JP2003525226A - ジエチルオクタンジオールジカルバメートおよびジエチルオクタンジオールジアロファネート、その製法ならびに使用 - Google Patents

ジエチルオクタンジオールジカルバメートおよびジエチルオクタンジオールジアロファネート、その製法ならびに使用

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JP2003525226A JP2001556828A JP2001556828A JP2003525226A JP 2003525226 A JP2003525226 A JP 2003525226A JP 2001556828 A JP2001556828 A JP 2001556828A JP 2001556828 A JP2001556828 A JP 2001556828A JP 2003525226 A JP2003525226 A JP 2003525226A
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Abstract

(57)【要約】 位置異性ジエチルオクタンジオールジカルバメートおよびジエチルオクタンジオールジアロファネート、その製法、および接着剤、シーリング化合物および被覆材料の合成構成単位および成分としての使用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、新規の位置異性ジエチルオクタンジオールジカルバメートおよびジ
エチルオクタンジオールジアロファネートに関する。本発明はさらに、これらの
新規化合物を製造するための新規方法に関する。本発明は付加的に、合成構成単
位としての、および接着剤、シーリング化合物および被覆材料の成分としての、
これら新規化合物の使用に関する。さらに、本発明は、新規化合物を含有する、
新規の接着剤、シーリング化合物、および被覆材料に関する。本発明はまた、新
規接着剤、シーリング化合物、および被覆材料から製造できる、新規粘着性フィ
ルム、シール、およびコーティングに関する。本発明は特に、新規粘着性フィル
ム、シール、および/またはコーティングを随伴する、下塗り処理した、または
未処理の新規支持体に関する。
【0002】 特許明細書US−A−5474811、US−A−5356669、US−A
−5605965、WO9410211、WO9410212、WO94102
13、EP−A0594068、EP−A−0594071およびEP−A05
94142には、式: −O−(CO)−NH で表される少なくとも1つの側方および/または末端カルバメート基を有するバ
インダー(これについては、Roempp Lexikon Lacke und Druckfarben, Georg Th
ieme Verlag, Stuttgart, New York, 1998, "Binders", page 73〜74参照)およ
びカルバメート基との架橋反応に携わる少なくとも2つの官能基を有する少なく
とも1種の架橋剤を含有する熱硬化性被覆材料が記載されている。これらの公知
の被覆組成物は、非常に高い耐引掻性および耐蝕性を有するクリアコートを提供
する。使用する架橋剤は、主に、多エーテル化メラミンホルムアルデヒド樹脂で
ある。架橋自体は酸で触媒され、使用する触媒は有利にプロトン性の強酸であり
、特に一般的にアミンで障害されるスルホン酸である。
【0003】 さらに、ヨーロッパ特許明細書第97122649.3−2102には、カル
バメート官能性(前記式参照)アミノ樹脂を含む熱硬化性被覆材料が記載される
。この化合物は、非官能性アミノ樹脂または側方カルバメート反応性官能基を有
するバインダーのための架橋剤として使用される。被覆材料は同様に、非常に優
れた性能特性を有する。
【0004】 これらの公知の窒素富有被覆材料は、被覆材料の塗布およびレベリングに有害
な、高い粘性を示すことが多い。それ故、その固形分含量を低下させることなく
、被覆材料の粘度を減少させる必要がある。補足的に反応性である官能基、特に
カルバメート基または熱架橋に必要な類似基の割合を増加させる必要もある。し
かしこれにより被覆材料およびコーティングの親水性がさらに増加することはあ
ってはならず、よって、すでに高い耐酸性および防湿性が低められることはない
【0005】 本明細書において、親水性の特性は、分子または官能基の構造上の特性が水相
で透通性であるかまたはそこに残留するかに関連する。Roempp, op. cit., "Hyd
rophilicity" "hydrophobicity" page 294〜295を参照するとより詳細に記載さ
れている。
【0006】 本発明の課題は、熱硬化性であるか、または熱と化学線照射により硬化性であ
り(二重硬化)、従来技術における欠点を有さず、その代わり、高い固形分含量
を有しかつ窒素を含有する熱架橋性で補足的な官能基の割合が高く、比較的低い
粘性を有し、耐酸性および防湿性を有する接着剤、シーリング化合物およびコー
ティングが製造できる、新規カルバメート官能性および/またはアロファネート
官能性接着剤、シーリング化合物、および被覆材料を提供することである。
【0007】 本発明の更なる課題は、熱で硬化するか、または熱と化学線照射とで硬化する
接着剤、シーリング化合物および被覆材料の成分として非常に好適な新規化合物
を提供することであった。
【0008】 本発明の別の課題は、高分子ならびに低分子有機化学および有機金属化学の合
成構成単位として機能できる新規化合物を提供することであった。
【0009】 本発明は従って、以下に“本発明の化合物”として包括的に参照する、新規位
置異性ジエチルオクタンジオールジカルバメートおよびジエチルオクタンジオー
ルジアロファネートに関する。
【0010】 本発明はまた、以下に“本発明の方法”として包括的に参照する、本発明の化
合物の製法を提供する。
【0011】 本発明は、また、本発明の化合物および/または本発明の製法により製造され
た本発明の化合物を含有する熱で硬化するかまたは熱と化学線照射とで硬化する
新規接着剤、シーリング化合物および被覆材料に関し、これらは以下に“本発明
の接着剤、シーリング化合物または被覆材料”として包括的に参照される。
【0012】 さらに、本発明は、本発明の接着剤、シーリング化合物または被覆材料から製
造できる新規粘着性フィルム、シール、およびコーティングを提供し、これらは
以下に“本発明の粘着性フィルム、シールまたはコーティング”として参照され
る。
【0013】 本発明の更なる課題は、以下の記載で述べる。
【0014】 従来技術から考えて、本発明の課題が、本発明の化合物の助成により解決でき
ることは、当業者にとって意外なことであった。特に本明細書で意外であるのは
、本発明の化合物が容易に入手できる点と、それらの非常に広い利用範囲であっ
た。
【0015】 本発明の化合物は、第1、第2または第3カルバメート基またはアロファネー
ト基を含有する。本発明の接着剤、シーリング化合物および被覆材料への使用を
考慮すると、第1および第2カルボメート基およびアロファネート基が好適であ
り、従って有利に使用される。しかし特に有利であるのは、第1カルバメート基
およびアロファネート基であり、従って本発明において特に有利に使用される。
【0016】 本発明の化合物は、線状C8炭素鎖を含有する。
【0017】 2つのエチル基に関して、線状C8炭素鎖は、以下の置換パターンを有する:
2,3,2,4、2,5、2,6、2,7、3,4、3,5、3,6または4,5。本発
明において、2つのエチル基が2位および4位である場合、すなわち化合物が2
,4−ジエチルオクタンジオールジカルバメートおよび2,4−ジエチルオクタン
ジオールジアロファネートである場合が有利である。
【0018】 2つのヒドロキシル基に関して、C8炭素鎖は以下の置換パターンを有する:
1,2、1,3、1,4、1,5、1,6、1,7、1,8、2,3、2,4、2,5、2
,6、2,7、2,8、3,4、3,5、3,6、3,7、3,8、4,5、4,6、4,
8、5,6、5,7、5,8、6,7、6,8または7,8。本発明において、2つの
ヒドロキシル基が1位および5位にある場合、すなわち化合物がジエチルオクタ
ン−1,5−ジオールジカルバメートまたはジエチルオクタン−1,5−ジオール
ジアロファネートである場合が有利である。
【0019】 2種類の置換パターンを任意に所望の方法で相互に組み合わせてよく;すなわ
ち、本発明の化合物は、 2,3−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−1,
6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6−、
−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−3,
8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7−、
−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオール、 2,4−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−1,
6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6−、
−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−3,
8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7−、
−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオール、 2,5−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−1,
6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6−、
−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−3,
8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7−、
−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオール、 2,6−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−1,
6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6−、
−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−3,
8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7−、
−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオール、 2,7−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−1,
6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6−、
−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−3,
8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7−、
−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオール、 3,4−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−1,
6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6−、
−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−3,
8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7−、
−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオール、 3,5−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−1,
6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6−、
−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−3,
8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7−、
−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオール、 3,6−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−1,
6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6−、
−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−3,
8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7−、
−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオール、または 4,5−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−1,
6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6−、
−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−3,
8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7−、
−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオールジカルバメートまた
はジアロファネートである。
【0020】 本発明の化合物のうち、2,4−ジエチルオクタン−1,5−ジオールジカルバ
メートおよび2,4−ジエチルオクタン−1,5−ジオールジアロファネート、し
かし特に2,4−ジエチルオクタン−1,5−ジオールカルバメートが、その製造
およびその使用において特に有利であり、本発明で特に有利に使用される。
【0021】 本発明の化合物の製造は、位置異性ジエチルオクタンジオールから出発する。
【0022】 本発明で使用する位置異性ジエチルオクタンジオールは、その置換パターンが
本発明の化合物の置換パターンを決定する線状C8炭素鎖を含有する。
【0023】 2つのエチル基に関して、線状C8炭素鎖は以下の置換パターンを有する: 2,3、2,4、2,5、2,6、2,7、3,4、3,5、3,6または4,5。本発
明において、2つのエチル基が2位および4位である場合、すなわち化合物が2
,4−ジエチルオクタンジオールである場合が有利である。
【0024】 2つのヒドロキシル基に関して、C8炭素鎖は以下の置換パターンを有する:
1,2、1,3、1,4、1,5、1,6、1,7、1,8、2,3、2,4、2,5、2
,6、2,7、2,8、3,4、3,5、3,6、3,7、3,8、4,5、4,6、4,
8、5,6、5,7、5,8、6,7、6,8または7,8。本発明において、2つの
ヒドロキシル基が1位および5位にある場合、すなわち化合物がジエチルオクタ
ン−1,5−ジオールである場合が有利である。
【0025】 2つの置換パターンを任意に所望の方法で相互に組み合わせてよく;すなわち
本発明で使用するジエチルオクタンジールには、 2,3−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−1,
6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6−、
−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−3,
8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7−、
−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオール、 2,4−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−1,
6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6−、
−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−3,
8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7−、
−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオール、 2,5−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−1,
6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6−、
−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−3,
8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7−、
−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオール、 2,6−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−1,
6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6−、
−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−3,
8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7−、
−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオール、 2,7−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−
1,6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6
−、−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−
3,8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7
−、−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオール、 3,4−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−1,
6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6−、
−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−3,
8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7−、
−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオール、 3,5−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−1,
6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6−、
−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−3,
8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7−、
−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオール、 3,6−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−1,
6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6−、
−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−3,
8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7−、
−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオール、 4,5−ジエチルオクタン−1,2−、−1,3−、−1,4−、−1,5−、−1,
6−、−1,7−、−1,8−、−2,3−、−2,4−、−2,5−、−2,6−、
−2,7−、−2,8−、−3,4−、−3,5−、−3,6−、−3,7−、−3,
8−、−4,5−、−4,6−、−4,7−、−4,8−、−5,6−、−5,7−、
−5,8−、−6,7−、−6,8−または−7,8−ジオール が含まれる。
【0026】 特に有利な結果は、2,4−ジエチルオクタン−1,5−ジオールを使用した際
に得られる。
【0027】 本発明で使用する位置異性ジエチルオクタンジオールは、自体公知の化合物で
あり、塩基−触媒したアルドール縮合等の常用されかつ公知の有機化学合成法に
より製造でき、または2−エチルヘキサノールの製造等の大規模での化学合成時
に生じる副生成物として得られる。
【0028】 本発明の化合物は、有機化学、特に有機窒素化学の常用かつ公知の方法に従っ
て、任意の所望の適当な手段で製造できる。しかし本発明において、本発明の方
法に従って製造するのが有利である。
【0029】 本発明の位置異性ジエチルオクタンジオールジカルバメートを製造するための
本発明の第1の方法は、前記した位置異性ジエチルオクタンジオールをアルキル
、シクロアルキルまたはアリールカルバメート、特にメチル、ブチル、シクロヘ
キシルまたはフェニルカルバメートと反応させ、本発明の位置異性ジエチルオク
タンジオールジカルバメートと副生成物であるアルコールまたはフェノールとを
得ることから成る。副生成物を、例えば蒸留等の常用で公知の方法により分離し
てもよい。本発明の方法は、手法の観点から見て特別な特徴を有さず、むしろ特
許明細書US−A−4758632、US−A−4310257およびUS−A
−2979514に記載される手法および条件に沿って実施される。
【0030】 本発明の位置異性ジエチルオクタンジオールジカルバメートを製造するための
本発明の第2の方法は、位置異性ジエチルオクタンジオールをホスゲンと反応さ
せて、相当の位置異性クロロホルメートを得ることから成る。手法の観点から見
て、クロロホルメート−官能性中間体の製造は特別な特徴を有さず、むしろ相当
の好適な装置を用い、ホスゲンの取扱に常用される安全な手段により、ホスゲン
化学において常用かつ公知の手段に従って実施される。
【0031】 有利に、ジエチルオクタンジオールの反応性および/またはジエチルオクタン
ジオールの当該溶液の攪拌性(stirability)に応じて、ホスゲンとの反応を−
10〜100、好ましくは0〜50、特に10〜40℃の温度で実施する。
【0032】 クロロホルメート−官能性中間体が単離でき、これが特定の場合に非常に有利
であるとしても、一般的には中間体が製造される溶液中で中間体とアンモニアお
よび/または第1級アミンおよび/または第2級アミンとを反応させるのが望ま
しい。
【0033】 好適な第1級および第2級アミンは、一般式I: NHRR (I) [式中、記号Rは水素原子または以下の化合物由来の1価の有機基を表す: (i)置換および非置換の、直鎖または分枝鎖で、鎖および/または環中にヘテ
ロ原子を有さないかまたは少なくとも1つ有する、アルカン、アルケン、シクロ
アルカン、シクロアルケン、アルキルシクロアルカン、アルキルシクロアルケン
、アルケニルシクロアルカンまたはアルケニルシクロアルケン、 (ii)置換および非置換の芳香族またはヘテロ芳香族;および (iii)アルキル−、アルケニル−、シクロアルキル−、シクロアルケニル−
、アルキルシクロアルキル−、アルキルシクロアルケニル−、アルケニルシクロ
アルキル−、またはアルケニルシクロアルケニル−置換芳香族またはヘテロ芳香
族であり、その置換基は置換されていてもよく、鎖および/または環中に、ヘテ
ロ原子を有さないかまたは少なくとも1つ有する;および Rは、上記の水素原子以外の意味を有する;または 水素原子を除くRとRは、相互に結合して環を形成する]のアミンである。
【0034】 好適なヘテロ原子の例は、酸素、窒素、ホウ素、ケイ素、硫黄、およびリン原
子である。
【0035】 前記Rのための好適な置換基の例は、ハロゲン原子、特にフッ素および塩素
原子、ニトロ基、およびニトリル基である。
【0036】 好適な芳香族の例は、ベンゼンおよびナフタレンである。
【0037】 好適なヘテロ芳香族の例は、チオフェン、ピリジン、およびトリアジンである
【0038】 好適なアルカンの例は、分子中に1〜20個の炭素原子を有するアルカンであ
り、例えばメタン、エタン、プロパン、ブタン、イソブタン、ペンタン、ネオペ
ンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン、ノナン、デカン、ヘキ
サデカンまたはエイコサンである。
【0039】 好適なアルケンの例は、エチレンおよびプロピレンである。
【0040】 好適なシクロアルカンの例は、シクロペンタンおよびシクロヘキサンである。
【0041】 好適なシクロアルケンの例は、シクロペンテンおよびシクロヘキセンである。
【0042】 好適なアルキルシクロアルカンの例は、メチルシクロペンタンおよびメチルシ
クロヘキサンである。
【0043】 好適なアルキルシクロアルケンの例は、メチルシクロペンテンおよびメチルシ
クロヘキセンである。
【0044】 好適なアルケニルシクロアルカンの例は、アリル−およびビニルシクロペンタ
ンおよびアリル−およびビニルシクロヘキサンである。
【0045】 好適なアルケニルシクロアルケンの例は、ビニルシクロペンテンおよびビニル
シクロヘキセンである。
【0046】 好適なアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル
シクロアルキル、アルキルシクロアルケニル、アルケニルシクロアルキルおよび
アルケニルシクロアルケニル置換基の例は、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ビニル、アリル、シ
クロヘキシル、シクロヘキセニル、4−メチルシクロヘキシル、4−メチルシク
ロヘキセニル、3−アリルシクロヘキセニル、および4−ビニルシクロヘキセニ
ルである。
【0047】 基Rは、有利に、それ自体が非置換であるか、その置換基が非置換である有
機化合物に由来するものである。
【0048】 有利には、これらの化合物はまた、その鎖および/または環中および/または
その置換基の鎖および/または環中にヘテロ原子を有さない。
【0049】 基RおよびRが、前記した有利な条件を満たす直鎖アルカンに由来する場合
、特に有利な結果が得られる。メタン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタンま
たはヘキサンに由来する場合に、さらに有利な結果が得られる。
【0050】 非常に適した第1級アミンIの例は、メチルアミン、エチルアミン、プロピル
アミン、イソブチルアミン、ヘキシルアミン、シクロヘキシルアミン、アリルア
ミン、シクロヘキセニルアミン、アニリン、シクロヘキシルメチルアミン、(2
−シクロヘキシル)−エチルアミンおよびベンジルアミンである。
【0051】 これらの第1級アミンの反応により、第2カルバメート基を含む本発明のジエ
チルオクタンジオールジカルバメートが得られる。
【0052】 非常に好適な第2級アミンIの例は、ジメチルアミン、ジエチルアミン、メチ
ルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、メチルシクロヘキシルアミン、ジベ
ンジルアミン、メチルベンジルアミンおよびジフェニルアミンである。
【0053】 非常に好適な環状アミンIの例は、イミダゾール、チアジン、モルホリン、お
よびピペリジンである。
【0054】 これらの第2級アミンIの反応により、第3カルバメート基を含有する本発明
のジエチルオクタンジオールジカルバメートが得られる。
【0055】 第1カルバメート基を含有する本発明のジエチルオクタンジオールジカルバメ
ートが非常に有利であるので、本発明ではアンモニアを特に有利に使用する。
【0056】 手法の観点から見て、アンモニアおよび/またはアミンIとクロロホルメート
−官能性中間体との反応は、特別な特性を有さず、むしろ有機化学で常用されか
つ公知の方法に従って実施される。この目的のために使用する装置および技術は
、特に固体、液体または気体アミンIまたは気体あるいは可溶化アンモニアを使
用するかどうかによって決定される。従って、当業者は従来技術の知識に基づい
て、簡単な方法で適切な技術および装置を選択することができる。
【0057】 クロロホルメート基とアンモニアまたはアミンIとの反応で得られる塩化アン
モニウムを、本発明のジエチルオクタンジオールジカルバメートを含む反応混合
物から、常用かつ公知の手段を用いて分離する。好適な方法の例は、濾過または
抽出であり、これらの方法を適当なやり方で組み合わせてもよい。
【0058】 本発明の位置異性ジエチルオクタンアロファネートを製造するための方法には
、位置異性ジエチルオクタンジオールとアルキル、シクロアルキルまたはアリー
ルアロファネート、特にアルキルアロファネート、特にメチルまたはエチルアロ
ファネートとの反応が含まれる。本発明において、反応は50〜150℃、有利
には60〜130℃、特に有利には80〜120℃で実施するのが有利である。
アルコールおよび/またはフェノールを反応混合物から例えば真空蒸留により連
続的に除去するのが、特に有利な反応経路である。反応を促進するために、p−
トルエンスルホン酸等の常用かつ公知の酸触媒を反応混合物へ添加してよい。
【0059】 使用用途に応じて、製造後かつ使用前に本発明の化合物を単離してもよく、ま
たは化合物が得られた溶液を直接使用してもよい。有利な変法は、特にその使用
用途に応じて思考される。溶剤媒介性接着剤、シーリング化合物および被覆材料
での使用において、例えば本発明のジエチルオクタンジオールジカルバメートを
溶液の状態で使用するが、ただし溶剤不含の固体または液体接着剤、シーリング
化合物および被覆材料として使用する前に化合物を単離する。
【0060】 その新規の構造のおかげで、本発明の化合物は低分子有機化学、高分子有機化
学および有機金属化学の有価な構成単位として使用できる。
【0061】 本発明の化合物は更に、熱および/または化学線照射で硬化する接着剤、シー
リング化合物、および被覆材料の製造に使用してよい。特に、本発明の接着剤、
シーリング化合物、および被覆材料の成分として使用される。本明細書において
、本発明の接着剤、シーリング化合物および被覆材料中でのその割合は、極めて
広い範囲を変化できる。本発明の化合物が、本発明の接着剤、シーリング化合物
および被覆材料の主要な成分を構成する場合、その割合は、それぞれ本発明の接
着剤、シーリング化合物または被覆材料に対して有利に95質量%まで、より有
利に90質量%まで、特に有利に85質量%まで、非常に有利には80質量%ま
で、特に75質量%までである。また、本発明の化合物は、熱架橋のための反応
性希釈剤(これに関しては、Roempp, op. citの491ページの“Reactive dilu
ents”参照のこと)の機能を有する添加物として使用することができる。この場
合、本発明の接着剤、シーリング化合物または被覆材料に対して0.1〜20質
量%、有利には0.2〜18質量%、特に有利には0.3〜16質量%、非常に有
利には0.4〜14質量%、特に0.5〜12質量%の割合が、正に、本発明の利
点を得るのに十分である。
【0062】 本発明の接着剤、シーリング化合物または被覆材料は、さらに、常用かつ公知
のバインダー、架橋剤および添加物を、有効量で含有してよい。
【0063】 バインダーは、広い範囲の種々のオリゴマーおよびポリマークラスの任意のも
のであってよい。好適なオリゴマーおよびポリマークラスの例は、エチレン性不
飽和モノマーのランダム、交互および/またはブロック、直鎖および/または分
枝鎖および/または櫛形付加(共)重合体であるか、または重付加樹脂および/
または重縮合樹脂である。これらの用語に関して、Roempp, op. cit. の457
ページには“Polyaddition”および“Polyaddition resin”について、463ペ
ージと464ページには“Polycondensates”、“Polycondensation”および“P
olycondensation resins”について更に詳細な記載がある。存在してもよい任意
の置換基については前記書物に備考が適用される。
【0064】 非常に好適な付加(共)重合体の例は、ポリ(メタ)アクリレートおよび部分
的にけん化したポリビニルエステルである。
【0065】 非常に好適な重付加樹脂および/または重縮合樹脂の例は、ポリエステル、ア
ルキド、ポリウレタン、ポリラクトン、ポリカーボネート、ポリエーテル、エポ
キシ樹脂−アミンアダクト、ポリウレア、ポリアミド、およびポリイミドである
【0066】 前記記載のバインダーが、カルバメート反応性官能基、例えばN−メチロール
またはN−メチロールエーテル基を有する場合、特に有利な結果となる。
【0067】 好適な架橋剤の例は、アミノ樹脂である。好適なアミノ樹脂の例は、常用かつ
公知であり、多くの製品は購買入手が可能である。
【0068】 非常に好適なアミノ樹脂の例は、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、および尿素
樹脂である。本明細書において、透明トップコートまたはクリアコートに好適な
任意のアミノ樹脂、またはそのようなアミノ樹脂の混合物を使用できる。更に詳
細は、Roempp, op. citの29ページの“Amino resins”およびJohan Bieleman,
Wiley-VCH, Weinheim, New York, 1998のテキストの242ページffの“Lackad
ditive"(Additives for coatings)、またはD. StoyeおよびW.Freitag, Wiey-VCH
, Weinheim, New York, 1998の第2完全修正版“Paints, Coatings and Solvent
s”の 80ページffを参照のこと。更に、好適であるのは、そのメチロールおよ
び/またはメトキシメチル基がカルバメートまたはアロファネート基により機能
低下している常用かつ公知のアミノ樹脂である。この種の架橋剤は、特許明細書
US−A−4710542およびEP−B−0245700およびB. Singhおよ
び同僚による“Carbamylmethylated melamines, novel crosslinkers for the c
oatings industry”Advances Organic Coatings Science and Technology Serie
s, 1991, volume 13, p. 193〜207の論文にも記載される。
【0069】 これらの架橋剤に加えて、別の架橋剤が存在してもよい。別の好適な架橋剤の
例は、シロキサン基を有する樹脂または化合物、無水物基を有する樹脂または化
合物、エポキシド基を有する樹脂または化合物、ブロックおよび/または非ブロ
ックポリイソシアネート、および/またはトリス(アルコキシカルボニルアミノ
)トリアジンであり、例えば特許明細書US−A−4939213、US−A−
5084541、US−A−5288865およびEP−A−0604922に
記載される。
【0070】 別の架橋剤の反応性に応じて、それを本発明の被覆材料、接着剤およびシーリ
ング化合物へ直接添加して、いわゆる1−成分系を製造してもよい。しかし、特
に反応性の架橋剤、例えばポリイソシアネートまたはエポキシドの場合、一般的
に、使用の直前まで、被覆材料、接着剤およびシーリング化合物へ添加しない。
この結果、いわゆる2−成分系または多成分系が得られる。
【0071】 本発明の被覆材料、接着剤およびシーリング化合物が熱だけでなく化学線照射
によって硬化する場合、化学線照射で活性化できる常用かつ公知の成分が含まれ
ている。本発明において、化学線とは、電磁波、特に可視光線、紫外線またはX
線、あるいは粒子線、特に電子ビームを意味する。紫外線の使用は特に有利であ
る。化学線で活性化できる好適な成分の例は、(メタ)アクリロイル−、アリル
−、ビニル−またはジシクロペンタジエニル−官能性(メタ)アクリルコポリマ
ーまたはポリエーテルアクリレート、ポリエステルアクリレート、不飽和ポリエ
ステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、アミノア
クリレート、メラミンアクリレート、シリコンアクリレート、または相当のメタ
クリレートである。
【0072】 好適な添加物の例は、例えばプラスチックまたはコーティング分野で常用され
かつ公知の架橋触媒、開始剤、特に光開始剤、顔料、染料、充填剤、補強性充填
剤、レオロジー助剤、溶剤、湿潤剤、分散剤、脱泡剤、定着剤、支持体のぬれを
改良するための添加剤、つや消し剤、平坦化剤、レベリング剤、フィルム形成助
剤、乾燥剤、皮張り防止剤、光安定剤、腐蝕防止剤、殺虫剤、難燃化剤、重合阻
害剤、特に光阻害剤、または可塑化剤である。好適な添加剤(C)の更なる例は
、Johan Bieleman, Wiley-VCH, Weinheim, New York, 1998のテキスト“Lackadd
itive”に記載される。
【0073】 添加物の選択は、本発明の被覆材料、接着剤、およびシーリング化合物の所望
の特性プロファイルおよびその最終使用目的によって決定され、従って、当業者
は簡単な予備試験を経て、簡易な手段で選択することが可能である。
【0074】 本発明の接着剤、シーリング化合物、および被覆材料は、分散剤または水溶液
、水性−有機媒体または有機媒体中に存在してよく、あるいはいわゆるNAD(
非水性分散液)として存在してもよい。さらに、微粉砕の固体の形で粉末被覆材
料として、例えば水中に分散した固体の形で粉末スラリーとして存在してもよい
。また、溶剤−不含の液体の形ですなわち100%系として存在してもよい。そ
れぞれにおいて必要とされる、本発明の接着剤、シーリング化合物、および被覆
材料の成分は、与えられた特性プロファイル(固体、液体、有機溶剤に可溶性、
水溶性、等)に基づいて、当業者が容易に選択できる。
【0075】 本発明の接着剤、シーリング化合物、および被覆材料の製造は特別な特徴を有
さず、むしろ好適な混合装置、例えば攪拌容器、ディソルバー、攪拌ミルまたは
押出装置を用いて、本発明の接着剤、シーリング化合物および被覆材料のそれぞ
れを製造するのに好適な方法に従い、前記成分を混合することから成る、常用か
つ公知の方法で実施される。
【0076】 本発明の接着剤を、下塗り処理したおよび未処理の支持体上に本発明の粘着性
フィルムを製造するために使用する。
【0077】 本発明のシーリング化合物を、下塗り処理したおよび未処理の支持体上に本発
明のシールを製造するために使用する。
【0078】 本発明の被覆材料を、プライマーサーフェイサー、固体−着色トップコート材
料、ベースコート材料、およびクリアコート材料として使用してよく、下塗り処
理したおよび未処理の支持体上に、単層または多層クリアコート系あるいは着色
および/または作用性コーテイング系を製造するために使用してよい。
【0079】 クリアコート系を製造するための使用に際して特に有利な結果を導くのは、ウ
ェット−オン−ウェット技術として知られるものであり、この際ベースコート材
料、特に水性ベースコート材料を下塗り処理したまたは未処理の支持体上に塗布
し、乾燥させるが硬化はさせず、その後、クリアコート材料をベースコートフィ
ルムへ塗布し、得られたフィルムコートをベースコートと一緒に、熱または熱と
化学線とで硬化させる。
【0080】 好適なコーティング支持体は、熱または熱と化学線とを組み合わせたものを利
用して支持体上のフィルムを硬化する際に損傷を受けない、あらゆる種類の表面
であり;例えばこのような支持体は金属、プラスチック、木材、セラミック、石
材、織物、繊維組成物、皮革、ガラス、ガラス繊維、ガラスウール、ロックウー
ル、鉱物−結合性および樹脂−結合性構成材料、例えばプラスターボード、セメ
ントスラブ、または瓦、ならびにこれらの材料の複合体である。また、本発明の
コーティング、接着剤フィルムまたはシールは、自動車のOEM仕上げおよび自
動車の塗り換えの外装に好適である。ここでは、特にコーテイング、家具の接着
および/またはシーリングならびにコイルコーティング、コンテナーコーティン
グ、および含浸または電気成分のコーティングを含む工業規模での利用にも好適
である。工業規模での利用に関して、個人的にまたは工業的に使用する実質的に
全ての部品、例えば、ラジエーター、家庭用電化製品、ナットおよびボルト等の
小さな金属部品、ハブキャップ、ホイールリム、パッケージングまたは電気部品
、例えばモーター巻線または変圧器巻線のコーティング、接着および/またはシ
ーリングに好適である。
【0081】 電導性の支持体である場合、常用かつ公知の方法で電着塗装材料から製造され
る下塗剤を使用できる。この目的のために、陰極および陽極の電着塗装材料の両
方ともが好適であるが、特に陰極電着が有利である。
【0082】 例えばABS、AMMA、ASA、CA、CAB、EP、UF、CF、MF、
MPF、PF、PAN、PA、PE、HDPE、LDPE、LLDPE、UHM
WPE、PC、PC/PBT、PC/PA、PET、PMMA、PP、PS、S
B、PUR、PVC、RF、SAN、PBT、PPE、POM、PUR−RIM
、SMC、BMC、PP−EDPMおよびUP(DIN7728T1に基づく略
号)から成る、下塗り処理したまたは未処理のプラスチック部品をコート、接着
またはシールすることができる。非官能性および/または非極性支持体表面を、
コーティングの前に、例えばプラズマまたは発炎燃焼等の公知の方法で前処理し
てもよく、または水をベースとする下塗り剤を施してもよい。
【0083】 本発明の接着剤、シーリング化合物および被覆材料の塗布を、常用の塗布法、
例えば噴霧、ナイフ塗布、刷毛塗り、流し塗り、浸漬、含浸、散布またはロール
塗布により実施する。被覆される支持体自体は静止しており、塗布装置を動かす
。また、塗布される支持体、特にコイルを動かし、支持体に対して塗布装置を静
止させていてもよく、または適当に動かしてもよい。本発明の接着剤、シーリン
グ化合物、および被覆材料が、化学線照射で活性化できる成分を含有する場合、
光が当たらない状態で塗布するのが有利である。
【0084】 本発明の接着剤、シーリング化合物、および被覆材料を塗布したフィルムを、
フィルムを均等にしかつ/または揮発性成分を蒸発させるために所望の一定期間
放置した後、熱により、または熱と化学線照射とにより、公知の方法で硬化させ
る。
【0085】 この方法において、熱硬化は特に特徴を有さず、むしろ室温から200℃まで
の常用かつ公知の温度範囲で、1分から3時間の硬化時間で、輻射加熱器または
強制空気加熱オーブン等の装置を使用して実施する。
【0086】 化学線での硬化もこの方法では特別な特徴を有さず、むしろUVランプおよび
/または電子ビーム源の照射による常用かつ公知の方法で、有利には不活性ガス
の存在下に実施する。
【0087】 本発明の二重−硬化性接着剤、シーリング化合物および被覆材料の硬化に関し
て、熱硬化および化学線硬化を同時にまたは別個に実施してよい。2つの硬化法
を別個に利用する場合、例えば熱硬化で開始し、化学線照射による硬化で終了す
ることが可能である。別の場合、化学線照射による硬化で開始し、熱硬化で終了
することもまた有利である。当業者は、可能であれば簡単な予備試験を行い、従
来技術に関する知識に基づいて該当する場合に最も適した硬化法を決定できる。
【0088】 本発明の接着剤およびシーリング化合物から製造される本発明の粘着性フィル
ムおよびシールは、厳しい気候条件であっても、長期間に亘って傑出した接着強
度とシーリング能を有する。
【0089】 本発明の被覆材料から製造される本発明のコーティングは、優れたレベリング
作用を示し、傑出した外観を有する。これらは気候安定性、耐酸性および防湿性
であり、熱帯条件であっても黄変しない。従って、室内外の両方で使用できる。
【0090】 故に、少なくとも1種の本発明のコーティングで被覆され、少なくとも1種の
本発明のシールでシールされかつ/または少なくとも1種の本発明の本発明の接
着剤で接着された、本発明の下塗り処理したおよび未処理の支持体、特に、車体
および市販の車両、プラスチック部品を含む工業製品、パッケージング、コイル
および電気製品、または家具は、特に技術的および経済的な利点を有し、特に長
い有効寿命を示し、従って利用者にとって非常に魅力的である。
【0091】 実施例 例1 2,4−ジエチルオクタン−1,5−ジオールジカルバメートの製造 気体注入チューブ、食塩水コンデンサー(−15℃)およびドライアイスコン
デンサーを備えた2lのガラス装置に、トルエン50gを装填し、ホスゲンの還
流が起こるまで、この最初の装填物を50〜55℃においてホスゲンで飽和させ
た。その後、2,4−ジエチル−1,5−オクタンジオール(ヒドロキシ価536
mg KOH/g)4g(2モル)を、トルエン808g中の溶液として、総量
480gのホスゲンと50〜55℃で、4時間かけて反応させた。その後、50
〜55℃で30分間、後反応させ、反応混合物を窒素を用いてホスゲンを除去し
た。
【0092】 次いで、室温から40℃で、総量155gの気体アンモニアを2.5時間かけ
て通過させ、塩化アンモニウムの白色沈澱を形成した。反応終了後、70℃で、
水400mlを添加し、塩化アンモニウムを分別した。水相を70℃で分離し、
有機相を水400mlで70℃で2回洗浄した。引き続き、有機相を回転蒸発装
置で濃縮した。
【0093】 これにより、27mg KOH/gのヒドロキシル価を有する2,4−ジエチ
ル−1,5−オクタンジオールジカルバメート558g(96.8%)を得た。I
Rスペクトルは唯一の官能基としてカルバメートバンドを示した。
【0094】 製造例1 本発明のクリアコート材料中で使用するバインダーの製造 撹拌装置、還流コンデンサーおよび2つの供給容器を備えた好適な反応容器に
、2,4−ジエチルオクタン−1,5−ジオール、メチルアミルケトンおよびエト
キシエチルプロピオネート(質量比=1:1:1)の混合物100質量部を装填
し、この最初の装填物を145℃で加熱した。VeoVa(R)10(Roempp,
op. cit,598ページ“VeoVa (R)”参照)100質量部、スチレン150質量
部、tert−ブチルシクロヘキシルアクリレート100質量部、n−ブチルメ
タクリレート200質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート10質量部およ
びイソデシルメタクリレート100質量部から成る混合物を、最初の充填物へ、
一定の速度で、攪拌しながら、4.5時間かけて測り入れた。この供給流の開始
15分前に、ジ−tert−ブチルペルオキシド40質量部およびメチルアミル
ケトンの混合物の添加を開始した。この混合物を得られた反応混合物へ、一定の
速度で5時間かけて測り入れた。後重合し、反応混合物を、メトキシプロピルア
セテートを用いて、74質量%の固形分含量に調節した(130℃で1時間)。
【0095】 例2 本発明のクリアコート材料の製造と使用 2,4−ジエチルオクタン−1,5−ジオールジカルバメート(例1参照)1質
量部、市販のメラミン樹脂(Luwipal (R) 066 BASF社製)1質量部、例
1で製造したバインダー溶液121.62質量部および市販の酸架橋触媒(Nacur
e (R) 4575)0.28質量部を相互に混合した。得られたクリアコート材料を
湿潤したフィルム厚が100μmになるようにガラスに塗布し、130℃で30
分硬化した。得られた本発明のクリアコートは、清浄で、透明で、引掻抵抗性で
ありかつ耐酸性であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 179/00 C09J 179/00 201/02 201/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ヴェルナー−アルフォンス ユング ドイツ連邦共和国 アッシェベルク ウー アヴェルカーシュトラーセ 55 (72)発明者 ポール ハリス アメリカ合衆国 ミシガン ウェスト ブ ルームフィールド パウダー ホーン ド ライヴ 5581 (72)発明者 スワミナサン ラメシュ アメリカ合衆国 ミシガン カントン ス トラトフォード ドライヴ 47417 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA02 AB49 AB99 AC56 BE14 RA54 RB04 4J004 AA09 AA10 AA13 AA14 AA15 AA16 AB01 AB05 AB07 CB03 CC02 4J038 CF011 CG141 CP001 CQ001 DA142 DA162 DA172 DB001 DD121 DE001 DF001 DG001 DH001 GA02 GA08 KA03 PA17 PA19 4J040 DE011 DF041 DF051 DL001 DM001 EB112 EB132 EB142 EC001 ED111 EE001 EF001 EG001 EH031 EL021 JB02 JB07 KA16

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置異性ジエチルオクタンジオールジカルバメートおよびジ
    エチルオクタンジオールジアロファネート。
  2. 【請求項2】 第1カルバメートまたはアロファネート基を有することを特
    徴とする、請求項1に記載の位置異性ジエチルオクタンジオールジカルバメート
    およびジエチルオクタンジオールジアロファネート。
  3. 【請求項3】 線状のC8炭素鎖が、2個のエチル基に関して、以下の置換
    パターン:2,3、2,4、2,5、2,6、2,7、3,4、3,5、3,6または4
    ,5を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の位置異性ジエチルオ
    クタンジオールジカルバメートおよびジエチルオクタンジオールジアロファネー
    ト。
  4. 【請求項4】 2個のエチル基が2位および4位であることを特徴とする、
    請求項3に記載の位置異性ジエチルオクタンジオールジカルバメートおよびジエ
    チルオクタンジオールジアロファネート。
  5. 【請求項5】 C8炭素鎖が、2個のカルバメート基およびアロファネート
    基に関して、以下の置換パターン:1,2、1,3、1,4、1,5、1,6、1,7
    、1,8、2,3、2,4、2,5、2,6、2,7、2,8、3,4、3,5、3,6、
    3,7、3,8、4,5、4,6、4,8、5,6、5,7、5,8、6,7、6,8また
    は7,8を有することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載
    の位置異性ジエチルオクタンジオールジカルバメートおよびジエチルオクタンジ
    オールジアロファネート。
  6. 【請求項6】 2個のカルバメート基またはアロファネート基が1位および
    5位であることを特徴とする、請求項5に記載の位置異性ジエチルオクタンジオ
    ールジカルバメートおよびジエチルオクタンジオールジアロファネート。
  7. 【請求項7】 2,4−ジエチルオクタン1,5−ジオールおよび2,4−ジ
    エチルオクタン1,5−ジオールジアロファネートであることを特徴とする、請
    求項6に記載の位置異性ジエチルオクタンジオールジカルバメートおよびジエチ
    ルオクタンジオールジアロファネート。
  8. 【請求項8】 位置異性ジエチルオクタンジオールを、アルキル、シクロア
    ルキルまたはアリールカルバメートと反応させることを特徴とする、ジエチルオ
    クタンジオールから、請求項1から7までのいずれか1項に記載の位置異性ジエ
    チルオクタンジオールカルバメートを製造する方法。
  9. 【請求項9】 位置異性ジエチルオクタンジオールをホスゲンと反応させて
    、相当のクロロホルメートを取得し、これらの中間体をアンモニアおよび/また
    はアミンと反応させることを特徴とする、ジエチルオクタンジオールから、請求
    項1から7までのいずれか1項に記載の位置異性ジエチルオクタンジオールジカ
    ルバメートを製造する方法。
  10. 【請求項10】 位置異性ジエチルオクタンジオールを、アルキル、シクロ
    アルキルまたはアリールアロファネートと反応させることを特徴とする、ジエチ
    ルオクタンジオールから、請求項1から7までのいずれか1項に記載の位置異性
    ジエチルオクタンジオールジアロファネートを製造する方法。
  11. 【請求項11】 位置異性ジエチルオクタンジオールの線状C8炭素鎖が、
    2個のエチル基に関して、以下の置換パターン:2,3、2,4、2,5、2,6、
    2,7、3,4、3,5、3,6または4,5を有することを特徴とする、請求項8
    から10までのいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 2個のエチル基が2位および4位であることを特徴とする
    、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 位置異性ジエチルオクタンジオールのC8炭素鎖が、2個
    のヒドロキシル基に関して、以下の置換パターン:1,2、1,3、1,4、1,5
    、1,6、1,7、1,8、2,3、2,4、2,5、2,6、2,7、2,8、3,4、
    3,5、3,6、3,7、3,8、4,5、4,6、4,8、5,6,5,7、5,8、6
    ,7、6,8または7,8を有することを特徴とする、請求項8から12までのい
    ずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 2個のヒドロキシル基が1位および5位であることを特徴
    とする、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 2,4−ジエチルオクタン−1,5−ジオールを使用するこ
    とを特徴とする、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 低分子および高分子有機化学ならびに有機金属化学におけ
    る合成構成単位としての、請求項1から7までのいずれか1項に記載の位置異性
    ジエチルオクタンジオールジカルバメートおよびジエチルオクタンジオールジア
    ロファネート、請求項8、9および11から15までのいずれか1項に記載の方
    法で製造される位置異性ジエチルオクタンジオールジカルバメート、および請求
    項10から15までのいずれか1項に記載の方法で製造されるジエチルオクタン
    ジオールジアロファネートの使用。
  17. 【請求項17】 熱で硬化する、または熱と化学線照射とで硬化する接着剤
    、シーリング化合物および被覆材料を製造するための、請求項1から7までのい
    ずれか1項に記載の位置異性ジエチルオクタンジオールジカルバメートおよびジ
    エチルオクタンジオールジアロファネート、請求項8、9および11から15ま
    でのいずれか1項に記載の方法で製造される位置異性ジエチルオクタンジオール
    ジカルバメート、および請求項10から15までのいずれか1項に記載の方法で
    製造されるジエチルオクタンジオールジアロファネートの使用。
  18. 【請求項18】 請求項1から7までのいずれか1項に記載の少なくとも1
    種のジエチルオクタンジオールジカルバメートおよび/または少なくとも1種の
    ジエチルオクタンジオールジアロファネートおよび/または請求項8、9および
    11から15までのいずれか1項に記載の方法で製造された少なくとも1種のジ
    エチルオクタンジオールジカルバメートおよび/または請求項10から15まで
    のいずれか1項に記載の方法で製造された少なくとも1種のジエチルオクタンジ
    オールジアロファネートを含有することを特徴とする、熱で硬化する、または熱
    と化学線照射とで硬化する接着剤、シーリング化合物および被覆材料。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の、熱で硬化する、または熱と化学線照
    射とで硬化する接着剤、シーリング化合物、および被覆材料から製造できること
    を特徴とする、下塗り処理したまたは未処理の支持体上および支持体中の接着剤
    、フィルム、シールおよびコーティング。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の、接着剤、フィルム、シールおよび/
    またはコーティングを有する、下塗り処理したまたは未処理の支持体。
JP2001556828A 2000-02-02 2001-01-24 ジエチルオクタンジオールジカルバメートおよびジエチルオクタンジオールジアロファネート、その製法ならびに使用 Expired - Fee Related JP4608168B2 (ja)

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