JP2003523832A - レンズ構造認識・空間位置決めシステムを用いる眼球用レンズの製造 - Google Patents

レンズ構造認識・空間位置決めシステムを用いる眼球用レンズの製造

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JP2003523832A JP2000600802A JP2000600802A JP2003523832A JP 2003523832 A JP2003523832 A JP 2003523832A JP 2000600802 A JP2000600802 A JP 2000600802A JP 2000600802 A JP2000600802 A JP 2000600802A JP 2003523832 A JP2003523832 A JP 2003523832A
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Abstract

(57)【要約】 コンピュータ環境内に眼球用レンズの仮想的実体を生成する方法およびこの実体を使用してレンズ精製工程を監視し、制御する。この方法はレンズブランクのイメージを分析する工程、レンズブランクの第1の表面を測定する工程、第2の表面をプローブする工程、およびレンズブランクの頂面と外郭を空間座標系内に配置する工程を備える。これらのデータを用いてレンズブランクの精確な表象である仮想的実体を生成する。この仮想的実体をレンズ精製工程の全体にわたって使用し、レンズをブロックし、レンズの向き、スキューイング、プリズム、ツール角度、および最良のレンズ品質を得る理想的ツール経路を計算および選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、光学レンズの製造方法に関し、特にそのレンズのコンピュータ生成
仮想実体の空間座標系における精確な位置を監視しながら眼球用レンズを製造す
る方法に関するものである。
【0002】 発明の背景 眼球用レンズはそのもっとも単純な形では2つの別個の表面をレンズのそれぞ
れの側に有する。これら2つの表面は相互に協動して光を収束したり発散したり
することにより視力の問題点を修正している。これら表面の一方の、他方の表面
に対する位置または形が不精確であると、光学誤差が生じる。ここで関心がもた
れ、かつ本発明の方法が主として取り組むのは基本的にこのタイプの光学誤差で
ある。
【0003】 眼球用レンズブランクをレンズ製造装置において操作するのに先立って眼球用
レンズブランクのブロッキング(blocking)が必要である。現代の眼球
用レンズ製造装置は特に、単一の操作で眼球用レンズ条に最終的な光学的表面を
生成することができるコンピュータ制御機械である。これらの装置は、また、レ
ンズブランクが表面生成工程中に用いられる最初の支持ブロックに接合されたま
まである間にレンズのエッジ外郭を形作ることができる外郭形成装置(prof
iling equipment)を備えていてもよい。
【0004】 よく理解できるように、これらの機械の精度はレンズブランクを支持ブロック
に固着する精確さに大きく依存する。慣用のレンズブロッキングは典型的に2つ
のアプローチの一つに従っており、第1のもっとも一般的な方法は幾何中心ブロ
ッキングと呼ばれ、第2の方法は光学中心ブロッキングと呼ばれる。第1の場合
、支持ブロックをレンズブランクの幾何中心に取り付ける(ブランク幾何中心)
。第2の方法では、ブロックをレンズの前面の、レンズの光軸が通る点、または
所定のプリズムが見出される点に取り付ける(主要基準点)。金属またはプラス
チック製のこの支持ブロックをレンズの前面に接合して既知の位置基準点とレン
ズの前面に関する基準面(datum plane)を有するワークホルダ(w
ork holder)ついでこれらの位置基準に関してすべての表面処理と形
状作製を行う。
【0005】 従来のレンズブロッキング用機械はレンズブランク上のマーキングを基本的な
手動および目視で支持ブロック上の基準と照準合わせすることから発展し、摘ん
で置く(pick and place)マニピュレーターとレンズブランクを
位置決めするためのLCD生成標的イメージとを用いる半自動的装置に至ってい
る。この点に関して、従来技術のレンズブロッカーの代表的グループは下記のも
のである。
【0006】 従来技術に係るレンズブロッカーの第1の例としては、米国特許第3、663
、983号公報(Hamilton,B.Bole)にレンズ上にブロックを形
成する装置が記載されている。この装置はブロック成形ステーションを有し、こ
れに対して複数のブロッキング金型が選択的に引き続いて割り出しされ(ind
exed)てブロックすべきレンズブランクとブロックを形成するための材料と
の双方を受け取る。この装置は各金型がブロッキングステーションに位置決めさ
れると自動的に照明されるレンズ調整証印(lens aligning in
dicia)を備える。この装置は、ブロックすべきレンズブランクをそれぞれ
のブロッキング型に挟み、ブロックの形成中に金型と所望の調整関係(alin
gned relationship)で保持されるようにするクランプ手段を
さらに備える。
【0007】 従来技術の第2の例としては、1974年4月16日発行の米国特許第3、8
04、153号(Luc Andre Tagnon)に金属ブロックをレンズ
の表面に成形(casting)するための金型を位置決めする装置が図示され
ている。この金型は球形のスイベル管継手とパントグラフリンク仕掛け(pan
tograph)とにより可動であり、金型の基準軸が可動でレンズブランクの
光軸と一致するように、かつこの金型がレンズの湾曲表面と直接接触するように
なっている。金属ブロック上の基準軸は後にレンズトリミング・ベベリング機械
の運動を制御するのに使用される。
【0008】 従来技術のレンズブロッキング装置の例が、1981年9月15日発行の米国
特許第4、288、946号(Bela J.Bicskei)に記載されてい
る。この装置は眼球用レンズをその上にく三脚台(tripod)と、三脚台の
下から標的イメージを映写するプロジェクター・ミラーアッセンブリとを備える
。このレンズは手動で三脚台上に配置され、レンズ上の光学標識は映写の標的イ
メージと合致している。レンズが適正に配置されていれば、関節で連結されてい
るブロッキングアームを用いて精確に位置決めし、かつ支持ブロックをレンズブ
ランクに固定する。
【0009】 さらに別の例としては、1982年3月16日に発行の米国特許第4、319
、846号公報(David W.Henry他)にレンズブランクをレンズブ
ロッキングステーションに整列させる方法および装置が記載されている。透明な
証印がブロッキングステーションに支持されたレンズを前後に横断して移動可能
である。この証印は最初レンズブランクをブロッキングステーションの上に適正
に位置決めするのに用いられ、レンズブランクの光軸がブロッキングステーショ
ンに関して向きが一致する。
【0010】 従来技術の別の例が、1994年2月8日米国特許第5、283、980号公
報(Marold H. Lohrenz他)に記載されている。この装置では
、コンピュータに接続された液晶ディスプレイを覆うノンスリップ透明材料のシ
ートの上にレンズブランクを置く。このLCDはコンピュータの生成する標的イ
メージを表す。このレンズは標的イメージのマーキングに従ってノンスリップ材
料のシート上に手動で配置する。コンピュータはノンスリップシートとファイン
ダガラス(viewing glass)の屈折特性における光学誤差を計算し
補正し、標的イメージをシフトして誤差に対処する。ひとたびレンズが適切に位
置決めされると、レンズ支持ブロックを、レンズブランクの高さとは独立にレン
ズに一定の力を適用することが可能なブロッキングアームを用いてレンズに固着
する。
【0011】 1996年3月12日発行の米国特許第5、498、200号公報(Ralf
Werner)にはレンズブランクのエッジを磨く前にレンズブランクをホル
ダに取り付けるための装置が記載される。このレンズブランクは三脚台を担持す
るガラスプレート上に置くことができる。LCDスクリーンを用いてスケールを
投射し、テンプレートイメージまたは単眼鏡フレームイメージを投射する。プリ
ズムをレンズブランクと装置のオペレーターの眼との間に置き、レンズブランク
のイメージ上にLCDスクリーンの投影を重ねる。レンズブランクを三脚台上で
調整する前に三脚台を所定の高さまで持ち上げることができ、支持ブロックをそ
れに固定する。
【0012】 従来技術のさらに別の例が1996年4月9日発行の米国特許第5、505、
654号公報(Kenneth O.Wood他)に記載されている。この装置
はレンズブランクを液晶ディスプレイの生成する標的イメージを支持しこれと整
列するための整列ステーションを備える。レンズのイメージと標的イメージの双
方を装置オペレーターの前の観察鏡(viewing mirror)に投影す
る。この装置も、レンズの向きを維持したままレンズを整列ステーションからブ
ロッキングステーションまで移動させるための真空掴みカップを持つ、移動可能
な摘んで置く(pick and place)アームを有する。このブロッキ
ングステーションはレンズブロック用の支持体、レンズブランク用の支持体、お
よび冷却時固化してレンズとブロックを相互に結合する加熱された液体接着材料
をレンズとブロックの間に注入するためのシステムを含む。
【0013】 従来技術の他のレンズブロッキング装置は下記の米国特許公報に記載されてい
る。これらの機械はすべて、ブロッキング工程がブロックをレンズに接合する間
、レンズブランクを支持リング上または支持ブロック自体の上に置くことを含む
ことを特徴としている。 米国特許第4、330、203号公報 発行日:1982年5月18日、Opp
enheim他 米国特許第4、677、729号公報 発行日:1987年7月7日、A.H.
Morland他 米国特許第4、737、918号公報 発行日:1988年4月12日、J.P
.Langlois他 米国特許第号公報 発行日:1995年6月20日、B.H.Kennedy。
【0014】 レンズの大半が非球状の前表面、仕切られた複焦点レンズまたは球状−非球状
の前半体(front halves)を持っていることを考えると、レンズを
円形支持リング上または円形ブロック上に置くと位置決めに誤差を生じやすい。
これらの場合、レンズと支持リングまたはブロックの間の接触面は部分円だけで
あるか、または少数の接触点だけであり、レンズは挟み動作の間に傾くことがあ
り、その軸がブロックの基準面に関して基準位置から外れることがある。
【0015】 コンピュータ化数値制御(CNC)レンズ製造装置の効率は、レンズブロッキ
ング工程の精度と、CNC機械のコントローラをプログラミングするための、レ
ンズブランクについて入手し得る情報とに大きく依存している。例えば、レンズ
ブランクの両面の位置と曲率が精確に知られているときは、機械のコントローラ
は表面生成工程中に除去すべき材料の量、最初のカットに対する精確な座標、必
要とされるカットの総数、仕上げパスのためのカットの深さおよび表面生成工程
の総時間を計算することが可能である。これらの値は。レンズ生成装置をプログ
ラミングし、かつ最高の品質のレンズを最適の加工速度で生成するために後で分
析し統合することができる。
【0016】 一般に、従来技術のレンズブロッカーでは、レンズ生成装置の効率の顕著な最
適化を支持するための、一貫したブロッキングと前後面およびレンズブランクの
厚さについての精確な情報を得ることが困難であった。過去において、レンズブ
ランクの支持ブロックに対する光学基準の位置決め精確さが強調されてきた。両
面の物理的位置と曲率は二次的関心であった。
【0017】 このため、超精度コンピュータ制御装置の使用にもかかわらず、現在製造され
ている眼球用レンズは常に誤差がないとは言い切れない。眼球用レンズは例えば
薄いフレームに載せたときには厚すぎて良好な外観を与えることができないこと
が多い。
【0018】 以上説明したように、従来技術の装置はレンズブランクの両面の精確な位置の
測定を重要視してこなかった。その結果、レンズブランクにおいて第2の表面が
実際は精確にどこに位置しているかを知らずに第1の表面を生成していることが
多い。
【0019】 さらに、従来技術のある装置はレンズ支持体と例えばゴムのような弾性材料製
の真空掴みカップを使用している。レンズの位置決めはイメージングステーショ
ンにおいて精確に行われるが、レンズを接合する前に可撓性部材を使用してレン
ズを操作するとレンズを支持ブロックに接合する細にレンズがわずかな調整不良
を引き起こすことがあり、生成されたレンズにプリズム誤差などの欠陥を引き起
こす。
【0020】 発明の要約 本発明の方法においては、レンズブランクのブロッキングはレンズブランクの
幾何中心に、光学中心に、またはレンズブランクの幾何学的もしくは光学的収斂
(constrictions)に合致するのにより適当なレンズ表面上の、任
意の他の位置において選択的に行われる。本発明の方法を実施するために使用さ
れるコンピュータシステムが支持ブロックに関して最良のレンズの配置を選択す
る。コンピュータはこの最良の配置をイメージングスクリーン上に表示し、オペ
レーターに好ましい向きに従ってレンズを受容する三脚台上にレンズブランクを
置くよう促す。このコンピュータシステムは必要な面仕上げおよび動作制御計算
を行い、レンズブランクの幾何中心または主要基準点をしかるべき位置に位置決
めする。
【0021】 さらに、本発明の方法は機械ビジョン(machine vision)およ
び探査装置(probing equipment)を使用してレンズブランク
の精確な仮想的実体を生成する。この仮想的実体はレンズ生成工程を通して最良
のレンズ品質を製造するレンズの角度、ツールの角度およびツール経路を計算し
、選択するために使用する。仮想的実体はまたレンズ生成工程の精度を監視し制
御するために使用する。
【0022】 本発明の広い態様において、眼球用レンズブランクの仮想的実体を生成する方
法が提供される。この広範な方法は、下記の工程を備える: コンピュータ環境内に空間座標系を定義する工程; レンズブランクのイメージを分析し、このイメージを空間座標系内に配置する
工程; レンズブランクの後方曲面を測定し、この後方曲面を空間座標系に配置する工
程; レンズブランクの前方曲面を探査し、この前方曲面を空間座標系内に配置する
工程;および イメージ、後方曲面および前方曲面を統合し、コンピュータ環境内にレンズブ
ランクの仮想的実体を生成する工程。
【0023】 この方法により生成される仮想的実体はレンズブランクを精確に表し、レンズ
表面形成(surfacing)工程がコンピュータ環境において制御されるよ
うに適合されているときにこの工程を監視するのに使用可能である。
【0024】 さらに詳しくは、本発明のもう一つの態様に従えば、眼球用レンズブランクを
指示ブロックにブロックし、そのレンズブランクの仮想的実体をコンピュータ環
境内に生成する方法が提供される。この仮想的実体は後にその身体的均等物にお
けるレンズ生成操作を定義し監視するのに使用される。この新規な方法は、下記
の工程を備える: コンピュータ環境内に空間座標系を定義する工程; レンズブランクのイメージを分析し、このレンズブランクの外郭とレンズブラ
ンク上の製造元マーキングを空間座標系内に配置する工程; レンズブランクの後方曲面を測定し、この後方曲面を空間座標系に配置する工
程; レンズブランクの前方曲面を探査し、この前方曲面を空間座標系内に配置する
工程; レンズブランク仮想的実体をコンピュータ環境内に生成し、この仮想的実体を
空間座標系に配置する工程; 支持ブロックと成形リングを空間座標系内の支持の周りに配置する工程;およ
び 仮想的実体の空間座標系に対する位置を監視しながら、支持ブロックと成形リ
ングの上方にこれらから距離をおいてレンズブランクを位置決めし、レンズブラ
ンクと支持ブロックを接着するためにこれらの間に接着材料を注入する工程。
【0025】 レンズブランクの仮想的実体を生成し、レンズブランクをブロックに接着する
ためにこの仮想的実体を使用するこの方法はレンズブランクの不適切なブロッキ
ングによる誤差を除去するには特に有利である。レンズブランクは支持ブロック
にも成形リングにも接触しないので、支持ブロックに面するレンズブランクの曲
面の不規則さはレンズブランクが支持ブロックに接着する精度にとっては重要で
ない。
【0026】 本発明の別の態様では、レンズ構造認識、空間的位置決め、レンズブロッカー
、およびレンズ生成装置を使用する、眼球用レンズ上に表面を生成する方法が提
供される。この方法では、レンズブロッカーとレンズ生成装置の双方がコンピュ
ータ環境内で作動する。本発明のこの態様では、新規な方法は下記工程を備える
: コンピュータ環境内に第1および第2の空間座標系を定義する工程; レンズブランクのイメージを分析し、このレンズブランクの外郭とレンズブラ
ンク上の製造元マーキングを第1の空間座標系内に配置する工程; レンズブランクの後方曲面を測定し、この後方曲面を第1の空間座標系に配置
する工程; レンズブランクの前方曲面を探査し、この前方曲面を第1の空間座標系内に配
置する工程; レンズブランク仮想的実体をコンピュータ環境内に生成し、この仮想的実体を
第1の空間座標系に配置する工程; 支持ブロックと成形リングを第1の空間座標系内の支持の周りに配置する工程
; 仮想的実体の第1の空間座標系に対する位置を監視しながら、支持ブロックと
成形リングとから距離をおいて支持ブロック上にレンズブランクをブロックする
工程; 第1の空間座標系内の支持ブロックに基準形態(features)を割り当
て、仮想的実体をこれらの基準形態に特定する工程; レンズ生成装置を第2の空間座標系内に配置する工程; レンズブランクと支持ブロックアッセンブリとをレンズ生成装置内に据えつけ
る工程; 支持ブロックの基準形態を第2の空間座標系内に配置する工程; 仮想的実体を第2の空間座標系内に配置する工程; 仮想的実体上で最初のおよび引き続くツール経路をシミュレートする工程; 最初のおよび引き続くツール経路のそれぞれにおける光学誤差を評価する工程
; 最初のおよび引き続くツール経路のうち最小の光学誤差をもつ一つを定義する
工程; 最初のおよび引き続くツール経路のうち最小の光学誤差をもつ一つを理想的ツ
ール経路として指定する工程; レンズ生成装置に理想的ツール経路をプログラムする工程;および 仮想的実体の第2の空間座標系に対する位置を監視しながら、プログラムされ
た理想的ツール経路を用いてレンズブランク上に表面を生成する工程。
【0027】 この方法の主な利点はレンズブランクの特徴が精確に知られており、そのレン
ズブランクの仮想的実体と関連づけられることである。従って、この仮想的実体
をコンピュータ環境内で操作することが可能である。それにより多数のツール経
路を分析することが可能であり、レンズ表面形成作業を始める前に高品質のレン
ズを製造するレンズ表面形成パラメータを工夫することが可能である。これらの
分析はすべて自動的に行われ、オペレーターに問い合わせる必要がない。理想的
ツール経路はコンピュータシステムによって選択され、レンズ表面形成操作が、
従来の方法では実際上決定できない理想的な条件に従って、自動的に行われる。
さらに、レンズ生成操作は仮想的実体に具体化された基準を用いて制御される。
【0028】 本発明のさらに別の態様では、眼球用レンズ上に表面を生成する工程は球面倍
率(spherical power)、円柱倍率(cylindrical
power)および円柱軸を有する表面に関する。本発明のこの態様では、仮想
的実体上の最初のおよび引き続くツール経路をシミュレートする工程は、各シミ
ュレートされたツール経路間に仮想的実体を自転させる工程を備える。それから
得られる情報を、レンズブランクを支持ブロック上に適切に位置決めするために
、またはレンズブランクをレンズ生成装置のチャック内に適切に指向させるため
に有利に使用されている。負の円柱倍率をもつ乱視眼鏡は伝統的にその円柱軸を
レンズ生成装置のツールスイープ経路に沿って指向して生成されるのに対して、
本発明の方法は球または円柱の子午線がツールスイープ経路に沿ってまたはそれ
に直角に指向されている。
【0029】 本発明の方法では、レンズブランクの仮想的実体はレンズブランクの精確な表
象である。それはレンズ生成装置を制御する標準として使用される。仮想的実体
をコンピュータ環境内で操作して他の方法では不可能である理想的ツール経路の
工夫をする。レンズブランク上に表面を生成する工程は、際立った品質の眼球用
レンズを生成するために、そのレンズブランクのすべての物理的特徴を精確に監
視しながら行われる。
【0030】 本発明の好適な実施の形態による方法は添付図面を参照する以下の説明から明
らかであろう。添付図面中、同じ参照符号はすべての図面において同じ部品を示
す。
【0031】 好適な実施の形態による方法を実施するにおいて、眼球用レンズを生成するた
めに少なくとも第1及び第2の装置を用いる。第1の装置は眼球用レンズブラン
クを走査し、探査(プロービング)し、測定し、ブロッキングする。第2の機械
はそのレンズブランク上に光学表面を生成するために使用される。この第2の機
械はレンズブランクの外郭形成(contouring)および面取り(cha
mferring)のためにも用いられる。ある場合には、レンズ表面形成工程
は洗浄、研磨および脱ブロッキング機械並びにレンズ塗布装置をも備える。しか
しながら、、これら後者の装置は当業界で知られていることと、本発明の方法を
実施する上で必須ではないことからここでは説明しない。
【0032】 眼球用レンズの製造に2以上の装置が使用されているか否かにかかわらず、そ
れぞれの装置は各コンピュータにより制御されており、ここではこれを中央処理
ユニット(CPU)という。各機械のCPUは、レンズの処方箋が登録され、レ
ンズブランクの仕様のデータバンクが記憶されている主コンピュータ(以下、ラ
ボコンピュータという)に通信しこれにより個別に制御されている。各CPUは
この機械の目的とするルーチンの操作を制御する能力を持つが、より高度の支持
をラボコンピュータから受け取る。
【0033】 [装置の説明] 第1の装置に関しては、好適な実施の形態の方法はレンズブランクを支持ブロ
ック上にブロックする広範な工程を備える。この第1の工程は図1〜16に示す
ような眼球用レンズブロッカー40上で行われる。
【0034】 眼球用レンズブロッカー40はキャビネット42を有し、キャビネット42は
頂面44と、頂面44を部分的に囲むフード構造46とを有する。レンズブラン
クマニピュレータ48が、頂面44に固着された第1のリニアアクチュエータ5
0上に移動可能に搭載されている。第1のリニアアクチュエータ50は第1のサ
ーボモーターまたはステッピングモーター/エンコーダーユニット有する。これ
はレンズブランクマニピュレーター48をアクチュエータに沿って移動させ、そ
の位置を常時監視するためのものである。
【0035】 眼球用レンズブロッカー40はまた、第1のリニアアクチュエーター50に沿
って、かつキャビネット42の頂面44に組み込まれて、レンズイメージングス
テーション52、レンズプロービングステーション54およびレンズ/ブロック
成形ステーション56を有する。
【0036】 キャビネット42はイメージングステーション52に焦点を合わせたカメラ5
8と、ワックスタンク60と、溶融したワックスをレンズ/ブロック成形ステー
ション56にポンプするポンプユニット62と、レンズ/ブロック成形ステーシ
ョンを冷却する冷却装置64と、レンズブロッカーの作動を制御するための中央
処理ユニット(CPU)66を収納している。
【0037】 フード46は左側面にコンパートメントを有し、イメージングステーション5
2を照明するための(図示しない)光源を収納する。フード46はまたCRTス
クリーン70を支持する支持面を有する。CRTスクリーン70はレンズブロッ
カーの動作の制御がそのスクリーン70上に直接現れるコマンドボタンに触れる
ことにより行われる「タッチ型」スクリーンであるのが好ましい。
【0038】 次に図3および図4を参照すると、レンズブロッカー40のイメージングステ
ーション52はすりガラスプレート80を備え、このすりガラスプレートにはそ
の上面から突出し三角形を形成する3つのペグ82がある。すりガラスプレート
80は頂面44の開口部84を覆って搭載されている。カメラ58は頂面44の
下方に搭載されており、ミラー86およびミラー支持構造88に指向されており
、これらはカメラの視線をすりガラスプレート80に反射させるように指向され
ている。ミラー86はまたCRTスクリーン70上に表示されるべきレンズブラ
ンクの像を倒立させるために使用される。
【0039】 使用時、眼球用レンズブランク100を3つのペグ82上に手動で置く。すり
ガラスプレート80を通してカメラ58の見たレンズブランク100の像は処方
のレンズのコンピュータ生成テンプレートと重ね合わせてCRTスクリーン上に
直ちに表示される。参考のために、図5は実際のレンズブランク100の輪郭と
そのレンズブランク上の複焦点セグメント102の輪郭を示す。図6はCRTス
クリーン70上に表示されている眼球用レンズの典型的なテンプレートイメージ
104を示す。この説明では、テンプレート104はCPUにより回転されて、
その特定のレンズブランク用複焦点セグメント102の理想的配置をオペレータ
に示している。レンズブロッカーのオペレーターはそれによりレンズブランク1
00をペグ82’の上に容易に位置決めして、、眼球用レンズブランク100上
の製造元マーキング102がコンピュータ生成マーキング104と一致させるこ
とができる。図7はカメラの見たテンプレート104上に重ね合わせられたレン
ズブランク100のスクリーンイメージを示す。
【0040】 レンズブランク100の位置決めを適切に行うと、オペレーターはコンピュー
タに第1の基準X−Y−Z座標系CS−1のZ−Y面内のレンズブランクの第1
の位置および角度整列を記録することを要請する。上記座標系CS−1ではZ−
Y面は図3に示すように、キャビネットの頂面44に平行な水平面を示す。この
座標系CS−1は以下の好適な方法において第1の座標系という。
【0041】 上述のレンズブランクの位置決めの間、レンズブランクをコンピュータ生成テ
ンプレートの上に精確におくことは場合によっては後に説明するように必須では
ない。イメージングステーションはイメージ分析によりレンズブランクの外郭の
真の位置およびレンズブランク上の基準マークの調整を同定能力を持つ。レンズ
ブランクが過度に正しい位置から外れていると、CPUはZ−Y面において必要
な訂正を行い、レンズブランク上の支持ブロックの理想的位置を決定し、Z−Y
面内のこの理想的位置を記録する。
【0042】 図8、図9、図10および図11を参照すると、レンズブランクマニピュレー
ター48の真空掴み装置110が示されている。真空掴み装置110はマニホル
ドブロック112と、このマニホルドブロック112の下面を通る(図示しない
)第1の開口部に接続する真空カップ114とを備える。真空源と図3において
符号116で示す管類はマニホルドブロックの第2の開口部に接続され、第1の
開口部と連通している。マニホルドブロック112はさらに、第1の開口部と連
通する第3の開口部118を有する。
【0043】 真空掴み装置110は3つの支柱120を備え、これらは真空カップ114の
中心軸と平行に整列して移動可能に延びており、真空カップ114の周りに三角
形の形状を形成する。真空掴み装置は110はさらにマニホルドブロック112
の頂部に搭載されている支柱ロック機構122を有する。
【0044】 支柱120は、図10に示すように、支柱ロック機構122を貫通して、かつ
マニホルドブロックを貫通して延びている。各支柱120は支柱上に搭載された
スプリング124により真空掴み装置110に対して下方に押される。各スプリ
ング124はマニホルドブロック112のそれぞれの凹部内に着座している。各
支柱120は、支柱ロック機構122およびマニホルドブロック112を貫通し
てそれぞれの穴の内に、支柱120の上端に搭載された第1のクリップ126と
スプリング124の下方で支柱120に搭載された第2のクリップ128とによ
り、保持される。
【0045】 支柱ロック機構122は剛性材料からなるモジュールを備え、そのなかに三角
形の型空間130を有する。三角形の型空間130は型空間130の底面から延
びているA字形突起132を収容し、この型空間の深さと同様の厚さを持つ。A
字形突起132と三角形の型空間130は相互に同心軸であり、A字形突起13
2の3つの端部のそれぞれが支柱120の一つに沿う表面と接している。支柱ロ
ック機構122はさらに三角形の型空間130内に、A字形突起と3つの支柱1
20とを囲う平滑ベルト134を有する。
【0046】 空気圧シリンダ136が支柱ロック機構122の側面にカラー138とカラー
138を貫通する(図示しない)ファスナーにより固定され、この機構122の
剛性モジュール内にねじ込まれている。空気圧シリンダ136はA字形突起13
2の基部内に延びている操作可能なプランジャを有する。プランジャを延ばすと
平滑ベルト134を押しつけ、平滑ベルト134は3つの支柱120の周りに伸
びる。この平滑ベルト134の張力により各支柱120が引っ張られ、A字形突
起132のそれぞれの端部に対して緊密に保持される。
【0047】 ここで説明した支柱ロック機構122は3つの支柱120を囲むベルトとこの
ベルトを伸ばすプランジャ140とを備えるが、上記の機構は支柱を固定位置に
ロックする多くの機構の単なる例示であることが了解されよう。従って、機械設
計の当業者は他の多くの機構も本発明のこの好適な方法を実施するのに適してい
ることを了解するであろう。
【0048】 上記の支柱ロック機構122において、空気圧シリンダ136の動作は図3お
よび図12に示す真空センサスイッチ142に応答するCPUにより制御される
。真空センサスイッチ142はマニホルドブロックの第3の開口部118に接続
され、真空カップ供給口内の真空レベルを監視する。
【0049】 作動において、真空カップ114をレンズブランク100上に下降させ、真空
カップ114と支柱120とをレンズブランク100と接触させる。真空カップ
供給口内の真空レベルが増加し、真空レベルスイッチ142がCPUに信号を送
り、次いでCPUが空気シリンダ136を活性化して支柱120の位置をロック
する。レンズブランクはそれにより真空カップ114内に強固に保持される。
【0050】 真空掴み装置110の上昇および下降運動は図12にも示す第2のリニアアク
チュエーター150により実現される。第2のリニアアクチュエーター150の
運動は第2のサーボモーターまたはステッピングモーター/エンコーダーユニッ
ト152により、最初の目盛り調整後、真空カップ114の位置が常に精確に知
られるように制御される。真空掴み装置110がレンズブランク100をイメー
ジングステーション52から摘まみあげると、CPUが真空センサスイッチ14
2と第2のモーター/エンコーダーユニット152からの信号とを読み取り、第
1のの座標系CS−1内のX軸と呼ばれる垂直軸に関してレンズブランク100
の背面の第1の垂直位置を記録する。
【0051】 真空カップは一般に可撓性であることが知られているが、その場にロックされ
た支柱120により、CPUにより記録された第1の垂直位置が好適な実施の形
態のレンズブロッカーの残りの機能により維持されることが保証される。
【0052】 真空掴み装置110は支柱120の運動を監視するための光電スイッチを含む
電子モジュール154を有するのが好ましい。この電子モジュール154は図1
1に示すように支柱ロック機構122の頂部に搭載されているのが好ましい。真
空掴み装置がレンズブランク100の背面と接触したときの電子モジュール15
4からの信号、真空センサスイッチ142からの信号および第2のモーター/エ
ンコーダーユニット152からの信号はレンズブランク100の背面の曲面を決
定および確認するために統合することができる。
【0053】 当業者には了解されるように、上記の真空カップ114と真空センサスイッチ
142の変わりの実施の形態を用いて上記真空掴み装置装置110により企図さ
れる結果を得ることができる。もう一つの公知のタイプの真空カップは、例えば
、その中心にロッド状プローブを搭載しており、かつこのプローブの位置を監視
するための近接または光学スイッチを有している。このタイプの真空カップを基
準化して上記の結果を得ることができ、若干の機械設計者および製造者は真空掴
み装置110の異なる形態に対応するために選択されることがある。従って、了
解されるように、上記の真空掴み装置は好適な実施の形態による方法を実施する
ためには必須ではない。しかしながら、レンズ保持装置110が可撓性を持たな
いことは、レンズブロッカーの種々のステーションにおけるレンズブランク上で
行われるすべての測定が精確に信頼性をもってコンピュータ環境内で統合可能で
あることを保証するために必須である。
【0054】 次に、特に図12を参照すると、レンズブランクマニピュレーター48が第1
のリニアアクチュエーター50の(図示しない)可動性部材に固定されたキャリ
アブロック156上に搭載されている。CPUとレンズブランクマニピュレータ
ー46との間の制御ワイヤはキャビネット42の頂面44とキャリアブロック1
56とに固定されている可撓性ケーブルトレイ158の上にルートをとるのが好
ましい。
【0055】 ひとたびレンズブランク100が真空掴み装置110により保持されると、レ
ンズブランクはイメージングステーション52からプロービングステーション5
4に送られる。プロービングステーション54の構造の詳細は図13および図1
4に示す。
【0056】 プロービングステーション54はカバープレート162を貫通して上方に突出
するゲージプランジャー160のアレイを備える。ゲージプランジャー160は
カバープレート162の下方に延び、回路板164の近傍でカバープレートから
距離をおいて固定されている。回路板164は複数の光電スイッチを備え、各ス
イッチは光電エミッタ166と光電レシーバー166’を備える。各光電スイッ
チ166−166’は一方のプランジャ160の下端から近接して位置し、その
プランジャ160の下方変位を監視している。
【0057】 各ゲージプランジャー160はカバープレート162に固定された筒状ハウジ
ング168を備える。ロッド170がこのハウジング168内に移動可能に搭載
され、スプリング172により上方に付勢されている。各ロッド170はカバー
プレート162の上方に延びている丸い先端174を有する。回路板164はさ
らに各エミッタ166とレシーバ166’との間に穴176を有しており、丸い
先端174が下げられたときに、各ロッド170が回路板164を貫通して下降
することができる。
【0058】 レンズブランク100がプロービングステーション上に下降してレンズブラン
ク100の前面がゲージプランジャー160の先端174と接触すると、CPU
が第2のモーター./エンコーダーユニット152のエンコーダーと各光電スイ
ッチ166−166’からの信号を読み取る。CPUはエンコーダーとスイッチ
166−166’の信号を統合してレンズブランク100の前方曲面の形と、第
1の座標系CS−1のX軸にそうこの曲面の位置とを決定する。前方曲面の詳細
なデータと一緒に先に得た後方曲面の詳細なデータを使用してCPUが真空カッ
プの位置におけるレンズブランクの厚さを決定する。
【0059】 次に、特に図15〜図19を参照すると、レンズブランクの支持ブロックへの
接着は支持ブロック180を、レンズ/ブロック成形ステーション56のシート
リング184、または成形リング、の型空間182内に手動で挿入する工程を備
える。支持ブロック180を一連のスプリング−ボールロック装置186により
型空間182内に保持する。スプリング−ボールロック装置186は支持ブロッ
ク内の溝190に作用して、型空間182内にブロック180を搭載するときに
スナップ−ロッキング動作を与え、かつ型空間182内に支持ブロック180を
保持して、ブロック180上の第1の基準面Aが型空間182内の第2の基準面
A'に対して保持されるようにする。やはり了解されるように、機械設計者また
は製造者の裁量で他のチャック手段を用いて支持ブロック180を第2の基準面
A'に対して積極的に保持してもよい。
【0060】 支持ブロック180はその下面を貫通する穴192と、型空間182内のブロ
ックを割り出す(indexing)ための位置決定ノッチ194とを有する。
レンズ/ブロック成形ステーション56の型空間182内に支持ブロック180
を搭載することはそれにより精確な搭載となり、第1の座標系CS−1のX軸に
対する面A、参照軸Z−Yに対するブロックの横軸Bおよび中心Cは、レンズ/
ブロック成形ステーション56に挿入されたすべての支持ブロック180につい
て一致している。
【0061】 穴192はブロック180の厚さ全体にを貫通して延びており、溶融ワックス
200をそこを通ってレンズブランク100とブロック180の搭載面との間に
注入することができる。穴192は溶融ワックス注入パイプ系202に接続し、
注入パイプ系202はさらにワックス加熱ポンプユニット62に接続している。
【0062】 レンズブランクマニピュレーター48のさらなる運動はレンズブランク100
のプロービングステーションからレンズ/ブロック成形ステーション56までの
移動であり、レンズブランクは支持ブロック180に接着される。X軸に沿うレ
ンズブランク100の前面の位置はCPUによって知られているので、レンズブ
ランクは精確に位置決めされ、その前面がブロック180の搭載面からおよび成
形リング182の上端からわずかな距離(nominal distance)
にあり、そのような搭載の上記利点がすべて達成されるようにしている。次いで
、溶融ワックス200を支持ブロック180とレンズブランク100との間に注
入し、冷却固化してレンズブランク100を支持ブロック180に接着する。
【0063】 成形リング184は環状導路204をそのなかに有し、シートリング184と
支持ブロック180とを冷却するための冷却装置64からの冷却液(coola
nt)を際循環し、溶融ワックス200の急速な硬化を促進する。レンズ/ブロ
ック成形ステーション56はまた1つ以上のエゼクタピン196を保持する移動
可能なプラテン206有する。このプラテンは上下方向に移動可能であり、これ
はワックスが固化してレンズブランク100が支持ブロック180に接着された
ときに、エゼクタピン196を上方に押してブロック180を型空間182内か
ら外すためである。プラテン206は空気圧アクチュエーター208により上下
方向に作動される。ブロックされたレンズを成形ステーション56から外すとき
は、ワックス200が流れだした場合は図19に符号210で示すようにレンズ
100と同じ高さに手で形を整える。
【0064】 レンズをブロックする間に、後に詳細の説明するように、中間X−Y−Z座標
系を支持ブロック180に割り当てる。この中間座標系は第1の座標系と相似で
あり同じ場所を占めるが、支持ブロック180を原点としている。図17および
図18に示され、好適な実施の形態による方法の詳細な説明においてそのような
ものとして言及されている中間座標系CS−INTは、コンピュータ環境で、ラ
ボコンピュータにより使用されるが、これは支持ブロックとこのブロック上に搭
載されたレンズブランクの仮想的実体のすべての内容(references)
をレンズブロッカーの第1の座標系CS−1とレンズ生成装置の第2の座標系の
間で移すための伝達手段として用いられる。
【0065】 本発明の眼球用レンズの製造方法を実施するために、少なくとも一つの他の装
置が必要である。この他の装置は図20〜図25に示すようなレンズ生成装置2
20である。この装置に関連しているX−Y−Z座標系CS−2を図20に示し
、好適な方法の詳細な説明においては第2の座標系CS−2と呼ぶ。
【0066】 好適な実施の形態による方法を実施するために多数の異なるレンズ生成装置を
使用できることが了解されるが、好適なレンズ生成装置220を以下に説明する
【0067】 レンズ生成装置220は大きな花崗岩ベース222を備え、装置の長軸(以下
、第2の座標系CS−2のX軸という)に沿って移動可能な第1のスライドテー
ブル224を支持している。回転テーブル226が第1のスライドテーブル22
4上に搭載されている。回転テーブル226は指定された第2の座標系CS−2
のZ軸の周りに図20においてαで示す方向に回転可能である。ツールスピンド
ル228を回転テーブル226上に搭載し、カップ形切削工具230をその小軸
(arbor)に固定する。
【0068】 この好適な装置220はまた花崗岩ベース222の一端に搭載された一対の大
きな直立花崗岩ブロック232を備える。第2のスライドテーブル244を直立
花崗岩ブロック232に固定し、長軸(以下、第2の座標系CS−2のY軸とい
う)に垂直な方向に水平移動可能にする。第2のスライドテーブル234は第3
のスライドテーブル236とレンズホルダ238とを支持しており、レンズホル
ダには眼球用レンズブランク100が搭載可能である。第3のスライドテーブル
236はZ軸に沿って垂直に移動可能であり、レンズホルダ238は長軸X軸に
平行または一致する軸の周りに図20にλで示す方向に回転可能である。
【0069】 多数のレンズ生成装置220が回転可能レンズホルダ238を持たないので、
好適な実施の形態による方法は、後に分かるように、このオプションの存在また
は不存在に対処する多様性を包含している。
【0070】 第2の座標系CS−2の直交X−Y−Z軸は上記の第1および中間の座標系C
S−1およびCS−INTの軸に対して、レンズブランクと支持ブロックの仮想
的実体のコンピュータデータが第1の座標系CS−1と中間座標系CS−INT
の間で移動可能であるように、かつ中間座標系CS−INTから第2の座標系C
S−2へ移動可能であるように関係づけることができる。了解されるように、本
明細書の理解を容易にするために、上記3つの座標系はそれぞれの物理的実体に
固有であると説明される。現実には、これらの座標系はコンピュータ環境内での
み使用される仮想的軸からなり、これら2つの装置とこれらの装置のユーザーの
間のプログラミングインストラクションを統合している。
【0071】 本装置の切削工具230はカップ形本体240を備え、これはタングステン−
カーバイドまたは同様の元素を含む材料からなる少なくとも2つのカッターイン
サート242を有する。この機械にツールチェンジャー(当技術において一般的
であるのでここでは図示しない)が備えられているときは、多数の切削工具を使
用して、例えば粗削りおよび仕上げ削りを行うことができ、または後説明するよ
うに光学誤差を最小限にするためにそれらのここの直径に従ってツールを選択す
ることができる。
【0072】 スライドテーブル224、234および236並びに回転テーブル226は高
精度加圧流体ベアリング上に搭載されているのが好ましい。スライドテーブルは
高精度のリニア形サーボアクチュエーターにより作動される。そのような流体ベ
アリングおよびリニアサーボアクチュエーターは一般に周知であるため、参考の
ため以外はここでは説明しなかった。第3のスライドテーブル236のアクチュ
エーターの部分が図20および図21において符号244で示されている。
【0073】 眼球用レンズ生成装置の好適な操作方法を図24および図25に示す例により
部分的説明する。図24において、切削の開始時におけるツールスピンドル22
8の最初の位置をここに示す。切削の終了時におけるツールスピンドル228の
最終位置を図25に示す。レンズ表面の切削は、装置を上から見たときに時計方
向に回転テーブル226を回転することにより行う。切削の間の切削工具230
とレンズブランク100との係合はレンズブランク100の遠い端部から始まっ
て、レンズブランク100の表面を通って移動しレンズブランク100の内端に
向けて移動して行われる。切削工具230は典型的にはレンズブランク100の
表面に対して後退運動でレンズブランク100に接触する。もっとも、前進運動
も可能である。
【0074】 X軸にそってツール230を複合運動させると好適な装置の精度および好適な
装置によって生成される眼球用レンズで得られる卓越した表面品質に大きく寄与
する。好適な装置により生成される表面は最終仕上げであり、さらに研磨する必
要はない。
【0075】 切削工具230の複合運動の他の利点は好適な装置の光学レンズに多数の表面
を生成する能力を持つことである。いくつか例を挙げると、好適な装置は凸面お
よび凹面、平坦面、環状体面、直円筒状面、鞍点面、楕円環状体その他の複雑な
表面を生成することができる。好適な装置はまた生成されたレンズにレンズをそ
の軸に関して傾けることなくプリズムを追加することができる。
【0076】 好適な実施の形態による方法を実施するための好適な第1および第2の装置の
構造的特徴を説明したが、以下にこの方法を詳細に説明する。この方法において
、ブロッカーのCPU、生成装置のCPUおよびラボコンピュータをしばしば個
別にまたは相互に関連して使用する。しかしながら、説明の明瞭性のために、こ
れらのコンピュータは個別に使用されているか組み合わせて移用されているかに
かかわらず、以下、システムコンピュータという。
【0077】 [好適な方法の説明] 本発明の好適な実施の形態による方法を上記のレンズブロッカーおよび回転可
能なレンズホルダ238を有しまたは有さないレンズ生成装置を用いて実施する
。後者の場合、レンズブランクをレンズブロッカーのイメージングステーション
に表示されたテンプレートに対して適切に配置されるようによく注意した。
【0078】 レンズブランクのイメージの分析およびレンズブランクのプロービングに先立
って、ブロッカーのCPUと協働するラボコンピュータがコンピュータ環境内に
レンズブランクの処方モデルを生成する。この処方モデルはラボコンピュータの
データベースに登録された処方されたレンズブランクの製造元の仕様を使用して
構築される。
【0079】 この処方されたモデルを分析して処方されたレンズの特徴、レンズ表面を生成
するためのレンズ生成装置装置におけるレンズ表面形成ツールの利用可能性、レ
ンズ生成工程中に使用すべき理想的ツール経路、および最良のレンズ品質を得る
ためのレンズ生成装置内のレンズブランクの位置を決定する。この情報をレンズ
ブランクの支持ブロックへの理想的な搭載に翻訳し、レンズブランクをイメージ
ングステーションに配置する最初の配置に関連づけて理想的レンズブロッキング
を得る。
【0080】 次いで、レンズブランクのテンプレートイメージを生成しCRTスクリーンに
表示する。このテンプレートを用いて、上記説明の通り、オペレーターはレンズ
ブランクを表示されたテンプレートに従って手動で指向させることができる。
【0081】 それ以降、レンズブランクが走査され、測定されるに従って、レンズの精確な
仮想的実体が形成され、処方されたモデルと比較される。2つの実体が実質的に
異なっているならば、この方法を上記説明したように実施する。仮想的実体が処
方されたモデルと極端に異なることが判明したならば、オペレーターはレンズブ
ランクを確認し、もし適当ならば置き直しまたは取り替えて工程をやり直すこと
を促される。
【0082】 了解されるように、本工程を実施するために使用されるレンズ生成装置が回転
可能レンズチャック238を有するときは、レンズブランクをイメージングステ
ーションに適切に整列することはそれほど重要ではなく、近似していればよい。
【0083】 レンズブランク100のイメージング、測定およびプロービングの間、眼球用
レンズブロッカーのCPUは、第1の座標系CS−1に対するレンズブランクの
幾何中心のZ−Y座標、複焦点セグメントの位置と向き、製造元マーキング、お
よびレンズブランクの前方曲面のZ−Y軸に対する区間位置を記録する。また、
このCPUは第1の座標系CS−1のX軸に沿うレンズブランクの前面の形状お
よび位置、X軸に沿う後面の形状および位置、およびレンズブランクの厚さを記
録する。その段階で、ブロッカーのCPUと協働するラボコンピュータはコンピ
ュータ環境内にレンズブランクの精確な仮想的実体を生成する。
【0084】 レンズブランク100のブロッキングの間に、レンズブランクの仮想的実体を
支持ブロック180の基準面Aの座標、横軸Bおよび中心Cに関連づける。精確
な仮想的実体、レンズブランクおよびブロックアッセンブリはまたCPUにより
同定コードを割り当てられる。この同定コードはそれを付して上記搭載仕様がC
PUのメモリ内に登録され、またはラボコンピュータのメモリ内に移されるもの
である。これらのデータ、空間座標および同定コードは、後に、ラボコンピュー
タと通信している他の装置において処方の仕様に従ってレンズブランクを加工す
るのに使用される。
【0085】 その点で、ブロック180はバーコードその他の恒久的に同定されるものであ
るのが好ましい。成形ステーション56並びに他の先に説明した装置は(図示し
ない)バーコードリーダーを持ち、ブロックされたレンズ100が特定のブロッ
ク180と関連づけられるものであり、その構造的特長がラボコンピュータによ
りレンズ生成工程全体にわたって認識可能であるようにするのが好ましい。
【0086】 眼球用レンズを生成する好適な実施の形態による方法をここにさらに詳細に説
明する。この方法は下記工程を備える: 工程1) 眼球用レンズ用または一対のレンズ用の処方をシステムコンピュータ
に入力する。 工程2) レンズブランク仕様のデータバンクを使用して、システムコンピュー
タがレンズブランクの処方されたモデルをコンピュータ環境内に生成する。 工程3) システムコンピュータは、理想的ツール経路を実行するために、レン
ズブランクの処方されたモデルを使用してレンズ精製工程中に実行されるべき理
想的ツール経路と、レンズブロックに対する理想的なレンズの向きとを計算する
。 工程4) システムコンピュータは処方されたレンズの一つのテンプレートを生
成し、処方の要件に合致するように使用すべきレンズブランクの仕様を定義する
。システムコンピュータは選択されたレンズのの詳細をブロッカーのイメージン
グステーション70に表示する。 工程5) オペレーターが要求されたレンズブランクをイメージングステーショ
ン70上に、その前面が下に向くように配置する。このレンズブランクをコンピ
ュータ生成テンプレートに合致するように配置する。 工程6) システムコンピュータがイメージ分析を用いてレンズブランクのイメ
ージを走査分析し、レンズブランクの外郭を決定し、複焦点セグメントが存在す
る場合はその位置および整列、およびレンズブランク上の他の基準マーキングの
位置および整列を決定する。 工程7) システムコンピュータが第1の空間座標系CS−1を定義し、この座
標系をレンズブロッカーの構造に割り当てる。システムコンピュータがレンズブ
ランクの外郭、該当すル場合は複焦点セグメント、およびこの第1の座標系CS
−1内の基準マーキングの位置を記録する。 工程8) システムコンピュータがこの第1の空間座標系内のマニピュレーター
48の位置も記録する。 工程9) システムコンピュータの制御下のブロッカーのレンズブランクマニピ
ュレーター48をイメージングステーションの上に移動し、レンズブランク10
0上に下降させ、その間にレンズブランクの後方曲面と、この曲面の第1の空間
座標系内の位置とを測定する。 工程10) ブロッカーのレンズブランクマニピュレーター48がレンズブラン
ク100をプロービングステーション54の上に移動し、レンズブランクの前面
をプロービングステーション上に下降させる。 工程11) システムコンピュータがプロービングによりレンズブランクの前面
の曲面、レンズブランクの厚さおよび第1の空間座標系CS−1に対する前面の
位置を決定する。 工程12) システムコンピュータが選択されたレンズブランクが適切なもので
あることおよびその特性が処方されたモデルの仕様に合致することを確認する。
これらの条件が満たされない場合は、システムコンピュータはオペレーターにイ
メージングステーションのレンズブランク100を置き直すか取り替えることを
要求し、または要求を確認し無視することを要求する。 工程13) システムコンピュータはレンズブランク100について収集された
情報をそのレンズブランクの精確な仮想的実体に翻訳し、この仮想的実体に第1
の空間座標系CS−1に対する位置を割り当てる。 工程14) システムコンピュータは第1の基準面の位置とブロッキングステー
ション56における第1の基準の型空間のその基準面内の第1の角度基準整列(
angular reference alignment)とを読み取り、こ
の位置および角度整列を第1の空間座標系CS−1に関連づける。 工程15) オペレーターが唯一の同定コードを持つ支持ブロックを第1の基準
の型空間内に、第1の基準面に対しておよび第1の基準の型空間の第1の角度整
列に対して特異的な位置に置く。 工程16) システムコンピュータが第1の空間座標系に対する支持ブロックの
特異的位置を記録し、ブロックの同定コードを読み取る。 工程17) システムコンピュータが中間座標系CS−INTを定義し、支持ブ
ロックの第1の空間座標系に対する基準(references)を中間座標系
に関連づける。 工程18) 第1の空間座標系に対するレンズブランクの仮想的実体100'の
位置を監視しながら、レンズマニピュレータ48がレンズブランク100をブロ
ッキングステーション56に同士、レンズブランク100をブロッキングステー
ション56の成形リング182の上方かつ指示ブロック180の上方に保持する
。 工程19) システムコンピュータがブロッカー装置に溶融ワックスを指示ブロ
ック180とレンズブランク100との間に注入させ、その間にレンズブランク
とブロックとの間に充填すべき空間に従って注入されるワックスの量を計量する
。 工程20) システムコンピュータが仮想的実体100'の特徴を中間空間座標
系CS−INTに関連づける。 工程21) ワックスが固化し、レンズブランク100を指示ブロック180に
接着したときに、ブロッカー装置がブロックされたレンズをブロッキングステー
ションから押し出し、オペレーターがレンズ生成装置220に送る。 工程22) レンズ生成装置220はレンズ表面形成ツールと、第2の基準面お
よびこの第2の基準面内の第2の角度整列を有する第2の基準の型空間とを有す
る。システムコンピュータは第2の空間座標系CS−2を定義し、表面形成ツー
ルと第2の空間座標系の第2の基準の型空間の位置を定義する。 工程23) オペレーターがブロックされたレンズブランク100を第2の基準
の型空間内に置く。 工程24) システムコンピュータが中間空間座標系CS−INTに対するレン
ズブランクの仮想的実体100’の特徴を第2の基準の型空間と第2の空間座標
系CS−2とに関連づける。 工程25) システムコンピュータが仮想的実体、レンズ生成装置、およびレン
ズ生成装置とともに使用するのに利用できる表面形成ツールを分析し、処方され
たレンズを生成する理想的ツール経路を確認または再定義する。 工程26) システムコンピュータがこの理想的ツール経路を分析し、ツール、
ツールチャックまたはツール小軸がレンズブランクその他の装置の部品と衝突し
ないことを確認する。これらの条件が満たされると、システムコンピュータは理
想的ツール経路をレンズ生成装置内にプログラムする。そうでない場合は、理想
的なツール構成−経路の条件が見つかるまで別のツール経路とツールの選択が考
えられる。 工程27) レンズ生成装置はレンズブランク上に表面を生成し、この間システ
ムコンピュータはレンズブランクの仮想的実体100’に対する第2の空間座標
系内のレンズ表面形成ツールの位置および変位を監視する。 工程28) レンズ生成装置にツールチェンジャーが備えられているときは、第
1のツールは一般に粗切削を行うのに使用し、第2のツールは生成された光学表
面を仕上げるのに使用し、それ以降のツールはレンズブランク100の外郭形成
および面取りに使用する。 工程29) オペレータが生成されたレンズを次のレンズ表面処理加工ステーシ
ョンに移動する。
【0087】 この方法の利点は多く、コンピュータ生成テンプレートを幾何中心ブロッキン
グ方法または光学中心ブロッキング方法あるいはそれら2つの折衷方法に基づい
て計算することができるということも含まれる。ラボコンピュータと協働するブ
ロッカーのCPUは必要な処方を生成するためにブロックに対するレンズの最良
の配置を選択する。この配置はイメージングCRT70上に示され、ラボコンピ
ュータは必要とされる表面形成と運動制御計算を行って光学中心または主要基準
点を指示ブロック180に対してそれがあるべき位置に位置決めする。レンズブ
ランクの物理的特徴はすべて精確に知られているので、ラボコンピュータはレン
ズブランクの仮想的実体100’を分析し、最終的結果を予測し、かつレンズ生
成方法への最良のアプローチを計算することができる。多数の可能な作業プラン
をシミュレートし、最良のレンズ品質を与えるものを選択することも可能である
【0088】 レンズブランクはブロックまたはブロッキングリングのいずれとも物理的に決
して接触しないため、そしてシステムがレンズブランクの前面の空間的向きをプ
ローブし、決定する能力を持つ故に、上記システムはデセントレーション(de
centration)を調整し、プリズムを付加し、レンズにティルトがあれ
ばこれを修正する能力を持つ。従って、隆起した、区分けされた多焦点の、連続
的に移行する前面または任意の非球状前面を持つレンズが常に精確にブロックさ
れる。
【0089】 ここに説明したシステムで可能な計算、シミュレーションおよび分析は図面を
用いて最も良く説明される。図26〜図33中の説明は、レンズの表面形成を始
める前にシステムコンピュータにより行うことができるいくつかの典型的な分析
を図解するために提示されている。
【0090】 実施例#1: 単眼視(single vision)レンズ 図26および図27は単眼視レンズブランクの仮想的実体100’のコンピュ
ータ生成テンプレートを示し、この仮想的実体100’の側面図である。この場
合は、幾何中心ブロッキングを使用しているので、レンズ実体100’の幾何中
心250が指示ブロック180’の中央にある。主要基準点252と眼鏡フレー
ム外郭線254がシステムコンピュータから得られる。システムコンピュータは
主要基準点252を前面上で、プロービングから得られた前面の位置と曲率とを
用いて、3次元で位置決定する。システムコンピュータは主要基準点252を通
る、前面258に垂直な光線256を追跡する。光線256はレンズ実体100
’内に、システムコンピュータにより計算された、主要基準点252における生
成すべきレンズの厚さに相当する距離'D'だけ延びている。次いで、この点にお
ける後面260を、当業界で周知の圧膜レンズ等式を用いて計算された半径で定
義する。この図示した例では、処方プリズムがないので、後面260は主要基準
点252において前面238と平行である。これらの情報に従って、レンズブラ
ンクから除去すべき材料の量と動作(pass)回数とを精確に計算する。次い
で、システムコンピュータは後面260を仮想的実体100’の物理的均等物上
に切削・生成するのに必要とされる最良のツールとツール経路とを選択する。
【0091】 実施例#2: プリズム付き単眼視レンズ 図28および図29は付加されたプリズム付き単眼視レンズブランクの仮想的
実体100’のコンピュータ生成テンプレートを示す。強い正の前面カーブと多
量のプリズムを持つレンズは典型的にはブランクの幾何中心をブロック中心から
偏心してブロックされ、これを「スキューイング」(”skewing”)とい
う。システムコンピュータはブロックの中心からブランクの幾何中心までの距離
をレンズブランクの幾何学的束縛(geometrical constrai
nts)に基づいて計算する。ブロッカーのCPUがオペレータのためにテンプ
レートを表示し、レンズブランクを置くべき位置を示す。レンズブランクがイメ
ージングステーションに配置されると、システムコンピュータはレンズブランク
の偏心した位置を分析しそれに従って必要とされるツール経路を計算する。後面
260の位置は前に説明したのと同様の方法により主要基準点252を通る光線
256を追跡することにより見いだされる。レンズにプリズムが存在するので、
後面260は主要基準点252において前面258と平行ではない。この特徴は
後面において主要基準点252における項面260に接する線262により示さ
れている。
【0092】 実施例#3: プログレッシブまたは多焦点レンズ曲面の切削 レンズブロッカー40およびここに説明するレンズ生成装置220と組み合わ
せたときの好適な実施の形態による方法のもう一つの特筆すべき利点は、このシ
ステムが際立った特徴を持つ多焦点レンズおよびプログレッシブレンズを生成す
るのに使用できることである。図30および図31に示すように、カップ形ツー
ル270を一操作でマルチビジョン(multi−vision)レンズ272
を生成するために使用できる。ここでは、近視部分274がレンズ272の全幅
にわたって延びている楕円アーク282により画成されている。
【0093】 この方法では、レンズブランクの仮想的実体とレンズブランク上のカップ形ツ
ールの提案されたツール経路を分析する。レンズ上に生成すべき3つの領域すべ
ての特徴も分析する。各領域における光学誤差を評価する。種々のツール経路を
考慮し、理想的経路を決定する。
【0094】 広範な形態では、プログレッシブレンズを生成するための好適な方法は、カッ
プ形ツール270がレンズの後側の第1の処方された光屈折曲面を生成するため
のティルト角度または楕円状外郭線276を選択する工程;レンズブランクの仮
想的実体とこの方法で使用すべきカップ形ツールを用いて2つ以上のツール経路
をシミュレートする工程;および理想的なツール経路を選択する工程を備える。
このレンズ生成装置は第1のツール外郭線276を用いて第1の曲率半径280
を持つ遠視部分278を生成する。この装置は、表面の曲率半径を遠視領域の半
径280から近視領領域の半径284まで変えながら、漸次変化している中間視
領域282を生成する。2つの曲率半径280、284の原点間の線分286に
対する等式を調整して中間領域282について種々の特徴、例えば幅と漸次変化
の率を得ることができる。次いで、このレンズ生成装置は第2の曲率半径284
を持つ近視部分274を生成する。
【0095】 このようにして生成されたプログレッシブレンズはアーチ状の境界282によ
り画成される近視部分274を有し、この境界はレンズの全幅にわたって延びて
おり、プログレッシブレンズはレンズの全幅にわたってむらのない倍率と円柱軸
とを持つ。
【0096】 実施例#4: 交互軸切削 好適な実施の形態による方法のさらなる特筆すべき利点は、システムコンピュ
ータがレンズブランクの仮想的実体を分析し、そのレンズブランク上に表面を生
成するための最良の形態(best mode)を決定する能力を有することで
ある。
【0097】 前述したように、システムコンピュータは、さらに、2つ以上のツール経路を
シミュレートし、各可能なツール経路における楕円誤差を見積もり、最小の誤差
を保証するための最良のツールとレンズの最良の向きとを選択することができる
。図32および図33を用いてトロイダル(toroidal)レンズの楕円誤
差とエッジ厚さを同時に減少させるための好適な方法を説明する。
【0098】 当産業界において知られているように、大多数の光学レンズは非点収差を補正
するために球面倍率、円柱面倍率、および円柱軸成分を持つ。図示の実施例では
、レンズ290はほぼ水平に調整された円柱軸292を持つものとして示されて
いる。標準の負の円柱表示では、円柱の子午線296は球の子午線298に垂直
であり、円柱軸292は球の子午線298と一致する。
【0099】 参考のために、これらのレンズを従来技術のレンズ生成装置上で、円柱軸が水
平にまたはこれらの機械のツール経路に沿って整列させて生成する。これは縮小
(fining)研磨操作に用いる等角ラッピング(conformal la
pping)ツールにレンズ表面の整列を維持するのに重要な慣用の操作である
。好適な実施の形態による方法では、しかしながら、好適なレンズ生成装置22
0により生成された光学表面は最終仕上げでありさらなる研磨は不必要である。
従って、レンズの円柱軸の整列は慣用方法に限定されず、水平または垂直のいず
れにも生成することができる。
【0100】 好適な実施の形態による方法では、システムコンピュータがレンズブランクの
仮想的実体上またはその処方されたモデル上に、円柱軸292を水平に向けた一
組の提案されたツール経路をシミュレートし、各提案されたツール経路について
楕円誤差の量を見積もる。システムコンピュータはまた円柱軸292を垂直に向
けて表面形成操作をシミュレートすし、再びこの場合の楕円誤差の量を計算する
【0101】 一般に、球の子午線298の半径は円柱の子午線296の半径よりも長い。従
って、球面298が例えばツール経路と直角に向いているときは、この球面と密
接に合致するツール角度を見出すのが容易になる。球の子午線298が垂直に設
定されているときは、その曲面に沿う楕円誤差はそれにより大いに減少する。
【0102】 本発明ののレンズ生成装置は特に水平面に沿ってその運動が非常に精度が高い
ので、円柱の子午線296に沿ってレンズを成形することが容易であり、この曲
面が例えば水平に整列されているときは実際上誤差がない。これらの場合、円柱
の子午線に沿うレンズの品質も非常に改善されている。
【0103】 好適な実施の形態による方法を回転可能なレンズチャック238と組み合わせ
て適用すると、円柱軸が水平または垂直に向けられた眼球用レンズを生成するこ
とが可能になる。レンズ生成装置が固定されたチャックを持つときは、上記の計
算および分析は、レンズテンプレートをイメージングステーションに表示する前
に、レンズの処方されたモデルを用いて、レンズの円柱軸がそれにもかかわらず
適切な角度に設定されて楕円誤差の全くない光学表面が得られるように、行われ
る。
【0104】 さらに、レンズ生成工程を監視するための標準としてレンズブランクの精確な
仮想的実体を使用できるので、レンズの後面を前面から選択された距離で生成す
る。した、この方法により生成されたレンズは楕円誤差が減少しており、曲面が
最適化されており、それ故、従来技術の他の方法により生成されたものよりも実
質的に薄い。
【0105】 上記説明は本発明の方法の好適な実施の形態の十分かつ完全な開示であるが、
本発明の精神および範囲を越えずに種々の変更、替わりの工程および均等物を使
用することができる。従って、上記の説明および図解は特許請求の範囲に記載さ
れた本発明の範囲を何ら制限するものではないことが了解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 好適な実施の形態による方法を実施するのに用いられる眼球用レンズブロッカ
ーの正面、上面および右側面斜視図である。
【図2】 図1の線2に沿って見た眼球用レンズブロッカーのキャビネット内部の断面図
である。
【図3】 図1に示す眼球用レンズブロッカーの卓上面の拡大斜視図である。
【図4】 図3の線4−4沿って見たレンズブロッカーのイメージングステーションの断
面図である。
【図5】 現実のレンズブランクの典型的な輪郭図である。
【図6】 製造元マーキングがレンズブランクを適切に整列させるために回転されたコン
ピュータ生成テンプレートの投影イメージである。
【図7】 オペレーターが三脚台上のレンズブランクを整列した後で、コンピュータ生成
テンプレートに重ね合わされたレンズブランクの投影イメージを、レンズブロッ
カーのCRTスクリーンで見たものである。
【図8】 眼球用レンズブロッカーの真空掴み装置の第1の正面、上面および左側面斜視
図である。
【図9】 図8の線9−9に沿って見た支柱(prop stem)ロック機構の断面図
である。
【図10】 図8の線10に沿って見た支柱ロック機構および真空掴み装置のマニホルドブ
ロックの断面図であり、かつ支柱の立面図である。
【図11】 眼球用レンズブロッカーの真空掴み装置の第1の正面、上面および左側面斜視
図であり、光電スイッチ類が頂上に搭載されている。
【図12】 図3の線12−12に沿って見た眼球用レンズブロッカーのプロービングステ
ーションの断面図である。
【図13】 眼球用レンズブロッカーのプロービングステーションのゲージプランジャーの
アレイの立面図である。
【図14】 プロービングステーションのゲージプランジャーの拡大部分断面図である。
【図15】 眼球用レンズブロッカーのレンズ/ブロック成形ステーションの垂直断面図で
ある。
【図16】 支持ブロックを受容し保持するための、レンズ/ブロック成形ステーション内
部の型空間の拡大詳細図である。
【図17】 眼球用レンズブランクをブロックするために用いる典型的な支持ブロックの側
面図である。
【図18】 眼球用レンズブランクをブロックするために用いる典型的な支持ブロックの底
面図である。
【図19】 典型的なブロックされたレンズブランクの側面図である。
【図20】 好適な実施の形態による方法を実施するために用いる眼球用レンズ生成装置の
正面、左側面および上面斜視図である。
【図21】 眼球用レンズ生成装置の左側面立面図である。
【図22】 レンズ生成装置の上面図である。
【図23】 眼球用レンズ生成装置上で使用される典型的な表面生成カップ形ツールの駆動
端および上面斜視図である。
【図24】 レンズ生成装置の模式的平面図であり、レンズ生成工程の一例におけるカット
の開始時におけるツールスピンドルのレンズブランクに対する位置を示す。
【図25】 レンズ生成装置の模式的平面図であり、レンズ生成工程の上記の例におけるカ
ットの終了時におけるツールスピンドルのレンズブランクに対する位置を示す。
【図26】 理想的なツールの向きとツール経路を定義する目的で実験室コンピュータによ
り生成した単眼視レンズの仮想的実体の側面図である。
【図27】 単眼視レンズのコンピュータ生成テンプレートである。
【図28】 所定のプリズムを持つ単眼視レンズの仮想的実体の側面図である。
【図29】 所定のプリズムを持つ単眼視レンズのコンピュータ生成テンプレートである。
【図30】 プログレッシブレンズの仮想的実体上の背面を生成するカップ形ツールの模式
的上面図である。
【図31】 図30に示すプログレッシブレンズの仮想的実体の平面図である。
【図32】 レンズの背面を生成するカップ形ツールのコンピュータ生成シミュレーション
の側面図である。
【図33】 眼球用レンズの斜視図であり、参照の目的のために円柱軸とその球および円柱
の子午線を示す。
【符号の説明】
40 眼球用レンズブロッカー 42 キャビネット 44 頂面44 46 フード構造 48 レンズブランクマニピュレータ 50 第1のリニアアクチュエータ 52 レンズイメージングステーション 54 レンズプロービングステーション 56 レンズ/ブロック成形ステーション 58 カメラ 62 ポンプユニット 64 冷却装置 66 中央処理ユニット(CPU) 70 CRTスクリーン 80 すりガラスプレート 82、82’ ペグ 84 開口部 86 ミラー 88 ミラー支持構造 100 レンズブランク 102 複焦点セグメント 104 テンプレートイメージ 110 真空掴み装置 112 マニホルドブロック 114 真空カップ 116 管 120 支柱 122 支柱ロック機構 124 スプリング 126 クリップ 130 型空間 132 突起 134 平滑ベルト 136 空気圧シリンダ 138 カラー 140 プランジャ 142 真空センサスイッチ 150 第2のリニアアクチュエーター 152 サーボモーターまたはステッピングモーター/エンコーダーユニット 154 電子モジュール 156 キャリアブロック 158 可撓性ケーブルトレイ 160 ゲージプランジャー 162 カバープレート 164 回路板 166 光電エミッタ 166’ 光電レシーバー 168 筒状ハウジング 170 ロッド 172 スプリング 174 先端 176 穴 180 支持ブロック 182 型空間 184 シートリング 186 スプリング−ボールロック装置 190 溝 192 穴 194 位置決定ノッチ 200 溶融ワックス 202 溶融ワックス注入パイプ系 204 環状導路 206 プラテン 196 エゼクタピン 208 空気圧アクチュエーター 220 レンズ生成装置 222 花崗岩ベース 224 第1のスライドテーブル 226 回転テーブル 228 ツールスピンドル 230 切削工具 232 直立花崗岩ブロック 236 第3のスライドテーブル 238 レンズホルダ 240 カップ形本体 242 カッターインサート 244 第2のスライドテーブル
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年4月19日(2001.4.19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 アンダーヒル,ゲイリー,ヴィ カナダ国 ニューブランズウィック州 E 1E 2K3, モンクトン,ギブソン ロード 21 Fターム(参考) 2H006 DA05 5H269 AB02 AB07 BB03 JJ18 JJ20 NN16 QA01 QA02 QA05

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ環境内にレンズブランクの仮想的実体を生成す
    る方法であって、 コンピュータ環境内に空間座標系を定義する工程; レンズブランクのイメージを分析し、該イメージを空間座標系内に配置する工
    程; レンズブランクの後方曲面を測定し、該後方曲面を空間座標系に配置する工程
    ; レンズブランクの前方曲面を探査し、該前方曲面を空間座標系内に配置する工
    程;および 該イメージ、後方曲面および前方曲面を統合し、前記コンピュータ環境内にレ
    ンズブランクの仮想的実体を生成する工程; を備え、 前記仮想的実体は前記レンズブランクの精確な表象であり、レンズ表面形成方
    法が前記コンピュータ環境内において制御されるように適合されているときは該
    方法を監視するのに使用できる方法。
  2. 【請求項2】 眼球用レンズブランクを支持ブロックにブロックし、コンピ
    ュータ環境内に該レンズブランクの仮想的実体を生成する方法であって、 コンピュータ環境内に空間座標系を定義する工程; レンズブランクのイメージを分析し、該イメージを前記空間座標系内に配置す
    る工程; レンズブランクの後方曲面を測定し、該後方曲面を前記空間座標系に配置する
    工程; レンズブランクの前方曲面を探査し、該前方曲面を前記空間座標系内に配置す
    る工程;および 前記レンズブランクの仮想的実体を前記コンピュータ環境内に生成し、該仮想
    的実体を前記空間座標系に配置する工程; 支持ブロックを前記空間座標系内に配置する工程;および 前記仮想的実体の前記空間座標系に対する位置を監視しながら、前記支持ブロ
    ックの上方にこれから距離をおいて前記レンズブランクを位置決めし、前記レン
    ズブランクと前記支持ブロックを接着するためにこれらの間に接着材料を注入す
    る工程; を備え、 前記支持ブロックに面する前記レンズブランクの曲面における不規則性が前記
    レンズブランクの前記支持ブロックに対する位置の精度に重要でないようにする
    方法。
  3. 【請求項3】 前記支持ブロックが成形リング内に配置され、前記支持ブロ
    ックの上方にこれから距離をおいて前記レンズブランクを位置決めする工程が前
    記ブランクを前記成形リングの上方にこれから距離をおいて位置決めする工程を
    も備える、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記レンズブランクの変位を精確に監視しながら、前記レン
    ズブランクをイメージングステーションからプロービングステーションまで、お
    よび前記プロービングステーションから成形ステーションまで移動する工程をさ
    らに備える、請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記支持ブロック上の基準面と前記支持ブロックの該基準面
    における角度整列とを前記空間座標系に対して定義する工程と、前記仮想的実体
    を前記基準面および前記角度整列に関連づける工程とをさらに備える、請求項2
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記支持ブロックがそれに付された同定コードを有し、前記
    方法が、該同定コードを読み取る工程と、前記仮想的実体を前記同定コードに関
    連づける工程とをさらに備える、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記仮想的実体の特徴を前記レンズブランクの仕様と比較す
    る工程をさらに備える、請求項2記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記レンズブランクを前記支持ブロックに接着する前記工程
    が前記ブランクを前記支持ブロックに対して偏心化する工程に先行する、請求項
    4記載の方法。
  9. 【請求項9】 レンズ構造認識、空間的位置決め、およびコンピュータ環境
    内で使用し得るレンズ生成装置を使用する、眼球用レンズ上に表面を生成する方
    法であって、 コンピュータ環境内に空間座標系を定義する工程; レンズブランクのイメージを分析し、該イメージを前記空間座標系内に配置す
    る工程; レンズブランクの後方曲面を測定し、該後方曲面を前記空間座標系に配置する
    工程; レンズブランクの前方曲面を探査し、該前方曲面を前記空間座標系内に配置す
    る工程; 前記レンズブランクの仮想的実体を前記コンピュータ環境内に生成し、該仮想
    的実体を前記空間座標系に配置する工程; 前記レンズ生成装置を前記空間座標系内に配置する工程; 前記仮想的実体上の理想的なツール経路をシミュレートし、該理想的なツール
    経路の結果を分析する工程; 前記レンズブランクを前記レンズ生成装置に設置し、前記理想的なツール経路
    を前記レンズ生成装置にプログラミングする工程;および 前記レンズ生成装置と前記理想的なツール経路とを用いて前記レンズブランク
    上に表面を生成する工程; を備え、 前記理想的なツール経路はレンズ生成操作が開始される前に理想的条件に従っ
    て工夫することができ、かつ前記レンズ生成操作は前記仮想的実体に具体化され
    た標準を用いて制御可能である方法。
  10. 【請求項10】 前記仮想的実体上の理想的なツール経路をシミュレートす
    る前記工程が、 仮想的実体上で最初のおよび引き続くツール経路をシミュレートし、該最初の
    および引き続くツール経路のそれぞれに対する前記仮想的実体上の光学誤差を評
    価する工程; 前記最初のおよび引き続くツール経路のうち最小の光学誤差を発生する一つを
    定義する工程; 前記最初のおよび引き続くツール経路のうちの前記一つを理想的ツール経路と
    して指定する工程 を備える、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記レンズブランクを前記レンズ生成装置に設置する工
    程の前に、 支持ブロックを前記空間座標系内に配置する工程; 前記空間座標系に対する前記仮想的実体の位置を監視しながら、前記支持ブロ
    ックの上方にこれから距離をおいて前記レンズブランクを位置決めする工程;お
    よび 前記レンズブランクを前記支持ブロックから距離をおいて保持しながら、前記
    レンズブランクを前記支持ブロックに接着するために前記レンズブランクと前記
    支持ブロックとの間に接着剤量を注入する工程; さらにを備える請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の基準面内に 前記支持ブロック上の第1の基準面と前記支持ブロックの該第1の基準面にお
    ける第1の角度整列とを前記空間座標系に対して定義する工程;および 前記仮想的実体を前記第1の基準面および前記第1の角度整列に関連づける工
    程 をさらに備える、請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記支持ブロックがそれに付された同定コードを有し、前
    記方法が、該同定コードを読み取る工程をさらに備える、請求項12記載の方法
  14. 【請求項14】 前記仮想的実体を前記同定コードに関連づける工程をさら
    に備える、請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記レンズ生成装置上に第2の基準面と前記第2の基準面
    内の第2の整列基準を配置する工程; 前記仮想的実体の特徴を前記第1の基準面および前記第1の角度整列から前記
    第2の基準面および前記第2の整列基準に移す工程;および 前記レンズブランク上に表面を生成しながら、前記仮想的実体の前記空間座標
    系における位置を監視する工程 をさらに備える、請求項12記載の方法。
  16. 【請求項16】 レンズ構造認識、空間的位置決め、およびコンピュータ環
    境内で使用し得るレンズ生成装置を使用する、眼球用レンズ上に表面を生成する
    方法であって、 コンピュータ環境内に第1および第2の空間座標系を定義する工程; レンズブランクのイメージを分析し、該イメージを前記第1の空間座標系内に
    配置する工程; レンズブランクの後方曲面を測定し、該後方曲面を前記第1の空間座標系に配
    置する工程; レンズブランクの前方曲面を探査し、該前方曲面を前記第1の空間座標系内に
    配置する工程; 前記レンズブランクの仮想的実体を前記コンピュータ環境内に生成し、該仮想
    的実体を前記第1の空間座標系に配置する工程; 前記第1の空間座標系内に支持ブロックを配置する工程; 前記レンズブランクを前記支持ブロックに対して配置する工程; 前記レンズブランクを前記支持ブロック上にブロックする工程; 前記第1の空間座標系内の前記支持ブロックに基準を割り当て、前記仮想的実
    体を前記基準に割り当てる工程; 前記基準を前記第2の空間座標系に移す工程; 前記第2の空間座標系において前記仮想的実体上の理想的なツール経路をシミ
    ュレートする工程; 前記理想的なツール経路に対する前記仮想的実体の光学誤差を評価する工程; 前記レンズ生成装置を前記第2の空間座標系内に配置する工程; 前記レンズブランクを前記レンズ生成装置に設置し、前記理想的なツール経路
    を前記レンズ生成装置にプログラミングする工程;および 前記仮想的実体の位置を監視しながら、前記レンズ生成装置と前記理想的なツ
    ール経路とを用いて前記レンズブランク上に表面を生成する工程 を備え、 前記仮想的実体が前記レンズブランクの精確な表象として再現可能でり、かつ
    前記レンズブランク上に表面を生成する工程が前記仮想的実体に具体化されてい
    る標準を精確に監視しながら実行かのうである方法。
  17. 【請求項17】 理想的なツール経路をシミュレートする前記工程が、 仮想的実体上で最初のおよび引き続くツール経路をシミュレートし、該最初の
    および引き続くツール経路のそれぞれに対する前記仮想的実体上の光学誤差を評
    価する工程; 前記最初のおよび引き続くツール経路のうち最小の光学誤差を発生する一つを
    定義する工程; 前記最初のおよび引き続くツール経路のうちの前記一つを理想的ツール経路と
    して指定する工程 を備える、請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記レンズブランク上に表面を生成する方法が、 球面倍率、円柱面倍率、および円柱軸成分を持つ表面を精製する工程を備え、 前記前記仮想的実体上に第1のおよび引き続くツール経路をシミュレートする
    工程が前記仮想的実体を前記それぞれのツール経路の間で回転する工程を備える
    、請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記仮想的実体上の光学誤差を評価する工程が前記ツール
    経路のそれぞれに垂直な方向における楕円誤差を評価する工程を含む、請求項1
    8記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記レンズブランク上に表面を生成する工程が遠視領域、
    漸次変化する中間視領域および近視領域を生成する工程を備える、請求項17記
    載の方法。
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