JP2003523924A - 光沢を提供するヘアケア製品 - Google Patents

光沢を提供するヘアケア製品

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ニール マッケルヴィー,グレアム
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Abstract

(57)【要約】 頭皮を過度に乾燥させることなく、毛髪の清潔感及び毛髪や頭皮への爽快感とともに毛髪に増強された光沢を提供するヘアケア組成物を含むヘアケア製品、特につけたままにして置く製品を提供する。組成物は:(a)本質的に:(i)屈折率の高い非揮発性ポリシロキサン液及び(ii)屈折率の高いポリシロキサン液と混合する屈折率の高いポリシロキサン液のための非揮発性展着剤からなる毛髪光沢剤;(b)エタノール;及び(c)エタノール濃度が組成物重量の約10%〜約50%となるような水の組合せをを含む。本発明のもうひとつの態様は、本明細書の組成物が更に頭皮コンディショニング剤を含むことである。本発明は、ヘアケア製品の使用に関する方法も提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、特定のシリコーン及びエタノールの使用を介して毛髪に光沢を提供
し、更に、清潔な毛髪の感触及び爽やかな毛髪及び頭皮の感触を提供する組成物
を含有するヘアケア製品に関する。本発明は更に、そのような利点を提供し、且
つ頭皮に乾燥をもたらすことなくエタノールを含有する上述したようなヘアケア
製品に関する。
【0002】
【背景技術】
洗髪は従来から、当該技術で既知の多数の洗剤性界面活性剤含有組成物のいず
れかを利用して行われる。しかしながら、頻繁な洗髪、環境要因、及びその人の
毛髪の生来の状態が重なり合って、健康で、光沢のある外観を有さない毛髪とな
る可能性がある。この問題に対処する最も効果的な方法の1つは、毛髪の光沢を
改善するヘアコンディショニング組成物を用いることである。この目的に関して
高度に効果的な技術は、WO94/08557(ブロック(Brock)らプロクタ
ー&ギャンブル(Procter & Gamble)1994年4月28日公開)で開示されて
いるようなポリシロキサン樹脂のような展着剤(spreading agent)とフェニル
化ポリシロキサンのような屈折率の高いポリシロキサン液の組合せを使用するこ
とである。
【0003】 ヘアトリートメント組成物、特に頭皮に清潔な感触、又は爽やかな感覚を付与
するような[つけたままにしておく(leave-on)]組成物を提供することもきわ
めて望ましい。消費者の一部には特に望ましくない被覆感を毛髪に付与するので
、フェニル化シリコーン及び展着剤の上記組合せを含有するつけたままにしてお
くヘアケア製品については、このことは最も特に重要である。つけたままにして
おく製品によってこの問題は悪化する。毛髪に優れた光沢を提供するという観点
からはリンスオフ(linse-off)製品に対してつけたままにしておく製品はきわ
めて望ましいけれども、それは毛髪に過度なフェニル化シリコーン/展着剤を残
す可能性があり、且つ毛髪の清潔感に有害な影響を招く可能性がある。爽快感を
高めるためにつけたままにして置く製品でメンソール及び樟脳のような感覚剤(
sensate)が使用される可能性があるが、しかしながら全体としての爽やかさの
問題を完全に克服するわけではなくフェニル化シリコーン/展着剤の組合せによ
る毛髪の被覆感も含まなければならない。特定の条件下では、この目的に最も効
果的で且つ望ましい成分はエタノールであることが見出された。しかしながら、
爽快感及び毛髪清潔感を最大限達成するためには、相対的に高い濃度でエタノー
ルを使用しなければならない。そのような濃度で使用した場合、残念ながら、エ
タノールによって頭皮が乾燥してしまい、皮膚の掻痒感を招き、皮膚の剥離に悩
まされる可能性がある。
【0004】 優れた光沢を提供することができ、一方毛髪及び頭皮に清潔な爽快感を提供し
、又頭皮の乾燥を最小限にする又は無くすような、ヘアケア組成物、特につけた
ままにしておく組成物を提供することが、本発明の目的である。 屈折率の高いシリコーン液及び展着剤を含む光沢剤を特別な濃度のエタノール
とともに組合せて使用し、更に特定の製品形状で毛髪に送達する時、上記の目的
を達成することができる。以下で更に詳細に本発明を説明する。
【0005】 指示がない限り、本明細書のパーセンテージはすべて組成物の重量によるもの
である。指示がない限り、比率はすべて重量比である。指示がない限り、本明細
書で言及するパーセンテージ、比率及び成分の濃度はすべて成分の実際の量に基
づき、市販製品のように成分に混合される可能性のある溶媒、充填剤、又はその
他の物質を包含しない。 この発明は、本明細書に記載されている好ましい、又はその他の任意成分のい
かなるものとも同様に本明細書に記載されている必須成分を含むことができ、こ
れからなることができ、又は実質的にこれからなることができる。
【0006】
【発明の要約】
頭皮を過度に乾燥させずに、毛髪の清潔感及び爽やかさとともに毛髪の光沢を
高める組成物を含有するヘアケア製品は以下の組合せを介して提供されることが
ここで見出された: (a)実質的に以下から成る毛髪光沢剤:(i)屈折率の高い非揮発性ポリシロ
キサン液及び(ii)屈折率の高いポリシロキサン液と混合する屈折率の高いポ
リシロキサン液のための非揮発性展着剤; (b)エタノール;及び (c)エタノール濃度が組成物重量の約10%〜約50%となるような水。 本発明のもうひとつの態様は、この組成物が更に頭皮コンディショニング剤を
含むことである。
【0007】 好適な展着剤には、シリコーン樹脂(特にMQシリコーン樹脂)、ポリエーテル
シロキサンコポリマー及び非シリコーン含有有機界面活性剤のような界面活性剤
が挙げられるが、必ずしもこれに限定するものではない。 本発明又、用途別に毛髪に光沢を提供する方法にも関する。本明細書の組成物
は好ましくはつけたままにしておく組成物であり、したがって使用の好ましい方
法は、最初にリンスオフしないで、毛髪上で組成物が乾燥できるようにする。
【0008】 本発明の組成物及び方法は、多種多様なヘアケア製品、特に、ヘアローション
、トニック、ジェル、クリーム、及び特定のスプレーのようなつけたままにして
おく組成物と併せて利用するのに好都合である。例えば、ヘアスプレー、ムース
などのようなエアゾール及び非エアゾールスプレーを包含することができるスプ
レー製品は、少なくとも100ミクロンの粒子サイズを有するスプレー液滴を少
なくとも40容量%有することによって特徴付けられる。容量パーセンテージは
、本明細書で使用される時、スプレーされる液体容量全体に基づいた基準濃度の
中での粒子サイズを有するスプレーされた液体のパーセンテージをいう。
【0009】 本発明のもうひとつの利点は、本明細書の組成物が、毛髪の清潔感、爽やかな
毛髪と頭皮の感覚、及び毛髪の光沢とともに頭皮に清潔で爽やかな感覚を提供す
ることである。本明細書の組成物は又、粘着性及びべたつきが少ない一方で優れ
た光沢を提供し且つ頭皮の乾燥を減らすものとして特徴付けられる。本組成物は
又、以下に記載するような追加の成分を用いることによって、同様に光沢剤を用
いることによって毛髪にコンディショニング効果を提供することができる。 非限定的な、任意の、及びその好ましい実施態様を包含する本発明を以下で更
に詳細に説明する。
【0010】
【発明の説明】
必須成分及び発明の態様、並びに発明のさまざまな任意、且つ好ましい成分及
び実施態様を以下に記載する。ヘアケア製品 本発明は、毛髪への適用に好適なヘアケア組成物を含むヘアケア製品にも関す
る。本発明のヘアケア製品は、組成物を含有する包装物も含むことができる。 多種多様な好適な包装物が当該技術では既知である。それらは一般に製品を注
ぐ、振る、ポンプで押し出す、圧迫する又はスプレーすることができる分配開口
部によって特徴付けられる。 本発明の製品は、好ましくはつけたままにしておく製品である。つけたままに
しておく製品によって、組成物を毛髪に適用し、最初にリンスオフしないで毛髪
に残し、乾かすことができるということを意味する。つけたままにしておく製品
は、好適ないかなるタイプでもよく、毛髪に適用し、つけたままにしておく方法
で使用することを意図する。限定しなければ、これらにはトニック、ジェル、ク
リーム、ペースト及び毛髪をコンディショニングする及び/又はスタイリングす
るヘアスプレーを包含するスプレー(エアゾール、非エアゾール)が挙げられる
【0011】 本発明のつけたままにしておく製品は、シャンプーのような組成物には一般に
存在するアニオン系及び両性界面活性剤のような洗剤性界面活性剤を洗浄効果レ
ベルでは含まない。一般につけたままにしておく組成物は、そのような界面活性
剤を約5%未満、好ましくは約3%未満、更に好ましくは1%未満、最も好まし
くは0.5%未満含有し、0%に近づけることができる。 本発明のつけたままにしておく製品は又、使用方法に関する章で以下により詳
細に記載するように、つけたままにしておく製品に合った使用方法でそれを包装
する指示書も包含し得る。
【0012】 「スプレー」によって本明細書で意味することは、使用する際に周囲の空気に
分散された液滴の形状で(気体中液体の分散)分配される製品である。本明細書
のスプレー製品は、少なくとも100ミクロンの粒子サイズを有するスプレーさ
れた液滴を少なくとも約40重量%有することによって特徴付けられる組成物を
含む。好ましくは少なくとも50%、更に好ましくは少なくとも70%、最も好
ましくは少なくとも80%のスプレー液滴が少なくとも100ミクロンの粒子サ
イズを有する。国際標準化機構(ISO)標準法ISO/WD13320を用い
てレーザー回折(例えば、マルバーン・インスツルメント(Malvern Instrument
s)2600C粒子サイズアナライザー又は同等物)によってスプレー液滴の粒
子サイズを測定する。粒子サイズは直径をいう。理論によって限定することを意
図しなければ、小さ過ぎるスプレー粒子は、毛髪の深さ全体に十分に浸透せず、
その結果組成物が所望のレベルの性能を提供するためには不十分な分布に悩まさ
れると考えられている。スプレー製品には、エアゾール又は非エアゾール包装物
で分配することができるが、実際には従来のスプレーと同じような方法で空中に
液滴の分散を提供しないムースは包含されないことを理解すべきである。
【0013】 組成物は、溶液、液体中液状分散、エマルション、微粒子状エマルション、液
状結晶、又は以下に示すようなものを除いた毛髪及び頭皮への適用に好適なその
他のいかなるものであってもよい。 理論に関して限定しないが、ムースはその代わりに、気体(例えば、噴射剤及
び/又は空気)が組成物を中で分散される形態で製品を分配する、すなわち、ム
ースは液体中気体分散の形状で分配されると考えられている。その上、ムースの
ような液体中気体分散は一般に毛髪の清潔感の提供に劣る為、一般に本発明の利
益を提供しないか、又は本発明の目的を満たさず、したがって使用の際に液体中
気体分散を提供するようなムース及びその他のヘアケア製品は本発明の範囲から
除外される。
【0014】毛髪光沢剤 本発明の組成物は、本質的に屈折率の高い、非揮発性ポリシロキサン液及び屈
折率の高いポリシロキサン液のための展着剤からなる毛髪光沢剤を含む。組成物
の同じ相でこのような2つの成分を混合する。毛髪光沢剤は一般に組成物の約0
.05%〜約10重量%、好ましくは約0.1%〜約5重量%、更に好ましくは
約0.2%〜約2重量%の濃度で存在する。「本質的になる」ということによっ
て意味することは、毛髪光沢剤は指示された必須成分を含有しなければならない
が、本明細書の組成物が意図する様式での機能を妨げないような他の成分も含有
することができるということである。2つの必須成分の合計濃度は好ましくは、
上記で毛髪光沢剤に対して示した同じ範囲内にある。
【0015】屈折率の高い非揮発性ポリシロキサン液 本発明の組成物は、少なくとも約1.46、好ましくは少なくとも約1.48
、更に好ましくは少なくとも約1.52、最も好ましくは少なくとも約1.55
の屈折率を有する非揮発性ポリシロキサン液(’シリコーン液’)を必須成分と
して含有する。必ずしも発明を限定することを意図するものではないが、ポリシ
ロキサン液の屈折率は、一般に約1.70未満であり、典型的には約1.60未
満である。 当該技術で周知のように、屈折率とは1つの媒体からもうひとつに通過する光
線の方向の変化(すなわち、見かけの屈曲)のことをいう。本明細書中の屈折率
とは、空気中からポリシロキサン液又はポリシロキサン液/展着剤の混合物へ通
過する光線についていうものである。シリコーン液の屈折率は、アッベの屈折計
のような一般に入手でき、当該技術で既知の標準装置によって測定することがで
きる。屈折率を測定する技術は化学的顕微鏡ハンドブック(the Handbook of Ch
emical Microscopy)、第1巻−化学的方法及び無機化学定性分析(Chemical Me
thods and Inorganic Qualitative Analysis)(ケモット及びマンソン(Chemot
& Mason)偏、ジョンウイリー&サン社(John Wiley & Sons,Inc.)、ニュー
ヨーク、1958年)の311〜334ページに記載されている。
【0016】 用語「非揮発性」は、本明細書で使用される時、当該技術で周知であり且つ理
解されているように空気中できわめて低い、又は意味がないほどの蒸気圧を示す
ような物質を意味する。非揮発性物質は一般に、25℃及び1気圧で0.2mm
Hg未満を示す。非揮発性物質は又一般に、1気圧にて少なくとも275℃、好
ましくは少なくとも300℃の沸点を有する。
【0017】 本明細書で使用するポリシロキサン液は一般に、25℃にて少なくとも約10
センチストークス、好ましくは約20〜約2,000,000センチストークス
、更に好ましくは約30〜約500,000センチストークスの粘度を有する。
本明細書に記載された他の必要条件を満たしている限り、粘性のある他の不揮発
性シリコーン液も本発明で使用することができる。一般に毛髪の光沢と同様にそ
のコンディショニング効果はシリコーン液から求められ、上記のような約50,
000、好ましくは約100,000という粘度の比較的高い物質が好んで使用
される。粘度は、ダウ・コーニング・コーポレート試験法CTM0004(19
70年7月20日)で述べられているようなガラスキャピラリー粘度計によって
測定することができる。ポリシロキサン「液」は、本明細書で使用される時、ゴ
ム状同様に液状のものを包含する。ポリシロキサン「ゴム」は、約1,000,
000センチストーク以上の粘度を有するポリシロキサンをいう。 本明細書の目的に好適なポリシロキサン液は、一般式(I)で表わされるよう
なものを包含する:
【0018】
【化1】
【0019】 式中、Rは独立に、置換された又は置換されていない脂肪族(例えば、アルキ
ル又はアルケニル)、アリール、アリールオキシ、アルカリル、アルコキシ、ア
ルカミノ(例えば、アルキル又はアルケニルアミノ基)、ヒドロキシ、又は水素
、又はそれらの組合せであり;及びxは少なくとも約1、典型的には約1〜約1
,000の整数である。R置換基は又はロゲン及び例えば、ハロゲン置換脂肪族
及びアリール基のようなハロゲン置換官能基のようなその他の官能基同様に、エ
ーテル基、ヒドロキシ基、及びアミン基の組合せも包含することができる。 ポリシロキサン液は環状でも線状でもよい。線状ポリシロキサンは式Iで上記
のように例示される。分枝鎖も使用することができる。環式ポリシロキサンは式
(II)で表わされるようなものを包含する:
【0020】
【化2】
【0021】 式中、Rは上記で定義されたとおりであり、nは約3〜約7であり、好ましく
は3〜5である。 得られたポリシロキサンが室温で液状を保ち、疎水性であり、毛髪に適用した
時刺激性でも毒性でもなく有害でもなく、組成物のその他の構成成分に適合性で
あり、通常使用及び保管条件下で化学的に安定であり、毛髪に沈着することがで
き、及び得られたポリシロキサン液が上述のような屈折率を有する限りシロキサ
ン鎖(R)における置換基は、いかなる構造を有してもよい。
【0022】 好ましいアルキル及びアルケニル置換基はC1〜C5、より好ましくはC1〜C4
最も好ましくはC1〜C2のアルキル及びアルケニル基である。その他のアルキル
−、アルケニル−、又はアルキニル−を含有する(アルコキシ、アルカリール、
及びアルカミノのような)基の脂肪族部分は、直鎖又は分枝鎖であり得るが、好
ましくは1〜5個の炭素原子、より好ましくは1〜4個の炭素原子、更により好
ましくは1〜3個の炭素原子、最も好ましくは1〜2個の炭素原子を有する。上
述のように、このR置換基も又、例えば第一級、第ニ級、若しくは第三級アミン
、又は第四級アンモニウムであり得るアルカミノ基のような、アミノ官能性を含
有し得る。これらには、モノ−、ジ−、及びトリ−の、アルキルアミノ及びアル
コキシアミノ基が含まれ、その脂肪族部分の炭素鎖の長さは好ましくは上述の長
さである。R置換基は、ハロゲン(例えば、塩化物、フッ化物、及び臭化物)、
ハロゲン化脂肪族基又はアリール基、及びヒドロキシ基(例えば、ヒドロキシ置
換脂肪族基)のようなその他の基と置換し得る。好適なハロゲン化R基としては
、例えば、−R1−C(F)3のようなトリ−ハロゲン化(好ましくはフッ素性)
アルキル基が挙げられ、式中、R1はC1〜C3アルキルである。このようなポリ
シロキサンの例には、ポリメチル−3,3,3トリフルオロプロピルシロキサン
が包含される。 本明細書の屈折率の高いポリシロキサン液は十分な量のアリール含有R置換基
を含有し、屈折率を上述のような所望の高さに増大する。
【0023】 アリール含有置換基は、脂環式及び複素環式の5員及び6員のアリール環、及
び5員又は6員の縮合環を含有する置換基を含有する。アリール環そのものは置
換又は非置換であり得る。置換基としては、脂肪族置換基が含まれ、更にアルコ
キシ置換基、アシル置換基、ケトン、ハロゲン(例えば、Cl及びBr)、アミ
ンなども又包含される。典型的なアリール含有基としては、フェニルのような置
換及び非置換の芳香族炭化水素、C1〜C5アルキル又はアルケニル置換基を有す
るフェニルのような及びフェニル誘導体、例えば、アリルフェニル、メチルフェ
ニル、及びエチルフェニル、スチレニルのようなビニルフェニル、及びフェニル
アルキン(例えばフェニルC2〜C4アルキン)が包含される。複素環アリール基
にはフラン、イミダゾール、ピロール、ピリジンなどより誘導された置換基が含
まれる。縮合アリール環置換基には、例えば、ナフタレン、クマリン、及びプリ
ンが含まれる。 一般に、本明細書のポリシロキサン液は、少なくとも約15%、好ましくは少
なくとも約20%、更に好ましくは少なくとも約25%、一層更に好ましくは少
なくとも約35%、最も好ましくは少なくとも約50%という程度のアリール含
有置換基を有する。必ずしも発明を限定しようと意図するものではないが、典型
的には、アリール置換の程度は、約90%未満、より一般的には約85%未満、
好ましくは約55%〜約80%である。
【0024】 本明細書のポリシロキサン液は又一般的に、そのアリール含有置換基のために
比較的に表面張力が高いことで特徴づけられる。一般に、このポリシロキサン液
の表面張力は、少なくとも約24ダイン/cm2、典型的には少なくとも約27
ダイン/cm2であろう。本明細書の目的のために、表面張力は、ダウ・コーニ
ングコーポレート試験法CTM0461(1971年11月23日)に従ってノ
ウイ(Nouy)環張力計で測定する。表面張力の変化は、上記の試験法に従って、
又はASTM法D1331に従って測定することができる。本明細書の好ましい
ポリシロキサン液は、フェニル又はフェニル誘導体置換基(好ましくはフェニル
)とアルキル置換基、好ましくはC1〜C4のアルキル(最も好ましくはメチル)
ヒドロキシ、アルカンアミノ(特に−R1NHR2NH2で各R1が独立にC1〜C 3 のアルキル、アルケニル、及び/又はアルコキシであるものとの組合せを有す
る。 屈折率の高いポリシロキサンは、ダウコーニング社(米国ミシガン州ミッドラ
ンド)、ハルス・アメリカ(米国ニュージャージー州ピスカタウェイ)、ゼネラ
ルエレクトリックシリコーン(米国ニューヨーク州ウォーターフォード)より入
手可能である。
【0025】展着剤(spreading agent) 本発明の組成物は又、ポリシロキサン液のために非揮発性展着剤も含む。本明
細書の展着剤はポリシロキサン液に適合しなければならない。 「非揮発性」という用語は本明細書ですでに定義されている。「適合する(co
mpatible)」ということによって意味することは、2つの構成成分が組成物の同
じ相で混合したままになれるように、展着剤がポリシロキサン液の中で可溶性、
分散可能、又は混和性であることである。展着剤及びポリシロキサン液は、混合
物を形成するように組成物中で混合され、それによって展着剤はポリシロキサン
液の表面張力を低下させる。表面張力の低下は、本明細書で前に記載した方法に
従って測定することができる。本明細書の展着剤及びポリシロキサン液相は、本
組成物中で連続相であっても不連続相であってもよい。
【0026】 組成物は好ましくは、ポリシロキサン液の表面張力を少なくとも約5%、好ま
しくは少なくとも約10%、更に好ましくは少なくとも約15%、一層更に好ま
しくは少なくとも約20%、最も好ましくは少なくとも約25%減らすのに十分
量の展着剤を含有すべきである。ポリシロキサン液/展着剤混合物の表面張力の
低下によって毛髪の光沢を高めるよう改善することができる。本明細書の最も好
ましい組成物では、表面張力は、約20%〜約35%、更に一般的には約25%
〜約30%低下する。 同様に好ましい展着剤は、表面張力を少なくとも約2ダイン/cm2、更に好
ましくは少なくとも約3ダイン/cm2、一層更に好ましくは少なくとも約4ダ
イン/cm2、最も好ましくは少なくとも約5ダイン/cm2低下させるべきであ
る。 ポリシロキサン液及び展着剤の混合物の表面張力は、最終製品に存在する比率
では、好ましくは30ダイン/cm2未満、更に好ましくは約28ダイン/cm2 未満、最も好ましくは約25ダイン/cm2未満である。典型的には表面張力は
、約15〜約30、更に典型的には約18〜約28、最も一般的には約20〜約
25ダイン/cm2の範囲である。
【0027】 グロスは、対象物の光沢のある外見に寄与する物理的特性である。グロスは鏡
面反射率という形で測定することができる。鏡面反射率は、指定した角度の許容
範囲内で、鏡面方向における表面からの入射光線(すなわち、光源から反射面に
108度の方向に反射した光)の分画又はパーセンテージのことをいう。鏡面反
射率は毛髪の光沢を測定するのに有用な手段である。毛髪の光沢を評価すること
における鏡面反射率とその利用に関する更なる背景は、R.F.スタム(Stamm
)、M.L.ガルシア(Garcia)及びJ.J.フックス(Fuchs)の、ヒト毛髪
の光学特性(The Optical Properties of Human Hair)−I.基礎的検討及び配
光測定器の曲線(Fundamental Consideration and Goniophotometer Curves)、
及びII.ヒト毛髪繊維の艶出し(The Lustre of Human Hair Fibres')、J So
c. Cosmet.Chem.(第28巻、571〜599頁及び601〜609頁(197
7年9月))に見ることができ、すべて参考として本明細書に組み入れる。 コラーゲンコートした黒色の陶器板の上に本明細書の組成物をコートしたもの
から測定した鏡面反射率は、毛髪の光沢と相関し、且つ、毛髪試料と毛髪光沢剤
の沈着の間の不一致による実験的バラツキに対する疑わしさは少ない。本発明で
測定されるようなコラーゲンコートした黒色の陶器板の上における鏡面反射率は
、実験手順の項にある以下の方法に従って測定し、本明細書では光沢度計鏡面反
射率という。
【0028】 本発明は、少なくとも約△1.0%(以後「1.0%」で、△は最初の光強度
を100%とした鏡面反射率の変化をいう)のポリシロキサン液に関して、組成
物は、混合物の光沢度計鏡面反射率を高めるのに十分量の展着剤を含有する、展
着剤及びポリシロキサン液の混合物を含有する組成物という点で別に記載するこ
とができる。好ましくは光沢度計鏡面反射率の増加は少なくとも△2.0%、更
に好ましくは少なくとも約△5.0%、一層更に好ましくは少なくとも約△7.
5%、最も好ましくは少なくとも約△10.0%である。
【0029】 光沢度計鏡面反射率は、実験手順の項、以下で記載する方法に従って測定する
。一般に、もしあれば、組成物でポリシロキサン液として同一相で使用されてい
る同一の溶媒においてポリシロキサン液の1.0%溶液を使用する。組成物にお
いて別々の溶媒でポリシロキサン液を希釈しない場合、シクロメチコーンを使用
して1.0%溶液を調製すべきである。必要であれば、シクロメチコーンエタノ
ール溶液を使用して試験目的のために、1.0%ポリシロキサンを形成すること
ができる。対照については展着剤を組み入れない。そうでなければ、組成物中に
存在するのと同じポリシロキサン液と展着剤の重量比で展着剤を溶液に組み入れ
る。試験溶液をコラーゲンコートした黒色陶器タイル上に溶着し、乾燥させる。
平坦な表面からの反射鏡の反射率を測定するために好適な光沢度計、分光光度計
によって鏡面反射率を測定する。好適な光沢度計は市販されており、例えば、米
国メリーランド州、シルバースプリングのBYKガードナー(Gardner)から入
手できる’微粒子光沢’光沢度計のように当該技術で既知である。
【0030】 ポリシロキサン液と展着剤の重量比は一般に、約1000:1と約1:10の
間、好ましくは約100:1と約1:1の間、更に好ましくは約50:1と約2
:1の間、最も好ましくは約25:1と約2:1の間である。ヘアリンス組成物
については、それは約10:1と約2:1の間の比が特に好ましい。フッ素化界
面活性剤を使用する場合、このような界面活性剤の効率によって特に高いポリシ
ロキサン:展着剤の比が効果的である。したがって、100:1より有意に上の
比を使用する可能性が考慮される。 本明細書で使用するのに好ましい展着剤にはシリコーン樹脂、及び界面活性剤
が挙げられ、それにはポリエーテルシロキサンコポリマー及び非シリコーン含有
有機界面活性剤が包含される。特に好ましい展着剤はシリコーン樹脂である。
【0031】シリコーン樹脂 シリコーン樹脂は高度に架橋されたポリマーシロキサン系である。架橋はシリ
コーン樹脂の製造時に一官能性、二官能性又は双方のモノマー単位とともに三官
能性及び四官能性シランの配合により導入される。当業者に周知であるように、
シリコーン樹脂を得るために必要とされる架橋の度合いは、シリコーン樹脂中に
組み込まれる特定のシランのユニットに従って変化する。通常、十分なレベルの
三官能性及び四官能性の、シロキサンモノマーのユニット(したがって、十分な
レベルの架橋)を有するシリコーン材料は、乾燥して剛性化又は硬質化するので
、フィルムはシリコーン樹脂であると考えられる。ケイ素原子に対する酸素原子
の比率が、特定のシリコーン材料においては架橋の程度を示している。シリコー
ン樹脂は通常ケイ素原子当たり少くとも約1:1の酸素原子を有する。好ましく
は、酸素:ケイ素原子の比率は少なくとも約1.2:1.0である。シリコーン
樹脂の製造に用いられるシランは、モノメチル系、ジメチル系、モノフェニル系
、ジフェニル系、メチルフェニル系、モノビニル系、及びメチルビニルクロロシ
ラン、及びテトラクロロシランである。好ましい樹脂は、ゼネラル・エレクトリ
ックにより提供されているGE SS4230及びSS4267のようなメチル
基置換シリコーン樹脂である。市販のシリコーン樹脂は一般に、粘度の低い揮発
性又は好ましくは不揮発性シリコーン液で非硬化の形状で提供される。本明細書
で使用するシリコーン樹脂は、当業者にとって容易に明らかなように、硬化樹脂
としてではなく、非硬化形状で本明細書の組成物に存在する。
【0032】 シリコーンの製造と同様にシリコーン液、ゴム及び樹脂を考察する章を含めた
シリコーンに関する参考文献は、ポリマー化学及び工学の百科事典(Encyclopae
dia of Polymer Science and Engineering)、15巻、第2版、204〜308
ページ(ジョン・ウイリー&サン社、1989年)及びウォルター・ノール、ア
カデミックプレス社(Walter Noll, Academic Press Inc,)のシリコーンの化学
と技術(Chemistry and Technology of Silicones)(ハーコート・ブルース・
ジャワノヴィッチ(Harcourt Bruce Javanovich)、出版社、ニューヨーク、1
968年)の282〜287及び409〜426ページに見ることができ、双方
共参考として本明細書に組み入れる。
【0033】 特にシリコーン材料及びシリコーン樹脂については、当業者には’MDTQ
’命名法として周知の省略命名法のシステムに従って合理的に同定できる。この
命名システムでは、シリコーンを構成するさまざまなシロキサンモノマーユニッ
トの存在に従ってシリコーンが表現される。概略的には、記号Mは一官能性ユニ
ット(CH33SiO0.5を示し;Dは二官能性ユニット(CH32SiOを示
し;Tは三官能性ユニット(CH3)SiO1.5を示し;Qは四官能性ユニットS
iO2を示す。ユニット記号のプライム符号、例えばM’、D’、T’、及びQ
’は、メチル基以外の置換基を示し、出現の度に具体的に特定しなければならな
い。典型的な代替置換基としてはビニル、フェニル、アミン、ヒドロキシル等の
ような基が挙げられる。さまざまなユニットのモル比は、シリコーン中の各種ユ
ニットの総数(又はその平均)を記号の下付き文字数字で示すか、又は分子量と
ともに具体的に比率を示すかのいずれかにより、MDTQ命名システムに基づい
たシリコーン材料の記載を完全にする。シリコーン樹脂におけるT、Q、T´及
び/又はQ´対D、D´、M及び/又はM´の相対モル量が高くなるほど、より
高レベルの架橋を示す。しかし、前述のように架橋の全体的な程度は、ケイ素に
対する酸素の比率でも示すことができる。 好ましい本明細書での使用のためのシリコーン樹脂はMQ、MT、MTQ及び
MDTQ樹脂である。したがって、好ましいシリコーン置換基はメチルである。
特に好ましいのは、M:Qのモル比が約0.5:1.0〜約1.5:1.0で樹
脂の平均分子量が約500〜約10,000、一般には約1,000〜約10,
000であるようなMQ樹脂である。
【0034】 展着剤(特にシリコーン樹脂)及びポリシロキサン液の特定の選択によっては
、樹脂及びポリシロキサン液が互いに適合することを確実しするために追加の溶
媒を配合することが必要になるか又は望ましくなる可能性がある。したがって、
シリコーン樹脂が所望のポリシロキサン液:シリコーン樹脂重量比でポリシロキ
サン液と適合しない場合、このような構成成分の溶解度又は分散性を高めるのを
促進するためにポリシロキサン/展着剤相に溶媒を配合するのが有用である。溶
媒が、約1.46より低い屈折率を有する、又はポリシロキサン液の屈折率より
低い場合、揮発性の溶媒(25℃及び1気圧にて0.2mmHgより高い、一般
に沸点は275℃未満であるような物質)を使用してそれが毛髪に残らないよう
に及び本発明に従って得られた光沢を損なわないようにするのは望ましい可能性
がある。好適な溶媒には:シクロメチコーン、本明細書でキャリア液として記載
されるようなその他の環状シロキサン、ジメチコーンのような線状ポリシロキサ
ンポリマー、及び式I及びIIで記載されるポリシロキサン物質の粘度の低いそ
の他の類縁体、好ましくは25℃で約10センチストーク未満の粘度を有し、高
度にアリール化されたものより程度の低い(又はゼロの)アリール含有置換基を
有するそのような物質、本発明の屈折率の高いポリシロキサン;揮発性液状炭化
水素、約4〜16の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖炭化水素(例えば、ヘキサ
ン、イソブタン、デカン、ドデカン、テトラデカン、トリデカン);低級アルコ
ール(例えばエタノール及びイソプロパノールのようなC2〜C4アルコール);
炭化水素エステルで、好ましくは全部で約10未満の炭素原子を持つ(例えば酢
酸エチル)もの;ハロゲン化炭化水素(例えばフレオン);揮発性ケトン(例え
ばアセトン);及びそれらの混合物が挙げられる。シクロメチコーンが特に好ま
しい。しかしながら、本発明は、樹脂/フェニル化ポリシロキサン溶媒に関して
非揮発性溶媒の使用を除外しない。 使用する場合、上述したように溶媒は、(溶媒)と(高度にアリール化された
非揮発性ポリシロキサンに加えて展着剤)の重量比が典型的には約100:1ま
でで、更に典型的には約50:1までで使用し、リンスオフヘアケア製品につい
ては、好ましくは約2:1〜約10:1でヘアリンス製品に対して使用する。つ
けたままにしておく製品では、以下に記載するようにキャリア成分として高レベ
ルの揮発性溶媒を使用してもよい。
【0035】界面活性剤 本明細書のポリシロキサン液に適合し、且つ毛髪に適用するのに好適な界面活
性剤は、展着剤としても使用することができる。界面活性剤は、アニオン系、カ
チオン系、非イオン系、両性、又は双極性であってもよい。
【0036】ポリエーテルシロキサンコポリマー ポリエーテルシロキサンコポリマーは、又はシリコーン「コポリオール」とも
呼ばれるが、ポリシロキサン液で展着剤として利用することができるシリコーン
含有界面活性剤である。シリコーンコポリオールは、疎水性ポリシロキサン鎖及
び親水性アルコキシ部分で特徴付けられる界面活性剤である。 使用してもよいシリコーンコポリオールは、以下の式におけるポリアルキレン
オキシド変性ポリジメチルシロキサンを包含する:
【0037】
【化3】
【0038】 及び R’-Si-[-OSi(CH32x-(OC24a-(OC36b-3OR” 上記式中Rは水素、炭素原子1〜約12を有するアルキル基、炭素原子1〜約
6を有するアルコキシ基又はヒドロキシル基である;R’及びR”は炭素原子1
〜約12を有するアルキル基である;xは1〜100、好ましくは20〜30の
整数である;yは1〜20、好ましくは2〜10の整数である;a及びbは0〜
50、好ましくは20〜30の整数である。 本明細書で有用なものの中でシリコンコポリオール類もすべて参考のため本明
細書に組み込まれる下記特許文献で開示されている:米国特許第4,122,0
29号(ジーンら(Geen)1978年10月24日発行);米国特許4、265
、878号(ケイル(Keil)、1981年5月5日発行);及び米国特許第4,
421,769号(ディクソンら(Dixon)、1983年12月20日発行)。
そのようなシリコーンコポリオール物質は、英国特許出願第2,066,659
号(アベ(Abe)、1981年7月15日公開)(参考として本明細書に組み込
まれている)及びカナダ特許第727,588号(キューンズ(Kuehns)、19
66年2月8日発行)(参考として本明細書に組み込まれている)の毛髪組成物
で開示されている。本明細書で使用できる市販のシリコンコポリオールとしては
、シルウェット(Silwet)表面活性コポリマー(ユニオン・カーバイド・コーポ
レーション製)及びダウ・コーニング(ダウ・コーニング)シリコーン界面活性
剤(ダウ・コーニング・コーポレーション製)が挙げられる。 使用することができる、さまざまな好適な非シリコーン含有有機界面活性剤を
以下に記載する。
【0039】アニオン系界面活性剤 本発明において有用なアニオン系界面活性剤としてはアルキル及びアルキルエ
ーテルスルフェート類がある。このような物質は、典型的には、それぞれ式RO
SO3M及びRO(C24O)xSO3Mを有し、式中、Rは約10個〜約20個
の炭素原子のアルキル基又はアルケニル基であり、xは1〜10であり、そして
Mは、アンモニウム、ナトリウム、カリウム及びトリエタノールアミンのような
水溶性カチオンである。 もうひとつの好適なクラスの陰イオン系界面活性剤は以下の一般式を持つ、有
機、硫酸反応産物の水溶性塩である:
【0040】
【化4】 R1−SO3−M
【0041】 本式中R1は、約8から約24、好ましくは約12〜約18の炭素原子を持つ
直鎖又は分枝鎖、飽和脂肪族炭化水素基から成るグループから選択され;及びM
はカチオンである。重要な例は、漂白及び加水分解を含めた公知のスルホン化法
に従い得られる、約8〜約24の炭素原子、好ましくは約12〜約18の炭素原
子を有するイソ−、ネオ−、及びn−パラフィン類を含めたメタン系列の炭化水
素とスルホン化剤、例えばSO3、H2SO4、発煙硫酸などとの有機硫酸反応生
成物の塩である。好ましいのはアルカリ金属及びアンモニウムスルホン化C12〜 18 n−パラフィン類である。 本発明の用語内に属するアニオン系界面活性剤の追加例はイセチオン酸でエステ
ル化され及び水酸化ナトリウムで中和された脂肪酸の反応生成物(例えば脂肪酸
はココナツ油に由来する);メチルタウリドの脂肪酸アミドのナトリウム又はカ
リウム塩(脂肪酸は例えばココナツ油に由来する)である。この種類の他のアニ
オン系界面活性剤は米国特許第2,486,921号、第2,486,922号
及び第2,396,278号明細書で記載されている。 更に他のアニオン系界面活性剤としてはスクシナメート類として表示される種
類がある。この種類としてはN‐オクタデシルスルホスクシンアミド酸二ナトリ
ウム;N‐(1、2‐ジカルボキシエチル)‐N‐オクタデシルスルホスクシン
アミド酸四ナトリウム;スルホコハク酸ナトリウムのジアミルエステル;スルホ
コハク酸ナトリウムのジヘキシルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジオク
チルエステルのような界面活性剤がある。 本明細書で利用できる他の適切なアニオン系界面活性剤は約12〜約24の炭
素原子を有するオレフィンスルホネート類である。用語「オレフィンスルホネー
ト」は、非錯体化三酸化硫黄によるα‐オレフィン類のスルホン化、しかる後そ
の反応で形成されたいかなるスルホン類も加水分解されて対応ヒドロキシ‐アル
カンスルホネート類を生じるような条件下における酸反応混合物の中和により製
造できる化合物を意味するために本明細書で使用される。オレフィンスルホネー
ト類が誘導されるα‐オレフィン類は約12〜約24の炭素原子、好ましくは約
14〜約16の炭素原子を有するモノオレフィン類である。アニオン系有機界面
活性剤のもうひとつの種類はb‐アルキルオキシアルカンスルホネート類である
【0042】非イオン系界面活性剤 ノニオン系界面活性剤としてはアルキレンオキシド基(性質上親水性)と性質
上脂肪族でも又はアルキル芳香族でもよい疎水性化合物との縮合により生産され
る化合物として広義に定義することができる。ノニオン系界面活性剤の種類の非
限定例は以下のとおりである: 1.アルキルフェノール類のポリエチレンオキシド縮合物、例えば直鎖又は分
岐鎖配置のいずれかで炭素原子約6〜約20のアルキル基を有するアルキルフェ
ノール類とエチレンオキシドとの縮合生成物(上記エチレンオキシドはアルキル
フェノール1モル当たり約10〜約60モルに相当する量で存在する)。 2.プロピレンオキシドとエチレンジアミン産物との反応により生じる産物と
エチレンオキシドとの縮合に由来するもの。 3.約8個から約18個の炭素原子を有し、直鎖あるいは側鎖構造の脂肪族ア
ルコールでエチレンオキサイドで縮合したもの、例えば、ヤシアルコール1モル
当たり約10モルから約30モルのエチレンオキサイドの比率でのヤシアルコー
ルエチレンオキサイド縮合物で、ヤシアルコールは約10個から約14個の炭素
原子を持つもの。 4.下記一般式に相当するような長鎖第三級アミンオキシド:
【0043】
【化5】 R123N−−−→ 0
【0044】 式中R1は、約8個〜約18個炭素原子、0〜約10個のエチレンオキシド部
分、及び0〜約1個のグリセリル部分のアルキル基、アルケニル基又はモノヒド
ロキシアルキル基を含有し、及びR2及びR3は、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、ヒドロキシエチル、又はヒドロキシプロピル基のように約1個〜約3個の
炭素原子及び0〜約1個のヒドロキシ基を含有する(式中の矢印は半極性結合を
表わす)。 5.以下の一般式に相当するような長鎖第三級ホスフィンオキサイド:
【0045】
【化6】 RR’R”P−−−→ 0
【0046】 式中、Rは鎖長が約8〜18個の炭素原子の範囲であるアルキル基、アルケニ
ル基又はモノヒドロキシアルキル基、0〜約10のエチレンオキシド部分、及び
0〜約1のグリセリル部分であり、R1及びR2はそれぞれ、約1〜3の炭素原子
を含有するアルキル基又はモノヒドロキシアルキル基である。式中の矢印は半極
性結合を表わす。 6.約1〜約3個(通常はメチル基)の炭素原子の短鎖アルキル基、又はヒド
ロキシアルキル基を1つ及び、約8〜約20個の炭素原子、0〜約10のエチレ
ンオキサイド部分及び0〜約1のグリセリル部分を含有するアルキル基、アルケ
ニル基、ヒドロキシアルキル基あるいはケトアルキル基を包含する疎水性の長鎖
を1本含有する長鎖ジアルキルスルホキシド。 7.ポリソルベート類、例えば脂肪酸のスクロースエステル類。このような物
質、例えばスクロースココエート(主にモノエステルからなるココナツ酸のスク
ロースエステルの混合物、リタ(RITA)から商品名グリロテン(グリロテン)L
SE87K及びクローダからクロデスタ(クロデスタ)SL‐40として販売さ
れる〕は米国特許第3、480、616号明細書で記載されている。 8.炭素原子約6〜約30、好ましくは炭素原子約10〜約16の疎水基と多
糖、例えばポリグリコシド親水基を有するアルキル多糖ノニオン系界面活性剤が
1986年1月21日付でLlenadoに発行された米国特許第4,565,647
号明細書で記載されている。例えば、グルコース、ガラクトースなどの炭素原子
5又は6を含有するいかなる還元糖も使用することができ、ガラクトシル部分を
グルコシル部分と置換することができる。場合により、疎水部分と多糖部分を結
合するポリアルキレンオキシド鎖が存在できる。アルキル基は好ましくは、約3
以内のヒドロキシ基を含有し、及び/又はポリアルキレンオキシド鎖は約10以
内、好ましくは5未満のアルキレン部分を含有することができる。適切なアルキ
ル多糖類は,オクチル、ノニルデシル、ウンデシルドデシル、トリデシル、テト
ラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ジ、ト
リ、テトラ、ペンタ及びヘキサグルコシド類、ガラクトシド類、ラクトシド類、
グルコース類、フルクトシド類、フルクトース類及び/又はガラクトース類であ
る。 9.式RC(O)OCH2CH(OH)CH2(OCH2CH2nOHで表わさ
れるようなポリエチレングリコール(PEG)グリセリル脂肪エステルで、式中
nは約5〜約200、好ましくは約20〜約100、更に好ましくは約30〜約
85、及びRC(O)−はエステルであり、Rは炭素原子約7〜約19、好まし
くは炭素原子約9〜約17、更に好ましくは炭素原子約11〜約17、最も好ま
しくは炭素原子約11〜約14を有する脂肪族基を含む。泡立ちにおける有害効
果を最小限にするためにはC12〜C18、好ましくはC12〜C15の脂肪エステルの
約20〜約100のnの組合せが好ましい。
【0047】カチオン系界面活性剤 本発明の組成物で有用なカチオン系界面活性剤は、特に追加のコンディショナ
ー活性成分又はゲルビヒクル系における成分として、本発明の水性組成物に溶解
した時正に荷電するアミノ又は第四級アンモニウム親水性部分を含有する。本明
細書で有用なものの中のカチオン系界面活性剤は:下の文献に開示されており、
すべて参考として本明細書に組み入れる;M.C.パブリッシング・カンパニー
(M.C. Publishing Co.)、マカッチャンズ(McCutcheon's)の洗浄剤及び乳化
剤、デタージェンツ・エンド・エマルジファイアーズ(Detergents & Emulsifie
rs)、北米版、1979年);シュワルツ(Schwartz)らの界面活性剤、その化
学と技術、ニューヨーク:インターサイエンス・パブリッシャーズ(Interscien
ce Publishers)、1949年;1964年11月3日付でヒルファー(Hilfer
)に発行された米国特許第3、155、591号;1975年12月30日付で
ラフリン(Laughlin)らに発行された米国特許第3、929、678号;197
6年5月25日付でベイリー(Bailey)らに発行された米国特許第3、959、
461号;1983年6月7日付でボーリッヒ(Bolich、Jr.)に発行された米
国特許第4、387、090号明細書。 第四級アンモニウム基を持つ陽イオン系界面活性剤の中で、本明細書で有用な
物質は以下の一般式のようなものである:
【0048】
【化7】
【0049】 式中R1〜R4は、それぞれ独立して、1〜約22個の炭素原子を有する脂肪族
基、あるいは約12〜約22個の炭素原子を有する芳香族アルコキシ、ポリキシ
アルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリール又はアルキルアリ
ール基であり;xは、ハロゲン、酢酸基、リン酸基、硝酸基及びアルキル硫酸基
から選んだ陰イオンである。脂肪族基は、炭素原子や水素原子に加えて、エーテ
ル結合やアミノ基などの他の基を含んでいてもよい。更に長鎖の脂肪族基は、例
えば、炭素数約12以上のものは、飽和でも不飽和でもよい。 一級、二級及び三級脂肪アミン類の塩も適切なカチオン系界面活性物質である
。このようなアミン類のアルキル基は好ましくは約12〜約22の炭素原子を有
し、置換又は非置換である。本明細書で有用なかかるアミンとしては、ステアラ
ミドプロピルジメチルアミン、ジエチルアミノエチルステアラミド、ジメチルス
テアラミン、ジメチル大豆アミン、大豆アミン、ミリスチルアミン、トリデシル
アミン、エチルステアリルアミン、N−タロープロパンジアミン、エトキシ化(
5モル E.O.)、ステアリルアミン、ジヒドロキシエチルステアリルアミン
、及びアラキジルベヘニルアミンが挙げられる。適切なアミン塩としてはハロゲ
ン、酢酸、リン酸、硝酸、クエン酸、乳酸及びアルキル硫酸塩がある。このよう
な塩としてはステアリルアミン塩酸塩、ソイアミンクロリド、ステアリルアミン
ギ酸塩、N‐タロープロパンジアミンジクロリド及びステアラミドプロピルジメ
チルアミンクエン酸塩がある。本発明で有用なものの中に含まれるカチオン系ア
ミン界面活性剤は参考のため本明細書に組み込まれる1981年6月23日付で
発行されたナクティガル(Nachtigal)らの米国特許第4、275、055号明
細書で開示されている。 本明細書で有用であり得る第四級アンモニウムカチオン系コンディショニング剤
の特別なカテゴリーは下記式によって特徴付けられる:
【0050】
【化8】
【0051】 式中、各R置換基は、短鎖C1〜C6のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、
ベンジル基又はその混合物であり;各mは2又は3であり;各nは1〜約4であ
り;各Yは−O−(O)C−又はC(O)−O−であり;各R1は、ヒドロカル
ビル基又は置換されたヒドロカルビル基で、Yが−O−(O)Cの時、各R1
おける炭素の合計プラス1がC12〜C22であり;R1基のもとの脂肪酸の平均ヨ
ウ素値が約60〜約140であり;及び式中対イオン、X-が適合可能なアニオ
ンである。
【0052】双極性及び両性界面活性剤 シャンプー及びコンディショナーに有用な双極性界面活性剤は脂肪族四級アン
モニウム、ホスホニウム、及びスルホニウム化合物の誘導体として広義に記載で
き、その脂肪族基が直鎖又は分枝鎖であり得るもので、その脂肪族置換基の1つ
が約8〜約18の炭素原子を含有し、且つ1つが例えばカルボキシ、スルホネー
ト、スルフェート、ホスフェート、又はホスホネートのように陰イオン水溶性基
を含有するものが挙げられる。これらに関する一般式は以下のである:
【0053】
【化9】
【0054】 式中R2は、炭素数約8〜約18のアルキル、アルケニル、又はヒドロキシア
ルキル基、0〜約10個のエチレンオキシド部分及び0〜1個のグリセリル部分
を含有し;Yは窒素、リン、及び硫黄原子から成る群から選択され;R3は、炭
素数約1〜約3のアルキル又はモノヒドロキシアルキル基であり;XはYが硫黄
原子である時には1であり、Yが窒素又はリン原子である時には2であり;R4
は、炭素数約1〜約4のアルキレン又はヒドロキシアルキレンであり、Zはカル
ボキシレート、スルホネート、サルフェート、ホスホネート及びホスフェート基
から成る群から選ばれる基である。
【0055】 ベタイン類のような他の双極性イオンも本発明で有用である。ここで有用なベ
タインの例としては、ココジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチ
ルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルα−カルボキシエチルベタイン
、セチルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリル−(2−ヒドロキシエチ
ル)カルボキシメチルベタイン、ステアリルビス−(2−ヒドロキシプロピル)
カルボキシメチルベタイン、オレイルジメチルγ−カルボキシプロピルベタイン
、ラウリルビス−(2−ヒドロキシプロピル)α−カルボキシエチルベタインな
どの高級アルキルベタインが挙げられる。スルホベタインは、ココジメチルスル
ホプロピルベタイン、ステアリルジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルジ
メチルスルホエチルベタイン、ラウリルビス−(2−ヒドロキシエチル)スルホ
プロピルベタインなどでRCONH23基がベタインの窒素原子に付加していて
本発明でも有用なアミドベタインとアミドスルホベタインなどによって代表され
る。
【0056】 本発明の組成物で使用できる両性洗浄界面活性剤の例は脂肪族二級及び三級ア
ミン類の誘導体として広義に記載される化合物であり、その場合に脂肪族基は直
鎖又は分岐鎖であって、脂肪族置換基のうち1つは炭素原子約8〜約18を有し
且つ1つはアニオン水溶性基、例えばカルボキシ、スルホン酸、硫酸、リン酸又
はホスホン酸イオン基を有している。この定義に属する化合物の例は3‐ドデシ
ルアミノプロピオン酸ナトリウム、3‐ドデシルアミノプロパンスルホン酸ナト
リウム、米国特許第2,658,072号明細書の開示に従いドデシルアミンを
イセチオン酸ナトリウムと反応させて得られるようなN‐アルキルタウリン類、
米国特許第2,438,091号明細書の開示に従い得られるようなN‐高級ア
ルキルアスパラギン酸類、及び商品名”ミラノール”として販売され米国特許第
2,528,378号明細書で記載され、双方共参考として本明細書に組み入れ
た生成物である。 使用することができるその他の界面活性剤には、アニオン系、ノニオン系、カ
チオン系、両性、又は双極性であってもよいフッ素系界面活性剤又はハロゲン化
界面活性剤が挙げられる。 フッ素系界面活性剤には式で表わされるような水素をフッ素で置換した化合物
が挙げられる。
【0057】
【化10】 CF3−(CF2X−(CH2y−Z
【0058】 式中、Zは有機又は無機いずれかの特徴を持つ水溶性基であり、xは一般に2
〜17、特に7〜11の整数であり、及びyは0〜4の整数であり、及び前記化
合物は分類又はZに包含される分類の性質によってカチオン系、アニオン系、両
性又は双極性であってもよい。Z基は、サルフェート、スルホネート、カルボキ
シレート、アミン塩、第四級アンモニウム、ホスフェート、ホスフォネート、及
びその組合せであってもよく、又は含んでもよい。水素をフッ素に置換した化合
物は、米国特許第4,176,176号(セラら(Cella)1979年11月2
7日発行)、米国特許第3,993,745号(セラら(Cella)1976年1
1月23日発行)、及び米国特許第3,993,744号(セラら(Cella)1
976年11月23日発行)にも開示されており、それぞれ参考として本明細書
に組み入れる。 フッ素系界面活性剤は、使用する場合、典型的にはほとんどの他の展着剤より
も低い濃度で使用する。それらは一般にポリシロキサン液と展着剤の重量比が約
10,000:1〜約1:1、好ましくは約1,000:1〜約10:1で使用
する。
【0059】エタノール 本発明の組成物は約10重量%〜約50重量%、好ましくは約15重量%〜約
40重量%、更に好ましくは約18重量%〜約35重量%、最も好ましくは約2
0重量%〜約30重量%のエタノールを含む。
【0060】 本発明の組成物は、一般的には組成物の約30〜約89.9重量%、好ましく
は約30〜約89.8重量%、更に好ましくは約50〜約85重量%、一層更に
好ましくは約60〜約80重量%、最も好ましくは約65〜約80重量%の濃度
の水を含む。
【0061】頭皮コンディショニング剤 組成物は好ましくは、毛髪光沢剤に加え、頭皮の皮膚をコンディショニングで
き、したがって頭皮が乾いてしまう結果を軽減する、又はなくす頭皮コンディシ
ョニング剤を含む。頭皮コンディショニング剤は好ましくは、組成物の約0.1
〜約10重量%、更に好ましくは約0.25〜約5重量%、最も好ましくは約0
.5〜3重量%の濃度で存在する。 本明細書の頭皮コンディショニング剤は、頭皮に皮膚の軟化、保湿、又はその
両方を提供することができ、本明細書の組成物の毛髪の光沢を高める効果を妨げ
ずに本明細書の組成物に配合できる皮膚のコンディショニングに好適な物質なら
いかなるものでもよい。したがって、本明細書の頭皮コンディショニング剤は、
皮膚軟化剤と湿潤剤の両方及びその組合せを包含する。皮膚軟化剤は従来の脂質
(例えば脂肪、オイル、ワックスなどのエステル)、極性脂質(例えば、更に水
溶性であるように親水性に改変した脂質)、シリコーン、及び炭化水素を包含す
ることができる。本明細書の頭皮コンディショニング剤は、一般に非揮発性であ
る。
【0062】皮膚軟化剤 好適なコンディショニング剤には、上記で表わした、しかしアリール置換は低
い、又はゼロの一般構造のもので、特にポリジメチルシロキサン、及び脂肪エス
テル及びその他の脂質エステルを含む脂肪族アルコール、非揮発性炭化水素、屈
折率の低い、非揮発性のポリシロキサン液(屈折率が1.46より下)が挙げら
れる。 脂肪族アルコールには、C12〜C22アルコール、好ましくはステアリルアルコ
ール及びセチルアルコールのようなC16〜C18アルコールが包含される。 非揮発性炭化水素オイルには、飽和及び不飽和炭化水素を含めた直鎖、及び分
枝鎖炭化水素が包含される。炭化水素オイルには、12〜20の炭素原子を持つ
直鎖炭化水素、12以上の炭素原子を持つ分枝鎖炭化水素、C2〜C6の直鎖又は
分枝鎖(更に大きいものを除外しないが、典型的には約500までの重量平均分
子量)アルケニルのようなアルケニルモノマーの炭化水素ポリマーが挙げられる
が、これに限定するものではない。炭化水素物質の具体的な例には、パラフィン
油、鉱油、飽和又は不飽和ドデカン、テトラデカン、ペンタデカン、及びヘキサ
デカン、及びポリブテンが挙げられる。 脂肪エステルには、脂肪族アルコール又は脂肪酸(C12〜C22の炭素原子を有
するようなものだが、これに限定されない)に由来するエステル、モノ−、ジ−
、及びトリ−カルボキシルエステルに限定されないようなものが挙げられる。脂
肪エステル及びアルコールのヒドロカルビル基は、アミド及びアルコキシ部分(
例えば、エトキシ又はエーテル結合)のようなその他の官能基で置換することも
できる。
【0063】 モノ−カルボン酸エステルには、式R’OORで、式中、R及びR’が不飽和
又は飽和アルキル基又はアルケニル基であり、R及びR’における炭素原子の合
計が少なくとも10、好ましくは少なくとも20であるようなものが挙げられる
。例にはC10〜C22の炭素鎖を有する脂肪酸のアルキル及びアルケニルエステル
のような脂肪エステル及び約10〜22の炭素原子のアルコール由来の鎖を有す
るアルキル及びアルケニル脂肪族アルコールのカルボン酸エステルが挙げられる
。好ましいのはC10〜C22のエステルでC6〜C22のR基を有するものである。
例には、ヘキシル、イソヘキシル、デシル、イソデシル、ヘキサデシル、セチル
、ラウリル、ミリスチル、又はオレイルを有するステアレート、イソステアレー
ト、ラウレート、パルミテート、オレエート、アジペート、ラクテート、ミリス
テート、アセテート、及びプロピオネートのようなエステルが挙げられる。その
他の好適なエステルの例には、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸イソヘキ
シル、及びセバシン酸ジイソプロピルが挙げられる。 カルボン酸のジ−及びトリアキル及びアルケニルエステルには例えば、C1
22、好ましくはC1〜C6、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ヘキサン酸、
ヘプタン酸、及びオクタン酸のようなC4〜C8のジ−又はトリ−カルボン酸のエ
ステル、例えば、イソセチルステアロイルステアレート、ジイソプロピルアジペ
ート、及びトリステアリルシトレートが挙げられる。
【0064】 多価アルコールエステルには、アルキレングリコール脂肪酸エステル、例えば
、エチレングリコールモノ−及びジ−脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモ
ノ−及びジ−脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールモノ−及びジ−脂肪酸エ
ステル、及びプロピレングリコールモノ−及びジ−脂肪酸エステルが挙げられる
。例には、ポリプロピレングリコールモノオレエート又はモノステアレート、エ
トキシ化プロピレングリコールモノステアレート、グリセリルモノ−及びジ−脂
肪酸エステル、ポリグリセロールポリ−脂肪酸エステル、エトキシ化モノステア
リン酸グリセリル、1,3−ブチレングリコールジステアレート、ポリオキシエ
チレンポリオール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、及びポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステルが挙げられる。もうひとつの好適な物質はグ
リセロールモノステアレートである。 グリセリドには、グリセロールのモノ−、ジ−、及びトリ−エステル及びC10 〜C22のカルボン酸のような長鎖カルボン酸を含むモノ−、ジ−、及びトリ−グ
リセリドが挙げられる。このような型の物質は、野菜及び動物脂肪及びヒマシ油
、ベニバナ油、ラノリンなどの油から得ることができる。合成オイルにはトリオ
レイン及びトリステアリングリセリルジラウリン酸が挙げられる。 ポリオールカルボン酸エステルも本明細書で使用するのに有用な皮膚軟化剤で
ある。このようなポリオールカルボン酸エステルは、ポリオール基又はポリオー
ル部分及び1つ又はそれより多くのカルボン酸基又はカルボン酸部分に由来する
。換言すれば、これらのエステル類は、ポリオール由来部分と、カルボン酸由来
の一以上の部分を含有する。カルボン酸及び脂肪酸という用語は当業者はしばし
ば互換して使用するため、これらのポリオールカルボン酸エステル類はポリオー
ル脂肪酸エステル類と記載されることもある。 本発明で採用される好ましいポリオールカルボン酸ポリエステルは、特定のポ
リオール、特に、少なくとも4つの脂肪酸基でエステル化された糖又は糖アルコ
ールを含む。したがって、ポリオール出発物質は、少なくとも4つのエステル化
できるヒドロキシル基を有さねばならない。好ましいポリオールの例は、単糖類
、ニ糖類及び糖アルコールを包含する糖である。4つの水酸基を含む単糖類の例
は、キシロース及びアラビノース、及び、キシロース由来の糖アルコールであっ
て5つの水酸基を有するもの、すなわちキシリトールである。3つのヒドロキシ
ル基しか含有しないので、単糖類、エリトロースは本発明の実践に好適ではない
が、エリトロース由来の糖アルコール、すなわち、エリスリトールは4つのヒド
ロキシル基を含有し、したがって用いることができる。5つの水酸基を含む好適
な単糖類は、ガラクトース、フルクトース及びソルボースである。グルコース及
びソルボース、例えば、ソルビトールと同様にサッカロースの加水分解産物に由
来する6つの−OH基を含有する糖アルコールも又好適である。用いることがで
きる二糖類ポリオールの例としては、マルトース、ラクトース、及びスクロース
が挙げられ、それらはすべて、水酸基を8つ含む。
【0065】 本発明に用いるポリエステルを調製するのに好ましいポリオールは、エリスリ
トール、キシリトール、ソルビトール、グルコース、及びサッカロースから成る
群より選択される。スクロースが特に好ましい。 少なくとも4つのヒドロキシル基を有するポリオール出発物質は、約8〜約2
2個の炭素原子を含有する脂肪酸で少なくとも4つの−OH基がエステル化され
る。そのような脂肪酸の例には、カプリル酸、カプリン酸、ラウリル酸、ミリス
チル酸、ミリストレイン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、
オレイン酸、リシノール酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、ア
ラキジン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、及びエルカ酸が挙げられる。脂肪酸は、
天然又は合成脂肪酸から誘導することができ、飽和でも不飽和でも良く、位置異
性体及び幾何異性体を包含する。しかしながら、本明細書で用いるのに好ましい
液状ポリエステルを提供するために、ポリエステル分子に取り込まれる脂肪酸重
量の少なくとも約50%は不飽和とすべきである。オレイン酸及びリノレン酸、
及びその混合物が特に好ましい。
【0066】 本発明で有用なポリオールカルボン酸エステルは、少なくとも4つの脂肪酸エ
ステル基を含有すべきである。ポリオールのヒドロキシル基がすべて脂肪酸でエ
ステル化されている必要はないが、ポリエステルはエステル化されていないヒド
ロキシル基を2つしか含有しないことが好ましい。最も好ましくは、ポリオール
のヒドロキシル基が実質的にすべて脂肪酸でエステル化されている、すなわち、
ポリオール部分が実質的に完全にエステル化されている。ポリオール分子にエス
テル化された脂肪酸は、同一であっても、混ざっていてもよいが、流動性を与え
るために不飽和酸エステル基の実質的な量が好ましくは存在すべきである。 以下は、本発明で用いるのに好適な、少なくとも4つの脂肪酸エステル基を含
有する、具体的なポリオールカルボン酸エステルの非限定的な例である:グルコ
ーステトラオレイン酸、大豆油脂肪酸(不飽和)のグルコーステトラエステル、
混合大豆油脂肪酸のマンノーステトラエステル、オレイン酸のガラクトーステト
ラエステル、リノレン酸のアラビノーステトラエステル、キシローステトラリノ
レン酸、ガラクトースペンタオレイン酸、ソルビトールテトラオレイン酸、不飽
和大豆油脂肪酸のソルビトールヘキサエステル、キシリトールペンタオレイン酸
、サッカローステトラオレイン酸、サッカロースペンタオレイン酸、サッカロー
スヘキサオレイン酸、サッカロースヘパトオレイン酸、サッカロースオクタオレ
イン酸、及びそれらの混合物。
【0067】 上述したように、きわめて好ましいポリオールカルボン酸エステルは、脂肪酸
が約14〜約18個の炭素原子を含有するようなものである。 本明細書で好ましいポリオールカルボン酸エステルは液状であり、及び約30
℃未満、好ましくは約27.5℃、更に好ましくは25℃未満の完全融点を有す
る。本明細書で報告される完全融点は示差走査熱量計(DSC)によって測定さ
れる。 本発明において好適に使用されるポリオール脂肪酸ポリエステル類は、当業者
に周知の種々の方法によって製造することができる。このような方法には以下が
挙げられる:種々の触媒を用いたメチル、エチル又はグリセロール脂肪酸エステ
ルによるポリオールのエステル交換;塩化脂肪酸とポリオールのアシル化;無水
脂肪酸とポリオールのアシル化;脂肪酸自体とポリオールのアシル化。米国特許
第2,831,854号;米国特許第4,005,196号(ジャンダセック(
Jandacek)、1977年1月25日発行);米国特許第4,005,196号(
ジャンダセック(Jandacek)、1977年1月25日発行)を参照のこと。 本明細書で有用なアルコキシ化アルコールは、以下の一般式によって記載する
ことができる:
【0068】
【化11】
【0069】 式中、Rは、約2〜約30の炭素原子の鎖長を有するアルコール、ポリオール
、ジオール、及びその混合物から成る群から選択され;nは約3〜約40の整数
であり;xは水素、メチル、エチル、プロピル、及びその混合物から成る群から
選択される。 好ましいRは約4〜約20の炭素原子の鎖長を有するアルコール、ポリオール
、ジオール、又はその混合物から成る群から選択され;xはメチルであり;及び
nは約6〜約35の整数である。更に好ましいRは、約4〜約18の炭素原子の
鎖長を有するアルコール、ポリオール、ジオール、又はその混合物から成る群か
ら選択され;xはメチルであり;及びnは約10〜約20の整数である。 本明細書で有用なアルコキシ化アルコールの非限定的な例には、アルコール及
びポリオールのプロポキシ化及びブトキシ化エーテルが挙げられる。このような
化合物は、PPG及びPBGアルキルエーテルとして記載することができ、PP
G及びPBGはそれぞれ、ポリプロピレングリコール及びポリブチレングリコー
ルに対する名称で一般に使用されている。これらのエーテルにおけるPPG又は
PBG基の平均数は、一般にPPG又はPBGの後の数の指定によって判明する
。例えばPPG14ブチルエーテルは、タノールのポリプロピレングリコールエ
ーテルを指し、その分子は平均14のプロピレングリコール単位を有する。 本明細書で有用なアルコキシ化アルコールの非限定例には、PPG−10ブチ
ルエーテル、PPG−11ブチルエーテル、PPG−12ブチルエーテル、PP
G−13ブチルエーテル、PPG−14ブチルエーテル、PPG−15ブチルエ
ーテル、PPG−16ブチルエーテル、PPG−17ブチルエーテル、PPG−
18ブチルエーテル、PPG−19ブチルエーテル、PPG−20ブチルエーテ
ル、PPG−22ブチルエーテル、PPG−24ブチルエーテル、PPG−30
ブチルエーテル、PPG−11ステアリルエーテル、PPG−15ステアリルエ
ーテル、PPG−10オレイルエーテル、PPG−7ラウリルエーテル、PPG
−30イソセチルエーテル、PPG−10グリセリルエーテル、PPG−15グ
リセリルエーテル、PPG−10ブチルエネグリセロールエーテル、PPG−1
5ブチルグリコールエーテル、PPG−27グリセリルエーテル、PPG−30
セチルエーテル、PPG−28セチルエーテル、PPG−10セチルエーテル、
PPG−10ヘキシレングリコールエーテル、PPG−15ヘキシレングリコー
ルエーテル、PPG−101,2,6,−ヘキサントリオールエーテル、PPG
−151,2,6,−ヘキサントリオールエーテル、及びそれらの混合物が挙げ
られる。 本明細書で有用なアルコキシ化ポリオールの非限定例には、PPG−10 1
,4−ブタンジオール、PPG−12 1、4−ブタンジオール、PPG−14
1,4−ブタンジオール、PPG−2ブタンジオール、PPG−10 1,6
−ヘキサンジオール、PPG−12 1,6−ヘキサンジオール、PPG−14
ヘキサンジオール、PPG−20ヘキサンジオール、及びそれらの混合物から成
る群から選択されるものが挙げられる。好ましいのは、PPG−10 1,4−
ブタンジオール、PPG−12 1,4−ブタンジオール、PPG−10 1,
6−ヘキサンジオール、及びPPG−12 ヘキサンジオール、及びそれらの混
合物から成る群から選択されるものである。 ポリプロピレングリコールも本明細書で使用するのに好適な皮膚軟化剤である
。それらは、プロピレンオキシド、プロピレングリコール、プロピルクロロヒド
リン、プロピルブロモヒドリン、及びその他の関連物質の重合で典型的に形成さ
れるポリマーとして記載することができる。好ましいポリプロピレングリコール
は以下の式で表わされる:
【0070】
【化12】
【0071】 式中、nは約10〜約50、好ましくは約15〜約40、及び更に好ましくは
約20〜約34の整数である。上記構造では、便宜上1つの異性体配向が描かれ
ているが、この表現はその他の異性体構造除外することを意図するものではない
。ポリプロピレングリコールは、PPGの後に構造に含まれる反復単位の平均数
を示して一般に表わされる。例えば、PPG−30は、nが約30の平均値を有
する上記構造に相当する。この命名法に基づいて、本明細書で有用なポリプロピ
レングリコールには、PPG−10〜PPG−50、更に好ましくはPPG−1
5〜PPG−40、及び最も好ましくはPPG−20〜PPG−34と名付けら
れたものが包含される。
【0072】湿潤剤 湿潤剤も頭皮に対して保湿特性を持つことができる。本明細書で有用な湿潤剤
の例には、尿素のような物質;グアニジン;グリコール酸のような飽和又は不飽
和アルキルアルファヒドロキシ酸及びグリコール塩(例えばアンモニウム及び第
四級アルキルアンモニウム)及び乳酸及び乳酸塩(例えばアンモニウム及び第四
級アルキルアンモニウム);さまざまな形状のアロエ(例えばアロエゲル);ソ
ルビトールのようなポリヒドロキシアルコール、グリセロール、低分子量ポリプ
ロピレングリコール(例えば、ジプロピレングリコール及びトリプロピレングリ
コール)、ヘキサントリオール、プロピレングリコール、ブチルグリコール、ヘ
キシレングリコールなど;ポリエチレングリコール;糖及びスターチ;糖及びス
ターチ誘導体(例えば、アルコキシ化グルコース);ヒアルロン酸;キチン、サ
ンウエット(Sanwet)(登録商標)IM−1000、IM−1500、及びIM
−2500 (バージニア州、ポーツマスのセラニーズ・スーパーアブソーベン
ト・マテリアルズ(Celanese Superabsorbent Materials)から入手可能)のよ
うなスターチグラフトポリアクリル酸ナトリウム;ラクトアミドモノエタノール
アミン;アセトアミドモノエタノールアミン;米国特許第4,976,953号
(オアら(Orr)、1990年12月11日発行で、参考として全体を本明細書
に組み入れる)に記載されているようなプロポキシ化グリセロール;及びそれら
の混合物が挙げられる。 本発明の組成物で有用な湿潤剤には、C3〜C6ジオール及びトリオール、及び
プロポキシ化グリセリンが挙げられる。例には、プロピレングリコール、1,3
−ジヒドロキシプロパングリセリン、ブチルグリコール、ヘキシレングリコール
、1,4−ジヒドロキシヘキサン、1,2,6−ヘキサントリオール、ジプロピ
レングリコール、トリプロピレングリコール、及びそれらの混合物が挙げられる
。湿潤剤は又、ルブラジェル(Lubrajels)TM、(米国ニューヨーク州、ハウ
ページのガーディアン・ケミカル・コープ(Guardian Chemical Corp))のよう
な水溶性ポリグリセリルメタクリレートも包含する。ルブラジェルは、グリセリ
ン酸ナトリウムとメタクリル酸ポリマーとの反応により水酸化、又はキャスレー
ト(cathrate)される。
【0073】他の成分 本明細書の組成物は、上述した必須の活性成分に加えてその他の活性成分と同
様に、組成物に対するキャリア又はビヒクルとして好適なその他の成分も含有す
ることができる。 適切な追加のキャリア成分の選択は、使用する特定のポリシロキサン液及び所
望する特定の型の組成物に依存する。そのような製品の選択及び処方は当業者の
活動領域の範囲内にある。 追加成分の非限定的例示を以下に更に記載する。 本発明での使用に好適な追加のキャリア液には、イソプロパノールのような低
級アルコール、炭化水素(例えば、イソブタン、ヘキサン、デセン、アセトン)
、ハロゲン化炭化水素(例えばフレオン)、リナロール、炭化水素エステル(例
えば、酢酸エチル、フタル酸ジブチル)、シクロメチコーン及びジメチコーン(
例えば、25℃で15センチポアズ以下の粘度を有する)のような揮発性シリコ
ーン誘導体、特にシロキサン、及びそれらの混合物が挙げられるが、これに限定
するものではない。
【0074】 組成物は、ゲルビヒクル物質を包含してもよい。ゲルビヒクルは2つの構成成
分を含むことができる:液体ビヒクル物質及びカチオン系界面活性剤ビヒクル物
質。カチオン系界面活性剤物質は詳細に上述されている。好ましいカチオン系界
面活性剤は、ジタロージメチルアンモニウム塩のような第四級アンモニウム化合
物である。もうひとつの好ましい型の第四級アンモニウム化合物は、トリ−短鎖
アルキル(C1〜C3、好ましくはC1)モノ−長鎖アルキル(C10〜C22、好ま
しくはC16〜C18、特にセチル)アンモニウム塩である。好ましい対イオンは、
サルフェート及びクロリド、特にクロリドである。ゲルビヒクル以下の文献に一
般的に記載されており、すべて参考として本明細書に組み入れる:バーリー(Ba
rry)の「混合乳化剤ドデシル硫酸ナトリウム/セチルアルコールの自己増粘作
用」(Self Bodying Action of the Mixed Emulsifier Sodium Dodecyl Sulfate
/Cetyl Alcohol)、コロイド及び表面科学(Colloid and Interface Science )
の28J 82091(1968年)、バーリー(Barry)らの「アルキルトリ
メチルアンモニウムブロミド/セトステアリルアルコール混合乳化剤の自己増粘
作用、第四級鎖長の影響(The Self-Bodying Action of Alkyltrimethyl-ammoni
um Bromides/Cetostearyl Alcohol Mixed Emulsifiers, Influence of Quaterna
ry Chain Length)」、コロイド及び表面科学(Colloid andInterface Science
)の35J 689〜708、(1971年);及びバーリー(Barry)らのセ
トマクロゴール1000−セトステアリルアルコールを含有するシステムのレオ
ロジー(Rheology of Systems Containing Cetomacrogol 1000- Cetostearyl Al
cohol)、I.自己増粘作用(Self Bodying Action)、38コロイド及び 表面
科学の35J 616〜625、(1972年)。本質的に水不溶性で、疎水性
及び親水性部分を含有する脂質ビヒクル物質は、炭素原子の長さで約12〜約2
2、好ましくは約16〜約18の炭素鎖を持つ、天然又は合成由来の酸、酸誘導
体、アルコール、エステル、エーテル、ケトン類、及びアミドを包含する。その
ような物質も皮膚軟化剤として作用し、その多くを上に記載している。脂肪族ア
ルコール及び脂肪族エステルが好ましい。脂肪族アルコールが特に好ましい。ゲ
ルビヒクルを形成する見本となるエステル脂質は、セチルパルミテート及びモノ
ステアリン酸グリセリルである。
【0075】 本発明の組成物で、カチオン系界面活性剤及び脂質ビヒクル物質から形成され
たゲルビヒクルが用いられる場合、脂質ビヒクル物質は好ましくは組成物の約0
.1%〜約10.0%存在し;カチオン系界面活性剤ビヒクルは好ましくは組成
物の約0.2%〜約5.0%存在する。 その他のゲル化剤も本発明で使用することができる。限定されないが、これら
には、以下のような親水性ポリマー:カルボポール(商標)の商品名でB.F.
グッドリッチにより市販されているカルボマーのようなアクリル酸/アクリレー
トクロスポリマー;ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、及びヒド
ロキシプロピルセルロースのようなセルロースエーテル;ポリビニルピロリドン
;ポリビニルアルコール、グアーゴム、ヒドロキシプロピルグアーゴム、キサン
タンガム、及びその他の水溶性、水/エタノール可溶性、コロイド状で可溶なポ
リマーが挙げられる。そのようなゲル化剤は一般的に上記組成物の約0.1〜約
5重量%まで、好ましくは約0.5〜約2重量%までのレベルで使用される。 一方、増粘剤(例えば、粘土)及び粘度変性剤等のような他の物質もゲル様粘
度を組成物に付与するために使用できる。これら物質の混合物も使用できる。
【0076】 沈殿防止剤もポリシロキサン液/展着剤毛髪光沢剤及び/又はその他の不混和
性又は粒子状の成分(例えば、組成物に不溶性の帯電防止陽イオン界面活性剤、
ジンクピリチオン(ZPT)のような抗フケ活性物質、イオウ、硫化セレン、コ
ールタール、ピロクトンオラミン、ケトコナゾール、クリンバゾール、サリチル
酸等)を懸濁するためのキャリア成分として利用することができる。沈殿防止剤
は、流動性液体処方で特に重要である可能性がある。好ましい沈殿防止剤は、1
6〜22の炭素原子を持つ脂肪酸のその他の好適なエチレングリコールエステル
とともに米国特許第4,741,855号(グロート、ラッセル、プロクター&
ギャンブル(Grote、 Russell、 Procter & Gamble)に記載され、参考として本
明細書に取り入れられているようなエチレングリコールジステアレートのような
結晶長鎖アシル誘導体である。 本明細書の組成物は乳化剤も利用してよい。乳化剤は、毛髪光沢剤、特にヘア
トニックのような低粘度組成物の安定的な分散を助けるために使用することがで
きる。乳化クリームを形成するためにそれらを使用することもできる。好適な乳
化剤には、ノニオン系、カチオン系、アニオン系界面活性剤、又はそれらの混合
物が挙げられる。乳化剤として使用するのに好適な種々の界面活性剤の例には、
特に上述したようにノニオン系界面活性剤及びカチオン系界面活性剤が上記界面
活性剤の考察の中に包含される。そのような乳化クリームは、炭化水素、上述し
たような脂質又は脂質ビヒクル物質と組合せて乳化剤を含むことができる。乳化
剤を用いる場合、それは、好ましくは、組成物の約0.01%〜約7.5%のレ
ベルで存在する。 本明細書の組成物は、追加のヘアコンディショニング成分として、カチオン界
面活性剤、カチオンポリマーのような追加のヘアコンディショニング成分を含有
してもよいが、それに限定するものではなく、パンテノール、パンテチン、パン
トテイン、パンテニルエチルエーテル及びそれらの組合せのようなその他のヘア
コンディショニング成分を含有してもよい。
【0077】 好適なカチオンポリマーとして、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド、
アルキルアクリルアミド及びジアルキルアクリルアミド、アルキルメタクリルア
ミド及びジアルキルメタクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタク
リレート、ビニルカプロラクトン、並びにビニルピロリドンのような水溶性スペ
ーサーモノマーとともに、カチオンアミン又は第四級アンモニウムの官能性を有
するビニルモノマーのコポリマーが挙げられる。好ましくはC1〜C7アルキル基
、更に好ましくはC1〜C3アルキル基を有するアルキル置換モノマー及びジアル
キル置換モノマー。他の好適なスペーサーモノマーとしては、ビニルエステル、
ビニルアルコール(酢酸ポリビニルの加水分解により得られる)、無水マレイン
酸、プロピレングリコール及びエチレングリコールなどがある。その他のカチオ
ンポリマーには、カチオン系アンモニウム修飾セルロースのようなカチオン系−
修飾多糖類が挙げられる。 特に好ましいのは、約1.2meq/gより大きい、好ましくは約1.5me
q/gより大きい、更に好ましくは約1.7meq/gより大きい、一層更に好
ましくは約1.8meq/gより大きいカチオン系電荷密度を有する糖のカチオ
ン系糖ポリマー(コポリマーを含めて)である。一般にカチオンポリマーは、約
5meq/g未満の、好ましくは約3.5meq/g未満の、一層更に好ましく
は約2.5meq/g未満の、尚一層更に好ましくは約2.2meq/g未満の
カチオン系電荷密度を有する。 ポリマーの「カチオン系電荷密度」は、ポリマーが含まれるモノマー単位にお
ける正の荷電の数と前記モノマー単位の分子量の比をいい、すなわち:
【0078】
【数1】 カチオン系電荷密度=正の荷電の数/モノマー単位の分子量
【0079】 である。 本発明のカチオン系ポリマーのカチオン系電荷密度は、ケルダール法(米国薬
局方−化学試験−<461>窒素判定−方法II)を用いて決定することができる
。カチオン系電荷密度は、ポリマーが使用される特定の製品のpHで測定され、
好ましくはそのようなpHで上記制限を満たす。 そのようなカチオン系糖ポリマーは一般に、約1重量%〜約10重量%、好ま
しくは約2重量%〜約5重量%、更に好ましくは約2.3重量%〜約3重量%、
一層更に好ましくは約2.5重量%〜約2.9重量%のカチオン系窒素を含む。 本明細書で使用するカチオン系糖は一般に約5000〜約1000万、好まし
くは約100,000〜約500万、更に好ましくは約500,000〜約20
0万、一層更に好ましくは約100万〜約150万の平均分子量を有する。 カチオン系多糖類ポリマーには以下の非限定例が包含される:カチオン系セル
ロース及びヒドロキシエチルセルロース、カチオン系スターチ及びヒドロキシエ
チルスターチ。好適なカチオンポリマーの非限定的な例はアマーコール・コーポ
(米国、ニュージャージー州、エジソン)から入手できる、業界(CTFA)で
はポリクアテルニウム10と呼ばれるトリメチルアンモニウム置換エポキシドと
反応するヒドロキシエチルセルロースの塩のようなものである。 好適なカチオン系界面活性剤は一般に上述されている。
【0080】 本明細書の組成物は、被膜形成性ポリマー、すなわち、接着性ポリマーを含有
してもよい。 見本となる接着性ポリマーには、ポリビニルピロリドン(PVP)、特にポリ
N−ビニルピロリドン、PVPのコポリマー及びメチルメタクリレート、PVP
のコポリマー及びビニルアセテート(VA)、及びポリビニルアルコール(PV
A)が挙げられる。 見本となる接着性ポリマーには、VAのコポリマー及びクロトン酸、メチルビ
ニルエーテルのコポリマー及びマレイン酸ヘミエステル(例えばマレイン酸エチ
ルエステル及びマレイン酸ブチルエステル)、ヒドロキシプロピルセルロース、
ヒドロキシプロピルグアーゴム、ポリスチレンスルホン酸塩、アクリル酸及びメ
タクリル酸のポリマー及びコポリマーのようなポリアクリルポリマー、ビニルピ
ロリドン/メチルメチルメタクリレート/メタクリル酸のターポリマー、ビニル
ピロリドン/エチルメタクリレート/メタクリル酸ターポリマー、t−ブチルア
クリルアミド/エチルアクリレート/アクリル酸のターポリマー、及びVA/ク
ロトン酸/ビニルネオデカン酸塩ターポリマーのようなアクリルアミド及び/又
はビニルピロリドンとアクリル酸及び/又はメタクリル酸のコポリマー及びター
ポリマーも包含される。 アニオン系毛髪保持ポリマーのその他の例には、クロトン酸及びビニルネオデ
カン酸塩のようなアルファ分枝状飽和脂肪族モノカルボン酸のビニルエステル及
びメチルビニルエーテル及び無水マレイン酸(例えば分子比約1:1)のコポリ
マーで、そのようなコポリマーは、エタノール又はブタノールのような1〜4の
炭素原子を含有する飽和脂肪族アルコールで50%エステル化されているもの;
及びブチルアクリレート、エチルメチルメタクリレート等のコポリマーのような
アニオン系の基を含有する部分としてのアクリル酸又はメタクリル酸を含有する
アクリルコポリマー及びターポリマーがある。 重合体を形成する毛髪保持ポリマーは両性ポリマーも包含する。使用すること
ができる両性ポリマーの1つの種類は、カチオン系基及びカルボキシル基両方を
もつアクリル樹脂である。例には、オクチル及びアクリルアミド/アクリル酸/
ブチルアミノエチルメタクリレートのターポリマー、アクリル酸/ベタインメチ
ルメタクリレートのコポリマー、及びオクチルアクリルアミド/アクリレートの
コポリマーが挙げられる。 又、シリコーングラフト接着性コポリマーについては、前記接着剤が少なくと
も約20,000の重量平均分子量を有し、及び約1重量%〜約50重量%のポ
リシロキサン含有モノマーを含むように、非ポリシロキサン含有モノマーをもつ
ポリシロキサン含有モノマーであるように記載されたものを使用することができ
る。
【0081】 好適な被膜形成ポリマーもシリコーン含有接着性ポリマーを包含する。この型
の好ましいポリマーは、ビニルポリマー主鎖のような有機主鎖、特に炭素主鎖を
含み、及び好ましくは少なくとも約500、好ましくは約1,000〜約100
,000、更に好ましくは約2,000〜約50,000、最も好ましくは約5
,000〜約20,000の重量平均分子量を有するポリジメチルシロキサンマ
クロマーが、主鎖にグラフトされる。考えられている有機主鎖には、重合化可能
な、エチレン化した不飽和モノマーに由来するものが挙げられる。これらには、
ビニルモノマー、及びその他の縮合モノマー(例えば、ポリアミド及びポリエス
テルを形成するために重合するようなもの)及び開環モノマー(例えばエチルオ
キサゾリン及びカプロラクトン)が挙げられる。 好ましい重合可能なポリシロキサン含有モノマー(Cモノマー)は、一般式で
例示することができる:
【0082】
【化13】 X(Y)nSiR 3〜mm
【0083】 式中、Xは、A及びBモノマーと共重合可能なビニル基であり;Yは二価結合
基であり;Rは水素、ヒドロキシル、低級アルキル(例えばC1〜C4)のアリー
ル、アルカリル、アルコキシ、又はアルキルアミノであり;Zは少なくとも約5
00の平均分子量を有する一価のシロキサン重合部分であって、共重合条件下で
は本質的に不活性であり、上述のビニル高分子主鎖より懸垂し、nは0又は1、
及びmは1〜3の整数である。 有用なポリマーの例及びその製法は、米国特許第4,693,935号明細書
(マズレク、1987年9月15日発行)及び米国特許第4,728,571号
明細書(クレメンツら、1988年、3月1日)に詳述されており、双方とも参
考として本明細書に組み入れる。
【0084】 好適なポリマーは、1991年1月11日にEPO出願第0,408,311
A2号として(ハヤマら)公開された、EPO出願第90307528.1号、
米国特許第5,061,481号(スズキら、1991年10月29日発行)、
米国特許第5,106,609号(ボーリッヒら(Bolich)1992年4月21
日発行)、米国特許第5,100,658号(ボーリッヒら、1992年3月3
1日発行)、米国特許第5,100,657号(アンシャー−ジャクソンら(An
sher−Jackson)1992年3月31日発行)、米国特許第5,104,646
号(ボーリッヒら、1992年4月14日発行)及び米国出願第08/104,
232号(ボーリッヒら、1993年4月10日提出)でも開示されており、す
べて参考として本明細書に組み入れる。このようなポリマーで好ましいのは、共
有結合で結合したポリジメチルシロキサンマクロマーを有するビニルモノマーと
アクリル酸t−ブチル及び/又はメタクリル酸t−ブチルのコポリマーである。 本組成物は、このような組成物を更に化粧学上若しくは美観上許容させるため
又はそれらに使用効果を付加するために適したさまざまな他の任意成分を含有す
ることができる。そのような従来の任意成分は、当業者には周知であり、例えば
、ポリスチレンのような乳白剤;エチレングリコールジステアレート(沈殿防止
剤でもあり、且つ組成物に不溶性物質を懸濁するのに用いることができる)、雲
母及び真珠のような真珠光沢助剤;ベンジルアルコール、メチルパラベン、プロ
ピルパラベン及びイミダゾリジニル尿素のような保存剤;長鎖脂肪酸(例えば、
PEG3ラウリルジエタノールアミド)のジエタノールアミド、ココモノエタノ
ールアミド、スターチ及びスターチ誘導体のような濃厚剤及び粘度変性剤;;塩
化ナトリウム;硫酸ナトリウム;ポリビニルアルコール;;クエン酸、クエン酸
ナトリウム、コハク酸、リン酸、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムのようなp
H調整剤;酢酸カリウム及び塩化ナトリウムのような一般的な塩;FD&C又は
D&C染料のいずれかのような着色剤;過酸化水素、過ホウ酸塩及び過硫酸塩の
ような毛髪酸化(漂白)剤;チオグリコレート類のような毛髪還元剤剤;毛髪染
料;香料;エチレンジアミン三酢酸三ナトリウムのような金属封鎖剤;皮膚に適
用した時、状況下の冷却、加熱、その他の感覚的変化の知覚を誘導する神経末端
を化学的に刺激するような感覚剤、例えば、樟脳、メンソール、l−イソプレグ
ノールエチルメタンカルボキサミド及びトリメチルイソプロピルブタンアミド、
及びすべて参考として組み入れるGB−B−1315626、GB−B−140
4596及びGB−B−1411785で開示されているようなものを含むが、
これに限定されない他のもの;ジンクピリチオン、ピロクトンオラミン、ケトコ
ナゾール、クリンバゾール、サリチル酸のような抗フケ剤;オクチルメトキシケ
イ皮酸塩、ベンゾフェノン−3及びDL−アルファトコフェロールアセテートの
ような酸化防止剤/紫外線濾過剤及びグリセリン、ジイソブチルアジペート、ブ
チルステアレート、及びプロピレングリコールのようなポリマー可塑剤である。
このような任意成分は個別に通常組成物の約0.01〜約10.0%、好ましく
は約0.05〜約5.0%のレベルで用いられる。 本組成物のpHは一般に約3及び約9の間であり、好ましくは約4及び約8の
間である。 すべての組成物の場合のように、本発明では組成物の性能を過度に妨げる成分
を含有しているべきでない。 本発明のヘアケア組成物は、従来の処方及びミキシング技術を用いて製造する
ことができる。各種の化粧品組成物の例示的製法は、下記例でより詳細に記載す
る。
【0085】 上記で考察したように、ヘアケア製品に関する従来の多様な包装物のいかなる
ものも使用することができる。本発明に従ってスプレーに対して要求された粒子
サイズの分布を提供する、エアゾール及び非エアゾールを含むスプレー包装物の
選択は、ヘアスプレーの当業者の活動領域の範囲内である。エアゾールヘアスプ
レーは更に、組成物自体と混合する、又は包装物に別々に組み入れることができ
る噴射剤を利用する。噴射剤の例には、トリクロロフルオロメタン、ジクロロジ
フルオロメタン、ジフルオロエタン、ジメチルエーテル、プロパン、n−ブタン
又はイソブタンが挙げられるが、これに限定されない。噴射剤レベルは所望に応
じて調節することができるが、一般に、エアゾールヘアスプレー組成物の約5〜
約50重量%で使用する。 好適なスプレー容器は、当業者に周知であり従来の非エアゾールポンプスプレ
ー、すなわち”噴霧装置”、上述したような噴射剤を有するエアゾール容器又は
缶、及び高圧ガスとして圧縮空気を利用するポンプエアゾールが挙げられる。ポ
ンプエアゾール容器は、例えば、米国特許第4,077,441号(オロフソン
(Olofsson)1978年3月7日)及び第4,850,577号(テルステージ
(TerStege)1989年7月25日)で開示されており、両方共参考として本明
細書に組み入れ、又、米国出願第07/839,648号(ゴセリン、ルンド、
ソジュク、及びレフェボア(Gosselin、Lund、Sojka、及びLefebvre)1992
年2月21日提出)、「直径の大きな泡を利用したスプレー装置を組み入れた消
費者製品包装」にも開示されている。
【0086】使用方法 本発明のヘアケア組成物は、従来の方法により毛髪及び頭皮に適用し、本発明
の光沢、コンディショニング、及び清潔感及び爽快感効果を提供することができ
る。このような使用方法は、用いられる組成物の種類に応じて決まるが、一般に
、毛髪又は頭皮に製品の有効量を塗布し、手又は例えば櫛、ブラシ、ノズル、ス
ポンジ又はその他の道具のような組成物を適用する及び分配するのに好適なヘア
ケア手段によって、毛髪及び頭皮又はそれらの選択した部分で製品を作用させる
ことが含まれる。次いで、好ましくは、ユーザー又はヘアスタイリストの所望の
スタイル又は所望されたデザインに毛髪を操作する。好ましい実施態様では、組
成物はつけたままにしておく製品であり、次いでリンスせずに組成物は乾くまで
毛髪に残される。接着性ヘアセットポリマーを含有するヘアスプレーは、しかし
ながら一般に、すでに所望のスタイルに操作した毛髪の上に組成物をスプレーし
、次いでリンスせずに組成物を乾かすことによって使用する。「有効量」とは、
毛髪の光沢効果を提供するのに十分な量を意味する。濡れた毛髪又は乾いた毛髪
のどちらにも組成物を適用することができる。本明細書で使用される時、濡れた
毛髪は湿気を帯びた毛髪も包含する。一般に約4g〜約20gの組成物を毛髪及
び頭皮に適用するが、このような量は、ユーザーの好みによって、又は、毛髪及
び頭皮の具体的な部分に限定するような選択された適用によって変化する。
【0087】実験手順 光沢計鏡面反射率を測定するために以下の手順を用いた。 68℃にて撹拌しながら83.0gのDRO(ダブル逆浸透)水に10.0gの
ゼラチン(175ブルーム)を溶解することによってコラーゲン溶液を調製する
。次いでゼラチン溶液に0.05gのプロピルパラベンを溶解する。次いで4.
5gの1MのNaOHを加え、その後、3.0gのセラフィルGA−D(10〜
15%の大豆油と85〜90%のマレイン化大豆油の混合物で、米国ニュージャ
ージー州、ベルビルのバンディック(VanDyk Inc)より入手可能)を加えて、安
定な白色エマルションを形成する。次いで1.2gの乳酸を撹拌しながらエマル
ションに加え、以後溶液Aと呼ぶ。 3.0重量%のホルムアルデヒド水溶液である、溶液Bを調製し、溶液Aとは
別に置く。 上面を黒く塗ったおよそ7.3cm×7.3cmの大きさで、(「粗さ」)の
平均のピーク高さが5.0〜7.0ミクロン(ローデンストックRM600−2
D/3D測定ステーション(西ドイツ、ミュンヘンのローデンストック・メテロ
ロジー)で測定できる)である陶器タイルを準備し、上面をコラーゲンでコート
する。コラーゲンをコートしたタイルの光沢計鏡面反射率は、8.0〜12.0
%となるべきである。
【0088】 コラーゲンをコートしたタイルの鏡面反射率は、BYK−ガードナー「ミクロ
光沢」光沢計のような光沢計を利用して測定する。鏡面反射率の測定は、入射角
60°でのASTM D523で記載されているように行う。これを測定するよ
うな鏡面反射率を本明細書では、「光沢計鏡面反射率」という。以下のようにタ
イルを準備することができる。3.0ccの溶液Aで注射器Aを満たす。0.2
ccの溶液Bで注射器Bを満たす。注射器Bの中味をタイルの上面に空ける。注
射器Aの中味をタイル表面の溶液Bの上に空ける。溶液を5秒間混合し、ヘラで
表面に均一に広げる。30秒間混合した後、内径1.0インチの金属リングをタ
イルの表面に置く。8時間かけてコラーゲン被膜を乾燥させる。金属リングを取
り除く。コラーゲンをコートした表面の粗さは、3.0〜5.0ミクロンとなる
べきである。 ポリシロキサン及び展着剤混合物を上述のように、適合する希釈液で1.00
%の濃度で、前記ポリシロキサン液と前記展着剤の重量比が組成物で見られるも
のに相当するように調製する。コラーゲンをコートしたタイルの表面上の混合物
を乾かすリングによって囲まれた領域の真ん中に0.05ccの混合物を垂らす
のに注射器を使用する。光沢計鏡面反射率を測定する。
【0089】
【実施例】
以下の実施例は、本発明の範囲内の好ましい実施の形態を更に説明するもので
ある。実施例は説明のためにのみ示され、本発明の限定とみなされるべきではな
い。本発明の精神と範囲から逸脱することなく、本発明の多くの変形が可能だか
らである。
【0090】プレミックス実施例1〜6 以下は、本発明で有用な種々の例示となるポリシロキサン液/展着剤混合物で
ある。混合物は直接毛髪を処理するために使用することができ、又は、更に好ま
しくは、その他の化粧学上又は薬学上活性のある成分、キャリア成分又はその他
の成分を含有する種々のヘアケア組成物における構成成分として使用することが
できる。
【0091】
【表1】
【0092】 約1/2時間室温にて撹拌しながら全成分を混合することによってプレミック
スを調製する。 以下の例示となるヘアケア組成物は、上の実施例1〜6(以後シリコーンプレ
ミックス実施例という)のポリシロキサン液/展着剤プレミックスのいずれを利
用しても作成することができる。実施例I〜III 以下は本発明の代表的なつけたままの毛髪トリートメント組成物である。
【0093】
【表2】
【0094】 シリコーンプレミックスをエタノールに溶解し、プレミックスが溶解するまで
数時間混合することによってこの製品を調製する。次いで適用できれば、可塑剤
を加える。水酸化カリウムを加える。適用できるように水、又は水/界面活性剤
を加える。香料は最後に加える。混合条件下で全成分を加える。本製品をトニッ
クとして適用でき、又は少なくとも100ミクロンの粒子サイズを有する粒子の
40%の粒子サイズの分配を提供するエアゾール又は非エアゾールスプレー容器
からのスプレーで噴露することができる。
【0095】実施例IV 以下は、本発明の代表的な整髪トニック組成物である。
【0096】
【表3】 成分 重量% シリコーンプレミックス 0.70 香料 0.10 エタノール 25.0 PEG60 水素添加ヒマシ油 0.60 水 十分量
【0097】 上記構成成分を従来の方法でともに混合することにより組成物を作成する。実施例V 以下は本発明の代表的なスタイリングゲル組成物である。
【0098】
【表4】 成分 重量% シリコーンプレミックス 2.00 カルボポール(Carbopol)9401 0.75 トリエタノールアミン 1.00 染料溶液 0.05 香料 0.10 ラウレス−23 0.10 エタノール 20.00 DRO H2O 十分量
【0099】 1)架橋したポリアクリル酸はB.F.グッドリッチ(Goodrich)から市販され
ている。 リストにある構成成分を従来の方法でともに混合することによりこのバッチを
作成する。実施例VI 本発明のヘアトニック組成物を以下のように調製する:
【0100】
【表5】 成分 重量% シリコーンプレミックス 4.00 水 61.000 エタノール 35.000
【0101】 ポリマーが溶解するまで室温にて全成分をともに混合する。実施例VII〜VIII
【表6】
【0102】 成分Aをすべて水に加え、均質な溶液が得られるまで、周囲条件下で十分に撹
拌する。成分Bをすべてともに混合し、次いで、成分Aの均質な溶液に加える。
次いで、成分Cをすべて加え、出来上った溶液を十分混合する。実施例IX〜X
【0103】
【表7】
【0104】 Aの全成分を水に溶解し、次いで80℃に加熱する。次にBの全成分を加える
。同時に高速剪断混合を行うプレート加熱交換器を介して、再循環によって溶液
を30℃まで冷却する。冷却速度は、1.0と1.5℃/分の間に維持する。次
いで成分Dのおよそ50%の、トリエタノールアミンを加え、溶液が均質になる
まで混合する。成分Cをすべて加え、均質な粒子サイズの分布が達成されるまで
加えた溶液を高速剪断混合する。中和が完了する間、剪断圧による製品への損傷
を防ぐために再循環を止める。特定のpH及び粘度に達するまで、残りの成分D
を加える。 例示された組成物はすべて、頭皮が過度に乾いてしまうことなく、毛髪の良好
な光沢、毛髪の清潔感及び爽快感を提供するであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 ヤング,ウェンディ ヴィクトリア ジェ ーン イギリス国、バークシャー、アールジー 14、2ティエイ、ニア、ニューベリー、シ ョウ、ロング、レーン、ペニームーア (72)発明者 マッケルヴィー,グレアム ニール イギリス国、サリー、ジーユー21、2エイ アール、ウーキング、ナップヒル、ラグラ ン、ロード 27 (72)発明者 マッカン,シャンテル メアリー イギリス国、サリー、ティダブリュ20、8 ビーエヌ、エグハム、ソープ、リー、ロー ド 88 Fターム(参考) 4C083 AB032 AB051 AC072 AC101 AC102 AC172 AC302 AC372 AC402 AC432 AC532 AC782 AC852 AD092 AD132 AD151 AD152 AD532 BB53 CC31 CC33 DD08 DD41 EE21

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) (i)少なくとも1.46の屈折率を有する非揮発性ポリシロキサン液、及び (ii)前記ポリシロキサン液と混合した前記ポリシロキサン液のための非揮
    発性展着剤、の混合物から本質的になる毛髪光沢剤を約0.05重量%〜約10
    重量%; (b)約10重量%〜約50重量%のエタノール; 及び (c)約30重量%〜約89.9重量%の水; を含んだヘアケア製品であって、 前記製品がスプレー製品である場合、前記製品は、少なくとも100ミクロン
    の粒子サイズの液滴スプレーの少なくとも40%を有するスプレーを生じ、且つ
    使用に際して分配(dispense)する時ムースの形状で組成物を提供する製品を除
    外する前記ヘアケア製品。
  2. 【請求項2】前記組成物は: (a)約0.05重量%〜約10重量%の前記毛髪光沢剤; (b)約10重量%〜約50重量%の前記エタノール; (c)約30重量%〜約89.8重量%の前記水;及び (d)約0.1重量%〜約10重量%の頭皮コンディショニング剤 を含む請求項1に記載のヘアケア製品。
  3. 【請求項3】 前記の毛髪光沢剤が、ポリシロキサン液の表面張力を少なく
    とも約5%、好ましくは少なくとも約20%、更に好ましくは少なくとも約25
    %減らすために十分量の前記展着剤を含有する請求項1又は2に記載のヘアケア
    製品。
  4. 【請求項4】 前記非揮発性ポリシロキサン液が少なくとも1.48、好ま
    しくは少なくとも1.52、更に好ましくは少なくとも1.55の屈折率を有す
    る請求項1〜3のいずれかに記載のヘアケア製品。
  5. 【請求項5】 前記展着剤が、シリコーン樹脂、好ましくはMQ樹脂である
    請求項1〜4のいずれかに記載のヘアケア製品。
  6. 【請求項6】 前記非揮発性ポリシロキサン液が、少なくとも20%、好ま
    しくは少なくとも35%、更に好ましくは少なくとも50%のアリール置換の度
    合いを有する請求項1〜5のいずれかに記載のヘアケア製品。
  7. 【請求項7】 前記組成物が、約15重量%〜約40重量%のエタノールを
    含む請求項1〜6のいずれかに記載のヘアケア製品。
  8. 【請求項8】 約18重量%〜約35重量%、好ましくは約20重量%〜約
    30重量%のエタノールを含む請求項12に記載のヘアケア製品。
  9. 【請求項9】 約0.1重量%〜約5重量%、好ましくは約0.2重量%〜
    約2重量%の前記毛髪光沢剤を含む請求項1〜8のいずれかに記載のヘアケア製
    品。
  10. 【請求項10】 前記頭皮コンディショニング剤が、皮膚軟化剤及び湿潤剤
    、及びその組合せから成る群から選択される請求項2〜9のいずれかに記載のヘ
    アケア製品。
  11. 【請求項11】 前記組成物を含有する及び分配するための包装物を更に含
    む請求項1〜10のいずれかに記載のヘアケア製品。
  12. 【請求項12】 前記製品がつけたままにしておく(leave-on)製品である
    請求項1〜11のいずれかに記載のヘアケア製品。
  13. 【請求項13】 組成物を毛髪に適用し、且つ適用に続いて毛髪をリンスし
    ないで、組成物を乾かすことによって組成物を使用するための指示を更に含む請
    求項11又は12に記載のヘアケア製品。
  14. 【請求項14】 前記指示がリンスしないで毛髪を乾かすよう導く請求項1
    3に記載のヘアケア製品。
  15. 【請求項15】 前記製品がスプレー製品である場合、前記製品が、少なく
    とも100ミクロンの粒子サイズを有するスプレー液滴の少なくとも50%、好
    ましくは少なくとも70%、更に好ましくは少なくとも80%のスプレーを生じ
    る請求項1〜14のいずれかに記載のヘアケア製品。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれかに記載のヘアケア製品の組成物
    を毛髪及び頭皮に適用することを含む毛髪に光沢を及び頭皮に爽快感を提供する
    方法。
  17. 【請求項17】 毛髪全体及び頭皮において手又はヘアケアの道具によって
    前記組成物を作用させる請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記組成物を毛髪に適用し、且つ次いで前記組成物をリン
    スせずにそのまま毛髪に残す請求項16又は17に記載の方法。
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