JP2003522289A - 溶射により耐食および耐摩耗層を形成する材料および方法 - Google Patents

溶射により耐食および耐摩耗層を形成する材料および方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶射により酸化物ベース上にコーティングする安定な耐食および耐摩耗層の形成を改良する。 【解決手段】 溶射により基材上に耐食および耐摩耗層を形成する材料は、少なくとも20重量%、好ましくは30重量%よりも多いマグネタイト(Fe34および/またはFeFe24)を含む。前記材料は、純粋なマグネタイト、マグネタイトと少なくとも1つの他の金属材料、または、マグネタイトと少なくとも1つの金属間化合物からなることが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶射により基材上に耐食および耐摩耗層を形成する材料および方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】
耐食および耐摩耗層は、一般に、製造時またはメンテナンス目的で保護される
べき表面に各種の粉末混合物から形成される。CVD(化学蒸着)もしくはPV
D(プラズマ蒸着)のような溶射法または蒸着法が、この目的に主として使用さ
れる。CVDおよびPVD法は、酸化または硬質物質を基材とする薄い耐食およ
び耐摩耗層を、特に大量に形成することができる。また、電気化学的方法または
電食法も使用される。
【0003】 0.1mmよりも厚い層が、主として溶射により施される。溶射により形成さ
れる耐食および耐摩耗層は、大部分が金属層または酸化層を含み、強化目的でそ
の中に硬質物質を混合している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
溶射法に関する重大な問題の1つは、安定した特性と品質の層の形成である。
そのために、大量生産における品質に関して高度な要求を伴なう基材または部分
において、限定された範囲にしか、溶射法を使用することができなかった。
【0005】 材料の化学成分または形状についての選択に対する試験、例えば一方では充填
ワイヤーの線径、他方では溶射粉末の粒子サイズ分布と粒子形状、では、品質の
適正な向上を達成できなかった。溶射装置の変更も、良好な品質には寄与しなか
った。
【0006】 酸化鉄またはマグネタイトを含み、溶射により形成される層によって、摩耗と
腐食から保護するための多くの試みがなされた。この種の試みすべてにおいて、
層構造に関し、当該層の品質は、多大な費用でわずかな保護が得られるだけであ
った。
【0007】 これらの要因を考慮して、本発明では、溶射により酸化物ベース上にコーティ
ングする安定な耐食および耐摩耗層表面の形成の改良を目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は独立請求項の内容により達成され、従属請求項では有利な発展
を述べている。本発明の範囲は、説明、図面および/または請求項で開示される
少なくとも2つの構成の組合せをすべて含む。
【0009】 本発明によれば、耐食および耐摩耗層を形成する層材料は、少なくとも20重
量%、好ましくは30重量%よりも多いマグネタイト(Fe34であり、Fe2
3が添加されてもよい)を含む。この層材料には、純粋なマグネタイト(Fe34)、マグネタイトと少なくとも1つの他の金属材料からなる材料、または、
マグネタイトと少なくとも1つの金属間化合物からなる材料が含まれる。
【0010】 さらに、単数もしくは複数の炭化物、単数もしくは複数の窒化物、単数もしく
は複数の珪化物、単数もしくは複数の硼化物、または、単数もしくは複数の酸化
物を添加した材料や、添加材料が金属混合物、金属間化合物、炭化物、窒化物、
珪化物、硼化物および/または酸化物である材料は、有利性が判明している。
【0011】 マグネタイトに、50重量%まで、好ましくは40重量%まで、例えばクロム
、ニッケルクロムまたはフェライト鋼を添加してもよい。
【0012】 硬質物質については、炭化物、窒化物、珪化物、硼化物および酸化物が添加物
として有効であることが判明している。炭化物については、タングステン、クロ
ム、モリブデン、ニオビウム、タンタル、バナジウム、その他などの炭化物生成
剤が適している。炭化物の添加物は30重量%までに、好ましくは20重量%ま
でに制限すべきである。このレベルでの添加物としての硼化物および窒化物は、
特性改良が見られる。1〜40重量%程度、好ましくは5〜30重量%程度の酸
化クロム(Cr24)の酸化物添加が、良好な結果を示す。
【0013】 高品質を達成するためには、粉末形体の溶射材料は、0.05〜150μm、
好ましくは0.1〜120μmの粒子径を含む必要がある。各種粉末材料の混合
物については、それらを凝集または噴霧乾燥して、混合物の分離を防止し、また
流動性を改良する必要がある。
【0014】 高比率のマグネタイトをもつワイヤー形状の溶射材料を使用するとき、本発明
によれば、金属シースおよびマグネタイト粉末から充填ワイヤーを形成できる。
【0015】 本発明によれば、耐摩耗および/または耐食層を形成するために、爆発フレー
ム溶射、高速フレーム溶射(HVOF溶射)、空気中のプラズマ溶射(APS)
、シュラウドプラズマ溶射(SPS)、真空溶射(LPPS)、高出力プラズマ
溶射(HPPS)、爆発ワイヤー溶射またはアークワイヤー溶射などのすべての
溶射方法を使用できる。
【0016】 オンライン監視および制御は、溶射作業中において、粒子温度または溶融度合
い、粒子サイズ、速度、基材に対する粒子の衝突、および、層と基材の温度上昇
を測定できる各種方法の組合せを用いてなされる。測定信号は溶射装置の制御装
置のコンピュータに送られ、含まれるフレームパラメータおよびパワーが問題と
なる値に整合される。
【0017】 この結果、本発明は、解決しようとする耐食または耐摩耗問題に応じて、金属
、硬質物質または金属間化合物を添加した鉄ベースの酸化物材料を使用すれば、
前記要求事項を満足するコーティングを提供できることを見出した。材料は、所
定の製作方法にしたがって形成する必要があり、本発明によれば、噴霧乾燥によ
り粉末状の材料混合物から形成される、良好な流動性をもつ粉末粒子や、凝集処
理により粉末状の材料混合物から形成され、混合物の分離が防止された粉末粒子
が、提示される。
【0018】 溶射装置は、管理目的のオンライン監視または制御システムを装備しており、
溶射法により高品質で均一特性をもつ層を形成できる。
【0019】 この目的に対し明らかになった望ましいことは、溶射ジェットに向けたITG
カメラ、LDAレーザとLDA検出器、および、HSPヘッドによるオンライン
監視ならびに制御、または、溶射ジェットに向けたITGカメラおよび測定体(
measurement body)のHSPヘッドによるオンライン監視である。
【0020】 望ましくは、溶射フレームの粒子速度は、オンライン監視および制御により測
定され、例えばレーザドップラー流速計により、レーザデバイスから放射され、
光透過システムにより2つの粒子ビームに分解されるビームに基づく。
【0021】 本発明の他の構成によれば、溶射フレーム中の粒子温度を、高速高温計を用い
て、オンライン監視および制御システムで観察する。これは、例えば赤外線サー
モグラフィにより行われる。
【0022】 また、オンライン監視および制御システムにより、ガス量、例えばプラズマガ
スの量を測定することが望ましいことが明らかになった。
【0023】 オンライン監視および制御システムにより、測定した電流−電圧特性を評価す
ること、または、溶射フレームに供給される粉末の量を測定することも可能であ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の他の利点、構成および詳細は、以下に説明する好ましい実施形態と添
付図面によって明らかになる。
【0025】 耐摩耗および耐食層を施すことを目的として、爆発フレーム(炎)溶射、高速
フレーム溶射(HVOF溶射)、空気中のプラズマ溶射(APS)、いわゆるシ
ュラウドプラズマ溶射(SPS)、真空中のプラズマ溶射(LPPS)、高出力
プラズマ溶射(HPPS)、爆発ワイヤー溶射、アークワイヤー溶射などのすべ
ての溶射方法を使用できる。オンライン監視および制御は、溶射動作中において
、粒子温度または溶融度合い、粒子サイズ、速度、基材に対する粒子の衝突、お
よび、層と基材の温度上昇を測定できる各種方法の組合せを用いてなされる。測
定信号は溶射装置の制御部分のコンピュータに送られ、フレームパラメータおよ
びパワーが測定値に適用される。
【0026】 図1に示すように、スプレーガンのフレーム(炎)または溶射ジェット10に
対するオンライン制御および監視システム12、または同一符号の溶射デバイス
12は、デバイスのトーチノズル14の前方に配置された粉末供給部16を有し
、溶射ジェット10上方に、ITGカメラ(一般に赤外線サーモグラフィカメラ
と呼ばれる)と、溶射ジェットの下方にあるLDAレーザ22のためのレーザド
ップラー流速計(LDA検出器)20とを備える。また、LDAレーザと並べて
、コイル状の測定体26に接続されるHSPヘッド24(HSP=高速高温測定
法)が置かれている。
【0027】 図3に示すように、赤外線サーモグラフィにより基材温度Tsおよびコーティ
ング温度Tcを測定するために、コーティング32を施される基材30はITG
カメラ18の記録領域内に配置される。カメラ18からはグラスファイバケーブ
ル36が延びており、42で示すPC用のビデオカード(500KHz)に達し
ている。このカードはモニター48を備えるコンピュータ46に接続されており
、コンピュータには温度検出デバイス50が接続されている。
【0028】 図4によれば、HSPヘッド24は基材30のコーティング32方向に向けら
れており、高速高温測定法(HSP)によって冷却速度またはコーティング温度
cを測定する。HSPヘッド24はADコンバータ52を経由して、格納エレ
メント44とモニター48をもつコンピュータ46に接続されている。図5には
、HSPヘッド24をもつ高速高温計、ADコンバータ52、ならびに、ユーザ
メニュー54、制御メニュー56およびグラフィックソフトウェア58を含むコ
ンピュータ46を示す。
【0029】 溶射パラメータの最適化は、時間とコストの節減できる、いわゆるレーザドッ
プラー流速計(LDA)を使用して達成される。好ましいデュアルビーム法では
、62で表わすアルゴン−イオンレーザ(λ=514.5nm、P=150mW
)のビーム60を、光透過システム64によって、同一輝度の2つの部分ビーム
60a,60bに分割する。2つの部分ビーム60a,60bは、一定測定容積66
に焦点を結ぶ。2つのビームは特定角度で交差し、輝度変調されて縞模様の干渉
パターンを発生する。この縞模様を通過して噴射される溶射ジェット10の粒子
は、光検出器70のもつ受光システムに対し時間に関して周期的に変化する迷光
信号68を発生する。迷光信号68の変調周波数は、干渉縞システムに垂直な粒
子の速度成分に比例する。LDA迷光信号の周波数は、プラズマ溶射ジェット1
0の粒子の局部的密度に関する測定値である。関連する粒子パラメータの位置分
解測定(location-resolved measurement)は、ジェットを走査することにより
可能になる。それら測定値から得られるものは、粒子の速度分布、軌道、滞留時
間などの結果である。
【0030】 LDAでは溶射粒子の形状とサイズの個々の測定は実行できないため、図7に
示すように、粒子形状イメージング(PSI)、すなわちプラズマ溶射ジェット
10の個々の粉末粒子のサイズと形状の位置分解決定のためのイメージング処理
を使用する。測定原理は粒子の陰影の遠隔顕微鏡イメージングに基づいており、
この測定方法は迷光法に比較して光強度が高レベルである利点をもつと同時に、
希望するイメージ情報は減衰している。レーザドップラー流速計の場合と同様に
、Nd−YAG連続波レーザ60aのビーム(λ=532nm、P=100mW
)は、ミラー74をもつビーム分割器72で、同一輝度の2つの部分ビーム60 a 、60bに分割され、両ビームは、ミラー74によりテレビ顕微鏡のテレビ顕微
鏡法対物レンズの物体平面Eで交差する。この方法を使用すれば、被測定物体に
対し600mmの安全距離を保つことができる。イメージングシステムは、上流
に接続された最小露出時間5nsのマイクロチャンネルプレート(MCP)イメ
ージ増幅器をもつCCDカメラ78を備える。
【0031】 512×512ピクセルのCCDチップの幾何寸法と対物レンズの焦点深度に
より、410×410×940μm3の測定容積が得られる。
【0032】 この測定容積内の粒子が物体平面Eに正確に置かれている状態では、粒子の陰
影は両ビーム60a,60bにより発生し、粒子陰影はCCDチップ上のイメージ
に完全に一致して、完全な陰影を形成する。物体平面Eからの粒子の間隔に比例
して、イメージ平面の粒子陰影は相互に離れる方向に移動し、完全陰影領域は減
少する。物体平面Eに対する粒子の位置はこの影響により決定される。陰影イメ
ージの面積と輪郭は粒子のサイズと形状に関する情報を与える。イメージ形成さ
れたLDA干渉縞模様も、この点に関するサイズ尺度を与える。MCP−CCD
カメラの5nsの最小露出時間により、最大粒子速度として500m/sが得ら
れ、この速度では移動によるぼけが光解像度性能を超えない。
【0033】 いわゆる飛翔粒子分析の方法においては−この点の注意は図8で示されている
−溶射方法に関係なく、最大200の個別粒子の表面温度、速度およびサイズに
ついて、溶射ジェット中の各点で秒ごとに同時に測定できる。さらに移動ユニッ
ト(図示していない)が溶射ジェット10に垂直な平面でのラスター走査(rast
ering)を可能にし、それにより溶射ジェット10中の粒子の分布を正確に測定
できる。温度測定機能は2波長(995±25μmおよび787±25μm)高温
測定により得られる。この場合、粒子は灰色体とみなして扱うため、温度測定の
ために正確な放射率を知る必要がない。システムは、高焦点深度をもつ約90m
m間隔における焦点で、25μm×50μm(測定ヘッド82において)を測定
するデュアルスリット・マスク80のイメージを含む。これにより与えられる測
定容積は、図8上部の図に対応して、2つの明白な挿入領域で特徴付けされる。
測定容積は約170×250×2000μm3である。この測定容積を通過して
飛翔する個々の粒子の固有放射は、2つの異なる波長で2つのIR検出器によっ
て記録される。したがって2つの温度ピークが2つの部分測定容積により発生す
る。2つのピークの時間間隔は、粒子の速度に対する測定値である。この原理は
光バリヤーの配置に相当する。
【0034】 この方法により、1350℃〜4000℃の粒子表面温度の測定が可能になる
。測定可能粒子サイズは主として粒子温度に依存する。下限サイズは約10μm
、上限サイズは約300μmであり、粒子から放射され、直径の自乗に比例する
絶対エネルギーによって決まる。測定可能速度範囲は30m/s〜1500m/
sである。
【0035】 図9は図1と関連しており、HSPヘッド24による粒子温度と速度の測定を
示す。
【0036】 含まれる方法をいくつかの例により詳細に説明する。
【0037】例1 アルミ成形の成形金型に、材料の金型への焼付きと焼成を防止する層を形成で
きる。
【0038】 試験のために、以下の材料組成の厚さ0.2〜0.5mmのコーティングを選
択した。 95.5重量% マグネタイト(Fe34) 4.5重量% 酸化鉄(Fe23) アルミニウムおよびその合金の場合は、材料の焼付きと焼成を防止することが意
図される。溶射粉末の他の特性としては、粒子サイズが5μmよりも大きく、4
5μmよりも小さいもので、最初の材料での粒子サイズが1.5μmよりも大き
いものであった。
【0039】 球形の粒子構造は、噴霧乾燥による凝集によって形成される。
【0040】 実施作業は、図1に示すオンライン制御ユニットを装備した60kWのアルゴ
ン/水素プラズマを用いる空気中のプラズマ溶射(APS)で行い、粒子速度と
粒子温度を飛翔中に測定して、粒子の必要溶融度合いに達するようにプラズマ溶
射ジェットを制御した。
【0041】 コーティングされる金型表面は、粒子衝突時の酸化を最小にする目的でCO2
を用いて十分冷却した。
【0042】 次に、溶射によりこの方法で形成された層を研磨し、アルミニウム鋳造で試験
した。この場合、材料の金型への焼付きと焼成が防止され、離型剤を金型に吹き
付けるという費用のかかる手順をなくすことができた。
【0043】例2 厚さ約1.0〜2.0mmの保護層を製紙機械の搬送ローラに施して、水溶液
中での摩耗と腐食を防止できる。水溶液中で生じる作用のために、保護層は高密
度(最小限99%の理論密度)でなければならない。使用した溶射材料は、以下
の組成の充填ワイヤーであった。 充填体:マグネタイト(Fe34) シース:充填ワイヤーにおいて重量比で約30%のNi/Cr 80/20
【0044】 充填体の開始時の材料の粒子サイズは、1.0μmよりも大きいものであった
【0045】 保護層の溶射には、オンライン制御および監視システムを装備したアーク溶射
装置を使用し、充填ワイヤー処理には、図1と3に示した2つのシステムを組合
せた制御システムを使用した。CO2と空気を使用して十分な冷却を行った。
【0046】 コーティング実施後、長さ200cmのローラーで研磨して、Ra 0.4μ
mの表面品質とした。20倍の倍率の双眼拡大鏡を用いて検査した結果、層の欠
陥は見られなかった。
【0047】 6ヶ月の試運転後、製紙機械に装備された搬送ローラーを、クロムメッキロー
ラーと共に取外し、表面を検査した。この検査で、試験のためにプラズマ噴射に
よりコーティングされた搬送ローラー上には、腐食もしくは摩耗による欠陥また
は浸食を見出せなかった。クロムメッキ比較ローラーは、この作動時間で明らか
な浸食を示した。
【0048】例3 内燃機関のピストンリングについては、それらの開発において、コーティング
の改良が絶え間なく要求される。多くの検討後、今までに各種試験が純粋マグネ
タイトコーティングを用いて実行された。純粋マグネタイト(Fe34)を含む
コーティングの問題点として、溶射作業中にマグネタイトが酸化してFe23
形成し、その結果所望の良好な特性が失われるおそれがあり、好ましくない。
【0049】 純粋マグネタイトが溶射材料として使用された。溶射粉末の粒子サイズは、5
μmよりも大きく、37μmよりも小さい。一方、出発材料は0.5μmよりも
小さいものであった。
【0050】 球形粒子形状の溶射粉末が、噴霧乾燥での凝集により形成された。
【0051】 コーティングを施すため、例えば出力80KWの空気中のプラズマ溶射(AP
S)のような、ガスシュラウドとオンラインユニットを装備したプラズマ装置を
使用した。プラズマ装置を制御するために、一定に維持する必要があったパラメ
ータを以下に示す。 −粒子速度 −粒子温度 −基材温度 −粒子の融解
【0052】 溶射作業中はCO2を使用して基材と層を十分に冷却した。酸化から保護する
のに使用したシュラウドは高純度アルゴンで作動した。
【0053】 この方法により純粋マグネタイトでコーティングしたピストンリングは、試験
で高レベルの品質を示し、またエンジンの連続運転試験で良好な結果を示した。
【0054】例4 比較的小型部品の熱処理のために500℃で作動する塩浴用の浸漬装置は、約
1週間の作動時間後、腐食が著しい。
【0055】 そこで、マグネタイト/炭化物保護層を施して、摩耗と腐食を防止することを
試みた。使用した材料は、重量比で75%のマグネタイトと25%の炭化クロム
との混合物であった。
【0056】 80μm厚さの層を施す溶射方法は高速フレーム溶射法(HVOF)で、オン
ライン方式の制御を実行した。溶射作業後、層を研磨した。
【0057】 同一条件において、この方法で施された層の耐用寿命は2週間であった。
【0058】例5 長さ1000mm、直径200mmの坑内採鉱用の水圧シリンダに、腐食と摩
耗を防止する保護層を形成できた。従来は、電解作用で形成した硬質クロム層を
保護層として使用してきたが、層に微細なひび割れが発生するため、長くても2
ヶ月の耐用寿命しかなかった。
【0059】 そこで、重量比で70%のマグネタイト(Fe34)と30%の酸化クロム(
Cr23)の組成の保護層を選択した。ここで、凝集溶射材料の粒子サイズは、
5μmよりも大きく、37μmよりも小さい。
【0060】 200KW出力を有するHPPS(高出力プラズマ)装置を使用して、1.0
〜1.5mmの厚さの保護層を施した。装置にはオンライン制御システムを備え
て、溶射パラメータを正確に維持し、酸化を防いだ。
【0061】 2か月後に、この方法で形成した保護層を試験し、層表面に腐食と摩耗による
破壊痕跡は無かった。層の動作寿命は9か月であった。
【0062】例6 直径20mm、長さ500mmの真空ポンプのピストンに、耐摩耗および耐食
層を形成できた。使用した材料は、重量比で80%の(Fe34)と20%のN
3Alの組成の凝集溶射粉末で、粒子サイズは5μmよりも大きく、45μm
よりも小さいものであった。
【0063】 オンライン制御システムを備えた40KW出力のLPPS装置を使用してコー
ティングを施した。
【0064】 後の使用において、この方法で形成したコーティングは従来の一般的ピストン
に比較して非常に良好な結果を示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プラズマ装置のオンライン制御および監視システムを示す。
【図2】 溶射法における赤外線サーモグラフィ(ITG)および高速高温測定法(HS
P)のための装置を示す。
【図3】 赤外線サーモグラフイ(ITG)に関する概略図である。
【図4】 高速高温測定法(HSP)のための装置を示す。
【図5】 高速高温測定法(HSP)のための他の装置を示す。
【図6】 レーザドップラー流速計(LDA)の実施形態を示す。
【図7】 飛翔中の粒子形状測定(PSI=粒子形状イメージング)に関する概略図であ
る。
【図8】 飛翔中の粒子温度測定(PTM=粒子温度測定)を示す。
【図9】 粒子温度および速度の測定に関する概略図を示す。
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Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶射により基材上に耐食および耐摩耗層を形成する材料であ
    って、少なくとも20重量%、好ましくは30重量%よりも多いマグネタイト(
    Fe34および/またはFeFe24)を含む材料。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 純粋マグネタイトからなる材料。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 マグネタイトと少なくとも1つの他の金属材料とからなる材料。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 マグネタイトと少なくとも1つの金属間化合物とからなる材料。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 単数もしくは複数の炭化物、単数もしくは複数の窒化物、単数もしくは複数の
    珪化物、単数もしくは複数の硼化物、または、単数もしくは複数の酸化物を添加
    した材料。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 金属混合物、金属間化合物、炭化物、窒化物、珪化物、硼化物および/または
    酸化物を添加した材料。
  7. 【請求項7】 請求項1または3において、 マグネタイトと、50重量%まで、好ましくは40重量%まで添加されたCr
    、CrNiまたはフェライト鋼とからなる材料。
  8. 【請求項8】 請求項1または5において、 マグネタイトと、W、Cr、Mo、Nb、Ta、TiまたはVの炭化物とから
    なる材料。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 マグネタイトと、30重量%まで、好ましくは20重量%まで添加された炭化
    タングステンおよび/または炭化クロムとからなる材料。
  10. 【請求項10】 請求項1または5において、 マグネタイトと酸化クロムとの混合物である材料。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記酸化クロムの割合が、1〜40重量%、好ましくは5〜30重量%である
    材料。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれかにおいて、 粉末の溶射材料であって、その粒子サイズが、0.05〜150μm、好まし
    くは0.1〜120μmである材料。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかにおいて、 充填体がマグネタイトを含み、シースが合金を含むワイヤー溶射材料の形状を
    した充填ワイヤーである材料。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれかにおいて、 噴霧乾燥により粉末材料混合物から形成され、良好な流動性をもつ粉末粒子で
    ある材料。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、 凝集処理により粉末材料混合物から形成され、混合物の分離が防止された粉末
    粒子である材料。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれかにおいて酸化鉄を主成分と
    する材料を使用し、溶射により基材上に耐食および耐摩耗層を形成する方法であ
    って、 前記材料からの前記層の形成をオンライン監視および制御システムにより監視
    する方法。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 コーティング方法として、オンライン制御のフレーム溶射法、特に高速フレー
    ム溶射法を用いる方法。
  18. 【請求項18】 請求項16において、 コーティング方法として、オンライン制御のフレーム溶射法、特に、空気中も
    しくは真空中のプラズマ溶射法、高速プラズマ溶射法(HPPS)またはシュラ
    ウドプラズマ溶射法(SPS)を用いる方法。
  19. 【請求項19】 請求項16において、 コーティング方法として、オンライン制御のワイヤーフレーム溶射法またはオ
    ンライン制御のアークワイヤー溶射法を用いる方法。
  20. 【請求項20】 請求項16ないし19のいずれかにおいて、 溶射ジェット(10)に向けられたITGカメラ(18)、LDAレーザ(2
    2)とLDA検出器(20)およびHSPヘッド(24)を用いることにより、
    オンライン監視および制御を行う方法。
  21. 【請求項21】 請求項16ないし19のいずれかにおいて、 溶射フレーム中の粒子速度を測定することにより、オンライン監視および制御
    を行う方法。
  22. 【請求項22】 請求項16ないし19のいずれかまたは請求項21におい
    て、 レーザドップラー流速計で、レーザデバイス(62)から放射され、光透過シ
    ステム(64)で2つの部分ビーム(60a、60b)に分割されるビーム(60
    )を用い、溶射フレーム中の粒子速度を測定することにより、オンライン監視お
    よび制御を行う方法。
  23. 【請求項23】 請求項16ないし19のいずれかにおいて、 高速高温測定法を用いて溶射フレーム中の粒子速度を測定することにより、オ
    ンライン監視および制御を行う方法。
  24. 【請求項24】 請求項16ないし19、23のいずれかにおいて、 赤外線サーモグラフィを用いて溶射フレーム中の粒子速度を測定することによ
    り、オンライン監視および制御を行う方法。
  25. 【請求項25】 請求項16ないし19のいずれかにおいて、 ガスの測定量を分析することにより、オンライン監視および制御を行う方法。
  26. 【請求項26】 請求項16ないし19のいずれかにおいて、 プラズマガスの測定量を分析することにより、オンライン監視および制御を行
    う方法。
  27. 【請求項27】 請求項16ないし19のいずれかにおいて、 測定した電流−電圧特性を評価することにより、オンライン監視および制御を
    行う方法。
  28. 【請求項28】 請求項16ないし19のいずれかにおいて、 溶射フレームに供給される粉末の量を測定することにより、オンライン監視お
    よび制御を行う方法。
  29. 【請求項29】 請求項17ないし28のいずれかにおいて、 コーティング方法として、空気をプラズマガスとして用いるオンライン制御の
    プラズマ溶射法を用いる方法。
  30. 【請求項30】 請求項17ないし28のいずれかにおいて、 コーティング方法として、オンライン制御の水安定化プラズマ溶射法を用いる
    方法。
JP2000584120A 1998-11-25 1999-11-25 溶射により耐食および耐摩耗層を形成する材料および方法 Withdrawn JP2003522289A (ja)

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