JP2003526249A - Cdma受信機用irrフィルタ - Google Patents

Cdma受信機用irrフィルタ

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JP2003526249A
JP2003526249A JP2001564481A JP2001564481A JP2003526249A JP 2003526249 A JP2003526249 A JP 2003526249A JP 2001564481 A JP2001564481 A JP 2001564481A JP 2001564481 A JP2001564481 A JP 2001564481A JP 2003526249 A JP2003526249 A JP 2003526249A
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ホカン, ベニト エリクソン,
ヨアキム アールグレン,
ミヒャエル, ラルス ブレッシェル,
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テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
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    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/709Correlator structure
    • H04B1/7093Matched filter type
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
    • H03H17/04Recursive filters

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 信号フィルタは、各々が第1及び第2の入力と出力とをもち、1組の入力信号の合計を表す出力信号を備えるために動作可能である複数の加算要素(21)を有する。そのフィルタはまた、夫々が入力と出力とをもち、その入力から出力への入力信号の転送を所定の時間だけ遅延させるために動作可能である複数の遅延ライン要素(22)を含む。その複数の加算要素(21)と遅延ライン要素(22)とは直列に接続されて、その直列になった複数の加算要素の最後の加算要素を除いて、各加算要素の出力が関連する遅延ライン要素を介して直列になった次の加算要素の第1の入力に接続され、その直列になった最後の加算要素の出力が遅延ライン要素を介してその直列になった最初の加算要素の第1の入力に接続される。その複数の加算要素の第2の入力は各入力信号を受信するために接続されている。そのフィルタはCDMAパイロット信号の探索器において用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は一般的には信号フィルタリングに関し、特に、CDMA(符号分割多
元接続)の無線通信システムにおいて使用するのに適したフィルタに関する。
【0002】 関連技術の説明 “第3世代移動通信用の広帯域CDMA(Wide Band CDMA For Third Generat
ion Mobile Telecommunications)”(オジャンペラ(Ojanpera)とプラサド(P
rasad)著)、アークテック ハウス出版(Arctec House Publisher)1998
年で説明されているような広帯域CDMA通信システムは、パイロット信号チャ
ネルを用いて受信機と到来する送信信号との同期をとることを可能にしている。
探索器についての要件は3GPP標準化文書である“物理チャネルと物理チャネ
ルへのトランスポートチャネルのマッピング(Physical channels and mapping
of transport channels into physical channels)(FDD)”、TS 25.
211と2.4.0(1999−09)で与えられている。
【0003】 しかしながら、WCDMAのためにパイロット信号探索器を実現することは、
電力消費とシリコン領域との面から費用がかかるものと予想されている。それ故
に、そのような探査器の実現を最適化することが望まれる。
【0004】 パイロット信号探索器は図1に示されており、それは4つの異なる部分から構
成される。即ち、マッチングされたフィルタ1(おそらくは、相関器の集合体(
bank)として、或いは何か別の適切な手段によって実現される)と、コヒーレン
トな累積のための第1の累積器2と、コヒーレントではない累積のための第2の
累積器3と、ピーク検出器4である。その探索器の説明を可能にするために、い
くつかの用語が定義されねばならない。
【0005】 αで示される拡散因子はシンボル当たりのチップの数である。基地局は、パイ
ロットを送信する。
【0006】
【数1】 ここで、l∈[1,2]はアンテナを示し、i∈[1,……,α]はシンボルj
内のチップである。この表記はWCDMAシステムに対して定義されるようなス
ロット構造を考慮していない。さらにその上、aiは実数値のショートコードで
あり、ci,jは複素数値のロングコードであり、p(l) jはパイロットシンボルで
ある。同じ基地局を発する異なる物理チャネルは、異なる相互に直交するショー
トコードaiが用いられるので、異なるのである。物理チャネルのタイプと送信
ダイバーシティのモードに依存して、パイロットシンボルp(l) jの構成は異なる
【0007】 r(t)を複素数値をもつ受信信号とし、1/Tcがチップレートである。ま
た、受信機は、全てのマルチパス成分が既知の境界に相対した[0,M−1]チ
ップ内にあるように同期がとられる。パス探索器においてマッチングされたフィ
ルタの出力は次の式によって与えられる。
【0008】
【数2】
【0009】 第1の累積器は各パイロットシンボルに関してこの信号を次のようにコヒーレ
ントに結合する。
【0010】
【数3】 ここで、Ωkはコヒーレントに累積された隣接するシンボルのセットに対応して
いる。第2の累積器の出力は次のように与えられる。
【0011】
【数4】 ここで、Ωkはコヒーレントに累積された第1の累積器の出力のセットに対応し
ている。式(2)のマッチングされたフィルタはもちろん、式(2)によって実
行されたコヒーレントな累積の部分とともに、いくつかのパイロットシンボルに
マッチングされて良い。
【0012】 基本的には2つの異なる種類のパイロット、即ち、共通パイロットと専用パイ
ロットとがある。共通パイロットは共通物理チャネルを用いて連続的に送信され
るが、専用パイロットは専用物理チャネルにおいて時間的に多重化される。基地
局がビーム形成と指向性との少なくともいずれかのアンテナを用いて専用物理チ
ャネルを送信するとき、一般には、マルチパスの時間同期に関して共通パイロッ
トを信頼することはできない。これは、無指向性アンテナを発した共通物理チャ
ネルが、指向性アンテナを発した専用物理チャネルと比較して異なるパスをとり
えたかもしれないという事実による。
【0013】 実際のパイロットパターンは、用いられるパイロットチャネルのタイプと、送
信ダイバーシティがどんなモードであるのかに依存する。3GPPでは、基地局
はダウンリンクにおける性能向上のために送信ダイバーシティを用いるオプショ
ンをもつべきである。送信ダイバーシティを用いると、各トラフィックチャネル
は2つの異なるアンテナを用いて2つの物理チャネルで送信される。これらのア
ンテナは、マルチパスがおおよそ同じ遅延をもつために十分に近接し、しかし、
各パスで相関のないフェーディングがあるように十分に分離されて設置されるこ
とが想定される。符号空間を節約するため、2つの物理チャネルは、データシン
ボルの空間−時間符号化を用いることにより、或いはアンテナを切り替えること
により同じ符号を用いて送信される。このことはまた、異なるダイバーシティパ
スにおいて独立なチャネル評価を可能とするために選択されるパイロットシンボ
ルにも適用する。
【0014】 もし、指向性アンテナが用いられて専用物理チャネルを送信するなら、共通物
理チャネルは分離したアンテナの組を用いて送信されねばならない。
【0015】 共通パイロットチャネル(CPICH)が無指向性アンテナを用いて連続的に
送信される。A=1+jとしよう。アンテナ1を用いて送信されるCPICHに
ついてのパイロットパターンは次のようである。
【0016】
【数5】
【0017】 オープンループ送信ダイバーシティが用いられてCPICHを送信することが
できる。アンテナ2におけるCPICHパイロットパターンは次のようである。
【0018】
【数6】
【0019】 2つのタイプのCPICHが存在する。主要なCPICHと副次的なCPIC
Hである。主要なCPICHは常に同じショートコードを用いて送信されるが、
多数の副次的なCPICHが存在してそれらが異なるショートコードを用いて多
重化されることが可能であるので、異なっている。
【0020】 専用パイロット信号は専用物理チャネルで時間的に多重化される。その実際の
構成は拡散因子と各スロットにおけるパイロットシンボルの数に依存している。
【0021】 オープンループ送信ダイバーシティは2つの異なる方法、即ち、空間時間ブロ
ック符号化に基づいた送信アンテナダイバーシティ(STTD)と、時間切り替
え送信ダイバーシティ(TSTD)とを用いて成し遂げられる。オープンループ
送信ダイバーシティが用いられて全てのダウンリンク物理チャネルを送信するこ
とが可能であるが、これは主にPCCPCH、SCH、SCCPCH、PICH
、及びAICHのような共通物理チャネルのために用いられる。また、オープン
ループ送信ダイバーシティは、クローズドループ送信ダイバーシティが専用物理
チャネルについて確立される前に初期的に用いられる。さらにその上、専用チャ
ネルのソフトハンドオーバの間に、オープンループ送信ダイバーシティは用いら
れる。STTDモードは相互に直交するパイロット信号を用いる。即ち、各スロ
ットについて、2つのアンテナにおいて送信されるパイロットパターンは直交す
る。TSTDモードは両方のアンテナで(同時にではなく)同じパイロットパタ
ーンを用いる。TSTDモードはSCHチャネルに対して用いられるだけであり
、従って、そのパイロット信号探索器はTSTDモードをサポートする必要はな
い。
【0022】 フィードバック送信ダイバーシティは専用物理チャネルを送信するのに用いら
れる。フィードバック送信ダイバーシティは2つのモードで定義される。即ち、
CPICHと専用物理チャネルが別々のアンテナを用いて送信されるときに第1
のモードが使用される。第2のモードでは、専用物理チャネルはCPICHを送
信するのに用いられるように、同じアンテナの組を用いて送信されることを仮定
している。
【0023】 2つのモードは、パイロット信号がどのように選択されるのかにおいて異なっ
ている。第1のモードは相互に直交するパイロット信号を用いる。即ち、各スロ
ットについて、2つのアンテナで送信されるパイロット信号は直交している。第
2のモードは両方のアンテナで同じパイロットパターンを用いる。
【0024】 サービスの場所を突き止めるために、ユーザ機器は多数の基地局を聴取するこ
とによりその場所を見出すことができる、このことは、各基地局によって送信さ
れるように、知られたパイロット信号との相関をとることによってなされる。こ
れらのパイロットは所定の短い時間間隔内で同時に送信される。従って、UTは
これらの間隔に対応する受信信号を格納できなければならず、それから各基地局
についてこの信号を用いて相関をとる。その相関の結果、数多くの連続する測定
に関して平均がとられ、信号対雑音比を改善する。位置決めを容易にするために
、その実施形ではチップ解像度の4分の1で受信信号を格納することをサポート
しなければならない。それから、相関がDSPにより、或いは、パイロット信号
探索器のマッチングされたフィルタを用いてとられる。
【0025】 本発明はマッチングされたフィルタ1の設計に関するものである。マッチング
されたフィルタ1の最も簡単な公知の実施形はFIR(有限衝撃応答)フィルタ
の使用である。そのような実施は入力を遅延ラインを介してフィルタにフィード
することに頼っている。長いFIRフィルタに関して、これは電力消費とシリコ
ン領域の面から費用がかかるものとなる。例えば、256の拡散因子をもつダウ
ンリンク物理チャネルと4つのシンボルのパイロット信号を用いると、完全なパ
イロット信号は1024チップ長となる。もし、マッチングされたフィルタがチ
ップ解像度を備えることが意図されているなら、即ち、そのサンプリング率がチ
ップレートに等しいなら、このパイロットについての簡単なFIRマッチングさ
れたフィルタは1024の長さであることが必要である。これに代わる公知のや
り方は集合した相関器に基づく実施形である。そのときの問題は、相関器の係数
を更新するのに効率的で便利な方法を見出すことである。
【0026】 添付図面の図1と図2を参照して、知られたマッチングされたフィルタについ
て説明する。
【0027】 まず、マッチングされたフィルタ1の機能性を検討する必要がある。xk=ck -r +nkをマッチングされたフィルタ1への入力を表すとしよう。ここで、ck
パイロットシーケンスであり、nkは付加的な雑音である。パイロットシーケン
スは知られており、その長さは、k<0とk>L−1ではck=0であるように
有限である。そのパイロット信号の位置は遅延τ∈[0,1,……,M−1]に
よって決定される。パイロットのマッチングされたフィルタの出力は式(7)に
よって与えられる。
【0028】
【数7】 ここで、hi=c* L-1-iであり、*は共役複素数である。
【0029】 遅延τ∈[0,1,……,M−1]を評価するために、探索器のピーク検出器
3は次の観測間隔で累積器gkの出力を検証しなければならない。
【0030】
【数8】
【0031】 従って、注目すべき間隔のみは{gk|k∈Ω}である。
【0032】 受信機は基地局に同期し、相対的に短い観測間隔Ωでのピークを探索すること
に関心があるのであるから、そのような間隔にわたる探索は適切である。このこ
とは、対応するマッチングされるフィルタ出力{yk|k∈Ω}が計算されるこ
とのみを必要とする。この観測間隔はチャネルの期待される最大の遅延拡散に対
応するべきである。
【0033】 図2に図示されたようなN個のサブフィルタ10(100……10N-1)へと分
割したパイロットのマッチングされたフィルタと、加算器13とを考える。説明
を簡単にし、かつ、一般性を失わないために、NがL/Nが整数であるような数
であり、サブフィルタ100から10N-1の係数を以下のように定義する。
【0034】
【数9】
【0035】 もし、xkが各サブフィルタに供給される入力であるなら、図2を参照された いが、各サブフィルタの出力は式(10)によって与えられる。
【0036】
【数10】
【0037】 マッチングされたフィルタの全体出力は、そのとき、式(11)によって与え
られる。
【0038】
【数11】
【0039】 簡単なFIRフィルタの実施形での主要な問題とは遅延ライン(Z-nL/N)が 、特に、長いパイロット信号については、かなり多くの電力とシリコン領域を消
費することである。パイロット信号とマッチングされたフィルタとをサブフィル
タに分割することはこの問題を解決しない。
【0040】 もし、その観測間隔が演繹的に知られているなら、相関の集合体(bank)を用
いてマッチングされたフィルタ出力{yk|k∈Ω}を計算することは可能であ
る。このことは、図3で描かれているようになされる。その累積器の集合体(ba
nk)は複数の乗算器15を有し、夫々が入力信号xkと、各係数c* Rからc* R-M+ 1 を受信する。乗算器15の出力は各加算器16に供給され、その加算器はマッ
チングされた出力a0(k)からam-1(k)を備える。レジスタ17は、k=0
の直前にゼロに初期化される。そのマッチングされたフィルタの出力はそのとき
、p∈{0,1,……,M−1}のとき、yL-1+p=ap(L−1)として与えら
れる。
【0041】 相関器の集合体(bank)を用いることの1つの問題は相関係数の更新のしかた
である。簡単な解決法は、遅延ライン(不図示)を通してその相関係数をフィー
ドすることである。しかしながら、これは再び、電力消費とシリコン領域の面か
ら費用のかかる解決法である。
【0042】 それ故に、何らかのCDMA端末或いはマッチングされたフィルタを用いる何
らかの同期方式の使用のために、サイズが小さくなり、より単純な、改良された
マッチングされたフィルタを提供することが望まれる。
【0043】 本 発 明 の 要 約 本発明を1つの側面から見れば、各々が第1及び第2の入力と出力とをもち、
1組の入力信号の合計を表す出力信号を備えるために動作可能である複数の加算
要素と、夫々が入力と出力とをもち、前記入力から前記出力への入力信号の転送
を所定の時間だけ遅延させるために動作可能である複数の遅延ライン要素とを有
し、これら複数の加算要素と遅延ライン要素とは直列に接続されて、その直列に
なった複数の加算要素の最後の加算要素を除いて、各加算要素の出力が関連する
遅延ライン要素を介して、その直列になった次の加算要素の第1の入力に接続さ
れ、その直列になった最後の加算要素の出力が遅延ライン要素を介してその直列
になった最初の加算要素の第1の入力に接続されており、これら複数の加算要素
の第2の入力は各入力信号を受信するために接続されていることを特徴とする信
号フィルタが備えられる。
【0044】 好 適 な 実 施 形 態 の 説 明 本発明を実施する第1のフィルタが図4に描写されている。そのフィルタは、
M個のパラレル乗算器20(0〜M−1)と、M個の合算手段21と、M個のレ
ジスタ22とを有している。合算手段21と結合したM個のレジスタ22は回転
巡回累積器(RCA:Rotating Circular Accumulator)として言及される。
【0045】 乗算器20は入力信号xkと各係数の値q0……qm-1を入力するために結合さ れている。乗算器20の出力は各合算手段21に供給される。合算手段21は直
列に配置されて、各々の合算手段21(最初のものを除く)が対応する乗算器2
0の出力と前段の合算手段21の出力とを受信するようになっている。最初の合
算手段は最初の乗算器の出力と最後の合算手段の出力とを受信する。合算手段2
1からの出力は、それが次段の合算手段21に供給される前に、各レジスタ22
により遅延させられる。各合算手段21は、そこへの2つの入力の合計に相当す
る出力を生成する。或いは、負の値の係数が“負の”合算手段と結合されて用い
られ、乗算器の入力値が前段の合算手段の入力から減算されても良い。
【0046】 時刻がゼロ(k=0)である直前に、レジスタと係数qkとは全て(好ましく はゼロに、しかし、以下を参照のこと)初期化される。それから、時刻k=0に
おいて、1つの係数q0が、以下に説明する方式に従って第1の乗算器に供給さ
れる。それから、M個の乗算がパラレルに(即ち、全ての乗算器が)実行され、
これらの乗算器の出力が合算手段とレジスタとにフィードされる(RCA)。R
CAにおけるレジスタではクロック計測がなされる。これを行なうとき、乗算器
からのk=0という結果は合算手段では利用可能である。k=1において、次の
新しい係数(q1)がロードされ、乗算が実行され、RCAはクロックで計測さ
れる。各時刻kにおいて、1つの係数がRCAへとロードされる。その係数は次
の式によって与える。
【0047】
【数12】 ここで、ckはパイロットシーケンスの知られたサンプルである。kの各値に関
して、係数c* kがmod(k,M)によって与えられる位置でRCAへとロード
される、即ち、k=0において、q0はc* 0にセットされ、k=1において、q1 はc* 1にセットされ、このようなことがk=M−1まで続くことが分かる。それ
から、k=Mでは、q0はc* Mにセットされ、k=M+1では、q1はc* M+1にセ
ットされる。そのとき、最終的な結果がレジスタq0……qM-1で利用可能であり
、その出力は、例えば、全てのiに関してqi=0をセットし、RCAにおける
最後のレジスタの後にM個のサンプルをシフトすることによりアクセス可能であ
る。図4を参照されたい。
【0048】 観測インターバルが始まる前に式(13)に従って係数を起こすことには益が
ある。
【0049】
【数13】 そのとき、k=0では式(14)のようになる。
【0050】
【数14】
【0051】 マッチングされたフィルタ出力ykはそのとき、例えば、全てのiに関してqi =0をセットし(或いは入力をx=0とし)、RCAからの結果をクロックで計
測することによって得られる。
【0052】 合算地点において、循環(wrap-around)を避け、同時に効率的な実行をする
ことが重要である。最悪の場合についてのワード長を満たすことは、もし可能な
らば、電力とシリコン領域を削減するために避けるべきである。このことは、各
合算地点における加算と飽和についての標準的な方法を用いることにより解決さ
れる。しかしながら、探索器において、このことは、マッチングされたフィルタ
出力の局所的な極大を見出すため可能性を劣化させるかもしれないので、好適な
方法ではない。
【0053】 重要な観測とは、相関出力が極端な値(大きな値)をとるという受信信号品質
が良好なのはいつかという点である。従って、これらの場合には、相関が発生す
る時間にわたってより短いパイロットシーケンスを用いることで十分かもしれな
い。
【0054】 本発明の別の実施形態において、制御ユニット(CU)が直列になった最後と
最初の合算手段の間のRCAループに備えられる。図5を参照されたい。CUは
循環(wrap-around)が起こらないことを保証するために動作する。例えば、C
Uへの入力の絶対値が一定の量よりも大きいなら、CUは動作を中断させ、これ
により時間を節約し、循環に陥るのを回避する。或いは、RCAが探索器とは別
の目的のために用いられるとき、CUは、その出力の飽和とスケーリングとの少
なくともいずれかを実行して循環(wrap-around)に陥るのを回避できる。
【0055】 符号Ckの各シンボルは有限のアルファベットに属している。従って、このア
ルファベットのサイズがM(これはたいていの場合においてもっとな仮定である
)より小さいなら、非常に効率的な方法で乗算器を実現する可能性があるかもし
れない。全ての乗算器は異なる符号の値を同じ入力信号に適用し、限定されたセ
ットの符号の値があるので、限定されたセットの出力値があることにもなる。例
えば、その符号が4つの異なる値(QPSK)をとることができるなら、そのと
きは、ただ4つだけの異なる出力があり得る。従って、ただ4つの乗算を必要と
するだけである。さて、問題はこれら4つの出力値をRCAにどのように分配す
るかである。このことは図6に示されているように解決される。デジタルネット
ワーク26が乗算と逆多重化の両方を実行するための乗算器の代わりに備えられ
る。
【0056】 RCAのより一般化されたバージョンでは、各遅延要素は1サンプル以上信号
を遅延させることができ、乗算器はFIRフィルタ28或いはIIRフィルタに
さえも一般化できる。図7〜図9を参照されたい。図7において、全てのFIR
フィルタ28は、RCAにおいて遅延の長さに等しい同じ長さL/Nをもってい
る。図8において、RCAにおける遅延はフィルタに独立である、最後に、図9
において、フィルタリングはデジタルネットワークによって行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パイロット信号探索器を図示するブロック図である。
【図2】 図1の探索器からのマッチングしたフィルタを図示している。
【図3】 図1の探索器からの別のマッチングしたフィルタを図示している。
【図4】 本発明を実施する第1のフィルタを図示している。
【図5】 本発明を実施する第2のフィルタを図示している。
【図6】 本発明を実施する第3のフィルタを図示している。
【図7】 本発明を実施する第4のフィルタを図示している。
【図8】 本発明を実施する第5のフィルタを図示している。
【図9】 本発明を実施する第6のフィルタを図示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ブレッシェル, ミヒャエル, ラルス スウェーデン国 マルメ エス−222 40, メレヴェニスヴェーゲン 16 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE32 5K067 AA33 CC10 CC24 EE02 EE10 GG11 HH21 JJ15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が第1及び第2の入力と出力とをもち、1組の入力信号の
    合計を表す出力信号を備えるために動作可能である複数の加算要素と、 夫々が入力と出力とをもち、前記入力から前記出力への入力信号の転送を所定
    の時間だけ遅延させるために動作可能である複数の遅延ライン要素とを有し、 前記複数の加算要素と前記遅延ライン要素とは直列に接続されて、前記直列に
    なった複数の加算要素の最後の加算要素を除いて、各加算要素の出力が関連する
    遅延ライン要素を介して前記直列になった次の加算要素の第1の入力に接続され
    、前記直列になった最後の加算要素の出力が遅延ライン要素を介して前記直列に
    なった最初の加算要素の第1の入力に接続されており、 前記複数の加算要素の第2の入力は各入力信号を受信するために接続されてい
    ることを特徴とする信号フィルタ。
  2. 【請求項2】 入力と複数の出力とをもつ乗算手段をさらに有し、 前記乗算手段は入力信号と複数の係数信号とを受信して、各係数信号によって
    乗算された入力信号を表す複数の出力信号を生成するために動作可能であり、前
    記乗算手段の出力は各加算要素の第2の入力に接続されていることを特徴とする
    請求項1に記載の信号フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記乗算手段は有限衝撃応答フィルタによって備えられること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の信号フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記乗算手段は無限衝撃応答フィルタによって備えられること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の信号フィルタ。
  5. 【請求項5】 受信入力信号からフィルタされた出力信号を提供するフィルタ
    であって、前記フィルタは、 入力信号を受信する入力と、 出力信号を送信する出力と、 各々が前記入力からの前記入力信号と各係数とを受信するために接続され、前
    記入力信号と前記係数とに依存して各出力信号を生成するのに動作可能な第1の
    複数の乗算器と、 第1の入力として各乗算器の出力信号を受信するのに接続された第2の複数の
    加算手段とを有し、 前記第2の複数は前記第1の複数と等しく、 前記加算手段は直列に配置されて前記直列となった加算手段各々は、前記直列
    になった最初の加算手段を除き、第2の入力として前記直列となった前段にある
    加算手段の出力を受信するようにし、前記直列となった最初の加算手段は第2の
    入力として前記直列となった最後の加算手段の出力を受信し、 各加算手段は遅延ライン要素を介してその第2の入力を受信し、前記直列とな
    った最後の加算手段の出力は前記フィルタの出力を提供することを特徴とするフ
    ィルタ。
  6. 【請求項6】 CDMA通信システムにおいて用いられるパイロット信号探索
    器であって、 前記探索器は請求項1乃至5のいずれかに記載のフィルタを含むことを特徴と
    するパイロット信号探索器。
  7. 【請求項7】 通信システムにおける時間同期受信機用のパイロット信号探索
    器であって、 前記探索器は請求項1乃至5のいずれかに記載のフィルタを含むことを特徴と
    するパイロット信号探索器。
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