JP2003528820A - 果実、野菜、および種子の消毒薬 - Google Patents

果実、野菜、および種子の消毒薬

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Abstract

(57)【要約】 植物および植物器官表面の微生物レベルを低減するのに使用することができる抗菌製剤を記載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、植物または植物器官上の微生物の増殖を阻止する方法に関する。
【0002】 背景 アメリカ合衆国では毎年、食品伝染疾患によって、推定で7600万件の疾患
が生じ、5000人が死亡しており、直接医療費および間接医療費は年間で10
億ドルであると推定されている。Mead他著,Emerg.Infect.D
is.,5(5):607−625(1999)。一般的な食物病原体には、サ
ルモネラ、リステリアモノサイトゲネス、大腸菌、カンピロバクタージェジュニ
、セレウス菌、およびノーウォーク様ウイルスが含まれる。食品伝染疾患の発生
は通常、汚染された肉製品、生乳、または卵などの家禽製品に関連している。し
かしながら、果実および野菜もまた食品伝染疾患の原因であるという認識が浮上
している。例えばO157:H7などの腸管出血性大腸菌株の発生は、低温殺菌
されていないリンゴジュースおよび芽を摂取することに関連している。したがっ
て、果実、野菜、および種子表面から病原体を減少させるか、または除去し、か
つ果実、野菜、および種子の品質保持期間を延ばす方法が必要とされている。
【0003】 概要 本発明は、脂肪酸モノエステル、エンハンサー、および1種または複数種の界
面活性剤を含有し、食品の微生物レベルを低減するのに有用な抗菌製剤に基づく
。例えば、芽を製造するか、または新鮮な低温殺菌していないオレンジジュース
を製造する場合には、発芽種子もしくはオレンジ表面にある接種病原菌を5対数
値減少させて、規制条件を守ることが必要とされるか、あるいはそれらの製品を
飲食すると健康を損なう可能性があるという注意書きのラベルを、その芽または
ジュースに付けなければならないだろう。しかしながら、本明細書で開示する製
剤および方法を用いて、食品の病原菌を5対数値減少させることができる。さら
に、抗菌製剤の成分は既に、消費者に表示されている複数の食品添加物を有する
か、または一般に安全であると認められており(GRAS)、それによって安全
に対する懸念が最小限に抑えられる。本発明の好ましい製剤は、有機物質によっ
て失活せず、植物および植物器官の表面に再び適用することができる。
【0004】 一態様において、本発明は、脂肪酸モノエステル、エンハンサー、2種類以上
のアニオン界面活性剤(例えば、2種類のアニオン界面活性剤)および賦形剤を
含む抗菌製剤を特徴とする。脂肪酸モノエステルは、グリセロールモノラウレー
ト、グリセロールモノカプリレート、グリセロールモノカプレート、プロピレン
グリコールモノラウレート、プロピレングリコールモノカプリレート、プロピレ
ングリコールモノカプレート、またはそれらの組み合わせであることが可能であ
る。エンハンサーは、EDTAもしくはその塩などのキレート剤;有機酸などの
酸(例えば、乳酸、マンデル酸、コハク酸、酒石酸、アスコルビン酸、サリチル
酸、安息香酸、酢酸、リンゴ酸またはアジピン酸);またはエタノールもしくは
イソプロパノールなどのアルコールであることが可能である。2種類以上のアニ
オン界面活性剤は、アシルラクチレート塩、ジオクチルスルホスクシネート塩、
ラウリル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、およびC8〜C18脂肪酸の
塩からなる群から選択することができる。賦形剤は、水、プロピレングリコール
、ポリエチレングリコール、グリセリン、エタノール、イソプロパノール、また
はそれらの組み合わせであることが可能である。その製剤は、さらに着香剤を含
有することが可能である。
【0005】 本発明は、植物または植物器官の微生物レベルを低減する方法もまた特徴とす
る。この方法は、脂肪酸モノエステル、エンハンサー、2種類以上のアニオン界
面活性剤、および賦形剤を含有する有効量の抗菌製剤と植物または植物器官とを
接触させることを含む。
【0006】 他の態様において、本発明は、脂肪酸モノエステル、エンハンサー、界面活性
剤、および賦形剤を含有する抗菌製剤であり、脂肪酸モノエステルの濃度が、即
使用可能な製剤に対して約0.2重量%〜約2.0重量%であり、エンハンサー
濃度が、即使用可能な製剤に対して約1.1重量%〜約25重量%(例えば、1
.1〜15重量%または1.1〜2.1重量%)である、即使用可能な抗菌製剤
を特徴とする。その製剤はさらに、着香剤を含有することが可能である。即使用
可能な有効量のかかる抗菌製剤と植物または植物器官とを接触させることを含む
、植物または植物器官上の微生物レベルを低減する方法もまた記載する。包装材
料およびその包装材料内の抗菌製剤を備える製造物品もまた特徴とし、その包装
材料は、微生物レベルを低減するために植物または植物器官に製剤をそのまま使
用できることを表示するラベルを含む。
【0007】 他の態様では、本発明は、脂肪酸モノエステル組成物を有する第1容器と、エ
ンハンサーを有する第2容器とを備えるキットを特徴とする。その脂肪酸モノエ
ステル組成物は、脂肪酸モノエステル、界面活性剤、および賦形剤、さらに一部
の実施形態では、2種類以上のアニオン界面活性剤を含有する。脂肪酸モノエス
テルは、グリセロールモノラウレート、グリセロールモノカプリレート、グリセ
ロールモノカプレート、プロピレングリコールモノラウレート、プロピレングリ
コールモノカプリレート、プロピレングリコールモノカプレート、またはそれら
の組み合わせであることが可能である。特に有用なエンハンサーは乳酸であり、
特に有用な賦形剤はプロピレングリコールであり、有用な脂肪酸モノエステルは
プロピレングリコールモノカプリレートである。
【0008】 そのキットはさらに、第1容器および第2容器の内容物を混合して、植物およ
び植物器官上の微生物レベルを低減するのに有効な抗菌製剤が生成されることを
示すラベルまたは添付文書を備えることが可能である。さらに、そのラベルまた
は添付文書によって、植物または植物器官に適用する前に抗菌製剤を希釈するこ
とを示すことができる。
【0009】 本発明は、抗菌製剤を含む植物または植物器官もまた特徴とし、その抗菌製剤
は、脂肪酸モノエステル、エンハンサー、界面活性剤、および賦形剤を含有する
。その製剤はさらに、着香剤およびまたは食品等級コーティングを含んでもよい
。抗菌製剤は、植物もしくは植物器官と食品等級コーティングとの間に介在させ
ることができる。抗菌製剤はまた、食品等級コーティングと混合することが可能
である。
【0010】 別段の指定がない限り、本明細書中で使用するすべての技術および科学用語は
、本発明が属する分野の当業者によって通常理解される意味と同じ意味を有する
。本明細書に記載のものと同様または等しい方法および材料を使用して、本発明
を実施することができるが、適切な方法および材料を以下に記載する。本明細書
に記載のすべての出版物、特許出願、特許、および他の参考文献の開示内容全体
を参照により援用する。抵触の場合には、定義を含む本明細書によって規定され
るだろう。さらに、その材料、方法および実施例は単に実例として示すものであ
り、制限することは意図されていない。
【0011】 本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および特許請求の範囲から
理解されよう。
【0012】 詳細な説明 本発明は、植物および植物器官(例えば、種子、野菜、および果実)上の微生
物レベルを低減するのに有用な製剤に関する。適切な植物および植物器官には、
自然のままの農産物(つまり、未加工製品)および処理製品が含まれる。未加工
農産物の非制限的な例には、アルファルファの種子、芽、キュウリ、メロン、タ
マネギ、レタス、キャベツ、ニンジン、ジャガイモ、ナス、グレープフルーツ、
レモン、ライムおよびオレンジなどの柑橘類果実、バナナ、パイナップル、キー
ウィ、およびリンゴが含まれる。加工製品には、裂かれた、スライスされた、刻
まれた、細断された、もしくは切り刻まれた果実または野菜、ならびに果実また
は野菜から得られるジュースが含まれる。
【0013】 本発明の抗菌製剤は、1種または複数種の脂肪酸モノエステルと、1種または
複数種の界面活性剤と、1種または複数種のエンハンサーとを含有し、植物およ
び植物器官上のグラム陰性細菌およびグラム陽性バク細菌、ウイルス、および菌
類を含む微生物のレベルを低減するのに使用することができる。本明細書中で使
用する、「微生物レベルの低減」とは、微生物の増殖を阻止することと、微生物
の死滅を促進することと、植物もしくは植物器官表面から微生物を除去すること
を含む。本発明の製剤は、大腸菌、サルモネラ血清型を含むネズミチフス菌、リ
ステリア(例えば、リステリアモノサイトゲネス)、カンピロバクター(例えば
、カンピロバクタージェジュニ)、赤痢菌属、およびセレウス菌を含む食品伝染
ヒト病原体のレベルを低減するのに特に有用である。植物および植物器官表面の
植物病原体のレベルを低減することも可能であり、植物および植物器官の品質保
持期間を延ばすことができる。植物病原体の非制限的な例には、エルウィニアカ
ロトボーラ(Erwinia carotovora)、フザリウム(Fusa
rium)種、ボトリチス(Botrytis)種、疫病菌(Phytopth
era)種、フォーマ(Phoma)種、バーティシリウム(Verticil
ium)種、および炭疽病(Colletotrichum)種が含まれる。本
発明の製剤は、枯草菌からの胞子など、植物および植物器官表面における胞子の
生存度を低減するのにもまた有効である。
【0014】 抗菌製剤 抗菌製剤に使用するのに適した脂肪酸モノエステルは一般に、食品等級でGR
ASと見なされ、かつ/または米国食品医薬品局(FDA)によって認可された
食品添加物である。特に、C〜C12脂肪酸から誘導される1種または複数種
の脂肪酸モノエステル、例えばカプリル酸、カプリン酸もしくはラウリン酸のグ
リセロールモノエステル、および/またはカプリル酸、カプリン酸もしくはラウ
リン酸のプロピレングリコールモノエステルが本発明の製剤で有用である。脂肪
酸モノエステルの組み合わせを標的の微生物に合わせることができる。例えば、
植物または植物器官表面の菌類レベルを低減することが望ましい場合には、ラウ
レートモノエステルをカプリレートモノエステルおよび/またはカプレートモノ
エステルと組み合わせることができる。
【0015】 本発明で有用なモノグリセリドは通常、未反応グリセロール、モノグリセリド
、ジグリセリド、およびトリグリセリドの混合物の形状で入手可能である。した
がって、高濃度(例えば、約85重量%を超える濃度、好ましくは約90重量%
)のモノグリセリドを含有する材料を使用することが好ましい。特に有用な市販
の材料の例には、商品名LAURICIDIN(商標)としてMed−Chem
Laboratories社(ミシガン州イーストランシング)から市販のグ
リセロールモノラウレート(GML)、商品名POEM(商標)M‐100およ
びPOEM(商標)M‐200としてそれぞれRiken Vitamin社(
日本、東京)から市販のグリセロールモノカプリレート(GM‐C8)およびグ
リセロールモノカプレート(GM‐C10)、商品名「MONOMULS(商標
)90L−12」としてHenkel社(ドイツ)から市販の材料が含まれる。
プロピレングリコールモノカプリレート(PG‐C8)、プロピレングリコール
モノカプレート(PG‐C10)、およびプロピレングリコールモノラウレート
(PG‐C12)が、Uniquema International社(イリ
ノイ州シカゴ)から市販されている。
【0016】 適切なエンハンサーは、有機酸、キレート剤、およびアルコールである。エン
ハンサーは、食品等級がGRASと示され、かつ/またはFDAにより認可され
た食品添加物であることが好ましい。有機酸には、例えば乳酸、酒石酸、アジピ
ン酸、コハク酸、クエン酸、アスコルビン酸、リンゴ酸、マンデル酸、酢酸、ソ
ルビン酸、安息香酸、およびサリチル酸が含まれる。キレート剤には、例えばエ
チレンジアミン四酢酸(ETDA)およびその塩が含まれる。乳酸およびマンデ
ル酸が、特に有用なエンハンサーである。アルコールは、例えばエタノール、イ
ソプロパノール、またはオクタノールもしくはデシルアルコールなどの長鎖アル
コールである。
【0017】 抗菌製剤は、濃縮物を希釈した場合に、水にモノエステルを溶解または分散す
るのを促進し、かつ/あるいは農産物および種子表面から付着微生物を放すか、
または除去するのに役立ち、その結果、微生物をより容易に接触させ、製剤によ
って駆除することができる、1種または複数種の界面活性剤を含有することも可
能である。例えば、抗菌製剤は、アシルラクチレート塩、ジオクチルスルホスク
シネート塩、ラウリル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、およびC8〜C
18脂肪酸の塩など、2種類以上のアニオン界面活性剤を含有することが可能で
ある。適切な塩には、ナトリウム塩、カリウム塩、またはアンモニウム塩が含ま
れる。アシルラクチレートには、例えばステアロイル−2−乳酸ナトリウムまた
はカルシウム、イソステアロイル−2−乳酸ナトリウム、ラウロイル−2−乳酸
ナトリウム、カプロイル乳酸ナトリウム、ココイル乳酸ナトリウム、およびベヘ
ノイル乳酸ナトリウムが含まれる。非イオン性界面活性剤には、デカグリセリル
テトラオレエートなどのグリセロールエステル;Uniquema Inter
national社(イリノイ州シカゴ)からSPAN(商標)20として市販
のモノラウリル酸ソルビタンなどのソルビタンエステル;およびポリアルキレン
オキシドのブロック共重合体、例えばBASF社(ニュージャージー州パーシッ
パニー)からPluronics(商標)およびTetronics(商標)と
して市販のポリエチレンオキシドおよびポリプロピレンオキシドが含まれる。ス
ルホコハク酸ジオクチルナトリウムは、GEMTEX(商標)SC40界面活性
剤(イソプロパノール中でスルホコハク酸ジオクチルナトリウム40%)として
Finetex社(ノースカロライナ州スペンサー)から市販されている。カプ
ロイル乳酸ナトリウムは、RITA(イリノイ州ウッドストック)からPATI
ONIC(商標)122Aとして市販されている。ラウリル硫酸ナトリウムは、
Stepan Chemical社(イリノイ州ノースフィールド)から市販さ
れている。
【0018】 本発明の製剤は、非水溶液もしくは水溶液または懸濁液中にあることが可能で
ある。その溶液または懸濁液を調製するのに適切な賦形剤は安全であり、FDA
および米国環境保護局(EPA)などの規制機関に容認されている。特に許容可
能な賦形剤には、水、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセ
リン、エタノール、イソプロパノール、およびそれらの組み合わせが含まれる。
プロピレングリコールに溶解した脂肪酸のプロピレングリコールモノエステルの
製剤またはグリセリンに溶解した脂肪酸のグリセロールモノエステルの製剤によ
って、賦形剤とエステルとの間にエステル交換反応が生じる可能性を最小限にす
ることができる。グリセリンにグリセロールモノラウレートを添加すると、溶液
の代わりに弱いゲルが生成するが、ゲルの形成は、エタノールもしくはイソプロ
パノールなどの補助溶剤を添加することによって防ぐことができる。
【0019】 微生物の増殖を有効に阻止するのに必要とされる、前述の成分の濃度は、標的
とされる微生物の種類および使用する製剤(例えば、存在するエンハンサーおよ
び界面活性剤の種類)によって異なる。単独で考えると、各成分の濃度または量
では、広範な病原性もしくは望ましくない微生物は死滅しないか、あるいはかか
る微生物の数が許容可能なレベルまで減少しない。したがって共に使用した場合
には、製剤の成分は、同一条件下において単独で使用した同一成分と比較すると
、植物または植物器官に相乗的抗菌活性を提供する。
【0020】 有効量の各成分は、本明細書中の教示および技術上既知のアッセイを用いて、
当業者により容易に確かめることができる。製剤を濃縮物として調製することが
可能であり、次いで使用する前に希釈する。通常、抗菌製剤に対して、脂肪酸モ
ノエステルは約0.001〜30重量%(wt%)であり、エンハンサーは約0
.001〜30重量%であり、1種または複数種の界面活性剤は0.001〜3
0重量%である。エンハンサーが、イソプロパノールもしくはエタノールなどの
アルコールである場合には、相乗的抗菌活性が維持される最低濃度は約15重量
%(例えばエタノールについては15〜30重量%、イソプロパノールについて
は15〜20重量%)である。デシルアルコールなどの長鎖アルコールに関して
は、相乗的抗菌活性が維持される最低濃度は約1重量%(例えば、1〜2重量%
)であり、1−オクタノールについては、最低濃度が約0.5重量%(例えば、
0.5〜1.0重量%)である。例えば、即使用可能な製剤(つまり、植物また
は植物器官に適用される製剤)は、脂肪酸モノエステルを0.01〜5.0重量
%、エンハンサーを約0.5〜30重量%、界面活性剤を約0.5重量%〜5.
0重量%含有することが可能である。特に、即使用可能な製剤は、脂肪酸モノエ
ステルを約0.2重量%〜約2.0重量%、エンハンサーを約1.1重量%〜約
25.0重量%(例えば、1.1〜15.0重量%または1.1〜2.1重量%
)、1種または複数種の界面活性剤を約0.1重量%〜約1.5重量%含有する
ことが可能である。
【0021】 抗菌製剤の他の成分には、例えば食品等級用ワックスなどの食品等級コーティ
ング、紫外線による不活性化または劣化から製剤を保護する成分、着色剤、香り
増強剤、トラガカントゴム、アカシアゴム、カラゲナン、Carbopol(オ
ハイオ州クリーブランド、B.F.Goodrich社)、ガーゴム、およびセ
ルロースガムなどの粘度調節剤、シリコーン消泡剤などの消泡剤、例えばポリジ
メチルシロキサン(ミシガン州ミッドランド、Dow Corning社)、固
着剤、または天然油もしくは人工甘味料などの着香剤が含まれる。
【0022】 植物および植物器官の処理 例えば噴霧、浸漬、ワイピング、ブラッシング、スポンジング、またはパジン
グによって、本発明の製剤を植物および植物器官に塗布することができる。植物
または植物器官の表面全体を、製剤で完全に湿潤させることが好ましい。温度範
囲2℃〜70℃で製剤を塗布することが可能であり、微生物レベルを低減するの
に十分な時間(例えば、30秒〜20分)植物または植物器官表面と接触する。
通常、温度が上がるのに伴って、塗布時間が少なくなる。製剤を40℃〜65℃
(例えば、44〜60℃、46〜58℃、48〜56℃、または50〜54℃)
に加熱し、まだ温かい間に表面に塗布することが、植物または植物器官の微生物
レベルを低減するのに特に有効である。液体賦形剤は、例えば空気乾燥によって
植物もしくは植物器官表面から除去することができる。
【0023】 例えば、オレンジなどの果実を本発明の抗菌製剤で処理し、空気乾燥させ、次
いで食品等級用ワックスでコーティングすることができる。これによって、オレ
ンジと食品等級コーティングとの間に介在する抗菌製剤を有するオレンジが得ら
れる。代替方法としては、抗菌製剤および食品等級コーティングを塗布前に混合
することが可能である。
【0024】 本発明の抗菌製剤で植物および植物器官を処理しても、植物または植物器官に
悪影響を及ぼすことはない。例えば、処理した植物または植物器官の風味は変化
せず、処理した種子の生存度は保持される。
【0025】 製造物品 本発明の製剤は、キットにパッケージすることができる。脂肪酸モノエステル
は、特にヒドロキシ置換有機酸もしくはキレート剤などのエンハンサー存在下で
本質的に活性である。例えば、モノエステルは水性媒体中でそれに対応する脂肪
酸に加水分解し、ヒドロキシ含有エンハンサー(例えば、乳酸)とエステル交換
反応するか、またはヒドロキシ含有溶媒とエステル交換反応する可能性がある。
これらの反応の結果、液体組成物の抗菌活性が低減し、品質保持期間が1年未満
に短くなる。
【0026】 したがって、2液系(キット)に便利にパッケージして、安定性を向上させる
ことができる。2液系の一例では、エンハンサーを除く、製剤のすべての成分が
1つの容器内に存在し、エンハンサーは別の容器内に存在する。植物または植物
器官を処理する前に、それぞれの容器の内容物を共に混合し、通常は希釈する。
一部の実施形態では、2種類の成分を保存する別個の区画を有する1つの容器内
にパッケージする。例えば、エンハンサーは一方の区画中にあり、脂肪酸モノエ
ステル、1種または複数種の界面活性剤および賦形剤は、同一容器の第2区画中
にある。かかる2区画容器には通常、2つの区画間に壊れやすいもしくは移動可
能な間仕切りが使用される。次いで、その間仕切りを壊すかまたは移動させて、
混合させることができる。代替方法としては、各区画の内容物全体を混合するこ
となく、各区画の内容物の一部を除去することができるように、容器を構成する
。2区画容器の説明については、例えば、米国特許第5,862,949号、同
第6,045,254号および同第6,089,389号を参照のこと。
【0027】 驚くべきことに、本発明の2液系によって示される抗菌活性は、処理するごく
短時間(例えば、3日未満)前に調製しておいた、対応する製剤の活性よりも時
折極めて高かった。試験評価の一部では、例えば大腸菌もしくはサルモネラを接
種したアルファルファでは、6対数値を超える細菌の減少が達成された。
【0028】 本発明をさらに以下の実施例で説明するが、特許請求の範囲に記載の本発明の
範囲を制限するものではない。
【0029】 実施例 本発明の理解を助けるために以下の実施例を提供するが、その範囲を制限する
ものと解釈すべきではない。別段の指定がない限り、すべての部およびパーセン
テージは重量による。
【0030】 用語 モノエステル GML:Med−Chem Laboratories社(ミシガン州イース
トランシング)から商品名「LAURICIDIN(商標)」として市販のグリ
セロールモノラウレート。 PGMC8:Uniquema International社(イリノイ州
シカゴ)から市販のプロピレングリコールモノカプリレート。 PGMC10:Uniquema International社(イリノイ
州シカゴ)から市販のプロピレングリコールモノカプレート。
【0031】 エンハンサー物質 LA:J.T.Baker社(ニュージャージー州フィリップスバーグ)から
市販の乳酸、USP。 MA:Avocado Research Chemicals社(英国、ヒ
ーシャム)から市販のマンデル酸、USP。
【0032】 界面活性剤 PAT122A:RITA社(イリノイ州ウッドストック)から市販のPAT
IONIC(商標)122Aアニオン界面活性剤(カプロイル乳酸ナトリウム)
。 NaLSO:Stepan Chemical社(イリノイ州ノースフィー
ルド)から市販のラウリル硫酸ナトリウム、アニオン界面活性剤。 DOSS:American Cyanamid社(ニュージャージー州ウェ
イン)から市販のスルホコハク酸ジオクチルナトリウム(エタノール中で50重
量%)、アニオン界面活性剤。 GEM SC40:Finetex社(ノースカロライナ州スペンサー)から
市販のGEMTEX(商標)SC40アニオン界面活性剤(イソプロパノール中
でスルホコハク酸ジオクチルナトリウム40重量%)。 SPAN20:Uniquema International社(イリノイ
州シカゴ)から市販のSPAN(商標)非イオン性界面活性剤(モノラウリル酸
ソルビタン)。 PLUR P−65:BASF(ニュージャージー州パーシッパニー)から市
販のPLURONIC(商標)P−65非イオン性界面活性剤。
【0033】 賦形剤/溶媒 PG:J.T.Baker社(ニュージャージー州フィリップスバーグ)から
市販のプロピレングリコール。
【0034】 試験法 アルファルファ種子/接種の方法:接種したアルファルファ種子上の抗菌剤と
して、以下の試験法に従って試料製剤を評価した。細菌培養の調製。トリプチケ
ースソイブロス(TSB)(Difco Laboratories、VWR
Scientific)培地(5ml)を、寒天平板から採取した指定の細菌コ
ロニー(例えば、大腸菌またはサルモネラ血清型Typhimurium)で接
種し、35℃で16〜18時間インキュベートした。得られた第1細胞培養から
、次いでループフル(loopfull)10マイクロリットルをTSB培地5
ml中に接種し、35℃で16〜18時間インキュベートした。得られた第2細
胞培養から、次いで0.5mlをTSB培地150ml中に接種し、35℃で1
6〜18時間インキュベートして、約10コロニー形成ユニット(CFU)/
mlを含有する細菌培養を得た。通常、4種の菌株の混合物を用いた。各菌株を
記載のように別個に増殖させ、その結果得られた培養液(それぞれ150ml)
を、種子に接種する直前に混合して、混合菌株(カクテル)600mlを得た。
サルモネラ血清型Typhimuriumの場合と同様に、単一菌株または血清
型(ser.)を使用する場合には、次いで、種子の接種に使用するために細菌
培養600mlを増殖させた。
【0035】 アルファルファ種子の接種。通常、細菌培養を周囲温度に冷却して、層流フー
ドにおける2Lビーカー中に注いだ。アルファルファ種子(750g)を加え、
プラスチック製スパチュラで1分間迅速に攪拌して、すべての種子が完全に湿潤
するようにした。2層のチーズクロスで覆われた金網(0.6cmの穴)から作
製された3つのラック上に、その種子を注いだ。それぞれのスクリーンの下に受
け皿を置いて、流出物を受け止めた。チーズクロス上の薄層中にその種子を広げ
、48時間乾燥させた。第1日目には、種子およびチーズクロスが乾燥している
と思われるまで、2時間毎に種子を攪拌した。第2日目には、種子がチーズクロ
スから放れ、再分布した。48時間乾燥した後、種子を密封可能なプラスチック
製バッグに移し、使用前に少なくとも4日間冷蔵庫内にて5℃で保存した。
【0036】 試料製剤の評価。細菌を接種したアルファルファ種子のアリコート10gを4
00mlビーカー中に入れ、試料製剤10mlを添加した。通常、試料製剤は、
製剤濃縮物1部と水15部とからなり、種子を添加する前に指定の温度(通常5
0℃)に温めた。100rpmの回転振とう機の水浴に、指定の温度で指定の時
間(一般に、10〜15分)種子を浸漬した。次いで、液体をデカントし、ペー
パータオルで余分な液体を吸い取り、ワイヤーメッシュ篩上で種子を回収した。
その種子を80mlストマッカーバッグに移し、letheenブロス(Dif
co Laboratories、VWR Scientific)20mlを
添加した。1NのNaOHでpHを7.5に調節した。ストマッカーバッグをス
トマッカー80(Seward Lab System、VWR Scient
ific)内に設置し、通常速度設定で60秒間処理した。必要な場合には、ス
トマッキングした懸濁液のpHをpH7にまで調節する。上清試料10mlを1
5ml円錐形チューブに移し、連続希釈して、25〜250CFU/平板菌数範
囲を得た。次いで、細菌に適した選択培地寒天平板上に試料を置いた。サルモネ
ラ血清型を数えるのに、XLD寒天培地(Difco、VWR Scienti
fic)を使用し、大腸菌株を数えるのに、マッコンキーソルビトール寒天培地
(Difco、VWR Scientific)を使用した。すべてのプレート
を35℃で24時間インキュベートし、形成したコロニーをカウントした。
【0037】 試料製剤の代わりに脱イオン水10mlを使用したことを除いては、上述と同
様の手法で水の対照を評価した。初期の接種材料数を得るために、細菌を接種し
た種子10gおよびletheenブロス10mlをストマッカーバッグに入れ
た。そのストマッカーバッグを振とう機‐水浴中のビーカー内に入れ、製剤処理
と同じ時間攪拌した。浸漬期間の終わりに、letheenブロス−種子懸濁液
のpHを7.0に調節し、試料製剤処理と同じ手法でその試料を処理した。それ
ぞれの処理、水の対照、および初期接種材料試料を10倍に複製し、示すデータ
はこれらの複製の平均である。
【0038】 オレンジの実験室方法:接種したオレンジ上の抗菌剤として、以下の試験法に
従って実験室条件下において試料製剤を評価した。
【0039】 細菌培養の調製およびオレンジの接種。5ポンドのオレンジの袋を小売雑貨店
から手に入れ、個々のオレンジの直径を測定し、きれいにして、一般的な大腸菌
細菌を接種した。オレンジは、大腸菌(ATCC 25922)ブロス2000
ml中に室温で15分間浸漬することによって接種した。その大腸菌ブロスは、
トリプトソイ寒天(TSA、Difco Laboratories)平板から
1つの大腸菌コロニーを選択し、そのコロニーを他のTSA平板に画線すること
によって調製した。新しく画線されたTSA平板を35℃で一晩インキュベート
した。滅菌ダクロンスワブを用いて、平板から得た増殖を回収し、ニュートリエ
ントブロス(Difco Laboratories)2000ml中に分散さ
せた。そのニュートリエントブロスを35℃で一晩(20〜24時間)インキュ
ベートした。接種したオレンジを、試料製剤で処理する前に1時間乾燥させた。
一部のオレンジは製剤で処理せず、果実上の大腸菌の接種レベルを決定するのに
用いた。
【0040】 試料製剤の評価。接種した2個のオレンジを、指定の温度(一般に22℃およ
び50℃)で製剤濃縮物1部(133.3ml)と滅菌水15部(2000ml
)から調製しておいた試料製剤を含有するビーカー中に入れた。オレンジを2分
間浸漬し、次いで10〜15秒間すすぐために、指定の温度で滅菌水2000m
lを含有するビーカーに移した。すすぎ水からオレンジを取り出し、冷却された
0.1%ペプトン水(マサチューセッツ州グロスター、Nutramax Pr
oducts社)500mlと共に、滅菌プラスチック製バッグに入れた。その
プラスチック製バッグを他のプラスチック製バッグの中に入れ、次いで回転振と
う機(150振動/分)の氷の上に1時間置いた。次いで、アリコート(11m
l)を0.1%ペプトン水99ml中にピペッティングし、連続希釈を行い、P
etrifilm(商標)大腸菌計数平板(ミネソタ州セントポール、3M社)
上に置いた(希釈液1ml/平板)。各希釈液の4つの複製をプレーティングし
た。すべての平板を35℃で24±2時間インキュベートした。
【0041】 インキュベートした後、コロニーを数えた。Petrifilm(商標)大腸
菌計数平板上で、気泡に伴う青いコロニーは、大腸菌コロニーと見なす。4つの
複製の未処理菌数(CFU/ml)を各試料製剤について平均した。オレンジの
平均面積を平均直径から計算し、オレンジ(500ml)の処理に使用した希釈
液のmlの数字を処理したオレンジ2個の平均面積で割ることによって、換算計
数を決定した。この換算計数を用いて、計数平板から得た実際のコロニー数/m
lをコロニー/オレンジ面積cmに換算した。次のように、各試料の平均CF
U/mlに換算計数(ml/cm)を掛けて、オレンジのCFU/cmの計
数を得た。この計数を底10の対数に変換し、初期接種レベルから減じて、細菌
の対数減少値を示した。
【0042】 オレンジの初期接種レベルを、接種しかつ乾燥させたオレンジ2個を取り、冷
却された0.1%ペプトン水500mlを有する滅菌プラスチック製バッグ中に
それを入れることによって決定した。そのプラスチック製バッグを他のプラスチ
ック製バッグの中に入れ、次いで回転振とう機(150振動/分)の氷の上に1
時間置いた。次いで、このペプトン溶液をサンプリングし、処理したオレンジと
同じ同じ方法で希釈し、上述のようにPetrifilm(商標)大腸菌計数平
板上に置いた。オレンジの初期接種レベルを得るために、コロニーをカウントし
、処理したオレンジのコロニー数について記載のように計算を行った。
【0043】 オレンジのパイロットプラント法:以下の試験法に従って工業用処理装置を用
いて、パイロットプラント条件下において、接種したオレンジ上の抗菌剤として
試料製剤を評価した。パイロットプラント実験を、フロリダ州レイクアルフレッ
ドにあるCitrus Research and Education Ce
nter(CREC)で行った。
【0044】 オレンジの接種。大腸菌のカクテル(ATTC 25922、ATTC 35
218、およびATTC 11229)を使用したことを除いては、熟した、中
程度の大きさの、畑で摘んだオレンジをきれいにして、オレンジの実験室方法で
先に記載のように、大腸菌ブロス培養液20リットル中に浸漬することによって
大腸菌属の細菌を接種した。次いで、試料製剤で処理する前に、オレンジを1時
間乾燥させた。いくつかのオレンジは試料製剤で処理しなかったが、果実の大腸
菌接種レベルを決定するのに使用した。
【0045】 試料製剤の評価。接種したオレンジ20個を、指定の温度(一般に22℃およ
び50℃)で製剤濃縮物1部と滅菌水15部から調製しておいた試料製剤(10
L)を含有するタンク中に入れた。希釈製剤を調製して1時間以内にオレンジを
加えることが好ましい。オレンジを所定の時間(2分間)浸漬し、次いで10〜
15秒間すすぐために、指定の温度の飲料水10Lを含有する他のタンクに移し
た。すすぎ水から6個のオレンジを取り出し、冷却された0.1%ペプトン水1
リットルと共に、滅菌プラスチック製バッグに入れた。そのプラスチック製バッ
グを他のプラスチック製バッグの中に入れ、次いで回転振とう機(150振動/
分)の氷の上に1時間置いた。
【0046】 他の処理は、ブラシローラーのコンベヤシステム上に置かれたオレンジ上にオ
ーバーヘッド噴霧器から試料製剤を噴霧することであった。6個のオレンジ上に
、速度10ml/秒/オレンジで試料製剤を5秒間噴霧し、続いて製剤を噴霧せ
ず、ブラシローラー上でオレンジを25秒間回転させた。この手順を合計処理時
間2分間で4回繰り返した。次いで、飲料水を上から噴霧することによって、オ
レンジを10〜15秒間すすいだ。冷却されたペプトン水を有する滅菌プラスチ
ック製バッグ中にオレンジ6個を入れ、上記の浸漬手順で記載のように振とうし
た。
【0047】 次いで、浸漬手順または噴霧手順のいずれかから得られる試料アリコートを、
オレンジの実験的方法で記載のように、計算された大腸菌細菌および細菌の対数
減少値について分析した。
【0048】 野菜の方法A:以下の試験法に従って、天然に存在する細菌を有する様々な野
菜上の抗菌剤として、試料製剤を評価した。試験した野菜の種類の例は、切って
あるニンジン(プレパッケージされている)、葉レタス、ねぎ(葉および球根)
、および切ってあるキャベツ(プレパッケージされている)である。実施例で使
用したすべての野菜は、地方の小売食品店から手に入れた。評価を行う前に、葉
レタスおよびねぎを小さく(長さ0.3〜0.6cm)刻んだ。
【0049】 処理手順は以下のとおりである。刻んだ野菜11gを処理溶液(試料製剤また
は脱イオン水)150mlと共に400mlビーカーに入れ、100rpmで回
転する回転振とう機上で室温にて10分間浸漬した。製剤濃縮物1部と滅菌脱イ
オン水15部とから試料製剤を調製した。次いで、滅菌脱イオン水で試料を5回
すすぎ、バターフィールド緩衝液(VWR Scientific)を99ml
含有するストマッカーバッグ(Seward Limited、No.400)
に移し、Sewardストマッカー中で2分間ストマッキングした。上清を除去
し、標準手順に従って、適切なPetrifilm(商標)平板[TACに対し
てはPetrifilm(商標)気性菌計数(AC)平板、大腸菌、大腸菌型、
および非大腸菌型グラム陰性菌に対してはPetrifilm(商標)大腸菌計
数平板]を用いて、好気性菌総数(TAC)、大腸菌型、およびグラム陰性菌を
数えるために、アリコート1mlを連続希釈した(10段階)。表に示すデータ
は、3つの複製の平均である。
【0050】 野菜の方法B:以下の試験法に従って、天然に存在する細菌を有するねぎ(葉
および球根)上の試料製剤を評価した。
【0051】 ねぎの植物器官(葉または球根)を小さく(長さ0.2〜0.5mm)刻んだ
。刻んだねぎの器官の一部(10g)を、製剤濃縮物1部と滅菌水15部とから
調製しておいた試料製剤40ml中に23℃で浸漬した。得られた懸濁液を、回
転振とう機上で100rpmにて10分間振とうし、篩上に排出した。次いで、
letheenブロス60ml(letheen90%、脱イオン水10%)を
有するストマッカー80バッグ(Seward Limited)に、ねぎの器
官を移し、水酸化ナトリウム水溶液でpHを7.5に調節し、懸濁液を60秒間
ストマッキングした。ストマッカーから得た試料を連続希釈し、標準手順に従っ
てPetrifilm(商標)AC平板を用いて、存在する細菌を数えた。その
結果は、3つの複製の平均として報告し、滅菌脱イオン水を負の対照として使用
した。
【0052】 アルファルファ種子/陰性菌の方法:種子に細菌を接種しなかったことを除い
ては、上述のアルファルファ種子/接種の方法に従って、天然に存在するアルフ
ァルファ種子上の抗菌剤として試料製剤を評価し、その結果から、種子に存在す
るどのような陰性菌も死滅したことが表されている。種子は23℃または44℃
のいずれかの温度で処理した。存在する細菌は、標準手順に従ってPetrif
ilm(商標)AC平板を用いて数えた。その結果を4つの複製の平均として報
告し、滅菌脱イオン水を負の対照として使用した。
【0053】 ジャガイモ/真菌の方法:以下の変更を除いては、オレンジの実験室方法につ
いて記載のように、フザリウムソラニを接種したジャガイモ上の抗真菌剤として
、試料製剤を評価した。初期の接種材料の定量に使用する接種したジャガイモを
、試料処理の場合と同じ時間(15分間)0.1%ペプトン水中に浸漬し、次い
で浸漬された溶液のアリコートを連続希釈し、適切な寒天培地上にプレーティン
グした。フザリウムソラニを収集し、浸漬段階で使用する0.1%ペプトン水1
.5L中に入れた。ペプトン浸漬バッグからアリコート1.0mlをピペットで
取り、ポテトデキストロース寒天培地(カンザス州レネクサ、Remel)上に
ディスペンスすることによって、存在する真菌を数えた。真菌を適切に増殖させ
るのに4日から7日間必要なことを除いては、標準手順に従って、平板をインキ
ュベートした。複製10個の平均の10進対数減少値として、その結果を報告し
、対照として滅菌水を使用した。
【0054】 ジャガイモ/細菌の方法:以下に示す手順の変更を除いては、オレンジの実験
室方法について上述のように、エルウィニアカロトボーラを接種したジャガイモ
上の抗菌剤として、試料製剤を評価した。試料製剤の処理の24時間前に、エル
ウィニアカロトボーラ(10に濃縮された)0.25mlをTSB培地100
mlに添加することによって、エルウィニアカロトボーラ接種材料を調製した。
得られた懸濁液を37℃で24時間インキュベーター内に置いた。できるだけ芽
を避けて、各ジャガイモの最も平らな部分に細菌懸濁液を0.5ml画線するこ
とによって、ジャガイモを接種した。試料製剤または水で処理する前に、ジャガ
イモを1時間乾燥させた。処理してすすいだ後に、これらのジャガイモを0.1
%ペプトン水と共に滅菌プラスチック製バッグに入れ、回転振とう機(150振
動/分)の氷の上に1時間置いた。次いで、プラスチック製バッグの単一層を通
して手でジャガイモをこすり、そのバッグを45秒間力強く振とうした。試料を
バッグから取り出し、0.1%ペプトン水で連続希釈した。上述のように、TS
A混釈平板上に試料をプレーティングし(希釈液0.1ml/平板)、インキュ
ベートし、細菌を数えた。複製10個の平均の10進対数減少値として、その結
果を報告し、対照として滅菌水を使用した。
【0055】 in vitroの胞子の方法:製剤濃縮物(希釈していない)を枯草菌胞子
(約10CFU/mlに濃縮された)に対して50℃で、暴露時間30、45
および60分でin vitroにて評価した。試験試料をTSA平板上にプレ
ーティングした。その平板を37℃で48時間インキュベートし、標準手順によ
りコロニーをカウントした。複製3個の平均の10進対数減少値として、その結
果を報告する。
【0056】 製剤 果実、野菜、または種子の抗菌を評価するために使用した製剤濃縮物の組成を
、表1および表2に示す。標的の植物または植物器官を処理する前に、すべての
濃縮物を水(別段の指定がない限り、濃縮物1部に水15部)で希釈した。
【0057】
【表1】
【0058】
【表2】
【0059】 実施例1−接種したアルファルファ種子上の試料製剤の評価:本明細書に記載
のアルファルファ種子/接種の方法に従って、細菌を接種したアルファルファ種
子上の試料製剤を評価し、その結果を表3(大腸菌を接種した種子)および表4
(ネズミチフス菌を接種した種子)に示す。大腸菌は、4種の菌株:ATCC
11229、ATCC 25922、ATCC 35218、および97−1の
混合物、Citrus Research and Education Ce
nter(CREC)(フロリダ州レイクアルフレッド)から入手した菌株であ
る。すべての実施に使用したサルモネラ血清型は、以下の4種の血清型:Typ
himurium(ATCC 14029)、Hartford(CDC HO
657)、Muenchen(ATCC 8388)、およびMbandaka
(ATCC 51958)のカクテルを使用した実施21、22、23および2
4を除いては、血清型Typhimuriumである。表3では、2%TWEE
N(商標)80を含有するletheenブロスを、実施2、3、および4のみ
に使用し;表4では、2%TWEEN(商標)80を含有するletheenブ
ロスを、実施12〜20および実施25、26、および27で使用したことに留
意のこと。表3および表4に示す他のすべての実施では、標準letheenブ
ロスを使用した(0.5%Tween80)。
【0060】 試験方法で記載のように、試料製剤は一般に、1液系として評価した。つまり
、製剤濃縮物(一般に、脂肪酸モノエステル、エンハンサー、界面活性剤、およ
び賦形剤成分を含有する。表1および表2を参照)1部を、アルファルファ種子
を処理する前に、水15部で希釈した。実施8〜10および24を除いては、こ
の実施例のすべての実施にこれが当てはまる(表3および表4を参照)。この後
半の4つの実施では、2液系として試料製剤を評価した。つまり、アルファルフ
ァ種子を処理する直前に、製剤濃縮物の異なる成分(脂肪酸モノエステル、界面
活性剤、および賦形剤成分を含有する1つの容器、エンハンサー成分を含有する
別の容器)を水で希釈した。したがって、実施8〜10および24では、種子を
処理する直前に、製剤濃縮物37Aを1部、LAを0.2部、および水を15部
添加することによって、試料製剤を調製した。
【0061】
【表3】 製剤37A(1部)+LA(0.2部)+水(15部)
【0062】
【表4】 製剤37A(1部)+LA(0.2部)+水(15部)
【0063】 本発明の製剤(脂肪酸モノエステル、エンハンサー、界面活性剤、および賦形
剤成分を含有する)すべてについて、接種したアルファルファ種子上の大腸菌お
よびネズミチフス菌のいずれも3対数値を超える減少数が得られたことが表3お
よび表4からの結果により示されている。一部の試料製剤では、評価条件下で4
対数値または5対数値を超える減少数が得られた。それと対照的に、例えば製剤
濃縮物78Cおよび78Dから調製された、界面活性剤および水成分のみを含有
する対照製剤では、細菌制御のレベルがかなり低く、つまり2対数値未満の減少
数であった。異なる成分、例えば濃縮物37A(脂肪酸モノエステル、界面活性
剤、および賦形剤成分)と乳酸(LA)から、種子を処理する直前に調製した試
料製剤では、細胞制御のレベルが非常に高く、場合によっては、6対数値を超え
る減少数が得られることもまた確認された。
【0064】 実施例2−接種したオレンジ上の試料製剤の評価:試料製剤(濃縮物73Aお
よび73Bから調製した)を、本明細書に記載のオレンジの実験室方法およびオ
レンジのパイロットプラント(PP)方法に従って、細菌を接種したオレンジ上
で評価し、その結果を表5に示す。
【0065】
【表5】
【0066】 表5からの結果により、本発明の製剤(脂肪酸モノエステル、エンハンサー、
界面活性剤、および賦形剤成分を含有する)では一般に、実験室条件もしくはパ
イロットプラント条件下において、接種したオレンジ上でどちらの大腸菌の減少
数も3対数値を超えた。一部の試料製剤では、評価条件下で4対数値または5対
数値を超える減少数が得られた。
【0067】 実施例3−野菜およびアルファルファ種子上の試料製剤の評価:試料製剤(濃
縮物11C、30Dおよび42Cから調製した)を、本明細書に記載の野菜の方
法Aに従って、天然に存在する細菌を有する様々な野菜上で評価した。さらに、
本明細書に記載の野菜の方法Bおよびアルファルファ種子/天然細菌の方法にそ
れぞれ従って、どちらも天然に存在する細菌を有するねぎおよびアルファルファ
種子上で、試料製剤(濃縮物49Aから調製した)を評価した。その結果を表6
に示し、その結果から、本発明の製剤試料によって、アルファルファ種子および
広範な異なる野菜の種類に用いられた水の対照と比較して、天然細菌の良好ない
しは優れた減少数(TAC、グラム陰性菌もしくは大腸菌型により測定)が得ら
れたことが示されている。
【0068】
【表6】 試験せず
【0069】 実施例4−ジャガイモ上の真菌に対する試料製剤の評価:濃縮物15Aから調
製した試料製剤を、本明細書に記載のジャガイモ/真菌の方法に従って、真菌フ
ザリウムソラニを接種したジャガイモで評価した。その結果を表7に示し、その
結果から、本発明の製剤試料によって、水の対照と比較して、非常に良好な真菌
の死滅が得られたことが示されている。
【0070】
【表7】
【0071】 実施例5−ジャガイモ上の細菌に対する試料製剤の評価:濃縮物15Aから調
製した試料製剤(2液系として適用)を、本明細書に記載のジャガイモ/細菌の
方法に従って、細菌エルウィニアカロトボーラを接種したジャガイモで評価した
。処理する直前に、製剤濃縮物15Aを1部(LA成分の方が少ない)、LAを
0.2部および水を15部加えることによって、試料製剤を調製した。その結果
を表8に示し、その結果から、本発明の製剤試料によって、水の対照と比較して
、エルウィニアカロトボーラに対して優れた死滅が得られたことが示されている
【0072】
【表8】
【0073】 実施例6−in vitroでの枯草菌胞子に対する製剤濃縮物の評価:本明
細書に記載のin vitroの胞子の方法に従って、50℃および暴露時間3
0、45、および60分で枯草菌胞子に対して、製剤濃縮物13Bおよび13C
をin vitroで評価した。その結果を表9に示し、その結果から、本発明
の製剤濃縮物によって、胞子の非常に良好な死滅が得られ、暴露時間が増大する
のに伴って死滅レベルが増大することが示されている。
【0074】
【表9】
【0075】 他の実施形態 本発明は、その詳細な説明と共に記載されており、上述の説明は本発明を説明
するものであり、添付の特許請求の範囲により定義される本発明の範囲を制限す
るものではないことを理解されたい。他の態様、利点、および修正は、以下の特
許請求の範囲内である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4H011 AA01 AA02 BA01 BA02 BB06 BC03 BC07 DA14 DC05 DD03 DE15

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪酸モノエステルと、エンハンサーと、2種類以上のアニ
    オン性界面活性剤と、賦形剤とを含有する抗菌製剤。
  2. 【請求項2】 前記脂肪酸モノエステルが、グリセロールモノラウレート、
    グリセロールモノカプリレート、グリセロールモノカプレート、プロピレングリ
    コールモノラウレート、プロピレングリコールモノカプリレート、プロピレング
    リコールモノカプレート、またはそれらの組み合わせである、請求項1に記載の
    製剤。
  3. 【請求項3】 前記エンハンサーが、キレート剤、酸、またはアルコールで
    ある、請求項1に記載の製剤。
  4. 【請求項4】 前記キレート剤が、EDTAまたはその塩である、請求項3
    に記載の製剤。
  5. 【請求項5】 前記エンハンサーが有機酸である、請求項3に記載の製剤。
  6. 【請求項6】 前記有機酸が、乳酸、マンデル酸、コハク酸、酒石酸、アス
    コルビン酸、サリチル酸、安息香酸、酢酸、リンゴ酸、またはアジピン酸である
    、請求項5に記載の製剤。
  7. 【請求項7】 前記アルコールが、エタノールまたはイソプロパノールであ
    る、請求項3に記載の製剤。
  8. 【請求項8】 前記2種類以上のアニオン性界面活性剤が、アシルラクチレ
    ート塩、ジオクチルスルホスクシネート塩、ラウリル硫酸塩、ドデシルベンゼン
    スルホン酸塩、およびC〜C18脂肪酸の塩からなる群から選択される、請求
    項1に記載の製剤。
  9. 【請求項9】 前記製剤が、2種類のアニオン界面活性剤を含有する、請求
    項1に記載の製剤。
  10. 【請求項10】 前記賦形剤が、水、プロピレングリコール、ポリエチレン
    グリコール、グリセリン、エタノール、イソプロパノール、またはそれらの組み
    合わせである、請求項1に記載の製剤。
  11. 【請求項11】 前記製剤が、着香剤をさらに含有する、請求項1に記載の
    製剤。
  12. 【請求項12】 植物もしくは植物器官を有効量の抗菌製剤と接触させるこ
    とを含む、植物もしくは植物器官上の微生物レベルを低減する方法であって、前
    記抗菌製剤が、脂肪酸モノエステルと、エンハンサーと、2種類以上のアニオン
    界面活性剤と、賦形剤とを含有する方法。
  13. 【請求項13】 脂肪酸モノエステル、エンハンサー、界面活性剤、および
    賦形剤を含有する、即使用可能な抗菌製剤であって、前記脂肪酸モノエステルの
    濃度が、前記即使用可能な製剤に対して約0.2重量%〜約2.0重量%であり
    、前記エンハンサーの濃度が、前記即使用可能な製剤に対して約1.1重量%〜
    約25重量%である抗菌製剤。
  14. 【請求項14】 前記エンハンサーが、前記製剤に対して約1.1〜15重
    量%である、請求項13に記載の即使用可能な製剤。
  15. 【請求項15】 前記エンハンサーが、約1.1〜2.1重量%である、請
    求項13に記載の即使用可能な製剤。
  16. 【請求項16】 前記製剤が、着香剤をさらに含有する、請求項13に記載
    の即使用可能な製剤。
  17. 【請求項17】 植物もしくは植物器官を有効量の即使用可能な抗菌製剤と
    接触させることを含む、植物もしくは植物器官上の微生物レベルを低減する方法
    であって、前記の即使用可能な抗菌製剤が、脂肪酸モノエステル、エンハンサー
    、界面活性剤、および賦形剤を含有し、前記脂肪酸モノエステルの濃度が、前記
    の即使用可能な製剤に対して約0.2重量%〜約2.0重量%であり、前記エン
    ハンサーの濃度が、前記即使用可能な製剤に対して約1.1重量%〜約25重量
    %である方法。
  18. 【請求項18】 脂肪酸モノエステル組成物を有する第1容器であって、前
    記脂肪酸モノエステル組成物が、脂肪酸モノエステルと、界面活性剤と、賦形剤
    とを含有する第1容器、およびエンハンサーを有する第2容器、を備えるキット
  19. 【請求項19】 前記脂肪酸モノエステル組成物が、2種類以上のアニオン
    界面活性剤を含有する、請求項18に記載のキット。
  20. 【請求項20】 前記脂肪酸モノエステルが、グリセロールモノラウレート
    、グリセロールモノカプリレート、グリセロールモノカプレート、プロピレング
    リコールモノラウレート、プロピレングリコールモノカプリレート、プロピレン
    グリコールモノカプレート、またはそれらの組み合わせである、請求項18に記
    載のキット。
  21. 【請求項21】 前記キットが、前記第1容器の内容物および前記第2容器
    の内容物を混合して、植物もしくは植物器官の微生物レベルを低減するのに有効
    な抗菌製剤を製造することを示す、ラベルまたは添付文書をさらに備える、請求
    項18に記載のキット。
  22. 【請求項22】 前記ラベルまたは添付文書が、植物もしくは植物器官に適
    用する前に、前記抗菌製剤を希釈することをさらに示す、請求項21に記載のキ
    ット。
  23. 【請求項23】 前記エンハンサーが乳酸である、請求項18に記載のキッ
    ト。
  24. 【請求項24】 前記賦形剤がプロピレングリコールであり、かつ前記脂肪
    酸モノエステルがプロピレングリコールモノカプリレートである、請求項18に
    記載のキット。
  25. 【請求項25】 包装材料と、前記包装材料内の抗菌製剤とを備える製造物
    品であって、前記抗菌製剤が、脂肪酸モノエステル、エンハンサー、界面活性剤
    、および賦形剤を含有し、前記脂肪酸モノエステルの濃度が、前記製剤に対して
    約0.2重量%〜約2.0重量%であり、前記エンハンサーの濃度が、前記製剤
    に対して約1.1重量%〜約25重量%であり、前記包装材料が、植物および植
    物器官に製剤をそのまま適用して、微生物レベルを低減することができることを
    示すラベルを含む製造物品。
  26. 【請求項26】 脂肪酸モノエステルと、エンハンサーと、界面活性剤と、
    賦形剤とを含有する抗菌製剤を含む植物または植物器官。
  27. 【請求項27】 前記抗菌製剤が、着香剤をさらに含有する、請求項26に
    記載の植物または植物器官。
  28. 【請求項28】 前記植物または植物器官が、食品等級コーティングをさら
    に含む、請求項26に記載の植物または植物器官。
  29. 【請求項29】 前記抗菌製剤が、前記植物もしくは植物器官と前記食品等
    級コーティングとの間に介在する、請求項28に記載の植物または植物器官。
  30. 【請求項30】 前記抗菌製剤および前記食品等級コーティングが混ぜ合わ
    される、請求項28に記載の植物または植物器官。
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