JP2003525973A - 固形体 - Google Patents

固形体

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JP2003525973A
JP2003525973A JP2001564316A JP2001564316A JP2003525973A JP 2003525973 A JP2003525973 A JP 2003525973A JP 2001564316 A JP2001564316 A JP 2001564316A JP 2001564316 A JP2001564316 A JP 2001564316A JP 2003525973 A JP2003525973 A JP 2003525973A
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acid
tablet
cellulose
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アンジェリーナ、ペナ、ロメロ
ライオネル、ジェニックス
クリスチャン、ゴッセンズ
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    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/0047Detergents in the form of bars or tablets
    • C11D17/0065Solid detergents containing builders
    • C11D17/0073Tablets
    • C11D17/0082Coated tablets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/0039Coated compositions or coated components in the compositions, (micro)capsules

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Abstract

(57)【要約】 活性組成物の核を含み、水溶性又は分散性ミクロ多孔質もしくは網コーティングを有するコーティングされた固形体。コーティングは固形体の機械的特徴を改善しかつ優良な溶解性を与える。コーティングされた固形体は、好ましくは洗剤錠剤の形態をとる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明はコーティングされた固形体、特に錠剤、カプセル、微小錠剤、粉末、
凝集体及び同様のものの形態のコーティングされた固形体に関する。特に、優れ
た強度、表面の硬さ及び保存安定性と共に溶解特徴に改善が見られるコーティン
グされた固形体に関する。本発明は固形体、水溶性又は分散性である固形体及び
その他の水透過性基材をコーティングする方法に関する。コーティングされた固
形体は薬剤、洗剤、食品適用、などを包含する多様な使用に好適である。しかし
ながら、本発明は以下に主として洗剤錠剤の形を記載する。
【0002】 (発明の背景) 錠剤形態の組成物は当業界で周知である。錠剤は、投与、取り扱い、輸送及び
保存の簡便さなど液体及び粒子状組成物より多くの利益を有する。溶解速度及び
錠剤強度の二つの主要な課題が錠剤処方においてまだ改善され得る。錠剤製造の
最も一般的な方法は、通常結合剤を伴う粒子状固体の圧縮によるものである。し
かしながら、圧縮力が増加すると、溶解速度が遅くなるという二面性が存在する
。圧縮力が低いと、一方溶解性は改善されるが、錠剤強度に影響が生じる。外部
コーティングが存在することによって、錠剤強度が増大され、錠剤の分解速度を
増大させるような低減された固結力で錠剤化できる。コーティングされていない
錠剤は使用の際に完全に有効で有り得るが、それらは通常の製造、包装及び取り
扱いの一部である摩滅に抵抗するために必要な表面の硬さが一般的には欠如する
。その結果、コーティングされていない錠剤はこれらの方法の間摩滅を受けやす
く、結果として錠剤がかける及び活性物質が欠失したりする。また、とりわけ、
非常にアルカリ性の高い組成物の場合には、コーティングされていない錠剤の外
部表面は皮膚に刺激が強い可能性があり、多少取り扱うのに有害でさえあり得る
。かかる場合において、錠剤コーティングは非常に望ましい。最終的に、錠剤の
コーティングは審美的な理由により、錠剤の外観を改善するために、又はある特
別な審美的効果を達成するためにしばしば望ましい。
【0003】 錠剤コーティングの多くの方法が洗剤錠剤について提唱されてきた。GB−A
−983,243及びGB−A−989,638には、摩滅及び偶発的な破損に
抵抗性がある錠剤を製造するために、洗剤錠剤用のコーティング物質として容易
に水溶性有機皮膜を形成するポリマーの使用について記載されている。10〜2
5%のポリアルコールを含有する水溶液を錠剤に噴霧し、そして空気中、加熱空
気又は赤外線でコーティングを硬化させかつ溶媒を蒸発させることによってポリ
マー皮膜は形成される。
【0004】 GB−A−1,013,686においてビニルアルコールホモポリマー及びコ
ポリマーから選択される有機分散性結合剤のコーティングによって皮膜される洗
剤錠剤が開示されている。
【0005】 US−A−5,916,866においてポリエチレングリコール、ビニルピロ
リドン及び酢酸ビニルのコポリマー、及びマレアート及びアクリレートのコポリ
マーからなる群から選択される皮膜形成水溶性有機ポリマーのコーティングをさ
れた錠剤について記載されている。
【0006】 US−A−4,219,435において30℃〜95℃の範囲の融点を有する
水和塩のコーティングと共に提供される、かかるコーティングが溶融物の形態で
錠剤に適用される洗剤錠剤について開示されている。
【0007】 従来技術において記載されているものなどのポリマー皮膜コーティングは通常
、優良な機械的特性(すなわち、強度及び弾性)を示すが、それらは水における
溶解特徴は比較的低い。皮膜コーティングは錠剤の核への水の浸透に抵抗性を示
すことによって、錠剤の溶解速度を遅くする傾向を有し得る。
【0008】 水和塩コーティングは結晶構造を有し、水との接触において非常に早い分解速
度を有する。しかし、それらはそれらの結晶性の本質のため比較的弱く及び脆性
である。それゆえ、これらのコーティングは一般的には優良で一体性な錠剤を提
供しない。
【0009】 従来技術に見ることができる様に、一つに及び同時に優良な溶解速度、表面の
硬さ、強度及び一体性を有する錠剤の提供の必要性がまだ存在する。本発明の一
つの目的は、それゆえ、優良な機械特性を有する並びに優れた溶解性かつ分解特
徴を有するコーティングされた錠剤、及びその他の固体形態を提供することであ
る。その他の目的は、固形体の保護を改善するためにコーティングされた固形体
の方法を提供することである。
【0010】 (発明の概要) 水溶性又は分散性ミクロ多孔質コーティングを伴うコーティング錠剤及びその
他の水溶性もしくは水分散性固体形態は、優良な機械的強度及び一体性を提供す
ると同時に優れた溶解特質を与える。コーティング構造は水透過性であり、それ
ゆえ水は即座に固体形の核に浸透し及びそれゆえに溶解方法はコーティングの存
在によって遅れることはない。
【0011】 本発明の1つの様態によって、活性組成物の核を含み、水溶性又は分散性ミク
ロ多孔質コーティングを有するコーティングされた固形体を提供する。「ミクロ
多孔質」という用語は本明細書において、コーティングは周囲条件下において水
透過性であり及び一般的に微小な大きさの孔又は割れ目(本明細書において以降
孔と呼ぶ)を含むことを示す。一般的な用語において、前記孔は約1〜約500
μm、好ましくは約5〜約200μm、及びより好ましくは約10〜約100μ
mの範囲の平均の孔直径を有する。
【0012】 非常に好ましい実施形態において、当該固形体は繊維の網状組織でコーティン
グされ、網目がコーティングの孔を限定する。この様に、本発明のもう1つの様
態によって、活性組成物の核を含み及び多孔質水溶性又は分散性繊維網状組織コ
ーティング(本明細書において時々「網−コーティング」と呼ぶ)を有するコー
ティングされた固形体を提供する。好ましくは、当該網−コーティングは約1〜
約500μm、好ましくは約5〜約200μm、及びより好ましくは約10〜約
100μmの範囲の平均網目サイズを有する。孔サイズ及び網目サイズという用
語は、本明細書において交互に用いられ、及びコーティング平面の孔又は網目の
横断面範囲の平方根として表される。
【0013】 ミクロ多孔質又は網コーティング構造は、一般的には素早い溶媒の蒸発を導く
条件下で本体に噴霧されるポリマーの濃縮溶液から形成される。孔のサイズを包
含するコーティングの正確な本質は、溶媒の本質、ポリマーの化学、ポリマー溶
液の濃縮及び方法の条件、とりわけ乾燥条件に依存する。
【0014】 ミクロ多孔質又は網コーティングは、好ましくは水溶性もしくは分散性ポリマ
ーを含む溶液から形成される。本明細書の使用に好適なポリマー類としてはポリ
ビニルアルコール類、ポリビニルピロリドン類、ポリビニルアセテート類及び特
に加水分解ポリビニルアセテート類、ポリビニルアミド類、カラゲナン、ペクチ
ン、ゼラチン、キサンタン、アルギン酸エステル類、寒天、デンプン、ラテック
スを包含する生体ポリマー及び生体ポリマー高分子電解質、微晶性セルロース、
メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースなどのセルロースに由来するポリマー類及びこれらの混合
物が挙げられる。本明細書の使用に好ましいポリマー類は熱可塑性ポリマーであ
る。
【0015】 本明細書の使用に好ましいコーティング溶液はそれらの約15重量%〜約70
重量%、より好ましくは約20重量%〜約60重量%、及び最も好ましくは約2
5重量%〜約50重量%の割合でポリマーを含有する濃縮水溶性又は水分散性ポ
リマー溶液である。
【0016】 ポリマー溶液は通常、有機及び水性溶媒並びにこれらの混合物から選択される
約30%〜約85%、好ましくは約40%〜約80%、及びより好ましくは約5
0%〜約75%の溶媒を含む。有機溶媒は、健康、安全性及び環境の考慮に加え
て、複合的な乾燥段階を必要とする可能性があり、それゆえ水溶液が本明細書の
使用に好ましい。当該ポリマー溶液は高度に濃縮され、それゆえ過剰な水を除去
するための長い加熱を必要としない。
【0017】 最適なコーティング性能におけるもう1つの重要な因子はポリマー溶液のレオ
ロジーである。本明細書で使用する溶液は応力をかけたとき、非ニュートン型と
して反応すべきであり、その性質は以下の等式によるハーシェル−バルキー(He
rschel-Bulkey)モデルによって記載される: τ=τ+Kγ 式中τはせん断応力(Pa)、τは降伏応力(Pa)、Kは流体の粘稠度指数
(Pas)、nは累乗法則指数及びγはせん断速度(s−1)である。本明細
書で使用するのに好ましいのは、約1.0〜約50、及び好ましくは約4〜約3
0の粘稠度指数、約0.1〜約1.0、及び好ましくは約0.4〜約0.9の累
乗法則指数、及び約0〜約1.0の降伏応力、及び約0〜約1.0、及び好まし
くは約0〜約0.8のせん断応力を有するポリマー溶液である。非常に好ましい
のは非ゼロ降伏応力及び10s−1のせん断速度における少なくとも20Pa、
好ましくは少なくとも30Paのせん断応力によって特徴付けられるポリマー溶
液である。
【0018】 全てのレオロジー的測定は40mmステンレススチール平行プレートを備えた
カリメド(Carrimed)Cs12 100を使用して行う。当該ポリマー溶液は測
定の前に室温で24時間平衡化する。試料は試料採取の前には混合せずに室温(
25℃)で測定する。
【0019】 コーティングされた固形体の溶解を促進させるために、核及び/又はコーティ
ング中に崩壊剤を包含させることができる。崩壊剤は水との接触にて膨潤し、固
形体及び/又はコーティングの破断を補助するであろう。好適な崩壊剤が薬学的
補形剤便覧(1986年)に記載されており、以下に記載したような陽イオン交
換樹脂並びに水不溶性ポリマー崩壊剤を包含する。好適な崩壊剤の例としてはデ
ンプン:天然、修飾又は予備ゼラチン化デンプン、グルコン酸ナトリウムデンプ
ン;ゴム:寒天ゴム、グアーゴム、イナゴマメゴム、カラヤゴム、ペクチンゴム
、トラガカントゴム;クロスカルミロースナトリウム、クロスポビドン、セルロ
ース、アルギン酸及びアルギン酸ナトリウムを包含するその塩類、ニ酸化ケイ素
、粘土、イオン交換樹脂、陽イオン性(例えば、四級アンモニウム)基を含有す
るポリマー類、アミン置換ポリアクリレート類、ポリ−L−リシンなどの重合陽
イオン性アミノ酸、ポリアリルアミン塩酸塩及びこれらの混合物が挙げられる。
【0020】 コーティングされた固形体の溶解性能は、発泡剤又は非常に可溶性の高い成分
によってさらに増大させることができる。本明細書の使用に好適な発泡剤として
はスルファミン酸又はクエン酸もしくはマレイン酸などのカルボン酸のような無
機酸と組み合わせた過ホウ酸、過炭酸塩、炭酸塩及び重炭酸などが挙げられる。
本明細書で好ましいのは(重)炭酸/酸発泡系である。
【0021】 本発明のもう1つの実施形態において、コーティングされた固形体は補助連続
コーティングを含む。補助連続コーティングは、好ましくは実質的に不溶性のジ
カルボン酸を含み、そして任意に25℃で液体の成分及び崩壊剤を含む。補助連
続コーティングは、ミクロ多孔質又は網コーティングの頂上部、又は核及びミク
ロ多孔質もしくは網コーティングの間に、例えば審美的効果又は溶解特徴の制御
を提供するために適用することができる。
【0022】 ミクロ多孔質或は網コーティングの平均の厚さは一般的には約1〜約500μ
m及び最も好ましくは約5〜約200μmである。さらに、コーティングは核の
一部又は全部のどちらかを適切に被覆するために広げることができる。好ましく
は、しかしながら、それは核の表面の少なくとも約40%、より好ましくは少な
くとも約70%、及びとりわけ100%に横に広がるであろう。当該コーティン
グは一般的に固形体の約0.1重量%〜約5重量%、好ましくは約0.2重量%
〜約2重量%の範囲である。
【0023】 本発明の好ましい実施形態において、固形体は単相又は多相洗剤錠剤、すなわ
ち、単相又は多相錠剤核を有する洗剤錠剤の形態である。多相錠剤としては多層
を有する錠剤並びに錠剤の主要固形体に凹み又は凹型を有し、凹み又は凹型内に
含有される圧縮もしくは非圧縮部分を有する錠剤が挙げられる。かかる実施形態
において、多相錠剤は異なる溶解性を又は核の活性成分の異なる放出を提供する
ために核の1つ以上の相に横に広がる部分的なコーティングを含むことができる
【0024】 本発明の好ましい実施形態において、固形体のコーティング(この用語は半固
体又は粘調な液体、もしくはゲル状の本質の本体を包含する)はポリマー溶液と
本体を接触させる段階を含む方法によって生成される。ポリマー溶液の濃度及び
レオロジー的特徴は、本明細書において上記したように、伸長された粘可塑性繊
維形成液滴を生じさせるようなものである。これらの繊維形成液滴は、好ましく
は固体形と接触させる前に部分的に乾燥させ、そして形成されたコーティングは
その後に乾燥する。好ましい様態において、繊維形成液滴は固形体の表面から約
10〜約30cmの隣接距離に位置する1つ以上の噴霧ノズルを通して噴霧する
ことによって形成し、当該繊維形成液滴は固形体と接触する以前に部分的に、例
えば加熱熱空気の流れによって乾燥する。
【0025】 本発明の一つの目的は、優れた機械特性並びに優れた溶解/分散特徴を有する
コーティングされた洗剤錠剤及びその他の水溶性又は分散性固形体を提供するこ
とである。これは固形体を水溶性又は分散性ミクロ多孔質もしくは網コーティン
グでコーティングすることによって達成される。本発明の組成物は、好ましくは
単相又は多相洗剤錠剤であり、以下に詳細に記載した洗剤錠剤の1つ以上の活性
物質及び補助成分を包含する。
【0026】 補助コーティング物質 本明細書の組成物はミクロ多孔質又は網コーティングの頂上部、もしくは核及
びミクロ多孔質又は網コーティングの間のいずれかに位置する補助コーティング
を包含することができる。補助コーティングは一般的には結晶構造を有する。結
晶性によって、当該コーティングは室温(25℃)において固体である物質を含
み、ある規則性を示す構造を有することが理解されるべきである。これは物質自
体における通常の結晶学的な技術、例えばX線分析によって典型的に検出するこ
とができる。好ましくは、結晶構造を形成する物質は共結晶化されないか又は上
述の25℃において液体である任意の成分と部分的にのみ共結晶化させる。実際
に、任意成分は構造に柔軟性を提供しかつ機械的応力に対する抵抗性を提供する
ために、コーティング結晶構造において25℃で液体状態で残存することが好ま
しい。例えば泡抑制利益を提供するシリコーン油又は香料油の25℃において液
体である任意成分は、洗濯物の洗浄において有利な機能性を有している。本発明
の好ましい実施形態において、結晶性補助コーティングは崩壊剤を含有する。
【0027】 好ましいコーティング成分は例えばジカルボン酸類である。特に好適なジカル
ボン酸類はシュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン
酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカンジオン酸、ドデカン二
酸、トリデカン二酸及びこれらの混合物からなる群から選択される。最も好まし
いのはアジピン酸である。
【0028】 典型的には、40℃より低い融点を有する不溶性の物質は、実質的に室温にお
いて十分に固体ではなく、及び約200℃より高い融点を有する物質は使用によ
り実用的でないことが認められている。好ましくは、アゼライン酸、セバシン酸
、ドデカン二酸などの90℃より高い融点を有する酸を使用する。アジピン酸な
どの145℃より高い融点を有する酸が特に好適である。
【0029】 「融点」はゆっくりと、例えば毛管で加熱したとき、物質が透明な液体になる
温度を意味する。
【0030】 いずれかの望ましい厚さの補助コーティングを適用することができる。ほとん
どの目的において、コーティングは錠剤の重量の1%〜10%、好ましくは1.
5%〜5%を形成する。錠剤コーティングは非常に硬く及び錠剤に特別な強度を
提供する。
【0031】 25℃において液体である任意成分の例としては、ポリエチレングリコール、
熱油、シリコーン油、ジカルボン酸のエステル、モノカルボン酸、パラフィン、
トリアセチン、香料又はアルカリ溶液が挙げられる。25℃で液体である成分の
構造は結晶構造を形成する物質に近いのが好ましく、そのため構造は過度に粉砕
されない。より好ましくは、結晶構造はアジピン酸、25℃で液体であるケモキ
シ・インターナショナル(Chemoxy International)から商品名コアゾール(登
録商標)として入手可能なグルタル酸、コハク酸及びアジピン酸のジ−イソブチ
ルエステルの混合物である成分から製造される。この成分の使用の利益は、柔軟
性を提供するアジピン酸における優良な分散性である。アジピン酸の分解はカオ
ゾール(Coasol)(登録商標)のアジピン酸塩含量によってさらに改善される。
洗浄におけるコーティングの破砕はコーティングに崩壊剤を加えることによって
改善できる。
【0032】 好ましい補助コーティングは崩壊剤などのイオン交換樹脂、好ましくは陽イオ
ン交換樹脂を含む。それらは強酸陽イオン樹脂、弱酸陽イオン樹脂又は混合機能
性樹脂であることができる。それぞれの種類について簡単に記載し及び市販の陽
イオン樹脂の例を本明細書で以下に記載した。
【0033】 強酸陽イオン交換樹脂は、一般的にはスルホン酸基で官能化された不溶性ポリ
(スチレン−ジビニルベンゼン)コポリマーからなる。スルホン酸基は酸の形態
で又は金属対イオンとの塩として存在してもよい。これらの物質の多くの例は市
販されている;ローム&ハース(Rohm & Haas)によって販売されている典型的
な例は:アンバーライト(Amberlite)(登録商標)IR−120(プラス)、
アンバーライト(登録商標)IR−120(プラス)ナトリウム形態及びアンバ
ーライト(登録商標)IRP−69である。ダウ・ケミカル(Dow Chemical)か
ら入手可能なその他の例は、ダウエックス(Dowex)(登録商標)50WX8−
100、ダウエックス(登録商標)HCR−W2である。その他の例は、スルホ
ン化度、架橋のレベル、対イオンの種類、又は重合段階において包含されるいず
れかのその他のモノマーの本質、並びに粒子サイズ及び水分などの物理的パラメ
ータなどの樹脂のいくつかの化学様態の変化によって、適用において最適な性能
を示すように調製できる。
【0034】 弱酸陽イオン交換樹脂は、一般的にはジビニルベンゼンとの好適なアルケニル
カルボン酸(例えば、アクリル酸或はメタクリル酸)のコポリマーからなる。カ
ルボキシル基は酸の形態で又は金属対イオンとの塩として存在してもよい。これ
らの物質の多くの例は市販されている;典型的な例は:アンバーライト(Amberl
ite)(登録商標)IRP−64(ローム&ハース)(Rohm & Haas)、ダウエッ
クス(Dowex)(登録商標)CCR−3(プラス)(ダウケミカル)(Dow Chemi
cal)である。その他の例は重合段階において包含されるモノマーの濃度及び種
類、架橋のレベル、又は対イオンの種類などの樹脂のいくつかの化学様態の変化
によって、適用において最適な性能を示すように調製できる。
【0035】 ときおり、陽イオン交換樹脂は弱酸及び強酸の両方の官能性を含有してもよい
。これらは上記のように簡単に類別することはできないが、本発明の範囲内であ
る。
【0036】 アルカリ金属又はアルカリ土類金属塩形態の強酸陽イオン交換樹脂は、記載し
た錠剤コーティングの適用において最も有効であると認められている。
【0037】 ほとんどの適用において、イオン交換樹脂は300ミクロンより大きい粒度の
ビーズとして使用する。しかし、ある適用において、より小さい粒度の物質を使
用するのが好ましい。粒度の低減は典型的にはEP837110(ローム&ハー
ス)(Rohm & Haas)に記載されているような好適な製粉装置を使用して行う。
本発明の目的のために、樹脂は好ましくは200ミクロンより小さい平均粒度に
すりつぶす。より好ましくは100ミクロン未満の粒度にすりつぶす。ある場合
には、樹脂はすりつぶす必要のない好ましい粒度の粒子を生成するために特別な
条件で調製してもよい。
【0038】 樹脂の水分濃度はカーク−オスマー化学技術百科辞典(Kirk-Othmer's Encycl
opedia of Chemical Technology)、第4版、第14巻、755−756ページ
に記載されている手順によって決定することができる。本発明の目的のため、当
該樹脂は好ましくは25%未満の水分濃度を得るため従来技術を使用して乾燥す
る。より好ましくは水分濃度は12%未満である。
【0039】 小さい粒度(150ミクロン未満)及び低水分濃度(12%未満)の両方を有
する市販の陽イオン交換樹脂の例は、商品名プロライト(Purolite)(登録商標
)C100NaMR、スルホン化ポリ(スチレン−ジビニルベンゼン)コポリマ
ーのナトリウム塩及びプロライト(登録商標)C100CaMR、スルホン化ポ
リ(スチレン−ジビニルベンゼン)コポリマーのカルシウム塩でプロライトから
販売されているものである。これらは血液疾患の治療用に薬学的産業における使
用のために生成されるが、本発明による効果的な錠剤コーティング崩壊剤も製造
する。
【0040】 非常に可溶性の高い化合物 本明細書の組成物は非常に可溶性の高い化合物を含むことができる。かかる化
合物は混合物又は単一の化合物から形成できる。非常に可溶性の高い化合物は以
下のように定義される: 溶液は以下のように脱イオン水並びに1リットル当たり特定の化合物20グラ
ムを含んで調製する: 1−特定の化合物20gをソータックスビーカー(Sotax Beaker)に入れる。
このビーカーを10℃に設定した一定の温浴に入れる。マリンプロペラを備えた
攪拌器をビーカーに設置し攪拌器の底部はソータックスビーカーの底の上5mm
にする。混合器を1分につき200回転の回転速度に設定する。
【0041】 2−脱イオン水980gをソータックスビーカーに導入する。
【0042】 3−水導入10秒後に、溶液の導電率を導電率測定器で測定する。
【0043】 4−段階3を段階2の20、30、40、50、1分、2分、5分及び10分
後繰り返す。
【0044】 5−10分における測定値を安定値又は最大値として使用する。
【0045】 溶液の導電率が化合物への脱イオン水の添加完了後から10秒未満でその最大
値の80%に到達するとき、特定の化合物は本発明による非常に可溶性が高いも
のである。実際は、かかる手法で導電率をモニターするとき、導電率はある時間
後に安定し、この安定状態が最大値とみなされる。かかる化合物は、好ましくは
扱いやすい10及び80℃の間の温度で固体粒子からなる流動性物質の形態であ
るが、ペースト又は液体などのその他の形態を使用してもよい。
【0046】 非常に可溶性の高い化合物の例としては、ジイソブチルベンゼンスルホネート
ナトリウム(DIBS)、トルエンスルホネートナトリウム、酢酸ナトリウム、
酢酸アンモニウム、酢酸カルシウム、酢酸カリウム、酢酸ルビジウム、尿素及び
これらの混合物が挙げられる。
【0047】 粘着効果 当該錠剤は錠剤を形成する洗剤マトリックスの微粒子物質における粘着効果を
有する化合物を含んでもよい。錠剤又は錠剤の層を形成する洗剤マトリックスの
微粒子物質における粘着効果は、制御された圧縮条件下で圧搾された試験洗剤マ
トリックスをベースとした錠剤又は層を破断するのに必要とされる圧力によって
特徴付けられる。与えられた圧縮力において、錠剤又は層強度が高いということ
は、それらが圧縮されたとき共に高度に固着され、強力な粘着効果が生じている
ことを示している。錠剤又は層強度(直径破砕応力とも呼ぶ)の査定方法は薬学
的剤形:錠剤第1版、H.A.リーバーマン(Lieberman)ら、1989年発行
に与えられている。
【0048】 粘着効果は、粘着効果を有する化合物を含まない原物のベース粉末の錠剤又は
層強度を、原物のベース粉末97部及び粘着効果を有する化合物の3部を含む粉
末混合物の錠剤又は層強度と比較することによって測定する。粘着効果を有する
化合物は好ましくは実質的に水を含まない(水含量が10%より低い、好ましく
は5%より低い)形態でマトリックスに加えられる。添加の温度は約10℃及び
80℃の間、より好ましくは10℃及び40℃の間である。
【0049】 与えられた固結力3000Nで生成された洗剤微粒子物質の重量50g及び直
径55mmの錠剤が、ベースの微粒子物質において粘着効果を有する化合物3%
の存在によって30%を越える(好ましくは60及びより好ましくは100%)
引っ張り強度の増加があるとき、本発明による粒子状物質に粘着効果を有するも
のとして定義される。
【0050】 粘着効果を有する化合物の例はジイソアルキルベンゼンスルホネートナトリウ
ムである。
【0051】 界面活性剤を含む微粒子物質を圧縮することによって形成される錠剤又は層に
、微粒子物質に粘着効果を有する非常に可溶性の高い化合物を使用するとき、水
溶液における錠剤又は層の溶解性は顕著に増加する。
【0052】 非常に可溶性の高い化合物並びに界面活性剤を含む組成物がEP−A−0,5
24,075に開示されており、この組成物は液体組成物であることは注目すべ
きである。
【0053】 微粒子状物質に粘着効果を有する非常に可溶性の高い化合物によって、従来の
錠剤と比較したとき、一定の固結力において高い引っ張り強度を有する又は低固
結力において等しい引っ張り強度を有する錠剤が得られる。典型的には、全錠剤
は5kPa以上、好ましくは10kPa以上、より好ましくは、特に洗濯ものの
適用における使用では15kPa以上、よりいっそう好ましくは30kPa以上
、及び最も好ましくは、特に皿洗浄又は自動皿洗浄適用における使用では50k
Pa以上の引っ張り強度を有する;及び300kPa未満、好ましくは200k
Pa未満、より好ましくは100kPa未満、いっそうより好ましくは80kP
a未満及び最も好ましくは60kPaよ未満の引っ張り強度を有する。実際は、
洗濯適用の場合には、当該錠剤は例えば自動皿洗浄適用の場合より弱く圧縮され
るべきであり、それにおいて溶解はより容易に達成されるので、洗濯適用におい
て、引っ張り強度は好ましくは30kPa未満である。
【0054】 これによって、このようにより容易に溶解するより弱い固結錠剤又は層を有す
る一方従来の錠剤の固形性及び機械抵抗性に匹敵する固形性及び機械抵抗性を有
する錠剤又は層が生成される。さらに、化合物が非常に可溶性であるとき、錠剤
又は層の溶解はさらに促進され、結果として本発明による錠剤の溶解促進を導く
相互作用を及ぼす。
【0055】 錠剤製造 当該錠剤は幾つかの層を含んでもよい。単一層の製造の目的において、当該層
は錠剤自体とみなしてもよい。
【0056】 洗剤錠剤は固体成分を共に混合し及び例えば製薬業界で使用される従来の錠剤
圧搾において混合物を圧縮することによって簡単に調製できる。好ましくは主要
成分、特にゲル化界面活性剤は微粒子状形態において使用される。いずれかの液
体成分、例えば界面活性剤又は泡抑制剤は従来の手法で固体粒子状成分に組み入
れることができる。
【0057】 特に洗濯用錠剤において、結合剤及び界面活性剤などの成分は従来の手法にお
いて噴霧乾燥し、そしてその後好適な圧力で固結できる。好ましくは、本発明に
よる錠剤は100000N未満、より好ましくは50000N未満、よりいっそ
う好ましくは5000N、及び最も好ましくは3000N未満の力を使用して圧
縮する。実際には最も好ましい実施形態は、2500N未満の力を使用して圧縮
した洗濯に好適な錠剤であるが、例えば、自動皿洗浄用錠剤は通常洗濯用錠剤よ
り強く圧縮されるとみなしてもよい。
【0058】 錠剤の製造に使用する微粒子物質はいずれかの微粒子化又は顆粒化によって製
造できる。かかる方法の例は、典型的に600g/l以下の低体積密度を与える
(並流又は向流噴霧乾燥塔における)噴霧乾燥である。高密度の微粒子物質は高
せん断力バッチ混合器/粒化器における粒化及び濃密化、又は連続粒化及び濃密
化方法(例えば、ロディッジ(Lodige)(登録商標)CB及び/又はロディッジ
(登録商標)KM混合器を使用して)によって調製できる。その他の好適な方法
としては、液体ベッド方法、固結方法(例えば、回転固結)、押し出し成形が挙
げられ、並びにいずれかの微粒子物質は凝集、結晶化、焼結などのいずれかの化
学方法によって製造する。個々の粒子はいずれかのその他の粒子、顆粒、球体又
は粒状物であることができる。
【0059】 微粒子物質の成分はいずれかの従来の方法によって一緒に混合してもよい。バ
ッチは例えばコンクリート混合器、ナウタ混合器、リボン混合器又はいずれのそ
の他のものにおいても好適である。あるいは、混合方法は、移動ベルト上にある
それぞれの成分の重量を計量し、及びそれらを1つ以上のドラム又は混合器で混
合することによって連続的に行ってもよい。非ゲル化結合剤は微粒子物質の成分
のいくつかの混合物又は全てに噴霧することができる。その他の液体成分は分離
又は予備混合のいずれかで成分の混合物に噴霧してもよい。例えば香料及び光学
的光沢剤の泥状物を噴霧してもよい。結合剤の噴霧後、好ましくは方法の最後に
べとつき感のない混合物を製造するために、微粒子物質に超微粒子状流動補助剤
(ゼオライト、炭酸塩、シリカなどのダスティング剤)を加えることができる。
【0060】 当該錠剤は錠剤化、練り固め、又は押し出し成形などのいずれかの固結方法を
使用して製造してもよいが、好ましくは錠剤化である。好適な装置としては標準
単一打撃又は回転圧搾(カートイ(Courtoy)(登録商標)、コーチ(Korch)(
登録商標)、マネスティ(Manesty)(登録商標)、又はボナルス(Bonals)(
登録商標)など)が挙げられる。本発明によって調製される錠剤は、好ましくは
20mm及び60mmの間の、好ましくは少なくとも35及び55mmまでの直
径を有し、かつ25g及び100gの間の重量を有する。錠剤の高さと直径(又
は幅)の比率は好ましくは1:3、より好ましくは1:2より大きい。これらの
錠剤を調製するのに使用する固結圧力は100000kN/mを超える、好ま
しくは30000kN/mを超える、より好ましくは5000kN/mを超
える、よりいっそう好ましくは3000kN/mを超える、及び最も好ましく
は1000kN/mを超える必要はない。錠剤は通常少なくとも0.9g/c
、より好ましくは少なくとも1.0g/cm、及び好ましくは2.0g/
cm未満、より好ましくは1.5g/cm未満、いっそうより好ましくは1
.25g/cm未満及び最も好ましくは1.1g/cm未満の密度を有する
【0061】 多層錠剤は、マトリックス圧力供給フラスコに順番にそれぞれの層のマトリッ
クスを置くことにより、回転圧搾において典型的に形成する。方法が連続的であ
るとき、マトリックス層はその後、多層錠剤を形成するために予備圧縮及び圧縮
段階の位置で共に圧搾される。ある回転圧搾において、錠剤全体を圧縮する前に
第一供給層を圧縮することも可能である。
【0062】 ヒドロトロープ化合物 粘着効果を有する非常に可溶性の高い化合物を洗剤錠剤に融合させてもよく、
それにより、この化合物はまたヒドロトロープ化合物である。かかるヒドロトロ
ープ化合物は一般的にゲル化を避けることによって界面活性剤の溶解を助けるた
めに使用してもよい。 特定の化合物が以下のようにヒドロトロープ物質として
定義される(S.E.フリバーグ(Friberg)及びM.チュウ(Chiu)、分散科
学及び技術雑誌、9(5&6)、443−457ページ、(1988−1989
年)を参照のこと): 1.溶液は特定の化合物25重量%及び水75重量%を含んで調製する。
【0063】 2.その後オクタン酸を溶液中の特定化合物の重量の1.6倍の割合で加え、
溶液を20℃にする。溶液はマリンプロペラを備えた攪拌器でソータックスビー
カー中で混合し、当該プロペラはビーカーの低部の上約5mmに位置し、混合器
は1分間に200回転の回転速度に設定する。
【0064】 3.もしオクタン酸が完全に溶解されるなら、すなわち溶液が単一相のみを含
み、相が液体相であるなら、特定化合物はヒドロトロープ物質である。
【0065】 ヒドロトロープ化合物は、好ましくは15及び60℃の間の操作条件で固体粒
子から製造される流動性物質である。
【0066】 ヒドロトロープ化合物としては以降に一覧した化合物が挙げられる: 市販のヒドロトロープ物質の列挙は製造製菓社(Manufacturing Confectioner
s Company)のマカッチャン部門により発行されたマカッチャンの乳化剤及び洗
剤(McCutcheon's Emulsifiers and Detergents)に見出すことができる。興味
深い化合物としては以下のものがあげられる: 1.以下の構造を伴った非イオン性ヒドロトロープ物質:
【化1】 式中RはC8〜C10アルキル鎖であり、xは1〜15、yは3〜10の範囲で
ある。
【0067】 2.アルカリ金属アリールスルホネート類などのアニオン性ヒドロトロープ物
質。これは安息香酸、サリチル酸、ベンゼンスルホン酸及びそれの多くの誘導体
、ナフト工酸及び多様な水素芳香族酸のアルカリ金属塩が挙げられる。これらの
例は、トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸、テトラリ
ンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、メチル−ナフタレンスルホン酸、ジメチ
ルナフタレンスルホン酸及びトリメチルナフタレンスルホン酸に由来するナトリ
ウム、カリウム、及びアンモニウムベンゼンスルホネート塩である。
【0068】 その他の例としてはジイソプロピルベンゼンスルホン酸、エチルメチルベンゼ
ンスルホン酸、アルキル鎖長3〜10(好ましくは4〜9)のアルキルベンゼン
スルホン酸、1〜18個の炭素のアルキル鎖の直鎖状、又は分枝状アルキルスル
ホネート類などのジアルキルベンゼンスルホン酸の塩が挙げられる。
【0069】 3.アルコキシル化グリセリン類及びアルコキシル化グリセリド類、アルコキ
シル化グリセリン類のエステル類、アルコキシル化脂肪酸類、グリセリンのエス
テル類、ポリグリセロールエステル類などの溶媒ヒドロトロープ物質。好ましい
アルコキシル化グリセリン類は以下の構造を有する:
【化2】 式中l、m及びnはそれぞれ0〜約20の数で、l+m+n=約2〜約60、好
ましくは約10〜約45であり、RはH、CH又はCを示す。
【0070】 好ましいアルコキシル化グリセリド類は以下の構造を有し
【化3】 式中R1及びR2はそれぞれCCOO又は(CH2CHR−O)−Hであ
り、式中R=H、CH又はCであり、lは1〜約60の数、nは約6
〜約24の数である。
【0071】 4.EP636687に記載されているものなどのポリマーヒドロトロープ物
質:
【化4】 式中Eは親水性官能基であり、 RはH又はC1〜C10アルキル基であり、もしくは親水性官能基であり; R1はH、低級アルキル基又は芳香族基であり、 R2はH又は環式アルキル、もしくは芳香族基である。
【0072】 ポリマーは典型的には約1000及び1000000の間の分子量を有する。
【0073】 5.5−カルボキシ−4−ヘキシル−2−シクロへキセン−1−イルオクタン
酸(ジアシッド(登録商標))などの変わった構造のヒドロトロープ物質。
【0074】 本発明におけるかかる化合物の使用によって錠剤の溶解度が増加され、例えば
ヒドロトロープ化合物は界面活性剤の溶解を促進する。かかる化合物は混合物又
は単一の化合物から形成できる。
【0075】 引っ張り強度 層の引っ張り強度測定の目的において、当該層は錠剤本体としてみなしてもよ
い。
【0076】 出発物質の組成物、及び錠剤の形に依存して、使用する固結力は引っ張り強度
、及び洗濯機又は皿洗浄器における分解時間に影響を与えないように調整しても
よい。本方法はいずれの大きさ又は形の均一、もしくは層状錠剤を調製するのに
使用してもよい。
【0077】 円筒形錠剤において引っ張り強度は錠剤又は層の強度を表現する方法である直
径破砕応力に相当し、以下の等式によって決定される。: 引っ張り強度=2F/πDt 式中Fはバン・ケル産業社(Van Kell industries, Inc.)によって供給される
VK200錠剤硬さ測定器によって測定される引っ張りの降伏(破砕)の原因と
なる最大圧力(ニュートン)である。Dは錠剤又は層の直径、及びtは錠剤又は
層の厚さである。非円形錠剤においては、πDは簡単に錠剤の周囲の長さに置き
換えてもよい。
【0078】 (方法薬学的剤形:錠剤第2巻、213−217ページ)20kPa未満の直
径破砕応力を有する錠剤は割れやすいとみなされ、そして結果的に消費者に破断
した錠剤を送致するかもしれない。少なくとも25kPaの直径破砕応力が好ま
しい。
【0079】 これは引っ張り強度を限定するために同様に非円筒形錠剤に適用し、それによ
り錠剤の高さの法線である横断面は非円形であり、かつ力は錠剤の高さの方向に
対して垂直方向にそって及び錠剤の側面に法線に適用され、当該側面は非円形横
断面に対して垂直である。
【0080】 錠剤分配 洗剤錠剤の分配速度は以下の方法で決定できる: 名目上それぞれ50gの2つの錠剤の重量を量り、その後バウクネッヒト(Ba
ucknecht)(登録商標)WA9850洗濯機のディスペンサーに入れる。水を洗
濯機に供給し温度を20℃及び1ガロンあたり21グレーンの硬度にし、ディス
ペンサー水導入速度を8l/分にする。洗濯機のスイッチを入れ、洗浄サイクル
を洗浄プログラム4(白/色、短いサイクル)にセットすることによって、ディ
スペンサーに残っている錠剤の残基濃度を調べる。分配残基パーセントは以下の
ように決定する: %分配=残さ重量×100/元々の錠剤重量 当該手順を10回繰り返すことによって残基濃度を決定し、平均残基濃度を1
0回の個々の測定値に基づいて計算する。この応力試験において出発錠剤40重
量%の残基は許容可能であると考えられる。30%未満の残基が好ましく、及び
25%未満がより好ましい。
【0081】 水の硬度の測定は伝統的に「1ガロンあたりのグレーン」単位で与えられ、そ
れにおいて1リットルあたり0.001モル=1ガロンあたり7.0グレーンで
あり、溶液中のCa2+の濃度に相当することに注目すべきである。
【0082】 発泡剤 洗剤錠剤はさらに発泡剤を含んでもよい。
【0083】 本明細書において定義される発泡性は、二酸化炭素ガスを生成する可溶性酸及
びアルカリ金属カーボネートの間の化学反応の結果として液体から気体の泡が発
生することを意味する。
【0084】 すなわち、 C+3NaHCO→Na+3CO↑+3HO さらに酸及びカーボネート供給源、並びにその他の発泡系の例が(薬学的剤形
:錠剤第1巻287−291ページ)に見られる。
【0085】 発泡剤は洗剤成分に加えて錠剤混合物に添加してもよい。洗剤錠剤へのこの発
泡剤の添加によって錠剤の分解時間が改善される。好ましくは、発泡剤は異なる
粒子の凝集体として又は成形体として加えてもよく、及び分離された粒子として
は加えない。
【0086】 錠剤の発泡性によって生じるガスのため、錠剤はより高いD.F.S.を有し
得、発泡性のない錠剤としてまだ同様の分解時間を有し得る。発泡性のある錠剤
のD.F.S.がそれのない錠剤と同様に維持されたとき、発泡性のある錠剤の
分解はより速くなる。
【0087】 さらに、溶解は酢酸ナトリウム又は尿素などの化合物の使用によって提供され
る。好適な溶解補助の一覧表は薬学的剤形:錠剤、第1巻、第2版、H.A.リ
ーバーマン(Lieberman)ら編、ISBN0−8247−8044−2に見られ
る。
【0088】 洗浄性界面活性剤 界面活性剤は典型的に洗剤組成物に含まれる。界面活性剤の溶解は非常に可溶
性の高い化合物の添加によって促進される。
【0089】 本明細書において有用な界面活性剤の非限定的例は典型的には約1重量%〜約
55重量%の濃度であり、従来のC11〜C18のアルキルベンゼンスルホネー
ト類(”LAS”)、及び1級、分岐鎖、及び任意のC10〜C20のアルキル
サルフェート類(”AS”)、C10〜C18の2級(2、3)アルキルサルフ
ェート類があり、その式はCH(CH(CHOSO−M)CH
びCH(CH(CHOSO−M)CHCHであり、式中x及び
(y+1)は少なくとも約7、好ましくは少なくとも約9の整数であり、及びM
は水溶性陽イオン、とりわけナトリウム、オレイルサルフェ−トのような不飽和
サルフェ−ト、C10〜C18のアルキルアルコキシサルフェート類(”AE S”;とりわけEO1〜7のエトキシサルフェート)、C10〜C18のアルキ
ルアルコキシカルボキシレート類(とりわけEO1〜5のエトキシカルボキシレ
ート類)、C10〜C18のグリセロールエーテル類、C10〜C18アルキル
ポリグリコシド類、及びそれに相当する硫酸化ポリグリコシド、及びC12〜C 18 のα−スルホン化脂肪酸エステル類が挙げられる。所望であれば、従来の非
イオン及び両性界面活性剤、例えば、いわゆる狭いピーク(narrowpeaked)のア
ルキルエトキシレート類を包含するC12〜C18アルキルエトキシレート類(
”AE”)及びC〜C12アルキルフェノールアルコキシレート類(とりわけ
エトキシレート及びエトキシ/プロポキシ混合)、C12〜C18ベタイン類及
びスルホベタイン類(”スルタイン”)、C10〜C18アミンオキシド類及び
同様のものが全体の組成物中に包含され得る。C10〜C18N−アルキルポリ
ヒドロキシ脂肪酸アミド類もまた使用できる。典型的な例としてC12〜C18 N−メチルグルカミド類が挙げられる。WO9,206,154号を参照のこと
。その他の糖由来の界面活性剤には、C10〜C18N−(3−メトキシプロピ
ル)グルカミドなどのN−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミド類が挙げられ
る。N−プロピル〜N−ヘキシルC12〜C18グルカミド類は低い泡立ちに使
うことができる。C10〜C20の従来の石鹸もまた使用してもよい。高い泡立
ちが望ましければ、分岐鎖のC10〜C16の石鹸類を使用してもよい。アニオ
ン系及び非イオン系界面活性剤の混合物は、とりわけ有用である。その他の従来
の有用な界面活性剤は標準テキストに一覧されている。
【0090】 非ゲル化結合剤 非ゲル化結合剤はさらに溶解を促進するために洗浄性組成物に融合させること
ができる。
【0091】 もし非ゲル化結合剤を使用するなら、好適な非ゲル化結合剤としてはポリエチ
レングリコール類、ポリビニルピロリドン類、ポリアクリレート類及び水溶性ア
クリレートコポリマー類などの合成有機ポリマー類が挙げられる。薬学的補形剤
辞典第2版は以下の結合剤分類を有する:アカシア、アルギン酸、カルボマー、
カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ゼ
ラチン、グアーゴム、硬化植物油I型、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース、液体グルコース、マグネシウムアルミニウム珪酸
塩、マルトデキストリン、メチルセルロース、ポリメタクリレート類、ポビドン
、アルギン酸ナトリウム、デンプン及びゼイン。最も好適な結合剤は陽イオン系
ポリマー、すなわちエトキシ化ヘキサメチレンジアミン四級化合物、ビスヘキサ
メチレントリアミン、又はペンタアミン、エトキシ化ポリエチレンアミン類、マ
レインアクリルポリマー類などがあり、洗濯物洗浄における活性清浄機能を有す
る。
【0092】 非ゲル化結合剤物質は、好ましくは噴霧し、マトリックスにおけるその他の活
性成分を損傷又は分解しないために90℃より低い、好ましくは70℃より低い
、及びよりいっそう好ましくは50℃より低い適切な融点を有する。最も好まし
くは溶融形態で噴霧してもよい非水溶液結合剤(すなわち水溶液でない)である
。しかし、それらは錠剤内で結合特性を有するものでない乾燥添加によってマト
リックスへ組み入れられる固体結合剤であってもよい。
【0093】 非イオン界面活性剤などのゲル化結合剤は、液体又は溶融形態は避けるのが好
ましい。非イオン系界面活性剤及びその他のゲル化結合剤は組成物から排除され
ることはないが、それらは微粒子物質の成分として、及び液体としてではなく洗
剤錠剤に加工するのが好ましい。
【0094】 ビルダー類 洗剤ビルダーは、鉱物の硬度の抑制援助をするために、任意に本明細書の組成
物に包含され得る。有機ビルダー同様に無機ビルダーを用いることができる。ビ
ルダーは典型的には、粒子状の汚れを落とす援助をするため、布地洗濯組成物の
中に用いられる。
【0095】 ビルダーの濃度は組成物の末端使用に依存して非常に幅広く変化することがで
きる。
【0096】 無機又はP含有洗浄性ビルダーには、ポリホスフォネート(トリポリホスフォ
ネート類、ピロホスフェート類、及びガラス状ポリマーメタ−ホスフェート類で
例示される)、ホスフォネート類、フィチン酸、ケイ酸塩類、カーボネート類(
重炭酸類及びセスキカーボネート類を含む)、サルフェート類、及びアルミノケ
イ酸塩類のアルカリ金属、アンモニウム及びアルカノールアンモニウム塩が挙げ
られるが、これに限定されない。しかしながら、ある地域では非ホスフェートビ
ルダー類が求められる。重要なことに、クエン酸塩のようないわゆる「弱い」ビ
ルダー(ホスフェートに比べて)の存在下でさえ、又はゼオライト又は層状ケイ
酸塩ビルダーとともに生じる可能性があるいわゆる「ビルドしていない」状態に
おいてさえ、驚くべきことに本明細書における組成物は良好に機能する。
【0097】 ケイ酸塩ビルダーの例は、アルカリ金属ケイ酸塩類であり、特に1.6:1〜
3.2:1の範囲にSiO:NaO比を有し、及び米国特許第4,664,
839(1987年5月12日発行、H.P.リーク(Rieck))に記載されて
いる層状ケイ酸ナトリウムのような層状ケイ酸塩を有するものである。NaSK
S−6は、ヘキスト(Hoechst)により市販されている結晶性層状ケイ酸塩(本
明細書では通常「SKS−6」と略す)の商標である。ゼオライトビルダーとは
異なって、NaSKS−6ケイ酸塩ビルダーはアルミニウムを含有していない。
NaSKS−6は、層状ケイ酸塩のデルタ−NaSiOモノホロジー形態を
有する。ドイツ公開特許DE−A−3,417,649及びDE−A−3,74
2,043に記載されるもののような方法によってそれを調製することができる
。SKS−6は本明細書の使用に非常に好ましい層状ケイ酸塩であるが、一般式
NaMSi2x+1yHOを有するものなどのその他のかかる層状ケイ酸
塩が本明細書において使用でき、式中Mはナトリウム又は水素、xは1.9〜4
、好ましくは2の数であり、及びyは0〜20、好ましくは0の数である。ヘキ
スト(Hoechst)からの多様なその他の層状ケイ酸塩類には、アルファ、ベータ
−及びガンマ−形態としてのNaSKS−5、NaSKS−7及びNaSKS−
11が挙げられる。上記のように、デルタ−NaSiO(NaSKS−6形
態)が本明細書での使用に最も好ましい。例えば、顆粒状製剤中でクリスペン剤
として、酸素漂白剤に対する安定剤として、及び泡制御システムの構成成分とし
て作用できるケイ酸マグネシウムのようなその他のシリケート類も有用である。
【0098】 炭酸塩ビルダー類の例は、ドイツ特許出願第2,321,001号(1973
年11月15日公開)に開示されているようなアルカリ土類金属及びアルカリ金
属の炭酸塩である。
【0099】 アルミノケイ酸塩ビルダー類も本発明では有用である。アルミノケイ酸塩ビル
ダーは、現在市販されている重質顆粒洗剤用組成物のほとんどにおいて極めて重
要であり、液体洗剤配合においても重要なビルダー成分である。アルミノケイ酸
塩ビルダーには以下の経験的実験式を有するものが挙げられる: M(zAlOxHO、式中、z及びyは少なくとも6の整数で
あり、zとyのモル比は1.0〜約0.5の範囲であり、xは約15〜約264
の整数である。
【0100】 有用なアルミノケイ酸塩イオン交換物質は市販されている。このようなアルミ
ノケイ酸塩は、構造において結晶性であっても非晶性であってもよく、及び天然
に生じるアルミノケイ酸塩であってもよいし又は合成に由来してもよい。アルミ
ノケイ酸塩イオン交換物質の製造方法は、米国特許第3,985,669号(1
976年10月12日発行、クルメル(Krummel)ら)に開示されている。本明
細書で有用な好ましい合成の結晶性アルミノケイ酸塩イオン交換物質は、名称ゼ
オライトA、ゼオライトP(B)、ゼオライトMAP及びゼオライトXのもとで
入手可能である。とりわけ好ましい実施態様では、結晶性アルミノケイ酸塩イオ
ン交換物質は次式を有する: Na12[(AlO12(SiO12xHO 式中、xは約20〜約30、特に約27である。この物質はゼオライトAとし
て知られている。脱水ゼオライト(x=0〜10)も本明細書で用いてもよい。
好ましくは、アルミノケイ酸塩は直径約0.1〜10ミクロンの粒度を有する。
【0101】 本発明の目的に好適な有機洗剤ビルダーには、多種多様なポリカルボキシレー
ト化合物が挙げられるが、これに拘束されない。本明細書で使用するとき、「ポ
リカルボキシレート」は、複数のカルボキシレート基、好ましくは少なくとも3
つのカルボキシレートを有する化合物をいう。ポリカルボキシレートビルダーは
一般に酸性形態で組成物に添加することができるが、中和された塩の形態で加え
ることもできる。塩の形態で利用する場合、ナトリウム、カリウム、及びリチウ
ムのようなアルカリ金属、又はアルカノールアンモニウム塩が好ましい。
【0102】 ポリカルボキシレートビルダー類の中に包含されるのは多様なカテゴリーの有
用な物質である。重要なカテゴリーのポリカルボキシレートビルダーの1つには
、米国特許第3,128,287号(1964年4月7日発行、バーグ(Berg)
)及び米国特許第3,635,830号(1972年1月18日発行、ランバー
チ(Lamberti)ら)に開示されたようなオキシジコハク酸を包含するエーテルポ
リカルボキシレート類を含む。米国特許第4,663,071号(1987年5
月5日発行、ブッシュ(Bush)ら)の「TMS/TDS」ビルダーも参照のこと
。好適なエーテルポリカルボキシレート類には、米国特許第3,923,679
号;同第3,835,163号;同第4,158,635号;同第4,120,
874号及び同第4,102,903号に記載されたもののような環式化合物、
特に脂環式化合物も挙げられる。
【0103】 そのほかの有用な洗浄性ビルダーには、エーテルヒドロキシポリカルボキシレ
ート、エチレン又はビニルメチルエーテルとの無水マレイン酸のコポリマー;1
,3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸及びカルボキ
シメチルオキシコハク酸;種々の、エチレンジアミン四酢酸及びニトリロ三酢酸
のようなポリ酢酸のアルカリ金属塩、アンモニウム塩及び置換アンモニウム塩;
並びにメリト酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1,
3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸のようなポリカルボ
キシレート類、及びその可溶性の塩が挙げられる。
【0104】 コハク酸ビルダーの具体例には:ラウリルスクシネート、ミリスチルスクシネ
ート、パルミチルスクシネート、2−ドデセニルスクシネート(好ましい)、2
−ペンタデセニルスクシネート及び同様のものが挙げられる。クエン酸塩ビルダ
ー、例えば、クエン酸及びその可溶性の塩(特にナトリウム塩)は、その再生可
能な資源からの利用性及びその生分解性のために重質の液体洗剤処方にとって特
に重要なポリカルボキシレートビルダーである。クエン酸塩は、顆粒状組成物に
おいて、とりわけゼオライト及び/又は層状ケイ酸塩ビルダーとの組み合わせに
おいて用いることができる。オキシジスクシネート類はかかる組成物及び組み合
わせにおいてとりわけ有用である。
【0105】 また、本発明の洗剤組成物で好適なのは、米国特許第4,566,984号(
1986年1月28日発行、ブッシュ(Bush))で開示されている3,3−ジカ
ルボキシ−4−オキサ−1,6−ヘキサンジオエート及び関連する化合物である
。有用なコハク酸ビルダーには、C〜C20のアルキル及びアルケニルコハク
酸及びそれらの塩が挙げられる。特に好ましいこの型の化合物は、ドデセニルコ
ハク酸である。ラウリルスクシネート類はこの群の好ましいビルダーであり、欧
州特許出願86200690.5/0,200,263(1986年11月5日
公開)に記載されている。
【0106】 そのほかの好適なポリカルボキシレート類は、米国特許第4,144,226
号(1979年3月13日発行、クルチフィールド(Crutchfield)ら)及び米
国特許第3,308,067号(1967年3月7日発行、ディール(Diehl)
)に開示されている。米国特許第3,723,322号(ディール)も参照のこ
と。
【0107】 脂肪酸、例えば、C12〜C18のモノカルボン酸は、単独として、又は上述
のビルダー、とりわけクエン酸塩及び/又はコハク酸ビルダーとの組み合わせで
組成物に組み入れ、追加のビルダー活性を提供することができる。脂肪酸のかか
る使用は一般に、処方者によって考慮されるべき泡の減少を得られる。
【0108】 リンをベースとしたビルダーを使用することができる状況では、とりわけ手に
よる洗濯操作に使用するための棒状石鹸の処方においては、周知のナトリウムト
リポリホスフォネート、ナトリウムピロホスフェート及びナトリウムオルトホス
フェートのような種々のアルカリ金属ホスフェート類を用いることができる。エ
タン−1−ヒドロキシ−1、1−ジホスフォネート及びそのほかの既知のホスフ
ォネート類(例えば、米国特許第3,159,581号;同第3,213,03
0号;同第3,422,021号;同第3,400,148号及び同第3,42
2,137号を参照のこと)などのホスフォネートビルダーを用いることができ
る。
【0109】 漂白 本明細書の洗剤組成物は漂白剤及び1つ以上の漂白活性化剤を含有する漂白剤
又は漂白組成物を任意に含有してもよい。存在する場合、漂白剤は典型的には、
とりわけ布地洗濯のためには洗剤組成物の約1%〜約30%、より典型的には約
5%〜約20%の濃度である。存在するならば、漂白活性化剤の量は典型的には
、漂白剤プラス漂白活性化剤を含む漂白組成物の約0.1%〜約60%、より典
型的には約0.5%〜約40%である。
【0110】 本明細書で使用される漂白剤は、織物清浄、硬質面清浄、又はその他の既知の
又は知られるようになる清浄目的において、洗剤組成物に有用であるいかなる漂
白剤であることができる。これらにはそのほかの漂白剤同様に酸素漂白剤が含ま
れる。過ホウ酸塩漂白剤、例えば、過ホウ酸ナトリウム(例えば、モノ−又はテ
トラ−水和物)も本明細書で使用することができる。
【0111】 制約なしに使用することができるもう1つの漂白剤のカテゴリーは、過カルボ
ン酸漂白剤及びそれらの塩を包含する。この部類の作用剤の好適な例には、マグ
ネシウムモノ過オキシフタレートヘキサヒドレート、メタクロロ過安息香酸のマ
グネシウム塩、4−ノニルアミノ−4−オキソ過オキシ酪酸、及びジ過オキシド
デカン二酸が挙げられる。かかる漂白剤は、米国特許第4,483,781号(
1984年11月20日発行、ハートマン(Hartman))、米国特許出願第74
0,446号(1985年6月3日出願、バーンズ(Burns)ら))、欧州特許
出願第0,133,354号(1985年2月20日公開、バンクス(Banks)
ら)、及び米国特許第4,412,934号(1983年11月1日発行、チャ
ン(Chung)ら)に開示されている。非常に好ましい漂白剤には、米国特許第4
,634,551号(1987年1月6日発行、バーンズ(Burns)ら)に記述
されているような6−ノニルアミノ−6−オキソ過オキシカプロン酸が含まれる
【0112】 過酸素漂白剤を使用することもできる。好適な過酸素漂白化合物には、炭酸ナ
トリウム過オキシヒドレート及び等価の「過炭酸塩」漂白剤、ピロリン酸ナトリ
ウム過オキシヒドレート、尿素過オキシヒドレート、及び過酸化ナトリウムが挙
げられる。過硫酸塩漂白剤(例えば、デュポンが製造市販しているオキソン(OX
ONE))も用いることができる。
【0113】 好ましい過炭酸塩漂白剤は、約500マイクロメートル(ミクロン)〜約1,
000マイクロメートルの範囲における平均粒度を有し、約10重量%を超えな
い約200マイクロメートルより小さい前記粒子、及び約10重量%を超えない
約1,250マイクロメートルより大きな前記粒子の乾燥粒子を含む。任意で、
ケイ酸塩、ホウ酸塩又は水溶性界面活性剤にて過炭酸塩をコーティングすること
ができる。過炭酸塩は、FMC、ソルベイ(Solvay)及び東海電化(Tokai Denk
a)のような多様な商業的供給源から入手可能である。
【0114】 漂白剤の混合物を使用することもできる。
【0115】 過酸素漂白剤、過ホウ酸塩、過炭酸塩などは、好ましくは、水溶液中において
(すなわち、洗浄工程中に)漂白活性化剤に相当する過オキソ酸のその場の生成
を導く漂白活性化剤と組み合わせる。活性化剤の種々の非限定例が、米国特許第
4,915,854号(1990年4月10日発行、マオ(Mao)ら)、及び米
国特許第4,412,934号に開示されている。ノナノイルオキシベンゼンス
ルホネート(NOBS)及びテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)活性
化剤は典型的であり、それらの混合物も用いることができる。本明細書で有用な
その他の典型的な漂白剤及び活性化剤については米国特許第4,634,551
号も参照のこと。
【0116】 非常に好ましいアミド由来漂白活性化剤は、次式を有するものである。
【0117】 RN(R)C(O)RC(O)L 又は RC(O)N(R)R C(O)L 式中、Rは炭素原子約6〜約12個を含有するアルキル基であり、Rは炭素
原子1〜約6個を含むアルキレンであり、RはHであるか、あるいは炭素原子
約1〜約10個を含むアルキル、アリール、又はアルカリールであり、Lはいず
れかの好適な脱離基である。脱離基とは、過加水分解陰イオンによる漂白活性剤
への求核攻撃の結果として漂白活性剤から脱離するいずれかの基である。好まし
い脱離基は、フェノールスルホネートである。
【0118】 上記の式の漂白活性剤の好ましい例には、米国特許第4,634,551号に
記述されているような(6−オクタンアミド−カプロイル)オキシベンゼンスル
ホネート、(6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6
−デカンアミド−カプロイル)オキシベンゼンスルホネート、及びこれらの混合
物が挙げられ、参考として本明細書に組み込む。
【0119】 漂白活性化剤のもう1つの部類には、ホッジ(Hodge)らの米国特許第4,9
66,723号(1990年10月30日発行)に開示されているベンゾキサジ
ン系の活性剤が含まれ、参考として本明細書に組み込む。非常に好ましいベンゾ
キサジン型の活性化剤は以下の通りである:
【化5】 好ましい漂白活性化剤のさらにもう1つの部類としては、アシルラクタム活性
化剤、とりわけ以下の式のアシルカプロラクタム類及びアシルバレロラクタム類
が挙げられ:
【化6】 式中RはH又は1〜約12個の炭素原子を含有するアルキル、アリール、アル
コキシアリール、又はアルカリール基である。非常に好ましいラクタム活性化剤
としてはベンゾイルカプロラクタム、オクタノイルカプロラクタム、3,5,5
−トリメチルヘキサノイルカプロラクタム、ノナノイルカプロラクタム、デカノ
イルカプロラクタム、ウンデセノイルカプロラクタム、ベンゾイルバレロラクタ
ム、オクタノイルバレロラクタム、デカノイルバレロラクタム、ウンデセノイル
バレロラクタム、ノナノイルバレロラクタム、3,5,5−トリメチルヘキサノ
イルバレロラクタム、及びこれらの混合物が挙げられる。また、過ホウ酸ナトリ
ウムに吸着させたアシルカプロラクタム(ベンゾイルカプロラクタムを含む)を
開示している米国特許第4,545,784号(サンダーソン(Sanderson)、1
985年10月8日発行)も参照のこと。またこの特許は参照として本明細書に
組み込まれている。
【0120】 酸素漂白剤以外の漂白剤も当業界において既知であり、本明細書で利用するこ
とができる。特に関心のある非酸素漂白剤の1つの型には、スルホン化亜鉛及び
/又はアルミニウムフタロシアニン類のような光活性化漂白剤が挙げられる。1
977年7月5日にホルコム(Holcombe)らに発行された米国特許第4,033
,718号を参照のこと。もし使用するなら、洗剤組成物は典型的には約0.0
25重量%〜約1.25重量%のかかる漂白剤、とりわけスルホネート亜鉛フタ
ロシアニンを含有する。
【0121】 所望であれば、漂白化合物は、マンガン化合物により触媒作用を受けることが
できる。かかる化合物は当業界において周知であり、例えば、米国特許第5,2
46,621号、米国特許第5,244,594号、米国特許第5,194,4
16号、米国特許第5,114,606号;及び欧州特許出願公開番号第549
,271A1号、第549,272A1号、第544,440A2号、及び第5
44,490A1号に開示されているマンガンベース触媒が挙げられる。これら
の触媒の好ましい例には、MnIV (u−O)(1,4,7−トリメチル−
1,4,7−トリアザシクロノナン)(PF、MnIII (u−O) (u−OAc)(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノ
ナン)2−(ClO、MnIV (u−O)(1,4,7−トリアザシ
クロノナン)(ClO、MnIIIMnIV (u−O)(u−OA
c)2−(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)
ClO、MnIV(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシク
ロノナン)−(OCH(PF)、及びこれらの混合物が挙げられる。そ
の他の金属をベースとした漂白触媒には、米国特許第4,430,243号、及
び米国特許第5,114,611号に開示されているものが挙げられる。漂白を
増進するために、多様な錯体配位子のあるマンガンを使用することは、米国特許
第4,728,455号、第5,284,944号、第5,246,612号、
第5,256,779号、第5,280,117号、第5,274,147号、
第5,153,161号、及び第5,227,084号にも報告されている。
【0122】 実用的な事柄として、限定する目的ではないが、本明細書の組成物及び方法は
、洗浄水溶液中において、少なくとも1千万分の1のオーダーで活性のある漂白
触媒種を提供するように調整することができ、好ましくは約0.1ppm〜約7
00ppm、より好ましくは約1ppm〜約500ppmの触媒種が洗濯液中に
提供される。
【0123】 酵素 酵素は、タンパク質、炭水化物、又はトリグリセリド由来の汚れを基材から除
去すること、及び遊離した染料の付着を防止すること、及び布地を修復すること
を包含する多種多様な皿又は布地洗濯の目的のために本洗剤組成物に含むことが
できる。混合される酵素としてはプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラ
ーゼ、及びペルオキシダーゼ、並びにこれらの混合物が挙げられる。酵素のその
他の型を包含してもよい。それら、植物、動物、細菌、真菌及び酵母起源のよう
ないかなる好適な起源であってもよい。しかし、それらの選択は、pH−活性及
び/又は安定性の最適条件、熱安定性、活性のある洗剤、ビルダーなどに対する
安定性、のようないくつかの因子によって決定される。この点に関して、細菌又
は真菌の酵素、例えば、細菌のアミラーゼ類及びプロテアーゼ類、並びに真菌の
セルラーゼ類が好ましい。
【0124】 酵素は普通は、当該組成物の1gにつき重量で約5mgまでの、より典型的に
は約0.01mg〜約3mgの酵素有効分を提供するのに十分な濃度で混合され
る。別の言い方で述べれば、本明細書における組成物は典型的には、0.001
重量%〜5重量%、好ましくは0.01重量%〜1重量%の市販の酵素製剤を含
む。プロテアーゼ酵素は通常、組成物のグラム当り0.005〜0.1アンソン
単位(AU)の活性を提供するのに十分な濃度でかかる市販の製剤に存在する。
【0125】 プロテアーゼの好適な例はサブチリシンであり、B.サブチリス(B. subtili
s)、及びB.リケニフォームス(B. licheniforms)の特別な株から得られる。
もう1つの好適なプロテアーゼは、バチルス(Bacillus)の株から得られ、pH
範囲8〜12全体において、最大の活性を有し、ノボ・インダストリーズA/S
(Novo Industries A/S)により開発され、登録商品名エスペラーゼ(ESPERASE
)として販売されている。この酵素及び類似の酵素の調製は、ノボ(Novo)の英
国特許明細書番号第1,243,784号に記載されている。市販のタンパク質
に基づく染みを落とすのに好適なタンパク質分解酵素としては、商品名アルカラ
ーゼ(ALCALASE)、及びザビナーゼ(SAVINASE)としてノボ・インダストリーズ
A/S(Novo Industries A/S)(デンマーク)より、及びマキサターゼ(MAXAT
ASE)として、インターナショナル・バイオシンセティックス社(International
Bio-Synthetics, Inc.)(オランダ)より販売されているものが挙げられる。
その他のプロテアーゼとしてはプロテアーゼA(欧州特許出願第130,756
、1985年1月9日公開を参照)及びプロテアーゼB(欧州特許出願第873
03861.8号、1987年4月28日出願、及び欧州特許出願第130,7
56、ボット(Bott)ら、1985年1月9日公開参照)が挙げられる。
【0126】 アミラーゼとしては、例えば、英国特許明細書第1,296,839号(ノボ
(Novo))に記載されるα−アミラーゼ、ラピダーゼ(RAPIDASE)、インターナ
ショナル・バイオ・シンセティックス社(International Bio-Synthetics, Inc.
)及びターマミル(TERMAMYL)、ノボ・インダストリーズ(Novo Industries)
が挙げられる。
【0127】 本発明に使用できるセルラーゼとしては細菌又は真菌セルラーゼの両方が挙げ
られる。好ましくは、それらは5及び9.5の間の最適なpHを有する。好適な
セルラーゼは、Humicola insolens及びHumicola株D
SM1800又はセルラーゼ212を産生する、Aeromonas属に属する
真菌から生成されるセルラーゼ、及び海洋軟体動物(Dolabella Au
ricula Solander)の肝膵から抽出されるセルラーゼについて開
示している米国特許第4,435,307号(1984年3月6日発行、バーベ
スゴード(Barbesgoard)ら)に開示されている。好適なセルラーゼは、英国特
許出願第2.075.028号;英国特許出願第2.095.275号及びドイ
ツ特許−OS−第2.247.832号にも開示されている。カレザイム(CARE
ZYME)(ノボ)(Novo)がとりわけ有用である。
【0128】 洗剤用途に好適なリパーゼ酵素は、英国特許第1,372,034号で開示さ
れている、シュードモナススタツ(Pseudomonas stutzeri)ATCC19.15
4のようなシュードモナス群の微生物により生成されるものが挙げられる。日本
特許出願53,20487(1978年2月24日に公開されている)のリパー
ゼを参照されたい。このリパーゼはアマノ製薬社(Amano Pharmaceutical Co. L
td.)(日本、名古屋)、から商品名リパーゼP「アマノ」(本明細書において
以降「アマノ−P」と呼ぶ)で入手可能である。その他の市販リパーゼとしては
アマノ−CES、Chromobacter viscosum、例えばChr
omobacter viscosum変型lipolyticum NRRL
B3673(東洋醸造社(Toyo Jozo Co.)から入手可能)からのリパーゼ:及
び米国バイオケミカル社(U.S. Biochemical Corp.)(米国)及びディソイン社
(Disoynth Co.)(オランダ)からのChromobacter viscos
umリパーゼ、及びPseudomonas gladioliからのリパーゼ
が挙げられる。Humicola lanuginosaに由来し、ノボ(Novo
)から入手可能な(欧州特許341,947を参照)リポラーゼ(LIPOLASE)酵
素は、本明細書での使用に好ましいリパーゼである。
【0129】 例えば、過炭酸、過ホウ酸、過硫酸、過酸化水素、などの酸素供給源と組み合
わせてペルオキシダーゼ酵素を用いる。それらは、「溶液漂白」、すなわち洗浄
操作の間に基材から除去された染料又は色素が洗浄溶液中の他の基材に移るのを
防ぐために用いられる。ペルオキシダーゼ酵素は当業界において既知であり、例
えば、西洋ワサビペルオキシダーゼ、リグニナーゼ、及びクロロ−及びブロモ−
ペルオキシダーゼのようなハロペルオキシダーゼが挙げられる。ペルオキシダー
ゼ含有の洗剤組成物は、例えば、PCT国際出願WO89/099813号(1
989年10月19日O.カーク(Kirk)により公開され、ノボ・インダストリ
ーズ(Novo Industries)A/Sに譲渡)に開示されている。
【0130】 酵素物質の多様な範囲及び合成洗剤組成物へのそれらの組み込み方法は、19
71年1月5日にマッカーティ(McCarty)らに発行された米国特許第3,55
3,139号にも開示されている。酵素はさらに、1978年7月18日にプレ
イス(Place)らに発行された米国特許第4,101,457号、及び1985
年3月26日にヒューズ(Hughes)らに発行された米国特許第4,507,21
9号の両方に開示されている。液体洗剤処方に有用な酵素物質、及びそれらのか
かる処方への組み込みが1981年4月14日にホラ(Hora)らに発行された米
国特許第4,261,868号に開示されている。種々の技法によって洗剤で使
用する酵素を安定化することができる。酵素安定化技法は、米国特許第3,60
0,319号(1971年8月17日発行、ゲッジ(Gedge)ら)及び欧州特許
出願公開番号第0199405号、出願番号第86200586.5号(198
6年10月29日公開、ベネガス(Venegas))で開示され、例示されている。
酵素安定化システムは、例えば、米国特許第3,519,570号にも開示され
ている。
【0131】 洗剤組成物に共通に使用する及び洗剤錠剤に組み込んでもよいその他の成分と
しては、キレート剤、汚れ放出剤、汚れ再沈積防止剤、分配剤、泡抑制剤、布地
柔軟剤、染料付着阻害剤及び香料が挙げられる。
【0132】 製品のために上記で開示した化合物は包装システムにおいて有利に包装される
【0133】 包装システムは柔軟性のある物質のシートから形成してもよい。柔軟性を有す
るシートとしての使用に好適な物質としては単一層、共押し出し又は積層皮膜が
挙げられる。かかる皮膜はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ
エチレンテレフタレートなどの多様な成分を含んでもよい。好ましくは包装シス
テムはMVTR5g/日/m未満のポリエチレン及び二方向性−ポリ−プロピ
レン共押し出し皮膜からなる。包装システムのMVTRは好ましくは10g/日
/m未満、より好ましくは5g/日/m未満である。当該皮膜(2)は多様
な厚さを有してよい。厚さは典型的には10及び150μmの間、好ましくは1
5及び120μmの間、より好ましくは20及び100μmの間、いっそうより
好ましくは25及び80μmの間及び最も好ましくは30及び40μmの間であ
るべきである。
【0134】 包装物質は好ましくは典型的には300cm/m/日未満、好ましくは1
50cm/m/日未満、より好ましくは100cm/m/日未満、いっ
そうより好ましくは50cm/m/日未満及び最も好ましくは10cm
/日未満の低酸素輸送率を有する包装物質と共に見られる防護層を含む。か
かる防護特性を有する典型的な物質としては二方向性ポリプロピレン、ポリエチ
レンテレフタレート、ナイロン、ポリ(エチレンビニルアルコール)、又はこれ
らの1つを含む積層物質、並びにSiOx(シリコン酸化物)、又は例えばアル
ミニウムホイルなどの金属ホイルが挙げられる。かかる包装物質は例えば保存中
、製品の安定性に有益な影響を与えてもよい。
【0135】 使用する包装法の中では典型的なのは、移動梱包又は上包みを包含するWO9
2/20593に開示される梱包方法である。かかる方法を使用したとき、長期
間の密封が提供され、それはひれ状密封又は部分的に重なった密封であってよく
、包装システムの第一末端を第一末端密封剤で閉じた後、第二末端を第二末端密
封剤で閉じる。包装システムはWO92/20593に記載されているような再
閉鎖方法を含んでもよい。特に、ねじり、冷却密封剤又は接着剤の使用が特に好
適である。実際に、帯状の冷却密封剤又は帯状の接着剤を包装システムの第二末
端に隣接する部位において包装システムの表面に適用してもよく、この帯が包装
システムの最初の密封及び再閉鎖の両方を提供してもよい。かかる場合において
、接着剤又は冷却密封帯は粘着表面、すなわちもう1つの粘着表面にのみ接着す
るであろう表面を有する範囲に対応してもよい。かかる再閉鎖法は好ましくない
接着を防止するだろうスペーサーを含んでもよい。かかるスペーサーはWO95
/13225(1995年5月18日公開)に記載されている。多数のスペーサ
ー及び多数の接着剤物質のストリップがあってよい。主に必要なのは包装システ
ムが最初に開けられた後でさえも、包装の外部及び内部間の伝達が最低限になる
べきであるということである。冷却密封剤、特に冷却密封剤のグリッドを使用し
てもよく、冷却密封剤は包装システムの開口を促進するために適応させてもよい
【0136】 (実施例) 以下の組成物は乾燥添加物質の混合、それに続く香料及び結合剤の噴霧によっ
て調製する。
【0137】
【表1】 アニオン系凝集体Aは40%アニオン系界面活性剤、29%ゼオライト及び2
0%炭酸ナトリウムを包含する。
【0138】 アニオン系凝集体Bは40%アニオン系界面活性剤、27%ゼオライト及び1
1%炭酸ナトリウムを包含する。
【0139】 非イオン系凝集体は25%非イオン系界面活性剤、7%ポリエトキシレート化
ヘキサメチレンジアミン(四級塩)、36%無水酢酸ナトリウム、20%炭酸ナ
トリウム及び12%ゼオライトを含む。
【0140】 陽イオン系凝集体は20%陽イオン系界面活性剤及び56%ゼオライトを包含
する。
【0141】 漂白活性化剤凝集体は81%TAED、17%アクリル酸/マレイン酸コポリ
マー及び2%水を含む。
【0142】 亜鉛フタロシアミンスルホネートカプセルは有効分10%である。
【0143】 泡抑制剤は11.5%シリコーン油及び88.5%デンプンを含む。
【0144】 層状ケイ酸塩は95%SKS−6、2.5%ケイ酸ナトリウム−2.0R及び
2.5%水を含む。
【0145】 蛍光発光剤は増白剤47(有効分70%)及び増白剤49(有効分13%)を
含有する。
【0146】 キレート剤粒子はエチレンジアミンジサクシネートを含有し及び有効分58%
である。
【0147】 結合剤はポリエトキシレート化ヘキサメチレンジアミン(四級塩)である。
【0148】 一連の錠剤は以下の手順によって製造する: 本組成物45gを直径54mmの円筒形錠剤型に導入し、ロイド・インスツル
メンツ(Lloyd Instruments)LR50試験装置を使用して10mm/分の速度
で圧縮する。結果的な錠剤を型から取り除き、その直径破砕応力(s)を以下の
等式を使用して計算し、その際Fは破砕を引き起こすために適用される圧力(ニ
ュートン)であり、Dは錠剤の直径(m)及びhは錠剤の高さ(m)である。破
砕力の測定のためにバンケル(Vankel)VK−200錠剤硬さ試験器を使用する
。圧縮の負荷は直径破砕応力11(±1)kPaを生成するために最適化し,以
下の等式を使用して計算する: s(Pa)=2F/pDh 一連の同様の11(±1)kPa錠剤を以下の実施例における使用法で調製し
た。
【0149】 錠剤コーティング 網コーティングポリマー溶液の本組成物を以下の表に(組成物の重量のパーセ
ントとして)与える。組成物の100%までのバランスは水である。
【0150】
【表2】 CMCはカルボキシメチルセルロースである。
【0151】 オパドライ(登録商標)AMBはカラーコン(Colorcon)から入手可能な製品
をベースとしたポリビニルアルコールである。
【0152】 オパドライ(登録商標)IIはカラーコン(Colorcon)から入手可能なポリマ
ー類及び多糖類の組み合わせである。
【0153】 PVP15はBASFから入手可能なポリビニルピロリジンポリマーである。
【0154】 PVP90はBASFから入手可能なポリビニルピロリジンポリマーである 網コーティングは実施例I−Vのコーティング組成物を固体洗剤錠剤Tに噴霧
することによって生成する。当該コーティング組成物を早い乾燥条件下で10〜
15cmの距離から錠剤に噴霧する。非常に粘調な液滴は噴霧ノズルに存在し、
そして噴霧銃の空気の流れによって薄い糸状に延びる。糸はノズルから錠剤への
途中で熱気によって予備乾燥され、そして錠剤の表面にわずかにべとついた繊維
が堆積される。繊維が部分的にのみ乾燥されたとき、それらを共に固着させ平均
網目サイズ約10〜100μmの架橋繊維の網を形成する。その後、網コーティ
ングは加熱空気を使用して最終的に乾燥する。 生成した錠剤は優れた溶解性及び機械的特徴を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 アンジェリーナ、ペナ、ロメロ ベルギー国ベー‐1160、オーデルゲム、ク ロ、ドゥ、ブランケデル、17 (72)発明者 ライオネル、ジェニックス ベルギー国ベー‐1000、ブリュッセル、リ ュ、ロカンジァン、41 (72)発明者 クリスチャン、ゴッセンズ ドイツ連邦共和国ケベレール、シュテッテ ィナー、シュトラーセ、1アー Fターム(参考) 4H003 AB03 BA01 BA03 BA17 EA15 EA16 EA28 EB07 EB08 EB12 EB13 EB19 EB24 EB26 EB28 EB32 EB33 EB37 EB41 EB42 EB44 EC01 EC02 EC03 FA32 FA38

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性組成物の核を含み、かつ水溶性又は分散性ミクロ多孔質
    コーティングを有するコーティングされた固形体。
  2. 【請求項2】 ミクロ多孔質コーティングが約10μm〜約100μmの範
    囲の平均網目サイズを有する繊維網状組織の形態である、請求項1に記載のコー
    ティングされた固形体。
  3. 【請求項3】 活性組成物の核を含み及び多孔質水溶性又は分散性繊維網状
    組織コーティングを有する、コーティングされた固形体。
  4. 【請求項4】 コーティングが、ポリビニルアルコール類、ポリビニルピロ
    リドン類、ポリビニルアセテート類及び部分的に加水分解されたポリビニルアセ
    テート類、ポリビニルアミド類、カラゲナン、ペクチン、ゼラチン、キサンタン
    、アルギン酸塩類、寒天、デンプン、ラテックスを包含する生体ポリマー及び生
    体ポリマー高分子電解質、微晶性セルロース、メチルセルロース、エチルセルロ
    ース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースなどのセル
    ロース由来ポリマー類及びこれらの混合物から選択される水溶性又は分散性ポリ
    マーを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のコーティングされた固形体。
  5. 【請求項5】 コーティングがその約15重量%〜約70重量%、より好ま
    しくは約20重量%〜約60重量%及び最も好ましくは約25重量%〜約50重
    量%の割合のポリマー又はポリマーの混合物を含有するポリマー溶液から形成さ
    れる、請求項1〜4のいずれか一項に記載のコーティングされた固形体。
  6. 【請求項6】 ポリマー溶液が、有機及び水性溶媒並びにこれらの混合物か
    ら選択される約30%〜約85%の溶媒を含む、請求項5に記載のコーティング
    された固形体。
  7. 【請求項7】 ポリマー溶液が、ハーシェル−バルキーモデル(Herschel-B
    ulkley model):τ=τ+Kγによって記載されることのできる性質の非ニ
    ュートン流体である、(式中τはせん断応力(Pa)、τは降伏応力(Pa)
    、Kは流体粘稠度指数(Pas)、nは累乗法則指数及びγはせん断速度(s −1 )であり、その際Kは約1.0〜約50及び好ましくは約4〜約30であり
    、nは約0.1〜約1.0及び好ましくは約0.4〜約0.9であり並びにτは
    約0〜約1.0及び好ましくは約0〜約0.8である)、請求項5又は6に記載
    のコーティングされた固形体。
  8. 【請求項8】 ポリマー溶液が、非ゼロ降伏応力及び10sec−1のせん
    断速度において少なくとも30Paのせん断応力によって特徴付けられる、請求
    項5〜7のいずれか一項に記載のコーティングされた固形体。
  9. 【請求項9】 核及び/又はコーティングが、崩壊剤を含有する、請求項1
    〜8のいずれか一項に記載のコーティングされた固形体。
  10. 【請求項10】 崩壊剤がデンプン:天然、修飾又は予備ゼラチン化デンプ
    ン、デンプングルコネートナトリウム;寒天ゴム、グアーゴム、イナゴマメゴム
    、カラヤゴム、ペクチンゴム、トラガカンゴムを包含するゴム類;クロスカルミ
    ロースナトリウム、クロスポビドン、セルロース、アルギン酸及びアルギン酸ナ
    トリウムを包含するそれの塩、ニ酸化ケイ素、粘土、イオン交換樹脂類、陽イオ
    ン(例えば、四級アンモニウム)基を含有するポリマー類、アミン置換ポリアク
    リレート類、ポリ−L−リシンなどの重合陽イオン性アミノ酸類、塩酸ポリアリ
    ルアミン及びこれらの混合物から選択される、請求項9に記載のコーティングさ
    れた固形体。
  11. 【請求項11】 コーティングが、約1〜約500μm、好ましくは約5〜
    約200μmの範囲の厚さを有しかつ核の表面の少なくとも40%、好ましくは
    少なくとも70%そしてより好ましくは100%に広がる、請求項1〜10のい
    ずれか一項に記載のコーティングされた固形体。
  12. 【請求項12】 任意に崩壊剤を含む補助連続コーティングが、核と網コー
    ティングとの間又は網コーティングの頂上部に導入される、請求項1〜11のい
    ずれか一項に記載のコーティングされた固形体。
  13. 【請求項13】 単一又は多相洗剤錠剤の形態における、請求項1〜12の
    いずれか一項に記載のコーティングされた固形体。
  14. 【請求項14】 コーティングが、異なる溶解性又は錠剤の活性組成物の放
    出を提供するために核の1つ以上の相をまたいで広がる多相核を有する、請求項
    13に記載の洗剤錠剤。
  15. 【請求項15】 伸長された粘可塑性繊維形成液滴の形態のポリマー又はポ
    リマー混合物の溶液と固形体を接触させる段階を含む、固形体をコーティングす
    る方法。
  16. 【請求項16】 固形体を接触させる前に繊維形成液滴を部分的に乾燥させ
    る段階を包含する、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 繊維形成液滴は、固形体の表面から約10〜約30cmの
    隣接距離に位置する1つ以上の噴霧ノズルを通して溶液を噴霧することによって
    形成し、そしてその際当該繊維形成液滴は、固形体と接触する以前に、加熱空気
    の流れによって部分的に乾燥する、請求項15又は16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 ポリマー溶液が、ポリビニルアルコール類、ポリビニルピ
    ロリドン類、ポリビニルアセテート類及び部分的に加水分解されたポリビニルア
    セテート類、ポリビニルアミド類、カラゲナン、ペクチン、ゼラチン、キサンタ
    ン、アルギン酸塩類、寒天、デンプン、ラテックスを包含する生体ポリマー及び
    生体ポリマー高分子電解質、微晶性セルロース、メチルセルロース、エチルセル
    ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースなどのセ
    ルロース由来ポリマー類及びこれらの混合物から選択される水溶性又は分散性ポ
    リマーを含む、請求項15〜17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 【請求項19】 ポリマー溶液が、ハーシェル−バルキーモデル(Herschel
    -Bulkley model):τ=τ+Kγによって記載されることのできる性質であ
    る非ニュートン流体である、(式中τはせん断応力(Pa)、τは降伏応力(
    Pa)、Kは液体粘稠度指数(Pas)、nは累乗法則指数及びγはせん断速
    度(s−1)であり、その際Kは約1.0〜約50及び好ましくは約4〜約30
    であり、nは約0.1〜約1.0及び好ましくは約0.4〜約0.9であり、並
    びにτは約0〜約1.0及び好ましくは約0〜約0.8である)、請求項15〜
    18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 ポリマー溶液が、非ゼロ降伏応力及び10sec−1のせ
    ん断速度において少なくとも30Paのせん断応力によって特徴付けられる、請
    求項15〜19のいずれか一項に記載の方法。
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