JP2003520779A - 局所用有機外部寄生虫駆除製剤 - Google Patents

局所用有機外部寄生虫駆除製剤

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、外部寄生虫駆除剤、好ましくはピレスロイドまたはスピノシン、(C 3-C6)分岐鎖アルキル(C10-C20)アルカノエート、好ましくはミリスチン酸イソプロピルである展着剤、および所望により有機溶媒系と適合性の混和剤を含む局所用外部寄生虫駆除製剤、ならびにそのような製剤を動物に局所的に適用することを含むある種の動物における外部寄生虫の侵入を抑える方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は局所用有機外部寄生虫駆除製剤に関する。外部寄生虫、例えばノミ、
クロバエ(blowfly)、シラミ、ダニ、およびダニは、畜産業(domesticated ani
mal industries)における生産性に重大な影響を及ぼし得る。さらに、そのよう
な寄生虫はペットや他のコンパニオンアニマルに病気や不快感をもたらす。外部
寄生虫は、動物に殺虫剤または殺虫剤混合物を局所適用することにより駆除され
る(control)ことが多い。通常、局所用外部寄生虫駆除剤は液体製剤で適用され
る。該製剤は、手持ちスプレーを用いるかまたはレース(race)中、またはバッ
ク-ラインスプレーもしくはポアオンとして、スポットオン(spot-on)適用、プ
ランジ(plunge)またはスプレーディッピング、噴射(jetting)により適用す
ることができる。
【0002】 局所用製剤に独特な問題は、適用部位からの移動が不充分だということである
。ヒツジ産業において、外部寄生虫に対する処置は、初期シーズンには、通常、
毛刈後24時間以内に、またはその後の毛が長いシーズンにはもっと少ない頻度で
行われる。特に初期シーズン処置において、局所製剤を動物の背部正中線または
背線に沿って適用するとき、現在利用可能な市販製剤の殺虫剤成分は適用部位か
らごくわずかしか移動しない。典型的には適用した殺虫剤の10%以下が最初の10
日間以内に適用部位から拡散する。すなわち、動物の皮膚および/または毛の広
範囲の領域は、致死下濃度の殺虫剤を受けるかも知れない。 これら領域は外部
寄生虫の有害な侵入を受けやすいままである。
【0003】 殺虫剤の移動が乏しいことにより駆除が不適切になることで、該産業では比較
的多量の殺虫剤を適用するのが一般的になっている。この慣例は、望ましくない
コストを生じ、ある動物製品(例えば、羊毛および羊毛副産物)における残留殺
虫剤の存在をもたらす。また、動物取扱者や動物を処置する農家の人々が望まず
不必要に殺虫剤に暴露する危険性も増大する。
【0004】 製剤中の殺虫剤をより少なくするために同じ殺虫効果をもたらすよりすぐれた
殺虫剤の移動性の研究において、近年溶媒ベースの製剤が注目されている。現在
まで、スポットオンまたはポアオン法を用いて適用する殺虫剤の展着(分散)を実
質的に増大する溶媒の確認にはほとんど成功していない。
【0005】 本発明は、動物に局所適用することができ、活性成分が処置動物の皮膚および
/または毛の表面に広がり、殺虫剤がより広範囲を覆うようにする利点を有する
殺虫製剤を提供する。したがって、これら製剤はより少量の殺虫剤で外部寄生虫
の大きな阻害または撲滅をもたらす。
【0006】 本発明の局所用外部寄生虫駆除製剤は、外部寄生虫駆除剤、展着剤、および所
望により混和剤を含む。より具体的には、本発明は、約0.1〜約25重量%の外部寄
生虫駆除剤、約25〜約99.9重量%の(C3-C6)分岐鎖アルキル(C10-C20)アルカノエ
ート展着剤、および所望により約70重量%までの、有機溶媒系と適合性の混和剤
を含む局所用外部寄生虫駆除製剤に関する。 本発明の局所用外部寄生虫駆除製剤の例には、外部寄生虫駆除剤がスピノシン
、またはその医薬的に許容される誘導体もしくは塩であるものがある。
【0007】 本発明は、小反芻動物またはコンパニオンアニマルにおける外部寄生虫侵入を
抑える方法であって、該動物の毛および/または皮膚に、約0.1〜約25重量%のス
ピノシン、またはその医薬的に許容される誘導体もしくは塩、約25〜99.9重量%
のミリスチン酸イソプロピル、および0〜約70重量%の、有機溶媒系に適合性の混
和剤を含む製剤を局所投与することを含む方法も含む。
【0008】 本発明は、パッケージング物質、および該パッケージング物質中に含まれる小
反芻動物またはコンパニオンアニマルにおける外部寄生虫侵入を抑えるための局
所用製剤を含む製品(ここで、該製剤は0.1〜約25重量%の外部寄生虫駆除剤、約
25〜約99.9重量%の(C3-C6)分岐鎖アルキル(C10-C20)アルカノエート展着剤、お
よび所望により約70重量%までの、有機溶媒系と適合性の混和剤を含む局所単位
用量の製剤を含み、該パッケージング物質は該動物に該用量を局所投与するため
の指示を含む挿入物またはラベルを含む)にも関する。
【0009】 この製品やキットは、コンパニオンアニマルがイヌやネコのときは特に適して
いる。該用量を投与するタイミングは一般に30日毎であろう。典型的には、各キ
ットは、数ヶ月間、外部寄生虫侵入を抑えるのに十分な数の用量を含む。
【0010】 さらに本発明は、本明細書の実施例のいずれかに実質的に記載の、スピノシン
またはその誘導体もしくは塩、および展着剤を含む、小反芻動物またはコンパニ
オンアニマルにおける外部寄生虫侵入を抑えるための局所用製剤を提供する。
【0011】 小反すう動物の例にはヒツジ、ヤギ、またはキャメリッド(camellid)がある。 用語「コンパニオンアニマル」には、イヌ、ネコ、ウマ、およびヒューマンア
ニマルボンドの部分としてヒトと密接に関連して所有され、維持されている他の
ペットが含まれる。
【0012】 本明細書で用いている用語「抑える(駆除する)(controlling)」は、感受性
動物における現在の侵入を軽減もしくは排除し、あるいは侵入を防ぐことを表す
【0013】 多くの殺虫剤は本発明の製剤に有用である。特に、(C3-C6)分岐鎖アルキル(C1 0 -C20)アルカノエートビークルに可溶性の、局所投与のために有用なあらゆる外
部寄生虫駆除化合物を、これら製剤の殺虫成分として組み込むことができる。典
型的には、該殺虫剤は、ダニ駆除(殺ダニ)剤、抗寄生虫剤、昆虫成長調節剤、
およびハエ、飛行害虫、および飼育動物にわずかの間だけとまる他の「一時的」
害虫を含む、広範囲の害虫種に対して作用する。
【0014】 有用なクラスの殺虫剤の例には、スピノシン、有機リン殺虫剤、有機塩素系殺
虫剤、カルバメート、およびピレスリンがある。特に有用な殺虫化合物には、テ
トラエチルピリホスフェート(TEPP)、エビンホス(mevinphos)、ジスルホトン
、アジンホスメチル、パラチオン、メチルパラチオン、クロルフェンビンホス、
シクロルボス(cichlorvos)、ジアジノン、ジメトエート、トリクロルフェン、
クロロチオン、マラチオン、ロンネル(ronnel)、アベート(abate)、ベイゴ
ン(baygon)、カルバリル(carbaryl)、モバム、テミク(temik)、ゼクトラ
ン、メトキシクロール、アルドリン、ジエルドリン、エンドリン、ヘプタクロー
ル、クロルダン、リンダン、ミレックス(mirex)、ニコチン、ロテノイド、ピ
レスラム、スピノシン、およびシペルメトリンを含む合成ピレスロイドがある。
【0015】 これら製剤に有用な好ましい殺虫剤はスピノシンまたはピレスドイド、例えば
シペルメトリンである。スピノシンが特に好ましい。
【0016】 スピノシン (A83453因子としても知られる)は、南アミーウォーム(southern
armyworm)およびLepidoptera目の他の昆虫、および綿アブラムシ(cotton aphi
d)およびHomoptera目の他のメンバーに対する活性を示す農業用殺虫剤である。
(例えば、米国特許第5,571,901号参照。)
【0017】 スピノシンはある種の外部寄生虫駆除活性を有することが知られていた。すな
わち、蚊の幼虫、クロバエ(black blowfly)の幼虫、およびDiptera目の昆虫の一
員である成サシバエに対するin vitro活性、およびモルモットおよびヒツジにお
けるクロバエ幼虫および成サシバエに対する一過性の全身作用を有する。これら
試験において、水性ポリビニルピロリドンまたはポリエチレングリコール中のス
ピノシンを投与した(米国特許第5,571,901号、col. 26-32参照)。
【0018】 スピノシンは、Saccharopolyspora spinosaの発酵により産生される天然のマ
クロライドである。発酵は、スピノシンAおよびスピノシンD(A83543AおよびA835
4Dとも呼ばれる)を含む多様な因子をもたらす。スピノシンAおよびスピノシンD
は、殺虫剤として最も活性がある2種のスピノシンである。主としてこれら2種
のスピノシンを含む農学産物は「スピノサド(spinosad)」と言う名前で市販され
ている。
【0019】 スピノシンAは、Saccharopolyspora spinosaの発酵ブロスから単離、同定され
た最初のスピノシンであった。続く発酵ブロスの実験では、S. spinosaが、スピ
ノシンA〜HおよびJと呼ばれる多くのスピノシンを産生することが示された。K〜
Wと称するさらなるスピノシンが種々のS. spinosa株から同定された。種々のス
ピノシンは、四環系および2N,3N,4N-(トリ-O-メチル)ラムノース基上の選ばれた
部位でホロサミン(forosamine)のアミノ基の置換パターンの違いにより特徴付け
られる。
【0020】 Boeckらは、米国特許第5,362,634号(1994年11月8日発行)、第5,496,932号(19
96年3月5日発行)、および第5,571,901号 (1996年11月5日発行)において、スピノ
シンA-HおよびJ(A83543因子A、B、C、D、E、F、G、H、およびJと呼ばれた)、お
よびその塩について記載した。Mynderseらは、米国特許第5,202,242号(1993年4
月13日発行)でスピノシンL-N(A83543因子L、MおよびN)、そのN-ジメチル誘導体
およびその塩について記載し、Turnerらは、米国特許第5,591,606号(1997年1月7
日発行)および第5,631,155号(1997年5月29日発行)においてスピノシンQ-T(A8354
3因子Q、R、SおよびTと呼ばれた)、そのN-ジメチル誘導体およびその塩について
記載した。スピノシンK、O、P、U、V、W、およびYは、例えば、Carl V. DeAmici
s, James E. Dripps, Chris J. Hatton、およびLaura I. Karr、American Chemi
cal Society's Symposium Series中: Phytochemicals for Pest Control, Chapt
er 11,「Physical and Biological Properties of Spinosyns: Novel Macrolide
Pest Control Agents from Fermentation」, 146-154頁(1997)に記載されてい
る。
【0021】 スピノシンは本発明製剤に有用な塩の形でも単離することができる。塩は塩製
造の標準的方法を用いて製造される。例えば、スピノシンAを適切な酸で中和し
て酸付加塩を形成することができる。典型的な適切な酸付加塩には、有機酸また
は無機酸、例えば硫酸、塩化水素酸、リン酸、酢酸、コハク酸、クエン酸、乳酸
、マレイン酸、フマル酸、コール酸、パモイン酸(pamoic acid)、粘液酸、グル
タミン酸、樟脳酸、グルタル酸、グリコール酸、フタル酸、酒石酸、ギ酸、ラウ
リン酸、ステアリン酸、サリチル酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、
ソルビン酸、ピクリン酸、安息香酸、シンナミン酸などの酸と反応させることに
より形成される塩が含まれる。
【0022】 本明細書で用いている用語「スピノシンまたはその誘導体」は、個々のスピノ
シン因子(スピノシン A、B、C、D、E、F、G、H、J、K、L、M、N、O、P、Q、R、S
、T、U、V、W、またはY)、1またはそれ以上のスピノシンのN-ジメチル誘導体も
しくは塩、またはその混合物を表す。好都合には、用いている用語「スピノシン
成分」は個々のスピノシンまたはその医薬的に許容される誘導体もしくは塩、ま
たはその混合物を表す。本明細書で用いている「スピノサド(Spinosad)」は、主
にスピノシンAおよびDからなる混合物を表す。
【0023】 スピノシンは優れたヒトおよび動物に対する安全性および毒性プロフィールを
有することが知られている。動物およびヒトに対する毒性が低いため、スピノシ
ンは環境にやさしい、「グリーン(green)」殺虫剤と考えられる。この「グリー
ン」プロフィールを維持するためにスピノシンを製剤化することが望ましい。
【0024】 最近、スピノシンはヒツジおよびコンパニオンアニマルの外部寄生虫を駆除ま
たは除くのに有用であることがわかってきた。すなわち、安定性が増大した低毒
性のスピノシンを製剤化することは、外部寄生虫およびそのような寄生虫がしば
しば保持する病気と戦うための有用性を秘めている。 さらに、本製剤は、(C3-C6)分岐鎖アルキル(C10-C20)アルカノエートを含む。
この成分は展着剤として作用する有機溶媒である。展着剤は、時間がたつににつ
れて、動物の毛および/または皮膚表面領域の活性成分の展着を増大し、その分
布が実質的に均等化するのを助ける。展着剤溶媒系は安全、無毒性で環境にやさ
しく、非炎症性でなければならない。
【0025】 (C3-C6)分岐鎖アルキル(C10-C20)アルカノエートの分岐鎖アルキル部分には、
C3-C6アルキル基のすべての分岐鎖異性体が含まれる。例には、イソプロピル、
イソブチル、イソペンチル、およびイソヘキシルがある。(C10-C20)アルカノエ
ート部分には、限定されるものではないが、デカノエート(C10)、ヘンデカノエ
ート(C11)、ドデカノエート(C12)、トリデカノエート(C13)、テトラデカノエー
ト(C14)、ペンタデカノエート(C15)、ヘキサデカノエート(C16)、ヘプタデカノ
エート(C17)、オクタデカノエート(C18)、およびエイコサノエート(C20)を含む
すべてのC10-C20脂肪アルカノエート基が含まれる。好ましい展着剤は、(C3-C6)
分岐鎖アルキル(C12-C16)アルカノエートである。これら溶媒の、C3-分岐鎖アル
キル-C14アルカノエートが特に有用である。好ましい展着剤はミリスチン酸イソ
プロピル(IPM)である。
【0026】 該製剤は所望により混和剤を含むことができる。混和剤は活性成分の可溶化を
たすけ、有機溶媒系と適合性でなければならない。用語「有機溶媒系と適合性」
は、混和剤を(C3-C6)分岐鎖アルキル(C10-C20)アルカノエート成分と混合したと
き2以上の相を形成しないことを意味する。
【0027】 一般に、これら製剤に用いるのに適切な混和剤は(C1-C3O)有機酸である。典型
的には、そのような有機酸は直鎖飽和脂肪酸であるが、低分子有機酸、例えばギ
酸、酢酸、プロピオン酸および安息香酸でもあり得る。
【0028】 混和剤の選択は、製剤中の殺虫剤によって異なるであろう。殺虫剤成分がスピ
ノシンであるとき、適切な混和剤の例には、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、
吉草酸、カプロン酸、安息香酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプ
リン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシ
ル酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、アラキドン酸
、ベヘン酸、リンゴセリン酸、セロチン酸、モンタン酸、トリアコンタン酸、プ
シリン酸、およびセロプラスン酸がある。他の有用な混和剤は、(C1-C30)アルキ
ル硫酸、(C1-C30)アルキルリン酸、および(C1-C30)アルキルスルホン酸である。
【0029】 ミリスチン酸イソプロピルに可溶化したスピノシンを含む製剤において、例え
ばオレイン酸は、スピノシンの可溶化を助け(すなわち、比較的高濃度の活性成
分を含む溶媒溶液を形成させる)、ミリスチン酸イソプロピル成分と適合性であ
るため、特に有用な混和剤である。
【0030】 (C1-C30)有機酸以外の化合物も、本発明製剤において有用な混和剤であり得る
。一般的に、これら製剤に有用な混和化合物は、1)選択した有機溶媒成分と適合
性であり、2)製剤の展着特性を実質的に変化させずに活性成分を可溶化する。
【0031】 殺虫剤がスピノシンであり、スピノシン成分がスピノシンDまたはスピノサド
(すなわち、スピノシンAおよびDの混合物)であるときは、混和剤がスピノシン
Dを十分可溶化することができることが特に重要である。テクニカルグレードの
スピノサドにおいて、因子Dは、一般的にスピノサド含有製剤を製造するときに
可溶性の問題を生じる因子である。本発明のスピノサド含有外部寄生虫駆除製剤
に有用な混和剤の例には、限定されるものではないが、ベンジルアルコール、エ
チレングリコールフェニルエーテル、D-リモネン、N-メチル-2-ピロリジノン、
ならびにメチル化大豆油および大豆油メチルエステル、例えばSOYGOLD 1000 (AG Environmental Products LLC)が含まれる。
【0032】 本製剤は、所望により他の成分、例えば抗酸化剤、UV吸収化合物または光安定
化剤、粘性修飾剤、抗菌剤、染料、香料、脱臭剤、ならびに生理学的または皮膚
科的に許容される担体、希釈剤、賦形剤、もしくはアジュバントも含み得る。
【0033】 例えば、製剤成分の酸化および続いて起こる分解作用を遅らせるのに有効な量
の1またはそれ以上の抗酸化剤を製剤に加えることができる。潜在的に有用な抗
酸化剤には、ラジカルスカベンジャー、例えばヒンダード(立体障害の大きい)
フェノール(phenolic)および第二アミンである第一抗酸化剤、および第二抗酸
化剤、例えばパーオキシド分解物質として機能するホスファイトおよびチオエス
テルが含まれる。これら製剤に用いる好ましい抗酸化剤は、フェノールおよびホ
スファイト抗酸化剤組成物の特定の混合物を含む第一および第二抗酸化剤の混合
物である。
【0034】 第一および第二抗酸化剤の相乗的混合物を含む抗酸化製剤を含むポリマー安定
化用に設計された多くの市販の抗酸化剤製品がある。本発明製剤に有用な市販の
抗酸化剤の例には、Irganox(登録商標)抗酸化剤(Ciba Geigyから入手可能)、V
anox(登録商標)抗酸化剤(R. T. Vanderbiltから入手可能)、およびNaugard(登
録商標)抗酸化剤(Uniroyal Chemicalsから入手可能)が含まれる。
【0035】 製剤が抗菌成分を含むとき、抗菌成分は製剤中の微生物の増殖を抑制するのに
有効な量で存在すべきである。
【0036】 一般に、本発明製剤は、適切に混合または攪拌しながら成分を混合することに
より製造することができる。例えば、有用なスピノサド製剤は最終濃度2mg/mLの
スピノサドを有するものである。そのような製剤の一つは、99.1重量%IPM、0.6
重量%オレイン酸、および0.3重量%スピノサド テクニカル(89%活性成分)を含む
ように製造される。この製剤は、適切な量のスピノサドを混合または攪拌しなが
らIPM溶媒に加え、IPM/スピノサド混合物にオレイン酸を混合し、スピノサドが
完全に可溶化して最終製剤製品を形成するまで混合または攪拌を続けることによ
り製造される。所望によりさらなる工程において、最終製剤をろ過してあらゆる
不純物または異質物質を除去する。
【0037】 本発明製剤は動物に局所的に適用される。局所的駆除プロトコールには、スポ
ットオンまたはポアオン処置が含まれ、ここで、該製剤は動物の目立たない皮膚
および/または毛の表面領域上に直接置かれ、該動物の皮膚または毛の表面領域
の残りの部分に広がる。一般的に、スポットオンまたはポアオンプロトコールは
、最初に製剤を動物の背部正中線(例えば頭、首、肩、もしくは腰)上に置くこ
とが含まれる。典型的には、動物の全表面面積の10%以下を構成する背部正中線
表面領域に配置する。例えば、典型的なポアオン処置プロトコールには、き甲か
ら尾もしくは臀部までの動物の背線に沿って、約4〜約50mLの液体外部寄生虫駆
除製剤を狭く細長く適用することが含まれる。
【0038】 動物の全表面に存在する外部寄生虫、例えばシラミを駆除するためのスポット
オンまたはポアオン処置については、外部寄生虫駆除活性成分を、背線の狭く細
長い部分から動物の全表面を被うまで展着させなければならない。本製剤はこの
好都合な展着効果を有する。もちろん、該製剤は動物の表面面積の10%以上を構
成する皮膚領域に適用することができるが、そのような適用はこれら製剤が提供
する利点を制限する。これら製剤の別の利点は、広い外部寄生虫駆除範囲をもた
らし、2週毎以上または多くとも2週毎にしか適用する必要がない。
【0039】 実施例1 種々の溶媒系に対する湿潤試験 有用な展着剤である有機溶媒を決定するため、少なくとも1重量%のスピノサド
を可溶化することができる溶媒系を、角度約45度のなめしたウサギの毛皮に約1m
Lの溶媒系(活性成分を含まずに溶媒をスクリーニングした)を滴下して湿潤させ
た毛についてスクリーニングした。ウサギの毛を湿潤させ、毛を湿潤させるまえ
に流れ落ちなかった溶媒系をスクリーニング合格とみなした。表Iに、選択した
有機溶媒の、ウサギの毛を湿潤させる能力を示す。
【0040】表I.なめしたうさぎの毛皮におけるウサギの毛を湿潤させるための溶媒および
水性界面活性剤系の能力 有機溶媒 よく湿潤 湿潤せず ミリスチン酸イソプロピル トリアセチン ラウリン酸メチル N-メチルピロリドン ジプロピレングリコールメチルエーテル プロピレングリコール 乳酸ブチル カプリン酸メチル オレイン酸メチル オクタン酸 リモネン ヘキサノール オレイン酸エチル 表Iに示すように、ジプロピレングリコールメチルエーテルは水混和性であり
、毛をあまり湿潤させなかったが、水非混和性、非極性溶媒は一般的によく湿潤
させる。
【0041】 実施例2製剤展着試験 種々の溶媒の、活性成分の展着をたすける能力を決定するためさらに試験を行
った。 国際特許出願WO 9524219は、羊毛油脂分画(F1)が、有機溶媒展着剤に比べてヒ
ツジにおいてピレスロイド殺虫剤の優れた展着をもたらすことを開示している。
F1羊毛油脂分画および種々の有機溶媒を含む製剤の展着特性を比較する試験を行
った。F1羊毛油脂分画およびある範囲の試験賦形剤を用いて適用した14C-標識ゼ
ータ-シペルメトリン(zeta-cypermethrin)のヒツジの背部正中線からの拡散量お
よび速度を測定した。100μCi[14C]ゼータ-シペルメトリンを加えた10mg/mLのゼ
ータ-シペルメトリンを含む製剤4種類を下記ビークルを用いて製造した:羊毛
油脂分画F1、ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸オクチル、およびグリセ
リルトリカプリレート/カプレート。各製剤を、用量1mL/5kg体重でヒツジ3頭
の背線に適用した。背線から各ヒツジの側面に2、7.5、および15cm降ろして引い
た経度線に沿って無作為に選んだ3つの12 x 12mm角から処理後1、2、4、8、11
、および14日目に羊毛を回収し、プールした。刈り取った領域は綿棒でぬぐった
。処置後第14日に、適用部位の羊毛を回収し、背部および腎周囲の脂肪試料を回
収した。各試料中のゼータ-シペルメトリンの量を液体シンチレーションカウン
ターで測定した。
【0042】 得られた測定値の大部分について、ミリスチン酸イソプロピルはゼータ-シペ
ルメトリンの最も良好な展着をもたらし、羊毛油脂分画F1は最も少ない展着しか
生じなかった。ビークルがF1羊毛油脂分画であるとき、2-cm経度線のみにおいて
、最初の適用後時間がたつにつれてゼータ-シペルメトリン濃度の増加を示した
。ビークルがミリスチン酸イソプロピルであるとき、すべての経度線で測定した
ゼータ-シペルメトリン量は投与後時間とともに増加した。ステアリン酸オクチ
ルおよびグリセリルトリカプリレート/カプレートは、IPM製剤により得られる
展着ほど大きくなかったが、適度の展着を示した。組織への残留は、最も高い残
留レベルをもたらすと思われるグリセリルトリカプリレート/カプレートを除き
製剤間で同様であった。
【0043】 F1が比較的不充分な展着剤であることがわかった2週間後、ステアリン酸オク
チルおよびグリセリルトリカプリレート/カプレートは良好な展着特性をもたら
し、ミリスチン酸イソプロピルはゼータ-シペルメトリンの最も良好な展着をも
たらした。
【0044】 実施例3 羊毛油脂およびIPM製剤の外部寄生虫駆除効果試験 ヒツジのシラミに対するF1羊毛油脂分画を用いたスピノサド製剤とミリスチン
酸イソプロピルを用いたものの効果を比較する試験を行った。2mg/mLおよび10mg
/mLのスピノサドを含む2つのF1製剤と、ミリスチン酸イソプロピル中に2mg/mL
のスピノサドを含む1製剤を以下のごとく製造した: a) F1製剤(2mg/mL) 81.11% F1 18.62% 溶媒 (50/50 石油エーテル/アセトン) 0.27% スピノサド テクニカル(89%活性) 100% (w/w) 製剤密度 = 0.84g/mL b) Fl製剤 (10mg/mL) 80.26% F1 18.42% 溶媒 (50/50 石油エーテル/アセトン) 1.32% スピノサド テクニカル(89%活性) 100% 製剤密度 = 0.84g/mL c) IPM製剤 (2mg/mL) 99.123% IPM 0.613% オレイン酸 0.264% スピノサド テクニカル(89%活性) 100% 製剤密度 = 0.85g/mL
【0045】 各製剤を毛刈り直後にポアオン外用剤としてヒツジに投与した。スピノサド/F
1製剤は0 (すなわち、ビークルのみ)、0.4、および2mg/kgの用量で試験し、スピ
ノサド/IPM製剤は0.4mg/kgの用量で試験した。スピノサド/Flの2mg/kg用量を10m
g/mL製剤を用いて試験し、0.4mg/kg用量を2mg/mL製剤を用いて投与した。ヒツジ
の、頭と首を含む動物全部の部位でシラミの算定を行った。シラミの算定は、処
置前と以降8週間は毎週またはほぼ毎週行った。この試験の結果を表IIに要約す
る。
【0046】 表II: ヒツジのシラミ算定数(平均)によるF1およびIPM製剤中のスピノサドの
外部寄生虫駆除効果の比較
【0047】 表IIに示す通り、用量0.4 mg/kgのIPM中のスピノサドは、0.4 mg/kgのF1中の
スピノサドよりシラミ駆除に優れており、2 mg/kgのF1中のスピノサドの効果と
ほぼ同等であった。IPM中のスピノサドは、頭と首のシラミの駆除を含むヒツジ
のシラミの顕著な駆除をもたらし、IPMが背部正中線から頭、首、および他の体
表面領域へのスピノサドの展着を増強することを示した。
【0048】 実施例4 ヒツジのシラミに対する種々の有機溶媒中のスピノサドの効果 さらにヒツジのシラミに対する効果試験において、有機溶媒混合物を含む他の
有機溶媒系の効果に対する展着剤としてのIPMの効果を比較した。試験した製剤
は、以下の組成であった: a)IPM製剤 99.12% IPM 0.61% オレイン酸 0.27% スピノサド テクニカル(89%活性) b) OP/IPM製剤 79.78% パルミチン酸オクチル (OP) 19.95% IPM 0.27% スピノサド テクニカル(89%活性) c) GTCC/OP製剤 79.78% グリセリルトリカプリレート/カプレート(GTCC) 19.95% パルミチン酸オクチル 0.27% スピノサド テクニカル(89%活性) d) GTCC/IPM/CAP製剤 69.81% グリセリルトリカプリレート/カプレート 14.96% IPM 14.96% セテアリールオクタノエート (CAP) 0.27% スピノサド テクニカル(89%活性) e) OP/IPM/OSU製剤 69.81 % パルミチン酸オクチル 14.96% IPM 14.96% コハク酸ジオクチル (OSU) 0.27% スピノサド テクニカル(89%活性) f) TPM/LWG/GTCC製剤 59.84% トリプロピレングリコール メチルエーテル (TPM) 19.95% 液体羊毛油脂 (LWG) 19.95% グリセリルトリカプリレート/カプレート 0.27% スピノサド テクニカル(89%活性) g) TPM/OSU製剤 79.78% トリプロピレングリコール メチルエーテル 19.95% コハク酸ジオクチル 0.27% スピノサド テクニカル(89%活性) ヒツジの頭と首を含む動物全体の部位でシラミの算定を行った。これらシラミ
の算定は処置前と以後12週間毎週またはほぼ毎週行った。この試験結果を表III
に示す。
【0049】 表III:ヒツジのシラミに対する有機溶媒製剤中のスピノサドの効果
【0050】 表IIIに示すように、IPM単独中のスピノサドが試験した7製剤中で最も有効な
処置であった。展着試験結果と野外効果実験結果の間には強い相関が見られる。
IPM中のスピノサド製剤は優れた展着特性を有し、ヒツジの外部寄生虫侵入に対
する顕著な長期保護および阻害効果を示した。
【0051】 実施例5-11に種々の本発明製剤を例示する。 実施例5: スピノサド/IPM/酢酸製剤 5.65% スピノサド (88.5%活性) 3%酢酸 91.35%IPM
【0052】 実施例6: スピノサド/IPM/オクタン酸製剤 5.65% スピノサド (88.5%活性) 7.5% オクタン酸 86.85% IPM
【0053】 実施例7: スピノサド/IPM/ラウリン酸製剤 5.65% スピノサド (88.5%活性) 10.15% ラウリン酸 84.2% IPM
【0054】 実施例8: スピノサド/IPM/オレイン酸製剤 5.65% スピノサド (88.5%活性) 16.5% オレイン酸 77.85% IPM
【0055】 実施例9: スピノサド/IPM/安息香酸製剤 5.65% スピノサド (88.5%活性) 3.76% 安息香酸 90.59% IPM
【0056】 実施例10: スピノサド/IPM/NMP製剤 5.65% スピノサド (88.5%活性) 40.0% 1-メチル-2-ピロリジノン (NMP) 54.35% IPM
【0057】 実施例11: ゼータ-シペルメトリン/IPM製剤 1.18% ゼータ-シペルメトリン (84.7%活性) 98.82% IPM
【0058】 実施例5-10の製剤は、適切な容器中でスピノサドを計量し、IPMを加え、攪拌
してスラリーとし、次いで最終成分を加えて溶液が透明になるまで攪拌すること
により製造することができる。 実施例11の製剤を製造するには、ゼータ-シペル
メトリンは、有機溶媒相と適切に混合するために穏やかに加熱(約40-50℃)す
ることが必要な油状の液体である。冷却しても相の分離は明らかでない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/08 A61K 47/08 47/10 47/10 47/12 47/12 47/22 47/22 47/46 47/46 A61P 33/00 171 A61P 33/00 171 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ポール・トーマス・ピュー アメリカ合衆国46148インディアナ州ナイ ツタウン、サウス・ミル・ロード8312番 (72)発明者 ウィリアム・ウェブスター・トンプソン アメリカ合衆国46226インディアナ州イン ディアナポリス、オーバーブルック・サー クル5521番 Fターム(参考) 4C076 BB34 BB37 CC34 DD34 DD37 DD39 DD41 DD45 DD60 EE58 FF34 4C084 AA17 AA18 AA27 MA02 MA05 MA63 NA05 ZB352 ZB371 ZB372 ZC611 ZC612 4C086 AA02 EA11 MA02 MA03 MA05 MA08 MA09 MA63 NA05 ZB35 ZB37 ZC61 4C206 AA02 DB11 DB54 KA01 MA02 MA03 MA05 MA17 MA83 NA05 ZB35 ZB37 ZC61

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 約0.1〜約25重量%の外部寄生虫駆除剤(殺外部寄生虫剤)、
    約25〜約99.9重量%の(C3-C6)分岐鎖アルキル(C10-C20)アルカノエート展着剤、
    および所望により約70重量%までの有機溶媒系と適合性の混和剤を含む局所用外
    部寄生虫駆除製剤。
  2. 【請求項2】 展着剤が(C3-C6)分岐鎖アルキル(C12-C16)アルカノエートで
    ある請求項1記載の製剤。
  3. 【請求項3】 (C3-C6)分岐鎖アルキル(C10-C20)アルカノエートがミリスチ
    ン酸イソプロピルである請求項2記載の製剤。
  4. 【請求項4】 外部寄生虫駆除剤がスピノシン、またはその医薬的に許容さ
    れる誘導体もしくは塩である請求項1、2、または3のいずれかに記載の製剤。
  5. 【請求項5】 外部寄生虫駆除剤がシペルピレスリン(cyperpyrethrin)で
    ある請求項1、2、または3のいずれかに記載の製剤。
  6. 【請求項6】 さらに、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、安息香酸、酪酸、吉草
    酸、カプロン酸、安息香酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン
    酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸
    、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、アラキドン酸、ベ
    ヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸、トリアコンタン酸、プシリ
    ン酸、またはセロプラスチン酸から選ばれる混和剤を含む請求項1、2、3、4
    、または5のいずれかに記載の製剤。
  7. 【請求項7】 さらに、ベンジルアルコール、エチレングリコールフェニル
    エーテル、D-リモネン、N-メチル-2-ピロリジノン、メチル化大豆油、および大
    豆油メチルエステルから選ばれる混和剤を含む請求項1、2、3、4、または5
    のいずれかに記載の製剤。
  8. 【請求項8】 さらに有効量の抗菌剤を含む請求項1、2、3、4、5、6
    、または7のいずれかに記載の製剤。
  9. 【請求項9】 パッケージング物質、および該パッケージング物質内に含ま
    れる、小反芻動物またはコンパニオンアニマルの外部寄生虫侵入を抑えるための
    局所用製剤を含む製品(ここで、該製剤は請求項1、2、3、4、5、6、7、
    または8のいずれかに記載の製剤の局所単位用量を含み、該パッケージング物質
    は該動物に該用量を局所投与するための指示を含むパッケージ挿入物またはラベ
    ルを含む)。
  10. 【請求項10】 小反芻動物またはコンパニオンアニマルの外部寄生虫侵入
    を抑える方法であって、該動物の毛および/または皮膚に請求項1、2、3、4
    、5、6、7、または8のいずれかに記載の製剤を局所適用することを含む方法
  11. 【請求項11】 該製剤をスポットオン(spot-on)プロトコールを用いて適
    用する請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 該製剤をポア(pour-on)プロトコールを用いて適用する請
    求項10記載の方法。
  13. 【請求項13】 本明細書の実施例のいずれかに実質的に記載の、約0.1〜
    約25重量%の外部寄生虫駆除剤、約25〜約99.9重量%の(C3-C6)分岐鎖アルキル(C1 0 -C20)アルカノエート展着剤、および所望により約70重量%の、有機溶媒系と適
    合性の混和剤を含む局所用外部寄生虫駆除製剤。
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