JP2003525955A - 泡を含有するエチレンコポリマー - Google Patents
泡を含有するエチレンコポリマーInfo
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J9/00—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
- C08J9/04—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent
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- C08J9/08—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent by a chemical blowing agent developing carbon dioxide
-
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- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2323/00—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers
- C08J2323/02—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers not modified by chemical after treatment
- C08J2323/04—Homopolymers or copolymers of ethene
- C08J2323/08—Copolymers of ethene
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Abstract
(57)【要約】
フィルムおよび成形品を製造するために有用なエチレンコポリマー組成物が開示される。これらの組成物は、そのコポリマーと反応して、最終製品のフィルムまたは成形品において泡を形成するガスを発散する化合物を含有する。そのような泡は、最終製品に所望の審美的特徴を与える。
Description
【０００１】
（発明の背景）
本発明は、フィルムおよび成形品の製造に有用であるエチレンコポリマー組成
物に関する。さらに詳しくは、本発明のエチレンコポリマー組成物は、そのコポ
リマーと反応して泡を形成するガスを発散する化合物を含有する。最終製品のフ
ィルムまたは成形品中に分散されるこれらの泡は、その最終製品に対してある所
望の審美的特徴を与える。
物に関する。さらに詳しくは、本発明のエチレンコポリマー組成物は、そのコポ
リマーと反応して泡を形成するガスを発散する化合物を含有する。最終製品のフ
ィルムまたは成形品中に分散されるこれらの泡は、その最終製品に対してある所
望の審美的特徴を与える。
【０００２】
本発明に使用されるエチレンコポリマー組成物−ガス発散化合物がない−は、
包装工業においてよく知られている。そのような使用の具体例は、食品包装用ま
たは瓶の一括包装用の単層または多層フィルムにおけるシーラントもしくは収縮
フィルムとして、または香水瓶のキャップ用の射出成形されたストッパーとして
である。
包装工業においてよく知られている。そのような使用の具体例は、食品包装用ま
たは瓶の一括包装用の単層または多層フィルムにおけるシーラントもしくは収縮
フィルムとして、または香水瓶のキャップ用の射出成形されたストッパーとして
である。
【０００３】
これらのコポリマーの特性を、それらを着色するため、またはそれらをミネラ
ルフィラーで充填するなどのある効果を達成するための添加剤を使用することに
より高める方法、および「石」のような効果もしくは類似のものを作る方法もよ
く知られている。
ルフィラーで充填するなどのある効果を達成するための添加剤を使用することに
より高める方法、および「石」のような効果もしくは類似のものを作る方法もよ
く知られている。
【０００４】
飲料および香料の包装の場合には、製品の市場支持を高めるために新鮮さおよ
び冷たさの印象を作ることがときどき重要である。これは、包装材料として使用
される物品中に泡を作ることによって最も良好に行われることができる。可能性
は、コポリマー組成物に、または担体上に水を直接添加することであるが、これ
は泡の非常にばらばらな分布、および成形部品においてむしろ大きい泡を導き得
る。ポリマーはときどき感水性であるので、結果を再現することも非常に困難で
ある。
び冷たさの印象を作ることがときどき重要である。これは、包装材料として使用
される物品中に泡を作ることによって最も良好に行われることができる。可能性
は、コポリマー組成物に、または担体上に水を直接添加することであるが、これ
は泡の非常にばらばらな分布、および成形部品においてむしろ大きい泡を導き得
る。ポリマーはときどき感水性であるので、結果を再現することも非常に困難で
ある。
【０００５】
本発明のエチレンコポリマー組成物は前述の問題を克服し、そして再現可能な
魅力的な泡の分散を有するフィルムおよび成形品を生成する。
魅力的な泡の分散を有するフィルムおよび成形品を生成する。
【０００６】
（発明の概要）
本発明は、エチレンとα，β−不飽和Ｃ3−Ｃ8カルボン酸とのコポリマー、お
よびそのコポリマーの酸基と反応してガスを発散する化合物を含有する熱可塑性
樹脂組成物を提供する。そのコポリマーは、アクリレートをさらに含有してもよ
く、そして部分的に中和されてもよい。その組成物を加工すること、例えば、フ
ィルムの押出成形、もしくは注入成形、もしくはブロー成形、または成形品の射
出成形は、ガスを発散してフィルムまたは成形品において泡の分散を生み出す。
よびそのコポリマーの酸基と反応してガスを発散する化合物を含有する熱可塑性
樹脂組成物を提供する。そのコポリマーは、アクリレートをさらに含有してもよ
く、そして部分的に中和されてもよい。その組成物を加工すること、例えば、フ
ィルムの押出成形、もしくは注入成形、もしくはブロー成形、または成形品の射
出成形は、ガスを発散してフィルムまたは成形品において泡の分散を生み出す。
【０００７】
（発明の詳細な説明）
本発明に使用される熱可塑性樹脂コポリマーは知られている。それらはエチレ
ンとα，β−不飽和Ｃ3−Ｃ8カルボン酸とのコポリマーであり、そして随意にエ
チレンと共重合可能である少なくとも１種の軟化コモノマーを含む。アクリル酸
およびメタクリル酸は好ましい酸コモノマーである。軟化コモノマーは、ｎ−プ
ロピル−、ｎ−ブチル、ｎ−オクチル、２−エチルヘキシル−、および２−メト
キシエチル−アクリレートから成る群から選択されたアルキルアクリレートであ
ることができる。好ましいアルキルアクリレートは、ｎ−ブチル−、２−エチル
ヘキシル−、および２−メトキシエチル−アクリレートである。軟化コモノマー
は、ｎ−ブチル、ｎ−ヘキシル、２−エチルヘキシル−、および２−メトキシエ
チル−ビニルエーテルから成る群から選択されたアルキルビニルエーテルである
こともできる。好ましいアルキルビニルエーテルは、ｎ−ブチルビニルエーテル
およびｎ−ヘキシルビニルエーテルである。
ンとα，β−不飽和Ｃ3−Ｃ8カルボン酸とのコポリマーであり、そして随意にエ
チレンと共重合可能である少なくとも１種の軟化コモノマーを含む。アクリル酸
およびメタクリル酸は好ましい酸コモノマーである。軟化コモノマーは、ｎ−プ
ロピル−、ｎ−ブチル、ｎ−オクチル、２−エチルヘキシル−、および２−メト
キシエチル−アクリレートから成る群から選択されたアルキルアクリレートであ
ることができる。好ましいアルキルアクリレートは、ｎ−ブチル−、２−エチル
ヘキシル−、および２−メトキシエチル−アクリレートである。軟化コモノマー
は、ｎ−ブチル、ｎ−ヘキシル、２−エチルヘキシル−、および２−メトキシエ
チル−ビニルエーテルから成る群から選択されたアルキルビニルエーテルである
こともできる。好ましいアルキルビニルエーテルは、ｎ−ブチルビニルエーテル
およびｎ−ヘキシルビニルエーテルである。
【０００８】
そのコポリマーは、元素の周期表のＩａ、Ｉｂ、ＩＩａ、ＩＩＩａ、ＩＶａ、
ＶＩｂ、およびＶＩＩＩの群から選択された金属イオンで、例えば、ナトリウム
、カリウム亜鉛、カルシウム、マグネシウム、リチウム、アルミニウム、ニッケ
ル、およびクロムなどで約１０から９９．５％まで中和されることができる。そ
のような中和されたエチレン酸コポリマーは、当該技術において「アイオノマー
」として知られている。典型的に、中和は１０〜７０％である。好ましくは、そ
のコポリマーは、ナトリウム、カリウム、亜鉛、カルシウム、およびマグネシウ
ムから成る群から選択された金属イオンで中和することによりイオン化されたカ
ルボン酸基を約３５から約７０％有する。アイオノマーおよびそれらの製造方法
は、米国特許第３，２６４，２７２号に記載されている。本発明における使用に
適当なアイオノマーは、商標ＳＵＲＬＹＮの下で市販され；適当なエチレン酸コ
ポリマーは商標ＮＵＣＲＥＬの下で入手可能であり；いずれもデュポン社からで
ある。そのコポリマーは、その組成物の９５から９９．９５重量％を典型的に構
成する。ある用途に対して所望されるなら、その組成物は、押し出しまたは成形
に先だって、同様に、他のポリオレフィンと配合されることができる。例えば、
８〜１００重量％の組成物と０〜９２重量％のポリオレフィンとの配合物は、全
体的なコストを減らしながら、満足な結果もたらすこともできる。
ＶＩｂ、およびＶＩＩＩの群から選択された金属イオンで、例えば、ナトリウム
、カリウム亜鉛、カルシウム、マグネシウム、リチウム、アルミニウム、ニッケ
ル、およびクロムなどで約１０から９９．５％まで中和されることができる。そ
のような中和されたエチレン酸コポリマーは、当該技術において「アイオノマー
」として知られている。典型的に、中和は１０〜７０％である。好ましくは、そ
のコポリマーは、ナトリウム、カリウム、亜鉛、カルシウム、およびマグネシウ
ムから成る群から選択された金属イオンで中和することによりイオン化されたカ
ルボン酸基を約３５から約７０％有する。アイオノマーおよびそれらの製造方法
は、米国特許第３，２６４，２７２号に記載されている。本発明における使用に
適当なアイオノマーは、商標ＳＵＲＬＹＮの下で市販され；適当なエチレン酸コ
ポリマーは商標ＮＵＣＲＥＬの下で入手可能であり；いずれもデュポン社からで
ある。そのコポリマーは、その組成物の９５から９９．９５重量％を典型的に構
成する。ある用途に対して所望されるなら、その組成物は、押し出しまたは成形
に先だって、同様に、他のポリオレフィンと配合されることができる。例えば、
８〜１００重量％の組成物と０〜９２重量％のポリオレフィンとの配合物は、全
体的なコストを減らしながら、満足な結果もたらすこともできる。
【０００９】
そのコポリマーの酸基と反応する化合物は、元素の周期表のＩａ、Ｉｂ、ＩＩ
ａの群から選択される金属イオンを備えた金属炭酸塩である。好ましいそのよう
な金属炭酸塩は、炭酸ナトリウムである。金属炭酸塩は、典型的に、組成物の０
．０１から０．２重量％を構成する。
ａの群から選択される金属イオンを備えた金属炭酸塩である。好ましいそのよう
な金属炭酸塩は、炭酸ナトリウムである。金属炭酸塩は、典型的に、組成物の０
．０１から０．２重量％を構成する。
【００１０】
実際には、金属炭酸塩は、金属炭酸塩とコポリマーの濃縮されたマスターバッ
チの形態で組成物に添加されることができる。押し出し、または注型、または成
形に適当な組成物を形成するために、そのマスターバッチとコポリマーとを混合
する間、金属炭酸塩はコポリマーのカルボン酸官能基と反応して、制御された方
法で、二酸化炭素ガスを発散する。得られた物品は、金属炭酸塩のコポリマーへ
の均質混合の程度により、泡の分布を制御することができる。泡の密度および泡
の直径は、泡の形成の間に系の圧力を変えることにより変えられることができる
。高い圧力は、わずかな、および微細な泡をもたらす。低い圧力は一層多くの、
および一層大きい泡を支持する。
チの形態で組成物に添加されることができる。押し出し、または注型、または成
形に適当な組成物を形成するために、そのマスターバッチとコポリマーとを混合
する間、金属炭酸塩はコポリマーのカルボン酸官能基と反応して、制御された方
法で、二酸化炭素ガスを発散する。得られた物品は、金属炭酸塩のコポリマーへ
の均質混合の程度により、泡の分布を制御することができる。泡の密度および泡
の直径は、泡の形成の間に系の圧力を変えることにより変えられることができる
。高い圧力は、わずかな、および微細な泡をもたらす。低い圧力は一層多くの、
および一層大きい泡を支持する。
【００１１】
さらに、組成物のメルトフローインデックスも泡の大きさに影響を与える。高
いメルトフローインデックスを有する組成物は、泡の形成に対して低い抵抗性を
もたらし、したがって大きい、粗い泡を作り、一方、低いメルトフローインデッ
クスを有する組成物は一層小さい泡の発生を支持する。
いメルトフローインデックスを有する組成物は、泡の形成に対して低い抵抗性を
もたらし、したがって大きい、粗い泡を作り、一方、低いメルトフローインデッ
クスを有する組成物は一層小さい泡の発生を支持する。
【００１２】
さらに、本発明による組成物は、当該技術において知られているような添加剤
、加工剤を含有して、種々の所望の特徴を付与することができる。これらは、Ｓ
ｉＯ2のような粘着防止剤、アミドの形態のスリップ剤、および組成物の０．１
〜２重量％の範囲の量の着色剤、または最終用途におけるフィルムもしくは成形
品の性能強化用のいかなる他の添加剤をも含む。
、加工剤を含有して、種々の所望の特徴を付与することができる。これらは、Ｓ
ｉＯ2のような粘着防止剤、アミドの形態のスリップ剤、および組成物の０．１
〜２重量％の範囲の量の着色剤、または最終用途におけるフィルムもしくは成形
品の性能強化用のいかなる他の添加剤をも含む。
【００１３】成形品
均一直径の超微細な泡を有する審美的にアピールする中心を有する物品は、射
出成形され得る。泡が金型表面に接触するときに引き起こされ、そして表面粗さ
（「スプラッシュ」としても知られる）の原因となる物品の表面欠陥を避けるた
めに、本発明の組成物を覆って、反応してガスを発散する化合物を含有しない組
成物をコインジェクトすることが好ましい。これは、平滑な外側と、均一に分散
された泡を含有する内側とを有する物品をもたらす。
出成形され得る。泡が金型表面に接触するときに引き起こされ、そして表面粗さ
（「スプラッシュ」としても知られる）の原因となる物品の表面欠陥を避けるた
めに、本発明の組成物を覆って、反応してガスを発散する化合物を含有しない組
成物をコインジェクトすることが好ましい。これは、平滑な外側と、均一に分散
された泡を含有する内側とを有する物品をもたらす。
【００１４】フィルム
変性された押し出しフィルムの製造に対して、同一の泡の効果は、流延フィル
ムプロセスにより、または吹込フィルムプロセスにより示されることができる。
両方の場合であるが、特に、フィルムが液体ポリマーのチューブを吹き込むこと
により製造される吹込フィルムプロセスの場合に、本発明の組成物と、反応して
ガスを発散する化合物を含有しない組成物とを同時押し出しすることが好ましい
。これは、ウェブの十分な安定性を確保すること、特に吹込フィルムプロセスの
間にチューブ内に過剰圧力を含むことを必要とする。その結果は、制御されたガ
ス放出および未変性の同時押し出し層により構造体にもたらされた安定性により
、驚くべきことに魅力的な外観のフィルム、および安定な押し出しプロセスであ
る。当該技術において知られた、例えば欧州特許出願ＥＰ０５３７０８０Ｂ１に
記載されたような特定の条件下で押し出されるとき、それらは横断方向における
引裂特性を示し、それは種々の包装用途において所望される。得られたフィルム
は、その内容物に「新鮮さ」および「冷たさ」の外観を付与する包装フィルムを
提供し、一方で簡単に開く性能のために方向性引裂特性を依然として維持してい
る。
ムプロセスにより、または吹込フィルムプロセスにより示されることができる。
両方の場合であるが、特に、フィルムが液体ポリマーのチューブを吹き込むこと
により製造される吹込フィルムプロセスの場合に、本発明の組成物と、反応して
ガスを発散する化合物を含有しない組成物とを同時押し出しすることが好ましい
。これは、ウェブの十分な安定性を確保すること、特に吹込フィルムプロセスの
間にチューブ内に過剰圧力を含むことを必要とする。その結果は、制御されたガ
ス放出および未変性の同時押し出し層により構造体にもたらされた安定性により
、驚くべきことに魅力的な外観のフィルム、および安定な押し出しプロセスであ
る。当該技術において知られた、例えば欧州特許出願ＥＰ０５３７０８０Ｂ１に
記載されたような特定の条件下で押し出されるとき、それらは横断方向における
引裂特性を示し、それは種々の包装用途において所望される。得られたフィルム
は、その内容物に「新鮮さ」および「冷たさ」の外観を付与する包装フィルムを
提供し、一方で簡単に開く性能のために方向性引裂特性を依然として維持してい
る。
【００１５】
（実施例）射出成形
使用された材料：
Ｓｕｒｌｙｎ ＰＣＩＯＯ エチレンメタクリル酸アイオノマー、
１９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝０．９1
Ｓｕｒｌｙｎ ＰＣ３５０ エチレンメタクリル酸アイオノマー、 １９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝３．５ Ｎｕｃｒｅｌ １２０７ エチレンメタクリル酸コポリマー、 １９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝７ Ｌｉｑｕｉｃｏｌｏｒ 水で飽和されたＢＡＳＥにより供給された液体着色 剤用ＶＬ３５７６Ｂａｓｅリキッド Ｎａ2ＣＯ3 ６０重量％のＮａ2ＣＯ3を含有するエチレンメタ クリル酸コポリマー（１０重量％メタクリル酸、 １９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝５００） のマスターバッチ1 すべてのＭＦＩはｇ／１０分で表される。
Ｓｕｒｌｙｎ ＰＣ３５０ エチレンメタクリル酸アイオノマー、 １９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝３．５ Ｎｕｃｒｅｌ １２０７ エチレンメタクリル酸コポリマー、 １９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝７ Ｌｉｑｕｉｃｏｌｏｒ 水で飽和されたＢＡＳＥにより供給された液体着色 剤用ＶＬ３５７６Ｂａｓｅリキッド Ｎａ2ＣＯ3 ６０重量％のＮａ2ＣＯ3を含有するエチレンメタ クリル酸コポリマー（１０重量％メタクリル酸、 １９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝５００） のマスターバッチ1 すべてのＭＦＩはｇ／１０分で表される。
【００１６】
以下に記載された例は、ベースポリマーとしてＳｕｒｌｙｎ ＰＣ１００、Ｓ
ｕｒｌｙｎ ＰＣ３５０、およびＮｕｃｒｅｌ １２０７を使用してＢｉｌｌｉ
ｏｎ Ｈ１１８０／４５０射出成形機で行われた。
ｕｒｌｙｎ ＰＣ３５０、およびＮｕｃｒｅｌ １２０７を使用してＢｉｌｌｉ
ｏｎ Ｈ１１８０／４５０射出成形機で行われた。
【００１７】
２種の異なるタイプの発泡剤を使用した：
飽和するまで水を含有するＬｉｑｕｉｃｏｌｏｒ ＶＬ３６１９
０．１から１重量％のＮａ2ＣＯ3マスターバッチ（＝０．０６〜０．６重量％Ｎ
ａ2ＣＯ3） 以下のデータからわかるように、発泡剤の濃度および圧力を変えることにより
異なるレベルの発泡を生成することができる。溶融温度は２１３℃である。
ａ2ＣＯ3） 以下のデータからわかるように、発泡剤の濃度および圧力を変えることにより
異なるレベルの発泡を生成することができる。溶融温度は２１３℃である。
【００１８】
Ｓｕｒｌｙｎ ＰＣグレードは、Ｎｕｃｒｅｌに比べて高い透明性のために優
れた美的外観を有する。一層高い粘度（一層低いＭＦＩ）は、泡が表面に達して
、それによりスプラッシュマークが作られるのを妨げるので、Ｓｕｒｌｙｎグレ
ードの中で、ＰＣＩＯＯは一層良好な表面外観を有するようである。
れた美的外観を有する。一層高い粘度（一層低いＭＦＩ）は、泡が表面に達して
、それによりスプラッシュマークが作られるのを妨げるので、Ｓｕｒｌｙｎグレ
ードの中で、ＰＣＩＯＯは一層良好な表面外観を有するようである。
【００１９】
一方、液体濃縮サンプルは、非常に劣った外観および再現性へと導き、そして
液体担体にＮａ2ＣＯ3を溶解しても非常に劣った発泡挙動をもたらす。
液体担体にＮａ2ＣＯ3を溶解しても非常に劣った発泡挙動をもたらす。
【００２０】
【表１】
【００２１】
Ｎａ2ＣＯ3マスターバッチは、圧力と同様にＮａ2ＣＯ3の濃度により制御可能
である泡の集中をもたらし、そして微細な（fine us form）泡の大きさによりあ
るショットから他のショットへと再現可能であることがわかる。マスターバッチ
の一層高い濃度は、粘度を高め、および射出圧を高め、そして逆もまた同様であ
る。
である泡の集中をもたらし、そして微細な（fine us form）泡の大きさによりあ
るショットから他のショットへと再現可能であることがわかる。マスターバッチ
の一層高い濃度は、粘度を高め、および射出圧を高め、そして逆もまた同様であ
る。
【００２２】
吹込フィルム
使用された材料：
Ｓｔａｍｙｌａｎ ３０２０Ｈ ＤＳＭから市販されているＬＤＰＥ、
ＭＦＩ １９０℃／２．１６ｋｇ＝１．７〜２．２
Ｎｕｃｒｅｌ ０４０７ エチレンメタクリル酸コポリマー、 １９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝７、 ４％メタクリル酸 Ｓｕｒｌｙｎ ＡＤ８４５５ エチレンメタクリル酸アイオノマー、 １９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝３、 Ｚｎアイオノマー マスターバッチ エチレンメタクリル酸（１９０℃／２．１６ｋｇにおける ＭＦＩ＝５００、１０％メタクリル酸）中に６０重量％の Ｎａ2ＣＯ3を含有する これらのフィルムの調製のために、３層Ｂａｒｍａｇダイを備えたＲｅｉｆｅ
ｎｈａｕｓｅｒ同時押出ラインを使用して、以下の構造体を製造した。
Ｎｕｃｒｅｌ ０４０７ エチレンメタクリル酸コポリマー、 １９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝７、 ４％メタクリル酸 Ｓｕｒｌｙｎ ＡＤ８４５５ エチレンメタクリル酸アイオノマー、 １９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝３、 Ｚｎアイオノマー マスターバッチ エチレンメタクリル酸（１９０℃／２．１６ｋｇにおける ＭＦＩ＝５００、１０％メタクリル酸）中に６０重量％の Ｎａ2ＣＯ3を含有する これらのフィルムの調製のために、３層Ｂａｒｍａｇダイを備えたＲｅｉｆｅ
ｎｈａｕｓｅｒ同時押出ラインを使用して、以下の構造体を製造した。
【００２３】
【表２】
【００２４】
上記の実施例は、フィルムにおいて「新鮮さ」を示す審美的外観の泡の効果を
得ることが可能であり、一方、同時にこのフィルムは横断方向において低い引裂
強さを有し、したがって簡単に開く飲料用バンドル包装用途に適当であることを
示す。
得ることが可能であり、一方、同時にこのフィルムは横断方向において低い引裂
強さを有し、したがって簡単に開く飲料用バンドル包装用途に適当であることを
示す。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１２年５月２６日（２０００．５．２６）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 泡を含有するエチレンコポリマー
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００３
【補正方法】変更
【補正の内容】
【０００３】
これらのコポリマーの特性を、それらを着色するため、またはそれらをミネラ
ルフィラーで充填するなどのある効果を達成するための添加剤を使用することに
より高める方法、および「石」のような効果もしくは類似のものを作る方法もよ
く知られている。 アルカリ金属炭酸塩は、エチレンコポリマーをイオン性架橋するために、また
は水溶性フィラーとして使用される。日本国特開昭６０−２４８７４８号（要約
書）は、高められた温度で実質的に発泡するアルカリ金属炭酸塩を用いる組成物
を教示する。
ルフィラーで充填するなどのある効果を達成するための添加剤を使用することに
より高める方法、および「石」のような効果もしくは類似のものを作る方法もよ
く知られている。 アルカリ金属炭酸塩は、エチレンコポリマーをイオン性架橋するために、また
は水溶性フィラーとして使用される。日本国特開昭６０−２４８７４８号（要約
書）は、高められた温度で実質的に発泡するアルカリ金属炭酸塩を用いる組成物
を教示する。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００８
【補正方法】変更
【補正の内容】
【０００８】
そのコポリマーは、元素の周期表のＩａ、Ｉｂ、ＩＩａ、ＩＩＩａ、ＩＶａ、
ＶＩｂ、およびＶＩＩＩの群から選択された金属イオンで、例えば、ナトリウム
、カリウム、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、リチウム、アルミニウム、ニッ
ケル、およびクロムなどで約１０から９９．５％まで中和されることができる。
そのような中和されたエチレン酸コポリマーは、当該技術において「アイオノマ
ー」として知られている。典型的に、中和は１０〜７０％である。好ましくは、
そのコポリマーは、ナトリウム、カリウム、亜鉛、カルシウム、およびマグネシ
ウムから成る群から選択された金属イオンで中和することによりイオン化された
カルボン酸基を約３５から約７０％有する。アイオノマーおよびそれらの製造方
法は、米国特許第３，２６４，２７２号に記載されている。本発明における使用
に適当なアイオノマーは、商標ＳＵＲＬＹＮの下で市販され；適当なエチレン酸
コポリマーは商標ＮＵＣＲＥＬの下で入手可能であり；いずれもデュポン社から
である。そのコポリマーは、その組成物の９５から９９．９５重量％を典型的に
構成する。ある用途に対して所望されるなら、その組成物は、押し出しまたは成
形に先だって、同様に、他のポリオレフィンと配合されることができる。例えば
、８〜１００重量％の組成物と０〜９２重量％のポリオレフィンとの配合物は、
全体的なコストを減らしながら、満足な結果もたらすこともできる。
ＶＩｂ、およびＶＩＩＩの群から選択された金属イオンで、例えば、ナトリウム
、カリウム、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、リチウム、アルミニウム、ニッ
ケル、およびクロムなどで約１０から９９．５％まで中和されることができる。
そのような中和されたエチレン酸コポリマーは、当該技術において「アイオノマ
ー」として知られている。典型的に、中和は１０〜７０％である。好ましくは、
そのコポリマーは、ナトリウム、カリウム、亜鉛、カルシウム、およびマグネシ
ウムから成る群から選択された金属イオンで中和することによりイオン化された
カルボン酸基を約３５から約７０％有する。アイオノマーおよびそれらの製造方
法は、米国特許第３，２６４，２７２号に記載されている。本発明における使用
に適当なアイオノマーは、商標ＳＵＲＬＹＮの下で市販され；適当なエチレン酸
コポリマーは商標ＮＵＣＲＥＬの下で入手可能であり；いずれもデュポン社から
である。そのコポリマーは、その組成物の９５から９９．９５重量％を典型的に
構成する。ある用途に対して所望されるなら、その組成物は、押し出しまたは成
形に先だって、同様に、他のポリオレフィンと配合されることができる。例えば
、８〜１００重量％の組成物と０〜９２重量％のポリオレフィンとの配合物は、
全体的なコストを減らしながら、満足な結果もたらすこともできる。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１５
【補正方法】変更
【補正の内容】
【００１５】
（実施例）射出成形
使用された材料：
Ｓｕｒｌｙｎ ＰＣ１００ エチレンメタクリル酸アイオノマー、
１９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝０．９1
Ｓｕｒｌｙｎ ＰＣ３５０ エチレンメタクリル酸アイオノマー、 １９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝３．５ Ｎｕｃｒｅｌ １２０７ エチレンメタクリル酸コポリマー、 １９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝７ Ｌｉｑｕｉｃｏｌｏｒ 水で飽和されたＢＡＳＥにより供給された液体着色 剤用ＶＬ３５７６Ｂａｓｅリキッド Ｎａ2ＣＯ3 ６０重量％のＮａ2ＣＯ3を含有するエチレンメタ クリル酸コポリマー（１０重量％メタクリル酸、 １９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝５００） のマスターバッチ1 すべてのＭＦＩはｇ／１０分で表される。
Ｓｕｒｌｙｎ ＰＣ３５０ エチレンメタクリル酸アイオノマー、 １９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝３．５ Ｎｕｃｒｅｌ １２０７ エチレンメタクリル酸コポリマー、 １９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝７ Ｌｉｑｕｉｃｏｌｏｒ 水で飽和されたＢＡＳＥにより供給された液体着色 剤用ＶＬ３５７６Ｂａｓｅリキッド Ｎａ2ＣＯ3 ６０重量％のＮａ2ＣＯ3を含有するエチレンメタ クリル酸コポリマー（１０重量％メタクリル酸、 １９０℃／２．１６ｋｇにおけるＭＦＩ＝５００） のマスターバッチ1 すべてのＭＦＩはｇ／１０分で表される。
【手続補正６】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１８
【補正方法】変更
【補正の内容】
【００１８】
Ｓｕｒｌｙｎ ＰＣグレードは、Ｎｕｃｒｅｌに比べて高い透明性のために優
れた美的外観を有する。一層高い粘度（一層低いＭＦＩ）は、泡が表面に達して
、それによりスプラッシュマークが作られるのを妨げるので、Ｓｕｒｌｙｎグレ
ードの中で、ＰＣ１００は一層良好な表面外観を有するようである。
れた美的外観を有する。一層高い粘度（一層低いＭＦＩ）は、泡が表面に達して
、それによりスプラッシュマークが作られるのを妨げるので、Ｓｕｒｌｙｎグレ
ードの中で、ＰＣ１００は一層良好な表面外観を有するようである。
【手続補正７】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２０
【補正方法】変更
【補正の内容】
【００２０】
【表１】
【手続補正８】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２１
【補正方法】変更
【補正の内容】
【００２１】
Ｎａ2ＣＯ3マスターバッチは、圧力と同様にＮａ2ＣＯ3の濃度により制御可能
である泡の集中をもたらし、そして微細な均一な泡の大きさによりあるショット
から他のショットへと再現可能であることがわかる。マスターバッチの一層高い
濃度は、粘度を高め、および射出圧を高め、そして逆もまた同様である。
である泡の集中をもたらし、そして微細な均一な泡の大きさによりあるショット
から他のショットへと再現可能であることがわかる。マスターバッチの一層高い
濃度は、粘度を高め、および射出圧を高め、そして逆もまた同様である。
【手続補正９】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２３
【補正方法】変更
【補正の内容】
【００２３】
【表２】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 プラス アンリ エス．
フランス エフ−74140 ヴェジー−フォ
ンスネクス シュマン デュ ポン ドゥ
クレヴィー 776
(72)発明者 ウォラック エルベール フランツ
スイス セーアッシュ−1228 プラン−レ
−ゾート シュマン デュ プレ ドゥ
ルフ ７
Ｆターム(参考） 4F074 AA23 AA31 BA02 CA22 CA26
CC22X DA03 DA08 DA33
4J002 BB081 BB231 DE226 DE236
FD326 GG00
4J031 CD28
Claims (6)
- 【請求項１】 エチレンとα，β−不飽和Ｃ3−Ｃ8カルボン酸とのコポリマ
ー、および該コポリマーの酸基と反応してガスを発散する化合物を含有すること
を特徴とする熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項２】 前記コポリマーは、元素の周期表のＩａ、Ｉｂ、ＩＩａ、Ｉ
ＩＩａ、ＩＶａ、ＶＩｂ、およびＶＩＩＩの群から選択された金属イオンで１０
〜９０％中和されることを特徴とする請求項１に記載の組成物。 - 【請求項３】 前記化合物は、元素の周期表のＩａ、Ｉｂ、ＩＩａの群から
選択された金属イオンを有する金属炭酸塩であることを特徴とする請求項１また
は２に記載の組成物。 - 【請求項４】 前記コポリマーはさらにアクリレートを含有することを特徴
とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の組成物。 - 【請求項５】 泡が前記発散されたガスにより形成される請求項１〜４のい
ずれか１項に記載の組成物から製造されることを特徴とするフィルム。 - 【請求項６】 泡が前記発散されたガスにより形成される請求項１〜４のい
ずれか１項に記載の組成物から製造されることを特徴とする成形品。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| EP98201071 | 1998-04-08 | ||
| EP98201071.2 | 1998-04-08 | ||
| PCT/US1999/007229 WO1999051669A1 (en) | 1998-04-08 | 1999-04-01 | Expanded ethylene copolymers |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003525955A true JP2003525955A (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=8233564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000542388A Pending JP2003525955A (ja) | 1998-04-08 | 1999-04-01 | 泡を含有するエチレンコポリマー |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP1080141B1 (ja) |
| JP (1) | JP2003525955A (ja) |
| CA (1) | CA2327288C (ja) |
| DE (1) | DE69902586D1 (ja) |
| WO (1) | WO1999051669A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2438076A1 (en) | 2001-03-29 | 2002-10-10 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Ionomer laminates and articles formed from ionomer laminates |
| US20040161623A1 (en) | 2001-03-29 | 2004-08-19 | Domine Joseph D | Ionomer laminates and articles formed from ionomer laminates |
| EP2342239B1 (en) * | 2008-10-31 | 2020-04-15 | Performance Materials NA, Inc. | High-clarity ionomer compositions and articles comprising the same |
| US11926729B2 (en) | 2018-07-31 | 2024-03-12 | Dow Global Technologies Llc | Ionomer compositions |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL282755A (ja) * | 1961-08-31 | 1900-01-01 | ||
| US4307204A (en) * | 1979-07-26 | 1981-12-22 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Elastomeric sponge |
| JPS60248748A (ja) * | 1984-05-24 | 1985-12-09 | Ube Saikon Kk | 発泡性樹脂組成物 |
| NZ242597A (en) * | 1991-05-14 | 1995-07-26 | Grace W R & Co | Co-extruded water soluble laminated polymeric film and methods of extruding it |
-
1999
- 1999-04-01 DE DE69902586T patent/DE69902586D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-04-01 CA CA002327288A patent/CA2327288C/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-04-01 WO PCT/US1999/007229 patent/WO1999051669A1/en active IP Right Grant
- 1999-04-01 JP JP2000542388A patent/JP2003525955A/ja active Pending
- 1999-04-01 EP EP99915211A patent/EP1080141B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CA2327288A1 (en) | 1999-10-14 |
| EP1080141A1 (en) | 2001-03-07 |
| CA2327288C (en) | 2010-01-12 |
| WO1999051669A1 (en) | 1999-10-14 |
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| DE69902586D1 (en) | 2002-09-26 |
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