JP2003521741A - プログレシブ眼科用レンズの製造方法 - Google Patents

プログレシブ眼科用レンズの製造方法

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JP2003521741A JP2001556377A JP2001556377A JP2003521741A JP 2003521741 A JP2003521741 A JP 2003521741A JP 2001556377 A JP2001556377 A JP 2001556377A JP 2001556377 A JP2001556377 A JP 2001556377A JP 2003521741 A JP2003521741 A JP 2003521741A
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オプティシェ ヴェルケ ジー. ローデンストック
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】眼科用レンズが、各適用のための認識される第1の距離における視界に適した第1の基準ポイント(B)において第1の効果(D)を生じ、この効果が、所定の値だけ、各適用のための認識される第2の距離の視界に適した第2の基準ポイントにおける第2の値(D)へと原則線に沿って変化するように、視界が低くされるときに少なくともおおよその視覚の主線に従ったラインに沿って変化する第2の表面パワー(D)を有する非球面の第2の表面(規定表面)と、表面頂点部で所定の表面パワー値(D)を有する第1の表面とを夫々具備し、前記第2の表面は、眼の非点収差並びに/もしくは斜角の束の非点収差を部分的に任意で補正するための表面非点収差を与え得る、特定の眼鏡着用者の個々のデータに従って個々に製造されるプログレシブ眼科用レンズの製造方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の前段部に係わる、特定の眼鏡の着用者の個々のデータに
関連して夫々製造されるプログレシブ眼科用レンズの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
請求項1の前段部の方法は、例えば、米国特許2、878、721号、独国特
許DE−A−4、337、369号、独国の業界誌DOZ8/96号のpp44
乃至46、業界紙NOJ11/97号の18頁以降、もしくは、独国特許DE−
A−19、701、312号によって公知である。他の全ての点で、詳しくは説
明されない詳細を明らかにするために、これら先行技術の文献の説明を参照する
【0003】 実際の動作における、眼科用レンズの製造手順が、以下に示される。単一焦点
、多焦点もしくはプログレシブ眼科用レンズのいずれが関係しても問題ない。 最初に、眼科用レンズは、一側を主として“円形のブランク”として、即ち、
事前に縁取りされずに完成される(ある意味でこのマウントに特有の)。技術を
開発する理由で、眼科用レンズの完成された表面の一側が、原則として、フェー
ス面(face surface)である。これは、いわゆる“処方レンズ(prescription l
ens)製造”が、ほぼ、凹面即ち目に面する側の表面を機械加工するためだけに
設けられているという事実に依拠する。処方レンズの製造では、目に面する側の
表面は、各眼鏡着用者のいわゆる処方データと関連した具体的な命令が示されて
いるときにのみ形成される。プログレシブ眼科用レンズの分野では、処方データ
は、遠視野内のいわゆる基準ポイントにおいて必要とされる効果と、非点収差効
果の量と軸方向の位置だけでなく追加分とを示すと理解されなくてはならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
現在の市場で一般的なプログレシブ眼科用レンズでは、フェース領域は、殆ん
どがプログレシブ面である。これは、これまで一般的だった算定及び製造方法が
、個別化された算定及び上述されたプログレシブ面の個別化された製造の全てに
おいて“実施可能もしくは果たされ得る”売値を困難にしていたという状況が原
因である。
【0005】 このため、いわゆる基準グラフの多くは、通常必要とされる範囲の効果を“カ
バー”するように算定されてきた。これは、所定数の異なったプログレシブ面が
算定され、これらの面は、遠視野内の基準ポイント内のいわゆる表面反射パワー
(surface refracting power)に対して、また追加分に対して、区別されてきた
と理解されなくてはならない。この追加分は、主として、遠視野内の基準ポイン
トと近視野内の基準ポイントとの間の表面反射パワーの差として規定される。こ
れらプログレシブ面は、目に面する側で種々の凹面と、眼鏡レンズが遠視野内の
基準ポイント及び近視野内の基準ポイントで所定の効果を生じるように、結合さ
れる。言い換えれば、基準グラフは、幾つかのジオプター(diopter)の効果の
所定範囲を常に“カバー”している。
【0006】 基準グラフもしくは基礎表面として夫々機能する個々のプログレシブ面の算定
では、瞳孔分離(PDもしくはps)、角膜/頂点部(apex)間の距離(HAS
)、視覚のいわゆる主線に沿って視界が低くされた際の目の収束のような個々の
影響力のあるパラメータの頻繁に生じる値が、あるいは追加分、前方傾斜、プリ
ズム等の関数として想定されてきた。これは、これまでの“個別化された”眼科
用レンズが、“仮想の平均的な眼鏡着用者”のために算定され、これら眼科用レ
ンズが、これらとは異なった影響力を有するパラメータが生じたときにもまた大
多数の需要を満たしていたことを意味しない。
【0007】 しかし、過去何年かの間に、個別化された眼科用レンズの算定及び製造が、安
い製造コストでも可能にされ得るように、プログレシブ領域の最適化率と製造技
術との両方で実質的な進歩が果たされてきた。 米国特許2、878、721号は、各処方に応じて非点収差効果を与えるプロ
グレシブ面を算定することを提案している。当然のなりゆきとして、プログレシ
ブ領域は、先行技術の文献に関連した、目に面する側の表面である。 独国特許DE−A−433、736号は、同様に、個別化されたプログレシブ
面を提案している。特に、このプログレシブ面は、量、軸方向の位置といった項
目で各処方データと適合された非点収差効果を有し得る。プログレシブ領域は、
フェース面即ち目に面する側の表面であり得る。
【0008】 業界誌DOZ8/96号のpp44乃至46ppもしくはNOJ11/97号
の18頁以降に公開された、導入部で引用された文献では、代わりの技術が、基
準プログレシブ面、即ち、“従来の基準グラフの格付け(grade)”内のプログ
レシブ面を始めとする(provision)によって個別化を果たすとして、提案され
ている。この個別化は、目に面する側の領域として個々に算定された非球面を有
するプログレシブ面を結合することによって果たされる。
【0009】 独国特許番号DE−A−19、701、312号は、最後の分析において、独
国特許番号DE−A−433、736号もしくは米国特許番号2、878、72
1号と同様の開示を反映している。 処方レンズ製造設備で、従来の方法でプログレシブ面を製造可能にするために
、目に面する側の領域は、プログレシブ面として形成される。球面もしくは非球
面が、領域の頂点部内の反射パワーが、通常用いられる基準グラフに関連すると
比較的“粗い”方法で格付けされているフェース領域として使用される。
【0010】 上述の引用された先行技術の文献によって公知の、全てのプログレシブ眼科用
レンズは、フェース面と目に面する側の表面との非常に特定された対が、所定の
“処方値”のために何度も使用されるという同じ特徴を有する。言い換えれば、
特別な遠視野効果が、フェース面及び目に面する側の表面の各表面パワー(surfa
ce power)値によって常に実現される。 本発明に係われば、個別化されたプログレシブ面が、一般の“基準グラフ”に
関連して比較的粗い方法で格付けされた球面もしくは非球面のフェース面と結合
されている場合は、個々の眼鏡着用者の個々の生理的な状況もしくは個々の使用
状況によって夫々生じる種々の需要を満たすことは不可能であることが判る。
【0011】 他方で、上述して引用された文献もしくは先行技術の文献によって公知のプロ
グレシブ眼科用レンズの多数の不利な点を克服するのに適した2つのプログレシ
ブ面の使用は、コンピュータ及び製造技術における当分野の現況によっても、高
価な支出をなお必要とする。
【0012】 本発明は、ただ1つのプログレシブ面が使用されているときにさえも各眼鏡着
用者の各々の生理的な需要に容易に適合し得、特定の眼鏡着用者の個々のデータ
に関連して夫々製造されるプログレシブ眼科用レンズを製造する方法を提供する
という課題に基づいている。 この問題に対する本発明の解決法は、特許請求項1に規定されている。以下に
参照されている請求項2の主題は、この発明の向上である。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、 特定の眼鏡着用者の個々のデータに関連して夫々に製造されるプログレシブ眼
科用レンズの製造方法であって、 眼科用レンズが、各適用のための認識される第1の距離における視界に適した
第1の基準ポイント(B)において第1の効果(D)を生じ、 この効果が、所定の値(追加分Add)だけ、各適用のための認識される第2の
距離の視界に適した第2の基準ポイントにおける第2の値(D)へと原則線(
principle line)に沿って変化するように、 表面頂点部(surface apex)で所定の表面パワー値(D)を有する第1の表
面と、 視界がより低くされているときに少なくともおおよその視覚の主線に従ったラ
イン(以下、原則線(principle line)と言及)に沿って変化する第2の表面パ
ワー(D)を有する非球面の第2の表面(規定表面)とを夫々具備し、 前記第2の表面は、眼の非点収差並びに/もしくは斜角の束(oblique bundle
s)の非点収差を部分的に任意で補正するための表面非点収差を与え得るプログ
レシブ眼科用レンズに関するものである。
【0014】 本発明は、以下の動作工程により改良される。
【0015】 最初に、眼科用レンズのブランクが、表面パワー値(D)の、特に比較的狭
い所定の格付け内の完成した第1の表面と共に形成される工程と、 個々のデータ、具体的には、少なくとも夫々に必要とされる第1の効果D
追加分Addあるいは、各眼科用レンズが使用を意図される眼鏡着用者の眼の非
点収差の軸の位置と値等を始めとし、更なるデザインデータに基づいて、所定の
表面パワー値Dを有する第1の表面は、選択され、第2の表面は、第1の基準
ポイントで必要とされるこの第2の表面の表面パワー値D21が、第1の表面の
夫々選択された表面パワーDに(即ち頂点部にのみ存在し得る)に応じて調節
されるように、算定され、かくして、同一の第1の効果と同一の追加分Addと
の、あるいは、眼の非点収差の同一の軸位置と値とのための各デザインデータの
関数として、少なくとも表面パワー値Dに対して互いに見分けられる、第1の
表面と、各ケースに個々に応じて算定される関連した第2の表面との種々の対が
果たされる工程とである。
【0016】 かくして、本発明は、通常は、フェース面と目に面する側の表面との間の単一
の対が特定の効果及び特別な“デザインの種類(design family)”のために提
供されるレンズ光学においてこれまで適用可能だった“基本ルール”とは異なる
。単一の対を廃止するという本発明のアプローチにより、プログレシブ面の最適
化における実質的により高い自由度が果たされ、かくして、眼科用眼鏡もしくは
レンズは、フェース面の曲げがただ1つ各効果のために選択されるレンズよりも
、各眼鏡着用者の所定の個別化された特性とよりよく適合される驚くべき方法に
よって、フェース面の比較的単純なデザインの場合でも、夫々に算定され得る。
【0017】 特に好ましいのは、第1の表面を、各角膜/頂点部間の距離の関数として選択
することである。
【0018】 頂点部における表面パワー値Dを有する第1の表面の選択に関して言及され
たデザインデータとして、各重み付け(weighting)の関数として以下の特徴に
更に言及することが可能である。 表面の特性、目の拡大、曲げ、まつげが表面にあたること、 幾何学的な特性、重さ、デザインの高さ、厚さ、フレームの形状、 光学特性、反射、結像品質、 しかし、フェース面の曲げの選択のために特に不可欠なパラメータは、角膜/
頂点部間の距離である。これは、この距離が、まつげがガラスにあたることと、
結像の品質との両方と、決定的な関連性を有するからである。
【0019】 更に、各眼鏡着用者の更なる個々のデータを、デザインデータと、付加的には
プログレシブ処方表面のデザインにおいて、考慮に入れることが可能である。
【0020】 これら更なる個々のデータを以下に示す。
【0021】 瞳孔分離 目の長さ 前方傾斜並びにチョンチョイダリティー(chonchoidality) 長さもしくは光屈折パワー非正視 垂直並びに/もしくは水平プリズム及びこれらの右/左分布 選択されたフレームのサイズ並びに/もしくは形状 中心の高さ 瞳孔間距離並びに/もしくはレンズの前方傾斜 特に、球面もしくは回転対称の非球面が、第1の表面として選択され得る。
【0022】 また、更に、この表面は、原則領域が異なってデザインされた第1の表面とし
て選択されることも可能である。また、第1の表面は、眼の非点収差並びに/も
しくは斜角の束を部分的もしくは全体的に補正するために適当な表面非点収差を
与えることが可能である。しかし、夫々異なった原則領域を有する第1の表面が
、眼の非点収差並びに/もしくは斜角の束の非点収差が補正されなくてはならな
いときに必ずしも選択される必要はないことが、はっきりと強調されている。ま
た、夫々異なった原則領域を有する表面が、任意の何らかの非点収差値とは全く
関係なく、選択され得る。
【0023】 特に、第1の表面は、外観的な理由から、垂直方向よりも水平方向により強い
曲げを有することができる。これは、特に、レンズが設けられる眼鏡フレームが
実質的に高さがあるというより幅を有する場合に都合がよい。 必ずしもそうである必要はないが、第1の表面がフェース面であると、特に好
ましい。かくして、凹面の製造のためのいわゆる処方レンズ製造プラント内に据
付けられる、これらのマシンは、個々のプログレシブ面の製造のために使用され
得る。
【0024】 頂点部における第1の表面の表面パワーDは、0dpt乃至15dptの範
囲から選択され得る。 プログレシブ面の算定は、眼鏡レンズ光学において一般的な方法によって実行
されることができ、ここでは、詳しく述べられる必要はない。特に、この算定は
、目的関数によって実行され得る。このように、最初の視力と、眼並びに/もし
くは結像の比較的上位の(higher order)不良の動きのためのモデルとが、処方
表面の算定において、考慮され得る。 更に、不同視(anisometropias)を、処方表面において、考慮することが可能
である。
【0025】 全体に取り付けられた第1の表面の頂点部における表面パワーが、粗い方法で
なく0.25dptのスケールで格付けされ、非常によい結果を更に与える0.
5dptの工程(step)の格付けを有することが特に好ましい。 プログレシブ処方表面を算定するために使用される最適化プログラムに個々の
データを入力するためには、表面のデザインだけでなく各眼鏡着用者の個々のデ
ータも、各フェース面と目に面する側の表面との選択のための所定のスケールで
格付けされることが特に好ましい。この格付けは、眼科の眼鏡技師がこれらの値
を測定し得ることを考慮して成される。この格付けの例を以下に示す。
【0026】 遠視と近視効果のため、0.125dpt 瞳孔の分離のため、0.5mm 眼の非点収差の値のため、0.125dpt 軸方向の位置のため、2.5° 前方傾斜/チョンチョダリティーのため、0.5° 目の回転の中心のスペーシングのため、0.5mm プリズムのため、0.125cm/m しかし、上述のスケールは、決して本発明を限定するものではないと、はっき
りと強調されなくてはならない。また、言うまでもなく、値の一部もしくは全て
の値だけでなく、他のスケールを使用することも可能である。 更に、夫々異なった適用のために特定の他の表面デザインを規定することが可
能である。これは、例えば、最適化の最初のポイントとされる最初の表面を規定
することによって果たされ得る。この適用例を以下に示す。
【0027】 標準(バランスが取れている) コンピュータモニターを使用する仕事場(好ましい平均距離) デスクでの作業(好ましい短距離) 運転(非対称的なデザイン、好ましい広範な距離) パイロット(底部及び上部での近視部分) スポーツ、特にクラブを使用する球技(好ましくは約1mまでの無限大) 時計屋(非常に短距離) 外科医(実質的に平均的な距離) 表面のデザインに関する上記の一覧は、決して最終的なものではなく、本発明
の範囲内で、ここでは挙げられていない多くの他のデザインを選択することも可
能であることが、はっきりと強調されなくてはならない。
【0028】 本発明の方法によって、個々の視野の位置及びサイズを、各処方に応じて決定
することが更に可能である。特に、個々の視野の位置及びサイズは、遠視及び近
視の患者のために夫々変えられ得る。 更なるデータが、処方表面の本発明の算定において、考慮され得る。 例えば、前記垂直方向のスペーシングと、光屈折パワーの機能的発展と、遠視
野及び近視野の基準ポイント間の認識される挿入の機能的な発展とが、生理的な
並びに/もしくは適用が限定された並びに/もしくはフレームが限定されている
等の特徴を考慮して、選択されることが可能である。更に、フレームの形状もま
た、デザインを考慮され得る。また、設計作業時の眼鏡着用者の姿勢と習慣的な
視野とを考慮することも可能である。
【0029】 好ましくはプログレシブ面である、目に面する側の表面は、厳密な意味で凹部
領域である必要はない。所定の状況下では、処方表面の表面パワー(並びに/も
しくはライン光屈折値)が、一個所で最低限0dptの値を想定するか、サイン
までをも変えると、想像され得る。 特に、0dpt値が到達されるかサインが変えられる位置が、原則線の近くに
配されることが可能である。 プログレシブ眼科用レンズを製造する本発明の方法は、個々の眼科用レンズの
各々が全工程(step)でその都度新たに算定される必要を有さない。更に、特定
のフェース面と目に面する側の表面との対を、様々の表面デザインと頻繁に生じ
る典型的な各使用者特有のデータとのためのデータベース内に記録することが可
能で、これらは、このデータベースから取り出されることができ、また、表面の
対と目に面する側の表面のデータとは、命令を受けて、比較的生じることの少な
い組合せのためだけに、算定される。
【0030】 このデータベースは、付加的に、互換性に関する経験的な情報を記録すること
ができ、これに基づいて、夫々用いられている最適化プログラムを考慮して想定
可能な様々の表面の組み合わせの中から、並びに/もしくは、様々の表面のデザ
インの中から選択が成される。言い換えれば、本発明の方法は、“自己学習”型
最適化方法(”self-learning” optimization method)によって実行され得る
【0031】 所定の比較的狭い格付けの表面パワー(D)を有する、完成された第1の表
面と共に形成される、眼科用レンズのブランクは、記録を保持されることが、ど
んな場合でも好ましい。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明は、一般的な本発明の提案に限定されることなく、図面を参照
し、典型的な実施形態を例にとって、説明される。この図面は、本文中には詳し
く説明されていない、本発明の詳細の開示に関連する範囲の内容を、他の全ての
点で、はっきりと示している。 4つの説明される実施形態では、プログレシブ表面は、一般的な適用の制限が
なく、目に面する側の表面である。フェース領域は、球面の原則断面を有する(
with spherical principle sections)球面もしくはトーリック面である。また
、言うまでもなく、非球面もしくは非トーリック面は、一般的にどちらも、フェ
ース面として使用することが可能である。これら4つの実施形態の全ては、これ
らが、遠視野内の基準ポイントにおいて1dptの球面の効果(使用時の平均値
)及び付加的な2dptの球面の効果を果たす、共通の態様を有する。これらに
おいて、非点収差のための処方は不可能である。言い換えれば、眼科用レンズの
処方で通常示される処方のためのデータは、4つの実施形態全てに対して同じで
ある。
【0033】 全ての図では、各表面の使用位置において、即ち、眼科用眼鏡即ちレンズが眼
前に位置されている状態で、横座標(X軸)が水平軸に、縦座標(Y軸)が垂直
軸に、対応している。 遠視野及び近視野内の基準ポイントが、対応する図2乃至5、図7乃至10、
図12内乃至15において各々の円で示され、交差部が、中心点で示されている
。これらの位置は、各図で見ることができる。更に、本発明に関連して規定もし
くは決定されている、原則線の向かう方向が、図に示されている。また、図2乃
至5、図7乃至10、図12内乃至15は、代表的な眼鏡フレームの形状、即ち
、縁取りされた眼科用レンズの形状を示す。いうまでもなく、他の形状もまた、
本発明の一般的な範囲内で使用され得る。示された形状は、円形のレンズブラン
クもしくは眼科用レンズの形状へのエッジの影響を説明するため、もしくは、フ
レーム内に実際に使用されているプログレシブ眼科用レンズの前記領域のための
個々の結像誤差の関連性(relevance)を説明するための非限定的な例である。
【0034】 図1、6、11、16は、各実施形態について座標の原点を中心に20mmの
半径を有する円の内の、目に面した側のプログレシブ領域の矢(sagitta)を示
す。矢は、表面頂点部の正接面からZ方向の、即ちこの表面に対して直角方向の
X座標並びにY座標(眼科用レンズの使用位置における水平軸もしくは垂直軸)
を有するポイントの距離を示すとして理解される。本発明に係わって選択される
算定及び説明の方法によれば、表面頂点部は、座標のデカルトシステムの座標の
原点内には必ずしも必要ではない。
【0035】 表の左の列の各々には、Yの値(―20乃至+20mm)が、入力され、最上
列には、左から2列目より、Xの値(−20乃至+20mm)が入力されている
。矢の表は、展示のために、2つの部分に分けられている。個々のポイントの矢
は、同様に、ミリメートルで示されている。座標の原点を中心として20mmの
半径を有する円の外のポイントでは、値0が、矢のために示されているが、これ
は、これらのポイントで、矢が値0を有することを意味しない。
【0036】 図2、7、12、17は、全実施形態におけるいわゆる中心の交差部の下4m
mのところに位置された座標の原点を中心として30mmの半径を有する円の範
囲内の非点収差の変差(variation)を示す。非点収差の偏りが、眼科用レンズ
及び眼によって作られるシステムの“残りの非点収差”であり、これは、アイソ
ライン0.25dptから始まる、いわゆるアイソライン(iso line)によって
示される。アイソラインは、円筒形の処方の量及び軸方向の位置の点から、非点
収差の変化を示し、選択された実施形態の任意の非点収差を目が有さない場合に
は0dptを示す。
【0037】 図3、8、13、18は、本発明のこれらの実施形態を使用する際の平均値に
対応しているアイソラインを示す。この使用時の平均値Dは、結像側の物距離以
下の挿入幅S’1及びS’2、即ち物体側の挿入幅Sの逆数値(reciprocal val
ue)の平均値である。
【0038】 D=0.5(S’1+S’2)・S は、アイソライン0.75dptから始まる、いわゆるアイソラインの形で同様
に示されている(遠視野内の基準ポイントで、本発明の実施形態は、使用時に1
dptの平均値を有する)。
【0039】 図4、5、9、10、14、15、19、20では、表面データのアイソライ
ン、即ち、表面の非点収差と平均表面パワーとは、対応して示されている。この
ような表面データを定義するために、前置きとして引用されている米国特許番号
2、878、721号を参照する。 4つの実施形態全てが同じ処方データ(遠視野内の基準ポイントにおける使用
時の平均値が1dpt、追加2dpt)を有するとしても、これらは、個々の使
用状況によって、互いに区別される。夫々使用されるフェース面のデータだけで
なく、これらの使用状況も、表に示されている。
【0040】
【表1】 この表において、 D1x=X方向におけるフェース領域の光屈折パワー(dpt) D1y=Y方向におけるフェース領域の光屈折パワー(dpt) n=ガラス材料の屈折率 d=眼科用レンズの中心部の厚さ(mm) DRP=厚さ減少プリズム(mm) PD=瞳孔分離(mm) HSA=角膜/頂点部間の距離(mm) 眼科用レンズの前方への傾斜の度合い 水平もしくは垂直断面に沿った、表面の(ライン)光屈折パワー(D1xもし
くはD1y)を定義するために、上述されて引用された米国特許番号2、878
、721号が参照される。更なるパラメータを定義するために、典型的には、眼
科光学のテキストブックが参照される。
【0041】 実施形態1、2は、これらのPD値が、例1では、標準的な表面の算定のため
に頻繁に使用される代表的な値として63mm、例2では、比較的高い値である
71mmであることによって、互いに区別される。また、前方への傾斜は互いに
異なる。しかし、HAS値が、2つの例で同じ(15mm)であるとき、同じフ
ェース面、即ち、4.55dptの光表面屈折力を有する球面が、2つの例で使
用される。 図1、6で示されるように、目に面する側の2つの領域の矢は、フェース面が
一致しているのにも関わらず、明確な違いを有する。表面データは、更に、対応
した違い、即ち表面の非点収差と光表面屈折力(図4、5並びに図9、10)と
を有する。また、データは、実際に、2つの眼科用レンズ(図7、8だけでなく
図2、3も参照)の使用位置(使用時の平均値及び残りの非点収差)において互
いに等しい。
【0042】 例3、4は、例1と区別される。これら例3,4は、前方傾斜だけでなく、(
主に)角膜/頂点部間の距離(HAS)の点で、一致したPD値63mmを共に
有する。例3、4では、この距離は、例1の15mmと異なり、10mmのみに
相当する。この比較的小さな角膜/頂点部間の距離によって、例3,4における
フェース面は、例1、2におけるフェース面より明らかに小さな曲げを有する。
例3では、3.41dptの光屈表面パワーを有する球面のフェース面が使用さ
れている。例4では、トーリックフェース面が使用され、これの水平断面は、同
様に3.41dptの(ライン)光屈折パワーを有し、垂直断面は、3.98d
ptの(ライン)光屈折パワーを有する。例4のトーリック面のデザインは、非
点収差の処方によって決定されるものではなく、単に、外観上の理由で選択され
る。実質的には望ましくない、トーリック面のデザインによって生じる非点収差
は、目に面する側のプログレシブ面の適当な構成によって補正される。従って、
例4のプログレシブ表面は、例1乃至3の値とは完全に異なった表面の非点収差
値を有する。これは、表面の非点収差値がフェース面の表面の“人為的に導入さ
れる”表面非点収差を補正するように働くからである。
【0043】 他の全ての点において、表面が詳しく開示及び説明されている4つの実施形態
の構成に関連する限り、図が参照される。 最後に、例4では外観的な理由により用いられているフェース領域の表面の、
非点収差と個々の使用状況とに関わらず、使用位置におけるアイソラインは、表
面値が部分的に明らかに互いに異なっていても、実際に異ならない。 上述された実施形態は、目に面する側のプログレシブ面の選択されるフェース
面及びデザインが本発明を決して限定しないと、説明され得る。つまり、これは
、所定の個々のパラメータもしくは選択されたフェース面の曲げのどちらにも、
影響を与えない。
【0044】 言うまでもなく、本発明の方法及び検討材料は、2つのプログレシブ表面並び
に/もしくは(付加的に)様々の屈折率を有する眼科用レンズの製造及び算定に
変えられ得る。 本発明では、フェース面が自由に選択できるので、どのような場合にも、プロ
グレシブ光学特性を有する眼科用レンズが、フェース面と、目に面する側の表面
との、先行技術に係わる精密な対に代わるように、果たされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施形態の矢を示す。
【図2】 図2は、非点偏差のアイソラインを示す。
【図3】 図3は、使用時の平均値のアイソラインを示す。
【図4】 図4は、表面の非点収差のアイソラインを示す。
【図5】 図5は、こうした実施形態の平均の表面パワーのアイソラインを示す。
【図6】 図6は、本発明の実施形態の矢を示す。
【図7】 図7は、非点偏差のアイソラインを示す。
【図8】 図8は、使用時の平均値のアイソラインを示す。
【図9】 図9は、表面の非点収差のアイソラインを示す。
【図10】 図10は、こうした実施形態の平均の表面パワーのアイソラインを示す。
【図11】 図11は、本発明の実施形態の矢を示す。
【図12】 図12は、非点偏差のアイソラインを示す。
【図13】 図13は、使用時の平均値のアイソラインを示す。
【図14】 図14は、表面の非点収差のアイソラインを示す。
【図15】 図15は、こうした実施形態の平均の表面パワーのアイソラインを示す。
【図16】 図16は、本発明の実施形態の矢を示す。
【図17】 図17は、非点偏差のアイソラインを示す。
【図18】 図18は、使用時の平均値のアイソラインを示す。
【図19】 図19は、表面の非点収差のアイソラインを示す。
【図20】 図20は、こうした実施形態の平均の表面パワーのアイソラインを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 100 21 047.3 (32)優先日 平成12年4月28日(2000.4.28) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ミュラー、ベルナー ドイツ連邦共和国、75443 エティスハイ ム、バルトシュトラーセ 17 (72)発明者 ブロージグ、ヨヘン ドイツ連邦共和国、82031 グリュンバル ト、ヒルテンベーク 9 (72)発明者 ハイマール、バルター ドイツ連邦共和国、80337 ミュンヘン、 タルキルヒナーシュトラーセ 78エー (72)発明者 プファイファー、ヘルベルト ドイツ連邦共和国、81247 ミュンヘン、 ゲオルク−ハーン−シュトラーセ 16 (72)発明者 アルトハイマー、ヘルムート ドイツ連邦共和国、87650 バイスバイル、 アン・デア・ハルデ 2 Fターム(参考) 2H006 BD03

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の眼鏡着用者の個々のデータに従って個々に製造される
    プログレシブ眼科用レンズの製造方法であって、 この眼科用レンズが、各適用のための認識される第1の距離における視界に適
    した第1の基準ポイント(B)において第1の効果(D)を生じさせ、 この効果が、所定の値(追加分Add)だけ、各適用のための認識される第2の
    距離の視界に適した第2の基準ポイントにおける第2の値(D)へと原則線に
    沿って変化するように、 視界が低くされるときに少なくともおおよその視覚の主線に従ったライン(以
    下、原則線と言う)に沿って変化する第2の表面パワー(D)を有する非球面
    の第2の表面(規定表面)と、 表面頂点部で所定の表面パワー値(D)を有する第1の表面とを夫々具備し
    、 前記第2の表面は、眼の非点収差並びに/もしくは斜角の束の非点収差を部分
    的に任意で補正するための表面非点収差を与え得る方法において、 最初に、眼科用レンズのブランクが、表面パワー値(D)の、規定された特
    に比較的狭い格付け内の完成した第1の表面を有して形成される工程と、 個々のデータ、具体的には、少なくとも夫々に必要とされる第1の効果D
    追加分Addあるいは、各眼科用レンズが使用を意図される眼鏡着用者の眼の非
    点収差の軸の位置と値等を始めとし、更なるデザインデータに基づいて、所定の
    表面パワー値Dを有する第1の表面は、選択され、第2の表面は、第1の基準
    ポイントで必要とされるこの第2の表面の表面パワー値D21が、第1の表面の
    夫々選択された表面パワーDに応じて調節されるように、算定され、かくして
    、同一の第1の効果と同一の追加分Addとの、あるいは、眼の非点収差の同一
    の軸位置と値とのための各デザインデータの関数として、少なくとも表面パワー
    値Dに対して互いに見分けられる、第1の表面と、各ケースに個々に応じて算
    定される関連した第2の表面との種々の対が果たされる工程との動作工程によっ
    て特徴付けられる方法。
  2. 【請求項2】 球面もしくは回転対称非球面が、第1の表面として選択され
    ることを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 表面は、原則領域が異なったデザインを有する第1の表面と
    して選択されることを特徴とする請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の表面は、眼の非点収差並びに/もしくは斜角の束
    の非点収差を部分的もしくは全体的に補うために適した表面の非点収差を与える
    ことを特徴とする請求項3の方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の表面は、フェース面であることを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれか1の方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の表面は、外観上の理由から、垂直方向よりも水平
    方向により強い曲げを有することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1の方
    法。
  7. 【請求項7】 頂点部における前記第1の表面の表面屈折力D1は、0dp
    tと15dptとの間の範囲内から選択されることを特徴とする請求項5もしく
    は6の方法。
  8. 【請求項8】 以下の特徴は、 表面の特性、目の拡大、曲げ、まつげが表面にあたること、 幾何学的な特性、重さ、デザインの高さ、厚さ、フレームの形状、 光学特性、反射、結像品質、 頂点部における表面屈折力Dを有する第1の表面の選択に関して言及されたデ
    ザインのデータとして、各重み付けの関数として考慮されることを特徴とする請
    求項1乃至7のいずれか1の方法。
  9. 【請求項9】 各眼鏡着用者の更なる個々のデータは、デザインのデータに
    おいて、付加的にはプログレシブ処方面の構成において、考慮されることを特徴
    とする請求項1乃至8のいずれか1の方法。
  10. 【請求項10】 前記更なる個々のデータは、 瞳孔分離 目の回転ポイントのスペーシング 角膜/頂点部間の距離 目の長さ 前方傾斜並びにチョンチョイダリティー 長さもしくは光屈折パワー非正視 垂直並びに/もしくは水平プリズム及びこれらの右/左分布 選択されたフレームのサイズ並びに/もしくは形状 中心の高さ 瞳孔間距離並びに/もしくはレンズの前方傾斜であることを特徴とする請求項
    9の方法。
  11. 【請求項11】 前記処方表面の算定においては、最初の視力、比較的上位
    の目の動き並びに/もしくは結像誤差のモデルが考慮されることを特徴とする請
    求項1乃至11のいずれか1の方法。
  12. 【請求項12】 前記処方表面の算定で、不同視が考慮されることを特徴と
    する請求項1乃至11のいずれか1の方法。
  13. 【請求項13】 全体に取り付けられた前記第1の表面の頂点部における光
    表面屈折力は、0.25dptの工程で格付けされることを特徴とする請求項1
    乃至12のいずれか1の方法。
  14. 【請求項14】 全体に取り付けられた前記第1の表面の頂点部における光
    表面屈折力は、0.5dptの工程で格付けされることを特徴とする請求項1乃
    至13のいずれか1の方法。
  15. 【請求項15】 表面のデザインと同様に、各眼鏡着用者の個々のデータは
    、各フェース面と目に面する側の表面との選択のための所定のラスターによって
    格付けされることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1の方法。
  16. 【請求項16】 前記ラスターは、 遠視と近視効果のため、0.125dpt 瞳孔の分離のため、0.5mm 眼の非点収差の値のため、0.125dpt 軸方向の位置のため、2.5° 前方傾斜/チョンチョダリティーのため、0.5° 目の回転の中心のスペーシングのため、0.5mm プリズムのため、0.125cm/m であることを特徴とする請求項15の方法。
  17. 【請求項17】 前記表面のデザインは、 標準(バランスが取れている) コンピュータモニターを使用する仕事場(好ましい平均距離) デスクでの作業(好ましい短距離) 運転(非対称的なデザイン、好ましい広範な距離) パイロット(底部及び上部での近視部分) スポーツ、特にクラブを使用する球技(好ましくは約1mまでの無限大) 時計屋(非常に短距離) 外科医(実質的に平均的な距離) 等の適用に特定されることを特徴とする請求項15もしくは16の方法。
  18. 【請求項18】 前記個々の視野の範囲の位置及びサイズは、処方に応じる
    ことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1の方法。
  19. 【請求項19】 前記個々の視野の範囲の位置及びサイズは、遠視であるか
    近視であるかによって異なることを特徴とする請求項18の方法。
  20. 【請求項20】 前記垂直方向のスペーシングと、光屈折パワーの機能的発
    展と、遠視野の基準ポイントと近視野の基準ポイントとの間の認識される挿入の
    機能的な発展とが、生理的な並びに/もしくは適用が限定された並びに/もしく
    はフレームが限定されている等の特徴を考慮して、選択されることを特徴とする
    請求項1乃至19のいずれか1の方法。
  21. 【請求項21】 前記処方表面の光表面屈折力は、少なくとも一箇所におい
    て0dptの値を有すると想定されることを特徴とする請求項1乃至20のいず
    れか1の方法。
  22. 【請求項22】 前記処方表面の表面屈折力は、サインを変えることを特徴
    とする請求項21の方法。
  23. 【請求項23】 0dptの値に到達されているかサインが変わる位置が、
    原則線の近くに位置されていることを特徴とする請求項21もしくは22の方法
  24. 【請求項24】 所定のフェース面と目に面する側の表面との、異なった表
    面のデザインのための対は、各典型的かつ頻繁に成される適用が特定されたデー
    タと共に、これらが取り出され得るデータベースに記録され、これら表面の対と
    、目に面する側の表面データとは、比較的生じることの少ない組合せのために、
    単純に算定されることを特徴とする請求項24の方法。
  25. 【請求項25】 互換性についての、付加的な経験的に決定される情報が、
    表面の組合せ並びに/もしくは表面の構成が、夫々用いられる最適化プログラム
    によって考えられる種々の表面の組合せから選択されるのに基づいて、データベ
    ースに記録されることを特徴とする請求項24の方法。
  26. 【請求項26】 前記光表面屈折力(D)の所定の比較的狭い格付け内の
    完成された第1の表面を有するように形成された眼科用レンズのブランクは、保
    存を維持されることを特徴とする請求項1乃至25のいずれか1の方法。
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