JP2003522624A - 腐敗タンクの改善された使用法 - Google Patents

腐敗タンクの改善された使用法

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JP2003522624A
JP2003522624A JP2001558371A JP2001558371A JP2003522624A JP 2003522624 A JP2003522624 A JP 2003522624A JP 2001558371 A JP2001558371 A JP 2001558371A JP 2001558371 A JP2001558371 A JP 2001558371A JP 2003522624 A JP2003522624 A JP 2003522624A
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septic tank
wastewater
distiller
outlet
treatment system
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ゼブア,ウィリアム,エイチ
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オベイション・プロダクツ・コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】 住宅(13)から廃水が腐敗タンク(10)に放出される。ポンプ(18)は、蒸留器に供給される原料として、タンクの液層から廃水を汲み上げ、蒸留器(22)へ廃水を供給する。蒸留器(22)は、蒸留器に供給される原料を蒸留液と蒸留残渣に分離する。蒸留残渣は腐敗タンクに戻され、一方蒸留液は、再利用され又はろ過場へ放出される。どちらの場合にも、ろ過場利用の悪影響効果は多く排除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は廃水処理に関する。より詳細には、本発明は腐敗タンクの利用を改善
することに関する。
【0002】
【従来の技術】
より発展した国々の多くの住宅は共通の廃水処理施設を利用することができる
が、多くの他の住宅に対して独立して機能する腐敗システムが設けられている。
住宅又は他の廃水源は、その廃水を腐敗タンクへと放出する。沈殿により比較的
澄んだ液層が、沈殿した固形物と、液層の上面に「マット」を形成する浮揚性成
分との間に形成される。水が、この液層からいわゆるろ過場に排出される。より
よく機能するシステムにおいては、ろ過場は、井戸水が汲み出される地下水面に
水が達する前に、水を大部分浄化する。
【0003】 腐敗システムが、多くの設備では全く効果的であるが、多くの要因が組み合わ
さり、多くの場合に不十分な機能しかもたらさない。人口密度の増加及び他の敷
地に関する要因によって、ろ過場の能力は、しばしばシャワー及びトイレの使用
に制限を加えるほどに低下している。これは、シャワーヘッドの流量を減少させ
、一回あたりに流す水の量を減少させるという大規模な成果を生じさせた。これ
らの処置のいくつかは、利用者の利便性の立場から有益であり、いくつかは保護
処置としてさえも非生産的である。そのうえ相応のろ過能力よりもより高い能力
を有すると思われるろ過場でさえも、しばしば水を浄化するのに適さないことが
証明されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
したがって腐敗システムの改良をさらに進めるための開発が大変に必要とされ
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
効果的な腐敗システムの容量及び結果として生じる水の質の双方が、廃水から
水を再生するのに蒸留器を利用することにより大幅に改善することを見出した。
本発明によれば、廃水が、蒸留器に供給される原料として、腐敗タンクから汲み
上げられ、蒸留器に送られる。本発明の大部分の実施態様では、蒸留残渣の大部
分が腐敗タンクに戻されるが、蒸留液の大部分は戻されない。蒸留液は典型的に
は再利用されるが、ろ過場又は腐敗タンクの排水の他の受容体に重い負荷をかけ
ない。これによって利用者はろ過サイクルを回避することが可能となり、本発明
は、腐敗システムの有効容量を増加させるばかりでなく、必要とされる井戸の容
量を減少させる。蒸留液がろ過場に放出されるにもかかわらず、本システムは結
果として生じる水の質を向上させる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明を添付の図面を参照して以下に説明する。図1には、廃水主入口12を介
して住宅13又は他の廃水源から廃水を受容する腐敗タンク10を示す。この図示さ
れている実施態様では、スクリーン又は障壁14が、浮揚性の廃物が主出口16を介
してろ過場又は腐敗タンクの廃水の他の受容体へ流れ出ることを防ぐ。しかしな
がら明らかとなるように、本発明は多くの場合において、このような出口、した
がって障壁の必要性を排除することができる。
【0007】 固形物はタンクの底に沈殿し、この固形物と浮揚性の廃物の「マット」との間
の比較的澄んではいるが依然として汚れている水と分離する。この図示されてい
る実施態様では、以下でより詳細に記述される汲み上げ機構18が、比較的澄んだ
水の領域から廃水を汲み上げ、蒸留器への送水導管を介して蒸留器22内に廃水を
ポンプで汲み上げる。適切な容量の如何なる形式の蒸留器をも使用することがで
き、それによって本発明の利点を得ることができるが、蒸留器は、いずれも係続
中の、改良された回転プレート式熱交換器に対する米国特許出願第09/211,363号
、回転プレート式熱交換器に対する米国特許出願第09/246,354号、毛管ワイパー
を利用する熱交換器機構に対する米国特許出願第09/209,948号、往復機関低圧比
コンプレッサーに対する米国特許出願第09/209,947号に記載されている形式の蒸
留器であることが好ましい。
【0008】 さらに図1は、蒸留器22が腐敗タンクの外に配置されているように示し、蒸留
器は本発明のこの実施態様の大部分の中に配置されている。しかしその配置位置
は本発明の必須の特徴ではなく、蒸留器内に腐敗タンクから廃水を汲み上げるこ
とへのこのような言及は、廃水が(蒸留器を除いて)腐敗タンクから離れない遮
断構成であることを意図していない。代わりに、先に挙げた特許出願の内容に精
通している者は、蒸留器の熱交換器の水溜が腐敗タンクと一体的であり、分離し
た汲み上げ機構18が不必要である構成を容易に想到することができる。
【0009】 蒸留器は、浄化された蒸留液と蒸留残渣に分離するように機能し、蒸留残渣の
中には混じり物が相対的に濃縮される。図1は、蒸留液導管24及び蒸留残渣導管
26を必要とし、これらは蒸留工程の2つの生成物を示す。蒸留残渣となる蒸留器
に供給される原料のわずかな部分のみが、図1に示される蒸留残渣導管26を介し
て腐敗タンクに戻る。蒸留器に供給される原料の圧倒的に多くの部分が最終的に
蒸留液となる。典型的には、この蒸留液は住宅の上水に加えられ、いずれにして
も腐敗タンクから取り除かれたままとなる。再利用されるとすると、このシステ
ムはろ過場のろ過容量に重い負荷をかけることはない。ろ過場に戻されるとする
と、ろ過場の生成物の質に寄与する。
【0010】 実際に、蒸留器に供給される原料の導管が通過するのと同じ腐敗タンク10の開
口28を介して戻る蒸留残渣導管を示す図1は、ある程度の概念を形成している。
このようなアプローチは、実際上、いくつかの実施態様で実施されるが、特に新
たに設置された装置では、蒸留残渣は、多くの装置内で、代わりに廃水主入口12
を含む経路を介して流れる。
【0011】 また示される実施態様は、蒸留残渣を処理することなく腐敗タンクに戻してい
るが、これは本発明の本質的な特徴ではない。本発明のより精巧ないくつかの実
施態様は、結果生じた生成物のいくらかを又は全てを腐敗タンクに戻す前に、蒸
留残渣を燃焼させ、又は蒸留残渣に他の何らかの形式の処理を加える。
【0012】 いずれにしても、結果生じた生成物は、腐敗タンク及びそのろ過場又は排水の
他の受容体の全体にわたる負荷を大幅に減じる。実際に、本発明のある局面を具
現化する構成が全く排水出口を有さないということが想到される。
【0013】 上述したように、いくつかの実施態様は、蒸留器を、ある意味で腐敗タンクと
一体化されて形成されるように配列する。しかし少なくとも本発明の教示が実在
の従来の腐敗タンク設備を取り替えることによって実施される場合に、機構18の
ような別個の汲み上げ機構を利用する構成は影響力をもつように思われる。した
がって別個の汲み上げ機構が実現される1つの方法を詳細に述べる。
【0014】 図2は、回転子30を含む汲み上げ機構18を示す。蒸留器に供給される原料を、
ある最大寸法よりも大きな粒子を排除するのに十分なフィルターを通過させるこ
とが好ましく、それで大部分の実施態様はスクリーン32のようなフィルターを含
む。回転子30は、スクリーン32及びクラッチギャップ34を含む経路を介して廃水
を汲み上げ、回転子30は、図1の蒸留器に供給される原料の導管20を送る管部材
36を介してこのような汲み上げられた廃水をポンプで汲み上げる。さらに説明す
るように、モーター38は、フロート42のレベルに応じて、回転子30及びインペラ
ー40の双方を断続的に駆動する。
【0015】 汲み上げ機構の動作を説明するために、モーター38を汲み上げ出口導管36を介
して廃水を流す状態から始める。図2はこの状態を表し、スクリーン32を介して
流れる抵抗によって生じる圧力降下のために、汲み上げ機構のハウジング46内の
液体のレベル44は外側のレベル48よりも低い。
【0016】 フロート42は、下部端にネック52が形成されているとともに軸方向に延伸する
ロッド50を含む。ネック52は、Z字形状のレバー56の端部に形成されているヨー
ク54に適合している。レバー56は、ハウジング46の内壁に形成されているピボッ
ト座58に枢軸動するように取り付けられている。最初にオーバーセンターバネ60
は、フロート42の重量にもかかわらず、Z字形状のレバーがその図示されている
安定状態から下方に枢軸動することを防ぐ。
【0017】 回転子がポンピングしている場合には、回転子は汲み上げ機構の内側から、す
なわちタンクから流体を押しやる。ベント62は、液体のレベルの変化に適応して
圧力を等しく保つ。内側の液体のレベルが下がると、フロート42の浮揚点が十分
に下がり、オーバーセンターバネがもはや抵抗することができず、その下部の安
定位置にパチリと動作し、それによってZ字形状のレバー56が下方にパチリと動
作し、その末端64が持ち上がる。これにより末端はクラッチ操作ロッド66を上方
に引き上げる。
【0018】 この点に達するまで、図3及び4に最もよく示されている減速歯車70、72、74
、76は静止状態を依然として保っている。これらの歯車の、第1の小径歯車70は
、第2の小径歯車74と同じ軸に設けられている第1の大径歯車72と噛み合う。歯
車74は、したがって静止状態を依然として保っているインペラー40に固定されて
いる第2の大径歯車76と係合する。
【0019】 ロッド66が持ち上げられると、それによりロッドはブラケット68を持ち上げる
。したがってこのブラケットは、クラッチ板に固定されている歯車70とともにク
ラッチ板78を持ち上げる。歯車70が持ち上げられることにより、歯車70の歯車72
との係合状態は維持されるが、クラッチ板78を、モーターが駆動する他方のクラ
ッチ板80と係合させる。これにより、モーターは、クラッチ板78を駆動し、した
がって歯車列を駆動し、これを介してインペラー40を駆動し始める。
【0020】 さらに回転子が廃水を汲み上げ機構の内部から汲み上げ、導管36及び20を介し
てポンピングする流体の経路は、クラッチ板78及び80の間のギャップ34を含む。
ここでこれらのクラッチ板が係合すると、ギャップは閉じ、これによって回転子
は汲み上げ機構の内部からもはや流体を汲み上げることはない。したがって回転
子30が上部クラッチ板80の上方の水に対して及ぼす遠心力によって、回転子はプ
レート間の圧力を低く保ち、したがってクラッチ板の係合を強化するように機能
する。
【0021】 回転子30が汲み上げ機構の内部から廃水流体をもはや汲み上げなくなっても、
インペラー40がスクリーン32を介して下方に流体を汲み出すので、内部の液体の
レベルは下がる。インペラーの寸法及び速度は、スクリーンを介して下方への結
果生じる液体の速度が、回転子30がポンピングする場合の上方への速度よりも相
当に大きくなるようなものである。これは、そこに積み上げられたあらゆるスラ
ッジがスクリーンから押し流されるのを助け、一方インペラー40は付加的にスク
リーンの底部を擦る。手短に言えば、回転子が蒸留器22に廃水流体を原料として
押しやるサイクルの後、インペラーがそのスクリーンを擦り、押し流し、スクリ
ーンに積み上げられたあらゆるスラッジを排除する。
【0022】 このバックフラッシュは、ある時点で停止され、図示されている実施態様では
この目的のために時期調節機構を使用する。下方に下がったフローとの浮揚レベ
ルに対応して、レバーが下方位置にパチリと動作すると、これは遅動スイッチ回
路81も作動し、その状態では、遅延後に、電力がモーターに印加される経路が開
放されている。インペラー及び回転子は、遅延後に停止する。この遅延は、イン
ペラーが本質的に汲み上げ機構の内部を空にするのに十分な長さである。これは
油のような浮揚物質が積み重なることを制限する。
【0023】 インペラーが停止すると、汲み上げ機構の内部の水位が上昇して、タンクのレ
ベルまで戻る。通常このレベルは、上部の安定位置までレバーを持ち上げて戻す
には、フロートの初めの位置として低すぎる。したがって遅延スイッチ回路81は
開放状態を維持し、モーターはしばらくの間停止の状態を維持する。
【0024】 結局、タンク内に放出されるさらなる廃水が、フロートの浮揚点を下部安定位
置から上部安定位置へとレバー56を付勢するのに十分な高さとする。これにより
、クラッチ板78及び80は開放される。これは、遅延スイッチ回路81を、モーター
38に電力を再び供給するように動作し、これによりモーター38は再度回転子30を
駆動する。さらにこのサイクルは繰り返される。
【0025】 本発明の蒸留の単純な利用が住宅又は他の建築物に必要とされる排水の容量を
大幅に減じるということが先の議論から明らかである。これにより、結果として
、実際に満足される住宅用廃水処理システムのコストを劇的に低減することがで
き、さもなければ廃水処理システムのコストによってささやかな実際的ではない
住宅が製造される場所に、手ごろな住宅を提供することができる。またこのシス
テムが必要とされる井戸の容量を低減するので、このことは特に間違いのないこ
とである。さらに本発明は、それ自体新規な構造で実施されるだけではなく、設
備を置き換えることもできる。それにより本発明は、幅広い実施形態で実施可能
であり、当業界において相当な改善をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施態様を示す線図である。
【図2】 図1に示す水汲み上げ機構を正面から見た詳細な断面図である。
【図3】 水汲み上げ機構の下部を正面から見たより詳細な断面図である。
【図4】 回転子及びその歯車駆動の等角図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4D034 AA11 BA01 CA12 4D076 AA01 AA22 AA24 BB01 CB02 CB03 CB04 DA12 FA02 FA18 HA03 HA06 HA15 JA03

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)廃水源から腐敗タンクに廃水が流れるよう方向付け、 B)蒸留器に供給される原料として前記腐敗タンクから蒸留器へ廃水を汲み上
    げ、 C)前記蒸留器を利用して、前記蒸留器に供給される原料を蒸留液と蒸留残渣
    に分離し、 D)前記蒸留液の大部分を前記腐敗タンクに戻すことなく、前記蒸留残渣を前
    記腐敗タンクに戻すことからなる廃水処理方法。
  2. 【請求項2】 A)前記方法が、前記廃水を沈殿させ、それによって前記廃
    水自体をスラッジ層と卓越した液層に分離するステップを含み、 B)前記腐敗タンクから汲み上げられる廃水が、前記卓越した液層から汲み上
    げられる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記腐敗タンクから前記蒸留器に汲み上げられる廃水が、前
    記蒸留器に供給される原料が所定の最大寸法よりも大きな粒子を含まないように
    するフィルターを介して汲み上げられる請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 A)前記腐敗タンクが、腐敗タンク主入口、腐敗タンク主出
    口、腐敗タンク予備出口を有し、 B)前記腐敗タンクに方向付けられる廃水が、前記腐敗タンク主入口を介して
    前記腐敗タンクに方向付けられ、 C)前記腐敗タンクから前記蒸留器に汲み上げられる廃水が、前記腐敗タンク
    予備出口を介して汲み上げられ、 D)前記方法が、前記腐敗タンク主出口を介して前記腐敗タンクから流れ出る
    ように廃水を方向付けることをさらに含む請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記腐敗タンクが、大部分の浮遊不純物が前記腐敗タンク主
    出口に達することを妨げる障壁を含む請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 A)前記腐敗タンクが、腐敗タンク主入口、腐敗タンク主出
    口、腐敗タンク予備出口を有し、 B)前記腐敗タンクに方向付けられる廃水が、前記腐敗タンク主入口を介して
    前記腐敗タンクに方向付けられ、 C)前記腐敗タンクから前記蒸留器に汲み上げられる廃水が、前記腐敗タンク
    予備出口を介して汲み上げられ、 D)前記方法が、前記腐敗タンク主出口を介して前記腐敗タンクから流れ出る
    ように廃水を方向付けることをさらに含む請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記腐敗タンク主出口を介して方向付けられる廃水がろ過場
    に方向付けられる請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記腐敗タンクから前記蒸留器に汲み上げられる廃水が、前
    記蒸留器に供給される原料が所定の最大寸法よりも大きな粒子を含まないように
    するフィルターを介して汲み上げられる請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記腐敗タンクが地下の腐敗タンクである請求項1記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 A)腐敗タンク主入口、腐敗タンク主出口、腐敗タンク予
    備出口を有する腐敗タンクの当該腐敗タンク主入口に、廃水源から廃水が流れる
    よう方向付け、 B)蒸留器に供給される原料として前記腐敗タンクから前記腐敗タンク予備出
    口を介して蒸留器へ廃水を汲み上げ、 C)前記蒸留器を利用して、前記蒸留器に供給される原料を蒸留液と蒸留残渣
    に分離し、 D)前記腐敗タンク主出口を介して前記腐敗タンクから廃液が流れ出るように
    方向付けることからなる廃水処理方法。
  11. 【請求項11】 前記腐敗タンク主出口を介して方向付けられる廃液がろ過
    場に方向付けられる請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 A)前記方法が、前記廃水を沈殿させ、それによって前記
    廃水自体をスラッジ層と卓越した液層に分離するステップを含み、 B)前記腐敗タンクから汲み上げられる廃水が、前記卓越した液層から汲み上
    げられる請求項10記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記腐敗タンクが、大部分の浮遊不純物が前記腐敗タンク
    主出口に達することを妨げる障壁を含む請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記腐敗タンク主出口を介して方向付けられる廃水がろ過
    場に方向付けられる請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記腐敗タンクが地下の腐敗タンクである請求項10記載
    の方法。
  16. 【請求項16】 A)廃水源から腐敗タンクに廃水が流れるよう方向付け、 B)蒸留器に供給される原料として前記腐敗タンクから蒸留器にフィルターを
    介して廃水を汲み上げ、該フィルターが前記蒸留器に供給される原料が所定の最
    大寸法よりも大きな粒子を含まないようにし、 C)前記蒸留器を利用して、前記蒸留器に供給される原料を蒸留液と蒸留残渣
    に分離することからなる廃水処理方法。
  17. 【請求項17】 前記腐敗タンクが地下の腐敗タンクである請求項16記載
    の方法。
  18. 【請求項18】 A)家庭廃棄物源と、 B)腐敗タンクと、 C)前記家庭廃棄物源から前記腐敗タンクに通じる主入口導管と、 D)蒸留器に供給される原料として前記腐敗タンクから廃水を受容し、蒸留液
    と蒸留残渣に分離する蒸留器と、 E)前記蒸留残渣の大部分を前記腐敗タンクに導く戻し導管と、 F)前記蒸留液の大部分を前記腐敗タンクではなく目的個所に導く蒸留液導管
    とを含む廃水処理システム。
  19. 【請求項19】 蒸留器に供給される原料として前記腐敗タンクから前記蒸
    留器に前記廃水を汲み上げるポンプをさらに含む請求項18記載の廃水処理シス
    テム。
  20. 【請求項20】 前記ポンプが、前記廃水が沈殿した場合に形成されるスラ
    ッジ層上方の卓越した液層から廃水を汲み上げるように配置されている請求項1
    8記載の廃水処理システム。
  21. 【請求項21】 前記蒸留器に供給される原料が所定の最大寸法よりも大き
    な粒子を含まないように配置され構成されているフィルターをさらに含む請求項
    20記載の廃水処理システム。
  22. 【請求項22】 A)前記腐敗タンクが、腐敗タンク主入口、腐敗タンク主
    出口、腐敗タンク予備出口を有し、 B)前記腐敗タンクに方向付けられる廃水が前記腐敗タンク主入口を介して前
    記腐敗タンクに方向付けられ、 C)前記腐敗タンクから前記蒸留器に汲み上げられる廃水が前記腐敗タンク予
    備出口を介して汲み上げられ、 D)前記腐敗タンク主出口が、廃水が前記腐敗タンクから前記腐敗タンク主出
    口を介して流れ得るように配置されている請求項21記載の廃水処理システム。
  23. 【請求項23】 前記腐敗タンクが、大部分の浮遊不純物が前記腐敗タンク
    主出口に達することを妨げる障壁を含む請求項22記載の廃水処理システム。
  24. 【請求項24】 A)前記腐敗タンクが、腐敗タンク主入口、腐敗タンク主
    出口、腐敗タンク予備出口を有し、 B)前記腐敗タンクに方向付けられる廃水が前記腐敗タンク主入口を介して前
    記腐敗タンクに方向付けられ、 C)前記腐敗タンクから前記蒸留器に汲み上げられる廃水が前記腐敗タンク予
    備出口を介して汲み上げられ、 D)前記腐敗タンク主出口が、廃水が前記腐敗タンクから前記腐敗タンク主出
    口を介して流れ得るように配置されている請求項18記載の廃水処理システム。
  25. 【請求項25】 前記腐敗タンク主出口を介して方向付けられる廃水がろ過
    場に方向付けられている請求項24記載の廃水処理システム。
  26. 【請求項26】 前記蒸留器に供給される原料が所定の最大寸法よりも大き
    な粒子を含まないように配置され構成されているフィルターをさらに含む請求項
    18記載の廃水処理システム。
  27. 【請求項27】 前記腐敗タンクが地下の腐敗タンクである請求項18記載
    の廃水処理システム。
  28. 【請求項28】 A)家庭廃棄物源と、 B)腐敗タンク主入口及び腐敗タンク主出口を有する腐敗タンクと、該腐敗タ
    ンク主出口を介して廃水が前記腐敗タンクから流れ出ることが可能であることと
    、 C)前記家庭廃棄物源から前記腐敗タンクに前記腐敗タンク主入口を介して通
    じる主入口導管と、 D)蒸留器に供給される原料として前記腐敗タンクから廃水を受容し、蒸留液
    と蒸留残渣に分離する蒸留器と、 E)蒸留器に供給される原料として前記蒸留器に前記腐敗タンクから廃水を汲
    み上げるポンプとを含む廃水処理システム。
  29. 【請求項29】 前記腐敗タンク主出口を介して方向付けられる廃水がろ過
    場に方向付けられる請求項28記載の廃水処理システム。
  30. 【請求項30】 前記システムが、前記廃水を沈殿させ、それによって前記
    廃水自体をスラッジ層と卓越した液層に分離するステップを含み、 B)前記腐敗タンクから汲み上げられる廃水が、前記卓越した液層から汲み上
    げられる請求項28記載の廃水処理システム。
  31. 【請求項31】 前記腐敗タンクが、大部分の浮遊不純物が前記腐敗タンク
    主出口に達することを妨げる障壁を含む請求項30記載の廃水処理システム。
  32. 【請求項32】 前記腐敗タンク主出口を介して方向付けられる廃水がろ過
    場に方向付けられている請求項31記載の廃水処理システム。
  33. 【請求項33】 前記腐敗タンクが地下の腐敗タンクである請求項28記載
    の廃水処理システム。
  34. 【請求項34】 A)家庭廃棄物源と、 B)腐敗タンク主入口及び腐敗タンク主出口を有する腐敗タンクと、該腐敗タ
    ンク主出口を介して廃水が前記腐敗タンクから流れ出ることが可能であることと
    、 C)前記家庭廃棄物源から前記腐敗タンクに前記腐敗タンク主入口を介して通
    じる主入口導管と、 D)蒸留器に供給される原料として前記腐敗タンクから蒸留器への供給経路を
    介して廃水を受容し、蒸留液と蒸留残渣に分離する蒸留器と、 E)前記蒸留器に供給される原料が所定の最大寸法よりも大きな粒子を含まな
    いように、前記蒸留器への供給経路に挿入されているフィルターとを含む廃水処
    理システム。
  35. 【請求項35】 前記腐敗タンクが地下の腐敗タンクである請求項34記載
    の廃水処理システム。
  36. 【請求項36】 蒸留器に供給される原料として前記蒸留器に前記腐敗タン
    クから廃水を汲み上げるポンプをさらに含む請求項34記載の廃水処理システム
  37. 【請求項37】 A)腐敗タンク主入口を含む腐敗タンクと、これにより該
    腐敗タンクが廃水を受容可能であることと、 B)蒸留器に供給される原料として前記腐敗タンクから蒸留器への供給経路を
    介して廃水を受容し、蒸留液と蒸留残渣に分離する蒸留器と、 C)前記蒸留残渣の大部分を前記腐敗タンクに導く戻し導管と、 D)前記蒸留液の大部分を前記腐敗タンクではなく目的個所に導く蒸留液導管
    とを含む廃水処理システム。
  38. 【請求項38】 A)前記腐敗タンクが腐敗タンク主出口を有し、これによ
    り該腐敗タンクから廃水が流れ得ることと、 B)前記腐敗タンクが、大部分の浮遊不純物が前記腐敗タンク主出口に達する
    ことを妨げる障壁を含む請求項37記載の廃水処理システム。
  39. 【請求項39】 前記蒸留器に供給される原料が所定の最大寸法よりも大き
    な粒子を含まないように、前記蒸留器への供給経路に挿入されているフィルター
    を含む請求項37記載の廃水処理システム。
  40. 【請求項40】 前記腐敗タンクが腐敗タンク主出口を有し、これにより該
    腐敗タンクから廃水が流れ得ることと、 B)前記腐敗タンクが、大部分の浮遊不純物が前記腐敗タンク主出口に達する
    ことを妨げる障壁を含む請求項39記載の廃水処理システム。
  41. 【請求項41】 蒸留器に供給される原料として前記蒸留器に前記腐敗タン
    クから廃水を汲み上げるポンプをさらに含む請求項37記載の廃水処理システム
  42. 【請求項42】 A)腐敗タンク主入口を含む腐敗タンクと、これにより該
    腐敗タンクが廃水を受容可能であることと、及び前記腐敗タンクが腐敗タンク主
    出口を有し、これにより前記腐敗タンクから廃水が流れ得ることと、 B)蒸留器に供給される原料として前記腐敗タンクから蒸留器への供給経路を
    介して廃水を受容し、蒸留液と蒸留残渣に分離する蒸留器と、 C)前記蒸留液の大部分を前記腐敗タンクではなく目的個所に導く蒸留液導管
    とを含む廃水処理システム。
  43. 【請求項43】 前記腐敗タンクが、大部分の浮遊不純物が前記腐敗タンク
    主出口に達することを妨げる障壁を含む請求項42記載の廃水処理システム。
  44. 【請求項44】 前記蒸留器に供給される原料が所定の最大寸法よりも大き
    な粒子を含まないように、前記蒸留器への供給経路に挿入されているフィルター
    をさらに含む請求項42記載の廃水処理システム。
  45. 【請求項45】 前記腐敗タンクが、大部分の浮遊不純物が前記腐敗タンク
    主出口に達することを妨げる障壁を含む請求項44記載の廃水処理システム。
  46. 【請求項46】 蒸留器に供給される原料として前記蒸留器に前記腐敗タン
    クから廃水を汲み上げるポンプをさらに含む請求項42記載の廃水処理システム
  47. 【請求項47】 A)腐敗タンク主入口を有する腐敗タンクと、これにより
    該腐敗タンクが廃水を受容可能であることと、及び前記腐敗タンクが腐敗タンク
    主出口を有し、これを介して前記腐敗タンクから廃水が流れ得ることと、 B)蒸留器に供給される原料として前記腐敗タンクから蒸留器への供給経路を
    介して廃水を受容し、蒸留液と蒸留残渣に分離する蒸留器と、 C)前記蒸留器に供給される原料が所定の最大寸法よりも大きな粒子を含まな
    いように、前記蒸留器への供給経路に挿入されているフィルターとを含む廃水処
    理システム。
  48. 【請求項48】 蒸留器に供給される原料として前記蒸留器に前記腐敗タン
    クから廃水を汲み上げるポンプをさらに含む請求項47記載の廃水処理システム
  49. 【請求項49】 前記腐敗タンクが、大部分の浮遊不純物が前記腐敗タンク
    主出口に達することを妨げる障壁を含む請求項47記載の廃水処理システム。
  50. 【請求項50】 蒸留器に供給される原料として前記蒸留器に前記腐敗タン
    クから廃水を汲み上げるポンプをさらに含む請求項49記載の廃水処理システム
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