JP2003527984A - 基板表面上での、光放射性画像、高度な反射画像および/または金属様画像の調製 - Google Patents

基板表面上での、光放射性画像、高度な反射画像および/または金属様画像の調製

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、反射表面または発光表面を有する基材上に金属様画像を作製するためのプロセスおよび組成物を特徴とする。このプロセスは、ポリ酸とポリ塩基の混合物を含む不透明コーティング剤を含む不透明コーティング組成物を利用する。発光(light−emiting)、反射または発光(luminescent)基材に適用される場合、この不透明コーティング組成物は、少なくとも部分的に基材の発光、反射または発光表面をマスクするが、インクのような記録液体と接触した場合に、徐々に半透明となるか、または透明になり、発光、反射または発光表面をあらわにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、一般に、基材上に画像を調製するための組成物および方法に関し、
そしてより具体的には、発光画像、高度に反射性、かつ/または金属様画像を、
光沢性、光放射性、反射性、または発光性である基材上に調製するための、組成
物および方法に関する。本発明はまた、光放射性の、高度に反射性の、そして/
または金属様画像を有する基材に関する。
【0002】 (背景技術) 金属様画像を基材上に生成するために、多くの方法が使用されてきた。大部分
において、これらの方法は、金属顔料および金属含有インクの使用を包含する。
Millsに対する米国特許第4,233,195号、Hashizumeらに
対する同第5,912,283号、Schmidらに対する同第5,662,7
38号、およびBujardらに対する同第5,766,335号は、金属粒子
(通常はアルミニウム粒子)を組み込む、顔料およびインク処方物を記載する。
増強された色および顔料のバリエーションを提供するために、種々のアプローチ
に従ったが、使用されるインクおよび顔料は、代表的に費用がかかり、そして複
雑かつ高価な手順を必要とする。例えば、Williamsonらに対する米国
特許第5,370,976号は、メタリック色の印刷プロセスを記載し、ここで
、画像は、4色分離プロセスを使用して生成され、このプロセスは、金属金およ
び/または金属銀の分離、ならびに電子マスキングシステムを含む。
【0003】 金属顔料を使用することなく金属様画像を生成するための、他のプロセスが開
発された。例えば、Klineに対する米国特許第5,656,331号は、メ
タリック仕上げを有する印刷された基材を記載し、ここで、このメタリックの外
見は、所望の最終的な色のパターンを有する第1の層、モアレ分散パターンを含
む第2の層、およびウォーターパール(water pearl)の第3のコー
ティングを塗布することによって、達成される。複雑な熱処理法もまた使用され
てきた。例えば、Kawaguchiに対する米国特許第5,564,843号
は、熱プリントヘッドを使用してフィルムの表面に画像を印刷し、次いでこのフ
ィルムを反射性表面に貼ることによって、反射性の画像を生成する方法を記載す
る。
【0004】 金属様画像を形成するための反射性表面もまた、主としてマーケティングおよ
びディスプレイの産業において、使用されてきた。Longobardiらに対
する米国特許第5,106,126号は、透明な外装材料(例えば、MYLAR
(登録商標)ポリエステルシートまたはガラスシート)上への逆印刷(reve
rse printing)のためのプロセスを記載する。この印刷は鏡像とし
てなされなければならず、そしてこの印刷工程は、従来の印刷とともに使用され
る順序とは逆の順序で実施されなければならず、これらのことは、かなりの改変
なしに標準的な印刷設備を使用することを困難にする。また、この方法は非常に
費用がかかる。
【0005】 より直接的な方法が、Karelに対する米国特許第5,733,634号に
おいて提供され、ここで、金属様画像は、最初に白色顔料のコーティングを反射
性基材の表面に塗布すること(ここで、塗布された顔料は、この表面にわたって
変化する密度を有する)、次いで有色顔料のコーティング(これもまた、表面に
わたって変化する密度で)を塗布することによって、生じる。より低い密度の白
色顔料および有色顔料を有する表面の領域は、金属様外見を有する。なぜなら、
反射性の基材がこれらのコーティング層を通して見えるからである。この方法は
効果的であり、この方法は白色ドットの別個のスクリーン塗布を必要とし、そし
て従来のインクジェット印刷または消費者が使用可能な他の任意の画像生成法に
おける使用に適切ではない。
【0006】 従って、光放射性、反射性、または金属様画像を印刷するための、単純かつ安
価なプロセスに対する必要性が、当該分野において存在する。
【0007】 (発明の開示) 本発明は、不透明なコーティング組成物を利用して、反射性、光沢性、または
発光性の基材上に、光放射性、光沢性、反射性、または金属様画像を生成するた
めの新規なプロセスを特徴とし、ここで、基材のもとの表面は、最初にはマスク
されているが、記録液との接触の後に透明となり、光沢性、反射性または発光性
である基材を、接触したコーティングされた領域を通して現す。この不透明なコ
ーティング組成物は、ポリ酸とポリ塩基との混合物からなり、そして製造の間ま
たは後のいずれかに、基材を処理するために使用され得る。本発明の不透明なコ
ーティング組成物で処理された基材は、高品質の光放射性、光沢性、反射性、ま
たは金属様画像を得るために、使用され得る。
【0008】 本発明の主要な課題は、光放射性、光沢性、反射性、または金属様画像を生成
するための方法を提供することであり、この方法は、不透明なコーティング組成
物を、光放射性、光沢性、反射性または発光性である基材の表面に塗布する工程
、およびこのコーティングされた基材を記録液と接触させる工程を包含し、ここ
で、この不透明なコーティングは、ポリ酸とポリ塩基との混合物を含む。
【0009】 本発明の別の課題は、光沢性、反射性または発光性である基材を処理するため
の、不透明なコーティングを提供することであり、このコーティングは、記録液
と接触する場合に、光放射性、反射性、光沢性、または金属様画像を提供する。
【0010】 本発明のさらなる課題は、不透明にコーティングされた、反射性または発光性
の基材を提供することであり、ここで、この不透明なコーティングは、記録液と
接触する場合に、光放射性、反射性、光沢性、または金属様画像を提供する。
【0011】 本発明のさらなる課題、利点および新規な特徴は、部分的には以下の説明に記
載され、そして部分的には以下を考察する際に当業者に明らかとなるか、または
本発明の実施によってわかり得る。
【0012】 従って、第1の実施形態において、光放射性、反射性、光沢性、または金属様
画像を生成するためのプロセスが提供され、このプロセスは、以下の工程を包含
する:(1)不透明なコーティング組成物を基材の表面に塗布する工程であって
、ここで、この表面は、光沢性の表面、反射性の表面、および発光性の表面から
なる群より選択される、工程、ならびに(2)このコーティングされた表面を記
録液と接触させる工程であって、ここで、この不透明なコーティング組成物は、
記録液との接触の際に透明になるようなものである。
【0013】 本発明の別の実施形態において、光沢性の表面、反射性の表面、および発光性
の表面からなる群より選択される表面を有する基材が提供され、この基材は、不
透明なコーティング組成物でコーティングされており、この組成物は、記録液と
の接触の際に、透明になる。
【0014】 本発明のさらなる実施形態において、光放射性、光沢性、反射性、または金属
様画像を生成するためのプロセスが提供され、この方法は、以下の工程を包含す
る:(1)予め選択された画像または色スキームを、反射性表面および発光性表
面からなる群より選択される表面を有する基材の表面の頂部に形成する工程、(
2)この予め選択された画像または色スキームの頂部に不透明なコーティング組
成物を塗布する工程、および(3)このコーティングされた基材に記録液を塗布
する工程であって、ここで、この不透明なコーティング組成物が、接触の際に透
明になる、工程。
【0015】 本発明のなおさらなる実施形態において、反射性表面、光沢性表面、および発
光性表面からなる群より選択される表面を有する基材が提供され、この基材は、
予め選択された画像または色スキームを表面上に有し、そしてさらに、不透明な
コーティング組成物でコーティングされており、この組成物は、記録液との接触
の際に透明になる。
【0016】 (発明を実施するための形態) (I.定義および概説) 本明細書および添付の特許請求の範囲において使用される場合、単数形「a」
、「an」および「the」は、その文脈が明白にそうでないことを言及しない
限り、その複数形を包含することに留意しなければならない。従って、例えば、
組成物中の「an image−enhancing agent」との言及は
、1種より多くの画像増強剤がこの組成物中に存在し得ることを意味し、「a
polyacid」との言及は、複数のポリ酸の混合物を包含し、「a pol
ybase」との言及は、複数のポリ塩基の混合物を包含する、などである。
【0017】 「水ベースのインク」とは、水性キャリア媒体および着色料(例えば、色素ま
たは顔料の分散物)からなるインクをいう。水性キャリア媒体は、水、または水
と1つ以上の水溶性有機溶媒との混合物からなる。例示的な水ベースのインク組
成物は、以下に詳細に記載される。
【0018】 「着色料」とは、本明細書中において使用される場合に、本発明の不透明なコ
ーティング組成物とともに使用するために適した、色素、顔料、染料などを包含
するような意味を有する。
【0019】 用語「コーティング」とは、本明細書中において本発明の不透明なコーティン
グ組成物の基材への塗布を言及するために使用される場合に、基材表面への組成
物を用いたコーティングの塗布を包含することが意図される。
【0020】 用語「有機溶媒」とは、本明細書中において、その通常の意味で使用され、液
体有機化合物、代表的には、液体の形態のモノマー有機物質、好ましくは、比較
的非粘性の液体をいい、有機溶媒の分子構造は、水素原子、炭素原子、および必
要に応じて他の原子をも含み、そして有機溶媒は、固体、気体または液体を溶解
し得る。
【0021】 用語「流体抵抗」は、本明細書中において、流体による透過に対する印刷され
た基材の抵抗性を記載するために使用され、用語「水抵抗」とは、特に、水によ
る透過に対する基材の抵抗性をいう。
【0022】 用語「発光」とは、本明細書中において使用される場合に、分子の励起した電
子状態からの放射性散逸によって放射される光を意味する。用語「蛍光」は、同
一の多重度の状態間(代表的には、分子の最も低い励起一重項状態と一重項基底
状態との間)の発光を示すために使用される。用語「燐光」は、異なる多重度の
状態間(代表的には、最も低い励起三重項状態と一重項基底状態との間)での発
光を示すために使用される。
【0023】 用語「透明」とは、本明細書中において、物体または画像が、介在する物質が
ないかのように見られ得るように光を透過し得る材料を示すために、使用される
【0024】 「織物」または「織物基材」とは、本明細書中において使用される場合に、本
発明のコーティングおよび/または方法と組み合わせて印刷基材として使用され
るために適した、セルロースベースかまたはセルロースベースでない任意の織物
材料をいう。一般に、適切である場合には、この織物基材は、本発明の組成物の
塗布の前に、内部および/または外部がサイジングされている。
【0025】 用語「処理された織物基材」、「コーティングされた織物基材」、「処理され
た織物基材」、および「コーティングされた織物基材」は、一般に、本明細書中
において、本発明の不透明なコーティングで処理された(すなわち、このコーテ
ィングがその表面に塗布され、そして/またはこのコーティングで部分的にかも
しくは全体的に飽和された)織物基材をいうために使用される。この不透明なコ
ーティング組成物は、画像形成の前に、代表的に基材1トンあたり50〜500
ポンドの範囲の量で、別のコーティング操作において、基材に塗布される。
【0026】 用語「記録液」とは、本明細書中において、不透明なコーティング組成物を透
明にし得るか、または不透明なコーティング組成物を通過して放射され得る光の
量を増加させ得る、任意のインク(水性または溶媒ベース)、インクゲル、ゲル
、または溶液を示すために使用される。
【0027】 用語「不透明」とは、本明細書中において、透明ではないかまたはわずかにの
み透明である材料であって、その結果、画像がこの材料を通しては全く見られ得
ないか、または介在する物質が存在しないかのようには見られ得ないかのいずれ
かである材料を示すために使用される。不透明なコーティングは、色成分を含ん
でも含まなくてもよい。
【0028】 用語「アルキル」とは、本明細書中において使用される場合に、1〜24個の
炭素原子の、分枝鎖かまたは非分枝鎖の飽和炭化水素基(例えば、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、オク
チル、デシル、テトラデシル、ヘキサデシル、エイコシル、テトラコシルなど)
、およびシクロアルキル基(例えば、シクロペンチル、シクロヘキシルなど)を
いう。用語「低級アルキル」とは、1〜6個の炭素原子、好ましくは1〜4個の
炭素原子のアルキル基を意図する。
【0029】 用語「アルキレン」とは、本明細書中において使用される場合に、1〜24個
の炭素原子の、二官能性の、分枝鎖かまたは非分枝鎖の飽和炭化水素基をいい、
限定されないが、メチレン、エチレン、エタン−1,1−ジイル、プロパン−2
,2−ジイル、プロパン−1,3−ジイル、ブタン−1,3−ジイルなどが挙げ
られる。「低級アルキレン」とは、1〜6個の炭素原子のアルキレン基をいう。
【0030】 用語「アルケニル」とは、本明細書中において使用される場合に、2〜24個
の炭素原子の、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含む、分枝鎖かまたは非
分枝鎖の炭化水素基をいい、例えば、エテニル、n−プロペニル、イソプロペニ
ル、n−ブテニル、イソブテニル、t−ブテニル、オクテニル、デセニル、テト
ラデセニル、ヘキサデセニル、エイコセニル、テトラコセニルなどである。本明
細書中において好ましいアルケニル基は、2〜12個の炭素原子および2〜3個
の炭素−炭素二重結合を含む。用語「低級アルケニル」とは、2〜6個の炭素原
子、好ましくは2〜4個の炭素原子の、1つの−C=C−結合を含むアルケニル
基を意図する。用語「シクロアルケニル」とは、3〜8個、好ましくは5個また
は6個の炭素原子の環状アルケニル基を意図する。
【0031】 用語「アルケニレン」とは、2〜24個の炭素原子および少なくとも1つの炭
素−炭素二重結合を含む、二官能性の分枝鎖かまたは非分枝鎖の炭化水素鎖をい
う。「低級アルケニレン」とは、2〜6個、より好ましくは2〜5個の炭素原子
の、1つの−C=C−結合を含むアルケニレン基をいう。
【0032】 用語「アルコキシ」とは、本明細書中において使用される場合に、単一の末端
エーテル結合を介して結合するアルキル基を意図する;すなわち、「アルコキシ
」基は、−ORと定義され得、ここで、Rは、上で定義されるようなアルキルで
ある。「低級アルコキシ」基とは、1〜6個の炭素原子を含むアルコキシ基をい
う。
【0033】 用語「アリール」とは、本明細書中において使用される場合に、1〜3個の芳
香環を含む芳香族種をいい、これらの環は、縮合または結合しているかのいずれ
かであり、そして非置換であるかまたは1つ以上の置換基で置換されているかの
いずれかであり、この置換基は、代表的に、低級アルキル、ハロゲン、−NH 、および−NOからなる群より選択される。好ましいアリール置換基は、1つ
の芳香環または2つの縮合もしくは結合した芳香環を含む。
【0034】 「ハロ」または「ハロゲン」とは、フルオロ、クロロ、ブロモ、またはヨード
をいい、そして通常は、有機化合物における水素原子のハロ置換をいう。
【0035】 「ポリ酸」または「ポリ塩基」におけるような接頭語「ポリ−」は、このよう
に表される化合物が、それぞれ2つ以上の酸性基または2つ以上の塩基性基を有
することを意味するように意図される。したがって、用語「ポリ酸」は、本明細
書中で二酸を含み、そして用語「ポリ塩基」は、本明細書中で二塩基を含む。
【0036】 用語「ポリマー」は、2つ以上のモノマー単位を有する化合物をいうように、
従来の意味で本明細書中で使用され、そしてこれは、ホモポリマーならびにコポ
リマーを含むことが意図される。用語「モノマー」は、重合体ではない化合物を
いうように本明細書中で使用される。
【0037】 「任意の」または「必要に応じて」は、引き続いて記載される事象または状況
が起こっても起こらなくてもよく、そしてこの記載が、この事象または状況が起
こる場合およびこれらが起こらない場合を含むことを意味する。例えば、句「必
要に応じて置換された」芳香族環は、この芳香族環が置換されても置換されなく
てもよく、そしてこの記載が、非置換の芳香族環および1つ以上の置換基を有す
る芳香族環の両方を含むことを意味する。
【0038】 本発明は、ポリ酸およびポリ塩基の混合物を含む不透明体コーティング組成物
が、コーティングまたは印刷される場合に、光沢のある基材、反射的な基材また
は発光性基材の本来の表面をマスキングする際に有効であるが、溶液またはイン
クと接触する際(例えば、印刷の際)に、より透明になり、これによってこの基
材の表面から反射または発光された光の量が増加し、接触した領域を通して光沢
のある基材、反射的な基材または発光性基材を露出するという発見に基づく。任
意の従来の印刷法は、画像を形成するために使用され得、例えば、印刷(例えば
、インクジェット印刷(ドロップ−オン−デマンド印刷および連続印刷を含む)
、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷);ブラシステンシル;スプレ
ー印刷などである。不透明体コーティング組成物と接触して画像を形成する記録
液体のみが必要である。この方法は、さらに非機械的画像法(例えば、水性イン
ク、マーカーまたはペンを使用する描画、手書き、および塗布)にまで適合性で
ある。
【0039】 コーティングされた基材は、多くの着色料と迅速に反応する。着色料が不透明
体コーティングと迅速に反応するので、記録液体が接触した処理基材は急速に乾
燥し、そして別の硬化工程を必要としない。この急速乾燥特性は、「非粘着性」
の画像を提供し、したがって、印刷された基材の形成直後の取り扱いを可能にす
る。本明細書中に記載される不透明コーティング組成物を使用して光放射画像、
反射性画像、または金属様画像を作製するためのプロセス、不透明コーティング
組成物自体、不透明コーティングでコーティングされた基材、および本発明の他
の特徴は、以下により詳細に記載される。
【0040】 (II.コーティングされた基材上に金属様画像を作製するためのプロセス) 次いで、1つの局面において、本発明は、最初に、光沢のある基材、反射性基
材または発光性基材の表面に、ポリ酸およびポリ塩基の混合物を含む不透明コー
ティング組成物を適用する工程、次いでこの処理された基材を、記録液体と接触
させる工程(例えば、インクまたは溶液の適用)によって、基材表面上に光放射
性画像、光沢のある画像、反射性画像または金属様画像を作製する方法を特徴と
する。好ましい実施形態において、この記録液体は、イオン化可能基、求核性基
またはさもなくば不透明コーティング組成物中の不透明コーティング剤と反応し
得る反応性基を有する着色料を含むインクを含んだ。イオン化可能でない着色料
(例えば、分散色素型のインク)もまた、適切である。
【0041】 (A.基材:) 広範な種々の基材が使用され得るが、ただし、この基材の表面は、光放射性、
反射性、光沢を有するか、または発光性である。この基材は、光放射性表面、反
射性表面、光沢のある表面、または発光性表面を固有に提供する材料から構成さ
れ得るか、あるいはこれらの特徴を有さない基材は、これらが光放射性材料、反
射性材料、光沢のある材料、または発光性材料でコーティングまたは処理されて
所望の表面を提供する限り、使用され得る。この基材は、可撓性または強固、多
孔性または非多孔性、そしてセルロース性または非セルロース性であり得る。
【0042】 本発明の組成物および方法が使用され得る適切な基材としては、紙、ポリマー
基材、織物、無機基材、金属シート、積層体、箔積層ポリマーシート、金属化ポ
リマーシートなどが挙げられるがこれらに限定されない。使用され得る特定の基
材の例としては、例えば、以下が挙げられる:例えば、ポリエステル(「MYL
AR(登録商標)」可撓性フィルムを含む)、ビニルポリマー、ポリスルホン、
ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリイミドなどからなる、ポリマー性のフィ
ルム、シート、コーティング、および固体ブロック;例えば、アルミニウム、真
鍮、銅などからなる金属性のフィルム、シート、コーティング、箔および固体ブ
ロック;例えば、ガラス、金属酸化物、ケイ素コーティングセラミックなどから
なる、フィルム、シート、コーティング、物体および固体ブロックの形態の無機
基材;反射性表面または発光性表面を有する織物;ならびに紙/ポリマーフィル
ム、ポリマーフィルム/金属箔積層体、または紙/金属箔積層体のような積層体
。しかし、この基材の性質は重要ではない;光放射性表面、反射性表面、光沢の
ある表面、または発光性表面を有する任意の基材が、記録液体と接触される場合
に光沢のある画像、反射性画像、光放射性画像、または金属様画像を作製するた
めに本発明に関連して使用され得ることが強調されなければならない。
【0043】 この基材が、それ自体で光放射性、反射性、光沢性、または発光性ではない場
合、この基材は、光放射性表面、反射性表面、光沢のある表面または発光性表面
を提供するために処理されなければならない。例えば、金属箔の層または反射性
ポリマーフィルムがこの基材上に積層され得るか、あるいはこの基材表面は、反
射性材料または発光性材料(例えば、フルオレセイン、ローダミン、ピレンおよ
びポルフィリンファミリーからの発光性染料)でコーティングまたは処理され得
る。このような処置の後、この光放射性表面、反射性表面、または発光性表面は
、この不透明コーティング組成物と干渉しない透明なコーティングでコーティン
グされ得る。
【0044】 1つの実施形態において、この基材は、紙/箔積層体あるいはスパッタリング
または他のプロセスによって金属化されたポリマーフィルムからなる。この紙層
は、所望の重量の印刷用紙ストックの任意の好都合な型から形成され得る。この
紙基材は、好ましくは、調節可能な寸法の平坦な構造またはシート構造の形態で
ある。「紙」は、印刷用紙(例えば、インクジェット印刷用紙または従来の印刷
用紙(例えば、グラビア印刷用紙、リトグラフ用紙など))、筆記用紙、画紙な
ど、ならびにボード材料(例えば、厚紙、ポスターボード、ブリストル紙など)
を含むことを意味する。多数の紙組成物が周知であり、そして異なる目的のため
に紙に組み込まれ得る種々の型の添加剤もまた周知であり、広範に記載されてい
る;例えば、Blair(編)、The Lithographers Man
ual,(第7版:1983),第13章、第8節および第9節を参照のこと。
【0045】 紙/金属箔積層体を調製するために、金属含有コーティングをこの紙の表面に
堆積するために噴霧法のような適切なコーティングを使用することによって、ま
たは薄い金属箔のような金属化シートをこの紙の表面に接着することによって、
反射性の層がこの基材の紙部分に適用される。この箔またはコーティングは、選
択された領域にのみ適用され得るが、大部分の場合、この紙の表面全体がこの反
射性層で覆われることが好ましい。紙箔を形成する予め適用された箔被覆を有す
る紙もまた市販されており、そして本明細書中で使用され得る。これらの商業的
な紙/箔積層体は、任意の所望の程度の可撓性または堅さを有する箔紙が選択さ
れ得るような一定範囲の厚さおよび重量において利用可能である。当業者は、作
製される最終生成物の所望の型および重量で使用するための、適切な型の紙、箔
または紙/箔積層体を容易に選択し得る。
【0046】 別の実施形態において、この基材は、反射性織物または光沢のある織物、ある
いは発光性材料で処理された織物である。一般に、本発明の不透明コーティング
組成物および印刷方法は、この織物が光放射性表面、反射性表面または発光性表
面を有する限り、このようなコーティング組成物および方法の使用に敏感に反応
する任意の織物基材と共に使用され得る。本発明と共に使用するための適切な織
物基材としては、天然繊維、合成繊維、セルロースベースの繊維、非セルロース
ベースの繊維、またはこれらの任意の組合せを有する織物が挙げられる。例示的
な織物基材としては、以下を有する織物が挙げられるがこれらに限定されない:
ヒドロキシ基含有繊維(例えば、天然または再生したセルロース繊維(綿、レー
ヨンなど));窒素基含有繊維(例えば、ポリアクリロニトリル);天然または
合成のポリアミド(羊毛、絹またはナイロンを含む);および/あるいは酸で修
飾したポリエステルおよびポリアミド基を有する繊維。この基材は、本発明のコ
ーティング組成物および方法と適合性の樹脂または他の物質でさらに前処理また
は後処理され得、そして完成または未完成であり得る。この織物基材はまた、不
透明コーティング組成物の適用前にサイズ決めされ得る。あるいは、本発明のコ
ーティング組成物は、サイジングおよびコーティングが1工程で行われるように
、外部サイジングプロセスに組み込まれ得る。
【0047】 この織物基材の繊維は、選択された画像形成プロセスと適合性の任意の適切な
形態(例えば、緩んだ糸または織布)であり得る。織布は、好都合かつ好ましい
形態である。この繊維は、本発明の不透明コーティング組成物での処理に影響さ
れやすい他の繊維、またはこのような処理に対して影響をうけにくいことを証明
し得る繊維とブレンドされ得る。
【0048】 (B.不透明コーティング組成物:) 次いで、不透明コーティング組成物は、光放射性表面、反射性表面、光沢のあ
る表面または発光性表面に適用される。不透明コーティング組成物は、任意の従
来の様式で(例えば、Meyerロッド、スロットダイ、ローラー、ナイフ、浸
漬、塗布、噴霧などを使用して)適用され得る。一般に、コーティングは、浸漬
コーティング、リバースロールコーティング、押出しコーティングなどによって
達成される。この基材が紙または薄いポリマーフィルムであり、そしてこのコー
ティング組成物が機械上で適用される場合、1分当たり約100〜2000フィ
ート、好ましくは1分当たり100〜1000フィートの容認可能な製造速度を
達成するために、1平方メートル当たり約30グラムを超える基材(例えば、サ
イズ決めされた紙)の重量が推奨される。
【0049】 この不透明コーティング組成物は、ポリ酸およびポリ塩基の混合物を含む不透
明コーティング剤からなる。不透明コーティング剤に加えて、コーティング組成
物は、フィルム形成結合剤、色素、および他の添加剤のような成分を含み得る。
【0050】 この不透明コーティング組成物は、市販の出発物質および/または試薬から容
易に調製され得、さらなる結合剤または添加剤に適合性であり、種々の基材と共
に使用され得、種々の印刷方法(従来の印刷方法およびデジタル印刷方法(特に
、ドロップ−オン−デマンド印刷および連続印刷を含むインクジェット印刷)を
含む)と適合性であり、そしてまた、既存の商業的製造方法および製造設備(例
えば、製紙プロセスおよび製造設備を含む)と共に使用され得る。この不透明コ
ーティング組成物は、調製が安価であり、そして本明細書中の適切なコーティン
グ基材を提供するために比較的少量が必要である。この不透明コーティング組成
物はまた、その水への溶解度のために取り扱いが容易であり、そして多量の有機
溶媒の使用を必要としない。
【0051】 不透明コーティング剤は、代表的に、乾燥後の不透明コーティング組成物の全
固形重量に基づいて、不透明コーティング組成物の約5%〜95%、好ましくは
約10%〜95%を表す。
【0052】 ポリ酸およびポリ塩基(これらは、一緒に「不透明コーティング剤」を表す)
は、モノマー性またはポリマー性のいずれかであり得る。すなわち、この不透明
コーティング剤は、以下の任意の適切な組合せからなり得る:1)モノマー性ポ
リ酸およびモノマー性ポリ塩基;2)ポリマー性ポリ酸およびポリマー性ポリ塩
基;3)ポリマー性ポリ酸およびモノマー性ポリ塩基;および/または4)モノ
マー性ポリ酸およびポリマー性ポリ塩基。この不透明コーティング剤はまた、1
つより多くの異なる型のポリ酸またはポリ塩基からなり得、そして例えば、モノ
マー性ポリ酸、モノマー性ポリ塩基、およびポリマー性ポリ塩基またはモノマー
性ポリ酸、ポリマー性ポリ酸、ならびにモノマー性および/またはポリマー性ポ
リ塩基からなる組成物などもまた、可能である。本発明の組成物における不透明
コーティング剤として使用するためのこれらの組合せの選択は、種々の要因(例
えば、処理される基材の性質、処理基材上への印刷において使用される着色料な
ど)に従って変化する。この混合物中のポリ酸およびポリ塩基の相対比はまた、
このような要因に従って変化するが、代表的には、酸に対する塩基の比は、約0
.5:1〜10:1の範囲、より代表的には、約1:1〜3:1の範囲である。
【0053】 一般に、ポリ酸/ポリ塩基の不透明コーティング剤を有するコーティング組成
物のpHは、一般には約6〜12の範囲、好ましくは少なくとも約7.5〜10
の範囲である。pHは、アンモニア、一級、二級および三級アルキルアミン、エ
タノールアミン、ジアミンなどのような適切な塩基の添加によって維持される。
【0054】 一般に、モノマー性ポリ酸は、2つ以上のカルボン酸基、スルホン酸基、およ
び/またはホスホン酸基を含む。例示的なモノマー性ポリ酸は、以下の構造式(
I)を有する: (I) [R−(L−COOH) ここで、:Rは、アルキル、アルケニル、1〜3環のアリール(これらは、縮合
または連結され得る)、ならびに5員および6員の複素環式環(N、SおよびO
から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する)からなる群から選択され;Lは
、1〜8個の炭素原子を含むアルキレン鎖またはアルケニレン鎖であり;xは、
0または1であり;yは、包括的に2〜10の範囲の整数であり;そしてzは、
1、2または3であり、ただし、(a)wが0でありかつxが0の場合、yは2
でありかつzは2であり、そして(b)zが2または3の場合、異なるR基が互
いに共有結合される。
【0055】 好ましいモノマー性ポリ酸の特定の例としては、必ずしも限定しないが、シュ
ウ酸、マレイン酸、コハク酸、メチルコハク酸、マロン酸、アジピン酸、グルタ
ル酸、フマル酸、ジヒドロキシフマル酸、リンゴ酸、メサコン酸、イタコン酸、
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、1,2−、1,3−、および1,4−
シクロヘキサンジカルボン酸、1,2,3−シクロヘキサントリカルボン酸、1
,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、1,3,5−シクロヘキサントリカ
ルボン酸、1,2−および1,3−シクロペンタンジカルボン酸、クエン酸、酒
石酸、ジヒドロキシテレフタル酸、1,2,3−、1,2,4−および1,2,
5−ベンゼントリカルボン酸、トリカルバリル酸、1,2,4,5−ベンゼンテ
トラカルボン酸、ノルボルネンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸、1,2,3,4,5,6−ベンゼンヘキサカルボン
酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる
【0056】 一般的に、本明細書中において有用なモノマー性ポリ塩基は、2つ以上の第一
級、第二級または第三級アミノ基を含む。例示的なモノマー性ポリ塩基は、構造
式(II): (II) [R−(L−NR を有し、ここで、RおよびRは、水素、アルキル、アルコキシ、またはヒド
ロキシ置換アルコキシであり、そしてR、L、x、yおよびzは、モノマー性ポ
リ酸に関して定義された通りである。
【0057】 モノマー性ポリ塩基の特定の例としては、限定しないが、エチレンジアミン、
1,2−プロパンジアミン、1,3−プロパンジアミン、1,2,3−トリアミ
ノプロパン、cis−1,2−シクロヘキサンジアミン、trans−1,2−
シクロヘキサンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、o−
、m−およびp−フェニレンジアミン、テトラメチルo−、m−、およびp−フ
ェニレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘキサメチレンテトラアミン、ジ
エチレントリアミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、
ペンタメチルジエチレントリアミン、トリス(2−アミノエチル)アミン、1,
1,4,7,10,10−ヘキサメチルトリエチレンテトラアミン、テトラメチ
ル−p−フェニレンジアミン、テトラメチルエチレンジアミン、トリエチレンテ
トラアミン、4,4’−ビピリジル、およびこれらの組み合わせが挙げられる。
【0058】 ポリマー性ポリ酸は、カルボキシル基、スルホン基、および/またはホスホン
酸基を含むが、最も好ましくは、カルボン酸基を含む。ポリマー性ポリ酸の例と
しては、限定しないが、ポリ(アクリル酸)、ポリ(アクリロニトリル−アクリ
ル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸)、ポリ(ブタジエン−アクリロニトリル
アクリル酸)、ポリ(ブチルアクリレート−アクリル酸)、ポリ(エチルアクリ
レート−アクリル酸)、ポリ(メタクリレート−アクリル酸)、ポリ(メチルメ
タクリレート−アクリル酸)、ポリ(メチルメタクリレート−スチレン−アクリ
ル酸)、ポリ(ビニルピロリドン−アクリル酸)、ポリ(スチレン−co−マレ
イン酸)、ポリ(メチルメタクリレート−スチレン−co−マレイン酸)、ポリ
(エチレン−プロピレン−アクリル酸)、ポリ(プロピレン−アクリル酸)、ア
ルギン酸、フィチン酸およびこれらの組み合わせが挙げられる。
【0059】 ポリマー性ポリ塩基は、ペンダントの第一級、第二級または第三級アミン基お
よび/または骨格内の窒素性部分(すなわち、−NH−または−NX−基、ここ
で、Xは、代表的には、2個〜8個の炭素原子のアルキル、低級アシル、または
−(CHであり、ここで、mは、1〜10の範囲の整数であり、そし
てRは、ヒドロキシルまたは−ORであり、ここで、Rは、C〜C
ルキルである)を有し得る窒素性ポリマーを含む。例えば、塩基性ポリマーは、
構造−CH−CH−NH−を有する第1モノマー単位、構造−CH−CH −NX−を有する第2モノマー単位(ここで、Xは上で定義した通りである)
、および必要に応じて構造−CH−CH(COOH)−を有する第3モノマー
単位を含むコポリマーであり得る。例示的なポリマー性ポリ塩基としては、限定
しないが、ポリエチレンイミン、ポリビニルピリジン、ポリアリルアミン(N−
アルキル化およびN,N−ジアルキル化ポリアリルアミンを含む)、ポリビニル
アジリジン、ポリイミダゾール、ポリリジン、キトサン、ポリ(アミノおよびア
ルキル化アミノ)エチレン、エトキシル化ポリエチレンイミン、プロポキシル化
ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン、ジメチルアミノアクリレート、ポ
リビニルピロリドンジエチルアミノアクリレート、ビニルピロリドン−ジメチル
アミノプロピルメタクリルアミドコポリマーならびにこれらの組み合わせが挙げ
られる。
【0060】 不透明コーティング組成物は、好ましくは、フィルム形成結合剤(すなわち、
適用時に基板の改善された強度を提供する物質)を含む。本発明の組成物ととも
に使用される「フィルム形成結合剤」は、コーティング組成物の選択された不透
明コーティング剤および他の成分と適合性である任意のフィルム形成結合剤を含
む。例示的なフィルム形成結合剤としては、必ずしも限定しないが、多糖類およ
びその誘導体(例えば、デンプン、セルロースポリマー、デキストランなど);
ポリペプチド(例えば、コラーゲンおよびゼラチン);ならびに合成ポリマー、
特に合成ビニルポリマー(例えば、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルホ
スフェート)、ポリ(ビニルピロリドン)、ビニル−ピロリドン−ビニルアセテ
ートコポリマー、ビニルアセテート−アクリル酸コポリマー、ビニルアルコール
−ビニルアセテートコポリマー、ビニルピロリドン−スチレンコポリマー、およ
びポリ(ビニルアミン)、合成アクリレートポリマー、ならびにポリ(アクリル
酸−co−メタクリレート)、ポリ(ビニル−co−アクリレート)、ポリ(ビ
ニルピロリドン−co−ジメチルアミノプロピル−メタクリルアミド)などのよ
うなコポリマー、ならびにスルホポリエステル(例えば、Eastekから入手
可能)のような水溶性または水分散性ポリエステルが挙げられる。
【0061】 多糖類結合剤(上記のデンプン)は、本明細書中における使用のためのフィル
ム形成結合剤の1つのカテゴリーを表す。適切なデンプンは、任意の種々の天然
、変換および合成改変デンプンであり得る。例示的なデンプンとしては、必ずし
も限定しないが、デンプン(例えば、SLS−280(St.Lawrence
Starch))、カチオン性デンプン(例えば、Cato−72(Nati
onal Starch)、ヒドロキシアルキルデンプン(ここで、このアルキ
ルは、少なくとも1つの炭素原子を有し、そして炭素原子の数は、この物質が水
溶性であるような数であり、好ましくは、約1〜約10個の炭素原子であり、例
えば、メチル、エチル、プロピル、ブチルなど(例えば、ヒドロキシプロピルデ
ンプン#02382(PolySciences,Inc)、ヒドロキシエチル
デンプン#06733(PolySciences,Inc)、Penford
Gum270および280(Penford)、およびFilm−Kote(
National Starch))である)、デンプンブレンド(例えば、カ
チオン性デンプンおよび無水アルキルまたはアルケニルコハク酸(ASA)、好
ましくは無水1−オクテニルコハク酸(OSA)で処理されたデンプンのブレン
ドを記載する、米国特許第4,872,951号を参照のこと)などが挙げられ
る。フィルム形成結合剤はまた、合成的に生成された多糖類(例えば、無水ジカ
ルボン酸によってエステル化されたカチオン性多糖類(例えば、米国特許第5,
647,898号を参照のこと))であり得る。さらなる多糖類結合剤としては
、アルキルセルロース、アリールセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、
アルキルヒドロキシアルキルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、ジヒ
ドロキシアルキルセルロース、ジヒドロキシアルキルセルロース、ヒドロキシア
ルキルヒドロキシアルキルセルロース、ハロデオキシセルロース、アミノデオキ
シセルロース、ジアルキルアンモニウムハライドヒドロキシアルキルセルロース
、ヒドロキシアルキルトリアルキルアンモニウムハライドヒドロキシアルキルセ
ルロース、ジアルキルアミノアルキルセルロース、カルボキシアルキルセルロー
ス塩、セルローススルフェート塩、カルボキシアルキルヒドロキシアルキルセル
ロースなどのようなセルロース材料が挙げられる。このタイプのなおさらなるフ
ィルム形成結合剤としては、デキストラン(例えば、ジアルキルアミノアルキル
デキストラン、アミノデキストランなど)、カラゲナン、カラヤゴム、キサンタ
ン、グアールおよびグアール誘導体(例えば、カルボキシアルキルヒドロキシア
ルキルグアール、カチオン性グアールなど)およびゼラチンが挙げられる。
【0062】 さらなる例示的なフィルム形成結合剤としては、樹脂(例えば、メラミン−ホ
ルムアルデヒド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、アルキル化尿素−ホルムア
ルデヒド樹脂などのようなホルムアルデヒド樹脂)、イオン性ポリマー(例えば
、ポリ(2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、ポリ(N,N−
ジメチル−3,5−ジメチレンピペリジニウムクロリド、ポリ(メチレン−グア
ニジン)など)、無水マレイン酸およびマレイン酸含有ポリマー(例えば、スチ
レン−無水マレイン酸コポリマー、ビニルアルキルエーテル−無水マレイン酸コ
ポリマー、アルキレン−無水マレイン酸コポリマー、ブタジエン−マレイン酸コ
ポリマー、ビニルアルキルエーテル−マレイン酸コポリマー、アルキルビニルエ
ーテル−マレイン酸エステルなど)、アクリルアミド含有ポリマー(例えば、ポ
リ(アクリルアミド)、アクリルアミド−アクリル酸コポリマー、ポリ(N,N
−ジメチルアクリルアミド)など)、ポリ(アルキレンイミン)含有ポリマー(
例えば、ポリ(エチレンイミン)、ポリ(エチレンイミン)エピクロロヒドリン
、アルコキシル化ポリ(エチレンイミン)など)、ポリオキシアルキレンポリマ
ー(例えば、ポリ(オキシメチレン)、ポリ(オキシエチレン)、ポリ(エチレ
ンオキシド)、エチレンオキシド/プロピレンオキシドコポリマー、エチレンオ
キシド/2−ヒドロキシエチルメタクリレート/エチレンオキシドおよびエチレ
ンオキシド/ヒドロキシプロピルメタクリレート/エチレンオキシドトリブロッ
クコポリマー、エチレンオキシド−4−ビニルピリジン/エチレンオキシドトリ
ブロックコポリマー、エチレンオキシド−イソプレン/エチレンオキシドトリブ
ロックコポリマー、エピクロロヒドリン−エチレンオキシドコポリマーなど)な
どが挙げられる。
【0063】 上記例示的なフィルム形成結合剤の任意は、任意の効果的な相対量で使用され
得るが、代表的には、フィルム形成結合剤は、存在するならば、基板上で乾燥し
た後に、不透明コーティング組成物の約1重量%〜50重量%、好ましくは、1
重量%〜25重量%、最も好ましくは1重量%〜15重量%に相当する。デンプ
ンおよびラテックスは、種々の基板に対する有効性および適用可能性に起因して
特に関心がある。
【0064】 不透明コーティング組成物のさらなる成分が存在し得、さらなる成分としては
、必ずしも限定しないが、無機充填剤、カール防止剤、界面活性剤、可塑剤、湿
潤剤、UV吸収剤、蛍光増白剤、耐光性増強剤、ポリマー性分散剤、媒染剤およ
びレベリング剤が挙げられ、これらは、当該分野において一般に公知である。好
ましい添加剤は、蛍光増白剤(一般的に、基板上で乾燥した後に、コーティング
組成物の約0.0重量%〜2.0重量%に相当する)である。このような添加剤
の例示的な例は、米国特許第5,279,885号および同第5,537,13
7号に提供される。不透明コーティング組成物はまた、不透明コーティグ剤の分
子内および/または分子間架橋のための酢酸ジルコニウム、炭酸ジルコニウムア
ンモニウムなどのような架橋剤、ならびに/あるいはホウ酸のようなキレート剤
を含み得る。着色料(例えば、顔料、染料または他の着色料)もまた不透明コー
ティング組成物中に存在し得る。
【0065】 不透明コーティング組成物は有機溶媒中で調製され得るが、好ましくは、少量
の水溶性有機溶媒が存在し得る水性液体ビヒクル中で提供される。水性液体ビヒ
クルは、一般的に、水であるが、水溶性であるかまたは水混和性であるかのいず
れかである他の無機化合物が含まれ得る。成分が水性液体ビヒクル(例えば、ア
ンモニアおよび/または有機アミンのような無機塩基)中に溶解するようにコー
ティング組成物の調製の間に可溶化化合物を加えることが時として必要であり得
る。適切な有機アミンとしては、低級アルキル置換アミン(例えば、メチルアミ
ン、ジメチルアミン、エチルアミン、およびトリエチルアミン)ならびにエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、および置換エタノー
ルアミン、代表的には、低級アルキル置換エタノールアミン(例えば、N−メチ
ルおよびN,N−ジメチルエタノールアミン)、およびモルホリンが挙げられる
。このような化合物はまた、先の節において議論したように、塩基性処方物につ
いてpHを所望の範囲にするのに有用であり、存在する場合、一般的に、組成物
の約20重量%以下に相当し、ほとんどの場合において、組成物の約10重量%
以下に相当する。
【0066】 (C.画像形成) 一旦不透明にコーティングされると、反射性、光沢性または発光性基板が作製
され、不透明にコーティングされた基板に、コーティングを透明にするためにイ
ンクまたは他の溶液を接触させる;好ましい実施形態において、水性ベースのイ
ンクまたは溶媒ベースのインクを使用する画像形成工程を利用して所望の色を与
え、そして発光性、反射性、光沢性、または金属様の画像を形成する。画像形成
工程は、任意の種々の印刷技術(インクジェット印刷、レーザージェット印刷、
フレキソ印刷、グラビア印刷などを含む)を利用し得るか、または筆記機器(例
えば、ペン、マーカー、ゲルペン、ローラーボールペン、ボールポイントペンな
ど)の使用を利用し得る。一般的に、画像形成プロセスは、画像様パターンで、
記録液体を本発明のコーティングされた基板に塗布する工程を包含する。本発明
の方法に適切なインクジェット印刷プロセスは、当該分野において周知である;
例えば、米国特許第4,601,777号;同第4,251,824号;同第4
,410,899号;同第4,412,224号;および同第4,532,53
0号を参照のこと。色素昇華プロセスを使用する熱インク転写プリンターもまた
、発光性、反射性、または金属様の画像を形成し得る。低融点固体から形成され
るインクを使用するホットメルト型インクジェットプリンター(例えば、Tek
tronixインクジェットプリンター)もまた適切である。発光性、反射性、
または金属様の画像はまた、種々の他の印刷および画像化プロセス(例えば、オ
フセット印刷、ペンプロッターを用いる印刷、描画、手書き、インクペンを用い
るペインティング、ブラシステンシリング、スプレー印刷など)を使用して作製
され得る。
【0067】 一般的に、インクは、本発明の処理基板上の画像の形成に使用される。インク
は、着色料(例えば、顔料、染料またはステイン)を含む任意の適切なインクで
あり得、これは処理された基板上に存在する不透明コーティング剤の着色料反応
性成分と共有結合的かまたはイオン的かのいずれかで反応するのに適切な1つ以
上の反応性基を有する。水性および溶媒ベースの染料昇華、またはホットメルト
インクは、全て容認可能である。特定のインクおよび着色料の選択は、画像向上
剤の着色料反応性成分とともに変化する。従って、本発明の画像向上組成物で処
理された基板上での画像形成において使用するための好ましい着色料は、1つ以
上のイオン化可能性、求核性またはその他の反応性部分を含む着色料である。従
って、本発明で有用なインクを含む特に好ましい着色料は、酸性基(例えば、カ
ルボキシレート部分、ホスホネート部分、スルホネート部分またはチオスルホネ
ート部分)、塩基性基(例えば、非置換アミンまたは1もしくは2個のアルキル
基、代表的には低級アルキル基で置換されたアミン)、ならびに/あるいは求核
性またはその他の反応性部分(例えば、ヒドロキシ、スルフヒドリル、シアノま
たはハロ)を含む染料である。
【0068】 インクの選択は、所望の表面張力、粘度、乾燥時間などのような特定の適用の
要件に依存する。水性インクが選択される場合、本発明の使用に適切なインクの
水性液体ビヒクルは、一般的に、水であるが、水溶性または水混和性のいずれか
である他の非有機化合物が同様に含まれ得る。着色料は、水性液体ビヒクルに溶
解されるか、分散されるか、または懸濁され得、所望の色および色強度で乾燥イ
ンクを提供するのに有効な量で存在する。
【0069】 いくつかの例において、染料は、インクおよび水溶性有機溶媒から構成される
キャリア媒体に含まれる。このようなキャリア媒体を利用する適用について、代
表的な溶媒としては、ポリエチレンアルコール、ジエチレングリコール、プロピ
レングリコールなどのようなポリオールが挙げられる。さらなる溶媒は、エタノ
ール、イソプロパノールおよびベンジルアルコールのような単純なアルコールな
らびにグリコールエーテル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル)である。水溶性有機溶媒の代表的な
例は、米国特許第5,085,698号および米国特許第5,441,561号
に記載される。適切な水溶性有機溶媒としては、限定しないが、C1−5アルカ
ノール(例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノールおよびイソブ
タノール);アミド(例えば、ジメチルホルムアミドおよびジメチルアセトアミ
ド);ケトンおよびケトンアルコール(例えば、アセトンおよびジアセトンアル
コール);C2−4エーテル(例えば、テトラヒドロフランおよびジオキサン)
;C−Cアルキレン基を含むアルキレングリコールまたはチオグリコール(
例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペ
ンチレングリコールおよびヘキシレングリコール);ポリ(アルキレン−グリコ
ール)およびポリ(アルキレン−チオグリコール)(例えば、ジエチレングリコ
ール、チオジグリコール、ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコ
ール);ポリオール(例えば、グリセロールおよび1,2,6−ヘキサントリオ
ール);低級アルキルグリコールおよびポリグリコールエーテル(例えば、2−
メトキシエタノール、2−(2−メトキシエトキシ)エタノール、2−(2−エ
トキシエトキシ)−エタノール(−thanol)、2−(2−ブトキシエトキ
シ)エタノール、3−ブトキシプロパン−1−オール、−[2−(2−メトキシ
エトキシ)−エトキシ]エタノール、2−[2−(2−エトキシエトキシ)エト
キシ]−エタノール);環式エステルおよび環式アミド(例えば、必要に応じて
置換されたピロリドン);スルホラン;ならびに上記水溶性有機溶媒の2つ以上
を含む混合物が挙げられる。水不溶性有機溶媒もまた使用され得る。適切な水不
溶性有機溶媒としては、限定しないが、芳香族炭化水素(例えば、トルエン、キ
シレン、ナフタレン、テトラヒドロナフタレンおよびメチルナフタレン);塩素
化芳香族炭化水素(例えば、クロロベンゼン、フルオロベンゼン、クロロナフタ
レンおよびブロモナフタレン);エステル(例えば、酢酸ブチル、酢酸エチル、
安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸ベンジル、安息香酸ブチル、酢酸フ
ェニルエチル、乳酸ブチル、乳酸ベンジル、ジプロピオン酸ジエチレングリコー
ル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、ジ(2−エチル
ヘキシル)フタレート);6個以上の炭素原子を有するアルコール(例えば、ヘ
キサノール、オクタノール、ベンジルアルコール、フェニルエタノール、フェノ
キシエタノール、フェノキシプロパノールおよびフェノキシブタノール);少な
くとも5個の炭素原子を有するエーテル(好ましくは、C5−14エーテル)(
例えば、アニソールおよびフェネトール);ニトロセルロース、セルロースエー
テル、セルロースアセテート;低臭(low odour)石油蒸留物;テレビ
ン;ホワイトスピリット;ナフサ;イソプロピルビフェニル;テルペン;植物油
;鉱油;精油;および天然油;ならびにこれらの任意の2つ以上の混合物が挙げ
られる。
【0070】 適切な着色料の特定の例としては、以下が挙げられるが、これらに限定されな
い:シアン着色料として、Dispersol Blue Grains(Ze
neca,Inc.)、Duasyn Acid Blue(Hoechst
Celanese)、Duasyn Direct Turquoise Bl
ue(Hoechst Celanese)、Phthalocyanine
blue(C.I.74160)、Diane blue(C.I.21180
)、Pro−jet Cyan 1(Zeneca、Inc.)、Pro−je
t Fast Cyan 2(Zeneca、Inc.)、Milori bl
ue(ウルトラマリンと等価の無機顔料);マゼンタ着色料として、Dispe
rsol Red D−B Grains(Zeneca、Inc.)、Bri
lliant carmine 6B(C.I.15850)、Pro−jet
magenta 1(Zeneca、Inc.)、Pro−jet Fast
magenta 2(Zeneca、Inc.)、Brilliant Re
d F3B−SF(Hoechst Celanese)、Red 3B−SF
(Hoechst Celanese)、Acid Rhodamine(Ho
echst Celanese)、Quinacridone magenta
(C.I.Pigment Red 122)およびThioindigo m
agenta(C.I.73310);黄色の着色料として、Disperso
l Yellow D−7G 200 Grains(Zeneca、Inc.
)、Brilliant yellow(Hoechst Celanese)
、Pro−jet yellow 1(Zeneca、Inc.)、Pro−j
et Fast Yellow 2(Zeneca、Inc.)、ベンジジンイ
エロー(C.I.21090およびC.I.21100)およびHansa Y
ellow(C.I.11680);橙色の色素;ならびに、カーボンブラック
、チャコール、および炭素、酸化鉄、酸化亜鉛、二酸化チタンなどを細かく分割
した他の形態のような黒色材料。特定の好ましい黒色着色料としては、以下が挙
げられる:Acid Black 48(Aldrich)、Direct B
lack 58756 A(Crompton & Knowles)、BPI
Molecular Catalytic Gray(Brain Powe
r)、Fasday Cool Gray(Hunter Delator)、
Dispersol Navy XF Grains(Zeneca、Inc.
)、Dispersol Black CR−N Grains(Zeneca
、Inc.)、Dispersol Black XF Grains(Zen
eca、Inc.)、Disperse Black(BASF)、Color
Black FW18(Degussa)、Color Black FW2
00(Degussa)、Hostafine Black TS(Hoech
st Celanese)、Hostafine Black T(Hoech
st Celanese)、Duasyn Direct Black(Hoe
chst Celanese)、Pro−jet Black 1(Zenec
a,Inc.)およびPro−jet Fast Black 2(Zenec
a、Inc.)。他の適切な着色料は、米国特許第4,761,180号、同第
4,836,851号、同第4,994,110号、同第5,098,474号
に記載されている。
【0071】 本発明のさらなる局面において、発光画像反射画像または金属様画像は、不透
明なコーティング組成物でのコーティングの前に、画像またはカラースキームを
反射層または発光層上にプリントさせることによって作製される。発光画像、反
射画像または金属様画像は、水溶液とコーティング基板を接触することによって
作製され、この水溶液は、上記のように、必要に応じて染料または着色料を含み
得る。このタイプの実施形態は、アート材料またはクラフト材料としての有用性
を有する。本発明のコーティングされた基板は、子供のための「マジック(ma
gic)」紙などとして使用され得、ここで、隠された画像が、溶液との接触で
現れる。 (実施例) 以下の実施例は、本明細書中に開示され、そして特許請求された化合物をどの
ように調製するか、およびどのように使用するかの、完全な開示および記載を当
業者に提供するために提示されている。数(例えば、量、温度など)に関する正
確さを保証するために努力がなされたが、いくらかの誤差および偏差は、説明さ
れるべきである。他に示されない限り、部は、重量部であり、温度は、℃であり
、そして圧力は、大気圧または大気圧付近である。
【0072】 また、これらの実施形態において、他に記載されない限り、使用される略語お
よび用語は、一般的に受け入れられている意味を有する。略語および商品名は、
以下の通りである(各々の材料の供給者は、同様に記載されていることに注目の
こと):Joncryl 62=Joncryl 620(登録商標)、アクリ
ル酸ポリマー(SC Johnson);Epomine 1050=Epom
ine 10500(登録商標)、ポリエチレンイミン(Nippon Sho
kubai、Co Ltd.);ISP 937=ISP 9370(登録商標
)、ポリビニルピロリドン−ジメチルアミノメタクリレート(ISP);PVA
523S=PVA 523S(登録商標)ポリビニルアルコール、バインダー
(Airvol 523S(登録商標)Air Product);Acuso
l 445=Acusol 445(登録商標)、アクリル酸コポリマー(Ro
hm & Haas Co.);Alcosperse 409=Alcosp
erse 409(登録商標)、ポリアクリル酸(Alco Chemical
);Surfynol SE−F=Surfynol SE−F(登録商標)、
界面活性剤(Air Product);Lupasol SKA =Lupa
sol SKA(登録商標)、エトキシル化ポリエチレンイミン(BASF);
Rhophex AR−74=Rhophex AR−74(登録商標)、アク
リルポリマー(Rohm & Haas Co.);Silica=Aeros
il MOX 170(登録商標)、ヒュームドシリカ(Degussa)。 (実施例1) (金属印刷のための手順) 以下の成分を、高剪断混合機中で20分間混合し、濃厚な溶液を製造した: Joncryl 62 25.0g ISP 937 10.0g Alcosperse 409 4.0g Lupasol SKA 8.0g PVA 523S 27.3g Surfynol SE−F 1.0g Liquor Ammonia 24.0g 水 20.0g。
【0073】 次いで、金属ホイル積層シートを、20号、30号および40号のMeyer
ロッドを使用して、この溶液と共にコーティングした。コーティングされたシー
トを、乾燥させ、そして乾燥の際に、このコーティングは、白色不透明となった
。次いで、Hewlett Packard 850インクジェットプリンター
を使用して、このコーティングされたシートの一方上に画像を印刷した。このプ
リントしたシートを2分間室温で乾燥した後に、金属様画像が得られた。 (実施例2) (2成分系を使用する金属印刷) 上記の一般的な手順は、2成分系として使用され得、そして成分は、使用の前
に混合され得る。以下の成分は、高剪断混合機中4000rpmで10分間、列
挙された構成物を混合することによって得られた。次いで、各成分にラベルを貼
り、そして個々のバイアル中で保存した。
【0074】 成分A Joncryl 62 62.5g ISP 937 25.0g Alcosperse 409 10.0g Surfynol SE−F 2.5g Liquor Ammonia 30.0g 水 50.0g。
【0075】 成分B Lupasol SKA 20.0g PVA 523S 68.25g Liquor Ammonia 30.0g。
【0076】 10gの成分Aおよび6.57gの成分Bを計量し、合わせて、そして手動で
1分間振盪し、次いで20号、30号および40号のMeyerロッドを使用し
て、金属化したシート上に塗布した。このコーティングされたシートを、乾燥さ
せ、そして乾燥の際に、このコーティングは、白色不透明となった。次いで、H
ewlett Packard 850インクジェットプリンターを使用して、
このコーティングされたシートの一方上に画像を印刷した。このプリントしたシ
ートを2分間室温で乾燥した後に、金属様画像が得られた。 (実施例3) (金属印刷のための手順) 実施例1の手順は、以下の成分を含むコーティング溶液を使用する以下の使用
を繰り返した: Joncryl 62 62.5g ISP 937 25.0g PVA 523S 68.25g Acusol 445 l0.0g Surfynol SE−F 3.0g Lupasol SKA 20.0g Liquor Ammonia 25.0g 水 100.0g。 (実施例4) (金属印刷のための手順) 実施例1の手順を、以下の成分を含むコーティング溶液を使用して繰り返した
: Joncryl 62 29.55g ISP 937 10.0g PVA 523S 13.65g Acusol 445 4.0g Surfynol SE−F 1.2g Lupasol SKA 8.0g Liquor Ammonia 30.0g 水 60.0g。 (実施例5) (金属印刷のための手順) 実施例1の手順を、以下の成分を含むコーティング溶液を使用して繰り返した
: Joncryl 62 25.0g ISP 937 10.0g PVA 523S 27.3g Alcosperce 409 4.0g Surfynol SE−F 0.4g Lupasol SKA 8.0g Liquor Ammonia 30.0g Isopropyl Alcohol 10.0g 水 40.0g。 (実施例6) (不透明なコーティング組成物) 表1は、本発明に従う、例示的な不透明なコーティング組成物を要約する。そ
れぞれの代表的な処方物を、実施例1に記載される方法を使用して調製し得、そ
して金属化シートをコーティングするために使用し、水性のインクおよびインク
ジェットプリリンターを使用して、このシート上に印刷した。このように調製さ
れた、得られた画像は、本明細書中に記載される金属様外観を有することが見出
された。
【0077】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4F100 AB01A AB33B AH03B AH08B AK25B AK25J AK31B AL01B AR00A BA02 BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C BA10D CA02B CA13B CC00B CC00D DG10C GB90 HB00B HB31D JN02B JN06A JN13A JN21A JN30A

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光沢のある表面、反射表面および発光表面からなる群から選
    択される表面を有するコーティングされた基材であって、該コーティングされた
    基材は、不透明コーティング組成物でコーティングされ、該不透明コーティング
    組成物は、インクまたは溶液との接触の際に透明になり、ここで、該不透明コー
    ティング組成物が、ポリ酸およびポリ塩基を含む、基材。
  2. 【請求項2】 前記基材が、反射表面を有する請求項1に記載のコーティン
    グされた基材。
  3. 【請求項3】 前記反射表面が、金属性である、請求項2に記載のコーティ
    ングされた基材。
  4. 【請求項4】 前記反射表面が、ホログラム的である、請求項2に記載のコ
    ーティングされた基材。
  5. 【請求項5】 前記基材が、紙/ホイル積層体から構成される、請求項1に
    記載のコーティングされた基材。
  6. 【請求項6】 前記基材表面上に位置し、そして前記不透明コーティング組
    成物によってコーティングされた予め選択された画像をさらに含む、請求項1に
    記載のコーティングされた基材。
  7. 【請求項7】 画像を作製するためのプロセスであって、該プロセスは、請
    求項1、2、3、4、5または6のいずれか1項に記載のコーティングされた基
    材を、記録液体と接触される工程を包含し、ここで、前記不透明コーティング組
    成物が、該記録液体との接触によって透明となる、プロセス。
  8. 【請求項8】 前記画像が、金属様画像である、請求項7に記載のプロセス
  9. 【請求項9】 前記基材が、少なくとも2種の異なる不透明コーティング組
    成物でコーティングされる、請求項7に記載のプロセス。
  10. 【請求項10】 前記ポリ酸が、2つ以上のカルボン酸基、スルホン酸基お
    よび/またはホスホン酸基を含み、そして前記ポリ塩基が、2つ以上の第一級ア
    ミン基、第二級アミン基または第三級アミン基を含む、請求項7に記載のプロセ
    ス。
  11. 【請求項11】 前記ポリ酸およびポリ塩基が、モノマー性である、請求項
    7に記載のプロセス。
  12. 【請求項12】 前記ポリ酸がポリマー性であり、そして前記ポリ塩基がモ
    ノマー性である、請求項7に記載のプロセス。
  13. 【請求項13】 前記ポリ酸がモノマー性であり、そして前記ポリ塩基がポ
    リマー性である、請求項7に記載のプロセス。
  14. 【請求項14】 前記ポリ酸およびポリ塩基が、ポリマー性である、請求項
    7に記載のプロセス。
  15. 【請求項15】 前記モノマー性ポリ酸が、以下の構造式(I): (I) [RC(LCCOOH) を有し、ここで、 Rは、アルキル、アルケニル、1〜3個の環のアリール、ならびに5員および
    6員の複素環式環からなる群から選択され、該1〜3個の環のアリールは、縮合
    されてもよいし連結されてもよく、該5員および6員の複素環式環は、N、Sお
    よびOから選択される1〜3個のへテロ原子を有し; Lは、1〜8個の炭素原子を含むアルキレン鎖またはアルケニレン鎖であり; xは、0または1であり; yは、2〜10の範囲の全ての整数であり; zは、1、2または3であり; ただし、(a)wが0であり、そしてxが0である場合、yは2であり、そし
    てzは2であり、そして(b)zが2または3である場合、各々のR基が互いに
    共有結合され、そして 前記モノマー性ポリ塩基が、以下の構造式(II): (II) [RC(LCNR を有し、ここで、RおよびRは、水素、アルキル、アルコキシまたはヒドロ
    キシル置換アルコキシであり、そしてR、L、x、yおよびzは、該モノマー性
    ポリ酸に対して定義された通りである、請求項11または13に記載のプロセス
  16. 【請求項16】 前記モノマー性ポリ酸が、シュウ酸、マレイン酸、コハク
    酸、メチルコハク酸、マロン酸、アジピン酸、グルタール酸、フマル酸、ジヒド
    ロキシフマル酸、リンゴ酸、メサコン酸、イタコン酸、フタル酸、イソフタル酸
    、テレフタル酸、1,2−、1,3−および1,4−シクロヘキサンジカルボン
    酸、1,2,3−シクロヘキサントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサン
    トリカルボン酸、1,3,5−シクロヘキサントリカルボン酸、1,2−および
    1,3−シクロペンタンジカルボン酸、クエン酸、酒石酸、ジヒドロキシテレフ
    タル酸、1,2,3−、1,2,4−および1,2,5−ベンゼントリカルボン
    酸、トリカルバリル酸、1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸、ノルボル
    ネンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
    、1,2,3,4,5,6−ベンゼンヘキサカルボン酸、アスパラギン酸、グル
    タミン酸、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項15に
    記載のプロセス。
  17. 【請求項17】 前記モノマー性ポリ塩基が、エチレンジアミン、1,2−
    プロパンジアミン、1,3−プロパンジアミン、1,2,3−トリアミンプロパ
    ン、cis−1,2−シクロヘキサンジアミン、trans−1,2−シクロヘ
    キサンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、o−、m−お
    よびp−フェニレンフェニレンジアミン、テトラメチルo−、m−およびp−フ
    ェニレンジアミン、ヘキサメチレン−ジアミン、ヘキサメチレンテトラアミン、
    ジエチレントリアミン、テトラエチレンペンタアミン、ペンタエチレンへエキサ
    ミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、トリス(2−アミノエチル)アミン
    、1,1,4,7,10,10−ヘキサメチルトリエチレンテトラミン、テトラ
    メチル−p−フェニレンジアミン、テトラメチルエチレンジアミン、トリエチレ
    ンテトラアミン、4,4'−ビピリジル、およびこれらの組み合わせからなる群
    から選択される、請求項11または13に記載のプロセス。
  18. 【請求項18】 前記ポリマー性ポリ酸が、カルボン酸含有ポリマーであり
    、そして前記ポリマー性ポリ塩基が窒素ポリマーを含む、請求項12または14
    に記載のプロセス。
  19. 【請求項19】 前記ポリマー性ポリ酸が、ポリ(アクリル酸)、ポリ(ア
    クリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸)、ポリ(ブタジ
    エン−アクリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(アクリル酸ブチル−アクリル酸
    )、ポリ(アクリル酸エチル−アクリル酸)、ポリ(エチレン−プロピレン−ア
    クリル酸)、ポリ(プロピレン−アクリル酸)、アルギン酸、フィチン酸および
    これらの組み合わせから選択され、そして前記ポリマー性ポリ塩基が、ポリエチ
    レンイミン、ポリビニルピリジン、ポリアリルアミン(N−アルキル化およびN
    ,N−ジアルキル化ポリアリルアミンを含む)、ポリビニルアジリジン、ポリイ
    ミダゾール、ポリリジン、キトサン、ポリ(アミノおよびアルキル化アミノ)エ
    チレン、エトキシ化ポリエチレンイミン、プロポキシル化ポリエチレンイミン、
    およびこれらの組み合わせから選択される、請求項18に記載のプロセス。
  20. 【請求項20】 前記不透明コーティング組成物が、水性である、請求項7
    に記載のプロセス。
  21. 【請求項21】 前記不透明コーティング組成物が、フィルム形成バインダ
    ーを含む、請求項7に記載のプロセス。
  22. 【請求項22】 前記不透明コーティング組成物が、着色料をさらに含む、
    請求項7に記載のプロセス。
  23. 【請求項23】 前記着色料が、色素である。請求項22に記載のプロセス
  24. 【請求項24】 前記色素が、シリカ、二酸化チタン、ケイ酸カルシウム、
    炭酸カルシウムからなる群から選択される、請求項23に記載のプロセス。
  25. 【請求項25】 前記着色料が、染料である、請求項22に記載のプロセス
  26. 【請求項26】 前記不透明コーティング剤が、乾燥後の画像増強組成物の
    全固体重量に基づいて、該組成物の約5重量%〜約95重量%を占める、請求項
    7に記載のプロセス。
  27. 【請求項27】 前記フィルム形成バインダーが、画像増強組成物の約1重
    量%〜約50重量%を占める、請求項7に記載のプロセス。
  28. 【請求項28】 前記フィルム形成バインダーが、前記画像増強組成物の約
    1重量%〜約40重量%を占める、請求項27に記載のプロセス。
  29. 【請求項29】 前記フィルム形成バインダーが、前記画像増強組成物の約
    1重量%〜約15重量%を占める、請求項28に記載のプロセス。
  30. 【請求項30】 前記不透明コーティング組成物が、光学的光沢剤をさらに
    含む、請求項7に記載のプロセス。
  31. 【請求項31】 前記光学的光沢剤が、前記不透明コーティング組成物の約
    0.01重量%〜約20重量%を占める、請求項30に記載のプロセス。
  32. 【請求項32】 前記不透明コーティング組成物が、架橋剤をさらに含む、
    請求項7に記載のプロセス。
  33. 【請求項33】 前記架橋剤が、炭酸アンモニウムジルコニルである、請求
    項32に記載のプロセス。
  34. 【請求項34】 前記架橋剤が、酢酸ジルコニウムである、請求項32に記
    載のプロセス。
  35. 【請求項35】 書き込み装置が、前記コーティングされた基材と前記記録
    液体を接触されるために使用される、請求項7に記載のプロセス。
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