向最前端セクションは、円錐形の先端面を呈する円錐形の先
端セクション３２である。先端セクション３２の開始刃先角Ｍは１２０度であり
、これは硬質インサートの非使用時の刃先角である。先端セクション３２の軸方
向長さＢは０．０９７インチ（０．２４６ｃｍ）、最大第１直径ＡＡは０．３４
５インチ（０．８７６ｃｍ）である。先端セクション３２の終端部は丸みをつけ
た突端３３となっており、その半径ＢＢは０．０３２インチ（０．８１３ｍｍ）
である。先端セクションの軸方向後部には、半径Ｉが０．０６０インチ（０．１
５２ｃｍ）の、丸みをつけた凸状セクション３４が連続して形成されている。
【００１３】 丸みをつけた凸状セクション３４の半径Ｉは、通常は先端セクション３２の最
大直径ＡＡの寸法の約１０％よりも大きくなっている。但し、半径Ｉは、先端セ
クション３２の最大直径ＡＡの約１０％〜約２０％にすることができる。また、
先端セクションの突端の半径ＢＢは、先端セクションの最大直径ＡＡの１０％以
下である。
【００１４】 円錐台形の第１中間セクション３６が、凸状セクションの軸方向後部に連続し
て形成されている。第１中間セクション３６の刃先角Ｋは１０度であり、凸状セ
クション３４と併せた軸方向長さＣは０．１７０インチ（０．４３２ｃｍ）であ
る。この実施形態では丸みをつけたセクションを示したが、面取りセクション等
を先端セクションの軸方向後部に連続して形成し、円錐形の先端セクションと円
錐台形の第１中間セクションとの間の移行セクションとしてもよい。
【００１５】 円錐台形の第２中間セクション３８が、第１中間セクションの軸方向後部に連
続して形成されている。第２中間セクション３８の刃先角Ｌは１８度であり、軸
方向長さＤは０．１２７インチ（０．３２３ｃｍ）である。弓状（凹状）の第３
中間セクション４０が、第２中間セクション３８の軸方向後部に連続して形成さ
れている。第３中間セクション４０の曲率半径Ｊは０．３７５インチ（０．９５
３ｃｍ）であり、軸方向長さＥは０．２３１インチ（０．５８７ｃｍ）である。
【００１６】 硬質インサートの軸方向後端領域は、円筒形のベースセクション４２を含み、
円筒形のベースセクション４２の直径Ｈは０．７５０インチ（１．９１ｃｍ）、
軸方向長さＦは０．０７０インチ（０．１７８ｃｍ）である。円筒形のベースセ
クション４２は、第３中間セクション４０の軸方向後部に連続して形成されてい
る。更に、軸方向後端領域は、かっこ４４として示されている後部ベースセクシ
ョンを含む。後部ベースセクションの表面４５は円錐台形であり、等間隔で配置
された３つ組のスペーサバンプ４６と、垂下ボス４８とを有する。後部ベースセ
クション４４の軸方向長さＧは、０．１８８インチ（０．４７８ｃｍ）である。
【００１７】 図３には、包括的に参照番号５０で表される硬質インサートの別の実施形態が
示されている。一般的に、硬質インサート５０は、従来の粉末冶金技術で形成さ
れた単一の一体構造品である。
【００１８】 硬質インサート５０の軸方向全長Ｏは０．８６４インチ（２．１９ｃｍ）であ
る。硬質インサート５０は、軸方向最前端から軸方向後方に向けて、次に示す一
体的に形成されたセクションを有する。軸方向最先端のセクションである円錐形
の先端セクション５２の刃先角Ｙは１２０度であり、先端セクション５２の軸方
向長さＰは０．１０１インチ（０．２５７ｃｍ）である。先端セクション５２の
表面は円錐形である。先端セクション５２の終端部は丸みをつけた突端となって
おり、その半径ＤＤは０．０３２インチ（０．８１３ｍｍ）である。先端セクシ
ョン５２の最大第１直径ＣＣは０．３６２インチ（０．９１９ｃｍ）である。
【００１９】 丸みをつけた凸状セクション５３が、先端セクション５２の軸方向後部に連続
して形成されている。丸みをつけた凸状セクション５３の半径Ｖは０．０９０イ
ンチ（０．２２９ｃｍ）である。円筒形の第１中間セクション５４が、凸状セク
ションの軸方向後部に連続して形成されている。円筒形の第１中間セクション５
４の直径Ｘは、０．４６２インチ（１．１７３ｃｍ）である。円筒形の第１中間
セクション５４と、凸状セクション５３を併せた軸方向長さＱは０．１７８イン
チ（０．４５２ｃｍ）である。弓状（凹状）の第２中間セクション５６が、円筒
形の第１中間セクションの軸方向後部に連続して形成されている。第２中間セク
ション５６の半径Ｗは０．５７０インチ（１．４４８ｃｍ）であり、軸方向長さ
Ｒは０．３５７インチ（０．９０７ｃｍ）である。
【００２０】 硬質インサートの軸方向後端領域は、円筒形のベースセクション５８を含み、
円筒形のベースセクション５８の直径Ｕは０．７５０インチ（１．９０５ｃｍ）
、軸方向長さＳは０．０４０インチ（０．１０２ｃｍ）である。円筒形のベース
セクション５８は、第２中間セクションの軸方向後部に連続して形成されている
。更に、軸方向後端領域は、かっこ６０として示されている後部ベースセクショ
ンを含む。後部ベースセクション６０の軸方向長さＴは、０．１８８インチ（０
．４７８ｃｍ）である。後部ベースセクション６０の表面６１は円錐台形状であ
り、等間隔で配置された３つ組のスペーサバンプ６２と、垂下ボス６３とを有す
る。
【００２１】 図４を参照すると、（硬質インサート３０が取り付けられた）切削工具１０、
及び工具ホルダ７０が示されている。工具ホルダ７０は、ベース７２と、円筒形
のボア７４とを含む。弾性を有するリテーナスリーブ２２がボア７４の壁に対し
て膨出し、この結果、工具ホルダ７０が切削工具１０を回転可能に保持（担持）
する。工具ホルダ７０のベース７２は、ロードプレーニングドラム７６の表面に
固定される。
【００２２】 図４に示されるように、ロードプレーニングアセンブリの動作時には、切削工
具１０は、硬質インサート３０の円錐状の先端部３２と道路面６６との間の逃げ
角が０度となる向きに向けられる。すなわち、ロードプレーニング作業の開始時
には、円錐形の先端セクション３２のほぼ全面が道路面６６と接触している。切
削工具１０はロードプレーニング作業時には常にこの向きに維持され、これによ
り、硬質インサートが地層を実際に衝打することに起因する磨耗のほぼ全てが、
円錐形の先端セクション３２の表面で発生する。
【００２３】 円錐形の先端セクション３２のほぼ全面が地層と接触することで、ロードプレ
ーニング作業中の切削工具１０の回転が向上する。詳細には、実際に地層表面を
衝打し摩擦する表面積が大きいことと、衝打角度とが相俟って、切削工具の回転
が向上する。硬質インサートの中心長手方向軸からの接触地点までの距離が大き
ければ、そのような接触が切削工具の回転の向上に寄与する度合いも高くなる。
このような接触が円錐形の先端セクション３２の全面にわたって発生することで
、接触による切削工具の回転向上が最適となる。
【００２４】 従来の硬質インサート構成では、硬質インサートの突端が最初に地層を衝打す
るため、突端の半径を大きくする必要があったが、本発明では、衝打に起因する
硬質インサートの磨耗のほぼ全てが円錐形の先端セクション３２の表面で発生す
るため、硬質インサート３０の軸方向突端３３の半径を小さくすることができる
。
【００２５】 図５を参照すると、（硬質インサート３０が取り付けられた）切削工具１０が
、工具ホルダ７０及びロードプレーニングドラム７６とともに示されている。作
業開始時において、切削工具１０は、道路面６６に対して、硬質インサート３０
の円錐形の先端セクション３２と道路面６６ｄとの間の逃げ角Ｚがマイナスとな
る向きに向けられている。この向きの場合、ロードプレーニング作業の開始時に
おいて、硬質インサート３０の丸みをつけた凸状セクション３４が道路面６６と
最初に接触する。丸みをつけた凸状セクション３４は丸みを有するため、作業中
にかかる力に耐える十分な破壊靭性を備えている。硬質インサート３０が磨耗す
るにつれ、衝打により生じる磨耗は結果的に円錐形の先端セクション３２の表面
に沿って発生するため、逃げ角は０度となる。
【００２６】 図６を参照すると、包括的に参照番号８０で表される硬質インサートの別の実
施形態が示されている。硬質インサート８０は、円錐形の先端セクション８２を
含む。先端セクション８２の刃先角ＥＥは約１２０度である。刃先角ＥＥは、約
１１０度〜約１４０度とすることができる。面取りセクション８４が、先端セク
ション８２の軸方向後部に連続して形成されている。面取りセクション８４は全
て平面であってもよく、また一部を凸面としてもよい。
【００２７】 円筒形の中間セクション８６が、面取りセクション８４の軸方向後部に連続し
て形成されている。面取りセクション８４の最大直径は、円筒形の中間セクショ
ン８６の直径と等しい。円筒形の中間セクション８６が存在していることで、突
端のプランジャがダイの垂直なセクションで圧縮ストロークを完了することがで
きるようになり、ダイ磨耗やこれに伴うフラッシング蓄積及び応力によるひずみ
が原因のクラック形成という問題が少なくなるという製造上の利点がある。この
点については、上記の関連する特許文献２及び特許文献４（Ｐｅｎｋｕｎａｓ他
）等に、円錐形の先端セクションをつないで同様の製造上の利点をもたらす円筒
形のセクションが開示されている。
【００２８】 円錐台形の第１中間セクション８８が、円筒形の中間セクション８６の軸方向
後部に連続して形成されている。円錐台形の第２中間セクション９０が、円錐台
形の第１中間セクション８８の軸方向後部に連続して形成されている。弓状（凹
状）の中間セクション９２が、円錐台形の第２中間セクション９０の軸方向後（
弓状の中間セクション９２）部に連続して形成されている。円筒形のベースセク
ション９４が、円錐台形の第２中間セクション９０の軸方向後部（弓状の中間セ
クション９２）に連続して形成されている。後部ベースセクション（かっこ９６
として示されている）が、円筒形のベースセクション９４の軸方向後部に連続し
て形成されている。後部ベースセクション９６は、円錐台形部９８と、ボスとを
含む。円錐台形部９８の表面には、３つ組のバンプ１０２が形成されている。硬
質インサート８０の寸法（角度、直径、長さ等）は示していないが、硬質インサ
ート３０及び５０の寸法と同様としてよい。
【００２９】 一般的に、硬質インサート３０、５０、８０は、おのおの例えばコバルト−タ
ングステンカーバイド合金のような超硬合金物質で作られる。超硬合金の具体的
なグレードは切削工具の用途により異なるが、ロードプレーニング用の回転切削
工具では、コバルト浸炭タングステンカーバイド製の硬質インサートを使用する
ことができる。この場合、コバルト含量は約５重量％〜１３重量％であり、残部
がタングステンカーバイドである。浸炭タングステンカーバイドの硬度は、約８
６〜約９０．４ロックウエルＡとすることができる。ロードプレーニング用とし
て好適な浸炭タングステンカーバイドのグレードは、コバルト含量が約５．２重
量％〜６．３重量％、残部が実質的にタングステンカーバイドであり、硬度が約
８８．２〜約８９．４ロックウエルＡである。
【００３０】 上述したように、硬質インサートは、切削工具本体のソケットにろう付けされ
るのが一般的である。ろう付け合金は用途によって異なるが、一例として、ハン
ディ・アンド・ハーマン社（Ｈａｎｄｙ＆Ｈａｒｍａｎ，Ｉｎｃ．859 Third Av
enue, New York, New York 10022）が「ＨＩ ＴＥＭＰ ０８０」及び「ＨＩ
ＴＥＭＰ ５４８」の商品名で販売している、銅−亜鉛−ニッケル−マンガン−
シリコンからなるろう付け合金が挙げられる。このろう付け合金の詳細は、特許
文献に開示されている（例えば、特許文献５（Ｐｒｉｚｚｉ他）参照）。ロード
プレーニング用のろう付け合金の別の例として、Ｗｅｓｇｏ社の販売するＮｉｃ
ｕｍｎ２３またはＮｉｃｕｍｎ３７を含むものが挙げられる。Ｎｉｃｕｍｎ２３
の組成は、銅６７．５重量％、マンガン２３．５重量％、ニッケル９重量％であ
る。Ｎｉｃｕｍｎ３７（ＡＳＴＭ−４７６４）の組成は、銅５２．５重量％、マ
ンガン３８重量％、ニッケル９．５重量％である。
【００３１】 出願人が、改良された回転切削工具、回転切削工具のための改良された硬質イ
ンサート、及び硬質インサートを取り付けた回転切削工具ならびに工具ホルダを
含む改良されたアセンブリを開発したことは明白である。これらの改良は、動作
時の切削工具の回転能力を高め、硬質インサートの破壊靭性を向上させ、これに
より切削工具の耐用期間を長くする。
【００３２】 本願明細書中に特定した特許、特許出願、及び文献は、全て参照によって本願
明細書に援用される。
【００３３】 本願明細書に開示された本発明の仕様及び手段を考慮すれば、当業者には本発
明のこのほかの実施形態が明らかである。本願明細書に示した態様は例示的なも
のであり、本発明の精神及び範囲は特許請求の範囲により示される。
【図面の簡単な説明】
【図１】 回転切削工具の一実施形態の側面図である。
【図２】 図１の工具の硬質インサートの側面図である。
【図３】 硬質インサートの別の実施形態の側面図である。
【図４】 地層に対する図１の切削工具の逃げ角が動作時に０度となるよう方向付けされて
いる、ロードプレーニングアセンブリの側面図である。
【図５】 地層に対する図１の切削工具の逃げ角が初期動作時にマイナスとなるよう方向付
けされている、ロードプレーニングアセンブリの側面図である。
【図６】 硬質インサートの別の実施形態の側面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オジャネン、 ランダル、 ダブリュ． アメリカ合衆国 37620 テネシー州 ブ リストル クレストフィールド ロード 508 Ｆターム(参考） 2D029 FA00 FB02 FC03 FD03 2D053 AA03 AB02 AB07 BA01 BA07

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 地層を衝打するための回転切削工具であって、 軸方向前端部を有すると共に、該軸方向前端部に硬質インサートが取り付けら
    れた長尺の工具本体と、 開始刃先角が約１１０度〜約１４０度である、軸方向前端部に形成された概ね
    円錐形の先端セクション、前記先端セクションの軸方向後部に連続して形成され
    、少なくとも一部が凸状である移行セクション、前記移行セクションの軸方向後
    部に連続して形成され、半径方向外側に拡径された第１中間セクション、及び前
    記中間セクションの軸方向後部に形成されたベースセクションを有する、硬質イ
    ンサートと、を含む、 回転切削工具。
  2. 【請求項２】 前記硬質インサートの前記第１中間セクションは概ね円錐台
    形であり、凸状セクションに連続して形成されている、請求項１に記載の回転切
    削工具。
  3. 【請求項３】 前記硬質インサートが、前記第１中間セクションの軸方向後
    部に連続する、概ね円錐台形の第２中間セクションを更に含む、請求項２に記載
    の回転切削工具。
  4. 【請求項４】 前記第１中間セクションの刃先角が、前記第２中間セクショ
    ンの刃先角よりも小さい、請求項３に記載の回転切削工具。
  5. 【請求項５】 前記硬質インサートが、前記第２中間セクションの軸方向後
    部に連続する、凹部を有する第３中間セクションを更に含む、請求項４に記載の
    回転切削工具。
  6. 【請求項６】 前記ベースセクションが前記第３中間セクションの軸方向後
    部に連続して形成されている、請求項５に記載の回転切削工具。
  7. 【請求項７】 前記移行セクションのほぼ全体が凸状である、請求項１に記
    載の回転切削工具。
  8. 【請求項８】 前記先端セクションが最大第１直径を含み、前記移行セクシ
    ョンの丸みをつけた部分の半径が前記最大第１直径の約１０％以上である、請求
    項７に記載の回転切削工具。
  9. 【請求項９】 前記移行セクションの丸みをつけた部分の半径が前記最大第
    １直径の約１０％乃至約２０％である、請求項８に記載の回転切削工具。
  10. 【請求項１０】 前記先端セクションが最大第１直径を有し、前記先端セク
    ションの終端部が丸みをつけた突端となっており、前記突端部の半径が前記最大
    第１直径の約１０％以下である、請求項１に記載の回転切削工具。
  11. 【請求項１１】 前記移行セクションの一部が面取りされている、請求項１
    に記載の回転切削工具。
  12. 【請求項１２】 地層を衝打するための回転切削工具に取り付ける硬質イン
    サートであって、 先端面を有すると共に開始刃先角が約１１０度〜約１４０度の、軸方向前部に
    形成された概ね円錐形の先端セクション、先端セクションの軸方向後部に連続す
    る、少なくとも一部が凸状である移行セクション、移行セクションの軸方向後部
    に連続する、半径方向外側に拡径された第１中間セクション、及び中間セクショ
    ンの軸方向後部に形成されたベースセクションを有する、 硬質インサート。
  13. 【請求項１３】 前記先端セクション及び前記第１中間セクションに連続す
    る、概ね円錐台形の第２中間セクションを更に含む、請求項１２に記載の硬質イ
    ンサート。
  14. 【請求項１４】 凹部を有する第３中間セクションを更に含み、前記第３中
    間セクションが前記ベースセクションと前記第１中間セクションとに連続する、
    請求項１３に記載の硬質インサート。
  15. 【請求項１５】 前記第１中間セクションが概ね円錐台形で、前記移行セク
    ションと連続しており、第２中間セクションが前記第１中間セクションの軸方向
    後部に連続しており、前記第２中間セクションは概ね円錐台形であり、前記第１
    中間セクションの刃先角が、前記第２中間セクションの刃先角よりも小さい、請
    求項１２に記載の硬質インサート
  16. 【請求項１６】 前記硬質インサートが、前記第２中間セクションの軸方向
    後部に連続すると共に、凹部を有する第３中間セクションを更に含む、請求項１
    ５に記載の硬質インサート。
  17. 【請求項１７】 前記ベースセクションが前記第３中間セクションの軸方向
    後部に連続して形成されている、請求項１６に記載の硬質インサート。
  18. 【請求項１８】 移行セクションのほぼ全体が凸状である、請求項１２に記
    載の硬質インサート。
  19. 【請求項１９】 前記先端セクションが最大第１直径を含み、前記移行セク
    ションの丸みをつけた部分の半径が前記最大第１直径の約１０％以上である、請
    求項１８に記載の硬質インサート。
  20. 【請求項２０】 前記移行セクションの丸みをつけた部分の半径が前記最大
    第１直径の約１０％乃至約２０％である、請求項１９に記載の硬質インサート。
  21. 【請求項２１】 前記先端セクションが最大第１直径を有し、前記先端セク
    ションの終端部が丸みをつけた突端となっており、前記突端部の半径が前記最大
    第１直径の約１０％以下である、請求項１２に記載の硬質インサート。
  22. 【請求項２２】 前記移行セクションの一部が面取りされている、請求項１
    ２に記載の硬質インサート。
  23. 【請求項２３】 従動部材の作用により、地層を衝打するアセンブリであっ
    て、 前記従動部材に取り付けられた、ボアを有する工具ホルダと、 軸方向前端部及び軸方向後端部を有する回転切削工具であって、前記切削工具
    がその軸方向前端部に硬質インサートを有し、軸方向後端部付近にシャンク部を
    含み、前記シャンク部がリテーナを担持している、回転切削工具と、 前記工具ホルダにより保持される切削工具であって、前記シャンク部が前記工
    具ホルダの前記ボア内にある、切削工具と、 先端面を有すると共に開始刃先角が約１１０度〜約１４０度の、軸方向前部に
    形成された概ね円錐形の先端セクション、先端セクションの軸方向後部に連続す
    る移行セクション、移行セクションの軸方向後部に連続する、半径方向外側に拡
    径された第１中間セクション、及び中間セクションの軸方向後部に形成されたベ
    ースセクションを有する、硬質インサートと、 を含み、 前記回転切削工具は、動作時に先端セクション表面と地層表面との間に形成さ
    れる逃げ角が約０度以下となる向きに構成される、 アセンブリ。
  24. 【請求項２４】 前記回転切削工具は、動作時に、先端セクション表面と地
    層表面との間に形成される逃げ角が約０度となる向きに構成される、請求項２３
    に記載のアセンブリ。
  25. 【請求項２５】 前記回転切削工具は、動作時に、先端セクション表面と地
    層表面との間に形成される逃げ角が０度以下となる向きに構成される、請求項２
    ３に記載のアセンブリ。
  26. 【請求項２６】 前記硬質インサートの前記移行セクションの少なくとも一
    部が凸状である、請求項２３に記載のアセンブリ。
  27. 【請求項２７】 移行セクションのほぼ全体が凸状である、請求項２３に記
    載のアセンブリ。
  28. 【請求項２８】 前記移行セクションの一部が面取りされている、請求項２
    ３に記載のアセンブリ。
  29. 【請求項２９】地層を衝打するための回転切削工具であって、 軸方向前端部を有すると共に、該軸方向前端部に硬質インサートが取り付けら
    れた長尺の工具本体と、 開始刃先角が約１１０度〜約１４０度の、概ね円錐形の先端セクション、前記
    先端セクションの軸方向後部に連続する面取りセクション、前記面取りセクショ
    ンの軸方向後部に連続する円筒形の中間セクション、面取りセクションの軸方向
    後部に連続する、半径方向外側に拡径された中間セクション、及び前記中間セク
    ションの軸方向後部に形成されたベースセクションを有する、硬質インサートと
    、 を含む、 回転切削工具。
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