JP2003523789A - 指誘導式外科用器具 - Google Patents

指誘導式外科用器具

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JP2003523789A
JP2003523789A JP2001516432A JP2001516432A JP2003523789A JP 2003523789 A JP2003523789 A JP 2003523789A JP 2001516432 A JP2001516432 A JP 2001516432A JP 2001516432 A JP2001516432 A JP 2001516432A JP 2003523789 A JP2003523789 A JP 2003523789A
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ギル レヴィ,
モシェ マロコ,
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ウロギン リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 指誘導式外科器具は、外科医が処置される体の場所を触覚により感知できるようにするために、その末端の指節骨の腹側の触覚部分を少なくとも部分的に露呈しつつ、外科医の指の少なくとも一部を囲むように適応されているシンブル状の要素、外科医が該体の場所を手術できるようにするために、該シンブル状の要素の壁に形成される、または壁に連結されるハウジングの中で係合される排出可能な外科用ツールを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野及び背景 本発明は、外科用器具に関し、さらに特定すると、切断、把持、縫合、毛細力
または吸引による検体採取、留め具等の、特に手の届きやすさが限られ、最小侵
襲的である体の場所の中での配置などに制限されず、それらの体内外科タスクだ
けではなく特別のタスクも実行するための指誘導式外科用器具に関する。本発明
は、さらに、本発明の1つまたは複数の指誘導式外科用器具が、切断、把持、縫
合、検体の採取、留め具等の、特に手の届きやすさが限られ、最小侵襲的である
体の場所の中での配置のために使用される外科処置にも関する。
【0002】 長年に渡り、手術及び侵襲性診断において、限定されないが特に、腹部、関節
、膣、子宮内、及び脳の中の手術または診断において、付随した全身麻酔の要件
、入院の延長及び感染の危険の増大を伴なう進入経路を提供する重要な切開術に
対する必要性を削減するだろう処置を開発するという認識できる明確な傾向があ
った。この方向での一歩は、例えば、関節を被覆する皮膚の腹部壁内での最小の
切開術の提供を通して、多様な外科用器具だけではなく、光源も含む縮小型テレ
ビカメラの腹腔または関節内への導入を可能にする内視鏡検査法及び腹腔鏡検査
法の導入であった。
【0003】 PCT/US 97/11494は、外科医が外科処置を実行するために、及
び組織を巧みに扱うために自らの指を使用し、このようにして外科医が、侵襲性
が最小の手術の利点があるが、はるかに大きな触覚、制御及び手技の容易さを備
えた処置を実行できるようにするために、最小の切開を通して患者の中に自分の
手を差し込むことができるように外科医の指先に直接的に取り付けることのでき
る数多くの外科用器具を教示する。しかしながら、これらの外科用器具は(i)
1本の指により運ばれ、親指により操作され、それゆえただ1本の指が手術され
ている体内の場所を触覚で感知するために利用される処置には適用できず、(i
i)外科用器具が取り付けられる指先を越えて遠く恒久的に伸びる操作ヘッドを
含み、それが外科医の触覚による感知を制限し、及び/または(iii)いっし
ょに指先を運ぶ器具による触覚による感知を妨げる。
【0004】 外科医が、実際の外科手術の前に外科的に操作する体内の部位を触覚により感知
するために1つの指先だけで収集される触覚情報を使用しながら、いくつかの外
科処置が実行される。このような処置の複数の非制限的な例は、後続の項に詳し
く説明される。しかしながら、外科医がいったん触覚情報を収集すると、外科用
器具は体内で盲目的に操作されなければならない。このような器具は、大部分で
は、外科医の両手を従事させる。明らかに、初期に収集された指先触覚情報に基
づいて計器により操作する外科用器具は、不便で不正確であることが判明し、不
注意に患者に害を与える確率を高める可能性がある。
【0005】 このようにして、従来の技術による器具に関連付けられる制限がまったくなく
、外科医が、外科的に手術される体内の場所からの触覚情報を収集するだけでは
なく、指誘導式外科用器具をもってその体内の場所を外科的に手術するためにも
ただ1本の指を使用できるようにする指誘導式外科用器具に対する幅広く認識さ
れた必要性があり、指誘導式外科用器具を有することはきわめて有利である。
【0006】発明の要約 本発明の1つの態様によれば、外科用器具を誘導するための取り付け式装置が
提供され、該装置は、外科医が処置される体の場所を触覚で感知できるようにす
れために、その末端指節骨の腹側の触覚部分を少なくとも部分的に露呈しつつ、
外科医の指の少なくとも一部を取り囲むように適応されるシンブル状の要素を備
え、該シンブル状の要素はその壁部の中に形成される少なくとも1つの長手方向
の誘導軸路とともに形成され、該少なくとも1つの長手方向の誘導軸路は、外科
医が体の場所を手術できるようにするために、そこを通って外科用器具を誘導す
るためである。
【0007】 本発明の別の態様によれば、(a)外科医が処置される体の場所を触覚で感知
できるようにするために、その末端指節骨の腹側の触覚部分を少なくとも部分的
に露呈しつつ、外科医の指の少なくとも一部を取り囲むように適応されるシンブ
ル状の要素と、(b)該シンブル状の要素の壁の中に形成される、あるいは壁に
連結されるハウジング内で係合される排出可能な外科用ツールと、(c)外科医
が該体の場所を手術できるようにするためにシンブル状の要素から外科用ツール
を排出するための機構とを備える、指誘導式外科用器具が提供される。
【0008】 後述される本発明の好ましい実施形態における追加の特徴によると、外科用器
具を誘導するための指取り付け式装置及び/または請求項1の指誘導式外科用器
具は、さらに、異なるサイズの指に該誘導式外科用器具を適応するために、シン
ブル状の要素と外科医の指の間で挿入可能なアダプタを備える。
【0009】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、機構は、
ハウジング内で係合され、排出可能外科用ツールと接触している第1部分、及び
患者の体の外に伸び、シンブル状の要素から外科用ツールを排出するために外科
医のあいている手により操作できる第2の遠い部分を含む。
【0010】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、機構は、
外科医の指を前後によじることによりシンブル状の要素から外科用ツールを排出
するために、シンブル状の要素と外科医の指の間に置かれるつめ車部材を含む。
【0011】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、機構は、
さらにハウジングの中に排出可能な外科用ツールを引き抜いて戻すために役立つ
【0012】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、壁は、シ
ンブル状の要素の側壁である。
【0013】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、壁は、シ
ンブル状の要素の前壁である。
【0014】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、シンブル
状の要素は、外科医の指の末端指節骨の背側の上に取り付けられ、それにより末
端指節骨の腹側の触覚部分全体を露呈するように構築される。
【0015】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、シンブル
状の要素は、末端指節骨を完全に取り囲み、末端指節骨の腹側の触覚部分の選択
を露呈するように構築される。
【0016】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、シンブル
状の要素は、外科医の指の末端指節骨の腹側側面上に取り付けられ、末端指節骨
の腹側の触覚部分の先端を露呈するように構築される。
【0017】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、外科用ツ
ールは、通常、シンブル状の要素の長手方向軸の伸張方向で排出可能である。
【0018】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、外科用ツ
ールは、円形経路内で排出可能である。
【0019】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、円形経路
は外科医の指を上部から下部へ横切る平面に実質的に平行である平面上にある。
【0020】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、円形経路
は外科医の指を側面から側面へ横切る平面に実質的に平行である平面上にある。
【0021】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、円形経路
は外科医の指の長手方向軸に実質的に垂直である平面上にある。
【0022】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、外科用ツ
ールは、外科用針であり、そこから排出可能な外科用留め具を運ぶ針、穿刺装置
、注射針、毛細管、穿刺毛細管、縮小型外科用把持器、縮小型外科用はさみ、縮
小型刃、及び吸引毛細管から成るグループから選択される。
【0023】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、外科用器
具を誘導するための指取り付け式装置及び/または指誘導式外科用器具は、外科
用ツールの完全な排出、外科用ツールの完全な引き抜き、外科用ツールの排出の
程度及び外科用ツールの引き抜きの程度から成るグループから選択される少なく
とも1つの状況を報告するための報告機構をさらに備える。
【0024】 本発明の別の態様によれば、(a)外科医が処置される体の部分を触覚感知で
きるようにするために、その末端指節骨の腹側の触覚部分を露呈しつつ、外科医
の指の一部を取り囲むように適応されるシンブル状の要素と、(b)シンブル状
の要素の壁の中に形成される、あるいは壁に連結されるハウジングの中で係合さ
れる排出可能な実質的に半円形の外科用針であって、縫糸を保持及び誘導するた
めの該外科用針と、(c)シンブル状の要素から、ハウジング内の排出開口部を
通って円形経路内にある外科用針を排出し、それ以降外科医が体の場所を縫合で
きるようにするために、ハウジング内の引き抜き開口部を通してシンブル状の要
素の中に外科用針を引き抜いて戻すための機構とを備える、指誘導式外科用器具
が提供される。
【0025】 後述される本発明の好ましい実施形態における追加の特徴よると、指誘導式外
科用器具は、その一端で実質的に半円形の外科用針に取り付けられる縫糸をさら
に備える。
【0026】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、機構は、
ハウジング内に形成され、排出開口部及び引き抜き開口部を連結し、その排出の
前に実質的に半円形の外科用針を完全に係合する実質的に半円形の流路を含み、
その引き抜きの後、実質的に半円形の外科用針を仮想軸の回りの円形経路内で向
けるために、機構は、さらに、ハウジングの中にあり、ヒンジの回りで回転自在
である遠隔処理される回転式アームを含み、該回転式アームは、実質的に半円形
の外科用針の後部を押すことによって排出開口部を通して実質的に半円形の外科
用針を排出するように設計され、該回転式アームは、実質的に半円形の外科用針
の前部を引くことにより、引き抜き開口部を通して実質的に半円形の外科用針を
引き抜くようにさらに設計される。
【0027】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると 、仮想軸
及びヒンジは一緒に位置される。
【0028】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、仮想軸及
びヒンジは偏位されるが、回転式アームは伸張可能−収縮可能なアームである。
【0029】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、実質的に
半円形の外科用針は、前部にあるノッチとともに形成され、該ノッチは回転式ア
ームの末端部を受け入れるように設計される。
【0030】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、実質的に
半円形の外科用針は後部でノッチとともに形成され、該ノッチは回転式アームの
末端部を受け入れるように設計される。
【0031】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、 実質的
に半円形の外科用針は、鈍い後端とともに形成され、該後端は回転式アームによ
り押されるように設計される。
【0032】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、壁はシン
バル状の要素の側壁である。
【0033】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、壁はシン
ブル状の要素の前壁である。
【0034】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、遠隔処理
される回転式アームは、ヒンジの回りで回転自在の回転式ホイール部、及び回転
式ホイール部に連結されるか、あるいは回転式ホイール部と一体化して形成され
るアーム部分を含み、機構は、回転式アームの回転を達成するために、遠隔回転
自在アクチュエータから回転式ホイールに回転運動を中継するための遠隔回転中
継器をさらに含む。
【0035】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、指誘導式
外科用器具は、ハウジングと遠隔回転自在アクチュエータの間で連結する可撓管
をさらに備え、該管が遠隔回転中継器を係合する。
【0036】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、シンブル
状の要素は、外科医の指の末端指節骨の背側の上に取り付けられ、それにより末
端指節骨の腹側の触覚部分全体を露呈するように構築される。
【0037】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、円形経路
は外科医の指を上部から下部へ横切る平面に実質的に平行である平面上にある。
【0038】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、円形経路
は外科医の指を側面から側面へ横切る平面に実質的に平行である平面上にある。
【0039】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、円形経路
は外科医の指の長手方向軸に実質的に垂直である平面上にある。
【0040】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、指誘導式
外科用器具が、実質的に半円形の外科用針の完全な排出、実質的に半円形の外科
用針の完全な引き抜き、実質的に半円形の外科用針の排出の程度、及び実質的に
半円形の外科用針の引き抜きの程度から成るグループから選択される少なくとも
1つの状況を報告するための報告機構をさらに備える。
【0041】 本発明の更に別の態様によれば、(a)外科医が処置される体の場所を触覚で
感知できるようにするために、その末端指節部の腹側の触覚部分を少なくとも部
分的に露呈しつつ、外科医の指の少なくとも一部を取り囲むように適応されるシ
ンブル状の要素と、(b)該シンブル状の要素の壁に形成されるハウジング内に
係合される排出可能な毛細管と、(c)外科医が、該体の場所を毛細管サンプル
採取できるようにするために、シンブル状の要素から排出可能な毛細管を排出す
るための第1機構とを備える、指誘導式外科用器具が提供される。
【0042】 後述される本発明の好ましい実施形態における追加の特徴によると、指誘導式
外科用器具が、(d)排出可能な毛細管を取り囲むハウジング内で係合される並
進自在に排出可能なスリーブと、(e)体の場所を取り囲む体液から遮断するた
めに、シンブル状の要素から該並進自在に排出可能なスリーブを排出するための
第2機構とをさらに備える。
【0043】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、指誘導式
外科用器具は、(d)ハウジング内で係合される排出可能な穿刺装置であって、
第1機構が、外科医が体の場所を傷つけることができるようにするために、シン
ブル状の要素から該排出可能な穿刺装置を排出するためにさらに役立つ排出可能
な穿刺装置とをさらに備える。
【0044】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、排出可能
な毛細管は、外科医が、体の場所を傷つけることができるようにするために鋭い
刃を有する。
【0045】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、排出可能
な毛細管が並進自在に排出可能な毛細管であるが、第1機構が、遠隔に処理され
る並進可能な排出機構である。
【0046】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、排出可能
な毛細管が、回転自在−並進自在に排出可能な毛細管であるが、第1機構は回転
自在−遠隔で処理される並進自在の排出機構である。
【0047】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、排出可能
な毛細管が排出可能な吸引毛細管であり、指誘導式外科用器具が、排出可能な吸
引毛細管と流体連通する遠隔吸引装置をさらに備える。
【0048】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、第1機構
は、排出可能な毛細管をハウジングの中に引き抜くのにさらに役立つ。
【0049】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、壁は、シ
ンブル状の要素の後部壁である。
【0050】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、シンブル
状の要素は、外科医の指の末端指節骨の腹側側面の上に取り付けられ、それによ
り爪の下の末端指節骨の腹側触覚部分の先端を露呈するように構築される。
【0051】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、毛細管は
、通常、シンブル状の要素の長手方向軸の伸張部の方向で排出可能である。
【0052】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、指誘導式
外科用器具は、毛細管の完全な排出、毛細管の完全な引き抜き、毛細管の排出の
程度、及び毛細管の引き抜きの程度から成るグループから選択される少なくとも
1つの状況を報告するための報告機構をさらに備える。
【0053】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、指誘導式
外科用器具は、シンブル状の要素により係合される光学ヘッドをさらに備える。
【0054】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、指誘導式
外科用器具は、毛細管内の流体の存在及び毛細管の流体の液位から成るグループ
から選択される少なくとも1つの状況を外科医に報告するための毛細管内の報告
機構をさらに備える。
【0055】 本発明の追加態様によれば、(a)外科医が処置される体の場所を触覚で感知
できるようにするために、その末端指節骨の腹側触覚部分を少なくとも部分的に
露呈しつつ、外科医の指の少なくとも一部を取り囲むように適応されるシンブル
状の要素と、(b)シンブル状の要素の少なくとも1つの壁の中で形成される、
あるいは壁に連結される少なくとも1つのハウジング内で関係合議される少なく
とも1つの排出可能留め具誘導要素と、(c)体の場所を貫通するために、シン
ブル状の要素から少なくとも1つの留め具誘導要素を排出するための少なくとも
1つの第1機構と、(d)該少なくとも1つの留め具誘導要素内で係合される少
なくとも1つの排出可能留め具と、(e)外科医が、体の場所内に該少なくとも
1つの排出可能な留め具を固定できるようにするために、該少なくとも1つの排
出可能留め具誘導要素内から該少なくとも1つの排出可能留め具を排出するため
の少なくとも1つの第2機構とを備える、指誘導式外科用器具が提供される。
【0056】 後述される本発明の好ましい実施形態における追加の特徴によると、請求項5
2の指誘導式外科用器具が、該少なくとも1つの留め具に取り付けられる少なく
とも1本のコードをさらに備える。
【0057】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、指誘導式
外科器具は、該少なくとも1つの留め具に取り付けられる少なくとも1本のコー
ドをさらに備える。
【0058】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、該少なく
とも1本のコードは、回転を達成するためにある位置で該少なくとも1つの留め
具に取り付けられ、したがってコードを引くことにより体の場所内に固定される
ときに、留め具の効率的な固定具である。
【0059】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、少なくと
も1つの第1機構は、ハウジング内にあり、ヒンジの回りで回転可能である少な
くとも1つの遠隔処理される回転式アームを含み、該少なくとも1つの遠隔処理
される回転式アームは、該少なくとも1つの排出可能留め具要素の後部を押すこ
とにより、該少なくとも1つのハウジング内の少なくとも1つの排出開口部を通
して該少なくとも1つの排出可能留め具誘導要素を排出するように設計され、該
少なくとも1つの遠隔処理される回転式アームは、さらに、該少なくとも1つの
排出可能留め具誘導要素を反対方向で引くことにより、該少なくとも1つの排出
可能留め具誘導要素を引き抜くように設計される。
【0060】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、該少なく
とも1つの第2機構は、該少なくとも1つの排出可能留め具誘導要素から該少な
くとも1つの留め具を排出するための少なくとも1つの遠隔処理される並進自在
の排出機構を含む。
【0061】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、該少なく
とも1つの壁は、シンブル状の要素の少なくとも1つの側壁である。
【0062】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、シンブル
状の要素は、外科医の指の末端指節骨の背側の上に取り付けられ、それにより末
端指節骨の腹側触覚部分全体を露呈する。
【0063】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、指誘導式
外科用器具は、該少なくとも1つの排出可能留め具の完全な排出、該少なくとも
1つの排出可能な留め具誘導要素の完全な排出、該少なくとも1つの排出可能な
留め具誘導要素の完全な引き抜き、該少なくとも1つの排出可能留め具誘導要素
の排出の程度及び該少なくとも1つの排出可能留め具誘導要素の引き抜きの程度
から成るグループから選択される少なくとも1つの状況を報告するための報告機
構をさらに備える。
【0064】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、外科用器
具及び/または指誘導式外科用器具を誘導するための前記指取り付け装置のどれ
かが、シンブル状の要素により係合される光学ヘッドをさらに備える。
【0065】 本発明の追加態様によれば、(a)表面が実質的には回転の表面である穴が備
えられた本体の形を取るハウジングであって、残りの穴に180°を超える角度
の範囲を定めさせるほどの距離、穴の軸に沿った平面から放射状に偏位される平
面に沿って切削されるハウジングと、(b)末端指節骨の腹側の部分を少なくと
も部分的に露呈しながら、外科医の指を部分的に取り囲み、外科医の指を、摩擦
をもって適合するように適応されるシンブル状の部材であって、少なくとも回転
において1つの自由度をもってハウジング内で可動である該シンブル状の部材と
、(c)一方の端部がその活性化した点を構成し、他方の端部が外科用縫糸の固
定取り付け可能な一端である実質的に半円形の形状の外科用の針であって、ハウ
ジングの第1誘導手段内で誘導されて移動するように適応され、さらに活性化し
た点に近い場所でノッチを備える針と、(d)シンブル状の部材に固定取り付け
されるか、あるいは一体化される弧のように配列された歯を備えるつめ車部材と
、(e)補助(aid)ハウジングの第2誘導手段内で誘導されて移動するよう
に適応され、弾性的に変形可能なつめ部材が備えられる針プッシャー(push
er)であって、それにより該針プッシャーは、つめ車部材が回転の1つの向き
で回転するときにつめ車部材に機械的に結合される針プッシャーと、(f)ハウ
ジングの第2誘導手段内で誘導されて移動するように適応され、弾性的に変形可
能なつめ部材を具備する針引き抜き具(puller)であって、それにより針
引き抜き具が、つめ車部材が回転の1つの向きで回転するときに機械的につめ車
部材に結合され、さらにその引っ張りを容易にするために針の中でノッチと係合
するための歯状の突起を備える針引き抜き具とを備える、指誘導式縫合装置が提
供される。
【0066】 後述される本発明の好ましい実施形態における追加の特徴によると、ハウジン
グは、実質的には中空円筒形の形を取り、その一部は、残りの円筒形部分に18
0°を超える角度の範囲を定めさせるほどの距離、円筒形の軸に沿った平面から
放射状に偏位される平面に沿って切り払われる。
【0067】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、第1誘導
手段は、ハウジング上の第1周辺溝である。
【0068】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、誘導手段
は、ハウジング上の第2周辺溝である。
【0069】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、縫合装置
は、ハウジング上に隣接して取り付けられ、ハウジングの外側形状を実質的に補
完するキャップをさらに備え、該キャップの円筒形の内面が、針プッシャーおよ
び針引き抜き具が内側で移動できる空間を画定し、範囲を設定する。
【0070】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、シンブル
状の部材に、内側の周辺溝とハウジングを合わせる少なくとも1つの突起が備え
られ、それにより該部材は回転においてだけ1つの自由度に制約される。
【0071】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、周辺の内
側溝に加えて、ハウジングには、周辺溝を交差し、越えて伸びる少なくとも1つ
の軸に沿って向けられる内側溝も備えられ、それによりハウジングを基準にして
少なくとも1つの角位置で、シンブル状の部材が、ばねの復元力に逆らって並進
移動することもできる。
【0072】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、縫合装置
は、針の活性化した点が縫合プロセスの開始時に装置から出現する場所に取り付
けられる針のための出口ガイドをさらに備える。
【0073】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、縫合装置
は、針の活性化した点が縫合プロセスの最後に装置に再び入る場所に取り付けら
れる入り口ガイドを備える。
【0074】 本発明の更に追加態様によれば、その末端指節骨の腹側部分を少なくとも部分
的に露呈しながら、その長さの少なくとも一部が先細り、摩擦をもって、外科医
の指を部分的に取り囲み、適合させるように適応される、穴を有する実質的にプ
リズム状のハウジングを備える指誘導式縫合装置が提供され、該ハウジングは、
穴が露呈するが、依然として180°を超えて外科医の指を取り囲むように穴の
軸から離れた平面に沿って切削され、該装置は、さらに、プリズム状のハウジン
グのそれぞれの側面に、(a)中心穴を有する凹部と、(b)実質的に半円形の
形状の2本の外科用針とを備え、それぞれの針の一端がその活性化した点を構成
し、その他端が外科用縫糸の一端に固定して取り付け可能であり、針が凹部内に
設けられる溝の中を誘導されて移動するように適応され、それぞれにさらに活性
化した点に近い場所でノッチが備えられ、針移動手段が凹部のそれぞれに回転自
在に取り付けられ、第1針操作手段を差動することにより回転の1つの向きで、
及び第2針操作手段を作動することにより回転の反対の向きで回転可能である。
【0075】 後述される本発明の好ましい実施形態における追加の特徴によると、針操作手
段は、引くことにより作動されるコード手段である。
【0076】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、針移動手
段は、第1コード手段を引くことにより進められ、第2コード手段を引くことに
より逆転される針プッシャー手段と、針プッシャー手段を係合し、針のハウジン
グの中への戻りを達成するために、針引き抜き手段に固定して連結される、また
は針引き抜き手段に一体化されるつめ手段だけではなく、針の中のノッチを係合
するための留め金手段もそれぞれが備える、ハウジング凹部内で誘導されて移動
するように適応される針引き抜き手段とを備える。
【0077】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、針プッシ
ャー手段及び針引き抜き手段は、1つの同じ構成部品である。
【0078】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、つめ手段
は、針プッシャー手段に固定して連結されるか、あるいは一体化される。
【0079】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、針ドライ
バには、それぞれドラム手段、巻き取りの1つの向きでドラムのそれぞれの上に
巻き付けられる第1コード手段、及び反対の巻き取りの向きでドラムのそれぞれ
の上に巻き付けられる第2コード手段が備えられる。
【0080】 記載されている好ましい実施態様における更に追加の特徴によると、留め金手
段は、歯状の突起の形を取る。
【0081】 本発明の別の態様により、尿失禁の治療のための膀胱−首懸垂用の外科処置が
提供され、該処置は、排出可能な、実質的には半円形の針を有する指誘導式外科
用器具を使用して配置される縫糸により、患者の尿道に横方向に骨盤の筋膜及び
膣の壁をクーパーの靭帯まで懸垂するステップを備える。
【0082】 本発明の別の態様により、反回性の肩の脱臼の治療のための外科用処置が提供
され、該処置は、患者の関節窩縁までコードを保持する少なくとも1つの留め具
を固定し、コードを使用し、前方の下位の、または前方の内側の裂けた唇をそれ
に係合するステップを備え、そこでは該少なくとも1つの留め具が、少なくとも
1つの排出可能な留め具をその中に係合する少なくとも1つの排出可能な留め具
誘導要素を有する留め具移植装置を介して関節窩縁内に固定される。
【0083】 本発明の更に別の態様により、陣痛の間に胎児の頭皮から血液をサンプル採取
するための外科処置が提供され、該処置は、指誘導式毛細管装置の排出可能毛細
管の中に血液をサンプル採取するステップを備える。
【0084】 本発明の追加態様により、直腸脱出の治療のための外科処置が提供され、該処
置は、排出可能な実質的に半円形の針を有する指誘導式外科用器具を使用するこ
とにより適用される縫糸により肛門開口を緊縛するステップを備える。
【0085】 本発明の更に追加態様により、食道逆流の治療のための外科処置が提供され、
該処置は、排出可能な実質的には半円形の針を有する指誘導式外科用器具を使用
して、患者の食道の回りに管ループを配置するステップを備える。
【0086】 本発明の更に追加態様により、膣脱出の治療のための外科処置が提供され、該
処置は、患者の膣の上部を、排出可能な実質的に半円形の針を有する指誘導式外
科用器具を使用して配置される縫糸により患者の仙脊柱の靭帯に縛り付けるステ
ップを備える。
【0087】 本発明の追加態様により、大動物の直腸の破裂の治療のための外科処置が提供
され、該処置は、排出可能な、実質的に半円形の針を有する指誘導式外科器具を
使用して破裂を縫合するステップを備える。
【0088】 本発明の更に追加態様により、大動物の頚部の破裂の治療のための外科処置が
提供され、該処置は、排出可能な、実質的には半円形の針を有する指誘導式外科
用器具を使用して破裂を縫合するステップを備える。
【0089】 本発明の更に追加態様により、大きな動物の子宮の破裂の治療のための外科処
置が提供され、該処置は、排出可能な、実質的には半円形の針を有する指誘導式
外科用器具を使用して破裂を縫合するステップを備える。
【0090】 本発明は、排出可能な外科用ツールを有する指誘導式外科用器具、及び使用者
の指の触診のための能力を維持する、外科用器具を誘導するための指取り付け式
装置を提供することにより現在知られている構成の欠点に対処することに成功す
る。
【0091】図面の簡単な説明 本発明は、ここに、添付図面に関して、例によってのみ説明される。いま特に
詳細に図面に関して、示されている詳細が例証としてであり、本発明の好ましい
実施態様だけの例示的な説明の目的であり、発明の原理及び概念上の態様の最も
有効且つ容易に理解される説明であると考えられている内容を提供するために提
示される。この点において、発明の構造上の詳細を、発明の根本的な理解に必要
であるよりさらに詳しく示そうとする試みはなされず、説明は、当業者に、発明
の複数の形式が実践でどのように実現されてよいのかを明白にする図面とともに
解釈される。 図1は本発明による針ドライバの第1実施態様の部分断面の正面図である。 図2は図1の針ドライバの部分断面の平面図である。 図3は針ドライバのハウジングの部分断面の正面図である。 図4はハウジングの平面図である。 図5は図3の平面V−Vに沿った断面の図である。 図6は図3で丸で囲まれた領域の拡大詳細を表す。 図7、図8、及び図9はシンブル状のグリップのそれぞれ部分的な断面正面図
、平面図、及び側面図を表す。 図10及び図11は針ドライバのつめ車のそれぞれ断面の正面図、及び底面図
を示す。 図12は本発明の針プッシャーの大きく拡大された透視図である。 図13は針引き抜き具の類似した図である。 図14及び図15は入り口ガイドのそれぞれ断面の正面図及び側面図である。 図16及び図17は出口ガイドの類似した図である。 図18及び図19は針ドライバキャップのそれぞれ断面の正面図及び側面図で
ある。 図20は本発明による二重針ドライバの部分的に断面の正面図である。 図21は矢印Aの方向での図20の針ドライバの側面図である。 図22は図20及び図21の針ドライバのハウジングの部分的に断面の正面図
である。 図23はハウジングの部分的に断面の平面図である。 図24は矢印Bの方向でのハウジングの側面図である。 図25は針プッシャーの立面図である。 図26は図25の針プッシャーの断面図である。 図27は矢印Aの方向での針プッシャーの部分図である。 図28は矢印Bの方向での図27の詳細の図である。 図29はプッシャー−捕捉つめの位置も示す、針引き抜き具の透視図である。 図30はプッシャー−捕捉つめの立面図である。 図31は図30のつめの平面XXXI−XXXIに沿った断面図である。 図32は針保持環セグメントを示す。 図33は図25の針プッシャーの変形の立面図である。 図33aは図1から図33に説明される装置のどれかを使用して外科処置が完
了された後の膣及び子宮の概略図である。 図34及び図35は本発明による外科用器具を誘導するための指取り付け式装
置の透視図である。 図36から図46は外科用針、そこから排出可能な外科用留め具を運ぶ針、穿
刺装置、注射針、毛細管、穿刺毛細管、縮小型外科用把持器、縮小型吸引毛細管
、縮小型外科用はさみ、及び縮小型刃を含む、図34から図35の指取り付け式
装置を使用して誘導できる外科用器具の断面図である。 図47は排出された針が、外科医の指を上部から下部へ横切る平面に平行であ
る平面上にある円形経路に従う、本発明の別の態様による指誘導式縫合装置の透
視図である。 図48は排出された針が、外科医の指に垂直である平面上にある円形経路に従
う、本発明の別の態様による指誘導式縫合装置の透視図である。 図49は図47の装置の側壁または図48の装置の正面壁に係合されるハウジ
ングの断面図である。 図50a及び図50bは図47から図48の装置で利用される半円形の針を示
す。 図51から図54aは本発明の1つの実施態様による図47または図48の装
置からの、及び装置の中への半円形の針の排出及び引き抜きのステップの断面図
であり、それに従い、針を押すまたは引く回転式のアームのヒンジは、針がその
回りで転位される垂直軸と一緒に局所化される。 図55は本発明の別の実施態様に従い針を押すまたは引くために使用される伸
張可能−収縮可能回転式アームの断面図である。 図56から図59は本発明の別の態様による図47または図48の装置の中か
らの及び中への半円形の針の排出及び引き抜きでのステップの断面図であり、そ
れに従い、針を押すまたは引く伸張可能−収縮可能回転式アームのヒンジが、針
がその回りで転位される垂直軸に関して偏位して局所化され、それにより針のさ
らに遠くでの排出を達成する。 図60は図47及び図48の装置の動作を操作する及び/または監視するため
に使用される機械的/電気的な遠隔制御装置の断面図であり、回転式アクチュエ
ータ及びそれにより係合され、針を引くまたは押す回転式アームを回転するため
に使用される回転中継器の一端を示し、加えて、針排出プロセスを監視するため
に使用される報告機構の一部が示される。 図61は監視機構の別の部分を示す。 図62は図47または図48の装置を使用して、組織に挿入される縫糸を示す
。 図63は本発明の別の態様による指誘導式サンプル採取装置の透視図であり、
その引き抜き位置にあるその毛細管及び穿刺装置を示す。 図64は図63の指誘導式サンプル採取装置の一部の拡大透視図であり、その
排出された位置でその毛細管及び穿刺装置を示す。 図65は毛細管及び穿刺装置を排出する/引き抜くために利凹される遠隔アク
チュエータの上部拡大図である。 図66は鋭い刃を有し、電子導電性収集済み検体の存在を報告するための報告
装置が具備される毛細管の断面図である。 図67は外科医の指示する指に取り付けられ、そのスリーブが排出される間に
、陣痛中に胎児の頭皮をサンプル採取するために使用される図63の装置を示し
、Cは頚部であり、Sは胎児の頭皮である。 図68は本発明による留め具移植装置の透視図である。 図69は図68の装置の壁の中に係合される単一ハウジングの断面図である。 図70は図68の装置で利用される遠隔回転アクチュエータの断面図である。 図71は図68の装置で利用される遠隔並進アクチュエータの断面図である。 図72は留め具誘導要素及び図68の装置のそれにより誘導される留め具の断
面図である。 図73は留め具誘導要素及び図68の装置のハウジング内にあるそれにより誘
導される留め具の断面図である。 図74は留め具誘導要素、及び留め具が誘導要素から排出され、組織内に固定
される間に、図68の装置のハウジングからそれにより誘導される留め具の断面
図である。 図75から図76は本発明によるアダプタの透視図である。
【0092】好ましい実施態様の説明 本発明は、切断、把持、縫合、毛細力または吸引による検体採取、留め具等の
設置などであるが、それらに限定されない体内の外科タスクだけではなく、特別
なタスクも実行するために使用できる指誘導式外科用器具に関する。具体的には
、本発明は、侵襲性が最小の、手の届きやすさが制限された体内の場所で外科タ
スクを実行するために使用できる。本発明は、さらに、本発明の1つまたは複数
の指誘導式外科用器具が、特に侵襲性が最小の、手の届きやすさが制限された体
内の場所での切断、把持、縫合、検体収集、留め具等の設置を行うために使用さ
れる外科処置に関する。
【0093】 本発明の器具及び処置の原理及び動作は、図面及び添付説明に関してさらによ
く理解することができる。
【0094】 本発明の少なくとも1つの実施態様を詳しく説明する前に、本発明が、その用
途において、以下の説明で述べられる、あるいは図面中に描かれる構成要素の構
造及び機構の詳細に制限されないことが理解されるべきである。発明は、多様な
方法で実践または実施されているその他の実施態様も可能にする。また、ここに
利用される言葉使い及び専門用語が、説明の目的のためであり、制限的と見なさ
れてはならないことが理解されるべきである。
【0095】 ここでは図面を参照すると、図1から図33は、本発明の1つの態様による指
誘導式縫合装置に関係する。図1及び図2は、本発明のこの態様の第1態様の、
それぞれ正面図及び平面図を示す。これらの組み立て品図面は、装置のさまざま
な構成要素の相対的な位置を示すことを目的とするが、構成要素自体は、後続の
項の中でさらに詳述されるように、それら自体の図の中で描かれる。
【0096】 図2の断面部分が1つの共通平面内に位置していないことが注意されなければ
ならない。部分Aは、図1の平面A−Aに沿った断面により作られるが、部分B
は図1の平面B−Bに沿った断面により作られる。
【0097】 本発明による指誘導式縫合装置の第1実施態様は、ハウジング2、ハウジング
2の内部に回転自在に嵌合するシンブル状のフィンガグリップ4、該シンブル状
のフィンガグリップ4に固定して取り付けられる弧状のつめ車6、1本の縫糸1
0がその後端に固定して取り付けられる実質的に半円形の外科用針8、つめ車6
と相互作用するように適応されるつめ14を有する針プッシャー12、つめ車6
と相互作用するように適応されるつめ18を有する針引き抜き具16、針引き抜
き具16と協調する針留め金20、針出口ガイド22、針入り口ガイド24、キ
ャップ26、及びコイルばね28を備える。
【0098】 図3から図5に見られるのは、その部分が、図4に明確に示されるように、シ
リンダの軸に沿った平面に実質的には平行であるが、それから放射状に偏位され
る平面に沿って切り払われている、幾何学的には実質的に中空の円筒形の形をし
たハウジング2である。中空セクションは、このようにして180°より大きな
角度の範囲を定める。
【0099】 ハウジング2の穴は、3つのセクション、つまり上部円筒形セクション30、
下部円筒形セクション32、および該2つの円筒形セクションを連結する先細中
間セクション34を有することが見られる。さらに示されているのは、ハウジン
グ2の下端近くに位置し、フィンガグリップ4(図7)と一体化した2つの突起
を案内して収容するのに役立ち、回転中、後者に1つの自由度を許す内部周辺溝
36である。(その内の1つだけが図3に示される)2つの追加溝38は、溝3
6を横切り、それらを越えて伸び、装置組み付け時にフィンガグリップ4の導入
を容易にし、さらに後述される追加の目的のためにも役立つ。溝38の場所は図
5で見ることができる。
【0100】 ハウジング2の上端近くには、第1周辺溝40が示され、そのいくぶん上には
、第2周辺溝42が示される。溝40は、さらに詳細に以下に後述されるように
、実質的に半円形の外科用針8を収容する。溝42は、その移動中の2つの追加
構成要素、つまり針プッシャー12と針引き抜き具16を誘導するのに役立つ。
【0101】 図6の拡大された詳細は、溝40とともに、外科処置中に針8(図1及び図2
)を誘導するダクト46を画定する仮想線で書き込まれた針ドライバ12だけで
はなく、ハウジング2の溝40と溝42も示す。肩部47(図3及び図6)は、
キャップ26(図18)の受け面として役立つ。
【0102】 図4では、入り口ガイド24(図14及び図15)に空間を与えるために、肩
部47まで下方に溝40,42を備えるカラーが取り除かれた領域49が示され
る。
【0103】 図7から図9に表されているのは、フィンガグリップ4、つまり外科医の人差
し指の末端指節骨を収容し、掴み、その腹側部分を触診のために少なくとも部分
的に露呈したままにする、ハウジング2の内側に位置するシンブル状の切り開か
れたスリーブである。さらに示されているのは、その状況ではフィンガグリップ
4が、さらに後述される目的のために、ハウジング2を基準にして短い軸に沿っ
た移動も可能にする、突起44がハウジング2(図5)の溝38と整列されると
きを除き、前述されたように、ハウジング2内の溝36の内側に位置し、フィン
ガグリップ4の指により伝えられる移動を回転移動だけに抑制する2つの突起4
4である。
【0104】 図10及び図11は、フィンガグリップ4に固定して取り付けられる、または
一体化されるつめ車6を表す。つめ車6の目的とは、外科医の指の往復回転運動
を、外科用針8(図1及び図2)の間欠的な無指向性の進行に変換することであ
る。つめ車6は、その下面上で約180°の角度の範囲を定めるつめ車歯50の
弧状の配列を、その上面ではロッド52を運ぶ本体48から成り立っていること
が分かり、その目的は下記に明らかになるだろう。
【0105】 外科用針8は、実質的には半円形の形状をし、その尖った針頭近くで、ひと針
の完了後にハウジング2の中に針8を戻す上で役立つノッチ9を備えられる。針
6の他方の端部には、1本の縫糸材10が取り付けられる穴が備えられる。
【0106】 図12は、図6に明確に示されるように、その鼻部分52が溝42に沿って移
動し、溝42により誘導される針プッシャー12を表す。押す突出部54はダク
ト46(図6)の中を移動し、針8の後端を係合するのが見られ、縫糸は穴56
を通り抜ける。組み立て中、弾性的に跳ね返るつめ14がつめ車6の歯50に押
し付けられる。外科医が左回り方向に指を回転すると、つめ車歯50の内の1つ
がつめ14を係合し、それにより針8はつめ14、針プッシャー12、及び突出
部54に沿って押される。外科医が指を捻ることができる角範囲は、言うまでも
なく限られている(30−40°)。回転運動の最後で、指は右回り方向でその
元の位置に戻る。この戻り移動の間に、つめ車歯50は、つめの傾斜のためつめ
14から切り離され、つめプッシャー12は、フィンガグリップ4の回転移動に
も関わらず静止したままとなり、外科医の指が、左回り方向でその「作業行程」
を更新するときにだけ再び移動される。
【0107】 図13は、針引き抜き具16及びそのつめ18を表す。針引き抜き具16は、
突出部54が、図13内で見られるように、仮想線で書き込まれた針8でノッチ
9に嵌合する留め金58に置き換えられる点を除き、プッシャー12にきわめて
類似している。さらに見られるのは、針8の後部から出てくる縫糸10が縫合装
置を出る傾斜穴60である。
【0108】 針8が出口ガイド22を介してハウジング2から現れ、そのじょうご状に広が
る誘導面23(図2、16、17)が縫い合わせる動作を完了し、入り口ガイド
24及びそのじょうご状に広がる誘導面25(図2、14、15)を介してハウ
ジング2の中に完全に戻る瞬間から、針の移動は、針プッシャー12と針引き抜
き具16の間で分割される。縫い合わせる処置の最初に、針引き抜き具は入り口
ガイド24(図2)の近くに位置し、そのつめ18は(180°という角範囲上
だけで伸張する)つめ車の歯50の届く範囲を越えている。他方、針プッシャー
12は、針9の後端に隣接するつめ車歯50の十分に有効範囲内に位置し、この
ようにして、外科医の指が移動するたびに、針が入り口ガイド24を介してハウ
ジング2に再び入るまで針8を先へ進めるだろう。針プッシャー12の追加の移
動は、以下の結果をもたらすだろう。つまり、(i)針引き抜き具16の留め金
58が針8のノッチ9内で係合するだろう、及び(ii)針プッシャー12によ
ってさらに針8を移動すると、針引き抜き具16は留め金9によってつめ車歯5
0の有効ゾーン内に引きずり込まれ、同時にそれ自体もつめ車歯50の届く範囲
を越えて移動するだろう。
【0109】 外科医の指の追加の操作は、このようにして針引き抜き具16に作用し、針8
を完全にハウジング2の中に引きずり込むだろう。これが達成されると、ひと針
は完了し、針ドライバだけではなく指を撤退することができ、縫合材を組織内に
固定したままにし、外科医が針目をふさぐことができるようにする。
【0110】 出口ガイド22及び入り口ガイド24もハウジング2の一体部分となることが
できることが理解されるだろう。
【0111】 図18及び図19は、前述されたように、肩部47(図6)に当てて設置され
、針プッシャー12及び針引き抜き具16が移動する環状空間を画定し、範囲を
定めるキャップ26(図1)を表す。キャップ26は、ハウジング2と共通の平
面62に沿って切り開かれる。追加切削平面64は、平面62を基準にして引っ
込められる。穴66は、つめ車6のロッド52に摺動して嵌合する。図1に示さ
れるように、コイル圧縮ばね28はロッド52上に取り付けられ、キャップ26
の天井68に当接し、つめ車6及びフィンガグリップ4を、それらが移動できる
限り下方まで、つまり溝36(図3)内で移動する突起44(図7)が許す限り
下方へ押しやるだろう。しかしながら、前述されたように、ハウジング2内の長
穴38を基準にした突起44の一定の位置で、フィンガグリップ4は、それをば
ね28の復元力に逆らって押し上げることによってわずかに持ち上げられるだろ
う。この特徴は、外科医が、ノッチ9が依然として留め金58によって捕捉され
ていない限り、別の場所に針8を移し変えることを決めた場合に、外科医によっ
て使用される。外科医がしなければならないのは、フィンガグリップ4を押し上
げることだけであり、それによりつめ車6の歯50はつめ14と接触しなくなる
だろう。それから、外科医は、縫糸10のあいている端で引くことにより針を戻
すことができる。
【0112】 本発明のこの態様による縫合装置の別の実施態様の組み立て品は、図20及び
図21に示される。ハウジング70、2本の針72、2個の針プッシャー74、
2個の針引き抜き具76、2つのつめ78、2つの出口ガイド80、2つの入り
口ガイド82、2つの針保持リング84及び2つのカバープレート86が図示さ
れている。
【0113】 ハウジング70(図22から図24)は、実質的にはプリズム状であり、その
下部が円筒形であり、その上部が、先細り、シンブル状であり、外科医の指を収
容し、しっかりと保持する穴88を備える。前述された実施態様でのように、ハ
ウジング70は、穴88の軸に平行であるが、軸から遠い平面に沿って切削され
、その結果穴は露呈されるが、依然として180°を超えて外科医の指を取り囲
む。ハウジング70は、穴88の軸の側面方向で完全に対称的であり、その結果
としてその一方の側面について記述されることはすべて他方の側面にも関係する
【0114】 以下に後述される構成要素の大部分、つまり中心穴92及び針72を収容する
凹部90の底部にある溝94を収容する実質的に円筒形の窪み、つまり凹部90
(または、むしろハウジング70の切断された前部のために凹部のセグメント)
が示される。さらに図示されているのは、それぞれ出口ガイド78及び入り口ガ
イド80を収容する2つの長穴96,98である。ノッチ73を含む針72は、
その端部に取り付けられる縫糸75を含む、前記実施態様に関して前述されたも
のと同一である。
【0115】 針プッシャー74は、図25で見られ、ハウジング70内の穴92に嵌合する
短い軸102(図26)を備えた、中心の、実質的に円筒形の部分100、及び
放射状に広がるアーム104から成る。アーム104の後部には、湾曲した横桟
106(図28)が備えられ、それと一体化しているのは、縫糸75が通り抜け
る穴110(図27)を有する突起108である。円板112により、円筒部分
110は、後述される目的のために、その上にコード115を巻き付けることが
できる(図20を参照すること)リールまたはドラム101に変えられる。
【0116】 図29は、つめ78の位置も示す針引き抜き具76を表す。さらに図示されて
いるのは留め金114であり、その目的は、ひと針が完了した後に針がハウジン
グ70の中に戻されるときに、針72のノッチ73を係合することである。更に
図示されているのは、針引き抜き具76を通過し、縫糸75が通される穴116
である。ハウジング70内の針引き抜き具76の初期位置は、図20及び図21
に明確に見られる。針引き抜き具76及びつめ78はここに2つの異なる構成要
素であるように示されているが、それらは、いずれにせよいっしょに移動しなけ
ればならないため、考えられるところでは、1つの一体化した統一体として製造
することができる。
【0117】 出口ガイド及び入り口ガイド80と82はそれぞれ本質的に前記実施態様で使
用されるもの、つまりじょうご状に広がる引き込み線及び針が通過するための穴
と同じである。針保持リングセグメント84(図32)は凹部90(図22)に
嵌合し、溝94とともに、針72がその中を移動するダクトを画定する。長穴9
6,98だけではなく凹部90も、やはり針プッシャー74、針引き抜き具76
及びつめ78(図20)を保持するのに役立つカバープレート86によって覆わ
れる。ハウジング70の側面方向壁の中の凹部118は、現在説明されるように
、針プッシャー74と係合するときにつめ78がその中に偏向される余地を提供
する。
【0118】 本発明のこの態様による縫合装置の前述された二重針実施態様(図20から図
31)は、外科医が自分の他方のあいている手を使用してコードを引くことによ
り操作される。この目的のため、2本のコードまたは糸が巻き取りの2つの反対
の向きでそれぞれのドラム101の上に巻き取られる。例えば、引かれると、そ
のそれぞれの針プッシャー74をその出口ガイド80に向かって移動させる、つ
まりその針72を先に進めるだろうドラム101ごとの1本の青いコード、及び
引かれると、その入り口ガイド82に向かって針プッシャー74を移動するだろ
うドラムごとの他方の赤いコードである。
【0119】 縫い合わせる動作のために適切な場所が触診により発見された後、外科医は、
両方の青いコードを引くことにより、このようにして、針プッシャー74の前進
運動に対する止めとしても役立つ出口ガイド80に向かって針プッシャー74を
先に進める。外科医が針プッシャー74が止められたと感じるときまで、針72
はすでに入り口ガイド82を介してハウジング70に入り始めており、それらの
ノッチ73は留め金114(図29)によって捕捉されている。赤いコードを引
くと、針プッシャー74は、入り口ガイド82に向かう方向で戻り、入り口ガイ
ド82に向かう方向でのつめが針プッシャー74を戻すことができるようにし、
つめ78が、突起108(図27)を係合することにより針プッシャー74を捕
捉できるようにする。もう一度青いコードを引くと、針プッシャー74は再び出
口ガイド80に向かって移動し、つめ78及び(つめ78に取り付けられるか、
あるいはつめ78と一体化している)針引き抜き具76を引きずり(dragg
ing along)、このようにしてその留め金114によって、針72をハ
ウジング70の中に戻す。それから、針ドライバが引っ込められてよい。
【0120】 針プッシャー74の変形は図33に見られる。処置の最終段階では、ノッチ7
3を含む針72の先端がすでにハウジング70に再び入った後に、変形針プッシ
ャー74Aは針引き抜き具としても役立ち、別の針引き抜き具76(図29)に
対する必要性を未然に防ぐ。元の実施態様では、針引き抜き具76の一部である
つめ78は、針引き抜き具76を針プッシャー74にひっかけ、針プッシャーが
針72の引き抜きを完了できるようにするための単に機械的なリンクとして役立
つ。前記変形では、針プッシャー74Aは、赤いコードが引かれて、現在は針プ
ッシャー74Aの一部であるつめ78Aが針ノッチ73をその留め金114Aと
係合するとすぐに、針引き抜き具76としても機能する。いま青いコードを引く
と、針プッシャー74Aは、出口ガイド80に向かって移動し、それが完全にハ
ウジング70の内側に入るまでは針72を引きずる。
【0121】 この変形を使用するには、ハウジング70でのわずかな修正も必要となる。つ
め78が中に偏向されるための余地を提供したハウジング70の壁の中の凹部1
18は、ここで針経路の反対側に移されなければならない。
【0122】 二重針ドライバを使用すると、能動のどちらかの側に同時に針目を置くか、あ
るいは2つの連続ステップで、そのどちらかの側に2つの針目をおくことが可能
になり、その場合、針ドライバは、第2ステップの前に交換されなければならな
い。
【0123】 図33aは、外科処置が完了した後の膣及び尿道の概略表現であり、Vは膣を
示し、Uは尿道を示し、CLはクーパーの靭帯を示し、Sは縫合縫い目を示す。
【0124】 明らかに、本発明のこの態様による縫合装置の第1実施態様と第2実施態様の
両方とも、異なるサイズの外科医の指に対処するために一連のさまざまなサイズ
で製造されなければならいか、あるいはさらに下記に詳述されるように、アダプ
タを利用することができる。
【0125】 縫合装置第2の前述された実施態様では、針は交互にコードを引くことにより
操作されるが、針が外科医によって制御される手動式、電動式、または油圧式の
アクチュエータによって操作される実施態様も考えられ、その例は、本発明の後
続の態様という文脈で以下に提供される。
【0126】 本発明のこの態様の第1実施態様は、針を先に進めるために、外科医は自分の
指を回転させなければならず、このようにしてつめ車を操作するため、高い精度
を必要とする用途では制限的であることが実験により判明した。本発明のこの態
様の第2実施態様は、コードを引くことが(i)外科医に程度の感覚を与えるこ
とができない、及び(ii)装置の変位を生じさせるケースがあるためにいくぶ
ん制限的であることが判明した。
【0127】 改善策を求めて、発明者は、一方では発明の範囲を広げるが、他方では好まし
い実施態様で、発明のこれまで説明されてきた態様にまつわる制限の1つまたは
複数を克服する、図34から図76に関してさらに後述される複数の構成を実現
した。
【0128】 このようにして、図34から図35に図示されるように、本発明の別の態様に
より、外科用器具を誘導するための指取り付け式装置200または202が提供
される。装置200または202は、その末端指節骨の腹側の触覚部分を少なく
とも部分的に露呈しつつ、外科医の指の少なくとも一部を取り囲むように適応さ
れるシンブル状の要素204を備え、その触覚部分は、外科医が手術される体の
場所を触覚で感知することができるようにするために、爪のすぐ下の指先端から
関節まで下がって伸張する。シンブル状の要素204は、少なくとも1つの長手
方向の誘導軸路またはその壁の中に形成されるハウジング206とともに形成さ
れる。長手方向誘導軸路206は、外科医が任意の体の場所を手術することがで
きるようにするためにそこを通って外科用器具を誘導するために役立つ。このよ
うにして、指の末端指節骨の背側部分の上に装置200を取り付けることにより
、爪のすぐ下にある指先端から関節まで伸張する、その末端指節骨の外科医の腹
側触覚部分全体が触覚感知のために露呈されるが、指の末端指節骨の腹側部分の
上に装置200を取り付けることによって、あるいは代わりに指の末端指節骨の
上に装置202を取り付けることによって、外科医の指の先端だけが触覚感知の
ために露呈される。このようにして両方のケースでは、最もnervatedさ
れた、したがって外科医の指の末端指節骨の腹側触覚部分、つまり爪のすぐ下に
ある指の先端が触覚感知のために露呈される。
【0129】 本発明による装置200または202のハウジング206を通して差し込むこ
とができる外科用器具は、任意の種類である。例は、ともに縫糸またはコード2
10Aを保持する、外科用針210(図36、37)またはそこから排出可能な
外科用留め具211Aを運ぶ針211(図38)、穿刺装置212(図39)、
その近端で注射器213A(図40)に連結して示される注射針213、毛細管
214(図41)、鋭い末端縁215A(図46)を有するように示される穿刺
毛細管215、縮小型外科用把持器216(図42)、注射器217A(図45
)に連結して示される縮小型吸引毛細管217、縮小型外科はさみ218(図4
3)、及び縮小型刃219(図44)を含むが、それらに制限されない。
【0130】 本発明の別の態様に従い、本質的に前述されたようにシンブル状要素204を
含み、前述されたように、外科医が手術される体の場所を触覚により感知できる
ようにするために、その末端指節骨の腹側触覚部分を少なくとも部分的に露呈し
つつ、外科医の指の少なくとも一部を取り囲むように適用される指誘導式外科用
器具が提供される。対照的に、装置200または202のハウジング206の構
造を用いると、本発明のこの態様による指誘導式外科用器具のハウジングは、以
下にさらに詳述され、例証されるように、外科用ツールまたはその一部、及びそ
の動作のための機構によって常に占有される。このようにして指誘導式外科用器
具は、シンブル状の要素の壁の中に形成される、あるいは壁に連結されるハウジ
ング内で係合される排出可能外科ツール、及び外科医が体の場所を手術できるよ
うにするために、該シンブル状の要素から該外科ツールを排出するための機構を
さらに含む。本発明の多様な態様による指誘導式外科用器具の特別な例は、さら
に後述され、好ましくは、本発明の指誘導式外科用器具のすべてに共通である一
般的な特徴によって従われる。
【0131】 このようにして、図47から図61に示されるように、本発明の更に別の態様
に従って、指誘導式縫合装置として役立つ指誘導式外科用器具が提供される。装
置は、外科医が手術される体の場所を触覚により感知できるようにするために、
その末端指節骨の腹側触覚部分を露呈しつつ、外科医の指の一部を取り囲むよう
に適応されるシンブル状の要素300を含む。
【0132】 本発明のこの態様の好ましい実施態様によれば、シンブル状の要素300は、
外科医の指の末端指節骨の背側の上に取り付けられ、それにより先端を含む末端
指節骨の腹側触覚部分全体を露呈するために構築される。
【0133】 本発明のこの態様による装置は、さらに、シンブル状の要素の壁306内に形
成される、または壁に連結されるハウジング304内で係合される排出可能な、
実質的に半円形の外科用針302を含む。図47に示されるように、壁306は
部材300の側壁であるか、あるいは代わりに図48に示されるように、壁30
6は部材300の前壁である場合がある。針302は、その一端で実質的に半円
形の外科用針302に取り付けられある縫糸308を保持し、誘導するのに役立
つ。本発明のこの態様による縫合装置は、シンブル状の要素からハウジング内の
排出開口を通って円形経路内の外科用針を排出し、その後、外科医が体の部分を
縫合できるようにするために、外科用針をハウジング内の引き抜き開口部を通し
てシンブル状の要素の中に引き抜いて戻すための機構310をさらに含む。
【0134】 本発明のこの態様による縫合装置の機構310は、ハウジング304内で形成
され、排出開口部と引き抜き開口部314を連結し、実質的に半円形の外科用針
を仮想軸316の回りの円形経路内で実質的に半円形の外科用針を向けるために
、その排出の前及びその引き抜きの後に、実質的に半円形の外科用針302を完
全に係合する、実質的に半円形の流路312を含む。機構310は、ハウジング
304内で回転自在に係合され、ヒンジ320の回りで回転可能な遠隔操作され
る回転式アーム318をさらに含む。回転式アーム318は、実質的に半円形の
外科用針302の後部302Aを押すことにより、排出開口部314を通って実
質的に半円形の外科用針302を排出するように設計され、回転式アーム318
は、実質的に半円形の外科用針302の前部302Bを引くことにより、引き抜
き開口部314を通して、実質的に半円形の外科用針302を引き抜くように設
計される。
【0135】 本発明のある実施態様によれば、及び図49と図50から図54aに特に示さ
れるように、仮想軸316及びヒンジ320が一緒に位置される。しかしながら
、本発明の別の好ましい実施態様によれば、及び図56と図59に特に示される
ように、仮想軸316及びヒンジ320は偏位されるが、回転式アーム318は
、ヒンジ320と一体化して形成されるか、あるいはヒンジ320に連結され、
伸張するばね要素324を含む第1の実質的に中空のセグメント322、ならび
に要素324の動作により伸張され、要素324の動作に逆らって収縮されるよ
うに、第1セグメント322の中空内で伸張自在に−収縮自在に受け入れられる
第2セグメント326を含むために図55で隔離されて示される伸張可能−収縮
可能なアームである。セグメント322は、好ましくは、セグメント322と3
26の完全な分離を妨げるための停止装置を含むために形成される。この後者の
構成が、このようなさらに遠くの排出が必要とされる用途での針302のさらに
遠い排出を可能にする。このようなさらに少ない排出が必要とされる用途での針
302のさらに少ない排出は、例えば、ヒンジ320及び仮想軸316の場所を
急襲する(swooping)することによって実現できることが理解されるだ
ろう。代わりに、ヒンジ320と仮想軸316の両方とも、それ以外の場合に同
様の結果を達成するために開口部314からさらに遠くに離れて移し変えること
ができる。
【0136】 本発明の好ましい実施態様に従って、実質的に半円形の外科用針302が、前
部302Bにあるノッチ303(図50a−b)とともに形成される。ノッチ3
03は、回転式アーム318の末端部319を受け入れるように設計される。第
2ノッチ305(図50b)は、回転式アーム318の末端部319を受け入れ
るようにも設計される針302の後部302Aで形成することができる。代わり
に、またはさらに、実質的に半円形の外科用針302が、回転式アーム318に
よって押されるように設計される鈍い後端307(図50a−b)とともに形成
される。
【0137】 遠隔操作される回転式アーム318は、ヒンジ320の回りで回転可能な回転
式ホイール330部及び回転式ホイール部330に連結されるか、一体化して形
成されるアーム部分332を含む。機構310は、回転式アーム318の回転を
達成するために、遠隔回転可能アクチュエータ336から回転式ホイール部33
0へ回転運動を中継するために役立つ遠隔回転中継器334もさらに含む。好ま
しい実施態様によれば、可撓管338はハウジング304と遠隔回転可能アクチ
ュエータ336間を連結し、管は遠隔回転中継器と係合する。
【0138】 このようにして、図51から図54aに、及び図56から図59に連続して示
されるように、開始位置(図51と図56)では、針302はハウジング304
内で完全に係合され、その結果そのどの部分もシンブル状の要素300から突出
していない。動作のため、図51及び図56に示されるように、アーム318は
回転時に針302の後部302Aを押すために配置される。図52から図53及
び図57から図58に示されるように、アーム318は、後前部302Bが引き
抜き開口部314に近づくまで、針302の前部302Bを、排出開口部314
を通してハウジング304の中から排出するためにアクチュエータ336を操作
することにより回転されるが、後部302Aは排出開口部314をまさに離れそ
うである。それから、図54及び図59に示されるように、アーム318は、約
180°逆回転され、その末端部319は、まさに引き抜き開口部314に入っ
たばかりの針308のノッチ303に係合する。それから、図54aに示される
ように、アーム318は、針318の完全サイクルを完了するために以前のよう
に回転される。針318は縫糸308を保持しているため、針302の運動の結
果として、縫糸308は同じ円形経路をたどる。このようにして、図62に示さ
れるように、組織340に接してここに説明される縫合装置を適切に配置するこ
とにより、前述されたような縫合装置を使用して、図示されるように組織を縫合
することができる。
【0139】 すでに前述されたように、及び図47に図示されるように、壁306は、部材
300の側壁である場合があり、そのケースでは針302により取られる円形経
路は、実質的には、外科医の指を上部から底部に横切る平面に平行する平面上に
あるか、あるいは代わりに、図48に図示されるように、壁306は部材300
の前壁である場合があり、そのケースでは、針302により取られる円形経路は
、外科医の指の長手方向軸に実質的に垂直である平面上にある。まだ別の構成で
は、針302によりとられる円形経路は、外科医の指を側面から側面へ横切る平
面に実質的に平行である平面上にある。
【0140】 特に図61に示されるように、本発明のこの態様の好ましい実施態様によれば
、縫合装置は、実質的に半円形の外科用針302の完全な排出、実質的に半円形
の外科用針302の完全な引き抜き、実質的に半円形の外科用針302の排出の
程度、及び実質的に半円形の外科用針302の引き抜きの程度などであるが、そ
れらに制限されない状況を報告するための報告機構350をさらに含む。好まし
い実施態様による報告機構350は、排出/引き抜き経路に沿って位置し、電源
354と光及び/または音響インジケータ356(図61)を含み、ともに好ま
しくは、アクチュエータ336(図60)も収容するハウジング内に位置する回
路353の一部を形成する2つまたは3つ以上の端子352(図49及び図61
)を含む。図61に示される例においては、針302の前部分が接点352間の
引き抜き開口部314に入ると、回路353が閉じ、インジケータ356が動作
し、それにより実質的に半円形の外科用針302の完全排出を示す。針302に
より取られる経路に沿って他の場所に端子を配置することにより、実質的に半円
形の外科用針302の完全な引き抜き、実質的に半円形の針302の排出の程度
、及び実質的に半円形の外科用針302の引き抜きの程度を同様に監視できるこ
とが理解されるだろう。
【0141】 本発明の第1態様の縫合装置と対照的に、針302を排出する及び/または引
き抜くために指の移動は必要とされないことが理解されるだろう。さらに、アク
チュエータ336及び機構350を使用し、本発明のこの態様による縫合装置の
動作に対して高水準の制御及び精度を獲得することが理解されるだろう。
【0142】 本発明のまだ別の態様による図63から図65に示されるように、体の場所か
ら検体をサンプル採取するためのサンプリング装置として役立つ指誘導式外科用
器具が提供される。
【0143】 該サンプリング装置は、外科医がサンプル採取される体の位置を触覚で感知で
きるようにするために、その末端指節骨の腹側触覚部分を少なくとも部分的に露
呈しつつ、外科医の指の少なくとも一部を取り囲むように適応されるシンブル状
の要素400を含む。
【0144】 好ましい実施態様によれば、シンブル状の要素400は、外科医の指の末端指
節骨の腹側の上に取り付けられ、それにより爪のすぐ下の末端指節骨の腹側触覚
部分の先端を露呈する。
【0145】 装置は、シンブル状の要素400の背部壁406などの壁に形成されるハウジ
ング404内で係合される排出可能毛細管402をさらに含む。装置は、外科医
が体の場所を毛細管サンプル採取することができるようにするために、シンブル
状の要素400から排出可能毛細管402を排出するための第1機構408をさ
らに含む。排出可能毛細管402は、好ましくは並進自在に排出可能な毛細管で
あるが、第1機構408は、並進するアクチュエータ420を介して操作される
排出中継器409を有し、毛細管402を並進させるために壁422に沿って伝
搬する遠隔操作される並進可能な排出機構である。毛細管402は、通常、シン
ブル状の要素400の長手方向軸の伸張での方向で排出可能である。
【0146】 本発明のこの態様の好ましい実施態様によれば、サンプリング装置は、ハウジ
ング404内で係合され、排出可能毛細管を取り囲む並進自在に排出可能なスリ
ーブ410及びサンプル採取中に取り囲む体液からサンプル採取される体の場所
を遮蔽するために、シンブル状の要素から並進自在に排出可能なスリーブ410
を排出するための並進中継器413を含む第2機構412をさらに含む。スリー
ブ410は一般にシンブル状の要素400の長手方向軸の伸長方向で排出可能で
ある。
【0147】 本発明のこの態様によるサンプリング装置の別の好ましい実施態様によれば、
サンプリング装置は、ハウジング404内で係合される排出可能な穿刺装置41
4をさらに含み、そこでは第1機構408は、さらに、外科医がサンプル採取さ
れる体の個所を傷つけることができるようにするために、シンブル状の要素40
0から排出可能な穿刺装置414を排出するために役立つ。装置414は、通常
、シンブル状の要素400の長手方向軸の伸張での方向で排出可能である。
【0148】 本発明のこの態様によるサンプリング装置の代替実施態様によれば、及び図6
6に特に示されるように、排出可能な毛細管402は、外科医が体の場所を傷つ
けることができるようにするために鋭い刃416を有し、それにより穿刺装置4
14に対する必要性を未然に防ぐ。このケースでは、排出可能な毛細管402は
、好ましくは回転自在に−併進自在に排出可能な毛細管であるが、第1機構40
8は、回転する−並進するアクチュエータ421を介して操作される排出中継器
409を有し、毛細管402を回転自在に並進させるために管422に沿って回
転自在に伝搬する、遠隔操作式回転可能−並進可能排出機構(図65、糸411
として示される)である。
【0149】 別の好ましい実施態様によれば、排出可能毛細管302は排出可能吸引毛細管
であるが、サンプリング装置は、毛細管402の中に検体を吸引するために利用
される中継器409としても役立つ管433を介して排出可能な吸引毛細管と流
体連通する注射器430などの遠隔吸引装置をさらに含み、それにより検体採取
のために毛細管作用に依存する必要性を未然に防止し、ただ1回のサンプル採取
セッションでさらに大量の採取を可能にする。
【0150】 機構408と412は、このようにされる患者を傷つける危険を冒さないため
に、要求されるのであれば、サンプリング装置をサンプル採取された体の場所か
ら除去する前に、それぞれのツールを引き抜くために使用することができる。
【0151】 本発明のこの態様の好ましい実施態様によれば、サンプリング装置は、毛細管
402、スリーブ410及び/または装置414の完全な排出、毛細管402、
スリーブ410及び/または装置414の完全な引き抜き、毛細管402、スリ
ーブ410及び/または装置414の排出の程度、及び毛細管402、スリーブ
410及び/または装置414の引き抜きの程度などであるが、それらに制限さ
れない状況を報告するための報告機構をさらに含む。報告機構440は、図61
に関して前述された機構350と同様の様式で動作し、それにより毛細管402
、スリーブ410及び/または装置414は導電性であり、その部分の存在は、
インジケータ457(図65)を活性化するまたは不活性化するために電気回路
を閉じるまたは開くことにより判断される。
【0152】 図66に特に示されるように、本発明のこの態様の別の好ましい実施態様によ
れば、サンプリング装置は、外科医に対し、毛細管402内の流体の存在及び毛
細管402内の流体の液位などであるが、それらに制限されない状況を報告する
ために毛細管402内に報告機構460をさらに含む。体液は伝導性なので、こ
のような流体は、電源446がインジケータ468の電力を供給できるようにす
るために、端子464間で空間を係合することによって回路462を閉じるのに
役立つ。
【0153】 図68から図74に図示されるように、本発明の依然として別の態様によれば
、留め具移植装置としての役割を果たす更に別の指誘導式外科用器具が提供され
る。該留め具移植装置は、外科医が留め具または1組の留め具が移植されなけれ
ばならない体の場所を触覚によって感知できるようにするために、その末端指節
骨の腹側触覚部分を少なくとも部分的に露呈しつつ、外科医の指の少なくとも一
部を取り囲むように適応されるシンブル状の要素500を備える。シンブル状の
要素500は、好ましくは、外科医の指の末端指節骨の背側の上に取り付けられ
、それにより末端指節骨の腹側触覚部分全体を露呈する。
【0154】 装置は、少なくとも1つの壁、つまり好ましくはシンブル状の要素500の側
壁506内に形成される、または連結される少なくとも1つのハウジング504
内で係合される少なくとも1つの排出可能留め具誘導要素502をさらに含む。
装置は、体の場所を貫通するまたは体の場所に近づくために、シンブル状の要素
500から留め具誘導要素(複数の場合がある)を排出するための少なくとも1
つの第1機構508をさらに備える。装置は、排出可能留め具誘導要素(複数の
場合がある)502内で係合される少なくとも1つの排出可能留め具510をさ
らに含み、コード507の上で引くことにより体の場所内に留められるときに、
コード507が、回転、したがって留め具(複数の場合がある)510の効率的
な固定を達成するために、任意の位置でそこに連結される。装置は、外科医が体
の場所に排出可能留め具(複数の場合がある)510を固定できるようにするた
めに、排出可能留め具誘導要素(複数の場合がある)502の中から排出可能留
め具(複数の場合がある)510を排出するために役立つ少なくとも1つの第2
機構512をさらに含む。
【0155】 本発明の好ましい実施態様によれば、第1機構(複数の場合がある)508は
、ハウジング504内で係合され、ヒンジ516の回りで回転可能である少なく
とも1つの遠隔操作される回転式アーム514を含む。アーム(複数の場合があ
る)514は、排出可能留め具誘導要素(複数の場合がある)502の後部(複
数の場合がある)518を押すことによってハウジング(複数の場合がある)5
04内に形成される少なくも1つの排出開口部516を通して排出可能留め具誘
導要素(複数の場合がある)502を排出するように設計される。好ましい実施
態様によれば、遠隔操作される回転式アーム(複数の場合がある)514は、さ
らに、排出可能留め具誘導要素(複数の場合がある)の後部(複数の場合がある
)518を逆方向で引くことにより排出可能留め具誘導要素(複数の場合がある
)502を引き抜くように設計される。好ましい実施態様によれば、アーム(複
数の場合がある)514は、管524を通過し、アーム(複数の場合がある)5
14の回転式ホイール(複数の場合がある)を取り囲む中継器(複数の場合があ
る)522を回転させる共用遠隔回転アクチュエータ520によって回転される
【0156】 第2機構(複数の場合がある)512は、排出可能留め具誘導要素(複数の場
合がある)502から留め具(複数の場合がある)510を排出するために役立
つ少なくとも1つの遠隔操作される並進可能排出機構530を含む。機構(複数
の場合がある)530は、並進アクチュエータ532及び管524を通過する並
進中継器534を介して操作される。
【0157】 閉−開回路は、好ましくは、該少なくとも1つの排出可能留め具の完全な排出
、該少なくとも1つの排出可能留め具誘導要素の完全排出、該少なくとも1つの
排出可能留め具誘導要素の完全引き抜き、該少なくとも1つの排出可能留め具誘
導要素の排出の程度、及び該少なくとも1つの排出可能留め具誘導要素の引き抜
きの程度などであるが、それらに制限されない状況を報告するための報告機構と
して利用される。このような回路の動作は、さらにここに本発明のその他の態様
に関して前述される。
【0158】 このようにして、図74に示されるように、最初に誘導要素502を排出して
から、留め具(複数の場合がある)510を排出することにより、外科医は、組
織560の中に留め具(複数の場合がある)510を固定できる。コード507
を引くことにより、外科医は、組織560内で強く係合されるために留め具50
7を傾ける。
【0159】 前述された装置は、従来の技術による設計に優る複数の優位点を享受する。説
明された装置のすべては、着用指により触覚感知を可能にするように設計される
シンブル状の要素を含む。装置のすべては、装置のハウジング内で引き抜かれ、
使用時にのみ排出される排出可能外科ツールを含む。このようにして、本発明に
よる装置により、外科医は、恒久的に突出する外科ツールの妨げなしに場所に近
づきながら、手術または治療される体の場所を感知し、場所を触覚により感知し
、それから適切な場所で患者を手術または治療するためにツールを排出すること
ができる。いくつかの実施態様では、排出プロセスは、外科医の指を回転するこ
とにより操作されるつめ車機構によってであるが、他の実施態様では遠隔並進ま
たは回転アクチュエータが利用され、そのアクチュエータは外科医のあいている
手によって操作できる。
【0160】 以下の項は、いくつかの好ましい実施態様を説明し、その内の1つまたは複数
が本発明の装置のどれかに適用できる。これらの実施態様のいくつかは、説明さ
れた装置のいくつかに関してすでに説明されてきたが、それ以外は説明されてお
らず、したがってさらに一般化した形式でここに繰り返される。
【0161】 このようにして、図75及び図76に示されるように、本発明の好ましい実施
態様に従って、及びただ一人の外科医の複数の指に適合するために、あるいは人
指し指などの、多岐に渡る厚さの指を有する複数の外科医の内のただ1本の指に
適合するために、本発明による外科用器具を誘導するための指取り付け式装置及
び/または指誘導式外科用器具は、指取り付け式装置または誘導式外科用器具を
さまざまなサイズの指に適応するために、シンブル状の要素及び外科医の指の間
で挿入可能であるアダプタ600をさらに含む。
【0162】 図63に示されるように、本発明の別の好ましい実施態様によれば、外科用器
具を誘導するための指取り付け式装置及び/または本発明による指誘導式外科用
器具のどれかは、装置または器具を外科医の指の上にしっかりと取り付け、支持
するために、支持ストラップ602を含むことができる。
【0163】 本発明の好ましい実施態様では、シンブル状の要素のハウジングの中から外科
ツールを排出するために利用される機構は、ハウジング内で係合され、排出可能
な外科ツールと接触する第1部分、及び患者の体の中から伸び、シンブル状の要
素から外科ツールを排出するために、外科医のあいている手によって操作できる
アクチュエータを含む第2遠隔部分を含む。代わりに、機構は、外科医の指を前
後に捻ることにより、シンブル状の要素から外科ツールを排出するために、シン
ブル状要素と外科医の指の間に配置されるつめ車部材を含む。任意のこのような
機構は、排出可能外科ツールをハウジングの中に引き抜くためにも機能すると示
される。特定の用途に応じて、シンブル状の要素の任意の1つまたは複数の壁は
、排出可能な外科ツール及びその排出のために利用される機構の少なくとも一部
を係合するためのハウジングを含むことがある。このようにして、側壁、前部壁
、及び後部壁を相応して使用することができる。
【0164】 本発明による態様のどれかで利用されるシンブル状の要素は、外科医の指の末
端指節骨の背側の上に取り付けられ、それにより末端指節骨の腹側触覚部分全体
を露呈するように構築できる。代わりに、シンブル状の要素は、末端指節骨を完
全に取り囲み、爪のすぐ下にある末端指節骨の腹側触覚部分の先端を露呈するよ
うに構築される。しかも、代わりに、シンブル状の要素は、外科医の指の末端指
節骨の腹側の上に取り付けられ、末端指節骨の腹側触覚部分の先端を露呈するよ
うに構築される。本発明のいくつかの実施態様では、外科ツールは、通常、シン
ブル状の要素の長手方向軸の伸張の方向で排出可能である。しかしながら、それ
以外の実施態様では、外科ツールは、外科医の指を上部から下部に横切る平面に
実質的に平行である平面上、外科医の指を側面から側面に横切る平面に実質的に
平行である平面上、あるいは外科医の指の長手方向軸に実質的に垂直である平面
上にある円形経路内で排出可能である。
【0165】 明細書を通して、本発明の指取り付け式装置または外科用器具の文脈で複数の
排出可能な外科ツールのどれか1つの使用に対して例が示された。このようにし
て、外科用針、そこから排出可能な外科用留め具を運ぶ針、穿刺装置、注射針、
毛細管、穿刺毛細管、縮小型外科用把持器、縮小型外科用はさみ、縮小型刃及び
/または吸引毛細管は、すべて、指取り付け式装置を介して誘導される、及び/
または本発明による指誘導式外科ツールと排出自在に且つ動作自在に係合される
【0166】 好ましい実施態様によれば、外科用器具及び/または指誘導式外科用器具を誘
導するための指取り付け式装置は、外科ツールの完全排出、該外科ツールの完全
引き抜き、該外科ツールの排出の程度、及び該外科ツールの引き抜きの程度から
成るグループから選択される少なくとも1つの状況を報告するための報告機構を
含む。
【0167】 例えば、図34、図35、図47、図48、図63、図64及び図68に示さ
れるように、本発明の好ましい実施態様によれば、指取り付け式装置及び/また
は指誘導式外科用器具は、そのシンブル状の要素によって係合される少なくとも
1つの光学ヘッド700をさらに含む。光学ヘッド700は、治療される体の場
所への経路の、あるいは治療前、治療中、または治療後に治療された体の場所自
体の詳細を外科医に提示するためのモニタまたはそれ以外のディスプレイと通信
する。光学ヘッド700は、モニタまたはその他のディスプレイ上で表現可能で
ある画像を生成するために、縮小型カメラ及び/または光ファイバの束を含むこ
とがある。加えて、光学ヘッド700は、レンズ、プリズム、反射器等などであ
るが、それらに制限されない1つまたは複数の光学要素を含む場合がある。特に
重要であるのは、光学ヘッド700により大きな視野を提供するために使用でき
る魚眼レンズである。
【0168】 本発明の好ましい実施態様によれば、光学ヘッド700は、遠隔であり、装置
または器具に接続可能であるカメラなどであるが、それに制限されないセンサに
画像データを伝送する光ファイバの束の上に画像データを集中するためのレンズ
を含む。この特徴は、装置または器具が背側型であるケースで重要である。
【0169】 以下の項は、多様な外科処置でのここに説明される指誘導式外科用器具の使用
に関する。これらの処置が例として提供され、制限的とは解釈されないことが理
解される。多くのそれ以外の処置が本発明の器具を使用して実行できることが、
当業者により理解されるだろう。さらに特定すると、以下の例示的な外科処置は
、外科医のただ1本の指が体内に挿入され、治療される体の場所を触覚により感
知するために利用される外科プロトコルを説明する。しかしながら、本発明の器
具が他の特別なあるいは体内の外科処置にも使用されてよいことが理解されるだ
ろう。
【0170】 本発明による縫合装置は、ここに女性における尿失禁(真性ストレス尿失禁−
GSUI)の治療のために使用される膀胱−首懸垂のための新規処置で適用され
るとして記述、説明されるだろうが、それは、また、例えば、仙脊柱の靭帯固定
などの用途に、及び肥満した患者の露呈が制限され、外科医が骨盤構造の触診に
依存しなければならない、従来の腹部を横切る(transabdominal
)骨盤の手術においても縫合材を固定するために適している。
【0171】 該処置は、女性における真性ストレス尿失禁の外科治療であり、「膀胱−首」
として定義される解剖学上の領域の懸垂の補正、つまり膀胱首をその以前の正常
な位置に戻すことを目的とする。このような処置は既知であり、最高の成功率を
有する処置は、尿道に側面方向にある骨盤の筋膜及び膣壁がクーパーの靭帯まで
懸垂されるBurch Colposuspensionである。この処置は、
実際に最も見込みがあると考えられるが、それは依然として全身麻酔、広範囲な
腹部切開術、及び入院を必要とする腹部を横切る方法である。
【0172】 本発明により容易にされる処置は前述されたBurch方法と同じ解剖学上の
原則に従うが、それは、それと対照区別して、腹部を横切るよりむしろ膣を横切
る(transvaginal)、膀胱首のクーパーの靭帯までの両側の懸垂で
ある。実際のところ、該治療を診察室の外来患者用処置に変えるのがこの違いで
ある。
【0173】 ここに説明される留め具移植装置は、例えば、開放Bankart肩安定化と
して知られている整形処置で利用することができる。
【0174】 再発する肩の脱臼は、相対的に一般的である。イスラエルの流行病学の研究(
Milgromら、肩及び肘ジャーナル(Journal of Should
er and Elbow)、1998年11月)の中で、17歳から33歳の
間の兵士の0.05%がこの問題に苦しんでいることが判明した。外傷性障害ま
たはスポーツにさらされる人口が多いほど、脱臼の尤度は高くなる。しかしなが
ら、年配者における肩脱臼は、通常、繰り返す脱臼につながらない。外傷性障害
による再発する肩脱臼は、通常手術により治療される。大多数のケースでは、繰
り返す肩不安定性を引き起こす本質的な障害は、関節窩縁からの前方の下位のま
たは前方の内側の唇の断裂である。この障害は、脱臼を防止できるように治療さ
れる必要がある。該処置は、ビーチチェアの位置で全身麻酔で行われる。通常、
該処置を実行するには、三人の外科医が必要とされる。一人が柔らかな組織を後
退させ、二人が手術を実行する。骨縫合留め具の到来は、唇の骨への縫合をより
簡単にした。しかしながら、依然として、非常に狭い解剖上の空間内で、関節窩
縁内に移植される骨縫合留め具に取り付けられる縫糸を唇の下から唇の上位表面
への通す際にはかなりの困難がある。この狭い空間のため、針に正確に組織を通
過させるために針の捻る動きを実行することは困難である。唇のこの治療に典型
的には、1個から3個の縫合留め具が使用されるため、3本の縫糸が通されなけ
ればならない。適切な場所での縫糸の入り口は、唇が、再発する脱臼を防止する
だろう適切な治療を保証するためにその正確な解剖学上の位置に戻されなければ
ならないため、非常に重要である。このタスクは、本発明の指誘導式留め具移植
装置を使用して容易に実行される。また、それにより、外科手術を二人の外科医
だけのチームで相応して実行できるようにする。
【0175】 本発明によるサンプリング装置は、頭皮pH装置として利用することができる
【0176】 最新の分娩管理の一部は、胎児の健康状態の評価を含む。これは、胎児の心臓
の監視及び胎児の血液pH及び気体の測定により実行される。胎児の心臓監視は
、胎児の心臓の電気的な活動を記録し、それを任意の時点での胎児の心臓速度の
グラフとして表示することにより実行される。胎児の血液気体及びpHは、開放
頚部を通して胎児の血液をサンプル採取することにより測定される。処置は、胎
児の出産までに即座に治療されない限り胎児の健康状態を危険にさらす胎児の苦
痛の疑いを確かめるために実行される。現在、胎児の頭皮血液サンプル採取は、
膜に破裂があり、頚部が、円錐形をした直径3−4cmのプラスチック管を、膣
を通して頚部の中に導入することを可能にするほど十分に開いている場合にだけ
実行することができる。管は、直接接触して胎児の頭皮に適用される。産科医は
、管を通して鋭い物体を使用し頭皮を引っ掻き、引っ掻き傷の場所で1滴の血液
を採取する。血液は分析のために採取される。
【0177】 本発明のサンプリング装置は、産科医が、同じ処置を、自分の指だけを使用し
てより簡単に、患者に優しいやり方で実行できるようにする。装置は、患者をd
orsolithotomy位置に置き、膣内に適用される大きな管の不快さに
苦しむ必要性を排除するだろう。産科医の指の上に、血液サンプル採取を実行す
る小型装置を取り付けると、産科医の指直径は管直径より小さいため、頚部開口
がより小さい分娩のより早期段階でferal頭皮血液をサンプル採取すること
ができるようになる。
【0178】 嚢胞性繊維症の既知の合併症である直腸脱出のケースでは、外科的な補正は、
慢性的な排便機能不全を引き起こす可能性のある肛門開口の緊縛により、あるい
は腹部アプローチを通して実行できる。腹部を横切る処置では、直腸の上部が仙
骨に固定される。本発明の縫合装置のどれかを使用すると、狭く、深い骨盤領域
での固定処置をさらに簡単且つ短いプロセスにし、正しい解剖学上の目標を露呈
するための広範囲の切開の必要性を回避することができる。
【0179】 本発明の縫合装置の使用から利益を得る別の処置は、子供における食道逆流の
治療のケースにある。外科的な補正は、食道周辺の一方通行の弁機構の再構築に
基づく。「管ループ」、つまり細いゴムバンドを食道の回りに通すことにより、
逆流を防止する。本発明の縫合装置のどれかが、食道の切開に対する必要性を置
き換え、管ループを、短く安全な方法で食道の後部に通すことを容易にする。
【0180】 通常の膣分娩は、女性の骨盤の床を、いくつかのケースでは骨盤床弛緩及び骨
盤器官脱出を生じさせる結果となる筋肉及び連接組織の心的外傷にさらす。膣脱
出は、膣円蓋尖に対する連接組織支持の弱体化の結果である。膣脱出を補正する
ために使用される最も一般的な外科技法の1つは、膣の上部を仙骨の両側から引
き伸ばされる連接組織凝縮(condensation)に縛り付けることを含
む。この解剖学上の構造が仙脊柱の靭帯と呼ばれ、該処置は仙脊柱の靭帯固定と
呼ばれる。該処置を実行するために、外科医は膣の後方壁を開放し、靭帯に届く
ために直腸のそばの空間に入ることが必要である。外科用糸が靭帯に固定され、
それ以降膣に縛り付けられ、このようにして膣の上部を靭帯に固定する。靭帯の
場所が骨盤穴の中で深いため、外科医は、長い器具を使用して直接的に視覚化し
て、靭帯を露呈し、縫合材を配置するための広範囲の切開を実行する必要がある
。しかしながら、靭帯の触診は容易で、外科医の指の届く範囲内にある。本発明
による縫合装置のどれかを外科医の指の上に取り付けると、このようにして、外
科医は、縫糸を正しい場所に設置し、広範囲な切開を回避し、血液損失を削減し
、手術時間を短縮することができる。正しい場所の触診が、靭帯の一定の領域の
後ろにある骨盤血管に対する傷害のリスクを削減することにより該処置をさらに
安全にする。
【0181】 大動物、特に馬及び牛における直腸の破裂は、多くの場合、蠕動の波動が検査
官の手首の上を通過するとき、あるいは雄馬の陰茎を直腸の中に挿入した後に発
生する。通常、結腸切開術は直腸を迂回するために行われ、直腸内の断裂を肛門
から30cmから40cmの距離で縫合しようとする。縫糸は断裂の触診により
盲目的に設置され、手術者の指によって保持される針を使用して縫糸を設置しよ
うとする。本発明による縫合装置のどれかは、断裂を縫合するのを補助するため
に利用できる。
【0182】 子馬出産の後の頚部に対する傷害は、既知の合併症である。これは、受胎後1
ヶ月から3ヶ月に頚部を通して胎児を失うために不妊につながる。現在の治療は
、開口のサイズを縮小するために、受胎後に縫糸を頚部の中に設置することを含
む。これらの縫糸は、指によって保持される針によって盲目的に挿入される。代
わりに、本発明による縫合装置のどれかが使用できる。
【0183】 分娩時の子宮の破裂のケースでは、多くの場合、断裂は大きく、治療は開腹術
によって実行されなければならない。しかしながら、小さな断裂が子馬の足によ
って引き起こされる場合がある。現在の治療は、小さな開口を閉じ、次の妊娠で
の子宮の破裂を防止するために、分娩後に子宮内に縫糸を設置することによって
達成される。現在、これらの縫糸は、指によって保持される針により盲目的に設
置される。代わりに、本発明による縫合装置のどれかが使用できる。
【0184】 発明は、その特定の実施態様に関連して説明されてきたが、多くの代替策、変
型及び変形が当業者に明らかになることは明らかである。したがって、添付請求
項の精神及び幅広い範囲に該当するすべてのこのような代替策、変型、及び変形
を包含することが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による針ドライバの第1実施態様の部分断面の正面図である。
【図2】 図1の針ドライバの部分断面の平面図である。
【図3】 針ドライバのハウジングの部分断面の正面図である。
【図4】 ハウジングの平面図である。
【図5】 図3の平面V−Vに沿った断面の図である。
【図6】 図3で丸で囲まれた領域の拡大詳細を表す。
【図7】 シンブル状のグリップの部分的な断面正面図を表す。
【図8】 シンブル状のグリップの部分的な断面平面図を表す。
【図9】 シンブル状のグリップの部分的な断面側面図を表す。
【図10】 針ドライバのつめ車の断面の正面図を示す。
【図11】 針ドライバのつめ車の断面の底面図を示す。
【図12】 本発明の針プッシャーの大きく拡大された透視図である。
【図13】 針引き抜き具の類似した図である。
【図14】 入り口ガイドの断面の正面図である。
【図15】 入り口ガイドの断面の側面図である。
【図16】 出口ガイドの類似した図である。
【図17】 出口ガイドの類似した図である。
【図18】 針ドライバキャップの断面の正面図である。
【図19】 針ドライバキャップの断面の側面図である。
【図20】 本発明による二重針ドライバの部分的に断面の正面図である。
【図21】 矢印Aの方向での図20の針ドライバの側面図である。
【図22】 図20及び図21の針ドライバのハウジングの部分的に断面の正面図である。
【図23】 ハウジングの部分的に断面の平面図である。
【図24】 矢印Bの方向でのハウジングの側面図である。
【図25】 針プッシャーの立面図である。
【図26】 図25の針プッシャーの断面図である。
【図27】 矢印Aの方向での針プッシャーの部分図である。
【図28】 矢印Bの方向での図27の詳細の図である。
【図29】 プッシャー−捕捉つめの位置も示す、針引き抜き具の透視図である。
【図30】 プッシャー−捕捉つめの立面図である。
【図31】 図30のつめの平面XXXI−XXXIに沿った断面図である。
【図32】 針保持環セグメントを示す。
【図33】 図25の針プッシャーの変形の立面図である。
【図33a】 図1から図33に説明される装置のどれかを使用して外科処置が完了された後
の膣及び子宮の概略図である。
【図34】 本発明による外科用器具を誘導するための指取り付け式装置の透視図である。
【図35】 本発明による外科用器具を誘導するための指取り付け式装置の透視図である。
【図36】 図34から図35の指取り付け式装置を使用して誘導できる外科用器具の断面
図である。
【図37】 図34から図35の指取り付け式装置を使用して誘導できる外科用器具の断面
図である。
【図38】 図34から図35の指取り付け式装置を使用して誘導できる外科用器具の断面
図である。
【図39】 図34から図35の指取り付け式装置を使用して誘導できる外科用器具の断面
図である。
【図40】 図34から図35の指取り付け式装置を使用して誘導できる外科用器具の断面
図である。
【図41】 図34から図35の指取り付け式装置を使用して誘導できる外科用器具の断面
図である。
【図42】 図34から図35の指取り付け式装置を使用して誘導できる外科用器具の断面
図である。
【図43】 図34から図35の指取り付け式装置を使用して誘導できる外科用器具の断面
図である。
【図44】 図34から図35の指取り付け式装置を使用して誘導できる外科用器具の断面
図である。
【図45】 図34から図35の指取り付け式装置を使用して誘導できる外科用器具の断面
図である。
【図46】 図34から図35の指取り付け式装置を使用して誘導できる外科用器具の断面
図である。
【図47】 排出された針が、外科医の指を上部から下部へ横切る平面に平行である平面上
にある円形経路に従う、本発明の別の態様による指誘導式縫合装置の透視図であ
る。
【図48】 排出された針が、外科医の指に垂直である平面上にある円形経路に従う、本発
明の別の態様による指誘導式縫合装置の透視図である。
【図49】 図47の装置の側壁または図48の装置の正面壁に係合されるハウジングの断
面図である。
【図50a】 図47から図48の装置で利用される半円形の針を示す。
【図50b】 図47から図48の装置で利用される半円形の針を示す。
【図51】 本発明の1つの実施態様による図47または図48の装置からの、及び装置の
中への半円形の針の排出及び引き抜きのステップの断面図である。
【図52】 本発明の1つの実施態様による図47または図48の装置からの、及び装置の
中への半円形の針の排出及び引き抜きのステップの断面図である。
【図53】 本発明の1つの実施態様による図47または図48の装置からの、及び装置の
中への半円形の針の排出及び引き抜きのステップの断面図である。
【図54】 本発明の1つの実施態様による図47または図48の装置からの、及び装置の
中への半円形の針の排出及び引き抜きのステップの断面図である。
【図54a】 本発明の1つの実施態様による図47または図48の装置からの、及び装置の
中への半円形の針の排出及び引き抜きのステップの断面図である。
【図55】 本発明の別の実施態様に従い針を押すまたは引くために使用される伸張可能−
収縮可能回転式アームの断面図である。
【図56】 本発明の別の態様による図47または図48の装置の中からの及び中への半円
形の針の排出及び引き抜きでのステップの断面図である。
【図57】 本発明の別の態様による図47または図48の装置の中からの及び中への半円
形の針の排出及び引き抜きでのステップの断面図である。
【図58】 本発明の別の態様による図47または図48の装置の中からの及び中への半円
形の針の排出及び引き抜きでのステップの断面図である。
【図59】 本発明の別の態様による図47または図48の装置の中からの及び中への半円
形の針の排出及び引き抜きでのステップの断面図である。
【図60】 図47及び図48の装置の動作を操作する及び/まあは監視するために使用さ
れる機械的/電気的な遠隔制御装置の断面図である。
【図61】 監視機構の別の部分を示す。
【図62】 図47または図48の装置を使用して、組織に挿入される縫糸を示す。
【図63】 本発明の別の態様による指誘導式サンプル採取装置の透視図であり、その引き
抜き位置にあるその毛細管及び穿刺装置を示す。
【図64】 図63の指誘導式サンプル採取装置の一部の拡大透視図であり、その排出され
た位置でその毛細管及び穿刺装置を示す。
【図65】 毛細管及び穿刺装置を排出する/引き抜くために利凹される遠隔アクチュエー
タの上部拡大図である。
【図66】 鋭い刃を有し、電子導電性収集済み検体の存在を報告するための報告装置が具
備される毛細管の断面図である。
【図67】 外科医の指示する指に取り付けられ、そのスリーブが排出される間に、陣痛中
に胎児の頭皮をサンプル採取するために使用される図63の装置を示し、Cは頚
部であり、Sは胎児の頭皮である。
【図68】 本発明による留め具移植装置の透視図である。
【図69】 図68の装置の壁の中に係合される単一ハウジングの断面図である。
【図70】 図68の装置で利用される遠隔回転アクチュエータの断面図である。
【図71】 図68の装置で利用される遠隔並進アクチュエータの断面図である。
【図72】 留め具誘導要素及び図68の装置のそれにより誘導される留め具の断面図であ
る。
【図73】 留め具誘導要素及び図68の装置のハウジング内にあるそれにより誘導される
留め具の断面図である。
【図74】 留め具誘導要素、及び留め具が誘導要素から排出され、組織内に固定される間
に、図68の装置のハウジングからそれにより誘導される留め具の断面図である
【図75】 本発明によるアダプタの透視図である。
【図76】 本発明によるアダプタの透視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61M 27/00 A61M 27/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW

Claims (95)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)外科医が治療される体の場所を触診によって感知でき
    るようにするために、その末端指節骨の腹側触覚部分を少なくとも部分的に露呈
    しつつ、外科医の指の少なくとも一部を取り囲むように適応されるシンブル状の
    要素と、 (b)前記シンブル状の要素の壁の中に形成される、または連結されるハウジン
    グ内で係合される排出可能な外科ツールと、 (c)外科医が前記体の場所を手術できるようにするために、前記シンブル状の
    要素から前記外科ツールを排出するための機構と、 を備える指誘導式外科用器具。
  2. 【請求項2】 指誘導式外科用器具を異なるサイズの指に適応するために、
    前記シンブル状の要素と外科医の指の間に差し込むことができるアダプタをさら
    に備える、請求項1に記載の指誘導式外科用器具。
  3. 【請求項3】 前記機構が、前記ハウジング内で係合され、前記排出可能外
    科ツールと接触する第1部分、及び患者の体の中から伸び、前記シンブル状の要
    素から前記外科ツールを排出するために、外科医のあいている手によって操作で
    きる第2の遠隔部分を含む、請求項1に記載の指誘導式外科用器具。
  4. 【請求項4】 前記機構が、外科医の指を前後に捻ることにより、前記シン
    ブル状の要素から前記外科ツールを排出するために、前記シンブル状の要素と外
    科医の指の間に置かれるつめ車部材を含む、請求項1に記載の指誘導式外科用器
    具。
  5. 【請求項5】 前記機構が、前記排出可能外科器具を前記ハウジングの中に
    引き抜くためにさらに役立つ、請求項1に記載の指誘導式外科用器具。
  6. 【請求項6】 前記壁が前記シンブル状の要素の側壁である、請求項1に記
    載の指誘導式外科用器具。
  7. 【請求項7】 前記壁が前記シンブル状の要素の前壁である、請求項1に記
    載の指誘導式外科用器具。
  8. 【請求項8】 前記シンブル状の要素が、外科医の指の末端指節骨の背側の
    上に取り付けられ、それにより末端指節骨の腹側触覚部分全体を露呈するように
    構築される、請求項1に記載の指誘導式外科用器具。
  9. 【請求項9】 前記シンブル状の要素が、末端指節骨を完全に取り囲み、末
    端指節骨の腹側触覚部分先端を露呈するように構築される、請求項1に記載の指
    誘導式外科用器具。
  10. 【請求項10】 前記シンブル状の要素が、外科医の指の末端指節骨の腹側
    の上に取り付けられ、末端指節骨の腹側触覚部分の先端を露呈するように構築さ
    れる、請求項1に記載の指誘導式外科用器具。
  11. 【請求項11】 前記外科ツールが、前記シンブル状の要素の長手方向軸の
    伸張の方向で排出可能である、請求項1に記載の指誘導式外科用器具。
  12. 【請求項12】 前記外科ツールが円形経路内で排出可能である、請求項1
    に記載の指誘導式外科用器具。
  13. 【請求項13】 前記円形経路が、外科医の指を上部から下部に横切る平面
    に実質的に平行である平面上にある、請求項12に記載の指誘導式外科用器具。
  14. 【請求項14】 前記円形経路が、外科医の指を側面から側面に横切る平面
    に実質的に平行である平面上にある、請求項12に記載の指誘導式外科用器具。
  15. 【請求項15】 前記円形経路が、外科医の指の長手方向軸に実質的に垂直
    である平面上にある、請求項12に記載の指誘導式外科用器具。
  16. 【請求項16】 前記外科ツールが、外科用針、そこから排出可能な外科用
    留め具を運ぶ針、穿刺装置、注射針、毛細管、穿刺毛細管、縮小型外科用把持器
    、縮小型外科用はさみ、縮小型刃、及び吸引毛細管から成るグループから選択さ
    れる、請求項1に記載の指誘導式外科用器具。
  17. 【請求項17】 前記外科ツールの完全な排出、前記外科ツールの完全な引
    き抜き、前記外科ツールの排出の程度及び前記外科ツールの引き抜きの程度から
    成るグループから選択される少なくとも1つの状況を報告するための報告機構を
    さらに備える、請求項1に記載の指誘導式外科用器具。
  18. 【請求項18】 前記シンブル状の要素により係合される光学ヘッドをさら
    に備える、請求項1に記載の指誘導式外科用器具。
  19. 【請求項19】 (a)外科医が治療される体の場所を触覚によって感知で
    きるようにするために、その末端指節骨の腹側触覚部分を露呈しつつ、外科医の
    指の一部を取り囲むように適応されるシンブル状の要素と、 (b)前記シンブル状の要素の壁の中に形成される、あるいは連結されるハウジ
    ング内で係合される排出可能な実質的に半円形の外科用針であって、縫糸を保持
    し、誘導するための前記外科用針と、 (c)外科医が前記体の場所を縫合できるようにするために、前記外科用針を円
    形経路内で前記ハウジング内の排出開口を通して前記シンブル状の容器から排出
    し、その後前記外科用針を前記ハウジング内の引き抜き開口を通して前記シンブ
    ル状の要素の中に引き抜くための機構と、 を備える、指誘導式外科用器具。
  20. 【請求項20】 前記実質的に半円形の外科用針にその一端で取り付けられ
    る縫糸をさらに備える、請求項19に記載の指誘導式外科用器具。
  21. 【請求項21】 前記機構が、仮想軸の回りの前記円形経路内で前記実質的
    に半円形の外科用針を向けるために、前記ハウジング内で形成され、前記排出開
    口と引き抜き開口を連結し、その排出の前及びその引き抜きの後に前記実質的に
    半円形の外科用針を完全に係合する実質的に半円形の流路を含み、前記機構が、
    さらに前記ハウジング内にあり、ヒンジの回りで回転可能である遠隔処理される
    回転式アームを含み、前記回転式アームが、前記実質的に半円形の外科用針の後
    部を押すことにより前記排出開口を通して前記実質的に半円形の外科用針を排出
    するように設計され、前記回転式アームが、さらに、前記実質的に半円形の外科
    用針の前部を引くことにより前記引き抜き開口を通して前記実質的に半円形の外
    科用針を引き抜くように設計される、請求項19に記載の指誘導式外科用器具。
  22. 【請求項22】 前記仮想軸及び前記ヒンジが一緒に位置される、請求項2
    1に記載の指誘導式外科用器具。
  23. 【請求項23】 前記仮想軸及び前記ヒンジが偏位されるが、前記回転式ア
    ームが伸張可能−収縮可能アームである、請求項21に記載の指誘導式外科用器
    具。
  24. 【請求項24】 前記実質的に半円形の外科用針が、前記前部にあるノッチ
    とともに形成され、前記ノッチが前記回転式アームの末端部を受け入れるように
    設計される、請求項21に記載の指誘導式外科用器具。
  25. 【請求項25】 前記実質的に半円形の外科用針が、前記後部にあるノッチ
    とともに形成され、前記ノッチが前記回転式アームの末端部を受け入れるように
    設計される、請求項21に記載の指誘導式外科用器具。
  26. 【請求項26】 前記実質的に半円形の外科用針が鈍い後端とともに形成さ
    れ、前記後端が前記回転式アームにより押されるように設計される、請求項21
    に記載の指誘導式外科用器具。
  27. 【請求項27】 前記壁が、前記シンブル状の要素の側壁である、請求項1
    9に記載の指誘導式外科用器具。
  28. 【請求項28】 前記壁が、前記シンブル状の要素の前壁である、請求項2
    1に記載の指誘導式外科用器具。
  29. 【請求項29】 前記遠隔処理される回転式アームが、前記ヒンジの回りで
    回転可能な回転式ホイール部分、及び前記回転式ホイール部分に連結される、ま
    たは一体化して形成されるアーム部分を含み、前記機構が、前記回転式アームの
    回転を達成するために、遠隔回転可能アクチュエータから前記回転式ホイールに
    回転運動を中継するための遠隔回転中継器をさらに含む、請求項21に記載の指
    誘導式外科用器具。
  30. 【請求項30】 前記ハウジングと前記遠隔回転可能アクチュエータの間で
    連結する可撓管をさらに備え、前記管が前記遠隔回転中継器を係合する、請求項
    28に記載の指誘導式外科用器具。
  31. 【請求項31】 前記シンブル状の要素が、外科医の指の末端指節骨の背側
    の上に取り付けられ、それにより末端指節骨の腹側触覚部分全体を露呈するよう
    に構築される、請求項19に記載の指誘導式外科用器具。
  32. 【請求項32】 前記円形経路が、外科医の指を上部から下部に横切る平面
    に実質的に平行である平面上にある、請求項19に記載の指誘導式外科用器具。
  33. 【請求項33】 前記円形経路が、外科医の指を側面から側面に横切る平面
    に実質的に平行である平面上にある、請求項19に記載の指誘導式外科用器具。
  34. 【請求項34】 前記円形経路が、外科医の指の長手方向軸に実質的に垂直
    である平面上にある、請求項19に記載の指誘導式外科用器具。
  35. 【請求項35】 前記実質的に半円形の外科用針の完全な排出、前記実質的
    に半円形の外科用針の完全な引き抜き、前記実質的に半円形の外科用針の排出の
    程度、及び前記実質的に半円形の外科用針の引き抜きの程度から成るグループか
    ら選択される少なくとも1つの状況を報告するための報告機構をさらに備える、
    請求項19に記載の指誘導式外科用器具。
  36. 【請求項36】 前記シンブル状の要素によって係合される光学ヘッドをさ
    らに備える、請求項19に記載の指誘導式外科用器具。
  37. 【請求項37】 (a)外科医が治療される体の場所を触覚により感知でき
    るようにするために、その末端指節骨の腹側触覚部分を少なくとも部分的に露呈
    しつつ、外科医の指の少なくとも一部を取り囲むように適応されるシンブル状の
    要素と、 (b)前記シンブル状の要素の壁に形成されるハウジング内で係合される排出可
    能毛細管と、 (c)外科医が前記体の場所を毛細管サンプル採取できるようにするために、前
    記シンブル状の要素から前記排出可能毛細管を排出するための第1機構と、 を備える、指誘導式外科用器具。
  38. 【請求項38】 (d)前記排出可能毛細管を取り囲む前記ハウジング内で
    係合される並進自在に排出可能なスリーブと、 (e)前記体の場所を取り囲む体液から遮断するために、前記シンブル状の要素
    から前記並進自在に排出可能なスリーブを排出するための第2機構と、 をさらに備える、請求項37に記載の指誘導式外科用器具。
  39. 【請求項39】 (d)前記ハウジング内で係合される排出可能穿刺装置で
    あって、前記第1機構が、外科医が前記体の場所を傷つけることができるように
    するために、前記シンブル状の要素から前記排出可能穿刺装置を排出するために
    さらに役立つ、排出可能穿刺装置と、 をさらに備える、請求項37に記載の指誘導式外科用器具。
  40. 【請求項40】 前記排出可能毛細管が、外科医が前記体の場所を傷つける
    ことができるようにするために鋭い刃を有する、請求項37に記載の指誘導式外
    科用器具。
  41. 【請求項41】 前記排出可能毛細管が並進自在に排出可能な毛細管である
    が、前記第1機構が遠隔処理される並進可能な排出機構である、請求項37に記
    載の指誘導式外科用器具。
  42. 【請求項42】 前記排出可能毛細管が回転自在−並進自在に排出可能毛細
    管であるが、前記第1機構が回転可能−遠隔処理並進可能排出機構である、請求
    項37に記載の指誘導式外科用器具。
  43. 【請求項43】 前記排出可能毛細管が排出可能吸引毛細管であり、指誘導
    式外科用器具が、前記排出可能吸引毛細管と流体連通する遠隔吸引装置をさらに
    備える、請求項37に記載の指誘導式外科用器具。
  44. 【請求項44】 前記第1機構が、前記排出可能毛細管を前記ハウジングの
    中に引き抜いて戻すためにさらに役立つ、請求項37に記載の指誘導式外科用器
    具。
  45. 【請求項45】 前記壁が前記シンブル状の要素の後部壁である、請求項3
    7に記載の指誘導式外科用器具。
  46. 【請求項46】 前記シンブル状の要素が、外科医の指の末端指節骨の腹側
    の上に取り付けられ、それにより爪のすぐ下の末端指節骨の腹側触覚部分の先端
    を露呈するように構築される、請求項37に記載の指誘導式外科用器具。
  47. 【請求項47】 前記毛細管が、前記シンブル状の要素の長手方向軸の伸張
    の方向で排出可能である、請求項37に記載の指誘導式外科用器具。
  48. 【請求項48】 前記毛細管の完全な排出、前記毛細管の完全な引き抜き、
    前記毛細管の排出の程度及び前記毛細管の引き抜きの程度から成るグループから
    選択される少なくとも1つの状況を報告するための報告機構をさらに備える、請
    求項37に記載の指誘導式外科用器具。
  49. 【請求項49】 前記シンブル状の要素により係合される光学ヘッドをさら
    に備える、請求項37に記載の指誘導式外科用器具。
  50. 【請求項50】 前記毛細管内での流体の存在及び前記毛細管内の流体の液
    位から成るグループから選択される少なくとも1つの状況に関して外科医に報告
    するための、前記毛細管内の報告機構をさらに備える、請求項37に記載の指誘
    導式外科用器具。
  51. 【請求項51】 (a)外科医が治療される体の場所を触覚で感知できるよ
    うにするために、その末端指節骨の腹側触覚部分を少なくとも部分的に露呈しつ
    つ、外科医の指の少なくとも一部を取り囲むように適応されるシンブル状の要素
    と、 (b)前記シンブル状の要素の少なくとも1つの壁の中に形成される、または連
    結される少なくとも1つのハウジングの中で係合される少なくとも1つの排出可
    能留め具誘導要素と、 (c)前記体の場所を貫通するために、前記シンブル状の要素から前記少なくと
    も1つの留め具誘導要素を排出するための少なくとも1つの第1機構と、 (d)前記少なくとも1つの排出可能留め具誘導要素内で係合される少なくとも
    1つの排出可能留め具と、 (e)外科医が、前記体の場所に前記少なくとも1つの排出可能留め具を固定で
    きるようにするために、前記少なくとも1つの排出可能留め具誘導要素の中から
    前記少なくとも1つの排出可能留め具を排出するための少なくとも1つの第2機
    構と、 を備える指誘導式外科用器具。
  52. 【請求項52】 前記少なくとも1つの留め具に取り付けられる少なくとも
    1本のコードをさらに備える、請求項51に記載の指誘導式外科用器具。
  53. 【請求項53】 前記少なくとも1本のコードが、前記コードを引くことに
    より前記体の場所に固定されるときに、前記留め具の回転、したがって効率的な
    固定を達成するために、任意の位置にある前記少なくとも1つの留め具に取り付
    けられる、請求項52に記載の指誘導式外科用器具。
  54. 【請求項54】 前記少なくとも1つの第1機構が、前記ハウジング内にあ
    り、ヒンジの回りで回転可能である少なくとも1つの遠隔に処理される回転式ア
    ームを含み、前記少なくとも1つの遠隔で処理される回転式アームが、前記少な
    くとも1つの排出可能留め具誘導要素の後部を押すことにより、前記少なくとも
    1つのハウジング内で少なくとも1つの排出開口を通して前記少なくとも1つの
    排出可能留め具誘導要素を排出するように設計され、前記少なくとも1つの遠隔
    に処理される回転式アームが、前記少なくとも1つの排出可能留め具誘導要素の
    前記後部を逆方向で引くことにより、前記少なくとも1つの排出可能留め具誘導
    要素を引き抜くようにさらに設計される、請求項51に記載の指誘導式外科用器
    具。
  55. 【請求項55】 前記少なくとも1つの第2機構が、前記少なくとも1つの
    排出可能留め具誘導要素から前記少なくとも1つの留め具を排出するための少な
    くとも1つの遠隔処理される並進可能排出機構を含む、請求項51に記載の指誘
    導式外科用器具。
  56. 【請求項56】 前記少なくとも1つの壁が、前記シンブル上の要素の少な
    くとも1つの側壁である、請求項51に記載の指誘導式外科用器具。
  57. 【請求項57】 前記シンブル状の要素が、外科医の指の末端指節骨の背側
    の上に取り付けられ、それにより末端指節骨の腹側触覚部分全体を露呈するよう
    に構築される、請求項51に記載の指誘導式外科用器具。
  58. 【請求項58】 前記少なくとも1つの排出可能留め具の完全な排出、前記
    少なくとも1つの排出可能留め具誘導要素の完全な排出、前記少なくとも1つの
    排出可能留め具誘導要素の完全な引き抜き、前記少なくとも1つの排出可能留め
    具誘導要素の排出の程度、及び前記少なくとも1つの排出可能留め具誘導要素の
    引き抜きの程度から成るグループから選択される少なくとも1つの状況を報告す
    るための報告機構をさらに備える、請求項51に記載の指誘導式外科用器具。
  59. 【請求項59】 前記シンブル状の要素により係合される光学ヘッドをさら
    に備える、請求項51に記載の指誘導式外科用器具。
  60. 【請求項60】 外科用器具を誘導するための指取り付け式装置であって、
    該装置は、外科医が治療される体の場所を触覚により感知できるようにするため
    に、その末端指節骨の腹側触覚部分を少なくとも部分的に露呈しつつ、外科医の
    指の少なくとも一部を取り囲むように適応されるシンブル状の要素を備え、前記
    シンブル状の要素がその壁の中に形成される少なくとも1つの長手方向誘導軸路
    と形成され、前記少なくとも1つの長手方向誘導軸路が、外科医が前記体の場所
    を手術できるようにするために、そこを通して外科用器具を誘導するためのもの
    である、指取り付け式装置。
  61. 【請求項61】 誘導される外科用器具を異なるサイズの指に適応するため
    に、前記シンブル状の要素と外科医の指の間に差し込むことができるアダプタを
    さらに備える、請求項60に記載の指取り付け式装置。
  62. 【請求項62】 前記壁が前記シンブル状の要素の側壁である、請求項60
    に記載の指取り付け式装置。
  63. 【請求項63】 前記壁が前記シンブル状の要素の前壁である、請求項60
    に記載の指取り付け式装置。
  64. 【請求項64】 前記壁が前記シンブル状の要素の前壁である、請求項60
    に記載の指取り付け式装置。
  65. 【請求項65】 前記シンブル状の要素が、外科医の指の末端指節骨の背側
    の上に取り付けられ、それにより末端指節骨の腹側触覚部分全体を露呈するよう
    に構築される、請求項60に記載の指取り付け式装置。
  66. 【請求項66】 前記シンブル状の要素が、末端指節骨を完全に取り囲み、
    末端指節骨の腹側触覚部分の先端を露呈するように構築される、請求項60に記
    載の指取り付け式装置。
  67. 【請求項67】 前記シンブル状の要素が、外科医の指の末端指節骨の腹側
    の上に取り付けられ、末端指節骨の腹側触覚部分の先端を露呈するように構築さ
    れる、請求項60に記載の指取り付け式装置。
  68. 【請求項68】 前記外科ツールが、前記シンブル状の要素の長手方向軸の
    伸張の方向で排出可能である、請求項60に記載の指取り付け式装置。
  69. 【請求項69】 前記外科ツールが、外科用針、そこから排出可能な外科用
    留め具を運ぶ針、穿刺装置、注射針、毛細管、穿刺毛細管、縮小型外科用把持器
    、縮小型外科用はさみ、縮小型刃、及び吸引毛細管から成るグループから選択さ
    れる、請求項60に記載の指取り付け式装置。
  70. 【請求項70】 前記シンブル状の要素により係合される光学ヘッドをさら
    に備える、請求項60に記載の指取り付け式装置。
  71. 【請求項71】 (a)穴が備えられた本体の形を取り、その表面が実質的
    に回転の表面であるハウジングであって、残りの穴に180°を超える角度の範
    囲を定めさせるような距離、前記穴の軸に沿った平面から放射状に偏位される平
    面に沿って切削される前記ハウジングと、 (b)末端指節骨の腹側部分を少なくとも部分的に露呈しつつ、外科医の指を部
    分的に取り囲み、摩擦をもって嵌合するように適応されるシンブル状の部材であ
    って、少なくとも回転中に1つの自由度をもって前記ハウジングの中で可動であ
    る前記シンブル状の部材と、 (c)一端が活性化された点を構成し、他端に外科用縫糸の一端が固定して取り
    付けられる、実質的に半円形の形状の外科用針であって、前記ハウジングの第1
    誘導手段内で誘導されて移動するように適応され、さらに前記活性化された点近
    くの場所でノッチを備える前記針と、 (d)前記シンブル状の部材に固定して取り付けられるか、あるいは一体化され
    る弧状に配列される歯を備えるつめ車部材と、 (e)補助ハウジングの第2誘導手段内で誘導されて移動するように適応され、
    弾性的に変形可能なつめ部材を備える針プッシャーであって、それにより前記つ
    め車部材が回転の1つの向きで回転するときに、前記つめ車部材に機械的に結合
    される前記針プッシャーと、 (f)前記ハウジングの前記第2誘導手段内で誘導されて移動するように適応さ
    れ、弾性的に変形可能なつめ部材を備える針引き抜き具であって、それにより前
    記つめ車部材が前記回転の1つの向きで回転するときに、前記つめ車部材に機械
    的に結合され、さらに、その引きを容易にするために前記針内で前記ノッチを係
    合するための歯状の突起物を備える前記針引き抜き具と、 を備える、指誘導式縫合装置。
  72. 【請求項72】 前記ハウジングが、実質的に中空円筒形の形を取り、その
    一部が、残りの円筒形部分に180°を超える角度の範囲を定めさせるほどの距
    離、前記円筒形の軸に沿った平面から放射状に偏位される平面に沿って切り払わ
    れる、請求項71に記載の縫合装置。
  73. 【請求項73】 前記第1誘導手段が、前記ハウジング上の第1周辺溝であ
    る、請求項71に記載の縫合装置。
  74. 【請求項74】 前記第2誘導手段が、前記ハウジング上の第1周辺溝であ
    る、請求項71に記載の縫合装置。
  75. 【請求項75】 前記ハウジングの上に隣接して取り付けられ、前記ハウジ
    ングの外形を実質的に補完するキャップをさらに備え、前記キャップの円筒形内
    面が、前記針プッシャー及び前記針引き抜き具がその内側で移動できる空間を画
    定し、範囲を定める、請求項71に記載の縫合装置。
  76. 【請求項76】 前記シンブル状の部材に、周辺溝内部とハウジングを整合
    する少なくとも1つの突起物が備えられ、それにより前記部材が回転だけで1つ
    の自由度に制約される、請求項71に記載の縫合装置。
  77. 【請求項77】 前記周辺内側溝に加えて、前記ハウジングが、前記周辺溝
    を交差し、前記周辺溝を越えて伸張する、少なくとも1つの軸に沿って向けられ
    る内側溝を備え、それにより前記ハウジングを基準にした少なくとも1つの角位
    置では、前記シンブル状の部材が、ばねの復元力に逆らって並進移動することも
    できる、請求項76に記載の装置。
  78. 【請求項78】 前記針の活性化した点が、縫合プロセス開始時に前記装置
    から出現する場所に取り付けられる前記針用の出口ガイドをさらに備える、請求
    項71に記載の縫合装置。
  79. 【請求項79】 前記針の活性化した点が縫合プロセスの最後に前記装置に
    再び入る場所に取り付けられる入り口ガイドをさらに備える、請求項71に記載
    の縫合装置。
  80. 【請求項80】 その長さの少なくとも一部が先細り、その末端指節骨の腹
    側部分を少なくとも部分的に露呈しつつ、外科医の指を部分的に取り囲み、摩擦
    をもって外科医の指に嵌合するように適応される、穴を有する実質的にプリズム
    状のハウジングを備える指誘導式縫合装置であって、前記ハウジングは、前記穴
    が露呈されるが、依然として外科医の指を180°を超えて取り囲むように前記
    穴の軸から離れた平面に沿って切削され、前記装置が、さらに、前記プリズム状
    のハウジングのそれぞれの側面に、 (a)中心穴を有する凹部と、 (b)実質的に半円形の形状をした2本の外科用針であって、各針の一端がその
    活性化された点を構成し、その他端が外科用縫糸の一端に固定して取り付けられ
    、前記針が前記凹部にも受けられる溝の中で誘導されて移動するように適応され
    、それぞれがさらに前記活性化された点に近い場所でノッチを備え、針移動手段
    が、前記凹部のそれぞれに回転自在に取り付けられ、第1針操作手段を作動する
    ことにより回転の1つの向きで、及び第2針操作手段を作動することにより回転
    の反対の向きで回転可能である、2本の外科用針と、 を備える、指誘導式縫合装置。
  81. 【請求項81】 前記針操作手段が、引くことにより作動されるコード手段
    である、請求項80に記載の縫合装置。
  82. 【請求項82】 前記針移動手段が、前記第1コード手段を引くことにより
    先に進められ、前記第2コード手段を引くことにより逆転される針プッシャー手
    段、及び前記ハウジング凹部内で誘導されて移動するように適応される針引き抜
    き手段を備え、それぞれが、前記針プッシャー手段を係合し、前記針の前記ハウ
    ジングの中への戻りを達成するために、前記針引き抜き手段に固定して連結され
    る、または一体化したつめ手段だけではなく、前記針の中で前記ノッチを係合す
    るための留め金手段を備える、請求項80に記載の縫合装置。
  83. 【請求項83】 前記針プッシャー手段及び前記針引き抜き手段が1つの同
    じ構成要素である、請求項82に記載の縫合装置。
  84. 【請求項84】 前記つめ手段が、前記針プッシャー手段に固定して連結さ
    れるか、一体化される、請求項82に記載の縫合装置。
  85. 【請求項85】 前記針ドライバにそれぞれドラム手段が備えられ、前記第
    1コード手段が巻き取りの1つの向きで前記ドラムのそれぞれに巻き付けられ、
    前記第2コード手段が、巻き取りの反対の向きで前記ドラムのそれぞれに巻き付
    けられる、請求項80に記載の縫合装置。
  86. 【請求項86】 前記留め金手段が、歯状の突起物の形を取る、請求項80
    に記載の縫合装置。
  87. 【請求項87】 尿失禁の治療のための膀胱−首懸垂のための外科処置であ
    って、骨盤の筋膜及び膣の壁を、排出可能な、実質的に半円形の針を有する指誘
    導式外科器具を使用して配置される縫糸によりクーパーの靭帯まで、患者の尿道
    に側面方向に懸垂するステップを備える外科処置。
  88. 【請求項88】 再発する肩脱臼の治療のための外科処置であって、患者の
    関節窩縁にコードを保持する少なくとも1つの留め具を固定し、前記コードを使
    用して断裂した前方下位のまたは前方内側の唇をそれに係合し、前記少なくとも
    1つの留め具が、その中で少なくとも1つの排出可能留め具を係合する少なくと
    も1つの排出可能留め具誘導要素を有するとめ具移植装置を介して、関節窩縁内
    に固定されるステップを備える該処置。
  89. 【請求項89】 陣痛の間に胎児頭皮から血液をサンプル採取するための外
    科処置であって、前記血液を指誘導式毛細管装置の排出可能毛細管の中にサンプ
    ル採取するステップを備える該処置。
  90. 【請求項90】 直腸脱出の治療のための外科処置であって、排出可能な、
    実質的に半円形の針を有する指誘導式外科用器具を使用して適用される縫糸によ
    り、肛門開口を緊縛するステップを備える該処置。
  91. 【請求項91】 食道逆流の治療のための外科処置であって、排出可能な、
    実質的に半円形の針を有する指誘導式外科用器具を使用して、患者の食道の回り
    に管ループを配置するステップを備える該処置。
  92. 【請求項92】 膣脱出の治療のための外科処置であって、排出可能な、実
    質的に半円形の針を有する指誘導式外科用器具を使用して設置される縫糸によっ
    て患者の仙脊柱の靭帯に患者の膣の上部を縛りつけるステップを備える該処置。
  93. 【請求項93】 大動物の直腸の破裂の治療のための外科処置であって、排
    出可能な、実質的に半円形の針を有する指誘導式外科器具を使用して破裂を縫合
    するステップを備える該手段。
  94. 【請求項94】 大動物の頚部の破裂の治療のための外科処置であって、排
    出可能な、実質的に半円形の針を有する指誘導式外科用器具を使用して、破裂を
    縫合するステップを備える該処置。
  95. 【請求項95】 大動物の子宮の破裂の治療のための外科処置であって、排
    出可能な、実質的に半円形の針を有する指誘導式外科用器具を使用して破裂を縫
    合するステップを備える該処置。
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