JP2003523971A - C−4カーボネートタキサン - Google Patents

C−4カーボネートタキサン

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経口投与のできる新規なタキサン誘導体、それらの抗腫瘍剤としての用途及び製薬処方物の提供。 【解決手段】 式I(式中、Rはフェニル、イソプロピルまたは第三級ブチルであり;Rは−C(O)R(但し、Rは(CHCO−、(CHCCH−、CH(CHO−、シクロブチル、シクロヘキシルオキシまたは(2−フリル)であり;そしてRはCHC(O)O−である)の化合物、またはその製薬上許容できる塩。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、抗腫瘍化合物に関する。さらに特に、本発明は、新規な経口で活性
なパクリタキセル(paclitaxel)誘導体、それらの製薬処方物及び経
口用の抗腫瘍剤としてのそれらの用途を提供する。
【0002】
【従来の技術】
パクリタキセルは、Pacificイチイ属の木、Taxus brevif
oliaの樹皮から抽出される天然の生成物であり、抗ガン剤であるTAXOL
(商標)の活性成分である。それは、生体内(in vivo)の動物モデルで
優れた抗腫瘍活性を有することを示し、そして最近の研究は、そのユニークな作
用の態様を明らかにし、それはチューブリンの異常な重合及び有糸分裂の破壊を
含む。それは、多数のヒトのガンに対して臨床的に使用され、医療上及び商業上
の両面から重要な抗ガン剤である。多数の臨床実験が進行中で、ヒトの増殖性疾
患の治療に、この剤の有用性が拡大し増大している。 TAXOL (商標)の臨
床試験の結果は、多数の著者によりレビューされている。多くの異なる著者によ
る論文を編集した最も最近のものは、「Oncology」1999、26(1
、Suppl.2)のセミナーに含まれている。他の例は、例えば、Rowin
skyらによる「TAXOL:A Novel Investigationa
l Antimicrotubule Agent」J.Natle.Canc
er Inst.82:pp1247−1259、1990: Rowinsk
y及びDonehowerによる「The Clinical Pharmac
ology and use of Anitimicrotubule Ag
ents in Cancer Chemotherapeutics」Pha
rmac.Ther.52:35−84、1991;Spencer及びFau
ldsによる「Paclitaxel、A Review of its Ph
armcodynamics and Pharmacokinetic Pr
operties and Therapeutic Potential i
n the Treatment of Cancer」Drugs、48(5
)794−847、1994;K.C.Nicolaouらによる「Chemi
stry and Biology of TAXOL」Angew.Chem
.Int.Ed.Engl.33:15−44、1994;F.A.Holme
s、A.P.Kudelka、J.J.Kavanaugh、M.H.Hube
r、J.A.Ajani、V.Valeroによる書籍「Taxane Ant
icancer Agents Basic Science and Cur
rent Status」Gunda I.Georg、Thomas T.C
hen、Iwao Ojima及びDolotrai M.Vyas編、199
5、American Chemical Society、Washingt
on、DC、31−57;Susan G.Arbuck及びBarbara
Blaylockによる書籍「TAXOL Science and Appl
ications」Mathew Suffness編、1995、CRC P
ress Inc.Boca Raton、Florida、379−416;
さらにそれらに引用された文献がある。
【0003】 ドセタキセル(docetaxel)と呼ばれるパクリタキセルの半合成アナ
ログも、良好な抗腫瘍活性を有することが分かっており、そして市販されている
抗ガン剤TAXOTERE(商標)の活性成分である。「Biological
ly Active Taxol Analogues with Delet
ed A−Ring Side Chain Substituents an
d Variable C−2´ Cofigurations」J.Med.
Chem.34、pp1176−1184(1991);「Relations
hips between the Structure of Taxol
Analogues and Their Antimitotic Acti
vity」J.Med.Chem.34、pp992−998(1991)参照
。Jorge E.Cortes及びRichard PazdurによるTA
XOTERE(商標)の臨床上の活性のレビューは、Journal of C
linical Ongology 1995、13(10)、1643−26
55に掲載されている。パクリタキセル及びドセタキセルの構造は、ある群に属
する化合物に関する従来の命名法に従って以下に示され、この命名法がまた本明
細書で使用される。
【0004】
【化2】
【0005】 パクリタキセル(TAXOL(商標)):R=Ph;R´=アセチル ドセタキセル( TAXOTERE(商標)):R=t−ブトキシ;R´=水素
【0006】 パクリタキセルが経口活性を有しないという充分な証拠は、発明者であるSa
muel Broder、Kenneth L.Duchin及びSami S
elimによるPCT特許出願WO98/53811からの以下の引用、並びに
引用中に用いられた文献に見いだされる。それは、「パクリタキセルは、経口で
投与されたとき非常に僅かに吸収されるに過ぎない(1%より少ない)。Eis
emanら、「Second NCI Workshop on Taxol
and Taxus」(1992年9月);Suffnessら「TAXOL
Science and Applications」(CRC Press、
1995年)参照。 Eisemanらは、パクリタキセルが経口投与では0%
のバイオアベイラビリティを有することを指摘し、そしてSuffnessらは
、パクリタキセルの経口投与は、抗腫瘍活性の証拠が160mg/kg/日まで
の経口投与で見いだせなかったことから、可能ではないように思えると報告して
いる。その上、経口のパクリタキセル(即ち、パクリタキセルの経口バイオアベ
イラビリティを上げる方法)、または抗腫瘍活性を示す他のタキサンまたはパク
リタキセルアナログ例えばドセタキセルの有効な投与を可能にするどんな有効な
方法も開発されていない。この理由のため、パクリタキセルは、現在まで、ヒト
の患者に経口投与されておらず、そしてパクリタキセル応答疾患を治療するコー
スで経口で投与されていないことは確かである」である。The Lancet
、1998年7月25日、352巻、285ページからのJ.Terwogtら
の他の報告も、経口投与後のパクリタキセルの低いバイオアベイラビリティを記
述している。我々自身の研究では、我々は、けっ歯動物(マウス)の腫瘍モデル
(sc M109)において160mg/kg/injのような高い投与量でパ
クリタキセルを経口投与したが、どんな有効性の徴候も得ることがなく、Suf
fnessと同じく、それより多い投与量でも、たとえ毒性を示す投与量に到達
しても、有効性をもたらさないだろうとの結論を得た。さらに、無胸腺のマウス
または無胸腺のラットの何れかに移植されたヒトの腫瘍の異種移植片に対する経
口投与のパクリタキセルの活性を立証する我々自身の試みは、今まで成功してい
ない。
【0007】 本発明の目的は、驚くべき経口活性を有しそれゆえ経口投与後増殖性疾患に対
して有用性を有するであろうC−4メチルカーボネートタキサンアナログを記述
することである。本発明に関する背景技術のいくつかを以下に示す。
【0008】 C−4ヒドロキシ基を修飾したいくつかのタキサン誘導体は、関連する文献に
記載されている。 米国特許5808102(Possら)及びPCT公開特許出願WO94/1
4787は、C−4位置を修飾したタキサンアナログの記述を含む。 Gunda I.Georgらは、Tetrahedron Letters
、1994、35(48)8931−8934においてC−エステルアナログの
合成を記述している。 S.Chenらは、Journal of Organic Chemist
ry、1994、59(21)、6156−8において、C−4シクロプロピル
エステルアナログの合成を記述している。 C4メトキシエーテル誘導体をカバーしている米国特許5840929(Ch
en、Shu−Hui)は、1998年11月24日に特許になっている。同じ
主題に関する文献も発表されている。 Chen、Shu−Hui、「First syntheses of C
−4 methyl ether praclitaxel anlogs a
nd the unexpected reactivity of 4−de
acetyl−4−methyl ether baccatin III」T
etrahedron Lett.1996、37(23)、3935−393
8。
【0009】 以下の文献は、多数のC−4エステルまたはカーボネートアナログを論じてい
る。 Chen、Shu−Hui;Wei、Jian−Mei;Long、By
ron H;Fairchild、Craig A;Carboni、Joan
;Mamber、Steven W.;Rose、William C.;Jo
hnston、Kathy;Casazza、Anna M;ら「Novel
C−4 paclitaxel(Taxol)analog:potent a
ntirumor agents」Bioorg.Med.Chem.Lett
.1995、5(22)、2741−6。 C−4アジリジニルカルバメートアナログの製造は、以下に記載されている。
Chen、Shu−Hui; Fairchild、Craig A; Long
、Byron H;「Synthesis and Biological E
valuation of Novel C−4 Aziridine−Bea
ring Paclitaxel(Taxol)Analogs」J.Med.
Chem.1995、38(12)、2263−7。
【0010】 以下の論文は、c−4アナログ製造に関する可能性のあるものとして記載され
ている反応または転換を記載している。 10−デアセチルバッカチンIIIのC−4位置を修飾する新しい方法。Ut
o、Kouichi;Takenoshita、Haruhiko;Ishiy
ama、Takashi;Terasawa、Hirofumi;Soga、T
sunehiko、Chem.Pharm.Bull.1997、45(12)
、2093−2095。 Samaranayake、Gamini;Neidigh、Kurt A;
Kingston、David G.I.「Modified taxols、
8.Deacylation and reacylation of bac
catin III」J.Nat.Prod.1993、56(6)、884−
98。 Datta、Apurba;Jayasinghe、Lalith R.;G
eorg、Gunda 「I.4−Deacetyltaxol and 10
−Acetyl−4−deacetyltaxotere:Synthesis
and Biological Evaluation」J.Med.Che
m.1994、37(24)、4258−60。
【0011】 C−4アナログまたはそれらを製造する方法の上記の例にもかかわらず、経口
で活性なC−4アナログのどんな証拠も提供されていない。TAXOL(商標)
及びTAXOTERE(商標)の両者は、タキサン及び経口調節剤に関する下記
の従来技術に述べられているように、ヒト及び動物のモデルで経口活性を有しな
い。従って、現在までの技術は、C−4タキサンが他のタキサンと異なっている
かも知れないことそしてそれゆえそれらは経口的に活性ではないかも知れないこ
とを示唆していない。我々が知っている限り、従来の技術は、経口の有用性を有
するかもしれないC−4アナログを特に明らかにしていない。本明細書に記載さ
れた本発明は、それらの独特な置換によって驚くべきことに経口的に活性を有す
る新規なC−4アナログを明らかにしている。
【0012】 以下の文献は、経口活性のタキサンに関する方法または可能な方法を記述して
いる。
【0013】 調節剤の存在下タキサンを投与する方法は、経口投与後血漿中のタキサンの量
を増加することを報告している。Terwogt、Jetske M.Meer
um;Beijnen、Jos H.;Ten Bokkel Huinink
、Wim W.;Rosing、Hilde;Schellens、Jan H
.M.「Coadministration of cyclosporin
enables oral therapy with paclitaxel
.」Lancet(1998)、352(9124)、285。 Terwogt、Jetske M.Meerum;Mirte M.;B
eijnen、Jos H.; Huinink、 Wim W.ten Bok
kel ;Rosing、Hilde;Koopman、Franciska
J.;Van Tellingen、Olaf;Swart、Martha;S
chellens、Jan H.M.「Coadministration o
f oral cyclosporin A enables oral th
erapy with paclitaxel.」Clin.Cancer R
es.(1999)、5(11)、3379−3384。 Hansel、Steven B.「A method of making
taxans orally bioavailable by coadm
inistration with cinchonine」PCT Int.
Appl.WO9727855、1997年8月7日公開。 Broder、Samuel;Duchin、Kenneth L.;Sel
im、Sami「Method and compositions for
administering taxanes orally to huma
n patients using a cyclosporin to en
hance bioavailability」PCT Int.Appl.W
O9853811、1998年12月3日公開。これらの報告は、抗腫瘍の有効
性のデータを示していないが、血漿中のタキサンの存在は、外挿によりそれらの
抗ガン性の有用性の可能性を示している。
【0014】 前臨床の動物モデルにおけるプロドラッグの経口的活性の少なくとも1つの報
告は、従来技術に示されている。Scola、Paul M;Kadow、Jo
hn F.;Vyas、Dolatrai M.「Preparation o
f paclitaxel prodrug derivatives」ヨーロ
ッパ特許出願EP747385、1996年12月11日公開。経口の有効性を
示すプロドラッグの経口バイオアベイラビリティは、開示されておらず、そして
ヒトへの適用を明らかにする、これらの化合物の以後の報告は、現れていない。
【0015】 ごく最近、マウスの腫瘍に対する経口活性を有するタキサンアナログ(IDN
−5109)を記載している要約が、1999年にフィラデルフィアのAmer
ican Association of Cancer Researche
rsで開示された。要約に関する文献は、Pratesi G、Polizzi
D、Totoreto M、Riva A、Bombardelli E、Z
unino F.「IDN5109 a new taxane active
after oral administration」Proc Am A
ssoc Cancer Res 1999 40 Abs 1905、Ist
ituto Nazionale Tumori、20133 Milan a
nd Indena SpA、20139、Milan、Italyである。こ
の化合物の構造は、本発明に記載された化合物とは全く異なる。本発明により包
含される化合物とは異なり、IDN−5109は、14−ベータヒドロキシバッ
カチンIIIから誘導され、そしてC−4位置のヒドロキシ基にアセテートを有
する。
【0016】 本発明の生体内活性に関する2つの文献が、引用を完璧にするために以下に示
される。 Nicoletti ML、Rossi C、Monardo C、Stur
a S、Morazzoni P、Bombardelli E、Valoti
G、Giavazzi R.「Antitumor efficacy of
a paclitaxel analogue、IDN5109、on hu
man ovarian carcinoma xenografts wit
h different sensitivity to paclitaxe
l」Proc Am Assoc Cancer Res 1999 40 A
bs 1910[Evals+citations]。 Polizzi、Donatella;Pratesi、Graziella
;Tortoreto、Monica;Supino、Rosanna;Riv
a、Antonella;Bombardelli、Ezio;Zunino、
Franco「A novel taxane with improved
tolerability and therapeutic activit
y in a panel of human tumor xenograf
ts」Cancer Res.1999、59(5)、1036−1040。
【0017】 パクリタキセルは、腫瘍との接触時間が長いことから元来利益を得る非常にス
ケジュールに依存する薬剤である。これは、ガン細胞サイクルの短い期間中にの
み生ずるチューブリンの重合した状態を認識し結合するタキサンとしてのパクリ
タキセルの作用メカニズムによる。現在使用されている静脈内点滴(1−3時間
)は、今のところ、容易に許容され有効であり、そして長い(>24時間)連続
的なスケジュールを常に使用する必要がない。しかし、経口タキサンは、このよ
うな長い接触時間を必要としない、採用可能なコストのかからない方法を提供す
ることができる。最近、臨床上の有用性は、またTAXOL(商標)の中程度(
即ち、最大限許容される以外)の投与量を1週1回投与することの繰り返しで立
証され、そして経口タキサンはこれらの時間を延長する処方にとり理想的であろ
う。タキサンの使用のための他の提示された臨床上の用法(例えば、慢性関節リ
ウマチ、多発性硬化症)も、経口タキサンを利用することから利益を得るだろう
。経口で投与して有効なタキサンは、探求されるべきスケジュールを達成する手
段が多いことから、現在の臨床上のタキサンの使用の非経口処方の魅力的な代替
、並びに治療上の利点の可能性の両者をもたらすだろう。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】 従って、非経口的に投与されるパクリタキセルに匹敵する、良好な経口バイオ
アベイラビリティ及び良好な経口上の有効性の両者を有するタキサンを得ること
について要求が多いことは明らかである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は、式Iにより表さられる新規な抗腫瘍化合物またはそれらの製薬上許
容できる塩に関する。
【0020】
【化3】
【0021】 (式中、Rはフェニル、イソプロピルまたは第三級ブチルであり; Rは−C(O)R(但し、Rは(CHCO−、(CHCCH −、CH(CHO−、シクロブチル、シクロヘキシルオキシまたは(
2−フリル)であり;そして RはCHC(O)O−である)。
【0022】 本発明の他の態様は、哺乳動物の宿主の腫瘍の成長を阻害する方法であって、
該哺乳動物宿主に腫瘍成長阻害量の式Iの化合物またはそれらの製薬上許容でき
る塩を投与することからなる方法を提供する。好ましくは、投与の方法は経口で
ある。
【0023】 また、本発明の他の態様は、1種以上の製薬上許容できる担体、ふけい剤、希
釈剤または助剤と組み合わされた腫瘍成長阻害量の式Iの化合物またはそれらの
製薬上許容できる塩からなる製薬処方物を提供する。
【0024】 本明細書では、それ以外に明らかに特定していない限り、以下の定義を適用す
る。本明細書では、1度定義された記号は、それらが再び定義されない限り、本
明細書を通して同じ意味をもつ。
【0025】 記号「C]の後の下付きの数は、特定の基が含むことのできる炭素原子の数を
規定する。例えば、「C1−6アルキル」は、1−6個の炭素原子を有する直鎖
または分枝鎖の飽和炭素鎖を意味し、それらの例は、メチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、
n−ペンチル、sec−ペンチル、イソペンチル及びn−ヘキシルを含む。その
内容に応じて、「C1−6アルキル」は、また2つの基を橋かけするC1−6
ルキレンに関することができ、それらの例は、プロパン−1、3−ジイル、ブタ
ン−1、4−ジイル、2−メチル−ブタン−1、4−ジイルなどを含む。「C −6 アルケニル」は、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を有しさらに2−6
個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖の炭素鎖を意味し、それらの例は、エテ
ニル、プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニル、ペンテニル及び
ヘキセニルを含む。その内容に応じ、「C2−6アルケニル」は、また2個の基
を橋かけするC2−6アルケンジイルに関し、それらの例は、エチレン−1、2
−ジイル(ビニレン)、2−メチル−2−ブテン−1、4−ジイル、2−ヘキセ
ン−1、6−ジイルなどを含む。「C2−6アルキニル」は、少なくとも1個の
炭素−炭素三重結合並びに2−6個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖の炭素
鎖を意味し、それらの例は、エチニル、プロピニル、ブチニル及びヘキシニルを
含む。本明細書で使用されるとき、t−ブチルオキシ及びt−ブトキシは、互い
に交換可能に使用される。
【0026】 「アリール」は、6−10個の炭素原子を有する芳香族炭化水素を意味し、そ
れらの例は、フェニル及びナフチルを含む。「置換されたアリール」は、C1− アルカノイルオキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−6アルキル、トリフルオ
ロメチル、C1−6アルコキシ、アリール、 C2−6アルケニル、 C1−6
ルカノイル、ニトロ、アミノ、シアノ、アジド、 C1−6アルキルアミノ、ジ
− C1−6アルキルアミノ及びアミドから選ばれる1−5個(しかし好ましく
は1−3個)の基により独立して置換されたアリールを意味する。「ハロゲン」
は、フッ素、塩素、臭素及び沃素を意味する。
【0027】 「ヘテロアリール」は、少なくとも1個そして4個までの酸素、硫黄及び窒素
から選ばれる非炭素原子を含む5員または6員の芳香族環を意味する。ヘテロア
リールの例は、チエニル、フリル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チア
ゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、チ
アジアゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアトリアゾリル、オキサト
リアゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル
、テトラジニルなどの環を含む。
【0028】 「ヒドロキシ保護基」は、エーテル、例えばメチル、t−ブチル、ベンジル、
p−メトキシベンジル、p−ニトロベンジル、アリル、トリチル、メトキシメチ
ル、メトキシエトキシメチル、エトキシエチル、1−メチル−1−メトキシエチ
ル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ジアルキルシリルエー
テル、例えばジメチルシリルエーテル、並びにトリアルキルシリルエーテル、例
えばトリメチルシリルエーテル、トリエチルシリルエーテル、及びt−ブチルジ
メチルシリルエーテル、ジアルキルアルコキシシリルエーテル、例えばジイソプ
ロピルメトキシシリルエーテル;エステル、例えばベンゾイル、アセチル、フェ
ニルアセチル、ホルミル、モノ−、ジ−及びトリ−ハロアセチル、例えばクロロ
アセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチル;並
びにカーボネート、例えばメチル、エチル、2、2、2−トリクロロエチル、ア
リル、ベンジル、及びp−ニトロフェニルを含むが、これらに限定されない。ヒ
ドロキシ保護基の追加の例は、Greene及びWuts「Protectiv
e Groups in Organic Synthesis」3版、199
9、John Wiley & Sons、New Yorkのような標準の文
献に見いだすことができる。
【0029】 「Ph」は、フェニルを意味し、「ipr」はイソプロピルを意味する。 置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール及びヘテロアリール
基及び本明細書に記載された基の置換基は、アルキル、アルケニル、アルキニル
、アリール、ヘテロアリールである及び/または窒素、酸素、硫黄、ハロゲンを
含むことができ、そして例えば、低級アルコキシ例えばメトキシ、エトキシ、ブ
トキシ、ハロゲン例えば塩素またはフッ素、ニトロ、アミノ及びケトを含む。
【0030】 好まし態様は、以下の表2に示された化合物I、またはそれらの製薬上許容で
きる塩である。
【0031】
【表2】
【0032】 さらにより好ましい態様は、表3に示された化合物I、またはそれらの製薬上
許容できる塩である。
【0033】
【表3】
【0034】 一般式Iを有する新しい化合物は、異常な細胞増殖に関して顕著な阻害作用を
示し、そして異常な細胞増殖に伴う病理学的症状を有する患者を治療することを
可能にする医療的性質を有する。さらに、これらの化合物は、顕著な経口バイオ
アベイラビリティを有し、従って経口投与された後にそれらのプラスの治療作用
を明らかにする。
【0035】 病理学的症状は、種々の組織及び/または器官(筋肉、骨及び/または結合組
織;皮膚、脳、肺及び性器の器官;リンパ及び/腎の系;乳房細胞及び/または
血液細胞;肝、消化系及び膵臓;並びに甲状腺及び/または副腎を含むがこれら
に限定されない)の悪性または非悪性の細胞の異常な細胞増殖を含む。これらの
病理学的な症状は、また乾せん;固形腫瘍;卵巣ガン、乳ガン、脳ガン、前立腺
ガン、大腸ガン、胃ガン、腎臓ガン及び/または睾丸ガン、カポシ肉腫;胆管ガ
ン;絨毛ガン;神経芽細胞腫;ウィルムス腫;ホジキン病;メラノーマ;多発性
骨髄腫;慢性リンパ球性白血病;及び急性または慢性の顆粒球性リンパ腫を含む
【0036】 本発明による新規な化合物は、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、メラノー
マ、そして卵巣ガン、尿路上皮ガン、食道ガン、肺ガン及び乳ガンの治療に特に
有用である。化合物は、これらの病理学的症状の発現または再発を予防または遅
延させるか、または治療するのに利用できる。化合物は、異常な創傷治癒或いは
血管の形成に基づく他の過増殖性疾患、または抗ガン活性の両者の抗血管新生阻
害剤として使用できる。
【0037】 さらに、式Iの化合物は、多のう胞性腎疾患(PKD)及び慢性関節リウマチ
の治療及び/または予防に有用である。本発明の化合物は、またアルツハイマー
病またはパーキンソン病または多発性硬化症の治療に有用である。一般式Iの生
成物のいくつかは静脈内投与後の市販のタキサンよりも優れているために、興味
があるが、それらの主な属性は、経口投与後のそれらの独特な性質による。
【0038】 本発明の化合物は、従来の有機化学のレパートリからの技術により製造できる
。式Iの範囲内に入る化合物が製造できる方法を記しているスキーム1−3は、
説明のためにのみ示され、そして任意の他の方法により化合物を製造する方法を
制限するものと解釈してはならない。
【0039】 式Iの化合物は、以下のスキーム1−3に記載された方法によって製造できる
。方法は、式Iの範囲内に入るが特に開示されていない化合物を製造するために
、容易に変化させることができる。いくらか異なるやり方で同じ化合物を製造す
るために方法を変化させることは、また当業者に明らかであろう。本明細書で使
用される、式IIのバッカチンIII誘導体の数の数え方は、最初のタキサンの
構造に示されたものである。
【0040】 本発明の化合物が製造できる方法の1つは、スキーム1が示す一般的な方法に
よる。スキームの工程(a)では、アゼチジノンIVは、式IIの化合物(バッ
カチンIII誘導体)と反応する。式IVのアゼチジノン(β−ラクタム)の一
般的な群は周知である。好適に置換されたβ−ラクタムの製法は、米国特許51
75315、ヨーロッパ特許出願0590267A2、上記の他の米国特許また
は文献、またはOjimaら、Tetrahedoron、48、No.34、
pp6985−7012(1992);Journal of Organic
Chemistry、56、pp1681−1683(1991);Tetr
ahedron Letters、33、No.39、pp5737−5740
(1992);Brievaら、J.Org.Chem.58、pp1068−
1075;Palomoら、Tetrahedron Letters、31、
No.44、pp6429−6432(1990);並びにRey、Allan
W.;Droghini、Robert;Douglass、James L
.;Vemishetti、Purushotham;Boettger、Su
san D.;Racha、Saibaba;Dillon、John L.C
an.J.Chem.72(10)、2131−6(1994)の中の引用に見
いだされる。
【0041】 すべての記述は、本明細書においてそれらの全体を参考として引用される。記
載された方法は、式IVの範囲内の他のアゼチジノンを製造するために変化させ
られるが、本明細書または上記の文献で特に開示されていないかまたはどこかで
報告されていない方法でも、当業者にとっては明白であろう。
【0042】 バッカチンIII誘導体(II)は、当業者にとり現在既に周知である任意の
方法を使用して側鎖に結合できる。本発明の開示及びTetrahedron、
48、No.34、pp6985−7012(1992)に引用された多くの参
考文献は、式IVのアゼチジノンの群がバッカチンIII誘導体またはそれらの
金属アルコキシドの(C)13−ヒドロキシ基と反応して、種々の(C)13−
側鎖を有するタキサンアナログを与える。スキーム1の工程(a)では、(C)
13−炭素上のヒドロキシ基をカップリング前に金属アルコキシドに転換するの
が有利である。所望の金属アルコキシドの形成は、式IIの化合物を強い金属塩
基例えばリチウムジイソプロピルアミド、C1−6アルキルリチウムまたはナト
リウムビス(トリメチルシリル)アミドまたはカリウムビス(トリメチルシリル
)アミド、フェニルリチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化リチ
ウムなどの塩基と反応させることにより行うことができる。例えば、リチウムア
ルコキシドが望ましい場合には、式IIの化合物は、不活性溶媒例えばテトラヒ
ドロフラン中でn−ブチルリチウムと反応する。Holtonの方法に従い好適
に置換されたラクタムによる置換されたバッカチンの結合の例では、米国特許5
175315;米国特許5466834;米国特許5229526;米国特許5
274124;米国特許5243045;米国特許5227400;米国特許5
336785及び米国特許5254580米国特許5294637またはヨーロ
ッパ特許059267A2を参照。他の置換したタキサン誘導体を製造するため
にβ−ラクタムを使用するいくつかの例は、PCT WO94/14787にあ
る。この特許は、また、本発明の化合物に適用可能と思われる置換したバッカチ
ンへ置換したイソセリン側鎖を結合する代替の方法を記述している。この同じ代
替の方法は、Kingstonら、Tetrahedron Lett.(19
94)35(26)、4483−4により他の刊行物に記載されている。バッカ
チンへ側鎖を結合する代替の方法に関するさらなる情報は、Thottathi
lら、ヨーロッパ特許出願EP735036(10/2/96公開)に示されて
いる。
【0043】
【化4】
【0044】
【化5】
【0045】 本明細書で使用されるとき、R及びRは、従来のヒドロキシ保護基である
。従来のヒドロキシ保護基は、ヒドロキシ官能基をブロックまたは保護するのに
使用できる基であり、そしてそれらは当業者に周知である。好ましくは、該基は
、分子の残りの部分に認められる破壊を生じない方法によって除くことのできる
ものである。これら容易に除きうるヒドロキシ保護基の例は、クロロアセチル、
メトキシメチル、1−メチル−1−メトキシエチル、テトラヒドロピラニル、テ
トラヒドロチオピラニル、ジアルキルシリルエーテル、例えばジメチルシリルエ
ーテル、及びトリアルキルシリルエーテル、例えばトリメチルシリルエーテル、
トリエチルシリルエーテル、及びt−ブチルジメチルシリルエーテル、ジアルキ
ルアルコキシシリルエーテル、例えばジイソプロピルメトキシシリルエーテル;
2、2、2−トリクロロエチルオキシメチル、2、2、2−トリクロロエチルオ
キシカルボニル(または単にトリクロロエチルオキシカルボニル)、ベニルオキ
シカルボニルなどを含む。使用できる他の好適なヒドロキシ保護基は、Theo
dora W.Greene及びPeter G.M.Wutsの「Prote
cting Groups in Organic Synthesis」3版
、(1999、John Wiley & Sons、New York)の2
章に見いだされる。文献でしばしば使用されている式IV化合物の保護基は、ト
リアルキルシリルである。Rについて最も好ましい基は、1−メチル−1−メ
トキシエチル(MOP)、トリアルキルシリルエーテル、またはジアルキルアル
コキシシリルエーテル例えばジイソプロピルメトキシシリルエーテルを含む。R に関する最も好ましい基は、ジアルキルアルコキシシリルエーテル例えばジイ
ソプロピルメトキシシリルエーテルであるが、トリアルキルシリルエーテルまた
はカーボネート例えばベンジルカーボネートも好ましいだろう。工程(b)では
、保護基RまたはRまたは恐らく両者が除かれる。もしRまたはRがシ
リル塩基保護基ならば、除去は、THF溶媒中のトリエチルアミントリヒドロフ
ルオリドにより行われる。他のフッ素源も利用できるだろう。例えば、テトラブ
チルアンモニウムフルオリド、ピリジニウムヒドロフルオリド、フッ化カリウム
またはフッ化セシウムも利用できる。フッ化カリウムは、脱シリル化を助けるた
めに、錯体化剤例えば18−クラウン−6などとの組み合わせで利用できる。溶
媒例えばアセトニトリルは、代表的にこれらの条件下で使用される。他の条件例
えば緩和な塩酸水溶液またはトリフルオロ酢酸及び共溶媒例えばアセトニトリル
またはTHFも、シリル基の脱保護に有用である。同じ酸性条件が、1−メチル
−1−メトキシエチル(MOP)保護基を除くのに良く働く。
【0046】 実際に使用される条件は、R及びRについて使用される保護基に依存する
だろう。例えば、1つの好ましい経路は、RについてMOP基を使用しそして
についてジイソプロピルメトキシシリルエーテルを使用するだろう。この場
合、工程bは、塩酸水溶液及び有機溶媒を使用して緩和な酸性の処理を用いるだ
ろう。得られる2´脱保護化合物は、工程cでTHF中のトリエチルアミントリ
ヒドロフルオリドのようなフッ素源と接触して、クロマトグラフィーまたは再結
晶の精製後化合物Iを生成するだろう。
【0047】
【化6】
【0048】
【化7】
【0049】 本発明の他の態様は、C−10位置で新規な置換基Rによる化合物Iの合成
を含む。これらの化合物は、スキーム3で結合したアセテートエステル基よりむ
しろ代替のエステルを結合することにより製造できる。
【0050】 化合物Iの代替の製造は、スキーム2に示される。それは、1つの化合物Vの
転換を含み、R´は、窒素保護基例えばtBuO(CO)−(tBoc)または
PhCHOC(O)−(CBZ)を形成する。基は、酸性の加水分解により除
かれるか、またはCBZの場合水素化分解により除かれる。アミン中間体VIの
製造は、実施例に記載されそして当業者に周知の方法により実施される。アミン
中間体VIは、不活性溶媒例えば酢酸エチルに溶解され、そして塩基例えば重炭
酸ナトリウムが添加される。化学量論的またはわずかにそれより多い量の最も好
ましくは酸塩化物(即ちR−C(O)Cl)クロロホルメートまたは別に酸無
水物が添加されて化合物Iを直接得る。
【0051】 構造II(RがAcO−であるスキームIで示される)のバッカチン誘導体
の製造は、スキーム3に示され、そして製造7で説明される。以下の特定の実施
例は、本発明の化合物の合成を説明し、そして範囲または限界で本発明を制限す
るものと考えてはならない。方法は、本発明により包含されるが特に開示されて
いない化合物を製造するために、変化させることができる。さらに、いくらか異
なる方法で同じ化合物を生成するために方法を変化させることは、また当業者に
周知であろう。
【0052】 以下の実験的な方法において、すべての温度は、特定されない限り、摂氏(℃
)であると理解すべきである。核磁気共鳴(NMR)スペクトルの特徴は、参照
標準としてのテトラメチルシラン(TMS)に対する百万部あたりの部(ppm
)で表示される化学シフト(δ)である。プロトンNMRスペクトルデータの種
々のシフトに関して報告された相対面積は、分子中の特別な官能タイプの水素原
子の数に相当する。多重度に関するシフトの性質は、ブロードシングレット(b
sまたはbr s)、ブロードダブレット(bdまたはbr d)、ブロードト
リプレット(btまたはbr t)、ブロードカルテット(bqまたはbr q
)、シングレット(s)、マルチプレット(m)、ダブレット(d)、カルテッ
ト(q)、トリプレット(t)、ダブレットのダブレット(dd)、トリプレッ
トのダブレット(dt)及びカルテットのダブレット(dq)として報告される
。NMRスペクトルをとるために使用される溶媒は、アセトン−d6(重水素化
アセトン)、DMSO−d6(ペルジュウテロジメチルスルホキシド)、D20
(重水素化水)、CDC13(ジュウテロクロロホルム)及び他の従来の重水素
化溶媒である。赤外線(IR)スペクトルの記述は、官能基同定値を有する吸収
波数(cm−1)のみを含む。
【0053】 セライトは、珪藻土に関するJohns−Manville Product
s Corporationの登録商標である。
【0054】 以下の実験に使用されるシリカゲルは、EM Separations Te
chnologyから得られた粒径230−400メッシュを有するシリカゲル
60である。
【0055】 本明細書で使用される略称は、当業者により広く使用されている従来の略称で
ある。そのなかのいくつかは、以下の通りである。DAB(デアセチルバッカチ
ンIII);MS(質量スペクトル);HRMS(高分解能質量分光測定);A
c(アセチル);Ph(フェニル);v/v(容積/容積);FAB(高速原子
衝撃);NOBA(m−ニトロベンジルアルコール);min(分);hまたは
hr(時);DCC(1、3−ジシクロヘキシルカルボジイミド);BOC(t
−ブトキシカルボニル);CBZまたはCbz(ベンジルオキシカルボニル);
Bn(ベンジル);Bz(ベンゾイル);Troc(2、2、2−トリクロロエ
チルオキシカルボニル)、DMS(ジメチルシリル)、TBAF(テトラブチル
アンモニウムフルオリド)、DMAP(4−ジメチルアミノピリジン);TES
(トリエチルシリル);DMSO(ジメチルスルホキシド);THF(テトラヒ
ドロフラン);HMDS(ヘキサメチルジシラザン);MeOTf(メチルトリ
フレート);NMO(モルホリン−N−オキシド);(DHQ)2PHAL(ヒ
ドロキノン1、4−フタラジンジルジエーテル)、Tf=トリフレート=トリフ
ルオロメタンスルホネート;LRMS(低分解能質量分光測定);ESI(電子
噴霧イオン化);TEMPO(2、2、6、6−テトラメチル−1−ピペリジニ
ルオキシ、フリーラジカル)、DBU(ジアゾビシクロウンデセン);MOMC
l(クロロメチルメチルエーテル);Ac(アセチル);Ar(アリール);B
z(ベンゾイル);Cbz(ベンジルオキシカルボニル);DCI(脱着化学イ
オン化);DMF(ジメチルホルムアミド);FAB(高速原子衝撃);H(時
);HRMS(高分解能質量分光測定);LiHMDS(リチウムヘキサメチル
ジシラザンまたはリチウムビス(トリメチルシリル)アミド);HMDS(ヘキ
サメチルジシラザン);i−PrOH(イソプロピルアルコール);min(分
);MS(質量分光測定);Ph(フェニル);rt(室温);tBu(第三級
ブチル);TES(トリエチルシリル);TLC(薄層クロマトグラフィ);Y
(収率);TPAP(テトラプロピルアンモニウムペルテネート(peruth
enate));MCPBA(メタクロロペルオキシ安息香酸);LDA(リチ
ウムジイソプロピルアミド);TBS(第三級ブチル−ジメチルシリル);18
−クラウン−6(1、4、7、10、13、16−ヘキサオキサシクロ−オクタ
デカン);DEAD(ジエチルアゾジカルボキシレート);Red−Al(商標
)(Aldrichカタログ)はトルエン中のナトリウムビス(2−メトキシエ
トキシ)アルミニウムヒドリドの65重量%溶液である;DCMはジクロロメ
タンである;「sat.」は飽和を意味する。
【0056】製造 製造 1 )−シス−4−第三級ブチル−1−第三級ブチルオキシカルボニル−3−ト
リエチルシリルオキシ−アゼチジン−2−オン
【0057】
【化8】
【0058】 トリメチルアセトアルデヒド(20.3mL、1.25当量)を、RTで無水
DCM(250mL)中のp−アニシジン(18.4g、0.150モル)及び
無水NaSO(150g)の撹拌している懸濁物に添加した。2hr後、こ
れを濾過し、そして固体を追加の無水DCMにより洗った。溶媒を濾液から除き
、結晶性の残存物を無水DCM(750mL)中に溶解し、窒素雰囲気下に置い
た。トリエチルアミン(48.0mL、2.3当量)を加え、反応物を−78℃
に冷却した。ベンゾイルアセチルクロリド(27.2mL、1.15当量)を滴
下し、次に反応物をRTにした。24hr後、これを0.5M HCl(2回)
、sat.NaHCO水溶液、塩水で洗い、乾燥した(NaSO)。溶媒
を除き、そして残存物をシリカゲルカラム(0−20%EtOAcを含むヘキサ
ン中の20%DCMによる勾配溶離)でクロマトグラフィを行い、結晶性の固体
として、()−シス−4−第三級ブチル−1−第三級3−ベンジルオキシ−1
−p−メトキシベンジル−アゼチジノンを得た(46.9g、92%):
NMR(CDCl)δ1.09(s、9H)、3.81(s、3H)、4.1
5(d、1H、J=5.5Hz)、4.77(d、1H、J=11.9Hz)、
4.81(d、1H、J=5.5Hz)、5.03(d、1H、J=11.9H
z)、6.87−7.43(m、9Hz);LRMS(ESI)340([M+
H])。900mLの水中のセリックアンモニウムナイトレート(60.4g
、3.6当量)の溶液を、1hrかけて氷浴中でアセトニトリル(600mL)
中のアゼチジノン(10.38g、30.6mモル)の良く撹拌した溶液に加え
た。反応物を次にEtOAc(2回)により抽出し、そして合わせた有機抽出物
をsat.NaHCO水溶液(2回)、20%NaHSO水溶液、sat.
NaHCO溶液及び塩水により洗った。乾燥(NaSO)した後、溶媒を
除き、残存物をシリカゲルカラム(10−40%EtOAcを含むヘキサンの部
分による勾配溶離)でクロマトグラフィを行い、5.64gの僅かに不純な( )−シス−3−ベンジルオキシ−4−第三級ブチル−アゼチジン−2−オンを得
た。H NMR(CDCl)δ1.04(s、9H)、3.51(d、1H
、J=5.2Hz)、4.71(m、2H)、4.96(d、1H、J=11.
9Hz)、6.10(brs、1H)、7.35(m、5H)。無水EtOH(
100mL)中のこの物質(5.54g、23.8mモル)及び2.5gの木炭
上の10%Pdの懸濁物を23hrで水素化(34psi H、Parr装置
)した。さらに2gのPd触媒を添加し、そして水素化を50psi Hでさ
らに17hr続けた。触媒を濾過により除き、溶媒を濾液から除いて粗製の( )−シス−3−ヒドロキシ−4−(第三級ブチル)−アゼチジン−2−オンを得
た。H NMR(CDCl+1滴のDO)δ1.05(s、9H)、3.
48(d、1H、J=5.0Hz)、4.98(d、1H、J=5.0Hz)。
この物質を無水DMF(40mL)に溶解し、そしてイミダゾール(3.24g
、2当量)及びトリエチルシリルクロリド(4.0mL、1当量)を添加した。
10min後、反応物をEtOAc及びヘキサンの混合物(1:1)と水との間
に分配した。有機相を水(2回)、塩水により洗い、次に乾燥(NaSO
した。溶媒を除き、残存物をシリカゲルカラム(ヘキサン中20−25%のEt
OAcによる勾配溶離)でクロマトグラフィを行い、()−シス−4−第三級
ブチル−3−トリエチルシリルオキシ−アゼチジン−2−オン(3.86g)を
得た。H NMR(CDCl)δ0.70(m、6H)、0.98(m、1
8H)、3.39(d、1H、J=5.0Hz)、4.88(dd、1H、J=
2.1、5.0Hz)、6.08(brs、1H)。無水DCM(24mL)中
のこのアゼチジノン(2.04g、7.92mモル)、ジイソプロピルエチルア
ミン(1.66mL、1.2当量)、ジ−第三級ブチルジカーボネート(1.9
0g、1.1当量)及びp−ジメチルアミノピリジン(194mg、0.2当量
)の溶液を3hr、RTで撹拌した。反応物をDCMにより希釈し、塩水で洗い
、乾燥(NaSO)した。溶媒の除去次にシリカゲルカラムのクロマトグラ
フィ(ヘキサン中0−20%のEtOAcによる勾配溶離)により、油として表
題化合物を2.71g(96%)得た。H NMR(CDCl)δ0.70
(m、6H)、1.00(m、9H)、1.09(s、9H)、1.53(s、
9H)、3.90(d、1H、J=6.5Hz)、4.93(d、1H、J=6
.5Hz)。
【0059】製造 2 )−シス−1−第三級ブチルオキシカルボニル−4−イソ−プロピル−3−
トリエチルシリルオキシ−アゼチジン−2−オン
【0060】
【化9】
【0061】 イソブチルアルデヒド(4.62mL、1.25当量)を、RTで無水DCM
(80mL)中のp−アニシジン(5.00g、40.7mモル)及び無水Na SO(25g)の撹拌している懸濁物に添加した。1hr後、これを濾過し
、固体を追加の無水DCMにより洗った。溶媒を濾液から除き、残存物を無水D
CM(200mL)に溶解し、窒素雰囲気下に置いた。トリエチルアミン(13
.1mL、2.3当量)を加え、反応物を−78℃に冷やした。アセトキシアセ
チルクロリド(5.00mL、1.15当量)を滴下し、反応物をRTにした。
20hr後、これを0.5M HCl(2回)、sat.NaHCO水溶液、
塩水により洗い、乾燥( NaSO)し、溶媒を除き、残存物をシリカゲル
カラム(ヘキサン中20−30%のEtOAcによる勾配溶離)でクロマトグラ
フィを行い、固体(7.15g、63%)として()−シス−3−アセトキシ
−4−イソプロピル−1−p−メトキシベンジル−アゼチジン−2−オンを得た
H NMR(CDCl)δ0.99(d、3H、J=7.0Hz)、1.
02(d、3H、J=7.0Hz)、2.20(s、3H)、3.82(s、3
H)、4.24(t、1H、J=5.6Hz)、6.06(d、1H、J=5.
3Hz)、6.88−7.38(m、4H)。水750mL中のセリックアンモ
ニウムナイトレート(51.3g、3.6当量)の溶液を、1hrかけて氷浴中
でアセトニトリル(500mL)中のアゼチジノン(7.20g、26.0mモ
ル)の良く撹拌している溶液に添加した。反応物を次にEtOAc(2回)によ
り抽出し、合わせた有機抽出物を、sat.NaHCO水溶液(2回)、20
%NaHSO水溶液、sat. NaHCO水溶液及び塩水により洗った。
乾燥(NaSO)した後、溶媒を除くと4.26gの粗製()−シス−3
−アセトキシ−4−イソ−プロピル−アゼチジン−2−オンが残った。H N
MR(CDCl)δ0.86(d、3H、J=6.6Hz)、0.99(d、
3H、J=6.6Hz)、1.89(m、1H)、2.17(s、3H)、3.
52(dd、1H、J=4.8、9.0Hz)、5.96(dd、1H、J=2
.5、4.6Hz)、6.38(br s、1H)、LRMS(ネガティブES
I)170[(M−H)]。MeOH(40mL)中のこの物質(4.26g
、24.9mモル)及びKCO(102mg、0.03当量)の懸濁物を、
1.5hrでRTで撹拌した。Amberlite IR−20を次に加えて反
応物を中和した。これを濾過し、溶媒を濾液から除くと、粗製(+)−シス−3
−ヒドロキシ−4−イソ−プロピル−アゼチジン−2−オンが残った。この物質
を無水DMF(40mL)に溶解しそしてイミダゾール(3.39g、2当量)
及びトリエチルシリルクロリド(4.19mL、1当量)を加えた。10min
後、反応物を、EtOAc及びヘキサンの混合物(1:1)と水との間に分配し
た。有機相を水(2回)、塩水により洗い、次に乾燥(NaSO)した。溶
媒を除き、そして残存物をシリカゲルのカラム(ヘキサン中25−35%のEt
OAcによる勾配溶離)でクロマトグラフィを行い、()−シス−4−イソ−
プロピル−3−トリエチルシリルオキシ−アゼチジン−2−オンを得た(4.6
3g、77%)。H NMR(CDCl)δ0.65−1.03(m、21
H)、1.93(m、1H)、3.29(dd、1H、J=4.8、9.1Hz
)、4.87(dd、1H、J=2.8、4.7Hz)、6.05(br s、
1H)。無水DCM(10mL)中のこのアゼチジノン(1.05g、4.32
mモル)、ジイソプロピルエチルアミン(0.90mL、1.2当量)、ジ−第
三級ブチルジカーボネート(1.04g、1.1当量)及びp−ジメチルアミノ
ピリジン(106mg、0.2当量)の溶液を、30minでRTで撹拌した。
反応物を、DCMで希釈し、塩水より洗いそして乾燥(NaSO)した。溶
媒の除去そしてシリカゲルカラムのクロマトグラフィ(ヘキサン中10−20%
のEtOAcによる勾配溶離)により、油として1.31g(88%)の表題化
合物を得た。H NMR(CDCl)δ0.66−1.07(m、21H)
、1.53(s、9H)、2.15(m、1H)、3.87(t、1H、J=6
.4Hz)、4.88(d、1H、J=6.1Hz);LRMS(ESI)34
4[(M+H)]
【0062】製造 3 )−シス−1−ベンゾイル−4−イソプロピル−3−トリエチルシリルオキ
シ−アゼチジン−2−オン
【0063】
【化10】
【0064】 無水DCM(6mL)中の(+)−シス−4−イソプロピル−3−トリエチル
シリルオキシ−アゼチジン−2−オン(486mg、2.00mモル)、塩化ベ
ンゾイル(0.255mL、1.1当量)、ジイソプロピルエチルアミン(0.
346mL、1.2当量)及びp−ジメチルアミノピリジン(244mg、1当
量)の溶液を、6hr0℃で撹拌した。浴を除き、反応物を1晩撹拌した。それ
を次にDCMにより希釈し、水、HCl水溶液(0.1N)、飽和NaHCO 水溶液、塩水により洗い、乾燥(NaSO)した。溶媒の除去次にシリカゲ
ルカラムのクロマトグラフィ(ヘキサン中0−5%のEtOAcによる勾配溶離
)により、表題化合物を得た。H NMR(CDCl)δ0.47−0.9
4(m、21H)、2.09(m、1H)、4.07(m、1H)、4.75(
m、1H)、7.24−7.76(m、5H)。
【0065】製造 4 (3R、4R)−1−ネオペンチルカルボニル−4−フェニル−3−トリエチル
シリルオキシ−アゼチジン−2−オン
【0066】
【化11】
【0067】 上記の方法に従いそしてネオペンチルカルボニルクロリドを使用して、(3R
、4R)−4−フェニル−3−トリエチルシリルオキシ−アゼチジン−2−オン
を表題生成物に転換した。H NMR(CDCl)δ0.19−0.62(
m、15H)、0.88(s、3H)、2.43(d、1H、J=13.8Hz
)、2.62(d、1H、J=14.1Hz)、4.90(d、1H、J=5.
7Hz)、4.95(d、1H、J=6.0Hz)、7.05−7.17(m、
5H)。
【0068】製造 5 (3R、4R)−1−シクロブチルカルボニル−4−フェニル−3−トリエチル
シリルオキシ−アゼチジン−2−オン
【0069】
【化12】
【0070】 上記の方法に従いそしてシクロブチルカルボニルクロリドを使用して、(3R
、4R)−4−フェニル−3−トリエチルシリルオキシ−アゼチジン−2−オン
を表題生成物に転換した。H NMR(CDCl)δ0.18−0.61(
m、15H)、1.66−2.22(m、6H)、3.61(m、1H)、4.
89(d、1H、J=5.7Hz)、4.94(d、1H、J=5.7Hz)、
7.03−7.18(m、5H)。
【0071】製造 6 (3R、4R)−1−ネオペンチルオキシカルボニル−4−フェニル−3−トリ
エチルシリルオキシ−アゼチジン−2−オン
【0072】
【化13】
【0073】 上記の方法に従いそしてネオペンチルクロロホルメートを使用して、(3R、
4R)−4−フェニル−3−トリエチルシリルオキシ−アゼチジン−2−オンを
表題生成物に転換した。H NMR(CDCl)δ0.39−0.97(m
、24H)、3.73(d、1H、J=10.2Hz)、3.90(d、1H、
J=10.2Hz)、5.10(m、2H)、7.31(m、5H)。
【0074】製造 7 1)バッカチン1の合成
【0075】
【化14】
【0076】 無水N、N−ジメチルホルムアミド(DMF)(500mL)中の10−デス
アセチルバッカチン(47.4g、87mモル)の溶液に、周囲温度でイミダゾ
ール(47g、691mモル)を加えた。溶液を、透明な溶液が観察されるまで
、10−15min撹拌した。ジイソプロピルジクロロシラン(58mL、32
2mモル)を反応混合物に滴下した。反応混合物を周囲温度で16h撹拌した。
追加の量のジイソプロピルジクロロシラン(6mL)を溶液に添加し、反応物を
60min撹拌した。HPLCは、この時点で、反応の完了を示した。メタノー
ル(36mL)を混合物に加え、溶液を60min撹拌した。反応を停止し、第
三級ブチルメチルケトン(TBME)(500mL)と水(200mL)との混
合物により希釈した。層を分離し、有機相を塩水(250mL)により洗い、乾
燥(硫酸ナトリウム)し、蒸発させて、次の工程にさらに精製することなく使用
された白色の無定形の化合物としてトリシリル化バッカチン誘導体1を得た(9
1g、>100%の収率)。 ESILRMS+C508413Siとして計算値:977。実測値97
7。
【0077】 2)バッカチン誘導体2の合成
【0078】
【化15】
【0079】 DMF(500mL)中のバッカチン誘導体1(90g、92mモル)の溶液
に、0℃でイミダゾール(22g、320mモル)を添加した。ジメチルクロロ
シラン(35mL、320mモル)を0℃で滴下した。化合物の沈澱がこの時点
で観察された。反応混合物(スラリー)を0℃で0.5h撹拌した。固体を濾過
し、冷DMF(3×150mL)で洗った。風乾後、固体をTBME(700m
L)に再溶解し、溶液を水(3×200mL)、塩水(250mL)により洗い
、乾燥(硫酸ナトリウム)した。溶液を短いシリカパッドを通して濾過した。減
圧下溶媒を除くと、77%の収率で2を得た(70g)。 ESILRMS M+C509013Siとして計算値:1035。実測
値1035。
【0080】 3)バッカチン誘導体3の合成
【0081】
【化16】
【0082】 −34℃のトルエン(680mL)中の2(66.3g、64mモル)の撹拌
している溶液に、10minかけてRed−Al(50mL、160mモル、ト
ルエン中のナトリウムビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムヒドリドの6
5重量%溶液)を滴下した。反応混合物を−25℃に上げ、そして1.5h撹拌
した。メタノール(62mL)を反応混合物に内部温度を−20℃と−25℃と
の間に維持しつつ滴下した。溶液をTBME(500mL)により希釈し、次に
1N水酸化ナトリウム溶液(60mL)及び塩水(60mL)を添加した。溶液
を30min撹拌した。セライト(12g)を混合物に添加し、10min撹拌
し、セライトのパッドを通して濾過した。層を分離した。有機層を水、塩水によ
り洗い、乾燥(硫酸ナトリウム)した。次に、溶液を、溶媒の除去前に短いシリ
カパッドに通した。化合物は、白色の固体として97%の収率(62g)で得た
。 ESILRMS M+C508812Siとして計算値:993。実測値
993。
【0083】 4)バッカチン誘導体4の合成
【0084】
【化17】
【0085】 アルゴン雰囲気下、−60℃の無水テトラヒドロフラン(THF)(600m
L)中の3(62g、62mモル)の溶液に、LHMDS(リチウムビス(トリ
メチルシリル)アミド)(125mL、125mモル、THF中1M溶液)を滴
下した。溶液を15min撹拌し、メチルクロロホルメート(9mL、116m
モル)を添加し、溶液の内温を−60℃に維持した。反応物を0℃に徐々に加温
し、混合物を3h撹拌した。反応の完了後、飽和塩化アンモニウム(300mL
)を添加した。反応混合物をTBME(100mL)により抽出した。有機層を
飽和塩化アンモニウム(200mL)、水(200mL)、塩水(200mL)
により洗い、乾燥(硫酸ナトリウム)し、そして蒸発して、油として4を得た(
67g、>100%)。粗製物質をさらに精製することなく次の工程に使用した
。 ESILRMS M+ C529014Siとして計算値:1051。実
測値1051。
【0086】 5)バッカチン誘導体5の合成
【0087】
【化18】
【0088】 乾燥THF(260mL)中のバッカチン誘導体4(62g、59mモル)の
溶液に、周囲温度でトリエチルアミン・フッ化水素酸複合体(56mL、344
mモル)を添加した。反応物を3h撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(350
mL)により希釈し、水(200mL)、塩水(200mL)により洗い、乾燥
(硫酸ナトリウム)し、蒸発して、5を得た(43g、>100%の粗収率)。
熱酢酸エチル(350mL)及びヘキサン(50mL)の混合物中の粗製化合物
の再スラリー化は、90%の収率で精製した5をもたらした。 ESILRMS M+ C293611として計算値:560。実測値56
0。
【0089】 6)バッカチン誘導体6の合成
【0090】
【化19】
【0091】 −65℃のDMF(220mL)中のバッカチン5(32g、57mモル)及
びイミダゾール(11.7g、172mモル)の撹拌している溶液に、アルゴン
下ジイソプロピルジクロロシラン(26.8mL)を添加した。反応混合物の温
度を−60℃に維持し、混合物を2h撹拌した。反応の完了(HPLC)後、メ
タノール中のイミダゾールの溶液(35mLのメタノールに溶解した11.7g
のイミダゾール)を添加し、溶液を30minで0℃で撹拌した。混合物をTB
ME(500mL)により抽出した。有機相を水(4×150mL)により洗い
、乾燥(硫酸ナトリウム)し、蒸発させて粗製物6(45g)を得た。粗生成物
をアセトニトリル(150mL)にさらに溶解し、溶液をヘキサン(3×100
mL)で洗った。アセトニトリルを除くと、白色の固体として精製6を得た(3
4g、84%収率)。 ESILRMS M+ C365232Siとして計算値:704。実測値
704。
【0092】 7)バッカチン誘導体7の合成 4−デアセチル−7−[ビスイソプロピル(メトキシ)]シリルオキシ−4−メ
トキシカルボニル−バッカチン
【0093】
【化20】
【0094】 DMF(200mL)中のバッカチン誘導体6(33.2g、47mモル)の
溶液に、−43℃でLHMDS(61.2mL、61.2mモル)を滴下した。
反応物を15min撹拌し、無水酢酸(5.8mL、63mモル)を添加した。
反応物を−40℃で30min撹拌した。酢酸(3.6mL)を添加し、冷却浴
を除いた。反応混合物をTBME(300mL)により抽出した。有機層を分離
し、水(3×150mL)、塩水(150mL)により洗い、乾燥(硫酸ナトリ
ウム)し、蒸発させて粗生成物を得た。この化合物の精製は、THF:ヘプタン
(1:6)の混合物の再結晶により達成した。40gを用いて21gの結晶した
バッカチン誘導体7を得た(60%収率)。 ESILRMS M+ C385413Siとして計算値:746。実測値
746。
【0095】実施例 1 化合物 Ia 3´−第三級ブチル−3´−N−第三級ブチルオキシカルボニル−4−デアセチ
ル−3´−デフェニル−3´−N−デベンゾイル−4−O−メトキシカルボニル
−パクリタキセル
【0096】
【化21】
【0097】 N下の無水THF(100mL)中の()−シス−4−第三級ブチル−1
−(第三級ブチルオキシカルボニル)−3−トリエチルシリルオキシ−アゼチジ
ン−2−オン(2.71g、5当量)及び4−デアセチル−7−[ビスイソプロ
ピル(メトキシ)]シリルオキシ−4−メトキシカルボニル−バッカチン(1.
13g、1.52mモル)の溶液を−50℃に冷却し、そしてLiHMDSA(
1.97mL、1.3当量、THF中1.0M)の溶液を加えた。5min後、
これを浴に移し、−35℃から−30℃に20hr維持し次に−25℃に24h
r維持した。反応を次に飽和NHCl水溶液により停止し、EtOAc及びヘ
キサンの混合物(1:1)により抽出した。有機抽出物を塩水により洗い、乾燥
(NaSO)した。溶媒を除き、残存物をクロマトグラフィ(6mmのシリ
カゲルプレート上の放射状クロマトグラフィ;ヘキサン中5−20%のEtOA
cによる勾配溶離)にかけて、2´、3´−ジアステレオマーの混合物として1
.55gの3´−第三級ブチル−3´−N−第三級ブチルオキシカルボニル−7
−[ビスイソプロピル(メトキシ)]シリルオキシ−4−デアセチル−3´−デ
フェニル−3´−N−デベンゾイル−4−O−メトキシカルボニル−2´−トリ
エチルシリルオキシパクリタキセルを得た。この混合物を無水THF(60mL
)に溶解し、トリエチルアミントリヒドロフルオリド(0.92mL、4当量)
を加えた。RTで22hr後、反応物を飽和NaHCO水溶液により中和し、
次にEtOAcにより抽出した。
【0098】 有機抽出物を塩水により洗い、溶媒を除いた。残存物をクロマトグラフィ(放
射状クロマトグラフィ;2mmのシリカゲルプレート;ヘキサン中10−50%
のEtOAcによる勾配溶離)にかけて、(溶離の順序で)210mg(18%
)の2´S、3´R−3´−第三級ブチル−3´−N−第三級ブチルオキシカル
ボニル−4−デアセチル−3´−デフェニル−3´−N−デベンゾイル−4−O
−メトキシカルボニル−パクリタキセル{H NMR(CDCl)δ1.0
4(s、9H)、1.13(s、3H)、1.20(s、3H)、1.37(s
、9H)、1.65(s、1H)、1.66(s、3H)、1.84−1.93
(m、2H)、2.17(s、3H)、2.25(s、3H)、2.55(m、
3H)、3.00(d、1H、J=6.5Hz)、3.74(d、1H、J=1
0.8Hz)、3.79(d、1H、J=6.9Hz)、3.92(s、3H)
、4.16(d、1H、J=8.5Hz)、4.33(d、1H、J=8.5H
z)、4.42(m、1H)、4.54(d、1H、J=6.5Hz)、4.8
7(d、1H、J=10.6Hz)、5.01(d、1H、J=7.7Hz)、
5.68(d、1H、J=7.0Hz)、5.76(m、1H)、6.32(s
、1H)、7.44−8.05(m、5H);LRMS(ESI)846[(M
+H)]}、並びに668mg(56%)の表題化合物{H NMR(CD
Cl)δ1.07(s、9H)、1.14(s、3H)、1.24(s、3H
)、1.33(s、9H)、1.66(s、4H)、2.23(s、3H)、2
.38−2.59(m、4H)、3.11(d、1H、J=5.8Hz)、3.
77(d、1H、J=11.1Hz)、3.82(d、1H、J=7.0Hz)
、3.96(s、3H)、4.20(d、1H、J=8.6Hz)、4.33(
d、1H、J=8.6Hz)、4.39(m、1H)、4.53(d、1H、J
=5.4Hz)、4.88(d、1H、J=10.6Hz)、4.98(d、1
H、J=7.9Hz)、5.69(d、1H、J=7.1Hz)、6.03(m
、1H)、6.28(s、1H)、7.40−8.11(m、5H);LRMS
(ESI)846[(M+H)]}を得た。
【0099】実施例 2 化合物Ib 3´−N−第三級ブチルオキシカルボニル−4−デアセチル−3´−デフェニル
−3´−N−デベンゾイル−3´−イソプロピル−4−O−メトキシカルボニル
−パクリタキセル 上記の方法に従い、()−シス−1−第三級ブチルオキシカルボニル−4−
イソプロピル−3−トリエチルシリルオキシ−アゼチジン−2−オンを4−デア
セチル−7−[ビスイソプロピル(メトキシ)]シリルオキシ−4−O−メトキ
シカルボニル−バッカチンとカップリングした。脱保護基次にクロマトグラフィ
により、表題化合物を得た。H NMR(CDCl+DO)δ1.03(
d、3H、J=6.7Hz)、1.09(d、3H、J=6.7Hz)、1.1
4(s、3H)、1.24(s、3H)、1.31(s、9H)、1.66(m
、3H)、1.83−2.02(m、5H)、2.24(s、3H)、2.25
−2.59(m、3H)、3.68(dd、1H、J=2.0、9.2Hz)、
3.82(d、1H、J=6.9Hz)、3.98(s、3H)、4.19(d
、1H、J=8.6Hz)、4.34(d、1H、J=8.6Hz)、4.39
(m、1H)、4.43(d、1H、J=2.0Hz)、4.82(br s、
1H)、4.98(d、1H、J=7.8Hz)、5.69(d、1H、J=7
.0Hz)、6.11(m、1H)、6.28(s、1H)、7.45−8.1
2(m、5H);LRMS(ESI)832[(M+H)]。
【0100】実施例 3 化合物 Ic 3´−N−ネオペンチルカルボニル−4−デアセチル−3´−N−デベンゾイル
−4−O−メトキシカルボニル−パクリタキセル 無水THF(15mL)中の(3R、4R)−1−ネオペンチルカルボニル−
4−フェニル−3−トリエチルシリルオキシ−アゼチジン−2−オン(525m
g、1.4当量)及び4−デアセチル−7−[ビスイソプロピル(メトキシ)]
シリルオキシ−4−O−メトキシカルボニル−バッカチン(523mg、0.7
00mモル)の溶液を−50℃に冷却し、そしてLiHMDSAの溶液(0.8
4mL、1.2当量、THF中1.0M)を撹拌しつつ添加した。40min後
、反応物を0℃に加温した。1.5hr後、これをNHClの飽和水溶液によ
り停止し、反応物をEtOAcにより抽出した。有機抽出物をNHClの飽和
水溶液、塩水により洗い、乾燥(NaSO)した。溶媒の除去次にシリカゲ
ルカラムのクロマトグラフィ(ヘキサン中0−20%のEtOAcの混合物によ
る勾配溶離)により、2.78mg(54%)の3´−N−ネオペンチルカルボ
ニル−7−[ビスイソプロピル(メトキシ)]シリルオキシ−4−デアセチル−
3´−N−デベンゾイル−4−O−メトキシカルボニル−2´−トリエチルシリ
ルオキシ−パクリタキセルを得た。これを直接取り出し、無水THF(6mL)
中のトリエチルアミントリヒドロフルオリド(0.161mL、4当量)により
処理し、1晩RTで撹拌した。飽和NaHCO水溶液による中和後、反応物を
EtOAcにより抽出した。有機抽出物を塩水により洗い、乾燥(NaSO )した。溶媒の除去及びシリカゲルカラムのクロマトグラフィ(ヘキサン中20
−50%のEtOAcの混合物による勾配溶離)により、151mg(71%)
の表題生成物を得た。H NMR(CDCl)δ0.96−2.58[32
H;0.96(s、9H)、1.14(s、3H)、1.24(s、3H)、1
.66(s、3H)、1.84(s、3H)、2.23(s、3H)を含む]、
3.58(br s、1H)、3.77(s、3H)、3.80(d、1H、J
=5.5Hz)、4.19(d、1H、J=8.3Hz)、4.33(d、1H
、J=8.7Hz)、4.36(m、1H)、4.65(d、1H、J=2.0
Hz)、4.95(d、1H、J=8.5Hz)、5.58(dd、1H、J=
2.3、8.8Hz)、5.69(d、1H、J=7.0Hz)、6.11(d
、1H、J=8.9Hz)、6.16(m、1H)、6.27(s、1H)、7
.29−8.12(m、10H);LRMS(ESI)864[(M+H)
【0101】実施例 4 化合物 Id 3´−N−シクロブチル−4−デアセチル−3´−N−デベンゾイル−4−O−
メトキシカルボニル−パクリタキセル 上記の方法に従いそして(3R、4R)−1−シクロブチル−4−フェニル−
3−トリエチルシリルオキシ−アゼチジン−2−オンを使用して、4−デアセチ
ル−7−[ビスイソプロピル(メトキシ)]シリルオキシ−4−O−メトキシカ
ルボニル−バッカチンを表題生成物に転換した。H NMR(CDCl)δ
1.14−2.53[m、2H;1.14(s、3H)、1.25(s、3H)
、1.67(s、3H)、1.84(s、3H)、2.24(s、3H)を含む
]、3.01(m、1H)、3.56(br s、1H)、3.81(s、3H
)、3.82(m、1H)、4.20(d、1H、J=8.4Hz)、4.34
(d、1H、J=8.5Hz)、4.37(m、1H)、4.68(d、1H、
J=2.3Hz)、4.96(d、1H、J=8.6Hz)、5.58(dd、
1H、J=2.4、9.0Hz)、5.70(d、1H、J=7.0Hz)、6
.16(m、2H)、6.27(s、1H)、7.29−8.14(m、10H
);LRMS(ESI)848[(M+H)]。
【0102】実施例 5 化合物 Ie 3´−第三級ブチル−3´−N−シクロヘキシルオキシカルボニル−4−デアセ
チル−3´−デフェニル−3´−N−デベンゾイル−4−O−メトキシカルボニ
ル−パクリタキセル シクロヘキシルオキシクロロホルメートについて同じ方法に従い、3´−第三
級ブチル−3´−第三級ブチルオキシカルボニル− 4−デアセチル−3´−デ
フェニル−3´−N−デベンゾイル−4−O−メトキシカルボニル−パクリタキ
セルを表題生成物に転換した。H NMR(CDCl+DO)δ1.10
−2.61[38H;1.10(s、9H)、1.16(s、3H)1.26(
s、3H)、1.69(s、3H)、1.95(s、3H)、2.26(s、3
H)を含む]、3.84(m、2H)、3.99(s、3H)、4.23(d、
1H、J=8.6Hz)、4.40(m、3H)、4.57(s、1H)、5.
02(m、2H)、5.7(d、1H、J=7.08Hz)、6.06(m、1
H)、6.30(s、1H)、7.46−8.13(m、5H); LRMS(
ESI)872[(M+H)]。
【0103】実施例 6 化合物 If 3´−第三級ブチル−4−デアセチル−3´−デフェニル−3´−N−デベンゾ
イル−3´−N−ネオペンチルカルボニル−4−O−メトキシカルボニル−パク
リタキセル 第三級ブチルアセチルクロリドに関して上記の方法を行い、3´−第三級ブチ
ル−3´−N−第三級ブチルオキシカルボニル−4−デアセチル−3´−N−デ
ベンゾイル−4−O−メトキシカルボニル−パクリタキセルを表題生成物に転換
した。H NMR(CDCl+DO)δ1.00−2.56[36H;1
.00(s、9H)、1.11(s、9H)、1.16(s、3H)、1.26
(s、3H)、1.69(s、3H)、1.91(s、3H)、2.26(s、
3H)を含む]、3.83(d、1H、J=7.1Hz)、3.98(s、3H
)、4.17(d、1H、J=10.1Hz)、4.26(d、1H、J=8.
8Hz)、4.37(m、2H)、4.55(s、1H)、5.00(d、1H
、J=7.5Hz)、5.73(m、2H)、6.02(m、1H)、6.29
(s、1H)、7.45−8.13(m、5H); LRMS(ESI)844
[(M+H)]。
【0104】実施例 7 化合物 Ig 4−デアセチル−3´−N−デベンゾイル−3´−N−第三級ブトキシカルボニ
ル−4−O−メトキシカルボニル−パクリタキセル 上記の方法に従いそして(3R、4R)−1−第三級ブトキシカルボニル−4
−フェニル−3−トリエチルシリルオキシ−アゼチジン−2−オンを使用して、
化合物Igを製造した。H NMR(300MHz、CDCl)δ8.13
−8.10(m、2H)、7.61−7.26(m、8H)、6.27(s、1
H)、6.19(m、1H)、5.68(d、J=6.9Hz、1H)、5.3
5−5.29(m、2H)、4.97(d、J=7.7Hz、1H)、4.63
(d、J=3.9Hz、1H)、4.42−4.37(m、1H)、4.25(
Abq、J=8.8Hz、J=47.7Hz、2H)、3.85−3.81(m
、4H)、3.40(d、J=5.1Hz、1H)、2.59−1.03(m、
30H;それぞれ2.24、1.87、1.71、1.27、1.14、3Hで
のシングレットを含む、1.32、9H)。
【0105】実施例 8 化合物 Ih 4−デアセチル−3´−N−デベンゾイル−3´−N−nブトキシカルボニル−
4−O−メトキシカルボニル−パクリタキセル (3R、4R)−1−nブトキシカルボニル−4−フェニル−3−トリエチル
シリルオキシ−アゼチジン−2−オンについて上記の方法を使用して、化合物I
hを製造した。
【0106】 H NMR(300MHz、CDCl)δ8.11(d、J=7.4Hz、
2H)、7.62−7.29(m、10H)、6.27(s、1H)、6.27
(m、1H)、5.69(d、J=7.0Hz、1H)、5.41(abq、J
=47.4、9.4Hz、2H)、4.97(d、J=7.0Hz、1H)、4
.66(brs、1H)、4.38−4.32(m、1H)、4.26(abq
、45.0、8.6Hz、2H)、3.83(s、3H)、3.42(brd、
J=4.1Hz、1H)、2.59−2.35(m、4H)、2.24(m、3
H)、1.86(s、3H)、1.67(s、3H)、1.65(d、J=33
.0Hz、3H)、1.67(s、3H)、1.51−1.47(m、2H)、
1.24(s、3H)、1.14(s、3H)、0.83(m、3H)。C4555NO16として計算値;C、62.42;H、6.40;N、1.62。
実測値; C、62.28;H、6.45;N、1.55。
【0107】実施例 9 化合物 Ij 3´−N−デベンゾイル−3´−N−シクロブチルカルボニル−3´−デフェニ
ル−3´−第三級ブチル−4−デアセチル−4−メトキシカルボニル−パクリタ
キセル DCM(15.0mL)中の3´−N−デベンゾイル−3´−N−第三級ブチ
ル−3´−デフェニル−3´−第三級ブチル−4−デアセチル−4−メトキシカ
ルボニル−パクリタキセル(2.30g、2.72mモル)の溶液をトリフルオ
ロ酢酸(15.0mL)により処理し、1.5hr0℃で撹拌した。混合物を1
00mLのDCMにより希釈し、150mLの水中の50.0gのNaHCO から製造された冷溶液(0℃)中に注いだ。相を分離し、有機層を真空下濃縮し
た。生成物は、4%のメタノール/DCMにより溶離するシリカゲルのカラムク
ロマトグラフィにより精製できるが、一般に精製することなく使用した。粗3´
−N−デベンゾイル−3´− 3´−デフェニル−3´−第三級ブチル−4−デ
アセチル−4−メトキシカルボニル−パクリタキセルを酢酸エチル(15.0m
L)に溶解し、飽和NaHCO(15.0mL)により処理した。シクロブタ
ンカルボニルクロリド(460.0μL、4.08mモル、1.5当量)を添加
し、2相混合物を20min周囲温度で激しく撹拌した。混合物を酢酸エチルに
より希釈し、相を分離した。有機相を飽和NaHCO次に塩水により洗った。
有機溶液を無水NaSOで乾燥し、濾過しそして真空下濃縮した。調製逆相
クロマトグラフィ(5min間20%アセトニトリル/水による溶離、45mi
n間60%までのアセトニトリル/水で一定増加、次に250mL/minの流
速で45min間無勾配)により、表題化合物を、以下の物理的性質を示す白色
の無定形の固体として得た(1.47g、65%収率、HPLCの分析により9
7%の純度)。H NMR(CDCl、300MHz)δ8.08(d、J
=7.1Hz、2H)、7.62−7.55(m、1H)、7.48−7.43
(m、2H)、6.27(s、1H)、5.99(dd、J=7.8Hz、J=
9.0Hz、1H)、5.69(m、2H)、4.98(dd、J=2.0Hz
、J=9.5Hz、1H)、4.55(dd、J=1.1Hz、J=5.2Hz
、1H)、4.40−4.32(bm、2H)、4.22(d、J=8.4Hz
、1H)、4.14(d、J=10.2Hz、1H)、3.98(s、3H)、
3.80(d、J=7.0Hz、1H)、3.30(d、J=5.1Hz、1H
)、2.97(p、J=7.9Hz、1H)、2.58−3.36(bm、4H
)、2.23(s、3H)、2.19−2.03(bm、4H)、1.92−1
.76(bm、3H)、1.88(s、3H)、1.66(s、3H)、1.2
4(s、3H)、1.14(s、3H)、1.06(s、9H);13C NM
R(CDCl、75MHz)δ203.70、174.99、174.93、
171.46、166.89、153.21、142.54、133.74、1
33.20、130.22、129.81、128.72、84.13、83.
21、78.92、76.09、75.68、74.94、73.39、72.
06、70.17、58.36、57.73、56.03、51.07、45.
74、43.34、39.91、35.94、35.47、27.37、26.
85、25.60、25.44、22.12、20.95、18.29、14.
95、9.72; LRMS(ESI);828.51((M+I)、100
%)、886.57((M+NH+ACN)、15%)、826.48((
M−I)、100%)。
【0108】実施例 10 化合物 Ik 3´−N−デベンゾイル−3´−N−(2−フロイル)−3´−デフェニル−3
´−第三級ブチル−4−デアセチル−4−メトキシカルボニル−パクリタキセル 上記の実施例9と同様に製造した。表題化合物(2.13g、73%収率、H
PLC分析により純度98%)が、以下の物理的性質を示す白色の無定形の固体
として得られた。H NMR(CDCl、300MHz)δ8.15−8.
08(m、2H)、7.64−7.56(m、1H)、7.52−7.25(m
、3H)、7.03(dd、J=0.6Hz、J=3.4Hz、1H)、6.7
8(d、J=10.2Hz、1H)、6.48(dd、J=1.8Hz、J=3
.5Hz、1H)、6.25(s、1H)、6.06(dd、J=7.6Hz、
J=8.9Hz、1H)、5.70(d、J=7.0Hz、1H)、5.00(
dd、J=1.9Hz、J=9.4Hz、1H)、4.40−4.32(m、3
H)、4.23(d、J=8.6Hz、1H)、4.05(s、3H)、3.4
8(d、J=4.5Hz、1H)、2.60−2.50(m、2H)、2.38
(dd、J=8.8Hz、1H)、2.23(s、3H)、2.05(s、1H
)、1.95−1.85(m、1H)、1.81(s、3H)、1.68(s、
3H)、1.21(s、3H)、1.14(s、12H);13C NMR(C
DCl、75MHz)δ203.71、174.23、171.55、167
.06、158.22、153.06、147.65、144.30、142.
53、133.93、133.36、130.32、129.42、128.8
8、114.95、112.51、84.20、83.48、79.06、77
.65、76.20、75.81、75.05、72.96、70.55、58
.50、57.97、56.40、46.07、43.33、36.09、35
.55、27.53、27.05、22.00、21.25、21.06、14
.97、14.39、9.89; LRMS(ESI);840.43((M+
I)、100%)、838.43((M−I)、100%)。
【0109】生物学的データ 本発明の他の態様は、ヒト及び/または哺乳動物の腫瘍を阻害する方法であっ
て、腫瘍を有する宿主に抗腫瘍有効量の式Iの化合物を経口投与することからな
る方法に関する。
【0110】 本発明の経口タキサンを生体内の抗腫瘍テストに用いる物質及び方法を以下に
要約する。
【0111】材料 動物。従来または無胸腺(「ヌード」)マウス及びヌードラットに、腫瘍のブ
ライまたはフラグメントを皮下(sc)に移植した。ネズミ(murine)の
腫瘍を通常のマウスに移植し、ヒトの腫瘍をヌードマウスまたはラットに移植し
た。 腫瘍。最もしばしば利用された腫瘍は、ネズミの肺ガンM109、ネズミの乳房
ガンMAM 16/C、ヒトの卵巣ガンA2780、ヒトの大腸ガンHCT−1
16及びHCT−116/pk。化合物Iは、1種以上の上記の腫瘍モデルにお
ける経口投与後抗腫瘍活性を示した。
【0112】表4の結果を得る方法 実験は、無胸腺(「ヌード」)マウスを使用して行った。代表的には、A27
80ヒト卵巣腫瘍異種移植モデルについて腫瘍が100−500mgのサイズ(
代表的には腫瘍移植後7−12日目)になったとき、処置を始めた。群のサイズ
は、代表的には、マウスの実験において処置群及びコントロール群の1群あたり
8匹であった。化合物は、表3に示される投与法、即ち1日おきに1日1回の処
置5回(即ち、q2d×5)で投与された。
【0113】 経口投与(po)されたタキサンに関する処置は、10%のエタノール+10
%のCremophor EL+80%の水からなる媒体を使用して細管により
なされた。投与された液体の量は、マウスについて体重1gあたり0.01mL
であった。代表的なマウスの実験は、3種の異なる投与レベルでの各テスト化合
物の評価を含む。
【0114】 抗腫瘍活性は、処置及びコントロールの実験動物のすべてにおいて、時間の経
過に従って腫瘍のサイズを測定することにより評価された。各動物は、個々に測
定され、そして各動物中に移植された腫瘍の成長は、カリパスを使用して毎週1
または2回計測された。処置(T)群及びコントロール(C)群の腫瘍が予定さ
れたサイズ(例えば500または1000mg)に達する時間の中位値の差を計
算し、そして絶対的及び相対的な(例えば化合物間)抗腫瘍作用の評価は、予定
された腫瘍の目標サイズに達する時間の遅延に基づいてなされた。実験の終了時
に35mg以下の腫瘍を有する動物を「治癒」と名付けた。各実験において腫瘍
が予定された目標のサイズに達する前に評定されるものとして、コントロール動
物の腫瘍成長の中位値の「腫瘍の体積が2倍になる時間」(TVDT)の少なく
とも10倍となる時間が処置後経過した後に、一般に、実験を終了した。テスト
群における活性は、 TVDTの3.32倍の、平行して行われるコントロール
の腫瘍の成長に対する腫瘍の成長(腫瘍の目標とするサイズに達する中位値)の
遅延(即ちT−C)を生じさせたものとして定義された。活性は、(T−C)/
(TVDT×3.32)に等しい「log細胞死滅」で表示された。毒性は、実
験中の処置の前及び直後に実験に参加したすべての動物の平均体重を測定するこ
とにより測定された。さらに、動物は、もしそれらが、目標とするサイズより小
さい腫瘍を有するコントロール群中の死亡前に死亡したならば、処置により生じ
た損傷によって死亡したものと考えた。もしその群の1匹より多い動物が処置に
より生じたものと特徴づけられる方法で死亡したならば、治療の結果もまたは活
性の存在も、特定の処置群について使用されなかったか、またはなされなかった
【0115】 表4の化合物のすべては、マウスに移植されたScM109腫瘍モデルにおけ
る経口抗腫瘍活性を示し、それはその最適の投与のスケジュール及び投与量に従
って静脈内に投与されたパクリタキセルの抗腫瘍活性に等しいと判断された。
【0116】
【表4】
【0117】 a.1kgあたりmgでテストされた最適または最大の許容投与レベル。なされ
た投与は、単一の投与についてであり、そして5回の投与のそれぞれについて繰
り返される。それゆえ、処置の全過程で使用された化合物の全量は、表3に示さ
れた経口投与量の5倍である。 **8匹のテストされたマウスの1匹が治癒した。 b.処置されたマウスの全数により除された治癒した(上記の定義に従い)と判
断されたマウスの数は、「治癒/被処置」を意味し、それは表3の括弧内に示さ
れる。 c.「log細胞死滅」は、既に上記で定義されている。
【0118】 表4の結果から分かるように、すべての化合物Ia−Ikは、有意な経口抗腫
瘍活性を示した。有意な抗腫瘍活性は、約1log細胞死滅であるとして定義さ
れる。これは、経口活性を有しない化合物例えばパクリタキセル(即ち、零lo
g細胞死滅を有する)について観察される結果と比較される。市販されている抗
ガン剤TAXOL(商標)の活性成分であるパクリタキセルが静脈内投与され、
そしてそれが有効ではないため経口投与で使用されていないことを認識すべきで
ある。
【0119】 種々の腫瘍を治療するために、本発明の式Iの化合物は、パクリタキセルのそ
れに類似された方法で使用される。例えば、Physician´s Desk
Reference、49版、Medical Economics、p68
2、1995参照。本発明の化合物に関する投与量、投与の態様及びスケジュー
ルは、特に制限されておらず、ガンの治療の技術に熟達した腫瘍科医は、不当な
実験なしに、本発明の化合物を投与する適切な治療プロトコールを確かめること
ができるだろう。従って、式Iの化合物は、任意の好適な投与経路、非経口また
は経口で投与できる。非経口投与は、静脈内、直腸内、筋肉内及び皮下の投与を
含む。
【0120】 本発明に従って方法を実施するのに利用される投与量は、予防治療を行うかま
たは最大の治療応答を生じさせることを可能にするものである。投与量は、投与
のタイプ、選択された特定の生成物、そして治療されるべき患者の個人的な特徴
に応じて変化する。一般に、投与量は、異常な細胞の増殖により生ずる障害の治
療を行うのに有効な量である。本発明による生成物は、望ましい治療効果を得る
ために、必要に応じしばしば投与できる。いく人かの患者は、比較的多い投与量
または少ない投与量に急速に応答し、次に緩和な維持量を要するか、または維持
量を全く必要としない。静脈内経路により、投与量は、例えば、1−100時間
にわたって約20−約500mg/mの範囲にある。経口経路では、投与量は
、体重1kgあたり5−1000mg/日の範囲にある。使用される実際の投与
量は、処方された特定の組成物、投与の経路、そして特別の部位、宿主及び治療
される腫瘍のタイプに従って変化するだろう。薬剤の作用を変化させる多くのフ
ァクターは、年令、体重、性別、食事及び患者の生理学的な症状を含む投与をき
めるのに、考慮にいれることになるだろう。
【0121】 本発明は、また、1種以上の製薬上許容できる担体、ふけい剤、希釈剤または
助剤と組み合わされた抗腫瘍有効量の式Iの化合物からなる製薬処方物(組成物
)を提供する。組成物は、従来の方法に従って製造できる。パクリタキセルまた
はその誘導体を処方する例は、例えば、米国特許4960790及び48144
70に見いだされ、そしてこれらの例は、本発明の化合物を処方するのに用いら
れる。パクリタキセルの処方物の追加の例は、背景技術に既に引用されている一
般的な文献に見いだされる。例えば、式Iの化合物は、錠剤、ピル、粉末混合物
、カプセル、注射可能な溶液、座薬、エマルション、分散物、食品プレミックス
及び他の好適な形で処方できる。それは、また、滅菌固体組成物、例えば、フリ
ーズドライ製品、そしてもし所望ならば、他の製薬上許容できる助剤と組み合わ
されて製造できる。これらの固体の組成物は、非経口投与に使用される直前、滅
菌水、生理学的塩水、または水と有機溶媒例えばプロピレングリコール、エタノ
ールなど、またはいくつかの他の滅菌注射可能な媒体との混合物により再溶解で
きる。
【0122】 代表的な製薬上許容できる担体は、例えば、マニトール、尿素、デキストラン
、乳糖、じゃがいも及びとうもろこしの澱粉、ステアリン酸マグネシウム、タル
ク、植物油、ポリアルキレングリコール、エチルセルローズ、ポリ(ビニルピロ
リドン)、炭酸カルシウム、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、安
息香酸ベンジル、炭酸ナトリウム、ゼラチン、炭酸カリウム、珪酸である。製薬
製剤は、また非毒性の補助物質、例えば乳化剤、保存剤、湿潤剤など、例えばソ
ルビタンモノラウレート、トリエタノールアミンオレエート、ポリオキシエチレ
ンモノステアレート、グリセリルトリパルミテート、ジオクチルナトリウムスル
ホサクシネートなどを含むことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 シュー,キウフェン メイ アメリカ合衆国コネチカット州 06033 グラストンバリー バリントン ウェイ 75 (72)発明者 ハンセル,ステブン アメリカ合衆国コネチカット州 06457 ミドルタウン オールド ファームズ イ ースト 113 (72)発明者 ゾークラー,マリー エドソン アメリカ合衆国コネチカット州 06443 マジソン ドーバー レーン 39 (72)発明者 ゾークラー,マリー エドソン アメリカ合衆国コネチカット州 06443 マジソン ドーバー レーン 39 (72)発明者 ローズ,ウィリアム シー アメリカ合衆国ペンシルベニア州 18947 パイパースビル カファーティ ロード 362 (72)発明者 タラント,ジェームス ジー アメリカ合衆国コネチカット州 06518 ハムデン ハンディー ロード 156 Fターム(参考) 4C048 TT08 UU01 XX01 XX04 4C063 AA01 BB07 CC75 DD72 EE01 4C086 AA01 AA02 AA03 BA02 BA03 GA02 MA01 MA04 NA14 ZB26

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I 【化1】 (式中、Rはフェニル、イソプロピルまたは第三級ブチルであり; Rは−C(O)R(但し、Rは(CHCO−、(CHCCH −、CH(CHO−、シクロブチル、シクロヘキシルオキシまたは(
    2−フリル)であり;そして RはCHC(O)O−である) の化合物、またはその製薬上許容できる塩。
  2. 【請求項2】 【表1】 からなる群から選ばれる請求項1の化合物。
  3. 【請求項3】 請求項2の化合物Ia。
  4. 【請求項4】 Rが(CHC−であり、Rが(CHCOC(O)−、(C
    CCHC(O)−、シクロブチルC(O)−又は(2−フリル)C(
    O)−であり、Rが(CHC(O)O−である請求項2の化合物。
  5. 【請求項5】 Rが第三級ブチルである請求項1の化合物。
  6. 【請求項6】 抗腫瘍の有効な量の請求項1−5の何れか1つの項の化合物
    及び製薬上許容できる担体からなる製薬組成物。
  7. 【請求項7】 化合物が請求項2の化合物であり、そして組成物がクレモフ
    ォア、エタノール及び水をさらに含む請求項6の組成物。
  8. 【請求項8】 該化合物が化合物Iaである請求項7の組成物。
  9. 【請求項9】 哺乳動物への経口投与用の請求項6の組成物。
  10. 【請求項10】 哺乳動物の宿主の腫瘍の成長を阻害する方法であって、該
    哺乳動物に腫瘍成長阻害量の請求項1−5の何れか1つの項の化合物を投与する
    ことからなる方法。
  11. 【請求項11】 投与法が経口である請求項10の方法。
  12. 【請求項12】 化合物が請求項2の何れかの化合物である請求項11の方
    法。
  13. 【請求項13】 化合物が化合物Iaである請求項12の方法。
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